JP4064270B2 - 衣類収納機構およびそれを用いたクリーニング店舗 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の衣類を収納し、必要に応じて所望の衣類を取り出す際に用いられて好適な衣類収納機構に関し、特に、クリーニングされる衣類を顧客より受け取り、クリーニングされた複数の衣類を管理しながら収納し、顧客の来店時に所望の衣類を取り出して顧客に渡すクリーニング店舗に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、クリーニング店舗では、クリーニングされた複数の衣類を管理しながら収納し、顧客の来店時にこれらの衣類をそれぞれの顧客に引き渡す作業が行われている。各衣類には、識別コードが与えられて収納場所が管理されており、顧客の来店時には、受け取り伝票との照合のもとに所望の衣類が取り出されて顧客に渡される。近年では、衣類の識別コードが入力されると、衣類が自動的に取り出し場所付近にまで移動してきて、所定の範囲の中から目的の衣類を見つけて取り出すことができるように作業の効率化も図られてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなクリーニング店舗では、顧客から預かり受けた衣類を渡す際には、人間が衣類に付けられた識別コードと受け取り伝票との照合を行い、収納場所から衣類を取出してこなければならない。このため、衣類の返却の際には、クリーニング店舗に人が待機していなければならず、人件費の節約の観点から衣類の返却時間は自ずと昼間に限られていた。そこで、コストの上昇を招くことなく夜間に衣類を受け取りたいという顧客の要請にいかに答えるかが一つの課題となっていた。また、夜間に限らず、昼間でも、来店した顧客の人数に対応できるだけの店員がクリーニング店舗に配置されていないと、顧客の待ち時間が長くなり、逆に、店員数を増やせば、顧客が来店しない空き時間の人件費に無駄が出るといった問題も存在していた。
クリーニング業界に留まらず、制服の着用を義務付ける航空産業を始めとする種々のサービス産業においても、制服のクリーニング等を含め、大量の制服を24時間体制で一括管理して受け渡しする必要があり、大量の衣類を収納管理し、昼夜を分かたず必要に応じていつでも所望の衣類を取り出すことのできる何らかの仕組みに対する要望が近年高まりを見せていた。
【0004】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、複数の衣類を収納し、昼夜を分かたずいつでも所望の衣類を取り出すことのできる衣類収納機構およびそれを用いたクリーニング店舗を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明は、以下の構成を採用した。すなわち、請求項1に記載の発明は、それぞれ個別のコードデータが付けられてハンガーに掛けられた複数の衣類を前記ハンガーごと吊下して収納する衣類収納機構であって、前記ハンガーを吊下する、少なくともその表面がウレタンを主成分とする合成樹脂からなるフック部が一定間隔ごとに配設された収納レールと、複数の前記衣類のうち、所望の衣類を前記ハンガー共々前記収納レールから取出す衣類取出し装置とを有し、前記衣類取出し装置は、前記所望の衣類が掛けられた前記ハンガーを吊下する前記フック部を識別する識別機構と、該識別機構により識別された前記フック部から、一対の把持爪を開閉させて前記ハンガーの鉤型の部分を把持して該ハンガーを取り外し、前記所望の衣類を前記ハンガー共々前記収納レールから離れた第1の衣類取出し位置まで水平方向に移送し、該第1の衣類取出し位置にて前記一対の把持爪を開閉させて前記ハンガーを解放するハンガー移送機構と、解放された前記ハンガーを受け取るハンガー受取位置から第2の衣類取出し位置まで延在して設けられ、前記所望の衣類を前記ハンガー共々前記ハンガー受取位置から前記第2の衣類取出し位置まで導く取出しレールとを備えていることを特徴とする。
【0006】
本発明においては、識別コード等を含むコードデータが付けられた複数の衣類が、収納レールに配設されたフック部にハンガーごと吊下されて収納され、衣類を取り出す際には、衣類に付けられた識別コードデータを参照して、衣類取出し装置が所望の衣類を取り出す。
衣類取出し装置は、取り出したい衣類のコードデータに基づいて、その衣類が吊下されているフック部を識別する識別機構を有している。例えば、フック部の識別機構は、衣類に付けられたコードデータと、この衣類が吊下されるフック部の識別用のデータとを対応させて記録しておき、取り出すべき対象の衣類のデータが与えられた際、その衣類が吊下されたフック部の位置を識別するように構成されている。ここで、フック部の識別機構は、例えば、衣類に付けられたコードデータと、フック部のデータとを記録する記録媒体を有するコンピューター等からなる制御部を備えた構成とされている。ここで、制御部は、例えば、収納される際に入力される衣類のデータと、各衣類が吊下されるフック部の識別コードや位置等のデータを対応させて記録しており、取り出しの対象となる衣類のデータが入力されると直ちにこれらのデータの照合を行い、その衣類が吊下されているフック部を識別するように構成されたものである。あるいは、フック部の識別機構は、パンチカード等を用いる構成とされたものでもよい。