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JP4042982B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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JP4042982B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球が入賞し易い状態と、入賞し難い状態若しくは入賞不能な状態とを生じる変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機にあっては、遊技盤の盤面上に区画形成された遊技領域の所定位置に遊技球が入賞し易い状態と入賞し難い状態とを生じる変動入賞装置が配設されており、該変動入賞装置に遊技球が入賞すると、内部に設けられた入賞検知スイッチによって遊技球が検知され、該入賞検知スイッチから送出される球検知信号に基づいて種々の遊技作動が実行される。即ち、前記変動入賞装置が一般入賞装置を構成するものである場合には、所定数の賞球が払い出されるとともに、装飾ランプやスピーカーによって所定の点滅光や効果音による演出が行われる。
このような変動入賞装置として、左右一対の開閉翼片を開閉制御することにより、入賞口の開口度を変化させて、遊技球が入賞し易い状態と入賞し難い状態とを生じるように構成された、所謂、電動チューリップ(例えば、特許文献1参照)や自動開閉式チューリップが知られている。
特開2004−81445号公報(段落番号0031,図5)
ところで、上述したチューリップ型の変動入賞装置にあっては、下端部が回動可能に軸支された左右一対の開閉翼片が、入賞口の左右両側で逆ハ字形に外側方に拡開する開放位置と、外側方から内方へ回動して上方に立ち上がる起立位置とに交互に変換されるだけであり、各機種間で外形的なデザインが多少異なっても、その基本的な構造は殆ど同じであって、長年に亘り使用されているため、作動態様の斬新性や興趣性が喪失しているという問題点がある。
本発明は、かかる従来の問題点の解消を試みたものであり、斬新な構成の変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、遊技盤面に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、該遊技領域に変動入賞装置が配設されたパチンコ遊技機において、
前記変動入賞装置が、遊技盤面側で前方に向けて開口された入賞口と、該入賞口の左右に配設された複数のプーリと、遊技球が通過可能な開口部と通過不能な非開口部とを備え、前記プーリに掛け渡されて、前記入賞口の前部位置でその上部口縁及び下部口縁に近接する位置を移送される無端ベルトと、少なくとも何れか一つのプーリを回転駆動して前記無端ベルトを回動させる駆動手段とを備えてなり、前記無端ベルトが、少なくとも、その非開口部が入賞口の上方に位置して該入賞口を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置し、かつ非開口部が入賞口の下方に位置し、その上方に位置する開口部を通過した遊技球を下方に位置する非開口部で受け止めて入賞口への流入を容易とする案内状態とを生ずるように設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項1)。
ここで、前記駆動手段としては、回転量,回転方向及び回転速度等の回転態様の制御が容易なステッピングモータが好適に用いられ得る。この駆動手段によるプーリの回転駆動によって無端ベルトが定速連続回動,間欠回動,往復回動,緩急異なる速度の回動等の所定回動態様で回動されることとなる。
前記無端ベルトの非開口部の内周面に、該非開口部が入賞口の下方に位置した状態で、遊技球を入賞口側へ転動させる案内傾斜部が形成されている構成(請求項2)が提案される。
さらに、入賞口の上方で非開口部により生じる遊技球遮蔽領域と、入賞口の下方で非開口部により生じる遊技球案内領域とが、無端ベルトの回動に伴って、相対的に増減するようにした構成(請求項3)が提案される。この場合、無端ベルトに形成された開口部と非開口部とを周方向で略同じ長さとすることが好ましい。
また、無端ベルトに形成された開口部と非開口部の周方向の長さが、入賞口の上方位置で非開口部により該入賞口を遮蔽する遮蔽状態と、入賞口の下方位置で非開口部により遊技球を受け止めて該入賞口への流入を容易とする案内状態と、入賞口の上方及び下方に開口部が位置して遊技球が上下方向に通過可能な状態とが、無端ベルトの回動に伴って夫々生じるように設定されている構成(請求項4)が提案される。この場合、無端ベルトに形成された開口部と非開口部とを周方向で異なる長さとしたものが好ましく、中でも非開口部の周方向の長さが少なくとも一個の遊技球を通過不能とする長さとしたものが好適である。
さらに、無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを設けるとともに、該狭幅開口部と広幅開口部が入賞口の上方に夫々位置した状態で、非開口部が入賞口の下方に位置して該非開口部で受け止めた遊技球の入賞口への流入を容易とする案内状態を生ずるように設け、非開口部で受け止められた遊技球が入賞口へ流入する毎に、前記狭幅開口部と広幅開口部とが交互に入賞口の上方に位置するように無端ベルトが回動制御されるようにした構成(請求項5)が提案される。この場合、狭幅開口部と広幅開口部は、少なくとも一個の遊技球を通過不能とする長さの非開口部を介して隣接させて設けることが好ましい。
また、本発明は、遊技盤面に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、該遊技領域に変動入賞装置が配設されたパチンコ遊技機において、前記変動入賞装置が、遊技盤面側で前方に向けて開口された入賞口と、該入賞口の左右に配設された複数のプーリと、遊技球が通過可能な開口部と通過不能な非開口部とを備え、前記プーリに掛け渡されて、前記入賞口の前部位置で該入賞口の周囲を移送される無端ベルトと、入賞口の前方直下に配設されて、遊技球を入賞口側へ転動させる案内傾斜部材と、少なくとも何れか一つのプーリを回転駆動して前記無端ベルトを回動させる駆動手段とを備えてなり、前記無端ベルトが、少なくとも、その非開口部が入賞口の上方に位置して、該非開口部が入賞口の上方を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置して遊技球の通過が可能な非遮蔽状態とを生ずるように設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項6)。
