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JP4064150B2 - 無線通信装置及び無線通信装置の制御方法 - Google Patents
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JP4064150B2 - 無線通信装置及び無線通信装置の制御方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消費電力の低減を図ることができる無線通信装置及び無線通信装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式の無線通信装置においては、一般に、RF回路部分とそれ以外のベースバンド処理回路や中央制御部(以下、CPUという)では主に使用するクロックの周波数が大きく異なる。RF回路部分では通常、周波数の高いRFクロック信号が使用される。
【0003】
一方で、ベースバンド処理回路やCPUの各回路部分を含むRF回路以外の回路部分では、RFクロック信号と比べて、周波数の低く設定された動作クロック信号が使用される。このため、周波数の高いRFクロック信号により駆動されるRF回路部分では、他の回路部分と比較すると消費電流が大きくなる。
【0004】
回路全体の消費電流を少なく抑えるために、RF回路部分のみに周波数の高いRFクロック信号を供給するRF用クロック発生器を内蔵し、このRFクロック信号を分周することによって生成した、あるいはRF用クロック発生器とは別に内蔵した動作用クロック発生器によって生成した、それほど周波数の高くない動作クロック信号をRF回路部分以外の回路部分で使用することが一般的である。
【0005】
近年、電池駆動の携帯型無線通信装置の急速な普及に伴い、消費電力の低減を図るために送受信を周期的に行ない、送受信を行なわない期間はクロック発生器を止めるという方法が一般的に用いられている。
【0006】
例えば、特開2001−345732号公報(公開日、2001年12月14日)においては、送受信を行なうためにRF回路部分が動作している場合は、RF回路側から高速なクロック信号を供給してベースバンド処理回路で変復調処理を行なう一方、送受信を行なわない期間においてはRF回路部分以外に設置した低速クロック発生回路からクロック信号の供給を受ける計測タイマ部で次の送受信再開タイミングを待機する構成が記載されている。これにより、上記公報では、待機している間は計測タイマ部以外への高速クロックの供給を停止することによって、送受信を行なわない期間における消費電力の低減を図る技術が開示されている。
【0007】
この技術によれば、送受信を行なわない期間に無線通信装置において動作をしている部分は、計測タイマ部、CPU、メモリ、表示装置のみとすることができ、RF回路部分、及び計測タイマ部以外のベースバンド処理回路部分を停止することで、消費電力の低減を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線通信装置において消費電力の低減を図るために送受信を周期的に行ない、送受信を行なわない期間においてはRF回路部分と、ベースバンド処理回路部分の大部分へのクロックの供給を停止する、上記の従来技術では、無線の通信状態によって送信側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれを正すためにクロックに補正が掛かったりした場合に、計測タイマ部によって待つ次の送受信再開タイミングもずれてしまう可能性があった。
【0009】
さらに、上記の従来技術では、送受信を周期的に行なうことで送受信を行なわない期間の消費電力の低減が可能となるだけで、例えば、送受信を行なう期間中にデータの通信が無かった場合には次に送受信を行なう期間までは高速なクロックを停止して消費電力を低減し、また、送受信を行なう期間中にデータの通信の全てが行な得ない場合には送受信を行なう期間を所定の期間だけ延長し、データの通信が続く限りは高速なクロックを停止せずに送受信動作を継続する、というようにデータ通信を妨げることなくその通信量に応じて消費電力を低減するための細かい制御を行なうことは困難であった。
【0010】
また、上記の従来技術では、RF回路部分やベースバンド処理回路部分と同様に電力消費の大きいCPU部分の動作は停止していなかった。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、無線の通信状態によって送信側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれを正すためにクロックに補正が掛かったりした場合にも、次回の送受信再開タイミングをずれることなく正確にカウントすることのできる無線通信装置、及び無線通信装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、データ通信を妨げることなく通信を安定化しながら、その通信量に応じて消費電力を低減するための木目細かい制御を行なうことのできる無線通信装置、及び無線通信装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0013】
さらに本発明は、RF回路部分やベースバンド処理回路部分ばかりでなくこれらの部分と同様に電力消費の大きいCPU部分の動作をも停止することの可能な無線通信装置、及び無線通信装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明における無線通信装置は、データを電波に乗せて外部装置と通信する無線信号送受信部(RF回路部分)と、上記無線信号送受信部(RF回路部分)に接続されて送信信号の変調及び受信信号の復調を行なう変復調部(ベースバンド処理回路部分)と、上記無線信号送受信部(RF回路部分)を駆動するための基準となる高い周波数のRFクロック信号、上記無線信号送受信部(RF回路部分)を除いた各部を駆動するための基準となる通常動作用の動作クロック信号、及び消費電力を低減するために使用する低い周波数のパワーダウンクロック信号を生成するクロック生成部と、送受信動作を行なわない期間は高い周波数のRFクロック信号及び通常動作用の動作クロック信号の供給を停止するクロック制御部と、スロット数をカウントするために、上記クロック生成部で生成された、通常動作用の動作クロック信号で駆動される高速スロットカウンタ、及び低い周波数のパワーダウンクロック信号で駆動される低速スロットカウンタを有する周期カウント部と、上記高速スロットカウンタのスロット数のカウント値と上記低速スロットカウンタのスロット数のカウント値とがそれぞれ入力され、それぞれのカウント値が所定の値に達すると要求信号を出力する要求信号生成部と、上記要求信号に基づいて、前記制御信号を出力するクロック制御部とによって構成されることを特徴としている。
【0015】
上記の構成において、クロック生成部にて生成された高い周波数のRFクロック信号は無線信号送受信部(RF回路部分)に供給され、通常動作用の動作クロック信号は無線信号送受信部(RF回路部分)を除いた各部に供給される。前記通常動作用の動作クロック信号はRF用クロックを分周することによって生成されてもよい。
【0016】
上記の各クロック信号がクロック制御部の制御を受けることによって、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合、RFクロック信号及び動作クロック信号は送受信動作を行なわない期間に供給を停止することができる。パワーダウンクロック信号は送受信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動作を行なう期間には供給を停止するように構成することもできる。
【0017】
無線信号送受信部(RF回路部分)はRFクロック信号を基準として外部装置と無線により信号の送受信を行なう。
【0018】
前記無線信号送受信部(RF回路部分)は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合は、送受信を行なわない期間の動作を停止することができる。
【0019】
変復調部(ベースバンド処理回路部分)は動作クロック信号を基準として、無線信号送受信部(RF回路部分)からの受信信号の復調、及び送信信号の変調を行なう。
【0020】
前記変復調部(ベースバンド処理回路部分)は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合は、送受信を行なわない期間の動作を動作クロック信号の遮断により停止することができる。
【0021】
周期カウント部は、スロット数をカウントするために、前記クロック生成部で生成された、通常動作用の動作クロック信号で駆動される高速スロットカウンタと、低い周波数のパワーダウンクロック信号で駆動される低速スロットカウンタとを有している。
【0022】
