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JP4012858B2 - 画像入出力装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像入出力装置に関し、さらに詳しくは、IPアドレスによる通信が可能な画像入出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
Internet Protocol(以下、IPと記す)の通信が可能なプリンタ、スキャナ、FAX若しくはそれらの複合機(以下、MFPと記す)が市場に多く販売されている。このようなネットワーク対応MFPは、複数の人員で1台のMFPを利用することに主眼を置いて開発されている。従って、これらの機器では従来1個のIPアドレスを持ち、複数のコンピュータがそのIPアドレスを使用して通信を行っている。しかしながら、複数の人員で1台のMFPを共有する場合、全ての人に完全なMFPの機能を提供する必要がない場合がある。例えば、FAX送信機能を多く使用する人や、主としてPCの出力装置として使用する人や、複写機として多く使用する人など目的はさまざまである。そこで1日に印刷して良い量を一人一人に定めたり、ある人にはFAX送信機能とプリンタ機能を提供しつつ、ある人にはプリンタ機能のみを提供してFAX機能を提供しないなど、使用目的に合った使い方をしたいといった要求がある。
また、IPアドレスを使用した従来技術として、特開平11−184649号公報には、簡単でしかも低コストな方法で低機能のプリンタを高機能なプリンタと同等に使用できる技術について開示されている。それによると、ネットワークに接続でき且つポストスクリプトなどの高機能言語を理解できる高機能プリンタの下流に、ネットワーク非対応で且つ高機能言語が理解できない低機能プリンタがバスやケーブルを介して接続され、一つのプリンタグループを構成する。高機能プリンタは、下流側の低機能プリンタの性能を調べて記憶し、そして、このプリンタグループ全体の性能をネットワーク上のホストに通知する。ホスト内のプリンタドライバは、通知された性能に基づいてユーザインタフェース画面を作成し表示する。ホストから印刷ジョブデータを受けると、高機能プリンタは、そのジョブを処理するのに適したプリンタをグループ内から選択し、そのプリンタにジョブデータを転送するものである。
【特許文献1】
特開平11−184649号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示されている従来技術では、プリンタに複数のIPアドレスを設定するという要素を持つ。ただし、これは複数の低機能プリンタを統合するために使用するのであり、本発明のように仮想プリンタを複数のIPアドレスに分割したり、それを利用して利用者制限を行うということは一切言及していない。
本発明は、かかる課題に鑑み、IPアドレスを複数利用することで、MFPの機能制限が容易で、またMFPとコンピュータ間通信のセキュリティ性を高めることが可能な画像入出力装置を提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、ネットワーク通信機能と、少なくともスキャナ、プリンタ、ファクシミリ、及びファイル記憶の機能と、を備えた画像入出力装置であって、前記画像入出力装置に複数のIPアドレスを保持するIPアドレス保持手段と、前記各機能に前記IPアドレス保持手段に保持されたIPアドレスを設定するIPアドレス設定手段と、前記機能のIPアドレスを生成するIPアドレス生成手段と、を備え、必要な機能の要求が発生した場合、前記IPアドレス生成手段により該要求のIPアドレスを生成し、前記機能の何れかに該IPアドレスを設定することを特徴とする。
本発明は、スキャナ、プリンタ、FAX、ファイル記憶などの機能を備えている1台のMFPについての発明である。そして、このMFP自身に複数のIPアドレスを保持させ、複数のIPアドレスの1つ1つに、仮想的に、各スキャナ、プリンタ、FAX、ファイル記憶などの機器を備えさせる。
かかる発明によれば、本来の機器は1台であっても、ネットワーク的には複数の機材があるように見せることができる。
請求項は、前記複数のIPアドレスを保有するネットワークインターフェースと、機器内部プログラム及びスイッチのユーザインターフェース及び、前記ネットワークインターフェースから伝えられるIPアドレス追加要求を受け取る管理命令通信手段と、前記IPアドレス追加要求に応じて前記IPアドレスのホストを特定する部位を生成して新たなIPアドレスを生成する仮想MFP管理手段と、仮想MFPを保持するための最低限必要なIPアドレスと利用可能か否かを認証する認証情報とを備えた通信管理情報、前記仮想MFPが持つ機能がどのような機能かを示す機能定義の参照と前記機能がどの程度の性能を持つかを示す属性値とを備えた提供機能定義情報、及び前記仮想MFPごとに現在の使用量と使用量の上限及び前記仮想MFPが使用不能に至っても前記仮想MFPを一定時間消去しない使用不能状態維持期限を備えた存在管理情報を備えた仮想MFP機能手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のMFPではネットワークインターフェースを持ち、さらに管理命令通信手段を持つ。そしてネットワークインターフェースは、複数のIPアドレスを保有することができ、各IPアドレスが外部からは1台のMFPのように見える。このような機器が本発明の特徴である。このために、自身が持つIPアドレスは外部から管理命令通信手段を持つ。そこからこの1台のMFPのように見える仮想MFPの生成/削除/特徴変更を行うための命令通信を可能にする。