また、前記無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを備え、遊技球が入賞口へ流入する毎に、前記狭幅開口部と広幅開口部とが交互に入賞口の上方に位置するように無端ベルトが回動制御されるようにした構成(請求項7)が提案される。
本発明は、上述したように、遊技盤面に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、該遊技領域に変動入賞装置が配設されたパチンコ遊技機において、前記変動入賞装置が、遊技盤面側で前方に向けて開口された入賞口と、該入賞口の左右に配設された複数のプーリと、遊技球が通過可能な開口部と通過不能な非開口部とを備え、前記プーリに掛け渡されて、前記入賞口の前部位置でその上部口縁及び下部口縁に近接する位置を移送される無端ベルトと、少なくとも何れか一つのプーリを回転駆動して前記無端ベルトを回動させる駆動手段とを備えてなり、前記無端ベルトが、少なくとも、その非開口部が入賞口の上方に位置して該入賞口を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置し、かつ非開口部が入賞口の下方に位置し、その上方に位置する開口部を通過した遊技球を下方に位置する非開口部で受け止めて入賞口への流入を容易とする案内状態とを生ずるように設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機(請求項1)であるから、駆動手段によるプーリの回転駆動を介して無端ベルトが回動すると、該無端ベルトの開口部が入賞口の上方に位置し、かつ非開口部が入賞口の下方に位置する案内状態では、開口部を通過した遊技球が非開口部で受け止められて該遊技球の入賞口への流入が可能となる一方、非開口部が入賞口の上方に位置して、該非開口部が入賞口の上方を遮蔽する遮蔽状態では、入賞口への遊技球の流入が不能となる。そして、このように、遊技球の入賞口への流入可能状態と、流入不能状態とが、無端ベルトの回動による開口部と非開口部の変位によって得られることにより、その作動態様が斬新なものとなり、見た目の面白みや遊技性を向上させることができる。また、無端ベルトを連続回転させて、遮蔽状態と案内状態とを順次生じさせたり、或いは一定時間毎に遮蔽状態と案内状態とを瞬時に切り替えたりすることが可能であり、これによってもその作動態様が斬新なものとなる。
前記無端ベルトの非開口部の内周面に、該非開口部が入賞口の下方に位置した状態で、遊技球を入賞口側へ転動させる案内傾斜部を形成した構成(請求項2)にあっては、入賞口の下方に位置した状態の非開口部で受け止められた遊技球を、案内傾斜部によって入賞口側へ転動させることができ、より確実に前記遊技球を入賞口に流入させ得るものとなる。
また、入賞口の上方で非開口部により生じる遊技球遮蔽領域と、入賞口の下方で非開口部により生じる遊技球案内領域とが、無端ベルトの回動に伴って、相対的に増減するようにした構成(請求項3)にあっては、無端ベルトを一定速度で連続回転させると、該無端ベルトの回動に伴って前記遊技球遮蔽領域と遊技球案内領域とが相対的に増減しながら序々に変位する。これにより、入賞口へ流入する遊技球の入賞率を変化させることができる。
また、無端ベルトに形成された開口部と非開口部の周方向の長さが、入賞口の上方位置で非開口部により該入賞口を遮蔽する遮蔽状態と、入賞口の下方位置で非開口部により遊技球を受け止めて該入賞口への流入を容易とする案内状態と、入賞口の上方及び下方に開口部が位置して遊技球が上下方向に通過可能な状態とが、無端ベルトの回動に伴って夫々生じるように設定されている構成(請求項4)にあっては、無端ベルトの回動に伴って、前記遮蔽状態と案内状態と通過可能な状態とが夫々生じるので、無端ベルトの上方に到達した遊技球のその後の動きが変化に富んだものとなる。
さらに、無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを設けるとともに、該狭幅開口部と広幅開口部が入賞口の上方に夫々位置した状態で、非開口部が入賞口の下方に位置して該非開口部で受け止めた遊技球の入賞口への流入を容易とする案内状態を生ずるように設け、非開口部で受け止められた遊技球が入賞口へ流入する毎に、前記狭幅開口部と広幅開口部とが交互に入賞口の上方に位置するように無端ベルトが回動制御されるようにした構成(請求項5)にあっては、狭幅開口部が入賞口の上方に位置する状態における入賞率に比して、広幅開口部が入賞口の上方に位置する状態における入賞率が高く、この低入賞率の狭幅開口部と高入賞率の広幅開口部とが、遊技球が入賞口へ流入する毎に、交互に入賞口の上方に位置する状態に変換されるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置と同様に入賞率を変更することができる。ここで、前記構成にあって、無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを、少なくとも一個の遊技球を通過不能とする長さの非開口部を介して隣接させて設けることが好ましく、このようにすると低入賞率の狭幅開口部と高入賞率の広幅開口部とが交互に入れ替わる際に、両開口部間にある非開口部が入賞口の上方位置で該入賞口を遮蔽する遮蔽状態が一時的に生じ、この遮蔽状態では入賞率が零となるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置とは異なる変更態様で入賞率を変更することが可能となる。
また、本発明は、遊技盤面に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、該遊技領域に変動入賞装置が配設されたパチンコ遊技機において、前記変動入賞装置が、遊技盤面側で前方に向けて開口された入賞口と、該入賞口の左右に配設された複数のプーリと、遊技球が通過可能な開口部と通過不能な非開口部とを備え、前記プーリに掛け渡されて、前記入賞口の前部位置で該入賞口の周囲を移送される無端ベルトと、入賞口の前方直下に配設されて、遊技球を入賞口側へ転動させる案内傾斜部材と、少なくとも何れか一つのプーリを回転駆動して前記無端ベルトを回動させる駆動手段とを備えてなり、前記無端ベルトが、少なくとも、その非開口部が入賞口の上方に位置して、該非開口部が入賞口の上方を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置して遊技球の通過が可能な非遮蔽状態とを生ずるように設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機であるから(請求項6)、駆動手段によるプーリの回転駆動を介して無端ベルトが回動すると、該無端ベルトの開口部が入賞口の上方に位置して遊技球の通過が可能な非遮蔽状態では、開口部を通過した遊技球が案内傾斜部材に受け止められて該遊技球の入賞口への流入が可能となる一方、非開口部が入賞口の上方に位置して、該非開口部が入賞口の上方を遮蔽する遮蔽状態では、入賞口への遊技球の流入が不能となる。そして、このように、非開口部が入賞口の上方に位置して該非開口部が入賞口の上方を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置して遊技球の通過を可能とする非遮蔽状態とが、無端ベルトの回動による開口部と非開口部の変位によって得られることにより、その作動態様が斬新なものとなり、見た目の面白みや遊技性を向上させることができる。また、無端ベルトを連続回転させて、遮蔽状態と非遮蔽状態とを順次生じさせたり、或いは一定時間毎に遮蔽状態と非遮蔽状態とを瞬時に切り替えたりすることが可能であり、これによってもその作動態様が斬新なものとなる。
