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JP3957093B2 - 研磨機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玉を研磨し島の上部に揚送する研磨機に関する。
【0002】
【従来技術】
パチンコホールには、パチンコ機が複数設置された島が配置されており、この島内で、玉計数機に投入された玉や各パチンコ機のアウト玉が循環されるようになっている。この島には、研磨機が配置されており、島の下部へ送られてきた玉に付着した埃、油等を研磨し、島の上部へ揚送するようになっている。
【0003】
図6及び図7に示すように、研磨機70は、本体の上部に軸支された上ローラーと、下部に軸支された下ローラー72とを備えており、この上ローラーと下ローラー72との間には、研磨ベルト74が巻き掛けられている。
【0004】
下ローラー72の外周には、アール路カバー76が沿設されている。このアール路カバー76は、玉が導入される略直線部分と、それに続く円弧状の曲線部分とから成り、研磨ベルト74との間に玉Pが通過する所定の隙間をもったアール路78を形成している。
【0005】
このアール路カバー76の玉受入れ側は、コイルばね80で下ローラー72側へ付勢されたアーム82で支持されている。また、玉送り出し側には、ブラケット86が設けられており、このブラケット86が支持板88へ取付けられたロッド90に吊下され、コイルばね84で下ローラー72側へ付勢されている。
【0006】
ところが、上記のように支持されたアール路カバー76では、図7に示すように、玉Pがアール路78を通過するとき、アール路カバー76が波打つように外側へ押し広げられるため(矢印A方向に逃げる)、アール路78の通路幅が安定せず、玉の流れが不安定となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る事実を考慮して、アール路の通路幅を一定に保持し、アール路を流れる玉の流れを安定させることができる研磨機を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、アール路カバーが、下ローラーと対向して配置され、アール路を形成している。このアール路は、研磨機に送られてきた玉を、上ローラーと下ローラーの間に巻き掛けられた搬送ベルトの直線部へ送る通路として機能する。
【0009】
アール路カバーの玉受入れ側は、第1付勢手段によって下ローラー側へ付勢された支持部材で支持されている。また、アール路カバーの玉送り出し側は、固定手段によって、本体に吊下され固定されており、この固定された部分のガタを無くすため、第2付勢手段がアール路カバーの玉送り出し側を下ローラーから離れる方向へ付勢している
【0010】
このようなアール路カバーの支持機構を採ることによって、アール路カバーと下ローラーとの間に構成されるアール路の隙間を一定に保持することができる。すなわち、第1付勢手段によって、アール路カバー全体が上方に付勢され、玉がアール路へ流れ込むことによって、上下に往復移動するだけなので、アール路の通路幅が波打つように変化することがなく、玉がスムーズに流れる。
【0011】
また、アール路カバーの玉送り出し側は固定されているので、回転することがなく、アール路の出口部分と搬送ベルトの直線部との間に段差が生じることがない。このため、アール路から搬送ベルトの直線部へ玉がスムーズに流れる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、アール路カバーの玉送り出し側に固定板が設けられており、この固定板には支持孔が穿設されている。この支持孔は、本体から突設されロッドへ挿通されアール路カバーを回転不能に吊下している。また、ロッドの先端には、ストッパーが設けられており、支持板と本体との間に配置したコイルばねが、アール路カバーの玉送り出し側を下ローラーと反対側へ付勢することによって、固定板とストッパーとのガタを吸収すると共に、アール路カバーと下ローラーと隙間を一定に保持している。
【0013】
このような構成によって、アール路カバーの玉送り出し側がワンタッチで本体に固定することが可能となり、また、固定部分のガタを吸収することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に示すように、本形態に係る研磨機10では、本体12に、上ローラー13と下ローラー14が軸支されている。下ローラー14は、電動モータから駆動力を伝達され回転するようになっている。
【0015】
上ローラー13と下ローラー14との間には、搬送ベルト16が巻き掛けられている。搬送ベルト16は、上ローラー13と下ローラー14との間で、垂直となっていおり、この直線部分に搬送ベルト16と対面してカバー18が配置されている。
【0016】
カバー18の裏面には、円弧状の溝が長手方向に延設された研磨マット20が取付けられている。この研磨マット20と搬送ベルト16の直線部分との間に玉が挟持され研磨されながら、島の上部へ揚送されるようになっている。
【0017】
下ローラー14の下側には、アール路カバー22が設けられている。このアール路カバー22の底板24は、平板状の直線部と円弧状に湾曲した湾曲部を備えており、本体12に装着したとき、下ローラー14との間に円弧状のアール路Rと玉Pが導入される間隔の広い導入部Fを構成する。
【0018】
底板24の幅方向の両端には、底板24の形状に合わせて湾曲した側板26が延設されており、この側板26の上端には、底板24の上に張り出すフランジ部26Aが形成されている。このフランジ部26Aと底板24との間に、コイルばね32を間に挟んで、底板22の形状に合わせて湾曲した柔軟弾性体28が保持されるようになっている。これによって、柔軟弾性体28がガタつくことなく、所定の弾性力を持ってアール路カバー22にワンタッチで装着される。
