JP3984466B2 - 実装基板生産装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、電子部品が上記各基板上に実装された実装基板を生産する実装基板生産装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、基板上に電子部品を実装することにより実装基板を生産する実装基板生産装置の一例として、図29に実装基板生産装置501の全体図を示す。
【0003】
図29において、実装基板生産装置501は、基板にクリーム半田の印刷を施す印刷装置510と、基板に電子部品を半田を介して装着する部品装着装置520と、基板の半田をリフローさせて電子部品を実装し、基板を実装基板とする半田リフロー装置530と、実装基板において電子部品の実装状態を検査する検査装置540とを備えており、さらに、実装基板生産装置501内における上記各装置にて所定の作業が施される複数のの基板がストックされ、かつ印刷装置510に各基板を連続的に供給する基板供給装置550と、検査装置540にて検査作業が施された各実装基板を連続的に取り出す基板取出装置560とを備えている。
【0004】
また、図29に示すように、実装基板生産装置501内の各装置は、各装置内にて基板の搬送を行うための搬送装置をそれぞれ備えており、各搬送装置は各装置間において、互いに連結されている。これにより、実装基板生産装置501の図示右端部である基板供給装置550より供給された各基板は、各装置が備える各搬送装置により、実装基板生産装置501内において、図示右から左方向へと各基板の同時的かつ連続的な送りが行われながら各基板が各装置を経由し、各装置において各基板に所定の作業が施され、実装基板生産装置501の図示左端部である基板取出装置560において、各基板が各実装基板としてが取り出される。
【0005】
この基板の搬送装置について詳しく説明すると、図30に示すように、搬送装置570は、基板の搬送方向と直交する方向に一定の間隔でもって一対に配置された搬送部材の一例であるコンベアベルト571と、各コンベアベルト571にコンベアベルト571の内面に係合するように配置された複数のローラー573と、これら各ローラー573のうちの1つのローラー573をその中心を回転中心として回転駆動可能な駆動モータと、及び各コンベアベルト571において搬送装置570の搬送方向に直交する方向における外側方向の側面全体及びその上面の一部まで回り込むように設置され、各ローラー573が回転可能に固定されたコンベアフレーム572とを備えている。これにより、一対に配置された各コンベアベルト571の上面により、搬送される基板の搬送方向と直交する方向における両端部を支持し、駆動モータにより各コンベアベルト571を走行稼動させることにより、基板を支持している各コンベアベルト571の上面が搬送方向に走行稼動され、基板の搬送が可能となっている。
【0006】
さらに、搬送装置570は、一対の配置された各コンベアベルト571の上記一定の間隔を可変可能なピッチ可変機構574を備えており、ピッチ可変機構574は、搬送方向と直交する方向に配置され、かつ一方のコンベアフレーム572に固定されたボールねじ軸575と、他方のコンベアフレーム572が移動可能に固定され、かつボールねじ軸575に螺合したナット部576と、及びボールねじ軸575をその軸芯を回転中心として正逆回転させる手回しハンドル577とを備えている。手回しハンドル577を正逆回転させることにより、ボールねじ軸575が正逆回転され、ボールねじ軸575に螺合しているナット部576がボールねじ軸575に沿って移動され、ナット部576に移動可能に固定されている上記他方のコンベアフレーム572が搬送方向と直交する方向に移動されることにより、各コンベアベルト571の上記一定の間隔を任意の間隔へと可変することが可能となっている。
【0007】
このような実装基板生産装置501における実装基板の生産方法について、基板の供給から順を追って説明すると、基板供給部550にストックされた基板は基板供給部550における搬送装置の各コンベアベルトに搬送方向に直交する方向における両端部を支持されるとともに、上記搬送方向に沿って搬送されて、印刷装置510における搬送装置へと受け渡される。その後、印刷装置510にて基板上における電子部品が実装される電極上にクリーム半田の印刷が施された後、搬送装置により、部品装着装置520の搬送装置へと基板が受け渡される。部品装着装置520にて、基板上における電極上にクリーム半田を介して電子部品の装着が行われる。なお、実装基板生産装置501においては、部品装着装置520は、基板に実装される電子部品の種類により複数の部品装着装置520を備える場合があり、図27においても、実装基板生産装置501は、4つの部品装着装置520を備えている。
【0008】
部品装着装置520において、電子部品が装着された基板が、半田リフロー装置530における搬送装置へと受け渡される。半田リフロー装置520においては、クリーム半田を介して電子部品が装着された基板を加熱することにより、半田をリフローさせ、その後冷却することにより半田を固化させて、電子部品を半田を介して基板上に実装させる装置であり、半田リフロー装置520は、実装基板生産装置において電子部品の実装処理が施される基板のリフロープロファイルつまり、半田をリフローさせるための温度と加熱時間の条件に応じたリフロープロファイルが予め設定されており、これにより、各基板に対し適切な半田リフローが施されることとなる。半田リフロー処理が施された基板は、電子部品が実装された実装基板となり、検査装置540における搬送装置へと実装基板が受け渡される。
【0009】
検査装置540において、実装基板上における電子部品の実装状態、例えば、実装位置検査や電子部品と基板の導通検査等が行われ、検査終了後、実装基板は基板取出装置560の搬送装置へと受け渡され、基板取出装置560にて、実装基板生産装置501より取出可能にストックされる。
【0010】
以上のような流れにおいて基板への電子部品の実装処理が行われ、実装基板が生産されることとなるが、各装置が備える各搬送装置においては、基板の送りが同時的にかつ連続的に、さらに一定の送りピッチでもって間欠的な基板の送りが行われる。また、印刷装置510、部品装着装置520、及び検査装置540においては、この基板の間欠的な送りの停止時に、基板に対して所定の作業が施されることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような実装基板生産装置501においては、各装置における搬送装置に沿って同一の幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、各基板に電子部品の実装処理を施し、実装基板を生産していたため、実装基板生産装置501において、異なる幅を有する複数の基板より実装基板を生産する場合には、実装基板生産装置を一旦停止させ、各装置における搬送装置の幅である上記一定の間隔を、各ピッチ可変機構により可変させて、搬送する基板の幅に合致するように切替えた後、再び実装基板生産装置501を稼動させて基板の搬送を行っていた。このため、搬送する基板の幅が変わる度に、実装基板生産装置を一旦停止させなければならず、異なる幅を有する基板より実装基板を生産する場合には、実装基板生産装置の停止時間や搬送装置の幅調整時間のように生産時間ロスが多く発生し、効率的な生産ができないという問題点があった。
【0012】
また、半田リフロー装置520においては、実装基板生産装置における電子部品の実装処理が施される基板のリフロープロファイルに応じて、各基板に対し適切な半田リフローを行う必要があるが、実装基板生産装置において搬送される基板の種類が変わり、基板のリフロープロファイルが変わるような場合にあっては、実装基板生産装置を一旦停止させ、半田リフロー装置520において、リフロープロファイルに合致した加熱環境を提供可能なように調整を行う必要があり、異なるリフロープロファイルを有する基板より実装基板を生産する場合においても、実装基板生産装置の停止時間や半田リフロー装置の加熱環境の調整時間のように生産時間ロスが多く発生し、効率的な生産ができないという問題点があった。
【0013】
近年、需要者の様々な要望に合せるべく、実装基板が内蔵された電子機器においても、多品種の電子機器を少量生産することが望まれており、必然的にこのような実装基板を生産する実装基板生産装置においても、多品種の実装基板を1台の装置で生産が可能な装置が望まれている。
【0014】
このような実装基板が内蔵された電子機器の一例であるテレビにおいては、1台のテレビに、メイン基板1枚、信号基板2枚、端子基板2枚、高周波回路基板1枚、及びその他基板4枚の合計10枚の種類及び幅が異なる実装基板を有している場合がある。最近、市場の要望により、1台ずつ異なる仕様のテレビが要求される場合があり、このような要望に対応するために、1つの実装基板生産装置において、上記10枚の実装基板を生産する必要があり、上記実装基板生産装置において、1枚の実装基板を生産した後、次の実装基板の生産を行うための調整作業を実施し、その後、2枚目の実装基板を生産するというような工程を行わなければならない。従って、テレビ1台分に内蔵される実装基板を生産するリードタイムは長く、また、実装基板生産装置の調整のために生産を停止している時間が多くなってしまい、生産性が上がらないという問題点がある。
【0015】
このように、従来の実装基板生産装置においては、多品種の実装基板、つまり、異なる幅を有する複数の基板を混載して搬送することができないため、このような場合にあっては、実装基板生産装置における実装基板の生産効率が低下するというような問題点があった。
【0016】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、生産効率を低下させることなく電子部品が上記各基板に実装された実装基板を生産する実装基板生産装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
【0018】
本発明の第1態様によれば、1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田を介在させて電子部品を上記各基板上に装着した後、リフロー装置で上記各基板のそれぞれの上記半田をリフローした後固化させて、上記各電子部品が上記各基板に実装された実装基板を生産する実装基板生産装置において、
上記それぞれの基板の種類に応じて互いに異なるリフロープロファイルを個別に有する複数の上記リフロー装置と、
上記各基板の搬送方向に沿って配置された搬送部材と、上記各搬送部材を上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構と、上記搬送部材に、上記異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を上記搬送方向に対して固定する固定部材とを有し、上記異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に上記リフロー装置へ向けて搬送する搬送装置と、
上記搬送装置により搬送される上記それぞれの基板を上記リフロープロファイル毎に分別するとともに、上記それぞれのリフロー装置の中から上記基板毎の上記リフロープロファイルに合致する上記リフロープロファイルを有する1つの上記リフロー装置を順次選択して、上記分別された基板を順次上記選択されたリフロー装置に供給する基板分別装置とを備えることを特徴とする実装基板生産装置を提供する。
【0019】
本発明の第2態様によれば、上記リフロー装置は、上記異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送する別の搬送装置と、搬送されている上記異なる幅を有する複数の基板に同時的にかつ連続的にリフローを行う加熱装置とを備え、
上記別の搬送装置は、
上記各基板の搬送方向に沿って配置された搬送部材と、
上記各搬送部材を上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構と、
上記搬送部材に、上記異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を上記搬送方向に対して固定する固定部材とを備える第1態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0020】
本発明の第3態様によれば、1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田を介在させて電子部品を上記各基板上に装着した後、リフロー装置で上記各基板のそれぞれの上記半田をリフローした後固化させて、上記各電子部品が上記各基板に実装された実装基板を生産する実装基板生産装置において、
上記それぞれの基板の種類に応じて互いに異なるリフロープロファイルを個別に有する複数の上記リフロー装置と、
上記それぞれの基板を上記リフロープロファイル毎に分別するとともに、上記それぞれのリフロー装置の中から上記基板毎の上記リフロープロファイルに合致する上記リフロープロファイルを有する1つの上記リフロー装置を順次選択して、上記分別された基板を順次上記選択されたリフロー装置に供給する基板分別装置とを備え、
上記各リフロー装置は、
上記各基板の搬送方向に沿って配置された搬送部材と、上記各搬送部材を上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構と、上記搬送部材に、上記異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を上記搬送方向に対して固定する固定部材とを有し、上記異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送する搬送装置と、
搬送されている上記異なる幅を有する複数の基板に同時的にかつ連続的にリフローを行う加熱装置とを備えることを特徴とする実装基板生産装置を提供する。
【0021】
本発明の第4態様によれば、上記実装基板生産装置は、上記搬送装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させる第1態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0022】
本発明の第5態様によれば、上記実装基板生産装置は、上記搬送装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させる第1態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0023】
本発明の第6態様によれば、上記実装基板生産装置は、上記別の搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記別の搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる第2態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0024】
本発明の第7態様によれば、上記実施基板生産装置は、上記別の搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記別の搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる第2態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0025】
本発明の第8態様によれば、上記実装基板生産装置は、上記搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる第3態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0026】
本発明の第9態様によれば、上記実装基板生産装置は、上記搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる第3態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0027】
本発明の第10態様によれば、上記搬送装置において、上記固定部材は上記各基板を個別に固定可能なパレットであり、