かかる発明によれば、ネットワークインターフェース、管理命令通信手段、仮想MFP管理手段、及び仮想MFP機能手段とを備えることにより、1台のMFPのように見える仮想MFPの生成/削除/特徴変更を行うための命令通信を行うことができる。
【0005】
請求項は、前記仮想MFP機能手段は、前記IPアドレスによる通信が可能であり、機器内部プログラムやスイッチなどユーザインターフェースや前記ネットワークインターフェースから伝えられるIPアドレス追加要求を受け取った場合、前記仮想MFP管理手段により前記IPアドレス追加要求に応じてIPアドレスのホストを特定する部位を生成し、前記IPアドレスのホストを特定する部位の空間が十分に広い場合、その値を乱数など外部から予測できない値となるように生成し、該生成値から新たなIPアドレスを自動的に生成し、これまで設定されていたIPアドレスと共に、前記新たなIPアドレスも利用できるように前記ネットワークインターフェースに割り振り、前記機器内部プログラムやユーザインターフェースないしはネットワークインターフェースからのIPアドレス削除要求を受け取り、複数割り振られたIPアドレスのうちの一つを解除することを可能としたことを特徴とする。
本発明の仮想MFP機能手段は、ユーザインターフェースやネットワークインターフェースから伝えられるIPアドレス追加要求を受け取った場合、新しいIPアドレスを生成してネットワークインターフェースに振り分ける。そして、そのIPアドレスによる仮想MFPの使用が終了すると、要求されたIPアドレスを削除する。
かかる発明によれば、複数のIPアドレスをユーザの要求あるいは内部システムの要求に応じて任意に複数設定でき、各設定されたアドレス毎に自動削除あるいはユーザの要求に応じて削除する機能を持っているので、1台のMFPに1個のIPアドレスが割り当てられていた状況を利用して、1台のプリンタを複数台あるように見せることができる。また、各IPアドレスは独立したセキュリティ空間を持つことができ、異なったポリシーを持つ複数のネットワークにも同時に対応できる。
【0006】
請求項は、ユーザからの要求に応じて自身が持つ機能の一部を選択して本来の機器と同機能ないしはより低機能な機器として稼働させること、若しくは同性能ないしはより低性能な機器として稼働させることが可能な機器であり、前記同機能ないしはより低機能、若しくは同性能ないしはより低性能を持つ仮想的な機器をソフトウェア的にエミュレーションして、前記仮想的な機器に対して前記IPアドレスを割り振り、該IPアドレスによって本来は1台しかない機器をネットワーク上に仮想的に複数存在するかのように機能することを特徴とする。
MFPの機能の一部分のみ利用できる仮想MFPをソフトウェア的に作成し、その仮想MFP個別にIPアドレスを設定できるようにする。
かかる発明によれば、物理的に1台のMFPが利用者のコンピュータ見るとネットワーク的に複数台のMFPに見える。また、仮想MFPそれぞれにMFPが提供する機能を指定可能にする。これによってユーザのPCから見えるMFPはそれぞれが異なった機能を持っているように見える。これと、各IPアドレスの利用制限機構を設定することによって、利用者毎にMFP利用制限を設定することができる。
請求項は、利用するソフトウェアないしはハードウェアの部品ごとに利用回数あたりの課金額を設定し、前記各部品が利用される毎にその利用量を得る利用量算出手段を備え、該利用量算出手段により得られた量が既定の量に到達した場合、割り振られたIPアドレスを消去して利用不能にするか、若しくは機器を一時的に利用不能にして課金状態を待ち、一定期間以上経過して課金がなかった場合は前記割り振られたIPアドレスを削除することを特徴とする。
MFPの内部で動作するソフトウェアに対して期間定額制の利用料金課金制度を設ける場合を対象としている。MFPの内部で動作するソフトウェア毎に利用料を設定し、それを利用する仮想MFPを設定する。この仮想MFPの利用可能期間を内部で保持し、その値とリアルタイムクロックを比較可能にする。さらにリアルタイムクロックの値に応じて仮想MFPを削除するか、リアルタイムクロックの値に応じて仮想MFPを利用不能状態にして一定期間後にその仮想MFPを解除する機構を持つ。
かかる発明によれば、仮想MFPを解除する機構と、あるIPアドレスにアクセスする権利を課金する機構とを併用することで、MFPの特定のプログラム部分を利用する者に対して課金することが可能となる。
【0007】
請求項は、利用するソフトウェアないしはハードウェアの部品ごとに利用期限を設定し、内部に実時間を計時するための時計を備え、前記ソフトウェア部品ないしはハードウェア部品の利用時間を計測する利用時間計測手段を備え、該利用時間計測手段により所定の時間経過後、機器に設定されたIPアドレスを消去若しくは利用不能にするか、或いは前記機器を一時的に利用不能にして再度利用時間の延長要求を待ち、一定期間以上経過して課金がなかった場合は前記機器に設定されたIPアドレスを消去することを特徴とする。
本発明は、MFPの内部で動作するソフトウェアに対して期間定額制の利用料金課金制度を設ける場合を対象としている。MFPの内部で動作するソフトウェア毎に利用料を設定し、それを利用する仮想MFPを設定する。この仮想MFPの利用可能期間を内部で保持し、その値とリアルタイムクロックを比較可能にする。さらにリアルタイムクロックの値に応じて仮想MFPを削除するか、リアルタイムクロックの値に応じて仮想MFPを利用不能状態にして一定期間後にその仮想MFPを解除する機構を持つ。
かかる発明によれば、仮想MFPを解除する機構と、あるIPアドレスにアクセスする権利を課金する機構とを併用することで、MFPの特定のプログラム部分を利用する者に対して課金することが可能となる。
