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JP3970779B2 - 有機el駆動回路および有機el表示装置 - Google Patents
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JP3970779B2 - 有機el駆動回路および有機el表示装置 - Google Patents

有機el駆動回路および有機el表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、有機EL駆動回路および有機EL表示装置に関し、詳しくは、マトリックス状に配置された有機EL素子の誤発光を防止しかつ消費電力を低減することができるような有機EL駆動回路および有機EL表示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機EL表示装置は、自発光による高輝度表示が可能であることから、小画面での表示に適し、携帯電話機、DVDプレーヤ、PDA(携帯端末装置)等に搭載される次世代表示装置として現在注目されている。この有機EL表示装置には、液晶表示装置のように電圧駆動を行うと、輝度ばらつきが大きくなり、かつ、R(赤),G(緑),B(青)に感度差があることから制御が難しくなる問題点がある。
そこで、最近では、電流駆動のドライバを用いた有機EL表示装置が提案されている。
マトリックス状に配置した有機EL素子を電流駆動し、かつ、有機EL素子の陽極と陰極をグランドに落としてリセットする有機EL素子の駆動回路が公知である(特許文献1参照)。また、DC−DCコンバータを用いて有機EL素子を低消費電力で電流駆動する技術が公知である(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−232074号公報
【特許文献2】
特開2001−143867号公報
【0004】
前記の特開平9−232074号(特許文献1)に記載されるように、有機EL表示装置では、カラム側(陽極側)の1ラインが電流吐出し側となり、ロー側(陰極走査側)が電流吸い込み側(シンク側)となって、ロー側の走査に応じてカラム側の電流駆動回路から電流が有機EL素子(以下EL素子)の陽極側に出力される。EL素子の陰極側は、通常、CMOSのプッシュプル回路を介してグランドGNDに接続され、この駆動電流をシンクする。EL素子は、容量性の素子であるので、このとき、駆動電流の一部を電荷として蓄積する。そのためマトリックス状にEL素子を配置する表示装置にあっては、走査対象となっていない周囲のEL素子からの電荷が流れ込み、誤発光する問題がある。
図9は、一般的な有機EL表示パネルの概要を示す説明図である。1は、マトリックス状に配置されたEL素子4を有する有機EL表示パネル、2は、カラム側の電流駆動回路、3は、ロー側の駆動回路、4は、EL素子であって、説明の都合上、コンデンサとして示してある。また、ロー側の駆動回路3のCMOSのプッシュプル回路はスイッチとして示してある。
【0005】
有機EL表示パネル1にあっては、EL素子4の接合容量で決定された一定期間だけEL素子4を駆動時点であらかじめ充電し、EL素子4の輝度を向上させ、輝度むらなどを防止している。そのために駆動する前にスイッチ回路SWを一定期間ONにしてEL素子4の電荷を放電してリセットする。このリセットは、ロー側の駆動回路3のロー側の走査対象なるラインがLowレベル(以下“L”)になった初期の一定期間、スイッチ回路SWをONにしてカラム側の電流駆動回路2の出力が接続されるEL素子4の陽極接続ライン(カラムライン)X1,X2,X3…をグランドGNDへと落とすことで行われる。これによりEL素子4の残留電荷が放電され、その後にカラム側の電流駆動回路2の出力電流がEL素子4に加えられる。このとき、ロー側の駆動回路3において走査対象以外のEL素子4を逆バイアスしておかないと、走査対象のEL素子4に流れ込む駆動電流が周囲のEL素子4に流れ込み、誤発光の原因になる。そのため、走査対象以外のEL素子4の陰極接続ライン(ローライン)Y1,Y2,Y3…は、Highレベル(以下“H”)に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、駆動ピン数は高解像度の要請により増加する傾向にある。そのため、駆動周波数も高くなり、消費電力は増加する傾向にある。しかし、誤発光防止のために走査対象以外のEL素子をロー側において逆バイアスにすると、逆バイアス分の電荷がEL素子に駆動する方向とは逆方に蓄積される。そのため、それが走査対象となったときには、その分を相殺して駆動するだけの大きな過渡電流が流れる。その結果、逆バイアス分の電荷を蓄積する電流による電力消費と、前記の過渡電流とによる駆動電流の増加が駆動ピン数の増加に応じて無視できなくなってきている。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、マトリックス状に配置されたEL素子の誤発光を防止しかつ消費電力を低減することができる有機EL駆動回路および有機EL表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するためのこの発明のEL駆動回路およびEL表示装置の特徴は、マトリックス状に配置された複数のEL素子を有し、この複数のEL素子の陽極側にそれぞれ接続される複数の陽極接続ラインに対してそれぞれ設けられ電流を吐出す複数の電流源と、複数のEL素子の陰極側にそれぞれ接続される複数の陰極接続ラインを順次走査してこのラインから流出される電流を走査に応じて所定のバイアスラインにシンクする駆動回路と、一定期間の間所定のバイアスラインに陽極接続ラインを接続してEL素子の電荷を放電する放電回路とを備える有機EL駆動回路において、
