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JP3934846B2 - 座標入力/検出装置、電子黒板システム、受光素子の位置ズレ補正方法及び記憶媒体 - Google Patents
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JP3934846B2 - 座標入力/検出装置、電子黒板システム、受光素子の位置ズレ補正方法及び記憶媒体 - Google Patents

座標入力/検出装置、電子黒板システム、受光素子の位置ズレ補正方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の入力や選択をするためにペン等の指示部材や指等の指示手段によって指示された位置座標を光学的に検出する座標入力/検出装置、この座標入力/検出装置を主体に構成される電子黒板システム、座標入力/検出装置における受光素子の位置ズレ補正方法及び受光素子の位置ズレの補正をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ホワイトボードや書き込みシート等の書き込み面に筆記用具を用いて書き込んだ手書きの情報を、専用のスキャナで読み取り、専用のプリンタで記録紙に出力することが可能な電子黒板装置が知られている。これに対し、近年にあっては、電子黒板装置の書き込み面に座標入力/検出装置を配置して、書き込み面に手書きで書き込んだ情報をリアルタイムでパーソナルコンピュータ等のコンピュータに入力することを可能にした電子黒板システムも提供されている。
【0003】
例えば、マイクロフィールド・グラフィックス社製(Microfield Graphics,Inc.)のソフトボードは、ホワイトボード上に座標入力/検出装置を配設して構成され、ホワイトボード上に書かれた文字や絵等のビジュアルデータをコンピュータにリアルタイムで取り込むことを可能にした装置である。このソフトボードを用いて構成された電子黒板システムでは、ソフトボードで取り込んだビジュアルデータをコンピュータに入力してCRT(Cathode Ray Tube)に表示したり、液晶プロジェクターを用いて大型のスクリーンに表示したり、プリンタで記録紙に出力したりすること等が可能となっている。また、ソフトボードが接続されたコンピュータの画面を液晶プロジェクターでソフトボード上に投影し、ソフトボード上でコンピュータを操作することも可能となっている。
【0004】
また、文字および画像を表示するための表示装置と、表示装置の前面に座標入力面(タッチパネル面)を配設した座標入力/検出装置と、座標入力/検出装置からの入力に基づいて表示装置の表示制御を行う制御装置とを備え、表示装置および座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の表示面および書き込み面を構成した電子黒板システムが提供されている。
【0005】
例えば、スマート・テクノロジィズ社製(SMART Technologies Inc.)のスマート2000では、コンピュータに接続された液晶プロジェクターを用いて文字・絵・図形・グラフィックの画像をパネルに投影した状態で、パネルの投影面(表示面)の前面に配設された座標入力/検出装置(書き込み面)を用いて手書きの情報をコンピュータに取り込む処理を行う。そして、コンピュータ内で手書きの情報と画像情報とを合成し、再度、液晶プロジェクターを介してリアルタイムで表示できるようにしている。
【0006】
このような電子黒板システムでは、表示装置によって表示されている画面上の画像に対して、座標入力/検出装置を用いて入力した画像を上書き画像として重ねて表示できるため、会議、プレゼンテーション、教育現場等において既に広く利用されており、その使用効果が高く評価されている。また、このような電子黒板システムに音声・画像等の通信機能を組み込み、遠隔地間を通信回線で接続することにより、電子会議システムとしても利用されている。
【0007】
また、近年においては、電子黒板システムにおいて利用される座標入力/検出装置として検出方式の異なる種々の方式のものが考えられている。しかしながら、前述した電子黒板システムに適用するのに適切な方式を検討すると、座標入力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さなくとも入力が可能になる、例えば光学式のような座標入力/検出装置が有望であると考えられる。
【0008】
このような光学式の座標入力/検出装置としては、各種の方式が提案されている。光学式の座標入力/検出装置の一例としては、特開平11−110116号公報に記載された座標入力/検出装置がある。この特開平11−110116号公報に記載された座標入力/検出装置は、2つの光学ユニットにそれぞれ設けられた光源から出射されるレーザビーム光をポリゴンミラーを用いて走査させ、そのレーザビーム光を再帰性反射部材で反射させることにより形成した座標入力/検出領域を有している。そして、この座標入力/検出領域に指先やペン等の指示部材である指示手段を挿入することで座標入力/検出領域の光を遮った場合には、2つの光学ユニットにそれぞれ設けられた受光素子における光の強度分布に基づいてポリゴンミラーを回転させたパルスモータのパルス数を検出し、この検出されたパルス数に応じて指示手段により遮られた光の出射角度を光学ユニット毎に求め、それらの出射角度に基づく三角測量の手法によって指示手段を挿入した位置座標を検出するものである。
【0009】
以上に代表されるような座標入力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さない光学式の座標入力/検出装置は、表示装置の表示画面に装着して使用した場合であっても視認性に優れると共に、その大型化も比較的容易になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような光学式の座標入力/検出装置においては、出射角度に基づく三角測量による検出手法を採っていることから両光学ユニット(受光素子)の取付位置(角度)が非常に重要であるため、電源投入時に検出した縮率・光学ユニット(受光素子)の取付位置(角度)に基づいて取付角度ズレ等の調整を行なうようにしている。仮に、光学ユニット(受光素子)の取付位置(角度)にズレを生じてしまうと、指示手段を挿入した位置座標をズレた位置に誤検出してしまうからである。
【0011】
しかしながら、通常の運用において、電源を投入した状態で光学式の座標入力/検出装置を備えた電子黒板システムを移動したりすることはよくあることであり、この移動の際の振動や移動の際に何かものにぶつけてしまうことによる衝撃によって光学ユニット(受光素子)の調整がズレてしまうことがある。
【0012】
さらに、指示手段により強く指示された場合には振動が発生することから、この指示手段により指示した際の振動によっても光学ユニット(受光素子)の調整がズレてしまうことがある。
【0013】
本発明の目的は、光学ユニット(受光素子)の取付位置(角度)のズレによる指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することができる座標入力/検出装置、電子黒板システム、受光素子の位置ズレ補正方法及び記憶媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の座標入力/検出装置は、座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標入力/検出領域の周縁部であってその座標入力/検出領域内の光を受光する前記受光素子における受光領域の所定の位置を規定する位置に設けられ、前記受光素子が受光した光の強度分布にピーク点を生じさせて前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークと、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶手段と、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを所定のタイミングで比較判断する波形比較手段と、この波形比較手段により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断された場合には、前記基準波形記憶手段を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶手段と、を備える。
【0015】
したがって、座標入力/検出領域内に指示手段が存在しない状態における受光素子が受光した基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形が、基準波形として波形記憶部に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。また、所定のタイミングで受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が基準波形と比較され、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶手段が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項記載の座標入力/検出装置において、前記波形比較手段が前記基準波形に一致するか否かを比較判断する所定のタイミングは、前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングである。
【0019】