前記高速スロットカウンタは、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合には、送受信を行なう期間ではスロット数をカウントし、送受信を行なわない期間では動作を停止することができる。
【0023】
また、前記低速スロットカウンタは、高速スロットカウンタの動作が停止した時にそのカウント値を引き継ぎ、以降のカウント動作を継続することが好ましい。この場合においては、送受信を行なわない期間には低速スロットカウンタを除いた各部分の動作を停止して待機状態とするように構成することができる。
【0024】
本発明における無線通信装置では、周期カウント部でのカウント値を基に、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、及び送受信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行する際に、それぞれのタイミングを示す要求信号を生成する。
【0025】
また、前記周期カウント部には送受信を行なう期間に通信するスロット数をカウントする通信スロットカウンタを備えてもよい。この場合、1周期あたりの長さを表すスロット数と、送受信を行なう期間を表すスロット数と、送受信を行なう期間中にデータの通信が行なわれた場合に送受信を行なう期間を延長する長さを表すスロット数とを、周期カウント部に設定することによって、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合においても、送受信を行なう一定の期間からデータの通信が継続して行なわれている場合は送受信を行なう期間を延長してデータの通信をそのまま継続することが可能となり、データ通信を妨げることなくその通信量に応じて消費電力を低減するための細かい制御を行なえるように構成することができる。
【0026】
一方、送受信を行なう期間が延長されて次の送受信再開タイミングまで続いてしまった場合においても、送受信を行なう一定の期間と送受信を行なわない一定の期間からなる所定の周期は乱れないように構成することも可能である。
【0027】
また、直前の現在時刻から予想された、予想された現在時刻を常に内部で保持する回路を備えることが望ましい。上記回路を設けたことによって、受信信号からの現在時刻と比較することにより、無線の通信状態によって送信側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれを正すためにクロックに補正が掛かったりした場合は検出が可能であり、周期カウント部のカウント値を、その都度正しい値に補正することで、次回の送受信再開タイミングをずれることなく正確にカウントすることができる。
【0028】
また、前記無線通信装置は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合においても、消費電力を低減させる細かい制御を行なうための設定を行なうことによって、装置自身が設定に基づいて自動的に動作することが可能であるため、無線通信装置の回路全体を制御するCPU部分からは設定のためのデータを受けるだけでよい。
【0029】
したがって、回路全体を制御するためのCPU部分を含んだ構成とする場合、本装置から生成される、送受信を行なう期間から行なわない期間へ、あるいは送受信を行なわない期間から行なう期間へのタイミングを示す要求信号を、クロック制御部の入力として使用することにより、送受信を行なわない期間ではCPU部分の動作をも停止する構成とすることができる。
【0030】
さらに、本発明における無線通信装置の制御方法は、外部装置と通信する無線信号送受信プロセスと、送信信号の変調及び受信信号の復調を行なう変復調プロセス(ベースバンド処理プロセス)と、送受信動作を行なわない期間は前記のRFクロック信号、及び動作クロック信号の供給を停止するクロック制御プロセスと、通信スロット数をカウントするために、前記の動作クロック信号に基づいてカウントする高速スロットカウントプロセス、及び前記のパワーダウンクロック信号に基づいてカウントする低速スロットカウントプロセスからなるスロットカウントプロセスと、によって構成されることを特徴としている。
【0031】
無線信号送受信プロセスはRFクロック信号に基づいて外部装置と無線により信号の送受信を行なう。無線信号送受信プロセスは、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合は、送受信を行なわない期間の動作を停止することができる。
【0032】
クロック制御プロセスは前記の各クロック信号を制御し、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合は、送受信動作を行なわない期間にRFクロック信号及び動作クロック信号の供給を停止することができる。パワーダウンクロック信号は送受信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動作を行なう期間には供給を停止するように構成することもできる。
【0033】
変復調プロセス(ベースバンド処理プロセス)は動作クロック信号に基づいて、無線信号送受信プロセスの受信信号の復調、及び送信信号の変調を行なう。前記の変復調プロセス(ベースバンド処理プロセス)は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合は、送受信を行なわない期間の動作を停止することができる。
【0034】
周期カウントプロセスは、通信スロット数をカウントするために、動作クロック信号に基づいてカウントする高速スロットカウントプロセスと、パワーダウンクロック信号に基づいてカウントする低速スロットカウントプロセスとを備えている。
【0035】
前記高速スロットカウントプロセスは、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合は、送受信を行なう期間では通信スロット数をカウントし、送受信を行なわない期間では動作を停止することができる。
【0036】
また、前記低速スロットカウントプロセスは、高速スロットカウントプロセスが停止した時にそのカウント値を引き継ぎ、以降のカウント動作を継続することができる。
【0037】
この場合においては、送受信を行なわない期間には低速スロットカウントプロセスを除いた各部分の動作を停止して待機状態とするように構成することができる。
【0038】
本発明における無線通信装置の制御方法では、スロットカウントプロセスでのカウント値を基に、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、及び送受信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行する際に、それぞれのタイミングを示す要求信号を生成するプロセスを備えるように構成することもできる。
【0039】
また、前記周期カウントプロセスには送受信を行なう期間に通信するスロット数をカウントする通信スロットカウントプロセスを備えてもよい。
【0040】
この場合、送受信を行なう期間と送受信を行なわない期間との合計である1周期あたりの長さを表す通信スロット数と、送受信を行なう期間を表すスロット数と、送受信を行なう期間中にデータの通信が行なわれた場合に送受信を行なう期間を延長する長さを表すスロット数とを、周期カウントプロセスに設定することができる。
【0041】
上記の各設定によって、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合においても、送受信を行なう一定の期間からデータの通信が継続して行なわれている場合は、送受信を行なう期間を延長してデータの通信をそのまま継続することが可能となり、データ通信を妨げることなくその通信量に応じて消費電力を低減するための細かい制御を行なえるように構成することができる。
【0042】
一方、送受信を行なう期間が延長されて次の送受信再開タイミングまで続いてしまった場合においても、上記周期カウントプロセスによって、送受信を行なう一定の期間と送受信を行なわない一定の期間からなる所定の周期は乱れないように構成することも可能である。
【0043】
また、直前の現在時刻からの予想された現在時刻を常に内部で保持するプロセスを備えるため、現在の時刻と比較することにより、無線の通信状態によって送信側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれを正すためにクロックに補正が掛かったりした場合は検出が可能であり、周期カウントプロセスのカウント値を、その都度正しい値に補正することで、次回の送受信再開タイミングをずれることなく正確にカウントすることができる。
【0044】
また、前記無線通信装置の制御方法は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合においても、消費電力を低減させる細かい制御を行なうための設定を行なうことによって、プロセス自身が設定に基づいて自動的に動作することが可能であるため、無線通信装置の回路全体を制御するCPU側の制御プロセスからは設定のためのデータを受けるだけでよい。
