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JP3996322B2 - パターン形成材料及びパターン形成方法 - Google Patents
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JP3996322B2 - パターン形成材料及びパターン形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路装置等を製造するプロセスにおいて微細なレジストパターンを形成するパターン形成方法及び該パターン形成方法に用いられるパターン形成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体集積回路装置の製造プロセスにおいては、露光光として紫外線を用いるフォトリソグラフィによってレジストパターンを形成しているが、半導体集積回路の微細化に伴って、露光光としては短波長光源の使用が進められている。短波長光源を使用する場合、焦点深度を高めたり実用解像度を向上させたりするために、近年、ドライ現像を用いた表面解像プロセスの開発が進められてきている。
【0003】
以下、特開平11−258803号公報において第4の実施形態として示されている従来のパターン形成方法について、図5(a)〜(c)及び図6(a)、(b)を参照しながら説明する。
【0004】
まず、図5(a)に示すように、半導体基板100の上に、[化23]で表わされる重合体と[化24]で表わされる化合物とを有するパターン形成材料を塗布してレジスト膜101を形成した後、レジスト膜101に対してマスク102を介してArFエキシマレーザ104を照射してパターン露光する。このようにすると、レジスト膜101の露光部101aにおいては塩基が発生する一方、未露光部101bにおいては塩基が発生しない。
【0005】
【化23】
Figure 0003996322
【0006】
【化24】
Figure 0003996322
【0007】
次に、図5(b)に示すように、レジスト膜101に対してi線104を照射して全面露光する。このようにすると、レジスト膜101の全面に亘って酸が発生するので、露光部101aにおいては塩基と酸とが中和する一方、未露光部101bにおいては酸が残存する。
【0008】
次に、図5(c)に示すように、レジスト膜101の表面に水蒸気105を供給した後、図6(a)に示すように、レジスト膜101の表面に金属アルコキシドの蒸気106を供給する。このようにすると、レジスト膜101の未露光部101bの表面に金属酸化膜107が選択的に形成される。
【0009】
次に、図6(b)に示すように、金属酸化膜107をマスクにしてO2 プラズマ108を用いてRIEを行なう。このようにすると、レジスト膜101の未露光部101bからなるポジ型のレジストパターン109を形成することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、我々が前記従来のパターン形成方法によりレジストパターンを形成したところ、垂直な断面形状を持つレジストパターン109を形成することはできたが、半導体基板100の上におけるレジストパターン109が形成されていない部分(レジスト膜101の露光部101aに相当する部分)に残渣が発生するという新たな問題に直面した。
【0011】
半導体基板100上のレジストパターン109が形成されていない部分に残渣が発生すると、半導体基板100の上に形成されている被エッチング膜に対してエッチングを行なったときに残渣が被エッチング膜に転写されるので、被エッチング膜からなる良好なパターンが得られず、これによって、半導体装置の歩留まりが低下するという大きな問題が発生する。
【0012】
前記に鑑み、本発明は、レジスト膜のパターン露光の露光部においては、パターン露光により発生した塩基と全面露光により発生した酸とを中和させる一方、レジスト膜のパターン露光の未露光部においては酸を残存させることにより表面に金属酸化膜を形成し、その後、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なってレジストパターンを形成する際に、レジストパターンが形成されていない部分に残渣が形成されないようにすることを目的とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前記の目的を達成するため、我々は、レジストパターンが形成されていない部分に残渣が形成される原因について鋭意検討を行なった結果、レジスト膜のパターン露光の露光部においては、全面露光により発生した酸と中和するのに十分な量の塩基が発生していないので、露光部においても僅かであるが金属酸化膜が形成されてしまうためであるということを見い出した。
【0014】
本発明は、前記の知見に基づいてなされたものであって、以下のパターン形成材料及びパターン形成方法によって具体化される。
【0015】
本発明に係る第1のパターン形成材料は、[化25]の一般式で表されるモノマー単位と、エネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有している。
【0016】
【化25】
Figure 0003996322
【0017】
但し、[化25]の一般式において、
nは1以上の整数であり、
1 は水素原子又はアルキル基を示し、
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0018】
本発明に係る第2のパターン形成材料は、[化26]の一般式で表されるモノマー単位と、エネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有している。
【0019】
【化26】
Figure 0003996322
【0020】
但し、[化26]の一般式において、
1 は水素原子又はアルキル基を示し、
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0021】