請求項は、ユーザないしは内部プログラムからの指示により機器の上で動作するプログラムを外部にあるサーバから取得し、該プログラムをIPアドレスを設定して利用可能にし、前記プログラムを一定量稼働したあとは前記IPアドレスを削除若しくは利用不能にすることを特徴とする。
本発明は、請求項のMFPに遠隔サーバからMFPのプログラム部品を取得し、自身の内部に配置する機構を追加する。
かかる発明によれば、プログラム部品をMFPの外部から取得することが可能になるようにし、仮想MFPの機能を動的に変更でき、MFP本体のプログラム保管リソースを削減しつつ、多彩な仮想MFP機能を提供できる。
【0008】
請求項は、利用者からの金銭入力を受け付ける金銭受付手段を備え、該金銭受付手段に所定の金銭を投入することにより仮想機器のIPアドレスを取得し、該IPアドレスに基づいて選択された仮想機器を利用した場合、前記金銭受付手段に投入した課金額に合わせた分だけ前記仮想機器が動作することにより、前記IPアドレスを消去するか、若しくは利用不能にして一定時間後に前記IPアドレスを消去することを特徴とする。
現金ないしはプリペイドカードによる金銭投入を受け付ける機器と、それに応じてMFP内部でIPアドレスを割り当てる機構を持ち、このIPアドレスは従量ないしは期間固定による課金システムとする。
かかる発明によれば、不特定多数の利用者が居る環境で、利用者個別に課金することができる。特にIPアドレスが非常にたくさん設定できる環境では、IPアドレスが一人一人異なるために、このIPアドレスが他者に知られない限りにおいてセキュリティを強化することができる。
請求項は、ネットワーク経由で利用者のクレジットカード番号を受け付けるクレジットカード受付手段を備え、該クレジットカード受付手段によりクレジット番号を入力することにより仮想機器のIPアドレスを取得し、該IPアドレスに基づいて選択された仮想機器を利用した場合、前記クレジットカードに記載された課金額に合わせた分だけ前記仮想機器が動作することにより、前記IPアドレスを消去するか、若しくは利用不能にして一定時間後に前記IPアドレスを消去することを特徴とする。
ネットワーク経由でクレジットカード番号を受け取り、その場で課金が成功したらMFP内部でIPアドレスを割り当てる。このIPアドレスは従量ないしは期間固定による課金システムとする。
かかる発明によれば、不特定多数の利用者が居る環境で利用者個別に課金することができ、課金処理とIPアドレスの通知を自動化できるため、PCへのプリンタ設定も自動化が可能となる。また、IPアドレスが非常にたくさん設定できる環境では、IPアドレスが一人一人異なるために、このIPアドレスが他者に知られない限りにおいてセキュリティを強化することができる。尚、指定された量以上の印刷が行われた場合、そのIPアドレスは利用不能状態になる。課金の追加が実施された場合、継続して印刷ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施例形態に係るMFP本体の構成ブロック図である。このMFP本体は、複数のインターネットプロトコル(IP)アドレス1a〜1dを保有するネットワークインターフェース1と、機器内部プログラム及びスイッチのユーザインターフェース2A及び、ネットワークインターフェース1から伝えられるIPアドレス追加要求を受け取る管理命令通信機構2と、IPアドレス追加要求に応じてIPアドレスのホストを特定する部位を生成して新たなIPアドレスを生成する仮想MFP管理機能3と、仮想MFPを保持するための最低限必要なIPアドレスと利用可能か否かを認証する認証情報とを備えた通信管理情報4A、仮想MFPが持つ機能がどのような機能かを示す機能定義の参照と機能がどの程度の性能を持つかを示す属性値とを備えた提供機能定義情報4C、及び仮想MFPごとに現在の使用量と使用量の上限及び仮想MFPが使用不能に至っても仮想MFPを一定時間消去しない使用不能状態維持期限を備えた存在管理情報4Bを備えた仮想MFP機能4と、機能を使用した使用量を算出する使用量算出機構5と、存在管理情報4Bの使用量を測定するための時計6と、各種機能を定義する機能定義群7と、機能を実現するための各機構を備えた機能を実現する処理群8と、外部のプログラムをダウンロードするダウンロード機構9と、現金やプリペードカードを受け付けるコイン受付機10と、外部から提供される有料プログラムデータ11と、その有料プログラムデータ11を提供する有料プログラム/データ提供サーバ12とを備えて構成される。
【0010】
ここで、ネットワークインターフェース1はIPアドレス1a〜1dを有し、管理命令通信機構2はユーザインターフェース2A内にIPアドレス追加設定UI2aとIPアドレス削除受付UI2bにより構成され、仮想MFP管理機能3はIPアドレス生成機能3Aとして、乱数発生部3a、アドレス決定部3bにより構成され、通信管理情報4AはIPアドレス4aと認証情報4bにより構成され、存在管理情報4Bは使用量4cと使用上限4dと使用不能状態維持期限4eを備え、提供機能定義情報4Cは機能属性値4fと機能定義の参照4gにより構成され、機能定義群7はプリンタ機能7a、スキャナ機能7b、PCFax機能7c、新たな機能7dにより構成され、機能を実現する処理群8はプリンタ機構8a、印刷言語解釈機構8b、スキャナ機構8c、PCFax機構8d、新たなソフトウェア気候8eから構成される。
