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JP3908331B2 - コンクリート製ボックスおよびサポートシステム - Google Patents
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JP3908331B2 - コンクリート製ボックスおよびサポートシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線共同溝などの地下配線工事を行う際に好適なコンクリート製ボックス、サポートシステムおよびサポート部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力ケーブルおよび通信ケーブルや光ファイバーケーブルなどの多量のケーブルを敷設するために、道路に沿って多くの電線共同溝が施工されつつある。従来、この電線共同溝はU字型のコンクリート溝によって構成されていた。近年、さらに多量のケーブルを安価に、そして狭い面積に敷設できるように、図29に示すような道路1に沿って埋設管路2を施工し、ケーブルの分岐あるいは接続が必要な個所にコンクリート製のボックス10を設けて作業空間を確保する方針が打ち出されている。電線共同溝には、各家庭や事務所、工場等への電力、通信など多種多用なケーブルが設置されるので、分岐あるいは接続部に埋設されるボックス10も非常に大きなサイズのものが必要となる。従って、従来の底面がほぼ正方形をしたハンドホールと異なり、地下配線用の管路2に沿って長く延びた底面が略長方形をしたボックスの採用が検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような電線共同溝を用いて商店街やオフィース街などに大量のケーブルを埋設できるようにする必要がある。従って、多種多様で大量のケーブルを処理でき、さらに、安価で小型の分岐・接続用ボックスを実用化することが望まれている。分岐・接続用ボックス10は、図30に示すように地中9に基礎8を設けてその上に設置され、内部にケーブルなどが敷設された後に蓋12によって覆われる。分岐・接続用ボックス10の内部には、両側のケーブル6あるいは電線管などの配管7を配列するケーブルスペース(ケーブル設置スペース、ケーブル敷設スペース)4と、それらのケーブルスペース4の間の作業スペース5を確保する必要がある。さらに、ケーブルスペース4にはケーブルや配管を階層状に支持するサポート部材20を取りつける必要がある。このため、分岐・接続用ボックス10の側面11にはサポート部材20を固定するための大量のインサート(埋設金物)40が予め埋設される。
【0004】
サポート部材20を取りつける高さは支持するケーブルや配管の数や種類、さらに、分岐・接続用ボックス10を埋設する現場やその位置などによって様々である。従って、インサート40を埋設する位置や高さは個々の分岐・接続用ボックス10によって様々となる。通常、分岐・接続用ボックス10は、図31に示すようにU字型をした内型枠48と、その外側に位置する外型枠49とを組み合わせて、これらの型枠48および49の空間にコンクリート45を注入して成形される。分岐・接続用ボックス10の側壁11の内面に埋設されるインサート40は、ボックス10を成形するときに内型枠41に取りつけておく必要がある。従って、インサート40の位置を変更すると、内型枠48に数多くのインサート取付用の孔を開けたり、塞いだりする必要がある。特に、内型枠48の内部からボルト47を通してインサート40を設定する型枠では、内型枠48に大きな孔を開ける必要が生じ、これによって内型枠48に熱変形や歪みなどが発生するのでインサート40の位置は殆ど変更することができない。すなわち、内型枠48に孔を開けたり、溶接などによって閉じる作業を繰り返すと、型枠が変形してしまうので脱型ができなくなったり、コンクリートの壁面に歪みや荒れが生じ、型枠が使用できなくなる。従って、現場毎に型枠を作成するか、あるいは、現場でホールインアンカーなどを用いて対処するしか方法がなく、いずれの方法も高価であり、工場製作あるいは施工のために長い日数が必要となる。
【0005】
そこで、図32に示すように、側壁11に埋設されるインサート40の位置は固定しておき、それらのインサート40を用いてL字型のアングル材21を側壁11に取り付け、このアングル材21に用意された複数の固定孔32を用いて所望の高さにサポート部材20が固定する方法が考えられている。このようなサポート方法は、インサート40の埋設位置を固定できるのでボックスは簡単に製造でき型枠に対する影響もなく、さらに、見込み生産できるので安価に供給することが可能になる。さらに、現場でも適当な高さにサポート部材20を設定できるので自由度も高く、地下埋設配管の設計や施工も容易となり工期も短縮できる。しかしながら、できるだけ小型の分岐・接続ボックスを用いて多量のケーブルを処理するためにはアングル材21の占める空間23が無駄になるという問題がある。すなわち、側壁11からアングル材21が突出しているために、側壁11に沿ったスペースにケーブルや配管を敷設することができない。
【0006】
通常のコンクリート壁などに沿ってケーブルなどを敷設する場合は、アングル材21の占めるスペース23は数cm程度(多くは約7cm程度)なので問題となることはない。しかしながら、分岐・接続用ボックス10においては、図30に示した作業スペース5の幅が規格などによって所定の値(多くは約50cm程度)に設定されており、数cm程度であって狭くすることはできない。さらに、分岐・接続用ボックス10においては、主経路に沿った両方の側壁にケーブルが設置されるのでアングル材21の影響は大きく15〜20cm程度も有効に使用できるスペースが少なくなってしまう。従って、アングル材のスペース23に起因してケーブルスペース4の幅が不足する場合は、コンクリート製ボックス10の幅を若干広くする必要がある。しかしながら、コンクリート製ボックス10は、図31に示したような鉄製の型枠を用いて成形されており、小刻みな幅の増減に対処するだけの数の型枠を用意することは非現実的であり、実際には予定された幅、例えば800mm、1000mm、1200mmなどの段階的に設定された幅のコンクリート製ボックスを成形できる型枠が用意されるだけである。従って、アングル材のスペース23に起因して不足したケーブル敷設スペースを確保するためには、1つ上の幅のコンクリート製ボックスを採用する必要がある。例えば、上記の例では、ケーブルを敷設するためのスペースが1cm不足するだけでも幅が20cmも広いコンクリート製ボックスを採用せざるを得ない。このように、埋設されるコンクリート製ボックスを用いて地下配線を行う場合は、若干のスペースの不足によって、1ランク上の幅が広く、重く、さらに、高価なコンクリート製ボックスが必要になってしまうことがある。幅の広いコンクリート製ボックスを採用すると、埋設するための掘削量および埋め戻し量も増加し、重量物を設置するために大きな重機が必要になるので現場における費用も増加し、施工期間が延びる原因になる。
【0007】
従って、現状では、設計が終了した段階で各現場で共通する箇所にインサートを埋設しておき、他のサポート箇所は現場でホールインアンカーを用いるなどの折衷案が採用されることが多い。このため、設計が終了するまでコンクリート製ボックスの見込み生産もできず、また、生産を開始した後にインサートの位置変更が発生する可能性が高く、さらに、現場における位置変更もあるので、施工工事にも時間がかかる状況である。
【0008】