本発明に係る第3のパターン形成材料は、[化27]の一般式で表されるモノマー単位と、エネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有している。
【0022】
【化27】
Figure 0003996322
【0023】
但し、[化27]の一般式において、
nは1以上の整数であり、
1 は−CH=CH2 又は[化28]であり、
【0024】
【化28】
Figure 0003996322
【0025】
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0026】
本発明に係る第4のパターン形成材料は、[化29]の一般式で表されるモノマー単位と、エネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有している。
【0027】
【化29】
Figure 0003996322
【0028】
但し、[化29]の一般式において、
1 は、−CH=CH2 又は[化30]であり、
【0029】
【化30】
Figure 0003996322
【0030】
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0031】
本発明に係る第1〜第4のパターン形成材料において、酸を発生させるモノマー単位は、[化31]の一般式又は[化32]の一般式で表されることが好ましい。
【0032】
【化31】
Figure 0003996322
【0033】
【化32】
Figure 0003996322
【0034】
但し、[化31]又は[化32]の一般式において、
4 は水素原子又はアルキル基を示し、
5及びR6は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基、フェニル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基、環状アルケニル基、フェニル基を持つ環状アルキル基若しくはフェニル基を持つ環状アルケニル基を示す。
【0035】
本発明に係る第1のパターン形成方法は、[化33]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜のパターン露光の露光部において重合体から塩基を発生させる工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって重合体から酸を発生させることにより、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において重合体から発生した塩基と重合体から発生した酸とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0036】
【化33】
Figure 0003996322
【0037】
但し、[化33]の一般式において、
nは1以上の整数であり、
1 は水素原子又はアルキル基を示し、
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0038】
本発明に係る第2のパターン形成方法は、[化34]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって、重合体から酸を発生させる工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において、重合体から塩基を発生させることにより重合体から発生した酸と重合体から発生した塩基とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0039】
【化34】
Figure 0003996322
【0040】
但し、[化34]の一般式において、
nは1以上の整数であり、
1 は水素原子又はアルキル基を示し、
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0041】
本発明に係る第3のパターン形成方法は、[化35]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜のパターン露光の露光部において重合体から塩基を発生させる工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって重合体から酸を発生させることにより、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において重合体から発生した塩基と重合体から発生した酸とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0042】
【化35】
Figure 0003996322
【0043】
但し、[化35]の一般式において、
1 は水素原子又はアルキル基を示し、
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0044】
本発明に係る第4のパターン形成方法は、[化36]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって、重合体から酸を発生させる工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において、重合体から塩基を発生させることにより重合体から発生した酸と重合体から発生した塩基とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0045】
【化36】
Figure 0003996322
【0046】
但し、[化36]の一般式において、
1 は水素原子又はアルキル基を示し、
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0047】
