JP4388236B2 - エンイン誘導体およびスチレン誘導体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンイン誘導体及びスチレン誘導体の製造方法に関し、より詳しくは、立体選択性を制御できるエンイン誘導体及びスチレン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
エンイン誘導体は、一分子中に三重結合と二重結合があるので、有機合成の原料として様々な用途がある。例えば、エンイン誘導体1分子とアセチレン誘導体2分子とをカップリングさせることにより、スチレン誘導体を合成することができる。このような合成方法は、例えば、Takahashi et al. Chem. Commun. 1998 1133にに記載されている。そして、スチレン誘導体は、ポリスチレンの原料となる。また、エンイン誘導体は、コレステロール類の合成の原料となる。
【0003】
しかしながら、エンイン誘導体には炭素−炭素二重結合に起因して立体異性体が存在することから、このような立体化学や置換基の位置が完全にコントロールされたエンイン誘導体を製造することは困難であった。
【0004】
このため、立体化学及び置換基の位置が完全にコントロールされたエンイン誘導体の製造方法、並びに、立体化学及び置換基の位置が完全にコントロールされたスチレン誘導体の製造方法を提供することが望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面では、下記式(Ia)若しくは下記式(Ib)又はこれらの混合物で示されるエンイン誘導体の製造方法であって
【0006】
【化9】
【0007】
(式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基又は置換基を有していてもよいシリル基であり、ただし、R1及びR2は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R5)−で示される基(式中、R5は水素原子又はC1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。)、下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、
【0008】
【化10】
【0009】
(式中、R1及びR2は、上記の意味を有する。
【0010】
Mは、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1及びL2は、互いに独立し、同一または異なって、アニオン性配位子を示し、ただし、L1及びL2は、架橋されていてもよい。)、下記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させ、反応混合物を得る工程と、
【0011】
【化11】
【0012】
(式中、R3は、上記の意味を有する。Xは、脱離基である。)次いで、前記反応混合物に、下記式(IV)で示される求電子試薬を反応させる工程と
R4―Y (IV)
(式中、R4は、上記の意味を有する。Yは、脱離基である。)を含むことを特徴とするエンイン誘導体の製造方法が提供される。
【0013】
また、本発明の他の側面では、下記式(Va)、下記式(Vb)、下記式(Vc)若しくは下記式(Vd)又はこれらの混合物で示されるスチレン誘導体の製造方法であって、
【0014】
【化12】
【0015】
(式中、R1、R2、R3、R4、A1及びA2は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基又は置換基を有していてもよいシリル基であり、ただし、R1及びR2、又は、A1及びA2は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R5)−で示される基(式中、R5は水素原子又はC1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよく、A3及びA4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基;置換基を有していてもよいシリル基;エステル基;ニトロ基;ニトリル基;アシル基;カルボキシル基;カルバモイル基;ホルミル基;イソシアノ基;イソシアナト基;チオシアナト基又はイソチオシアナト基であり、ただし、A3及びA4は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R5)−で示される基(式中、R5は水素原子又はC1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。)、下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、
【0016】
【化13】
【0017】
(式中、R1及びR2は、上記の意味を有する。
【0018】
Mは、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系列の金属を示し;L1及びL2は、互いに独立し、同一または異なって、アニオン性配位子を示し、ただし、L1及びL2は、架橋されていてもよい。)下記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させ、第1の反応混合物を得る工程と、
【0019】
【化14】
【0020】
(式中、R3は、上記の意味を有する。Xは、脱離基である。)、次いで、前記第1の反応混合物に、下記式(IV)で示される求電子試薬を反応させ、第2の反応混合物を得る工程と、
R4―Y (IV)
(式中、R4は、上記の意味を有する。Yは、脱離基である。)、次いで、周期表第4〜15族の金属を含む金属化合物の存在下、前記第2の反応混合物に、下記式(VI)で示されるアルキン誘導体と
【0021】
【化15】
【0022】
(式中、A3及びA4は、上記の意味を有する。)、下記式(VII)で示されるメタラシクロイペンテンと
【0023】
【化16】
【0024】
(式中、L1、L2、M、A1及びA2は、上記の意味を有する。)を反応させる工程とを含むことを特徴とするスチレン誘導体の製造方法が提供される。
【0025】
本発明において、Mが、周期表第4族もしくは第5族またはランタニド系列の金属であり、前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配位子であることが好ましい。また、前記非局在化環状η5−配位系配位子が、置換されていてもよいシクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基又はアズレニル基であることが更に好ましい。
本発明において、R4が、置換基を有していてもよいC2〜C40アルキニル基であってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の一側面では、下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、下記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させ、反応混合物を得る工程と、次いで、前記反応混合物に、下記式(IV)で示される求電子試薬を反応させる工程とを含むことを特徴とする、下記式(Ia)若しくは下記式(Ib)又はこれらの混合物で示されるエンイン誘導体の製造方法が提供される。
【0027】
【化17】
【0028】
(式中、R1、R2、R3、R4、X、Y、M、L1及びL2は、上記の意味を有する。)
本発明の一側面では、上記式(II)で示されるメタラシクロペンテン中のメタラシクロペンテン環が、上記式(III)で示されるアルキン誘導体と特異的にカップリング反応をすることに特徴がある。
【0029】
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基又は置換基を有していてもよいシリル基である。
【0030】
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子、又は、置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基であることが好ましく、水素原子又は置換基を有していてもよいC1〜C20炭化水素基であることが更に好ましい。
本明細書では、C1〜C40炭化水素基は、飽和若しくは不飽和の非環式であってもよいし、飽和若しくは不飽和の環式であってもよい。C1〜C40炭化水素基が非環式の場合には、線状でもよいし、枝分かれでもよい。C1〜C40炭化水素基には、C1〜C40アルキル基、C2〜C40アルケニル基、C2〜C40アルキニル基、C3〜C40アリル基、C4〜C40アルキルジエニル基、C4〜C40ポリエニル基、C6〜C40アリール基、C6〜C40アルキルアリール基、C6〜C40アリールアルキル基、C4〜C40シクロアルキル基、C4〜C40シクロアルケニル基、(C3〜C20シクロアルキル)C1〜C20アルキル基などが含まれる。
【0031】
C1〜C40アルキル基、C2〜C40アルケニル基、C2〜C40アルキニル基、C3〜C40アリル基、C4〜C40アルキルジエニル基、及び、C4〜C40ポリエニル基は、それぞれ、C1〜C20アルキル基、C2〜C20アルケニル基、C2〜C20アルキニル基、C3〜C20アリル基、C4〜C20アルキルジエニル基、及び、C4〜C20ポリエニル基であることが好ましく、それぞれ、C1〜C10アルキル基、C2〜C10アルケニル基、C2〜C10アルキニル基、C3〜C10アリル基、C4〜C10アルキルジエニル基、及び、C4〜C10ポリエニル基であることが更に好ましい。
【0032】
