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JP4079766B2 - デジタルテレビ放送受信機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビ放送受信機に関し、さらに具体的には、受信状態の悪化に起因する受信再生メディアの劣化を軽減する手段を備えるデジタルテレビ放送受信機に関する。ここに、受信再生メディアとは、当該受信機により受信され再生された映像、音声ならびにデータのことを意味する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルテレビ放送は、アナログ放送に比べて周波数利用効率が高く、受信メディアの高品質化や多チャンネル化が可能となる。しかしその高品質化に着目すると、上記受信状態によってはその高品質化を十分に維持できない場合がある。例えば、当該受信機が、車載用のデジタルテレビ放送受信機であるような場合である。
【0003】
車載用デジタルテレビ放送受信機(以下、単に受信機とも称す)においては、その車両の移動に伴って上記受信状態は時々刻々変化し、当該受信機により再生される映像、音声あるいはデータが劣化してしまうことがある。例えばその車両が、ビルや山などの電波遮蔽/反射物体に接近したり、その走行速度が変化したりする等の場合、放送局からの受信電波は急峻に変動したりあるいは瞬断を生じたりすることがある。
【0004】
なお、後述する本発明の受信機に関連する公知技術としては、下記特許文献1がある。この文献では、デジタルVTRの動作が再生中であって、静止機能状態である場合には、TS(トランスポートストリーム)信号を受信可能なとき、その静止機能状態の直前の画像をもって静止画とするものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−339684号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記デジタルテレビ放送受信機において、上記の受信状態が悪化した場合、特に映像および音声の劣化が突然現われることがある。この映像について見ると、例えば矩形の緑色をしたブロックノイズが複数、テレビ画面上に突然現われ、最悪は映像が全く見えなくなってしまう。また音声について見ると、突然爆音が聞こえる。
【0007】
このような現象は、これまでのアナログ放送の場合にはあり得ないことであって、ユーザーに高品質な映像、音声ならびにデータのサービスを提供することができないばかりでなく、ユーザーに不快感さえ与える、という問題がある。
【0008】
したがって本発明は、上記問題点に鑑み、受信状態の悪化時においても、ユーザーに不快感を与えることなく視聴可能なデジタルテレビ放送受信機を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明に係るデジタルテレビ放送受信機の基本構成図である。
【0010】
本発明のデジタルテレビ放送受信機1は、基本的に、アンテナ2からのデジタルテレビ放送波を入力信号(IN)とするRF/IF処理部3と、このRF/IF処理部3からの出力を復調し分離する復調/分離処理部4と、この復調/分離処理部4からの出力を復号処理するデコーダ部5と、を備えるデジタルテレビ放送受信機である。
【0011】
ここに本発明の特徴は、フリーズ(freeze)制御手段6を導入した点にある。具体的には、このフリーズ制御手段6は、入力信号INにエラーが含まれるときに、復調/分離処理部4から出力されるエラー信号ERまたは自ら検出したエラー信号ER′に基づいて、デコーダ部5の出力(OUT)から送出される映像信号および音声信号あるいはデータ信号のうちの少なくとも1つの信号を静止または停止させるためのフリーズ制御を行う機能を有する。
【0012】
このように、エラー信号ERをもとにして、映像信号、音声信号あるいはデータ信号のフリーズ制御をオンにすることにより、これらの信号を早期に静止または停止させることができる。つまり、既述のブロックノイズがテレビ画面上に現れるより前に、また、既述の爆音がオーディオ部から出力されるより前に、これらを静止または停止することができ、ユーザーに不快感を与えることが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る各種実施例を説明する。
【0014】
図2は本発明を適用した受信機1の第1の具体構成例を示す図であり、
図3は本発明を適用した受信機1の第2の具体構成例を示す図である。なお、全図を通じて同様の構成要素には同一の参照番号または記号を付して示す。
【0015】
まず図2を参照すると、図1のRF/IF処理部3の中核部分としてRF−ベースバンド処理部31を示す。該処理部3はこの他にチューナ部やフィルタ部も含むがこれらは図示省略する。
【0016】
次に図1の復調/分離処理部内4は、この図2の例において、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex )復調処理部41およびTS(Transport Stream)−DEMUX(demultiplex )処理部42として示している。OFDM復調処理部41を用いたのは、デジタルテレビ放送としてOFDM方式が主流となっているからであり、また、TS−DEMUX処理部42を用いたのは、そのデジタルテレビ放送信号の圧縮技術としてMPEG(Moving Picture Experts Group)−SYSTEM規格が主流となっているからである。
【0017】
さらに図1のデコーダ部5としては、この図2の例において、ビデオ・デコーダ51およびオーディオ・デコーダ52を示している。これらは、MPEGビデオ・デコーダでありまたMPEGオーディオ・デコーダである。
【0018】
これらデコーダ51および52の後段には、それぞれ、表示処理回路7およびD/Aコンバータ8が接続しており、ビデオ出力信号Svおよびオーディオ出力信号Saがディスプレイユニット(図示せず)に送出される。
【0019】
ここで本発明の特徴をなす図1のフリーズ制御手段6は、図2において、フリーズ制御部61として示している。