【0045】
したがって、回路全体を制御するためのCPU側のプロセスを含んだ構成とする場合、本プロセスに含まれる、送受信を行なう期間から行なわない期間へ、あるいは送受信を行なわない期間から行なう期間へのタイミングを示す要求信号生成プロセスの出力信号を、クロック制御プロセスの入力として使用することにより、送受信を行なわない期間ではCPU側のプロセスをも停止する構成とすることができる。
【0046】
本発明の他の無線通信装置は、前記の課題を解消するために、データを電波に乗せて外部装置と通信可能な通信可能期間、及び上記通信可能期間と異なる非通信期間が設定された無線通信装置において、通信可能期間のための第一クロック信号と、非通信期間のための第二クロック信号とをそれぞれ制御信号に基づいて生成するクロック生成部と、上記通信可能期間を制御するために、上記第一クロック信号をカウントする第一カウンタと、上記非通信期間を制御するために、上記第二クロック信号をカウントする第二カウンタと、第一カウンタのカウント値と第二カウンタのカウント値とにより、前記制御信号を出力すると共に、第一カウンタと第二カウンタとの間にてカウント値を継続してカウントさせるクロック制御部とを備えたことを特徴としている。
【0047】
上記構成によれば、第一カウンタにより制御される前記通信可能期間を必要に応じて変化、つまり長くしたり短くしたりしても、第一カウンタと第二カウンタとの間にてカウント値を継続してカウントさせるので、上記通信可能期間と非通信期間との間での引き継ぎを円滑化でき、上記両者の設定を確実化できる。これにより、上記構成では、非通信期間での省電化を安定化できる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の各形態に係る無線通信装置及びその制御方法について、図1ないし図13を参照して詳細に説明する。
【0049】
(実施の第一形態)
本発明の実施の第一形態である無線通信装置は、図1のブロック構成図に示すように、アンテナ1と、無線信号送受信部(RF回路)2と、クロック供給部6と、変復調部(ベースバンド処理回路)12と、送受信制御部17と、無線通信装置全体を制御するCPU23とを有している。
【0050】
上記無線通信装置の通信方式としては、データを電波に乗せて外部装置と通信可能な通信可能期間、及び上記通信可能期間と異なる非通信期間が交互となるように設定されているもの(例えば時分割スロット多重方式)であればよい。例えば、パケットによる送信又は受信のために設定されたスロット期間(例えば、625μsec)毎に、所定の周波数範囲(例えば79MHz)内にて、周波数が例えば1MHz単位にて互いに変化する周波数ホッピング型のスペクトル拡散方式(例えば、ブルーツース(登録商標)や、無線版イーサネット(登録商標)や、PHS通信等の各通信プロトコル)が挙げられる。
【0051】
アンテナ1は、外部装置との間で無線信号によりデータの送受信を行なうためのものである。クロック供給部6は、発振回路(1)8と発振回路(2)9と分周器10とクロック制御部11とを備え、RFクロック信号(第一クロック信号)、動作クロック信号(第一クロック信号)、パワーダウンクロック信号(第二クロック信号)の各クロック信号をそれぞれ供給するようになっている。
【0052】
発振回路(1)8は、最も周波数が高いRFクロック信号、及び上記RFクロック信号よりも周波数が低い、動作クロック信号を発生するためのものである。発振回路(2)9は、さらに動作クロック信号よりも周波数が低い、パワーダウンクロック信号を発生するようになっている。
【0053】
クロック制御部11は、要求信号生成部22からの要求信号に基づいて前記各クロック信号の出力を制御するための各制御信号を出力するものである。クロック制御部11の動作は、図2に示すように、要求信号としての、パワーアップ要求及びパワーダウン要求を入力として、発振回路(1)8と発振回路(2)9とが互いにトグル(交互にオン/オフ、つまり互いに排他的に)動作をするように設定されている。
【0054】
クロック制御部11では、パワーアップ要求の入力時は発振回路(1)8への制御信号が「1」(オンを指示する制御信号)に、発振回路(2)9への制御信号が「0」(オフを指示する制御信号)にてそれぞれ出力される。一方、クロック制御部11においては、パワーダウン要求の入力時は発振回路(1)8への制御信号に「0」が、発振回路(2)9への制御信号に「1」が出力される。
【0055】
図1において、RFクロック信号は、発振回路(1)8で発生した信号である。動作クロック信号は、発振回路(1)8で発生したRFクロック信号を分周器10で分周して、周波数を低くした信号である。パワーダウンクロック信号は、発振回路(2)9で発生した信号である。
【0056】
無線信号送受信部2は、送信回路3と受信回路5とアンテナスイッチ4とで構成され、RFクロック信号に基づいて、送受信をアンテナスイッチ4で切り替えながら送信回路3及び受信回路5にて無線信号処理を行なうものである。
【0057】
変復調部12は、送信処理13、受信処理14、ROM15、RAM16等で構成され、動作クロック信号に基づいて無線信号送受信部2からの受信信号を受信データに受信処理14により復調し、また、送信データを無線信号送受信部2への送信信号に送信処理13によって変調するといった変復調処理を行なうようになっている。変復調方式としては、特に限定されないが、2値や4値の周波数変調方式が挙げられる。
【0058】
送受信制御部17は、時刻補正部18と周期カウント部19と要求信号生成部22とを有している。時刻補正部18は、受信処理14で受信信号から取り出された、時刻情報を保持するように設定されている。
【0059】
時刻補正部18は、図3に示すように、動作クロック信号をスロット幅に分周する分周器102と、同期再生された現在時刻を記憶するフリップフロップ103と、次に再生されるはずの時刻を記憶するフリップフロップ104と、次に再生されるはずの時刻を例えば1スロット分の間保持して予想された現在時刻を記憶するフリップフロップ105と、時刻補正が行なわれたかどうかを検出する補正検出部106とを備えている。
【0060】
受信信号から取り出された時刻情報は、フリップフロップ103に「同期再生された現在時刻」として記憶される。同時にフリップフロップ104には、同期再生された現在時刻に「1」(例えば1スロット分の時刻)を加算することで計算された、「次に再生されるはずの時刻」が記憶される。
【0061】
フリップフロップ105は、フリップフロップ104の値を1スロット分遅らせて保持するため、1つ前のスロットで計算した次に再生されるはずの時刻、つまり「予想された現在時刻」が保持されていることになる。
【0062】
フリップフロップ103に保持された同期再生された現在時刻とフリップフロップ105に保持された予想された現在時刻とが比較され、補正検出信号を出力する。比較した結果、一致しなかった場合は、時刻データが連続していないことを表しているため、時刻補正が行なわれたことを検出することができる。時刻補正部18からは現在時刻と補正検出信号とを出力することができる。
【0063】
図1において、周期カウント部19は、動作クロック信号が供給されている間は高速スロットカウンタ(第一カウンタ)20が動作クロック信号を分周した信号に基づいて、スロット数をカウントダウンし、動作クロック信号の供給が停止された場合は高速スロットカウンタ20のカウント値を引き継いで低速スロットカウンタ(第二カウンタ)21がパワーダウンクロック信号に基づいてスロット数をカウントダウンするようになっている。
【0064】
なお、高速スロットカウンタ20には、動作クロックを分周する分周回路が内蔵されており、この分周されたクロックの周期は、パワーダウンクロックの周期(一スロット期間)と、基本的に同一に設定されている。
【0065】
図4に高速スロットカウンタ20の構成を、図5に低速スロットカウンタ21の構成をそれそれ示す。図4において、高速スロットカウンタ20は、分周器142とカウンタ143と周期設定値記憶部144とから構成され、周期設定値記憶部144に記憶された周期設定値を初期値として動作を開始する。
【0066】
図5において、低速スロットカウンタ21はカウンタ152により構成され、高速スロットカウンタ20から出力されるカウント値を初期値として動作を開始する。なお、カウンタ143及びカウンタ152の構成について、カウントダウンするカウンタについて、説明したが、これに限定されず、カウントアップするカウンタであってもよい。
【0067】
図1において、要求信号生成部22は周期カウント部19のカウント値に基づいてクロック制御部11に対して要求信号を供給する。要求信号生成部22の構成は、図6に示すように、各比較部123、125と、周期開始時刻生成部124と動作終了カウンタ設定値記憶部122とから構成される。
【0068】
比較部123では、高速スロットカウンタ値と動作終了カウンタ設定値記憶部122に記憶された動作終了カウント設定値とを比較し、一致した場合はパワーダウン要求を要求信号として出力する。
