JP3897882B2 - 育苗箱洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は育苗箱洗浄機に係わるものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使用済の育苗箱を洗浄する作業は角隅部や凹部などに汚れが付着し、しかもこの汚れが乾燥しているため手間のかかる厄介な作業であった。
【0003】
また、農業の生産性の向上や農業構造の改善,近代化を計るため、近年専業農家を中心として大規模農業の経営が促進されつつあるが、その場合大量な数に達する育苗箱の洗浄作業が大きな関心事となってきている。
【0004】
本発明は上記問題を解決するため、導入移送ローラで機体内に導入した使用済の育苗箱を移送しながら噴射ノズルによりジェット洗浄したあと、回転するブラシ体で洗浄し導出移送ローラで機外に導出することにより育苗箱を自動的に洗浄できる育苗箱洗浄機を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
機体1の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラ2・2’と機体1の右端部に所定の間隙を置いて上下一組の導出移送ローラ3・3’を設け、この左右の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’の間に上下の噴射ノズル4により育苗箱wをジェット洗浄する洗浄機構5とジェット洗浄された育苗箱wを回転しながらブラシ洗浄する上下に対設したブラシ体6・6’とを設け、前記洗浄機構5を機体1内の所定の位置に着脱自在に係止できる角形形状のジェット洗浄枠体 12 で形成し、このジェット洗浄枠体 12 を構成する上下の洗浄パイプ 13 に育苗箱wをジェット洗浄する複数個の噴射ノズル4を付設し、このジェット洗浄枠体 12 に高圧ポンプ 14 を連設したことを特徴とする育苗箱洗浄機に係るものである。
【0007】
また、前記ブラシ体6・6’を左右の分割ブラシ体6 1 ・6 2 ,6 1 ’・6 2 ’に形成し、この夫々のブラシ体6・6’のいずれか一方のブラシ体6の前後のフランジ部に分割ブラシ体6 1 ・6 2 の回転中の振れを防止する係止手段 15 を設け、この夫々のブラシ体6・6’を上下のブラシ軸 16 ・ 16 ’に着脱可能に固定する取付ボルト 17 を付設したことを特徴する請求項1記載の育苗箱洗浄機に係るものである。
【0008】
また、機体1の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラ2・2’と機体1の右端部に所定の間隙を置いて上下一組の導出移送ローラ3・3’を設け、この左右の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’の間に上下の噴射ノズル4により育苗箱wをジェット洗浄する洗浄機構5とジェット洗浄された育苗箱wを回転しながらブラシ洗浄する上下に対設したブラシ体6・6’とを設け、前記ブラシ体6・6’を左右の分割ブラシ体6 1 ・6 2 ,6 1 ’・6 2 ’に形成し、この夫々のブラシ体6・6’のいずれか一方のブラシ体6の前後のフランジ部に分割ブラシ体6 1 ・6 2 の回転中の振れを防止する係止手段 15 を設け、この夫々のブラシ体6・6’を上下のブラシ軸 16 ・ 16 ’に着脱可能に固定する取付ボルト 17 を付設したことを特徴する育苗箱洗浄機に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を作用効果を示して実施の一例である図面に基づいて説明する。
【0010】
本発明は、機体1の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラ2・2’間に使用済の育苗箱wを挿入すると、導入移送ローラ2・2’により育苗箱wが機体1内に導入移送され、洗浄機構5の上下の噴射ノズル4よりのジェット噴出水により育苗箱wがジェット洗浄され、次いで上下に対設した回転するブラシ体6・6’によりブラシ洗浄されながら導出移送ローラ3・3’側に移送され導出移送ローラ3・3’により機外に導出される。
【0011】
