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JP3923958B2 - 汚水処理装置 - Google Patents
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JP3923958B2 - 汚水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、活性汚泥法を利用した汚水処理装置に関する。
現在、多くの下水処理設備においては、活性汚泥法によって汚水の浄化が行われている。これは、活性汚泥法は微生物の代謝作用を利用するため、処理効率が高く、経済的であるからである。ここで、活性汚泥法について以下に説明する。
先ず、汚水は、生物処理槽(曝気槽)へと連続的に供給され、そこで好気性微生物の集団と接触する。これにより、汚水の基質(BOD成分)は、好気性微生物の集団によって酸化分解される。この好気性微生物の集団は、一般に「活性汚泥」と呼ばれる。生物処理槽で処理された汚水は、微生物集団と共に沈殿槽に流入する。
沈殿槽では、微生物集団は互いにくっつき合ってフロックとなり、沈降する。一方、上澄み(分離液)は溢流する。沈殿槽に沈降した微生物集団、即ち、汚泥はポンプによって再び生物処理槽に返送され(返送汚泥)、再び基質の酸化分解を行う。
但し、微生物は増殖するため、汚泥を全て返送すると、生物処理槽で酸素不足となったり、沈殿槽で固液分離が困難になったりする。このため、増殖した分は、余剰汚泥として系外に取り出され、脱水、焼却等の処理が行われる。最終的には、余剰汚泥は埋め立て処分される。
ところが、近年において、下水処理設備は増加しており、これに伴い余剰汚泥の発生量も着実に増加している。このため、埋め立て用の最終処分地の確保が年々困難となっている。また、各自治体においては、余剰汚泥の運搬や処理にかかる費用が増大している。このような状況から、余剰汚泥の削減方法については種々の研究がなされている。
余剰汚泥を削減するための手段としては、例えば、活性汚泥法の処理プロセスに、再基質化プロセスを追加することが提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。再基質化プロセスは、沈殿槽に沈殿した汚泥(濃縮汚泥)の一部を再び生物分解可能な基質に変換(再基質化)するプロセスである。図6は、再基質化プロセスが追加された活性汚泥法の概略を示す図である。
図6に示すように、生物処理槽51で発生した汚泥は、沈殿槽53に送られ、そこで沈降・濃縮される。沈殿槽53に沈降した汚泥のうち、一部は返送汚泥としてそのまま生物処理槽51に送られ、別の一部は再基質化装置52に送られる。
再基質化装置52は、物理的、化学的又は生物学的方法によって、汚泥中の微生物の殺傷、細胞壁の破壊、可溶化・低分子化等を行う。これにより、汚泥中の微生物は死滅し、汚泥は再基質化される。また、この再基質化された汚泥(以下、「再基質化汚泥」という。)は、再度、生物処理槽51に送られ、微生物集団によって酸化分解される。この結果、余剰汚泥の削減が図られる。
再基質化の具体的な方法としては、オゾン酸化法、好熱細菌法、ビーズミル法、水熱処理法、超音波法、高速回転ディスク法、ウォータージェット法、電解法、高圧処理法、酸・アルカリ処理法、マイクロ波法等が知られている。このうち、非特許文献1においては、水熱処理法を利用した方法が開示されている。
また、非特許文献1においては、水熱処理法による再基質化プロセスを導入した場合における汚泥削減のメカニズムを理論化する試みがなされている。また、この理論に基づいて構築されたモデルのシミュレーション解析を行い、これによって、再基質化量等の操作条件を決定している。
更に、非特許文献1においては、シミュレーション解析から得られた値と実測値とを比較することで、シミュレーション解析の正確性の実証も行っている。このことから、活性汚泥法を実施する既存の汚水処理装置に再基質化装置を組み込み、非特許文献1に開示された操作条件で汚水処理装置を稼動すれば汚泥を削減できると考えられる。
また、図6に示した方法においては、再基質化汚泥の流入により、生物処理槽51における処理負荷が増大するため、最終の処理水の水質が悪化する可能性がある。このため、外部から流入する汚水を生物処理する第1生物処理槽とは別に、再基質化汚泥の生物処理を専門に行う第2生物処理槽を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この二つの生物処理槽を用いた活性汚泥法において、第1生物処理槽で発生した余剰汚泥は第2生物処理槽に送られ、第2生物処理槽の混液に混入される。また、第2生物処理槽から取り出された混液に対して再基質化処理が行われ、これにより発生した再基質化汚泥は第2生物処理槽へ返送される。更に、第2生物処理槽の混液は分離液と濃縮汚泥とに固液分離され、このときの濃縮汚泥が余剰汚泥として排出される。分離液は第1生物処理槽に送られる。
特開2003−80298号公報 奥田友章著 「水熱反応による余剰汚泥削減型活性汚泥法の開発に関する研究」、大阪工業大学大学院工学研究科博士課程学位論文、2002年12月
しかしながら、再基質化装置を組み込んだ汚水処理装置においては、再基質化プロセスを実行する必要があるため、再基質化装置が組み込まれていない汚水処理装置に比べて、管理者の負担が増加してしまう。このため、余剰汚泥の処分にかかるコストを低減できても、管理者の増員等による運用コストの上昇を招来してしまう。
また、非特許文献1に開示された操作条件は、あくまで余剰汚泥を削減するための条件であり、汚水処理装置の省力化に貢献するものではない。更に、非特許文献1においては、余剰汚泥が全く発生しないことを前提にしてモデルを構築し、それに基づいて解析シミュレーションを行っている。このため、実際に汚水処理装置を長時間稼動した場合は、解析結果と実際の状況とが乖離する可能性がある。
更に、特許文献1は、第1生物処理槽と第2生物処理槽とを備えた汚水処理装置について開示しているが、特許文献1においても、汚水処理装置の省力化についての記載はない。このため、特許文献1に開示された汚水処理装置であっても、運用コスト上昇の抑制は困難である。
本発明の目的は、余剰汚泥の発生を考慮した再基質化処理を行うことができ、且つ、運用コスト上昇の抑制を図り得る汚水処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における汚水処理装置は、活性汚泥法による汚水の浄化処理を行う汚水処理装置であって、外部から流入する汚水を生物処理する第1生物処理槽と、前記第1生物処理槽の混液を第1濃縮汚泥と第1分離液とに分離する第1固液分離手段と、前記第1濃縮汚泥を生物処理する第2生物処理槽と、前記第2生物処理槽の混液を第2濃縮汚泥と第2分離液とに分離する第2固液分離手段と、再基質化処理を行う再基質化手段と、前記第2生物処理槽の混液を前記再基質化手段へと送るための第1再基質化ラインと、前記再基質化手段による再基質化処理によって生じた再基質化汚泥を前記第2生物処理槽へと送るための第2再基質化ラインと、前記第2分離液を前記第1生物処理槽に送るための分離液供給ラインと、前記第2濃縮汚泥を余剰汚泥として外部へと排出するための排出ラインと、制御手段と、前記制御手段の指示に応じて、前記第2再基質化ラインから前記第2生物処理槽に供給される前記再基質化汚泥の流量を調節する第1流量調節手段と、前記制御手段の指示に応じて、前記排出ラインから外部に排出される前記余剰汚泥の流量を調節する第2流量調節手段とを有し、前記制御手段は、前記第2流量調節手段によって前記排出ラインによる前記余剰汚泥の外部への排出を停止した状態で、前記第2生物処理槽中の活性汚泥の濃度Xa5と、前記第2生物処理槽中の非活性汚泥の濃度Xd5と、前記第2分離液及び前記第2生物処理槽中の再基質の可溶化成分濃度Seとから、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、前記Qsを達成した場合に排出が必要な前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeとを算出し、算出した前記Qs及び前記Qeが満たされるように前記第1流量調節手段及び前記第2流量調節手段に指示を与えることを特徴とする。