【0069】
一方、周期開始時刻生成部124においては、加算器が内蔵されており、動作状態時の高速スロットカウンタ値、及び待機状態時の低速スロットカウンタ値と現在時刻とを加算器により加算して、周期開始時刻が計算される。
【0070】
比較部125は、周期開始時刻生成部124で生成された周期開始時刻と現在時刻とを比較して、一致した場合はパワーアップ要求を要求信号として出力する。補正検出信号が入力された場合は現在時刻が一致しない可能性があるため、周期開始時刻生成部124で生成された周期開始時刻より現在時刻が大きくなった(つまり、経過した)場合にパワーアップ要求を出力する。
【0071】
図1において、CPU23は,動作クロック信号に基づき、データの送受信を制御するように設定されている。
【0072】
前記のクロック供給部6における各クロック信号の生成はクロック生成部7の発振回路(1)8や発振回路(2)9で行なわれ、例えば、水晶発振子やRC発振子等を用いることができる。また必要により分周器10を用いることもできるが、特に限定されない。
【0073】
発振回路(1)8及び発振回路(2)9に、水晶発振子を用いた場合の構成を図7(a)に、RC発振子を用いた場合の構成を図7(b)に示す。図7(a)において、発振回路8、9は水晶発振子172と、水晶発振回路173とから構成され、発振回路への制御信号の入力時にはクロック信号が出力される。図7(b)において、発振回路8、9はRC発振子175と、RC発振回路176とから構成され、発振回路への制御信号の入力時にはクロック信号が出力される。
【0074】
図1において、送信時、CPU23で生成された送信データは変復調部12の送信処理13において変調処理を受け、送信信号として無線信号送受信部2に送られる。無線信号送受信部2では、送信信号に対して高周波信号処理(周波数ホッピング等)が送信回路3において施されて、アンテナスイッチ4とアンテナ1を介して外部装置に向け無線信号にて送信される。
【0075】
一方、受信時は、アンテナ1とアンテナスイッチ4を介して受信された無線信号は無線信号送受信部2の受信回路5で高周波信号処理が施されて受信信号として出力される。受信信号は変復調部12の受信処理14において復調処理を受けて受信データとなり、CPU23に引き渡される。
【0076】
消費電力を低減させる場合の動作は、前述の送信動作及び受信動作を所定の周期ごとに一定の期間に限って行なうことを特徴とする。この動作において、送受信を行なわない期間ではRFクロック信号と動作クロック信号を停止し、電力消費の大きい無線信号送受信部2と、変復調部12と、CPU23とを同時に停止することにより、無線通信装置全体の消費電力を低減できる。
【0077】
なお、パワーダウンクロック信号は、送受信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動作を行なう期間には供給を停止するように構成することもできる。
【0078】
図8は、図1に示した本発明の無線通信装置における実施の第一形態に関するタイミングチャートである。所定の周期毎に一定の期間に限って送受信を行なうことで消費電力を低減させる場合の動作を、図8のタイミングチャートに基づいて説明すると以下のようになる。
【0079】
送受信のタイミングは図8(a)に示した通りで、送信及び受信は交互に行なわれ、その順序は無線通信装置が採用した通信方式に従うものとする。期間t32や期間t37等の送信時、CPU23は送信データを生成し、変復調部12は送信データを変調して無線信号送受信部2とアンテナ1を通して送信する。
【0080】
期間t33や期間t36等の受信時は、アンテナ1と無線信号送受信部2を通して受信した受信信号を、変復調部12は復調してCPU23に受信データとして出力する。送受信するデータの量によって、送受信を行なう期間の長さは長くなったり短くなったりする。
【0081】
一方で、送受信する期間以外に、期間t34のように送信も受信も行なわない期間が存在し、その期間の長さは設定された所定の周期等によって決まってくる。この送受信を行なわない期間t34は、場合によっては数分間に及ぶことがある。消費電力を低減するために、無線信号送受信部2へのRFクロック信号(e)や、変復調部12やCPU23への動作クロック信号(f)を停止するのはこの期間である。
【0082】
なお、送信及び受信が行なわる期間は、高速スロットカウンタ20のカウント値に依存するように設定されている。また、送信も受信も行なわない期間は、低速スロットカウンタ21のカウント値に依存するように設定されている。
【0083】
回路が動作状態となって送受信が開始されると、クロック供給部6から供給されたRFクロック信号(e)に基づいて無線信号送受信部2は送受信動作を行なう。また、変復調部12はクロック供給部6から供給された動作クロック信号(f)に基づいて変復調動作を行なう。
【0084】
同時に、このとき、周期カウント部19の高速スロットカウンタ20では、次に、回路が動作状態となるまでの通信スロット数(所定の周期分)を動作クロック信号(f)に基づいてカウントし始める。
【0085】
高速スロットカウンタ20で送受信を行なう期間分のスロット数をカウントし終わった時、要求信号生成部22においてパワーダウン要求信号(c)が出力され、クロック制御部11に供給される。
【0086】
クロック制御部11は、パワーダウン要求信号(c)が「1」(オンを示す状態)にて供給されると、発振回路(1)8を停止し、かつ発振回路(2)9を開始する各制御信号(j)(k)をそれぞれ出力する。この発振回路(1)8を停止し、かつ発振回路(2)9を開始する各制御信号(j)(k)が、発振回路(1)8及び発振回路(2)9にそれぞれ入力されると、RFクロック信号(e)と動作クロック信号(f)とは停止し、低速スロットカウンタ21以外の回路は待機状態となる。
【0087】
なお、これらの状態は、パワーダウン要求信号(c)が「0」(オフを示す状態)となっても、後述のパワーアップ要求信号(b)が「1」(オンを示す状態)にて供給されるまで維持される。
【0088】
RFクロック信号(e)と動作クロック信号(f)とが停止すると同時に、パワーダウンクロック信号(g)が発振回路(2)9から、生成される。このとき、周期カウント部19では低速スロットカウンタ21がパワーダウンクロック信号(g)に基づいて動作を開始し、停止した高速スロットカウンタ20のカウント値を引き継いで、次に回路が動作状態となるまでの、擬似的な通信スロット数のカウント動作を継続する。
【0089】
低速スロットカウンタ21が所定の周期分のスロット数をカウントし終わった時、要求信号生成部22においてパワーアップ要求信号(b)が出力され、クロック制御部11に供給される。
【0090】
クロック制御部11は、パワーアップ要求信号(b)が供給されると、発振回路(1)8を開始し、かつ発振回路(2)9を停止するための、各制御信号(j)(k)を出力する。
【0091】
この発振回路(1)8を開始し、かつ発振回路(2)9を停止する制御信号(j)(k)が、発振回路(1)8及び発振回路(2)9に入力されると、クロック生成部7ではRFクロック信号(e)と動作クロック信号(f)が生成され、パワーダウンクロック信号(g)は停止する。
【0092】
なお、これらの状態は、パワーアップ要求信号(b)が「0」(オフを示す状態)となっても、上述したパワーダウン要求信号(c)が「1」(オンを示す状態)にて供給されるまで維持される。
【0093】
そして、無線通信装置の回路全体は動作状態となり、再び送受信が実行される。このような動作を繰り返すことによって、本発明における無線通信装置では所定の周期毎に一定の期間だけ送受信を行ない、送受信を行なわない期間の回路動作を停止することで消費電力の低減を図っている。
【0094】
本実施の第一形態においては、期間t31や期間t35のように、実際の送受信開始時間より早目(例えば一スロット期間前)にパワーアップ要求信号(b)を出力するように要求信号生成部22を構成している。
【0095】
ここで、要求信号を生成する際のカウント値を任意に設定できるようにしておけば、無線信号送受信部2やクロック生成部7等で使用する発振回路等をはじめとするデバイスの特性に合わせた柔軟な対応が可能となる。
【0096】
このように要求信号を早目に生成するように設定しておくことによって、実際に送受信を開始する時にはRFクロック信号や動作クロック信号の発振が安定しており、無線信号送受信部2及び変復調部12が安定して動作できるようにしている。
【0097】
また、直前の回路の現在時刻(予想された現在時刻)を保持する時刻補正部18を備えたことで、無線の通信状態や、待機状態から動作状態への復帰の繰り返しにより無線通信装置の送信側と受信側で現在時刻にずれが起きたり、ずれを正すために現在時刻に補正が掛かったりした場合でも、周期カウント部19でのカウント値を常に正確な値に補正することが可能となっている。
【0098】
また、送受信を行なわない期間は動作クロック信号を停止してしまうため、CPU23もその動作を停止し、消費電力の低減がなされる。停止したCPU23の動作を再開させるためにパワーアップ要求信号(b)を割り込み信号として利用することもできる。