そこで、本発明においては、上記の問題点に鑑みて、サポート部材の高さを現場で適当に調整できるようにして、インサートの埋設位置を固定できるようにすると共に、ボックス内のスペースを有効に活用して小型で大量のケーブルを敷設することができるコンクリート製ボックスを提供することを目的としている。また、コンクリート製ボックス内のスペースを無駄にせず有効に活用できると共に、高さ調整も行えるサポートシステムおよびサポート部材を提供することも目的としている。そして、できるかぎり小型の分岐・接続用のコンクリート製ボックスを用いて多量のケーブルや配管を効率良く地下に敷設でき、短期間で低コストで地下配線工事を行えるコンクリート製ボックス、サポートシステムおよびサポート部材を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明においては、平板状のサポート固定板を採用し、さらに、側壁に取付治具を収納できる溝を設けることによってサポート固定板をコンクリート製の側面に面が合ったほぼ密着した状態でサポート部材を取り付けできるようにしている。すなわち、本発明の、側壁に配管またはケーブルのサポート部材が取り付られるようにプレハブされたコンクリート製ボックスにおいては、サポート部材を取りつける複数の固定孔が少なくとも1列に並んだ平板状のサポート固定板を側壁の固定板取付領域に面を合わせて固定できるように固定板取付領域に埋設された複数のインサートと、固定板取付領域内の固定孔に対応する位置に形成された取付治具収納溝とを有しており、固定孔に取付治具を用いてサポート部材を取り付ける際に、サポート固定板の側壁に面した裏面から突き出た取付治具の一部が取付治具収納溝に収納可能であることを特徴としている。
【0010】
コンクリート製の側壁にアングル材を収納できるような深さの溝を設けて、アングル材がコンクリート製ボックス内に突出する高さを減じ、コンクリート製ボックス内のスペースの利用率を上げることも可能である。しかしながら、幅が7cm程度もあるアングル材を収納しようとすると、コンクリート製の側壁に設ける溝は非常に深くなり壁厚が不足するので、壁の強度を考慮すると十分な深さの溝を用意できずアングル材を収納することが難しい。特に、深い溝を形成すると鉄筋を敷設する厚みがなくなってしまうので、壁の強度を確保できない。アングル材を収納できるような溝が設けられる程度まで側壁を厚くすることも可能であるが、側壁を厚くすると、コンクリート製ボックスが大きく、そして、重くなるのでボックスを小型化、軽量化できず、さらに製造コストも高くなる。
【0011】
そこで、本発明においては、平板のサポート固定板を用いることにより側壁からサポート固定板が突出するスペースを大幅に削減できるようにしている。サポート固定板にサポート部材を取りつけるためにはボルト・ナットなどの取付治具が必要となり、その一端はサポート固定板の裏面から突出する。このため、本発明のコンクリート製ボックスにおいては、固定板取付領域内の固定孔に対応する位置にボルトナットなどの取付治具の突出した部分を収納できる取付治具収納溝を設けておくことによって固定板取付領域にサポート固定板を面が合った状態で取付できるようにしている。
【0012】
このように、本発明のコンクリート製ボックスにおいては、サポート部材の高さ調整の可能なサポート固定板を用い、さらに、サポート固定板を側壁に面を合わせて取付できるようにすることにより、汎用性があり、内部スペースの利用効率が大幅に向上したコンクリート製ボックスを提供できる。従って、本発明により、小型で大量のケーブルや配管を処理でき、さらに、量産可能なコンクリート製ボックスを実現できる。さらに、サポート固定板を側壁に面を合わせて取付できることにより、サポート固定板を固定板取付領域における構造部材としても期待することが可能であり、取付治具収納溝を設けることによるコンクリート製ボックスの強度低下も抑止できる。
【0013】
さらに、取付治具収納溝は、ボルトナットなどのヘッド部分の形状に合わせて成形することにより回り止めを兼ねた構成にすることが可能である。これにより、取付治具のヘッドを側壁側に向けてサポート部材を取付できる。ボルトのヘッドなどの取付治具のヘッド部分の厚みはほぼ一定であるので、取付治具収納溝は浅くて良く、十分な壁厚を確保でき、また、側壁を補強するために埋設されている鉄筋との干渉も防止できる。さらに、回り止めを兼ねた構成にすることにより、側壁の表面側からサポート固定板にサポート部材を簡単に取りつけることができる。このような取付治具収納溝は、それぞれの固定孔毎に形成しても良いし、固定孔に対応した少なくとも1列の取付治具収納溝を固定板取付領域の長手方向に形成しても良い。
【0014】
一方、固定孔に雌ネジを形成したり、あるいは雌ネジの形成されたナットを固定孔に続けて接続するなどの方法により固定孔自体で取付治具を固定できるようにすることも可能であり、固定孔にボルトなどの取付治具をねじ込むだけでサポート部材を取り付けできるので便利である。
【0015】
さらに、固定板取付領域の部分を、サポート固定板を収納可能な程度に浅い固定板収納溝とすることにより、側壁の厚みを用いてサポート固定板を収納することが可能である。これにより、サポート固定板が壁面内に収納されるので、ボックス内のスペースが広がり、従来、サポート固定板の厚み方向のスペースを、さらにケーブルあるいは配管の敷設のために活用できる。この場合は、固定板収納溝の内部に取付治具収納溝が形成され、側壁に周囲から中央に向かって多段階に凹んだ少なくとも1本の溝が形成される。さらに、固定板収納溝の内部にインサートが埋設される固定板収納溝の深さをサポート固定板の厚みと同じ程度にすることにより、側壁の壁面とサポート固定板の表面を合わせて平らにすることができるので好ましい。また、固定板収納溝の深さをサポート固定板の厚みの2〜3倍程度にすることによりサポート固定板をインサートに固定するためのボルトあるいはナットが側壁の厚みに収納できるのでボックス内のスペースをさらに有効に活用できる。
【0016】
もちろん、サポート固定板が埋設された状態のコンクリート製ボックスを提供することも可能であり、このボックスにおいては、サポート固定板の裏面に取付治具収納溝が形成された状態となる。サポート固定板を埋設する場合は、取付治具収納溝も形成できるように、サポート固定板の側壁側(埋設側)に中空の溝部分を形成する型枠を設けておくことが有効である。
【0017】
また、コンクリート製ボックスの側壁に用意された固定孔と、これらの固定孔を用いて取付られるサポート部材とを備えた本発明のサポートシステムは、平板状のサポート固定板あるいはインサートなどの埋設金物によって固定孔がコンクリート製ボックスの内側を向いて配置されているので、ボックス内のスペースを効率良く使用することができる。また、本発明のサポート部材は、配管またはケーブルを支持するために平板状のサポート固定板などによって形成された固定孔に取付可能できるように、複数の取付孔が固定孔に対応して少なくとも1列に配置された取付部であって、サポート固定板あるいは固定孔が用意された側壁の内面に面を合わせて取りつけられる略平らな取付壁面を備えた取付部と、この取付部の取付壁面からほぼ直角に延びた配管またはケーブルを支持する支持部とを備えていることを特徴としている。さらに、鉛直方向に延びた支持プレートを設けることにより、簡単な構成で配管またはケーブルの加重に耐えられるサポート部材とすることができる。サポート固定板またはコンクリート製ボックスの内面あるいはサポート部材の取付部に少なくとも2列の固定孔あるいは取付孔を千鳥状に配置することにより、固定孔あるいは取付孔のピッチは変えずにサポート部材の高さ、あるいは位置を微調整できる。また、取付孔を固定孔よりも短い間隔で設けることによってもサポート部材の高さ、あるいは位置を微調整できる。千鳥状の配置を採用するとことにより、孔同士の間隔を十分に確保できるので、サポート固定板あるいはサポート部材の強度を落とさず、また、低コストで、従来よりも細かいピッチで高さあるいは位置調整可能なサポートシステムを提供できる。このようなサポート部材は、コンクリート壁面にインサートが埋設されたハンドホールなどにおいてもケーブルあるいは配管の設置高さ、位置の微調整を行うことができる。
【0018】