また、前記無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを備え、遊技球が入賞口へ流入する毎に、前記狭幅開口部と広幅開口部とが交互に入賞口の上方に位置するように無端ベルトが回動制御されるようにした構成(請求項7)にあっては、狭幅開口部が入賞口の上方に位置する状態における入賞率に比して、広幅開口部が入賞口の上方に位置する状態における入賞率が高く、この低入賞率の狭幅開口部と高入賞率の広幅開口部とが、遊技球が入賞口へ流入する毎に、交互に入賞口の上方に位置する状態に変換されるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置と同様に入賞率を変更することができる。ここで、前記構成にあって、無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを、少なくとも一個の遊技球を通過不能とする長さの非開口部を介して隣接させて設けることが好ましく、このようにすると低入賞率の狭幅開口部と高入賞率の広幅開口部とが交互に入れ替わる際に、両開口部間にある非開口部が入賞口の上方位置で該入賞口を遮蔽する遮蔽状態が一時的に生じ、この遮蔽状態では入賞率が零となるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置とは異なる変更態様で入賞率を変更することが可能となる。
以下に、本発明の第一実施例を、図1〜図6に基づいて説明する。この実施例は、本発明を第一種パチンコ遊技機に適用した一例を示すものである。
パチンコ遊技機の遊技盤1には、図1に示すように、その遊技盤面2上に略円形を呈する誘導レール3によって遊技領域4が区画形成されており、該遊技領域4の略中央にセンターケース5が配設されている。このセンターケース5には、液晶表示器からなる図柄表示装置6が組み付けられており、該図柄表示装置6の表示画面7には、通常遊技時において、三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。尚、図柄表示装置6は、CRT表示器,ドットマトリックス表示器等の図柄表示器で構成することも可能である。
センターケース5の下部には、四個のパイロットランプを備えた特別図柄始動記憶数表示装置8が配設されている。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図6参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された特別図柄始動記憶数をパイロットランプの点灯数によって表示する。また、センターケース5の上部には、三個の発光ダイオードを備えた普通図柄表示装置9が配設されている。この三個の発光ダイオードは、後述する普通図柄始動ゲート12,12が具備する普通図柄始動スイッチS2(図6参照)から遊技球検知信号が発生すると順次点滅し、所定時間経過後に停止して種々の組合せの点灯態様を表示する。この三個の発光ダイオードの点灯態様によって普通図柄が構成されている。そして、この普通図柄が所定の当り図柄態様の場合には、後述する普通電動役物13が開放される。また、センターケース5の上部には、普通図柄表示装置9の直上位置に、四個の発光ダイオードを備えた普通図柄始動記憶数表示装置11が設けられており、後述する普通図柄始動スイッチS2(図6参照)からの遊技球検知信号が、所定数を上限として主制御基板60(図6参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を発光ダイオードの点灯数によって表示する。
一方、センターケース5の左右側方には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)12,12が配設されており、遊技球の通過により、この普通図柄始動ゲート12,12が具備する普通図柄始動スイッチS2から遊技球検知信号が発生すると、前記普通図柄表示装置9の発光ダイオードの点滅による普通図柄の変動が開始され、所定時間経過後に停止して種々の組み合わせの点灯態様が表示されることとなる。また、普通図柄の変動中にあっては、普通図柄始動スイッチS2からの遊技球検知信号が普通図柄始動記憶として主制御基板60(図6参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶され、当該変動が終了すると、その普通図柄始動記憶によって普通図柄の変動が再び開始される。
また、センターケース5の直下位置には、内部を特別図柄始動領域14とするとともに、開閉翼片15,15により入賞口を兼ねた入り口の開口度を変化させるようにした普通電動役物13が配設されている。そして前記普通図柄表示装置9の表示結果が所定の当り図柄態様の場合には、普通電動役物ソレノイド26(図6参照)等の駆動源によって開閉翼片15,15が所定時間(例えば約 0.2秒間)拡開されて、特別図柄始動領域14に遊技球が入り易い状態となる。この特別図柄始動領域14は、特別図柄始動スイッチS1(図6参照)を備えており、該特別図柄始動スイッチS1による遊技球の入賞検知に伴って、前記図柄表示装置6の表示画面7に特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄生成行程が実行されることとなる。また、特別図柄A,B,Cの変動中にあっては、特別図柄始動スイッチS1からの遊技球検知信号数が特別図柄始動記憶数として主制御基板60(図6参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶され、当該変動が終了すると、その特別図柄始動記憶数に基づいて特別図柄A,B,Cの変動が再び開始される。
