JP3896239B2 - 成膜方法及び成膜装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハ等の基板上に2層以上からなる絶縁膜を形成し、これら絶縁膜に溝または孔を形成し、これら溝または孔に導電性の配線材料を埋めこみ配線または接続プラグを形成する成膜方法及び成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超LSIの高集積化に伴い、半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」と呼ぶ。)上に形成される配線の微細化および層間絶縁膜の平坦化は重要である。配線の微細化および層間絶縁膜の平坦化を実現する技術としては、ダマシン法と称される配線技術が知られている。
【0003】
ダマシン法は、層間絶縁膜に所定の溝を予め形成し、スパッタ法やCVD法により溝内部にAlやCu等の導電性の配線材料を埋めこみ、CMP(chemical mechanical polishing)技術などにより溝外に堆積した配線材料を除去することにより配線を形成する技術である。ダマシン法のひとつとしてのデュアルダマシン法と称される配線技術では、層間絶縁膜に予め形成された接続孔及び配線用溝の両者を同時に配線材料で埋めこみ、接続プラグと配線とを同時に形成する技術である。
【0004】
例えば、特開平10−284600号には、デュアルダマシン法を利用して半導体素子を製造する場合、半導体素子の高速化を目的に、配線間の層間絶縁膜として、無機絶縁膜と有機系低誘電率膜との積層膜を利用する技術が記載されている。このような層間絶縁膜に用いられる無機絶縁膜は、一般にプラズマCVD法により形成され、有機絶縁膜はスピンコートにより形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように無機絶縁膜をCVD法、有機絶縁膜をスピンコートによって成膜すると、CVD装置とスピンコートによる塗布装置という構造が全く異なる装置がそれぞれ必要となり、装置コストが増大する、という問題がある。
【0006】
本発明は、ダマシン工程を用いて絶縁膜中に導電層を製造する方法において、装置コストの低い成膜方法及び成膜装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明の成膜方法は、(a)基板上に有機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し有機絶縁膜を形成する工程と、(b)前記有機絶縁膜が形成された基板を加熱処理する工程と、(c)前記加熱処理された基板を、前記工程(b)の加熱温度より高い温度で、かつ、低酸素化雰囲気中で加熱処理する工程と、(d)前記低酸素化雰囲気中で加熱処理された基板を、前記工程(c)の加熱温度より高い温度で、かつ、低酸素化雰囲気中でキュアする工程と、(e)前記キュアされた基板を冷却する工程と、(f)前記冷却された基板の前記有機絶縁膜上に無機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し無機絶縁膜を形成する工程と、(g)前記無機絶縁膜が形成された基板をエージング処理し、基板上の前記無機絶縁膜材料をゲル化する工程と、(h)前記ゲル化された無機絶縁膜上にエクスチェンジ用溶液をスピンコートにより塗布し、前記ゲル化された無機絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換える工程と、(i)前記置換処理された基板を加熱処理する工程と、(j)前記工程(i)の後、前記工程(c)〜(e)を行う工程と、(k)前記工程(j)の後、前記有機絶縁膜および前記無機絶縁膜をフォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、凹部を形成する工程と、(l)前記凹部に導電材料を埋めこみ、導電層を形成する工程とを具備し、前記工程(a)〜(j)は、同一の成膜装置内で行われることを特徴とする。
【0008】
本発明のこのような構成によれば、ダマシン工程を経て、有機絶縁膜と無機絶縁膜の積層膜中に配線や接続プラグといった導電層を形成する場合において、有機絶縁膜及び無機絶縁膜をともにスピンコートを用いて製造するので、CVD装置といった装置が不要となり、製造装置コストを大幅に削減することができる。また、低誘電率特性が良好で有機絶縁膜と無機絶縁膜との密着性がよい絶縁膜を形成することができる。
【0011】
本発明の成膜装置は、基板上に有機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し有機絶縁膜を形成する第1の塗布装置と、前記塗布された有機絶縁膜材料上に無機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し無機絶縁膜を形成する第2の塗布装置と、前記塗布された無機絶縁膜をゲル化するエージング処理装置と、前記エージング処理装置で処理された基板にエクスチェンジ用薬液を供給し、前記ゲル化された無機絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換えるエクスチェンジ用薬液塗布処理装置と、基板を加熱処理する加熱処理装置と、低酸素化雰囲気中で基板を加熱処理する低酸素加熱処理装置と、低酸素化雰囲気中で基板を加熱処理し、その後、基板を冷却処理する低酸素キュア・冷却処理装置と、基板を冷却処理する冷却処理装置と、を具備することを特徴とする。
【0012】
本発明のこのような構成によれば、有機絶縁膜の成膜、無機絶縁膜の成膜、レジスト塗布をスピンコートを用いて行うので、これらの製造を同一の装置内で行うことができる。また、CVD装置といった装置が不要であるため、製造装置コストを大幅に削減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