【0020】
受信機1全体として見ると、上記の回路部分(31,41,42,51,52,61)は、共通バス12を介して、CPU9によって統合制御される。そしてこの統合制御のために、ROM10やRAM11がCPU9に協働する。
【0021】
次に図3を参照すると、本図の構成は上記図2とほとんど同じである。相違する点は、フリーズ制御部61が、TS−DEMUX処理部42とデコーダ51,52との間に配置替えされた点である。この図3の構成は、本発明のいくつかの実施例で採用される(後述)。
【0022】
以上、受信機1全体の具体的な構成例について述べたので、以下に、本発明の特徴をなすフリーズ制御手段6(フリーズ制御部61)について詳しく説明する。
【0023】
〔第1の態様〕
フリーズ制御手段6の第1の態様においては、該手段6は、エラー信号ERの検出後、即座にフリーズ制御をオンにする。これをフローチャートで示す。
【0024】
図4はフリーズ制御手段6の第1の態様での動作を表すフローチャートである。
【0025】
本図において、
ステップS11:エラー信号ERを検出したか否か判定する。
【0026】
ステップS12:エラー信号ERを検出したならば(Yes)、フリーズ制御を即座にオンとする。
【0027】
ステップS13:エラー信号ERを検出しなければ(No)、オンになっていたフリーズ制御を即座にオフとする。
【0028】
ここでエラー信号ERについて見てみると、OFDM復調処理部41それ自身は既にLSIとして市販されており、このLSIの多数の出力ピンのうちある出力ピンから、入力信号INを構成する各パケット(トランスポートストリームTS)にエラーが含まれるときに、当該エラー信号ERが出力されるようになっている構成のものがある。このようなLSIを利用すると、エラー信号ERは容易に得られる。エラー信号ERが“H”に立上がったとき、または“L”に立下がったときをもって、上記エラー信号ERの検出とすればよい。
【0029】
〔第2の態様〕
次にフリーズ制御手段6の第2の態様としては、図4のステップS12(S13も)において、そのフリーズ制御を、映像信号や音声信号などの全てのメディアに対して区別なく実行することである。これをフローチャートで示す。
【0030】
図5はフリーズ制御手段6の第2の態様での動作を表すフローチャートである。
【0031】
本図において、
ステップS21:ステップS11(図4)に同じ。
【0032】
ステップS22:フリーズ制御オン時は、画面静止と音声ミュートとを同時に実行する。
【0033】
ステップS23:画面静止および音声ミュートとなっていたのを、同時に解除する。
【0034】
〔第3の態様〕
フリーズ制御手段の第3の態様としては、上記フリーズ制御のオン(必要ならばオフも)を、上述の第1および第2の態様のように即座には行わず、所定時間見極めてから行うようにする。エラー信号ERの発生の都度、即座にフリーズ制御をオンにすると、ユーザーには、頻繁に静止/停止した映像/音声が提供され、却って不快感を覚えることになる。
【0035】
そこでこの第3の態様では、フリーズ制御を実際にオンにするまでに、所定の時間待つことにする。具体的には、この第3の態様によるフリーズ制御手段6は、所定単位当たりエラー信号ER(ER′)の発生回数に基づいて、フリーズ制御を実行(オンまたはオフ)することを特徴とするものである。これにより、映像/音声の頻繁な静止/停止が回避され、ユーザーに対して、できる限り長く通常の映像と音声とを維持し続けることができる、という利点が得られる。その具体構成は図8に示す。
【0036】
次に、第4、第5および第6の態様について述べると、これらの態様によると、上記第3の態様による上述の利点に加えて、さらなる利点が得られる。
【0037】
〔第4態様〕
上記第1〜第3の態様においては、入力信号INの種別を問わずに一律にフリーズ制御を実行するようにしたが、第4の態様によるフリーズ制御手段6は、復調/分離処理部4内における復調処理後の復調信号を、映像信号、音声信号およびデータ信号に区分し、各該信号毎にそれぞれフリーズ制御を実行することを特徴とするものである。これにより、例えば映像信号のみが劣化しているのに、正常な音声信号に対してまでもフリーズ制御をオンにしてしまう、という不利が解消される。例えば、視聴しているテレビ番組が“コンサート”であるような場合、映像が劣化していればその映像のみを静止させることで、ユーザーはその音楽だけで、楽しむことができる。逆に例えば、視聴しているテレビ番組が“サッカー”であるような場合、音声が劣化していればその音声のみを停止(ミュート)させることで、そのサッカーの選手のプレーだけでも楽しむことができる。
【0038】
図6は第4の態様におけるフリーズ制御手段6の構成例を示す図である。なおこのフリーズ制御手段6は、詳細には、図2に示すフリーズ制御部61である。
【0039】
OFDM復調処理部41からの復調信号(トランスポートストリーム信号)は、まず、データバッファ62に一旦格納され、その後、分離(DEMUX)前処理部63に入力される。この処理部63では、該トランスポートストリーム(TS)信号に含まれるプログラムマップテーブル(PMT)を元に、映像信号(ビデオ部64)と音声信号(オーディオ部65)とデータ信号(データ放送部66)とに個別に分離する。なお上記のように分離(DEMUX)前処理と称したのは、元々ある既存のTS−DEMUX処理部42が本来行うべき処理の一部を、前もって行うからである。
【0040】
かくして個々に分離された映像信号、音声信号およびデータ信号は、それぞれに対応するデータ解析部67,68および69においてデータ解析される。このデータ解析により、フリーズ制御部61は自らエラー信号ER′を検出する。この検出方法の一例としてはCRC(巡回冗長検査)がある。
【0041】
ここでもしそのエラー信号ER′が検出されると、フリーズON/OFF制御部70は、フリーズ制御を実行する。すなわちフリーズ制御をオンにする。もしそのエラー信号ER′が検出されなくなったら、そのオンにしていたフリーズ制御をオフにする。このフリーズ制御は、デコーダ部5(図1)すなわちTS−DEMUX処理部42に対して直接行っても良いし、あるいは、CPU9および共通バス12を介して該処理部42へのコマンドとして行っても良い。