以上のように本発明における汚水処理装置によれば、制御手段によって、第2生物処理槽に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qsが算出される。また、第2生物処理槽に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qsの算出は、余剰汚泥の発生を考慮して行われている。更に、制御手段は、算出した再基質化汚泥の一日あたりの量Qsを達成するために排出が必要となる余剰汚泥の一日あたりの量Qeも算出する。
このため、本発明における汚水処理装置を用いれば、余剰汚泥の発生を考慮した再基質化処理を行うことができ、実際の状況と算出結果との乖離は抑制される。また、このように、算出を制御手段によって行うことができるため、算出分の再基質化汚泥の第2生物処理槽への供給や、算出分の余剰汚泥の排出を容易に自動化できるため、運用コスト上昇の抑制を図ることもできる。
上記本発明における汚水処理装置においては、前記第1濃縮汚泥を前記第2生物処理槽へ送るための引き抜きラインを更に有し、前記引き抜きラインに、前記第1濃縮汚泥中の汚泥濃度X3を測定する第1の測定手段と、前記第2生物処理槽に送られる前記第1濃縮汚泥の一日あたりの量Qrを測定する第1の流量計とが設けられ、前記第2再基質化ラインに、前記再基質化汚泥中の汚泥濃度X7、及び再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Scを測定する第2の測定手段が設けられ、前記第2生物処理槽に、前記第2生物処理槽中の活性汚泥の濃度Xa5と前記第2生物処理槽中の非活性汚泥の濃度Xd5との和である前記第2生物処理槽中の汚泥濃度X5を測定する第3の測定手段が設けられ、前記分離液供給ラインに、前記第2分離液中の汚泥濃度X8及び前記第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Seを測定する第4の測定手段と、前記分離液供給ラインによって前記第1生物処理槽に供給される前記第2分離液の一日あたりの量Qmを測定する第2の流量計とが設けられ、前記排出ラインに、前記余剰汚泥中の汚泥濃度X4を測定する第5の測定手段が設けられ、前記第1再基質化ラインに、前記再基質化手段に送られる混液中の汚泥濃度X6を測定する第6の測定手段が設けられ、前記制御手段が記憶部を有し、前記記憶部には、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の汚泥転換率a1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の汚泥転換率a2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の分解速度k1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の分解速度k2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の飽和定数Ks1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の飽和定数Ks2、活性汚泥の自己酸化率b、前記第2生物処理槽中の混液の体積V5、及び前記Xa5と前記X5との比(Xa5/X5)が格納されており、前記制御手段が、前記第1の測定手段から前記第6の測定手段によって測定された値と、前記第1の流量計及び前記第2の流量計によって測定された値と、前記記憶部に記憶された値とを、下記式(1)〜(6)に代入することによって、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、前記Qsを達成した場合に排出が必要な前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeとを算出する態様とするのが好ましい。この態様によれば、適切なQs及びQeを簡単に算出することができる。
Figure 0003923958
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また、上記態様においては、前記制御手段が検出部を有し、前記第1の測定手段〜前記第6の測定手段のうち少なくとも一つ、前記第1の流量計、及び前記第2の流量計が、それぞれの測定値に応じた信号を前記検出部に出力し、前記検出部が前記信号から前記測定値を検出するのが好ましい。この場合、制御手段によって自動的に係数を検出できる。
また、上記本発明における汚水処理装置においては、前記第2固液分離手段が分離膜装置であって、前記第2生物処理槽内に配置されているのであれば、前記第1濃縮汚泥を前記第2生物処理槽へ送るための引き抜きラインを更に有し、前記引き抜きラインに、前記第1濃縮汚泥中の汚泥濃度X3を測定する第1の測定手段と、前記第2生物処理槽に送られる前記第1濃縮汚泥の一日あたりの量Qrを測定する第1の流量計とが設けられ、前記第2再基質化ラインに、前記再基質化汚泥中の汚泥濃度X7、及び再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Scを測定する第2の測定手段が設けられ、前記第2生物処理槽に、前記第2生物処理槽中の活性汚泥の濃度Xa5と前記第2生物処理槽中の非活性汚泥の濃度Xd5との和である前記第2生物処理槽中の汚泥濃度X5を測定する第3の測定手段が設けられ、前記分離液供給ラインに、前記第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Seを測定する第4の測定手段と、前記分離液供給ラインによって前記第1生物処理槽に供給される前記第2分離液の一日あたりの量Qmを測定する第2の流量計とが設けられ、前記制御手段が記憶部を有し、前記記憶部には、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の汚泥転換率a1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の汚泥転換率a2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の分解速度k1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の分解速度k2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の飽和定数Ks1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の飽和定数Ks2、活性汚泥の自己酸化率b、前記第2生物処理槽中の混液の体積V5、及び前記Xa5と前記X5との比(Xa5/X5)が格納されており、前記制御手段が、前記第1の測定手段から前記第4の測定手段によって測定された値と、前記第1の流量計及び前記第2の流量計によって測定された値と、前記記憶部に記憶された値とを、上記式(1)〜(4)及び(6)、下記式(7)に代入することによって、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、前記Qsを達成した場合に排出が必要な前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeとを算出する態様とするのも好ましい。この態様によっても、適切なQs及びQeを簡単に算出することができる。