C6〜C40アリール基、C6〜C40アルキルアリール基、C6〜C40アリールアルキル基、C4〜C40シクロアルキル基、C4〜C40シクロアルケニル基、及び、(C3〜C20シクロアルキル)C1〜C20アルキル基は、それぞれ、C6〜C20アリール基、C6〜C20アルキルアリール基、C6〜C20アリールアルキル基、C4〜C20シクロアルキル基、C4〜C20シクロアルケニル基、及び、(C3〜C10シクロアルキル)C1〜C10アルキル基が好ましく、それぞれ、C6〜C10アリール基、C6〜C12アルキルアリール基、C6〜C12アリールアルキル基、C4〜C10シクロアルキル基、及び、C4〜C10シクロアルケニル基が更に好ましい。
本発明の実施において有用な、置換基を有していてもよいアルキル基の例には、制限するわけではないが、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、t−ブチル、ドデカニル、トリフルオロメチル、ペルフルオロ−n−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ベンジル、2−フェノキシエチル等がある。
【0033】
本発明の実施において有用な、置換基を有していてもよいアリール基の例には、制限するわけではないが、フェニル、2−トリル、3−トリル、4−トリル、ナフチル、ビフェニル、4−フェノキシフェニル、4−フルオロフェニル、3−カルボメトキシフェニル、4−カルボメトキシフェニル等がある。
【0034】
本発明の実施において有用な、置換基を有していてもよいアルコキシ基の例には、制限するわけではないが、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、t−ブトキシ等がある。
【0035】
本発明の実施において有用な、置換基を有していてもよいアリールオキシ基の例には、制限するわけではないが、フェノキシ、ナフトキシ、フェニルフェノキシ、4−メチルフェノキシ、2−トリルオキシ、3−トリルオキシ、4−トリルオキシ、ナフチルオキシ、ビフェニルオキシ、4−フェノキシフェニルオキシ、4−フルオロフェニルオキシ、3−カルボメトキシフェニルオキシ、4−カルボメトキシフェニルオキシ等がある。
【0036】
本発明の実施において有用な、置換基を有していてもよいアミノ基の例には、制限するわけではないが、アミノ、ジメチルアミノ、メチルアミノ、メチルフェニルアミノ、フェニルアミノ等がある。
【0037】
本発明の実施において有用な、置換基を有していてもよいシリル基の例には、制限するわけではないが、トリメチルシリル、ジメチルフェニルシリル、メチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、ジメチルエチルシリル、メチルメトキシフェニルシリル、メチルエチルフェノキシシリル等が挙げられる。
【0038】
C1〜C40炭化水素基、C1〜C40アルコキシ基、C6〜C40アリールオキシ基、アミノ基、シリル基には、置換基が導入されていてもよく、この置換基としては、例えば、ハロゲン原子、アミノ基、水酸基、シリル基、アルコキシ基、アリールオキシ基などが挙げられる。
【0039】
ただし、R1及びR2は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよい。
【0040】
これらの置換基が形成する環は、4員環〜10員環であることが好ましく、4員環〜6員環であることが更に好ましい。この環は、ベンゼン環等の芳香族環であってもよいし、脂肪族環であってもよい。
【0041】
前記飽和または不飽和環は、酸素原子、硫黄原子または式―N(R5)―で示される基(式中、R5は、水素原子、C1〜C40炭化水素基又はハロゲン原子である。)で中断されていてもよい。即ち、前記飽和または不飽和環はヘテロ環であってもよい。
【0042】
R5は、水素原子またはC1〜C20炭化水素基であることが好ましく、水素原子またはC1〜C14炭化水素基であることが更に好ましく、R5は、水素原子、C1〜C6アルキル基、フェニル基、ナフチル基、ベンジル基、ナフチルメチル基であることが更になお好ましい。
【0043】
この飽和又は不飽和環は、置換基を有していてもよく、C1〜C40炭化水素基、C1〜C40アルコキシ基、C6〜C40アリールオキシ基、アミノ基、水酸基又はシリル基などの置換基が導入されていてもよい。
【0044】
R4は、C2〜C40アルキニル基であることが好ましく、C2〜C20アルキニル基であることが更に好ましく、C2〜C10アルキニル基であることが更になお好ましい。
【0045】
R1及びR2は、同一の基であってもよい。上記式(Ia)で示されるエンイン誘導体と、上記式(Ib)で示されるエンイン誘導体が同一となるからである。
【0046】
R4が、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、C1〜C20炭化水素基、C1〜C20アルキルカルボニル基、C1〜C20アルコキシカルボニル基、C6〜C20アリールカルボニル基、又は、C6〜C20アリールオキシカルボニル基であることが好ましい。R4は、求電子試薬に起因するものであり、求電子試薬の反応性等を考慮すると、このような置換基を導入し易いからである。
【0047】
本発明の一側面では、下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンが用いられる。
【0048】
【化18】
【0049】
(式中、R1及びR2は、上記の意味を有する。)
Mは、周期表の第3族〜第5族又はランタニド系列の金属を示す。Mとしては、周期表第4族又はランタニド系列の金属が好ましく、周期表第4族の金属、即ち、チタン、ジルコニウム及びハフニウムが更に好ましい。
【0050】
L1及びL2は、互いに独立し、同一又は異なって、アニオン性配位子を示す。ただし、L1及びL2は、架橋されていてもよい。前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配位子、C1〜C20アルコキシ基、C6〜C20アリールオキシ基又はジアルキルアミド基であることが好ましい。
【0051】
L1及びL2は、非局在化環状η5−配位系配位子であることが好ましい。非局在化環状η5−配位系配位子の例は、無置換のシクロペンタジエニル基、及び置換シクロペンタジエニル基である。この置換シクロペンタジエニル基は例えば、メチルシクロペンタジエニル、エチルシクロペンタジエニル、イソプロピルシクロペンタジエニル、n−ブチルシクロペンタジエニル、t−ブチルシクロペンタジエニル、ジメチルシクロペンタジエニル、ジエチルシクロペンタジエニル、ジイソプロピルシクロペンタジエニル、ジ−t−ブチルシクロペンタジエニル、テトラメチルシクロペンタジエニル、インデニル基、2−メチルインデニル基、2−メチル−4−フェニルインデニル基、テトラヒドロインデニル基、ベンゾインデニル基、フルオレニル基、ベンゾフルオレニル基、テトラヒドロフルオレニル基、及びオクタヒドロフルオレニル基である。
【0052】
非局在化環状η5−配位系配位子は、非局在化環状π系の1個以上の原子がヘテロ原子に置換されていてもよい。水素の他に、周期表第14族の元素及び/又は周期表第15、16及び17族の元素のような1個以上のヘテロ原子を含むことができる。
【0053】
非局在化環状η5−配位系配位子、例えば、シクロペンタジエニル基は、中心金属と、環状であってもよい、一つの又は複数の架橋配位子により架橋されていてもよい。架橋配位子としては、例えば、CH2、CH2CH2、CH(CH3)CH2、CH(C4H9)C(CH3)2、C(CH3)2、(CH3)2Si、(CH3)2Ge、(CH3)2Sn、(C6H5)2Si、(C6H5)(CH3)Si、(C6H5)2Ge、(C6H5)2Sn、(CH2)4Si、CH2Si(CH3)2、o−C6H4又は2、2'−(C6H4)2が挙げられる。
【0054】
2以上の非局在化環状η5−配位系配位子、例えば、シクロペンタジエニル基は、互いに、環状であってもよい、一つの又は複数の架橋基により架橋されていてもよい。架橋基としては、例えば、CH2、CH2CH2、CH(CH3)CH2、CH(C4H9)C(CH3)2、C(CH3)2、(CH3)2Si、(CH3)2Ge、(CH3)2Sn、(C6H5)2Si、(C6H5)(CH3)Si、(C6H5)2Ge、(C6H5)2Sn、(CH2)4Si、CH2Si(CH3)2、o−C6H4又は2、2'−(C6H4)2が挙げられる。
【0055】
上記式(II)で示されるメタラシクロペンテンは、二つ以上のメタラシクロペンテン部分 (moiety)を有する化合物も含む。このような化合物は多核メタロセンとして知られている。前記多核メタロセンは、いかなる置換様式及びいかなる架橋形態を有していてもよい。前記多核メタロセンの独立したメタロセン部分は、各々が同一種でも、異種でもよい。前記多核メタロセンの例は、例えばEP−A−632063、特開平4−80214号、特開平4−85310、EP−A−654476に記載されている。
【0056】
上記式(II)で示されるメタラシクロペンテンは、ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジアルキル、特にビスシクロペンタジエニルジルコニウムジエチルのようなメタロセンに1当量のアルキン及び1当量のアルケンを作用させることにより得ることができる。2当量のアルキンを作用させてメタラシクロペンタジエンを生成することについては、例えば、T. Takahashi et al. J. Org. Chem. 1995, 60, 4444 に記載されており、これと同一又は近似した条件で反応が進行する。
【0057】
本発明の一側面では、下記式(III)で示されるアルキン誘導体が用いられる。
【0058】
【化19】
【0059】
(式中、R3は、上記の意味を有する。)
Xは、脱離基である。脱離基としては、例えば、F、Cl、Br、Iのようなハロゲン原子、p−トルエンスルホニル基、トシラート基(―O−S(=O)2−C6H4−CH3)、トリフルオロメタンスルホン酸エステル(トリフラート)、が挙げられ、更に好ましくは、ハロゲン原子が挙げられる。脱離基としては、Cl、Brが特に好ましい。
【0060】
