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JP3920501B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ消去制御方法 - Google Patents
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JP3920501B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ消去制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ消去制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気的書き換え可能で且つ、ブロック単位で一括消去を可能とした不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に係り、特にデータ消去シーケンスの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
NAND型EEPROMにおいては、メモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して一括消去を可能とする機能を持つものが一般的である(例えば、特許第2667617号公報参照)。またこの一括消去可能なEEPROMでは、データ消去されたブロックのメモリセルが十分消去されているかどうかを判定する消去ベリファイ読み出しを行い、消去が不十分であれば再度その選択ブロックを消去するという機能を持つ。この機能は、チップ内部のシーケンサにより自動的に行われる。
【0003】
具体的にこの種のEEPROMのデータ消去を行う場合、ユーザーシステムは、EEPROMチップに対して、複数の消去対象の選択ブロックのアドレスと消去実行コマンドを入力する。チップ側はこれによりデータ消去が起動され、その後ベリファイ動作を含めたデータ消去の一連の動作が終了するまで、ビジー信号を出す。ユーザシステム側はその間、チップに対してアクセス不可能であり、消去動作が終了するまで、待ち時間となる。
【0004】
具体的なデータ消去の動作は、例えばメモリセルアレイが形成されたp型ウェルに昇圧された消去電圧を印加し、選択ブロックの全ワード線に0Vを与え、非選択ブロックのワード線はフローティングとすることで行われる。このとき選択ブロックのメモリセルでは、浮遊ゲートの電子が基板側に放出され、データが一括消去される。非選択ブロックではワード線は容量結合により電位上昇して、データ消去されない。
【0005】
内部タイマにより規定の消去時間が経過すると、消去動作が終了し、セルアレイの消去電圧は放電される。この後、ベリファイ動作を行うため、選択ブロックを検索する動作が行われる。即ち、アドレスをインクリメントしながら消去選択ブロックの検索動作を繰り返し、データ消去時に選択されたブロックが検索された場合のみ、その選択ブロックについてベリファイ読み出しが行われる。ベリファイ読み出しの結果、消去が十分と判定された場合には検索動作が続行され、消去アドレスが最終アドレスに達するまで続けられる。最終アドレスに達すると、全体のデータ消去動作が終了する。ベリファイ動作の結果、消去が不十分と判定された場合には、再消去が行われ、再度選択ブロックの検索とベリファイが繰り返される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでEEPROMは、大容量化に伴い、メモリセルアレイが複数のセルアレイ領域に分割される場合が多くなっている。複数のセルアレイ領域は通常、異なるウェルに形成される。この場合にも、データ消去は、複数のセルアレイ領域にまたがって、それらの中の任意のブロックを選択して一括消去することができる。しかし、上述した従来のデータ消去のシーケンスでは、消去ベリファイのための検索動作に大きな時間がかかることが問題になる。選択消去されたブロックのベリファイ動作のために、アドレスレジスタのアドレスをインクリメントしながら、最終アドレスに達するまで検索動作を繰り返すことになるからである。具体的に、メモリセルアレイが二つのセルアレイ領域に分けられ、各セルアレイがそれぞれが1024個のブロックを持つ場合、合計2048回の検索動作が必要になる。
【0007】
チップ外部から見た全体のデータ消去動作時間は、消去パルスが印加される正味の消去時間と、選択ブロックの検索動作の時間、及びベリファイ読み出しに要する時間の和である。検索動作1回当たりの時間は、数百ns程度であるので、全消去ブロックを検索するのに要する時間は、1ms近くになる。正味のデータ消去に要する時間は1msから2msであるから、検索動作の時間が全体の消去時間に占める割合が数10%に達する。この問題は、EEPROMの更なる大容量化により一層顕著になる。
【0008】
この発明は、データ消去後のベリファイ動作のための選択ブロック検索に要する時間を短縮し、もって全体のデータ消去に要する時間を短縮することを可能としたEEPROMを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して同時にデータ消去するデータ消去手段と、前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられて、データ消去の際に選択されたブロックについて消去フラグを保持する消去フラグ保持手段と、消去されたブロックのメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを行い、消去が不十分のブロックのデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、消去ベリファイを前記複数のセルアレイ領域の消去されたブロックに対して同時に並行して行うために、前記消去フラグ保持手段に保持された消去フラグを前記複数のセルアレイについて同時に且つブロック毎に順次読み出してブロック検索を行う検索手段とを有することを特徴とする。
【0010】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置はまた、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して同時にデータ消去するデータ消去手段と、前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられて、データ消去の際に選択されたブロックについて消去フラグを保持する消去フラグ保持手段と、消去されたブロックのメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを行い、消去が不十分のブロックのデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、消去ベリファイを前記各セルアレイ領域毎に行うために、前記消去フラグ保持手段に保持された消去フラグを前記複数のセルアレイ領域について順次に且つ各セルアレイ領域について一括して読み出して消去されたブロックの存在を判定し、消去されたブロックが存在するセルアレイ領域について前記消去フラグをブロック毎に順次読み出してブロック検索を行う検索手段とを有することを特徴とする。
【0011】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は更に、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して同時にデータ消去するデータ消去手段と、前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられて、データ消去の際に選択されたブロックについて消去フラグを保持する消去フラグ保持手段と、データ消去時に入力されたアドレスに基づいて選択されたブロックのアレイ選択フラグを保持するアレイ選択フラグ保持手段と、消去されたブロックのメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを行い、消去が不十分のブロックのデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、消去ベリファイを前記各セルアレイ領域毎に行うために、前記アレイ選択フラグ保持手段に保持されたアレイ選択フラグが消去選択ブロックの存在を示すセルアレイ領域について前記消去フラグをブロック毎に順次読み出してブロック検索を行う検索手段とを有することを特徴とする。