上記パレットは、
上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な保持部材と、
上記パレット上を上記搬送方向と直交する方向に沿って移動可能であり、かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する上記他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて上記他方の端部を保持して、上記基板を上記パレットに固定させ、上記各パレットを上記搬送部材に固定させる第4態様又は第8態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0028】
本発明の第11態様によれば、上記搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記直交する方向に沿って移動可能かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて、上記移動保持部材により上記基板を上記搬送部材に固定させる第4態様又は第8態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0029】
本発明の第12態様によれば、上記搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記保持部材により上記搬送部材に固定された上記基板を支持可能な複数の支持部材とを備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記支持部材により上記基板を支持して、上記基板を上記搬送部材に固定する第5態様又は第9態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0030】
本発明の第13態様によれば、上記別の搬送装置において、上記固定部材は上記各基板を個別に固定可能なパレットであり、
上記パレットは、
上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な保持部材と、
上記パレット上を上記搬送方向と直交する方向に沿って移動可能であり、かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する上記他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて上記他方の端部を保持して、上記基板を上記パレットに固定させ、上記各パレットを上記搬送部材に固定させる第6態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0031】
本発明の第14態様によれば、上記別の搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記直交する方向に沿って移動可能かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて、上記移動保持部材により上記基板を上記搬送部材に固定させる第6態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0032】
本発明の第15態様によれば、上記別の搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記保持部材により上記搬送部材に固定された上記基板を支持可能な複数の支持部材とを備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記支持部材により上記基板を支持して、上記基板を上記搬送部材に固定する第7態様に記載の実装基板生産装置を提供する。
【0034】
本発明の第16態様によれば、上記実装基板生産装置は、上記搬送装置に上記基板を供給可能、又は上記搬送装置から上記基板を取出可能な基板移載装置を備え、
上記基板移載装置は、
上記搬送方向における上記基板の対向する夫々の端部を把持可能な複数の把持部と、
上記複数の把持部のうちの上記基板の少なくとも一方の端部を把持可能な上記把持部を、上記搬送方向沿いに進退移動可能な把持部移動機構と、
上記各把持部及び上記把持部移動機構とを備えるヘッド部を昇降動作可能な昇降機構と、
上記ヘッド部を上記搬送方向に沿って進退移動可能な移動機構とを備え、
上記把持部移動機構、上記昇降機構、及び上記移動機構を稼動させることにより、上記搬送装置への上記基板の供給、又は上記搬送装置からの上記基板の取出が可能である第1態様から第15態様のいずれか1つに記載の実装基板生産装置を提供する。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0036】
本発明の第1の実施形態にかかる実装基板生産装置101を図1に示す。図1において、実装基板生産装置101は、各基板にクリーム半田の印刷を施す印刷装置110と、各基板に電子部品を上記クリーム半田を介して装着する部品装着装置120と、各基板の半田をリフローさせて電子部品を固着し、各基板を電子部品が実装された実装基板とする半田リフロー装置130と、各実装基板において各電子部品の実装状態を検査する検査装置140とを備え、さらに、実装基板生産装置101内における上記各装置にて所定の作業が施される複数の種類の基板がストックされ、かつ印刷装置110に各種類の基板を連続的に供給する基板保持供給装置150と、検査装置140にて検査作業が施された各種類の実装基板を連続的に取り出す基板取出収納装置160とを備えている。また、実装基板生産装置101は、実装基板生産装置101が備える上記各装置を制御する制御部9を備えている。なお、実装基板生産装置101が備える上記各装置が制御部9により制御される場合に代えて、上記各装置が個別に制御部を備えており、これら上記各制御部による制御動作を制御部9により集中的に監視するような場合であってもよい。例えば、半田リフロー装置130が半田リフロー装置130を制御する制御部を備え、上記制御部による半田リフロー装置130の制御動作を、実装基板生産装置101が備える制御部9により監視するような場合であってもよい。
【0037】
また、図1に示すように、実装基板生産装置101内の各装置は、各装置内にて基板の搬送を行うための搬送装置をそれぞれ備えており、各搬送装置は各装置間において互いに基板の受け渡しを可能に連結されて、搬送ライン3が形成されている。これにより、実装基板生産装置101の図示右端部である基板保持供給装置150より搬送ライン3に供給された各基板は、各装置が備える搬送装置により、実装基板生産装置101内において、搬送ライン3に沿って、図示右側から左方向へと複数の基板の同時的かつ連続的な送りが行われながら各基板が各装置を経由し、各装置において各基板に所定の作業が施され、実装基板生産装置101の図示左端部である基板取出装置160において、各基板が各実装基板として搬送ライン3から取り出される。
【0038】
これら各装置が備える搬送装置には幾つかの種類があるが、詳細な構造及び動作の説明は後述するものとして、簡単に説明すると、各搬送装置は、搬送ライン3における基板の送り方向である搬送方向に沿って配置された搬送部材の一例である搬送チェーン又は搬送ベルトと、搬送チェーン又は搬送ベルトを上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構の一例である駆動部と、搬送チェーン又は搬送ベルトに基板を基板の幅に応じて固定する固定部材とを備えている。これにより、各搬送装置においては、異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送可能に構成されている。ここで、各搬送装置において異なる幅を有する複数の基板を同時的に搬送するとは、各搬送装置における基板の搬入部と搬出部との間に互いに幅が異なる基板が少なくとも夫々1枚ずつ混在されて夫々の基板が搬送されている状態をいう。
【0039】
このような実装基板生産装置101における実装基板の生産方法については、搬送される各基板に対して各装置にて施される作業が、各基板の搬送動作を除いて、従来における実装基板生産装置501の各装置にて施される作業と同様であるため、説明を省略する。
【0040】
次に、このような実装基板生産装置101において電子部品の実装処理が施されるような基板について説明する。
【0041】
四角形プレート状の基板1は、電子部品の実装面である上面に多数の電極を備えており、これら各電極には複数の種類の電子部品2がクリーム半田を介して実装される。これら各電子部品が実装された基板は実装基板となり、このような実装基板が内蔵されることにより電子機器が製造されることとなる。従って、様々な種類の電子機器に内蔵される実装基板には様々な種類のものがあるため、基板の種類も多種に渡り、実装基板生産装置においては、様々な種類の基板に対して電子部品の実装処理が施されて、様々な実装基板が生産されることとなる。
【0042】
ここで、実装基板生産装置において実装処理が施される基板の種類について、一例として幾つかの基板の用途、外形サイズ、及びリフロープロファイルを表した表形式の説明図を図2に示す。図2に示すように、実装基板生産装置において実装処理が施される基板には様々な外形サイズやリフロープロファイルを有していることが判る。また、リフロープロファイルについては、基板の厚さ、材料、及び実装される電子部品の耐熱性等により基板の種類毎に決めらる。
【0043】
次に、実装基板生産装置101における半田リフロー装置130について、半田リフロー装置130が備える搬送装置を主として半田リフロー装置130の構成について詳細に説明する。
【0044】
半田リフロー装置130について、装置平面図を図3に、搬送方向沿いにおける装置断面図を図4に、搬送方向と直交する方向沿いにおける装置断面図を図5に示す。
【0045】
図3から図5において、半田リフロー装置130は、半田を介して電子部品2が装着された基板1を加熱することにより、半田を溶融させた後、冷却することにより、半田を固化させて、電子部品2を基板1上に固定させる装置である。
【0046】
半田リフロー装置130は、囲まれた空間内を通過するように複数の基板1を同時的にかつ連続的に搬送させる搬送装置の一例である(別の搬送装置の一例でもある)送り搬送装置10と、送り搬送装置10により搬送される複数の基板1に対して、上記空間内の空気を加熱して各基板1に対して吹き付けることにより連続的にリフローを行う加熱装置20とを備えている。
【0047】
図4及び図5に示すように、半田リフロー装置130は、上部ケーシング23及び下部ケーシング24により箱型状の上記囲まれた空間を形成している。半田リフロー装置130の加熱装置20は、この上部ケーシング23及び下部ケーシング24の内部において、入口側の予熱部20aと、予熱部20aと隣接された本加熱部20bとを備えている。
【0048】
また、送り搬送装置10において、搬送部材の一例であるコンベアチェーン11が、搬送方向と直交する方向に一定の間隔離して一対にかつ平行に配置され、複数の上記一対の組のコンベアチェーン11が搬送方向に沿って上部ケーシング23及び下部ケーシング24により形成された上記空間内部を貫通するように、搬送ライン3沿いに連なって設置されることにより、半田リフロー装置130内における基板1の搬送ライン3が形成されている。
【0049】
また、送り搬送装置10において、各一対のコンベアチェーン11の夫々に2個のローラー13がコンベアチェーン11の内面に係合するように配置されており、一対のコンベアチェーン11において、これら各ローラー13のうちの1つのローラー13が、その中心を回転中心として回転駆動可能な駆動機構の一例である駆動モータ15により、同期して回転され、一対のローラー13がその上面を搬送方向に沿って同期して走行稼動可能となっている。また、各コンベアチェーン11は、夫々のコンベアチェーン11の上記搬送ライン3の外側方向の側面全体及び上面の一部まで回り込むようにコンベアフレーム12が設置されており、コンベアチェーン11と同様に一対配置されたコンベアフレーム12は、各コンベアチェーン11に係合されているローラー13を回転可能に支持するとともに、上記搬送ライン3の外側よりの各ローラー13への異物等の巻き込み防止を図っている。さらに、上記一対の各コンベアチェーン11の上面において、各基板1が着脱可能に夫々固定可能な固定部材の一例である四角形プレート状の複数のパレット40の夫々対向する両端部分を支持可能となっている。なお、この各パレット40の構造についての説明は後述する。なお、送り搬送装置10において備えられる上記各ローラー13のうちの1つのローラー13を駆動用モータ15により回転されることにより、その他のローラー13も同期して回転されるため、駆動用モータ15が、1個のみ送り搬送装置10に備えられる場合であっても、上記1個の駆動用モータ15の駆動により、各コンベアチェーン11の同期走行が可能である。
【0050】
次に、パレット40の構造について説明する。図6(A)及び(B)に示すように、パレット40は、方形枠状のパレットフレーム46と、パレットフレーム46の上面における搬送方向沿いの両端部夫々に固定された2本の平行なガイドレール44と、各ガイドレール44の一方の端部に固定された棒状の保持部材の一例である保持部41と、及び棒状の両端部を各ガイドレール44に支持されかつ案内されながら各ガイドレール44に沿って移動可能な移動保持部材の一例である移動保持部42とを備えている。
【0051】
また、図6(C)に示すように、各ガイドレール44上を移動可能となっている移動保持部42は、各ガイドレール44による支持部分にボールプランジャー42b及び42cを有しており、また、各ガイドレール44上において、ボールプランジャー42b又は42cと接している部分には、ボールプランジャー42b及び42cが備えるばねにより押圧されたボールを固定可能な凹部である多数の窪み部44aが、各ガイドレール44に沿って設けられており、ボールプランジャー42b及び42cにより、各ガイドレール44上を滑らかに移動可能にかつ窪み部44aの位置において固定可能となっている。なお、これら窪み部44aは、パレット40に固定されることが想定される基板1の幅に基づいて、各ガイドレール44上に設けられている。
【0052】
また、保持部41及び移動保持部42は、その延材(長手)方向である搬送方向に沿って上面に凸状の基板受部41a及び42aを有しており、各基板受部41a及び42aにおいて、基板1の搬送方向に直交する方向沿いにおける基板1の両端部を支持可能となっている。さらに、保持部41及び移動保持部42は各基板受部41a及び42aの基板1の搬送方向前側の端部に基板1を固定するための固定ピン43を有している。これにより、保持部41及び移動保持部42の各基板受部41a及び42aにて支持された基板1が、搬送方向側における両隅部に予め設けられている基板1の各取付穴1aに固定ピン43を貫通させることにより、基板1を保持部41及び移動保持部42に固定可能とし、基板1をパレット40に固定可能となっている。また、移動保持部42は下面大略中央に下向きに突起部45が取り付けられており、この突起部45を基板1の搬送方向に直交する方向に移動させることにより、移動保持部42を各ガイドレール44に沿って移動させることが可能となっている。これにより、パレット40における保持部41の基板受部41aと移動保持部42の基板受部42aとの間の間隔を、基板の搬送方向に直交する方向である寸法、つまり基板の幅に合致させることができ、様々な幅を有する基板をパレット40に固定することが可能となっている。パレットフレーム46は、方形枠状となっていることにより、パレット40に固定された基板1を下面からも加熱することが可能となっている。
【0053】
加熱装置20において、上部ケーシング23及び下部ケーシング24の内部において、予熱部20aは、基板1の搬送ライン3の上方及び下方に夫々4個ずつ配置された合計8個のファン21と、各ファン21と搬送ライン3との間に設けられた複数のヒータ22とを備えており、これにより、予熱部20aに搬送される各パレット40上に固定された基板1は、各基板1に対して本加熱を施す前に、所定の予熱温度まで予備的に加熱されて、必要とされる十分な予熱を施すことが可能となっている。また、本加熱部20bも予熱部20aと同様に、基板1の搬送ラインの上方及び下方に夫々2個ずつ配置された合計4個のファン21と、各ファン21と搬送ラインとの間に設けられた複数のヒータ22とを備えており、これにより、本加熱部10bに搬送される各パレット40上に固定された基板1は、予熱部10aにおいて予熱された後、所定の本加熱温度まで加熱されて、各基板1において半田をリフローさせるために十分な加熱を施すことが可能となっている。