取付治具収納溝の代わりにサポート固定板の埋設側に固定孔と繋がるように中空で内部に雌ネジの形成された袋ナットやインサートなどの埋設金物を埋設して固定孔を設けることも可能である。また、サポート固定板を省いてインサートを所定の間隔で列状に埋設して固定孔を設けることも可能である。例えば、複数のノブが適当な間隔で並んだ補助型枠を用いてインサートを並べて埋設し、ボックスを脱型した後に補助型枠を取り除くことにより、側壁にインサートが並んだ溝を形成することが可能であり、この溝にサポート部材の少なくとも1部を収納することができる。これらのインサートなどの埋設金物を用いた固定孔に対し、上記のようなサポート部材を用いることが可能である。しかし、埋設金物と側壁の鉄筋との干渉を考慮すると、埋設金物のピッチはそれほど狭くできない。このため、サポート部材の取付部に固定孔よりも狭いピッチで複数の取付孔を配置し、使用する取付孔を選択することによってサポート部材の高さあるいは位置を調整することが望ましい。
【0019】
さらに、サポート部材は、取付孔を支持部の上方に配置し、その下方に支持プレートを配置することにより、支持部の強度を高め歪みなどが発生するのを防止できる。このようなサポート部材は上下の間隔を狭く配置すると支持プレートと取付部が干渉する可能性があるので、支持プレートを上方に延長した取付部の上端部分に支持プレートの幅よりも広い溝または切欠きを設けておくことが望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1に、本発明の実施の形態に係るコンクリート製の分岐・接続用ボックス10、およびその内部に取りつけられたサポート固定板30と、このサポート固定板30に配置された固定孔およびサポート部材20からなるサポートシステムの概略を示してある。本例の分岐・接続用ボックス10は、側壁11、端壁13および底壁14がコンクリートにより一体に成形された端壁13の方向に長い直方体状のボックスである。端部13には、ケーブルや配管をボックス10の内部に導入するための引出し孔13aが設けられており、この引出し孔13aから埋設電線管などによって構成された地下配線の主経路からケーブルを引き込んでボックス10の内部で処理できるようになっている。
【0021】
この分岐・接続用ボックス10の側壁11の内面11aには、垂直方向に延びたほぼ長方形の固定板収納溝15が2つ形成されている。さらに、この固定板収納溝15の中央部に溝15の長手方向に延びたほぼ長方形あるいは帯状の取付治具収納溝16が形成されている。取付治具収納溝16の幅は固定板収納溝15より狭く、固定板収納溝15の内部には取付治具収納溝16の両側に平面状の固定板取付面15aが形成されている。さらに、固定板取付面15aの上下の端に近い箇所に2つづつ計4つのインサート40が埋設されている。これらの固定板収納溝15および取付治具収納溝16によって、側壁11の内面11aに周囲から中央に向かって多段階に凹んだ溝が形成されており、さらに、それぞれの溝15および16は、これらの溝を成形する型枠が抜けるように内面11aから溝の底に向かって幅が徐々に狭くなったテーパ状に形成されている。
【0022】
図2ないし図4に示すように、側壁11に形成された固定板収納溝15は、長方形で平板状のサポート固定板30を収納するための溝であり、この固定板収納溝15の幅および長さはサポート固定板30の幅および長さとほぼ同じあるいは若干大きく設定されている。従って、固定板収納溝15の内部にサポート固定板30を収納できる固定板取付領域19となっている。さらに、サポート固定板30の上下の端にはボルト39を通しサポート固定板30を固定板収納溝15の内部に埋設されたインサート40に取付できる取付孔38が形成されている。また、固定板収納溝15の内部は平らな固定板取付面15aになっている。従って、図4に示すように、サポート固定板30をボルト39によって固定板収納溝15に取りつけることにより、サポート固定板30の裏面30bが固定板取付面15aに面を合わせて取付でき、裏面30bおよび固定板取付面15aがほぼ密着した状態で側壁11に固定することができる。また、本例の固定板収納溝15の深さ15dはサポート固定板30の厚み30dの2〜3倍に設定してある。このため、サポート固定板30が固定板収納溝15に格納され、さらに、サポート固定板30を固定板収納溝15に取りつけるボルト39のヘッド39aも固定板収納溝15の内部に格納されるようになっている。従って、側壁11の内面11aからサポート固定板30に関連する部材および治具の一部がボックス10の内側に突出することはなく、これらが側壁11の内部に収納できる。このため、ボックス10の内側のスペースを完全にケーブル敷設スペースおよび作業スペースとして利用できる。
【0023】
もちろん、固定板収納溝15の深さ15dはサポート固定板30の厚み30dと同じ程度でも十分であり、サポート固定板30の表面30aと側壁11の内面11aがほぼ面位置になるように設定しても良い。この場合は、サポート固定板30をインサート40に取りつけるための孔38の位置をケーブルあるいは配管の設置高さから離れた位置、例えば、底面14に近い位置や側壁11の上端に近い位置に設け、ケーブルや配管との干渉ができるかぎり生じないようにすることが望ましい。また、インサート40の位置がケーブルあるいは配管の設置高さになる場合は、ボックス10の内部のスペースをケーブルスペースとして可能な限り利用できるようにヘッド39aの薄いボルト39を用いてサポート固定板30を取りつけることが望ましい。さらに、本例では、平板状のサポート固定板30を用いているので、固定板収納溝15を設けていないコンクリート製ボックスであってもボックス10の内部のスペースをケーブルスペースとして十分に効率良く利用することができる。
【0024】
さらに、本例の分岐・接続用コンクリート製ボックス10は、平板状のサポート固定板30を採用することが可能なので、サポート部材20の取付位置は現場で自由に選択できる。このため、現場によってインサート40の埋設位置が変わることはなく、分岐・接続用コンクリート製ボックス10を量産することが可能になり、安価に、そして短期間に供給することができる。さらに、設計段階でインサートの埋設位置を決定する必要がなくなり、現場施工においてもホールインアンカーを用いた施工が不要になるので労力を軽減でき、施工期間を大幅に短縮することができる。
【0025】
本例の分岐・接続用コンクリート製ボックス10においては、固定板取付領域19の内面、すなわち、固定板収納溝15の取付面15aにサポート固定板30の面を合わせるように取りつけている。従って、側壁11にサポート固定板30が面が合ったほぼ密着した状態となるので、ボックス10の内部スペースを活用できると同時に側壁11の構造部材としてサポート固定板30を考慮することも可能である。すなわち、固定板収納溝15の部分に生ずる引っ張り力や圧縮力に対する抗力要素としてサポート固定板30を考慮することも可能である。この固定板収納溝15の部分は取付治具収納溝16も形成され、側壁11の厚みが周囲と比較し薄くなるので強度が低下するが、サポート固定板30を側壁11に密着して取りつけることにより、強度を低下を抑止する効果を得ることができる。従って、サポート固定板30を収納する固定板収納溝15を形成することによってコンクリート製ボックスの壁厚みが増加するのを防止することが可能である。また、サポート固定板30による強度アップを期待しない場合であっても、サポート固定板30は平板であり、側壁11にほぼ密着して取付られるので側壁11の厚みの減少は僅かであり、本例の固定板収納溝15を設けることによる側壁11に対する強度的な影響は少ない。
【0026】
