JP4067791B2 - テトラエン誘導体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テトラエン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、アセチレン類を重合させ、ポリアセチレンを合成する方法はよく知られている。しかしながら、置換基をもったアセチレン類を重合させ、ポリアセチレンを合成することは非常に困難である。また同時に、選択的にある特定の直鎖状のオリゴマーを合成することは非常に困難であった。一方、アセチレン類に遷移金属を加えて2量化または3量化を進行させる場合、通常、ジエン類と、環化生成物であるベンゼン類またはフルベン類が生成することはよく知られており、3つ以上のアセチレン類が遷移金属と反応してオリゴマーを与える場合、環状化合物が生成され、直鎖状の化合物にはなりにくい。
【0003】
これまで、3分子のアセチレン類を反応させて、選択的にトリエン化合物を選択的に合成する方法としては、Takahashi et al. J. Am. Chem. Soc., 1998, 120, 1672-1680 に見られるような手法が開発されている。
【0004】
そこで、4分子のアセチレン類をカップリングさせることによって、直鎖状テトラエンを、収率よく、立体化学をコントロールしながら、ワンポットで合成する方法の提供が望まれていた。
【0005】
本発明は、反応器中、ワンポット反応で2種類の有機金属化合物の作用により、テトラエン誘導体を得る方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様では、下記式(1)で示されるテトラエン誘導体が提供される。
【0007】
【化7】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C20アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C20アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;置換基を有していてもよいシリル基、又は水酸基であり、ただし、R2及びR3、並びに、R6及びR7は、それぞれ、互いに架橋してC4〜C20飽和環又は不飽和環を形成してもよく、前記環は、酸素原子、硫黄原子、珪素原子、スズ原子、ゲルマニウム原子又は式−N(B)−で示される基(式中、Bは水素原子又はC1〜C20炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。)
【0008】
また、本発明の第2態様では、下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、
【化8】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C20アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C20アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;置換基を有していてもよいシリル基、又は水酸基であり、ただし、R2及びR3、並びに、R6及びR7は、それぞれ、互いに架橋してC4〜C20飽和環又は不飽和環を形成してもよく、前記環は、酸素原子、硫黄原子、珪素原子、スズ原子、ゲルマニウム原子又は式−N(B)−で示される基(式中、Bは水素原子又はC1〜C20炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。)、下記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエン
【化9】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示す。ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよい。)を反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法が提供される。
【0009】
また、本発明の第3態様では、下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、
【化10】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C20アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C20アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;置換基を有していてもよいシリル基、又は水酸基である。)、下記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンと、
【化11】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。)、下記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物と
【化12】
(式中、M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示し、ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよく;Z1、Z2、Z3及びZ4は、互いに独立し、同一又は異なって、脱離基を示す。)を反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法が提供される。
【0010】
本発明の第1、第2及び第3態様において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、同一の基であることが好ましい。
【0011】
また、本発明の第1、第2及び第3態様において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、C6〜C20アリール基であることが好ましく、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、フェニル基であることが更に好ましい。
【0012】
また、本発明の第1、第2及び第3態様において、R1及びR2、並びに、R7及びR8が、それぞれシス位にあり、R3及びR4、並びに、R5及びR6が、それぞれトランス位にあることが好ましい。
【0013】
本発明の第2及び第3態様において、反応は、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物存在下で行われてもよい。この場合、前記金属ハロゲン化物がクロムを含むことが好ましい。
【0014】
本発明の第2及び第3態様において、M1及びM2が、周期表第4族もしくは第5族またはランタニド系列の金属であることが好ましい。
【0015】