【0099】
本実施の形態によれば、高速スロットカウンタ20からカウンタ値を継続する低速スロットカウンタ21を設けたことによって、送受信を行なわない期間においては、パワーダウンクロック信号(g)にてスロット数をカウントする低速スロットカウンタ21のみの動作として、それ以外の無線信号送受信部2や変復調部12のみならず、CPU23をも停止することができるので消費電力を従来と比べて大幅に低減することができる。
【0100】
また、本発明の無線通信装置では、実際の送受信開始時間より早目にパワーアップ要求信号を出力することと、時刻補正部18を備えることとによって、無線通信装置を構成するデバイスの特性に柔軟に対応したうえで、送受信を再開する際には安定した回路動作を確保することができ、無線の通信状態や待機状態から動作状態への復帰の繰り返しによる無線通信装置の現在時刻のずれにも影響を受けにくい、正確で安定した送受信の可能な無線通信装置を実現できる。
【0101】
(実施の第二形態)
次に、本発明の実施の第二形態に係る無線通信装置について説明する。図9に示すように、上記無線通信装置は、無線通信方式に、周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式の、近距離無線通信方式の一つであるブルーツース(Bluetooth)を採用した実施の形態であり、アンテナ41と、無線信号送受信部(RF回路)42と、クロック供給部46と、変復調部(ベースバンド処理回路)52と、送受信制御部57と、無線通信装置全体をそれぞれ制御するCPU64とを備えている。
【0102】
前記の実施の第一形態との違いは、最初の送受信時からのスロット数のカウントを開始する通信スロットカウンタ59を送受信制御部57に備えたことで、データの送受信が可能な状態で、通信スロットカウンタ59の値が所定の値に達したとき(所定の期間、データの送受信が行なわれなかったとき)、強制的に待機状態にする点である。強制的に待機状態にすることにより、消費電力の低減を図ることができ、通信状態に応じて木目細かい動作制御が可能となる。
【0103】
アンテナ41は、外部装置との間で無線信号の送受信を行なう。クロック供給部46は、発振回路(1)48と発振回路(2)49と分周器50とクロック制御部51とを備え、前述の実施の第一形態と同様な、RFクロック信号、動作クロック信号、パワーダウンクロック信号の各クロック信号を供給できるようになっている。
【0104】
クロック制御部51は、要求信号生成部63からの要求信号に基づいて前記各クロック信号を制御するように設定されている。RFクロック信号は、発振回路(1)48で発生させた信号である。動作クロック信号は、発振回路(1)48で発生したRFクロック信号を分周器50で分周した信号である。パワーダウンクロック信号は、発振回路(2)49で発生した、スロット幅の周期を有するクロック信号である。
【0105】
無線信号送受信部42は、送信回路43と受信回路45とアンテナスイッチ44とで構成され、RFクロック信号に基づいて、送受信をアンテナスイッチ44で切り替えながら送信回路43及び受信回路45にて無線信号処理を行なう。
【0106】
変復調部52は、送信処理53、受信処理54、ROM55、RAM56等で構成され、動作クロック信号に基づいて無線信号送受信部42からの受信信号、及び無線信号送受信部42への送信信号の変復調処理を行なう。
【0107】
送受信制御部57は、時刻補正部58と通信スロットカウンタ59と周期カウント部60と要求信号生成部63とで構成される。時刻補正部58は、受信処理54で受信信号から取り出された、直前の回路の現在時刻を保持する。時刻補正部58の構成は、前述の実施の第一形態と同様であり、図3に示す通りである。
【0108】
図9の周期カウント部60は、動作クロック信号が供給されている間は高速スロットカウンタ61が動作クロック信号を分周した信号に基づいてスロット数をカウントし、動作クロック信号の供給が停止された場合は高速スロットカウンタ61のカウント値を引き継いで低速スロットカウンタ62がパワーダウンクロック信号に基づいてスロット数をカウントする。
【0109】
高速スロットカウンタ61及び低速スロットカウンタ62の構成は、実施の第一形態と同様であり、図4及び図5に示す通りである。また、図9の通信スロットカウンタ59は、最初に送信又は受信した通信スロットからのスロット数を、動作クロック信号を分周した信号に基づいてカウントする。
【0110】
なお、高速スロットカウンタ61及び通信スロットカウンタ59には、動作クロックを分周する分周回路がそれぞれ内蔵されており、これらの分周されたクロックの周期は、パワーダウンクロックの周期と、基本的に同一(一スロット期間)に設定されている。
【0111】
要求信号生成部63は周期カウント部60のカウント値に基づいてクロック制御部51に対して要求信号を供給する。要求信号生成部63の構成は、図10に示すように、各比較部133、135と、動作終了時刻生成部132と、周期開始時刻生成部134とから構成される。
【0112】
動作終了時刻生成部132では、加算器が内蔵されており、通信スロットカウンタ値と現在時刻とを内蔵された加算器で加算して、動作終了時刻が計算によって生成される。
【0113】
比較部133は、動作終了時刻生成部132で生成された動作終了時刻と現在時刻とを比較し、一致した場合はパワーダウン要求を出力するように設定されている。補正検出信号が入力された場合は現在時刻が一致しない可能性があるため、一致しない場合、動作終了時刻生成部132で生成された動作終了時刻より現在時刻が大きく(経過した)なったときにパワーダウン要求を出力する。
【0114】
一方、周期開始時刻生成部134においては、加算器が内蔵されており、動作状態時の高速スロットカウンタ値、及び待機状態時の低速スロットカウンタ値と現在時刻とを内蔵された加算器で加算して、周期開始時刻が計算により生成される。
【0115】
比較部135は、周期開始時刻生成部134で生成された周期開始時刻と現在時刻とを比較し、一致した場合はパワーアップ要求を出力するようになっている。補正検出信号が入力された場合は現在時刻が一致しない可能性があるため、一致しない場合、周期開始時刻生成部134で生成された周期開始時刻より現在時刻が大きく(経過した)なったときにパワーアップ要求を出力する。
【0116】
図9におけるクロック制御部51、及び発振回路(1)48と(2)49の構成は、前述した実施の第一形態と同様であり、図2及び図7(a)又は図7(b)に示した通りである。
【0117】
図9のCPU64は動作クロック信号に基づいてデータを送受信する。前記のクロック供給部46における前記各クロック信号の生成は、RFクロック信号の生成には、例えば、12メガヘルツ(MHz)や13メガヘルツや16メガヘルツの発振周波数を持つ水晶発振子を用いることができる。また動作クロック信号には前記のRFクロック信号を分周器50で分周して生成した、例えば、周波数1メガヘルツのクロック信号を用いることができる。また、パワーダウンクロック信号の生成には、例えば、32キロヘルツの発振周波数を持つ水晶発振子を用いることができる。
【0118】
送信時、CPU64で生成された送信データは変復調部52の送信処理53において変調処理を受け、送信信号として無線信号送受信部42に送られる。無線信号送受信部42では送信回路43にて高周波信号処理がなされて、アンテナスイッチ44とアンテナ41を介して送信される。
【0119】
一方、受信時は、アンテナ41とアンテナスイッチ44を介して受信された無線信号は、無線信号送受信部42の受信回路45にて高周波信号処理を受けて受信信号として出力される。受信信号は変復調部52の受信処理54において復調処理を受けて受信データとなり、CPU64に引き渡される。
【0120】
消費電力を低減させる場合の動作は、前述の送信及び受信動作を所定の周期ごとに一定の期間に限って行なうことを特徴とする。この動作において、送受信を行なわない期間ではRFクロック信号と動作クロック信号を停止し、電力消費の大きい無線信号送受信部42と、変復調部52と、CPU64とを同時に停止することにより、無線通信装置全体の消費電力を低減できる。
【0121】
なお、パワーダウンクロック信号は、送受信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動作を行なう期間には供給を停止するように構成することもできる。
【0122】
ブルーツースの無線通信規格には省電力動作モードの一つとして、送信及び受信を所定の周期毎に一定の期間行なうスニフ(sniff)モードの仕様が公開されている。
【0123】
この仕様によれば、スニフモードでは、送信及び受信の動作を所定の周期毎に一定の期間に限って行なうこと、送受信を行なわない期間は待機状態とすること、自身宛のデータパケットを受信している限りは受信動作を続けること、受信終了後は別に設定した延長期間か前記の送受信を行なう一定期間の残りのどちらか長い方の期間分は送受信を行なう期間を延長すること、を特徴とした送受信制御を行なっている。