このMFP100ではネットワークインターフェース1を持ち、さらに管理命令通信機構2を持つ。ネットワークインターフェース1は複数のIPアドレス(1a〜1d)を保有することができ、各IPアドレスが外部からは1台のMFPのように見える。このような機器が本発明の特徴である。このために、自身が持つIPアドレス4aは外部から管理命令通信機構を持つ。そこからこの1台のMFPのように見える仮想MFPの生成/削除/特徴変更を行うための命令通信を可能にする。そして管理命令通信機構2は自身が持つネットワークインターフェース1から命令を受信し、それが適切な命令であれば仮想MFP管理機能3で前記の仮想的なMFPの生成/削除/特徴変更を行う。この機構は管理命令通信機構2以外にも、料金を投入されるコイン受付機10からのコイン投入に応じても仮想MFPの生成が可能なものとする。また、仮想MFP管理機能3が仮想MFPの生成を要求された場合、その仮想MFPに設定するIPアドレスを生成する。このため、乱数を乱数発生部3aにより生成し、IPアドレスにおけるホスト部ないしはサフィックスと呼ばれる部位の決定に生成した乱数を適用する。なお、このような乱数を利用したIPアドレスの決定は公知技術である。
【0011】
また仮想MFPを保持するため、システム内では最低限仮想MFPが保持するIPアドレス4aを持ち、また必要に応じてその仮想MFPを利用するための認証情報4bを持つ。さらに、その仮想MFPが持つ機能はどのような機能かを示す機能定義の参照4gを持ち、その機能がどの程度の性能を持つかなどの機能属性値4fを保持する。なお、機能定義の参照とは実際の機能を実現するための処理を記載したプログラム部分を指し示す情報である。たとえばプリンタ機能を実現するためには印刷言語解析ソフトウェアや、プリンタ機構をどのように駆動したら実現できるのかという情報を記載したプログラム部品をここでは機能定義と呼び、仮想MFPからこの部分を参照可能にする。また、必要に応じて、仮想MFPそれぞれが一定量処理を行ったら自動的に消滅するという機能を持たせることが可能である。
そのため、仮想MFP一つ毎に現在の使用量4cと使用量上限4dを持って、仮想MFPを利用する毎に使用量値を増加させるか、ないしは仮想MFP一つ毎に残存使用量を持ち、仮想MFPを利用する毎にその残存使用量の値を減少させる。そして機能を実現する部分から処理が完了した旨の通知を受けて、使用量算出機構5で1回分の機構使用量を算出する。また、使用量ではなく、利用可能時間を区切ることもできる。そのためにMFP内部にある時計6を利用して、MFP利用可能状態を時間的に区切る(一定時間経過したら利用不能にする)といった管理も可能にする。なお、必要に応じて、利用量が規定以上になったら、その仮想MFPは利用不能にするが、その際も機能が利用できないだけにして、仮想MFPを残し、再度延長処理があったら利用可能にすることも可能とする。すなわち、仮想MFPが利用不能状態に至っても仮想MFPを一定時間消去しないという機能であり、それを実現するために使用不能状態維持期限値4eを持ち、ここに記載された時間だけ仮想MFPを保持できるようにする。
また、本システムはネットワーク経由でMFPのソフトウェア部品を取得し、それを自身の内部に実行可能な状態で保管し、最初から存在したソフトウェア部品と同様に利用することができる。そのため、当該MFPはダウンロード機構9とダウンロードしたソフトウェアを新たに保持する機能7dを少なくとも持つ。
【0012】
図2は本発明の第1の実施形態の様子を示す図である。図ではネットワークを介してMFP20と通信する者として管理作業者とプリンタ利用者22、23、スキャナ利用者24が居る。管理作業者21からの要求に応じて、仮想プリンタ26や仮想スキャナ27としても動作する。また管理作業者21は管理用IPアドレス28を経由して、MFP20に対して仮想プリンタ26や仮想スキャナ27を作成することができる。プリンタ利用者22、23およびスキャナ利用者24はネットワーク越しに、仮想プリンタ26や仮想スキャナ27と通信する。これら仮想機器を利用するときは管理用IPアドレス28と同時に設定されているプリンタIPアドレス29やスキャナIPアドレス30に対して通信する。このようにすることで、本来の機器は1台であっても、ネットワーク的には複数の機材があるように見せることができる。例えば、スキャナは普段使用しないが、一時的にスキャナの機能が必要となった場合、管理作業者21は管理用IPアドレス28に対して仮想スキャナ27の生成を要求する。そしてスキャナ利用者24が仮想スキャナ27を利用したあと、管理作業者21が管理用IPアドレス28から仮想スキャナ27の解除を行い、仮想スキャナ27はスキャナ利用者24から解除される。
尚、管理用IPアドレスは、従来のMFPの全機能が利用できるIPアドレスが設定されている場合は、それと兼用しても良いし、あるいはネットワークからだけでなく、MFPのプログラム部品からの要求に応じて仮想プリンタ26や仮想スキャナ27を削除することも可能とする。この機能によって、MFPの全機能ではなく部分的な機能のみを、しかも本来の性能を限定した形で利用者に提供することができる。例えば、プリント枚数を減らすために一部の利用者だけが、あるIPアドレスで提供される仮想プリンタを利用して、その他の者は別のIPアドレスで提供される仮想プリンタを利用する。この時、前者はMFPが持つ本来の性能で印刷できるが、後者のユーザ達は比較的遅いスピードでしか印刷できず、印刷回数そのものを減らすことができる。
【0013】
図3は本発明の第1の実施形態の機能を提供する内部要件について示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。本システム内部では仮想MFPのソフトウェア的管理機構を持ち、ここで仮想MFPの情報を生成/削除を行う。ここではこれを仮想MFP管理機能3と呼ぶ。この仮想MFP個々の情報として、ネットワーク的な印刷等要求を受け取るためにIPアドレス4aを持つ。また必要に応じて仮想MFPを利用するための認証情報4bも持たせる。例えば、IPSecを利用して通信する場合はPC側IKEデーモンの事前共有鍵や暗号化パラメータ種別などの情報もここで保持する。また、そのIPアドレスがどのような機能を提供しているか、すなわち仮想MFPがどのような機能を持つのかという情報を提供機能定義情報4Cとして保持している。ここには仮想MFPが後述する機能定義情報7の中のどの機能を利用するかという情報や、その機能の属性値4f(例えば1分間に10枚印刷可能なプリンタとする、広告を裏面に印刷することしかできないプリンタとする)などを保持している。このような仮想MFPが提供可能な機能を定義するのが機能定義情報7である。ここでは仮想MFPが提供する機能と、その機能を実現するためのハードウェアあるいはソフトウェア的な機構をどのように使用するかを示している。