本実施系形態は、デュアルダマシン工程を経て製造される図6(e)に示す構造の半導体素子の製造方法を例にあげて説明する。
【0015】
図6(e)に示すように、半導体素子200は、半導体ウェハW(以下ウェハW)上に下層配線201が配置され、この下層配線201上には、有機絶縁膜202a、無機絶縁膜203a、有機絶縁膜204a、無機絶縁膜205aとの積層膜からなる層間絶縁膜が形成されている。層間絶縁膜には、導電材料としての例えば銅からなる配線207bと、下層配線201と配線207bとを接続するための銅からなる接続プラグ207aとが形成されている。更に、層間絶縁膜と、配線207b及び接続プラグ207aとの間には、銅が層間絶縁膜中に拡散することを防止するために、側壁保護用として例えばチタンナイトライド206が形成されている。
【0016】
有機絶縁膜202a及び204aには、誘電率が3以下の低誘電率特性の有機絶縁膜を用いることができ、例えばPAE−2(shumacher社製)、HSG−R7(Hitachi Chemical社製)、FLARE(Aplied Signal社製)、BCB(Dow Chemical社製)、SILK(Dow Chemical社製)、Speed Film(W.L.Gore社製)などの有機ポリマーを用いることができる。本実施形態においては、SILK(ダウケミカル社製)を用いた。また、本実施形態においては、無機絶縁膜203aには窒化珪素膜、無機絶縁膜205aには酸化ケイ素膜を用いたが、これら材料に限定されるものではなく、例えば無機SOG膜を用いても良い。無機絶縁膜205aとしては、デュアルダマシン工程におけるCMP処理に対し、強度が足りれば良い。
【0017】
このように層間絶縁膜として、有機絶縁膜を用いることにより層間絶縁膜の低誘電率特性を実現することができ、下層配線201と配線207bとの間で生じる容量を減らすことができる。更に、層間絶縁膜として無機絶縁膜を用いることにより、機械的強度や耐熱性を強化することができる。
【0018】
図1〜図4は、上述の半導体素子の絶縁膜を形成する際に用いられる成膜装置の外観を示す図であり、図1は平面から、図2、図3は側面から見た様子を各々示している。
【0019】
この成膜装置1は、例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から成膜装置1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出するためのカセットステーション2と、成膜処理工程の中でウェハWに対して所定の処理を施す枚葉式の各種処理装置を多段配置してなる処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられる露光装置4との間でウェハWの受け渡しをするためのインターフェイス部5とを一体に接続した構成を有している。
【0020】
カセットステーション2では、カセット載置台10上の位置決め突起10aの位置に、複数個のカセットCがウェハWの出入口を処理ステーション3側に向けてX方向(図1中の上下方向)に沿って一列に載置自在である。そして、このカセットCの配列方向(X方向)及びカセットCに収容されたウェハWの配列方向(Z方向;垂直方向)に移動可能なウェハ搬送体11が搬送路12に沿って移動自在であり、各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
【0021】
このウェハ搬送体11はθ方向にも回転自在に構成されており、後述する第1処理装置群70の多段装置部に属するウェハ搬送体11と後述する第1搬送装置50との間でウェハを受け渡すためのエクステンション装置(EXT)74や、第4処理装置群90に属するウェハ搬送体11と後述する第2搬送装置60との間でウェハを受け渡すためのエクステンション装置(EXT)93に対してアクセスできるように構成されている。
【0022】
処理ステーション3では、正面側に絶縁膜塗布装置、レジスト塗布装置、エクスチェンジ塗布装置からなる第1塗布装置群20が、背面側に現像処理装置からなる第2塗布装置群30がそれぞれ配置されている。
【0023】
第1塗布装置群20は、図2及び図3に示すように、レジスト塗布装置22、24が積み重ねられ、更に有機絶縁膜塗布装置23と無機絶縁膜塗布装置21とエクスチェンジ用薬液の塗布装置25とが、それぞれ積み重ねられて構成されている。レジスト塗布装置22、24では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて、スピンコートによりレジスト液を塗布して、該ウェハWに対してレジスト塗布処理を施す。有機絶縁膜塗布装置23では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて、スピンコートにより有機絶縁膜材料、ここではSILKを塗布して、該ウェハWに対して有機絶縁膜塗布処理を施す。無機絶縁膜塗布装置21では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて、スピンコートにより無機絶縁膜材料、ここではNanoglass(Aplied signal社製)を塗布して、該ウェハWに対して無機絶縁膜塗布処理を施す。エクスチェンジ用薬液の塗布装置25では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて、スピンコートによりウェハW上にHMDS及びヘプタン等のエクスチェンジ用薬液を供給し、ウェハW上に塗布された無機絶縁膜中の溶媒を乾燥工程前に他の溶媒に置き換える処理を行う。
【0024】
第2塗布装置群30は、図2及び図3に示すように、現像処理装置33、31、現像処理装置34、32がそれぞれ積み重ねられて構成されている。現像処理装置31〜34では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて、現像液を供給して、該ウェハWに対して現像処理を施す。