【0054】
さらに、実装基板生産装置101において、上部ケーシング23及び下部ケーシング24の内部を通過するように送り搬送装置10により搬送された各基板1の本加熱部20bからの出口には、本加熱部20bにおいて加熱された基板1を冷却する冷却部30が備えられており、冷却部30は、各基板1に風を吹き付ける冷却ファン31を基板1の搬送ライン3の上方及び下方に夫々1個ずつ合計2個備えている。これにより、加熱部20においてリフローされた基板1の半田は、冷却部30において、各冷却ファン31により冷却されて固化される。
【0055】
次に、半田リフロー装置130におけるパレット40の搬送経路について説明する。半田リフロー装置130は、上記において説明した送り搬送装置10の他に、半田リフロー装置130の出口において、リフロー作業が施された基板1がパレット40より取り出された空のパレット40を、再び半田リフロー装置130の入口へ戻すために搬送する戻り搬送装置50を備えている。
【0056】
戻り搬送装置50は、送り搬送装置10の下方に設置されており、送り搬送装置10と同様に、搬送方向と直交する方向に一定の間隔離して一対にかつ平行に配置された搬送部材の一例であるコンベアチェーン51と、一対のコンベアチェーン51の夫々にその内面に係合するように配置された2個のローラー53とこれら各ローラー53のうちの1つのローラー53をその中心を回転中心として回転駆動可能な駆動モータ55と、及び各コンベアチェーン51をコンベアチェーン51における搬送ライン3の外側方向の側面全体及び上面の一部まで回り込むように設置され、かつ各コンベアチェーン51のローラー53を回転可能に支持しているコンベアフレーム52とを備えている。
【0057】
また、送り搬送装置10及び戻り搬送装置50の両端位置である半田リフロー装置130の入口及び出口夫々において、パレット40の昇降動作を行う昇降装置60a及び60bが設置されている。昇降装置60a及び60bは、搬送方向沿いにパレット40の搬送を行う搬送装置61a及び61bを備えており、この搬送装置61a及び61bの構造については、上述した送り搬送装置10及び戻り搬送装置50と同様な構造であるため、説明を省略する。ただし、搬送装置61a及び61bにおいては、搬送装置61a及び61bが備える駆動モータを正逆回転させることにより、各コンベアベルトを基板1の搬送方向だけでなく、逆向きにも走行稼動させることができる。
【0058】
昇降装置60a及び60bは、送り搬送装置10におけるコンベアチェーン11の上面の高さ位置である上昇位置62a及び62bと戻り搬送装置50におけるコンベアチェーン51の上面の高さ位置である下降位置63a及び63bとの間で、搬送装置61a及び61b自体を、図示しない昇降装置61a及び61bに備えられたシリンダ又はモータ等の駆動で昇降動作させる。これにより、半田リフロー装置130の入口に設置された昇降装置60aにおいて、下降位置63aまで搬送装置61aを下降させた後、戻り搬送装置50により搬送された空のパレット40を搬送装置61aに搭載し、上昇位置62aまで搬送装置61aを上昇させる。その後、パレット40に基板1が固定された後に、送り搬送装置10にパレット40を送り出すことができる。一方、半田リフロー装置130の出口に設置された昇降装置60bにおいて、上昇位置62bまで搬送装置61bを上昇させた後、送り搬送装置10により搬送されたパレット40を搬送装置61bに搭載し、パレット40より基板1が取り出される。その後、下降位置63bまで搬送装置61を下降させた後、空のパレット40を戻り搬送装置50に送り出すことができる。
【0059】
次に、実装基板生産装置101において、半田リフロー装置130の前後に夫々配置された基板移載装置70a及び70bについて説明する。
【0060】
実装基板生産装置101において、部品装着装置120より連続的に搬送されてくる各基板1に対してリフロー作業を施すために、部品装着装置120より搬送されてきた基板1を基板取出位置76aにおいて取り出し、基板移載位置77aである半田リフロー装置130の入口における昇降装置60a上にてパレット40に基板1を移載して固定させる基板移載装置70aと、及び基板取出位置76bである半田リフロー装置130の出口における昇降装置60b上において、パレット40からリフロー作業が施された基板1を取り出して、基板移載位置77bである次の作業装置である検査装置140の入口へ基板1を移載して送り出す基板移載装置70bを備えている。
【0061】
図7(A)及び(B)に示すように、基板移載装置70a及び70bは、搬送方向における基板1の対向する夫々の端部を把持可能かつ把持解除可能な2個の把持部74を有するヘッド部の一例であるチャック部73と、チャック部73の昇降動作が可能な昇降機構72と、昇降機構72を支持しかつ昇降機構をチャック部73とともに基板1の搬送方向に沿って進退移動可能な移動機構の一例である搬送方向移動機構71と、及び搬送方向移動機構71を支持しているフレーム75とを備えている。また、図7(A)におけるチャック部73の長手方向が基板1の搬送方向沿いとなるように、基板移載装置70a及び70bは搬送ライン3上に設置される。また、チャック部73においては、2個の把持部74のうちの一方の把持部74をチャック部73の長手方向に沿って、すなわち搬送方向に沿って、進退移動させる把持部移動機構73aを備えており、また、他方の把持部74はチャック部73に固定されている。これにより、チャック部73により基板1を把持する際には、基板1の搬送方向おける両端部間の寸法に合致するように、把持部移動機構73aにより上記一方の把持部74を移動させて、各把持部74間の寸法を基板1の上記寸法に合致させることにより、基板1の上記両端部を各把持部74により把持可能となっている。つまり、基板移載装置70a及び70bに搬送されてくる基板1が夫々異なる上記寸法を有している場合であっても、チャック部73による夫々の基板1の把持が可能となっている。また、把持部移動機構73aは駆動モータ73bを備え、昇降機構72は駆動モータ72aを備え、搬送方向移動機構71は駆動モータ71aを備えており、上記夫々の機構における動作は、夫々が備える上記駆動モータ71a、72a、73bが回転駆動されることにより行われる。なお、把持部移動機構73a、昇降機構72、及び搬送方向移動機構71における夫々の動作制御は、制御部9により行われる。
次に、上述のような構成の半田リフロー装置130において、同時的にかつ連続的に搬送されながらリフロー作業が施される基板1が2つの種類あり、互いに異なる大きさを有する基板1−A及び基板1―Bであって、基板1−A及び基板1―Bが混載して搬送される場合についてその搬送方法を以下に説明する。
【0062】
まず、実装基板生産装置101において、半田リフロー装置130の手前の搬送ライン3上に設置されている基板移載装置70aにおける基板取出位置76aに搬送された基板1−Aの上方に、基板移載装置70aの搬送方向移動機構71により、チャック部73を移動させ、チャック部73の把持部74により基板1−Aが把持可能なように、基板1−Aに対して、チャック部73の位置合わせを行う。
【0063】
次に、基板移載装置70aの昇降機構72によりチャック部73を下降させ、搬送方向におけるの基板1−Aの対向する端部のうちの一方の端部をチャック部73に固定されている把持部74により把持するとともに、基板1−Aの上記対向する端部間の寸法に合致するように、把持部移動機構73aにより他方の把持部74を搬送方向に沿って移動させて、各把持部74間の寸法を基板1−Aの上記寸法に合致させて、上記他方の把持部74により基板1−Aの他方の端部を把持する。その後、昇降機構72によりチャック部73を基板1−Aと共に上昇させて、基板取出位置76aより基板1−Aを取り出す。その後、搬送方向移動機構71によりチャック部73が搬送方向へ移動され、基板移載位置77aの上方へと移動される。
【0064】
次に、半田リフロー装置130の入口に配置されている昇降装置60aにおいて、搬送装置61aが上昇位置62aに位置されており、基板1−Aを固定可能な空のパレット40が、搬送装置61aにより搬送可能に支持され停止された状態となっている。
【0065】
ここで、空のパレット40における移動保持部42を基板1−Aの搬送方向に直交する方向における寸法である基板1−Aの幅に合致させる手順について説明する。図4に示すように、戻り搬送装置50において、パレット40における移動保持部42を上記搬送方向に直交する方向にスライド動作を行うスライド機構54を備えている。図8(A)及び(B)にスライド機構54の平面図及び側面図を示す。図8(A)及び(B)に示すように、スライド機構54は、戻り搬送装置50におけるコンベアフレーム52に取り付けられかつ昇降動作可能な円柱状のストッパー55と、シリンダー等の駆動機構により上記搬送方向に直交する方向に移動可能でかつパレット40における突起部45を把持可能な把持部56とを備えている。スライド機構54において、ストッパー55が上昇されることにより、戻り搬送装置50において搬送されてきた空のパレット40におけるパレットフレーム46の上記搬送方向前側の端部が、上昇されたストッパー55に当接することにより、空のパレット40がこのストッパー55への当接位置において停止された状態となる。その後、把持部56が上記搬送方向に直交する方向に移動されて、空のパレット40における移動保持部42の突起部45との位置合わせが行われた後、把持部56により突起部45が把持されてる。その後、把持部56を上記搬送方向に直交する方向に移動されることにより、移動保持部42が各ガイドレール44に沿って移動され、基板1−Aの上記幅に合致する位置においてボールプランジャー42b及び42cにより移動保持部42が各ガイドレール44に固定される。その後、把持部56による突起部45の把持が解除されるとともに、ストッパー55が下降されて、空のパレット40が戻り搬送装置50により搬送される。
【0066】
その後、空のパレット40は、戻り搬送装置50により搬送されて、半田リフロー装置130の入口に設置されている昇降装置60aにおける下降位置63aに位置する搬送装置61aに受け渡され、搬送装置61a上において空のパレット40は支持されて停止された状態とされる。その後、昇降装置60aにおいて、搬送装置61aが上昇されて、空のパレット40は上昇位置62aに位置される。
【0067】
その後、基板移載装置70aにおいて、搬送方向移動機構71によりチャック部73により把持されている基板1−Aを、基板移載位置77aである昇降装置60aの上昇位置62aに配置されたパレット40に対して、位置合わせを行い、昇降機構72によりチャック部73を下降させて、パレット40における保持部41及び移動保持部42における各固定ピン43が基板1−Aの各取付穴1aに合致し、かつパレット40における保持部41の基板受部41a上及び移動保持部42の基板受部42a上に基板1−Aの両端部が支持されるように、基板1−Aをパレット40に載せる。これにより、基板1−Aがパレット40に固定される。その後、基板移載装置70におけるチャック部73の一方の把持部74を把持部移動機構74aにより把持している基板1−Aの端部から離れる方向に移動させて、各把持部74による基板1−Aへの把持を解除して、チャック部73を昇降機構72により上昇させる。その後、基板移載装置70aは、基板取出位置76aに搬送される次の基板の取出作業を行い、上記作業が連続的に繰り返されて行われることにより、各パレット40への基板の供給、固定作業が連続的に行われる。
【0068】
次に、昇降装置60aにおける搬送装置61aを搬送方向へ走行稼動させて、基板1−Aが固定されたパレット40を、半田リフロー装置130内の送り搬送装置10へと送り出す。送り搬送装置10へと送り出されたパレット40は、まず、予熱部20a内を搬送されながら、各ヒータ22により加熱されかつ各ファン21により吹き付けられる熱風により加熱されて、予め設定された温度状態となるように基板1−Aに対して予熱作業が施される。なお、送り搬送装置10は、複数の一対の組のコンベアチェーン11を連設して備えているが、各コンベアチェーン11が同じ速度で走行稼動される場合には、連設されたコンベアチェーン11間において上記同じ速度でのパレット40の受け渡しが行われる。また、パレット40の送り搬送装置10への送出しを行った昇降装置60aにおける搬送装置61aは、下降位置63aに下降されて、下降位置63aにおいて、戻り搬送装置50により次の空のパレット40が供給され、その後、再び上昇位置62aへと上昇され、これらの動作が繰り返して行われる。
【0069】
その後、送り搬送装置10により予熱部20a内を搬送されて予熱作業が施された基板1−Aを固定しているパレット40は、本加熱部20b内を搬送されながら、各ヒータ22により加熱されかつ各ファン21により吹き付けられる熱風により加熱されて、予め設定された温度状態となるように基板1−Aに対して本加熱作業が施される。本加熱作業が施された基板1−Aは、半田がリフローされる。その後、半田がリフローされた基板1−Aを固定しているパレット40は、送り搬送装置10により、次の作業部である冷却部30に搬送され、冷却部30において、冷却ファン31により風が吹き付けられることにより、基板1−Aにおいてリフロー状態にある半田が冷却されて固化され、半田を介して装着されていた各電子部品2が基板1−A上に固定される。
【0070】
次に、電子部品2が固定された基板1−Aを固定しているパレット40が半田リフロー装置130の出口にまで搬送され、半田リフロー装置130の出口に設置されている昇降装置60bの上昇位置63bに位置している搬送装置61bに送り出され、搬送装置61b上にてパレット40が停止されて支持された状態となる。
【0071】
実装基板生産装置101において、この昇降装置60bの後に設置されている基板移載装置70bにおける基板取出位置76bでもある昇降装置60bにおける上昇位置62bに位置されたパレット40の上方に、基板移載装置70bの搬送方向移動機構71により、チャック部73を移動させ、チャック部73の把持部74によりパレット40に固定されている基板1−Aが把持可能なように、基板1−Aに対してチャック部73の位置合わせを行う。
【0072】
次に、基板移載装置70bの昇降機構72によりチャック部73を下降させ、搬送方向沿いの基板1−Aの両端部を把持部74により把持し、昇降機構72によりチャック部73を基板1−Aとともに上昇させて、基板取出位置76bより基板1−Aを取り出す。その後、搬送方向移動機構71によりチャック部73が搬送方向へ移動され、次の作業装置である検査装置140の入口である基板移載位置77bの上方へと移動されて、昇降機構72によりチャック部73が下降されて基板1−Aを基板移載位置77bに配置した後、チャック部73の把持部74による基板1−Aへの把持を解除して、チャック部73を昇降機構72により上昇させる。その後、基板移載装置70bは、基板取出位置76bに搬送される次のパレット40に固定されている基板の取出作業を行い、上記作業が連続的に繰り返されて行われることにより、各基板が固定されたパレット40よりの基板の取出し、及び基板移載位置77bへの移載作業が連続的に行われる。
【0073】
一方、昇降装置60bの上昇位置62bにおける搬送装置61b上において、基板1−Aが取り出された空のパレット40は、搬送装置61bが下降されて下降位置63bに位置された後、搬送装置61bが搬送方向と逆方向に走行稼動されることにより、同じ方向に走行稼動されている戻り搬送装置50へと送り出される。戻り搬送装置50により搬送されたパレット40は、半田リフロー装置130の入口に設置されている昇降装置60aにおける下降位置63aに位置する搬送装置61aに受け渡され、搬送装置61a上においてパレット40は支持されて停止された状態とされる。その後、昇降装置60aにおいて、搬送装置61aが上昇されて上昇位置62aに位置されこととなる。また、空のパレット40の戻り搬送装置50への送出しを行った昇降装置60bにおける搬送装置61bは、上昇位置62bに上昇されて、上昇位置62bにおいて、送り搬送装置10により次の基板が固定されたパレット40が供給され、基板移載装置70bによるパレット40よりの基板の取出作業が行われた後、再び下降位置63bへと下降され、これらの動作が繰り返して行われる。