すなわち、一つのフック部に一つのパンチカードが属するようにしておき、衣類を吊下する際にこのパンチカードを衣類の識別コード等とともに一緒に保管しておく。そして、衣類を取出す際には、取出したい衣類の識別コードに与えられたパンチカードをカード読み取り装置等に挿入すると、所望の衣類の吊下されているフック部が識別され、その位置が特定されるように構成しておく。ここで、カード読み取り装置は、例えば、パンチカードに開けられた穴の位置などから、それぞれのパンチカードで異なる電気信号を生成する装置等である。この場合、パンチカードがフック部を識別するデータに相当する。そして、衣類の識別コードとパンチカードとを対応させて保管しておくことで、衣類のデータとフック部のデータとが対応させられて記録される。いずれにしても、フック部の識別機構は、吊下される衣類と、フック部とが1対1に対応付けられるようする機構を有していればどのような構成とされても構わない。
衣類取出し装置は、ハンガー移送機構を有しており、このハンガー移送機構が識別されたフック部から所望の衣類が掛けられたハンガーを取り外し、このハンガー共々収納レールから第1の衣類取出し位置まで衣類を移送する。ハンガー移送機構は、例えば、ハンガーに形成されている鉤型の部分を把持するチャック部と、このチャック部をフック部から第1の衣類取出し位置まで移動させるチャック部移動機構とを有している。
チャック部移動機構は、例えば、収納レールから離れた位置に略収納レールに沿って設けられ、略第1の衣類取出し位置まで達するチャック部移動レールと、このチャック部移動レールの上を移動自在に設けられた、収納レールとチャック部移動レールとの間でチャック部を往復運動させるアームとを備えた構成とされていてもよい。チャック部は、アームに沿って収納レール上のフック部まで移動して行く。そして、チャック部は、再びアームに沿ってチャック部移動レールに向かって移動し、アームがチャック部移動レール上を第1の衣類取出し位置に向かって移動することで、アームともども第1の衣類取出し位置まで移動する。このようにして、チャック部は、フック部と第1の衣類取出し位置の間を移動する。
チャック部移動機構によってチャック部がフック部まで移動させられると、チャック部がハンガーを把持してこれをフック部より取り外し、再びチャック部移動機構によって、チャック部がハンガーを把持したまま第1の衣類取出し位置まで衣類をハンガー共々移送する。そして、第1の衣類取出し位置でハンガーを開放する。
開放されたハンガーは、例えば、落下しながらハンガー受取位置にてその鉤型の部分が係合するようにして取出しレールに受け取られる。そして、衣類がハンガー共々取出しレールの上を導かれて第2の衣類取出し位置にまで移送される。この取出しレールは、チャック部移動機構と比較して簡易な構成を有しており、例えば、ハンガーがその上に係合して滑落するように表面が滑らかにされ、しかも、ハンガー受取位置に対して第2の衣類取出し位置が低い位置になるようして形成された一本のレールとされている。あるいは、第1の衣類取出し位置から第2の衣類取出し位置に延びる取出しレール本体と、この取出しレール本体に設けられてハンガーを係合させる係合部とを有し、この係合部を取出しレール本体に沿ってハンガーを係合させたまま第1の衣類取出し位置から第2の衣類取出し位置まで滑走させるような構成とされている。このように、取出しレールを簡易な構成とすることで、衣類を収納レールからかなり離れた位置まで長い距離移送させなければならない場合でも、コストを下げることができる。
こうして、複数の衣類が収納管理され、所望の衣類を自動的にいつでも取出すことができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の衣類収納機構において、識別された前記フック部を前記収納レールに沿って所定位置まで移送するフック部移送機構を備え、前記ハンガー移送機構は、前記所定位置まで移送された前記フック部から前記ハンガーを取出すように構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明においては、フック部移送機構が識別されたフック部を収納レールに沿って移送し、このフック部にハンガーごと吊下された衣類を所定位置まで移送する。ハンガー移送機構がこの所定位置にてハンガーをフック部から取り外して第1の衣類取外し位置に衣類を移送する。ハンガー移送機構は、フック部が移送されてくる所定位置と、第1の衣類取外し位置の間でのみハンガーを移送する。このような構成としたことにより、ハンガー移送機構の構成を簡易にすることができる。ハンガー移送機構は、例えば、ハンガーに形成されている鉤型の部分を把持するチャック部と、フック部が移送されてくる所定位置と、第1の衣類取出し位置との間でチャック部を往復運動させるチャック部移動機構とを有した構成とされている。
フック部移送機構は、収納レールに沿って配設された複数のフック部を一斉に一方向に動かし、識別されたフック部を所定位置に向けて移送する。フック部の位置は、制御部等のフック部の識別機構によって把握されており、識別されたフック部が所定位置に達した時点で停止される。この移送に伴い、各フック部の位置が変化するが、この位置の変化は、次の衣類取り出しの際にフック部を識別するため、フック部の識別機構によってもとの位置に積算されて各フック部の新しい位置として識別し直される。