尚、仮想MFPの生成/削除/特徴修正は管理者がネットワークインターフェース1を介して遠隔制御できる。このため、ネットワークインターフェース1を介して管理命令通信機構2を配置して、ここで管理者のPCとの通信を実現する。この管理命令通信機構2からの要求に応じて、仮想MFP管理機能3で仮想MFPの生成/削除/特徴修正を行う。
図4は仮想MFP管理機能3により仮想MFPの生成と削除の手順を示す図である。まず、PCからの要求をネットワークインターフェース1により受取(S1)、到着した要求が仮想MFP管理要求の場合(S2)、管理命令通信機構2で必要に応じて認証を行い、その後どのような管理要求がされているか解析する(S3)。そして、仮想MFP生成を要求する場合は(S4)、IPアドレス生成機構を利用してIPアドレスを生成する(S6)。仮想MFPの破棄を要求している場合は(S5)、仮想MFP管理機構で仮想MFPの終了処理を行う(S7)。ステップS1でPCからの要求をネットワークインターフェース1により受取り、到着した要求が仮想MFP利用要求の場合(S8)、必要に応じてIPSecなどの認証を行い(S9)、認証に失敗すると(S10)、仮想MFPの利用を拒否する(S12)。認証に成功、あるいは認証が不要の場合(S11)、仮想MFPで指定している機能定義情報や機能属性値に従ってユーザから要求された処理を実現する(S13)。
【0014】
図5はMFPが持つソフトウェア部品の構成例を示す図である。図で示した例ではソフトウェアの基盤としてOSおよびシステムリソース管理コード部35があり、それを利用して、すなわちOSを礎として、通常印刷を行う通常印刷ミドルウェア36がある。ここではより広範囲に渡った機構制御を行ったり、各種機構を制御するための補助処理が記述される。さらに上位層には通常印刷アプリケーション37がある。ここではコンピュータなどから届く印刷データを解析してページ単位の印刷を行うなどの処理を担っている。このように、MFPを駆動するためのソフトウェアは複数あるプログラムモジュールが連携して機能を実現している。なお、このソフトウェアに新たなソフトウェアを追加することでより便利な機能が追加されることも多い。例えば図5のPostScript言語認識ソフト41が挙げられる。PostScriptとはAdobe社が開発した印刷データを表現するデータ言語形式であるが、非常に高機能なデーが言語であり、同じくAdobe社が作成した言語解析ソフトを利用することで確実な印刷が可能となる。
このようなソフトウェアの利用権は高価なライセンス品である。従来はMFPにオプションとしてこのソフトウェアを搭載していた。しかしながら、MFPを複数のユーザで利用する場合、MFPに課せられたこのコストを、PostScriptが不要な者にも必要な者にも一律負担させるのは不公平である。このようなソフトウェアは利用する者のみから課金することができれば、それが最も公平である。また、前記した仮想MFPを利用する場合、例えばスキャナは紙を一切使用せず、また消耗しやすい部品は非常に少ない。対して、プリンタは紙を消費する上に現像ドラムなどの消耗しやすい部品も多い。このような状況でスキャナの利用者からもプリンタの利用者からも一律に課金することは難しい。
【0015】
図6は本発明の第2の実施形態の機能を提供する内部要件について示す図である。図中には仮想MFPが3つ記載されているが、この中で最も前面にある仮想MFP4をユーザが利用したとする。この仮想MFP4が利用する機能は、図中のPCFax機能7cであったとする。この時、仮想MFP毎に管理する情報として第1の実施形態の情報に加え、新たに使用量算出機構5が保持される。ここでいう使用量とは、金額その物でなくても良いが金額に換算できる量でなければならない。本実施形態では各種機構によって課金体系が異なる場合を考慮している。例えばFAX送信は1回につき電話料金相当額が少なくとも課金されるべきだし、有料のデータ変換プログラムが利用された場合、データ量によって課金される金額が異なる可能性がある。このような複数種ある課金体系をまとめた、1台の仮想MFPが課金される量を示すのがこの金額的利用量である。この仮想MFPに対して利用者からPCFax送信の要求が来たとする。(PCFaxとは紙を介する事なく、利用者のPCにあるデータをそのままFaxとして送信する機構である。)この場合、前記第1の実施形態と同様に仮想MFPは機能定義情報7内のPCFax機能7cを利用する。機能定義情報7内ではFax送受信機構8dを利用するよう指示されており、ユーザからの要求に応じてPCFax機能を利用する。またFax送受信機構8dでの送信が完了するとFax送受信機構8dから完了が使用量算出機構5に通知される。ここで1回分のFax送受信機構8dを利用したと認識し、使用量算出機構5でPCFaxを使用した使用量を算出し、使用量表5aに加算する。本システムではこの値を元にして課金を行う。さらに、使用量が使用量上限を越えた場合、仮想MFPの動作を停止させる。そして、その状態のまま使用不能状態維持期限だけ時間が経過したら、仮想MFPの情報そのものを削除する。もし、使用不能状態維持期限で示された時間が経過する前に、仮想MFPが利用可能になるよう、使用量の値が削減された場合、再度利用可能となる。