【0025】
上述のレジスト塗布装置、有機絶縁膜塗布装置、無機絶縁膜塗布装置、エクスチェンジ用薬液の塗布装置、現像処理装置は、同様の構造を有している。即ち、これら各装置では、装置底の中央部に環状のカップCPが配設され、その内側にスピンチャックが配置されている。スピンチャックは真空吸着によってウェハWを固定保持した状態で、駆動モータの回転駆動力で回転するように構成されている。駆動モータは省略したシリンダーによって昇降移動可能に配置され、これによりスピンチャックが昇降可能とされている。更に、各装置には、ウェハWのウェハ表面に溶液(レジスト塗布装置ではレジスト液、有機絶縁膜塗布装置では有機系の絶縁膜材料、無機絶縁膜塗布装置では無機系の絶縁膜材料、エクスチェンジ用薬液の塗布装置ではエクスチェンジ用薬液、現像処理装置では現像液)を供給するための溶液供給ノズルが設けられている。この溶液供給ノズルは、カップCPの外側に配設されたノズル待機部からスピンチャックの上方に設定された所定の溶液液吐出位置まで移送されるようになっている。
【0026】
処理ステーション3の中心部には、ウェハWを載置自在な受け渡し台40が備えられている。
【0027】
この受け渡し台40を挟んで上記第1塗布装置群20と第2塗布装置群30とは相対向しており、第1塗布装置群20と受け渡し台40との間には第1搬送装置50が、第2塗布装置群30と受け渡し台40との間には第2搬送装置60がそれぞれ装備されている。
【0028】
第1搬送装置50と第2搬送装置60とは基本的に同一の構成を有しており、第1搬送装置50の構成を図4に基づいて説明すると、第1搬送装置50は、上端及び下瑞で相互に接続され対向する一体の壁部51、52からなる筒状支持体53の内側に、上下方向(Z方向)に昇降自在なウェハ搬送手段54を備えている。筒状支持体53はモータ55の回転軸に接続されており、このモータ55の回転駆動力で、前記回転軸を中心としてウェハ搬送手段54と共に一体に回転する。従って、ウェハ搬送手段54はθ方向に回転自在となっている。
【0029】
ウェハ搬送手段54の搬送基台56上には、ウェハWを保持する保持部材としての複数、例えば2本のピンセット57、58が上下に備えられている。各ピンセット57、58は基本的に同一の構成を有しており、筒状支持体53の両壁部51、52間の側面開口部を通過自在な形態及び大きさを有している。また、各ピンセット57、58は搬送基台56に内蔵されたモータ(図示せず)により前後方向の移動が自在となっている。なお、第2搬送装置60には、ピンセット57、58と同ーの機能及び構成を有するピンセット67、68が備えられている。
【0030】
第1搬送装置50の両側には、第1塗布装置群20近傍に各種装置が多段に積み重ねられてなる第1処理装置群70及び冷却系処理装置からなる第2処理装置群80がそれぞれ配置されている。第2搬送装置60の両側には、第2塗布装置群30の近傍に各種加熱系処理装置からなる第4処理装置群90及び第3処理装置群100がそれぞれ配置されている。
【0031】
第1処理装置群70及び第4処理装置群90はカセットステーション2側に配置されており、第2処理装置群80及び第3処理装置群100はインターフェイス部5側に配置されている。
【0032】
ここで処理ステーション3をカセットステーション2側から見た図2に基づいて、第1処理装置群70及び第4処理装置群90の構成を説明する。
【0033】
第1処理装置群70は、低酸素高温加熱処理装置(OHP)72、75と、ウェハWの位置合わせを行うアライメント装置(ALIM)73と、ウェハWを待機させるエクス テンション装置(EXT)74と、エージング処理装置(DAC)76と、低温加熱処理装置 (LHP)77と、低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78とが下から順に積み重ねられている。エージング処理装置(DAC)では、密閉化可能な処理室内にアンモニアガスと水蒸気とを混合した処理気体(NH3+H2O)を導入してウェハWをエージング処理し、ウェハW上 の絶縁膜材料をウェットゲル化する。
【0034】
第4処理装置群90は、アライメント装置(ALIM)92と、エクステンション装置(EXT)93と、レジスト塗布後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装置(PREBAKE)94、95と、現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置(POBAKE)96、97、98とが下から順に、積み重ねられている。
【0035】
次に、処理ステーション3をインターフェイス部5側から見た図3に基づいて第2処理装置群80及び第3処理装置群100の構成を説明する。
【0036】
第2処理装置群80は、クーリング装置(COL)81、82と、アライメント装置(ALIM)83と、エクステンション装置(EXT)84と、クーリング装置(COL)85、86、87、88とが下から順に積み重ねられている。
【0037】
第3処理装置群100は、プリベーキング装置(PREBAKE)101、102と、露光処理後のウェハWを加熱処理するポストエクスポージャベーキング装置(PEB)103、104と、ポストべーキング装置(POBAKE)105、106、107とが下から順に積み重ねられている。
【0038】
インターフェイス部5には、第2処理装置群80に属するエクステンション装置(EXT)84と、第3処理装置群100に属する各ポストエクスポージャベーキング装置(PEB)103、104とにアクセス可能なウェハ搬送体110が装備されている。
【0039】
ウェハ搬送体110はレール111に沿ったX方向への移動と、Z方向(図1の垂直方向)への昇降とが自在であり、θ方向にも回転自在となっている。そして、露光装置4や周辺露光装置112に対してウェハWを搬送することができるように構成されている。