このような構成としたことにより、複数の衣類を収納管理し、昼夜を分かたずいつでも所望の衣類を取り出すことができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の衣類収納機構において、前記衣類取出し装置を複数備えていることを特徴とする。
【0010】
このような構成としたことにより、同時に複数箇所で衣類を取り出す作業を行うことができる。したがって、複数の人間が衣類を取り出す場合に衣類を取り出す際の待ち時間を短縮することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の衣類収納機構において、前記第2の衣類取出し位置には、衣類取出し箱が設けられ、該衣類取出し箱は、前記衣類が搬入される側に開閉自在に設けられた第1の蓋と、前記衣類が取り出される側に開閉自在に設けられた第2の蓋とを有し、前記衣類の搬入時には、前記第1の蓋が解放されるとともに、前記第2の蓋が閉鎖され、前記衣類の取出し時には、前記第1の蓋が閉鎖されるとともに、前記第2の蓋が解放されるように構成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明においては、第1の蓋が開放され、第2の蓋が閉じられた状態で衣類が衣類取出し箱に搬入され、次いで第1の蓋が閉鎖されると第2の蓋が開放されて衣類が衣類取出し箱から取り出される。第1の蓋と第2の蓋とが同時に開放されないので、衣類が収納された収納レールに外部の人間が侵入するのを防ぐことができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の衣類収納機構において、前記第2の衣類取出し位置には、前記衣類を前記ハンガー共々吊下したまま蓄積して収納する蓄積レールが設けられていることを特徴とする。
【0014】
このような構成としたことにより、長期間収納するべき衣類が蓄積レールに蓄積され、頻繁に出し入れされる衣類のみ収納レールに収納することができる。このため、収納場所を効率よく使い分けることができ、衣類の取り出し作業の効率化を図ることができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、クリーニング店舗において、クリーニングされた複数の衣類を請求項1から請求項5のいずれかに記載の衣類収納機構を用いて収納することを特徴とする。
【0016】
このような構成としたことにより、クリーニングされた衣類が衣類収納機構によって収納され、取り出したい所望の衣類のデータを与えると、クリーニング店舗に店員がいない場合でも自動的に衣類が取り出され、昼夜を分かたずいつでも衣類を取り出すことができる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、クリーニング店舗において、クリーニングされた複数の衣類を請求項3に記載の衣類収納機構を用いて収納し、少なくとも一つの前記第2の衣類取出し位置には、衣類取出し箱が設けられ、該衣類取出し箱は、前記衣類が搬入される側に開閉自在に設けられた第1の蓋と、前記衣類が取り出される側に開閉自在に設けられた第2の蓋とを有し、前記衣類の搬入時には、前記第1の蓋が解放されるとともに、前記第2の蓋が閉鎖され、前記衣類の取出し時には、前記第1の蓋が閉鎖されるとともに、前記第2の蓋が解放されるように構成されていることを特徴とする。
【0018】
このような構成としたことにより、クリーニングされた衣類が衣類収納機構によって収納され、取り出したい所望の衣類のデータを与えると、クリーニング店舗に店員がいない場合でも自動的に衣類が取り出され、昼夜を分かたずいつでも衣類を取り出すことができる。そして、衣類取出し箱において、第1の蓋と第2の蓋とが同時に開放されないので、衣類が収納された収納レールに外部の人間が侵入するのを防ぐことができる。このようにして、24時間体制でクリーニング店舗を運営することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による衣類収納機構およびそれを用いたクリーニング店舗を図面に基づき説明する。図1は、本実施形態に係る衣類収納機構を用いたクリーニング店舗の配置を上側から見た図、図2および図3は、衣類の取出し場所をそれぞれ異なる方向(図1の左側、および、上側)から見て拡大して示す図である。これらの図において、1は衣類収納機構であり、2は衣類がハンガーごと吊下される収納レール、3は所望の衣類をハンガー共々収納レールから取出す衣類取出し装置、4は制御コンピュータ等からなる制御部である。衣類収納機構1は、これら収納レール2と、衣類取出し装置3と、制御部4とから概略構成されている。
【0020】
収納レール2は、2mを若干超す程度の高さ位置に複数の支柱に支えられて店舗内に敷設されている。そして、店舗内を周回するように敷設された軌道からなる収納レール本体21と、収納レール本体21に一定間隔毎に配設され、かつ、収納レール本体21に沿って移動自在に設けられた、衣類の掛けられたハンガーを吊下するフック部22,22・・・とを有している。
