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JP4017688B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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JP4017688B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機において、遊技盤に、複数個の図柄表示部を有する変動図柄表示手段と、遊技球の入球又は通過を検出する始動手段とを設け、始動手段が遊技球を検出した時に、変動図柄表示手段の各図柄表示部の図柄を所定時間変動させて、その変動後の停止図柄が特定の大当たり図柄となった時に、大入賞手段を所定回数開閉するか、又は他の入賞手段に入賞した遊技球がその内部の特別作動領域を通過した後、特定の始動手段に遊技球が入賞する毎に他の大入賞手段を所定回数開閉する等、遊技者に有利な大当たり権利を発生させて遊技者に利益を還元するようにしたものがある。
【0003】
またCR機では、変動図柄表示手段の停止図柄が大当たり図柄で停止して大当たりが発生すると、次回からの大当たりの発生確率を10倍程度の高確率に切り換えるようにした確率変動式のものがある。
【0004】
この種の弾球遊技機は、一旦、変動図柄表示手段側で大当たりが発生すれば、その後に大入賞手段が開閉動作を繰り返す間に、大入賞手段に多数の遊技球が入賞して、遊技者に多大な利益が還元され、また確率変動式の弾球遊技機では、一旦大当たりが発生すると、高確率状態になるため、続けて大当たりが発生し易くなる。このため、遊技者は多くの還元利益を期待しながらゲームを行える等の利点があり、遊技者の人気が高く、現在では多くの遊技店に広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機では、乱数発生手段により所定の確率で大当たり乱数、リーチ乱数及びその他の外れ乱数を順次発生させておき、始動手段が遊技球を検出した時に、乱数発生手段の発生乱数を乱数抽選手段で抽選し、変動処理手段によりその乱数に応じて変動図柄表示手段の図柄を所定時間変動させる乱数制御方式を採用している。
【0006】
従って、ゲーム中に実際に大当たりが発生するか否かは別として、確率的には始動手段が設定回数分だけ遊技球を検出して、変動図柄表示手段が設定回数分だけ変動動作を繰り返せば、所定の設定確率で大当たりが発生することになる。
しかし、通常機、CR機を問わず、従来の弾球遊技機では変動図柄表示手段の表示形態に思考的表現を取り入れたものが少なく、遊技者が弾球遊技機側の表示の変化を見て思考しながら対話的にゲームを行うような形式になっていない。そのため遊技者は大当たりが発生するまで遊技球を発射し続けるだけであって、初
【0007】
大当たりまでに単調で非常に長い時間を要し、その間の焦れったさでゲームを中断し又は放棄するようなことがある。
特にCR機等の一部の弾球遊技機では、通常機に比較して大当たりの連続発生率が高く、その反面、初大当たりの発生確率を半分程度まで下げて設定しており、これに伴ない初大当たりを発生させることが益々困難になっている。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、可能な限りの演出効果を取り入れて大当たりの発生前の思考的表現を具現化でき、遊技者が思考力を働かせながら面白くゲームを行える弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技盤5 に、該遊技盤5 上に発射された遊技球を検出する始動手段29と、複数個の図柄を変動表示する変動図柄表示手段36とを設け、大当たり乱数と複数個のリーチ乱数を含む乱数を一定順序で繰り返して発生する乱数発生手段49と、前記始動手段29の遊技球の検出により抽選された前記乱数発生手段49の抽選乱数に応じて前記変動図柄表示手段36の各図柄を所定時間変動して停止させる表示制御手段51と、前記変動図柄表示手段36の変動後の停止図柄が所定の大当たり図柄となったときに、遊技者に有利な大当たり権利を発生させる権利発生手段52とを備えた弾球遊技機において、前記乱数発生手段49の全発生乱数内の前記大当たり乱数以外の一部を特定乱数とし、前記乱数発生手段 