複数の陰極接続ラインのうち、走査対象となる陰極接続ラインの駆動回路が自己が接続されている陰極接続ラインを所定のバイアスラインに接続し、走査対象となる陰極接続ラインより所定数の前に走査したラインに接続される駆動回路がEL素子を逆バイアスにする電圧を自己が接続されている陰極接続ラインに印加し、所定数の前に走査したラインを除いた陰極接続ラインに接続される駆動回路が各駆動回路に対応して発生する所定の駆動信号を受けて自己が接続されている陰極接続ラインを一定期間の間あるいはこれに対応する期間の間、所定のバイアスラインに接続するか、その出力をハイインピーダンス(Hi−Z)にするものであって、
走査対象となる陰極接続ラインに対してこれより後に走査される後ろに隣接する複数の陰極接続ラインを所定のバイアスラインに接続しかつその接続数を走査対象となる陰極接続ラインの駆動回路が接続されている陰極接続ラインに接続された有機EL素子の輝度に応じて決定し、残りの陰極接続ラインに接続される駆動回路の出力をハイインピーダンスにするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
このように、この発明にあっては、ロー側の走査対象の陰極接続ライン以外の任意の陰極接続ラインを各駆動回路に対応して発生する所定の駆動信号に応じて所定のバイアスライン(例えば、グランドGND)に接続するか、その出力をハイインピーダンスにするかを選択できるものであり、さらに、走査対象となる陰極接続ラインより少なくとも1つ前に走査した陰極接続ラインに接続されるEL素子は逆バイアスになっている。
このことにより、例えば、走査対象の陰極接続ラインに接続されたEL素子より後続に走査されるEL素子が接続された陰極接続ラインを所定の駆動信号により、選択して、任意の数だけ、同時にリセットすることができ、あるいはハイインピーダンス(Hi−Z)に設定することができる。
特に、所定の駆動信号をビットデータとして発生してビットデータが“1”および“0”のいずれか一方のときに自己が接続されている陰極接続ラインを所定のバイアスラインに接続し、ビットデータがいずれか他方のときに駆動回路の出力をハイインピーダンスするようにすれば、選択した任意の数だけ、同時にリセットし、それ以外の陰極接続ラインをハイインピーダンス(Hi−Z)に設定することができる。このときにも、走査が終了した手前の陰極接続ラインのEL素子は、逆バイアスされているので、誤発光が防止される。
特に、後続の陰極接続ラインに接続されるEL素子については、走査対象となる陰極接続ラインに接続されたEL素子の輝度が高いときにはそれに応じて多くなるように選択すれば、現在走査しているラインの輝度が高くても、誤発光を防止でき、発光輝度に応じてダイナミックに消費電力を低減することができる。もちろん、走査対象の陰極接続ラインに隣接するラインとして前側のラインが複数選択されてもよい。
その結果、マトリックス状に配置されたEL素子の誤発光を防止しかつ消費電力を低減することができる有機EL駆動回路および有機EL表示装置を容易に実現することができる。
【0009】
【実施例】
図1は、この発明のEL駆動回路を適用した一実施例のロー側の走査回路のブロック図、図2は、その電流駆動回路のブロック図、図3は、リセットデータがオール“1”のときの表示駆動動作の基本的な動作のタイミングチャート、図4は、リセットデータがオール“0”のときの表示駆動動作の基本的な動作のタイミングチャート、図5は、そのリセットデータ設定に応じた表示駆動動作のタイミングチャート、図7〜図9は、この発明の他の実施例の説明図である。なお、各図において同一の構成要素は同一の符号で示す。
図1において、10は、ロー側走査回路であって、11は、フリップフロップ(FF)11a,11b,11c…からなるシフトレジスタである。このシフトレジスタ11にはロー側の走査ライン数分の段数のフリップフロップが接続されている。フリップフロップ11a,11b,11c…は、それぞれデータ端子Dに前段のフリップフロップからQ出力のデータを受け、クロック端子CKにはロー側のクロックであるロークロックCLKを端子CLを介して受けて動作する。
【0010】
初段のフリップフロップ11aは、データ入力端子Dinにコントロール回路16から“1”のデータ(スタートパルス)を受ける。そして各段のフリップフロップの出力としてQ出力の反転出力である*Q出力(図面ではQバー出力)がインバータ13を介して各段に対応して設けられた電流駆動回路12,12,…にそれぞれ送出される。各インバータ13の出力は、前段のフリップフロップに対応する電流駆動回路12にもその入力端子12bを介して入力される。