普通電動役物13の下方には可変入賞装置20が配設されている。該可変入賞装置20は、横長帯板形状の開閉片21により開閉される大入賞口22を備えており、該大入賞口22は、大入賞口ソレノイド27(図6参照)等の駆動源によって開閉片21を開閉制御することにより、開放状態と閉鎖状態とに変換される。また、大入賞口22の内部には、特定領域と一般領域とが設けられている。そして、前記図柄表示装置6の表示画面7に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に大当りとしての特別遊技作動が実行される。この特別遊技作動は、開閉片21が前方に傾倒して開き、その開放状態で開閉片21の上面の案内作用を介して、大入賞口22内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば10個)の遊技球の入賞により開閉片21が起立して大入賞口22が閉鎖される開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として所定制限回数(例えば15回)継続するものであって、この特別遊技作動の実行によって多量の遊技球が入賞し、遊技者に所定の利益が供与される。可変入賞装置20の内部には、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3(図6参照)と、一回の開閉ラウンド毎の入賞個数を計数するカウントスイッチS4(図6参照)とが設けられている。また、特定領域スイッチS3で検知される遊技球は、一回の開閉ラウンド中に計数される入賞個数に合算される。
また、前記普通電動役物13の左右側方には、本発明の要部にかかる変動入賞装置28A,28Aが左右一対で配設されている。各変動入賞装置28Aは、図2,図3に示すように、遊技盤面2側で前方に向けて開口された入賞口29と、該入賞口29の左右に配設された二個のプーリ30a,30bと、遊技球が通過可能な開口部31と通過不能な非開口部32とを備え、前記プーリ30a,30bに掛け渡されて、前記入賞口29の前部位置でその上部口縁及び下部口縁に近接する位置を移送される無端ベルト33と、一方のプーリ30aを回転駆動して前記無端ベルト33を回動させる駆動手段としての電動モータ34とを備えている。ここで、該電動モータ34には、回転量,回転方向及び回転速度等の回転態様の制御が容易なステッピングモータが好適に用いられ得る。
前記入賞口29は、遊技盤面2に取り付けられる支持ケース35を構成する前面板36の略中央部に開口されている。支持ケース35の内部には、入賞口29から流入した遊技球を検知する入賞検知スイッチS5(図6参照)が配設されており、該入賞検知スイッチS5による遊技球検知信号が入賞情報として主制御基板60(図6参照)に入力されると所定数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、後述する装飾ランプ47やスピーカーによって所定の点滅光や効果音による演出が行われる。
前記入賞口29の左右両側には、支軸38と電動モータ34の駆動軸39とが夫々前方に向けて突設されている。ここで、支軸38の後端部と、電動モータ34は、支持ケース35の図示しない後面板の裏面に夫々固定されており、該支軸38と電動モータ34の駆動軸39が、前記後面板と前面板36を貫通して該前面板36の前方に突出するように設けられている。そして、駆動軸39にはプーリ30aが一体的に回転するように軸支されており、支軸38にはプーリ30bが遊転可能に軸支されている。尚、この支軸38に軸支されるプーリ30bは、支軸38と一体的に回転するように設けるとともに、支軸38自体を遊転可能に設けるようにすることも可能である。
前記プーリ30a,30bは、所定の間隔を介して前後位置に対設された円板部40,40と、該円板部40,40の中心に配設されて両円板部40,40を連結するハブ部41とを夫々備えている。ここで、両円板部40,40の前後間隔は、遊技球の直径より大きく設定されており、また、ハブ部41の外周面から円板部40の外周面に至る半径方向の寸法は、遊技球の直径より大きく設定されている。これにより、両円板部40,40間でハブ部41の周囲を遊技球が自由に流通し得るようになっている。
前記プーリ30aの円板部40,40と、プーリ30bの円板部40,40には、可撓性を有する無端ベルト33が夫々の円板部40,40の外周面上に掛け渡されており、前記電動モータ34によって一方のプーリ30aが回転駆動されると、無端ベルト33を介して他方のプーリ30bが従動回転し、これによって該無端ベルト33が回動する。そして、この無端ベルト33の上部及び下部に生じる水平な平行部分が、前記入賞口29の前部位置でその上部口縁及び下部口縁に近接する位置を左右方向に移送されるようになっている。また、該無端ベルト33には、上述したように遊技球が通過可能な開口部31と通過不能な非開口部32が形成されている。開口部31は、無端ベルト33の前後両側縁に前記円板部40,40の厚み幅と略同じ幅の帯状連続部42,42を残して開口されている。この無端ベルト33にあって、遊技球が通過可能な開口部31以外は非開口部32であり、従って、スリット状の開口43(図4参照)を備えた無端ベルト33や、或いは図示しない網目状の開口を備えた無端ベルトであっても、遊技球が通過不能な部分は全て非開口部32となる。また、この第一実施例では、無端ベルト33に形成された開口部31と非開口部32が周方向で略同じ長さになるようにしている。
また、前記無端ベルト33は、少なくとも、図5(イ)に示すように、非開口部32が入賞口29の上方に位置して該入賞口29を遮蔽する遮蔽状態と、図5(ハ)に示すように、開口部31が入賞口29の上方に位置し、かつ非開口部32が入賞口29の下方に位置して、その上方に位置する開口部31を通過した遊技球wを下方に位置する非開口部32で受け止めて入賞口29への流入を容易とする案内状態とを生ずるように設けられている。さらに、無端ベルト33の非開口部32の内周面には、該非開口部32が入賞口29の下方に位置した状態で、遊技球wを入賞口29側へ転動させる複数の案内傾斜部44が形成されている。この複数の案内傾斜部44は、無端ベルト33の可撓性を損なわないように周方向に沿って適宜間隔で並設されており、かつその間隔は遊技球が非開口部32で受け止められた時に、常に何れかの案内傾斜部44が該遊技球に接するように設定されている。
また、前記前面板36の表面には、深さが前記帯状連続部42の幅と略等しく、かつプーリ30a,30bに掛け渡された無端ベルト33の外周形状より僅かに大きな長円形状を呈するガイド溝45(図3参照)が形成されており、このガイド溝45に無端ベルト33の後縁部分が遊嵌されている。これにより、開口部31の後縁を前面板36の表面に一致させて、遊技球の通過に支障が生じないようにしている。
その他、遊技領域4の所定位置には、内部に一般入賞スイッチS6(図6参照)を備えた複数の一般入賞口46、装飾ランプ47、風車48等からなる各種遊技装置が配設されており、これらの遊技装置以外の空間部分に図示しない複数の遊技釘が所定配列で植設されている。
図6は、上述のパチンコ遊技機の遊技制御手段を構成する制御回路を示すものである。