本発明に係る第5のパターン形成方法は、[化37]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜のパターン露光の露光部において重合体から塩基を発生させる工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって重合体から酸を発生させることにより、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において重合体から発生した塩基と重合体から発生した酸とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0048】
【化37】
Figure 0003996322
【0049】
但し、[化37]の一般式において、
nは1以上の整数であり、
1 は−CH=CH2 又は[化38]であり、
【0050】
【化38】
Figure 0003996322
【0051】
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0052】
本発明に係る第6のパターン形成方法は、[化39]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって、重合体から酸を発生させる工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において、重合体から塩基を発生させることにより重合体から発生した酸と重合体から発生した塩基とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0053】
【化39】
Figure 0003996322
【0054】
但し、[化39]の一般式において、
nは1以上の整数であり、
1 は−CH=CH2 又は[化40]であり、
【0055】
【化40】
Figure 0003996322
【0056】
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0057】
本発明に係る第7のパターン形成方法は、[化41]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜のパターン露光の露光部において重合体から塩基を発生させる工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって重合体から酸を発生させることにより、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において重合体から発生した塩基と重合体から発生した酸とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0058】
【化41】
Figure 0003996322
【0059】
但し、[化41]の一般式において、
1 は−CH=CH2 又は[化42]であり、
【0060】
【化42】
Figure 0003996322
【0061】
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0062】
本発明に係る第8のパターン形成方法は、[化43]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜に対して全面露光を行なって、重合体から酸を発生させる工程と、レジスト膜に対してパターン露光を行なって、レジスト膜におけるパターン露光の露光部において、重合体から塩基を発生させることにより重合体から発生した酸と重合体から発生した塩基とを中和させる工程と、レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、金属酸化膜をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチングを行なって、レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えている。
【0063】
【化43】
Figure 0003996322
【0064】
但し、[化43]の一般式において、
1 は−CH=CH2 又は[化44]であり、
【0065】
【化44】
Figure 0003996322
【0066】
2及びR3は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
【0067】
本発明に係る第1〜第8のパターン形成方法において、酸を発生させるモノマー単位は、[化45]の一般式又は[化46]の一般式で表されることが好ましい。
【0068】
【化45】
Figure 0003996322
【0069】
【化46】
Figure 0003996322
【0070】
但し、[化45]又は[化46]の一般式において、
4 は水素原子又はアルキル基を示し、
5及びR6は、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基、フェニル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基、環状アルケニル基、フェニル基を持つ環状アルキル基若しくはフェニル基を持つ環状アルケニル基を示す。
【0071】
本発明に係る第1〜第8のパターン形成方法において、パターン露光は200nm以下の波長を持つエネルギービームを照射して行なうことが好ましい。
【0072】
本発明に係る第1〜第8のパターン形成方法において、金属酸化膜を形成する工程は、レジスト膜に水を吸収させてから、金属アルコキシドを供給する工程を含むことが好ましい。
【0073】
本発明に係る第1〜第4のパターン形成材料及び第1〜第8のパターン形成方法によると、レジスト膜のパターン露光の露光部においては、全面露光により発生する酸を中和するのに十分な量の塩基が発生するため酸が存在しなくなるので、金属アルコキシドを供給したときに金属酸化膜が全く形成されない。このため、レジスト膜に対して金属酸化膜をマスクとしてドライエッチングしたときに、レジストパターンが形成されていない領域(レジスト膜のパターン露光の露光部と対応する領域)に残渣が発生しないので、被エッチング膜に対してレジストパンをマスクとしてエッチングを行なったときに残渣が被エッチング膜に転写される事態を防止することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るパターン形成材料及びパターン形成方法について、図1(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0075】