したがって、例えば電源が投入された状態で装置を移動する際に、何らかの衝撃によって受光素子に位置ズレを生じても、座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過した時点で基準波形記憶手段が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶されることになるので、若干のズレであれば対応可能な使い勝手の良い座標入力/検出装置を得ることが可能になる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の座標入力/検出装置において、前記波形比較手段による比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知手段を備える。
また、請求項4記載の発明の座標入力/検出装置は、座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した、前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶手段と、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した、前記基準マークにより生じる光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを比較判断する波形比較手段と、この波形比較手段により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断された場合には、前記基準波形記憶手段を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶手段と、を備える。
したがって、座標入力/検出領域内に指示手段が存在しない状態で受光素子が受光した、基準マークにより生じる光の強度分布に応じた受光信号の波形が基準波形と比較され、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶手段が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。
【0021】
したがって、基準波形に含まれているピーク点がこの基準波形と比較された波形に含まれていない場合には、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークが座標入力/検出領域内の光の受光素子における受光領域から外れており、指示手段を挿入した位置座標の検出は不可能な状態にあるので、その旨が報知されることにより、ユーザに不具合を確実に知らせることが可能になり、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を確実に防止することが可能になる。
【0022】
請求項5記載の発明の電子黒板システムは、文字および画像を表示するための表示装置と、この表示装置の表示面に前記座標入力/検出領域を一致させて配設される請求項1ないし4のいずれか一記載の座標入力/検出装置と、前記座標入力/検出装置からの入力に基づいて前記表示装置の表示制御を行う制御装置と、を備え、前記表示装置及び前記座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の表示面および書き込み面を構成する。
【0023】
したがって、座標入力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さず、表示装置の表示面に装着して使用した場合であっても視認性に優れる電子黒板システムを安価で提供することが可能になる。
【0024】
請求項6記載の発明の電子黒板システムは、文字および画像の筆記を受け付けるライティングボードと、このライティングボードの書き込み面に前記座標入力/検出領域を一致させて配設される請求項1ないし4のいずれか一記載の座標入力/検出装置と、前記座標入力/検出装置からの入力に基づいて前記ライティングボードに筆記された情報の制御を行う制御装置と、を備え、前記ライティングボード及び前記座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の書き込み面を構成する。
【0025】
したがって、座標入力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さず、ライティングボードの書き込み面に装着して使用した場合であっても視認性に優れる電子黒板システムを安価で提供することが可能になる。
【0026】
請求項7記載の発明の受光素子の位置ズレ補正方法は、座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標入力/検出領域の周縁部であってその座標入力/検出領域内の光を受光する前記受光素子における受光領域の所定の位置を規定する位置に設けられ、前記受光素子が受光した光の強度分布にピーク点を生じさせて前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークと、を備える座標入力/検出装置における受光素子の位置ズレ補正方法であって、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶工程と、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを所定のタイミングで比較判断する波形比較工程と、この波形比較工程により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断された場合には、前記基準波形記憶工程を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶工程と、を含む。
【0027】
したがって、所定のタイミングで受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が基準波形と比較され、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶工程が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。
【0028】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の受光素子の位置ズレ補正方法において、前記波形比較工程における前記基準波形に一致するか否かを比較判断する所定のタイミングは、前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングである。
【0029】
したがって、例えば電源が投入された状態で装置を移動する際に、何らかの衝撃によって受光素子に位置ズレを生じても、座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過した時点で基準波形記憶工程が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶されることになるので、若干のズレであれば対応可能な使い勝手の良い座標入力/検出装置を得ることが可能になる。
【0030】
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の受光素子の位置ズレ補正方法において、前記波形比較工程における比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知工程を含む。
【0031】
したがって、基準波形に含まれているピーク点がこの基準波形と比較された波形に含まれていない場合には、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークが座標入力/検出領域内の光の受光素子における受光領域から外れており、指示手段を挿入した位置座標の検出は不可能な状態にあるので、その旨が報知されることにより、ユーザに不具合を確実に知らせることが可能になり、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を確実に防止することが可能になる。
【0032】
請求項10記載の発明の記憶媒体は、座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標入力/検出領域の周縁部であってその座標入力/検出領域内の光を受光する前記受光素子における受光領域の所定の位置を規定する位置に設けられ、前記受光素子が受光した光の強度分布にピーク点を生じさせて前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークと、を備える座標入力/検出装置における受光素子の位置ズレの補正をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、前記プログラムは、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶機能と、前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを所定のタイミングで比較判断する波形比較機能と、この波形比較機能により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断した場合には、前記基準波形記憶機能を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶機能と、を前記コンピュータに実行させる。
【0033】
したがって、所定のタイミングで受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が基準波形と比較され、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶機能が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。
【0034】
請求項11記載の発明の請求項10記載の記憶媒体は、前記波形比較機能における前記基準波形に一致するか否かの比較判断を前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングで前記コンピュータに実行させる。
【0035】
