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JP3950696B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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JP3950696B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータにより操舵補助力を発生する電動パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ラックアシスト式電動パワーステアリング装置では、電動モータの回転をプーリ・ベルト機構を介して減速した後、ラック軸を包囲するボールねじ機構を介してラック軸の軸方向移動に変換するようにしている(例えば特公平4−28583号公報参照)。
この場合、電動モータとラック軸との間の動力伝達経路にベルトが介在することになるので、ラック軸からの衝撃荷重や振動が電動モータに伝達されることがないという利点がある。
【0003】
しかしながら、ベルトの弛みが過大になると、ベルトのすべりが大きくなり、作動不良や騒音を発生するおそれがある。
そこで、本発明の課題はベルトの弛み過ぎ等に起因した作動不良や騒音の発生を防止することのできる電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、操舵補助力を発生する電動モータと、電動モータの回転を減速する減速機構と、減速機構の出力回転を車両の左右方向に延在する操舵軸の軸方向移動に変換する変換機構とを備え、前記減速機構は、電動モータの回転軸の同軸上に取り付けられる入力プーリと、操舵軸を包囲して配置される出力プーリと、入、出力プーリ間を連結するベルトと、ベルトの張力を調整する張力調整機構とを含み、前記入力プーリを収容する第1のハウジングと、前記出力プーリ、変換機構及び操舵軸を収容する第2のハウジングとが設けられ、第1及び第2のハウジングは全体が筒状をなし、第1及び第2のハウジングは、端面側からみて略Ω字形形状をなすように取付フランジを有し、第1及び第2のハウジングの取付フランジは互いに締結され、ベルトは第1及び第2のハウジングに亘って収容されていることを特徴とするものである。
本発明では、ベルトの張力を適正に調整することで、ベルトの弛み過ぎに起因する作動不良や騒音の発生を防止することができる。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記張力調整機構が入力プーリと出力プーリの軸中心間の距離を変更する中心間距離変更機構であることを特徴とするものである。本発明では、両プーリの中心間距離の変更によりベルトのテンションを容易に調整することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2において、前記中心間距離変更機構は、入力プーリを保持する第1のハウジングと操舵軸を保持する第2のハウジングとの間に介在するスペーサを含むことを特徴とするものである。本発明では、スペーサの厚み調整によりベルトのテンションを容易に調整することができる。
【0006】
請求項4記載の発明は、請求項2において、前記中心間距離変更機構は、入力プーリを保持する第1のハウジングと操舵軸を保持する第2のハウジングとを、前記中心間距離を変更可能な方向に相対移動させるべく案内する案内機構を含むことを特徴とするものである。本発明では、両プーリの軸中心間の平行度を保ちつつ両ハウジングを相対移動させて、ベルトのテンションを容易に調整することができる。
【0007】
請求項5記載の発明は、請求項4において、前記中心間距離変更機構は、案内機構によって案内される方向に第1及び第2のハウジングを相対駆動可能なねじをさらに含むことを特徴とするものである。本発明では、ねじの締め付けトルクを管理することでベルトのテンションを精度良く調整することができる。
請求項6記載の発明は、請求項4において、前記中心間距離変更機構は、案内機構によって案内される方向に第1及び第2のハウジングを相対付勢する弾性部材をさらに含むことを特徴とするものである。本発明では、長期に使用してもベルトが適性なテンションに自動的に維持される。
【0008】
請求項7記載の発明は、請求項2において、上記中心間距離変更機構は、固定ハウジングに形成される円孔と、この円孔に回動位置調整自在に支持される円形の外径部を有する可動ハウジングと、この可動ハウジングの円形の外径部の中心から偏倚した位置に中心を持ち入力プーリを回転自在に支持するための円形の偏心孔とを含むことを特徴とするものである。本発明では、可動ハウジングを円孔の周方向に回動させるだけで、ベルトのテンションを容易に調整することができる。
【0009】