【0040】
次に上述した構成を有する成膜装置を用いた、半導体素子の製造方法について、図5、図6、図7を用いて説明する。図5、図6は、デュアルダマシン工程を経て製造される半導体素子の製造プロセスを説明する図であり、図7は、上述の成膜装置における処理フローを含む半導体素子製造における処理フローを示している。
【0041】
まず、図5(a)に示すように、下層配線201が形成されたウェハWを用意し、このウェハWをカセット載置台10上に載置されたカセットCに収容する。カセット載置台10において、処理前のウェハWはウェハカセットCRからウェハ搬送体11を介して処理ステーション3側の第1処理装置群70のエクステンション装置(EXT)74内へ搬送される。
【0042】
エクステンション装置(EXT)74における受け渡し台に搬送されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第2処理装置群80の例えばクーリング装置(COL)81内へ搬送される。そしてクーリング装置(COL)において、例えばウェハWを23℃前後に冷却する(S1)。
【0043】
クーリング装置(COL)で冷却処理されたウェハWは第1搬送装置50を介して第1塗布装置群20の有機絶縁膜塗布装置(COT)23へ搬送される。そして有機絶縁膜塗布装置(COT)23において、例えばウェハW上に200nm〜500nm前後、より好ましくは300nm程度の厚さの有機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布する(S2)。これにより、図5(b)に示すように、ウェハW上の下層配線201を覆って有機絶縁膜202が形成される。ここでは、有機絶縁膜材料としては、SILKを用いた。
【0044】
有機絶縁膜塗布装置(COT)23で有機絶縁膜材料が塗布されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の低温加熱処理装置(LHP)77へ搬送される。そして低温加熱処理装置(LHP)77において、例えばウェハWを150℃前後60秒間程度低温加熱処理する(S3)。
【0045】
低温加熱処理装置(LHP)77で低温加熱処理されたウェハWは第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の低酸素高温加熱処理装置(OHP)75へ搬送される。そして低酸素高温加熱処理装置(OHP)75内の低酸素化雰囲気中において、例えばウェハWを200℃前後60秒間程度高温加熱処理する。更に、低酸素高温加熱処理装置(OHP)75で高温加熱処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して更に高温に設定された別の低酸素高温加熱処理装置(OHP)72へ搬送される。そしてこの低酸素高温加熱処理装置(OHP)72内の低酸素化雰囲気中、例えば100ppmの酸素雰囲気中において、ウェハWを350℃前後60秒間程度高温加熱処理する(S4)。
【0046】
低酸素高温加熱処理装置(OHP)72で高温加熱処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78へ搬送される。そして低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78内の低酸素雰囲気中において、ウェハWを450℃前後60秒間程度高温加熱処理し、その後23℃前後で冷却処理する(S5)。
【0047】
低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78で処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第2処理装置群の例えばクーリング装置(COL)82へ搬送される。そしてクーリング装置(CPL)82において、ウェハWを23℃前後に冷却する(S6)。
【0048】
クーリング装置(COL)82で冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20の無機絶縁膜塗布装置(COT)21へ搬送される。そして無機絶縁膜塗布装置(COT)21において、例えばウェハW上に300nm〜1100nm程度、より好ましくは700nm程度の厚さの無機絶縁膜材料を塗布する(S7)。これにより、図5(c)に示すように、有機絶縁膜202上に無機絶縁膜203が形成される。ここでは、無機絶縁膜材料としては、Nanoglassを用いた。
【0049】
無機絶縁膜塗布装置(COT)21で無機絶縁膜材料が塗布されたウェハWは第1搬送装置50を介して、第1処理装置群のエージング処理装置(DAC)76へ搬送される。そしてエージング処理装置(DAC)76において、処理室内に(NH3+H2O)ガスを導入してウェハWをエージング処理し、ウェハW上の無機絶縁膜材料をゲル化する(S8)。
【0050】
エージング処理装置(DAC)76でエージング処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20のエクスチェンジ用薬液塗布処理装置(COT)25へ搬送される。そしてエクスチェンジ用薬液塗布処理装置25において、ウェハW上にエクスチェンジ用薬液が供給され、ウェハ上に塗布された絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換える処理が行われる(S9)。
【0051】
エクスチェンジ用薬液塗布処理装置(COT)25で置換処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群の低温加熱処理装置(LHP)77へ搬送される。そして低温加熱処理装置(LHP)77において、ウェハWを例えば175℃前後60秒間程度低温加熱処理する(S10)。
【0052】