まず、[化47]で表わされ、200nm以下の波長のエネルギービームが照射されると塩基を発生させる第1のモノマー単位と、[化48]で表わされ、広い範囲の波長のエネルギービームが照射されると酸を発生させる第2のモノマー単位とを含む重合体からなるレジスト材料を準備する。
【0076】
【化47】
Figure 0003996322
【0077】
【化48】
Figure 0003996322
【0078】
前記の重合体は、ポリ(カンフェニリデンイミノ=N−メタクリロイルオキシエチルカルバメート−co−ナフチリデンイミノスチレンスルホナート−co−メタクリル酸)である。
【0079】
第1の実施形態においては、第1のモノマー単位であるカンフェニリデンイミノ=N−メタクリロイルオキシエチルカルバメートの重合体における割合が33mol%であり、第2のモノマー単位であるナフチリデンイミノスチレンスルホナートの重合体における割合が23mol%であり、第3のモノマー単位であるメタクリル酸の重合体における割合が44mol%であるレジスト材料を用いた。
【0080】
次に、図1(a)に示すように、半導体基板10の上に前記のレジスト材料を塗布して、0.4μmの厚さを有するレジスト膜11を形成した後、図1(b)に示すように、レジスト膜11に対して、所望のパターンが描かれたマスク12を介してArFエキシマレーザ(波長:193nm帯)13を照射してパターン露光を行なう。このようにすると、レジスト膜11のパターン露光の露光部(以下、パターン露光の露光部のことを単に露光部と称する。)11aにおいて、第1のモノマー単位から塩基(白丸で示している。)が発生する。
【0081】
次に、図1(c)に示すように、レジスト膜11に対してKrFエキシマレーザ(波長:248nm帯)14を照射して全面露光を行なう。このようにすると、レジスト膜11の全面に亘って第2のモノマー単位から酸(黒丸で示している。)が発生する。このため、レジスト膜11の露光部11aにおいては、第1のモノマー単位から発生した塩基と第2のモノマー単位から発生した酸とが中和する一方、レジスト膜11のパターン露光の未露光部(以下、パターン露光の未露光部のことを単に未露光部と称する。)11bにおいては、第2のモノマー単位から発生した酸が存在する。
【0082】
この場合、レジスト膜11の露光部11aにおいては、第1のモノマー単位から十分な量の塩基が発生しているため、第2のモノマー単位から発生した酸は完全に中和され、酸はレジスト膜11の未露光部11bにのみ残存した。
【0083】
次に、レジスト膜11を加湿されている雰囲気中に保持して、図2(a)に示すように、レジスト膜11の未露光部11bの表面に水吸着部15を形成する。尚、水吸着部15は、酸が存在するレジスト膜11の未露光部11bにのみ形成される。
【0084】
次に、金属アルコキシドとしてのメチルトリエトキシシラン(MTEOS)のガスをレジスト膜11の表面に供給すると、レジスト膜11の未露光部11bにおいて、酸が触媒となってMTEOSの加水分解及び脱水縮合が起こるので、図2(b)に示すように、レジスト膜11の未露光部11bの表面にのみ金属酸化膜16が形成される。尚、レジスト膜11の露光部11aにおいては、酸が存在しないため、金属酸化膜16は形成されない。
【0085】
次に、図2(c)に示すように、レジスト膜11に対して金属酸化膜16をマスクとしてドライエッチング17を行なって、レジスト膜11の未露光部11bからなるレジストパターン18を形成する。
【0086】
我々が、実際にICP(Inductive coupled plasma)装置を用いてO2 ガス及びSO2 ガスを主成分とするエッチングガスを用いてプラズマエッチングを行なって、0.13μmのパターン幅を有するレジストパターン18を形成したところ、半導体基板10の上におけるレジストパターン18が存在しない領域つまりレジスト膜11の露光部11aと対応する領域に残渣が発生することなく、矩形状の断面を有する良好なパターンが得られた。
【0087】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るパターン形成材料及びパターン形成方法について、図3(a)〜(c)及び図4(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0088】
まず、[化49]で表わされ、200nm以下の波長のエネルギービームが照射されると塩基を発生させる第1のモノマー単位と、[化50]で表わされ、広い範囲の波長のエネルギービームが照射されると酸を発生させる第2のモノマー単位とを含む重合体からなるレジスト材料を準備する。
【0089】
【化49】
Figure 0003996322
【0090】
【化50】
Figure 0003996322
【0091】
前記の重合体は、ポリ(O−アクリロイルアセトンオキシム−co−ナフチリデンイミノスチレンスルホナート−co−メタクリル酸)である。
【0092】
第2の実施形態においては、第1のモノマー単位であるO−アクリロイルアセトンオキシムの重合体における割合が51mol%であり、第2のモノマー単位であるナフチリデンイミノスチレンスルホナートの重合体における割合が29mol%であり、第3のモノマー単位であるメタクリル酸の重合体における割合が20mol%であるレジスト材料を用いた。
【0093】
次に、図3(a)に示すように、半導体基板20の上に前記のレジスト材料を塗布して、0.4μmの厚さを有するレジスト膜21を形成した後、図3(b)に示すように、レジスト膜21に対してDeep UV光(波長:254nm帯)22を照射して全面露光を行なう。このようにすると、レジスト膜21の全面に亘って第2のモノマー単位から酸(黒丸で示している。)が発生する。