49 の全発生乱数中に前記大当たり乱数と前記特定乱数とを均等に分散させて設定し、前記遊技盤5 の前記始動手段29の上側に、上方からの遊技球を受けてその遊技球を前記始動手段29へと落下させる動作を、前記乱数発生手段 49 による前記大当たり乱数及び前記特定乱数の間隔時間を整数倍した時間間隔で周期的に行う落下案内手段25を設け、前記始動手段29の遊技球の検出により前記特定乱数を抽選したときに、該特定乱数以外の抽選時と識別可能な表現態様で表示する前記変動図柄表示手段36を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を例示する。図1及び図2において、1 はパチンコ機、2 はカード式球貸し機で、このパチンコ機1 及び球貸し機2 は、左右に交互に並べて図外の島構造体に横一列状に装着されている。
【0014】
パチンコ機1 は、図1及び図2に示すように、外枠3 と、この外枠3 に開閉自在に枢着された前枠4 とを備えている。前枠4 には、遊技盤5 に対応するガラス扉6 と、上皿7 を支持する開閉板8 とが上下に配置され、これらガラス扉6 及び開閉板8 は前枠4 に回動自在に枢着されている。前枠4 の下部には、上皿7 の下側に下皿9 が、この下皿9 の一側方に発射手段10の発射ハンドル11が夫々設けられている。
【0015】
遊技盤5 は前枠4 に裏側から着脱自在に装着されており、また前枠4 には、図2に示す如く、この遊技盤5 を押さえるための裏機構板12が裏面側から着脱自在に装着されている。裏機構板12には開口部13が形成されると共に、その上側に賞球タンク14、賞球タンクレール15が、左右一側に球払い出し手段16が、下側に通路ユニット17等が夫々設けられている。
【0016】
開口部13には、遊技盤5 の裏側に上下に近接して装着された裏カバー18と入賞球タンク19とが嵌合されている。裏カバー18には制御ボックス20が裏側から着脱自在に装着され、この制御ボックス20に制御基板が収納されている。
遊技盤5 には、図3に示すように、ガイドレール22が環状に装着されると共に、そのガイドレール22の内側に、上入賞口23、液晶表示器24、落下案内手段25、袖入賞口26、大入賞手段27、第1始動手段28、第2始動手段29、下入賞口30等が設けられている。
【0017】
液晶表示器24は、図4に示すように、円形状の表示ケース31と、この表示ケース31の中央部に配置された液晶表示部32と、表示ケース31の上部側から前方に突出する庇部33とを備え、その庇部33の上側に上入賞口23が、前側に記憶個数表示用の4個の記憶表示ランプ34が夫々設けられている。
【0018】
液晶表示部32は、第1変動図柄表示手段35と第2変動図柄表示手段36とを構成するもので、その第1変動図柄表示手段35は下部側の左右中央に、第2変動図柄表示手段36は上部側に夫々配置されている。第1変動図柄表示手段35は、第1始動手段28が遊技球を検出した時に、乱数処理によって第1図柄が0〜9の順序で変動表示するように構成されている。
【0019】
第2変動図柄表示手段36は左右方向に3個の図柄表示部37を備え、第2始動手段29が遊技球を検出した時に、乱数処理によって各図柄表示部37の第2図柄が所定時間だけ変動するように構成されている。なお、各図柄表示部37は、例えば0〜9及びA〜Fの各図柄をその順序で変動表示するようになっている。
【0020】
第2始動手段29と大入賞手段27は、液晶表示器24の下側で遊技盤5 に装着された取り付けベース38の左右中央部側に上下に配置され、また大入賞手段27の左右両側で取り付けベース38に下入賞口30が設けられている。第2始動手段29は一対の開閉爪39を有する開閉式であって、第1変動図柄表示手段35の変動後の停止図柄が当たり図柄となった時に、例えば0.6sec間開放するようになっている。
【0021】