【0042】
〔第5の態様〕
上記第4の態様においては、フリーズ制御部61内に分離(DEMUX)前処理部63を導入したが、この第5の態様では、その分離前処理を本来のTS−DEMUX処理部42に委ねることにする。したがってこの第5の態様でのフリーズ制御部61は、図3(図2ではなく)のように配置されることになる。
【0043】
結局、第5の態様でのフリーズ制御手段6は、復調/分離処理部4内における分離(DEMUX)処理後の映像信号、音声信号およびデータ信号毎にそれぞれ、フリーズ制御を実行することになる。この第5の態様によれば、上記第4の態様に比べて、当然、フリーズ制御部61の構成が簡単になる、という利点が得られる。
【0044】
〔第6の態様〕
上記第4および第5の態様では、映像音声およびデータの各信号毎にフリーズ制御を行ったが、この第6の態様では、階層毎に区分してフリーズ制御を実行する。周知のとおり、各階層毎に種々の番組を提供することができる。
【0045】
図7は第6の態様でのフリーズ制御手段6の構成例を示す図である。
【0046】
このフリーズ制御手段6は、図2におけるフリーズ制御部61に相当する。この図7において、上記図6と同様の構成要素には同一の参照番号を付して示す。
【0047】
したがって図7で新しく示すのは、エラーカウント部72,73および74と、A階層部75、B階層部76およびC階層部77と、カウンター78である。カウンター78は、各階層毎の、パケット数をカウントする。すなわち、A階層が何パケット入力されたか、B階層が何パケット入力されたかを個々にみていく。
【0048】
エラーカウント部72,73および74は、それぞれ、OFDM復調部41から階層毎(A,BおよびC)に出力されるエラー信号を入力として、それぞれのエラーカウントを行う。
【0049】
なお、A,B,Cの各階層部75〜77は、元々TS−DEMUX処理部42に内蔵されているものである。
【0050】
結局、第6の態様でのフリーズ制御手段6は、入力信号INが複数の階層を含むとき、復調/分離処理部4内における復調処理後の信号を、各該階層毎に区分してそれぞれに対してフリーズ制御を実行することになる。
【0051】
〔実施例1〕
前述した第3の態様によると、フリーズ制御手段6は、所定単位当たりのエラー信号ER(ER′)の発生回数に基づいて、フリーズ制御を実行(オンまたはオフ)する。
【0052】
これを実現するために、実施例1によるフリーズ制御手段6(61)は、入力信号INが一連のパケットから構成されるとき、上記の所定単位を規定するために、順次到来するそのパケットの数をカウントするパケットカウンター(80)を有する。
【0053】
またそのフリーズ制御手段6(61)は、パケット毎にエラー信号ERの有無を検出して、このエラー信号ERの数をカウントするエラーカウンター(81)を有する。
【0054】
図8は本発明による実施例1の構成を示す図である。
【0055】
OFDM復調処理部41(図2)からの復調信号はパケットカウンター80に入力され、該処理部41からのエラー信号ERはエラーカウンター81に入力される。
【0056】
パケットカウンター80は、各パケットの最初を示すOFDM復調処理部41からの信号線、例えばTS・SYNCラインに接続するようにしても良いし、あるいは1パケット(例えば204バイトからなる)のヘッダーを示すコード(例えば0x47)を検出するようにしても良い。
【0057】
一方、エラーカウンター81は、エラー信号ERの立ち上がり(または立ち下がり)等を検出して、エラーカウント値をカウントアップする。
【0058】
かくして、例えば10パケット毎に該エラーカウント値を見て、このエラーカウント値が例えば2を超えたら初めてフリーズ制御をオンにする。
【0059】
〔実施例2〕
上記実施例1(図8)によると、フリーズ制御がオフからオンに変わる時間もフリーズ制御がオンからオフに変わる時間も全く同じである。
【0060】
そうすると、受信状態は悪化しつつも、きれいな映像や音声をなるべく長くユーザーに提供したいといった制御や、受信状態が良好になったら即座にきれいな映像や音声をユーザーに提供したいといったきめ細かい制御ができない。
【0061】
そこでそのようなきめ細かい制御を実現するのが実施例2である。
【0062】
すなわち実施例2によるフリーズ制御手段6(61)は、上記のパケットカウンター80として、フリーズ制御がオンであるときと、オフであるときと、にそれぞれ対応させた、オン時パケットカウンター(83)およびオフ時パケットカウンター(84)とを設ける。
【0063】
また実施例2によるフリーズ制御手段6(61)は、上記のエラーカウンター81として、フリーズ制御がオンであるときと、オフであるときと、にそれぞれ対応させた、オン時エラーカウンター(85)およびオフ時エラーカウンター(86)とを設ける。これらを図9に示す。
【0064】
図9は本発明による実施例2の構成を示す図である。
【0065】
本図に、上述のオン時/オフ時パケットカウンター83および84が示され、また上述のオン時/オフ時エラーカウンター85および86が示される。70は、図6と図7に示すフリーズON/OFF制御部である。この制御部70が、オン状態にあるかオフ状態にあるか、に応じて図中のスイッチ87および88の各接点をそれぞれ上下に切り替える。
【0066】
上述したオン時/オフ時パケットカウンター(83,84)およびオン時/オフ時エラーカウンター(85,86)の各カウント値を用いたフリーズ制御動作についてさらに具体的に説明する。ただし、これらオン時/オフ時のパケットカウンターおよびオン時/オフ時のエラーカウンターの4カウンター全てに着目すると説明が煩雑になってしまうので、それぞれパケットカウンター80とエラーカウンター81の2カウンターに代表して以下の説明を行う。
【0067】
〔実施例3〕
図10は本発明による実施例3の構成を示す図である。
【0068】
本図において新たな構成要素は、パケットカウンターセット値保持部90である。該保持部90に予め保持されたセット値とパケットカウンター80のカウント値とを比較し、その比較結果により、カウンター80および81のカウント値をクリアーする。
