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JP4053909B2 - プッシュツマミのがたつき防止構造 - Google Patents
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JP4053909B2 - プッシュツマミのがたつき防止構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プッシュツマミを有する機器装置に設けられるプッシュツマミのがたつき防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4はカーオーディオ等の機器装置に備えられる押圧操作部の一例を示す断面図である。同図において、101は機器装置のベースであり、基板102が固定されている。基板102上にはプッシュスイッチ103が搭載されており、そのシャフト104には有頂円筒状のプッシュツマミ105が嵌合されている。プッシュツマミ103を押圧操作することでシャフト104が軸方向に摺動してプッシュスイッチ103が信号を発生する。プッシュツマミ105への押圧力を解除すると、プッシュスイッチ103内部のバネによりシャフト104が上方に摺動して押圧前の位置に復帰する。
【0003】
106はプッシュツマミ103が押圧操作時に径方向にがたつくのを防止するガイド部で、ベース101に固定されている。このガイド部106は有底円筒状に形成され、その底壁の中央部には上方に向けて突出する円筒状部107が形成されている。プッシュツマミ105の内部にはシャフト104のセレーションに嵌合する円筒状の嵌合部108が同軸状に形成されており、この嵌合部108は円筒状部107に同軸状かつ軸方向に摺動自在に収容されている。円筒状部107によりプッシュツマミ105が径方向に規制されると共に押圧方向にガイドされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
プッシュスイッチ103は基板102に取り付ける際に位置ずれすることがあり、その場合、シャフト104が円筒状部107に対して偏心することになる。これによって嵌合部108の外周部が局部的に円筒状部107に強く圧接されて摩擦力が大きくなり、押圧操作時の力が大きくなって操作フィーリングが低下したり、押し込まれたプッシュスイッチ103が元の位置に復帰しなくなる等の問題が発生することがある。
【0005】
なお、プッシュスイッチ103の基板102に対する位置決め精度を向上するために治具を用いると、費用が嵩むと共に生産性が低下するという問題が有る。
【0006】
本発明の目的は、プッシュツマミを有する機器装置に設けられたプッシュツマミのがたつき防止構造であって、プッシュスイッチの基板に対する位置ずれにより生じる問題点の解消を図ったものを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、ベース7と、ベース7に対して固定された基板3上に搭載され軸方向に摺動するシャフト5を有するプッシュスイッチ4と、このプッシュスイッチ4のシャフト5に嵌合したプッシュツマミ6とを備え、プッシュツマミ6をシャフト5の軸方向に押圧操作することによりシャフト5が摺動してプッシュスイッチ4が信号を発生するようにした機器装置1に設けられ、プッシュツマミ6が押圧操作時にシャフト5の径方向にがたつくのを防止するためのものであって、プッシュツマミ6をシャフト5の径方向に規制すると共に押圧方向にガイドするガイド部9がベース7に対してシャフト5の径方向に移動可能に支持されたことを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプッシュツマミのがたつき防止構造であって、プッシュスイッチ4が回転スイッチを兼ねており、ガイド部9はプッシュツマミ6を回転方向にガイドすることを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のプッシュツマミのがたつき防止構造であって、機器装置1は、プッシュスイッチ4とプッシュツマミ6とを含む押圧操作部2を複数備えており、各押圧操作部2が、ベース7に対してシャフト5の径方向に移動可能なガイド部9を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプッシュツマミのがたつき防止構造であって、ガイド部9がベース7と一体成形されたことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、プッシュスイッチが基板に対して位置ずれしていると、プッシュツマミをシャフトに嵌合する際にガイド部が移動してガイド部とシャフトとの偏心が自動的に矯正されるため、プッシュツマミの押圧操作力が大きくなったり、押し込まれたプッシュツマミが復帰しなくなったりするのを防ぐことができる。