落下案内手段25は、作動部材40の作動周期に従って遊技球を第2始動手段29に周期的に落下させるためのもので、第2始動手段29の上側に対応させて表示ケース31の下部側に設けられている。落下案内手段25は、表示ケース31の下部側に固定された左右一対の案内ステージ41を備え、この左右一対の案内ステージ41間に、支軸42廻りに上下揺動自在に枢支された作動部材40が左右一対設けられ、この一対の作動部材40の先端部にマスコット部43が枢着されている。各作動部材40は、表示ケース31の裏側に固定された駆動モータ44により所定の作動周期で支軸42廻りに駆動される。
【0022】
各案内ステージ41は、遊技盤5 の前側を落下する遊技球を中央側に案内すると共に、第1始動手段28に入賞し遊技盤5 の裏側を経て送られて来る遊技球を中央側に案内するようになっている。各作動部材40は案内ステージ41近傍の支軸42により上下揺動自在に枢支されており、駆動モータ44により駆動されて支軸42廻りに下方に揺動した時に、両作動部材40間を経て遊技球を第2始動手段29に落下させるようになっている。
【0023】
図5は制御系を示し、45は第1乱数発生手段で、例えば第1変動図柄表示手段35の当たりの発生確率が1/10の時には、0〜9までの乱数を発生するようになっている。46は第1乱数判定手段で、第1始動手段28に遊技球が入球した時に第1乱数発生手段45で発生する乱数を抽選して、その抽選乱数が当たり乱数か否かを判定するためのものである。
【0024】
47は第1表示制御手段で、第1乱数判定手段46の判定結果に従って指定された図柄で停止させるべく、第1変動図柄表示手段35の第1図柄を一定時間変動させるように構成されている。48は開閉制御手段で、第1変動図柄表示手段35で当たりが発生した時に第2始動手段29の開閉爪39を0・6sec間開けると共に、第2変動図柄表示手段36での大当たり発生後にその発生確率が大に変動した時に、次回から開閉爪39を5sec間開けるようになっている。
【0025】
49は第2乱数発生手段で、例えば第2変動図柄表示手段36の大当たりの発生確率が1/250の場合には0〜249までの乱数を繰り返して発生するように構成されている。この第2乱数発生手段49で発生する全発生乱数中には、大当たり乱数、リーチ乱数、並びにその他の外れ乱数があり、そのリーチ乱数及び外れ乱数により特定乱数が設定されている。
【0026】
即ち、特定乱数には、複数個のリーチ乱数の中の特定のリーチ乱数と、リーチ乱数以外の特定の外れ乱数とが使用されており、例えば特定のリーチ乱数が2個、特定の外れ乱数が2個であり、合計4個の乱数を特定乱数としている。大当たり乱数と4個の特定乱数は、第2乱数発生手段49での全発生乱数を5等分するように、全発生乱数中に略均等に分散させて設定されている。そして、これら大当たり乱数及び4個の特定乱数の隣合う各乱数間の間隔時間を整数倍した時間が、落下案内手段25の落下タイミングと一致するように設定されている。
【0027】
例えば、乱数発生手段で0.2msec毎に250個の乱数が発生するものとした場合、その全発生乱数の周期は0.5secとなる。このため各乱数間の間隔時間が10msecとなり、この10msecの整数N倍の時間10Nmsecが落下案内手段25の周期1sec毎の落下タイミングと一致するように設定されている。従って、落下案内手段25を経由して第2始動手段29に遊技球が落下した落下タイミングが第2乱数発生手段49で発生する特定乱数と一致した時には、その後にもタイミング的に特定乱数及び大当たり乱数と一致し易くなって大当たり乱数の発生につながり易くなる傾向にある。
【0028】
50は第2乱数判定手段で、第2始動手段29が遊技球を検出した時に第2乱数発生手段49で発生する乱数を抽選して、その抽選乱数が当たり乱数か否かを判定するためのものである。51は第2表示制御手段で、第2始動手段29が遊技球を検出した時に、第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37の第2図柄を所定時間変動させると共に、例えば第2乱数発生手段49での判定結果が大当たり乱数の時に、各図柄表示部37の第2図柄が「7・7・7」の大当たり図柄となるように、大当たり乱数、リーチ乱数及び外れ乱数等に応じて各図柄表示部37の第2図柄を制御するようになっている。
【0029】