【0069】
図11は本発明による実施例3(図10)の動作を示すフローチャートである。
【0070】
パケットカウンター80は、そのカウント値がある一定値(パケットカウンターセット値)を超えたときに(ステップS31のYes)、カウンターのクリアを行い(S32)、次に到来するパケットのカウントを新たに開始する。
【0071】
また、パケットカウンター80のカウント値が上記のある一定値を超えたときに(S31のYes)、エラーカウンター81のクリアを行い(S32)、次に到来するエラー信号ERにより、エラーカウンター81のカウントを新たに開始する。
【0072】
なおステップS31の判断がNoであれば、カウンターのクリアーは行わず、現在のカウント値をそのまま維持する(S33)。
【0073】
例えば、連続10パケットまで、検出したエラー信号ERは2未満であるという状況ならば、どちらのカウンター(80,81)も初期状態に戻す。
【0074】
〔実施例4〕
図12は本発明による実施例4の構成を示す図である。
【0075】
本図において、新たな構成要素はエラーカウンターセット値保持部91である。該保持部91に予め保持されたセット値とエラーカウンター81のカウント値とを比較し、その比較結果により、カウンター80および81のカウント値をクリアーする。
【0076】
図13は本発明による実施例3(図12)の動作を示すフローチャートである。
【0077】
エラーカウンター81のカウント値がある一定値(エラーカウンターセット値)を超えたときに(ステップS41のYes)、パケットカウンター80のクリアを行い(S42)、次に到来するパケットにより、パケットカウンター80のカウントを新たに開始する。
【0078】
また、エラーカウンター81のカウント値が上記のある一定値を超えたときに(S41のYes)、エラーカウンター81のクリアを行い(S42)、次に到来するエラー信号ERにより、エラーカウンター81のカウントを新たに開始する。
【0079】
なお、ステップS43は、上記図11のステップS33と同様である。
【0080】
例えばパケットカウンター80のパケットカウンターセット値が20で、エラーカウンター81のエラーカウンターセット値が10であるものとする。この場合、エラーカウンター81の方がパケットカウンター80よりも先にそのセット値(10)に達してしまったとすると、パケットカウンター80のカウント値は最早それ以上カウントアップする意味がなくなるので、その時点でパケットカウンター80を即座にクリアーしてしまう。
【0081】
本実施例4において、エラー信号ERを検出したときの動作を説明する。
【0082】
図14は実施例4におけるエラー信号検出時の動作を示すフローチャートである。
【0083】
本図において、ステップS51は既述のS41と同じである。
【0084】
このステップS51の判断がYesであれば、エラーカウント値がセット値を超えてしまったのでこれを再び0に戻す(S55のクリアー)。
【0085】
一方、ステップS51の判断がNoであるときは、エラー信号ERの有無を検出する(S52)。ここで「エラー信号検出」とは、既述のように、エラー信号の立ち上がり(または立ち下がり)を検出することを意味する。
【0086】
そのエラー信号が検出されたならば(ステップS52のYes)、エラーカウンター81におけるカウント値をさらに+1する(S53)。
【0087】
一方、そのエラー信号が検出されないならば、エラーカウンター81におけるカウント値を現状のまま保持する(S54)。すなわち、エラー信号が到来しないときは、パケットカウンターのカウント値がある一定値を超えるまで、エラーカウンターのカウント値をそのまま保持する。
【0088】
結局、エラーカウンター81のカウント値がある一定値を超える前は、フリーズ制御の状態を保持し、エラーカウンター81のカウント値がある一定値を超えたときに、フリーズ制御を実行する。この様子を図に示すと、図15および図16のようになる。
【0089】
図15は図12にフリーズON/OFF制御部70を組み入れた構成を示す図であり、
図16は図15の構成における動作を示すフローチャートである。
【0090】
まず図15を参照すると、エラーカウンター81の出力を受けるフリーズON/OFF制御部70(図6、図7、図9参照)が設けられ、該制御部70により、デコーダ側またはCPU9側にフリーズ制御のオン/オフコマンドが与えられる。
【0091】
図16を参照すると、ステップS61は既述のS41と同じであり、その判断がYesのときは、フリーズ制御オンとなる。逆にその判断がNoのときは、フリーズ制御状態(オンもしくはオフ)をそのまま保持する。
【0092】
次に、オンになっていたフリーズ制御をオフにする場合について説明する。すなわち「フリーズ制御解除」である。
【0093】
基本的には、フリーズ制御手段6は、エラー信号ER(ER′)を検出しないときは、オンになっているフリーズ制御をオフにする。
【0094】
この場合、フリーズ制御手段6は、オンになっている上記のフリーズ制御を即座にオフにすることができる。この様子は、前述した図4におけるステップS11→S13に相当し、即座にフリーズ制御オフに移行する。
【0095】
〔実施例5〕
フリーズ制御を解除する場合においても、フリーズ制御手段6は、既述した所定単位を規定するために、順次到来するそのパケットの数をカウントするパケットカウンター80を有すると共に、そのパケット毎にエラー信号ER(ER′)の有無を検出して、そのエラー信号の数をカウントするエラーカウンター81を有する。
【0096】
図17は本発明による実施例5の構成を示す図である。
【0097】
図18は本発明による実施例5(図17)の動作を示すフローチャートである。
【0098】
図18を参照すると、パケットカウンター80のカウント値がある一定値(パケットカウンターセット値)以上になっていて(ステップS71のYes)、しかもエラーカウンター81のカウント値がある一定値(エラーカウンターセット値)以上になったならば、既述のようにフリーズ制御をオンとする(S73)。