【0012】
この発明において具体的には、消去時に選択されたブロックをベリファイ時に検索するために、メモリセルアレイの各セルアレイ領域毎には、ブロック選択を検出するためのセンスノードとなる共通バスが配設される。そして、この共通バスの電位を監視することにより、検索手段によるブロック検索時にブロックが選択されているか否かを検知する選択ブロック検知回路が設けられる。
またこの場合、共通バスの電位は、具体的には、各セルアレイ領域のブロック毎に、消去フラグ保持手段の保持データとブロックアドレス及びタイミング制御信号により制御され、データ消去時に選択されたブロックにおいて共通バスを放電する放電経路を備えて、この放電経路のオンオフにより決定されるようにする。
【0013】
この発明はまた、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、前記メモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択し、選択されたブロック毎に消去フラグを保持して、選択されたブロックについて同時にデータ消去するステップと、前記複数のセルアレイ領域に対して同時並行的に、前記消去フラグを順次読み出すことにより消去されたブロックを検索するステップと、消去されたブロックが検索されたときにそのブロックについて、そのブロックが複数のセルアレイ領域に属する場合には複数のセルアレイに対して同時並行的にベリファイ読み出しを行い、消去不十分と判定された場合に再消去を行うステップとを有することを特徴とする。
【0014】
この発明は更に、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、前記メモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択し、選択されたブロック毎に消去フラグを保持して、選択されたブロックについて同時にデータ消去するステップと、前記複数のセルアレイ領域について順次に、且つ各セルアレイ領域内について一括して前記消去フラグを読み出すことにより消去されたブロックがあるセルアレイを検出するステップと、消去されたブロックがあるセルアレイ領域に対して消去されたブロックを順次検索してベリファイ読み出しを行い、消去不十分と判定された場合に再消去を行うステップとを有することを特徴とする。
【0015】
この発明によると、従来のようにデータ一括消去後のベリファイのための検索を、全アドレスをインクリメントして消去されたブロックを順次検出していく方式に比べて、複数のセルアレイに対して同時並行的に検索することにより、ブロック検索の時間が短縮される。また、ベリファイ動作のためのブロック検索に先立って、セルアレイ毎に、消去時に選択されたブロックがあるか否かを消去フラグの同時読み出しにより判定し、消去されたブロックがあるセルアレイについてブロック検索とベリファイを行うようにすることで、やはりブロック検索に要する時間を短縮することができる。
【0016】
なおこの発明において、メモリセルアレイの中のブロック検索を同時並行的に行う複数のセルアレイ領域は、例えばウェルにより互いに分離されているものとする。この場合、複数のセルアレイ領域毎にロウデコーダ、カラムデコーダ及びセンスアンプが設けられるから、ブロック検索後のベリファイ読出し動作も、複数のセルアレイ領域について並行的に行うことができる。またこの発明は、メモリセルアレイの複数のセルアレイ領域が一つのウェルに形成されて物理的に分離されず、アドレスの割り当てのみにより区画されるものであってもよい。この場合、複数のセルアレイ領域にまたがってビット線が連続的に配設され、共通のセンスアンプが用いられるとすると、ブロック検索後のベリファイ読出し動作は、複数のセルアレイ領域毎に順次行うことになる。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一態様は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するデータ消去手段と、前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段と、前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を順次読み出して、各前記ブロックについて前記消去ブロックか検知するための検索手段と、を有し、前記検索手段は、前記検索手段が前記消去情報保持手段から前記消去情報を読み出すとき、前記セルアレイ領域のそれぞれについて同時にブロック毎に前記消去情報を読み出し、さらに、前記検索手段により検知された前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段を有し、前記消去ベリファイ手段は、前記検索手段により同じタイミングで読み出された前記消去情報を基にして検知された前記消去ブロックについて同時並行に消去ベリファイを実行することを特徴とする。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置の他の態様は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するデータ消去手段と、前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段と、前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を前記複数のセルアレイ領域について順次に且つ各セルアレイ領域について一括して読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて前記消去ブロックが存在するかどうかを検知する検知手段と、前記検知手段により検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、を有することを特徴とする。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置のさらに他の態様は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するデータ消去手段と、データ消去時に前記ブロックが選択されたことを示すセルアレイ消去情報を前記セルアレイ領域のそれぞれについて保持する消去情報保持手段と、前記消去情報保持手段から前記セルアレイ消去情報を読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて少なくとも一つの前記消去ブロックが存在するかどうかを検知する検知手段と、前記検知手段により検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記セルアレイ消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、を有することを特徴とする。
この発明に係るデータ消去制御方法の一態様は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するステップと、前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段の前記消去情報を保持するステップと、前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を順次読み出して、各前記ブロックについて前記消去ブロックか検索するステップと、を有し、前記検索ステップは、前記消去情報保持手段から前記消去情報を読み出すとき、前記セルアレイ領域のそれぞれについて同時にブロック毎に前記消去情報を前記複数のセルアレイ領域について順次に且つ各セルアレイ領域について一括して読み出し、さらに、前記検索ステップにより検知された前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイステップを有し、前記消去ベリファイステップは、前記検索ステップにより同じタイミングで読み出された前記消去情報を基にして検知された前記消去ブロックについて同時並行に消去ベリファイを実行することを特徴とする。