マイクロコンピュータにより構成される主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものである。また、該主制御用中央制御装置CPUによって、特別図柄始動領域14を遊技球が通過することに起因して当り・ハズレを判定する判定手段が構成されている。
主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラム、大当り特別乱数テーブルk、大当り図柄乱数テーブルl、ハズレ図柄乱数テーブルm 、リーチ乱数テーブルn、リーチ図柄乱数テーブルp、リーチ態様乱数テーブルq、普通当り乱数テーブルu、普通当り図柄乱数テーブルv等の固定データが格納されている。そして、特別図柄A,B,Cの図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUによって所要乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、大当り特別乱数値K、大当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q等が選出される。また、普通図柄の図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUによって所要乱数テーブルから普通当り乱数値U、普通当り図柄乱数値V等が選出される。また、前記記憶装置ROMには、電動モータ34の駆動パターンデータやその動作プログラムが記憶されている。一方、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1,普通図柄始動スイッチS2,特定領域スイッチS3,カウントスイッチS4,入賞検知スイッチS5,一般入賞スイッチS6からの球検知信号数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
さらに、上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、後述する図柄表示制御基板62,音源制御基板63,光源制御基板64,払出制御基板65の各入力ポートに向けて発信されるようになっている。また、主制御基板60の入力ポートには、特別図柄始動スイッチS1が接続されるとともに、盤面中継基板61を介して、普通図柄始動スイッチS2,特定領域スイッチS3,カウントスイッチS4,入賞検知スイッチS5,一般入賞スイッチS6が接続されている。そして、主制御基板60は所定時間毎(例えば2ms毎)に上記各スイッチS1〜S6による遊技球検知状態を調べ、信号入力があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通図柄表示装置9,普通電動役物ソレノイド26,大入賞口ソレノイド27,電動モータ34が接続されており、これらが主制御用中央制御装置CPUが生成する制御指令信号に基づいて作動される。
また、主制御用中央制御装置CPU及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、前記演算ユニットの連成数によって、各中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
上記図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の表示画面7に表示される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この記憶装置ROMには、上述した特別図柄A,B,Cの図柄形態及び表示パターンが記憶され、さらに当りパターン,リーチ態様パターン等の固定データやその動作プログラムが記憶されている。
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60からの制御指令信号を入力ポートを介して受信すると、図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄変動を演出する特別図柄A,B,Cの変動パターンデータを、出力ポートを介して表示用ドライバに夫々送信する。該表示用ドライバは前記変動パターンデータに従って、図柄表示装置6の表示画面7に所定の変動パターンで特別図柄A,B,Cを変動表示させる。そして、この表示用ドライバ及び図柄表示制御基板62と前記主制御基板60とによって、変動開始から図柄確定に至る一連の図柄生成行程を選定し、その選定された図柄生成行程を図柄表示装置6の表示画面7に表示する図柄制御手段が構成されている。
一方、上記音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板63は、賞球払い出し時や特別遊技作動の実行時に、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効果音を出力させる。
また、上記光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードや装飾ランプ47等の電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、発光ダイオード,装飾ランプによる電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この光源制御基板64は、賞球払い出し時や特別遊技作動の実行時に、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を光源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の光演出データを出力ポートを介して光源作動基板に送信し、装飾ランプ47等の電飾装置を所定の演出態様で点灯,点滅させる。また、光源制御基板64には光源作動基板を介して特別図柄始動記憶数表示装置8と普通図柄始動記憶数表示装置11とが接続されており、これらが具備するパイロットランプや発光ダイオードが主制御基板60からの制御指令信号に基づいて点灯,点滅される。
さらに、上記払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等が具備する各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム,貸球や賞球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この払出制御基板65は、入力ポートを介して主制御基板60から制御指令信号を受信し、該制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等が具備する図示しない各種ソレノイドを作動させて、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、プリペイド金額を記憶したプリペイドカードの読み込み・書き込みを行うプリペイドカードユニットと、プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続されており、プリペイド金額の残額データ等を送受する。