本発明の一側面では、上記式(III)で示されるアルキン誘導体にハロゲン原子が含まれていることに特徴がある。上記式(II)で示されるメタラシクロペンテン中のメタラシクロペンテン環が、上記式(III)で示されるアルキン誘導体と反応したときに、上記式(I)で示されるエンイン誘導体とともに、ビスシクロペンタジエニルジハライドとが生成すると思われる。なお、副生成物としては、上記式(II)で示されるメタラシクロペンテン中のメタラシクロペンテン環に起因するエチレン又はエタンも生成している可能性がある。副生成物であるビスシクロペンタジエニルジハライド中のハロゲン原子は、上記式(III)で示されるアルキン誘導体中のハロゲン原子に起因するものであり、ビスシクロペンタジエニルジハライドの生成が、エンタルピー又はエントロピー的にこの反応を進行させる駆動力になっていると思われる。そして、上記式(III)で示されるアルキン誘導体がハロゲン原子の供給源になっていることから、遷移金属錯体等の触媒が存在しなくても、反応が進行すると思われる。
【0061】
本発明の一側面において、下記式(IV)で示される求電子試薬が用いられる。
【0062】
R4―Y (IV)
(式中、R4は、上記の意味を有する。)
Yは、脱離基である。脱離基としては、例えば、水酸基、F、Cl、Br、Iのようなハロゲン原子、p−トルエンスルホニル基、トシラート基(―O−S(=O)2−C6H4−CH3)、トリフルオロメタンスルホン酸エステル(トリフラート)、C1〜C20アルコキシ基(好ましくは、C1〜C10アルコキシ基であり、更に好ましくは、C1〜C6アルコキシ基)、C6〜C20アリールオキシ基、トリ低級アルキルシリルオキシ基等が挙げられる。脱離基としては、Cl、Br、トシラート基、C1〜C20アルコキシ基、及びトリ低級アルキルシリルオキシ基が好ましい。
【0063】
脱離基Yと置換基R4との間の結合、特に、脱離基Yと置換基R4中の炭素原子との間の結合の極性が、式(IV)で示される化合物が求電子試薬か否かを定める一因子となる。例えば、求電子試薬(IV)として水を用いた場合には、R4に水素原子が導入される。
【0064】
求電子試薬(IV)としては、例えば、水;ヨウ化アルキル、ヨウ化アルケニル、ヨウ化アルキニルのようなハロゲン化アルキル;ヨウ化ベンゼンのようなハロゲン化アリール;塩化アセチル、臭化ベンゾイルのような酸ハロゲン化物を用いてもよい。更に、クロロギ酸エステルを用いて、式−COORで示される基(式中、Rはエチル基等の低級アルキル基である。)を導入してもよい。求電子試薬(IV)との反応では、所望により金属化合物を共存させてもよい。
【0065】
本発明の一側面では、上記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、上記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させ、反応混合物を得て、次いで、前記反応混合物に、上記式(IV)で示される求電子試薬を反応させる。
【0066】
典型的には、上記式(II)で示されるメタラシクロペンテンの溶液に、上記式(III)で示されるアルキン誘導体を添加し、次いで上記式(IV)で示される求電子試薬を添加する。あるいは、アルキン誘導体(III)と求電子試薬(IV)を同時に添加する。メタラシクロペンテンは単離されたものを用いる必要はなく、溶液中で調製されたメタラシクロペンテンをそのまま用いても良い。
【0067】
本発明では、上記反応を、周期表第4〜15族の金属を含む金属化合物の存在下で行ってもよい。上記式(IV)で示される求電子試薬のR4が、水素原子以外の基である場合に、上記反応を上記金属化合物存在下で行うことが好ましい。
【0068】
金属化合物は、塩であることが好ましく、錯体であってもよい。前記金属化合物が、銅イオン、ニッケルイオン、ビスマスイオン、亜鉛イオン、クロムイオン、コバルトイオン若しくは、パラジウムイオンを含む塩、であってもよい。前記金属化合物が、CuX、NiX2、PdX2、BiX3、ZnX2 、CrX2 、CrX3、CoX2 、若しくは、BiX3(式中、Xは、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子を示す。)であることが好ましい。
【0069】
あるいは、金属化合物は、ニッケル錯体若しくはパラジウム錯体であって、前記ニッケル錯体及び前記パラジウム錯体には、ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40アルキルカルボニルオキシ基、ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40アリールカルボニルオキシ基、ホスフィン若しくはハロゲン原子の少なくとも一つが配位子として、それぞれ、ニッケル金属及びパラジウム金属に結合していてもよい。
【0070】
ニッケル錯体は、NiX2P1P2(式中、Xは、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子を示し、P1及びP2は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、ホスフィン配位子を示し、ただし、P1及びP2は、互いに架橋していてもよい。)であってもよい。ホスフィンは、トリフェニルホスフィン、トリエチルホスフィン、ビス(ジフェニルホスフィン)アルキレン等であってもよい。塩化ニッケル等のニッケル塩でもよいのだが、ホスフィン存在下では、ニッケル錯体を形成し、有機溶媒に対する溶解度を上げるため、好ましい。
【0071】
パラジウム錯体は、Pd(Q1)(Q2)(Q3)(Q4)(式中、Q1、Q2、Q3及びQ4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、ホスフィン、ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40アルキルカルボニルオキシ基、ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40アリールカルボニルオキシ基、又は、ハロゲン原子を示し、ただし、Q1、Q2、Q3及びQ4の任意の2つ、3つ及び4つが、互いに架橋していてもよい。)であってもよい。たとえば、Pd(O−C(=O)R)4(式中、Rはアルキル基又はアリール基であり、互いに架橋していてもよい。)、[PdX4]2-である。
【0072】
金属化合物の量は、メタラシクロペンテン(II)1モルに対し、0.0001モル〜20モルであり、好ましくは0.1モル〜10モルであり、更に好ましくは、0.9モル〜3モルである。
【0073】
アルキン誘導体(III)の量、及び求電子試薬(IV)の量は、それぞれ、メタラシクロペンテン(II)1モルに対し、0.1モル〜10モルであることが好ましく、0.8モル〜5モルであることが更に好ましく、0.9モル〜3モルであることが更に好ましく、0.9モル〜2モルであることが更になお好ましい。
【0074】
反応は、好ましくは−100℃〜300℃の温度範囲で行われ、特に好ましくは−80℃〜100℃の温度範囲、更に好ましくは−50℃〜50℃の温度範囲で行われる。圧力は、例えば、0.1バール乃至2500バールの範囲内で、好ましくは0.5バール乃至10バールの範囲内である。
【0075】
溶媒としては、上記式(II)で示される反応物を溶解することができる溶媒が好ましい。溶媒は、脂肪族又は芳香族の有機溶媒が用いられる。エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル;塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素;o−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素;N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素が用いられる。
【0076】
本発明の他の側面では、下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、下記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させ、第1の反応混合物を得る工程と、次いで、前記第1の反応混合物に、下記式(IV)で示される求電子試薬を反応させ、第2の反応混合物を得る工程と、次いで、周期表第4〜15族の金属を含む金属化合物の存在下、前記第2の反応混合物に、下記式(VI)で示されるアルキン誘導体と、下記式(VII)で示されるメタラシクロペンテンとを反応させる工程とを含むことを特徴とする、下記式(Va)、下記式(Vb)、下記式(Vc)若しくは下記式(Vd)又はこれらの混合物で示されるスチレン誘導体の製造方法が提供される。
【0077】
【化20】
【0078】
(式中、R1、R2、R3、R4、X、Y、M、L1及びL2は、上記の意味を有する。)
本発明のスチレン誘導体の製造方法においては、上記式(VI)で示されるアルキン誘導体を使用する。
【0079】
A3及びA4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基;置換基を有していてもよいシリル基;エステル基;ニトロ基;ニトリル基;アシル基;カルボキシル基;カルバモイル基;ホルミル基;イソシアノ基;イソシアナト基;チオシアナト基又はイソチオシアナト基である。
【0080】
ただし、A3及びA4は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R5)−で示される基(式中、R5は水素原子又はC1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。
【0081】
また、本発明のスチレン誘導体の製造方法においては、上記式(VII)で示されるメタラシクロペンテンを使用する。
【0082】
A1及びA2は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基又は置換基を有していてもよいシリル基である。
【0083】