この発明に係るデータ消去制御方法の他の態様は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するステップと、前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段の前記消去情報を保持するステップと、前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて前記消去ブロックが存在するかどうかを検知するステップと、前記検知ステップにより検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記セルアレイ消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイステップと、を有することを特徴とする。
この発明に係るデータ消去制御方法のさらに他の態様は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するステップと、データ消去時に前記ブロックが選択されたことを示すセルアレイ消去情報を、前記セルアレイ領域のそれぞれの消去情報保持手段で保持するステップと、前記消去情報保持手段から前記セルアレイ消去情報を読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて少なくとも一つの前記消去ブロックが存在するかどうかを検知するステップと、前記検知ステップにより検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイステップと、を有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1による一括消去型のNAND型EEPROM(フラッシュメモリ)のブロック構成を示す。メモリセルアレイ1はこの実施の形態では、左セルアレイ1Lと右セルアレイ1Rの二つに分割されている。各セルアレイ1L,1Rは、図2に示すように、複数の不揮発性メモリセルMCが直列接続されたNANDセルにより構成されている。
【0018】
NANDセルは、その一端が選択ゲート線SGDにより駆動される選択ゲートトランジスタS1を介してビット線BLに接続され、他端が選択ゲート線SGSにより駆動される選択ゲートトランジスタS2を介して共通ソース線に接続されている。NANDセルの範囲、図2の例では8本のワード線WL0〜WL7の範囲がデータ消去の単位となるブロックB0,B1,…となる。図1の例では、各セルアレイ1L,1Rが1024ブロックからなる場合を示している。
なお、各セルアレイ1L,1Rは別々のp型ウェルに形成されている。
【0019】
各セルアレイ1L,1Rには、ワード線を選択駆動するロウデコーダ2L,2Rが設けられ、また読み出しデータをセンスし書き込みデータをラッチするセンスアンプ3L,3Rが設けられている。コマンドレジスタ4は、外部からのデータ読み出し、書き込み、消去等を指示するコマンドを取り込みこれをデコードする。アドレスレジスタ/カウンタ5は、外部アドレスを取り込む。読み出し制御回路6、書き込み制御回路7及び消去制御回路8はそれぞれ、コマンドレジスタ4に取り込まれたコマンドと、アドレスレジスタ5に取り込まれたアドレスに基づいて、データ読み出し、書き込み及び消去の制御を行う。
【0020】
ワード線ドライバ10は、ロウデコーダ2L,2Rにより選択されたワード線に対して、データの読み出し、書き込み及び消去に応じて必要なワード線駆動電圧を供給する。データ書き込み時には、図示しない昇圧回路により発生される昇圧された書き込み電圧VPがワード線に与えられる。またデータ消去時には、図3に示すように、昇圧された消去電圧VEがセルアレイのp型ウェルに与えられ、選択ブロック(図3の場合、B1)のワード線には0Vが与えられ、非選択ブロックのワード線はフローティングとされる。
【0021】
アレイ選択フラグ保持回路11L,11Rは、消去コマンドABEが入力されたときに、左右セルアレイ1L,1R共に選択であることを示す選択フラグLEFT=“H”、RIGHT=“H”を保持する。具体的に、左右セルアレイ1L,1Rは、アドレスar0〜arnのうち、最上位アドレスarnの“H”,“L”により決まるとすると、選択フラグLEFT,RIGHTはarnとその補の信号/arnのオア論理データとして、消去時にLEFT=“H”、RIGHT=“H”が保持される。この選択フラグLEFT,RIGHTは、消去後のベリファイ動作における検索時、消去制御回路8からブロック毎に出力される、そのブロックが所属するセルアレイが非選択であることを示す信号UNSELL,UNSELRによって、非選択セルアレイについては“L”とされる。
【0022】
選択ブロック検知回路12は、各セルアレイ1L,1Rのブロック毎の選択、非選択を、各セルアレイ1L,1R内に配設された共通バスBUSL,BUSRを監視して検知する回路である。共通バスBUSL,BUSRは、各セルアレイ1L,1R内にそれぞれの全ブロックに対して共通に配設され、データ消去のブロック選択情報に基づいてその後のベリファイのための選択ブロック検索においてセンスノードとなる信号線である。選択ブロック検知回路12は、データ消去後の選択ブロック検索時にこれらの共通バスBUSL,BUSRを監視して、それぞれのセルアレイ1L,1Rの中のブロックの選択、非選択状態を示す信号VBLKLn,VBLKRnを出力する。具体的に、これらの信号VBLKLn,VBLKRnが“H”のとき、対応ブロックはベリファイ・ディセーブルであることを示す。
【0023】
図4は、ワード線を選択駆動するロウデコーダ2L,2Rのブロック選択デコーダRDiの構成を示している。ブロックデコード部40は、NANDゲートG1とインバータI1により、ロウデコーダ活性化信号RDECL/Rとプリデコード出力PREDECiの一致検出を行う。ブロックが選択されるとこのNANDゲートG1の出力が“L”となる。インバータI2a,I2bを逆並列に接続してなるラッチ41は、データ消去時にそのブロックが選択状態されたことを示す消去フラグを保持するための消去フラグ保持回路である。即ち、ブロック消去を行う前にチップ外部よりアドレスが入力されることにより、選択ブロックについてはラッチ41のノードN1が“H”になり、これがデータ消去の全期間を通して保持される。
【0024】
ラッチ41のノードN1により制御されるNMOSトランジスタQN4、タイミング制御信号EBSEN1が入るNMOSトランジスタQN5、及びデコード部40の出力が入るNMOSトランジスタQN6の部分は、共通バスBUSL/Rの放電経路44を構成している。共通バスBUSL,BUSRは前述のように各セルアレイ領域に共通に配設され、ベリファイ動作においてデータ消去時にそのブロックが選択されたか否かを検出するためのセンスノードとなっている。この共通バスBUSL,BUSRは、図1に示すように選択ブロック検知回路12につながる。ブロックが選択され、タイミング制御信号EBSEN1が“H”になると、NMOSトランジスタQN4〜QN6がオンして、放電経路44は共通バスBUSL,Rを放電することになる。
【0025】
ラッチ41のノードN1は、クロックトインバータI11、インバータI5、DタイプNMOSトランジスタQN10,QN11を介して駆動電圧転送端子TRに接続される。一方、インバータI1の出力は、別のクロックトインバータI12を介した後、インバータI5、トランジスタQN10,QN11を介して端子TRに接続される。これら二つの経路のクロックトインバータI11,I12は、データ消去時とそれ以外の動作時とで相補的にオンとなるように、活性化信号LEN,LENnにより制御される。即ち、データ消去時には、クロックトインバータI11がオンとなり、ラッチ41の“H”出力が転送端子TRに転送される。トランジスタQN10,QN11はDタイプであるため、インバータI5の出力RDECIの“H”(=VCC)が電位低下することなく、端子TRに転送される。