【0094】
次に、図3(b)に示すように、レジスト膜21に対して、所望のパターンが描かれたマスク23を介してFエキシマレーザ(波長:157nm帯)24を照射してパターン露光を行なう。このようにすると、レジスト膜21の露光部21aにおいて、第1のモノマー単位から塩基(白丸で示している。)が発生する。このため、レジスト膜21の露光部21aにおいては、第1のモノマー単位から発生した塩基と第2のモノマー単位から発生した酸とが中和する一方、レジスト膜21の未露光部21bにおいては、第2のモノマー単位から発生した酸が残存する。
【0095】
この場合、レジスト膜21の露光部21aにおいては、第1のモノマー単位から十分な量の塩基が発生するため、第2のモノマー単位から発生していた酸は完全に中和され、酸はレジスト膜21の未露光部21bにのみ残存した。
【0096】
次に、レジスト膜21を加湿されている雰囲気中に保持して、図4(a)に示すように、レジスト膜21の未露光部21bの表面に水吸着部25を形成する。尚、水吸着部25は、酸が存在するレジスト膜21の未露光部21bにのみ形成される。
【0097】
次に、金属アルコキシドとしてのメチルトリエトキシシラン(MTEOS)のガスをレジスト膜21の表面に供給すると、レジスト膜21の未露光部21bにおいて、酸が触媒となってMTEOSの加水分解及び脱水縮合が起こるので、図4(b)に示すように、レジスト膜21の未露光部21bの表面にのみ金属酸化膜26が形成される。尚、レジスト膜21の露光部21aにおいては、酸が存在しないため、金属酸化膜26は形成されない。
【0098】
次に、図4(c)に示すように、レジスト膜21に対して金属酸化膜26をマスクとしてドライエッチングを行なって、レジスト膜21の未露光部21bからなるレジストパターン28を形成する。
【0099】
我々が、実際にICP装置を用いてO2 ガス及びSO2 ガスを主成分とするエッチングガスを用いてプラズマエッチング27を行なって、0.11μmのパターン幅を有するレジストパターン28を形成したところ、半導体基板20の上におけるレジストパターン28が存在しない領域つまりレジスト膜21の露光部21aと対応する領域に残渣が発生することなく、矩形状の断面を有する良好なパターンが得られた。
【0100】
尚、200nm以下の波長を持つエネルギービームが照射されると塩基を発生させる第1のモノマー単位としては、第1の実施形態においてはカンフェニリデンイミノ=N−メタクリロイルオキシエチルカルバメートを用い、第2の実施形態においてはO−アクリロイルアセトンオキシムを用いたが、これに代えて、[化51]に示す3−メチル−2−ブチリデンイミノ=N−メタクリロイルオキシエチルカルバメート、又は[化52]に示すO−アクリロイルメチルエチルケトンオキシム等を用いてもよいと共に、これらのモノマー単位に限られず、前記の[化25]の一般式で表わされるモノマー単位又は[化26]の一般式で表わされるモノマー単位を広く用いることができる。
【0101】
【化51】
Figure 0003996322
【0102】
【化52】
Figure 0003996322
【0103】
また、第1及び第2の実施形態において用いた塩基を発生させる第1のモノマー単位に代えて、前記の[化27]の一般式で表されるモノマー単位を広く用いることができる。以下、[化27]の一般式で表わされるモノマー単位の具体例を例示するが、これらに限られるものではない。
【0104】
第1の例としては、[化53]で表わされるモノマー単位が挙げられる。
【0105】
【化53】
Figure 0003996322
【0106】
第2の例としては、[化54]で表わされるモノマー単位が挙げられる。
【0107】
【化54】
Figure 0003996322
【0108】
第3の例としては、[化55]で表わされるモノマー単位が挙げられる。
【0109】
【化55】
Figure 0003996322
【0110】
また、第1及び第2の実施形態において用いた塩基を発生させる第1のモノマー単位に代えて、前記の[化28]の一般式で表されるモノマー単位を広く用いることができる。以下、[化28]の一般式で表わされるモノマー単位の具体例を例示するが、これらに限られるものではない。
【0111】
第1の例としては、[化56]で表わされるモノマー単位が挙げられる。
【0112】
【化56】
Figure 0003996322
【0113】
第2の例としては、[化57]で表わされるモノマー単位が挙げられる。
【0114】
【化57】
Figure 0003996322
【0115】
また、第1及び第2の実施形態において用いた、エネルギービームが照射されると酸を発生させる第2のモノマー単位に代えて、前記の[化31]の一般式で表わされるモノマー単位を広く用いることができる。以下、[化31]の一般式で表わされるモノマー単位の具体例を例示するが、これらに限られるものではない。
【0116】
第1の例としては、[化58]で表わされる1−フェニルエチリデンイミノスチレンスルホナートが挙げられる。
【0117】
【化58】
Figure 0003996322
【0118】
第2の例としては、[化59]で表わされる1−フェニルプロピリデンイミノスチレンスルホナートが挙げられる。
【0119】
【化59】
Figure 0003996322
【0120】
また、第1及び第2の実施形態において用いた、エネルギービームが照射されると酸を発生させる第2のモノマー単位に代えて、前記の[化32]一般式で表わされるモノマー単位を広く用いることができる。以下、[化32]の一般式で表わされるモノマー単位の具体例を例示するが、これらに限られるものではない。
【0121】
第1の例としては、[化60]で表わされるN−スチレンスルフォニルオキシフタルイミドが挙げられる。
【0122】
【化60】
Figure 0003996322
【0123】
また、第1及び第2の実施形態において用いた、エネルギービームが照射されると酸を発生させる第2のモノマー単位としては、前記の[化31]一般式又は[化32]の一般式で表わされるモノマー単位に代えて、他のモノマー単位を広く用いることができる。