このように使用済の育苗箱wが導入移送ローラ2・2’,上下の回転するブラシ体6・6’により機体1内に移送されながらジェット洗浄・ブラシ洗浄の二段階洗浄方式で洗浄され、導出移送ローラ3・3’により機外に導出されるため育苗箱wが能率良く洗浄できる。
【0012】
また、本発明は、角形形状のジェット洗浄枠体12を機体1内の左右の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’の間の所定の位置に着脱自在に係止できるよう設けたので、例えば、噴射ノズル4が詰まったりしたとき、このジェット洗浄枠体12を簡単に機外に取り出して噴射ノズル4を清掃したり新品と取り替えたりしたあと、このジェット洗浄枠体12を簡単にもとの設置位置に復元できる。
【0013】
高圧ポンプ14を稼働すると高圧水がジェット洗浄枠体12を構成する上下の洗浄パイプ13の噴射ノズル4より噴射して育苗箱wに付着している土や苗くずなどの汚れを箱の隅々までジェット洗浄する。
【0014】
また、ブラシ体6・6’を左右の分割ブラシ体61・62,61’・62’に形成し、この夫々のブラシ体6・6’のいずれか一方のブラシ体6の前後のフランジ部に分割ブラシ体61・62の回転中の振れを防止する係止手段15を設け、この夫々のブラシ体6・6’を上下のブラシ軸16・16’に着脱可能に固定する取付ボルト17を付設した場合には、使用中にブラシ体6の刷毛などが摩耗したり損傷したりしたときは、夫々のブラシ体6・6’の取付ボルト17を上下のブラシ軸16・16’より取り外しブラシ体6の係止手段15を解除するとブラシ軸16・16’が機体1にセットされたままの状態でブラシ体6・6’がブラシ軸16・16’よりそっくり取り外される。
【0015】
新しい分割型のブラシ体6・6’をブラシ軸16・16’に前記取付ボルト17により固定し、ブラシ体6のフランジ部を係止手段15で係止して再び育苗箱洗浄作業を継続する。
【0016】
ブラシ体6・6’が回転しながら育苗箱wをブラシ洗浄するとき、このブラシ体6の前後のフランジ部に設けた係止手段15により左右の分割ブラシ体61・62が一体となっているため回転中の相互の振れが防止でき、従来のこの種の分割ブラシ体のように回転中の相互の振れの発生がなくスムーズにブラシ洗浄できる。
【0017】
【実施例】
添付図面は本発明に好適な実施の一例を図示したもので、
【0018】
機体1の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラ2・2’と機体1の左端部に所定の間隙を置いて上下一組の導出移送ローラ3・3’を設け、この左右の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’の間に上下の噴射ノズル4により育苗箱wをジェット洗浄する洗浄機構5とジェット洗浄された育苗箱wを回転しながらブラシ洗浄する上下に対設したブラシ体6・6’とを設ける。
【0019】
また、機体1の左右端部に上下一組の導入移送ローラ2・2’と導出移送ローラ3・3’を回転自在に対設し、この夫々の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’にスプロケット7を付設し、上下一組の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’間の機体1内に上下のブラシ体6・6’を対設してこのブラシ体6・6’を回転自在に設け、下方の導出移送ローラ3’に下方のブラシ体6’の回転により回転する従動スプロケット8を設け、機体1の左右上端部寄りと機体中央下端部寄りに夫々アイドルスプロケット9を設け、機体1に設けたモータ10の動力により下方のブラシ体6’の回転を介して従動スプロケット8が回転したとき導入移送ローラ2・2’が育苗箱wを機体1に導入し導出移送ローラ3・3’が育苗箱wを導出する無端駆動チェーン11を前記夫々のスプロケット7・夫々のアイドルスプロケット9に掛け渡す。
【0020】
また、洗浄機構5を機体1内の所定の位置に着脱自在に係止できる角形形状のジェット洗浄枠体12で形成し、このジェット洗浄枠体12を構成する上下の洗浄パイプ13に育苗箱wをジェット洗浄する複数個の噴射ノズル4を付設し、このジェット洗浄枠体12に高圧ポンプ14を連設する。
【0021】