Figure 0003923958
また、上記態様においては、前記制御手段が検出部を有し、前記第1の測定手段〜前記第4の測定手段のうち少なくとも一つ、前記第1の流量計、及び前記第2の流量計が、測定値に応じた信号を前記検出部に出力し、前記検出部が前記信号から前記測定値を検出する態様とするのが好ましい。この場合、制御手段によって自動的に係数を検出できる。
また、上記本発明の汚水処理装置においては、前記第1再基質化ライン又は第2再基質化ラインに、前記第2生物処理槽に供給される前記再基質化汚泥の一日あたりの量を測定する第3の流量計が設けられ、前記排出ラインに、前記排出ラインから排出される前記余剰汚泥の一日あたりの量を測定する第4の流量計が設けられており、前記制御手段は、前記第3の流量計で測定された値が、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsに到達したかどうかを判定し、到達した場合に、前記第1流量調節手段に、前記再基質化手段への前記第2生物処理槽の混液の供給を停止させ、更に、前記第4の流量計で測定された値が、前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeに到達したかどうかを判定し、到達した場合に、前記第2流量調節手段に、前記余剰汚泥の排出を停止させる態様とするのが好ましい。この態様によれば、再基質化手段に自動的に必要量の濃縮汚泥が供給される。また、汚水処理装置は、自動的に必要量の余剰汚泥を排出できる。
更に、上記本発明の汚水処理装置においては、前記再基質化手段は、超音波処理装置または水熱処理装置であるのが好ましい。この場合、再基質化処理の確実性を高めることができる。
以下、本発明の汚水処理装置の一例について、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本発明の汚水処理装置の物質収支モデルについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の汚水処理装置の物質収支モデルを示す図である。
図1に示すように、汚水処理装置は、第1生物処理槽1、再基質化装置2、及び第2生物処理槽3を備えている。この汚水処理装置において、外部からの汚水は、第1生物処理槽1に流入する。第1生物処理槽1において、汚水中の基質は、第1生物処理槽1内の微生物によって酸化分解される。これにより、汚泥が発生する。
また、生物処理された汚水は、図1には図示していない第1固液分離手段に送られ、第1分離液と第1濃縮汚泥とに分離される。第1分離液は処理水として排出される。第1濃縮汚泥の一部は、図1には図示していないが、返送汚泥としてそのまま生物処理槽1へと送られ、生物処理に利用される。
一方、返送汚泥として返送されなかった第1濃縮汚泥は、第2生物処理槽3へと送られ、第2生物処理槽3の混液に混入する。混入された第1濃縮汚泥中の微生物集団は、第2生物処理槽3内の基質に対して生物処理(酸化分解処理)を行う。また、第1濃縮汚泥が混入された混液は、再基質化装置2へ送られ、そこで再基質化処理される。再基質化処理された再基質化汚泥は第2生物処理槽3に返送され、後から送られてきた第1濃縮汚泥や再基質化装置2に送られなかった第1濃縮汚泥中の微生物集団によって酸化分解される。
また、第2生物処理槽3で生物処理された混液は、図1には図示していない第2固液分離手段によって、第2分離液と第2濃縮汚泥とに分離される。分離された第2分離液は、第1生物処理槽1に送られる。一方、分離された第2濃縮汚泥は余剰汚泥として外部に排出される。
このように、図1に示す汚水処理装置では、第1濃縮汚泥が混入された第2生物処理槽3の混液に対して再基質化が行われ、これによって生じた再基質化汚泥は、後から送られてきた第1濃縮汚泥中の微生物等によって酸化分解される。このため、再基質化処理を行わない場合に比べて余剰汚泥の排出量を軽減することができる。
また、図1に示す汚水処理装置では、再基質に対する生物処理は、専用の生物処理槽(第2生物処理槽3)において行われている。このため、第1生物処理槽1の処理負荷の増大による処理水の水質悪化を抑制できる。
また、以上の説明から、余剰汚泥の一日あたりの量Qe(L/day)の削減を図るためには、再基質化装置2に出来るだけ多くの混液を送り、出来るだけ多くの再基質化汚泥を生成すれば良いとも考えられる。しかし、第2生物処理槽3に送られる再基質化汚泥の量が多くなり過ぎると、第2生物処理槽3内での基質と微生物とのバランスが崩れる可能性がある。この場合、却って余剰汚泥が増加する可能性がある。また、第2分離液の水質の悪化によって第1分離液の水質も悪化するおそれがある。従って、余剰汚泥の一日あたりの量Qe(L/day)の削減を図るためには、第2生物処理槽3に送られる再基質化汚泥の量(L/day)を適切な値とする必要がある。
ここで、図1に示す汚水処理装置における汚泥の増殖と分解、及び溶解性の基質の分解について検討する。また、図1に示す汚水処理装置における各種パラメータを以下の表1から表2に示すように定義する。
Figure 0003923958
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なお、表1に示すパラメータにおいて、XN=XaN+XdN(N=4、5、6、7、8)である。
表1及び表2に示すパラメータを用いると、第2生物処理槽3における汚泥の増殖と分解は、下記式(1)〜(3)によって示すことができる。また、第2生物処理槽3における溶解性の基質の分解は、下記式(4)によって示すことができる。なお、下記式(1)〜(4)で使用されている各種係数の定義を表3に示す。
Figure 0003923958
また、表3中のa1及びa2の単位は特に限定されるものではないが、これらの単位としては「g-SS/g-BOD」、「g-SS/g-SS」、「g-SS/g-COD」、「g-SS/g-TOC」等が挙げられる。
Figure 0003923958
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図2は、再基質化汚泥を概念的に示す図である。図2に示すように、再基質化装置2(図1参照)へと送られた混液中の活性汚泥のうち、一部は、再基質化処理によって、微生物による酸化分解が可能な再基質化汚泥となる。残りは、微生物による酸化分解が不可能な未基質汚泥のままである。このとき、活性汚泥の再基質化率をε、活性汚泥の未基質化率をδとすると、ε+δ=1となる。
なお、図2において、γは活性汚泥の再基質化汚泥への転換係数を示す。再基質化汚泥への転換係数γは、再基質化汚泥の汚泥濃度と基質濃度とを測定し、その比率を算出することによって得ることができる。再基質化汚泥への転換係数γの単位としては、例えば、[g-BOD/g-SS]、[g-COD/g-SS]、[g-TOC/g-SS]等が挙げられる。通常、再基質化汚泥の転換係数γは、0.4[g-TOC/g-SS]程度となる。