【0074】
なお、上記においては混載して搬送される基板1−A及び基板1−Bのうちの基板1−Aについて説明したが、基板1−Aと異なる大きさを有する基板1−Bにおいても、基板1−Bをパレット40に固定することができ、問題なく基板1−Bの搬送を行うことができる。つまり、搬送される基板が基板1−Bである場合においては、基板移載装置70aのチャック部73において基板1−Bを把持した後、半田リフロー装置130の手前に配置されている昇降装置60aにおいて、基板1−Bをパレット40に固定する場合に、昇降装置60aにおいて、パレット40における移動保持部42の突起部45により移動保持部42を各ガイドレール44に沿って移動させ、保持部41及び移動保持部42の位置をパレット40に固定される基板1−Bの幅に合致させることができるため、基板1−Bをパレット40に固定することができ、パレット40を搬送することにより、基板1−Bの搬送を行うことができる。
【0075】
従って、半田リフロー装置130において、搬送される基板1が互いに異なる大きさを有する基板1−A及び基板1−Bであり、基板1−A及び基板1−Bが混載して搬送される場合であっても、基板1−A及び基板1−Bを連続的かつ同時的な搬送を行うことが可能となっている。
【0076】
なお、上記において、半田リフロー装置130における送り搬送装置10、戻り搬送装置50、及び加熱装置20の各動作、昇降装置60a及び60b、及び基板移載装置70a及び70bの各装置の動作は、実装基板生産装置101が備える制御部9により制御される。また、半田リフロー装置130が制御部を備えるような場合にあっては、これら各装置の動作が上記制御部により制御されるような場合であってもよい。
【0077】
なお、実装基板生産装置101により搬送される各基板1は、基板1の上面における電子部品2が実装されない表面部分である端部や隅部等に、基板1の種類を識別するための識別表示、例えば、バーコードが印刷表示されている。また、実装基板生産装置101が備える搬送装置は、上記基板1の表面におけるバーコードを読み取り可能な読み取り装置を備えており、例えば、図3に示す半田リフロー装置130への基板1の移載供給を行う基板移載装置70aにおける基板取出位置76aの搬送方向手前側における搬送ライン3上に、基板1の搬送方向に向かって左上隅部に各基板1に個別に印刷表示された上記バーコードを読み取り可能なバーコード読み取り装置90が設置されている。このバーコード読み取り装置90により読み取られたバーコードデータにより、制御部9において、基板移載装置70a及び70b、及び半田リフロー装置130にて取り扱われる基板1の種類が識別されて、上記各装置において搬送されてくる基板1の幅やリフロープロファイル等のデータが認識されて、これらのデータに基づき上記各装置において基板1に対する所定の処理が施される。
【0078】
なお、上記においては、半田リフロー装置130の構造について送り搬送装置10の構造を中心に説明したが、実装基板生産装置101における半田リフロー装置130以外の装置、例えば、半田リフロー装置130へ基板1を搬送するような装置、半田リフロー装置130にてリフロー作業が施された基板1を半田リフロー装置130から搬送方向下流側へ搬送するような装置において、送り搬送装置10、戻り搬送装置50、昇降装置60a及び60b、又は基板移載装置70a及び70bが備えられているような場合であってもよい。このような場合にあっては、半田リフロー装置130においての場合と同様に、異なる幅を有する複数の基板1を同時的にかつ連続的に搬送することができる。
【0079】
なお、半田リフロー装置130以外の装置が上記搬送装置とは別の構造の搬送装置を備える場合における上記別の搬送装置の構造について以下に説明する。
【0080】
図9(A)〜(C)に、実装基板生産装置101における半田リフロー装置130以外の装置が備える搬送装置の一例である搬送ユニット80を示す。搬送ユニット80は、基板1の搬送方向と直交する方向に一定の間隔でもって一対に配置された搬送部材の一例であるコンベアベルト81と、各コンベアベルト81にコンベアベルト81の内面に係合するように配置された複数のローラー83と、これら各ローラー83のうちの1つのローラー83をその中心を回転中心として回転駆動可能な駆動モータと、及び各コンベアベルト81において搬送装置80の搬送方向に直交する方向における外側方向の側面全体及びその上面の一部まで回り込むように設置され、各ローラー83が回転可能に固定されたコンベアフレーム82とを備えている。これにより、一対に配置された各コンベアベルト81の上面により、搬送される基板の搬送方向と直交する方向における両端部を支持し、駆動モータにより各コンベアベルト81を走行稼動させることにより、基板を支持している各コンベアベルト81の上面が搬送方向に走行稼動され、基板の搬送が可能となっている。
【0081】
さらに、搬送ユニット80は、一対の配置された各コンベアベルト81の上記一定の間隔を可変可能なピッチ可変機構84を備えており、ピッチ可変機構84は、搬送方向と直交する方向に配置され、かつ一方のコンベアフレーム82に固定されたボールねじ軸85と、他方のコンベアフレーム82が移動可能に固定され、かつボールねじ軸85に螺合したナット部86と、及びボールねじ軸85をその軸芯を回転中心として正逆回転させる駆動モータ87とを備えている。
【0082】
駆動モータ87を駆動させることにより、ボールねじ軸85を正逆回転させ、ボールねじ軸85に螺合しているナット部86がボールねじ軸85に沿って移動され、ナット部86に移動可能に固定されている上記他方のコンベアフレーム82が搬送方向と直交する方向に移動されることにより、各コンベアベルト81の上記一定の間隔を任意の間隔へと可変することが可能となっている。なお、この搬送ユニット80におけるピッチ可変機構84は、実装基板生産装置が備える制御部9により制御される。
【0083】
また、搬送ユニット80は、ピッチ可変機構84により移動されない方のコンベアフレーム82に取り付けられかつ昇降動作可能な突起部を有するストッパー88を備えており、ストッパー88の上記突起部を上昇させてその先端を基板1の上面よりも上方に位置するように上昇位置に位置させることにより、走行稼動されている各コンベアベルト81により搬送される基板1を、その搬送方向における端部においてストッパー88の上記突起部に当接させ、各コンベアベルト81を走行稼動させながら、ストッパー88設置位置において基板1を搬送停止状態とさせることが可能となっている。また、この基板1の搬送停止状態において、ストッパー88の上記突起部を下降させてその先端を基板1の下面よりも下方に位置するように下降位置に位置させることにより、基板1の上記端部へのストッパー88の上記突起部の当接を解除することができ、走行稼動されている各コンベアベルト81により基板1を搬送させることが可能となる。このストッパー88を用いる場合については後述する。
【0084】
また、駆動モータによりコンベアベルト81に係合されているローラー82が回転駆動されることにより、コンベアベルト81が走行駆動されるが、駆動モータの回転速度を任意の速度に制御することにより、コンベアベルト81の走行速度を任意の速度に制御することが可能となっている。なお、この駆動モータの回転速度の制御、すなわち、コンアベアベルト81の走行速度の制御は、実装基板生産装置が備える制御部9により制御される。
【0085】
図1に示すように、このような構造の搬送ユニット80が、実装基板生産装置101における半田リフロー装置130以外の装置に備えられて、実装基板生産装置101の搬送ライン3に沿って各搬送ユニット80が連設されることにより、複数の基板1が搬送ライン3に沿って搬送されることとなる。
【0086】
ここで、隣接する搬送ユニット80間における基板1の受渡し動作について、説明する。図10及び図11は、複数の搬送ユニット80間において、異なる大きさの基板1がどのように受け渡されるかを模式的に示した説明図である。図10に示すように、搬送ユニット80−1、80−2、及び80−3の3台の搬送ユニットが連設されており、これらの搬送ユニットにより、異なる大きさの基板である基板1−A及び基板1−Bの搬送方法について説明する。
【0087】
図10(A)及び(B)において示すように、搬送ユニット80−1において、各コンベアベルト81上には、基板1−Bがその幅方向における両端部を支持されて搬送されている。コンベアフレーム82に取り付けられているストッパー88の突起部が上昇位置へと上昇された後、走行稼動されている各コンベアベルト81において、基板1−Bがその搬送方向の端部がストッパー88の上記突起部に当接されて基板1−Bが搬送停止状態とされる。
【0088】
一方、搬送ユニット80−2において、各コンベアベルト81上には、基板1−Aがその幅方向における両端部を支持されて搬送されている。コンベアフレーム82に取り付けられているストッパー88の突起部が上昇位置へと上昇された後、走行稼動されている各コンベアベルト81において、基板1−Aがその搬送方向の端部がストッパー88の上記突起部に当接されて基板1−Aが搬送停止状態とされる。
【0089】
さらに、搬送ユニット80−3において、各コンベアベルト81の間隔が、基板1−Aの幅と一致するように、ピッチ可変機構84により一方のコンベアフレーム82が移動され、各コンベアベルト81上に、基板1−Aのその幅方向における両端部を支持可能な状態とされる。さらに、各コンベアベルト81が走行稼動され、かつその走行速度は搬送ユニット80−2における各コンベアベルト81の走行速度と同じ速度とされる。
【0090】
次に、図10(C)及び(D)に示すように、搬送ユニット80−2において、ストッパー88の突起部が下降位置に下降されて、基板1−Aの搬送停止状態が解除されて、基板1−Aが搬送方向へ搬送される。その後、基板1−Aは搬送ユニット80−3における各コンベアベルト81へと受け渡されて、搬送ユニット80−3において、走行稼動されている各コンベアベルト81により搬送される。コンベアフレーム82に取り付けられているストッパー88の突起部が上昇位置へと上昇された後、走行稼動されている各コンベアベルト81において、基板1−Aがその搬送方向の端部がストッパー88の上記突起部に当接されて基板1−Aが搬送停止状態とされる。
【0091】
次に、図11(A)及び(B)に示すように、搬送ユニット80−2において、各コンベアベルト81の間隔が、基板1−Bの幅と一致するように、ピッチ可変機構84により一方のコンベアフレーム82が移動され、各コンベアベルト81上に、基板1−Bのその幅方向における両端部を支持可能な状態とされる。さらに、各コンベアベルト81が走行稼動され、かつその走行速度は搬送ユニット80−1における各コンベアベルト81の走行速度と同じ速度とされる。
【0092】
次に、図11(C)及び(D)に示すように、搬送ユニット80−1において、ストッパー88の突起部が下降位置に下降されて、基板1−Bの搬送停止状態が解除されて、基板1−Bが搬送方向へ搬送される。その後、基板1−Bは搬送ユニット80−2における各コンベアベルト81へと受け渡されて、搬送ユニット80−2において、走行稼動されている各コンベアベルト81により搬送される。コンベアフレーム82に取り付けられているストッパー88の突起部が上昇位置へと上昇された後、走行稼動されている各コンベアベルト81において、基板1−Bがその搬送方向の端部がストッパー88の上記突起部に当接されて基板1−Bが搬送停止状態とされる。
【0093】
各搬送ユニット80において、このような各動作が繰り返し行われることにより、連設された搬送ユニット80において、異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送することが可能となっている。
【0094】
なお、上記において説明した実装基板生産装置101における送り搬送装置10、戻り搬送装置50、昇降装置60a及び60b、及び基板移載装置70a及び70bが、半田リフロー装置130において用いられる場合に代えて、上述したように、実装基板生産装置101におけるその他の装置にも用いられる場合であってもよい。例えば、実装基板生産装置全体に対して用いられる場合であってもよく、実装基板生産装置102全体に対して用いられる場合を、図12(A)及び(B)に示す。
【0095】
図12に示すように、実装基板生産装置102は、図示右側より左側へ、基板供給装置151と、印刷装置111と、部品装着装置121と、半田リフロー装置131と、検査装置141と、及び基板取出装置161とを備えており、これら各装置の機能は、実装基板生産装置101における各装置の機能と同様となっている。また、実装基板生産装置102は、基板供給装置151より供給されかつパレット40に固定された基板1を、各装置を通過するように同時的にかつ連続的に搬送させながら、基板取出装置161まで搬送する送り搬送装置191と、基板取出装置161において基板1が取り出された空のパレット40を搬送することにより、基板供給装置151に戻す戻り搬送装置192と、送り搬送装置191と戻り搬送装置192の搬送方向における両端部である基板供給装置151と基板取出装置161に設けられた昇降装置193a及び193b、及び基板移載装置194a及び194bとを備えている。
【0096】
これにより、実装基板生産装置102において、異なる大きさの基板をパレット40に固定して基板供給装置151から基板取出装置161まで搬送することができ、異なる大きさの基板を同時的にかつ連続的に搬送することが可能となっている。
【0097】
上記第1実施形態によれば、以下のような様々な効果を得ることができる。
【0098】
まず、実装基板生産装置において、異なる大きさの基板を搬送してこれらの基板に対して電子部品を実装することにより実装基板を生産する場合、従来の実装基板生産装置501においては、搬送される基板の幅が変わる毎に、実装基板生産装置501を一度停止させて、実装基板生産装置510を構成している各装置における搬送装置570の幅をピッチ可変機構574により手動動作にて可変調整した後、再び実装基板生産装置501を稼動させて基板の搬送を行う必要があったが、実装基板生産装置101における装置が、搬送装置として、搬送装置の幅を自動的に可変可能なピッチ可変機構84を備える搬送ユニット80を備えることにより、実装基板生産装置101の稼動を停止させることなく異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送することが可能となる。これにより、搬送される基板の種類や大きさが変わるような場合であっても、実装基板生産装置において生産効率を向上させる実装基板生産装置を提供することが可能となる。
【0099】
また、異なる大きさの基板1を保持部41、移動保持部42、及び固定ピン43を用いて固定可能なパレット40に固定することにより、上記異なる大きさの基板を擬似的に同じ大きさの基板と統一することができ、この基板1が固定された複数のパレット40を搬送可能な送り搬送装置10を実装基板生産装置101における半田リフロー装置130が備えることにより、半田リフロー装置130において異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて基板1上に電子部品を固定し、実装基板を生産することが可能となる。
【0100】
また、送り搬送装置191を半田リフロー装置131のみに備えさせるのではなく、実装基板生産装置102が備える他の装置においても備えさせることにより、上記送り搬送装置191を備える装置においては、異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送しながら、夫々の装置において所定の作業を施すことが可能となる。
【0101】
また、実装基板生産装置における半田リフロー装置若しくはその他装置に送り搬送装置を備えさせる場合において、戻り搬送装置50、昇降装置60a及び60b、及び基板移載装置70a及び70bを備えさせることにより、異なる大きさの基板1のパレット40への固定作業、パレット40よりの基板1の取出し作業、基板1が取り出された後の空のパレット40の装置入口への戻し作業、及び送り搬送装置10と戻り搬送装置50との間における基板1の受渡し作業を容易に行うことができ、パレット40を用いた基板の搬送を効率的に行うことが可能となる。