この収納レール2の少なくとも一個所に、衣類をハンガー共々フック部22に吊下する収納位置(図中Oで示す)が設けられ、さらに、収納レール2に沿って複数の所定位置(図中P1で示す)に、衣類をハンガー共々取り出す引出位置が設けられている。衣類をフック部22に吊下する収納位置Oには、衣類に付けられたコードデータを入力する制御部4に接続されたデータ入力装置が備えられ、また、衣類を取出す複数の引出位置P1,P1・・・には、衣類取出し装置3,3・・・がそれぞれ備えられている。
【0021】
ここで、収納レール本体21は、複数のユニットが組まれて構成されており、直線状や曲線状といった様々な形状のユニットを適宜組み合わせることによって、店舗の形状や、用途に応じて様々なレイアウトで敷設されるものとされている。
【0022】
また、フック部22,22・・・は、無端のチェーン(図示せず)に固定されており、このチェーンがチェーン駆動機構(図示せず)によって収納レール本体21に沿って送られることでフック部22,22・・・が一斉に収納レール本体21に沿って移動するように構成されている。これらの無端のチェーンと、チェーン駆動機構とによって、フック部移送機構が構成されている。フック部22のそれぞれには、例えば、配設された順番から個々アドレスが与えられており、フック部22に設けられたマーキング(図示せず)の検出や、フック部22,22・・・の動いた距離等から、収納レール本体21上のフック部22,22・・・のそれぞれの位置が制御部4によって把握されるように構成されている。さらに、無端のチェーンは、延伸の少ない構造とされており、チェーンが延びることでフック部22の位置決めに誤差が生じないようにされている。
【0023】
加えて、フック部22は、やや幅広に形成されており、一つのフック部に3ないし4着程度の衣類がハンガーごと吊下されるように構成されている。これにより、収納スペースの効率化が図られ、さらには、一つのフック部に1人の顧客を対応させるようにすれば、衣類を顧客単位で管理することも容易になる。さらに、フック部22は、少なくともその表面がウレタンを主成分とする合成樹脂からなり、プラスチック性のハンガー等が吊下された場合でも、ハンガーの鉤型の部分を傷めないように配慮されて形成されている。
【0024】
衣類取出し装置3は、取り出したい衣類がハンガーごと吊下されているフック部22を識別する制御部4に組み込まれたフック部識別制御系(識別機構)と、フック部22からハンガーを取り外し、衣類をハンガー共々収納レール2から離れた第1の衣類取出し位置P2まで移送し、第1の衣類取出し位置P2にてハンガーを解放するハンガー移送機構31と、解放されたハンガーを受け取るハンガー受取位置P3から第2の衣類取出し位置P4まで延在して設けられ、衣類をハンガー共々ハンガー受取位置P3から第2の衣類取出し位置P4まで導く取出しレール32とを備えている。
【0025】
フック部識別制御系が組み込まれた制御部4には、衣類に付けられていて衣類を収納する際に読み込まれるコードデータと、この衣類が吊下されるフック部22の識別用のアドレス(データ)とが予め対応させられて記録されている。フック部識別制御系は、取り出すべき対象の衣類のデータが端末から入力されると、直ちにデータの照合を行い、その衣類が吊下されている目的のフック部22を識別するように構成されている。
【0026】
ハンガー移送機構31は、ハンガーに形成されている鉤型の部分を把持するチャック部311と、フック部22が移送されてくる引出位置P1と、第1の衣類取出し位置P2との間でチャック部311を往復運動させるチャック部移動機構312とを有した構成とされている。
【0027】
チャック部311は、チャック部本体313から略水平に突き出した一対の把持爪314を有している。そして、チャック部本体313には、一対の把持爪314を開閉させる図示されない駆動機構が備えられている。
把持爪314は、先端部分が折曲されており、先端部分の先端を互いに当接させることにより一つながりの部分が形成され、ハンガーの鉤型の部分がこれに係合するように構成されている。ここで、把持爪の折曲された先端部分は、十分長く形成されており、合わせられた一対の把持爪がフック部22に吊下された3ないし4個のハンガーを吊下させながらまとめて把持するようになっている。
【0028】
チャック部移動機構312は、引出位置P1と、第1の衣類取出し位置P2との間をまたぐように架設されたアーム315を備えている。このアーム315には、アーム315に沿って往復自在とされた架台315aが設けられている。この架台315aは、例えば、一部分がアーム315に摺動自在に係合しており、かつ、アーム315の両端に掛回された無端のワイヤー等に固定され、ワイヤーをアーム315に沿って送ることによりアーム315に沿って往復運動するように構成されている。チャック部311は、この架台315aに取り付けられることによって、アーム315に沿って往復移動が可能とされている。
【0029】
取出しレール32は、第1の衣類取出し位置P2の略真下に若干離れた位置にあるハンガー受取位置P3付近から第2の衣類取出し位置P4まで延在し、かつ、ハンガー受取位置P3に対して第2の衣類取出し位置P4が低い位置になるようして形成された一本のレールとされている。また、その表面は、ハンガーがその上に係合して滑落するように滑らかに形成されている。