また、図2に示すように、再基質化汚泥は、懸濁成分と可溶化成分に分かれる。再基質化汚泥の懸濁率をζ、再基質化汚泥の可溶化率をηとすると、ζ+η=1となる。更に、可溶化成分には、汚水中に溶け込んだ溶解成分とガス成分とが含まれる。再基質化汚泥の可溶化成分の溶解率をθ、ガス化率をιとすると、θ+ι=1となる。
ここで、図1に示す物質収支モデルにおける物質収支を検討する。第2生物処理槽3中の汚泥濃度X5(mg/L)に着目すると、物質収支は下記式(8)及び(9)によって表される。また、上記式(3)と、下記式(8)及び(9)とから、下記式(5)が導かれる。
Figure 0003923958
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また、第2生物処理槽3及び第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Se(mg/L)に着目すると、物質収支は下記式(6)によって表される。
Figure 0003923958
従って、第2生物処理槽3に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qs(L/day)(即ち、再基質化装置2に送る混液の一日あたりの量)を適切な値とするためには、Qsが上記の物質収支の式(5)及び(6)を満たすように、汚水処理装置を稼動させてやることが望ましい。このため、以下の図3に示す本発明の汚水処理装置の一例においては、上記式(1)〜(6)を用いて、第2生物処理槽3に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qs(L/day)と余剰汚泥の量Qe(L/day)とが決定される。
次に、本発明の汚水処理装置の構成について図3及び図4を用いて説明する。図3は、本発明の汚水処理装置の一例を示す構成図である。図4は、再基質化装置の一例を示す図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は下面図である。
図3に示すように、汚水処理装置は、第1生物処理槽1と、再基質化装置2と、第2生物処理槽3と、第1固液分離手段4と、第2固液分離手段5とを備えている。また、汚水処理装置は、制御装置10も備えている。生物処理槽1内には、微生物が存在している。よって、外部から流入する汚水中の基質はこの微生物によって酸化分解される。生物処理槽1によって処理された汚水は第1固液分離手段4に流入する。
第1固液分離手段4は、第1生物処理槽1で処理された汚水を第1濃縮汚泥9と第1分離液8とに分離させる。本例では、第1固液分離手段4としては沈殿槽が用いられている。第1分離液8は溢水によって外部に排出される。第1濃縮汚泥9は、ポンプ25によって吸引され、第1固液分離手段4と第2生物処理槽3とを接続する引き抜きライン42を介して第2生物処理槽3へと送られる。
また、図3に示すように、引き抜きライン42からは返送ライン41が分岐している。返送ライン41は、第1濃縮汚泥9をそのままの状態で第1生物処理槽1へと返送するためのラインである。なお、本発明においてラインは流路を意味している。
再基質化装置2は、第2生物処理槽3の混液に対して再基質化処理を行う。また、第2再基質化装置2は、第1再基質化ライン43と第2再基質化ライン44とによって第2生物処理槽3に接続されている。本例では、第2生物処理槽の混液は、ポンプ26によって、第1再基質化ライン43を介して再基質化装置2へと送られる。再基質化装置2の再基質化処理によって生成された再基質化汚泥は、第2再基質化ライン44を介して第2生物処理槽3へと送られる。
再基質化装置2の種類は特に限定されるものではなく、水熱処理によって再基質化を行う水熱処理装置であっても良いし、超音波処理によって再基質化を行う超音波処理装置であっても良い。さらに、再基質化装置2としては、オゾン酸化法、好熱細菌法、ビーズミル法、高速回転ディスク法、ウォータージェット法、電解法、高圧処理法、酸・アルカリ処理法、またはマイクロ波法等を用いて再基質化処理を行う装置を用いることもできる。
本例では、再基質化装置2としては、図4に示す超音波処理装置が用いられている。図4の例では、超音波処理装置は、混液を貯留する処理槽31の底面に、複数の超音波振動子32を取り付けて構成されている。この構成により、処理槽31内に送り込まれた混液においては、超音波振動子32からの超音波によってキャビテーションが発生する。この結果、混液中の微生物は破壊され、可溶化される。図3及び図4の例では、再基質化装置2の稼動、出力調整は、制御装置10によって行われている。
また、再基質化装置2として超音波処理装置を用いる場合、超音波周波数は20KHz〜100KHz、特には20KHz〜40KHzに設定するのが好ましい。なお、再基質化装置2として用いることができる超音波処理装置は、図4に示す例に限定されるものではない。
また、再基質化装置2として、水熱処理によって再基質化を行う水熱処理装置を用いる場合、反応温度は100℃〜300℃、特には100℃〜200℃に設定するのが好ましい。なお、水熱処理装置の構成は特に限定されるものではない。更に、水熱処理装置においては、加熱方式も特に限定されず、また連続式でも回分式でも良い。また、水熱処理を行うための加熱手段も特に限定されず、加熱手段としては、ボイラー、ヒーター、電磁誘導装置、又はマイクロ波照射装置等を用いることができる。
第2生物処理槽3は、第1固液分離手段4から送られる第1濃縮汚泥9の生物処理を行う。具体的には、第2生物処理槽3では、図1を用いて説明したように、第1濃縮汚泥9を再基質化処理して得られた再基質化汚泥が、後から送られてきた第1濃縮汚泥9や再基質化装置2に送られなかった第1濃縮汚泥9中の微生物集団によって生物処理される。
また、第2生物処理槽3の混液は、第2固液分離手段5によって第2濃縮汚泥と第2分離液とに分離される。但し、本例では、第2固液分離手段5としては分離膜装置が用いられている。また、第2固液分離手段5は第2生物処理槽3内に浸漬された状態で配置されている。このため、本例でいう「第2濃縮汚泥」は、第2生物処理槽3の混液そのものを意味している。
第2固液分離手段によって分離された分離液は、ポンプ28による吸引により、分離液供給ライン46を介して第1生物処理槽1へ送られる。第2固液分離手段5によって分離された第2濃縮汚泥、即ち第2生物処理槽3の混液は、余剰汚泥として、外部に排出される。本例では、余剰汚泥は、ポンプ27による吸引によって、排出ライン45を介して外部に排出される。
また、図3に示すように、第2再基質化ライン44には、流量調節手段として機能するバルブ6が設けられ、排出ライン45には、流量調節手段として機能するバルブ7が設けられている。バルブ6及び7は、信号の入力によって開閉が可能な自動弁である。本例では、バルブ6及び7の開閉は、制御装置10によって制御されている。
なお、本例では、第1固液分離手段4として沈殿槽が用いられ、第2固液分離手段として浸漬式の分離膜装置が用いられているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明においては、第1固液分離手段として分離膜装置を用いることもできるし、第2固液分離手段として沈殿槽を用いることもできる。また、分離膜装置は外置式及び浸漬式のいずれであっても良い。更に、本発明では、第1固液分離手段または第2固液分離手段として、加圧浮上分離装置、または遠心分離装置等を用いることもできる。また、生物処理槽と固液分離手段とを一体化した回分式処理装置を用いることもできる。