【0102】
また、基板移載装置70aにおいて、チャック部73に備えられた把持部74により基板1の搬送方向における対向する夫々の端部を把持して、基板1を移動させることができることにより、基板1をパレット40に移載するような場合にあっては、上記対向する両端部を把持したまま、基板1の搬送方向に直交する方向における夫々の端部を、パレット40における保持部41及び移動保持部42の夫々に支持されるように載置することができ、この載置後、つまり、パレット40による基板1の固定後、把持部74による基板1の把持解除を行うことができる。また、同様に、パレット40に固定されている基板1をチャック部73により取出す場合においても、基板1がその搬送方向に直交する方向における夫々の端部が、パレット40における保持部41及び移動保持部42の夫々に支持された状態において、把持部による基板1の搬送方向における対向する夫々の端部を把持して、基板1を取出すことができる。よって、パレット40への基板1の供給作業又は取出し作業を円滑にかつ安定して行うことが可能となる。
【0103】
また、上記発明が解決しようとする課題において記載したテレビに用いられる実装基板を生産するような場合にあっては、幅の異なる10枚の基板を混在させて、同時的にかつ連続的に実装基板生産装置において搬送させながら、10枚の実装基板を生産することにより、基板の機種切替えのための生産停止状態をなくすことができ、上記テレビの実装基板生産のためのリードタイムを10分の1程度まで短縮することができる。これにより、テレビの生産性の向上を図ることができるとともに、要望によるテレビの1台生産に対応することが可能となる。この結果、テレビの生産工程における在庫を少なくすることができ、市場の要望にタイムリーにかつ安価製品を提供することが可能となる。
【0104】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本発明の第2の実施形態にかかる実装基板生産装置は、半田リフロー装置201において、上記第1実施形態において半田リフロー装置130に搬送装置の一例として備えられていた送り搬送装置10とは異なる構造の搬送装置を備えており、これ以外の構成については上記第1実施形態における実装基板生産装置と同様であるため、以下においてはこの異なる部分である半田リフロー装置201が備える搬送装置についてのみ説明する。
【0105】
半田リフロー装置201について、装置平面図を図13に、基板1の搬送方向における装置断面図を図14に、搬送方向と直交する方向における装置断面図を図15に示す。
【0106】
図13から図15において、半田リフロー装置201は、半田を介して電子部品2が装着された基板1を加熱して半田を溶融させ、その後、基板1を冷却することにより半田を固化させて、電子部品2を基板1上に固定させる装置である。
【0107】
半田リフロー装置201は、囲まれた空間内を通過するように複数の基板1を同時的にかつ連続的に搬送させる搬送装置の一例である搬送装置210と、搬送装置210により搬送される複数の基板1に対して、上記空間内の空気を加熱して各基板1に対して吹き付けることにより連続的にリフローを行う加熱装置220とを備えている。なお、加熱装置220については、上記第1実施形態における加熱装置20と同様であるため、以下に搬送装置220について説明を行う。
【0108】
搬送装置210において、搬送部材の一例である搬送チェーン211a及び211bが、搬送方向と直交する方向に一定の間隔離して一対にかつ平行に搬送方向に沿って配置され、上記一対の搬送チェーン211a及び211bがその走行軌道の上方部分において上部ケーシング223及び下部ケーシング224により形成された上記空間内部を貫通するように設置されることにより、半田リフロー装置201における基板1の搬送ライン203が形成されている。
【0109】
また、搬送装置210において、一対の搬送チェーン211a及び211bの夫々に4個のローラー213が搬送チェーン211a及び211bの内側に係合するように配置されており、一対の搬送チェーン211a及び211bにおいて、これら各ローラー213のうちの1つのローラー213が、その中心を回転中心として回転駆動可能な駆動機構の一例である駆動モータ212により、同期して回転され、搬送チェーン211a及び211bがその走行軌道の上方部分において、搬送方向に沿って同期して走行稼動可能となっている。
【0110】
また、搬送装置210の拡大平面図を図16(A)に、図16(A)に示す搬送装置210の側面図を図16(B)に示すと、搬送装置210は、上記一対の搬送チェーン211a及び211bのうちの一方の搬送チェーン211aである図16(B)における図示下側に配置された搬送チェーン211aに固定され、かつ搬送される基板1の搬送方向に直交する方向における端部のうちの一方の端部を保持可能な保持部材の一例である複数の保持部214と、搬送方向と直交する方向に沿って移動可能に、かつ他方の搬送チェーン211bである図16(B)における図示上側に配置された搬送チェーン211bに固定され、かつ上記他方の端部を保持可能な移動保持部材の一例である複数の棒状の移動保持部215とを、固定部材の一例として備えている。
【0111】
各保持部214は、基板1の上記一方の端部を保持可能なクランプ部240を備えており、図17にクランプ部240の部分拡大図を示す。図17に示すように、クランプ部240は、板材により略L字状に形成されかつその略L字状の短辺側の先端部241aが基板1の端部の上面を押圧可能に曲げ加工が施され、かつ搬送方向と略平行逆向き略L字状に配置された止め具241と、基板1の端部の下面を支持可能な受具242と、止め具241をその逆向き略L字状の長辺上における中央付近にて搬送方向に略平行な支持回転軸241bにて止め具241を回転可能に支持しかつ受具242を固定して、搬送チェーン211aに固定された支持部243と、逆向きL字状に支持回転軸241bにおいて支持部243に回転可能に支持されている止め具241を、その支持回転軸241bよりも上部において、搬送方向に直交する方向である基板1側へ押圧付勢するばね部244とを備えている。これにより、ばね部244により上記基板方向に付勢された力は、止め具241をその回転支持軸241bにおいて図示反時計方向への回転力を発生させ、この回転力は、止め具241の先端部241aを基板1の端部の上面に押圧する力と変えさせることができる。よって、各保持部214において、クランプ部240により、基板1の端部を保持することが可能となっている。
【0112】
また、図示しないが、各移動保持部215においても、上記した各保持部214と同様な構造のクランプ部240を備えている。これにより、各移動保持部214においても、クランプ部240により、基板1の端部を保持することが可能となっている。
【0113】
また、図18は、搬送装置210に基板1を固定する動作を示す図であるが、図18(A)における搬送装置210の側面図に示すように、各移動保持部215は、搬送方向と直交する方向に沿って移動可能に配置され、かつ基板1の保持側の先端部にクランプ部240が固定された軸部215aと、軸部215aを上記移動可能に支持する複数の軸受部215bと、及び各軸受部215bを支持することにより移動保持部215全体を搬送チェーン211bに固定している支持部215cとを備えている。
【0114】
ここで、搬送装置210に基板1を解除可能に固定する場合について説明する。図18(A)に示すように、搬送装置210は、さらに、上記した各保持部214及び移動保持部215に備えられたクランプ部240への基板1の固定の際にクランプ部240の開閉動作を行うクランプ開閉機構250を基板1が移載供給される位置に備えている。クランプ開閉機構250は、クランプ部240における止め具241の下方外側側面に基板1の搬送方向と直交する方向に沿って当接して押圧可能な板状の開閉部251と、半田リフロー装置201の機台に固定され、かつ開閉部251を搬送方向と直交する方向に移動させる移動部252とを備えている。
【0115】
また、図14及び図15に示すように、搬送装置210は、移動保持部215の軸部215aの先端に取り付けられているクランプ部240と、保持部214に取り付けられているクランプ部240との間の寸法が基板1の幅と合致するように、軸部215aを移動させる軸部移動装置260を、加熱装置220の下方における搬送装置210上に備えている。軸部移動装置260は、移動保持部215の軸部215aにおけるクランプ部240が設けられていない側の端部に設けられている凸部215dを把持可能であり、かつ搬送方向に直交する方向に移動可能な把持部261を備えている。これにより、軸部移動装置260の設置位置に位置されている移動保持部215の凸部215dが、軸部移動装置260の把持部261により把持されて搬送方向に直交する方向に移動されることにより、移動保持部215の軸部215aが軸受部215bに沿って上記方向に移動される。これにより、保持部214のクランプ部240と移動保持部215のクランプ部240との間隔を、保持される基板1の幅に合致させることが可能となる。
【0116】
軸部移動装置260により、保持部214のクランプ部240と移動保持部215のクランプ部240との間隔が基板1の幅と合致するように移動保持部215の軸部215aの移動が行われた保持部214及び移動保持部215は、クランプ開閉機構250の設置位置へと位置されたときに、図18(A)に示すように、クランプ開閉機構250の各移動部252を図示基板取付位置の中央方向に移動させることにより、開閉部251をクランプ部240の止め具241の下方外側側面に当接させて押圧し、各クランプ部240において止め具241を押圧不勢しているばね244を縮めさせ、止め具241の先端部241aを上方に移動させて、各クランプ部240を開の状態とさせる。その後、各クランプ開閉機構250における移動部252の移動を停止させる。
【0117】
次に、図18(B)に示すように、上記開の状態とされた各クランプ部240に基板1の搬送方向に直交する方向の端部が夫々固定されるように、基板1を各クランプ部240に対して位置合わせを行い、基板1の上記端部を各クランプ部240の受具242上に配置させる。
【0118】
次に、図18(C)に示すように、基板1が各クランプ部240に配置された後、各クランプ開閉機構250の移動部252を図示基板取付位置に対して外側方向に移動させることにより開閉部251を移動させて、各開閉部251による止め具241への押圧付勢を解除し、各止め具241の先端部241aを下方へ移動させて基板1の各端部上面に当接させ、開の状態とされていた各クランプ部240を閉の状態とさせる。このとき、各クランプ部240において、止め具241はばね部244による押圧付勢により、その先端部241aは下方に押圧されており、これにより、各クランプ部240において、基板1の端部が保持される。
【0119】
なお、各クランプ部240により搬送装置210に固定された基板1を、取り出す場合については、上記において説明した各動作を逆順序で行うことにより、各クランプ部240による基板1への固定を解除することができる。
【0120】
また、半田リフロー装置201における搬送装置210への基板1の供給取り付け及び取り出しについては、上記第1実施形態における基板移載装置70a及び70bを用いることにより行うことができる。
【0121】
上記第2実施形態によれば、以下のような様々な効果を得ることができる。
【0122】
半田リフロー装置201における搬送装置210が、一対に配置された搬送チェーン211a及び211bに夫々固定されかつ搬送チェーン211a及び211bとともに走行可能な保持部214及び移動保持部215を備え、保持部214のクランプ部240と移動保持部215のクランプ部240との間において搬送方向に直交する方向における基板1の両端部を保持することができ、さらに、移動保持部215が上記搬送方向に直交する方向に沿って移動可能となっていることにより、上記搬送方向に直交する方向における基板1の寸法である基板1の幅が異なるような場合であっても、搬送装置210に基板1を固定することができる。従って、実装基板生産装置における半田リフロー装置において、異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて基板1上に電子部品を固定し、実装基板を生産することが可能となり、このような場合における実装基板生産装置の生産効率を向上させた半田リフロー装置を提供することが可能となる。
【0123】
また、搬送装置210における各保持部214及び各移動保持部215が基板1の搬送方向に直交する方向における端部を保持可能としているクランプ部240を備えることにより、確実に基板1を搬送装置210に解除可能に固定することが可能となっている。さらに、搬送装置210が、保持部214及び移動保持部215における夫々のクランプ部240の開閉動作を行うクランプ開閉機構250を備えることにより、より容易に各クランプ240の開閉動作を行うことができ、搬送装置210への基板1の固定及び固定解除作業を容易とすることが可能となる。
【0124】
また、このような搬送装置210を半田リフロー装置201のみに備えさせるのではなく、上記第1実施形態においての場合と同様に、実装基板生産装置102が備える他の装置においても備えさせる、若しくは実装基板生産装置全体に対して備えさせることにより、搬送装置を備える装置若しくは実装基板生産装置において、異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送しながら、夫々の装置において所定の作業を施すことが可能となり、このような場合における実装基板生産装置の生産効率を向上化させることが可能となる。
【0125】
次に、本発明の第3の実施形態にかかる実装基板生産装置は、半田リフロー装置301は上記第1実施形態において半田リフロー装置130に搬送装置の一例として備えられていた送り搬送装置10とは異なる構造の搬送装置を備えており、これ以外の構成については上記第1実施形態における実装基板生産装置と同様であるため、以下においてはこの異なる部分である半田リフロー装置301が備える搬送装置についてのみ説明する。
【0126】
半田リフロー装置301について、装置平面図を図19に、基板1の搬送方向における装置断面図を図20に示す。
【0127】
図19から図20において、半田リフロー装置301は、半田を介して電子部品2が装着された基板1を加熱して半田を溶融させ、その後、基板1を冷却することにより半田を固化させて、電子部品2を基板1上に固定させる装置である。
【0128】
半田リフロー装置301は、囲まれた空間内を通過するように複数の基板1を同時的にかつ連続的に搬送させる搬送装置の一例である搬送装置310と、搬送装置310により搬送される複数の基板1に対して、上記空間内の空気を加熱して各基板1に対して吹き付けることにより連続的にリフローを行う加熱装置320とを備えている。なお、加熱装置320については、上記第1実施形態における加熱装置20と同様であるため、以下に搬送装置320について説明を行う。
【0129】
搬送装置310において、搬送部材の一例である搬送チェーン311a及び311bが、搬送方向と直交する方向に一定の間隔離して一対にかつ平行に搬送方向に沿って配置され、上記一対の搬送チェーン311a及び311bがその走行軌道の上方部分において上部ケーシング323及び下部ケーシング324により形成された上記空間内部を貫通するように設置されることにより、半田リフロー装置301における基板1の搬送ライン303が形成されている。
【0130】
また、搬送装置310において、一対の搬送チェーン311a及び311bの夫々に4個のローラー313が搬送チェーン311a及び311bの内側に係合するように配置されており、一対の搬送チェーン311a及び311bにおいて、これら各ローラー313のうちの1つのローラー313が、その中心を回転中心として回転駆動可能な駆動機構の一例である駆動モータ312により、同期して回転され、一対の搬送チェーン311a及び311bがその走行軌道の上方部分において、搬送方向に沿って走行稼動可能となっている。
【0131】