ただし、取出しレール32は、ハンガー受取位置P3まで完全には至らない位置で終端している。換言すれば、ハンガー受取位置P3には、ハンガーを受け取るべきレールが存在していない状態となっている。これは、取出しレール32と移送されてくるハンガーや衣類、及び、チャック部311とが干渉し合うからである。そこで、取出しレール32の延長線上には、レール延長機81が設けられている。レール延長機81は、取出しレール32の先端から、ハンガー受取位置P3までレールを形成するように構成されている。すなわち、レール延長機81は、エアシリンダ811と、エアシリンダ811によって突出させられ、その先端が取出しレール32の先端に当接させられる突出ロッド812とを備えた構成とされている。そして、突出ロッド812を取出しレール32の先端に当接させて繋げれば、取出しレール32がハンガー受取位置P3まで延長されるようになっている。こうして、引出位置P1から第1の衣類取出し位置P2まで衣類を移送する間、レール延長機81の突出ロッド812が引っ込んだ状態となり、衣類の移送を妨げず、衣類が第1の衣類取出し位置P2に移送されたのち、突出ロッド812が取出しレール32に繋げられるようになっている。そして、衣類は、レールが延長された取出しレール32に沿って取り出されるものとされている。なお、このレール延長機としては、本実施形態に示されるものに限らず、特許2753063号や特許2607863号に開示されたものでもよい。
【0030】
複数箇所に設けられた第2の衣類取出し位置P4,P4・・・のうち一個所には、図に示すように衣類取出し箱5が設けられている。衣類取出し箱5は、衣類が搬入される側に開閉自在に設けられた第1の蓋51と、衣類が取り出される側に開閉自在に設けられた第2の蓋52とを有し、図4に示すように、衣類の搬入時には、第1の蓋51が解放されるとともに、第2の蓋52が閉鎖され、衣類の取出し時には、第1の蓋51が閉鎖されるとともに、第2の蓋52が解放されるように構成されている。
第2の蓋52は、透視性を有するアクリルから形成されており、衣類の搬入時に、衣類取出し装置3が動いているかどうかを目視にて確認できるようになっている。
また、安全性を確保するために、第2の蓋52のすぐ内側には、複数のセンサが設けられており、人間の体の一部が衣類取出し箱5に入っている時には、第2の蓋52が閉鎖されないようになっている。また閉鎖動作の途中で第2の蓋52が人間の体の一部等の障害物にぶつかり抵抗を感じた場合には、直ちに再び第2の蓋52が開かれるようになっている。
さらに、衣類取出し箱5には、顧客が顧客カードを差し込むと、顧客カードに記録されている取出す対象の衣類の情報を読み取るカード読み取り機等の端末53が組み込まれている。
【0031】
図1および図5に示すように、衣類取出し箱5の横には、クリーニングする衣類を預け入れる預入れ箱6が設けられている。この預入れ箱6には、顧客が顧客カードを差し込み、衣類を預け入れると、衣類に識別コードを付与し、顧客カードに衣類の識別コードを記入する端末61が組み込まれている。
【0032】
これらの衣類取出し箱5および預入れ箱6とは、店舗の一角に設けられ、夜間は、シャッターS等で店舗の他の部分から仕切られて無人ブースRを画成するようになっている。
【0033】
この他、第2の衣類取出し位置P4,P4・・・のうちの一つには、衣類をハンガー共々吊下したまま長期間蓄積して収納する蓄積レール7が設けられている。ここで、蓄積レール7は、図1に示すように、一つのハンガー移送機構31に対して設けられた二つの取出しレール32,32のうち、店内側へ延びる取出しレール32に繋げられている。
衣類取出し装置3は、この場合、一つのハンガー移送機構31に対して二つの取出しレール32,32を有し、2箇所の第2の衣類取出し位置P4,P4いずれか一つを選択して衣類が取り出されるように構成されている。この衣類取出し装置3は、図6に示すように、二つの取出しレール32,32のうちいずれか一方を選択するための二つのレール延長機81,81からなる分配機8を有している。二つの取出しレール32,32は「ハ」の字型に互いに向き合い、これら取出しレール32,32の対峙する先端は離間している。そして、この離間している部分の上方が第1の衣類取出し位置P2となっている。換言すれば、ハンガー受取位置P3には、待機中、ハンガーを受け取るべきレールが存在していない状態となっている。これら取出しレール32,32の延長線上に、分配機8を構成するレール延長機81,81が互いに向かい合うようにして設けられている。そして、互いに向き合うレール延長機81,81のうち、いずれか一方を選択し、突出ロッド812を取出しレール32の先端に当接させて繋げれば、取出しレール32がハンガー受取位置P3まで延長されるようになっている。衣類は、レールが延長されたいずれか一方の取出しレール32に沿って取り出されるものとされている。
【0034】
以上説明してきたように、複数の第2の衣類取出し位置P4,P4・・・のうち、一つには無人ブース用の衣類取出し箱5が設けられ、さらに他の一つには、長期間衣類を収納する蓄積レール7が設けられている。また、残りの第2の衣類取出し位置P4には、セルフサービスで衣類を取り出すカウンターA1が設けられている。
店舗内にはまた、店員が接客して衣類を受け取ることができる有人カウンターA2が設けられている。これらのカウンターA1及びA2のいずれにも、顧客カードを読み取るためのカード読み取り機等からなる端末が設置されている。
【0035】
図1ないし図6に示される衣類収納機構1及びこれを用いたクリーニング店舗においては、以下のように衣類の受け渡しが行われる。