【0124】
本実施の第二形態においては、無線通信方式にブルーツースを使用しており、前期の送信及び受信動作を所定の周期ごとに一定の期間に限って行なう例としてスニフモードでの動作が設定されている。
【0125】
図11及び図12は、図9に示した本発明の無線通信装置における実施の第二形態に関する各タイミングチャートである。
【0126】
スニフモードにおける動作を、図11及び図12の各タイミングチャートに基づいて説明すると以下のようになる。送受信のタイミングは図11(a)に示した通りで、送信及び受信は交互に行なわれ、その順序は無線通信装置が採用したブルーツース通信方式に従う。この図11では、ネットワーク全体の管理を外部装置側に委ねたスレーブデバイスとしての動作を示している。
【0127】
期間t73等の送信時、CPU64は送信データを生成し、変復調部52は送信データを変調して無線信号送受信部42とアンテナ41を通して送信する。期間t72や期間t75、t79等の受信時は、アンテナ41と無線信号送受信部42を通して受信した受信信号を、変復調部52は復調してCPU64に受信データとして出力する。
【0128】
送受信するデータの量によって、送受信を行なう期間の長さは長くなったり短くなったりする。一方で期間t77のように送信も受信も行なわない期間が存在し、その期間の長さは設定された所定の周期や送受信データ量等によって決まってくる。
【0129】
この送受信を行なわない期間t77は場合によっては数分間に及ぶことがある。消費電力を低減するため、無線信号送受信部42へのRFクロック信号(e)の供給や、変復調部52やCPU64への動作クロック信号(f)の供給を停止するのはこの期間である。
【0130】
なお、送信及び受信が行なわれる期間は、通信スロットカウンタ59のカウント値に依存するように設定されている。また、送信も受信も行なわない期間は、低速スロットカウンタ62のカウント値に依存するようになっている。
【0131】
ここでは説明のために、ブルーツース通信規格のスニフ(sniff)モードの仕様に規定された、送受信動作を行なう期間を「スニフスロット」、スニフスロットが規則的に繰り返される所定の周期を「スニフ周期」、無線通信装置がスニフスロット期間中に自身宛のデータの送受信を行なわなかった場合でも送受信に備えて動作状態で待機する最低限の期間(スニフスロットの最小値に相当する)を「アテンプト期間」、前回の送受信とスニフスロットの終了との間に無線通信装置が自身宛の送受信データをさらに受信した際にスニフスロット期間を延長する一定の期間を「タイムアウト期間」、と呼ぶことにする。
【0132】
図11におけるそれぞれのパラメータは、「スニフ周期」が12スロット、「アテンプト期間」が「スニフ周期」より短い、例えば6スロット、「タイムアウト期間」が「アテンプト期間」より短い、例えば4スロットとなっている。
【0133】
回路が動作状態となって送受信が開始されると、クロック供給部46から供給されたRFクロック信号(e)に基づいて無線信号送受信部42は送受信動作を行なう。また、変復調部52はクロック供給部46から供給された動作クロック信号(f)に基づいて変復調動作を行なう。
【0134】
同時に、このとき、周期カウント部60の高速スロットカウンタ61では、次に回路が動作状態となるまでの通信スロット数(期間t71からt77までで表される、所定の周期=「スニフ周期」分)を動作クロック信号(f)に基づいてカウントし始める。
【0135】
さらに、同時に、通信スロットカウンタ59では、最低限送受信を行なう通信スロット数(期間p80で表される「アテンプト期間」分)を動作クロック信号(f)に基づいてカウントし始める。
【0136】
ここで、期間p80で表される「アテンプト期間」中に無線通信装置自身に宛てたデータの送受信が行なわれた場合、その時点でのアテンプト期間の残り時間が「タイムアウト期間」よりも小さければ、通信スロットカウンタ59のカウント値をタイムアウト期間の値に上書きし、データ送受信時点から期間p81で表される「タイムアウト期間」分だけ、スニフスロットを延長してカウントする。
【0137】
当然のことながら送受信が継続された場合はスニフスロットの延長動作も繰り返されるため、送受信が終わってタイムアウト期間が経過するまでカウント動作は継続される。
【0138】
ただし、この時にスニフスロットが延長によってスニフ周期を超えてしまい、次のスニフスロットと連続してしまった場合については、新たなスニフスロットに入った時点で通信スロットカウンタ59のカウント値を再度アテンプト期間分のスロット数に上書きする。
【0139】
これは、新たなスニフスロットに入って,すぐに通信スロットカウンタ59によるカウントが終了してしまった場合、本来ならアテンプト期間中であるにもかかわらずアテンプト期間が終了となってしまい、スニフ周期毎にスニフスロットを設定する動作が乱れるのを防ぐためである。
【0140】
通信スロットカウンタ59の構成は、図13に示すように、動作クロック信号をスロット幅に分周する分周器112とカウンタ113と比較部116とアテンプト期間設定記憶部114とタイムアウト期間設定値記憶部115とを備え、アテンプト期間設定記憶部114に記憶されたアテンプト期間設定値を初期値としてカウンタ113のカウント動作を開始するように設定されている。
【0141】
アテンプト期間中に無線通信装置自身宛のデータの送受信が行なわれた場合は、カウンタ113のカウント値とタイムアウト期間設定値記憶部115に記憶されたタイムアウト期間設定値とを比較部116で比較し、カウント値がタイムアウト期間設定値記憶部115に記憶されたタイムアウト期間設定値より小さい場合は、カウンタ113にタイムアウト期間設定値記憶部115の設定値を上書きする。
【0142】
一方、図11のアテンプト期間p80の間に無線通信装置自身宛てのデータ送受信が行なわれなかった場合は、次の図12に示すような動作となる。
【0143】
回路が動作状態となって送受信が開始されると、クロック供給部46から供給されたRFクロック信号(e)に基づいて無線信号送受信部42は送受信動作を行なう。また、変復調部52はクロック供給部46から供給された動作クロック信号(f)に基づいて変復調動作を行なう。
【0144】
同時に、このとき、周期カウント部60の高速スロットカウンタ61では、次に回路が動作状態となるまでの通信スロット数(期間t91からt95までで表される、所定の周期=「スニフ周期」分)を動作クロック信号(f)を分周した信号に基づいてカウントし始める。
【0145】
さらに同時に、通信スロットカウンタ59では、最低限送受信を行なう通信スロット数(期間p98で表される「アテンプト期間」分)を動作クロック信号(f)を分周した信号に基づいてカウントし始める。
【0146】
図12に示すようにアテンプト期間p98の間に無線通信装置自身宛てのデータ送受信が行なわれなかった場合は、通信スロットカウンタ59のカウント値の上書きは行なわれず、そのままアテンプト期間終了までカウント動作を続ける。
【0147】
通信スロットカウンタ59で送受信を行なう期間分のスロット数をカウントし終わると、要求信号生成部63から、パワーダウン要求信号(c)が出力され、クロック制御部51に供給される。
【0148】
クロック制御部51は、パワーダウン要求信号(c)が供給されると、発振回路(1)48を停止し、かつ発振回路(2)49を開始するための、各制御信号(k)(l)を出力する。この発振回路(1)48を停止し、かつ発振回路(2)49を開始するための、各制御信号(k)(l)が、発振回路(1)48及び発振回路(2)49にそれぞれ入力されると、クロック生成部47の発振回路(1)48で生成されるRFクロック信号(e)と動作クロック信号(f)は停止し、低速スロットカウンタ62以外の回路は待機状態となる。
【0149】
同時にパワーダウンクロック信号(g)が生成される。このとき、周期カウント部60では低速スロットカウンタ62がパワーダウンクロック信号(g)に基づいて動作を開始し、停止した高速スロットカウンタ61のカウント値を引き継いで、次に回路が動作状態となるまでの通信スロット数のカウント動作を継続する。
【0150】
低速スロットカウンタ62が所定のスニフ周期分のスロット数をカウントし終わった時、要求信号生成部63から、パワーアップ要求信号(b)が出力され、クロック制御部51に供給される。
【0151】
クロック制御部51は、パワーアップ要求信号(b)が供給されると、発振回路(1)48を開始し、かつ発振回路(2)49を停止する信号(k)(l)を出力する。
【0152】
この発振回路(1)48を開始し、かつ発振回路(2)49を停止する信号(k)(l)が、発振回路(1)48及び発振回路(2)49に入力されると、クロック生成部47ではRFクロック信号(e)と動作クロック信号(f)が生成され、パワーダウンクロック信号(g)は停止する。そして、回路は動作状態となり再び送受信が行なわれる。
【0153】