低温加熱処理装置(LHP)77で低温加熱処理されたウェハWは第1搬送装置50を介して、低酸素高温加熱処理装置(OHP)75へ搬送される。そして低酸素高温加熱処理装置(OHP)75内の低酸素化雰囲気中において、例えばウェハWを310℃前後60秒間程度高温加熱処理する(S11)。
【0053】
低酸素高温加熱処理装置(OHP)75で高温加熱処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78へ搬送される。そして低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78内の低酸素雰囲気中において、例えばウェハWを450℃前後60秒間程度高温加熱処理し、その後23℃前後で冷却処理する(S12)。
【0054】
低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78で処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第2処理装置群80の例えばクーリング装置(COL)85へ搬送される。そしてクーリング装置(COL)85において、例えばウェハWを23℃前後に冷却する(S13)。
【0055】
クーリング装置(COL)85にて冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20の有機絶縁膜塗布装置(COT)23へ搬送される。そして有機絶縁膜塗布装置(COT)23において、例えばウェハW上に200nm〜500nm前後、より好ましくは300nm程度の厚さの有機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布する(S14)。これにより、図5(d)に示すように、無機絶縁膜203上に有機絶縁膜204が形成される。ここでは、有機絶縁膜材料としては、SILKを用いた。
【0056】
有機絶縁膜塗布装置(COT)23で有機絶縁膜材料が塗布されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の低温加熱処理装置(LHP)77へ搬送される。そして低温加熱処理装置(LHP)77において、例えばウェハWを150℃前後60秒間程度低温加熱処理する(S15)。
【0057】
低温加熱処理装置(LHP)77で低温加熱処理されたウェハWは第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の低酸素高温加熱処理装置(OHP)75へ搬送される。そして低酸素高温加熱処理装置(OHP)75内の低酸素化雰囲気中において、例えばウェハWを200℃前後60秒間程度高温加熱処理する。更に、低酸素高温加熱処理装置(OHP)75で高温加熱処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して更に高温に設定された別の低酸素高温加熱処理装置(OHP)72へ搬送される。そしてこの低酸素高温加熱処理装置(OHP)72内の低酸素化雰囲気中において、ウェハWを350℃前後60秒間程度高温加熱処理する(S16)。
【0058】
低酸素高温加熱処理装置(OHP)72で高温加熱処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78へ搬送される。そして低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78内の低酸素雰囲気中において、ウェハWを450℃前後60秒間程度高温加熱処理し、その後23℃前後で冷却処理する(S17)。
【0059】
低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)で処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第2処理装置群の例えばクーリング装置(COL)82へ搬送される。そしてクーリング装置(CPL)82において、ウェハWを23℃前後に冷却する(S18)。
【0060】
クーリング装置(COL)で冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20の無機絶縁膜塗布装置(COT)21へ搬送される。そして無機絶縁膜塗布装置(COT)21において、例えばウェハW上に300nm〜1100nm程度、より好ましくは700nm程度の厚さの無機絶縁膜材料を塗布する(S19)。これにより、図5(e)に示すように、有機絶縁膜204上に無機絶縁膜205が形成され、ウェハW上の下層配線201上には、有機絶縁膜及び無機絶縁膜が積層されてなる層間絶縁膜が形成される。ここでは、無機絶縁膜材料としては、Nanoglassを用いた。
【0061】
無機絶縁膜塗布装置(COT)21で無機絶縁膜材料が塗布されたウェハWは第1搬送装置50を介して、第1処理装置群のエージング処理装置(DAC)76へ搬送される。そしてエージング処理装置(DAC)76において、処理室内に(NH3+H2O)ガスを導入してウェハWをエージング処理し、ウェハW上の無機絶縁膜材料をゲル化する(S20)。
【0062】
エージング処理装置(DAC)76でエージング処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20のエクスチェンジ用薬液塗布処理装置(COT)25へ搬送される。そしてエクスチェンジ用薬液塗布処理装置25において、ウェハW上にエクスチェンジ用薬液が供給され、ウェハ上に塗布された絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換える処理が行われる(S21)。
【0063】
エクスチェンジ用薬液塗布処理装置(COT)25で置換処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群の低温加熱処理装置(LHP)77へ搬送される。そして低温加熱処理装置(LHP)77において、ウェハWを例えば175℃前後60秒間程度低温加熱処理する(S22)。