但し、図3に示すように、第2固液分離手段5として、浸漬式の分離膜装置を用いる場合は、第2濃縮汚泥が第2生物処理槽3の混液そのものであるため、図1に示した物質収支モデルにおいて、X4=X5=X6、X8=0が成立する。よって、上記式(5)は下記式(7)に変形でき、本例では、上記式(5)の代わりに下記式(7)が用いられる。
Figure 0003923958
また、図3に示す汚水処理装置においては、第1の測定手段11〜第4の測定手段14までの4つの測定手段が設けられている。更に、図3の例では、第2の測定手段12を除き、各測定手段は、測定した値に応じた信号を制御装置10の検出部16へと出力する機能を備えている。第2の測定手段12によって測定された値は、汚水処理装置の操作者によって入力部20から制御装置10に入力される。入力された値は、記憶部18に格納される。
なお、第2の測定手段12に、測定した値に応じた信号を制御装置10の検出部16へと出力する機能を付与することもできる。また、第2の測定手段12以外の測定手段が、制御装置10に信号を出力する機能を有していない態様であっても良く、この場合も、測定された値は汚水処理装置の操作者によって入力部20から入力される。
第1の測定手段11は、引き抜きライン42に設けられている。第1の測定手段11は、第1濃縮汚泥9中の汚泥濃度X3(mg/L)を測定するSS計である。また、引き抜きライン42には、第1の流量計21も設けられている。第1の流量計21は、第2生物処理槽3に供給される第1濃縮汚泥9の一日あたりの量Qr(g/day)を測定する。
第2の測定手段12は、第2再基質化ライン44から分岐したラインに取り付けられている。第2の測定手段12は、再基質化汚泥中の汚泥濃度X7(mg/L)と、再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Sc(mg/L)とを測定する。図3の例では、第2の測定手段12は、第1測定槽(図示せず)と第2測定槽(図示せず)とを備えている。各測定槽それぞれには、負荷測定器が備えられている。
また、第1測定槽の供給口には、粒子保持能力が5μm以上、好ましくは1.2μm以上のフィルター(図示せず)が備えられており、このフィルターを通過した成分の基質濃度が、再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Sc(mg/L)として測定される。更に、第2の測定槽の供給口には、粒子保持能力が125μm以上、好ましくは37μm以上のフィルター(図示せず)が備えられており、このフィルターを通過した成分の汚泥濃度が、再基質化汚泥中の汚泥濃度X7(mg/L)として測定される。
また、第2の測定手段12によるX7及びScの測定は、排出ライン45による外部への排出を停止した状態、即ち、バルブ7を閉じた状態で行われる。第2の測定手段12によって測定された値は、上述したように汚水処理装置の操作者によって入力部20から制御装置10に入力される。
また、第2の測定手段12によって測定されたX7及びScから、図2を用いて説明した、活性汚泥の再基質化率ε、再基質化汚泥の懸濁率ζ、及び再基質化汚泥の可溶化率η(図2参照)を算出できる。再基質化汚泥の可溶化成分の溶解率θ、及び再基質化汚泥の可溶化成分のガス化率ι(図2参照)は、再基質化処理におけるTOCの損失量から算出できる。但し、再基質化装置2として、超音波処理装置や水熱処理装置を用いる場合は、通常、ガス化は起きないため、θ=1、ι=0となる。
第3の測定手段13は、第2生物処理槽3に取り付けられている。第3の測定手段13はSS計であり、第2生物処理槽3中の汚泥濃度X5(mg/L)を測定する。なお、上述したように、本例では、X4=X5=X6(図1参照)が成立している。このため、第3の測定手段13を第1再基質化ライン43に設け、これによって第2生物処理槽3の混液の汚泥濃度X6を測定しても良い。また、第3の測定手段13を排出ライン45に設け、余剰汚泥の汚泥濃度X4を測定しても良い。
第4の測定手段14は、分離液供給ライン46に設けられている。また、第4の測定手段14は、第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Se(mg/L)を測定する負荷測定器である。また、分離液供給ライン46には、第2の流量計22も設けられている。第2の流量計22は、第1生物処理槽1に供給される第2分離液の一日あたりの量Qm(g/day)を測定する。
第4の測定手段14によって測定された可溶化成分濃度Seは、第2生物処理槽3及び余剰汚泥中の再基質の可溶化成分濃度にも相当する。よって、第4の測定手段14は、排出ライン45に設けても良いし、第3の測定手段13と同様に第2生物処理槽3に取り付けても良い。
なお、図3の例で用いられる負荷測定器は特に限定されるものではない。負荷測定器としては、例えば、BOD計、COD計、TOC計等が挙げられる。また、COD計を用いる場合、その測定方式は特に限定されない。COD計としては、例えば、吸光度測定法を利用したものを用いることができる。また、図3の例で用いられるSS計においても、その測定方式は特に限定されない。SS計としては、例えば、吸光度測定法や散乱光測定法を利用したものを用いることができる。
また、本例では、第2再基質化ライン44に第3の流量計23が設けられ、排出ライン45に第4の流量計24が設けられている。第3の流量計23は、第2再基質化ライン44を通って第2生物処理槽3に送られる再基質化汚泥の流量を(L/day)を測定する。第4の流量計24は、排出ライン45を通る余剰汚泥の量(L/day)を測定する。また、第3の流量計23及び第4の流量計24は、測定した値に応じた信号を検出部16へと出力する。
本例においては、第1の流量計21〜第4の流量計25まで四つの流量計が用いられているが、これらの種類は特に限定されるものではない。第1の流量計21〜第4の流量計24としては、超音波式や電磁式の流量計を用いることができる。
また、制御装置10は、本例では、検出部16、演算部17、記憶部18、駆動部19、及び入力部20を備えている。検出部16は、第1の測定手段11、第3の測定手段13、第4の測定手段14、及び第1の流量計21〜第4の流量計24と接続されている。これらの各測定手段及び流量計が出力した信号は検出部16に入力される。
また、検出部16は、入力された信号から、第2生物処理槽3に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qs(g/day)と、排出する余剰汚泥の量Qe(L/day)との算出に必要な係数の検出を行う。
具体的には、検出部16は、第1の流量計21からの信号によって、第2生物処理槽3に送られる第1濃縮汚泥9の一日あたりの量Qr(g/day)を検出する。また、検出部16は、第2の流量計22からの信号によって、第1生物処理槽に送られる第2分離液の一日あたりの量Qm(g/day)を検出する。
また、検出部16は、第1の測定手段11からの信号によって、第1濃縮汚泥9中の汚泥濃度X3(mg/L)を検出する。更に、検出部16は、第3の測定手段13からの信号によって、第2生物処理槽3中の汚泥濃度X5(mg/L)を検出し、第4の測定手段14からの信号によって、第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Se(mg/L)を検出する。
また、検出部16は、第2の測定手段12によって測定された、再基質化汚泥中の汚泥濃度X7(mg/L)と、再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Sc(mg/L)との検出も行う。但し、本例では、X7及びScの検出は、検出部16が記憶部18からX7及びScを読み出すことによって行われる。また、図3の例では、検出部16は、X7及びScが記憶部18に格納されているかどうかの判定も行う。