また、上述した主制御基板60の記憶装置ROMに記憶される電動モータ34の駆動パターンデータは、一定時間内に発信するパルス数が異なる複数種類のパルスパターンデータとして記憶されており、この中から選定された何れかのパルスパターンがステッピングモータからなる電動モータ34に送信されると、該電動モータ34が受信したパルスパターンに基づいて回転駆動される。そして、この電動モータ34によるプーリ30aの回転駆動によって無端ベルト33が所定回動態様で回動されることとなる。ここで、無端ベルト33の所定回動態様としては、定速連続回動,間欠回動,往復回動,緩急異なる速度の回動等の種々の回動態様が挙げられる。また、これらの回動態様は、主制御基板60によって一定時間毎に切り替えたり、入賞検知スイッチS5による遊技球の入賞検知に基づいて切り替えたり、或いは、何れか一つの回動態様で無端ベルト33が回動するように予め設定することができる。
かかる構成にあって、変動入賞装置28Aの無端ベルト33が回動すると、図5(イ)に示すように、非開口部32が入賞口29の上方に位置して該入賞口29を遮蔽する遮蔽状態と、図5(ハ)に示すように、開口部31が入賞口29の上方に位置し、かつ非開口部32が入賞口29の下方に位置して、その上方に位置する開口部31を通過した遊技球wを下方に位置する非開口部32で受け止めて入賞口29への流入を容易とする案内状態とが生ずる。ここで、この第一実施例は、開口部31と非開口部32が周方向で略同じ長さに設けられていることにより、前記遮蔽状態では、非開口部32によって無端ベルト33の上半部の全てが覆われて、入賞口29への遊技球wの流入が不能となる。一方、前記案内状態では、開口部31によって無端ベルト33の上半部の全てが開放され、該無端ベルト33の横幅に対応する全ての開放領域から、遊技球wの入賞口29への流入が可能となる。そして、このように、遊技球wの入賞口29への流入可能状態と、流入不能状態とが、無端ベルト33の回動による開口部31と非開口部32の変位によって得られることにより、その作動態様が斬新なものとなり、見た目の面白みや遊技性を向上させることができる。また、無端ベルト33を連続回転させて、前記遮蔽状態と案内状態とを順次生じさせたり、或いは一定時間毎に遮蔽状態と案内状態とを瞬時に切り替えたりすることも可能であり、これによってもその作動態様が斬新なものとなる。
また、無端ベルト33の非開口部32の内周面に、該非開口部32が入賞口29の下方に位置した状態で、遊技球wを入賞口29側へ転動させる案内傾斜部44が形成されていることにより、前記案内状態にあっては、非開口部32で受け止めた遊技球を、該案内傾斜部44によって入賞口29側へ転動させ、より迅速かつ確実に入賞口29に入賞させることができる。
また、無端ベルト33を定速連続回動させ、前記遮蔽状態(図5(イ)参照)と前記案内状態(図5(ハ)参照)の、その何れか一方の状態が他方の状態に移行する際に、図5(ロ)に示すように、入賞口29の上方で非開口部32により生じる遊技球遮蔽領域49と、入賞口29の下方で非開口部32により生じる遊技球案内領域50とを、無端ベルト33の回動に伴って相対的に増減させるようにしてもよい。これにより、遊技領域4(図1参照)を転動流下して無端ベルト33の上方に到達した遊技球wが、遊技球遮蔽領域49上に落下した場合には、入賞口29への流入が阻止される一方、遊技球wが入賞口29の上方に位置する開口部31へ落下した場合には、該開口部31を遊技球wが通過して遊技球案内領域50に受け止められて、入賞口29への流入が可能となる。そして、このように遊技球遮蔽領域49と遊技球案内領域50とが無端ベルト33の回動に伴って相対的に増減しながら序々に変位するので、入賞口29へ流入する遊技球wの入賞率を変化させることができる。
図7は、第一実施例の変形実施例を示し、この変形実施例は、無端ベルト33に形成される開口部31と非開口部32の周方向の長さを相互に異ならせたものであり、開口部31が概ね一個の遊技球を通過可能とする大きさになっている。その他の構成は、第一実施例と同じであり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。かかる構成にあっては、無端ベルト33の回動によって、図7(イ),(ロ)に示すように、開口部31が無端ベルト33の上半部側の何れかの位置にあるとき、該開口部31を通過した遊技球wが下方に位置する非開口部32で受け止められて入賞口29へ流入する。これにより、遊技球wの流入経路を変化させることができるとともに、入賞口29へ流入する遊技球wの入賞率を、前記第一実施例のものに比して低下させることができる。
図8,図9は、第二実施例を示し、この第二実施例は、無端ベルト33に形成される開口部31と非開口部32の周方向の長さを相互に異ならせたものであり、非開口部32が概ね一個の遊技球を通過不能とする大きさになっている。その他の構成は、第一実施例と同じであり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
かかる構成にあっては、無端ベルト33の回動により、図8(イ)に示すように、入賞口29の上方位置で非開口部32が該入賞口29を遮蔽する遮蔽状態と、図8(ロ)に示すように、入賞口29の上方及び下方に開口部31が位置して遊技球wが上下方向に通過可能な状態と、図8(ハ)に示すように、入賞口29の下方位置で非開口部32が遊技球wを受け止めて該入賞口29への流入を容易とする案内状態とを夫々生じさせることができる。これにより、無端ベルト33の上方に到達した遊技球wのその後の動きが変化に富んだものとなる。
図10,図11は、第三実施例を示し、この第三実施例では、無端ベルト33に、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部31aと広幅開口部31bとが設けられている。ここで、狭幅開口部31aは概ね一個の遊技球wを通過可能とする長さに形成されており、広幅開口部31bは該狭幅開口部31aに比して、さらに長く形成されている。この狭幅開口部31aと広幅開口部31bは、少なくとも一個の遊技球wを通過不能とする長さの非開口部32’を介して隣接している。また、狭幅開口部31aと広幅開口部31bは、図10(イ),(ロ)に示すように、入賞口29の上方に夫々位置した状態で、非開口部32が入賞口29の下方に位置し、該非開口部32で受け止めた遊技球wの入賞口29への流入を容易とする案内状態を生ずるように設けられている。