したがって、例えば電源が投入された状態で装置を移動する際に、何らかの衝撃によって受光素子に位置ズレを生じても、座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過した時点で基準波形記憶機能が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶されることになるので、若干のズレであれば対応可能な使い勝手の良い座標入力/検出装置を得ることが可能になる。
【0036】
請求項12記載の発明は、請求項10または11記載の記憶媒体において、前記波形比較機能における比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知機能を前記コンピュータに実行させる。
【0037】
したがって、基準波形に含まれているピーク点がこの基準波形と比較された波形に含まれていない場合には、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークが座標入力/検出領域内の光の受光素子における受光領域から外れており、指示手段を挿入した位置座標の検出は不可能な状態にあるので、その旨が報知されることにより、ユーザに不具合を確実に知らせることが可能になり、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を確実に防止することが可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図10に基づいて説明する。ここで、図1は電子黒板システム1を概略的に示す外観斜視図である。図1に示すように、電子黒板システム1は、表示装置であるプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)2及び座標入力/検出装置3で構成される電子黒板部4と、機器収納部9とを主体に構成されている。機器収納部9には、制御装置であるパーソナルコンピュータ等のコンピュータ5・原稿の画像を読み取るためのスキャナ6・画像データを記録紙に出力するプリンタ7・ビデオプレイヤー8(いずれも図2参照)が収納されている。なお、PDP2としては、電子黒板として利用可能な大画面タイプのものが用いられている。また、座標入力/検出装置3には、詳細は後述するが、扇形状に投光される光束膜によって形成される座標入力/検出面である座標入力/検出領域3aを有し、この座標入力/検出領域3aに指先やペン等の指示部材である指示手段P(図7参照)を挿入することで座標入力/検出領域3a内の光束を遮ることにより、CCD(Charge Coupled Device)等の受光素子39(図5参照)における結像位置に基づいてその指示位置を検出し、文字等の入力を可能にする光学式の座標入力/検出装置が適用されている。
【0039】
PDP2及び座標入力/検出装置3は、PDP2のディスプレイ面2a側に座標入力/検出装置3が位置するようにして一体化され、PDP2のディスプレイ面2aに座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3aが略一致するようにして電子黒板部4を形成している。このように、電子黒板部4はPDP2及び座標入力/検出装置3を収納して、電子黒板システム1の表示面(PDP2のディスプレイ面2a)及び書き込み面(座標入力/検出領域3a)を構成している。
【0040】
さらに、図示することは省略するが、PDP2にはビデオ入力端子やスピーカーが設けられており、ビデオプレイヤー8をはじめ、その他レーザディスクプレイヤー、DVDプレイヤー、ビデオカメラ等の各種情報機器やAV機器を接続し、PDP2を大画面モニタとして利用することが可能な構成になっている。また、PDP2には、PDP2の表示位置、幅、高さ、歪等についての調整を行うための調整手段(図示せず)も設けられている。
【0041】
次に、電子黒板システム1に内蔵される各部の電気的接続について図2を参照して説明する。図2に示すように、電子黒板システム1は、コンピュータ5にPDP2、スキャナ6、プリンタ7、ビデオプレイヤー8をそれぞれ接続し、コンピュータ5によってシステム全体を制御するようにしている。また、コンピュータ5には、指示手段Pで指示された座標入力/検出領域3a内の位置座標の演算等を行う座標入力/検出装置3に設けられるコントローラ10が接続されており、このコントローラ10を介して座標入力/検出装置3もコンピュータ5に接続されている。また、コンピュータ5を介して電子黒板システム1をネットワーク11に接続することができ、ネットワーク11上に接続された他のコンピュータで作成したデータをPDP2に表示したり、電子黒板システム1で作成したデータを他のコンピュータに転送することも可能になっている。
【0042】
次に、コンピュータ5について説明する。ここで、図3はコンピュータ5に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、コンピュータ5は、システム全体を制御するCPU12(Central Processing Unit)と、起動プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)13と、CPU12のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)14と、文字・数値・各種指示等の入力を行うためのキーボード15と、カーソルの移動や範囲選択等を行うためのマウス16と、ハードディスク17と、PDP2に接続されておりそのPDP2に対する画像の表示を制御するグラフィックス・ボード18と、ネットワーク11に接続するためのネットワーク・カード(またはモデムでも良い。)19と、コントローラ10・スキャナ6・プリンタ7等を接続するためのインタフェース(I/F)20と、上記各部を接続するためのバス21とを備えている。
【0043】
ハードディスク17には、オペレーティング・システム(OS:Operating System)22、コントローラ10を介してコンピュータ5上で座標入力/検出装置3を動作させるためのデバイスドライバ23、描画ソフト・ワードプロセッサソフト・表計算ソフト・プレゼンテーションソフト等の各種アプリケーションプログラム24等が格納されている。
【0044】
また、コンピュータ5には、OS22、デバイスドライバ23や各種アプリケーションプログラム24等の各種のプログラムコード(制御プログラム)を記憶した記憶媒体26、すなわち、フロッピー(登録商標、以下同じ)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカードなどに記憶されているプログラムコードを読み取る装置であるフロッピーディスクドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、MOドライブ装置等のプログラム読取装置25が搭載されている。
【0045】
各種アプリケーションプログラム24は、コンピュータ5への電源の投入に応じて起動するOS22による制御の下、CPU12によって実行される。例えば、キーボード15やマウス16の所定の操作によって描画ソフトを起動した場合には、PDP2にグラフィックス・ボード18を介して描画ソフトに基づく所定の画像が表示される。また、デバイスドライバ23もOS22とともに起動され、コントローラ10を介した座標入力/検出装置3からのデータ入力が可能な状態になる。このように描画ソフトを起動した状態で座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3aにユーザが指示手段Pを挿入して文字や図形を描いた場合、座標情報が指示手段Pの記述に基づく画像データとしてコンピュータ5に入力され、例えばPDP2に表示されている画面上の画像に対して上書き画像として重ねて表示される。より詳細には、コンピュータ5のCPU12は、入力された画像データに基づいて線や文字を描画するための描画情報を生成し、入力された座標情報に基づく位置座標に併せてグラフィックス・ボード18に設けられるビデオメモリ(図示せず)に書き込んでいく。その後、グラフィックス・ボード18が、ビデオメモリに書き込まれた描画情報を画像信号としてPDP2に送信することにより、ユーザが書いた文字と同一の文字が、PDP2に表示されることになる。つまり、コンピュータ5は座標入力/検出装置3をマウス16のようなポインティングデバイスとして認識しているため、コンピュータ5では、描画ソフト上でマウス16を用いて文字を書いた場合と同様な処理が行われることになる。
【0046】
次に、座標入力/検出装置3について詳細に説明する。ここで、図4は座標入力/検出装置3の構成を概略的に示す説明図である。図4に示すように、座標入力/検出装置3は、PDP2のディスプレイ面2aのサイズに対応したサイズで横長の四角形状の座標入力/検出領域3aを備えている。この座標入力/検出領域3aは、手書きにより文字や図形等の入力を可能にする領域である。この座標入力/検出領域3aの下方両端部に位置する角部の近傍には、発光と受光とを行う光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)が所定の取付角度で設けられている。これらの光学ユニット27からは、平面若しくはほぼ平面をなし、例えばL1,L2,L3,・・・,Ln(R1,R2,R3,・・・,Rn)といった光(プローブ光)の束で構成される扇形状の光束膜が、座標入力/検出領域3aの全域に行き渡るようにPDP2のディスプレイ面2aの表面に沿って平行に投光される。
【0047】