ただし、A1及びA2は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R5)−で示される基(式中、R5は水素原子又はC1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよい。
【0084】
典型的には、上記式(II)で示されるメタラシクロペンテンの溶液に、上記式(III)で示されるアルキン誘導体を添加し、次いで、上記式(IV)で示される求電子試薬を添加する。次に、周期表第4〜15族の金属を含む金属化合物の存在下、上記式(VII)で示されるメタラシクロペンテン、及び上記式(VI)で示されるアルキン誘導体を添加する。上記式(III)で示されるアルキン誘導体と上記式(IV)で示される求電子試薬とは同時に添加してもよい。また、上記金属化合物は、上記式(III)で示されるアルキン誘導体を添加する前に添加していてもよく、また、アルキン誘導体(III)添加後、求電子試薬(IV)を添加する前に上記金属化合物を添加してもよい。
【0085】
なお、周期表第4〜15族の金属を含む金属化合物についての説明は、本発明の一側面において説明したのと同様である。
【0086】
金属化合物の量は、メタラシクロペンテン(II)1モルに対し、0.0001モル〜20モルであり、好ましくは0.1モル〜10モルであり、更に好ましくは、0.9モル〜3モルである。
【0087】
アルキン誘導体(III)の量、及び求電子試薬(IV)の量は、それぞれ、メタラシクロペンテン(II)1モルに対し、0.1モル〜10モルであることが好ましく、0.8モル〜5モルであることが更に好ましく、0.9モル〜3モルであることが更に好ましく、0.9モル〜2モルであることが更になお好ましい。
【0088】
上記式(VI)で示されるアルキン誘導体の量、及び、上記式(VII)で示されるメタラシクロペンテンの量は、それぞれ、メタラシクロペンテン(II)1モルに対し、0.01モル〜20モルであってもよく、好ましくは0.1モル〜10モルであり、更に好ましくは、0.9モル〜2モルである。
【0089】
反応は、好ましくは−100℃〜300℃の温度範囲で行われ、特に好ましくは−80℃〜100℃の温度範囲、更に好ましくは−50℃〜50℃の温度範囲で行われる。圧力は、例えば、0.1バール乃至2500バールの範囲内で、好ましくは0.5バール乃至10バールの範囲内である。
【0090】
溶媒としては、上記式(II)で示されるメタラシクロペンテンを溶解することができる溶媒が好ましい。溶媒は、脂肪族又は芳香族の有機溶媒が用いられる。エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル;塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素;o−ジクロロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素;N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素が用いられる。
【0091】
本発明で用いるメタラシクロペンテンは、例えば、下記のメタロセンを用いて合成することができる。
【0092】
なお、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム;ビス(インデニル)ジクロロジルコニウム;ビス(フルオレニル)ジクロロジルコニウム;(インデニル)(フルオレニル)ジクロロジルコニウム;ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロチタン;(ジメチルシランジイル)ビス(インデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(テトラヒドロインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)(インデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチルインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−エチルインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジクロロジルコニウムなどのジクロロ体については、ナトリウム等のアルカリ金属、マグネシウム等のアルカリ土類金属のような強塩基で還元するか、又は、グリニャール試薬等でジエチル体等のジアルキル体に変換してから用いることができる。
【0093】
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジエチルジルコニウム;
ビス(ブチルシクロペンタジエニル)ジエチルジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジエチルジルコニウム;
ビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
ビス(フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
(インデニル)(フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
(3−メチル−5−ナフチルインデニル)(2,7−ジ−tert−ブチルフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
(3−メチル−5−ナフチルインデニル)(3,4,7−トリメトキシフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;
(シクロペンタジエニル)(1−オクテン−8−イルシクロペンタジエニル)ジエチルジルコニウム;
(インデニル)(1−ブテン−4−イルシクロペンタジエニル)ジエチルジルコニウム;
[1,3−ビス(トリメチルシリル)シクロペンタジエニル](3,4−ベンゾフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイルビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジエチルジルコニウム;。
ジメチルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−エチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シクロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイル(2−エチルインデニル)(2−エチル−4−フェニルナフチル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイル(2−メチルインデニル)(4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
ジメチルシランジイルビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−エチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シクロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
メチルフェニルシランジイル(2−エチルインデニル)(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−インデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイル(2−メチルインデニル)(4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−メチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビスジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−エチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;。
ジフェニルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−4ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイル(2−メチルインデニル)(4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−メチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−エチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム。
【0094】
ジフェニルシランジイルビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
ジフェニルシランジイルビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(2−メチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(2−エチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;。
1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−1−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−1−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−1−(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−1−(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1−(2−メチルインデニル)−1−(4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