本例のサポート固定板30には、図2に示すようにサポート固定板30の幅方向に長い固定孔32がサポート固定板30の中央部の長手方向に列状に形成されている。これらの固定孔32はサポート固定板30が十分な強度を保持できる程度のピッチ、例えば、2cm程度のピッチでサポート固定板30に形成されている。また、固定板収納溝15の中央には、この固定孔32に対応する位置に固定孔32とほぼ同じ幅の取付治具収納溝16が用意されている。従って、図3に示すように、サポート部材20をサポート固定板30に取りつけるための取付治具29を、そのヘッド29aが取付治具収納溝16に収納されるような方法で取りつけできる。そして、ヘッド29aがサポート固定板30の裏面30bから突出した状態でサポート固定板30を固定板収納溝15の内部に面を合わせて取りつけることができる。取付治具収納溝16を設けることにより、取付治具29のヘッド29aの高さ分だけサポート固定板30を側壁11から離して取りつける必要がなくなり、分岐・接続用ボックス10の内部スペースの利用効率を高められると共にサポート固定板30を側壁11に密着して取付できるので強度的な効果も得られる。
【0027】
また、本例の分岐・接続用コンクリートボックス10は、取付治具収納溝16に取付治具29のヘッド29aを差し込んでサポート部材20を取り付けできるようにしているので、取付治具収納溝16の深さ(厚み)はヘッド29aが入る程度で良い。従って、図3に示すように固定板収納溝15および取付治具収納溝16を側壁11の内面に薄く形成することが可能となる。このため、取付治具収納溝16は側壁11を補強するために埋設される鉄筋18と干渉せず、取付治具収納溝16の部分の鉄筋18のコンクリート被りを確保するために側壁を厚くするといった設計も不要である。また、本例のように、取付治具収納溝16に取付治具29のヘッド29aを差し込んでサポート固定板30の表面30aの側からナット28でサポート部材20を固定する方法であれば、取付治具のネジが潰れたなどのトラブルが起きた際でも取付治具29の交換も容易である。また、表側(ボックス10に内面側)からダブルナットなどの用いて緩み止めを施すことも可能である。
【0028】
図5および図6に、本例の取付治具29を取付治具収納溝16を用いて取りつける様子を示してある。本例の分岐・接続用コンクリート製ボックス10においては、側壁の内面11にサポート固定板30が予め取りつけた後に、ケーブルあるいは配管のサポート部材20が取りつけられる。従って、取付治具収納溝16に挿入された取付治具29のヘッド29aを直には操作できない。このため、本例においては、取付治具のヘッド29aがナット28を締める際に供回りしないようにする必要がある。そこで、本例においては、ヘッド29aの形状として固定孔32に入る程度の楕円または長円状のものを採用している。本例の取付治具29のヘッド29aを固定孔32に挿入して90度程度回転するとヘッド29aが取付治具収納溝16の壁面と干渉し供回りが発生しない。本例のサポート部材20をサポート固定板30に取りつけるときは、まず、取付治具29をヘッド29aの方向から固定孔32に挿入する。次にサポート部材20を取付治具29に通してサポート固定板30の表面方向からナット28を締めつける。このような方法によってサポート部材20をサポート固定板30に対し容易に、そして、確実に取りつけることができる。
【0029】
本例のサポート部材20は、図1あるいは図4に示すように、サポート固定板30に面して取付られる取付部24と、この取付部24からほぼ垂直な方向に延びた支持部25を備えており、本例の支持部25は鉛直方向に延びた支持プレート25aによって構成されている。そして、この支持部25の先端26が強度を確保するためにさらに直角に曲がっている。本例のサポート部材20は、取付部24から支持部25がほぼ直角に延びているので、側壁11に沿って並列に取付られた複数の平板状のサポート固定板30を用いて、側壁11に対し垂直に延びるように支持部25を取り付けることが可能であり、この支持部25の上下に配管やケーブルを配置して支持することができる。また、本例のサポート部材20においては、支持部25を鉛直方向に延びたプレート材(支持プレート)25aによって構成しており、薄い部材で配管やケーブルの加重に耐えられるサポート部材を簡単に構成することができる。また、本例のサポート部材20では、取付部24から支持部25がL字型に延びており、このような形状はサポート部材の形状に打ち抜いたプレート状の部材を直角に曲げて取付部24と支持部25を簡単に製造できる。サポート部材20は、本例のようにL字型に限らず、T字型に取付部24と支持部25が組み合わされたものなどであってももちろん良い。
【0030】
さらに、本例のサポート部材20の取付部24は、サポート固定板30に面を合わせて取付できる取付壁面24aを備えており、この取付壁面24に2列の取付孔27aおよび27bが用意されている。そして、これら2列の取付孔27aおよび27bが千鳥状に交互の高さに形成されている。列状に配置された取付孔27aあるいは27bのピッチは、取付孔同士の間に残される取付部24の面積から強度を考慮すると所定の間隔以下にすることは不可能である。例えば、直径12mmの取付治具29を採用した場合、個々の取付孔27aあるいは27bの直径は13mm程度にする必要があり、取付孔同士の間の最小幅は5mm程度確保する必要がある。このため、取付孔27aあるいは27bのピッチは18〜20mm程度が最小であり、これより狭くすることは不可能である。従って、1列の取付孔では、2cm程度以下のピッチでサポート部材20の取付高さを調整することはできない。これに対し、本例のサポート部材20では、2列の取付孔27aおよび27bが千鳥状に用意されている。従って、各々の列の取付孔27aおよび27bのピッチは2cmであっても、取付孔27aおよび27bの列を選択することにより、その半分の1cmのピッチでサポート部材20の取付高さを調整することができる。取付孔として縦に長い長孔を採用することにより、高さの微調整を行うことも可能であるが、本例と比較すると加重などによる位置ずれが発生し易くなる。
【0031】
本例では、サポート部材20の取付孔27を千鳥状に配置して高さ調整できるピッチを小さくしているが、サポート固定板の固定孔32を千鳥状に配置しても同様に高さ調整可能なピッチを小さくすることができる。さらに、取付孔あるいは固定孔を千鳥状に配置することにより個々の列の取付孔あるいは固定孔のピッチは孔同士の間に十分な距離を設けて十分な強度的を保つようにすることができる。このため、位置の微調整が可能で、さらに強度の高いサポート固定板30およびサポート部材20を提供できる。また、個々の列の固定孔あるいは取付孔は従来と同様にドリルなどによって簡単に形成できるので加工費などのアップは少ない。さらに、本例では2列の取付孔を千鳥状に交互に配置してあるが、3列以上の取付孔を千鳥状に配置することも可能であり、これによってさらにさらに細かいピッチで高さ調整できる。また、本例のサポート部材20を複数のインサートが埋設されたハンドホールなどに用いることも可能であり、インサートの位置を変更せず、また、同一のサポート部材20を用いて設定位置の微調整を行うことができる。
【0032】
図7および図8に、本例の分岐・接続用のコンクリート製ボックス10の製造時に固定板収納溝15および取付治具収納溝16を形成する方法を幾つか例示してある。図7および図8に示した方法は、固定板収納溝15および取付治具収納溝16の形状に成形された溝形成型枠41を用いた方法である。図7に示した方法は、溝形成型枠41の外型枠49の側に設置されるインサート40に設定用のボルト42を通し、このボルト42を内型枠48に設定したインサート保持具43に取りつけて固定する方法である。インサート40をインサート保持具43によって内型枠48に固定することにより、溝形成型枠41も内型枠48の側に設定される。溝形成型枠41と内型枠48の間にはゴムなどのパッキン46を挟んでコンクリートののろが進入するのを防止する。さらに、インサート保持具43として脱型時に自動的に切断される樹脂製の突起43aを備えたものを採用することにより、溝成形枠41がコンクリート45と一体となって内型枠48から脱型できる。これにより、脱型する前に内型枠48の内部から溝成形枠41を内型枠48に固定しているボルト42を外すといった手間を省くことができる。
【0033】