【0124】
また、パターン露光の露光光としては、第1の実施形態ではArFエキシマレーザを用い、第2の実施形態ではF2 エキシマレーザを用いたが、これらに代えて、Xe2 レーザ(波長:172nm帯)、Kr2 レーザ(波長:146nm帯)ArKrレーザ(波長:134nm帯)、Ar2 レーザ(波長:126nm帯)又は軟X線(波長:13nm帯、11nm帯若しくは5nm帯)等を用いることができる。
【0125】
また、全面露光の露光光としては、第1の実施形態ではKrFエキシマレーザを用い、第2の実施形態ではDeep UV光を用いたが、前述したパターン露光の露光光を用いることができると共に、g線(波長:436nm帯)又はi線(波長:365nm帯)等の紫外線等を用いることができる。
【0126】
ところで、第1及び第2の実施形態において用いた塩基を発生させる第1のモノマー単位([化25]の一般式又は[化26]の一般式で表わされるモノマー単位)は、200nmの波長以下のエネルギービームでのみ塩基を発生する(200nmを超える波長のエネルギービームでは塩基を殆ど発生しない)ので、パターン露光を200nmの波長以下のエネルギービームで行なうと共に、全面露光を200nmを超える波長のエネルギービームで行なうと、残渣が発生しないと共に解像度(露光部と未露光部とのコントラスト)に優れたレジストパターンを形成することができる。
【0127】
また、第1及び第2の実施形態においては、金属アルコキシドとしては、MTEOSを用いたが、これに代えて、メチルトリメトキシシラン(MTMOS)、テトラメトキシシラン(TMOS)、テトラエトキシシラン(TEOS)、Ti(OC25)4 、Ge(OC25)4 、Al(OC25)3 又はZr(OC25)3 等の他の金属アルコキシドを気相又は液相で供給してもよい。
【0128】
さらに、第1及び第2の実施形態においては、第3のモノマー単位としては、メタクリル酸を用いたが、これに代えて、メチルアクリル酸又はメチルメタクリル酸等を広く用いることができると共に、第3のモノマー単位が重合されていない2元の重合体又は2元の重合体に複数のモノマー単位が重合されてなる4元以上の重合体を用いてもよい。
【0129】
【発明の効果】
本発明に係る第1〜第4のパターン形成材料及び第1〜第8のパターン形成方法によると、レジストパターンが形成されていない領域(レジスト膜のパターン露光の露光部と対応する領域)に残渣が発生しないため、被エッチング膜に対してエッチングを行なったときに残渣が被エッチング膜に転写される事態を防止できるので、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、従来のパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a)、(b)は、従来のパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板
11 レジスト膜
11a 露光部
11b 未露光部
12 マスク
13 ArFエキシマレーザ
14 KrFエキシマレーザ
15 水吸着部
16 金属酸化膜
17 ドライエッチング
18 レジストパターン
20 半導体基板
21 レジスト膜
21a 露光部
21b 未露光部
22 Deep UV光
23 マスク
24 F2 エキシマレーザ
25 水吸着部
26 金属酸化膜
27 ドライエッチング
28 レジストパターン

Claims (10)

  1. [化1]の一般式で表されるモノマー単位と、エネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有していることを特徴とするパターン形成材料。
    Figure 0003996322
    但し、[化1]の一般式において、
    nは1以上の整数であり、
    は水素原子又はアルキル基を示し、
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
  2. [化3]の一般式で表されるモノマー単位と、エネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有していることを特徴とするパターン形成材料。
    Figure 0003996322
    但し、[化3]の一般式において、
    nは1以上の整数であり、
    は−CH=CH又は[化4]であり、
    Figure 0003996322
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
  3. 前記酸を発生させるモノマー単位は、[化7]の一般式又は[化8]の一般式で表されることを特徴とする請求項1または2に記載のパターン形成材料。
    Figure 0003996322
    Figure 0003996322
    但し、[化7]又は[化8]の一般式において、
    は水素原子又はアルキル基を示し、
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基、フェニル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基、環状アルケニル基、フェニル基を持つ環状アルキル基若しくはフェニル基を持つ環状アルケニル基を示す。
  4. [化9]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に対してパターン露光を行なって、前記レジスト膜のパターン露光の露光部において前記重合体から塩基を発生させる工程と、
    前記レジスト膜に対して全面露光を行なって前記重合体から酸を発生させることにより、前記レジスト膜におけるパターン露光の露光部において前記重合体から発生した塩基と前記重合体から発生した酸とを中和させる工程と、
