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JP4029982B2 - 接着装置 - Google Patents
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JP4029982B2 - 接着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フェライト、セラミック等の部材同士を高精度で接着するための接着装置に係り、とくに巻線型コモンモードチョークコイル等の製造において、平板状フェライトコアと巻線済みフェライトドラムコアとを接着剤を用い高精度に接着してパレットに収納する接着装置に関する。
巻線型コモンモードチョークコイルとして、巻線済みフェライトドラムコアの上側に平板状フェライトコアを接着したものが知られている。平板状フェライトコアは閉磁路を構成するため、及び吸着ノズルで吸着保持可能なように平坦な上面を構成するために設けられる。従来品の巻線型コモンモードチョークコイルは、サイズが2.5×2.0mm以上であり、以下のような構成の接着装置で平板状フェライトコアと巻線済みフェライトドラムコアとを接着していた。
1.ワーク吸着ノズルの分割精度及び位置精度が加工精度に依存する方式のインデックステーブルを使用して平板状フェライトコア及び巻線済みフェライトドラムコアを搬送していた。
2.前記平板状フェライトコア及び前記巻線済みフェライトドラムコアの供給部で背圧の影響を受けやすい構造でリニアフィーダを使用していた。
3.前記平板状フェライトコア及び前記巻線済みフェライトドラムコアに対する位置決め動作にエアシリンダを使用していた。
4.前記平板状フェライトコアへの接着剤の塗布方法がスクリーンを使用したピン転写方式であった。
5.接着済みワーク(前記平板状フェライトコア及び前記巻線済みフェライトドラムコアの接着品)の移載ハンドの動作にエアシリンダを使用していた。
6.接着剤の乾燥に用いられるワーク搬送方式にワーク規制を有さないベルトコンベアを使用していた。
ところで、上記の従来装置では、対象ワークのサイズが2.5×2.0mmであって比較的大きいが、最近の巻線型コモンモードチョークコイルではサイズが2×1.2mmとなってきており、投影面積比で0.48倍となり、上記従来装置ではアセンブルが困難となる。
すなわち、上記1.の問題点として、ワーク吸着ノズルの分割精度及び位置精度が加工精度に依存するため、精度管理が困難でなおかつ互換性がないため保守部品の維持も困難である。また、ワーク吸着ノズル位置のばらつきが超小型部品では無視できなくなる。
上記2.の問題点として、コアが背圧を受けると、吸着ミスの発生(ワークの飛び出し、周囲への散乱)、割れ、欠けの発生がある。
上記3.の問題点として、コアに衝撃が加わると、コアの割れ、欠け等の損傷発生の恐れがある。
上記4.の問題点として、ピン転写方式では接着剤の品質を維持しにくいことがある。すなわち、スキージでのかきとりの際に接着剤に気泡が混じることがあり、また接着剤が外気に露出しているため劣化しやすく、頻繁な清掃作業を必要とする。
上記5.の問題点として、接着済みワークの移載ハンドの動作にエアシリンダを使用しているため、搬送爪がワークに接触する際に衝撃を伴ないワークを損傷させることがあった。また、工場配管内の圧縮空気の圧力変動等の影響により移載タイミングが変動しワークを落下させることがあった。
上記6.の問題点としてワーク規制を有しないベルトコンベア使用であるため、ベルト上でワークが姿勢を崩しベルトコンベアの出口付近で整列できず収納パレット側に移載できないことが頻発した。
なお、ローターを用いた搬送機構の公知例として下記特許文献1があり、ワーク位置決め機構の公知例として下記特許文献2,3があり、接着材硬化機構の公知例として下記特許文献4,5がある。
特開2001−313204号公報 特開平7−171722号公報 特開2002−166330号公報 特表平8−510963号公報 特開2001−322841号公報
特許文献1は、チップ分離搬送装置のローターにおいて、ローターのチップ凹部の部分だけをローター本体と別素材の、ジルコニア等の耐摩擦性等に優れた硬質素材のインサート部品(直接ワークが接する部品)として設けている。この場合、ローターにおける嵌合凹部の位置精度は加工精度に依存する。初期調整、或いは磨耗などによりインサート部品を交換した場合、ワーク搬送位置の位置精度はインデックステーブルとインサート部品の加工精度の和となり、微小ワークの場合は安定した搬送が得られない。
特許文献2は、テーブルの上に直交配置した4個のチャック爪でワークをセンタ位置にチャッキングするセンタリング式4方チャック機構である。シリンダ駆動によるリンク及びカム方式であり、シリンダ圧力によってチャッキングしているため、チャックのストローク終端での衝撃は大きい。
特許文献3は、ワークの位置決め装置であり、カムスライダが押し上げられると、その上昇運動はカムの外方向の水平運動に変換され、爪が開き、ワークを設置してカムスライダを降下させると、爪は復帰ばねにより中心方向へ移動する機構である。この場合、シリンダ駆動とカム機構或いはソレノイド駆動とカム機構によるチャック動作方式である。構造上、チャック用カムは等速度曲線であり、シリンダ、ソレノイド駆動方式の場合はチャックストローク終端の衝撃が大きい。また、駆動にカムを用いたとしても、チャックにストッパーを設けているため、ワークに衝撃がかかる可能性が大きい。
特許文献4は、コア接合装置であり、コアシューティング装置の送出ステーションと搬送ステーションとの間で作動するコンベヤと、少なくとも1つのマニピュレータを具えた接合組立機と、接着剤塗布機を有するパッキング組立体と、隣接する浸漬槽と、必要に応じて、下流側乾燥炉とを有するコア接合装置において、第1マニピュレータがコアを掴み、載置積層するように機能し、コアがキャリッジ又は走行ギア上で互いに積層され、コアが送出ステーション内でコンベヤと関連するパレットに載置される構成である。この場合、コアの接着乾燥の例として、コアを把持移送し、さらにコンベア及びパレットで搬送する代表的な例を示している。
特許文献5は、乾燥と加熱とを経て硬化させる接着剤を用いて単数又は複数のガラス片を接着する接着固定装置において、接着する前記ガラス片を位置決めさせる位置決め手段と、前記接着剤を前記ガラス片の接着箇所に塗布させる塗布手段と、塗布手段により塗布された前記接着剤を乾燥させる乾燥手段と、乾燥手段により乾燥された前記接着剤を加熱硬化させる加熱硬化手段と、加熱硬化手段により加熱硬化された前記接着剤を再加熱させる再加熱手段とを具備する。ワークを位置決めした状態で、塗布・乾燥・加熱硬化・再加熱の各ステーションに移動させる例を示すが、但し位置決め搬送手段については多くを記載していない。