【0016】
図7は利用量管理の流れを示す図である。まず、仮想MFPからPCFAXの要求が出ると(S21)、機能定義群内のPCFAX機能に従ってPCFAXに必要な処理を駆動する(S22)。そして処理が完了したら使用量算出機構にPCFAX処理の完了が通知される(S23)。そしてPCFAX1回分の使用金額換算可能な使用量に変換し、それを仮想MPFで管理する使用料に加算する(S24)。その結果、使用量が上限に達していない場合は(S25)そこで終了し、使用量が上限に達した場合は(S26)、PCFAXの機能を持つ仮想MFPを利用停止にする(S27)。そして利用不能状態維持期限に指定された時間待つ(S28)。その結果課金されていれば使用量を修正し(S29)、課金されなければ仮想MFPを削除する(S30)。
次に図中の仮想MFPがセキュリティつきプリンタ機能を持っていたとする。この場合、初期状態では機能定義の中にセキュリティつきプリンタ機能がなく、また暗号演算機構もない。このように存在しない機能が指示された場合、ダウンロード機構を利用して、インターネット上の既定の場所から情報を取得する。このためにダウンロード機構は内部にURIなどの公知形式でインターネット上のダウンロードデータの場所を保持しているか、あるいはダウンロードデータの場所を支持している情報がインターネット上にあり、その場所の情報を保持している。そして、ダウンロードしたデータのうち、機能定義の内部にセキュリティつきプリンタを利用するための手続きを記載し、さらに実際にセキュリティ維持を行うためのソフトウェアもその他の場所に保管して、機能定義から利用可能にする。なお、これは公知のOSにおけるファイルの読み込みとデータ駆動と同様の手順にて行う。そして、起動後は従来通り印刷が可能なものとする。
図8はダウンロード処理の流れを示す図である。仮想MFPからセキュリティプリンタの要求が出る(S35)。ダウンロード機構が内部で保有しているURLを元にセキュリティつきプリンタ機能に必要なソフトウェアを取得する(S36)。そしてダウンロードをしたソフトウェアを本体内に保存し、機能定義部にはそれらソフトウェアを利用する情報を作成する(S37)。PCFAX1回分の使用を金額換算可能な使用量に変換し、それを仮想MFPで管理する使用量に加算する(S38)。
さらに、今回の仮想MFPで利用する課金は一定期間利用する権限を販売し、利用権が有効な間は何回でも利用可能な、いわゆる定額制課金である場合、利用量上限の代わりに利用期限を持ち、その支持された時間になったら仮想MFPの利用を停止するという手順を踏む。この場合、利用期限情報とMFPの内部で保持している実時間時計の値と比較して、期限がきたかどうかを比較する機能を持ち、使用期限を超過した場合、この仮想MFPを使用不能状態にする。本実施形態ではさらに使用不能状態維持期限が付加されている。また、使用不能状態維持期限は、使用期限切れで使用不能状態になった場合、その状態が一定期間維持されたら、この仮想MFPの情報そのものを削除する。この使用期限をここで保持している。以上の機構を保持することで、MFPの詳細な利用量課金が実現できる。
【0017】
図9は第3の本実施形態の構成を示す図である。図では公衆にインターネット接続性を提供する場所(以下、ホットスポットと記す)のような不特定多数の利用者がいる場所で課金機能付きのMFPを提供することを目的としている。これを実現するために、図9(a)により、利用者一人に1個のIPアドレスを割り振る。これによって利用者は1台のMFPを独占的に利用しているように見え、課金の実施が容易になる。このMFPはコイン受付機52と利用者51の希望機能の入力機構を持ち、コインの投入に応じて、第1の実施形態や第2の実施形態で示した仮想MFPが1個生成、設定される。仮想MFPは第2の実施形態と同様に、利用量上限値56bを持っており、これはコイン投入時の金額に応じて変化する。利用者51はここで管理されている利用可能量だけこの仮想MFPを利用することが許されている。そして利用者51にはIPアドレスが記入されたカード57が渡される。利用者51はそのカード57と必要に応じてつり銭58を受け取る。その後、利用者51はそのカードに記載されているIPアドレスをプリンタ53のIPアドレスとして自分のPC50に登録する。これによって利用者はその機器を自分のPCから印刷可能にする。なお、カード57には必要に応じてその他の認証に必要な情報も記載可能とし、PC50からプリンタを利用する際に事前共有鍵(パスワード)などの認証情報も入力させても良い。そして、利用者51がプリンタ53を利用すれば、第2の実施形態と同様に利用量値56bが加算される。そして、利用量56bが利用量上限値56cまで達したらサービスが完了し、該当するIPアドレスを経由した印刷ができない状態になる。
この時、利用者が図9(b)に示すように、IPアドレスカードと追加料金59を再度カード受付機60に入れれば、利用量56aがリセットされ、利用量上限値56bも新たな値となる。これによって、仮想MFPの利用可能量値が再度追加され、引き続きMFPを利用できる。また、利用後に利用可能料値が余ったら、利用者はIPアドレスカード59をカード受付機60に挿入して残金の返金を受ける。この際は仮想MFPが自動的に破棄される。尚、このような仮想機器は一旦利用が完了すると、そのまま残り続けることがないように、第2の実施形態と同様に使用不能状態維持期限56cを持っており、利用量値56aが利用上限値56bまで至った使用不能状態のまま一定時間が経過したら仮想MFPを削除する。以上の手段で公衆に有料プリンタを提供することができる。
【0018】