【0019】
また、柔軟弾性体28には、玉Pが通過する溝部28Aが形成されており、外側の溝壁28Bが、搬送される玉Pと側板26との接触を防止している。
【0020】
一方、アール路カバー22の玉送り出し側には、外方へ向かって下ローラー14の軸線と平行にブラケット30が突設している。このブラケット30には、支持孔34が穿設されている。この支持孔34は、ベースプレート62から立設された支持板36の円孔38へ挿通されナット42で固定されたボルト40の脚部へ挿入されている。これによって、アール路カバー22がボルト40に回転不能に吊下される。
【0021】
また、ボルト40の先端部には、ボルト40の芯部に沿って挿入溝46が形成されている。この挿入溝46には、板状のストッパー52が挿入されるようになっている。このストッパー52には、長円状の軸孔54が設けられており、挿入溝46へ挿入された状態で、貫通孔50へ差し込まれたピン48が軸孔54を軸支するようになっている。
【0022】
これによって、ストッパー52は、ピン48を軸として、挿入溝46内に遊嵌され、図4に示すように、ストッパー52をボルト40と直交するように回動させることにより、ブラケット30がボルト40から抜け出ない。
【0023】
また、ボルト40には、コイルばね56が挿通されており、ブラケット30を介してアール路カバー22を下ローラー14の反対側に付勢している。これによって、ストッパー52とブラケット30とのガタが吸収され、アール路カバー22の玉送り出し側と下ローラー14との隙間が一定に保持される。
【0024】
一方、アール路カバー22の玉受入れ側は、受け腕58によって支持されている。この受け腕58は、スライドプレート60に固定されている。スライドプレート60は、ベースプレート62から突設されたボルト64へ挿通されたコイルばね66に支持されている。これによって、アール路カバー22の玉受入れ側は、コイルばね66で下ローラー14側へ付勢された状態で、ボルト64の上端に取付けられたナット68によって、アール路カバー22の玉受入れ側と下ローラー14との隙間が一定に保持されている。
【0025】
また、アール路カバー22の玉受入れ側には、アングル71の上端に設けられた軸材73で揺動可能に支持された流入樋75が配置されており、この流入樋75を介して、玉Pが導入部Fへと導入されるようになっている。
【0026】
次に、本形態に係る研磨機の作用を説明する。
図4に示すように、アール路カバー22の玉受入れ側は、コイルばね64によって下ローラー14側へ付勢され、アール路カバー22の玉送り出し側は、ボルト40によって回動不能に固定され、かつ、コイルばね56によって下ローラー14と反対側へ付勢され、固定部分でのガタが吸収されている。
【0027】
このようなアール路カバー22の支持機構を採ることによって、柔軟弾性体28と搬送ベルト16との間に構成される玉Pの通路の幅が一定に保持される。詳細には、図5に示すように、コイルばね64によって、アール路カバー22全体が上方に付勢され、玉Pがアール路Rへ流れ込むことによって、上下に往復移動するだけなので、アール路Rの通路幅が波打つように変化することがなく、玉がスムーズに流れる。
【0028】
また、アール路カバー22の玉送り出し側は回転することがないので、アール路Rの出口部分と搬送ベルト16の直線部との間に段差が生じることがない。このため、アール路Rから搬送ベルト16の直線部へ玉がスムーズに流れる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、アール路の通路幅を一定に保持でき、アール路を流れる玉の流れを安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る研磨機の全体斜視図である。
【図2】本形態に係る研磨機とアール路カバーとの関係を示した斜視図である。
【図3】本形態に係る研磨機に使用されるアール路カバーの分解斜視図である。
【図4】本形態に係る研磨機の下部断面図である。
【図5】本形態に係る研磨機のアール路に玉が流入した状態を示した下部断面図である。
【図6】従来の研磨機の下部断面図である。
【図7】従来の研磨機のアール路に玉が流入した状態を示した断面図である。
【符号の説明】
22 アール路カバー
30 固定板(固定手段)
34 支持孔(固定手段)
40 ボルト(ロッド)
52 ストッパー
56 コイルばね(第2付勢手段)
58 受け腕(支持部材)
66 コイルばね(第1付勢手段)

Claims (2)

  1. 上ローラー及び下ローラーを軸支する本体と、前記上ローラーと前記下ローラーの間に巻き掛けられた搬送ベルトと、前記下ローラーと対向して配置され前記搬送ベルトの直線部へ玉を送るアール路を形成するアール路カバーと、を有する研磨機において、
    前記アール路カバーの玉受入れ側を支持する支持部材と、前記支持部材を前記下ローラー側へ付勢する第1付勢手段と、前記アール路カバーの玉送り出し側を前記本体に吊下して固定する固定手段と、前記アール路カバーの玉送り出し側を前記下ローラーから離れる方向へ付勢して、前記固定手段と前記アール路カバーとのガタを吸収する第2付勢手段と、を有することを特徴とする研磨機。
  2. 前記固定手段が、前記アール路カバーの玉送り出し側に設けられた固定板と、前記固定板に穿設された支持孔と、前記本体から突設され前記支持孔へ挿通され前記アール路カバーを吊下するロッドと、前記ロッドの先端に設けられ前記固定板の抜け出しを阻止するストッパーと、で構成され、前記第2付勢手段が、前記支持板と前記本体との間に設けられ前記アール路カバーを前記下ローラーと反対側へ付勢するコイルばねで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の研磨機。
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