本発明の目的は、ワークとしての超小型バルク型巻線コイル部品等のコア部材の接着を安定して行なえる自動化した接着装置を提供することにある。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本願請求項の発明は、第1のコア部材に接着剤を介して第2のコア部材を接着する接着装置であって、
第1のコア部材或いは第1及び第2のコア部材の接着品を回転間欠搬送する第1のインデックステーブルと、
該第1のインデックステーブルの回転間欠搬送の停止位置にそれぞれ設けられた、第1のコア部材の供給手段、第1のコア部材の位置決め手段、第1のコア部材への接着剤塗布手段、第2のコア部材を供給して第1のコア部材上へ載置する第2のコア部材の供給手段、及び第1及び第2のコア部材相互の位置決め手段と、
前記接着品を回転間欠搬送するヒータ内蔵の第2のインデックステーブルと、
前記第1のインデックステーブルから前記第2のインデックステーブルへ前記接着品を移し変える移載手段と、
前記第2のインデックステーブルで搬送中に前記ヒータにより接着剤が固化された接着品を前記第2のインデックステーブルから排出する排出手段とを備え、
前記第1又は第2のコア部材の供給手段は、リニアフィーダを有し、該リニアフィーダ先端にコア部材をガイドするガイド側面を片側に有する固定レールが取り付けられ、該固定レール上のコア部材を側面から前記ガイド側面に押さえ付けるストッパと、該ストッパと一体になったワーク浮き上がり防止蓋とを有し、さらに、
前記固定レール前方に移動自在に設けられた移動レールを有し、該移動レールに設けられた段差部で前記固定レールを通過したコア部材を停止させ、該段差部に設けられた吸着機能でコア部材を前記移動レールに保持した状態で、かつ前記ストッパで前記固定レール上のコア部材は前記ガイド側面に押さえ付けておき、前記移動レールを前記固定レールの反対方向に移動させることによりコア部材を分離することを特徴としている。
本願請求項の発明に係る接着装置は、請求項において、前記第1のコア部材が平板状であり、前記第2のコア部材はドラムコアに巻線を設けたものであることを特徴としている。
本願請求項の発明に係る接着装置は、請求項1又は2において、前記第1のインデックステーブルは第1のコア部材を吸着するノズルを備え、前記第1のインデックステーブルに対して該ノズルの位置をXYZθ方向に調整自在であることを特徴としている。
本願請求項の発明に係る接着装置は、請求項1,2又は3において、前記接着剤塗布手段は、一軸ロボットによって自在に移動し、温度調節機能を有する空圧式ディスペンサユニットであることを特徴としている。
本願請求項の発明に係る接着装置は、請求項1,2,3又は4において、前記第2のインデックステーブルには表面温度測定用の熱電対が設けられており、ロータリージョイントを通じて前記ヒータへの給電を行うとともに前記熱電対の電気信号を外部に出力することを特徴としている。
本願請求項の発明に係る接着装置は、請求項1,2,3,4又は5において、前記第1のコア部材の位置決め手段又は前記第1及び第2のコア部材相互の位置決め手段が、コア部材を複数の把持具により2方向以上から把持して位置決めするチャック機構で構成され、
前記チャック機構は、回転或いは揺動自在なカムと、当該カムに当接する部材を介してスライド自在な、前記把持具に対応した個数のスライド機構とを有し、当該スライド機構に前記把持具が設けられており、
前記カムは伝動機構を介して可変回転速度の電動機に接続されていることを特徴としている。
本願請求項7の発明に係る接着装置は、請求項6において、各スライド機構はコア部材の方向にバネで付勢され、対向するスライド機構のうち一方のスライド機構に対応するバネの付勢力は他のバネよりも弱く設定されていることを特徴としている。
本願請求項8の発明に係る接着装置は、請求項6又は7において、前記カムの回転或いは揺動中心と、コア部材保持の中心位置とが略一致し、前記カムを中空にすることにより、前記把持具で保持されたコア部材を前記カムの中空部を通して観察可能であることを特徴としている。
本発明に係る接着装置によれば、
a.第1のコア部材或いは第1及び第2のコア部材の接着品を回転間欠搬送する第1のインデックステーブルと、
b.該第1のインデックステーブルの回転間欠搬送の停止位置にそれぞれ設けられた、第1のコア部材の供給手段、第1のコア部材の位置決め手段、第1のコア部材への接着剤塗布手段、第2のコア部材を供給して第1のコア部材上へ載置する第2のコア部材の供給手段、及び第1及び第2のコア部材相互の位置決め手段と、前記接着品を回転間欠搬送するヒータ内蔵の第2のインデックステーブルと、
c.前記第1のインデックステーブルから前記第2のインデックステーブルへ前記接着品を移し変える移載手段と、
d.前記第2のインデックステーブルで搬送中に前記ヒータにより接着剤が固化された接着品を前記第2のインデックステーブルから排出する排出手段と、
を備えた構成としたので、ワークとしての超小型バルク型巻線コイル部品等のコア部材相互の接着を安定して行なうことができる。
また、本発明に係る接着装置で用いるチャック機構によれば、ワークを複数の把持具により2方向以上から把持或いは位置決めする場合に、回転或いは揺動自在なカムと、当該カムに当接する部材を介してスライド自在な、前記把持具に対応した個数のスライド機構とを有し、当該スライド機構に前記把持具が設けられており、前記カムを可変回転速度の電動機で可変速駆動することにより、把持具のワーク接触時の衝撃を実質的に無くすことができ、ワークの割れ、欠け、折れ等の破損を防止できる。また、前記カムは、伝動機構を介して前記可変回転速度の電動機に接続された構成としているので、前記カムを中空構造とすることで、ワークを観察可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、接着装置の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明に係る接着装置の実施の形態であって全体構成を示し、図2は第1のインデックステーブル及びこれに付随する機構を示し、図3は第1のインデックステーブル上のワーク吸着ノズルの取付構造を示し、図4はワーク供給手段としてのリニアフィーダの先端側の機構を示し、図5及び図6はワーク位置決め手段として用いられるチャック機構を示し、図7は接着剤塗布手段としての温度調節機能を有する空圧式ディスペンサユニットを示し、図8及び図9はワーク移載手段としてのチャック機構を示し、図10及び図11は接着剤を硬化、乾燥させるための第2のインデックステーブル及びこれに付随する機構を示す。