【0095】
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
【0096】
ビス(シクロペンタジエニル)ジエチルチタン;
エチレン−1,2−ビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(シクロペンタジエニル)−2−(1−インデニル)ジエチルジルコニウム;。
エチレン−1−(シクロペンタジエニル)−2−(2−インデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(シクロペンタジエニル)−2−(2−メチル−1−インデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−メチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−エチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シクロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1−(2−メチルインデニル)−2−(4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
【0097】
プロピレン−2,2−ビス(インデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(1−インデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(4−フェニル−1−インデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(2,7−ジメトキシ−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(2,7−ジ−tert−ブチル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(2,7−ジブロモ−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(2,7−ジフェニル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(2,7−ジメチル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;。
プロピレン−2−(3−メチルシクロペンタジエニル)−2−(2,7−ジブチル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(3−tert−ブチルシクロペンタジエニル)−2−(2,7−ジブチル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(3−トリメチルシリルシクロペンタジエニル)−2−(3,6−ジ−tert−ブチル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;。
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−[2,7−ビス(3−ブテン−1−イル)−9−フルオレニル]ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(3−tert−ブチル−9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;。
【0098】
プロピレン−2,2−ビス(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−メチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−エチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シクロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2−(2−メチルインデニル)−2−(4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
【0099】
プロピレン−2,2−ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;。
プロピレン−2,2−ビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−2,2−ビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム;
1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,6−ビス[メチルシリルビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,6−ビス[メチルシリル(2−メチル−4フェニルインデニル)(4,5−ベンゾインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1−[メチルシリルビス(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム]−6−[エチルスタニル(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,6−ジシラ−1,1,6,6−テトラメチル−1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム]ヘキサン;
1,4−ジシラ1,4−ビス[メチルシリルビス(2−メチル−4フェニルインデニル)ジエチルジルコニウム]シクロヘキサン;
[1,4−ビス(1−インデニル)−1,1,4,4−テトラメチル−1,4−ジシラブタン]ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニルジエチルジルコニウム);
[1,4−ビス(9−フルオレニル)−1,1,4,4−テトラメチル−1,4−ジシラブタン]ビス(シクロペンタジエニルジエチルジルコニウム);。
[1,4−ビス(1−インデニル)−1,1,4,4−テトラメチル−1,4−ジシラブタン]ビス(シクロペンタジエニルジエチルジルコニウム);
[1−(1−インデニル)−6−(2−フェニル−1−インデニル)−1,1,6,6−テトラエチル−1,6−ジシラ−4−オキサヘキサン]ビス(tert−ブチルシクロペンタジエニルジエチルジルコニウム);
[1,10−ビス(2,3−ジメチル−1−インデニル)−1,1,10,10−テトラメチル−1,10−ジゲルマデカン]ビス(2−メチル−4−フェニルインデニルジエチルジルコニウム);
(1−メチル−3−tert−ブチルシクロペンタジエニル)(1−フェニル−4−メトキシ−7−クロロフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
(4,7−ジクロロインデニル)(3,6−ジメシチルフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
ビス(2,7−ジ−tert−ブチル−9−シクロへキシルフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
(2,7−ジメシチルフルオレニル)[2,7−ビス(1−ナフチル)フルオレニル]ジエチルジルコニウム;。
【0100】
ジメチルシリルビス(フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
ジブチルスタニルビス(2−メチルフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
1,1,2,2−テトラエチルジシランジイル(2−メチルインデニル)(4−フェニルフルオレニル)ジエチルジルコニウム;
プロピレン−1−(2−インデニル)−2−(9−フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
1,1−ジメチル−1−シラエチレンビス(フルオレニル)ジエチルジルコニウム;
[4−(シクロペンタジエニル)4,7,7−トリメチル(テトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;
[4−(シクロペンタジエニル)4,7−ジメチル−7−フェニル(5,6−ジメチルテトラヒドロインデニル)ジエチルジルコニウム;。
[4−(シクロペンタジエニル)−4,7−ジメチル−7−(1−ナフチル)(7−フェニルテトラヒドロインデニル)]ジエチルジルコニウム;
[4−(シクロペンタジエニル)−4,7−ジメチル−7−ブチル(6,6−ジエチルテトラヒドロインデニル)]ジエチルジルコニウム;
[4−(3−tert−ブチルシクロペンタジエニル)−4,7,7−トリメチル(テトラヒドロインデニル)]ジエチルジルコニウム;
[4−(1−インデニル)−4,7,7−トリメチル(テトラヒドロインデニル)]ジエチルジルコニウム;
ビス(シクロペンタジエニル)ジエチルハフニウム;
ビス(インデニル)ジエチルバナジウム;
ビス(フルオレニル)ジエチルスカンジウム;。
【0101】
(インデニル)(フルオレニル)ジエチルニオブ;
(2−メチル−7−ナフチルインデニル)(2,6−ジ−tert−ブチルフルオレニル)ジエチルチタン;
臭化(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(テトラヒドロインデニル)ブチルハフニウム;
(シクロペンタジエニル)(1−オクテン−8−イルシクロペンタジエニル)ジエチルハフニウム;
(インデニル)(2−ブテン−4−イルシクロペンタジエニル)ジエチルチタン;
[1,3−ビス(トリメチルシリル)シクロペンタジエニル](3,4−ベンゾフルオレニル)ジエチルニオブ;