このような動作を繰り返すことによって本発明における無線通信装置では、所定の「スニフ周期」毎に一定の「アテンプト期間」だけ「スニフスロット」を用意して送受信を行ない、送受信を行なわない期間の回路動作を停止することで消費電力の低減を図ると共に、アテンプト期間中にデータ送受信があった場合は適宜「タイムアウト期間」分、スニフスロットを延長して更なる送受信に備えることができる。
【0154】
本実施の第二形態においては、図11の期間t71や期間t78、さらに図12の期間t91や期間t96のように、実際の送受信開始時間より早目に(例えば一スロット期間分)パワーアップ要求信号(b)を出力するように要求信号生成部63を構成している。
【0155】
ここで、要求信号を生成する際のカウント値を任意に設定できるようにしておけば、無線信号送受信部42やクロック生成部47で使用する発振器等をはじめとするデバイスの特性に合わせた柔軟な対応が可能となる。
【0156】
このように要求信号を早目に生成するようにしておくことによって、実際に送受信を開始する時にはRFクロック信号や動作クロック信号の発振が安定しており、無線信号送受信部42及び変復調部52が安定して動作できるようにしている。
【0157】
また、直前の回路の現在時刻(予想された現在時刻)を保持する時刻補正部58を備えたことで、無線の通信状態や、待機状態から動作状態への復帰の繰り返しにより無線通信装置の送信側と受信側で現在時刻にずれが起きたり、ずれを正すために現在時刻に補正が掛かったりした場合でも、送受信制御部57でのカウント値を常に正確な値に補正することが可能となっている。
【0158】
また、送受信を行なわない期間は動作クロック信号を停止してしまうためCPU64もその動作を停止し、消費電力の低減がなされる。停止したCPU64の動作を再開させるためにパワーアップ要求信号(b)を割り込み信号として利用することもできる。
【0159】
本実施の形態によれば、高速スロットカウンタ61のカウント値を引き継いでカウントする低速スロットカウンタ62を設けたことによって、送受信を行なわない期間においては、パワーダウンクロック信号(g)にてスロット数をカウントする低速スロットカウンタ62のみの動作として、それ以外の無線信号送受信部42や変復調部52のみならず、CPU64をも停止することで消費電力を大幅に低減することができる。
【0160】
また、通信スロットカウンタ59のカウント値を送受信データの量やタイミングによって適宜書き換えることによって、消費電力の低減を図りながらも送受信動作を阻害することを回避できるように木目細かくスニフスロットを制御することが可能となる。
【0161】
さらに、上記無線通信装置では、実際の送受信再開時間より早目にパワーアップ要求信号を出力することと、時刻補正部58を備えることとによって、無線通信装置を構成するデバイスの特性に柔軟に対応したうえで、送受信を再開する際には安定した回路動作を実現することができ、無線の通信状態や待機状態から動作状態への復帰の繰り返しによる無線通信装置の現在時刻のずれにも影響を受けにくく、正確で安定した送受信の可能な無線通信装置を実現することができる。
【0162】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明による無線通信装置及び無線通信装置の制御方法によれば、無線の通信状態によって送信側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれを正すためにクロックに補正が掛かったりした場合にも、次回の送受信再開タイミングをずれることなく、正確にカウントすることが可能となる。
【0163】
また、本発明による無線通信装置及び無線通信装置の制御方法によれば、データ通信を妨げることなくその通信量やタイミングに応じて消費電力を低減するための木目細かい制御が可能となる。
【0164】
さらに、本発明による無線通信装置及び無線通信装置の制御方法によれば、無線信号送受信部(RF回路部分)や変復調部(ベースバンド処理回路部分)ばかりでなく、これらの部分と同様に電力消費の大きいCPU部分の動作をも停止することができるため、大幅な消費電力の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態である無線通信装置の概略構成を説明するためのブロック図である。
【図2】上記無線通信装置のクロック制御部における動作を説明するための動作概略図である。
【図3】上記無線通信装置の時刻補正部における概略構成を説明するためのブロック図である。
【図4】上記無線通信装置の高速スロットカウンタの概略構成を説明するためのブロック図である。
【図5】上記無線通信装置の低速スロットカウンタの概略構成を説明するためのブロック図である。
【図6】上記無線通信装置における要求信号生成部の概略構成を説明するためのブロック図である。
【図7】上記無線通信装置の発振回路のブロック図であって、(a)は水晶発振子を用いた場合、(b)はRC発振子を用いた場合を示す。
【図8】上記無線通信装置の動作例の概要を説明するための各タイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の第二形態である無線通信装置の概略構成を説明するためのブロック図である。
【図10】上記実施の第二形態の無線通信装置における要求信号生成部の概略構成を説明するためのブロック図である。
【図11】上記無線通信装置の動作における一例の概要を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】上記無線通信装置の動作における他の例の概要を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】上記無線通信装置における通信スロットカウンタの概略構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1、41 アンテナ
2、42 無線信号送受信部(RF回路)
3、43 送信回路
4、44 アンテナスイッチ
5、45 受信回路
6、46 クロック供給部
7、47 クロック生成部
8、48 発振回路(1)
9、49 発振回路(2)
10、50 分周器
11、51 クロック制御部
12、52 変復調部(ベースバンド処理回路)
13、53 送信処理
14、54 受信処理
15、55 ROM
16、56 RAM
17、57 送受信制御部
18、58 時刻補正部
19、60 周期カウント部
20、61 高速スロットカウンタ
21、62 低速スロットカウンタ
22、63 要求信号生成部
23、64 CPU
59 通信スロットカウンタ
102 分周器
103 「同期再生された現在時刻」フリップフロップ
104 「次に再生されるはずの時刻」フリップフロップ
105 「予想された現在時刻」フリップフロップ
106 補正検出部
112 分周器
113 カウンタ
114 アテンプト期間設定値記憶部
115 タイムアウト期間設定値記憶部
116 比較部
122 動作終了カウント設定値記憶部
123 比較部
124 周期開始時刻生成部
125 比較部
132 動作終了時刻生成部
133 比較部
134 周期開始時刻生成部
135 比較部
142 分周器
143 カウンタ
144 周期設定値記憶部
152 カウンタ
172 水晶発振子
173 水晶発振回路
175 RC発振子
176 RC発振回路

Claims (14)

  1. データを電波に乗せて外部装置と通信する無線信号送受信部と、
    上記無線信号送受信部に接続されて送信信号の変調及び受信信号の復調を行なう変復調部と、
    上記無線信号送受信部を駆動するための基準となる高い周波数のRFクロック信号と上記無線信号送受信部を除く各部を駆動するための基準となる通常動作用の動作クロック信号と、消費電力を低減するために使用する低い周波数のパワーダウンクロック信号とを、それぞれ制御信号に基づいて生成するクロック生成部と、
    (a)上記無線信号送受信部が動作状態にある期間のスロット数を、上記クロック生成部で生成された、上記動作クロック信号を分周した信号に基づいてカウントする高速スロットカウンタと、(b)上記無線信号送受信部が待機状態にある期間のスロット数を、上記パワーダウンクロック信号に基づいてカウントする低速スロットカウンタと、(c)上記無線信号送受信部が上記動作状態にある期間内で、送受信を行う期間に対応した通信スロット数を上記動作クロック信号を分周した信号に基づいてカウントする通信スロットカウンタと、を有する周期カウント部と、
    上記高速スロットカウンタのスロット数のカウント値上記低速スロットカウンタのスロット数のカウント値、および上記通信スロットカウンタのカウント値がそれぞれ入力され、各カウント値が所定の値に達すると、要求信号をクロック制御部に出力する要求信号生成部と、
    上記各要求信号に基づいて、上記制御信号を出力するクロック制御部とを備え、
    上記周期カウント部には、1周期あたりの長さを表すスロット数と、送受信に備えて動作状態で待機する最低限送受信期間を表すスロット数と、当該動作状態にある期間にデータの通信が行なわれた場合に送受信を行なう期間を延長する長さを表す延長スロット数とが設定されており