また、ブラシ体6・6’を左右の分割ブラシ体61・62,61’・62’に形成し、この夫々のブラシ体6・6’のいずれか一方のブラシ体6の前後のフランジ部に分割ブラシ体61・62の回転中の振れを防止する係止手段15を設け、この夫々のブラシ体6・6’を上下のブラシ軸16・16’に着脱可能に固定する取付ボルト17を付設する。
【0022】
防水型箱形形状の機体本体11の下部の左右の一側の前後に自在小車輪19を垂設した架台12を設けて機体1を構成し、この機体本体11の左右の側板13に対向状態に育苗箱wを導入・導出する横長矩形形状の導入窓20と導出窓21を開口し、この夫々の導入窓20と導出窓21とに軟質合成樹脂で形成した飛沫防止用カバー20’・21’を付設する。図中符号18は機体1の上部に付設したカバーである。
【0023】
機体本体11の前後の側板14の左右端部寄り外壁に対向状態に封水型シールを付設した軸受を対設し、この前後左右の軸受に下部導入ローラ軸22’と下部導出ローラ軸23’を回転自在に架設し、この下部の導入・導出ローラ軸22’・23’に導入ローラ(下)・導出ローラ(下)を被嵌止着し、この導入ローラ(下)・導出ローラ(下)のローラ上面が前記育苗箱wの導入・導出窓20・ 21の間の窓下端縁よりやや下方に位置するように設けて下部の導入移送ローラ2’及び導出移送ローラ3’を構成する。機体本体11の前後の側板14の下部の導入・導出ローラ軸22’・23’用軸受よりやや上方の左・右寄りに夫々枢着部24・24を設け、この夫々の枢着部24に枢着軸の基部を止着してその他部を機体内に突設し、この突設部に導入・導出用の擺動腕杆25の基部を前後・左右対向状態に枢着し、この前後・左右の擺動腕杆25の他部に対向状態に封水型シールを付設した軸受を対設し、前後・左右の軸受に上部導入ローラ軸22と上部導出ローラ軸23を回転自在に架設し、上部の導入・導出ローラ軸22・23に導入ローラ(上)・導出ローラ(上)を被嵌止着して上部の導入移送ローラ2と上部の移送導出ローラ3を構成し、前記前後左右の擺動腕杆25と前後の側板14間に引張バネ25’を掛け渡して上部の導入・導出移送ローラ2・3を下方に付勢ならしめる。尚、図示は省略するが導入・導出移送ローラ2・3が下方へ余分に擺動するのを規制し、上下ローラの間隙を規制するストッパーを前後の側板14と擺動腕杆25間に設ける。
【0024】
洗浄機構5について説明する。
【0025】
左右の導入・導出移送ローラ2・2’,3・3’の間の所定の位置の機体本体11の前後の側板14にチャンネル形状のホルダー受け28を溶接にて対設し、この前後のホルダー受け28の前後のフランジ部281にガイド嵌入するホルダー板121を設け、このホルダー板121の上端部を鍵型形状に折り曲げてこの突設鍵部122を前記ホルダー受28のウェブ部282に当設するように設け、前後に対設したホルダー板121の上・下部寄りに洗浄パイプ13・13を架け渡し、上下の洗浄パイプ13・13の前後の上下端部寄りを導水パイプ13’・13’で連通し、前記上下の洗浄パイプ13・13に複数個の噴射ノズル4を対向状態に付設し、上部の洗浄パイプ13のほぼ中央部にカップリング29を設けて角形形状のジェット洗浄枠体12を形成する。
【0026】
このジェット洗浄枠体12を前後の側板14に設けたホルダー受28・28にジェット洗浄枠体12のホルダー板121をホルダー受28のフランジ部281をガイドとして嵌入し、ホルダー板121の突設鍵部122’をホルダー受け28のウェブ部282の上端縁に当接せしめてジェット洗浄枠体12を機体1の所定の位置に着脱可能に係止する。架台12内に高圧ポンプ14を設けてこの高圧ポンプ14の吐出部と前記カップリング29間を急速接続金具30を介して高圧ホース31で連結して洗浄機構5を構成する。
【0027】
洗浄機構5を上記のように構成したので、例えば噴射ノズル4が詰まったとき、機体1の上部のカバー18より腕を差し入れてカセット方式で構成したジェット洗浄枠体12を機体1より取り外し機外に取り出して噴射ノズル4を清掃したり或いは新品と取り替え、このジェット洗浄枠体12を前記と逆の方法により簡単にもとの設置位置に復元できる。
【0028】
次に、ブラシ体6・6’について説明する。
【0029】