図10は他の例による第3の本実施形態の構成を示す図である。図9のようなカードによる受け渡しの手段をとらず、ネットワーク経由で課金処理を実現することも可能である。つまり課金装置62はWebサーバ機能を持っており、利用者67は自分のPC61を経由してクレジットカード番号を課金装置62のWebサーバに送信する。課金装置内ではそのカードの認証を行い、その許可がおりたら第1の実施形態や第2の実施形態と同様の手段により、その利用者専用仮想MFPを生成する。そしてそのIPアドレスや認証情報を利用者67のPC61に返送する。利用者67がその情報を元に自身の手で設定するか、あるいは公知の自動設定技術を利用することによって、自分専用の仮想MFPを利用可能となる。そして、利用者67は課金つきの印刷が可能となる。以上の手段で、ホットスポットのような不特定多数の者が居る場所で、利用者一人一人に課金をしながらMFPを利用してもらうことが可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、このMFP自身に複数のIPアドレスを保持させ、複数のIPアドレスの1つ1つに、仮想的に、各スキャナ、プリンタ、FAX、ファイル記憶などの機器を備えさせるので、本来の機器は1台であっても、ネットワーク的には複数の機材があるように見せることができる。
また請求項の発明では、ネットワークインターフェース、管理命令通信手段、仮想MFP管理手段、及び仮想MFP機能手段とを備えることにより、1台のMFPのように見える仮想MFPの生成/削除/特徴変更を行うための命令通信を行うことができる。
また請求項では、複数のIPアドレスをユーザの要求あるいは内部システムの要求に応じて任意に複数設定でき、各設定されたアドレス毎に自動削除あるいはユーザの要求に応じて削除する機能を持っているので、1台のMFPに1個のIPアドレスが割り当てられていた状況を利用して、1台のプリンタを複数台あるように見せることができる。また、各IPアドレスは独立したセキュリティ空間を持つことができ、異なったポリシーを持つ複数のネットワークにも同時に対応できる。
また請求項では、物理的に1台のMFPが利用者のコンピュータ見るとネットワーク的に複数台のMFPに見える。また、仮想MFPそれぞれにMFPが提供する機能を指定可能にする。これによってユーザのPCから見えるMFPはそれぞれが異なった機能を持っているように見える。これと、各IPアドレスの利用制限機構を設定することによって、利用者毎にMFP利用制限を設定することができる。
また請求項では、仮想MFPを解除する機構と、あるIPアドレスにアクセスする権利を課金する機構とを併用することで、MFPの特定のプログラム部分を利用する者に対して課金することが可能となる。
【0020】
また請求項では、仮想MFPを解除する機構と、あるIPアドレスにアクセスする権利を課金する機構とを併用することで、MFPの特定のプログラム部分を利用する者に対して課金することが可能となる。
また請求項では、プログラム部品をMFPの外部から取得することが可能になるようにし、仮想MFPの機能を動的に変更でき、MFP本体のプログラム保管リソースを削減しつつ、多彩な仮想MFP機能を提供できる。
また請求項では、不特定多数の利用者が居る環境で、利用者個別に課金することができる。特にIPアドレスが非常にたくさん設定できる環境では、IPアドレスが一人一人異なるために、このIPアドレスが他者に知られない限りにおいてセキュリティを強化することができる。
また請求項では、不特定多数の利用者が居る環境で利用者個別に課金することができ、課金処理とIPアドレスの通知を自動化できるため、PCへのプリンタ設定も自動化が可能となる。また、IPアドレスが非常にたくさん設定できる環境では、IPアドレスが一人一人異なるために、このIPアドレスが他者に知られない限りにおいてセキュリティを強化することができる。尚、指定された量以上の印刷が行われた場合、そのIPアドレスは利用不能状態になる。課金の追加が実施された場合、継続して印刷ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例形態に係るMFP本体の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の様子を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の機能を提供する内部要件について示す図である。
【図4】本発明の仮想MFP管理機能3により仮想MFPの生成と削除の手順を示す図である。
【図5】本発明のMFPが持つソフトウェア部品の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の機能を提供する内部要件について示す図である。
【図7】本発明の利用量管理の流れを示す図である。
【図8】本発明のダウンロード処理の流れを示す図である。
【図9】本発明の第3の本実施形態の構成を示す図である。
【図10】本発明の他の例による第3の本実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークインターフェース、2 管理命令通信機構、3 仮想MFP管理機能、4 仮想MFP機能、5 使用量算出機構、6 時計、7 機能定義群、8 機能を実現する処理群、9 ダウンロード機構、10 コイン受付機、11 有料プログラムデータ、12 有料プログラム/データ提供サーバ

Claims (9)

  1. ネットワーク通信機能と、少なくともスキャナ、プリンタ、ファクシミリ、及びファイル記憶の機能と、を備えた画像入出力装置であって、
    前記画像入出力装置に複数のIPアドレスを保持するIPアドレス保持手段と、
    前記各機能に前記IPアドレス保持手段に保持されたIPアドレスを設定するIPアドレス設定手段と、
    前記機能のIPアドレスを生成するIPアドレス生成手段と、を備え、