また、図21における搬送装置310の拡大平面図及びその側面図に示すように、搬送装置310は、上記一対の搬送チェーン311a及び311bのうちの一方の搬送チェーン311aである図21(A)における図示下側に配置された搬送チェーン311aに固定され、かつ搬送される基板1の搬送方向に直交する方向における端部のうちの一方の端部を保持可能な保持部材の一例である複数の保持部314と、複数の保持部314により上記一方の端部を保持された基板1を、少なくとも上記他方の端部において支持可能に、かつ上記一対の搬送チェーン311a及び311bに固定された支持部材の一例である複数の支持部215とを、固定部材の一例として備えている。
【0132】
また、各保持部314は、基板1の上記一方の端部を保持可能なクランプ部340を備えており、このクランプ部340は、上記第2実施形態における各保持部214が備えるクランプ部240と同様の構造となっている。
【0133】
また、各支持部315は、その外周全体を滑らかな曲線で形成された板状部材により大略6字状の形状で形成されており、その板状の面である側面は、大略円形状の下部と上記下部における重心位置を偏芯させるために上記下部の上方より斜め上方に突起するように形成された上部とにより一体に形成されている。さらに、支持部315は、その側面中央付近を貫通する軸316にその軸芯を回転中心として回転可能に取り付けられており、軸316はその両端部を搬送チェーン311a及び311bに固定されている。これにより、支持部315は、その上部である支持部上部315aが基板1の搬送方向に沿って傾斜され、自重により上記回転中心回りに回転移動を行おうとするが、上記回転中心回りに上記自重を相殺するように支持部315の回転中心回りに軸316に設置されている自重相殺スプリング317により、支持部上部315aは上記回転中心回りに上記方向と逆向きの方向に不勢されて支持部上部315aの上記自重が相殺され、上記傾斜の状態を保持したまま軸に回転移動可能に起立の位置にて支持されている。また、軸316は複数の支持部315を一定の間隔でもって備えられており、さらに、基板1の搬送方向に沿ってこの軸316が複数、一定の間隔でもって搬送チェーン311a及び311bに備えられている。なお、各支持部315において、上記傾斜の方向は全て同じ方向に傾斜されており、図21(B)に示すように、基板1の搬送方向と逆向きの方向に傾斜されている。
【0134】
これにより、複数の保持部314におけるクランプ部340により上記一方の端部を保持された基板1を各支持部315において支持する場合、自重相殺スプリング317により自重を相殺されて上記起立の位置にある各支持部315に基板1を載置することにより、各支持部上部315aにはさらに基板1の自重が加えられることになり、各支持部上部315aは押し下げられた位置である倒れの位置にて基板1の自重を相殺させて、この上記倒れの位置にて各支持部上部315aの位置が保持されることとなるため、例えば、基板1の下面に多少の凹凸部があるような場合であっても、基板1の下方に位置する各支持部上部315aを基板1の下面に当接させ、各支持部315により基板1を支持することができる。
【0135】
なお、半田リフロー装置301における搬送装置310への基板1の取り付け供給及び取り出しについては、上記第1実施形態における基板移載装置70a及び70bを用いることにより行うことができる。
【0136】
上記第3実施形態によれば、以下のような様々な効果を得ることができる。
【0137】
半田リフロー装置301における搬送装置310が、搬送チェーン311aに固定されて搬送チェーン211aとともに走行可能な各保持部314と、搬送チェーン311a及び311bに軸316を介して固定され、搬送チェーン311a及び311bとともに走行可能な各支持部315とを備え、複数の保持部314により一方の端部を保持された基板1を上記他方の端部を含めた基板1の下面にて支持可能となっていることにより、基板1の搬送方向に直交する方向における基板1の寸法である基板1の幅が異なるような場合であっても、搬送装置310に基板1を固定することができる。従って、実装基板生産装置における半田リフロー装置において、異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて基板1上に電子部品を固定し、実装基板を生産することが可能となり、このような場合における実装基板生産装置の生産効率を向上させた半田リフロー装置を提供することが可能となる。
【0138】
また、搬送装置310における各支持部315が、自重相殺スプリング317により、その自重が相殺されて支持部上部315aが傾斜の状態を保持したまま軸316に回転移動可能に上記起立の位置にて支持されていることにより、複数の保持部314におけるクランプ部340により上記一方の端部を保持された基板1を各支持部315において支持する場合、自重相殺スプリング317により自重を相殺されている各支持部315に基板1を載置されることにより、各支持部上部315aにはさらに基板1の自重が加えられることになり、各支持部上部315aは押し下げられた位置である上記倒れの位置にて基板1の自重を相殺させて、上記倒れの位置にて各支持部上部315aの位置が保持されることとなるため、例えば、基板1の下面に多少の凹凸部があるような場合であっても、基板1の下方に位置する各支持部上部315aを基板1の下面に当接させ、各支持部315により基板1を支持することができる。従って、半田リフロー装置が備える搬送装置に、異なる大きさの基板1を容易にかつ安定させて着脱可能に固定させることが可能となる。
【0139】
また、このような搬送装置310を半田リフロー装置301のみに備えさせるのではなく、上記第1実施形態においての場合と同様に、実装基板生産装置が備える他の装置においても備えさせる、若しくは実装基板生産装置全体に対して備えさせることにより、搬送装置を備える装置若しくは実装基板生産装置において、異なる大きさの基板1を同時的にかつ連続的に搬送しながら、夫々の装置において所定の作業を施すことが可能となり、このような場合における実装基板生産装置の生産効率を向上化させることが可能となる。
【0140】
次に、本発明の第4の実施形態にかかる実装基板生産装置は、上記第1実施形態における実装基板生産装置101において、半田リフロー装置130の基板移載装置70aの搬送ライン3上における直前に複数の種類の基板を種類毎に分別して一時的に収納して、再び搬送ライン3に供給可能な基板分別装置の一例である基板収納供給装置450を備えており、これ以外の構成については上記第1実施形態における実装基板生産装置と同様であるため、以下においてはこの異なる部分である基板収納供給装置450及び半田リフロー装置130におけるリフロー作業手順についてのみ説明する。
【0141】
実装基板生産装置に搬送される基板1は、基板1の大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なる場合がある。基板1におけるリフロープロファイルの例として、図22及び図23に時間と温度の関係線図により条件付けられたリフロープロファイルA及びBを示す。図22及び図23に示すように、リフロープロファイルA及びBにおいては、夫々大略2段階に昇温されており、時間区間A1及びB1においては、半田リフロー装置130における予熱部20aにおいて基板1が加熱され、また、時間区間A2及びB2においては、本加熱部20bにおいて基板1が加熱される。リフロープロファイルA及びBから明らかなように、基板1は上記一例の限らずにその種類毎に、材質、厚さ、実装される電子部品の耐熱性等により、温度及び時間の組み合わせ条件による様々なリフロープロファイルを有していることが判る。
【0142】
次に、図24に示す半田リフロー装置130及び基板収納供給装置450の平面図を用いて、基板1が大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なる場合における半田リフロー装置130におけるリフロー作業手順について説明する。
【0143】
図24に示すように、基板移載装置70aの直前には、複数の種類の基板1を種類毎に分別して一時的に収納し、その後、再び搬送ライン3に供給可能な基板収納供給装置450が備えられている。基板収納供給装置450は、搬送ライン3上における基板収納供給装置450へ搬送されてきた基板1を、搬送方向と直交する方向に沿って移動させる移動機構452と、移動機構452により移動された基板1を一時的に収納する3個の収納部451a、451b及び451cとを備えている。
【0144】
基板収納供給装置450に搬送されてきた基板1は、予め制御部9において設定された区分、例えば、リフロープロファイルの種類毎に区分されて収納部451a、451b、及び451cのうちの上記区分に該当する収納部451a、451b、又は451cに一時的に収納される。次に、収納部451a、451b、及び451cに一時的に収納された基板1は、収納部451a、451b、及び451c毎に移動機構452により取り出されて、再び搬送ライン3上に供給され、基板移載装置70aに供給される。つまり、収納部451a、451b、及び451cに一時的に収納された各基板1は、リフロープロファイルの種類毎に順次基板移載装置70aに供給されることになる。その後、基板移載装置70aに供給された基板1が半田リフロー装置130において、基板1に対するリフロー作業が施されることとなる。
【0145】
これにより、実装基板生産装置において、搬送される基板1の大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なり、基板1が混載されて同時的にかつ連続的に搬送される場合であっても、半田リフロー装置130の搬送ライン3上における直前に、基板収納供給装置450を備えることにより、半田リフロー装置130に、基板1のリフロープロファイルの種類毎にまとめて同時的にかつ連続的に供給することができる。
【0146】
次に、このようにリフロープロファイルの種類毎にまとめて複数の基板1が同時的にかつ連続的に供給される半田リフロー装置130について説明する。図22及び図23において説明したように、リフロープロファイルは、温度と時間の組み合わせ条件により決められており、半田リフロー装置130においては、予熱部20aにおける予熱温度及び予熱時間、及び本加熱部20bにおける加熱温度及び加熱時間を、制御部9により制御し、搬送される基板1が有するリフロープロファイルに合致する加熱環境が作られる。
【0147】
予熱部20a及び本加熱部20bにおける予熱温度及び加熱温度については、夫々において備えられている各ヒータ22の加熱温度を制御することにより要求される加熱温度を得ることができる。また、予熱部20a及び本加熱部20bにおける予熱時間及び加熱時間については、送り搬送装置10が備える各一対の組のコンベアチェーン11の走行速度を、上記各一対の組のコンベアチェーン11を走行駆動させる夫々の駆動モータ15の回転速度を制御部9により制御することにより、上記各一対の組のコンベアチェーン11の走行速度が制御され、要求される上記予熱時間及び加熱時間に見合った基板1の搬送速度を得ることができる。また、予熱部20a又は本加熱部20bにおける予熱温度又は加熱温度を急速下げるような場合にあっては、各ヒータ22の加熱温度の下降制御に加えて、予熱部20a又は本加熱部20b内における熱風を装置外部に排気して、装置外部の冷風を取り入れることができるような機構を、予熱部20a又は本加熱部20bに備えさせることにより、より急速に上記温度を下げることができる。
【0148】
次に、半田リフロー装置130が異なるリフロープロファイルを有する基板1に対してリフロー作業を施す場合において、一例として、2種類のリフロープロファイルの場合について、図25及び図26を用いて説明する。
【0149】
まず、図25は、予熱温度が140℃〜150℃、予熱時間が60秒、本加熱温度が230℃、及び本加熱時間が5秒のリフロープロファイルを有する複数の基板1に対して、リフロー作業を施している状態における半田リフロー装置130の断面図である。半田リフロー装置130における予熱部20aを図示右側より順に予熱部20a−1、20a−2、20a−3、及び20a−4とし、本加熱部を図示右側より順に本加熱部20b−1、20b−2とする。半田リフロー装置130においては基板1が有するリフロープロファイルが得られるように、制御部9により制御されて、予熱部20a−1から20a−4までが備える各ヒータ22が予熱温度140℃〜150℃にて加熱を行い、各予熱部20aが備える各一対の組のコンベアチェーン11が、予熱部20a−1から20a−4の区間における基板1の搬送時間が60秒となるように各駆動モータ15が回転速度が制御される。また、本加熱部20b−1が備える各ヒータ22が加熱温度230℃にて加熱を行い、本加熱部20b−2が備える各ヒータ22が停止状態とされ、各本加熱部20bが備える各一対の組のコンベアチェーン11が、本加熱部20b−1の区間における基板1の搬送時間が5秒となるように、本加熱部20b−2の区間における基板1の搬送時間は、任意の時間、例えば5秒となるように、各駆動モータ15が回転速度が制御される。これにより、半田リフロー装置130においては、要求されるリフロープロファイルを提供することができる。
【0150】
次に、リフロープロファイルの別の例として、図26は、予熱温度が140℃〜150℃、予熱時間が120秒、本加熱温度が205℃、及び本加熱時間が40秒のリフロープロファイルを有する複数の基板1に対して、リフロー作業を施している状態における半田リフロー装置130の断面図である。半田リフロー装置130においては基板1が有するリフロープロファイルが得られるように、制御部9により制御されて、予熱部20a−1から20a−4までが備える各ヒータ22が予熱温度140℃〜150℃にて加熱を行い、各予熱部20aが備える各一対の組のコンベアチェーン11が、予熱部20a−1から20a−4の区間における基板1の搬送時間が120秒となるように各駆動モータ15が回転速度が制御される。また、本加熱部20b−1及び20b−2が備える各ヒータ22が加熱温度205℃にて加熱を行い、各本加熱部20bが備える各一対の組のコンベアチェーン11が、本加熱部20b−1の区間における基板1の搬送時間が30秒となるように、本加熱部20b−2の区間における基板1の搬送時間が10秒となるように、各駆動モータ15が回転速度が制御される。これにより、半田リフロー装置130においては、要求されるリフロープロファイルを提供することができる。
【0151】
上記第4の実施形態によれば、実装基板生産装置において、搬送される基板1の大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なり、基板1が混載されて同時的にかつ連続的に搬送される場合であっても、半田リフロー装置130の搬送ライン3上における直前に、複数の種類の基板1を種類毎に分別して一時的に収納し、その後、再び搬送ライン3に供給可能な基板収納供給装置450を備えることにより、半田リフロー装置130に、基板1のリフロープロファイルの種類毎にまとめて同時的にかつ連続的に供給することが可能となる。
【0152】
また、半田リフロー装置130においては、予熱部20aにおける予熱温度及び予熱時間、及び本加熱部20bにおける加熱温度及び加熱時間を、制御部9により制御することにより、搬送される基板1が有するリフロープロファイルに合致する加熱環境を作り出すことが可能となる。つまり、半田リフロー装置130において、予熱部20a及び本加熱部20bにおける予熱温度及び加熱温度については、夫々において備えられている各ヒータ22の加熱温度を制御することにより要求される加熱温度を得ることができ、また、予熱部20a及び本加熱部20bにおける予熱時間及び加熱時間については、送り搬送装置10が備える各一対の組のコンベアチェーン11の走行速度を、上記各一対の組のコンベアチェーン11を走行駆動させる夫々の駆動モータ15の回転速度を制御部9により制御することにより、上記各一対の組のコンベアチェーン11の走行速度が制御され、要求される上記予熱時間及び加熱時間に見合った基板1の搬送速度を得ることが可能となる。
【0153】
これにより、搬送される基板1の大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なり、基板1が混載されて同時的にかつ連続的に搬送される場合であっても、半田リフロー装置130に基板1のリフロープロファイルの種類毎にまとめて同時的にかつ連続的に供給することが可能とし、かつ要求されるリフロープロファイルに適合したリフロー処理を、各基板1に対して施すことが可能となる。