なお、初段のフリップフロップに対応するインバータ13の出力は、最終段のフリップフロップに対応する電流駆動回路12に入力される。この場合、最終段のフリップフロップの後に初段のフリップフロップに対応するダミーフリップフロップを設けて、このダミーフリップフロップからの出力をインバータ13を介して最終段のフリップフロップに対応する電流駆動回路12に入力するようにしてもよい。このようにすれば、初段のフリップフロップに対応するインバータ13の出力を最終段の電流駆動回路12に入力するための引き回し配線は不要となり、配線接続ラインのレイアウトが簡単になる。
【0011】
14は、フリップフロップ(FF)14a,14b,14c…からなるシフトレジスタで構成されるデータレジスタであり、MPU17からのリセットのためのデータ(リセットデータ)とクロックエネーブル信号Eとを受けて、リセットデータがシリアルに入力され、シフトされて設定される。このデータレジスタ14もロー側の走査ライン数分の段数のフリップフロップが接続されている。そのフリップフロップ14a,14b,14c…は、それぞれデータ端子Dに前段のフリップフロップからQ出力のデータを受け、クロック端子CKにはロー側のクロックより周波数の高いカラムクロックCCKが入力端子CCLから入力されて、入力されたリセットデータをシフトする動作をする。
なお、クロックエネーブル信号Eは、カラムクロックCCKを有効にするものであり、これは、コントロール回路16からのカラムクロックCCKをANDゲートを介してデータレジスタ14の入力端子CCLに加えておき、このANDゲートにクロックエネーブル信号Eを加えてこのANDゲートで開くような構成であってもよい。
初段のフリップフロップ14aは、データ入力端子DinにMPU17からリセットデータを受ける。そして各段のフリップフロップの出力としてQ出力の反転出力である*Q出力(図面ではQバー出力)がインバータ15を介して各段に対応して設けられた電流駆動回路12,12,…の各入力端子12dにそれぞれ送出される。
【0012】
コントロール回路16は、ロークロックCLKと、カラムクロックCCKと、データ“1”(スタートパルスS)を発生して、図示するように、これらをシフトレジスタ11とデータレジスタ14とにそれぞれ入力する。また、放電パルスPdを発生して各電流駆動回路12に入力端子12cを介して入力する。さらに、ロークロックCLKとスタートパルスとをMPU17に送出する。
電流駆動回路12の入力端子12a,12b,12dに入力される信号は、インバータを介すことで各フリップフロップのQ出力に対応している。
さらに、電流駆動回路12,12,12…は、コントローラ16から放電パルス(カラムリセットパルス)Pdを入力端子12cに受ける。
【0013】
シフトレジスタ11は、ロー側の走査開始時点で初段のフリップフロップ11aから最終段のフリップフロップに向かってコントロール回路16から入力されたビット“1”のデータ(スタートパルスS)をロークロックCLKに応じて順次シフトしていく。これによりビット“1”が立ったフリップフロップのQ出力に対応する電流駆動回路12は、そのときに走査対象の対象となるローライン(陰極接続ライン)に“L”の出力を発生して、ローラインY1,Y2,Y3…(図9参照)を順次駆動していく。このとき他のフリップフロップは、ビット“0”がセットされているのでその出力に対応する電流駆動回路12は走査の対象とはならない。
一方、データレジスタ14の各段には、手前の表示期間に初段のフリップフロップ14aから最終段のフリップフロップに向かってMPU17から次の表示期間の表示輝度に応じたリセットデータが入力されて、それがコントロール回路16から送出されるカラムクロックCCK(クロックエネーブル信号Eが発生しているときにこのカラムクロックCCKが有効になる。)に応じてシフトされて、セットされる。そこで、走査対象となるリセット期間には、表示輝度に応じたリセットデータがデータレジスタ14に記憶される。
【0014】
各電流駆動回路12は、図2に示すように論理回路121とレベルシフト回路122、バッファ123,124、そしてCMOSトランジスタTrp,Trnを有するCMOS出力回路125とからなる。各電流駆動回路12のCMOS出力回路125の出力端子12fは、図1に示すように、それぞれロー側のラインY1,Y2,Y3…に接続されている。各電流駆動回路12は、自己の段に対応するインバータ15の出力(第1の駆動信号)と、自己の段に対応するインバータ13の出力(第2の駆動信号)、放電パルスPd、そして次段のインバータ13の出力(第3の駆動信号)とを受けて、現在走査対象となっている電流駆動回路12と1つ前に走査対象となっている電流駆動回路12を除いて、放電動作の一定期間だけローラインY1,Y2,Y3…をデータレジスタ14のリセットデータに応じて“L”にする。
この電流駆動回路12について図2を参照して説明すると、インバータ13の入力端子として自己のフリップフロップの段に対応するインバータ13の出力信号を入力端子12aに受け、次段のフリップフロップに対応するインバータ13から出力信号を入力端子12bに受ける。そして放電パルスPdを入力端子12cに受け、自己の段に対応するインバータ15の出力信号を入力端子12dに受ける。
論理回路121は、2つのORゲート121a,121dと3つのANDゲート121b,121c,121eとで構成されている。論理回路121は、2入力ORゲート121aを介して入力端子12aから自己に対応する段のインバータ13の出力信号を受けてそれをレベルシフト回路122,バッファ123を介してCMOS出力回路125のトランジスタTrnのゲートへ出力する。この2入力ORゲート121aは、他方の入力として3入力ANDゲート121bの出力を受ける。