請求項8記載の発明は、請求項7において、前記可動ハウジングは電動モータのモータハウジングから一体に延設されていることを特徴とするものである。本発明では、モータハウジングを周方向に回動させるだけで、ベルトのテンションを容易に調整することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置(EPS)1は、操舵部材としてのステアリングホイール2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3の先端部に設けられたピニオンギヤ4及びこのピニオンギヤ4に噛み合うラックギヤ5を有して車両の左右方向に延びる操舵軸としてのラック軸6とを有している。
【0011】
ラック軸6の両端部にはそれぞれタイロッド7が結合されており、各タイロッド7は対応するナックルアーム(図示せず)を介して対応する車輪8に連結されている。ステアリングホイール2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオンギヤ4およびラックギヤ5によって、車両の左右方向に沿ってのラック軸6の直線運動に変換される。これにより、車輪8の転舵が達成される。
【0012】
ステアリングシャフト3は、ステアリングホイール2に連なる入力軸9と、ピニオンギヤ4に連なる出力軸10とに分割されており、これら入、出力軸9,10はトーションバー11を介して同一の軸線上で互いに連結されている。
トーションバー11を介する入、出力軸9,10間の相対回転変位量により操舵トルクを検出するトルクセンサ12が設けられており、このトルクセンサ12のトルク検出結果は制御部13に与えられる。制御部13では、トルク検出結果や車速検出結果等に基づいて、ドライバ14を介して操舵補助用の電動モータ15への印加電圧を制御する。電動モータ15の回転軸16(図2参照)の回転が、プーリ・ベルト機構を含む減速機構17を介して減速される。減速機構17の出力回転は変換機構18を介してラック軸6の軸方向移動に変換され、操舵が補助される。本電動パワーステアリング装置1はいわゆるラックアシストタイプである。
【0013】
次いで、図2は電動パワーステアリング装置1の要部拡大図であり、図3は図2のIII − III線に沿う概略断面図である。
これらの図を参照して、電動モータ15は、ラック軸6を収容する第2のハウジングとしてのラックハウジング19に併設されている。電動モータ15のモータハウジング20は、減速機構17の入力プーリを保持する第1のハウジング21を介して、ラックハウジング19に固定されている。
【0014】
第1のハウジング21は全体が筒状をなし、端面側からみて略Ω字形形状をなすように取付フランジ22を有している。第2ハウジングとしてのラックハウジング19にも第1のハウジング21の取付フランジ22に相対向する取付フランジ23を有しており、両取付フランジ22,23間にシム等のスペーサ24を介在させた状態で、両取付フランジ22,23がねじ25により互いに締結されている。ねじ25は、例えば取付フランジ22のねじ挿通孔22aを挿通して取付フランジ23のねじ孔23aにねじ込まれる。
【0015】
本実施の形態の特徴とするところは、スペーサ24の厚み調整によって第1ハウジング21と第2ハウジング19のとの間の距離を調整し、これにより、後述するような入、出力プーリ28,29の軸心28a,29a間の距離(中心間距離D)の調整を通じて、ベルト30のテンション調整を達成する点にある。すなわち、スペーサ24によって張力調整機構としての中心間距離調整機構Aが構成されている。
【0016】
減速機構17は、電動モータ15の回転軸16に、例えばスプラインを用いる継手26を介して同軸上に連結される入力軸27と、入力軸27の軸方向中間部に一体回転可能に設けられる小径の入力プーリ28と、操舵軸としてのラック軸6の周囲を取り囲んで配置される大径の出力プーリ29と、入、出力プーリ28,29間に巻き回されるベルト30とを備える。ベルト30は、例えば歯付きベルト(コッグドベルト)からなり、入力プーリ28は入力軸27の外周に歯付きベルトに噛み合う歯を円周等配に形成した歯付きプーリとして構成される。出力プーリ29も同様に歯付きプーリが用いられる。
【0017】
入力軸27は第1及び第2の端部31,32を有しており、第1及び第2の端部31,32は、それぞれ対応する軸受33,34を介して第1のハウジング21の対応する支持孔35,36により回転自在に支持されている。
また、入力軸27の第1の端部31は継手26を介して電動モータ15の回転軸16に一体回転可能に連結されている。
第1のハウジング21は、モータハウジング20から回転軸16が突出する部分を覆うようにモータハウジング20に連結される連結ハウジング37と、この連結ハウジング37と共同して減速機構17の主要部を収容する収容室38を区画するための減速ハウジング39とを備える。
【0018】
連結ハウジング37は筒状をなし、内部に上記の継手26を収容する。連結ハウジング37は周壁部40と端壁部41を有し、端壁部41には前記の支持孔35が設けられている。