機体本体11の前記洗浄機構5と導出移送ローラ3・3との間の前後の側板14の外壁に上下対向状態に封水型シールを付設した軸受を止着し、この軸受に上下のブラシ軸16・16’を回転自在に架設し、このブラシ軸16・16’に夫々左右に分割した前後縦二つ割り形状のブラシ筒体を被嵌し、このブラシ筒体の例えば上部のブラシ筒体の前後に夫々半割り形状のフランジ部を設けて上部のブラシ体6を形成し、このブラシ体6の筒部とフランジ部に図の3のように夫々育苗箱wをブラシ洗浄する刷毛体32を千鳥ピッチ形状に植設して分割ブラシ体61・62を構成し、下部のブラシ筒体6’のブラシ筒体に育苗箱wを洗浄する刷毛体32を千鳥ピッチ形状に植設し、この分割した上部のブラシ体6の半体のフランジ部端面に分割ブラシ体61・62の回転中の振れを防止する係止手段15を設ける。
【0030】
図示した係止手段15は分割ブラシ体61の分割した半体のフランジ部の一方の端面に千鳥型に係止片33の基部を止着し、この係止片33に係合する他方の分割半体のフランジ部端面に係合係止溝34を穿溝して係止手段15を構成する。また係止片33にボルト孔を穿孔し係合係止溝34にボルト孔に対応するタップ孔を螺設し、このボルト孔にボルトを螺設して係止片33と係合係止溝34をボルトで連結して係止手段15を構成しても良い。
【0031】
本ブラシ体6・6’を上記のように構成したので、上部のブラシ軸6と下部のブラシ軸6’に夫々左右の分割ブラシ体61・62と左右の分割ブラシ体61’・62’を抱き合わせ状態で、且つ、上部のブラシ体6の係止片33と係合係止溝34をしっかりと係合して被嵌し、このブラシ体6・6’の筒部とブラシ軸16・16とを閂タイプの取付ボルト17で止着するか、若しくは、取付ボルト17で止着しながら前記係止手段15のタップ孔に止着ボルトを螺着して左右の分割ブラシ体61・62,61’・62’を確固に固定する。
【0032】
次に無端駆動チェーン11による駆動機構36について説明する。
【0033】
前記下部の導入ローラ軸22’及び下部の導出ローラ23’の前端部を前方の側板14より突設状態に延設してこの延設部に同形のスプロケット7を止着し、前方の側板14に前記左右の枢着部24を軸とし擺動腕杆25の擺動半径を半径として円弧状の溝孔を対向状態に穿溝し、上部の導入ローラ軸22及び上部の導出ローラ軸23の前端部を前記円弧形形状の溝孔を経由して突設状態に延設し、この延設部に前記と同形のスプロケット7を止着し、架台12に設けたモータ10の出力軸を図1のように時計廻りに回転するように設けてこの出力軸に駆動スプロケット37を止着し、下方のブラシ体6’のブラシ軸16’の前端部を前方の側板14より突設状態に延設してこの延設部にブラシ体用スプロケット38と下部導出ローラ3’を駆動する導出ローラ駆動スプロケット39を止着し、下部導出ローラ軸23’の延設部に従動スプロケット8を止着して前記駆動スプロケット37・ブラシ体用スプロケット38間にモータ用無端駆動チェーン40と導出ローラ駆動スプロケット39・従動スプロケット8間に下部導出ローラ用無端駆動チェーン41を掛け渡し、前方の側板14の左右上端部寄りにアイドル軸42を突設してこの夫々のアイドル軸42にアイドルスプロケット9を回転自在に軸着する。
【0034】
前方の側板14の外壁の中央下端部付辺に枢着部43を設け、この枢着部43に止着した枢着軸に二枚構成の擺動アーム44の基部を軸着し、二枚構成の擺動アーム44の他端部にアイドルスプロケットシャフト45を架設し、このアイドルスプロケットシャフト45の中央にアイドルスプロケット9を回転自在に軸着し、擺動アーム44と側板14との間にテンションバネ44’を架設してこのアイドルスプロケット9を常時下方に付勢するように設けて後述の無端駆動チェーン11の駆動中の張力を調節しながら変位を吸収できるように構成する。
【0035】
無端駆動チェーン11の掛け渡し方法について説明する。
【0036】
下部の導出ローラ軸23’のスプロケット7・中央下端部寄りのアイドルスプロケット9・下部導入ローラ軸22’のスプロケット7・上部導入ローラ軸22のスプロケット7・左上端部寄りのアイドルスプロケット9・右上端部寄りのアイドルスプロケット9・上部導出ローラ軸22のスプロケット7を経由して下部の導出ローラ軸22’のスプロケット7に無端駆動チェーン11を掛け渡し、この無端駆動チェーン11を上部導入ローラ軸22のスプロケット7,上部導出ローラ軸23のスプロケット7にのみチェーンが背面掛けになるように設けて無端駆動チェーン11による駆動機構36を構成する。
【0037】