【0099】
一方、パケットカウンター80のカウント値が上記のある一定値以上になっていながら(ステップS71のYes)、エラーカウンター81のカウント値の方は上記のある一定値未満ならば、フリーズ制御はオフとする(S74)。
【0100】
すなわちフリーズ制御の解除については、パケットカウンター80のカウント値がある一定値を超えても、エラーカウンター81のカウント値がある一定値を超えないときには、オンになっているフリーズ制御をオフにする。
【0101】
〔実施例6〕
実施例6は、パケット内に表示遅延情報が含まれているとき、その遅延時間分だけ遅延して、フリーズ制御を実行することを特徴とするものである。
【0102】
具体的には上記の表示遅延情報は、PTSあるいはDTSである。
【0103】
例えばMPEG−SYSTEM規格によれば、トランスポートストリームTS内にPTSやDTSが定義されている。PTSはPresentation Time Stamp、いわゆる再生出力時刻管理情報であり、DSTはDecode Time Stamp、いわゆる復号時刻管理情報である。これらPTSやDTSは、映像信号の表示を所定時間遅延すべきことを受信機に対して指示する表示遅延情報である。
【0104】
このような表示遅延情報を考慮すると、フリーズ制御を実行する際(オン→オフまたはオフ→オン)、そのオン/オフ切り替えタイミングを遅らせた方が好ましい。このことをタイムチャートを用いて説明する。
【0105】
図19は実施例6におけるフリーズ制御オン/オフのタイミングを示す図であり、
図20は本発明による実施例6の構成を示す図である。
【0106】
まず図19を参照すると、1)は受信機1内の基本クロックCLKであり、これをベースにタイミング制御が行われる。
【0107】
2)はフリーズ制御のオンからオフへの切り替わりタイミングを示し、5)はその逆の切り替わりタイミングを示す。
【0108】
ここで注目すべき点は、2)において、オン→オフの切り替わりタイミングが、本来ならば図中のaのタイミングで発生していることである。また5)においても、本来ならば図中のbのタイミングで、オフ→オンの切り替わりが発生していることである。
【0109】
しかし実施例6では、それら本来のオン→オフおよびオフ→オンの切り替えを、4)に示すPTS/DTS遅延時間分だけ意図的に遅らせる。
【0110】
このようにした効果は同図中の3)と6)に表されている。まず3)に注目すると、ユーザーに対して、本来ならば、aの時点から汚ない画面(ハッチング)が提供されていたところ、実施例6によればa′以降のきれいな画面のみを提供できることになる。
【0111】
次に6)に着目すると、表示遅延があるため、本来ならbの時点では汚ないのがユーザーにはきれいにみえる。よって、表示遅延を利用して、長時間(b′の時点まで)、きれいな映像を提供し続けることができる。
【0112】
次に図20を参照すると、分離(DEMUX)前処理部93において、トランスポートストリームTS内から上記のPTSやDSTを抽出し、その遅延時間分だけ、フリーズON/OFF制御部70内での切り替えタイミング制御を遅らせる。
【0113】
〔実施例7〕
上記実施例6での表示遅延情報(PTS/DTS)に代えて、ある一定時間経過してから、フリーズ制御を実行するようにしたのが、この実施例7である。
【0114】
図21は実施例6での図19に相当する。4)において「PTS/DTD遅延時間」を「一定時間」に変更しただけである。
【0115】
また実施例7の構成も実施例6の場合(図20)とほとんど変わらない。ただし実施例7では、図20中のPTS/DTSに代えて、フリーズON/OFF制御部70内に上記一定時間を設定するためのソフトタイマー(あるいはハードタイマー)を設ける必要がある。
【0116】
上記実施例6および7は、フリーズ制御を即座に行う態様以外の全ての態様に適用できる。
【0117】
〔実施例8〕
以上の説明では、図1〜図3において、(i)エラー信号はOFDM復調処理部4から出力されるもの(ER)、(ii)エラー信号はフリーズ制御手段6自らが検出するもの(ER′)としてきたが、そのエラー信号としてさらに(iii )デコーダ部5が出力するもの(ER″)もある。本実施例8はその(iii )に相当する。
【0118】
すなわち、実施例8のフリーズ制御手段6(61)は、デコーダ部5(51,52)の制御端子から出力されるエラー表示信号ER″1またはこのデコーダ部5(51,52)の内部レジスタに書き込まれるエラー表示信号ER″2を検出しないとき、オンになっているフリーズ制御をオフにするものである。
【0119】
同様にフリーズ制御手段6(61)は、デコーダ部(51,52)の制御端子から出力されるエラー表示信号ER″2またはこのデコーダ部5(51,52)の内部レジスタに書き込まれるエラー表示信号を検出したとき、フリーズ制御をオンにするものである。
【0120】
図22は実施例8における第1の形態の動作を示すフローチャートであり、
図23は実施例8における第2の形態の動作を示すフローチャートである。
【0121】
まず図22を参照すると、デコーダ51,52からの既存のエラー信号ER″1が「エラー表示あり」の状態か否か、例えばCPU9が判断し「あり」ならば(ステップS81のYes)、フリーズ制御をオンにし(S82)、「なし」ならば(S81のNo)、オンになっていたフリーズ制御をオフにする。
【0122】
次に図23を参照すると、デコーダ51,52の内部にある既存のエラー表示レジスタに例えばCPU9がアクセスし(ステップS91)、そのエラー表示レジスタ内のレジスタ値が、「エラーあり」を示す値(ER″2)か否か例えばCPU9が判断し「エラーあり」ならば(S92のYes)、フリーズ制御をオンにし(S93)、「エラーなし」ならば(S92のNo)、オンになっていたフリーズ制御をオフにする。
【0123】
〔実施例9〕
図2や図3に示すように、デジタルテレビ放送受信機1内には、少なくともフリーズ制御手段6を制御することのできるCPU9を備えている。フリーズ制御手段6はこのCPU9からの制御信号に応じて、フリーズ制御を実行することができる。これが実施例9である。