記憶部18には、Qr(L/day)とQe(L/day)との算出に必要な係数であって、各測定手段や各流量計からは得ることができない係数が格納されている。また、記憶部18には、上述した式(1)〜(7)も格納されている。なお、図3の例では、各測定手段から得ることができない係数は、入力部20を介して、操作者によって入力される。また、記憶部18は、検出部16によって検出された係数も記憶することができる。
図3の例において、記憶部18に格納される係数としては、再基質懸濁成分汚泥転換率a1(g-SS/g-SS)、及び再基質可溶化成分汚泥転換率a2(g-SS/g-TOC)が挙げられる。また、再基質懸濁成分分解速度k1(1/day)、及び再基質可溶化成分分解速度k2(1/day)も挙げられる。
更に、記憶部18に格納される係数としては、再基質懸濁成分飽和定数Ks1(mg/L)、再基質可溶化成分飽和定数Ks2(mg/L)、及び活性汚泥の自己酸化率b(1/day)も挙げられる。また、記憶部18には、第2生物処理槽3中の混液の体積V5、及びXa5とX5との比(Xa5/X5)も格納されている。
演算部17は、検出部16によって検出された測定値と、それ以外の記憶部18に格納されている係数とを用いて、第2生物処理槽3に送ることができる一日あたりの再基質化汚泥の量Qs(L/day)と、排出する余剰汚泥の量Qe(L/day)とを算出する。本例では、上述したように、演算部17による算出は、上記式(1)〜上記式(4)、上記式(6)及び上記式(7)に、検出した測定値と読み出した係数とを代入することによって行われる。
駆動部19は、演算部17の指示に応じて、バルブ6及び7の開閉操作を行うための信号を出力する。例えば、演算部17が第2生物処理槽3へ再基質化汚泥を導入することを指示した場合は、駆動部19は、バルブ6を開け、バルブ7を閉じる。また、演算部17が余剰汚泥を排出することを指示した場合は、駆動部19は、バルブ6を閉じ、バルブ7を開ける。
また、第2再基質化ライン44から第2生物処理槽3に導入される再基質化汚泥の量は、第3の流量計23によって測定され、検出部16によって検出される。同様に、排出ライン45から輩出される余剰汚泥の量は、第4の流量計24によって測定され、検出部16によって検出される。このため、演算部17は、算出されたQsとQeとが達成されるようにフィードバック制御を行う。
次に、図3に示す汚水処理装置の動作について図5を用いて説明する。図5は、図3に示す汚水処理装置の動作を示すフロー図である。なお、以下の説明においては、適宜図3を参酌する。
図5に示すように、先ず、演算部17は、記憶部18から、Qsと量Qeとの算出に必要な係数を読み出す(ステップS1)。読み出される係数は、上述した、a1(g-SS/g-TOC)、a2(g-SS/g-SS)、k1(1/day)、k2(1/day)、Ks1(mg/L)、Ks2(mg/L)、b(1/day)、V5、及び比(Xa5/X5)である。
次に、演算部17は、駆動部19に対してバルブ7のみを閉じるように指示を与える(ステップS2)。次いで、この状態で、演算部17は検出部16に以下のステップS3〜S7を行わせる。なお、ステップS3〜S7の順序は特に限定されるものではなく、これらは同時に実施することもできる。
ステップS3では、検出部16は、第1の測定手段11からの信号によって、第1濃縮汚泥9中の汚泥濃度X3(mg/L)を検出する。ステップS4では、検出部16は、第3の測定手段13からの信号によって、第2生物処理槽3中の汚泥濃度X5(mg/L)を測定する。ステップS5では、検出部16は、第4の測定手段14からの信号によって、第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Se(mg/L)を測定する。
また、ステップS6では、検出部16は、第1の流量計21からの信号によって、第2生物処理槽3に供給される第1濃縮汚泥9の一日あたりの量Qr(g/day)を検出する。更に、ステップS7では、検出部16は、第2の流量計22からの信号によって、第1生物処理槽1に供給される第2分離液の一日あたりの量Qm(g/day)を検出する。
次に、検出部16は、再基質化汚泥中の汚泥濃度X7(mg/L)と、再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Sc(mg/L)とが入力され、これらが記憶部18に格納されているかどうかを判定する(ステップS8)。入力及び格納されている場合は、検出部16は、X7及びScを記憶部18から読み出す(ステップS9)。格納されていない場合は、検出部16は待機状態となる。
なお、ステップS8及びS9は、ステップS3〜S7いずれかのステップの前に実行することもできる。また、X7及びScの測定及び入力は、ステップS2の実行後に行っても良いし、図5に示すステップの実行前に行っても良い。
次に、演算部17は、記憶部18に格納された式(1)〜(4)、式(6)及び(7)を読み出し、ステップS1、S3〜S7、及びS9によって得られた測定値及び係数をこれらの式に代入する(ステップS10)。これにより、第2生物処理槽3に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qs(L/day)と、Qsを達成した場合に排出が必要な余剰汚泥の一日あたりの量Qe(L/day)とが算出される。なお、Xa5、Xd5の値は、上述したようにX5=Xa5+Xd5であることから、検出されたX5の値と、読み出された比(Xa5/X5)の値とから算出される。
次に、演算部17は、再基質化ライン用のバルブ6が開状態、排出ライン用のバルブ7が閉状態となるように、駆動部19に指示を与える(ステップS11)。この結果、第2再基質化ライン44から第2生物処理槽3へと再基質化汚泥が流入する。また、余剰汚泥の排出は停止される。
次に、演算部17は、第3の流量計23によって測定され、且つ検出部16によって検出された再基質化汚泥の量が、ステップS10で算出された再基質化汚泥の量Qs(L/day)に到達したかどうかを判定する(ステップS12)。到達していない場合は、駆動部19にステップS11の状態を維持させたまま、演算部17は待機状態となる。
到達した場合は、演算部17は、再基質化ライン用のバルブ6が閉状態、排出ライン用のバルブ7が開状態となるように、駆動部19に指示を与える(ステップS13)。また、演算部17は、再基質化装置2に対しては稼動を停止するよう信号を出力する。
次に、演算部17は、第4の流量計24によって測定され、且つ検出部16によって検出された余剰汚泥の量が、ステップS10で算出された余剰汚泥の量Qe(L/day)に到達したかどうかを判定する(ステップS14)。到達していない場合は、駆動部19にステップS13の状態を維持させたまま、演算部17は待機状態となる。到達した場合は、演算部17は、排出ライン用のバルブ7が閉状態となるように、駆動部19に指示を与えて処理を終了する。
このように図3に示す汚水処理装置によれば、制御装置10によって、自動的に、第2生物処理槽3に供給できる再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、Qsを達成した場合に排出が必要な余剰汚泥の一日あたりの量Qeとが算出される。また、制御装置10によって、自動的に、算出分の再基質化汚泥が第2生物処理槽3に供給され、算出分の余剰汚泥が排出される。このため、余剰汚泥の発生を考慮した再基質化処理を行うことができると同時に、管理者の負担の増加を抑制できるので運用コストの上昇も抑制できる