本発明の駆動機構36を上記のように構成したので、モータ10の出力軸が図1のように時計回りに回転するとモータ用無端駆動チェーン40によりブラシ体用スプロケット38・導出ローラ駆動スプロケット39を介して下部導出ローラ用無端駆動チェーン41により従動スプロケット8が時計回りに回転するので下部導出ローラ軸23’及びこの下部導出ローラ軸23’に止着したスプロケット7が時計回りに回転し、無端駆動チェーン11により中央下端部寄りのアイドルスプロケット9・下部導入ローラ軸22’のスプロケット7を介して下方の導入移送ローラ2’を時計回りに、上部導入ローラ軸22のスプロケット7を介して上方の導入移送ローラ2を反時計方向に回転せしめるので導入窓20より導入された育苗箱wが機体1内に導入される。更に無端駆動チェーン11が左・右上端部寄りのスプロケット9・9を経由して上部導出ローラ軸23のスプロケット7を反時計回りに下部導出ローラ軸23’のスプロケット7を時計回りに回転せしめるので上の導出ローラ3・下の導出ローラ3’が互いに反対方向に回転して機内に導入された育苗箱wを導出窓21より機外へ導出する。
【0038】
また、下方のブラシ体6’がブラシ体用スプロケット38の時計回りの回転により育苗箱wを導出側へ移送するよう回転するので、前記一組の導入移送ローラ2・2’により機内に導入された育苗箱wの下面をこの下方のブラシ体6’で導出側へ移送せしめるとともにこの下方のブラシ体6’に対設した上方のブラシ体6が育苗箱wの移送に伴って反時計方向に回転し、ジェット洗浄された育苗箱wをブラシ体6・6’の刷毛が上下から挟み込むようにブラシ洗浄して導出側に移送するように作動する。
【0039】
また、上下のブラシ軸16・16’に新たに夫々プーリーを止着し、この上下のプーリーにベルトをクロス掛けに張設したり、一対の歯車を設けて上方のブラシ体6を強制回転せしめて上方のブラシ体6により能動的に育苗箱wを洗浄するように設けても良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明を上記のように構成したので、機体の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラと機体の左端部に所定の間隙を置いて上下一組の導出移送ローラを設け、この左右の導入・導出移送ローラの間に上下の噴射ノズルにより育苗箱をジェット洗浄する洗浄機構とジェット洗浄された育苗箱を回転しながらブラシ洗浄する上下に対設したブラシ体とを設けたため、機体の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラ間に使用済の育苗箱を挿入すると、導入移送ローラにより育苗箱が機体内に導入移送され、洗浄機構の上下の噴射ノズルよりのジェット噴出水により育苗箱がジェット洗浄され、次いで上下に対設した回転するブラシ体によりブラシ洗浄されながら導出移送ローラ側に移送され導出移送ローラにより機外に導出される。
【0041】
このように使用済の育苗箱が導入移送ローラ,上下の回転するブラシ体により機体内に移送されながらジェット洗浄・ブラシ洗浄の二段階洗浄方式で洗浄され、導出移送ローラにより機外に導出されるため育苗箱が能率良く洗浄できる秀れた作業性を有する育苗箱洗浄機となる。
【0042】
また、本発明では、洗浄機構を機体内の所定の位置に着脱自在に係止できる角形形状のジェット洗浄枠体で形成し、このジェット洗浄枠体を構成する上下の洗浄パイプに育苗箱をジェット洗浄する複数個の噴射ノズルを付設し、このジェット洗浄枠体に高圧ポンプを連設したため、角形形状のジェット洗浄枠体が機体内の左右の導入・導出・移送ローラの間の所定の位置に着脱自在に係止できるので、例えば、噴射ノズルが詰まったりしたとき、このジェット洗浄枠体を簡単に機外に取り出して噴射ノズルを清掃したり新品と取り替えたりすることができるうえに、この門型枠体を簡単にもとの設置位置に復元できる。
【0043】
また、高圧ポンプを稼働すると高圧水がジェット洗浄枠体を構成する上下の洗浄パイプの噴射ノズルより噴射して育苗箱に付着している土や苗くずなどの汚れを箱の隅々までジェット洗浄するため、育苗箱が急速に洗浄される効率の良い秀れた実用性を発揮する育苗箱洗浄機となる。
【0044】