    前記レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、前記レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、
    前記金属酸化膜をマスクとして前記レジスト膜に対してドライエッチングを行なって、前記レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。
    Figure 0003996322
    但し、[化9]の一般式において、
    nは1以上の整数であり、
    は水素原子又はアルキル基を示し、
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
  5. [化10]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に対して全面露光を行なって、前記重合体から酸を発生させる工程と、
    前記レジスト膜に対してパターン露光を行なって、前記レジスト膜におけるパターン露光の露光部において、前記重合体から塩基を発生させることにより前記重合体から発生した酸と前記重合体から発生した塩基とを中和させる工程と、
    前記レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、前記レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、
    前記金属酸化膜をマスクとして前記レジスト膜に対してドライエッチングを行なって、前記レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。
    Figure 0003996322
    但し、[化10]の一般式において、
    nは1以上の整数であり、
    は水素原子又はアルキル基を示し、
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
  6. [化13]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に対してパターン露光を行なって、前記レジスト膜のパターン露光の露光部において前記重合体から塩基を発生させる工程と、
    前記レジスト膜に対して全面露光を行なって前記重合体から酸を発生させることにより、前記レジスト膜におけるパターン露光の露光部において前記重合体から発生した塩基と前記重合体から発生した酸とを中和させる工程と、
    前記レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、前記レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、
    前記金属酸化膜をマスクとして前記レジスト膜に対してドライエッチングを行なって、前記レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。
    Figure 0003996322
    但し、[化13]の一般式において、
    nは1以上の整数であり、
    は−CH=CH又は[化14]であり、
    Figure 0003996322
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
  7. [化15]の一般式で表されるモノマー単位とエネルギービームが照射されると酸を発生させるモノマー単位とを含む重合体を有するパターン形成材料からなるレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に対して全面露光を行なって、前記重合体から酸を発生させる工程と、
    前記レジスト膜に対してパターン露光を行なって、前記レジスト膜におけるパターン露光の露光部において、前記重合体から塩基を発生させることにより前記重合体から発生した酸と前記重合体から発生した塩基とを中和させる工程と、
    前記レジスト膜に金属アルコキシドを供給して、前記レジスト膜におけるパターン露光の未露光部の表面に金属酸化膜を形成する工程と、
    前記金属酸化膜をマスクとして前記レジスト膜に対してドライエッチングを行なって、前記レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。
    Figure 0003996322
    但し、[化15]の一般式において、
    nは1以上の整数であり、
    は−CH=CH又は[化16]であり、
    Figure 0003996322
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基若しくは環状アルケニル基を示す。
  8. 前記酸を発生させるモノマー単位は、[化21]の一般式又は[化22]の一般式で表されることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
    Figure 0003996322
    Figure 0003996322
    但し、[化21]又は[化22]の一般式において、
    は水素原子又はアルキル基を示し、
    及びRは、それぞれが互いに独立している水素原子、アルキル基、フェニル基若しくはアルケニル基、又は両者で環状となっている環状アルキル基、環状アルケニル基、フェニル基を持つ環状アルキル基若しくはフェニル基を持つ環状アルケニル基を示す。
  9. 前記パターン露光は、200nm以下の波長を持つエネルギービームを照射して行なうことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  10. 前記金属酸化膜を形成する工程は、前記レジスト膜に水を吸収させてから、前記金属アルコキシドを供給する工程を含むことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
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