ここで、記憶部18に予め格納させておく係数について説明する。本発明において、記憶部18に予め格納させておく係数の値は、汚水の種類に応じて、実験によって適宜設定できる。例えば、再基質懸濁成分汚泥転換率a1、再基質可溶化成分汚泥転換率a2、及び自己酸化率b、は、上述した「非特許文献1」の第91頁から第102頁に記載された、異なる条件下での回分式の生物処理実験によって、基質の変化量、汚泥の変化量を測定することにより求めることができる。
また、同様にして、再基質懸濁成分分解速度k1、及び再基質可溶化成分分解速度k2、再基質懸濁成分飽和定数Ks1、及び再基質可溶化成分飽和定数Ks2も求めることができる。非特許文献1に準じた生物処理実験によって得られた、これらの係数の一例を下記の表4に示す。
Figure 0003923958
また、Xa5とX5との比(Xa5/X5)は、第2生物処理槽3における活性汚泥の割合を示している。図3の例では、活性汚泥を非再基質化汚泥と仮定して比(Xa5/X5)を求めている。具体的には、例えば、第2生物処理槽3の混液について、粒子保持能力が125μm以上、好ましくは37μm以上のフィルターによって阻害される懸濁成分の比率を測定し、得られた測定値を(Xa5/X5)として記憶部18に入力する。
また、第2生物処理槽3の混液について、懸濁成分中の生菌数、またはATP(アデノシン三リン酸)等を測定し、この測定値を(Xa5/X5)として記憶部18に入力することもできる。なお、(Xa5/X5)の値は、第2生物処理槽3や再基質化装置2の運転状況の変動と伴に変動する。このため、(Xa5/X5)の値については、随時測定及び算出して更新するのが好ましい。
なお、上述したように、本例では、図1に示した物質収支モデルにおいて、X4=X5=X6、X8=0が成立しているが、例えば、第2固液分離手段5として沈殿槽を用いた場合等のように、これらの式が成立しない場合もある。この場合は、上記式(7)の代わりに上記式(5)を用いてQs及びQeを算出する必要がある。
また、上記式(5)を用いる場合は、排出ライン45に、第5の測定手段として、余剰汚泥中の汚泥濃度X4(mg/L)を測定するSS計を備えておく必要がある。更に、第1再基質化ライン43に、再基質化装置2に送られる混液中の汚泥濃度X6(mg/L)を測定する第6の測定手段を設ける必要がある。また、第4の測定手段14には、第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Se(mg/L)を測定する負荷測定器に加えて、第2分離液中の汚泥濃度X8(mg/L)を測定するSS計を備えておく必要がある。
更に、上記式(5)を用いる場合は、図5に示すステップに、検出部16が、再基質化装置2に送られる混液中の汚泥濃度X6(mg/L)を検出するステップ、及び余剰汚泥中の汚泥濃度X4(mg/L)を検出するステップを追加する必要がある。また、検出部16が、第2分離液中の汚泥濃度X8(mg/L)を検出するステップも追加する必要がある。
制御装置は、入出力のインターフェイスを備えたコンピュータに、図5に示すステップS1〜S14を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって、実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(central processing unit)は、検出部、演算部、及び駆動部として機能し、処理を行う。また、コンピュータ備えられたメモリやハードディスク等の記憶装置が、記憶部として機能する。また、コンピュータに備えられたマウスやキーボード等が入力部として機能する。なお、制御装置へのデータの入力は、有線又は無線で接続された別のコンピュータから行うこともできる。
以上のように、本発明における汚水処理装置によれば、余剰汚泥の発生を考慮した再基質化処理を行うことができ、この結果、余剰汚泥の発生を最小限に抑えることができる。このため、余剰汚泥の処分にかかるコストを低減でき、又余剰汚泥の処分地の確保が難しいという問題の解決にも貢献できる。更に、運用コストの上昇が抑制されるため、導入が容易である。
本発明の汚水処理装置の物質収支モデルを示す図である。 再基質化汚泥を概念的に示す図である。 本発明の汚水処理装置の一例を示す構成図である。 再基質化装置の一例を示す図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は下面図である。 図3に示す汚水処理装置の動作を示すフロー図である。 再基質化プロセスが追加された活性汚泥法の概略を示す図である。
符号の説明
1 第1生物処理槽
2 再基質化装置
3 第2生物処理槽
4 第1固液分離手段(沈殿槽)
5 第2固液分離手段(分離膜装置)
6、7 バルブ
8 第1分離液
9 第1濃縮汚泥
10 制御装置
4 ポンプ
11 第1の測定手段
12 第2の測定手段
13 第3の測定手段
14 第4の測定手段
16 検出部
17 演算部
18 記憶部
19 駆動部
20 入力部
21 第1の流量計
22 第2の流量計
23 第3の流量計
24 第4の流量計
25、26、27、28 ポンプ
31 処理槽
32 超音波振動子
41 返送ライン
42 引き抜きライン
43 第1再基質化ライン
44 第2再基質化ライン
45 排出ライン
46 分離液供給ライン
41 第2の生物処理槽

Claims (7)

  1. 活性汚泥法による汚水の浄化処理を行う汚水処理装置であって、
    外部から流入する汚水を生物処理する第1生物処理槽と、前記第1生物処理槽の混液を第1濃縮汚泥と第1分離液とに分離する第1固液分離手段と、前記第1濃縮汚泥を生物処理する第2生物処理槽と、前記第2生物処理槽の混液を第2濃縮汚泥と第2分離液とに分離する第2固液分離手段と、再基質化処理を行う再基質化手段と、前記第2生物処理槽の混液を前記再基質化手段へと送るための第1再基質化ラインと、前記再基質化手段による再基質化処理によって生じた再基質化汚泥を前記第2生物処理槽へと送るための第2再基質化ラインと、前記第2分離液を前記第1生物処理槽に送るための分離液供給ラインと、前記第2濃縮汚泥を余剰汚泥として外部へと排出するための排出ラインと、制御手段と、前記制御手段の指示に応じて、前記第2再基質化ラインから前記第2生物処理槽に供給される前記再基質化汚泥の流量を調節する第1流量調節手段と、前記制御手段の指示に応じて、前記排出ラインから外部に排出される前記余剰汚泥の流量を調節する第2流量調節手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記第2流量調節手段によって前記排出ラインによる前記余剰汚泥の外部への排出を停止した状態で、前記第2生物処理槽中の活性汚泥の濃度Xa5と、前記第2生物処理槽中の非活性汚泥の濃度Xd5と、前記第2分離液及び前記第2生物処理槽中の再基質の可溶化成分濃度Seとから、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、前記Qsを達成した場合に排出が必要な前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeとを算出し、
    算出した前記Qs及び前記Qeが満たされるように前記第1流量調節手段及び前記第2流量調節手段に指示を与える汚水処理装置。
  2. 前記第1濃縮汚泥を前記第2生物処理槽へ送るための引き抜きラインを更に有し、
    前記引き抜きラインに、前記第1濃縮汚泥中の汚泥濃度X3を測定する第1の測定手段と、前記第2生物処理槽に送られる前記第1濃縮汚泥の一日あたりの量Qrを測定する第1の流量計とが設けられ、