【0026】
転送スイッチ回路42は、データ読み出し及び書込み(ベリファイを含む)のときに動作し、図示しない昇圧回路で昇圧された駆動電圧(或いは電源電圧)VDRECを端子TRに転送するものである。即ち、ブロックが選択されているとき、インバータI5の出力RDECIが“H”になり、これがNANDゲートG2に入る。NANDゲートG2のもう一つの入力端子には交流信号OSCが入る。従って、ブロックが選択されているとき、交流信号がNANDゲートG2を通って、転送スイッチ回路42に供給される。これにより、転送スイッチ回路42はチャージポンプ作用によって、端子TRにVRDEC+α(α:NMOSトランジスタQN9のしきい値電圧)なる電圧を転送する。この端子TRに転送された駆動電圧により、ワード線ドライブ段43のトランジスタがオン駆動される。これにより、ワード線制御端子CG0〜CG7、選択ゲート端子SGD,SGSに与えられる必要な駆動電圧が電位低下することなく、ワード線WL及び選択ゲート線SGD1,SGD2に与えられることになる。
【0027】
図5は、図1に示す選択ブロック検知回路12の構成を示している。選択ブロック検知回路12は、各セルアレイ1L,1R毎に設けられた同じ構成の検知回路12L,12Rを有する。これらの検知回路12L,12Rは、セルアレイの各ブロックの共通バスBUSL,BUSRの放電の有無を検知するNMOSトランジスタQN22、及びその検知結果を保持するラッチ51を有する。各検知回路12L,12Rは、データ消去時に消去制御回路8から発生されて検索ループ毎に順次“H”になるタイミング制御信号EBSEN0,EBSEN1,EBSEN2及び、各ループ毎の最終タイミングで回路を非活性にするためのタイミング制御信号EBSENEnにより制御される。
【0028】
検索動作の開始を決めるタイミング制御信号EBSEN0が“H”になる前、PMOSトランジスタQP21がオンであり、共通バスBUSL,BUSRは“H”(=VCC)に充電されている。このときNMOSトランジスタQN22はオンである。検索動作の間、制御信号EBSENEn=“H”である。各検索ループで最初にタイミング信号EBSEN0が“H”になると、PMOSトランジスタQP21がオフになって、共通バスBUSL,BUSRの充電動作は停止する。同時に、NORゲートG12の出力が“H”となり、NMOSトランジスタQN23がオンして、ラッチ51のノードN3が“L”(=VSS)にリセットされる。
【0029】
次にタイミング制御信号EBSEN2が“H”になることにより、NANDゲートG11の出力が“L”、従ってNMOSトランジスタQN21がオンになる。これにより、共通バスBUSL,BUSRが放電されているか否かに応じて、ラッチ51のデータが決まる。即ち、そのブロックが非選択であれば、共通バスBUSL又はBUSRは“H”を保ち、NMOSトランジスタQN21,QN22がともにオンして、ラッチ51のノードN3が“H”となる。これにより、制御信号VBLKLn,VBLKRnが共に“H”となり、これがブロックが非選択であることを示す。ブロックが選択であれば、ラッチ51のノードN3は“L”を保持する。
【0030】
二つの検知回路12L,12Rの出力は更に、NANDゲートG13を持つ一致検出回路12Sにより一致検出され、制御信号VBLKLn,VBLKRnが共に“H”のときに、“H”となる制御信号VBLKSUMnを出力する。即ち、制御信号VBLKSUMn=“H”は、検索された両方のブロックが共に非選択であることを示す。
【0031】
この実施の形態では、データ消去後のベリファイ動作における消去対象ブロックの検索を、左右のセルアレイ1L,1Rに対して同時並行的に行う。セルアレイ1L,1Rのアドレスar0,ar1,…,arnは、最上位アドレスarnの“0”,“1”が左右セルアレイ1L,1Rを示し、それ以下のアドレスar0,ar1,…,arn−1は左右に共通であり、最上位アドレスを除く下位アドレスにより左右セルアレイ1L,1Rの消去ブロックの検索を同時に並行的に行う。
【0032】
図6は、この実施の形態でのデータ消去動作のフローを示している。まず、消去ブロックのアドレスをBLOCK=0として初期化し(S1)、通常通りデータ消去を行う(S2)。即ち消去コマンドに基づいて、外部アドレスにより選択されたブロック単位で一括消去が行われる。所定の消去時間が経過した後、ベリファイ動作のための検索動作を行う(S3)。
【0033】
最初のブロックBLOCK=0について、消去時、左セルアレイ1Lのみが選択されたか否かを判定して(S4)、YESであれば、左セルアレイ1Lについてベリファイ読み出しを行う(S7)。左セルアレイ1Lのみが選択されていない場合には、右セルアレイ1Rのみが選択されたか否かを判定し(S5)、YESであれば、右セルアレイ1Rについてベリファイ読み出しを行う(S8)。
更に、ステップS4,S5の判定結果が共にNOであれば、左右セルアレイ1L,1Rが同時に選択されているか否かを判定し(S6)、YESであれば左右セルアレイ1L,1Rについて同時にベリファイ読み出しを行う(S9)。
【0034】
ブロックBLOCK=0が左右セルアレイ1L,1Rのいずれにおいても非選択であれば、消去番地を更新し(S12)、以下同様の検索を、最終番地(ブロックBLOCK=1023)に達したことを判定するまで(S11)、繰り返す。ベリファイ読み出しでは、消去が十分か否かを判定する(S10)。ベリファイ読み出しの判定結果がOKであれば、ブロックを更新して、以下同様の検索とベリファイを行う。判定結果がNOであれば、設定されたループ数に達したことを判定するまで(S13)、再消去とベリファイを繰り返す。一定のループ数に達してなお消去不十分であれば、消去失敗として終了する。
【0035】
図7A及び図7Bは、この実施の形態によるEEPROMのデータ消去の動作タイミング図である。消去対象のブロック選択アドレスと消去実行のコマンドが入力されると、消去コマンドフラグABEが“H”になり、消去の動作が開始される(t1)。即ち、消去ブロックのアドレスカウンタが初期化パルスROWRSTにより初期化され、アドレスar0,ar1,…,arnは全て“L”になる。同時に、消去動作を制御する内部信号ECLK0が“H”となって消去動作が開始される。
【0036】
この実施の形態の場合、消去コマンドが入力されると、二つのセルアレイ1L,1Rの選択フラグLEFT,RIGHTが共に“H”となり、正味の消去動作とその後の消去ブロックの検索動作の間、二つのセルアレイが選択状態とされる。そして、制御信号LENが“H”になり、図4のクロックトインバータI11が活性となり、ラッチ41の保持データにより、RDECIが選択ブロックにつき“H”になる。消去時は、図4の信号BSTONがVCCであり、トランジスタQN10,QN11を介して端子TRにVCCが転送される。一方、図1に示したワード線ドライバ10により、図4の端子CG0〜7は0Vになるため、選択ブロックのワード線は0Vに制御され、その中のメモリセルが一括して消去される。
消去動作では二つのセルアレイ1L,1R中の選択された任意個数のブロックが一括消去される。所定の消去時間が経過すると、消去動作終了を示すタイミング信号ERCVEnが発生され、消去動作が終了する(t2)。
【0037】
消去動作が終了すると、次にベリファイのための消去ブロックの検索動作に入る。この実施の形態の場合、二つのセルアレイ1L,1Rで選択フラグLEFT,RIGHTが“H”であり、アドレスar0〜arn−1が同一である左右セルアレイ1L,1Rの二つの消去ブロックが同時に並行して検索される。一回の検索動作が終了すると、タイミング制御信号EBSENnに同期して発生されるインクリメント信号ROWINCによりアドレスは順次インクリメントされる。
【0038】
検索の結果、二つのセルアレイの対応するブロックが共に非選択の場合には、タイミング制御信号EBSEN2により、選択ブロック検知回路12からの出力制御信号VBLKLn,VBLKRnが共に“H”となり、これが消去制御回路8にラッチされる。この結果、ベリファイを行うことなく、引き続きアドレスを更新して検索が続けられる。図7Aの例では、時刻t2〜t3までこの状態が続いていることを示している。