また、本発明の第2及び第3態様において、前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配位子、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基、ハロゲン化物イオン又はジアルキルアミド基であることが好ましい。前記非局在化環状η5−配位系配位子は、置換されていてもよいシクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基又はアズレニル基であることが更に好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1、第2及び第3態様では、下記式(1)で示されるテトラエン誘導体が提供される。
【0017】
【化13】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。)
【0018】
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C20アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C20アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;置換基を有していてもよいシリル基、又は水酸基である。
【0019】
本明細書では、C1〜C20炭化水素基は、飽和若しくは不飽和の非環式であってもよいし、飽和若しくは不飽和の環式であってもよい。C1〜C20炭化水素基が非環式の場合には、線状でもよいし、枝分かれでもよい。C1〜C20炭化水素基には、C1〜C20アルキル基、C2〜C20アルケニル基、C2〜C20アルキニル基、C3〜C20アリル基、C4〜C20アルキルジエニル基、C4〜C20ポリエニル基、C6〜C18アリール基、C6〜C20アルキルアリール基、C6〜C20アリールアルキル基、C4〜C20シクロアルキル基、C4〜C20シクロアルケニル基、(C3〜C10シクロアルキル)C1〜C10アルキル基などが含まれる。
【0020】
C1〜C20アルキル基、C2〜C20アルケニル基、C2〜C20アルキニル基、C3〜C20アリル基、C4〜C20アルキルジエニル基、及び、C4〜C20ポリエニル基は、それぞれ、C1〜C10アルキル基、C2〜C10アルケニル基、C2〜C10アルキニル基、C3〜C10アリル基、C4〜C10アルキルジエニル基、及び、C4〜C10ポリエニル基であることが好ましい。
【0021】
C6〜C18アリール基、C6〜C20アルキルアリール基、C6〜C20アリールアルキル基、C4〜C20シクロアルキル基、及び、C4〜C20シクロアルケニル基は、それぞれ、C6〜C10アリール基、C6〜C12アルキルアリール基、C6〜C12アリールアルキル基、C4〜C10シクロアルキル基、及び、C4〜C10シクロアルケニル基であってもよい。
【0022】
本明細書において、有用な、置換基を有していてもよいアルキル基の例としては、制限するわけではないが、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、t−ブチル、ドデカニル、トリフルオロメチル、ペルフルオロ−n−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ベンジル、2−フェノキシエチル等がある。
【0023】
本明細書において、有用な、置換基を有していてもよいアリール基の例としては、制限するわけではないが、フェニル、2−トリル、3−トリル、4−トリル、ナフチル、ビフェニル、4−フェノキシフェニル、4−フルオロフェニル、3−カルボメトキシフェニル、4−カルボメトキシフェニル等がある。
【0024】
本明細書において、有用な、置換基を有していてもよいアルコキシ基の例としては、制限するわけではないが、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、t−ブトキシ等がある。
【0025】
本明細書において、有用な、置換基を有していてもよいアリールオキシ基の例としては、制限するわけではないが、フェノキシ、ナフトキシ、フェニルフェノキシ、4−メチルフェノキシ、2−トリルオキシ、3−トリルオキシ、4−トリルオキシ、ナフチルオキシ、ビフェニルオキシ、4−フェノキシフェニルオキシ、4−フルオロフェニルオキシ、3−カルボメトキシフェニルオキシ、4−カルボメトキシフェニルオキシ等がある。
【0026】
C1〜C20炭化水素基、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基、アミノ基、シリル基には、置換基が導入されていてもよく、この置換基としては、例えば、C1〜C10炭化水素基、C1〜C10アルコキシ基、C6〜C10アリールオキシ基、アミノ基、水酸基又はシリル基などが挙げられる。
【0027】
本明細書において、有用な、置換基を有していてもよいアミノ基の例としては、制限するわけではないが、アミノ、ジメチルアミノ、メチルアミノ、メチルフェニルアミノ、フェニルアミノ等がある。
【0028】
本明細書において、有用な、置換基を有していてもよいシリル基としては、制限するわけではないが、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリメトキシシリル、トリエトキシシリル、ジフェニルメチルシリル、トリフェニルシリル、トリフェノキシシリル、ジメチルメトキシシリル、ジメチルフェノキシシリル、メチルメトキシフェニル等がある。
【0029】
ただし、R2及びR3、並びに、R6及びR7は、それぞれ、互いに架橋してC4〜C20飽和環又は不飽和環を形成してもよい。これらの置換基が形成する環は、4員環〜16員環であることが好ましく、4員環〜12員環であることが更に好ましい。この環は、ベンゼン環等の芳香族環あってもよいし、脂肪族環であってもよい。また、これらの置換基が形成する環に、更に単数又は複数の環が形成されていてもよい。
【0030】
前記飽和環または不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、珪素原子、スズ原子、ゲルマニウム原子または式―N(B)―で示される基(式中、Bは水素原子またはC1〜C20炭化水素基である。)で中断されていてもよい。即ち、前記飽和環または不飽和環はヘテロ環であってもよい。かつ、置換基を有していてもよい。不飽和環は、ベンゼン環等の芳香族環であってもよい。
【0031】
Bは,水素原子またはC1〜C10炭化水素基であることが好ましく、水素原子またはC1〜C7炭化水素基であることが更に好ましく、R6は水素原子、C1〜C3アルキル基、フェニル基またはベンジル基であることが更になお好ましい。
【0032】
この飽和環又は不飽和環は、置換基を有していてもよく、たとえば、C1〜C20炭化水素基、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基、アミノ基、水酸基又はシリル基などの置換基が導入されていてもよい。
【0033】
本発明において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、同一の基であることが好ましい。
【0034】
また、本発明において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、C6〜C20アリール基であることが好ましく、フェニル基であることが更に好ましい。