【0154】
上記第4実施形態においては、1台の半田リフロー装置により複数のリフロープロファイルに適合した環境を作り出す実施形態について説明したが、このような場合に代えて、実装基板生産装置において、複数の半田リフロー装置が並列して設置され、夫々の半田リフロー装置において、リフロープロファイルの種類毎に合致する環境を作り出すことが可能であり、異なる幅を有し、さらに異なるリフロープロファイルを有する複数の基板1を、上記夫々の半田リフロー装置に搬送して行くことにより、半田のリフローにより夫々の基板1への電子部品2の実装を行うことが可能である。
【0155】
本発明の第5の実施形態にかかる実装基板生産装置として、このような実装基板生産装置の一例を図27に実装基板生産装置401の平面図を示す。
【0156】
図27に示すように、実装基板生産装置401は、図示右側より左側へ、基板供給装置464と、印刷装置461と、4台の部品装着装置462と、4台の半田リフロー装置480と、検査装置463と、及び基板取出装置465とを備えており、これら各装置により、実装基板生産装置401において、基板1の搬送ライン403が構成されている。なお、これら各装置の機能は、実装基板生産装置101における各装置の機能と同様となっているが、半田リフロー装置480の構造及びその周辺に配置された搬送装置の構造が異なっているため、この異なる部分についてのみ以下に説明する。
【0157】
図27に示すように、実装基板生産装置401の搬送ライン403上において、部品装着装置462と検査装置463の間には、複数の種類の基板1をリフロープロファイル毎に分別可能でありかつそれらの基板1を搬送方向と直交する方向又は搬送方向沿いに送出可能な基板分別装置490を備えている。基板分別装置490における搬送方向に直交する方向側である図示上側には、基板分別装置490により送り出された基板1を、搬送方向に直交する方向に沿って進退方向に搬送させる搬送装置491が隣接して設置されている。また、搬送装置491の図示左側には、4台の半田リフロー装置480が互いに並列して設置されており、搬送装置491により搬送された基板1が、夫々の半田リフロー装置480に供給可能かつ取出可能となっている。また、基板分別装置490における搬送方向側である図示左側には、基板分別装置490により送り出された基板1を、搬送方向に沿って搬送可能な搬送装置492が隣接して設置されている。また、基板分別装置490には、上記第1実施形態において説明した基板1に印刷表示されたバーコードを読み取るバーコード読み取り装置90が備えられている。
【0158】
また、搬送方向沿いにおける半田リフロー装置480の装置断面図を図28に示す。図28に示すように、図示左側より、基板1を加熱可能な加熱装置の一例である加熱部482と加熱された基板1を冷却可能な冷却装置の一例である冷却部483が設けられており、加熱部482及び冷却部483へ基板1を搬送可能な搬送装置481が備えられている。また、搬送装置481は基板1の搬送方向沿いの進退移動が可能となっている。これにより、搬送装置491により、図示右側より供給された基板1は、搬送装置481により、搬送方向沿いの図示左向きに搬送されて、加熱部482内に位置した後に、基板1の搬送が停止される。その後、加熱部482において、基板1のリフロープロファイルに基づいた加熱が行われた後、搬送装置481により、搬送方向沿いの図示右向きに基板1が搬送されて、冷却部483において加熱された基板1の冷却が行われる。その後、搬送装置481により基板1が、半田リフロー装置480より、搬送装置491に送出される。このように、個々の半田リフロー装置480においては、1枚の基板1に対して半田のリフロー処理が行われるため、加熱部482に搬送された基板1に対して、基板1のリフロープロファイルに基づいた加熱が必要な時間だけ搬送装置481を停止させた状態で施すことができるため、半田リフロー装置480の搬送方向における長さを上記第1実施形態における半田リフロー装置130に比べて短い装置とすることができる。
【0159】
以上のような構成の半田リフロー装置480及びその周辺装置を用いて異なるリフロープロファイルを有する基板1の半田のリフロー処理の手順を説明する。まず、部品装着装置462より基板分別装置490に搬送された基板1は、バーコード読み取り装置90により、基板1の隅部に印刷表示されたバーコードデータの読み取りが行われ、基板1が有する幅やリフロープロファイルのデータが制御部9により認識され、各装置においてもこれらのデータが認識される。その後、基板分別装置490により、基板1が搬送装置491へと送り出されて、搬送装置491により基板1の搬送が行われる。その後、基板1のリフロープロファイルに基づいて、4台の半田リフロー装置480より1台の半田リフロー装置480が選択され、搬送装置491により上記1台の半田リフロー装置480へ基板1が供給される。
【0160】
上記1台の半田リフロー装置480において、上記リフロープロファイルに基づいた半田のリフロー処理が施された基板1は、再び、搬送装置491へと戻され、搬送装置491により基板分別装置490へと搬送される。その後、基板1は、基板分別装置490より搬送装置492へと送り出されて、搬送装置492により、検査装置463に供給される。
【0161】
なお、上記各装置が備える搬送装置は、上記第1実施形態において説明した搬送ユニット80と同じ機構となっている。
【0162】
上記第5の実施形態によれば、実装基板生産装置401において、搬送される基板1の大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なり、基板1が混載されて同時的にかつ連続的に搬送される場合であっても、半田リフロー装置480の搬送ライン3上における直前に、複数の種類の基板1を種類毎に分別可能な基板分別装置490を備え、かつ半田リフロー装置480が複数台並列されて設置されることにより、基板1のリフロープロファイルの種類毎に半田リフロー装置480を選択して各半田リフロー装置480により各基板の半田のリフロー処理を同時的に行うことが可能となる。
【0163】
これにより、搬送される基板1の大きさが異なるだけでなく、基板1のリフロープロファイルも異なり、基板1が混載されて同時的にかつ連続的に搬送される場合であっても、基板1のリフロープロファイルの種類別に夫々の半田リフロー装置480にて同時的に、かつ要求されるリフロープロファイルを適合したリフロー処理を各基板1に対して施すことが可能となる。
【0164】
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
【0165】
【発明の効果】
本発明の上記第1態様から第3態様によれば、実装基板生産装置又は実装基板生産装置におけるリフロー装置が、異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を搬送方向に対して固定する固定部材により固定された上記各基板を搬送する搬送装置又は別の搬送装置を備えることにより、上記異なる幅を有する複数の上記基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、電子部品の実装作業、上記リフロー装置への上記基板の供給作業、又はリフロー作業を施すことができる。従って、従来における実装基板生産装置又は実装基板生産装置におけるリフロー装置のように、搬送される上記基板の幅が変わる毎に、上記従来の実装基板生産装置を一度停止させて、上記時層基板生産装置又は上記リフロー装置が備える搬送装置の上記基板の幅方向の寸法を手動動作にて可変調整した後、再び上記従来の実装基板生産装置を稼動させて上記基板の搬送を行うという作業をなくすことができる。これにより、1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、生産効率を低下させることなく電子部品が上記各基板に実装された実装基板を生産することができる実装基板生産装置を提供することが可能となる。
また、上記実装基板生産装置が、互いに異なるリフロープロファイルを備える複数の上記リフロー装置と、上記各基板を上記リフロープロファイル毎に分別可能、かつ上記各リフロー装置に上記各基板を供給可能な基板分別装置とを備えて、上記基板分別装置は、上記各リフロー装置の中から上記各基板毎の上記リフロープロファイルに合致する上記リフロープロファイルを備える1つの上記リフロー装置を順次選択して、上記各基板を順次供給することにより、上記リフロー装置において搬送される上記各基板が、異なる幅を有するだけでなく、互いに異なるリフロープロファイルを有する場合であっても、上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、上記各基板が有するリフロープロファイルに合致したリフロー環境において、半田をリフローさせて上記各基板上に電子部品を固定して、実装基板を生産することを可能とする実装基板生産装置を提供することが可能となる。
【0166】
本発明の上記第4態様又は第6態様又は第8態様によれば、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定することにより、上記実装基板生産装置又は上記リフロー装置が備える上記搬送装置又は上記別の搬送装置に、上記異なる幅を有する複数の基板を固定させることができるため、上記第1態様から第3態様による効果を得ることが可能となる。
【0167】
本発明の上記第5態様又は第7態様又は第9態様によれば、上記基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定させることにより、上記実装基板生産装置又は上記リフロー装置が備える上記搬送装置又は上記別の搬送装置に、上記異なる幅を有する複数の基板を固定させることができるため、上記第1態様から第3態様による効果を得ることが可能となる。
【0168】
本発明の上記第10態様又は第13態様によれば、上記異なる幅を有する基板を保持部材、及び移動保持部材を用いてパレットに固定することにより、上記異なる幅の基板を擬似的に同じ幅を有する基板とさせることができ、この上記基板が固定された複数の上記パレットを搬送可能な上記搬送装置又は上記別の搬送装置を上記実装基板生産装置又は上記実装基板生産装置における上記リフロー装置が備えることにより、上記実装基板生産装置又は上記リフロー装置において上記異なる幅を有する基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて上記各基板上に電子部品を固定して、実装基板を生産することが可能となり、上記第1態様から第3態様による効果を得ることができる実装基板生産装置を提供することが可能となる。
【0169】
本発明の上記第11態様又は第14態様によれば、上記搬送装置又は上記別の搬送装置が、上記固定部材として、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記直交する方向に沿って移動可能かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備えることにより、上記搬送装置又は上記別の搬送装置により、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持することができるとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて、上記移動保持部材により上記基板を上記搬送部材に固定させることができ、これにより、上記実装基板生産装置又は上記リフロー装置において上記異なる幅を有する基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて上記各基板上に電子部品を固定して、実装基板を生産することが可能となり、上記第1態様から第3態様による効果を得ることができる実装基板生産装置を提供することが可能となる。
【0170】
本発明の上記第12態様又は第15態様によれば、上記搬送装置又は上記別の搬送装置が、上記固定部材として、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記保持部材により上記搬送部材に固定された上記基板を支持可能な複数の支持部材とを備えることにより、上記搬送装置又は上記別の搬送装置により、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持することができるとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記支持部材により上記基板を支持して、上記基板を上記搬送部材に固定させることができ、これにより、上記実装基板生産装置又は上記リフロー装置において上記異なる幅を有する基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて上記各基板上に電子部品を固定して、実装基板を生産することが可能となり、上記第1態様から第3態様による効果を得ることができる実装基板生産装置を提供することが可能となる。
【0172】
本発明の上記第16態様によれば、上記実装基板生産装置が、上記搬送装置に上記基板を供給可能又は上記搬送装置より上記基板を取出可能な基板移載装置を備え、上記基板移載装置は、上記搬送方向における上記基板の対向する夫々の端部を把持可能な複数の把持部と、上記複数の把持部のうちの上記基板の少なくとも一方の端部を把持可能な上記把持部を上記搬送方向沿いに移動可能な把持部移動機構とを備えることにより、上記基板の上記搬送方向における寸法に上記各把持部間の寸法を合せて、上記各把持部により上記基板の上記両端部を把持して、上記基板を上記搬送装置に供給することができる。また、この上記搬送装置への基板の供給の際に、上記基板の上記搬送方向に直交する方向における対向する夫々の端部を、上記搬送装置の上記固定部材に固定させた後に、上記基板の把持を解除することができる。また、よって、上記搬送装置に固定された基板の取出しの際に、上記基板の上記夫々の端部を上記搬送装置の上記固定部材に固定させたまま、上記基板の上記搬送方向における対向する夫々の端部を把持して、上記基板を取出すことができる。よって、実装基板生産装置がこのような上記基板移載装置を備えることにより、上記異なる幅を有する基板の上記搬送装置への供給、又は上記搬送装置からの取出しを円滑にかつ安定して行うことができ、上記実装基板生産装置又は上記リフロー装置において上記異なる幅を有する基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田をリフローさせて上記各基板上に電子部品を固定して、実装基板を生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる実装基板生産装置を示す図であり、(A)は上記実装基板生産装置の平面図、(B)は上記実装基板生産装置の断面図である。
【図2】 上記第1実施形態の実装基板生産装置において実装処理が施される基板の種類を表した表形式の説明図である。
【図3】 上記第1実施形態の実装基板生産装置における半田リフロー装置の平面図である。
【図4】 図3における半田リフロー装置の搬送方向沿いにおける断面図である。
【図5】 図3における半田リフロー装置の搬送方向と直交する方向沿いにおける断面図である。
【図6】 上記半田リフロー装置の送り搬送機構が備えるパレットを示す図であり、(A)は上記パレットの平面図、(B)は上記パレットの断面図、(C)は上記パレットにおけるガイドレールの部分拡大図である。
【図7】 上記第1実施形態の実装基板生産装置が備える基板移載装置を示す図であり、(A)は搬送方向と直交する方向における上記基板移載装置の側面図、(B)は上記搬送方向における上記基板移載装置の側面図である。
【図8】 上記半田リフロー装置におけるスライド機構の構造を示す図であり、(A)は上記スライド機構の平面図、(B)は上記スライド機構の側面図である。
【図9】 上記第1実施形態の実装基板生産装置が備える搬送ユニットを示す図であり、(A)は上記搬送ユニットの平面図、(B)は搬送方向と直交する方向における上記搬送ユニットの側面図、(C)は上記搬送方向における上記搬送ユニットの側面図である。