また、座標入力/検出装置3には、座標入力/検出領域3aの左右2辺及び上辺に沿って、再帰性反射部材28が設けられている。これらの再帰性反射部材28は、例えば円錐形状のコーナーキューブを多数配列して形成されており、入射した光をその入射角度によらずに所定の位置に向けて反射する特性を有している。例えば、左側光学ユニット27Lから投光されたプローブ光L4は、再帰性反射部材28によって反射され、再び同一光路を辿る再帰反射光L4´として左側光学ユニット27Lにより受光されることになる。つまり、再帰性反射部材28によっても座標入力/検出領域3aが形成されている。なお、図4に示すように、座標入力/検出領域3aの左右辺に沿って配置されている各再帰性反射部材28と上辺に沿って配置されている各再帰性反射部材28とは、直角をなして隣接しているが、それらの再帰性反射部材28の間の端部は接続していない。さらに、それらの再帰性反射部材28の間には、光反射率の低い黒マークM(M1,M2)がそれぞれ設けられている。加えて、光反射率の低い黒マークM(M3,M4)が、光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)の近傍にもそれぞれ設けられている。なお、詳細は後述するが、これらの黒マークM(M1,M2,M3,M4)は、座標入力/検出領域3a内の光を受光するCCD(受光素子)39(図5参照)における受光領域の両端を規定する。
【0048】
次に、光学ユニット27について説明する。ここで、図5は光学ユニット27の構造を概略的に示す構成図である。なお、図5はx−z方向を主体に示しているが、二点鎖線で示す部分については同一の構成要素を別方向(x−y方向、又はy−z方向)から見た図である。
【0049】
図5に示すように、光学ユニット27は、投光手段29と受光手段30とを備えている。投光手段29は、スポットをある程度絞ることの可能なLD(Laser Diode:半導体レーザ),ピンポイントLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の光源31を備えている。この光源31からPDP2のディスプレイ面2aに対して垂直に照射された光は、一方向の倍率のみを変更可能なシリンドリカルレンズ32によってx方向にコリメートされる。シリンドリカルレンズ32によってx方向にコリメートされた光は、シリンドリカルレンズ32とは曲率の分布が直交する2枚のシリンドリカルレンズ33,34によりy方向に対して集光される。つまり、これらのシリンドリカルレンズ群(シリンドリカルレンズ32,33,34)の作用により、光源31からの光を線状に集光した領域がシリンドリカルレンズ34の後方に形成されることになる。ここに、y方向に狭くx方向に細長いスリットを有するスリット板35を配置する。したがって、シリンドリカルレンズ群(シリンドリカルレンズ32,33,34)を通過した光は、スリット板35のスリット位置において、線状の二次光源36を形成する。二次光源36から発した光は、ハーフミラー37で折り返され、PDP2のディスプレイ面2aの垂直方向には広がらずにディスプレイ面2aの表面に沿った平行光で、ディスプレイ面2aと平行方向には二次光源36を中心にした扇形状の光束膜となって座標入力/検出領域3aを進行する。換言すれば、扇形状の光が座標入力/検出領域3aを形成する。これらのシリンドリカルレンズ群(シリンドリカルレンズ32,33,34)とスリット板35とによって、集光光学系が形成されている。
【0050】
前述したように、扇形状となって座標入力/検出領域3aを進行した光束膜は、再帰性反射部材28で再帰的に反射され、再び同一光路を辿ってハーフミラー37に戻ることになる。したがって、再帰性反射部材28で再帰的に反射された光束膜も座標入力/検出領域3aを形成する。
【0051】
再帰性反射部材28で反射されてハーフミラー37に戻った再帰反射光は、ハーフミラー37を透過して受光手段30に入射する。受光手段30に入射した再帰反射光は、集光レンズであるシリンドリカルレンズ38を通って線状にされた後、このシリンドリカルレンズ38から距離f(fはシリンドリカルレンズ38の焦点距離)の間隔で設けられたCCD(Charge Coupled Device:受光素子)39において、プローブ光毎に異なる位置で受光される。なお、本実施の形態のCCD(受光素子)39は、1次元CCDであって、その画素数は2,048画素とされている。
【0052】
詳細には、再帰性反射部材28で反射された再帰反射光は、z軸方向ではシリンドリカルレンズ38の作用を受けず、コリメートされたままCCD(受光素子)39に到達する。また、再帰反射光は、PDP2のディスプレイ面2aと平行方向では、シリンドリカルレンズ38の中心に集光するように伝搬し、その結果、シリンドリカルレンズ38の作用を受けてシリンドリカルレンズ38の焦点面に設置されたCCD(受光素子)39上に結像する。これにより、CCD(受光素子)39上に再帰反射光の有無に応じて光強度の分布が形成される。すなわち、再帰反射光を指示手段Pで遮った場合、CCD(受光素子)39上の遮られた再帰反射光に相当する位置に光強度が弱い点(後述するピーク点)が生じることになる。再帰反射光を受光したCCD(受光素子)39は、再帰反射光(プローブ光)の光強度分布に基づいた電気信号を生成し、前述したコントローラ10に対して出力する。なお、図5に示すように、二次光源36とシリンドリカルレンズ38とは、ハーフミラー37に対して共に距離dの位置に配設されて共役な位置関係にある。
【0053】
ここで、図6は受光素子39から再帰反射光の光強度分布に基づいた電気信号が入力され、座標入力/検出領域3aを進行する光が遮られた位置の座標を特定する処理を実行するコントローラ10のブロック構成図である。このコントローラ10は、光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)の光源(LD)31の発光制御と、光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)のCCD(受光素子)39からの出力の演算を行うものである。図6に示すように、コントローラ10には、各部を集中的に制御するCPU40が設けられており、このCPU40には、プログラム及びデータを記憶するROM41、各種データを書き換え自在に格納してワークエリアとして機能するRAM42、時間を計時するタイマT、コンピュータ5に接続するためのインタフェース43、A/D(Analog/Digital)コンバータ44及びLDドライバ45がバス接続されている。また、CPU40には、各種のプログラムコード(制御プログラム)を格納するハードディスク46や波形記憶部として機能するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)47がバス接続されている。ここに、CPU40、ROM41及びRAM42によりコンピュータとしてのマイクロコンピュータが構成されている。このようなマイクロコンピュータには、各種のプログラムコード(制御プログラム)を記憶した記憶媒体49、すなわち、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカードなどに記憶されているプログラムコードを読み取る装置であるフロッピーディスクドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、MOドライブ装置等のプログラム読取装置48が接続されている。
【0054】
CCD(受光素子)39からの出力を演算する回路として、CCD(受光素子)39の出力端子に、アナログ処理回路51が図のように接続される。CCD(受光素子)39に入射した反射光は、CCD(受光素子)39内で光の強度に応じた電圧値を持つアナログの画像データに変換され、アナログ信号として出力される。このアナログ信号は、アナログ処理回路51で処理された後、A/D(Analog/Digital)コンバータ44によってデジタル信号に変換されてCPU40に渡される。この後、CPU40によって指示手段Pの二次元座標の演算が行われる。
【0055】
ハードディスク46に格納された各種のプログラムコード(制御プログラム)または記憶媒体49に記憶された各種のプログラムコード(制御プログラム)は、コントローラ10への電源の投入に応じてRAM42に書き込まれ、各種のプログラムコード(制御プログラム)が実行されることになる。
【0056】
続いて、制御プログラムに基づいてCPU40によって実行される機能について説明する。まず、座標入力/検出装置3が発揮する機能の1つである座標検出手段の機能を実現する座標検出処理について以下において具体的に説明する。
【0057】
ここで、図7は座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の一点を指示手段Pで指し示した一例を示す正面図である。図7に示すように、例えば、左側光学ユニット27Lから照射されたL1,L2,L3,・・・,Lnといったプローブ光で構成される扇形状の光の中でn番目のプローブ光Lnが指示手段Pによって遮られた場合、そのプローブ光Lnは再帰性反射部材28に到達することはない。
【0058】
このときCCD(受光素子)39上の光強度分布を考える。ここで、図8はCCD(受光素子)39の検出動作を模式的に示す説明図である。指示手段Pが座標入力/検出領域3a内に挿入されていなければ、CCD(受光素子)39上の光強度分布はほぼ一定であるが、図8に示すように指示手段Pが座標入力/検出領域3a内に挿入されてプローブ光Lnが指示手段Pによって遮られた場合、そのプローブ光Lnは光学ユニット27のCCD(受光素子)39によって受光されることはないため、プローブ光Lnに対応する光学ユニット27のCCD(受光素子)39上の所定の位置Xnが光強度の弱い領域(暗点)となる。この光強度の弱い領域(暗点)である位置Xnは、CCD(受光素子)39から出力される光強度の波形にピーク点として出現することになるので、CPU40は、このような光強度の波形におけるピーク点の出現を電圧の変化により認識し、この光強度の波形のピーク点となった暗点の位置Xnを検出する。
【0059】
また、光強度の波形のピーク点となった暗点位置Xnが検出されると、暗点位置XnからCCD(受光素子)39の中心画素までの距離が、例えばCCD(受光素子)39の画素番号(例えば、図8においては、画素番号m)に基づいて検出される。なお、CCD(受光素子)39の中心画素は、黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の画素に付された画素番号を基準にして検出される。