【0035】
また、本発明において、R1及びR2、並びに、R7及びR8が、それぞれシス位にあり、R3及びR4、並びに、R5及びR6が、それぞれトランス位にあることが好ましい。
【0036】
また、本発明の第2態様では、下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、下記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンを反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法が提供される。
【0037】
【化14】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を示す。)
【0038】
本発明の第2態様にかかるテトラエン誘導体の製造方法において、下記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンが用いられる。
【0039】
【化15】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を示す。)
【0040】
本発明中、M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族又はランタニド系列の金属を示す。M1及びM2としては、周期表第4族又はランタニド系列の金属が好ましく、周期表第4族の金属、即ち、チタン、ジルコニウム及びハフニウムが更に好ましい。
【0041】
L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示す。ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよい。L1、L2、L3及びL4は、非局在化環状η5−配位系配位子、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基、ハロゲン化物イオン又はジアルキルアミド基であることが好ましい。
【0042】
L1、L2、L3及びL4がC1〜C20アルコキシ基である場合は、C1〜C10アルコキシ基であることが好ましい。
【0043】
L1、L2、L3及びL4がC6〜C20アリールオキシ基である場合は、C6〜C10アリールオキシ基であることが好ましい。
【0044】
L1、L2、L3及びL4がハロゲン化物イオンである場合は、塩化、臭化、フッ化、又はヨウ化アニオンであることが好ましい。
【0045】
L1、L2、L3及びL4が非局在化環状η5−配位系配位子である場合、例としては、無置換のシクロペンタジエニル基、及び置換シクロペンタジエニル基を挙げることができる。この置換シクロペンタジエニル基は、例えば、メチルシクロペンタジエニル、エチルシクロペンタジエニル、イソプロピルシクロペンタジエニル、n−ブチルシクロペンタジエニル、t−ブチルシクロペンタジエニル、ジメチルシクロペンタジエニル、ジエチルシクロペンタジエニル、ジイソプロピルシクロペンタジエニル、ジ−t−ブチルシクロペンタジエニル、テトラメチルシクロペンタジエニル、インデニル基、2−メチルインデニル基、2−メチル−4−フェニルインデニル基、テトラヒドロインデニル基、ベンゾインデニル基、フルオレニル基、ベンゾフルオレニル基、テトラヒドロフルオレニル基、オクタヒドロフルオレニル基及びアズレニル基を挙げることができる。
【0046】
非局在化環状η5−配位系配位子は、非局在化環状π系の1個以上の原子がヘテロ原子に置換されていてもよい。水素の他に、周期表第14族の元素及び/又は周期表第15、16及び17族の元素のような1個以上のヘテロ原子を含むことができる。
【0047】
非局在化環状η5−配位系配位子、例えば、シクロペンタジエニル基は、中心金属と、環状であってもよい、一つの又は複数の架橋配位子により架橋されていてもよい。架橋配位子としては、例えば、CH2、CH2CH2、CH(CH3)CH2、CH(C4H9)C(CH3)2、C(CH3)2、(CH3)2Si、(CH3)2Ge、(CH3)2Sn、(C6H5)2Si、(C6H5)(CH3)Si、(C6H5)2Ge、(C6H5)2Sn、(CH2)4Si、CH2Si(CH3)2、o−C6H4又は2、2'−(C6H4)2が挙げられる。
【0048】
上記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンとしては、二つ以上のメタロセン部分 (moiety)を有する化合物も含む。このような化合物は多核メタロセンとして知られている。前記多核メタロセンは、いかなる置換様式及びいかなる架橋形態を有していてもよい。前記多核メタロセンの独立したメタロセン部分は、各々が同一種でも、異種でもよい。前記多核メタロセンの例は、例えばEP−A−632063、特開平4−80214号、特開平4−85310、EP−A−654476に記載されている。
【0049】
本発明の第2態様にかかるテトラエン誘導体の製造方法は、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物の存在下で行ってもよい。金属ハロゲン化物を添加しない場合は、加熱下、数日間反応させることにより低収率ながらテトラエン誘導体を得ることができるが、金属ハロゲン化物を添加することによって、収率の向上を図ることができると共に、反応条件をより温和にすることができる。
【0050】
本発明中、金属ハロゲン化物としては、クロムイオン、モリブデンイオン、またはタングステンイオンを含む塩を挙げることができる。CrX2 、CrX3、CrX4、MoX3 、MoX4 、MoX5 、MoX6 、WX4、WX5、若しくは、WX6(式中、Xは、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等のハロゲン原子を示す。)であることが好ましく、より好ましくはCrX3であり、さらに好ましくはCrCl3である。
【0051】
本発明の第2態様において、金属ハロゲン化物の量は、メタラシクロペンタジエン(2a)又は(2b)1モルに対し、0.0001モル〜20モルであり、好ましくは0.1モル〜10モルであり、更に好ましくは、0.9モル〜3モルであり、特に好ましくは1〜2モルである。
【0052】
本発明の第2態様において、テトラエン誘導体は、典型的には、上記式(2a)で示されるメタラシクロペンタジエン及び上記式(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンの溶液に、金属ハロゲン化物を添加し、攪拌して製造する。メタラシクロペンタジエン(2a)及び(2b)は単離されたものを用いる必要はなく、溶液中で調製されたメタラシクロペンタジエンをそのまま用いても良い。
【0053】
本発明の第2態様において、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物の存在下で反応を進める場合は、メタラシクロペンタジエン(2a)及び(2b)をより強く活性化させることができ、テトラエン誘導体は、メタラシクロペンタジエン(2a)及び(2b)の金属−炭素結合から、第6族の遷移金属へのトランスメタル化を経由して製造されると推測される。