なお、リーチ乱数の時には、3個の図柄表示部37の表示図柄の内、右側の図柄表示部37の表示図柄のみが異なるリーチ図柄を表示し、またその他の外れ乱数の時には、3個の図柄表示部37の表示図柄が全て異なる外れ図柄を表示するようになっている。そして、特定のリーチ乱数の時には、大当たり図柄が「3・3・3」の場合の「3・3・2」のリーチ図柄、大当たり図柄が「7・7・7」の場合の「7・7・6」のリーチ図柄等のように、遊技者の印象に強く残るリーチ図柄を表示し、また特定の外れ乱数の時には、その図柄又は背景の色を他の外れ図柄と変えて表示し、他の外れ図柄と識別し得るようになっている。
【0030】
52は権利発生手段で、第2乱数判定手段50が大当たり乱数と判定した時、即ち、例えば「7・7・7」のように、第2変動図柄表示手段36の3個の図柄表示部37の第2図柄がすべて一致する大当たり図柄となる大当たり乱数を抽選した時に、遊技者に有利な権利を発生させるべく、大入賞手段27を所定回数開閉させるようになっている。この権利発生手段52は、大入賞手段27が最大16回まで開閉動作を繰り返すように制御し、また1回の開放で10個の遊技球が入賞した時に大入賞手段27を閉じさせるようになっている。
【0031】
53は乱数抑制手段で、第2乱数判定手段50が大当たり乱数の抽選を判定して権利発生手段52が働いた時に、第2乱数発生手段49を一時的に停止させて乱数の発生を抑制するようになっている。この乱数抑制手段53は、大当たりの発生後に、落下案内手段25側の落下タイミングと第2乱数発生手段49での特定乱数の発生周期とを同期し難くするためのもである。
【0032】
次に図6及び図7のフローチャートを参照しながら動作を説明する。
パチンコ機1 に電源を投入しておけば、各乱数発生手段45,49 が常時所定の乱数を発生させている。
ゲームに際しては、上皿7 に遊技球を入れた状態で発射手段10の操作ハンドル11を操作する。すると発射手段10の発射動作に連動して上皿7 の遊技球が発射レールの発射位置に1個ずつ供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール22に沿って順次遊技盤5 の上部側に発射する。
【0033】
遊技盤5 の上部側に発射された遊技球は、遊技盤5 の盤面に沿って落下する間に上入賞口23等に入賞するか、又は遊技盤5 の下部まで落下してアウト口に入り、遊技盤5 の後側に通過して行く。
この時、遊技球が第1始動手段28に入ると(ステップS1)、図6に示すように、その時点で第1乱数発生手段45から発生する第1乱数を抽選して、その抽選乱数が当たり乱数か否かの判定処理を第1乱数判定手段46で行う(ステップS2)。そして、その抽選乱数に応じた停止図柄で停止するように、第1表示制御手段47が第1変動図柄表示手段35の第1図柄を変動させる(ステップS3)。
【0034】
第1変動図柄表示手段35の第1図柄を変動させる変動処理をした後、第1図柄が当たり図柄か否かの判定を行う(ステップS4)。この時、第1図柄が「7」の当たり図柄であれば、開閉制御手段48が当たりと判定して第1変動図柄表示手段35の停止後に第2始動手段29を短時間開放し、この第2始動手段29に遊技球が入球し易くする(ステップS5)。
【0035】
一方、第1始動手段28に入球した遊技球が遊技盤5 の裏側を通過して落下案内手段25側へと案内されると共に、遊技盤5 の前側に沿って落下案内手段25の案内ステージ41上に遊技球が落下する。そして、落下案内手段25の案内ステージ41上の遊技球は、全て中央の作動部材40側へと案内し、支軸42廻りに周期的に上下に揺動する作動部材40が下側に下降した時に、その作動部材40上を経て第2始動手段29側へと落下させて行く。
【0036】
このため、第2始動手段29に遊技球が入球して、この第2始動手段29が遊技球を検出するタイミングは、落下案内手段25を介さずに第2始動手段29に遊技球が入球する場合を除き、落下案内手段25の動作周期、取り分け作動部材40の下降時の動作タイミングと略同期することになる。
【0037】