ビス(シクロペンタジエニル)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイルビス(インデニル)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイルビス(テトラヒドロインデニル)ジエチルハフニウム;
ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジエチルチタン;。
【0102】
ジメチルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジエチルハフニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−エチルインデニル)メチルスカンジウム;
ジメチルシランジイルビス(2−ブチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルニオブ;
ジメチルシランジイルビス(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイルビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シクロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルハフニウム;
ジメチルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−4−フェニルインデニル)メチルスカンジウム;
ジメチルシランジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジエチルチタン;
ジメチルシランジイル(2−メチルインデニル)(4−フェニルインデニル)ジエチルハフニウム;
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジエチルニオブ。
【0103】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。ただし、本発明は、下記の実施例に制限されるものではない。
【0104】
すべての反応は、窒素雰囲気下のもとで行われた。溶媒として用いたTHF、エーテル、ヘキサン、ベンゼンは窒素気流下、ナトリウム金属、ベンゾフェノンで蒸留して無水とし、また1,2-ジクロロエタンは窒素加圧下五酸化リンによって蒸留したものを用いた。ジルコノセンジクロライドは、Aldrich Chemical Company, Inc.、日亜化学工業から購入したものを用い、その他の試薬は関東化学、東京化成工業、Aldrichから購入した。1H-NMRおよび13C-NMRスペクトルは、Bruker ARX-400またはJEOL JNM-LA300を用いて測定した。
この時、1H-NMR:テトラメチルシラン; 13C-NMR : 重水素化クロロホルムを内部標準とした。ガスクロマトグラフ分析は、シリカガラスキャピラリカラムSHIMADZU CBP1-M25-O25 及び SHIMADZU C-R6A-Chromatopac integrator を備えたSHIMADZU GC-14A ガスクロマトグラフで測定した。GCにより収率を求めたときはメシチレン、n-ドデカンを内部標準として用いた。カラムクロマトグラフィーのカラム充填剤として、関東化学シリカゲル60N(球状、中性)40-100マイクロメートルを使用した。
【0105】
実施例1
(E)−1-フェニル-3-エチル-3-ヘキセン-1-イン
ジルコノセンジクロライド(2.5 mmol)のTHF(10 mL)溶液に、-78℃にてエチルグリニャール(EtMgBr)(5.0 mmol)を加え、同じ温度にて、混合物を1時間攪拌し、ジルコノセンジエチルを得た。この溶液に3-ヘキシン(2.0 mmol) を-78℃にて加えた後、反応混合物を0℃にて3時間攪拌した。フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて12時間攪拌した。標題化合物を、58%の収率で得た。
【0106】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ1.01(t, J=7.5Hz, 3H), 1.15(t, J=7.6Hz, 3H), 2.12-2.26(m, 4H), 5.93(t, J=7.5, 1H), 7.25-7.44(m, 5H). 13C NMR(CDCl3, TMS) δ 13.33, 13.93, 21.57, 23.93, 86.76, 91.47, 123.86, 124.09, 127.65, 128.21, 131.43, 139.36。
【0107】
実施例2
(E)−1-フェニル-3-ブチル-3-オクテン-1-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、5―デシンを用いた。フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて12時間攪拌する代わりに、フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて9時間攪拌した。
【0108】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ0.90-0.96(m, 6H), 1.35-1.41(m, 6H), 1.41-1.56(m, 2H), 2.14-2.24(m, 4H), 5.96(t, J=7.5, 1H), 7.25-7.43(m, 5H). 13C NMR(CDCl3, TMS) δ13.97, 14.05, 22.33, 22.40, 28.09, 30.39, 30.71, 31.50, 123.06, 123.91, 127.61, 128.20, 131.42, 138.56。
【0109】
実施例3
(E)−1,2-ジフェニル-1-デセン-3-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、1,2−ジフェニルアセチレンを用いた。また、フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて12時間攪拌する代わりに、1−クロロ−1−オクチン(2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて9時間攪拌した。
【0110】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ0.89(t, J=7Hz, 3H), 1.29-1.58(m, 8H), 2.37(t, J=7.1Hz, 2H), 6.95(s, 1H), 7.01-7.34(m, 10H). 13C NMR(CDCl3, TMS) δ14.07, 19.59, 22.58, 28.64, 28.76, 31.36, 83.36, 91.17, 124.81, 127.22, 127.61, 128.02, 128.35, 129.01, 129.22, 135.06, 136.40, 138.34. 元素分析: C22H24 実験値 C: 91.38%, H: 8.47%. 計算値C: 91.61%, H: 8.39%。
【0111】
実施例4
(E)−9-ヘキサニル -9-ヘキサデセン-7-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、7−テトラデシンを用いた。また、フェニルエチニルクロライドの代わりに、1−クロロ−1−オクチンを用いた。
【0112】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ0.89-0.91(m, 9H), 1.27-1.54(m, 24H), 2.03-2.11(m, 4H), 2.28(t, J=6.9, 2H), 5.74(t, J=6.9, 1H). 13C NMR(CDCl3, TMS)δ 14.03, 14.07, 19.30, 22.58, 22.63, 22.65, 28.17, 28.39, 28.57, 28.92, 28.96, 29.02, 29.21, 29.40, 30.90, 31.38, 31.75, 31.79, 82.64, 87.01, 123.44, 136.41。
【0113】
実施例5
(E)−1,3,4-トリフェニル-3-ブテン-1-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、ジフェニルアセチレンを用いた。また、フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて12時間攪拌する代わりに、フェニルエチニルクロライド(2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて6時間攪拌した。
【0114】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ7.01(s, 1H), 7.05-7.40(m, 15H). 13C NMR(CDCl3, TMS) δ90.23, 92.66, 123.76, 124.67, 128.06, 128.30,128.55, 128.62, 128.72, 128.96, 129.50, 129.80, 132.02, 136.52, 138.17 元素分析: C22H16 実験値 C: 94.22%, H: 5.73%. 計算値C: 94.25%, H: 5.75%。
【0115】
実施例6
(E)−1-トリル-3,4-ジフェニル-3-ブテン-1-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、ジフェニルアセチレンを用いた。また、フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて12時間攪拌する代わりに、トリルエチニルクロライド(2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて6時間攪拌した。