【図10】 図9における搬送ユニットにおける基板の受渡動作の説明図であり、(A)及び(C)は上記搬送ユニットの平面図を用いた説明図であり、(B)は(A)における上記搬送ユニットの側面図を用いた説明図、(D)は(C)における上記搬送ユニットの側面図を用いた説明図である。
【図11】 図9における搬送ユニットにおける基板の受渡動作の説明図であり、(A)及び(C)は上記搬送ユニットの平面図を用いた説明図であり、(B)は(A)における上記搬送ユニットの側面図を用いた説明図、(D)は(C)における上記搬送ユニットの側面図を用いた説明図である。
【図12】 上記第1実施形態の実装基板生産装置が、実装基板生産装置全体として、送り搬送装置、戻り搬送装置、昇降装置、及び基板移載装置を備えた場合の実装基板生産装置を示す図であり、(A)は上記実装基板生産装置の平面図、(B)は上記実装基板生産装置の断面図である。
【図13】 本発明の第2実施形態にかかる実装基板生産装置における半田リフロー装置の平面図である。
【図14】 図13の半田リフロー装置の搬送方向沿いにおける断面図である。
【図15】 図13の半田リフロー装置の搬送方向と直交する方向沿いにおける断面図である。
【図16】 図13の半田リフロー装置における搬送装置の部分拡大図であり、(A)は上記搬送装置の拡大平面図、(B)は(A)における上記搬送装置の側面図である。
【図17】 上記搬送装置におけるクランプ部の部分拡大図である。
【図18】 上記搬送装置による基板の固定動作の説明図である。
【図19】 本発明の第3実施形態にかかる実装基板生産装置における半田リフロー装置の平面図である。
【図20】 図19の半田リフロー装置の搬送方向沿いにおける断面図である。
【図21】 図18の半田リフロー装置における搬送装置の部分拡大図であり、(A)は上記搬送装置の拡大平面図、(B)は(A)における上記搬送装置の搬送方向に直交する方向における側面図、(C)は(A)における上記搬送装置の上記搬送方向における側面図である。
【図22】 本発明の第4実施形態にかかる実装基板生産装置において用いられる基板のリフロープロファイルの一例を示した図である。
【図23】 上記第4実施形態の実装基板生産装置において用いられる基板のリフロープロファイルの一例を示した図である。
【図24】 上記第4実施形態の実装基板生産装置における半田リフロー装置の平面図である。
【図25】 上記半田リフロー装置における半田リフロー作業状態を示した説明図である。
【図26】 上記半田リフロー装置における別の半田リフロー作業状態を示した説明図である。
【図27】 上記第5実施形態の実装基板生産装置の平面図である。
【図28】 図27の実装基板生産装置が備える半田リフロー装置の断面図である。
【図29】 従来の実装基板生産装置を示す図であり、(A)は上記実装基板生産装置の平面図、(B)は上記実装基板生産装置の断面図である。
【図30】 従来の実装基板生産装置が備える搬送装置を示す図であり、(A)は上記搬送装置の平面図、(B)は(A)における上記搬送装置の搬送方向に直交する方向における断面図、(C)は(A)における上記搬送装置の上記搬送方向における断面図である。
【符号の説明】
1…基板、1a…取付穴、2…電子部品、3…搬送ライン、9…制御部、10…送り搬送装置、11…コンベアチェーン、12…コンベアフレーム、13…ローラー、15…駆動モータ、20…加熱装置、20a…予熱部、20b…本加熱部、21…ファン、22…ヒータ、30…冷却装置、31…冷却ファン、40…パレット、41…保持部、42…移動保持部、42a…基板受部、42b…ボールプランジャー、42c…ボールプランジャー、43…固定ピン、44…ガイドレール、45…突起部、46…パレットフレーム、50…戻り搬送装置、51…コンベアチェーン、52…コンベアフレーム、53…ローラー、54…スライド機構、55…ストッパー、56…把持部、60a及び60b…昇降装置、61a及び61b…搬送装置、70a及び70b…基板移載装置、71…搬送方向移動機構、71a…駆動モータ、72…昇降機構、72a…駆動モータ、73…チャック部、73a…把持部移動機構、73b…駆動モータ、74…把持部、75…フレーム、76a及び76b…基板取出位置、77a及び77b…基板移載位置、80…搬送ユニット、81…コンベアベルト、82…コンベアフレーム、83…ローラー、84…ピッチ可変機構、85…ボールねじ軸、86…ナット部、87…駆動モータ、88…ストッパー、90…バーコード読み取り装置、101及び102…実装基板生産装置、110及び111…印刷装置、120及び121…部品装着装置、130及び131…半田リフロー装置、140及び141…検査装置、150及び151…基板保持供給装置、160及び161…基板取出収納装置、191…送り搬送装置、192…戻り搬送装置、193a及び193b…昇降装置、194a及び194b…基板移載装置、201…半田リフロー装置、203…搬送ライン、210…搬送装置、211a及び211b…搬送チェーン、212…駆動モータ、213…ローラー、214…保持部、215…移動保持部、215a…軸部、215b…軸受部、215c…支持部、215d…凸部、220…加熱装置、223…上部ケーシング、224…下部ケーシング、240…クランプ部、241…止め具、241a…先端部、241b…支持回転軸、242…受具、243…支持部、244…ばね部、250…クランプ開閉機構、251…開閉部、252…移動部、260…軸部移動装置、261…把持部、301…半田リフロー装置、303…搬送ライン、310…搬送装置、311a及び311b…搬送チェーン、312…駆動モータ、313…ローラー、314…保持部、315…支持部、315a…支持部上部、316…軸、317…自重相殺スプリング、320…加熱装置、323…上部ケーシング、324…下部ケーシング、401…実装基板生産装置、403…搬送ライン、450…基板収納供給装置、451a〜c…収納部、452…移動機構、461…印刷装置、462…部品装着装置、463…検査装置、464…基板供給装置、465…基板取出装置、480…半田リフロー装置、481…搬送装置、482…加熱部、483…冷却部、490…基板分別装置、491…搬送装置、492…搬送装置。
Claims (16)
- 1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田を介在させて電子部品を上記各基板上に装着した後、リフロー装置で上記各基板のそれぞれの上記半田をリフローした後固化させて、上記各電子部品が上記各基板に実装された実装基板を生産する実装基板生産装置において、
上記それぞれの基板の種類に応じて互いに異なるリフロープロファイルを個別に有する複数の上記リフロー装置と、
上記各基板の搬送方向に沿って配置された搬送部材と、上記各搬送部材を上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構と、上記搬送部材に、上記異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を上記搬送方向に対して固定する固定部材とを有し、上記異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に上記リフロー装置へ向けて搬送する搬送装置と、
上記搬送装置により搬送される上記それぞれの基板を上記リフロープロファイル毎に分別するとともに、上記それぞれのリフロー装置の中から上記基板毎の上記リフロープロファイルに合致する上記リフロープロファイルを有する1つの上記リフロー装置を順次選択して、上記分別された基板を順次上記選択されたリフロー装置に供給する基板分別装置とを備えることを特徴とする実装基板生産装置。 - 上記リフロー装置は、上記異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送する別の搬送装置と、搬送されている上記異なる幅を有する複数の基板に同時的にかつ連続的にリフローを行う加熱装置とを備え、
上記別の搬送装置は、
上記各基板の搬送方向に沿って配置された搬送部材と、
上記各搬送部材を上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構と、
上記搬送部材に、上記異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を上記搬送方向に対して固定する固定部材とを備える請求項1に記載の実装基板生産装置。 - 1つの搬送ライン沿いに異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送しながら、半田を介在させて電子部品を上記各基板上に装着した後、リフロー装置で上記各基板のそれぞれの上記半田をリフローした後固化させて、上記各電子部品が上記各基板に実装された実装基板を生産する実装基板生産装置において、
上記それぞれの基板の種類に応じて互いに異なるリフロープロファイルを個別に有する複数の上記リフロー装置と、
上記それぞれの基板を上記リフロープロファイル毎に分別するとともに、上記それぞれのリフロー装置の中から上記基板毎の上記リフロープロファイルに合致する上記リフロープロファイルを有する1つの上記リフロー装置を順次選択して、上記分別された基板を順次上記選択されたリフロー装置に供給する基板分別装置とを備え、
上記各リフロー装置は、
上記各基板の搬送方向に沿って配置された搬送部材と、上記各搬送部材を上記搬送方向に沿って駆動可能な駆動機構と、上記搬送部材に、上記異なる幅を有する上記各基板の幅に応じて、上記各基板を上記搬送方向に対して固定する固定部材とを有し、上記異なる幅を有する複数の基板を同時的にかつ連続的に搬送する搬送装置と、
搬送されている上記異なる幅を有する複数の基板に同時的にかつ連続的にリフローを行う加熱装置とを備えることを特徴とする実装基板生産装置。 - 上記実装基板生産装置は、上記搬送装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させる請求項1に記載の実装基板生産装置。 - 上記実装基板生産装置は、上記搬送装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させる請求項1に記載の実装基板生産装置。 - 上記実装基板生産装置は、上記別の搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記別の搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる請求項2に記載の実装基板生産装置。 - 上記実施基板生産装置は、上記別の搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記別の搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる請求項2に記載の実装基板生産装置。 - 上記実装基板生産装置は、上記搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの少なくとも一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記固定部材による上記基板の固定位置を可変させて、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる請求項3に記載の実装基板生産装置。 - 上記実装基板生産装置は、上記搬送装置及び上記加熱装置を制御可能な制御部を備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を固定するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて上記基板を支持して、上記固定部材により上記基板を上記搬送部材に固定し、
上記制御部は、
上記搬送装置における上記駆動機構により、上記搬送部材を駆動させて上記各基板を同時的にかつ連続的に搬送させ、
上記加熱装置により、上記各基板に同時的にかつ連続的にリフローを行わせる請求項3に記載の実装基板生産装置。 - 上記搬送装置において、上記固定部材は上記各基板を個別に固定可能なパレットであり、
上記パレットは、
上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な保持部材と、
上記パレット上を上記搬送方向と直交する方向に沿って移動可能であり、かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する上記他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて上記他方の端部を保持して、上記基板を上記パレットに固定させ、上記各パレットを上記搬送部材に固定させる請求項4又は8に記載の実装基板生産装置。 - 上記搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記直交する方向に沿って移動可能かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて、上記移動保持部材により上記基板を上記搬送部材に固定させる請求項4又は8に記載の実装基板生産装置。 - 上記搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記保持部材により上記搬送部材に固定された上記基板を支持可能な複数の支持部材とを備え、
上記搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記支持部材により上記基板を支持して、上記基板を上記搬送部材に固定する請求項5又は9に記載の実装基板生産装置。 - 上記別の搬送装置において、上記固定部材は上記各基板を個別に固定可能なパレットであり、
上記パレットは、
上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な保持部材と、
上記パレット上を上記搬送方向と直交する方向に沿って移動可能であり、かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する上記他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて上記他方の端部を保持して、上記基板を上記パレットに固定させ、上記各パレットを上記搬送部材に固定させる請求項6に記載の実装基板生産装置。 - 上記別の搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記直交する方向に沿って移動可能かつ上記基板の他方の端部を保持可能な移動保持部材とを備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記移動保持部材による上記基板の保持位置を可変させて、上記移動保持部材により上記基板を上記搬送部材に固定させる請求項6に記載の実装基板生産装置。 - 上記別の搬送装置において、上記固定部材は、上記搬送部材に固定され、かつ上記搬送方向と直交する方向における上記基板の両端部のうちの一方の端部を保持可能な複数の保持部材と、上記搬送部材に固定され、かつ上記保持部材により上記搬送部材に固定された上記基板を支持可能な複数の支持部材とを備え、
上記別の搬送装置は、上記各基板毎に、上記保持部材により上記基板の上記一方の端部を保持するとともに、上記一方の端部に対する他方の端部の位置に合せて、上記支持部材により上記基板を支持して、上記基板を上記搬送部材に固定する請求項7に記載の実装基板生産装置。 - 上記実装基板生産装置は、上記搬送装置に上記基板を供給可能、又は上記搬送装置から上記基板を取出可能な基板移載装置を備え、
上記基板移載装置は、
上記搬送方向における上記基板の対向する夫々の端部を把持可能な複数の把持部と、
上記複数の把持部のうちの上記基板の少なくとも一方の端部を把持可能な上記把持部を、上記搬送方向沿いに進退移動可能な把持部移動機構と、
上記各把持部及び上記把持部移動機構とを備えるヘッド部を昇降動作可能な昇降機構と、
上記ヘッド部を上記搬送方向に沿って進退移動可能な移動機構とを備え、
上記把持部移動機構、上記昇降機構、及び上記移動機構を稼動させることにより、上記搬送装置への上記基板の供給、又は上記搬送装置からの上記基板の取出が可能である請求項1から15のいずれか1つに記載の実装基板生産装置。
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