【0015】
3入力ANDゲート121bは、放電パルスPdを阻止するゲートである。入力端子12cから放電パルスPdを受け、さらに入力端子12bから次段のフリップフロップに接続されたインバータ13の出力信号を負論理入力に受け、そして自己に対応する段のフリップフロップに接続されたインバータ13の出力信号を負論理入力に受ける。
3入力ANDゲート121bは、前記の2つの負論理入力により、自己の電流駆動回路12がロー側走査の対象となっているとき、あるいは次段に対応する電流駆動回路12がロー側走査の対象となっているときの2つの条件のいずれかにおいて、放電パルスPdを受けてもこれを阻止する回路となっている。
この3入力ANDゲート121bの出力は、2入力ANDゲート121eを介して2入力ORゲート121aへ入力されて、これを介して“H”の信号でCMOS出力回路125のトランジスタTrnを駆動してこれをONする。
【0016】
同様に、2入力ANDゲート121cも放電パルスPdを阻止するゲートである。入力端子12cから放電パルスPdを受け、さらに入力端子12bから次段のインバータ13の出力信号を負論理入力に受ける。そこで、次段のインバータ13の出力が“H”のときには、放電パルスPdが阻止される。言い換えれば、前記と同様に、次段に対応する電流駆動回路12がロー側走査の対象となっているときには放電パルスPdを阻止する。また、自己の電流駆動回路12がロー側走査の対象となっているときは、入力端子12aに入力された駆動信号(インバータ13の出力信号)“H”がORゲート121dを介してトランジスタTrpのゲートへ出力されるので、放電パルスPdには無関係に動作する。
この2入力ANDゲート121cの出力は、放電パルスPdを阻止するゲートである。2入力ORゲート121dへ入力されて、これを介して“L”の信号でCMOS出力回路125のトランジスタTrpを駆動する。“H”信号のときにはトランジスタTrpがOFFになる。
2入力ANDゲート121eは、放電パルスPdを通過させるゲートである。データレジスタ14のビットデータが“1”のときに開き、3入力ANDゲート121bの放電パルスPdの“H”の出力を2入力ORゲート121aを介してトランジスタTrnのゲートに加えてこれをONさせる。したがって、データレジスタ14のビットデータが“1”のときには、この2入力ANDゲート121eがなく、直接3入力ANDゲート121bの出力が2入力ORゲート121aに入力される。
【0017】
そこで、まず、データレジスタ14のビットデータが“1”の場合から説明する。
この場合、電流駆動回路12がロー側走査の対象となっているときと、次段に対応する電流駆動回路12がロー側走査の対象となっているときの2つの条件のときには、論理回路121は、自己に対応する段のインバータ13の出力信号“H”,“L”に応じて“H”,“L”の出力信号をCMOS出力回路125に送出する。
すなわち、このような3入力ANDゲート121bと2入力ANDゲート121cとにより、ロー側走査の対象となっているCMOS出力回路125は、その出力端子12fに“L”を発生し、1つ前にロー側走査の対象となって、いまはロー側走査の対象となっていない前段のCMOS出力回路125は、その出力端子12fに“H”を発生し、従来と同様な走査制御になる。
これ以外の場合には、各段のフリップフロップに対応するインバータ13の出力は、“L”となっていて、かつ、次段のフリップフロップに対応するインバータ13の出力も、“L”となっているので、3入力ANDゲート121bと2入力ANDゲート121cと2入力ANDゲート121eとはそれぞれ開き、“H”の放電パルスPdは、2入力ORゲート121a、2入力ORゲート121dへそれぞれ入力されて、レベルシフト回路122,バッファ124を介してトランジスタTrn,トランジスタTrpのゲートへそれぞれ出力される。
【0018】
その結果、データレジスタ14のビットデータが“1”の場合には、放電パルスPdの“H”の期間の間、CMOS出力回路125のトランジスタTrnがONになり、トランジスタTrpがOFFになる。放電パルスPdの“H”の期間の間、トランジスタTrnがONになると、ロー側走査の対象となっているフリップフロップの前段のフリップフロップに対応する電流駆動回路12以外の電流駆動回路12が接続されるローラインは、“L”になる。
したがって、データレジスタ14のリセットデータがオール“1”のときには、図3に示すような波形でロー側走査が行われる。なお、図は、ロー側の現在走査対象となっているロー側ラインがライン2であり、これが“L”のときに、その手前がライン1が“H”となっている。そして、その他の走査ラインは、放電パルスPdがある期間だけ“L”に維持される。
なお、横軸は、それぞれの波形の時間である。
【0019】
次に、データレジスタ14のビットデータが“0”の場合について説明する。このときには、2入力ANDゲート121eが閉じるので、3入力ANDゲート121bの放電パルスPdの“H”の出力が2入力ORゲート121aに加わらない。したがって、CMOS出力回路125のトランジスタTrnは、走査対象の電流駆動回路12以外は、すべてOFFになる。
一方、CMOS出力回路125のトランジスタTrpは、走査が終了した直前の電流駆動回路12以外は、放電パルスPdの“H”の出力がゲートに加えられるので、すべてOFFになる。