【0116】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ2.35(s, 3H), 7.08(s, 1H), 7.10-7.42(m, 15H). 13C NMR(CDCl3, TMS) δ21.51, 90.05, 91.62, 120.46, 124.42, 127.53, 127.82, 128.10, 128.50, 129.07, 129.09, 129.45, 131.49, 136.10, 136.20, 137.87, 138.33.元素分析: C23H18 実験値 C: 93.79%, H: 6.15%. 計算値C: 93.83%, H:6.16%。
【0117】
実施例7
1,3-ジフェニル -3-ペンテン -1-イン(異性体)
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、1−フェニル−1−プロピンを用いた。また、フェニルエチニルクロライド (2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて12時間攪拌する代わりに、フェニルエチニルクロライド(2.5 mmol)を加え、反応混合物を50℃にて9時間攪拌した。
【0118】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ2.17(s, 3H), 6.79(s, 1H), 7.24-7.48(m, 10H) . 13C(CDCl3, TMS) δ15.69, 126.33, 127.20, 127.25, 128.07, 128.29, 128.31, 129.01, 129.37, 131.53, 136.10, 138.68, 139.00. 高分解能質量分析(HR-MS(EI+)):化学式: C17H14 実験値質量: 218.1099; 計算値質量: 218.1096。
【0119】
実施例8A
(Z)−1,4-ジフェニル-3-(トリメチルシリル)-3-ブテン-1-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、1−フェニル−2−トリメチルシリルアセチレンを用いた。
【0120】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ0.14-0.15(m, 9H), 7.24-7.47(m, 10H), 7.79(s, 1H). 13C(CDCl3, TMS) δ0.07, 92.42, 93.60, 124.17, 126.78, 127.75, 127.87, 127.95, 128.28, 128.43, 131.39, 138.72, 151.28.高分解能質量分析(HR-MS(EI+)): 化学式: C19H20Si 実験値質量: 276.1331; 計算値質量: 276.1334。
【0121】
実施例8B
(Z)−1,3-ジフェニル-4-(トリメチルシリル)-3-ブテン-1-イン
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、1−フェニル−2−トリメチルシリルアセチレンを用いた。
【0122】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ 0.12-0.23(m, 9H), 6.63(s, 1H), 7.43-7.61(m, 10H) . 13C(CDCl3, TMS) δ 0.01, 89.53, 92.18, 123.24, 127.97, 127.99, 128.19, 128.22, 128.24, 131.58, 139.08, 140.59, 141.25. 高分解能質量分析(HR-MS(EI+)):化学式: C19H20Si 実験値質量: 276.1345; 計算値質量: 276.1334。
【0123】
実施例9
1-トリル-3-フェニル -4-(トリメチルシリル)-3-ブテン -1-イン(異性体)
実施例1と同様の手順で行った。ただし、3-ヘキシンの代わりに、1−フェニル−2−トリメチルシリルアセチレンを用いた。また、フェニルエチニルクロライドの代わりに、トリルエチニルクロライド(2.5 mmol)を用いた。
【0124】
1H NMR(CDCl3, TMS) δ 0.048-0.36(m, 9H), 2.37-2.41(m, 3H), 6.48(s,0.57H), 7.13-7.48(m, 10H), 7.81(s, 0.27H). 13C(CDCl3, TMS) δ 0.27, 21.53, 89.85, 91.66, 120.22, 128.01, 128.22, 128.32, 128.48, 128.96, 131.64, 138.38, 139.31, 140.83. 高分解能質量分析(HR-MS(EI+)): 化学式: C20H22Si 実験値質量: 290.1486 計算値質量: 290.1491。
【0125】
実施例1〜実施例9の結果及び反応の一般式を表1に示す。ただし、収率は、GC収率、括弧内は単離収率を示す。
【0126】
【表1】
【0127】
実施例10
cis-1,3,4,6-テトラフェニルヘキサ -3-エン-1,5-ジイン
ジルコノセンジクロライド (1.25 mmol, 0.365 g)のTHF溶液(6 mL)に、エチルグリニャール(EtMgBr) (2.5 mmol, 1.0 M THF溶液, 2.5 mL) を-78℃にて加え、同じ温度にて1時間攪拌した。反応混合物に、ジフェニルアセチレン(1 mmol)を加え、0 ℃まで昇温した。3時間攪拌後、1-フェニル-2-クロロアセチレン (0.14g, 1.0 mmol) を加え、反応混合物を50℃にて3時間攪拌した(条件A)。その後、1-フェニル-2-ブロモアセチレン (0.23g, 1.25 mmol)及びCuCl (0.01g, 0.1 mmol) を反応混合物に加え、50℃にて、更に3時間攪拌した(条件B)。反応混合物に3 N HClを加え、反応を終了させた。ヘキサンで抽出し、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た。単離収率63%。シス異性体をヘキサン/アセトン(5:1)溶液に15日間おいたところ、cis-trans異性化が起こり、純粋なトランス異性体が析出した。標題化合物のトランス異性体のX線結晶構造解析を図1に示す。
【0128】
cis-1,3,4,6-テトラフェニルヘキサ -3-エン-1,5-ジイン
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 7.19-7.22 (m, 6H), 7.29-7.34 (m, 10H), 7.53-7.56 (m, 4H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ 91.79, 96.85, 123.39, 127.83, 128.06, 128.37, 128.53, 129.22, 129.74, 131.67, 137.47. 元素分析. 計算値 C30H20: C, 94.70; H, 5.30. 実測値: C, 94.80; H, 5.32。
【0129】
trans-1,3,4,6-テトラフェニルヘキサ -3-エン-1,5-ジイン
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ7.24-7.30 (m, 10H), 7.37-7.41 (m, 2H), 7.44-7.48 (m, 4H), 7.97-7.99 (m, 4H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ 90.92, 98.55, 123.23, 127.84, 128.29, 128.30, 128.46, 128.62, 129.25, 131.41, 139.02 元素分析. 計算値 C30H20: C, 94.70; H, 5.30. 実測値: C, 94.81; H, 5.42。
【0130】
実施例11
cis-3,4-ジエチル -1,6-ジフェニルヘキサ -3-エン-1,5-ジイン
実施例10と同様の手順で行った。ただし、ジフェニルアセチレンの代わりに、ジエチルアセチレンを用いた。また条件Aとして、反応混合物を50℃にて6時間攪拌した。条件Bとして、反応混合物を50℃にて9時間攪拌した。
【0131】
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 1.20 (t, J=7.5 Hz, 6H), 2.36 (q, J=7.5 Hz, 4H), 7.27-7.30 (m, 6H), 7.48 -7.50 (m, 4H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ13.35, 25.23, 90.76, 94.30, 123.81, 128.02, 128.28, 130.22, 131.49. 高分解能質量分析計 計算値 C22H20 284.1574. 実測値 284.1565。
【0132】
実施例12
cis-3,4-ジブチル-1,6-ジフェニルヘキサ -3-エン-1,5-ジイン
実施例10と同様の手順で行った。ただし、ジフェニルアセチレンの代わりに、ジブチルアセチレンを用いた。また、1-フェニル-2-ブロモアセチレンの代わりに、1-フェニル-2-クロロアセチレンを用いた。
【0133】
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 0.96 (t, J=7.3 Hz, 6H), 1.37-1.46 (m, 4H), 1.60-1.66 (m, 4H), 2.35 (t, J=7.5 Hz, 4H), 7.24-7.32 (m, 6H), 7.47-7.50 (m, 4H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ 14.02, 22.43, 30.88, 31.71, 91.04, 94.03, 123.79, 127.96, 128.24, 129.37, 131.46. 元素分析. 計算値 C26H28: C, 91.71; H,8.29.実測値: C, 91.76; H, 8.41.。