図8に示した方法は、外型枠49の側からインサート40を固定するインサート保持具44を用いて溝成形型枠41を内型枠48に押しつける方法である。このインサート保持具44は一方の端に外型枠49の内面に取付られたボス44aに嵌め込める凹み44bを備えており、他方の端にインサート40を嵌め込める溝44cを備えている。そして、このインサート保持具44は脱型された後にコンクリート45の内部に埋設された状態になるので、インサート保持具44の中央部を封止44dし、さらに、中央部の外周面には鍔44eを設けて水路ができないようにしてある。このようなインサート保持具44によってインサート40および溝成形型枠41を内型枠48に押圧し、コンクリート45を打設できる。脱型時は外型枠49を外すことにより溝成形型枠41が内型枠48に押圧されなくなるので溝成形型枠41とコンクリート45を一体として内型枠48から脱型し、その後で溝成形型枠41をコンクリート45から取り外せる。もちろん、溝成形型枠41をプラスチックなどの樹脂で構成してコンクリート45に埋設することも可能である。このような溝成形枠を用いれば、固定板収納溝15および取付治具収納溝16の内面がプラスチックなどの樹脂で形成されるので、壁面の欠け落ちなどを防止することが可能になる。埋め込みタイプの溝成形型枠を採用する場合は、本例のようにテーパ状の側面ではなくほぼ直角に凹んだ固定板収納溝15あるいは取付治具収納溝16を形成できる。
【0034】
また、コンクリートブロックの側壁の構造部材として設定される鉄筋(不図示)に鉄製などの溝成形型枠を取り付け、コンクリートブロックに埋設することも可能である。さらに、サポート固定板30を溝成形型枠に溶接などによって固定してコンクリートブロックに埋設することも可能である。さらに、型枠48あるいは49にボルトを用いてインサート40を設定し、脱型する前にボルトを取り除くといった方法を採用することももちろん可能である。
【0035】
〔第2の実施の形態〕
図9および図10に、上記と異なる本発明の実施の形態を示してある。図9に示した分岐・接続用のコンクリート製ボックス10においては、側壁11の内面11aに平面状の固定板取付領域19が設けられており、この固定板取付領域19にサポート固定板30を取りつけるためのインサート40が埋設されている。また、固定板取付領域19のほぼ中央部に取付治具収納溝16が用意されている。本例のコンクリート製ボックス10は、固定板収納溝15を備えていないので、サポート固定板30および取付用のボルトのヘッド39aが側壁の内面11aからボックス10の内側に突き出た状態になる。しかしながら、本例のコンクリート製ボックス10においても、平板状のサポート固定板30を用いてボックス10の内側(側壁11の内面11aの側)を向くように形成された複数の固定孔32と、これらの固定孔32を選択して取付できるサポート部材20を備えたサポートシステムを採用することができる。さらに、取付治具収納溝16が側壁11に形成されているので、ボックス10の内部のスペースの内、サポート固定板30が専有するスペースは僅かであり、ボックス10の内部をケーブルスペースおよび作業スペースとして十分有効に活用することができる。
【0036】
さらに、図10に示すように、本例のサポート固定板30には、その中央の長手方向に連続的な溝33が形成されており、この溝33の端、あるいは適当な位置に溝33より幅の広い方形の導入口34を設けてある。この固定溝33には、ほぼ正方形のヘッド29aを持った取付治具29を取りつけ可能であり、固定溝33に沿って取付治具29を動かすことによりサポート固定板30のどの位置にでもサポート部材20を固定できる。従って、ケーブルや配管の設置高さを自由に選択することが可能である。このような連続的な溝33を図11に示すようなチャンネル材料36を側壁11に埋設して形成することも可能である。さらに、固定治具37のように、固定溝33の内部に挿入して回転させるとチャンネル材料36とかみ合うよう取付金具を用いてサポート部材20を取りつけることも可能である。図11には、サポート部材20を固定するチャンネル部材36の表面が壁面11aと面位置になるように埋設してあるが、壁面11aから若干凹んだ位置となるように埋設してももちろん良い。これは、上述したサポート固定板30においても同様であり、サポート固定板30が壁面11aと面位置となるように設定され固定板収納溝15を形成しても良いことは上述した通りである。
【0037】
さらに、固定溝33は、図12に示すようにサポート固定板30の長手方向に断続的に設けることも可能であり、さらに、図13に示すようにサポート固定板の幅方向に設けることも可能である。断続的な固定溝33とすることにより、サポート部材20を取りつける際は同じ位置の固定溝33を使用することができるので、連続した固定溝と異なりレベル出しの手間を省くことができる。これは、上述したような複数の固定孔32が設けられた固定板30を用いた場合も同様である。もちろん、連続した固定溝33に所定のピッチで予めマーキングを施しておくことにより、レベル出しの手間を少なくすることも可能である。
【0038】
図14および図15は、上記とさらに異なる本発明の実施の形態であり、図14に示したコンクリート製ボックス10の側壁11の内面11aの固定板取付領域19は平面状に仕上げられておりインサート40が埋設されている。そして、本例のサポート固定板30は、その中央部に取付治具収納空間17が設けられるように段差が形成されており、サポート固定板30を固定板取付領域19に密着して取り付けるとサポート固定板30の裏面に取付治具収納空間17が形成される。本例では、固定板取付領域19に固定板収納溝および取付治具収納溝15が形成されていない。このため、ボックス10の内部のスペースのうち、サポート固定板30および取付治具収納空間17の厚みだけがケーブルスペースおよび作業スペースとして使用できない。しかしながら、本例においてもサポート固定板30が平板状であるので、内面(壁面11aの側)を向いた固定孔32と、この固定孔32に取付られるサポート部材20を用いたサポートシステムを採用することができ、また、サポート固定板30が側壁11の内面11aからボックス10の内側に突出してケーブルスペースとして利用できなくなる部分を非常に僅かな部分にとどめることができる。従って、従来のアングル材と比較しコンクリート製ボックス10の内部スペースの利用効率を向上することができる。
【0039】
また、本例のサポート固定板30には、2列の固定孔32aおよび33bが設けられており、これら千鳥状に交互に配置されている。従って、上述したように、この2列の固定孔32aおよび33bを選択することにより、それぞれの列の固定孔32aおよび32bのピッチの半分の間隔でサポート部材20の取付高さを調整することができる。
【0040】
図16に、さらに上記とさらに異なる本発明の実施の形態を示してある。図16に示したコンクリート製ボックス10は、その側壁11に図3に示した例と比較し若干深い取付治具収納溝16が形成されている。そして、内部に雌ネジが形成された固定孔32、あるいは、固定孔32の裏側にナット51が溶接されたサポート固定板30が固定板収納溝15に固定されている。従って、本図に示すように、取付治具29のヘッド29aがボックス10の内側となるようにサポート部材20をサポート固定板30の固定孔32に取り付けることができる。このため、本例のコンクリート製ボックス10の固定孔32およびサポート部材20を用いたサポートシステムは作業性が非常に良い。その反面、取付治具29の先端部分29bが取付治具収納溝16の内部に入れるようにする必要があるので、取付治具29の長さや取付治具収納溝16の深さを調整し、側壁11の強度を確保し、また、適当な厚みで鉄筋18を覆えるようにすることが望ましい。
【0041】