第2始動手段29の上側から落下する遊技球が開閉爪39間を通過して第2始動手段29内に入球すると(ステップS6)、図7に示すように、この第2始動手段29が遊技球を検出した時点において、第2乱数判定手段50が第2乱数発生手段49で発生する乱数を抽選して、その抽選乱数が大当たり乱数か否かを判定する(ステップS7)。そして、この判定結果に応じて第2表示制御手段51が働いて、第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37の第2図柄を一定時間だけ変動させるべく変動処理を行う(ステップS9)。
【0038】
第2乱数判定手段50での判定結果が大当たり乱数であれば(ステップS10)、第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37の第2図柄を「7・7・7」等の大当たり図柄で停止させる(ステップS11)。そして、各図柄表示部37の図柄が大当たり図柄で停止した後、乱数抑制手段53で第2乱数発生手段49を一時的に停止させて乱数の発生を抑制して(ステップS12)、その後の落下案内手段25の落下タイミングと第2乱数発生手段49の発生乱数との同調を防止し、同調による大当たりの連続的な発生を阻止する。
【0039】
また権利発生手段52が働いて、大入賞手段27の開閉板が間欠的に16回開閉する(ステップS13)。そして、大入賞手段27の開閉板が開状態の時には、上方から落下する遊技球を開閉板により大入賞手段27に案内するため、大入賞手段27に遊技球が入賞し易くなり、遊技者に多大な利益を還元できる。
【0040】
判定結果が特定のリーチ乱数を含むリーチ乱数であれば(ステップS14)、各図柄表示部37の第2図柄を「3・3・2」、「7・7・6」等のリーチ図柄で停止させ(ステップS15)、更に特定の外れ図柄を含む外れ乱数の内、特定の外れ乱数であれば(ステップS16)、各図柄表示部37の第2図柄を特定の表現態様で表示し(ステップS17)、その他の通常の単なる外れ乱数であれば、第2図柄を通常の外れ図柄で停止させた後(ステップS18)、ステップS7に戻る。
【0041】
ゲームの続行中、S回数が6回の場合には、落下案内手段25の作動部材40の下降動作に同期して第2始動手段29側に1分間当たりに6個の遊技球が入り、この第2始動手段29が遊技球を検出する都度、第2乱数発生手段49で発生する乱数を抽選して第2変動図柄表示手段36が6回変動動作を繰り返す。
【0042】
そして、第2変動図柄表示手段36側での大当たりの発生確率が1/250の場合には、実際に大当たりが発生するか否かはともかくとして、確率的には第2始動手段29が250回遊技球を検出し、第2変動図柄表示手段36が250回変動する間に1回の割合で大当たりが発生する。
【0043】
この大当たりは、何の予兆もなく偶発的に突如に発生する場合もあるし、第2変動図柄表示手段36が多数回に亘って繰り返し変動する間に、外れ図柄及びリーチ図柄を繰り返しながら、徐々に大当たり乱数の発生周期に同調して行った後に大当たりが発生する場合もある。そして、大当たりの発生特性も各パチンコ機に固有の特性があって、個々のパチンコ機で千差万別である。
【0044】
しかし、このパチンコ機では、第2乱数発生手段49での全発生乱数中に、大当たり乱数の他に4個の特定乱数を設定し、その大当たり乱数及び4個の特定乱数に全発生乱数を略5等分するように分散させると共に、各乱数間の間隔時間を整数倍した時間が落下案内手段25の1周期の落下タイミングと一致するように設定している。
【0045】
このため、落下案内手段25の作動部材40から第2始動手段29内に落下する遊技球の落下タイミングは、第2乱数発生手段49での特定乱数発生手段の発生タイミングと必ずしも常時一致するものではないが、多数回に亘って第2始動手段29に入球する間に、偶発的に或る特定乱数の発生時期とタイミングが一致することがある。
【0046】
この場合、第2始動手段29に遊技球が入球した時に第2乱数判定手段50が或る特定乱数を抽選すると、その特定の乱数がリーチ乱数か否かを判定し、リーチ乱数でなければ特定の外れ乱数か否かを判定する。そして、特定の外れ乱数であれば、第2表示制御手段51により第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37の第2図柄を他の外れ図柄と異なる表現態様で表示する。このため、第2変動図柄表示手段36の表示に注意を払いながらゲームを行っている遊技者は、それまでの第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37の表示状態と違っていることを容易に認識できる。