【0060】
光強度の弱い領域(暗点)である位置Xn(左側光学ユニット27LのCCD(受光素子)39上ではXnL,右側光学ユニット27RのCCD(受光素子)39上ではXnR)は、遮られたプローブ光の出射/入射角θnと対応しており、Xnを検出することによりθnを知ることができる。即ち、暗点位置XnからCCD(受光素子)39の中心画素までの距離をaとすると、θnはaの関数として、
θn=tan-1(a/f) ………………………………(1)
と表すことができる。ただし、fはシリンドリカルレンズ38の焦点距離である。ここで、左側光学ユニット27LにおけるθnをθnL、aをXnLと置き換える。
【0061】
さらに、図7において、左側光学ユニット27Lと座標入力/検出領域3aとの幾何学的な相対位置関係の変換係数gにより、指示手段Pと左側光学ユニット27Lとのなす角度θLは、(1)式で求められるXnLの関数として、
θL=g(θnL) ………………………………(2)
ただし、θnL=tan-1(XnL/f)
と表すことができる。
【0062】
同様に、右側光学ユニット27Rについても、上述の(1)(2)式中の記号Lを記号Rに置き換えて、右側光学ユニット27Rと座標入力/検出領域3aとの幾何学的な相対位置関係の変換係数hにより、
θR=h(θnR) ………………………………(3)
ただし、θnR=tan-1(XnR/f)
と表すことができる。
【0063】
ここで、左側光学ユニット27LのCCD(受光素子)39の中心位置と右側光学ユニット27RのCCD(受光素子)39の中心位置との距離を図7に示すwとすると、座標入力/検出領域3a内の指示手段Pで指示した点の2次元座標(x,y)は、三角測量の原理により、
x=w・tanθR/(tanθL+tanθR) ………………(4)
y=w・tanθL・tanθR/(tanθL+tanθR) ……(5)
として算出することができる。
【0064】
これらの(1)(2)(3)(4)(5)式は制御プログラムの一部として予めハードディスク46や記憶媒体49に格納されており、(1)(2)(3)(4)(5)式により、指示手段Pの位置座標(x,y)は、XnL,XnRの関数として算出される。すなわち、左側光学ユニット27LのCCD(受光素子)39上の暗点の位置と右側光学ユニット27RのCCD(受光素子)39上の暗点の位置とを検出することで、指示手段Pの位置座標(x,y)が算出されることになる。
【0065】
次に、本実施の形態の座標入力/検出装置3が発揮する特長的な機能であるユニット位置ズレ補正処理について以下において具体的に説明する。
【0066】
ここで、図9はユニット位置ズレ補正処理を主体とした処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図9に示すように、電源がONになるか、または、リセットされることにより(ステップS1のY)、各光学ユニット27の光源31の駆動を開始させ、座標入力/検出領域3a内を進行して再帰性反射部材28より反射された扇形状の光束膜の反射光を各光学ユニット27のCCD(受光素子)39において受光させ、CCD(受光素子)39からの光強度分布に基づいてアナログ処理回路51およびA/Dコンバータ44によって処理されたデジタル波形信号を基準波形として取り込み、波形記憶部であるEEPROM47に格納する(ステップS2)。ここに、基準波形記憶手段の機能が実行される。
【0067】
ここで、基準波形について説明する。図10は、CCD(受光素子)39からの光強度分布に基づいてアナログ処理回路51およびA/Dコンバータ44によって処理されたデジタル波形信号を示す波形図である。前述したように、座標入力/検出装置3の再帰性反射部材28の間と光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)の近傍とには、光反射率の低い黒マークM(M1,M2,M3,M4)がそれぞれ設けられている。また、座標入力/検出領域3aの左右辺に沿って配置されている各再帰性反射部材28と上辺に沿って配置されている各再帰性反射部材28とは、直角をなして隣接しているが、それらの再帰性反射部材28の間の端部は接続していない。つまり、上辺に沿って配置されている各再帰性反射部材28によって、左側光学ユニット27Lからは黒マークM1が遮蔽され、右側光学ユニット27Rからは黒マークM2が遮蔽されることになる。これにより、左側光学ユニット27Lからの光は黒マークM1,M4には照射されないことから、図10(a)に示すように、左側光学ユニット27Lの基準波形は、その黒マークM2,M3の検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素K2及びK3では光強度が低下している波形になる。
【0068】
一方、右側光学ユニット27Rからの光は黒マークM2,M3には照射されないことから、図10(b)に示すように、右側光学ユニット27Rの基準波形は、その黒マークM1,M4の検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素K1及びK4では光強度が低下している波形になる。
【0069】
つまり、黒マークM2,M3の検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素K2及びK3により左側光学ユニット27LのCCD(受光素子)39の受光領域が規定され、その中心画素が求められることになる。また、黒マークM1,M4の検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素K1及びK4により右側光学ユニット27RのCCD(受光素子)39の受光領域が規定され、その中心画素が求められることになる。すなわち、黒マークM(M1,M2,M3,M4)は、位置座標検出の基準となる基準マークである。
【0070】
続くステップS3においては、タイマTによる計時をスタートさせる。
【0071】
その後、CPU40は、タイマTによる計時が指定時間になるまで(ステップS5のY)、光強度の波形のピーク点を検出するまで(ステップS4のY)、待機する。光強度の波形のピーク点を検出した場合には(ステップS4のY)、タイマTによる計時をリセットし(ステップS6)、そのピーク点に基づいて前述した座標検出処理を実行し(ステップS7)、再びステップS4に戻り光強度の波形のピーク点の検出に待機する。
【0072】
一方、光強度の波形のピーク点を検出しない状態で(ステップS4のN)、タイマTによる計時が指定時間になった場合には(ステップS5のY)、現時点におけるCCD(受光素子)39からの光強度分布に基づいてアナログ処理回路51およびA/Dコンバータ44によって処理された波形を取り込む(ステップS8)。
【0073】
続くステップS9においては、ステップS8で取り込んだ波形と、EEPROM47に格納されている基準波形との形状解析を行い、各波形が同じか否かを判断する。ここに、波形比較手段の機能が実行される。
【0074】
この形状解析処理は、例えば左側光学ユニット27Lの場合には、図10(a)に例示するような黒マークM2,M3の検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素K2及びK3に着目し、双方において黒マークM2,M3の検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素が一致するか否かによって解析する。
【0075】
このように、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMの検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素が一致して基準波形と同じであると判断した場合には(ステップS9のY)、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)について位置ズレは生じていないものとして、再びステップS4に戻り光強度の波形のピーク点の検出に待機する。
【0076】
一方、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMの検出位置に対応するCCD(受光素子)39の画素が一致せず、基準波形と同じではないと判断した場合には(ステップS9のN)、ステップS10に進み、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の2つの画素が検出されているか否かを判断する。光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の2つの画素が検出されていると判断した場合には(ステップS10のY)、ステップS2に戻ってCCD(受光素子)39からの光強度分布に基づいてアナログ処理回路51およびA/Dコンバータ44によって処理されたデジタル波形信号を新たな基準波形として取り込み、波形記憶部であるEEPROM47に格納する。ここに、基準波形再記憶手段の機能が実行される。このように再度基準波形を取り込むのは、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の2つの画素が検出されていれば、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に位置ズレが発生していたとしてもメカ的な位置調整は不要であるからである。これは、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の2つの画素を基準にして、指示位置から中心画素までの画素数が計算されるからである。
【0077】