【0124】
この場合、CPU9から直接フリーズ制御のオン/オフを指示すコマンドを出力することもできるし(第1の形態)、
CPU9によるフリーズ制御のオン/オフが必要か否かのフリーズ制御判定情報を、CPU9内に設けたフリーズ制御レジスタまたはフリーズ制御手段6内に設けたフリーズ制御レジスタに書き込み、これをフリーズ制御手段6が自ら読みに行くこともできる(第2の形態)。
【0125】
図24はその第1の形態の動作を示すフローチャートであり、
図25はその第2の形態の動作を示すフローチャートである。
【0126】
まず図24を参照すると、CPU9からの制御信号(フリーズオン/オフ・コマンド)は、フリーズオンを示しているか否かフリーズ制御手段6(61)が判断し「オン」ならば(S101のYes)、フリーズ制御をオンにし(S102)、「オフ」ならば(S101のNo)、これをオフにする(S103)。
【0127】
次に図25を参照すると、CPU9内のフリーズ制御レジスタまたはフリーズ制御手段6(61)内のフリーズ制御レジスタにアクセスし、そこに書き込まれた上記フリーズ制御判定情報を読み取り、その判定に従って、フリーズ制御をオンにし(S113)、またはオフにする(S114)。
【0128】
〔実施例10〕
実施例10におけるフリーズ制御手段6(61)は、復調/分離処理部4(41,42)からデコーダ部5(51,52)への入力信号INの供給または停止を行うことにより、フリーズ制御を実行するものである。
【0129】
図26、図27および図28は、実施例10の第1、第2および第3の形態をそれぞれ示す。
【0130】
まず図26を参照すると、前述のデータバッファ62に格納された復調信号を、フリーズON/OFF制御部70の出力によって、出力制御部94を介し、デコーダ部5へ送出または非送出とする。
【0131】
図27を参照すると、前出の分離(DEMUX)前処理部63において、復調信号を前出のTS−DEMUX処理部42へ、フリーズON/OFF制御部70を介し、送出しまたは非送出とする。この場合、ビデオ・デコーダおよびオーディオ・デコーダに対して個別に送出または非送出とすることができる。
【0132】
図28を参照すると、この第3の形態は、第1の形態(図26)と第2の形態(図27)とを組み合わせたものに相当する。
【0133】
図29および図30は、上記第2の形態(図27)および上記第3の形態(図28)をさらに具体的に示す図である。
【0134】
〔実施例11〕
実施例11によるフリーズ制御手段6(61)は、フリーズ制御を実行するか否かの判定基準を、映像信号の種類に応じて変化させるものである。
【0135】
またフリーズ制御手段6(61)は、フリーズ制御を実行するか否かの判定基準を、音声信号の種類に応じて変化させるものである。
【0136】
さらに映像信号の種類と音声信号の種類に応じて、上記の各判定基準を同時に変化させても良い。
【0137】
上記の映像および音声の種類を判断するには、トランスポートストリームTSの中にある映像・音声種類判別データを用いて(例えば、PSI(program Specific Information/SI (Service Information )等)判断する。パケットカウンターセット値および、エラーカウンターセット値は、フリーズ制御部61内で保持する他、CPUからセット値を送るという方法等がある。映像の種類とは、静止画、動きの遅い動画、動きの速い動画等である。もし、TSの映像・音声種類判別データが、野球、ニュース、レース等のジャンルならば、どの映像種類として区別するか、予め決定しておく必要がある。
【0138】
例えば、ニュースならば多少画面が乱れても構わないが、レースならばなるべく早目にフリーズ制御をオン/オフした方が良いことに着目したものである。
【0139】
またフリーズ制御手段6(61)は、フリーズ制御を実行するか否かの判定基準を、外部(ユーザー)からの指示に応じて設定することもできる。
【0140】
図31は実施例11においてユーザーからの指示を行う一例を示す図である。
【0141】
本図中のMはディスプレイ上のマーカーである。
【0142】
フリーズ制御をちょっとの画像乱れに対しても行う(早く行う。感度大)、あるいは少々の画像乱れに対しては行なわない(遅く行う。感度小)といった、フリーズ制御のレベル調整をユーザーができるよう、GUIにて実現する。フリーズ制御レベルの調整には、パケットカウンターセット値、エラーカウンターセット値を、上記の判定基準として、使用する。例えば、同じエラー数なら、パケットカウンターセット値が小さければ、感度大に、パケットカウンターセット値が大きければ、感度小になる。一方、同じパケットカウンターセット値なら、エラーカウンターセット値が小さければ、感度大に、エラーカウンターセット値が大きければ、感度小になる。
【0143】
なお、GUIに応じたパケットカウンターセット値および、エラーカウンターセット値は、フリーズ制御部61内で保持する他、CPU9から上記のセット値を送るという方法等がある。
【0144】
さらにまた、ユーザーは好みに応じてフリーズ制御をするか/しないか(自然のまま)を選択できるようにしても良い。
【0145】
図32はそのための他の一例を示す図である。本図の例では、フリーズ制御を行うべきことが指示されている。
【0146】
〔実施例12〕
実施例12の第1の形態においては、CPU9に入力される外部からの指示信号により、フリーズ制御手段を活性または非活性にする。
【0147】
図33はこの第1の形態の一例を示す図である。
【0148】
この第1の形態では、CPU9の内部のレジスタに、「フリーズ制御をしない」と書き込まれているときは、フリーズ制御部61は、パケットカウンター80とエラーカウンター81のカウント動作を停止する。
【0149】
実施例12の第2の形態においては、フリーズON/OFF制御部からの出力と、CPU9への上記指示信号との論理演算により、フリーズ制御をオンあるいはオフにする。
【0150】
図34の(a)はこの第2の形態の一例を示し、(b)はその要部のタイミングチャートを示す図である。
【0151】