    必要な機能の要求が発生した場合、前記IPアドレス生成手段により該要求のIPアドレスを生成し、前記機能の何れかに該IPアドレスを設定することを特徴とする画像入出力装置。
  2. 前記複数のIPアドレスを保有するネットワークインターフェースと、
    機器内部プログラム及びスイッチのユーザインターフェース及び、前記ネットワークインターフェースから伝えられるIPアドレス追加要求を受け取る管理命令通信手段と、
    前記IPアドレス追加要求に応じて前記IPアドレスのホストを特定する部位を生成して新たなIPアドレスを生成する仮想MFP管理手段と、
    仮想MFPを保持するための最低限必要なIPアドレスと利用可能か否かを認証する認証情報とを備えた通信管理情報、前記仮想MFPが持つ機能がどのような機能かを示す機能定義の参照と前記機能がどの程度の性能を持つかを示す属性値とを備えた提供機能定義情報、及び前記仮想MFPごとに現在の使用量と使用量の上限及び前記仮想MFPが使用不能に至っても前記仮想MFPを一定時間消去しない使用不能状態維持期限を備えた存在管理情報を備えた仮想MFP機能手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像入出力装置。
  3. 前記仮想MFP機能手段は、前記IPアドレスによる通信が可能であり、機器内部プログラムやスイッチなどユーザインターフェースや前記ネットワークインターフェースから伝えられるIPアドレス追加要求を受け取った場合、前記仮想MFP管理手段により前記IPアドレス追加要求に応じてIPアドレスのホストを特定する部位を生成し、前記IPアドレスのホストを特定する部位の空間が十分に広い場合、その値を乱数など外部から予測できない値となるように生成し、該生成値から新たなIPアドレスを自動的に生成し、これまで設定されていたIPアドレスと共に、前記新たなIPアドレスも利用できるように前記ネットワークインターフェースに割り振り、前記機器内部プログラムやユーザインターフェースないしはネットワークインターフェースからのIPアドレス削除要求を受け取り、複数割り振られたIPアドレスのうちの一つを解除することを可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像入出力装置。
  4. ユーザからの要求に応じて自身が持つ機能の一部を選択して本来の機器と同機能ないしはより低機能な機器として稼働させること、若しくは同性能ないしはより低性能な機器として稼働させることが可能な機器であり、前記同機能ないしはより低機能、若しくは同性能ないしはより低性能を持つ仮想的な機器をソフトウェア的にエミュレーションして、前記仮想的な機器に対して前記IPアドレスを割り振り、該IPアドレスによって本来は1台しかない機器をネットワーク上に仮想的に複数存在するかのように機能することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像入出力装置。
  5. 利用するソフトウェアないしはハードウェアの部品ごとに利用回数あたりの課金額を設定し、前記各部品が利用される毎にその利用量を得る利用量算出手段を備え、該利用量算出手段により得られた量が既定の量に到達した場合、割り振られたIPアドレスを消去して利用不能にするか、若しくは機器を一時的に利用不能にして課金状態を待ち、一定期間以上経過して課金がなかった場合は前記割り振られたIPアドレスを削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像入出力装置。
  6. 利用するソフトウェアないしはハードウェアの部品ごとに利用期限を設定し、内部に実時間を計時するための時計を備え、前記ソフトウェア部品ないしはハードウェア部品の利用時間を計測する利用時間計測手段を備え、該利用時間計測手段により所定の時間経過後、機器に設定されたIPアドレスを消去若しくは利用不能にするか、或いは前記機器を一時的に利用不能にして再度利用時間の延長要求を待ち、一定期間以上経過して課金がなかった場合は前記機器に設定されたIPアドレスを消去することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像入出力装置。
  7. ユーザないしは内部プログラムからの指示により機器の上で動作するプログラムを外部にあるサーバから取得し、該プログラムをIPアドレスを設定して利用可能にし、前記プログラムを一定量稼働したあとは前記IPアドレスを削除若しくは利用不能にすることを特徴とする請求項3、4、又は5に記載の画像入出力装置。
  8. 利用者からの金銭入力を受け付ける金銭受付手段を備え、該金銭受付手段に所定の金銭を投入することにより仮想機器のIPアドレスを取得し、該IPアドレスに基づいて選択された仮想機器を利用した場合、前記金銭受付手段に投入した課金額に合わせた分だけ前記仮想機器が動作することにより、前記IPアドレスを消去するか、若しくは利用不能にして一定時間後に前記IPアドレスを消去することを特徴とする請求項に記載の画像入出力装置。
  9. ネットワーク経由で利用者のクレジットカード番号を受け付けるクレジットカード受付手段を備え、該クレジットカード受付手段によりクレジット番号を入力することにより仮想機器のIPアドレスを取得し、該IPアドレスに基づいて選択された仮想機器を利用した場合、前記クレジットカードに記載された課金額に合わせた分だけ前記仮想機器が動作することにより、前記IPアドレスを消去するか、若しくは利用不能にして一定時間後に前記IPアドレスを消去することを特徴とする請求項に記載の画像入出力装置。
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