また、請求項2記載の発明においては、ブラシ体を左右の分割ブラシ体に形成し、このブラシ体のいずれか一方のブラシ体の前後のフランジ部に分割ブラシ体の回転中の振れを防止する係止手段を設け、この夫々のブラシ体を上下のブラシ軸に着脱可能に固定する取付ボルトを付設したため、使用中にブラシ体の刷毛などが摩耗したり損傷したりしたときは、いずれか一方のブラシ体の係止手段を解除して取付ボルトを上下のブラシ軸より取り外すと、ブラシ軸が機体にセットされたままの状態でブラシ体がブラシ軸よりそっくり取り外される。
【0045】
新しい分割型のブラシ体をブラシ軸に前記取付ボルトにより固定し、いずれか一方のブラシ体のフランジ部を係止手段で係止して再び育苗箱洗浄作業を継続できるうえに、ブラシ体が回転しながら育苗箱をブラシ洗浄するとき、このブラシ体の前後のフランジ部に設けた係止手段により左右の分割ブラシ体が一体となって回転中の相互の振れが防止でき、従来のこの種の分割ブラシ体のように回転中の相互の振れの発生がなくスムーズに育苗箱がブラシ洗浄できるため、育苗箱の洗浄を極めて効率良く実施できる作業性の良い育苗箱洗浄機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の一部を切り欠いた正面図である。
【図2】 上記の洗浄機構の構成を示す説明用分解斜視図である。
【図3】 本発明の一実施例のブラシ体の構成を示す一部を切り欠いた側面図である。
【図4】 上記のいずれか一方のブラシ体とブラシ体の係止手段の構造を示す説明用分解斜視図である。
【図5】 上記の一部を切り欠いた側面図である。
【符号の説明】
1 機体
2 導入移送ローラ
2’ 導入移送ローラ
3 導出移送ローラ
3’ 導出移送ローラ
4 噴射ノズル
5 洗浄機構
6 ブラシ体
6’ ブラシ体
61 分割ブラシ体
61’ 分割ブラシ体
62 分割ブラシ体
62’ 分割ブラシ体
12 ジェット洗浄枠体
13 洗浄パイプ
14 高圧ポンプ
15 係止手段
16 ブラシ軸
16’ ブラシ軸
17 取付ボルト
w 育苗箱
Claims (3)
- 機体の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラと機体の右端部に所定の間隙を置いて上下一組の導出移送ローラを設け、この左右の導入・導出移送ローラの間に上下の噴射ノズルにより育苗箱をジェット洗浄する洗浄機構とジェット洗浄された育苗箱を回転しながらブラシ洗浄する上下に対設したブラシ体とを設け、前記洗浄機構を機体内の所定の位置に着脱自在に係止できる角形形状のジェット洗浄枠体で形成し、このジェット洗浄枠体を構成する上下の洗浄パイプに育苗箱をジェット洗浄する複数個の噴射ノズルを付設し、このジェット洗浄枠体に高圧ポンプを連設したことを特徴とする育苗箱洗浄機。
- 前記ブラシ体を左右の分割ブラシ体に形成し、この夫々のブラシ体のいずれか一方のブラシ体の前後のフランジ部に分割ブラシ体の回転中の振れを防止する係止手段を設け、この夫々のブラシ体を上下のブラシ軸に着脱可能に固定する取付ボルトを付設したことを特徴する請求項1記載の育苗箱洗浄機。
- 機体の左端部に所定の間隙を置いて対設した上下一組の導入移送ローラと機体の右端部に所定の間隙を置いて上下一組の導出移送ローラを設け、この左右の導入・導出移送ローラの間に上下の噴射ノズルにより育苗箱をジェット洗浄する洗浄機構とジェット洗浄された育苗箱を回転しながらブラシ洗浄する上下に対設したブラシ体とを設け、前記ブラシ体を左右の分割ブラシ体に形成し、この夫々のブラシ体のいずれか一方のブラシ体の前後のフランジ部に分割ブラシ体の回転中の振れを防止する係止手段を設け、この夫々のブラシ体を上下のブラシ軸に着脱可能に固定する取付ボルトを付設したことを特徴する育苗箱洗浄機。
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| JP31223697A JP3897882B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 育苗箱洗浄機 |
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|---|---|---|---|
| JP31223697A JP3897882B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 育苗箱洗浄機 |
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