図1乃至図11に示す接着装置の説明に入る前に、図12(A),(B)を用いて接着装置で取り扱うワーク(対象製品)としての巻線型コモンモードチョークコイルの構成について説明する。この図において、1は第1のコア部材としての平板状フェライトコアである。2は第2のコア部材としての巻線済みドラムコアであり、ドラムコア巻芯部に巻線3を設けてその端末3aをドラムコア鍔部の電極4に接続したものである。なお、平板状フェライトコア1の両縁に沿って肉厚の薄くなった段部1aが形成され、巻線3の端末3aを避けるようになっている。
この対象製品の巻線型コモンモードチョークコイルのサイズは2×1.2mmであり、超小型のバルク型巻線コイルのため、コア材(フェライト)が破損し易い(割れ、欠け、折れ等)。従って、移載搬送時の異常負荷や衝撃を軽減する必要がある。また、フェライトドラムコアと平板状フェライトコアの接着においては、一般的に考えられる断線等の不良項目に加え、以下の管理項目がある。
a.ドラムコアに外接する方形から平板状フェライトコアがはみ出すことは不良。
b.接着剤が外周部にはみ出した場合は不良。
c.接着剤は強度を得るために巻線部にはみ出る必要がある。
図1乃至図11の接着装置は、それらの管理項目を満足させて第1のコア部材1(平板状フェライトコア)と第2のコア部材2(巻線済みのドラムコア)とを接着し、接着品をパレットに収納するものである。実際の接着動作においては、図12(C)の平板状フェライトコア1及び巻線済みドラムコア2を反転した状態で処理を行うようにし、接着剤5は平板状フェライトコア1側に塗布する。
図1乃至図11において、第1のインデックステーブル10は16分割で水平面内で間欠回転動作するインデックステーブルであり、その外縁部にワーク(第1のコア部材或いは第1及び第2のコア部材の接着品)を吸着保持する16個のワーク吸着部11が図2のように等角度間隔で設けられている。
第1のインデックステーブル10の回転間欠搬送の停止位置S1には第1のコア部材としての平板状フェライトコアの供給手段20が配置され、停止位置S2には平板状フェライトコアの位置決め手段としてのチャック機構30が配置され、停止位置S3には平板状フェライトコアへの接着剤塗布手段としてのディスペンサユニット40が配置され、停止位置S4には第2のコア部材としての巻線済みドラムコアを供給して平板状フェライトコア上へ載置する巻線済みドラムコアの供給手段50が配置され、停止位置S5には平板状フェライトコア上に巻線済みドラムコアを載置接着した接着品全体位置決め(接着品における平板状フェライトコアと巻線済みドラムコアの相互の位置決め)を行う接着品位置決め手段としてのチャック機構60が配置され、停止位置S6には第1のインデックステーブル10から第2のインデックステーブル80へ前記接着品を移し変える移載手段としてチャック機構70(図8、図10に図示)がそれぞれ配置されている。
前記第2のインデックステーブル80は平板状フェライトコアと巻線済みドラムコアの接着品を溝で規制して水平面内で回転間欠搬送する溝付きヒータテーブルであり、停止位置T1でチャック機構70から接着品を受け取り、間欠搬送中に接着剤を固化させて停止位置T2に送る。停止位置T2で接着品を取り出して接着剤乾燥済みワーク収納パレット100に排出するために排出手段としての移載吸着ノズル90が図10のように配置されている。
図3は第1のインデックステーブル10に固定されるワーク吸着部11であり、(A)の平面図、(B)の正断面図、(C)の側断面図に示すように、Z方向調整プレート12、X及びY方向調整プレート13及びこれに対してθ方向に微小回転調整自在なワーク吸着ノズル14を有している。ここで、Z方向は高さ方向(鉛直方向)、X方向は水平面内におけるインデックステーブル10の接線方向、Y方向はX方向に直交する半径方向であり、θ方向はワーク吸着ノズル14の水平面内での回転方向である。図13(A),(B),(C)に示すように、ワーク吸着ノズル14は、ワークを吸着保持したときの安定性を保つために、ワークの吸着面はワークの方形形状に対応させてX方向は短く、Y方向は長く設定されており、ノズル上端に開口する空気吸引口14dはY方向に長い長円形状となっている。このため、θ方向の微調整が必要となる。
Z方向調整プレート12はインデックステーブル10の外周の切り欠き部10aに螺子151で螺子止めされるが、このときの螺子止め位置を調整することで、Z方向調整プレート12の高さを調整可能となっている。X及びY方向調整プレート13はZ方向調整プレート12上に螺子152で螺子止めされるが、このときの螺子止め位置を調整することでX及びY方向の位置調整が可能である。
X及びY方向調整プレート13の中央部には丸穴13aが形成されており、ワーク吸着ノズル14底部の円柱凸部14aがその丸穴13aに嵌合している。また、X及びY方向調整プレート13上に駒16が固定され、これにθ方向調整螺子17が螺合し、この先端はワーク吸着ノズル14の外周当接部14bに当接している。そして、θ方向調整螺子17の駒16からの突出量を調整することにより、ワーク吸着ノズル14の回転位置を微少量調整可能であり、設定終了後、θ方向調整螺子17に螺合するナット18で当該螺子17を固定する。また、図示を省略したが別の螺子がワーク吸着ノズル14の取付穴14cに設けてあり、θ方向調整後にワーク吸着ノズル14をX及びY方向調整プレート13に締め付け固定する。
図3(B),(C)及び図13(A),(B),(C)に示すように、ワーク吸着ノズル14は上端に開口する空気吸引口14dを有していて平板状フェライトコア1を真空吸着保持するものであり、内部空間は空気吸引ホース19を介して真空ポンプ等の負圧源に接続されている。
このように、ワーク吸着ノズル14はZ方向調整プレート12及びX及びY方向調整プレート13の螺子止め位置を調整することで、XYZ方向の位置調整が可能であり、また、θ方向調整螺子17の出し入れ量でワーク吸着ノズル14の回転量、つまりθ方向調整が可能となっている。
平板状フェライトコアの供給手段20は、図1の平板状フェライトコア整列用パーツフィーダ21と、これより送出された平板状フェライトコアを直線状配置として供給する平板状フェライトコア供給用リニアフィーダ22と、この先端部に設けられた図4に示す分離・移載機構23とを有している。