一方、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の2つの画素が検出されていないと判断した場合には(ステップS10のN)、ステップS11に進み、報知処理を行う。ここに、報知手段の機能が実行される。報知処理は、光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)に対応する2つの黒マークMに対応するCCD(受光素子)39の2つの画素が検出されていない場合には、位置座標検出の基準となる黒マークMが座標入力/検出領域3a内の光を受光するCCD(受光素子)39の受光領域から外れており、正確な座標検出処理を実行することが不可能であることから、ユーザに対して光学ユニット27(左側光学ユニット27Lまたは右側光学ユニット27R)の取付角度等の位置ズレの調整を促すもので、例えば、PDP2のディスプレイ面2aに「光学ユニットがずれました。調整して下さい。」等のメッセージを表示させる。また、報知の方法としては、これに限るものではなく、スピーカーにより音声で知らせたり、ランプの点滅で知らせたり、それぞれを複合させることが考えられる。
【0078】
ここに、所定のタイミングでCCD(受光素子)39が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が基準波形と比較され、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、CCD(受光素子)39が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶手段が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部であるEEPROM47に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態のCCD(受光素子)39が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる黒マークMにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域3a内に挿入された指示手段Pに応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段Pを挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。
【0079】
なお、本実施の形態においては、座標入力/検出装置3を表示装置であるプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)2に備えたが、これに限るものではなく、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、前面投影型プロジェクター、背面投影型プロジェクター等を表示装置として適用しても良い。さらに、これらの表示装置に限るものではなく、特に図示しないが、ライティングボードとして機能する黒板やホワイトボード等に備えるようにしても良い。
【0080】
本発明の第二の実施の形態を図11ないし図13に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態において説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略する。本実施の形態は、座標入力/検出装置の方式が異なるものである。詳細には、本発明の第一の実施の形態で用いた座標入力/検出装置3は光遮蔽式であったが、本実施の形態の座標入力/検出装置50においては、光反射式としたものである。
【0081】
ここで、図11は座標入力/検出装置50に用いられる指示手段Qを示す斜視図である。また、図12は座標入力/検出装置50の座標入力/検出領域50a内の一点を指示手段Qで指し示した一例を示す正面図である。図11に示すように、座標入力/検出装置50の座標入力/検出領域50a内の一点を指し示すために用いられる指示手段Qの先端部分Q1には、再帰性反射部材52が設けられている。この再帰性反射部材52は、例えば円錐形状のコーナーキューブを多数配列して形成されており、入射した光をその入射角度によらずに所定の位置に向けて反射する特性を有している。例えば、左側光学ユニット27Lから投光されたプローブ光Lnは、図12に示すように、再帰性反射部材52によって反射され、再び同一光路を辿る再帰反射光Ln´として光学ユニット27により受光されることになる。そのため、図12に示すように、本実施の形態の座標入力/検出装置50においては、本発明の第一の実施の形態で用いた座標入力/検出装置3のように座標入力/検出領域3aの下部を除く周辺部に再帰性反射部材28を設ける必要はない。ただし、本実施の形態の座標入力/検出装置50においては、座標入力/検出装置3の黒マークM(M1,M2,M3,M4)に代えて再帰性反射部材N(N1,N2,N3,N4)が設けられている。また、座標入力/検出領域50a内には、左側光学ユニット27Lからは再帰性反射部材N1を遮蔽し、右側光学ユニット27Rからは再帰性反射部材N2を遮蔽する遮蔽板53が設けられている。
【0082】
したがって、このような指示手段Qの再帰性反射部材52を備えた先端部分Q1を座標入力/検出装置50の座標入力/検出領域50aの適当な位置(x,y)に挿入し、例えば光学ユニット27から投光された扇形状の光束膜の中のプローブ光Lnが指示手段Qの先端部分Q1によって反射された場合、その再帰反射光Ln´は光学ユニット27のCCD(受光素子)39によって受光される。このようにしてCCD(受光素子)39が再帰反射光Ln´を受光した場合には、再帰反射光Ln´に対応する光学ユニット27のCCD(受光素子)39上の所定の位置XnLが光強度の強い領域(明点)となる。より詳細には、光束膜の中のプローブ光Lnが指示手段Qの先端部分Q1によって反射された場合、図13に示すようなCCD(受光素子)39から出力される光強度の波形にピーク点が出現することになる。
【0083】
したがって、このような光反射式の座標入力/検出装置50を電子黒板システム1に適用した場合であっても、光強度の波形にピーク点が出現することから、光遮蔽式の座標入力/検出装置3を用いた場合と同様に、光強度の波形に出現するピーク点に基づいて座標検出処理を実行することができる。
【0084】
また、再帰性反射部材N(N1,N2,N3,N4)が座標入力/検出装置3の黒マークM(M1,M2,M3,M4)に代えて設けられていることから、座標入力/検出領域50aに指示手段Qが挿入されていない状態では、光束膜の中のプローブ光が再帰性反射部材N(N1,N2,N3,N4)のみによって反射されるので、その再帰性反射部材N(N1,N2,N3,N4)に対応して光強度の波形にピーク点が出現することから、遮蔽式の座標入力/検出装置3を用いた場合と同様に、光強度の波形に出現するピーク点に基づいてユニット位置ズレ補正処理を実行することができる。
【0085】
本発明の第三の実施の形態を図14に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態または本発明の第二の実施の形態において説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略する。本実施の形態は、光学ユニットの変形例である。詳細には、本発明の第一の実施の形態または本発明の第二の実施の形態で用いた光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)においては扇形状の光束膜を投光して座標入力/検出領域を形成したが、本実施の形態の光学ユニットにおいては、ポリゴンミラー等の回転走査系を有しており、その回転走査系によって光源から出射された光ビームを放射状に投光して座標入力/検出領域を形成するものである。
【0086】
ここで、図14は光学ユニット60を概略的に示す平面図である。図14に示すように、光学ユニット60は、駆動回路(図示せず)を有してレーザ光を出射する光源であるLD(Laser Diode:半導体レーザ)61とハーフミラー62とポリゴンミラー63と集光レンズ64とで構成される投光手段60aと、受光素子65とが備えられている。受光素子65は、集光レンズ64から距離f(fは集光レンズ64の焦点距離)の間隔で設けられたCCD(Charge Coupled Device)で構成されている。このような光学ユニット60は、LD61から出射したレーザ光をハーフミラー62を透過させた後、パルスモータ(図示せず)により回転駆動されるポリゴンミラー63によって放射状に順次反射する。したがって、光学ユニット60は、ビーム光を放射状に繰り返し投光することになる。つまり、2つの光学ユニット60から放射状に投光されるビーム光によって座標入力/検出領域66が形成されることになる。
【0087】
このような光学ユニット60を光学ユニット27(左側光学ユニット27L、右側光学ユニット27R)に代えて座標入力/検出装置3,50に適用した場合であっても、指示手段による光の遮蔽または反射によってCCD(受光素子)65から出力される光強度の波形にピーク点が出現することになる。したがって、技術的には公知であるため詳細な説明は省略するが、このCCD(受光素子)65から出力される光強度の波形のピーク点に基づいてポリゴンミラー63を回転させたパルスモータのパルス数を検出し、この検出されたパルス数に応じて指示手段により遮蔽または反射された光の出射角度を光学ユニット60毎に求め、それらの出射角度に基づく三角測量の手法によって指示手段を挿入した位置座標を検出することができる。加えて、このような光学ユニット60を座標入力/検出装置3,50に適用した場合であっても、光強度の波形にピーク点が出現することから、前述した光学ユニット27を用いた場合と同様に、光強度の波形に出現するピーク点に基づいてユニット位置ズレ補正処理を実行することができる。
【0088】
なお、各実施の形態においては、コントローラ10をコンピュータ5とは別体で設けたが、これに限るものではなく、コントローラ10をコンピュータ5に組み込んで、コンピュータ5をコントローラ10として機能させるようにしても良い。
【0089】