【0047】
或る特定乱数を1回抽選すると、落下案内手段25の作動部材40が下降するタイミングと第2乱数発生手段49での乱数の発生周期とが同調し易くなる。そして、その後、第2変動図柄表示手段36が1回乃至は数回、又は数十回の変動動作を繰り返す間に大当たりが発生する場合もあるが、大当たり乱数よりも数の多い他の特定乱数を抽選する確率が非常に高くなり、第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37が特定の外れ図柄、又は特定のリーチ図柄を表示する傾向が現れる。そして、多くの場合に、その後に大当たりが発生する。
【0048】
従って、第2変動図柄表示手段36の各図柄表示部37の表示図柄を注意しながらゲームを行っている遊技者に対しては、各図柄表示部37の表現形態の変化により、実際に大当たりが発生するか否かはともかくとして、大当たりの発生前の段階において、その大当たりの発生に至る過程を演出でき、ゲーム中の遊技者の思考性を喚起できる。
【0049】
特に、遊技者は、各図柄表示部37に現れる図柄、又はその表現形態の微妙な変化等によって、ゲーム状態に何等かの変化が生じたこと、或いは大当たりのフラグが立ったこと等を推測し又は予測しながらゲームを行えるので、大当たり発生前の段階でのゲームの単調さを回避でき、思考性を働かせながらゲームを面白く進めることができる。
【0050】
また実際にも、多くの場合に遊技者の期待通りの大当たりが発生するため、遊技者は期待感、満足感を抱きながら面白くゲームを行うことができ、また遊技者のゲームに対する意欲を十分に喚起できる。
落下案内手段25は、遊技球を案内する作動部材40と、この作動部材40を所定の作動周期で駆動する駆動モータ44とを備え、作動部材40の作動周期に従って遊技球を第2始動手段29に落下させるようにしているため、落下案内手段25を開放型にして、その作動部材40により案内される遊技球の落下周期を容易に確認し得るように構成することができる。
【0051】
図8は本発明の第2の実施形態を例示し、外周で遊技球を支承し且つ球受け入れ部55が遊技球に一致した時に遊技球を受け入れて始動手段29側に案内する回転体56と、この回転体56を所定速度で駆動する駆動モータ57とを備えた落下案内手段25を使用したものである。
【0052】
即ち、この落下案内手段25は、遊技盤5 の前側に装着された案内ケース59と、この案内ケース59内で前後方向の駆動軸60により回転自在に支持された回転体56と、駆動軸60を介して回転体56を時計方向に駆動する駆動モータ57とを備えている。案内ケース59には、球入口61と球出口62とが上下に設けられ、その球入口61から遊技球が入り、球出口62から始動手段29側に遊技球が落下するようになっている。回転体56は案内ケース59の球入口61に入った遊技球を外周面で下側から支承するように外周面が同心円形状であって、その周方向の一部に、遊技球用の球受け入れ部55が切り欠き形成されている。
【0053】
この落下案内手段25は、案内ケース59の球入口61に入った遊技球を回転体56の外周面で支承しておき、球受け入れ部55が球入口61に対応した時に、その遊技球を球受け入れ部55に受け入れて球出口62側へと案内し、回転体56の回転周期に従って遊技球を始動手段29に落下させる。このため、始動手段29に遊技球が入ってから次の遊技球が入るまでの周期は、回転体56の回転周期によって決まることになる。
【0054】
このような落下案内手段25を使用した場合にも前述の実施形態と同様に実施可能である。特に回転体56と、これを駆動する駆動手段57とを備えた回転型にしているので、落下案内手段25の動きを円滑にでき、落下案内手段25の耐久性が向上する。
【0055】