【0054】
なお、これらの反応機構は仮説に過ぎず、本発明はこれらの反応機構に限定されるものではない。
【0055】
本発明の第2態様において、反応は、好ましくは−100℃〜300℃の温度範囲で行われ、特に好ましくは−80℃〜80℃の温度範囲、更に好ましくは−80℃〜50℃の温度範囲で行われる。圧力は、例えば、0.1バール〜2500バールの範囲内で、好ましくは0.5バール〜10バールの範囲内である。
【0056】
本発明の第2態様において、溶媒としては、上記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンを溶解することができる溶媒が好ましい。溶媒は、脂肪族又は芳香族の有機溶媒が用いられる。エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル;塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素;o−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素;N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素が用いられる。
【0057】
本発明の第2態様において、上記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンは、ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリドのジアルキル体のようなメタロセンに2当量のアルキン、または1当量のジインを作用させることにより得ることができる。
【0058】
本発明の第2態様で用いる上記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエンは、例えば、下記のメタロセンを用いて合成することができる。
【0059】
ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルチタン;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジブチルチタン;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジブチルチタン;
ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム。
【0060】
なお、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロハフニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロハフニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロハフニウムなどのジクロロ体については、ナトリウム等のアルカリ金属、マグネシウム等のアルカリ土類金属のような強塩基で還元するか、又は、ジアルキル体に変換してから、メタラシクロペンタジエンを生成させる。
【0061】
また、本発明の第3態様では、下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、下記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンと、下記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物とを反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法が提供される。
【0062】
【化16】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、M1、M2、L1、L2、L3及びL4は、上記の意味を示す。)
【0063】
本発明の第3態様にかかるテトラエン誘導体の製造方法において、下記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンが用いられる。
【0064】
【化17】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。)
【0065】
また、本発明の第3態様にかかるテトラエン誘導体の製造方法において、下記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物が用いられる。
【0066】
【化18】
(式中、M1、M2、L1、L2、L3及びL4は、上記の意味を示す。)
【0067】
上記式(4a)及び(4b)中、Z1、Z2、Z3及びZ4は、互いに独立し、同一又は異なって、脱離基を示す。脱離基としては、例えば、F、Cl、Br、Iのようなハロゲン原子、n−ブチル基等のC1−C20アルキル基、フェニル基等のC6−C20アリール基等を挙げることができる。
【0068】
本発明の第3態様において、下記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンの量は、それぞれ、有機金属化合物(4a)又は(4b)1モルに対し、0.1モル〜100モルであり、好ましくは0.5モル〜5モルであり、更に好ましくは0.9モル〜2モルであり、特に好ましくは約1モルである。
【0069】
本発明の第3態様にかかるテトラエン誘導体の製造方法は、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物の存在下で行ってもよい。金属ハロゲン化物を添加しない場合は、加熱下、数日間反応させることにより低収率ながらテトラエン誘導体を得ることができるが、金属ハロゲン化物を添加することによって、収率の向上を図ることができると共に、反応条件をより温和にすることができる。
【0070】
本発明の第3態様において、金属ハロゲン化物の量は、有機金属化合物(4a)又は(4b)1モルに対し、0.0001モル〜20モルであり、好ましくは0.1モル〜10モルであり、更に好ましくは、0.9モル〜3モルであり、特に好ましくは1〜2モルである。
【0071】
本発明の第3態様において、テトラエン誘導体は、典型的には、上記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物の溶液に、上記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンを添加し攪拌し、反応混合物に金属ハロゲン化物を添加し、更に攪拌して製造する。上記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンを添加する順序には、制限がない。
【0072】
本発明の第3態様において、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物の存在下で反応を進める場合は、有機金属化合物(4a)及び(4b)と、アルキン(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)との反応生成物をより強く活性化させることができ、テトラエン誘導体は、上記反応生成物の金属−炭素結合から、第6族の遷移金属へのトランスメタル化を経由して製造されると推測される。