減速ハウジング39は、連結ハウジング37の周壁部40に液密的に嵌合する周壁部42と、端壁部43とを有している。端壁部43に前記の支持孔36が設けられている。連結ハウジング37と減速ハウジング39で区画される収容室38内には、入力プーリ28が収容されている。上記の取付フランジ22は連結ハウジング37及び減速ハウジング39の双方に設けられている。
【0019】
変換機構1としては、例えばボールねじ機構又はベアリングねじ機構(例えば特開2000−46136号公報参照)を用いて回転運動を直線運動に変換することができる。本実施の形態では、ボールねじ機構が用いられる例に則して説明する。変換機構1はラック軸6の周囲を取り囲む回転体としてのボールナット44を備える。
ボールナット44は、ラック軸6の途中部に形成されたボールねじ溝6aにボール45を介して螺合しており、これにより変換機構1が構成されている。ボールナット44はラックハウジング19に軸受46を介して回転自在に支持されている。また、ボールナット44の外周部47には前記の出力プーリ29が一体回転可能に嵌め合わされている。具体的には、ボールナット44の外周部47に形成された段部48と、外周部47のねじ部49にねじ込まれた固定ねじ50との間に出力プーリ29を挟持することで、出力プーリ29をボールナット44に固定している。
【0020】
本実施の形態によれば、シム等からなるスペーサ24の厚み調整によって、入、出力プーリ28,29の軸心28a,29a間の距離(中心間距離D)を容易且つ安価に調整することができる。ひいては、ベルト30のテンションを容易且つ安価に調整することができる。ベルト30に関する作動不良や騒音の発生を防止することができる。
次いで、図4は本発明の別の実施の形態を示している。図4を参照して、本実施の形態が図3の実施の形態と異なるのは、スペーサ24を廃止する共に、入力プーリ28を保持する第1のハウジング21と、軸受46及びラック軸6を介して出力プーリ29を保持する第2のハウジングとしてのラックハウジング19とを、互いの取付フランジ22,23に沿って軸心28a,29aを横方向Xに相対スライドさせて、中心間距離Dを調整するようにした点にある。横方向Xとは軸心28a,29aを含む平面Pに略直交する方向である。
【0021】
これを可能とするために、取付フランジ22のねじ挿通孔22bを上記横方向Xに長い長孔に形成し、この長孔からなるねじ挿通孔22bを介して、横方向Xへの両ハウジング19,21の相対スライドを案内するようにしてある。取付部材23にねじ25に螺合するねじ孔23aが形成される点は図3の実施の形態と同様である。互いに接触する取付フランジ22,23と、ねじ25と、長孔からなるねじ挿通孔22bにより、中心間距離変更機構Aとしての案内機構Gが構成される。
【0022】
本実施の形態では、両ハウジング21,19を横方向Xに相対スライドさせるので、省スペースを図りつつ、容易且つ安価にベルト30のテンション調整が実施できる。
次いで、図5はさらに本発明の別の実施の形態を示している。図5を参照して、本実施の形態が図4の実施の形態と異なるのは、図4の実施の形態では、横方向Xに沿って両ハウジング21,19を相対スライドさせたが、本実施の形態では、縦方向Yに沿ってラックハウジング19及び連結ハウジング37Aを相対スライドさせて、中心間距離Dを調整する点と、ラックハウジング19及び連結ハウジング37Aを前記縦方向Yに沿って相対スライドさせるための単一の駆動ねじ51を設けた点にある。縦方向Yとは、軸心28a及び軸心29aの双方に略直交する方向である。
【0023】
具体的には、連結ハウジング37Aの周壁部40に外向きの環状フランジからなる被案内部52を設け、また、連結ハウジング37Aの端壁部41から入力軸27に平行に延びる延設部53を設ける。さらに、延設部53の先端から減速ハウジング39Aの端壁部43に平行な端壁部54を延設し、この端壁部54に段付き状に突出する円筒部55を形成する。この円筒部55の端面によって被案内部56を形成する。円筒部55の内周面55aによって軸受34を介して入力軸27の第2の端部32が回転自在に支持される。
【0024】
一方、減速ハウジング39Aはラックハウジング19の一部として一体に形成されており、ラックハウジング及び減速ハウジング39Aには、上記の被案内部52を案内するための案内部57が形成される。また、減速ハウジング39Aの端壁部43には、被案内部56を案内するための例えば凹部からなる案内部58が形成される。被案内部52,56及び案内部57,58によって案内機構Gが構成される。駆動ねじ51は、減速ハウジング39Aの周壁部42のねじ挿通孔59を挿通して、連結ハウジング37Aの延設部53のねじ孔60にねじ込まれている。案内機構Gと駆動ねじ51とで中心間距離変更機構Aが構成される。
【0025】
本実施の形態によれば、駆動ねじ51の締め付けトルクを管理することでベルト30のテンションを容易且つ精度良く調整することができ、ベルト30に関連する作動不良や騒音の発生を防止することができる。