これらの例に示したように、コンクリート製ボックス10の側壁11にサポート固定板30を用いて複数の固定孔32を内壁11aに向いて、すなわち、ボックス10の内側を向くように設け、これらの固定孔32を選択して取付できるサポート部材20を用いたサポートシステムを採用することにより、サポート部材20の高さを現場で自由に施工できると共に、コンクリート製ボックス10の内部のスペースを側壁11の極めて近傍あるいは側壁11の面位置まで有効利用することができる。また、サポート部材を固定孔に取り付ける取付治具を収納できる取付治具収納溝16を設けることによってサポート固定板30によって専有されるスペースを削減することが可能である。このため、サポート固定板30をコンクリート製の側面により密着した状態でサポート部材を取り付ることができ、ボックス内のスペースの利用効率を向上できる。また、サポート固定板30を収納可能な固定板収納溝15を側壁11に設けるにより、サポート固定板30を側壁内に収納することも可能になるので、ボックス10の内部を全てケーブルなどの設置スペースおよび作業スペースとして活用することができる。
【0042】
さらに、サポート固定板あるいはサポート部材の取付部に固定孔あるいは取付孔を千鳥状に形成することにより、固定孔あるいは取付孔のピッチは変えずにサポート部材の高さを調整できるピッチを半分あるいはそれ以下にすることが可能である。従って、現場に適応してケーブルや配管のサポートを設置できるコンクリート製のプレハブボックスを提供することが可能であり、このようなコンクリート製ボックスは見込み生産ができるので向上で大量生産可能であり、安価に短期間で提供できる。このように、本例の分岐・接続用ボックスを用いることにより、幅の狭いボックスを用いて大量のケーブルを処理できるので、分岐・接続用ボックスの費用はもちろん、掘削および埋め戻しにかかる費用や期間を軽減することが可能であり、電線共同溝などの地下配線工事を短期間で安価に行うことが可能になる。
【0043】
〔第3の実施の形態〕
図17および18に、上記と異なった本発明の実施の形態を示してある。図17は、サポート固定板30の裏側30bに袋ナット52を取り付けてボックス10の側壁11に埋設し、サポート固定板30の固定孔32にサポート部材20を取り付けられるようにしたサポートシステムを示してある。また、図18は、コンクリートボックス10の側壁11に溝55を形成し、その溝55にインサート56を並べて埋設し、内面11aに向いて開いた固定孔32を用意すると共に、これらの固定孔32にサポート部材20を取り付けられるようにしたサポートシステムを示してある。
【0044】
側壁11に複数のインサート56を一定のピッチで埋設するには、ボックス10を成形する内型枠にインサート56を取り付けるための孔あるいはボスをそのピッチで設けておくことが可能である。しかしながら、固定孔32のピッチが異なると内型枠を変更する必要があるので、コストが高く手間がかかる。そこで、本例では、図19に示すように、インサートを取り付けるためのボス58が適当なピッチで取り付けられたプレート状の補助型枠59を用い、この補助型枠59にインサート56を設置してボックス10を成形するようにしている。補助型枠59は、脱型時に内型枠から外れるように取り付けておくことも可能である。あるいは、図8に示したように外型枠と内型枠で挟み込んで使用し、脱型時に自動的にボックス10と共に脱型されるようにすることも可能である。そして、ボックス10を脱型した後に図20に示すように補助型枠59を側壁の内面から取り除くと、溝51の内部に列状に並んだ固定孔32が現れる。
【0045】
補助型枠59を用いることにより、インサートの埋設ピッチが変更になった場合は補助型枠59を変えれば良いので、ボックス10を成形する型枠には影響がなく短時間でコストをかけずにピッチの異なる固定孔32が設けられたボックス10を提供することができる。また、補助型枠59を用いて側壁11に列状に埋設されたインサート56により固定孔32が形成され、その補助型枠59は何度でも再利用ができるので固定孔32の製造コストを低くできる。さらに、補助型枠59によって側壁11に溝55が形成されるので、この溝55を上記の固定板収納溝15と同様にサポート部材20の取付部24の収納スペースとして利用することができる。従って、ボックス10の内部のスペースを効率良く利用することができる。
【0046】
インサート56は、適当なインサート保持具57を用いることによりボス58に着脱可能に取り付けることができる。例えば、本願の発明者によるボスの取付部分が2重になったインサート保持具を用いることにより補助型枠59の着脱が容易となる。また、補助型枠59にはボスの代わりにインサート保持具を取付るための孔を設けておいても良いことはもちろんである。図7に示した切断可能な突起を備えたインサート保持具を用いても、固定孔用のインサート56を所定の位置に容易に埋設することができる。
【0047】
インサート56あるいは袋ナット52などの中空で内部に雌ネジが形成された埋設金物を用いて固定孔32を形成することにより、サポート部材20を取り付けるボルトなどの取付金具29は先端から固定孔32に差し込むことができる。このため、サポート部材20の取付作業を効率良く行うことができるサポートシステムを提供できる。しかしながら、インサート56おび袋ナット52は側壁11に埋設される部分が長くなるので、鉄筋18と干渉しないように配置する必要がある。例えば、鉄筋18が100mmピッチで側壁11に配筋されていると、インサート56を50mmピッチで鉄筋18と干渉しないように埋設することは難しく、ピッチがずれてしまう可能性がある。従って、インサート56も鉄筋と同じ100mmピッチ、あるいはその倍のピッチなど鉄筋と干渉しないピッチで埋設して鉄筋18との干渉を避けることが望ましい。このため、固定孔32は100mmピッチあるいはそれ以上、また、鉄筋との干渉を避けた不規則なピッチとなるので、この状態でサポート部材20の取付位置を50mmピッチで調整できるように、本例のサポートシステムに採用されているサポート部材20は図21および図22に示すように、取付孔27のピッチを固定孔32のピッチと異なるピッチ、例えば、固定孔32が100mmピッチであるとその半分の50mmにしている。もちろん、上記の実施の形態で説明したように、取付孔27を固定孔32と同じピッチで千鳥状に配置しても取付位置の調整は可能である。しかしながら、本例では、固定孔32のピッチが広く、その半分のピッチで取付孔27を設けても取付孔同士の間隔は十分であり強度不足にならない。従って、取付孔27を半分のピッチで上下に2段に設けることにより取付部24の面積を小さくしている。もちろん、これらの鉄筋のピッチやインサートのピッチなどは例示であり、これに限定されることはない。
【0048】
図21および図22に、本例のサポートシステムに採用されているサポート部材20を示してある。本例のサポート部材20は、取付部24が支持部25の上方に延び、支持プレート25aが支持部25を下方から支持する構成になっている。このように、取付部24を上方に設けることにより、取付孔27で支持部25を吊り下げる形になる。従って、上下の取付孔27cあるいは27dのいずれを使用しても取付部24は側壁11に密着した状態となって歪みは発生せず支持部25を支持できる。これに対し、取付部24を支持部25の下方に設けると、支持部25の荷重によって取付部24が側壁11から離れる方向に歪むので、変形しやすく、特に、上下に配置された取付孔のうち支持部から離れた取付孔を使用すると取付部24の強度が不足して歪みが発生し易い。従って、本例のサポート部材20のように取付孔27で支持部25を吊るような構成が強度的に望ましい。
【0049】
一方、支持部25の変形を防止するには、鉛直方向の支持プレート25aが有用である。支持プレート25aは支持部25の上方に設けることも可能であるが、支持プレート25aと支持部25の接合部、および支持プレート25aと取付部24の接合部のいずれにも張力が働く。このため、万一、接合部分に溶接不良などの接続不良があると強度が劣化し易い。これに対し、本例のように、支持プレート25aを支持部25の下方に設けると、支持プレート25aと支持部25の接合部、および支持プレート25aと側壁11との接触部のいずれもが圧縮となる。従って、接合部の剥離などの問題が発生することなく、非常に信頼性の高いサポート部材20を実現することができ、固定孔32とサポート部材20を用いて現場でサポート部材20の位置調整ができる高く安全で確実なサポートシステムを提供することができる。