その結果、図4に示すような波形でロー側走査が行われる。なお、図4は、図3と同様にロー側の現在走査対象となっているロー側ラインがライン2であり、これが“L”のときに、その手前のライン1が“H”となっている。そして、その他の走査ラインは、選択パルスPzがある期間だけハイ・インピーダンス(Hi−Z)になる。
【0020】
次に、データレジスタ14のビットデータを現在走査対象となっている陰極接続ラインのEL素子の表示輝度に応じて設定する場合について説明する。
MPU17には、表示輝度/リセットデータ生成プログラム17aが設けられている。そこで、次のようなリセットデータをデータレジスタ14のMPU17から設定する。
例えば、ローランの走査開始の手前のリセット期間に発生する“H”の放電パルスPdに対応させて、これから走査するローラインに接続されたカラムライン分(水平1ライン分)のEL素子4の輝度に応じた本数分だけ後続のローラインをリセットするようにする。
まず、表示輝度/リセットデータ生成プログラム17aを手前のローラインの表示期間の間にMPU17が実行して、次のローラインの走査におけるカラムライン分(水平1ライン分)のEL素子4の輝度を算出する。
すなわち、MPU17は、次にローラインが駆動されるカラムラインの出力電流の平均値を、その表示データ値から算出する。そして、コントロール回路16からローククロックCLKを受けて、スタートパルスSが発生した時点からローククロックCLKをカウントすることで、シフトレジスタ11の現在の走査位置を生成する。これらのデータに応じて、次のようなリセットデータを生成する。なお、シフトレジスタ11の現在の走査位置のデータはシフトレジスタ11から直接得てもよい。
【0021】
このリセットデータは、出力電流の平均値を5段階の輝度に区分けして、その5段階を1本から5本のロー側走査ラインのリセットの本数とする。例えば、走査が終了してリセット期間後の次のカラム1ライン(水平1ライン)の明るさが5のときには、次に来る走査対象のローラインの後ろのローライン5本分の走査ラインを放電期間にグランドGNDへと落としてリセットし、他のラインは、ハイインピーダンス(Hi−Z)に設定する。明るさが3のときには、次に来る走査対象のローラインの後ろのローライン3本分である。
このとき、MPU17は、リセットラインの本数が5本のときには、次に走査対象となるローラインの位置の次のビット位置から5ビットのデータが“1”となり、他のデータが“0”となるデータを生成してデータレジスタ14に設定する。
具体的には、シフトレジスタ11の現在のデータが“00010000…”であると、次の走査位置が“000010000…”となるので、次の走査位置が5番目のときに、リセットラインの本数が5本のときには(明るさ5のときには)、MPU17は、“0000011111000…”のように6番目から5ビット“1”のデータを生成してこれをデータレジスタ14にセットする。
リセットラインの本数が3本のときには、MPU17は、“00000111000…”のようなデータを生成してデータレジスタ14にセットする。
なお、輝度の5段階区分けは、出力電流の総計値に対応させても同様である。
その結果、図5に示すような波形でロー側走査が行われる。
【0022】
図5は、ロー側の走査対象となっているロー側ラインがライン1から開始して順次進むとし、各ローラン走査におけるカラムラインに接続されたEL素子4の輝度を5段階で区分けする明るさが4、2,1,1の場合を示している。なお、放電パルスPd(カラムリセットパルスRS)が“H”の期間がリセット期間Rであって、通常の水平帰線期間に相当する。このパルスが“L”の期間が表示期間Dであり、通常の水平走査期間に相当する。
図5の2番目に示すパルスは、ロークロックCLKであり、放電パルスPdの立上がりから少し遅れた位置で立上がるパルスであり、このパルスに応じてロー側走査の切換え(垂直走査)が行われる。
なお、このリセットデータの設定は、直前に査対象となった陰極接続ラインの表示開始から走査対象となる陰極接続ラインに対する放電パルスPdが発生するまでの間に設定されればよい。
図5に示すように、走査対象となるラインとその手前の走査ライン以外は、データレジスタ14に設定されるリセットデータに応じて放電パルスPdが“H”の放電期間では、ビット“1”がセットされたフリップフロップに対応する電流駆動回路13が接続されたローラインがグランドGNDに落ち、ビット“0”がセットされたフリップフロップに対応する電流駆動回路13が接続されたローラインがハイ・インピーダンス(Hi−Z)になる。これにより、グランドGNDに接続されたローラインの本数分だけ、リセットされる期間が短くなり、走査が終了したラインの残留電荷が残らず放電される。
【0023】
このような制御をすると、放電パルスPdが“H”の放電期間では、走査対象となるラインとその手前の走査ライン以外では、データレジスタ14に設定されるリセットデータに応じて選択的にグランドGNDに落したり、ハイ・インピーダンス(Hi−Z)にすることができる。
1つ手前の走査ライン以外は、放電期間に逆バイアス状態とはならない。そこで、手前の走査ライン以外は、カラム側の電流駆動回路2によるEL素子4の電流駆動時に大きな過渡電流が流れないで済む。