図4(A),(B),(C)の分離・移載機構23は、リニアフィーダ22先端とわずかな隙間を持つように固定配置された固定レール24と、固定レール24に対して密接した状態からわずかに離間した状態に矢印P方向(リニアフィーダのワーク進行方向に平行)に移動自在な移動レール25と、固定レール24上を矢印Q方向(矢印P方向に直交)に移動する蓋兼用ストッパ26と、移載用ワーク吸着ノズル27とを有している。
固定レール24はリニアフィーダ22から送出された平板状フェライトコア1をガイドするガイド側面24aを片側のみ有しており、図4(C)のように蓋兼用ストッパ26が前進時に平板状フェライトコア1は固定レール側面24aに押し付けられ固定されるようになっている。なお、蓋兼用ストッパ26は平板状フェライトコア1の上面側を覆って、そのZ方向浮き上がりを防止する機能も果たす。
移動レール25は固定レール24を通過した平板状フェライトコア1が突き当たって停止する段差面(壁)25aと、段差面25aの手前にある平板状フェライトコア1が1個だけ載る載置面25bとを有している。図4(A),(B)のように段差面25aには最先端の平板状フェライトコア1を真空吸着する空気吸引口25cが形成されており、この空気吸引口25cは移動レール25内部の空気吸引経路28に連通し、さらに真空ポンプ等の負圧源に接続される。
この分離・移載機構23の動作について述べると、リニアフィーダ22によって搬送された平板状フェライトコア1は、リニアフィーダ22先端とわずかに隙間をもつ固定レール24を通過し、当初固定レール24に密接して平板状フェライトコア1の進行方向に位置する移動レール25の段差面25aに当たって進行が止まる。その際、移動レール25の段差面25aに最先端の平板状フェライトコア1を空気吸引口25cの吸引をオンにしておき真空吸着させるようにする。そして、固定レール24上にある平板状フェライトコア1は蓋兼用ストッパ26が前進することで固定レール側面24aに押し付けられ固定される。その後、移動レール25が固定レール24から僅かに離間して(リニアフィーダによる背圧を防止して)、移載用ワーク吸着ノズル27の吸着位置に移動し(実際の移動量は僅かでよい)、移載用ワーク吸着ノズル27は移動レール25上に1個だけ分離された最先端の平板状フェライトコア1をピックアップして(このとき移動レール25側の真空吸着をオフにする)、停止位置S1の第1のインデックステーブル10側の吸着ノズル14に移載する。
なお、図4のワークは平板状フェライトコアとして表されているが、ワークが巻線済みドラムコアの場合も同様構成とすることができる。
図5及び図6に示すように、平板状フェライトコアを位置決めするためのチャック機構30は、第1のインデックステーブル10の停止位置S2上の所定位置に支持された本体部31と、ワークとしての平板状フェライトコアを位置決めするための2対の位置決め爪321,322,323,324と、4個のリニアガイド34で摺動自在に取り付けられていて、爪ホルダ33を介して位置決め爪321,322,323,324がそれぞれ固定されたスライダ341と、位置決め爪開閉カム35と、各スライダ341側(爪ホルダ33)に取り付けられるカムフォロア(ローラー)361,362,363,364とを有している。各位置決め爪はワークを挟持(把持)する把持具として機能し、前記リニアガイドはスライド機構として機能する。
位置決め爪開閉カム35は鉛直方向の軸部35aを一体に有し、その軸部35aの部分において、本体部31によって水平面内で回転自在に軸支されている。本体部31の底面側のリニアガイド取付レール39に対して4個のリニアガイド34はカム35の回転中心に対して水平面内で放射状に取付配置され、一対のリニアガイド34は例えばX方向に、もう一対のリニアガイド34はそれに直交するY方向に配設される。
本体部31の内壁と各爪ホルダ33間には圧縮バネとしてのコイルバネ371,372,373,374が配設されており、個々のカムフォロア361〜364を位置決め爪開閉カム35のカム面に押し付ける向きに、各スライダ341を弾性力で付勢している。但し、図6(A),(C)に示すように、X方向の対をなす位置決め爪321,322をワークを挟む向き(カム中心方向)に付勢するコイルバネ371,372の一方の付勢力は弱く(図示の例では対向するスライダのうち右側の付勢力が弱く)、他方は強く設定され、同様にY方向の対をなす位置決め爪323,324をワークを挟む向き(カム中心方向)に付勢するコイルバネ373,374の一方(図示の例では上側)の付勢力は弱く、他方は強く設定されている。
前記位置決め爪開閉カム35の軸部35aには巻掛伝動機構を介して回転速度を自在に可変できる電動機としてのパルスモータに接続されている。具体的には、軸部35aにベルト車(タイミングプーリー)38が固着され、タイミングベルトを介してパルスモータの可変速の回転駆動力を受けるようになっており、カム35の揺動(図6(B),(D)のように45°の角度範囲の揺動)又は回転によりカムフォロア361〜364を放射方向に移動させることで位置決め爪321〜324が移動し、ワークを位置決めする。
なお、カム35は軸部35aも含めて中空構造であり、リニアガイド取付レール39も中心部に貫通孔301が形成されている構造としており、ワーク自体を位置決め爪と反対の方向から目視(光学的に観察)できる構造としている。そのため、軸部35aにパルスモータを直結せずに、ベルト車を取り付けてパルスモーターとつなぐ構造としている。
図6(A)〜(D)でチャック機構30の開閉動作について説明する。このチャック機構30は2方向基準面4方向チャックとして動作するものである。図6(A),(B)は位置決め爪321〜324が開状態にあるときであり、個々のカムフォロア361〜364は位置決め爪開閉カム35のカム面に当接して、位置決め爪321,322の対、及び位置決め爪323,324の対の間隔はワークより十分大きく開いており、この状態で図1の第1のインデックステーブル10の間欠回転により停止位置S2に到来したワークとしての平板状フェライトコア1を位置決め爪321〜324間に受け入れる。つまり、当初ワーク搬送の邪魔にならない高さ位置にあった位置決め爪が本体部31の下降動作によりワークを挟持可能な位置にまで下がる。カム35の揺動又は回転により位置決め爪321,322の対、及び位置決め爪323,324の対の間隔は狭くなり、図6(C),(D)のカム35の回転量が45°となった位置決め爪321〜324の閉状態ではカム35が位置決め爪321〜324を開く作用は無くなり、位置決め爪321〜324にコイルバネ371〜374の弾性力が働き、2対の位置決め爪321〜324でワークとしての平板状フェライトコア1を挟持して位置決め動作を行う。このとき、図6(C)の右側及び上側のコイルバネ372,373の付勢力を弱く設定してあるため、強いバネ371,374側の位置決め爪321,324の停止位置によって弱いバネ側の位置決め爪322,323の位置が決定される。つまり、カムフォロア361,364がカム面に当接した状態で位置決めされることになり(カムフォロア362,363はカム面から離れる)、4個のコイルバネ371〜374がほぼ同じ強さの場合に生じる位置決めの不安定性を除去できる。