【0064】
低温加熱処理装置(LHP)77で低温加熱処理されたウェハWは第1搬送装置50を介して、低酸素高温加熱処理装置(OHP)75へ搬送される。そして低酸素高温加熱処理装置(OHP)75内の低酸素化雰囲気中において、例えばウェハWを310℃前後60秒間程度高温加熱処理する(S23)。
【0065】
低酸素高温加熱処理装置(OHP)75で高温加熱処理が行われたウェハWは、第1搬送装置50を介して低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78へ搬送される。そして低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78内の低酸素雰囲気中において、例えばウェハWを450℃前後60秒間程度高温加熱処理し、その後23℃前後で冷却処理する(S24)。
【0066】
低酸素キュア・冷却処理装置(DCC)78で処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第2処理装置群80の例えばクーリング装置(COL)85へ搬送される。そしてクーリング装置(COL)85において、例えばウェハWを23℃前後に冷却する(S25)。
【0067】
クーリング装置(COL)85にて冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20のレジスト塗布装置(COT)22へ搬送される。そしてレジスト塗布装置(COT)22において、レジスト膜が形成される(S26)。レジスト膜としては、例えばアセタール系レジストを用いることができる。
【0068】
レジスト膜が形成されたウェハWは、その後、第1搬送装置50の上側のピンセット57に保持された状態で、受け渡し台40に搬送される。
【0069】
受け渡し台40に搬送されたウェハWは、第2搬送装置60のピンセット68に保持され、今度は第3処理装置群100の例えばプリベーキング処理装置(PREBAKE)101に搬入されて所定の加熱処理が施される(S27)。
【0070】
かかる加熱処理終了後のウェハWは、第2搬送装置のピンセット68に保持された状態で、第2処理装置群80のクーリング装置(COL)86に搬送され冷却処理が施される(S28)。クーリング装置(COL)86で冷却処理が終了したウェハWは、その後第2処理装置群80のエクステンション装置(EXT)84に搬入されて、その場で待機する。
【0071】
次いで、ウェハWはウェハ搬送体110によってエクステンション装置(EXT)84から搬出され、周辺露光装置112に搬送される。そして、周辺露光装置112で周辺部の不要なレジスト膜が除去される(S29)。この後、ウェハWは露光装置4に搬送されて、所定の露光処理が施される(S30)。
【0072】
露光装置4でパターンが露光されたウェハWは、ウェハ搬送体110で第2加熱処理装置群100に搬送され、例えばポストエクスポージャベーキング装置(PEB)103に搬入され、加熱処理が施される(S31)。
【0073】
次に、ウェハWは、第2搬送装置60のピンセット68に保持されて、第2処理装置群80の例えばクーリング装置(COL)87に搬入され、冷却処理が施される(S32)。
【0074】
このクーリング装置(COL)87で所定の冷却処理が終了したウェハWは、第1搬送装置50のピンセット58に保持されて、受け渡し台40に搬送される。その後、ウェハWはピンセット68に保持された状態で受け渡し台40から第2塗布装置群の例えば現像処理装置(DEV)31に搬入されて所定の現像処理が施される(S33)。これにより、所定の形状のレジストパターンが形成される。ここでは、現像処理液としては、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)を用いた。
【0075】
かかる現像処理が終了したウェハWは、第2搬送装置60のピンセット67に保持された状態で第3処理装置群100の例えばポストベーキング装置(POBAKE)105に搬入されて現像処理後の加熱処理が施される(S34)。
【0076】
ポストベーキング装置(POBAKE)105における加熱処理が終了したウェハWは、第2搬送装置60のピンセット67に保持された状態で受け渡し台40に搬送される。
【0077】
受け渡し台40に搬送されたウェハWは、その後第1搬送装置50のピンセット58に保持されて第2処理装置群80の例えばクーリング装置(COL)88に搬送される。このクーリング装置(COL)88内で、ウェハWは、所定温度まで積極的に冷却処理される(S35)。
【0078】
その後、クーリング装置(COL)88にて冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70の例えばエクステンション装置74に搬入され、その場で待機する。そして、エクステンション装置74からウェハ搬送体11で搬出され、カセット載置台10上のカセットCに収納される。
【0079】
その後、ウェハWは、図示しないエッチング装置により、レジストパターンをマスクとしてドライエッチング処理により、図6(a)に示すように、有機絶縁膜204、無機絶縁膜205をエッチングする。これにより、配線に相当する凹部210が形成された有機絶縁膜パターン204a及び無機絶縁膜パターン205aを形成することができる。ここでは、例えばCF4ガスを用いてエッチング処理を行った(S36)。エッチング処理後、レジストパターンは剥離される。
【0080】
エッチング処理、レジストパターン剥離が施されたウェハWは、再度、カセット載置台10上のカセットCに収納される。収納されたウェハWは、ウェハ搬送体11を介して、第1処理装置群70のエクステンション装置(EXT)74内へ搬送される。
【0081】