また、1つ手前の走査ラインは、1つ前に駆動され、その駆動電流によりEL素子4に残留電荷が蓄積しているが、このラインが“H”に設定されて逆バイアス状態になっているので、誤発光が防止される。
これにより、逆バイアス分の電荷を蓄積する電流のラインが手前の1ラインだけとなり、過渡電流とによる駆動電流の増加が低減され、そのときどきの表示輝度に応じて電力消費を抑えることができる。
【0024】
ところで、放電パルスPdは、いわゆる帰線期間に対応するリセットパルスであり、その立上がりは、帰線期間の開始点に対応しているが、ロークロックCLKは、ロー側走査ラインの切換パルスであり、その立上がりは、帰線期間の中で行われ、次の走査ラインについて駆動タイミングとなっている。そこで、ローライン走査の各ラインの立上がり、立下がりタイミングは、ロークロックCLKの立上がりタイミングに一致していることが好ましい。図3〜図5では、ローククロックCLKの立上がりタイミングしか一致していない。
そこで、図6〜図9にローライン走査の各ラインの立上がり、立下がりタイミングがロークロックCLKの立上がりタイミングに一致させた実施例を示す。
【0025】
図6のロー側の走査回路100は、図1のロー側の走査回路10に対応する回路であって、図1の各電流駆動回路12が各電流駆動回路22に置き換わっている。電流駆動回路12がインバータ13を介した次段のフリップフロップの出力を受けるのに対して、この電流駆動回路22は、次段に加えて前段の電流駆動回路22へのインバータ13の出力を入力端子12eに受ける。この点で相違している。
図6は、電流駆動回路22の内部回路を示したものであり、その論理回路221は、図2の論理回路121に換えて設けられている。その他のレベルシフト回路122、バッファ123,124、そしてCMOS出力回路125は、図2に示す回路である。
論理回路221は、3つの2入力ORゲート221a,221c,221eと2入力ANDゲート221bと3入力ANDゲート221dとで構成されている。それぞれのANDゲート221b,221dは、1個の負論理入力を持っている。
論理回路221は、2入力ORゲート221aを介して入力端子12aから自己に対応する段のインバータ13の出力信号を受けてそれをレベルシフト回路122,バッファ123を介してCMOS出力回路125のトランジスタTrnのゲートへ出力する。この2入力ORゲート221aは、他方の入力として3入力ANDゲート221bの出力を受ける。
3入力ANDゲート221bは、放電パルスPdを阻止するゲートである。次段のインバータ13に接続された入力端子12bと前段のインバータ13に接続された入力端子12eからそれぞれインバータ13の出力を2入力ORゲート21cを介して負論理で受ける。さらにこれは、入力端子12dにデータレジスタ14のビットデータをインバータ15を介して受ける。これら端子からの信号に応じてゲートを開き、放電パルスPdを2入力ORゲート221aに送出する。
放電パルスPdを通過させる条件は、前後のインバータ13の出力が“L”のときでかつデータレジスタ14のビットが“1”のときである。したがって、データレジスタ14のビットが“1”になっている後段の電流駆動回路22に接続された走査ラインでは、図8に示すように、立下がる手前に細い“L”のパルスが発生する。
また、走査対象のラインでは、データレジスタ14のビットが“0”になっているので、ローククロックCLKの立上がり一致して立下がる。
その結果として、ローライン走査の各ラインの立上がり、立下がりタイミングがロークロックCLKの立上がりタイミングに一致した図8に示すようなタイミングチャートが得られる。
【0026】
以上説明してきたが、実施例では、次段のインバータ13の駆動信号を直接前段の論理回路121あるいは論理回路126が受けて動作するようになっているが、これは、次段の論理回路でインバータ13の駆動信号に応じた駆動を発生してそれを前段の論理回路に送出してもよいことはもちろんである。したがって、前段の論理回路121あるいは論理回路126の駆動は、次段のインバータ13の駆動信号そのものを用いる必要はない。
また、実施例では、走査が終了した1つ手前の陰極接続ラインのEL素子は、逆バイアスされるが、例えば、2入力ANDゲート121cをm入力ANDゲート121c(ただしmは3以上の整数 )として、後段のインバータの出力を入力すれば、m本の走査ラインを放電期間中“H”に設定することができる。これにより、走査が終了したm個手前の陰極接続ラインのEL素子を逆バイアスすることができる。したがって、逆バイアスをするのは手前1走査ラインに限定されない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明にあっては、ロー側の走査対象の陰極接続ライン以外の任意の陰極接続ラインを各駆動回路に対応して発生する所定の駆動信号に応じて所定のバイアスライン(例えば、グランドGND)に接続するか、その出力をハイインピーダンスするかを選択できるものであり、さらに、走査対象となる陰極接続ラインより少なくとも1つ前に走査した陰極接続ラインに接続されるEL素子は逆バイアスになっている。
このことにより、例えば、走査対象の陰極接続ラインに接続されたEL素子より後続に走査されるEL素子が接続された陰極接続ラインを所定の駆動信号により、選択して、任意の数だけ、同時にリセットすることができ、あるいはハイインピーダンス(Hi−Z)に設定することができる。