図9は本発明の第3の実施形態を例示し、液晶表示器24の液晶表示部32を上下の第2変動図柄表示手段36とタイミング表示手段63とに分割し、そのタイミング表示手段63で落下案内手段25の落下タイミングを表示するようにしたものである。このタイミング表示手段63は、多数のドット状の発光部64を横一列に配列し且つ落下案内手段25の作動部材40の上下動に同期して各発光部64の発光位置が左右に移動する発光列65を表示すると共に、この発光列65の下側に、落下案内手段25の作動部材40の上下動に同期して左右に移動する矢印状のタイミング表示部66を表示し、タイミング表示部66がマスコット部43の直上に位置する時に、作動部材40が下降して遊技球を落下させるようになっている。
【0056】
図10は本発明の第4の実施形態を例示し、タイミング表示手段63に、遊技球を呈する多数個の発光部64を環状に配置し且つ落下案内手段25の作動部材40の上下動に同期して各発光部64の発光位置が左右に移動する発光環67を設け、この発光環67の前側に、発光環67の前側中央の発光部64が発光する時に、遊技球が落下するように表示するタイミング表示部66を設け、タイミング表示部66が発光する時に、作動部材40が下降して遊技球を落下させるようになっている。
【0057】
この第3及び第4の実施形態の場合には、発光列65又は発光環67において、その発光部64の発光位置が作動部材40の上下動に同期して順次移動し、そのタイミング表示部66が発光する時に、作動部材40が下降して遊技球を落下させるため、落下案内手段25による遊技球の落下タイミングを遊技者が視覚的に捉えることができ、その落下タイミングに合わせて遊技球を発射する等、遊技者も工夫しながらゲームを行うことができる。
【0058】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、図3において、その第2始動手段29の前側に表示ランプを設け、第2乱数判定手段50が特定乱数を抽選し判定した時に、そのタイミングに合わせて第2始動手段29の前側の表示ランプを発光させるように構成しても良い。
また第2乱数判定手段50が特定乱数を抽選し判定した時に、そのタイミングに合わせて、図9又は図10のタイミング表示部66を発光させるように構成しても良い。
【0059】
特定乱数は、リーチ乱数のみにしても良い。例えば、リーチ乱数が10個以上も有る場合であれば、そのリーチ乱数の内の幾つかを特定乱数として使用しても良い。この場合には、第2変動図柄表示手段36の停止図柄がリーチ図柄を表示するため、遊技者に大当たりの発生をより多く期待させる効果があり、遊技者のゲーム攻略に対する意欲を惹起させることができる。
駆動手段には、ソレノイド等のモータ以外のものを用いても良い。
【0060】
また大当たりの発生確率、特定乱数の数、権利発生時のゲーム内容等は、単なる例示に過ぎず、ゲーム構成全体の中で適宜選択し、又は決定すれば良い。
落下案内手段25は、実施形態の2つに限定されるものではなく、周期的に遊技球を案内し落下させるものであれば十分である。
表示手段は変動図柄表示手段36以外のものでも良い。
更にパチンコ機の他、アレンジボール機等の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技盤5 に、該遊技盤5 上に発射された遊技球を検出する始動手段29と、複数個の図柄を変動表示する変動図柄表示手段36とを設け、大当たり乱数と複数個のリーチ乱数を含む乱数を一定順序で繰り返して発生する乱数発生手段49と、始動手段29の遊技球の検出により抽選された乱数発生手段49の抽選乱数に応じて変動図柄表示手段36の各図柄を所定時間変動して停止させる表示制御手段51と、変動図柄表示手段36の変動後の停止図柄が所定の大当たり図柄となったときに、遊技者に有利な大当たり権利を発生させる権利発生手段52とを備えた弾球遊技機において、乱数発生手段49の全発生乱数内の大当たり乱数以外の一部を特定乱数とし、乱数発生手段 49 の全発生乱数中に大当たり乱数と特定乱数とを均等に分散させて設定し、遊技盤5 の始動手段29の上側に、上方からの遊技球を受けてその遊技球を始動手段29へと落下させる動作を、乱数発生手段 49 