上記の論理演算は、論理演算部95において行われる。フリーズON/OFF制御部70が「フリーズON」であっても(1)、外部フリーズ制御状態Rが「制御OFF」ならば(2)、論理演算部95の出力は“L”となる(3)。一方、制御部70が「フリーズOFF」のときは(1)、制御状態Rが「制御ON」になっても(2)、演算部95の出力は“L”のままである(3)。
【0152】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、デジタルテレビ放送受信機において、受信状態の悪化に伴って、突然画面が見えなくなるとか、突然爆音が聞こえる、といった状況をなるべくユーザーに与えないようにして、快く高品質のメディアをサービスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルテレビ放送受信機の基本構成図である。
【図2】本発明を適用した受信機1の第1の具体構成例を示す図である。
【図3】本発明を適用した受信機1の第2の具体構成例を示す図である。
【図4】フリーズ制御手段6の第1の態様での動作を示すタイムチャートである。
【図5】フリーズ制御手段6の第2の態様での動作を示すタイムチャートである。
【図6】第4の態様でのフリーズ制御手段6の構成例を示す図である。
【図7】第6の態様でのフリーズ制御手段6の構成例を示す図である。
【図8】本発明による実施例1の構成を示す図である。
【図9】本発明による実施例2の構成を示す図である。
【図10】本発明による実施例3の構成を示す図である。
【図11】本発明による実施例3の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明による実施例4の構成を示す図である。
【図13】本発明による実施例4の動作を示すフローチャートである。
【図14】実施例4におけるエラー信号検出時の動作を示すフローチャートである。
【図15】図12にフリーズON/OFF制御部70を組み入れた構成を示す図である。
【図16】図15の構成における動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明による実施例5の構成を示す図である。
【図18】本発明による実施例5の動作を示すフローチャートである。
【図19】実施例6におけるフリーズオン/オフのタイミングを示す図である。
【図20】本発明による実施例5の構成を示す図である。
【図21】本発明による実施例7におけるフリーズオン/オフのタイミングを示す図である。
【図22】本発明による実施例8における第1の形態の動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明による実施例8における第2の形態の動作を示すフローチャートである。
【図24】本発明による実施例9における第1の形態の動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明による実施例9における第2の形態の動作を示すフローチャートである。
【図26】本発明による実施例10における第1の形態を示す図である。
【図27】本発明による実施例10における第2の形態を示す図である。
【図28】本発明による実施例10における第3の形態を示す図である。
【図29】第2の形態(図27)をさらに具体的に示す図である。
【図30】第3の形態(図28)をさらに具体的に示す図である。
【図31】本発明による実施例11におけるユーザー指示の一例を示す図である。
【図32】本発明による実施例11におけるユーザー指示の他の一例を示す図である。
【図33】本発明による実施例12における第1の形態を示す図である。
【図34】(a)は本発明による実施例12における第2の形態を示し、(b)はその要部のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…デジタルテレビ放送受信機
2…アンテナ
3…RF/IF処理部
4…復調/分離処理部
5…デコーダ部
6…フリーズ制御部
9…CPU
31…RF−ベースバンド処理部
41…OFDM復調処理部
42…TS−DEMUX処理部
51…ビデオ・デコーダ
52…オーディオ・デコーダ
61…フリーズ制御部
70…フリーズON/OFF制御部
80…パケットカウンター
81…エラーカウンター
83…オン時パケットカウンター
84…オフ時パケットカウンター
85…オン時エラーカウンター
86…オフ時エラーカウンター
90…パケットカウンターセット値保持部
91…エラーカウンターセット値保持部
95…論理演算部

Claims (23)

  1. デジタルテレビ放送波を入力信号とするRF/IF処理部と、該RF/IF処理部からの出力を復調し分離する復調/分離処理部と、該復調/分離処理部からの出力を復号処理するデコーダ部と、を備えるデジタルテレビ放送受信機において、
    一連のパケットから構成される前記入力信号のエラー状況に応じて発生するエラー信号に基づいて、前記デコーダ部から送出される映像信号および音声信号あるいはデータ信号のうちの少なくとも1つの信号を静止または停止させるためのフリーズ制御を行うフリーズ制御手段をさらに含み、
    ここに前記フリーズ制御手段は、前記入力信号が複数の階層から構成されるとき、前記復調/分離処理部内における復調処理後の信号を、各該階層毎に区分すると共に、各該階層毎に入力されるパケットの数およびエラー信号の数をカウントしてそれぞれの階層に対して前記フリーズ制御を実行することを特徴とするデジタルテレビ放送受信機。