その結果、マトリックス状に配置されたEL素子の誤発光を防止しかつ消費電力を低減することができる有機EL駆動回路および有機EL表示装置を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のEL駆動回路を適用した一実施例のロー側の走査回路のブロック図である。
【図2】図2は、その電流駆動回路のブロック図である。
【図3】図3は、リセットデータがオール“1”のときの表示駆動動作の基本的な動作のタイミングチャートである。
【図4】図4は、リセットデータがオール“0”のときの表示駆動動作の基本的な動作のタイミングチャートである。
【図5】図5は、そのリセットデータ設定に応じた表示駆動動作のタイミングチャートである。
【図6】図6は、この発明のEL駆動回路を適用した他の実施例のロー側の走査回路の腰部のブロック図である。
【図7】図7は、図6に示すロー側の走査回路の電流駆動回路のブロック図である。
【図8】図8は、図6に示すロー側の走査回路のリセットデータ設定に応じた表示駆動動作のタイミングチャートである。
【図9】図9は、一般的な有機EL表示パネルの概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1…有機EL表示パネル、2…カラム側の電流駆動回路、
3…ロー側の駆動回路、4…EL素子、
10…ロー側の走査回路、11…シフトレジスタ、
11a,11b,11c,14a,14b,14c…フリップフロップ、
12…電流駆動回路、13,15…インバータ、
14…データレジスタ、
16…コントロール回路、
121…論理回路、122…レベルシフト回路、
123,124…バッファ、125…CMOS出力回路、
Trp,Trn…MOSトランジスタ。

Claims (12)

  1. マトリックス状に配置された複数の有機EL素子を有し、この複数の有機EL素子の陽極側にそれぞれ接続される複数の陽極接続ラインに対してそれぞれ設けられ電流を吐出す複数の電流源と、複数の前記有機EL素子の陰極側にそれぞれ接続される複数の陰極接続ラインを順次走査してこのラインから流出される電流を走査に応じて所定のバイアスラインにシンクする駆動回路と、一定期間の間前記所定のバイアスラインに前記陽極接続ラインを接続して前記有機EL素子の電荷を放電する放電回路とを備える有機EL駆動回路において、
    前記複数の陰極接続ラインのうち、走査対象となる陰極接続ラインの前記駆動回路が自己が接続されている前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続し、前記走査対象となる陰極接続ラインより所定数の前に走査したラインに接続される前記駆動回路が前記有機EL素子を逆バイアスにする電圧を自己が接続されている前記陰極接続ラインに印加し、前記所定数の前に走査したラインを除いた前記陰極接続ラインに接続される前記駆動回路が各前記駆動回路に対応して発生する所定の駆動信号を受けて自己が接続されている前記陰極接続ラインを前記一定期間の間あるいはこれに対応する期間の間、前記所定のバイアスラインに接続するか、その出力をハイインピーダンスにするものであって、
    前記走査対象となる陰極接続ラインに対してこれより後に走査される後ろに隣接する複数の前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続しかつその接続数を前記走査対象となる陰極接続ラインの前記駆動回路が接続されている前記陰極接続ラインに接続された前記有機EL素子の輝度に応じて決定し、残りの前記陰極接続ラインに接続される前記駆動回路の出力をハイインピーダンスにすることを特徴とする有機EL駆動回路。
  2. 前記所定の駆動信号をビットデータとして各駆動回路に送出する記憶回路を有し、前記ビットデータが“1”および“0”のいずれか一方のときに自己が接続されている前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続し、前記ビットデータがいずれか他方のときに前記駆動回路の出力をハイインピーダンスする請求項1記載の有機EL駆動回路。
  3. 前記所定の駆動信号をビットデータとして各駆動回路に送出する記憶回路を有し、前記記憶回路に記憶されるデータに基づいて前記後ろに隣接する複数の前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続し、かつ、前記残りの陰極接続ラインに接続される前記駆動回路の出力をハイインピーダンスする前記駆動信号を発生する請求項1記載の有機EL駆動回路。
  4. 前記所定のバイアスラインは接地ラインであり、各前記駆動回路は、論理回路と前記陰極接続ラインに接続されるプッシュプル動作のCMOS回路とを有し、前記駆動信号を第1の駆動信号とし、前記論理回路は、前記第1の駆動信号と前記陰極接続ラインを走査するための第2の駆動信号とを受けて前記CMOS回路を駆動し、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を受けないときに前記CMOS回路の出力をハイインピーダンスにする請求項3記載の有機EL駆動回路。