また、各実施の形態においては、座標入力/検出装置を電子黒板システムに一体化させて組み込んだが、これに限るものではなく、座標入力/検出装置を表示装置に対して着脱自在な構成としても良い。
【0090】
さらに、各実施の形態においては、各種のプログラムコード(制御プログラム)を記憶した記憶媒体26や記憶媒体49としてフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカード等を適用したが、これに限るものではなく、記憶媒体には、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0091】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の座標入力/検出装置によれば、座標入力/検出領域内に指示手段が存在しない状態における受光素子が受光した基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶することにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することができる。また、所定のタイミングで受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形と比較し、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶手段を再度実行して新たな基準波形を波形記憶部に記憶することにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することができる。
【0093】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の座標入力/検出装置において、前記波形比較手段が前記基準波形に一致するか否かを比較判断する所定のタイミングは、前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングであることにより、例えば電源が投入された状態で装置を移動する際に、何らかの衝撃によって受光素子に位置ズレを生じても、座標検出手段を実行しない状態で一定時間を経過した時点で基準波形記憶手段を再度実行し、新たな基準波形を波形記憶部に記憶することになるので、若干のズレであれば対応可能な使い勝手の良い座標入力/検出装置を得ることができる。
【0094】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の座標入力/検出装置において、前記波形比較手段による比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知手段を備え、基準波形に含まれているピーク点がこの基準波形と比較された波形に含まれていない場合には、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークが座標入力/検出領域内の光の受光素子における受光領域から外れており、指示手段を挿入した位置座標の検出は不可能な状態にあるので、その旨を報知することにより、ユーザに不具合を確実に知らせることができるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を確実に防止することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、座標入力/検出領域内に指示手段が存在しない状態で受光素子が受光した、基準マークにより生じる光の強度分布に応じた受光信号の波形が基準波形と比較され、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶手段が再度実行されて新たな基準波形が波形記憶部に記憶される。これにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することが可能になる。
【0095】
請求項5記載の発明の電子黒板システムによれば、文字および画像を表示するための表示装置と、この表示装置の表示面に前記座標入力/検出領域を一致させて配設される請求項1ないし4のいずれか一記載の座標入力/検出装置と、前記座標入力/検出装置からの入力に基づいて前記表示装置の表示制御を行う制御装置と、を備え、前記表示装置及び前記座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の表示面および書き込み面を構成することにより、座標入力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さず、表示装置の表示面に装着して使用した場合であっても視認性に優れる電子黒板システムを安価で提供することができる。
【0096】
請求項6記載の発明の電子黒板システムは、文字および画像の筆記を受け付けるライティングボードと、このライティングボードの書き込み面に前記座標入力/検出領域を一致させて配設される請求項1ないし4のいずれか一記載の座標入力/検出装置と、前記座標入力/検出装置からの入力に基づいて前記ライティングボードに筆記された情報の制御を行う制御装置と、を備え、前記ライティングボード及び前記座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の書き込み面を構成することにより、座標入力面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さず、ライティングボードの書き込み面に装着して使用した場合であっても視認性に優れる電子黒板システムを安価で提供することができる。
【0097】
請求項7記載の発明の受光素子の位置ズレ補正方法によれば、所定のタイミングで受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形と比較し、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶工程を再度実行して新たな基準波形を波形記憶部に記憶することにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することができる。
【0098】
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の受光素子の位置ズレ補正方法において、前記波形比較工程における前記基準波形に一致するか否かを比較判断する所定のタイミングは、前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングであることにより、例えば電源が投入された状態で装置を移動する際に、何らかの衝撃によって受光素子に位置ズレを生じても、座標検出手段を実行しない状態で一定時間を経過した時点で基準波形記憶工程を再度実行し、新たな基準波形を波形記憶部に記憶することになるので、若干のズレであれば対応可能な使い勝手の良い座標入力/検出装置を得ることができる。
【0099】
請求項9記載の発明によれば、請求項7または8記載の受光素子の位置ズレ補正方法において、前記波形比較工程における比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知工程を含み、基準波形に含まれているピーク点がこの基準波形と比較された波形に含まれていない場合には、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークが座標入力/検出領域内の光の受光素子における受光領域から外れており、指示手段を挿入した位置座標の検出は不可能な状態にあるので、その旨を報知することにより、ユーザに不具合を確実に知らせることができるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を確実に防止することができる。
【0100】
請求項10記載の発明の記憶媒体によれば、所定のタイミングで受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形と比較し、その波形が基準波形に一致しないと判断された場合には、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていることになることから、基準波形記憶機能を再度実行して新たな基準波形を波形記憶部に記憶することにより、受光素子が振動や衝撃によって位置ズレを生じていても、そのズレた状態の受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形を基準波形とすることで、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点と座標入力/検出領域内に挿入された指示手段に応じた光の強度分布のピーク点との位置関係にはズレは生じなくなるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を防止することができる。
【0101】
請求項11記載の発明の請求項10記載の記憶媒体は、前記波形比較機能における前記基準波形に一致するか否かの比較判断を前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングで前記コンピュータに実行させることにより、例えば電源が投入された状態で装置を移動する際に、何らかの衝撃によって受光素子に位置ズレを生じても、座標検出手段を実行しない状態で一定時間を経過した時点で基準波形記憶機能を再度実行し、新たな基準波形を波形記憶部に記憶することになるので、若干のズレであれば対応可能な使い勝手の良い座標入力/検出装置を得ることができる。
【0102】