【0039】
検索の結果、いずれかのセルアレイのブロックが選択状態であることが検知されると、非選択とされた方のセルアレイを非活性とするための制御信号UNSELL,UNSELRのいずれかが“H”となる。図7Aにおいて、ar1=“H”となるアドレスで(t3)、左セルアレイ1Lのブロックのみが選択状態であり、共通バスBUSLが放電している。これにより、タイミング制御信号EBSENEnの立ち下がり(t4)に、右セルアレイ1Rを非活性とする信号UNSELR=“H”が発生し、その結果、右セルアレイ1Rの選択フラグがRIGHT=“L”となり、この状態が続く図7Bに示す時刻t5までの間、右セルアレイ1Rを非活性とする。その間、左セルアレイ1Lのブロックの非選択を示す制御信号VBLKLnが立ち上がらず、左セルアレイ1Lでのみベリファイ動作が行われる。
【0040】
図7Bの時刻t5の後のアドレスでは、左右セルアレイ1L,1Rの二つの対応するブロックが同時に選択されていて、双方の共通バスBUSL,BUSRが放電している。これを受けて、タイミング信号EBSENEnが立ち下がる時刻t6では、制御信号VBLKLn,VBLKRnが共に“L”、従って制御信号VBLKSUMnも“L”(即ち選択状態)を保ち、選択フラグLEFT,RIGHTともに“H”を保つ。また、制御信号UNSELL,UNSELRは共に“L”を保ち、ベリファイ・イネーブルであることを示している。これにより、左右セルアレイ1L,1Rで選択ブロックでのベリファイ動作が並行して行われる。
以下、同様の検索とベリファイ動作が、アドレスar0〜arn−1が全て“H”になるまで、即ちこの実施の形態の場合、各セルアレイ1L,1Rでの1024個のブロックが選択されるまで繰り返される。
【0041】
従来は、アドレスar0〜arnの全てが“H”になるまで、消去ブロックの検索とベリファイを行って消去動作が終了する。これに対してこの実施の形態では、上述のように、最上位アドレスarnの“H”,“L”で選択される左右セルアレイ1L,1Rに対して同時並行的に検索が行われ、アドレスar0〜arn−1が全て“H”になるまでの時間が検索の時間となるから、従来に比べて検索に要する時間は半分に短縮される。これにより、全体のデータ消去の時間を短縮することができる。また、左右セルアレイの対応するブロックが共に消去選択である場合には、これらに対して同時にベリファイ読み出しが行われる。これも、全体の消去時間の短縮につながる。
上の実施の形態では、セルアレイが二つの場合を説明した。しかし、二つに限らず、メモリセルアレイが任意の複数個のセルアレイ領域により構成される場合も、同様の手法で複数のセルアレイ領域に対して同時並行的に検索を行うことができ、同様の効果が得られる。特にセルアレイの数が増加すればするほど、検索に要する時間の短縮の効果は大きい。
【0042】
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2によるデータ消去のフローを示している。この実施の形態では、複数のセルアレイについて、アレイ単位でまず消去ブロックが存在するか否かの検索を先行させる。そして、消去選択ブロックが存在するセルアレイについてのみ、従来と同様に選択ブロックの検索とベリファイを行い、消去選択ブロックが存在しないセルアレイについては選択ブロックの検索動作を行わない。これにより、検索動作の時間短縮を図る。
【0043】
図8に示すように、まず複数のセルアレイについて、セルアレイの番地をARRAY=0として初期化し(S21)、データ消去を行う(S22)。データ消去は、全セルアレイについて選択されたブロックの一括消去を行うことは、先の実施の形態と同じである。その後、ARRAY=0で示される最初のセルアレイについて、選択ブロックの検索を行う(S23)。この選択ブロックの検索では、セルアレイ内の各ブロック毎にある図4のラッチ41の保持された消去フラグを一括して読み出し、セルアレイ中に選択ブロックがあるか否かを判定する。そのセルアレイ内に選択ブロックがない場合には、判定ステップS24でNOとなり、この場合セルアレイの番地を更新して(S26)、同様のブロック検索を、最終セルアレイの検索が終わるまで(S25)、繰り返す。
【0044】
ステップS24でセルアレイが選択されていることが判定されると、ブロック番地を初期化し(S27)、そのセルアレイについて、ブロックアドレスをインクリメントしながら、ブロック検索とベリファイ動作を行う。即ち、選択ブロック検索を行い(S28)、検索されたブロックが消去選択であるか否かを判定して(S29)、YESであればベリファイ読み出しを行う(S30)。ブロックが非選択であれば、ブロック番地を更新し(S35)、選択ブロック検索ステップS28に戻る。全ブロックの検索の終了を判定すると(S34)、ステップS25に行く。
【0045】
ベリファイ読み出しの結果、消去が十分か否かの判定がなされ(S31)、判定結果がYESであれば、ブロック番地の更新を行って(S35)、以下同様の検索とベリファイが繰り返される。ベリファイ判定がNOであれば、再消去を行い(S33)、繰り返しベリファイ判定を行う。ベリファイ判定がNOであって、検索ループ数が設定された最大値まで達したことが判定されると(S32)、消去失敗として終了する。
【0046】
図9A及び図9Bは、この実施の形態のデータ消去の動作タイミング図である。図の例では、セルアレイが二つである場合を示しており、ARRAY0,ARRAY1が先の実施の形態でアレイ選択フラグLEFT,RIGHTに相当する。共通バスBUS0,BUS1は、先の実施の形態の共通バスBUSL,BUSRに対応する。選択ブロック検知回路12の構成も、基本的に先の実施の形態と同様である。但し、共通バスBUS0,BUS1を充電制御するPMOSトランジスタQP21に入るタイミング制御信号として、先の実施の形態でのEBSEN0に代わって、これより遅く立ち上がるタイミング制御信号EBSEN1dを用いる。その他の信号についても、先の実施の形態で左右を示した“L”,“R”に代わり、“0”,“1”が用いられている。
【0047】
消去対象のブロックのアドレスと消去コマンドが入力されると、コマンドフラグABEが“H”になり、消去動作が開始される(t11)。まず、セルアレイのアドレスが初期化され、次に二つのセルアレイが選択されて消去される。この消去動作は先の実施の形態と同様であり、二つのセルアレイの全選択ブロックについて一括消去がなされる。
【0048】
時刻t12で消去動作が終了する。その後、一方のセルアレイが非選択(ARRAY1=“L”)とされ、他方のセルアレイのみを選択状態(ARRAY0=“H”)に保ち、選択状態のセルアレイのなかに消去ブロックがあるか否かの検索を行う。そして、タイミング制御信号EBSEN1が“H”になると、選択されたセルアレイの全消去ブロックにおいてロウデコーダが一括選択される。図4の回路では、プリデコード信号PREDECiが“H”、ロウデコード活性化信号RDECL(図9Aでは、RDEC0と表示している)が“H”となる。これにより、ラッチ41のノードN1が共通バスBUS0に接続される。この回路動作は、セルアレイARRAY0の全消去ブロックについて同時に行われ、全ブロックの中の消去選択フラグの内容がワイヤド・オアの形で一括して共通バスBUS0に出力される。
【0049】
次に、タイミング制御信号EBSEN1に僅かに遅れて、タイミング制御信号EBSEN1dが“H”になり、これにより図5に示す消去ブロック選択回路12内の共通バスプリチャージ用のPMOSトランジスタQP21がオフになって、ブロック検出が行われる。即ち、先の実施の形態では、タイミング信号EBSEN0の“H”により消去選択フラグの検出を行ったのに対し、この実施の形態ではセルアレイ中の消去選択フラグを一括選択した後、遅れて共通バスの充電用PMOSトランジスタQP21をオフにしている。これは、セルアレイの消去選択フラグを一括選択するために、図4の放電経路44のトランジスタQN4〜QN6のチャネル容量により、選択ブロックがないにも拘わらず、共通バスの電位が低下する事態を防止するためである。
【0050】