【0073】
なお、これらの反応機構は仮説に過ぎず、本発明はこれらの反応機構に限定されるものではない。
【0074】
本発明の第3態様において、反応は、好ましくは−100℃〜300℃の温度範囲で行われ、特に好ましくは−80℃〜80℃の温度範囲、更に好ましくは−80℃〜50℃の温度範囲で行われる。圧力は、例えば、0.1バール〜2500バールの範囲内で、好ましくは0.5バール〜10バールの範囲内である。
【0075】
本発明の第3態様において、溶媒としては、上記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物を溶解することができる溶媒が好ましい。溶媒は、脂肪族又は芳香族の有機溶媒が用いられる。エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル;塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素;o−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素;N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素が用いられる。
【0076】
本発明の第3態様で用いる上記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物としては、例えば、下記のメタロセンを用いてもよいし、下記のメタロセンから合成させた化合物を用いてもよい。
【0077】
ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルチタン;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジブチルチタン;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジブチルチタン;
ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム。
【0078】
ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロハフニウム;
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロハフニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロハフニウム。
【0079】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。ただし、本発明は、下記の実施例に制限されるものではない。
【0080】
すべての反応は、窒素雰囲気下のもとで行われた。溶媒として用いたテトラヒドロフラン(THF)は窒素気流下、ナトリウム金属、ベンゾフェノンで蒸留して無水とした。ジルコノセンジクロライドは、アルドリッチ(Aldrich Chemical Company, Inc)から購入したものを用いた。その他の試薬は、市販品を購入し、そのまま用いた。
【0081】
1H-NMRおよび13C-NMRスペクトルは、25℃のCDCl3溶液(TMS1%含有)を用いて、Bruker ARX-400スペクトロメター上で測定した。ガスクロマトグラフ分析は、シリカガラスキャピラリカラムSHIMADZU CBP1-M25-O25 及び SHIMADZU C-R6A-Chromatopac integrator を備えたSHIMADZU GC-14A ガスクロマトグラフで測定した。
【0082】
実施例1
1,2,3,4,5,6,7,8-オクタフェニル-(1Z, 3E, 5E, 7Z)-1,3,5,7-オクタテトラエン
【化19】
Cp2ZrCl2 (0.29 g, 1.0 mmol) のTHF (5 ml)溶液に、ブチルリチウム(1.6 Mヘキサン溶液、2 mmol) を−78℃にて加えた。同じ温度で1時間攪拌後、ジフェニルアセチレン(0.36 g, 2 mmol)を加え、反応混合物を室温まで昇温させた。1時間攪拌後、CrCl3 (0.16g, 1 mmol)を反応混合物に加え、50℃にて5日間攪拌した。3N HClを加えて反応を終了させ、エーテル(3x30 ml)で抽出した。抽出物を20% NaHCO3、水、食塩水、水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下、溶媒を留去した後、得られた残留物を再結晶させて精製を行い、白色結晶(0.23 g, 64%)の表題化合物を得た。NMR収率84%。
【0083】
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ6.33 ( s, 2H), 6.87-6.90 (m, 6H), 7.00-7.23 (m, 30H), 7.60 (d, J = 7.6 Hz, 4H); 13C NMR (CDCl3, Me4Si)δ126.23 (2C), 126.50 (2C), 126.53 (2C), 126. 66 (2C), 127.22 (4C), 127.37 (4C), 127.66 (4C), 127.77 (4C), 128.96 (4C), 129.64 (4C), 129.96 (4C), 130.22 (4C), 133.63 (2C), 137.79 (2C), 139.02 (2C), 141.20 (2C), 141.89 (2C), 142.43 (2C), 142.59 (2C), 145.25 92C); 高分解能質量分析計 計算値C56H42 714.3287, 実測値 714.3292。
【0084】
【発明の効果】
本発明により、テトラエン誘導体を収率よく、立体化学をコントロールしながら、ワンポットで得ることができる。
Claims (20)
- 下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、同一の基であり、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C20アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C20アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;置換基を有していてもよいシリル基、又は水酸基であり、ただし、R2及びR3、並びに、R6及びR7は、それぞれ、互いに架橋してC4〜C20飽和環又は不飽和環を形成してもよく、前記環は、酸素原子、硫黄原子、珪素原子、スズ原子、ゲルマニウム原子又は式−N(B)−で示される基(式中、Bは水素原子又はC1〜C20炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。)
下記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエン
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示す。ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよい。)を反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法。 - 下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、C 6 〜C 20 アリール基である。)
下記式(2a)及び(2b)で示されるメタラシクロペンタジエン
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示す。ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよい。)を反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法。 - 前記反応は、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物存在下で行われる、請求項1又は2に記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 前記金属ハロゲン化物がクロムを含む、請求項3に記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、同一の基である、請求項2〜4のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、フェニル基である、請求項1〜5のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- R1及びR2、並びに、R7及びR8が、それぞれシス位にあり、R3及びR4、並びに、R5及びR6が、それぞれトランス位にある、請求項1〜6のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- M1及びM2が、周期表第4族もしくは第5族またはランタニド系列の金属である、請求項1〜7のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配位子、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基、ハロゲン化物イオン又はジアルキルアミド基である、請求項1〜8のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 前記非局在化環状η5−配位系配位子が、置換されていてもよいシクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基又はアズレニル基である、請求項9に記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、同一の基であり、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C20アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C20アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;置換基を有していてもよいシリル基、又は水酸基である。)
下記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンと、
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。)
下記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物と
(式中、M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示し、ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよく;Z1、Z2、Z3及びZ4は、互いに独立し、同一又は異なって、脱離基を示す。)を反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法。 - 下記式(1)で示されるテトラエン誘導体の製造方法であって、
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、C 6 〜C 20 アリール基である。)
下記式(3a)、(3b)、(3c)及び(3d)で示されるアルキンと、
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、上記の意味を有する。)
下記式(4a)及び(4b)で示される有機金属化合物と
(式中、M1及びM2は、互いに独立し、同一又は異なって、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1、L2、L3及びL4は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示し、ただし、L1及びL2、並びに、L3及びL4は、架橋されていてもよく;Z1、Z2、Z3及びZ4は、互いに独立し、同一又は異なって、脱離基を示す。)を反応させることを特徴とするテトラエン誘導体の製造方法。 - 前記反応は、周期表第6族の遷移金属を含む金属ハロゲン化物存在下で行われる、請求項11又は12に記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 前記金属ハロゲン化物がクロムを含む、請求項13に記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、同一の基である、請求項12〜14のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が、フェニル基である、請求項11〜15のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- R1及びR2、並びに、R7及びR8が、それぞれシス位にあり、R3及びR4、並びに、R5及びR6が、それぞれトランス位にある、請求項11〜16のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- M1及びM2が、周期表第4族もしくは第5族またはランタニド系列の金属である、請求項11〜17のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配位子、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基、ハロゲン化物イオン又はジアルキルアミド基である、請求項11〜18のいずれかに記載のテトラエン誘導体の製造方法。
- 前記非局在化環状η5−配位系配位子が、置換されていてもよいシクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基又はアズレニル基である、請求項19に記載のテトラエン誘導体の製造方法。
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