また、前記無端ベルト33は、狭幅開口部31aと広幅開口部31bの何れかが常に入賞口29の上方に位置し、該狭幅開口部31aまたは広幅開口部31bを通過した遊技球wが非開口部32で受け止められて入賞口29へ流入する毎に、狭幅開口部31aと広幅開口部31bとが交互に入賞口29の上方に位置するように回動制御される。ここで、入賞口29内には、上述したように入賞検知スイッチS5が配設されており、該入賞検知スイッチS5から送出される遊技球wの検知信号に基づいて無端ベルト33が回動制御されるようになっている。
かかる構成にあっては、狭幅開口部31aが入賞口29の上方に位置する状態における入賞率に比して、広幅開口部31bが入賞口29の上方に位置する状態における入賞率が高く、この低入賞率の狭幅開口部31aと高入賞率の広幅開口部31bとが、遊技球wが入賞口29へ流入する毎に、交互に入賞口29の上方に位置する状態に変換されるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置と同様に入賞率を変更することができる。また、狭幅開口部31aと広幅開口部31bは、少なくとも一個の遊技球wを通過不能とする長さの非開口部32’を介して隣接させて設けられているので、低入賞率の狭幅開口部31aと高入賞率の広幅開口部31bとが無端ベルト33の回動によって交互に入れ替わる際に、両開口部31a,31b間にある非開口部32’(または非開口部32)が入賞口29の上方位置で該入賞口29を遮蔽する遮蔽状態が一時的に生じ、この遮蔽状態では入賞率が零となるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置とは異なる変更態様で入賞率を変更することができる。
図12〜図14は、第四実施例を示し、この実施例における変動入賞装置28Bは、遊技盤面2側で前方に向けて開口された入賞口29と、該入賞口29の左右に配設された二個のプーリ30a,30bと、遊技球が通過可能な開口部31と通過不能な非開口部32とを備え、前記プーリ30a,30bに掛け渡されて、前記入賞口29の前部位置で該入賞口29の周囲を移送される無端ベルト33と、入賞口29の前方直下に配設されて、遊技球を入賞口29側へ転動させる案内傾斜部材51と、一方のプーリ30aを回転駆動して前記無端ベルト33を回動させる駆動手段としての電動モータ34とを備えている。また、前記無端ベルト33は、少なくとも、図14(イ)に示すように、非開口部32が入賞口29の上方に位置して、該非開口部32が入賞口29の上方を遮蔽する遮蔽状態と、図14(ハ)に示すように、開口部31が入賞口29の上方に位置して遊技球の通過が可能な非遮蔽状態とを生ずるように設けられている。ここで、この第四実施例にかかる変動入賞装置28Bが前記第一実施例の変動入賞装置28Aと大きく異なる点は、無端ベルト33が入賞口29の前部位置で該入賞口29の周囲を移送される点と、入賞口29の前方直下位置に遊技球を入賞口29側へ転動させる案内傾斜部材51が配設されている点にある。この案内傾斜部材51は、板状材からなり、前方から後方に向けて下方傾斜する状態で配設されている。また、前記変動入賞装置28Aに設けられていた非開口部32の内周面の案内傾斜部44は不要であるため除去されている。その他の構成は、第一実施例と同じであり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
かかる構成にあって、変動入賞装置28Bの無端ベルト33が回動すると、該無端ベルト33の開口部31が入賞口29の上方に位置して遊技球wの通過が可能な非遮蔽状態では、開口部31を通過した遊技球wが案内傾斜部材51に受け止められて該遊技球wの入賞口29への流入が可能となる一方、非開口部31が入賞口29の上方に位置して、該非開口部31が入賞口29の上方を遮蔽する遮蔽状態では、入賞口29への遊技球wの流入が不能となる。そして、このように、非開口部31が入賞口29の上方に位置して該非開口部31が入賞口29の上方を遮蔽する遮蔽状態と、開口部31が入賞口29の上方に位置して遊技球wの通過を可能とする非遮蔽状態とが、無端ベルト33の回動による開口部31と非開口部31の変位によって得られることにより、その作動態様が斬新なものとなり、見た目の面白みや遊技性を向上させることができる。また、無端ベルト33を連続回転させて、遮蔽状態と非遮蔽状態とを順次生じさせたり、或いは一定時間毎に遮蔽状態と非遮蔽状態とを瞬時に切り替えたりすることが可能であり、これによってもその作動態様が斬新なものとなる。
図15,図16は、第四実施例の変形実施例を示し、この変形実施例では、無端ベルト33に、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部31aと広幅開口部31bとが設けられている。ここで、狭幅開口部31aは概ね一個の遊技球wを通過可能とする長さに形成されており、広幅開口部31bは該狭幅開口部31aに比して、さらに長く形成されている。この狭幅開口部31aと広幅開口部31bは、少なくとも一個の遊技球wを通過不能とする長さの非開口部32’を介して隣接している。また、この非開口部32’と、該非開口部32’を介して隣接する狭幅開口部31aと広幅開口部31b以外の部分が非開口部32となっている。
また、前記無端ベルト33は、図15(イ),(ロ)に示すように、狭幅開口部31aと広幅開口部31bの何れかが常に入賞口29の上方に位置し、該狭幅開口部31aまたは広幅開口部31bを通過した遊技球wが案内傾斜部材51で受け止められて入賞口29へ流入する毎に、狭幅開口部31aと広幅開口部31bとが交互に入賞口29の上方に位置するように回動制御される。ここで、入賞口29内には、上述した入賞検知スイッチS5が配設されており、該入賞検知スイッチS5から送出される遊技球wの検知信号に基づいて無端ベルト33が回動制御されるようになっている。
かかる構成にあっては、第三実施例と同様に、狭幅開口部31aが入賞口29の上方に位置する状態における入賞率に比して、広幅開口部31bが入賞口29の上方に位置する状態における入賞率が高く、この低入賞率の狭幅開口部31aと高入賞率の広幅開口部31bとが、遊技球wが入賞口29へ流入する毎に、交互に入賞口29の上方に位置する状態に変換されるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置と同様に入賞率を変更することができる。また、狭幅開口部31aと広幅開口部31bは、少なくとも一個の遊技球wを通過不能とする長さの非開口部32’を介して隣接させて設けられているので、低入賞率の狭幅開口部31aと高入賞率の広幅開口部31bとが無端ベルト33の回動によって交互に入れ替わる際に、両開口部31a,31b間にある非開口部32’(または非開口部32)が入賞口29の上方位置で該入賞口29を遮蔽する遮蔽状態が一時的に生じ、この遮蔽状態では入賞率が零となるので、従来のチューリップ型の変動入賞装置とは異なる変更態様で入賞率を変更することができる。