タイミング制御信号EBSEN1dが“H”の間に共通バスBUS0が放電されれば、セルアレイARRAY0のなかに消去選択ブロックの存在が検知されたことになる。図9の例では、タイミング制御信号EBSEN1dが“H”となることにより、共通バスBUS0が電位低下しており、セルアレイARRAY0に消去ブロックがあることを示している。消去ブロックがセルアレイに存在することが検知されると、今度はそのセルアレイ中で消去選択ブロックを検索する。これは従来と同様である。
【0051】
即ち、ブロックのアドレスar0〜arn−1を初期化して全て“L”とした後、そのブロックアドレスをインクリメントして、個別の消去ブロックの選択フラグを読み出し、共通バスBUS0が放電する場合はそのブロックは選択であると見なす。図9の例では、時刻t14でar0=“H”、ar1〜arn−1=“L”となるアドレスのブロックが選択であることが検知された場合を示している。このとき、このアドレスの消去選択ブロックについてベリファイ読み出しが行われる。
【0052】
ベリファイ動作ではまず、チップ内部でデータ読み出し動作を制御するクロック信号RCLK0が“H”となる(時刻t14)。そしてベリファイ読み出しが終了すると、終了信号RRCVEnが“L”となる(時刻t15)。ベリファイの結果、このアドレスの消去ブロックの消去が十分であると判定されたとする。この場合、更にブロックアドレスをインクリメントしながら、消去ブロックの検索動作が行われる。ブロックのアドレスがセルアレイの中の最終番地を示すと、セルアレイをインクリメントする信号ARRAYINC=“H”が出力され、セルアレイARRAY0が非選択となり、次のセルアレイARRAY1が選択状態になる(時刻t16)。以下、セルアレイARRAY1について同様の検索とベリファイ動作が行われる。図9の例では、アレイARRAY1では、選択ブロックがあるか否かを見る検索で選択ブロックが検知されない。従ってこの時点で全ての消去動作が終了する。
【0053】
この実施の形態は、複数の消去選択ブロックが複数のセルアレイに分散せず、あるセルアレイに集中的に存在するような場合に特に有効である。選択ブロックがない方のセルアレイについて、アドレスを更新しながら検索ベリファイを繰り返す無駄がなくなるからである。これにより、ベリファイまで含めた消去動作の時短縮が図られる。またこの効果は、セアレイの数が多いほど大きい。
【0054】
[実施の形態3]
実施の形態3では、図8で説明した実施の形態2の動作フローと基本的に同じ動作フローを用いるが、選択ブロック検索ステップS23が異なる。複数の消去ブロックについて一括消去を行う動作では、消去対象のブロックアドレスがアドレスレジスタ5に入力される。この実施の形態では、図10に示すように、選択フラグ保持回路101を設けて、消去のブロックアドレス入力時にここに、セルアレイ毎に消去ブロックが存在することを示すアレイ選択フラグを記憶する。そして、選択ブロック検索のステップS23では、セルアレイ内の消去選択フラグを一括して読み出すのではなく、アドレスレジスタ10をカウントアップして、アレイ選択フラグ保持回路101のアレイ選択フラグとの一致検出を一致検出回路102により行い、セルアレイの選択があったか否を判定する。その他のシーケンスは、図8と同様である。
この実施の形態によっても、実施の形態2と同様にベリファイまで含めた消去動作の時間短縮が図られる。
【0055】
[実施の形態4]
ここまでの実施の形態では、メモリセルアレイを構成する複数のセルアレイがウェル分離されている場合を説明したが、この発明はこれに限られない。この実施の形態4では、複数のセルアレイ領域が同じウェル内に形成されている場合を説明する。図11は、この実施の形態4におけるメモリセルアレイ1とロウデコーダ2の構成を示す。
【0056】
この実施の形態の場合、メモリセルアレイ1は、ウェルによる物理的な分離はされていないが、ブロックアドレスの上位アドレスによって複数のセルアレイ領域に分けられる。具体的に例えば、アドレスがar0〜ar24からなる256Mbのデバイスの場合を例にとる。このときメモリセルアレイ1は、アドレスar14〜ar24がブロックアドレスであるとして、その最上位アドレスar24の“L”,“H”により、図11に示すように上セルアレイ領域1Aと下セルアレイ領域1Bに分けることができる。ビット線はメモリセルアレイ1内の全ブロックにまたがって連続的に配設される。
【0057】
この様にアドレスにより分けられた上下セルアレイ領域1A,1Bには、データ消去後のブロック検索を上下セルアレイ領域1A,1Bに対して同時並行的に行うために利用される共通バスBUS0,BUS1が、各セルアレイ領域1A,1Bの全ブロックにまたがって配設される。この共通バスBUS0,BUS1は、実施の形態1の左右セルアレイ領域に配設された共通バスBUSL,BUSRに相当する。
【0058】
ロウデコーダ2は、基本的に実施の形態1におけると同様であり、図4のように構成される。ロウデコーダ1の各ブロックデコード部RD0,RD1,…には、、消去フラグ保持回路としてのラッチ41と、このラッチ41の保持データと入力ブロックアドレス及びタイミング信号により制御されて、共通バスBUS0,BUS1を選択的に放電させるための放電経路44が設けられる。その具体的な構成は、図4に示した通りである。放電経路44は、上セルアレイ領域1Aでは共通バスBUS0に接続され、下セルアレイ領域1Bでは共通バスBUS1に接続される。
【0059】
ブロック検索時にこれらの共通バスBUS0,BUS1の“H”,“L”を監視するために、実施の形態1と同様に、共通バスBUS0,BUS1に選択ブロック検知回路12が設けられる。この選択ブロック検知回路12は、図5と同様に構成されるものとし、その検索結果は、各セルアレイ領域毎に選択ブロックの有無を示す信号VBLKAn,VBLKBn(それぞれ実施の形態1におけるVBLKLn,VBLKRnに対応)として出力される。
【0060】
この実施の形態においても、消去ブロックの検索以外の動作は、通常通り行われ、例えばデータ消去はブロックを単位としてマルチブロック消去ができる。消去ブロック検索が開始されると、最上位アドレスが多重選択され、ar24とその補の信号ar24nが同時に“H”になる。従って、アドレスar0〜ar23により選択される各セルアレイ領域1A,1Bの2つずつブロックの検索が同時並行的に行われる。このブロック検索の結果は、選択ブロック検知回路12により検知出力される。その出力信号VBLKA,VBLKBに基づいて、次に消去ベリファイが行われる。
【0061】
図12は、具体的にこの実施の形態でのデータ消去動作のフローである。その基本的な動作は、実施の形態1について説明した図6と同様であるので、図6と異なる点を説明する。選択ブロック検索では、実施の形態1での左右セルアレイ選択を判定するステップS4〜S6が、この実施の形態では上下セルアレイ選択を判定するステップS4〜S6となる。ステップS6で上下セルアレイ1領域A,1Bが同時に選択されたことが判定された場合、ベリファイ動作は、上下セルアレイ1A,1Bがビット線及びセンスアンプを共有するため、同時にはできないから、一方ずつ順次に行う。
【0062】
まず、アドレスar24=“L”のセルアレイ領域1Aについてベリファイを行い(ステップS91)、そのベリファイ判定をする(ステップS92)。判定がNOであれば、ステップS13に行く。判定がYESの場合には、アドレスar24=“H”の下セルアレイ領域1Bについてベリファイを行う(ステップS93)。以下、実施の形態1と同様である。
【0063】
以上のようにこの実施の形態によれば、メモリセルアレイが単一ウェルに形成される場合にも、そのメモリセルアレイのアドレスにより分けられる複数のセルアレイ領域にそれぞれブロック検索のための共通バスを配設すれば、ブロック検索を複数セルアレイ領域に同時並行的に行うことができ、データ消去動作の高速化を図ることができる。
【0064】