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、プッシュスイッチが基板に対して位置ずれしても、プッシュツマミ6の回転操作力が大きくなるのを防ぐことができる。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、各プッシュスイッチが基板に対して位置ずれしても、複数の押圧操作部のプッシュツマミのガイド部間のピッチとプッシュスイッチ間のピッチとが一致するため、プッシュツマミの操作力が大きくなったり、押し込まれたプッシュツマミが復帰しなくなったりするのを防ぐことができる。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、部品点数や組み立て工数が低減するため、製造コストが低減する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態であるプッシュツマミのがたつき防止構造を備えた機器装置の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3はガイド部の円筒状部の平面図である。
【0016】
図1に示す機器装置1はカーオーディオの操作部であって、複数個の押圧/回転操作部2を備えている。一方の押圧/回転操作部2は電源をON/OFFすると共にボリュームを調整するためのもので、押圧操作することで電源がON/OFFされ、回転操作することで音量が変化するようになっている。他方の押圧/回転操作部2はチューナのチャンネルを選択すると共に周波数を調整するためのもので、押圧操作することでチャンネルが選択され、回転操作することで周波数が変化するようになっている。
【0017】
図2に示すように、押圧/回転操作部2は、基板3上に搭載されたプッシュスイッチ4と、そのシャフト5の先端部に嵌合しているプッシュツマミ6とを有している。基板3は機器装置1のシャーシであるベース7に固定されている。ベース7は合成樹脂により形成されており、基板3以外の部品も取り付けられる。
【0018】
プッシュツマミ6は有頂円筒状のもので、その内部にはシャフト5に嵌合する円筒状の嵌合部8が同軸状に形成されている。プッシュツマミ6を押圧操作することでシャフト5が軸方向に摺動してプッシュスイッチ4が信号を発生する。なお、プッシュツマミ6への押圧力を解除すると、プッシュスイッチ4内部のバネによりシャフト5が突出方向に摺動して押圧前の位置に復帰する。また、プッシュスイッチ6を回転操作することでシャフト5が軸線まわりに回転してプッシュスイッチ4が信号を発生する。
【0019】
9はプッシュツマミ6が押圧操作時に径方向にがたつくのを防止するガイド部で、ベース7と一体成形されている。このガイド部9は、円板状の底壁10と、その中央部から上方に向けて突出すると共にプッシュスイッチ4のシャフト5を同軸状に包囲する円筒状部11とを備えている。
【0020】
底壁10の周縁部は複数個のU字形のヒンジ12(一個のみ図示)を介してベース7に支持されている。これらのヒンジ12は底壁10の周方向に一定間隔をおいて設けられており、底壁10をベース7に対して径方向の全方向に移動可能に連結している。
【0021】
円筒状部11はプッシュツマミ6の嵌合部8を同軸状かつ軸方向に摺動自在に収容している。円筒状部11の先端には径方向内側に突出した突起13が形成されており、この突起13が嵌合部8の外周部に接している。円筒状部11によりプッシュツマミ6が径方向に規制されると共に押圧方向及び回転方向にガイドされる。円筒状部11の内周部にはスイッチ押さえ部11aが形成されており、プッシュスイッチ4の本体部分を基板3から浮き上がらないように押さえている。
【0022】
なお、突起13は、嵌合部8の外周部に全周にわたって線状に接するように設ける(図3(a)参照)か、嵌合部8の外周部に複数箇所で点状に接触するように設ける(図3(b)参照)ようにすると、プッシュツマミ6の摺動時の操作抵抗が小さくなり、良好な操作感を得ることできる。
【0023】
ベース7にはプッシュツマミ6を同心状に包囲する有頂円筒状の照明部材14が取り付けられている。この照明部材14は透光性を有する合成樹脂により形成されており、基板3上に搭載された光源15からの光を透過させて夜間使用時におけるイルミネーションとして機能する。
【0024】
プッシュツマミ6を押圧すると、プッシュツマミ6の嵌合部8がガイド部9の円筒状部11により案内されて軸方向に摺動し、シャフト5が軸方向に押し込まれて信号が発生する。プッシュツマミ6を押している手を離すと、プッシュスイッチ4内部のバネによりシャフト5が突出方向に摺動し、プッシュツマミ6が押圧前の位置に復帰する。
【0025】