先ず、本実施形態におけるクリーニング店舗に顧客が衣類を預け入れる際には、顧客カードを端末で読み取り、顧客のデータを制御部4に入力し、次いで衣類のデータを入力することが行われる。制御部4は、衣類に識別コードを付与するとともに、この識別コードとともに日付等の一連の必要なデータを顧客データに加え、最後にこれらのコードデータを顧客カードに記入する。衣類に付与された識別コード等を含むコードデータはバーコード化され、タッグとして衣類に直接取り付けられる。
【0036】
クリーニング工場で衣類がクリーニングされると、クリーニング後の衣類は、ハンガーに掛けられた状態で搬入用台車Wに吊下された状態でクリーニング店舗に搬入される。これらの衣類は、収納位置Oから、収納レール2に収納される。このとき、収納位置Oに備えられたデータ入力装置Lから、図7に示す如く、衣類に取り付けられたバーコードBを読み取り、これを制御部4に入力する。
制御部4は、収納レール2に配設されたフック部22,22・・・を顧客別に管理、記録しており、バーコードの中に含まれる顧客情報から顧客に合わせたフック部22を選択し、この情報を制御部4の中に組み込まれたフック部識別制御系に送る。フック部移送機構は、フック部識別制御系に与えられた情報に基づいて、識別されたフック部22を収納位置Oまで移送する。このように移送されたフック部22に衣類がハンガーごと吊下されていく。
【0037】
一つのフック部には、同じ顧客に属する3ないし4着程度の衣類がまとめて吊下されるようになっており、収納スペースの効率化が図られるようになっている。一つのフック部に収まりきらない場合は、さらに別の空いているフック部が呼び出される。
このように、あるフック部に衣類が一つ吊下されると、制御部4に、アドレス等のフック部22のデータと識別コード等の衣類のデータとが対応させて記録され、どのフック部にどの衣類が吊下されているかが管理される。
【0038】
顧客カードには、預け入れた衣類の識別コード等のコードデータが記録されているので、顧客が衣類を引き取る場合には、端末に顧客カードを挿入して衣類のコードデータを読み込ませる。コードデータが制御部4に入力されると、制御部4によって直ちに取り出すべき衣類が識別され、どのフック部に吊下されているかが識別される。
制御部4は、データ入力がなされた端末のある場所に衣類が取り出されるよう、複数の第2の衣類取出し位置P4,P4・・・の中から、その場所に配置されている第2の衣類取出し位置P4を選定し、さらに、衣類が取り出されるべき引出位置P1を決定する。そして、識別されたフック部22がこの引出位置P1に向けてフック部移送機構によって移送される。
この識別された、引出位置P1まで移送されてきたフック部22から、ハンガー移送機構31が衣類が掛けられたハンガーを取り外し、このハンガー共々収納レール2から第1の衣類取出し位置P2まで衣類を移送する。すなわち、先ず、チャック部移動機構312によってチャック部311がフック部22まで移動させられると、チャック部311が把持爪の先端部分にハンガーを吊下するようにしてこれを把持し、これをフック部22より取り外す。そして、再びチャック部移動機構312によって、チャック部311がハンガーを把持したまま第1の衣類取出し位置P2まで衣類をハンガー共々移送する。この時、レール延長機81の突出ロッド812は、引込んだ状態にある。そして、衣類の移送が終了した後に、エアシリンダ811が突出ロッド812を取出しレール32にまで突出し、取出しレール32をハンガー受取位置P3まで延長する。この時点で、チャック部311が第1の衣類取出し位置P2でハンガーを開放する。
開放されたハンガーは、例えば、落下しながらハンガー受取位置P3にてその鉤型の部分が係合するようにして取出しレール32に受け取られる。そして、衣類がハンガー共々取出しレール32の上を滑落して導かれ、第2の衣類取出し位置P4にまで移送される。
このようにして、所望の衣類が収納レール2から取り出される。
【0039】
仮に、長期間、顧客が衣類を引き取りにこないような場合でも、制御部4が、収納された日付から一定の期間経過した衣類を発見した場合には、これらの衣類が収納レール2より自動的に蓄積レール7に排出されるようになっている。この場合、分配機8が二つの取出しレール32,32のうち、蓄積レール7につながる取出しレール32を選択して衣類が蓄積レール7に導かれる。
【0040】
夜間、衣類を預け入れたり、引き取る場合には、無人ブースRが利用される。無人ブースRには、衣類取出し箱5と、預入れ箱6とが備えられており、それぞれに組み込まれた顧客カード読み取り用の端末53と端末61を用いて衣類に関するデータを入力すれば、いつでも衣類を預け入れたり引き取ったりすることができる。このとき、衣類取り出しの際には、衣類取出し箱5の第1の蓋51と、第2の蓋52とが同時に開放されないので、収納レール2への外部の人間の侵入が防止される。また、昼間においても、来客数が多い場合は、セルフサービス用のカウンターA1の他に無人ブースRも稼動させ、待ち時間の短縮化が図られる。
【0041】
上述のように本実施の形態によれば、複数の衣類を収納し、昼夜を分かたずいつでも所望の衣類を取り出すことができ、24時間体制でクリーニング店舗を運営することができる。
【0042】