尚、上述した各実施例では、変動入賞装置28A,28Bを一般入賞装置として用いた場合について説明したが、本発明にかかる変動入賞装置28A,28Bは、図17に示すように、遊技球の入賞検知に基づいて図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cを変動させる普通電動役物13(図1参照)として用いたり、或いは、図18に示すように、特別遊技作動時に開閉駆動される可変入賞装置20(図1参照)として用いることも可能である。
パチンコ遊技機の遊技盤1を示す正面図である。 第一実施例にかかる変動入賞装置28Aの斜視図である。 同上の変動入賞装置28Aの分解斜視図である。 スリット状の開口43を備えた無端ベルト33の一例を示す斜視図である。 第一実施例にかかる変動入賞装置28Aの作用を示す斜視図である。 遊技制御手段を構成する制御回路のブロック回路図である。 第一実施例の変形実施例にかかる無端ベルト33の構成と、その作用を示す斜視図である。 第二実施例にかかる変動入賞装置28Aの作用を示す斜視図である。 同上の変動入賞装置28Aにおける無端ベルト33の構成を示す斜視図である。 第三実施例にかかる変動入賞装置28Aの作用を示す斜視図である。 同上の変動入賞装置28Aにおける無端ベルト33の構成を示す斜視図である。 第四実施例にかかる変動入賞装置28Bの斜視図である。 同上の変動入賞装置28Bの分解斜視図である。 同上の変動入賞装置28Bの作用を示す斜視図である。 第四実施例の変形実施例にかかる変動入賞装置28Bの作用を示す斜視図である。 同上の変動入賞装置28Bにおける無端ベルト33の構成を示す斜視図である。 変動入賞装置28Aを普通電動役物として用いた状態を示す遊技盤1の正面図である。 変動入賞装置28Aを可変入賞装置として用いた状態を示す遊技盤1の正面図である。
符号の説明
2 遊技盤面
4 遊技領域
28A,28B 変動入賞装置
29 入賞口
30a,30b プーリ
31 開口部
31a 狭幅開口部
31b 広幅開口部
32,32’ 非開口部
33 無端ベルト
34 電動モータ(駆動手段)
44 案内傾斜部
49 遊技球遮蔽領域
50 遊技球案内領域
51 案内傾斜部材
w 遊技球

Claims (7)

  1. 遊技盤面に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、該遊技領域に変動入賞装置が配設されたパチンコ遊技機において、
    前記変動入賞装置が、
    遊技盤面側で前方に向けて開口された入賞口と、
    該入賞口の左右に配設された複数のプーリと、
    遊技球が通過可能な開口部と通過不能な非開口部とを備え、前記プーリに掛け渡されて、前記入賞口の前部位置でその上部口縁及び下部口縁に近接する位置を移送される無端ベルトと、
    少なくとも何れか一つのプーリを回転駆動して前記無端ベルトを回動させる駆動手段とを備えてなり、
    前記無端ベルトが、少なくとも、その非開口部が入賞口の上方に位置して該入賞口を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置し、かつ非開口部が入賞口の下方に位置し、その上方に位置する開口部を通過した遊技球を下方に位置する非開口部で受け止めて入賞口への流入を容易とする案内状態とを生ずるように設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 無端ベルトの非開口部の内周面に、該非開口部が入賞口の下方に位置した状態で、遊技球を入賞口側へ転動させる案内傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 入賞口の上方で非開口部により生じる遊技球遮蔽領域と、入賞口の下方で非開口部により生じる遊技球案内領域とが、無端ベルトの回動に伴って、相対的に増減するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 無端ベルトに形成された開口部と非開口部の周方向の長さが、入賞口の上方位置で非開口部により該入賞口を遮蔽する遮蔽状態と、入賞口の下方位置で非開口部により遊技球を受け止めて該入賞口への流入を容易とする案内状態と、入賞口の上方及び下方に開口部が位置して遊技球が上下方向に通過可能な状態とが、無端ベルトの回動に伴って夫々生じるように設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  5. 無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを設けるとともに、該狭幅開口部と広幅開口部が入賞口の上方に夫々位置した状態で、非開口部が入賞口の下方に位置して該非開口部で受け止めた遊技球の入賞口への流入を容易とする案内状態を生ずるように設け、非開口部で受け止められた遊技球が入賞口へ流入する毎に、前記狭幅開口部と広幅開口部とが交互に入賞口の上方に位置するように無端ベルトが回動制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  6. 遊技盤面に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、該遊技領域に変動入賞装置が配設されたパチンコ遊技機において、
    前記変動入賞装置が、
    遊技盤面側で前方に向けて開口された入賞口と、
    該入賞口の左右に配設された複数のプーリと、
    遊技球が通過可能な開口部と通過不能な非開口部とを備え、前記プーリに掛け渡されて、前記入賞口の前部位置で該入賞口の周囲を移送される無端ベルトと、
    入賞口の前方直下に配設されて、遊技球を入賞口側へ転動させる案内傾斜部材と、
    少なくとも何れか一つのプーリを回転駆動して前記無端ベルトを回動させる駆動手段とを備えてなり、
    前記無端ベルトが、少なくとも、その非開口部が入賞口の上方に位置して、該非開口部が入賞口の上方を遮蔽する遮蔽状態と、開口部が入賞口の上方に位置して遊技球の通過が可能な非遮蔽状態とを生ずるように設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  7. 無端ベルトの開口部として、周方向の長さが相互に異なる狭幅開口部と広幅開口部とを備え、遊技球が入賞口へ流入する毎に、前記狭幅開口部と広幅開口部とが交互に入賞口の上方に位置するように無端ベルトが回動制御されることを特徴とする請求項6記載のパチンコ遊技機。
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