による大当たり乱数及び特定乱数の間隔時間を整数倍した時間間隔で周期的に行う落下案内手段25を設け、始動手段29の遊技球の検出により特定乱数を抽選したときに、該特定乱数以外の抽選時と識別可能な表現態様で表示する変動図柄表示手段36を設けているので、可能な限りの演出効果を取り入れて大当たりの発生前の思考的表現を具現化でき、遊技者が思考力を働かせながら面白くゲームを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機及びカード式球貸し機の前側の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機及びカード式球貸し機の裏側の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す液晶表示器、落下案内手段の正面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す落下案内手段の正面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す液晶表示器、落下案内手段の正面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態を示す液晶表示器、落下案内手段の正面図である。
【符号の説明】
5 遊技盤
25 落下案内手段
29 第2始動手段
36 第2変動図柄表示手段
37 図柄表示部
40 作動部材
44 駆動モータ(駆動手段)
49 第2乱数発生手段
51 第2表示制御手段
52 権利発生手段
55 球受け入れ部
56 回転袋
57 駆動手段

Claims (4)

  1. 遊技盤(5) に、該遊技盤(5) 上に発射された遊技球を検出する始動手段(29)と、複数個の図柄を変動表示する変動図柄表示手段(36)とを設け、大当たり乱数と複数個のリーチ乱数を含む乱数を一定順序で繰り返して発生する乱数発生手段(49)と、前記始動手段(29)の遊技球の検出により抽選された前記乱数発生手段(49)の抽選乱数に応じて前記変動図柄表示手段(36)の各図柄を所定時間変動して停止させる表示制御手段(51)と、前記変動図柄表示手段(36)の変動後の停止図柄が所定の大当たり図柄となったときに、遊技者に有利な大当たり権利を発生させる権利発生手段(52)とを備えた弾球遊技機において、前記乱数発生手段(49)の全発生乱数内の前記大当たり乱数以外の一部を特定乱数とし、前記乱数発生手段 (49) の全発生乱数中に前記大当たり乱数と前記特定乱数とを均等に分散させて設定し、前記遊技盤(5) の前記始動手段(29)の上側に、上方からの遊技球を受けてその遊技球を前記始動手段(29)へと落下させる動作を、前記乱数発生手段 (49) による前記大当たり乱数及び前記特定乱数の間隔時間を整数倍した時間間隔で周期的に行う落下案内手段(25)を設け、前記始動手段(29)の遊技球の検出により前記特定乱数を抽選したときに、該特定乱数以外の抽選時と識別可能な表現態様で表示する前記変動図柄表示手段(36)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記特定乱数としてリーチ乱数を設定したことを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  3. 前記落下案内手段(25)は、遊技球を案内する作動部材(40)と、該作動部材(40)を所定の作動周期で駆動する駆動手段(44)とを備え、前記作動部材(40)の作動周期に従って遊技球を前記始動手段(29)に落下させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記落下案内手段(25)は、上に球入口(61)を、下に球出口(62)を有する案内ケース(59)と、該案内ケース(59)内で回転し前記球入口(61)に入球した遊技球を外周の球受け入れ部(55)で受け入れて案内し前記球出口(62)から落下させる回転体(56)と、該回転体(56)を所定速度で駆動する駆動手段(57)とを備え、前記回転体(56)の回転周期に従って遊技球を前記始動手段(29)に落下させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
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