なお、図13(B),(C)に示すように、X方向の位置決め爪321,322の位置決め動作及びY方向の位置決め爪323,324の位置決め動作の妨げとならないように、吸着ノズル14の上端面輪郭はワークからはみ出さない形状となっている。
このチャック機構30の位置決め動作により、図2に示した第1のインデックステーブル10のワーク吸着ノズル14で吸着保持されている平板状フェライトコア1を、当該ワーク吸着ノズル14に対して一定位置関係に位置決めできる。
なお、位置決め後、チャック機構30は再び図6(A),(B)の開状態となり、さらに全体が待機のための上昇位置に復帰する。
図7に示すように、前記ディスペンサユニット40は、温度調節機能を有する空圧式ディスペンサユニットであり、ユニット移動用リニアガイド41で摺動自在に支持されたユニットフレーム42と、この上に取り付けられた1軸ロボット43と、この1軸ロボット43の移動体43aに上下用リニアガイド44を介して昇降自在に取り付けられた温度調節式シリンジホルダ45及び温度調節式吐出ノズルホルダ46と、該ホルダ45,46で保持されていて下端に吐出ノズル47を一体化した接着剤シリンジ48とを有している。
接着剤シリンジ48の昇降駆動はカム機構で行っており、移動体43aに設置されたパルスモータ49で上下カム491を回転又は揺動駆動し、ホルダ45,46側のカムフォロア(ローラー)492が上下カム491に当接することでホルダ45,46及びこれと一体の接着剤シリンジ48が昇降する。
第1のインデックステーブル10の停止位置S3で保持されたワークとしての平板状フェライトコアに対する塗布動作は、接着剤シリンジ48の下降時にシリンジ48内に空気圧を加えることで吐出ノズル47より所定量の接着剤を吐出して行い、図12(C)のように接着剤5は平板状フェライトコア1の中央部分(凸部)に設ける。
前記1軸ロボット43の移動体43aの移動方向は第1のインデックステーブル10の半径方向であり、シリンジ48に線引き動作をさせる際にシリンジ48及びパルスモータ49等を一括して横方向に移動できるよう、それらの機構を1軸ロボット43に搭載している。
前記ユニットフレーム42にはシリンジ48による接着剤の捨て打ちが可能なように、捨て打ち面401が設けられており、一定時間停止し再スタートさせた時にノズル47が詰まらないよう捨て打ちをする動作を可能にしている。捨て打ち時は1軸ロボット43が捨て打ち面401にシリンジ48を移動させ数回捨て打ちした後で、正規の塗布動作を行う。捨て打ちされた接着剤はかき取り前後用シリンダ402で駆動されるかき取りブレード403によって接着剤落下穴404まで押し出されて接着剤受け皿405に落下する。シリンジ等のメンテナンス時はユニットフレーム42上の機構全体を手動で作業しやすい位置まで移動させ、作業終了後再び手動で移動させる。その際,復帰位置にストッパを用意し繰返し性をもたせる。
巻線済みドラムコアの供給手段50は、図1の巻線済みドラムコア2が配列収納されたパレット51と、これより移載された巻線済みドラムコア2を直線状配置として供給するドラムコア供給用リニアフィーダ52と、この先端部に設けられた分離・移載機構53とを有している。
分離・移載機構53は図4の分離・移載機構23の対象ワークが平板状フェライトコアであったものが巻線済みドラムコア2に代わっただけであり、図4と同様の機構である。
この分離・移載機構53により、リニアフィーダ52による背圧を防止した状態において、最先端の巻線済みドラムコア2をピックアップして、停止位置S4の吸着ノズル14で保持された接着剤塗布済み平板状フェライトコア1上に移載する。
図12(D)のように平板状フェライトコア1上に巻線済みドラムコア2を載置接着した接着品(但し接着剤未硬化)全体の位置決めを行う接着品位置決め手段は、平板状フェライトコアを位置決めするチャック機構30と同様のチャック機構60であり、平板状フェライトコア1と巻線済みドラムコア2の両者を把持具としての位置決め爪で挟持(把持)することで、両者を相互に位置決めする。
平板状フェライトコア1上に巻線済みドラムコア2を載置接着した接着品(但し接着剤未硬化)を第1のインデックステーブル10から第2のインデックステーブル80へ移載する手段として図10のようにチャック機構70が設けられており、このチャック機構70の詳細は図8及び図9に示される。このチャック機構70は前記チャック機構30において位置決め爪が2対であったものを1対にした構造に相当する。
図8及び図9に示すようにチャック機構70は、第1のインデックステーブル10の停止位置S6上の所定位置に支持された本体部71と、ワークとしての接着品を挟持するための1対の移載爪721,722と、2個のリニアガイド74で摺動自在に取り付けられていて、爪ホルダ73を介して移載爪721,722がそれぞれ固定されたスライダ741と、移載爪開閉カム75と、各スライダ741側(爪ホルダ73)に取り付けられるカムフォロア(ローラー)761,762とを有している。各移載爪はワークを挟持(把持)する把持具として機能する。
移載爪開閉カム75は本体部71の上部に設置された回転速度を自在に可変できる電動機としてのパルスモータ78で水平面内で回転又は揺動駆動されるようになっている。また、本体部71の底面側のリニアガイド取付レール79に対して2個のリニアガイド74はカム75の回転中心を通過する直線上にて放射状に取付配置され、例えばX方向に配設されている。
本体部71の内壁と各爪ホルダ73間には圧縮バネとしてのコイルバネ771,772が配設されており、個々のカムフォロア761,762を移載爪開閉カム75のカム面に押し付ける向きに付勢している。但し、図9(B),(D)に示すように、一対の移載爪721,722をワークを挟む向き(カム中心方向)に付勢するコイルバネ771,772の一方(図示の例では右側)の付勢力は弱く、他方は強く設定されている。