図13は、図11に示す選択ブロック検知回路12の各共通バス毎の検知回路12a,12bに対して、各セルアレイ領域1A,1B内の選択ブロックの存在を示すフラグを保持するレジスタ122a,122bを設けた例を示している。このようにフラグレジスタ122a,122bを設けると、更に効果的なブロック検索が可能になる。即ち、マルチブロック消去では、連続したブロックを消去することが多いため、いずれか一方のセルアレイ領域に消去ブロックが集中する場合が多い。このような場合、消去選択ブロックをロウデコーダにセットする際に、そのブロックを含むセルアレイ領域に対応するフラグレジスタ122a,122bの一方にフラグ=“1”をセットする。この様にすれば、消去ブロックの検索は、フラグ=“1”が保持されている側のセルアレイ領域だけを対象にすればよい。これにより、無駄なブロック検索が要らなくなり、一層の高速化と消費電力削減が図られる。
【0065】
この発明は、上記実施の形態に限られない。例えば、複数の消去ブロックを一括して消去できるEEPROMであれば、NAND型に限らず、NOR型、DINOR型、AND型その他のものにも同様にこの発明を適用することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、データ消去後のベリファイ動作のための選択ブロック検索に要する時間を短縮し、全体のデータ消去に要する時間を短縮することを可能としたEEPROMを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるNAND型EEPROMの構成を示す図である。
【図2】同実施の形態におけるメモリセルアレイの等価回路構成を示す図である。
【図3】同実施の形態におけるデータ消去の電位関係を示す図である。
【図4】同実施の形態におけるロウデコーダの構成を示す図である。
【図5】同実施の形態における選択ブロック検知回路の構成を示す図である。
【図6】同実施の形態におけるデータ消去の動作フローを示す図である。
【図7A】同実施の形態におけるデータ消去のタイミング図である。
【図7B】同実施の形態におけるデータ消去のタイミング図(続き)である。
【図8】別の実施の形態によるデータ消去の動作フローを示す図である。
【図9A】同実施の形態におけるデータ消去のタイミング図(上半分)である。
【図9B】同実施の形態におけるデータ消去のタイミング図(下半分)である。
【図10】別の実施の形態におけるアレイ選択フラグ保持回路部の構成を示す図である。
【図11】別の実施の形態によるメモリセルアレイとロウデコーダ部の構成を示す図である。
【図12】同実施の形態でのデータ消去の動作フローを示す図である。
【図13】同実施の形態での選択ブロック検知回路の好ましい構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、1L…左セルアレイ、1R…右セルアレイ、2L,2R…ロウデコーダ、3L,3R…センスアンプ、4…コマンドレジスタ、5…アドレスレジスタ、6…読み出し制御回路、7…書き込み制御回路、8…消去制御回路、9…ベリファイ判定回路、10…ワード線ドライバ、11L,11R…アレイ選択フラグ保持回路、12…選択ブロック検知回路。41…ラッチ(消去フラグ保持回路)、44…放電経路。

Claims (15)

  1. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、
    このメモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して同時にデータ消去するデータ消去手段と、
    前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられて、データ消去の際に選択されたブロックについて消去フラグを保持する消去フラグ保持手段と、
    消去されたブロックのメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを行い、消去が不十分のブロックのデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、
    消去ベリファイを前記複数のセルアレイ領域の消去されたブロックに対して同時に並行して行うために、前記消去フラグ保持手段に保持された消去フラグを前記複数のセルアレイについて同時に且つブロック毎に順次読み出してブロック検索を行う検索手段と
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、
    このメモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して同時にデータ消去するデータ消去手段と、
    前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられて、データ消去の際に選択されたブロックについて消去フラグを保持する消去フラグ保持手段と、
    消去されたブロックのメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを行い、消去が不十分のブロックのデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、
    消去ベリファイを前記各セルアレイ領域毎に行うために、前記消去フラグ保持手段に保持された消去フラグを前記複数のセルアレイ領域について順次に且つ各セルアレイ領域について一括して読み出して消去されたブロックの存在を判定し、消去されたブロックが存在するセルアレイ領域について前記消去フラグをブロック毎に順次読み出してブロック検索を行う検索手段と
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、
    このメモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択して同時にデータ消去するデータ消去手段と、
    前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられて、データ消去の際に選択されたブロックについて消去フラグを保持する消去フラグ保持手段と、
    データ消去時に入力されたアドレスに基づいて選択されたブロックのアレイ選択フラグを保持するアレイ選択フラグ保持手段と、
    消去されたブロックのメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを行い、消去が不十分のブロックのデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、
    消去ベリファイを前記各セルアレイ領域毎に行うために、前記アレイ選択フラグ保持手段に保持されたアレイ選択フラグが消去選択ブロックの存在を示すセルアレイ領域について前記消去フラグをブロック毎に順次読み出してブロック検索を行う検索手段と
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルアレイの各セルアレイ領域毎に配設された、ブロック選択を検出するためのセンスノードとなる共通バスと、
    この共通バスの電位を監視することにより、前記検索手段によるブロック検索時にブロックが選択されているか否かを検知する選択ブロック検知手段と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記各セルアレイ領域のブロック毎に設けられて、前記消去フラグ保持手段の保持データとブロックアドレス及びタイミング制御信号により制御され、データ消去時に選択されたブロックにおいて前記共通バスを放電する放電経路を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記メモリセルアレイの複数のセルアレイ領域は、ウェルにより互いに分離されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記メモリセルアレイの複数のセルアレイ領域は、一つのウェルに形成されてアドレスの割り当てにより区画されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、
    前記メモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択し、選択されたブロック毎に消去フラグを保持して、選択されたブロックについて同時にデータ消去するステップと、