なお、上記の実施形態では、収納レール2に沿ってフック部22,22・・・が移送される構成としたが、図8に示すように、フック部22が移送されない構成としてもよい。チャック部移動機構312は、収納レール2から離れた位置に略収納レール2に沿って設けられ、第1の衣類取出し位置P2まで延在するチャック部移動レール316と、このチャック部移動レール316の上を移動自在に設けられ、収納レール2とチャック部移動レール316との間でチャック部311を往復運動させるアーム315とを備えた構成とされている。
【0043】
この場合、識別されたフック部22の位置まで、収納レール2に沿うチャック部移動レール316上をアーム315が移動し、次に、チャック部311がアーム315上をフック部22まで移動して所望の衣類の掛けられたハンガーを把持して取出す。アーム315がチャック部移動レール316上を第1の衣類取り出し位置P1まで移動し、さらに、チャック部311がハンガーを把持したままアーム315上を移送されることによって、チャック部311が第1の衣類取出し位置P2まで移送される。このようにして、衣類がハンガー共々識別されたフック部22から第1の衣類取出し位置P2まで移送される。
【0044】
このような構成としたことにより、店舗があまり広くない場合には、かえってフック部22を移送する機構を省き、コストを下げることができる。しかしながら、チャック部311を収納レール2に沿って移送する必要がでてくるため、店舗が大きく、収納レール2が店舗内にくまなく敷設されているような場合にはあまり適さない。したがって、店舗の大きさや用途によって、用いられる構成を変更すればよい。もちろん、これらの折衷型としてもよいことは言うまでもない。いずれにしろ、所望の衣類の吊下されているフック部を識別し、そのフック部から衣類をハンガー共々取り出す機構を有していればどのような型のものであってもよい。
【0045】
また、以上の実施の形態では、衣類を自動的に取出すことのできる衣類収納機構をクリーニング店舗に応用する例を取り上げたが、クリーニング店舗に限らず、大量の衣類を収納管理する必要がある場合にはどこにでも用いることができる。例えば、制服の着用を義務付ける航空産業を始めとする種々のサービス産業にも利用できる。すなわち、クリーニング等を含め、大量の制服の一括管理を容易に行うことができる。また、各個人の制服を管理する大型のロッカーの役割を担わせることもできる。さらには、貸し衣装店、デパートの衣類売り場にも適用できる。これらの場合には、自分の好みや体の寸法を入力すると、端末から衣類を選び出し取り出すことができるため、店舗内を歩き回って衣類を探し出す手間を省くこともできる。要は、大量の衣類を収納管理するシステムには全て応用することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、衣類収納機構は、衣類をハンガーごと吊下するフック部が一定間隔ごとに配設された収納レールと、所望の衣類をハンガー共々収納レールから取出す衣類取出し装置とを有し、衣類取出し装置は、所望の衣類が掛けられたハンガーを吊下するフック部を識別する識別機構と、このフック部からハンガーを取り外し、第1の衣類取出し位置まで移送してハンガーを解放するハンガー移送機構と、解放されたハンガーをハンガー受取位置で受け取り、第2の衣類取出し位置まで導く取出しレールとを備えているので、複数の衣類を収納し、昼夜を分かたずいつでも所望の衣類を取り出すことができる。
【0047】
また、請求項2に記載の発明によれば、識別されたフック部を収納レールに沿って所定位置まで移送するフック部移送機構を備え、ハンガー移送機構は、移送されてきたフック部からハンガーを取出すように構成されているので、ハンガー移送機構の構成を簡易にすることができ、複数の衣類を収納し、昼夜を分かたずいつでも所望の衣類を取り出すことができる。
【0048】
また、請求項3に記載の発明によれば、衣類取出し装置を複数備えているので、同時に複数箇所で衣類を取り出す作業を行うことができる。したがって、複数の人間が衣類を取り出す場合に衣類を取り出す際の待ち時間を短縮することができる。
【0049】
また、請求項4に記載の発明によれば、衣類取出し箱を介して衣類を取出すことが出来、第2の衣類取出し位置には、衣類取出し箱が設けられ、衣類が搬入される側の第1の蓋と、衣類が取り出される側の第2の蓋とが同時に開放されないので、衣類が収納された収納レールに外部の人間が侵入するのを防ぐことができる。
【0050】
また、請求項5に記載の発明によれば、第2の衣類取出し位置には、衣類をハンガー共々吊下したまま蓄積して収納する蓄積レールが設けられているので、衣類の収納場所を効率よく使い分けることができ、衣類の取り出し作業の効率化を図ることができる。
【0051】
また、請求項6に記載の発明によれば、クリーニング店舗において、クリーニングされた複数の衣類を請求項1から請求項5のいずれかに記載の衣類収納機構を用いて収納するので、クリーニング店舗に店員がいない場合でも自動的に衣類が取り出され、昼夜を分かたずいつでも衣類を取り出すことができる。
【0052】