前記パルスモータ78の可変速の回転駆動力でカム75を図9(B),(D)のように45°の角度範囲で揺動又は回転させることによりカムフォロア761,762を放射方向に移動させることで移載爪721,722が移動し、ワークを挟持することができる。
図9(A)〜(D)でチャック機構70の開閉動作について説明する。このチャック機構70は1方向基準面2方向チャックとして動作するものである。図9(A),(B)は移載爪721,722が開状態にあるときであり、個々のカムフォロア761,762は移載爪開閉カム75のカム面に当接して、移載爪721,722の間隔はワークより十分大きく開いており、この状態で図1の第1のインデックステーブル10の間欠回転により停止位置S6に到来したワークとしての未硬化接着品を移載爪721,722間に受け入れる。つまり、当初ワーク搬送の邪魔にならない高さ位置にあった移載爪721,722が本体部71の下降動作によりワークを挟持可能な位置にまで下がる。カム75の揺動又は回転により移載爪721,722の間隔は狭くなり、図9(C),(D)のカム75の回転量が45°となった移載爪721,722の閉状態ではカム75が移載爪721,722を開く作用は無くなり、移載爪721,722にコイルバネ771,772の弾性力が働き、一対の移載爪721,722でワークとしての未硬化接着品を挟持して第1のインデックステーブル10の停止位置S6から第2のインデックステーブル80の停止位置T1への移載動作を行う。このとき、図9(C)の右側のコイルバネ772の付勢力を弱く設定してあるため、強いバネ771側の移載爪721の停止位置によって弱いバネ側の移載爪722の位置が決定される。つまり、カムフォロア761がカム面に当接した状態で位置決めされることになり、2個のコイルバネ771,772がほぼ同じ強さの場合に生じる位置決めの不安定性を除去できる。
図10及び図11に示すように、第2のインデックステーブル80は、ヒータ82が鋳込まれた円環状の溝付きホットプレート81をインデックスユニット83によって間欠回転させる構造であり、ホットプレート81とインデックスユニット83の間に断熱板84を設け、インデックスユニット83側に熱が伝わりにくくしている。ホットプレート81には鋳込みヒータ82のほかに表面に表面温度測定用熱電対85も取り付けられており、温度調節を行えるようにしている。
前記インデックスユニット83に固定された断熱板84の回転中心部にはロータリージョイント86が取り付けられており、ロータリージョイント86を通じて前記ヒータ82への給電を行うとともに熱電対85の電気信号を外部に出力するようにしている。
図11に示す第2のインデックステーブル80の停止位置T1にあるホットプレート81の溝81a内にチャック機構70でワークとしての接着品6が移載され、そのインデックステーブル80の停止位置T2に至るまでの間欠搬送中に接着剤は加熱硬化され、接着剤硬化済みの接着品が停止位置T2に到着すると、排出手段としての移載吸着ノズル90により接着剤乾燥済みワーク収納パレット100に排出する動作を行う。
本実施の形態の接着装置の全体的な動作説明を行う。
第1のコア部材としての平板状フェライトコアの供給手段20において、平板状フェライトコア整列用パーツフィーダ21にて整列された平板状フェライトコア1が平板状フェライトコア供給用リニアフィーダ22によって1列に搬送され、先頭部の分離・移載機構23で1個ずつ分離され、16分割で間欠回転動作する第1インデックステーブル10に設けられた停止位置S1のワーク吸着ノズル14上に移載され、そこで吸着保持される。
停止位置S1のワーク吸着ノズル14で吸着保持された平板状フェライトコア1は、第1のインデックステーブル10の間欠回転で停止位置S2に搬送され、ここでチャック機構30の2対の位置決め爪321〜324で挟持されることで位置決めされる(吸着ノズル14に対して平板状フェライトコア1が一定位置関係に規定される)。
停止位置S2で位置決め後の平板状フェライトコア1は第1のインデックステーブル10の間欠回転で停止位置S3に搬送され、ここでは温度調節機能を有する空気圧式ディスペンサユニット40の接着剤シリンジ48を上下あるいは前後に動かして図12(C)のように接着剤5を平板状フェライトコア1上に1点、複数点又は線引きで塗布する。
停止位置S3で接着剤の塗布を受けた平板状フェライトコア1は第1のインデックステーブル10の間欠回転で停止位置S4に搬送され、ここで、巻線済みドラムコアの供給手段50から巻線済みドラムコア2が供給される。すなわち、供給手段50において、パレット51から供給された巻線済みドラムコア2がドラムコア供給用リニアフィーダ52によって1列に搬送され、先頭部の分離・移載機構53で1個ずつ分離され、第1インデックステーブル10の停止位置S4にあるワーク吸着ノズル14上の平板状フェライトコア1(接着剤塗布済み)上に重なるように移載される(図12(C))参照)。すなわち、巻線済みドラムコア2が接着剤塗布済みの平板状フェライトコア1上に搭載された接着品(但し接着剤未硬化)が構成される。
この接着剤未硬化の接着品は第1のインデックステーブル10の間欠回転で停止位置S5に搬送され、ここで図12(D)のように接着品全体の位置決めを行う接着品位置決め手段としてのチャック機構60の2対の位置決め爪で挟持されることにより位置決めされる(平板状フェライトコア1とドラムコア2の相互の位置決めが行われる。)。
停止位置S5で位置決めされた接着剤未硬化の接着品は第1のインデックステーブル10の間欠回転で停止位置S6に搬送され、ここで移載手段としてチャック機構70の一対の移載爪721,722で挟持されて第2のインデックステーブル80の停止位置T1の溝81a内に移載される。
第2のインデックステーブル80は溝付きヒーターテーブルであり、このインデックステーブル80が間欠回転動作してワークとしての接着品6を溝81aで位置規制しながら停止位置T2に搬送する間に、インデックステーブル80上に置かれた接着品6の接着剤が硬化する。
接着剤硬化済みの接着品は停止位置T2から排出手段としての移載吸着ノズル90により吸着され、接着剤乾燥済みワーク収納パレット100に収納され次工程に運ばれる。
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) ワーク吸着部11は、Z方向調整プレート12、X及びY方向調整プレート13及びこれに対してθ方向に微小回転調整自在なワーク吸着ノズル14を有しており、ワーク吸着ノズル14はZ方向調整プレート12及びX及びY方向調整プレート13の螺子止め位置を調整することで、XYZ方向の位置調整が可能であり、また、θ方向調整螺子17の出し入れ量でワーク吸着ノズル14の回転量、つまりθ方向調整が可能である。