請求項12記載の発明によれば、請求項10または11記載の記憶媒体において、前記波形比較機能における比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知機能を前記コンピュータに実行させ、基準波形に含まれているピーク点がこの基準波形と比較された波形に含まれていない場合には、座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークが座標入力/検出領域内の光の受光素子における受光領域から外れており、指示手段を挿入した位置座標の検出は不可能な状態にあるので、その旨を報知することにより、ユーザに不具合を確実に知らせることができるので、指示手段を挿入した位置座標の誤検出の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の電子黒板システムを概略的に示す外観斜視図である。
【図2】電子黒板システムに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】コンピュータに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図4】座標入力/検出装置の構成を概略的に示す説明図である。
【図5】光学ユニットの構造を概略的に示す構成図である。
【図6】コントローラのブロック構成図である。
【図7】座標入力/検出装置の座標入力/検出領域内の一点を指示手段で指し示した一例を示す正面図である。
【図8】CCDの検出動作を模式的に示す説明図である。
【図9】ユニット位置ズレ補正処理を主体とした処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図10】CCDからの光強度分布に基づいてアナログ処理回路およびA/Dコンバータによって処理されたデジタル波形信号を示す波形図である。
【図11】本発明の第二の実施の形態の座標入力/検出装置に用いられる指示手段を示す斜視図である。
【図12】座標入力/検出装置の座標入力/検出領域内の一点を指示手段で指し示した一例を示す正面図である。
【図13】CCDから出力される光強度の波形の一例を示すグラフである。
【図14】本発明の第三の実施の形態の光学ユニットを概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
1 電子黒板システム
2 表示装置
3,50 座標入力/検出装置
3a,50a,66 座標入力/検出領域
4 電子黒板部
5 制御装置
26,49 記憶媒体
39,65 受光素子
47 波形記憶部
M,N 基準マーク
P,Q 指示手段

Claims (12)

  1. 座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、
    光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、
    前記座標入力/検出領域の周縁部であってその座標入力/検出領域内の光を受光する前記受光素子における受光領域の所定の位置を規定する位置に設けられ、前記受光素子が受光した光の強度分布にピーク点を生じさせて前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークと、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶手段と、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを所定のタイミングで比較判断する波形比較手段と、
    この波形比較手段により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断された場合には、前記基準波形記憶手段を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶手段と、
    を備える座標入力/検出装置。
  2. 前記波形比較手段が前記基準波形に一致するか否かを比較判断する所定のタイミングは、前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングである請求項1記載の座標入力/検出装置。
  3. 前記波形比較手段による比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知手段を備える請求項1または2記載の座標入力/検出装置。
  4. 座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、
    光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した、前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶手段と、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを比較判断する波形比較手段と、
    この波形比較手段により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断された場合には、前記基準波形記憶手段を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶手段と、
    を備える座標入力/検出装置。
  5. 文字および画像を表示するための表示装置と、
    この表示装置の表示面に前記座標入力/検出領域を一致させて配設される請求項1ないし4のいずれか一記載の座標入力/検出装置と、
    前記座標入力/検出装置からの入力に基づいて前記表示装置の表示制御を行う制御装置と、
    を備え、前記表示装置及び前記座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の表示面および書き込み面を構成する電子黒板システム。
  6. 文字および画像の筆記を受け付けるライティングボードと、
    このライティングボードの書き込み面に前記座標入力/検出領域を一致させて配設される請求項1ないし4のいずれか一記載の座標入力/検出装置と、
    前記座標入力/検出装置からの入力に基づいて前記ライティングボードに筆記された情報の制御を行う制御装置と、を備え、前記ライティングボード及び前記座標入力/検出装置を用いて電子黒板部の書き込み面を構成する電子黒板システム。
  7. 座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標入力/検出領域の周縁部であってその座標入力/検出領域内の光を受光する前記受光素子における受光領域の所定の位置を規定する位置に設けられ、前記受光素子が受光した光の強度分布にピーク点を生じさせて前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークと、を備える座標入力/検出装置における受光素子の位置ズレ補正方法であって、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶工程と、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを所定のタイミングで比較判断する波形比較工程と、
    この波形比較工程により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断された場合には、前記基準波形記憶工程を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶工程と、
    を含む受光素子の位置ズレ補正方法。
  8. 前記波形比較工程における前記基準波形に一致するか否かを比較判断する所定のタイミングは、前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングである請求項7記載の受光素子の位置ズレ補正方法。
  9. 前記波形比較工程における比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知工程を含む請求項7または8記載の受光素子の位置ズレ補正方法。
  10. 座標入力/検出領域内の光を受光してその光の強度分布に基づく受光信号を出力する受光素子と、光を受光した前記受光素子における光の強度分布に基づいて前記座標入力/検出領域内に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標入力/検出領域の周縁部であってその座標入力/検出領域内の光を受光する前記受光素子における受光領域の所定の位置を規定する位置に設けられ、前記受光素子が受光した光の強度分布にピーク点を生じさせて前記座標検出手段における位置座標検出の基準となる基準マークと、を備える座標入力/検出装置における受光素子の位置ズレの補正をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態における前記受光素子が受光した前記基準マークにより生じる光の強度分布のピーク点を含む受光信号の波形を基準波形として波形記憶部に記憶する基準波形記憶機能と、
    前記座標入力/検出領域内に前記指示手段が存在しない状態で前記受光素子が受光した光の強度分布に応じた受光信号の波形が前記波形記憶部に記憶された前記基準波形に一致するか否かを所定のタイミングで比較判断する波形比較機能と、
    この波形比較機能により前記基準波形と比較された波形が前記基準波形に一致しないと判断した場合には、前記基準波形記憶機能を再度実行し、新たな基準波形を前記波形記憶部に記憶する基準波形再記憶機能と、
    を前記コンピュータに実行させる記憶媒体。
  11. 前記波形比較機能における前記基準波形に一致するか否かの比較判断を前記座標検出手段が実行されない状態で一定時間を経過したタイミングで前記コンピュータに実行させる請求項10記載の記憶媒体。
  12. 前記波形比較機能における比較判断の結果、前記基準波形に含まれているピーク点が前記基準波形と比較された波形に含まれていない場合、その旨の報知を行なう報知機能を前記コンピュータに実行させる請求項10または11記載の記憶媒体。
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