【0134】
実施例13
cis-3,4-ジ(2-チエニル)-1,6-ジトリルヘキサ-3-エン-1,5-ジイン
実施例10と同様の手順で行った。ただし、ジフェニルアセチレンの代わりに、1,2-ジ(2-チエニル)アセチレンを用いた。また、1-フェニル-2-クロロアセチレンの代わりに、1-トリル-2-クロロアセチレンを用い、1-フェニル-2-ブロモアセチレンの代わりに、1-トリル-2-ブロモアセチレンを用いた。
【0135】
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 2.35 (s, 6H), 6.97 (dd, J=5.0, 4.0 Hz, 2H), 7.13 (d, J=8.0 Hz, 4H), 7.21-7.22 (m, 2H), 7.31-7.32 (m, 2H), 7.44 (d, J=8.0 Hz, 4H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ 21.55, 90.13, 97.37, 120.04, 121.83, 126.92, 127.87, 129.14, 129.24, 131.49, 138.87, 139.25. 元素分析. 計算値 C28H20S2: C, 79.96; H, 4.79; S, 15.25. 実測値: C, 79.94; H, 4.84; S, 15.39。
【0136】
実施例14
cis-3,4-ジフェニル-1,6-ジトリメチルシリルヘキサ-3-エン-1,5-ジイン
実施例10と同様の手順で行った。ただし、1-フェニル-2-クロロアセチレンの代わりに、1-トリメチルシリル-2-ブロモアセチレンを用い、1-フェニル-2-ブロモアセチレンの代わりに、1-トリメチルシリル-2-ブロモアセチレンを用いた。また、条件Bについては、反応混合物を50℃にて6時間攪拌した。
【0137】
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 0.15 (s, 18H), 7.02-7.14 (m, 10H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ 0.03, 102.43, 106.04, 127.75, 127.92, 129.66, 129.84, 137.15. 元素分析. 計算値 C24H28Si2: C, 77.55; H, 7.57. 実測値: C, 77.85; H, 7.40。
【0138】
実施例15
cis-1,3,4,-トリフェニル-6-トリメチルシリルヘキサ-3-エン-1,5-ジイン
実施例10と同様の手順で行った。ただし、1-フェニル-2-ブロモアセチレンの代わりに、1-トリメチルシリル-2-ブロモアセチレンを用いた。また、条件Bについては、反応混合物を50℃にて6時間攪拌した。
【0139】
1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 0.26 (s, 9H), 7.17-7.20 (m, 6H), 7.22 -7.27 (m, 4H), 7.33-7.34 (m, 3H), 7.52-7.54 (m, 2H). 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ -0.03, 91.55, 96.71, 102.30, 106.24, 123.28, 127.75, 137.83, 127.95, 128.02, 128.26, 128.50, 128.96, 129.63, 129.72, 130.14, 131.73, 137.12, 137.35. 元素分析. 計算値 C27H24Si: C, 86.12; H, 6.42. 実測値: C, 86.11; H, 6.31。
【0140】
実施例10〜実施例15の結果及び反応の一般式を表2に示す。ただし、収率は、単離収率を示す。
【0141】
【表2】
【0142】
【発明の効果】
本発明の方法により、立体化学、置換基の位置がコントロールされたエンイン誘導体及びスチレン誘導体を簡易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 trans-1,3,4,6-テトラフェニルヘキサ -3-エン-1,5-ジインの単結晶X線構造解析である。
Claims (5)
- 下記式(Ia)若しくは下記式(Ib)又はこれらの混合物で示されるエンイン誘導体の製造方法であって、
(式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;置換基を有していてもよいC1〜C40アルコキシ基;置換基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基又は置換基を有していてもよいシリル基であり、
ただし、R1及びR2は、互いに架橋してC4〜C10飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R5)−で示される基(式中、R5は水素原子又はC1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよく、R 4 は水素原子以外の基である。)
下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、
(式中、R1及びR2は、上記の意味を有する。Mは、チタン、ジルコニウムまたはハフニウムを示し;L1及びL2は、互いに独立し、同一または異なって、非局在化環状η 5 −配位系配位子を示し、ただし、L1及びL2は、架橋されていてもよい。)
下記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させ、反応混合物を得る工程と、
(式中、R3は、上記の意味を有する。Xは、ハロゲン原子である。)
次いで、前記反応混合物に、下記式(IV)で示される求電子試薬を反応させる工程と
R4―Y (IV)
(式中、R4は、上記の意味を有する。Yは、ハロゲン原子である。)を含むことを特徴とするエンイン誘導体の製造方法。 - 前記非局在化環状η5−配位系配位子が、メチルシクロペンタジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、イソプロピルシクロペンタジエニル基、n−ブチルシクロペンタジエニル基、t−ブチルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロペンタジエニル基、ジエチルシクロペンタジエニル基、ジイソプロピルシクロペンタジエニル基、ジ−t−ブチルシクロペンタジエニル基、テトラメチルシクロペンタジエニル基、インデニル基、2−メチルインデニル基、2−メチル−4−フェニルインデニル基、テトラヒドロインデニル基、ベンゾインデニル基、フルオレニル基、ベンゾフルオレニル基、テトラヒドロフルオレニル基またはオクタヒドロフルオレニル基である請求項1に記載のエンイン誘導体の製造方法。
- R4が、置換基を有していてもよいC2〜C40アルキニル基である請求項1または2に記載のエンイン誘導体の製造方法。
- 下記式(Ia)若しくは下記式(Ib)又はこれらの混合物で示されるエンイン誘導体の製造方法であって、
(式中、R 1 、R 2 及びR 3 は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;置換基を有していてもよいC 1 〜C 40 炭化水素基;置換基を有していてもよいC 1 〜C 40 アルコキシ基;置換基を有していてもよいC 6 〜C 40 アリールオキシ基;置換基を有していてもよいアミノ基;水酸基又は置換基を有していてもよいシリル基であり、
ただし、R 1 及びR 2 は、互いに架橋してC 4 〜C 10 飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N(R 5 )−で示される基(式中、R 5 は水素原子又はC 1 〜C 40 炭化水素基である。)で中断されていてもよく、かつ、置換基を有していてもよく、R 4 は水素原子である。)
下記式(II)で示されるメタラシクロペンテンと、
(式中、R 1 及びR 2 は、上記の意味を有する。Mは、チタン、ジルコニウムまたはハフニウムを示し;L 1 及びL 2 は、互いに独立し、同一または異なって、非局在化環状η 5 −配位系配位子を示し、ただし、L 1 及びL 2 は、架橋されていてもよい。)
下記式(III)で示されるアルキン誘導体とを反応させる工程
(式中、R 3 は、上記の意味を有する。Xは、ハロゲン原子、p−トルエンスルホニル基、トシラート基またはトリフルオロメタンスルホン酸エステルである。)を含むことを特徴とするエンイン誘導体の製造方法。 - 前記非局在化環状η5−配位系配位子が、メチルシクロペンタジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、イソプロピルシクロペンタジエニル基、n−ブチルシクロペンタジエニル基、t−ブチルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロペンタジエニル基、ジエチルシクロペンタジエニル基、ジイソプロピルシクロペンタジエニル基、ジ−t−ブチルシクロペンタジエニル基、テトラメチルシクロペンタジエニル基、インデニル基、2−メチルインデニル基、2−メチル−4−フェニルインデニル基、テトラヒドロインデニル基、ベンゾインデニル基、フルオレニル基、ベンゾフルオレニル基、テトラヒドロフルオレニル基またはオクタヒドロフルオレニル基である請求項4に記載のエンイン誘導体の製造方法。
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