従来は、ワーク吸着ノズルの分割精度及び位置精度が加工精度に依存する構造のインデックステーブルを使用していたため、精度管理が困難でなおかつ互換性がないため保守部品の維持も困難であった。
従来技術として、特許文献1(特開2001−313204号公報)で開示されている例を説明すると、インデックステーブルに耐磨耗性の高いインサート部品(直接ワークが接する部品)を嵌合するための嵌合凹部を直接加工している。この場合、インデックステーブル(ローター)における嵌合凹部の位置精度は加工精度に依存する。初期調整、或いは磨耗などによりインサート部品を交換した場合、ワーク搬送位置の位置精度はインデックステーブルとインサート部品の加工精度の和となり、微小ワークの場合は安定した搬送を得られない。
本実施の形態ではインデックステーブル10に対して各ワーク吸着ノズル14毎のXYZθ方向の調整が可能であり、インデックステーブル10の加工精度に影響されずにワーク搬送位置の精度を調整することが可能となる。換言すれば、XYZθ方向の位置調整が個々のワーク吸着ノズル14毎に可能となったためインデックステーブル10やワーク吸着ノズル14の寸法等の管理が行いやすくなる。
(2) 平板状フェライトコアの供給手段20及び巻線済みドラムコアの供給手段50の分離・移載機構において、固定レール24上でワークをストッパ26で押し付け固定し、移動レール25内にピックアップするワークを1個だけ分離することでリニアフィーダの背圧の影響をなくすことができ、信頼性の高いワーク供給動作が可能である。
従来は、平板状フェライトコア及びドラムコアの供給手段のリニアフィーダ出口部で、リニアフィーダの背圧の影響によりワークが飛び出してしまい周囲へ散乱することがあったが、このような問題を解消できる。
(3) 平板状フェライトコアの位置決め手段としてのチャック機構30、及び平板状フェライトコア上に巻線済みドラムコアを載置接着した接着品全体位置決めを行う接着品位置決め手段としてのチャック機構60は、各位置決め爪の開閉をカム機構で行うが、カムを回転速度を自在に変化可能な電動機としてのパルスモータで揺動又は回転駆動するため、位置決め爪がワークに接触する際に衝撃を伴なわない動作を行わせることができる。
従来技術として提示した特許文献2(特開平7−171722号公報)は、センタリング式4方向チャックで、シリンダ駆動であり、リンクとカムによる開閉動作で、カム曲線は偏心円弧である。このため、ワークにかかる圧力はシリンダ圧×カム圧力角であって、接触時にワークに衝撃を与える。
また、特許文献3(特開2002−166330号公報)は、2方向基準面4方向チャックであるが、カム、シリンダ、ソレノイドいずれかによる駆動であり、カムによる動作の場合のカム曲線は記載がない。ただし構造上等速となると思われ、接触時にワークに与える衝撃を無くすことは困難な機構である。また、ワークにかかる圧力はバネ力(トーションバネ)である。
本実施の形態で示したチャック機構30,60は、2方向基準面4方向チャックで、パルスモータ駆動、カムによる開閉動作で、カム曲線は任意で、ワークにかかる圧力はバネ力(コイルバネ)となっている。この場合の特徴はパルスモータ駆動による、チャック開閉動作の自由度の高さである。従って、カムは等速駆動ではなく、パルスモータによって加減速を制御しカムの停止時に衝撃が発生しないようにしている。カム曲線によって加減速制御は可能であるが、カム曲線の途中で従動側が停止したり、或いはカムとの当接が逃げる場合は、従動端の加減速は不連続となり、衝撃が発生する。
そこで、本実施の形態ではパルスモータでカムを可変速駆動することにより、パルスモータの加減速プロファイルとカム曲線の双方の効果で、従動端、つまりワーク把持接触部の衝撃を最小限とする。さらなる効果としては、シリンダ駆動のような動作遅れがないので、タクト動作が安定する。なお、特許文献3で利用されているトーションバネは、耐久性とバネ定数の個体バラツキの点で問題があり、本実施の形態のコイルバネの方が有利である。
(4) 接着剤塗布動作は、温度調節機能を有する空圧式ディスペンサユニット40で行うようにしており、接着剤シリンジ48内の接着剤は必要以上に外気にさらされることがなくなり,温度調節も行われるため品質が安定する。また、捨て打ち動作を設けることでノズル47の詰まりが回避できる。また、1軸ロボット43でシリンジ48及びその昇降機構等を移動させる機構として、上下及び横方向の動作がシーケンサで制御可能となり線引き動作も安定化できる。
(5) 第1のインデックステーブル10から第2のインデックステーブル80へ前記接着品を移し変える移載手段としてチャック機構70は、一対の移載爪の開閉をカム機構で行うが、カムを回転速度を自在に変化可能な電動機としてのパルスモータで揺動又は回転駆動するため、移載爪がワークに接触する際に衝撃を伴なわない動作を行わせることができ、動作遅れも発生しない。
エアーシリンダ駆動のチャックであると、移載爪がワークに接触する際に衝撃を伴ないワークを損傷させることがあった。また、工場配管内の圧縮空気の圧力変動等の影響により移載タイミングが変動しワークを落下させることがあったが、これらの問題点を解消できる。
(6) ワークとして接着剤未硬化状態の接着品の接着剤を硬化、乾燥させるための第2のインデックステーブル80は平板状フェライトコアと巻線済みドラムコアの接着品を溝81aで規制して水平面内で回転間欠搬送する溝付きヒータテーブルであり、接着剤が乾燥するまでワークが姿勢を崩さない搬送方式を実現している。この結果、接着ずれやワーク自体の位置ずれを無くすことができる。
従来の接着剤硬化、乾燥のためのワーク搬送方式にワーク規制を有さないベルトコンベアを使用した場合、ベルト上でワークが姿勢を崩しベルトコンベアの出口付近で整列できず収納パレット側に移載できないことが頻発していたが、この問題を解消できる。