【0050】
このように、本例のサポート部材20は、コンクリートの側壁11またはサポート固定板30と接触する平らな取付壁面24aを備えた取付部24と、この取付部24から取付壁面24aと逆方向に直角に延びたほぼ長方形の支持部25を備えている。また、取付部24の取付孔27cおよび27dは支持部25の上方で支持部25をつり下げる位置に左右2列で上下2段に配置されている。これらの取付孔27の内、左右いずれか一方の取付孔は上下に長い孔になっており、サポート部材20を固定するときに支持部25の傾きを調整できるようになっている。一方、支持プレート25aは、支持部25の中央を下方から支持するように設けられている。支持プレート25aは、加わる応力を考慮して支持部25の先端26から取付部24に向かって幅が広くなっており、全体としてほぼ三角形に形成されている。また、支持部25の先端26は、上記のサポート部材と同様に先端の強度を確保するために直角に折り曲げられている。
【0051】
本例のサポート部材20は、上方に延びた取付部24と、下方に延びた支持プレート25aが設けられているので、小型で搭載可能な重量の大きなサポート部材を提供することができる。一方、取付部24が上方に延び、支持プレート25aが下方に延びているので、列状に配置された複数の固定孔32を選択して上下にサポート部材20同士を近接して取り付ける場合は支持プレート25aと取付部24が干渉することになる。そこで、本例のサポート部材20は、支持プレート25aを上方に延長した取付部24の上端部分24bに支持プレート25aが収まる幅、あるいはそれ以上の幅の溝61を設け、支持プレート25aと取付部24が干渉しないようにしている。
【0052】
図23に、上下に列をなすように埋設されたインサート56を用いた固定孔32に、本例のサポート部材20を取り付ける例を示してある。本例のサポート部材20は、取付部24にインサート56よりも狭いピッチで2段に取付孔27cおよび27dが配置されている。このため、取付孔27のピッチでサポート部材20の取付高さを調整することができ、インサート56のピッチを縮めなくても良い。従って、鉄筋との干渉がないようにインサート56を側壁11に埋設することができる。また、図24に示すように、側壁11に溝51が形成され、その内部にインサート56が埋設されているので、サポート部材20の取付部24が溝51にほぼ収まる。このため、サポート部材20を側壁11に綺麗に固定することが可能であり、取付部24が側壁11の内面からボックス10の内側に殆ど飛びださないので、ボックス10の内部のスペースを有効利用できる。
【0053】
また、本例のサポート部材20は、取付部24に干渉防止用の溝61を設けてある。このため、図25に示すように、支持プレート25aと取付部24が干渉せずに、サポート部材20を上下に接近して配置できるので、取付孔27cあるいは27dのいずれにボルト29を通して固定孔32であるインサート56に取り付けても良く、サポート部材20の取付位置を自由に設定できる。従って、サポート部材20の取付位置を変えるだけでボックス10の内部のケーブルや配管の段積みを現場でフレキシブルに調整できる。このため、本例の分岐・接続用コンクリートボックス10においても、予め設定された一定、あるいは数種類のピッチで固定孔用のインサート56が埋設されたボックス10を製造・供給することが可能である。そして、現場においては、それらのボックス10を用いて、現場の状況に応じてサポート部材20の取付位置を決定し、現場に則した配置で配管、ケーブルあるいは電線管などをボックス内に施工することができる。
【0054】
なお、上記では、取付孔27が左右2列に並んだサポート部材の例を示してあるが、図26および図27に示すように、上下に2つの取付孔27cおよび27dが形成されたサポート部材20を提供することももちろん可能である。また、図26および図27に示したサポート部材20は、鉛直方向に延びた支持プレート25aが支持部25の端に沿って設けられている。このため、取付部24は、支持プレート25aとの干渉を避けるために支持プレート25aの延長上の側縁62を全体に欠いて支持部25よりも幅を狭くしてある。このため、図28に示すように、上下に隣接して配置しても支持プレート25aと取付部24は干渉せずにサポート部材20を固定孔に取付できるようになっている。
【0055】
以上に説明したように、本発明おいては、平板状のサポート固定板30あるいはインサート56を用いて列状に配置された固定孔32を側壁11の内面11aに向けて、すなわち、ボックス10の内側を向いて用意することにより、サポート部材20の取付高さ、あるいは位置を現場で自由に選べる汎用性のあるコンクリート製ボックスおよびサポートシステムを提供できる。同時に、これらの固定孔32とサポート部材20を用いたサポートシステムにより、コンクリート製ボックス内のスペースの利用効率を高めることができる。本例のコンクリート製ボックスは、個々の現場や埋設位置毎にインサートの埋設位置を変えなくともサポートを必要とする位置にケーブルや配管のサポート部材を設定できるので、現場に則した施工のできるコンクリート製ボックスを量産でき、低価格で短期間で供給できる。さらに、コンクリート製ボックス内のスペースをケーブルや配管の設置スペースとして、また、作業スペースとしてほぼ100パーセント有効活用できるので、小型で多量のケーブルを処理できるコンクリート製ボックスを提供できる。
【0056】
なお、本例では、分岐・接続用コンクリート製ボックスを例に本発明を説明しているが、本発明は上記に限定されることはなく、従来の方形のハンドホールや、共同溝あるいはU字型のコンクリート溝を用いたケーブル敷設方法であるキャブシステムなどに対しても適用でき、これらのコンクリート製ボックス内のスペースを有効に活用することができる。また、上記の例では、サポート固定板あるいはインサートなどによって固定孔が鉛直方向に列状に形成された例を説明しているが、本発明においては、水平方向に列状に延びた固定孔を設けることももちろん可能であり、サポート部材の水平方向の取付位置を現場で調整できるコンクリート製ボックスおよびサポートシステムも本発明の範囲に含まれることはもちろんである。
【0057】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、平板状のサポート固定板あるいは列状に埋設されたインサートなどの埋設金物によって、コンクリート製ボックスの側壁に内側を向いて固定孔を列状に配置している。従って、これらの列状に配置された固定孔を適当に選択することにより、現場に則した配置でサポート部材を取り付けることができる。また、アングルなどのボックスの内側に大きく飛びだす金物を用いずにサポート部材の取付位置を現場で調整できるようにしているので、コンクリート製ボックス内のスペースを有効活用することができ、小型で大量のケーブルを敷設することができるサポートシステムとコンクリート製ボックスを提供できる。このため、本発明により、小型のコンクリート製ボックスによって多量のケーブルや配管を効率良く地下に敷設でき、さらに、短期間で低コストで地下配線工事を行えるコンクリート製ボックス、サポートシステムおよびサポート部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコンクリート製ボックスおよびサポート固定板とサポート部材からなるサポートシステムの概略を示す斜視図である。
【図2】図1に示すサポート固定板およびサポート部材をコンクリート製ボックスに装着した状態を示す正面図である。
【図3】図2に示すサポート固定板およびサポート部材をコンクリート製ボックスに装着した状態を示す長手方向の断面図である。