次いで、図6は本発明のさらに別の実施の形態を示している。図6を参照して、本実施の形態が図5の実施の形態と異なるのは、図5の実施の形態では、単一の駆動ねじ51の操作で、入力プーリ28を保持する連結ハウジング39A及びモータハウジング20を引っ張ることで、中心間距離Dを増大させて、ベルト30のテンションを増大させるようにしたが、本実施の形態では、ベルト30を挟んだ両側に配置される一対の駆動ねじ51a,51bの操作で、入力軸27の第1の端部31を支持する連結ハウジング39B及び入力軸27の第2の端部32を支持する支持ハウジング61を縦方向Yに沿って押すことで、中心間距離Dを増大させて、ベルト30のテンションを増大させるようにした点にある。
【0026】
連結ハウジング37Bは縮径部62とこれより先端の大径部63を有し、この大径部63によって軸受33を介して入力軸27の第1の端部31を支持する。大径部63は一対の環状フランジからなる被案内部64を有する。
支持ハウジング61は有底円筒状をなし、軸受34を介して入力軸27の第2の端部32を支持している。支持ハウジング61の底部及び環状フランジにより一対の被案内部65が構成されている。
【0027】
一方、減速ハウジング39Bはラックハウジング19に一体に形成されており、連結ハウジング39B及び支持ハウジング61をそれぞれ保持するための溝形断面をなす一対の保持部66,67を有している。各保持部66,67の一対の対向壁部によって、それぞれ被案内部64,65を案内する案内部68,69が構成されている。被案内部64,65及びこれを案内する案内部68,69によって案内機構Gが構成され、この案内機構Gと一対の駆動ねじ51a,51bとで張力調整機構としての中心間距離調整機構Aが構成されている。
【0028】
一対の駆動ねじ51a,51bは各保持部66,67に形成されるねじ孔70にそれぞれ螺合され、その先端を連結ハウジング37Bの大径部63及び支持ハウジング61の外周面に突き当てている。
本実施の形態によれば、ベルト30を挟んだ両側の一対の駆動ねじ51a,51bにより、入力軸27及び入力プーリ28を出力プーリ29の軸心29aに対して精度良く平行移動させることができる。なお、本実施の形態において、一対の駆動ねじ51a,51bにより連結ハウジング37B及び支持ハウジング61を図6においての上方へ引っ張ることで、中心間距離Dを調整するようにしても良い。
【0029】
次いで、図7及び図8は本発明の別の実施の形態を示している。図7及び図8を参照して、本実施の形態の特徴とするところは下記である。すなわち、ラックハウジング19に一体に形成される減速ハウジングとしての固定ハウジング39Cに円孔71が設けられる。電動モータ15のモータハウジング20から一体に延設される可動ハウジング72は、円孔71に回動自在に嵌め合わされる円形の外径部73を持つ。また、可動ハウジング71は入力軸27の第1及び第2の端部31,32を軸受33,34を介して回動自在に支持するための偏心孔74を有する。この偏心孔74の中心74aは可動ハウジング71の軸心71a(すなわち外径部73の軸心)から偏心されている。
【0030】
円孔71、可動ハウジング72及び偏心孔74を含んで張力調整機構としての中心間距離変更機構Aが構成される。また、固定ハウジング39C及び可動ハウジング72の互いに突き当てられるフランジ部75及び76の何れか一方にねじ孔77を設けると共に他方に円弧状のねじ挿通孔78を設け、この円弧状のねじ挿通孔78を挿通する固定ねじ79をねじ孔77に螺合させて、両ハウジング39C,72のフランジ部75,76を回動位置調整自在に締結するようにしている。
【0031】
本実施の形態によれば、可動ハウジング72を電動モータ15のモータハウジング20と共に回動させるだけで、入力プーリ28の軸心28aを出力プーリ29の軸心29aから遠ざけて、中心間距離Dを調整し、ベルト30の張力を調整すことができる。なお、可動ハウジング72とモータハウジング20を別体に構成することもできる。
次いで、図9は本発明のさらに別の実施の形態を示している。図9を参照して、本実施の形態が図6の実施の形態と異なるのは、一対の駆動ねじ51a,51bに代えて例えば圧縮コイルばねからなる一対の弾性部材80,81を用いた点にあり、これらの弾性部材80,81によって、入力軸27の第1及び第2の端部31,32を支持する連結ハウジング37B及び支持ハウジング61を縦方向Yに沿って弾性付勢し、ベルト30のテンションを自動的に適正な値に長期にわたって調整することができる。
【0032】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば各実施の形態において、入、出力プーリ28,29を例えばポリアセタール樹脂等の合成樹脂にて形成することで、ベルト30との噛み合いによる衝撃(加振力)を低減し、騒音をさらに低減するようにしても良く、その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態の電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施の形態の電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