エクステンション装置(EXT)74における受け渡し台に搬送されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第2処理装置群80のクーリング装置(COL)85内へ搬送される。そしてクーリング装置(COL)において、例えばウェハWを23℃前後に冷却する(S37)。
【0082】
クーリング装置(COL)85にて冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1塗布装置群20のレジスト塗布装置(COT)24へ搬送される。そしてレジスト塗布装置(COT)24において、レジスト膜が形成される(S38)。レジスト膜としては、例えばアセタール系レジストを用いることができる。
【0083】
レジスト膜が形成されたウェハWは、その後、第1搬送装置50の上側のピンセット57に保持された状態で、受け渡し台40に搬送される。
【0084】
受け渡し台40に搬送されたウェハWは、第2搬送装置60のピンセット68に保持され、今度は第3処理装置群100のプリベーキング処理装置(PREBAKE)102に搬入されて所定の加熱処理が施される(S39)。
【0085】
かかる加熱処理終了後のウェハWは、第2搬送装置のピンセット68に保持された状態で、第2処理装置群80のクーリング装置(COL)86に搬送され冷却処理が施される(S40)。クーリング装置(COL)86で冷却処理が終了したウェハWは、その後第2処理装置群80のエクステンション装置(EXT)84に搬入されて、その場で待機する。
【0086】
次いで、ウェハWはウェハ搬送体110によってエクステンション装置(EXT)84から搬出され、周辺露光装置112に搬送される。そして、周辺露光装置112で周辺部の不要なレジスト膜が除去される(S41)。この後、ウェハWは露光装置4に搬送されて、所定の露光処理が施される(S42)。
【0087】
露光装置4でパターンが露光されたウェハWは、ウェハ搬送体110で第2加熱処理装置群100に搬送され、例えばポストエクスポージャベーキング装置(PEB)104に搬入され、加熱処理が施される(S43)。
【0088】
次に、ウェハWは、第2搬送装置60のピンセット68に保持されて、第2処理装置群80の例えばクーリング装置(COL)87に搬入され、冷却処理が施される(S32)。
【0089】
このクーリング装置(COL)87で所定の冷却処理が終了したウェハWは、第1搬送装置50のピンセット58に保持されて、受け渡し台40に搬送される。その後、ウェハWはピンセット68に保持された状態で受け渡し台40から第2塗布装置群の例えば現像処理装置(DEV)33に搬入されて所定の現像処理が施される(S45)。これにより、所定の形状のレジストパターンが形成される。ここでは、現像処理液としては、TMAHを用いた。
【0090】
かかる現像処理が終了したウェハWは、第2搬送装置60のピンセット67に保持された状態で第3処理装置群100の例えばポストベーキング装置(POBAKE)106に搬入されて現像処理後の加熱処理が施される(S46)。
【0091】
ポストベーキング装置(POBAKE)106における加熱処理が終了したウェハWは、第2搬送装置60のピンセット67に保持された状態で受け渡し台40に搬送される。
【0092】
受け渡し台40に搬送されたウェハWは、その後第1搬送装置50のピンセット58に保持されて第2処理装置群80のクーリング装置(COL)88に搬送される。このクーリング装置(COL)88内で、ウェハWは、所定温度まで積極的に冷却処理される(S47)。
【0093】
その後、クーリング装置(COL)88にて冷却処理されたウェハWは、第1搬送装置50を介して、第1処理装置群70のエクステンション装置74に搬入され、その場で待機する。そして、エクステンション装置74からウェハ搬送体11で搬出され、カセット載置台10上のカセットCに収納される。
【0094】
その後、ウェハWは、図示しないエッチング装置により、レジストパターンをマスクとしてドライエッチング処理により、図6(b)に示すように、有機絶縁膜202、無機絶縁膜203をエッチングすることにより、接続プラグに相当する凹部211が形成された有機絶縁膜パターン202a及び無機絶縁膜パターン203aを形成することができる。ここでは、例えばCF4ガスを用いてエッチング処理を行った(S48)。
【0095】
その後、図示しないプラズマCVD装置により、図6(c)に示すように、配線に相当する凹部210及び接続プラグに相当する凹部211の内部の側壁に、銅拡散防止のための側壁保護用のチタンナイトライド(TiN)206を形成する。側壁保護用の膜としては、TiNのほかにTi、TiW、Ta、TaN、WSiNなどを用いることができる。
【0096】
次に、図6(d)に示すように、例えば電解めっきを用いて、配線に相当する凹部210及び接続プラグに相当する凹部211の内部に、銅207を埋め込む。その後、凹部以下の無機絶縁膜205a表面部分の銅をCMP装置により研磨し、溝の中にのみ銅を残して、配線207b及び接続プラグ207aとする。これにより半導体素子200が形成される。
【0097】
このように本実施形態の成膜装置1では、有機絶縁膜及び無機絶縁膜共にスピンコートによって形成しているので、それぞれの成膜処理を同一の成膜装置1内で行うことができる。更に、デュアルダマシン工程を経た半導体素子の製造においては、有機絶縁膜及び無機絶縁膜からなる層間絶縁膜の成膜に加え、レジスト塗布処理もスピンコートによって形成しているので、それぞれの処理を同一の成膜装置1内で行うことができる。これにより、無機絶縁膜を形成するためのCVD装置などを新たに設けることなく、デュアルダマシン工程を経た半導体素子の製造に用いる製造装置コストを大幅に減少させることができる。
【0098】
また、有機絶縁膜及び無機絶縁膜について共にスピンコートによって形成した場合、低誘電率特性が良好で有機絶縁膜と無機絶縁膜との密着性がよくなる。
【0099】
また、上述の構成に加えて、現像液塗布処理工程において、現像液供給をもスピンコートで行っても良い。