プッシュスイッチ4の基板3に対する位置がずれているとき、ガイド部9がベースに固定されていると、シャフト5が円筒状部11に対して偏心するため、嵌合部8と円筒状部11との摩擦力が局部的に大きくなり、プッシュツマミ6の押圧操作力が大きくなったり、押し込まれたプッシュツマミ6が復帰しなくなったりする。
【0026】
本発明では、ガイド部9がヒンジ12によりベース7に対してシャフト5の径方向に移動可能に支持されていることにより、プッシュスイッチ4が基板3に対して位置ずれしていると、製造時にプッシュツマミ6をシャフト5に嵌合する際にガイド部9が移動して円筒状部11とシャフト5との偏心が自動的に矯正されるため、上記のような問題が生じることはない。
【0027】
すなわち、シャフト5と円筒状部11とが偏心していると、プッシュツマミ6の嵌合部8をシャフト5に嵌合する際に嵌合部8の外周面と円筒状部11の突起13との間に生じる摩擦力が周方向に不均一となるが、ガイド部9が、この摩擦力の不均一を解消する方向に移動して円筒状部11とシャフト5とが同心となる。
【0028】
なお、本実施形態では、プッシュスイッチ4が回転スイッチを兼ねており、ガイド部9の円筒状部11はプッシュツマミ6を回転方向にガイドする部材を兼ねている。したがって、プッシュスイッチ4が基板3に対して位置ずれして円筒状部11とシャフト5とが偏心しても、プッシュツマミ6の取り付け時に円筒状部11とシャフト5との偏心が自動的に解消されるため、プッシュツマミ6と円筒状部11との摩擦力が大きくなって操作フィーリングが低下することはない。
【0029】
また、複数個の押圧/回転操作部2を備えていて、ガイド部9がベースに固定されている場合、各プッシュスイッチ4の位置ずれ量が累積してプッシュスイッチ4間のピッチに加算されると、ガイド部9間のピッチとプッシュスイッチ4間のピッチとのずれが大きくなり、上記の問題点が特に発生し易くなる。いずれかの押圧/回転操作部に本発明の構造を採用することにより、ガイド部9間のピッチとプッシュスイッチ4間のピッチとが一致するため、上記問題点の発生を防止することができる。
【0030】
また、本実施形態では、ガイド部9がベース7と一体成形されているため、部品点数や製造工数が低減し、製造コストが低減するという利点が有る。
【0031】
なお、本発明は、プッシュスイッチが回転スイッチの機能を有していない場合にも適用可能である。
【0032】
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の変形を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプッシュツマミのがたつき防止構造を備えた機器装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ガイド部の円筒状部の平面図である。
【図4】従来のプッシュツマミのがたつき防止構造を備えた機器装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 機器装置
4 プッシュスイッチ
5 シャフト
6 プッシュツマミ
7 ベース
9 ガイド部

Claims (4)

  1. ベース(7)と、ベース(7)に対して固定された基板(3)上に搭載され軸方向に摺動するシャフト(5)を有するプッシュスイッチ(4)と、このプッシュスイッチ(4)のシャフト(5)に嵌合したプッシュツマミ(6)とを備え、プッシュツマミ(6)をシャフト(5)の軸方向に押圧操作することによりシャフト(5)が摺動してプッシュスイッチ(4)が信号を発生するようにした機器装置(1)に設けられ、プッシュツマミ(6)が押圧操作時にシャフト(5)の径方向にがたつくのを防止するためのものであって、プッシュツマミ(6)をシャフト(5)の径方向に規制すると共に押圧方向にガイドするガイド部(9)がベース(7)に対してシャフト(5)の径方向に移動可能に支持されたことを特徴とするプッシュツマミのがたつき防止構造。
  2. プッシュスイッチ(4)が回転スイッチを兼ねており、ガイド部(9)はプッシュツマミ(6)を回転方向にガイドすることを特徴とする請求項1記載のプッシュツマミのがたつき防止構造。
  3. 機器装置(1)は、プッシュスイッチ(4)とプッシュツマミ(6)とを含む押圧操作部(2)を複数備えており、各押圧操作部(2)が、ベース(7)に対してシャフト(5)の径方向に移動可能なガイド部(9)を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプッシュツマミのがたつき防止構造。
  4. ガイド部(9)がベース(7)と一体成形されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプッシュツマミのがたつき防止構造。
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