【図6】本発明のさらに別の実施の形態の電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施の形態の電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。
【図8】図7のVIII VIII 線に沿う断面図である。
【図9】本発明のさらに別の実施の形態の断面図である。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置(EPS)
2 ステアリングホイール(操舵部材)
6 ラック軸(操舵軸)
6a ボールねじ溝
15 電動モータ
16 回転軸
17 減速機構
18 変換機構
19 ラックハウジング(第2のハウジング)
20 モータハウジング
21 第1のハウジング
22,23 取付フランジ
24 スペーサ
25 ねじ
27 入力軸
28 入力プーリ
29 出力プーリ
28a,29a 軸心
30 ベルト
37,37A,37B 連結ハウジング
39,39A,39B 減速ハウジング
39C 固定ハウジング(減速ハウジング)
44 ボールナット
45 ボール
51 駆動ねじ
52,56 被案内部
57,58 案内部
64,65 被案内部
68,69 案内部
71 円孔
72 可動ハウジング
73 外径部
74 偏心孔
80,81 弾性部材
A 中心間距離変更機構
D 中心間距離
G 案内機構
X 横方向(案内される方向)
Y 縦方向(案内される方向)

Claims (8)

  1. 操舵補助力を発生する電動モータと、電動モータの回転を減速する減速機構と、減速機構の出力回転を車両の左右方向に延在する操舵軸の軸方向移動に変換する変換機構とを備え、
    前記減速機構は、電動モータの回転軸の同軸上に取り付けられる入力プーリと、操舵軸を包囲して配置される出力プーリと、入、出力プーリ間を連結するベルトと、ベルトの張力を調整する張力調整機構とを含み、
    前記入力プーリを収容する第1のハウジングと、
    前記出力プーリ、変換機構及び操舵軸を収容する第2のハウジングとが設けられ、
    第1及び第2のハウジングは全体が筒状をなし、
    第1及び第2のハウジングは、端面側からみて略Ω字形形状をなすように取付フランジを有し、
    第1及び第2のハウジングの取付フランジは互いに締結され、
    ベルトは第1及び第2のハウジングに亘って収容されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記張力調整機構が入力プーリと出力プーリの中心間距離を変更する中心間距離変更機構であることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項2において、前記中心間距離変更機構は、入力プーリを保持する第1のハウジングと操舵軸を保持する第2のハウジングとの間に介在するスペーサを含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項2において、前記中心間距離変更機構は、入力プーリを保持する第1のハウジングと操舵軸を保持する第2のハウジングとを、前記中心間距離を変更可能な方向に相対移動させるべく案内する案内機構を含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項4において、前記中心間距離変更機構は、案内機構によって案内される方向に第1及び第2のハウジングを相対駆動可能なねじをさらに含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  6. 請求項4において、前記中心間距離変更機構は、案内機構によって案内される方向に第1及び第2のハウジングを相対付勢する弾性部材をさらに含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  7. 請求項2において、上記中心間距離変更機構は、固定ハウジングに形成される円孔と、この円孔に回動位置調整自在に支持される円形の外径部を有する可動ハウジングと、この可動ハウジングの円形の外径部の中心から偏倚した位置に中心を持ち入力プーリを回転自在に支持するための円形の偏心孔とを含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  8. 請求項7において、前記可動ハウジングは電動モータのモータハウジングから一体に延設されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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