また、請求項7に記載の発明によれば、クリーニング店舗において、クリーニングされた複数の衣類を請求項3に記載の衣類収納機構を用いて収納するので、クリーニング店舗に店員がいない場合でも自動的に衣類が取り出され、昼夜を分かたずいつでも衣類を取り出すことができる。しかも、少なくとも一つの第2の衣類取出し位置には、衣類取出し箱が設けられ、衣類が搬入される側の第1の蓋と、衣類が取り出される側の第2の蓋とが同時に開放されないので、夜間の衣類の取り出しは、この衣類取出し箱を介して行うようにすれば、衣類が収納された収納レールに外部の人間が侵入するのを防いで24時間体制でクリーニング店舗を運営することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による衣類収納機構を用いたクリーニング店舗を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態による無人ブースの付近を拡大して示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態による無人ブースの付近を拡大して示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態による衣類取出し箱を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態による衣類取出し箱と預入れ箱を示す正面図である。
【図6】分配機を示す斜視図である。
【図7】データコードの入力の様子を示す図である。
【図8】本発明の他の実施の形態による衣類収納機構を用いたクリーニング店舗を示す平面図である。
【符号の説明】
P1・・・引出位置(所定位置)
P2・・・第1の衣類取出し位置
P3・・・ハンガー受取位置
P4・・・第2の衣類取出し位置
1・・・衣類収納機構
2・・・収納レール
3・・・衣類取出し装置
4・・・制御部
5・・・衣類取出し箱
7・・・蓄積レール
31・・・ハンガー移送機構
32・・・取出しレール
51・・・第1の蓋
52・・・第2の蓋
311・・・チャック部
312・・・チャック部移動機構
Claims (7)
- それぞれ個別のコードデータが付けられてハンガーに掛けられた複数の衣類を前記ハンガーごと吊下して収納する衣類収納機構であって、
前記ハンガーを吊下する、少なくともその表面がウレタンを主成分とする合成樹脂からなるフック部が一定間隔ごとに配設された収納レールと、複数の前記衣類のうち、所望の衣類を前記ハンガー共々前記収納レールから取出す衣類取出し装置とを有し、
前記衣類取出し装置は、前記所望の衣類が掛けられた前記ハンガーを吊下する前記フック部を識別する識別機構と、該識別機構により識別された前記フック部から、一対の把持爪を開閉させて前記ハンガーの鉤型の部分を把持して該ハンガーを取り外し、前記所望の衣類を前記ハンガー共々前記収納レールから離れた第1の衣類取出し位置まで水平方向に移送し、該第1の衣類取出し位置にて前記一対の把持爪を開閉させて前記ハンガーを解放するハンガー移送機構と、解放された前記ハンガーを受け取るハンガー受取位置から第2の衣類取出し位置まで延在して設けられ、前記所望の衣類を前記ハンガー共々前記ハンガー受取位置から前記第2の衣類取出し位置まで導く取出しレールとを備えていることを特徴とする衣類収納機構。 - 請求項1に記載の衣類収納機構において、
識別された前記フック部を前記収納レールに沿って所定位置まで移送するフック部移送機構を備え、
前記ハンガー移送機構は、前記所定位置まで移送された前記フック部から前記ハンガーを取出すように構成されていることを特徴とする衣類収納機構。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の衣類収納機構において、
前記衣類取出し装置を複数備えていることを特徴とする衣類収納機構。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の衣類収納機構において、
前記第2の衣類取出し位置には、衣類取出し箱が設けられ、
該衣類取出し箱は、前記衣類が搬入される側に開閉自在に設けられた第1の蓋と、前記衣類が取り出される側に開閉自在に設けられた第2の蓋とを有し、前記衣類の搬入時には、前記第1の蓋が解放されるとともに、前記第2の蓋が閉鎖され、前記衣類の取出し時には、前記第1の蓋が閉鎖されるとともに、前記第2の蓋が解放されるように構成されていることを特徴とする衣類収納機構。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の衣類収納機構において、
前記第2の衣類取出し位置には、前記衣類を前記ハンガー共々吊下したまま蓄積して収納する蓄積レールが設けられていることを特徴とする衣類収納機構。 - クリーニングされた複数の衣類を請求項1から請求項5のいずれかに記載の衣類収納機構を用いて収納することを特徴とするクリーニング店舗。
- クリーニングされた複数の衣類を請求項3に記載の衣類収納機構を用いて収納し、少なくとも一つの前記第2の衣類取出し位置には、衣類取出し箱が設けられ、
該衣類取出し箱は、前記衣類が搬入される側に開閉自在に設けられた第1の蓋と、前記衣類が取り出される側に開閉自在に設けられた第2の蓋とを有し、前記衣類の搬入時には、前記第1の蓋が解放されるとともに、前記第2の蓋が閉鎖され、前記衣類の取出し時には、前記第1の蓋が閉鎖されるとともに、前記第2の蓋が解放されるように構成されていることを特徴とするクリーニング店舗。
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