  5. 前記放電回路は、放電パルスを受けて前記有機EL素子の電荷を前記接地ラインに放電するものであって、前記論理回路は、さらに前記放電パルスと次の前記陰極接続ラインが走査されたときにこのラインについての前記第2の駆動信号あるいはこれに応じた信号を第3の駆動信号として受けて、前記第2および第3の駆動信号を受けていないときには前記放電パルスと前記第1の駆動信号とに応じて前記陰極接続ラインを前記接地ラインに接続する信号を前記CMOS回路に送出し、前記放電パルスだけ受けたときに前記CMOS回路をハイインピーダンスにする請求項4記載の有機EL駆動回路。
  6. さらに、前記第2の駆動信号を発生するシフトレジスタを有し、このシフトレジスタおよび前記記憶回路に記憶される前記データの各ビットの“1”あるいは“0”が前記駆動信号に対応していて、前記第1の駆動信号のデータは、直前に査対象となった陰極接続ラインの表示開始から前記走査対象となる陰極接続ラインに対する前記放電パルスが発生するまでの間に外部から前記記憶回路に設定される請求項5記載の有機EL駆動回路。
  7. マトリックス状に配置された複数の有機EL素子を有し、この複数の有機EL素子の陽極側にそれぞれ接続される複数の陽極接続ラインに対してそれぞれ設けられ電流を吐出す複数の電流源と、複数の前記有機EL素子の陰極側にそれぞれ接続される複数の陰極接続ラインを順次走査してこのラインから流出される電流を走査に応じて所定のバイアスラインにシンクする駆動回路と、一定期間の間前記所定のバイアスラインに前記陽極接続ラインを接続して前記有機EL素子の電荷を放電する放電回路とを備える有機EL表示装置において、
    前記複数の陰極接続ラインのうち、走査対象となる陰極接続ラインの前記駆動回路が自己が接続されている前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続し、前記走査対象となる陰極接続ラインより所定数の前に走査したラインに接続される前記駆動回路が前記有機EL素子を逆バイアスにする電圧を自己が接続されている前記陰極接続ラインに印加し、前記所定数の前に走査したラインを除いた前記陰極接続ラインに接続される前記駆動回路が各前記駆動回路に対応して発生する所定の駆動信号を受けて自己が接続されている前記陰極接続ラインを前記一定期間の間あるいはこれに対応する期間の間、前記所定のバイアスラインに接続するか、その出力をハイインピーダンスにするものであって、
    前記走査対象となる陰極接続ラインに対してこれより後に走査される後ろに隣接する複数の前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続しかつその接続数を前記走査対象となる陰極接続ラインの前記駆動回路が接続されている前記陰極接続ラインに接続された前記有機EL素子の輝度に応じて決定し、残りの前記陰極接続ラインに接続される前記駆動回路の出力をハイインピーダンスにすることを特徴とする有機EL表示装置。
  8. 前記所定の駆動信号をビットデータとして各駆動回路に送出する記憶回路を有し、前記ビットデータが“1”および“0”のいずれか一方のときに自己が接続されている前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続し、前記ビットデータがいずれか他方のときに前記駆動回路の出力をハイインピーダンスする請求項7記載の有機EL表示装置。
  9. 前記所定の駆動信号をビットデータとして各駆動回路に送出する記憶回路を有し、前記記憶回路に記憶されるデータに基づいて前記後ろに隣接する複数の前記陰極接続ラインを前記所定のバイアスラインに接続し、かつ、残りの前記陰極接続ラインに接続される前記駆動回路の出力をハイインピーダンスする前記駆動信号を発生する請求項7記載の有機EL表示装置。
  10. 前記所定のバイアスラインは接地ラインであり、各前記駆動回路は、論理回路と前記陰極接続ラインに接続されるプッシュプル動作のCMOS回路とを有し、前記駆動信号を第1の駆動信号とし、前記論理回路は、前記第1の駆動信号と前記陰極接続ラインを走査するための第2の駆動信号とを受けて前記CMOS回路を駆動し、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を受けないときに前記CMOS回路の出力をハイインピーダンスにする請求項9記載の有機EL表示装置。
  11. 前記放電回路は、放電パルスを受けて前記有機EL素子の電荷を前記接地ラインに放電するものであって、前記論理回路は、さらに前記放電パルスと次の前記陰極接続ラインが走査されたときにこのラインについての前記第2の駆動信号あるいはこれに応じた信号を第3の駆動信号として受けて、前記第2および第3の駆動信号を受けていないときには前記放電パルスと前記第1の駆動信号とに応じて前記陰極接続ラインを前記接地ラインに接続する信号を前記CMOS回路に送出し、前記放電パルスだけ受けたときに前記CMOS回路をハイインピーダンスにする請求項10記載の有機EL表示装置。
  12. さらに、前記第2の駆動信号を発生するシフトレジスタを有し、このシフトレジスタおよび前記記憶回路に記憶される前記データの各ビットの“1”あるいは“0”が前記駆動信号に対応していて、前記第1の駆動信号のデータは、直前に査対象となった陰極接続ラインの表示開始から前記走査対象となる陰極接続ラインに対する前記放電パルスが発生するまでの間に外部から前記記憶回路に設定される請求項11記載の有機EL表示装置。
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