    前記複数のセルアレイ領域に対して同時並行的に、前記消去フラグを順次読み出すことにより消去されたブロックを検索するステップと、
    消去されたブロックが検索されたときにそのブロックについて、そのブロックが複数のセルアレイ領域に属する場合には複数のセルアレイに対して同時並行的にベリファイ読み出しを行い、消去不十分と判定された場合に再消去を行うステップと
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法。
  9. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、
    前記メモリセルアレイの一乃至複数のブロックを選択し、選択されたブロック毎に消去フラグを保持して、選択されたブロックについて同時にデータ消去するステップと、
    前記複数のセルアレイ領域について順次に、且つ各セルアレイ領域内について一括して前記消去フラグを読み出すことにより消去されたブロックがあるセルアレイを検出するステップと、消去されたブロックがあるセルアレイ領域に対して消去されたブロックを順次検索してベリファイ読み出しを行い、消去不十分と判定された場合に再消去を行うステップとを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法。
  10. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するデータ消去手段と、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段と、
    前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を順次読み出して、各前記ブロックについて前記消去ブロックか検知するための検索手段と、を有し、
    前記検索手段は、前記検索手段が前記消去情報保持手段から前記消去情報を読み出すとき、前記セルアレイ領域のそれぞれについて同時にブロック毎に前記消去情報を読み出し、
    さらに、
    前記検索手段により検知された前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段を有し、
    前記消去ベリファイ手段は、前記検索手段により同じタイミングで読み出された前記消去情報を基にして検知された前記消去ブロックについて同時並行に消去ベリファイを実行する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するデータ消去手段と、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段と、
    前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を前記複数のセルアレイ領域について順次に且つ各セルアレイ領域について一括して読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて前記消去ブロックが存在するかどうかを検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  12. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するデータ消去手段と、
    データ消去時に前記ブロックが選択されたことを示すセルアレイ消去情報を前記セルアレイ領域のそれぞれについて保持する消去情報保持手段と、
    前記消去情報保持手段から前記セルアレイ消去情報を読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて少なくとも一つの前記消去ブロックが存在するかどうかを検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記セルアレイ消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイ手段と、を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  13. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するステップと、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段の前記消去情報を保持するステップと、
    前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を順次読み出して、各前記ブロックについて前記消去ブロックか検索するステップと、を有し、
    前記検索ステップは、前記消去情報保持手段から前記消去情報を読み出すとき、前記セルアレイ領域のそれぞれについて同時にブロック毎に前記消去情報を読み出し、
    さらに、
    前記検索ステップにより検知された前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイステップを有し、
    前記消去ベリファイステップは、前記検索ステップにより同じタイミングで読み出された前記消去情報を基にして検知された前記消去ブロックについて同時並行に消去ベリファイを実行する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法。
  14. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するステップと、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックのそれぞれに備えられ、前記ブロックが前記消去ブロックの一つかを示す消去情報を保持する消去情報保持手段の前記消去情報を保持するステップと、
    前記複数のセルアレイ領域のそれぞれの前記消去情報保持手段により保持される前記消去情報を前記複数のセルアレイ領域について順次に且つ各セルアレイ領域について一括して読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて前記消去ブロックが存在するかどうかを検知するステップと、
    前記検知ステップにより検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイステップと、を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法。
  15. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列され、複数個ずつのブロックを含む複数のセルアレイ領域に分けられたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法であって、
    前記メモリセルアレイの前記ブロックの一乃至複数を選択して、消去される消去ブロックとして選択されたブロックのデータを一括消去するステップと、
    データ消去時に前記ブロックが選択されたことを示すセルアレイ消去情報を、前記セルアレイ領域のそれぞれの消去情報保持手段で保持するステップと、
    前記消去情報保持手段から前記セルアレイ消去情報を読み出して、前記セルアレイ領域のそれぞれについて少なくとも一つの前記消去ブロックが存在するかどうかを検知するステップと、
    前記検知ステップにより検知された前記消去ブロックが存在する前記セルアレイ領域の前記消去ブロックに関して前記メモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイを実行し、各前記ブロックの前記セルアレイ消去情報を順次読み出すことにより前記消去ブロックに関して消去ベリファイが実行され、消去が不十分な前記消去ブロックについてデータ消去を繰り返す消去ベリファイステップと、を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のデータ消去制御方法。
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