    さらに、上記無線信号送受信部が動作状態にある期間内で、最初にデータの送信又は受信した通信スロットから少なくとも上記周期カウント部に設定した上記最低限送受信期間の終了まで通信スロット数をカウントし続けるように上記通信スロットカウンタを制御すると共に、上記最低限送受信期間内にデータの送信又は受信が行われた場合、当該最低限送受信期間の残りの通信スロット数が上記延長スロット数よりも小さければ、当該残りの通信スロット数を、上記延長スロット数に置き換えることによって、送受信を行う期間を延長するように上記通信スロットカウンタを制御する送受信制御部を含み
    上記通信スロットカウンタが上記通信スロット数のカウントを終了した時点で、上記要求信号生成部は、上記パワーダウンクロック信号の生成を上記クロック生成部に要求するための要求信号を上記クロック制御部に供給することを特徴とする無線通信装置。
  2. さらに、前記動作クロック信号で駆動され、データの送受信を制御する中央制御部を備えたことを特徴する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. さらに、予想された現在時刻と、受信信号からの現在時刻とを比較して、正しい現在時刻と補正検出信号とを出力する時刻補正部を備え、
    前記要求信号生成部は、上記現在時刻と上記補正検出信号とが入力され、カウント値を補正して、前記制御信号を制御するための要求信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記周期カウント部は、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、高速スロットカウンタでのスロット数のカウント値を低速スロットカウンタに引き継ぐように設定されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記要求信号生成部は、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、又は送受信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行する際に、前記高速スロットカウンタのスロット数のカウント値、あるいは前記低速スロットカウンタのスロット数のカウント値が所定の値に達すると、要求信号を出力することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記クロック制御部は、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行するための前記要求信号が入力されたとき、前記RFクロック信号及び前記動作クロック信号の供給を停止し、かつパワーダウンクロック信号の供給を開始する制御信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記クロック制御部は、送受信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行するための前記要求信号が入力されたとき、前記RFクロック信号及び前記動作クロック信号の供給を開始し、かつパワーダウンクロック信号の供給を停止する制御信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. データを電波に乗せて外部装置と通信して無線信号を送受信するステップと、
    送受信された送信信号の変調及び受信信号の復調を行なって変復調するステップと、
    上記送受信するステップを駆動するための基準となる高い周波数のRFクロック信号と上記送受信するステップを除く各部を駆動するための基準となる通常動作用の動作クロック信号と消費電力を低減するために使用する低い周波数のパワーダウンクロック信号とをそれぞれ制御信号に基づいて生成するクロック信号生成ステップと、
    ( ) 上記無線信号送受信部が動作状態にある期間のスロット数を、上記動作クロック信号を分周した信号に基づいてカウントする高速スロットカウンタ、(b)上記無線信号送受信部が待機状態にある期間のスロット数を、上記パワーダウンクロック信号に基づいてカウントする低速スロットカウンタ、および(c)上記無線信号送受信部が上記動作状態にある期間内で、送受信を行う期間に対応した通信スロット数を上記動作クロック信号を分周した信号に基づいてカウントする通信スロットカウンタ、をカウントするステップと、
    上記高速スロットカウンタのスロット数のカウント値、上記低速スロットカウンタのスロット数のカウント値、および上記通信スロットカウンタのカウント値がそれぞれ入力され、各カウント値が所定の値に達すると要求信号をクロック制御部に出力する要求信号を生成するステップと、
    上記高速スロットカウンタ、低速スロットカウンタおよび通信スロットカウンタからなる周期カウント部に、1周期あたりの長さを表すスロット数と、送受信に備えて動作状態で待機する最低限送受信期間を表すスロット数と、当該動作状態にある期間にデータの通信が行なわれた場合に送受信を行なう期間を延長する長さを表す延長スロット数とを設定するステップと、
    上記無線信号送受信部が動作状態にある期間内で、最初にデータの送信又は受信した通信スロットから少なくとも上記周期カウント部に設定した上記最低限送受信期間の終了まで通信スロット数をカウントし続けるように上記通信スロットカウンタを制御すると共に、上記最低限送受信期間内にデータの送信又は受信が行われた場合、当該最低限送受信期間の残りの通信スロット数が上記延長スロット数よりも小さければ、当該残りの通信スロット数を、上記延長スロット数に置き換えることによって、送受信を行う期間を延長するように上記通信スロットカウンタを制御するステップと、
    上記通信スロットカウンタが上記通信スロット数のカウントを終了した時点で、上記パワーダウンクロック信号の生成を上記クロック生成部に要求するための要求信号を上記クロック制御部に供給するステップと、を含むことを特徴とする無線通信装置の制御方法
  9. さらに、通常動作用の動作クロック信号で駆動される中央制御部で、データの送受信が 行なわれるステップを含むことを特徴する請求項8に記載の無線通信装置の制御方法。
  10. さらに、予想された現在時刻と、受信信号から検出された現在時刻とを比較して、正しい現在時刻と補正検出信号とを出力するステップを備え、
    前記要求信号を生成するステップは、前記現在時刻と前記補正検出信号とが入力され、カウント値を補正して、要求信号を出力することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の無線通信装置の制御方法
  11. 前記カウントするステップは、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、高速スロットカウンタでのスロット数のカウント値を低速スロットカウンタに引き継ぐことを特徴とする請求項8ないし10の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法
  12. 前記要求信号を生成するステップは、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、又は送受信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行する際に、前記高速スロットカウンタのスロット数のカウント値、あるいは前記低速スロットカウンタのスロット数のカウント値が所定の値に達すると、要求信号を出力することを特徴とする請求項8ないし11の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法。
  13. 前記クロック信号生成ステップは、前記要求信号が入力され、送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行するとき、前記RFクロック信号、及び前記通常動作用の動作クロック信号の供給を停止し、かつパワーダウンクロック信号の供給を開始する制御信号を出力することを特徴とする請求項8ないし12の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法
  14. 前記クロック信号生成ステップは、前記要求信号が入力され、送受信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行するとき、前記RFクロック信号、及び前記通常動作用の動作クロック信号の供給を開始し、かつパワーダウンクロック信号の供給を停止する制御信号を出力することを特徴とする請求項8ないし11の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法
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