  2. 前記フリーズ制御手段は、前記復調/分離処理部内における復調処理後の信号を、前記映像信号、音声信号およびデータ信号に区分して各該信号毎にそれぞれ前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  3. 前記フリーズ制御手段は、前記復調/分離処理部内における分離処理後の前記映像信号、音声信号およびデータ信号毎にそれぞれ、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  4. 前記フリーズ制御手段は、所定単位当たりの前記エラー信号の発生回数に基づいて、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  5. 前記フリーズ制御手段は、前記所定単位を規定するために、順次到来するパケットの数をカウントするパケットカウンターを有することを特徴とする請求項4に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  6. 前記フリーズ制御手段は、該パケット毎に前記エラー信号の有無を検出して、該エラー信号の数をカウントするエラーカウンターを有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  7. 前記パケットカウンターは、そのカウント値がある一定値を超えたときにカウンターのクリアを行い、次に到来するパケットのカウントを新たに開始することを特徴とする請求項5に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  8. 前記エラー信号が到来しないときは、前記パケットカウンターのカウント値がある一定値を超えるまで、前記エラーカウンターのカウント値をそのまま保持することを特徴とする請求項6に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  9. 前記エラーカウンターのカウント値がある一定値を超える前は、前記フリーズ制御の状態を保持し、前記エラーカウンターのカウント値がある一定値を超えたときに、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項6に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  10. 前記フリーズ制御手段は、前記エラー信号を検出しないときは、オンになっている前記フリーズ制御をオフにすることを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  11. 前記フリーズ制御手段は、前記所定単位を規定するために、順次到来するそのパケットの数をカウントするパケットカウンターを有すると共に、該パケット毎に前記エラー信号の有無を検出して、該エラー信号の数をカウントするエラーカウンターを有することを特徴とする請求項4に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  12. 前記パケットカウンターのカウント値がある一定値を超えても、前記エラーカウンターのカウント値がある一定値を超えないときは、オンになっている前記フリーズ制御をオフにすることを特徴とする請求項11に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  13. 前記パケット内に表示遅延情報が含まれているとき、その遅延時間分だけ遅延して、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項10又は12に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  14. 前記表示遅延情報は、PTSあるいはDTSであることを特徴とする請求項13に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  15. 前記表示遅延情報に代えて、ある一定時間経過してから、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項13に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  16. 前記フリーズ制御手段は、前記デコーダ部の制御端子から出力されるエラー表示信号または該デコーダ部の内部レジスタに書き込まれるエラー表示信号を検出しないとき、オンになっている前記フリーズ制御をオフにすることを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  17. 前記パケット内に表示遅延情報が含まれているとき、その遅延時間分だけ遅延して、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  18. 前記フリーズ制御手段は、前記デコーダ部の制御端子から出力されるエラー表示信号または該デコーダ部の内部レジスタに書き込まれるエラー表示信号を検出したとき、前記フリーズ制御をオンにすることを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  19. 前記デジタルテレビ放送受信機内の少なくとも前記フリーズ制御手段を制御するCPUを備え、該フリーズ制御手段は該CPUからの制御信号に応じて、前記フリーズ制御を実行すると共に、該CPUに入力される外部からの指示信号により、該フリーズ制御手段を活性または非活性にすることを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  20. 前記フリーズ制御手段は、前記復調/分離処理部から前記デコーダ部への前記入力信号の供給または停止を行うことにより、前記フリーズ制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  21. 前記フリーズ制御手段は、前記フリーズ制御を実行するか否かの判定基準を、前記映像信号の種類に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  22. 前記フリーズ制御手段は、前記フリーズ制御を実行するか否かの判定基準を、前記音声信号の種類に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載のデジタルテレビ放送受信機。
  23. 前記CPUからの前記制御信号と、前記CPUへの前記指示信号との論理演算により、前記の活性または非活性を決定することを特徴とする請求項19に記載のデジタルテレビ放送受信機。
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