【0100】
また、上述の実施形態では、デュアルダマシン法を例にあげて説明したが、シングルダマシン法にも適用できることは言うまでもない。
【0101】
また、上述の実施形態では、基板として半導体ウェハを例にあげて説明したが、液晶装置用の基板に適用しても良く、ダマシン工程を経て配線などの導電層を形成することができる。
【0102】
【発明の効果】
本発明では、有機絶縁膜、無機絶縁膜、更にはレジスト塗布、現像液塗布を、スピンコートによって行っているので、それぞれの処理を同一の装置内で行うことができ、製造装置にかかるコストを大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る成膜装置の平面図である。
【図2】図1に示した成膜装置の側面図である。
【図3】図1に示した成膜装置のもう一方の側面図である。
【図4】図1に示した成膜装置における搬送装置の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る半導体素子の製造工程を示す図(その1)である。
【図6】本発明の実施の形態に係る半導体素子の製造工程を示す図(その2)である。
【図7】本発明の実施の形態に係る半導体素子製造における処理フローを示すものである。
【符号の説明】
W…ウェハ
1…成膜装置
21…無機絶縁膜塗布装置
22、24…レジスト膜塗布装置
23…有機絶縁膜塗布装置
31、32、33、34…現像処理装置
201…下層配線
210…接続プラグ用凹部
211…配線用凹部
207a…接続プラグ
207b…配線
Claims (7)
- (a)基板上に有機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し有機絶縁膜を形成する工程と、
(b)前記有機絶縁膜が形成された基板を加熱処理する工程と、
(c)前記加熱処理された基板を、前記工程(b)の加熱温度より高い温度で、かつ、低酸素化雰囲気中で加熱処理する工程と、
(d)前記低酸素化雰囲気中で加熱処理された基板を、前記工程(c)の加熱温度より高い温度で、かつ、低酸素化雰囲気中でキュアする工程と、
(e)前記キュアされた基板を冷却する工程と、
(f)前記冷却された基板の前記有機絶縁膜上に無機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し無機絶縁膜を形成する工程と、
(g)前記無機絶縁膜が形成された基板をエージング処理し、基板上の前記無機絶縁膜材料をゲル化する工程と、
(h)前記ゲル化された無機絶縁膜上にエクスチェンジ用溶液をスピンコートにより塗布し、前記ゲル化された無機絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換える工程と、
(i)前記置換処理された基板を加熱処理する工程と、
(j)前記工程(i)の後、前記工程(c)〜(e)を行う工程と、
(k)前記工程(j)の後、前記有機絶縁膜および前記無機絶縁膜をフォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、凹部を形成する工程と、
(l)前記凹部に導電材料を埋めこみ、導電層を形成する工程とを具備し、
前記工程(a)〜(j)は、同一の成膜装置内で行われることを特徴とする成膜方法。 - 前記フォトリソグラフィ法は、
(m)前記無機絶縁膜上にスピンコートによりレジスト膜を形成する工程と、
(n)前記レジスト膜を露光処理する工程と、
(o)前記露光処理された前記レジスト膜上に現像液を塗布することにより現像し、レジストパターンを形成する工程と、
(p)前記レジストパターンをマスクとして、前記有機絶縁膜および前記無機絶縁膜をエッチングし、前記凹部を形成する工程とを有し、
前記工程(m)及び(o)は、前記成膜装置内で行われることを特徴とする請求項1記載の成膜方法。 - 前記工程(j)の後、前記工程(k)の前に、前記工程(a)〜(j)をさらに行い、
前記工程(k)は、1回目及び2回目の前記工程(a)〜(j)でそれぞれ形成された有機絶縁膜及び無機絶縁膜に、第1凹部及び第2凹部をそれぞれ形成し、
前記工程(l)は、前記第1凹部及び第2凹部に前記導電材料を埋め込み、前記導電層を形成することを特徴とする請求項1記載の成膜方法。 - 前記基板には導電層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の成膜方法。
- 前記基板は半導体基板であることを特徴とする請求項4に記載の成膜方法。
- 基板上に有機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し有機絶縁膜を形成する第1の塗布装置と、
前記塗布された有機絶縁膜材料上に無機絶縁膜材料をスピンコートにより塗布し無機絶縁膜を形成する第2の塗布装置と、
前記塗布された無機絶縁膜をゲル化するエージング処理装置と、
前記エージング処理装置で処理された基板にエクスチェンジ用薬液を供給し、前記ゲル化された無機絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換えるエクスチェンジ用薬液塗布処理装置と、
基板を加熱処理する加熱処理装置と、
低酸素化雰囲気中で基板を加熱処理する低酸素加熱処理装置と、
低酸素化雰囲気中で基板を加熱処理し、その後、基板を冷却処理する低酸素キュア・冷却処理装置と、
基板を冷却処理する冷却処理装置と、
を具備することを特徴とする成膜装置。 - 前記塗布された無機絶縁膜材料上にレジスト材料をスピンコートにより塗布しレジスト膜を形成する第3の塗布装置と、
前記レジスト膜を露光処理した後、該露光処理されたレジスト膜上に現像液をスピンコートにより塗布する第4の塗布装置と、
を更に具備することを特徴とする請求項6に記載の成膜装置。
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