【図4】図2に示すサポート固定板およびサポート部材をコンクリート製ボックスに装着した状態を示す幅方向の断面図である。
【図5】サポート固定板に取付治具を挿入する状態を示す図である。
【図6】サポート固定板にサポート部材を取りつける様子を示す図である。
【図7】図1に示すコンクリート製ブロックを製造する様子を示す図である。
【図8】図7に示した例と異なる方法によりコンクリート製ブロックを製造する様子を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る異なった例のコンクリート製ボックスおよびサポートシステムを示す断面図である。
【図10】図9に示すサポート固定板を示す正面図である。
【図11】埋設型のサポート固定板の例を示す斜視図である。
【図12】サポート固定板のさらに異なった例を示す正面図である。
【図13】サポート固定板のさらに異なった例を示す正面図である。
【図14】コンクリート製ボックスおよびサポートシステムの異なった例を示す断面図である。
【図15】図14に示すサポート固定板を示す正面図である。
【図16】コンクリート製ボックスおよびサポートシステムの異なった例を示す断面図である。
【図17】第3の実施の形態に係る袋ナットを固定孔として用いたコンクリート製ボックスおよびサポートシステムを示す断面図である。
【図18】インサートを固定孔として用いたコンクリート製ボックスおよびサポートシステムを示す断面図である。
【図19】図18に示すインサートを埋設する様子を示す断面図である。
【図20】図19に続き、埋設されたインサートから補助型枠を外す様子を示す断面図である。
【図21】第3の実施の形態に係るサポート部材の概要を示す斜視図である。
【図22】図21に示すサポート部材の右側面図(図22(a))と、正面図(図22(b))である。
【図23】図21に示すサポート部材を取り付けた例を示す図である。
【図24】サポート部材を取り付けた状態を上方から見た断面図である。
【図25】サポート部材を取り付けた状態を正面から見た図である。
【図26】サポート部材の異なる例の概要を示す斜視図である。
【図27】図26に示すサポート部材の右側面図(図27(a))と、左側面図(図27(b))と、正面図(図27(c))である。
【図28】図26に示すサポート部材を取り付けた状態を正面から見た図である。
【図29】電線共同溝の概略を示す図である。
【図30】電線共同溝の分岐・接続用コンクリート製ボックスの内部の概略を示す断面図である。
【図31】図17に示す分岐・接続用コンクリート製ボックスを型枠を用いて製造する様子を示す断面図である。
【図32】アングル材を用いてサポート部材を取りつける例を示す図である。
【符号の説明】
10 分岐・接続用コンクリート製ボックス
11 側壁
15 固定板収納溝
15a 固定板取付面
16 取付治具収納溝
18 鉄筋
19 固定板取付領域
20 サポート部材
24 取付部
25 支持部
25a 支持プレート
26 先端
27 取付孔
28 ナット
29 取付治具
30 サポート固定板
30b サポート固定板の裏面
32 固定孔
38 サポート固定板の取付孔
39 取付用のボルト
40 インサート
41 溝成形型枠
43、44 インサート保持具
48 内型枠
49 外型枠
52 袋ナット
55 インサートを配置した溝
56 固定孔用のインサート
61 干渉防止用の溝

Claims (17)

  1. 側壁に配管またはケーブルのサポート部材が取り付られるようにプレハブされたコンクリート製ボックスであって、
    前記サポート部材を取りつける複数の固定孔が少なくとも1列に並んだ平板状のサポート固定板を前記側壁の固定板取付領域に面を合わせて固定できるように前記固定板取付領域に埋設された複数のインサートと、
    前記固定板取付領域内の前記固定孔に対応する位置に形成された取付治具収納溝とを有し、
    前記固定孔に取付治具を用いて前記サポート部材を取り付ける際に、前記サポート固定板の前記側壁に面した裏面から突き出る前記取付治具の一部が前記取付治具収納溝に収納可能であることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  2. 請求項1において、少なくとも1列の前記取付治具収納溝が前記固定板取付領域の長手方向に形成されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  3. 請求項1において、前記固定板取付領域は、前記側壁に形成された前記サポート固定板を収納可能な固定板収納溝であり、この固定板収納溝の内部に前記取付治具収納溝が形成されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  4. 請求項3において、前記固定板収納溝の内部に前記インサートが埋設されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  5. 請求項3において、前記固定板収納溝の深さが、前記サポート固定板の厚みの約1〜3倍程度であることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  6. 請求項3において、前記固定板収納溝の深さが、前記サポート固定板の厚みとほぼ等しいことを特徴とするコンクリート製ボックス。
  7. 請求項1において、前記固定孔の少なくとも1部に雌ネジが形成されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  8. 請求項1において、前記平板状のサポート固定板が前記複数のインサートを用いて固定されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  9. 請求項8において、前記固定孔の少なくとも1部に雌ネジが形成されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  10. 請求項8において、前記サポート固定板の前記固定孔と繋がるように中空で内部に雌ネジの形成された埋設金具が埋設されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  11. 請求項1において、溝状の前記固定板取付領域と、前記取付治具収納溝とにより、前記側壁に周囲から中央に向かって多段階に凹んだ少なくとも1本の溝が
    形成されていることを特徴とするコンクリート製ボックス。
  12. 請求項8に記載のコンクリート製ボックスと、
    配管またはケーブルを支持するために前記固定孔を用いて取り付けられるサポート部材とを有し、
    このサポート部材は、前記固定孔に対応する複数の取付孔が少なくとも1列に配置され、前記サポート固定板に面を合わせて取りつけられる取付部と、この取付部からほぼ直角に延びた前記配管またはケーブルを支持する支持部とを備えていることを特徴とするサポートシステム。
  13. 請求項12において、前記サポート固定板に少なくとも2列の前記固定孔が千鳥状に配置されていることを特徴とするサポートシステム。
  14. 請求項12において、前記サポート部材の取付部に、少なくとも2列の前記取付孔が前記固定孔とほぼ同じ間隔で千鳥状に配置されていることを特徴とするサポートシステム。
  15. 請求項12において、前記サポート部材の取付部に前記取付孔が前記固定孔より短い間隔で配置されていることを特徴とするサポートシステム。
  16. 請求項12において、前記支持部は鉛直方向に延びた支持プレートを備えていることを特徴とするサポートシステム
  17. 請求項16において、前記支持プレートは前記取付孔より下側に延設されており、前記支持プレートを上方に延長した前記取付部の上端部分に前記支持プレートの幅よりも広い溝または切欠きが形成されていることを特徴とするサポートシステム
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