    前記第2再基質化ラインに、前記再基質化汚泥中の汚泥濃度X7、及び再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Scを測定する第2の測定手段が設けられ、
    前記第2生物処理槽に、前記第2生物処理槽中の活性汚泥の濃度Xa5と前記第2生物処理槽中の非活性汚泥の濃度Xd5との和である前記第2生物処理槽中の汚泥濃度X5を測定する第3の測定手段が設けられ、
    前記分離液供給ラインに、前記第2分離液中の汚泥濃度X8及び前記第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Seを測定する第4の測定手段と、前記分離液供給ラインによって前記第1生物処理槽に供給される前記第2分離液の一日あたりの量Qmを測定する第2の流量計とが設けられ、
    前記排出ラインに、前記余剰汚泥中の汚泥濃度X4を測定する第5の測定手段が設けられ、
    前記第1再基質化ラインに、前記再基質化手段に送られる混液中の汚泥濃度X6を測定する第6の測定手段が設けられ、
    前記制御手段が記憶部を有し、前記記憶部には、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の汚泥転換率a1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の汚泥転換率a2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の分解速度k1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の分解速度k2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の飽和定数Ks1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の飽和定数Ks2、活性汚泥の自己酸化率b、前記第2生物処理槽中の混液の体積V5、及び前記Xa5と前記X5との比(Xa5/X5)が格納されており、
    前記制御手段が、前記第1の測定手段から前記第6の測定手段によって測定された値と、前記第1の流量計及び前記第2の流量計によって測定された値と、前記記憶部に記憶された値とを、下記式(1)〜(6)に代入することによって、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、前記Qsを達成した場合に排出が必要な前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeとを算出する請求項1に記載の汚水処理装置。
    Figure 0003923958
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  3. 前記制御手段が検出部を有し、
    前記第1の測定手段〜前記第6の測定手段のうち少なくとも一つ、前記第1の流量計、及び前記第2の流量計が、それぞれの測定値に応じた信号を前記検出部に出力し、
    前記検出部が前記信号から前記測定値を検出する請求項2に記載の汚水処理装置。
  4. 前記第2固液分離手段が分離膜装置であって、前記第2生物処理槽内に配置されており、
    前記第1濃縮汚泥を前記第2生物処理槽へ送るための引き抜きラインを更に有し、
    前記引き抜きラインに、前記第1濃縮汚泥中の汚泥濃度X3を測定する第1の測定手段と、前記第2生物処理槽に送られる前記第1濃縮汚泥の一日あたりの量Qrを測定する第1の流量計とが設けられ、
    前記第2再基質化ラインに、前記再基質化汚泥中の汚泥濃度X7、及び再基質化汚泥中の再基質の可溶化成分濃度Scを測定する第2の測定手段が設けられ、
    前記第2生物処理槽に、前記第2生物処理槽中の活性汚泥の濃度Xa5と前記第2生物処理槽中の非活性汚泥の濃度Xd5との和である前記第2生物処理槽中の汚泥濃度X5を測定する第3の測定手段が設けられ、
    前記分離液供給ラインに、前記第2分離液中の再基質の可溶化成分濃度Seを測定する第4の測定手段と、前記分離液供給ラインによって前記第1生物処理槽に供給される前記第2分離液の一日あたりの量Qmを測定する第2の流量計とが設けられ、
    前記制御手段が記憶部を有し、前記記憶部には、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の汚泥転換率a1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の汚泥転換率a2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の分解速度k1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の分解速度k2、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の懸濁成分の飽和定数Ks1、前記第2生物処理槽における前記再基質化汚泥の可溶化成分の飽和定数Ks2、活性汚泥の自己酸化率b、前記第2生物処理槽中の混液の体積V5、及び前記Xa5と前記X5との比(Xa5/X5)が格納されており、
    前記制御手段が、前記第1の測定手段から前記第4の測定手段によって測定された値と、前記第1の流量計及び前記第2の流量計によって測定された値と、前記記憶部に記憶された値とを、下記式(1)〜(4)、(6)及び(7)に代入することによって、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsと、前記Qsを達成した場合に排出が必要な前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeとを算出する請求項1に記載の汚水処理装置。
    Figure 0003923958
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  5. 前記制御手段が検出部を有し、
    前記第1の測定手段〜前記第4の測定手段のうち少なくとも一つ、前記第1の流量計、及び前記第2の流量計が、測定値に応じた信号を前記検出部に出力し、
    前記検出部が前記信号から前記測定値を検出する請求項4に記載の汚水処理装置。
  6. 前記第1再基質化ライン又は第2再基質化ラインに、前記第2生物処理槽に供給される前記再基質化汚泥の一日あたりの量を測定する第3の流量計が設けられ、
    前記排出ラインに、前記排出ラインから排出される前記余剰汚泥の一日あたりの量を測定する第4の流量計が設けられており、
    前記制御手段は、
    前記第3の流量計で測定された値が、前記第2生物処理槽に供給できる前記再基質化汚泥の一日あたりの量Qsに到達したかどうかを判定し、到達した場合に、前記第1流量調節手段に、前記再基質化手段への前記第2生物処理槽の混液の供給を停止させ、
    更に、前記第4の流量計で測定された値が、前記余剰汚泥の一日あたりの量Qeに到達したかどうかを判定し、到達した場合に、前記第2流量調節手段に、前記余剰汚泥の排出を停止させる請求項1から5のいずれかに記載の汚水処理装置。
  7. 前記再基質化手段が、超音波処理装置または水熱処理装置である請求項1から6のいずれかに記載の汚水処理装置。
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