なお、ワークとしての第1及び第2のコア部材はフェライトの場合を例示したが、フェライト以外のセラミック等の部材であってもよい。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明に係る接着装置の実施の形態であって、全体構成を示す平面図である。 実施の形態における第1のインデックステーブル及びこれに付随する機構を示す平面図である。 前記第1のインデックステーブルに固定されるワーク吸着部であって、(A)は平面図、(B)は正断面図、(C)は側断面図である。 実施の形態におけるワーク供給手段としてのリニアフィーダの先端側の分離・移載機構を示し、(A)は平面図、(B)は正断面図、(C)は固定レール部分の側断面図である。 実施の形態においてワーク位置決め手段として用いられるチャック機構の正断面図である。 前記チャック機構の動作を示し、(A)は開状態の位置決め爪を示す平面図、(B)は位置決め爪開状態の時のカム及びカムフォロアを示す平面図、(C)は閉状態の位置決め爪を示す平面図、(D)は位置決め爪閉状態の時のカム及びカムフォロアを示す平面図である。 実施の形態における接着剤塗布手段としての温度調節機能を有する空圧式ディスペンサユニットを示す側面図である。 実施の形態におけるワーク移載手段としてのチャック機構を示す正断面図である。 図8のチャック機構の動作を示し、(A)は開状態の移載爪を示す平面図、(B)は移載爪開状態の時のカム及びカムフォロアを示す平面図、(C)は閉状態の移載爪を示す平面図、(D)は移載爪閉状態の時のカム及びカムフォロアを示す平面図である。 実施の形態において、接着剤を硬化、乾燥させるための第2のインデックステーブル及びこれに付随する機構を示す正断面図である。 前記第2のインデックステーブルで用いる溝付きホットプレートの平面図である。 実施の形態の場合の処理対象ワークとしての巻線型コモンモードチョークコイルであり、(A)は分解正面図、(B)は一部を断面とした分解側面図、(C)は実施の形態での接着処理を説明する正面図、(D)は実施の形態での接着品の位置決め処理を説明する正面図である。 ワークとしての平板状フェライトコアを吸着した状態のワーク吸着ノズルであって、(A)は平面図、(B)は正断面図、(C)は側断面図である。
符号の説明
1 平板状フェライトコア
2 巻線済みドラムコア
3 巻線
4 電極
5 接着剤
6 接着品
10 第1のインデックステーブル
11 ワーク吸着部
12 Z方向調整プレート
13 X及びY方向調整プレート
14 ワーク吸着ノズル
17 θ方向調整螺子
20 平板状フェライトコアの供給手段
22,52 リニアフィーダ
23,53 分離・移載機構
24 固定レール
25 移動レール
25a 段差面
25b 載置面
25c 空気吸引口
26 蓋兼用ストッパ
27 移載ワーク吸着ノズル
30,60,70 チャック機構
34,41,44 リニアガイド
35 位置決め爪開閉カム
40 ディスペンサユニット
43 1軸ロボット
48 接着剤シリンジ
47 吐出ノズル
50 巻線済みドラムコアの供給手段
80 第2のインデックステーブル
81 ホットプレート
82 ヒータ
83 インデックスユニット
85 表面温度測定用熱電対
86 ロータリージョイント
90 移載吸着ノズル
100 ワーク収納パレット
321〜324 位置決め爪
341 スライダ
361〜364,761,762 カムフォロア
371〜374,771,772 コイルバネ
721,722 移載爪
S1〜S6,T1,T2 停止位置

Claims (8)

  1. 第1のコア部材に接着剤を介して第2のコア部材を接着する接着装置であって、
    第1のコア部材或いは第1及び第2のコア部材の接着品を回転間欠搬送する第1のインデックステーブルと、
    該第1のインデックステーブルの回転間欠搬送の停止位置にそれぞれ設けられた、第1のコア部材の供給手段、第1のコア部材の位置決め手段、第1のコア部材への接着剤塗布手段、第2のコア部材を供給して第1のコア部材上へ載置する第2のコア部材の供給手段、及び第1及び第2のコア部材相互の位置決め手段と、
    前記接着品を回転間欠搬送するヒータ内蔵の第2のインデックステーブルと、
    前記第1のインデックステーブルから前記第2のインデックステーブルへ前記接着品を移し変える移載手段と、
    前記第2のインデックステーブルで搬送中に前記ヒータにより接着剤が固化された接着品を前記第2のインデックステーブルから排出する排出手段とを備え、
    前記第1又は第2のコア部材の供給手段は、リニアフィーダを有し、該リニアフィーダ先端にコア部材をガイドするガイド側面を片側に有する固定レールが取り付けられ、該固定レール上のコア部材を側面から前記ガイド側面に押さえ付けるストッパと、該ストッパと一体になったワーク浮き上がり防止蓋とを有し、さらに、
    前記固定レール前方に移動自在に設けられた移動レールを有し、該移動レールに設けられた段差部で前記固定レールを通過したコア部材を停止させ、該段差部に設けられた吸着機能でコア部材を前記移動レールに保持した状態で、かつ前記ストッパで前記固定レール上のコア部材は前記ガイド側面に押さえ付けておき、前記移動レールを前記固定レールの反対方向に移動させることによりコア部材を分離することを特徴とする接着装置。
  2. 前記第1のコア部材が平板状であり、前記第2のコア部材はドラムコアに巻線を設けたものである請求項記載の接着装置。
  3. 前記第1のインデックステーブルは第1のコア部材を吸着するノズルを備え、前記第1のインデックステーブルに対して該ノズルの位置をXYZθ方向に調整自在である請求項1又は2記載の接着装置。
  4. 前記接着剤塗布手段は、一軸ロボットによって自在に移動し、温度調節機能を有する空圧式ディスペンサユニットである請求項1,2又は3記載の接着装置。
  5. 前記第2のインデックステーブルには表面温度測定用の熱電対が設けられており、ロータリージョイントを通じて前記ヒータへの給電を行うとともに前記熱電対の電気信号を外部に出力する請求項1,2,3又は4記載の接着装置。
  6. 前記第1のコア部材の位置決め手段又は前記第1及び第2のコア部材相互の位置決め手段が、コア部材を複数の把持具により2方向以上から把持して位置決めするチャック機構で構成され、
    前記チャック機構は、回転或いは揺動自在なカムと、当該カムに当接する部材を介してスライド自在な、前記把持具に対応した個数のスライド機構とを有し、当該スライド機構に前記把持具が設けられており、
    前記カムは伝動機構を介して可変回転速度の電動機に接続されている請求項1,2,3,4又は5記載の接着装置。
  7. 各スライド機構はコア部材の方向にバネで付勢され、対向するスライド機構のうち一方のスライド機構に対応するバネの付勢力は他のバネよりも弱く設定されている請求項記載の接着装置
  8. 前記カムの回転或いは揺動中心と、コア部材保持の中心位置とが略一致し、前記カムを中空にすることにより、前記把持具で保持されたコア部材を前記カムの中空部を通して観察可能である請求項6又は7記載の接着装置
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