JP4085407B2 - スタート部材と壁構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、壁下地に建築用パネルを複数連続施工する、施工開始部に使用する、スタート部材と壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、施工開始部に使用する、スタート部材には、特開平10−159299号公報に示す、次の様な技術が知られている。
a.被施工面に対して外装建材を順次に下側から上側に取り付け施工するに際して、
イ.該外装建材は、薄肉の金属製の表皮材の裏側に、ポリウレタン発泡体等の軽量の裏打材を固着し、更にアルミライナー紙等の裏面材を固着し、
ロ.該外装建材の下端部には、前側と後側との、下向きの突出部から成る嵌合凹溝が形成され
b.最下段の外装建材の下端部を上下方向に位置決めし、支持するスタータ金具を水切金具に取り付けるための取付構造であって
c.前記スタータ金具として、金属板材をU字状に曲げ加工して成り、下端部に該金属板材を上向きに曲げ返して成る支持部を備えて
イ.該支持部を、該外装建材の下端部の前側と後側の下向きの突出部との間に嵌合状態に係合させ、
ロ.スタータ金具の支持部に対して、表皮材をコの字形に折り曲げて、それを裏面材により塞ぎポリウレタン発泡体等を充填して成る、該外装建材の後側の下向きの突出部を、ほぼ厚さ方向に一杯に嵌め込むことで、
ハ.以て該下端部の嵌合凹溝の奥側を、該支持部により支持する形態のものを用いる一方、
d.前記水切金具として、金属板材を曲げ加工して成るものを用いるとともに、
イ.該水切金具には上下方向中間部分の所定部位を前方に水平に折り曲げ加工して成る水平な支持段部を形成し、
e.該支持段部上に前記支持部を載置した状態で該スタータ金具を該水切金具に対し位置決め状態で取り付けたスタータ金具の取付構造。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術には、次の問題がある。
a.建築用パネルの嵌合溝の奥壁を、スタート部材の嵌合片により支持する形態のものを用いるため、高さ方向に位置決めは可能であるが、
b.厚さ方向には、位置決め出来ずに、
c.特開平10−159299号公報の例では、スタータ部材の嵌合凹の隙間に対して、ほぼ一杯な厚みの建築用パネルの差込片を、嵌め込むことで、位置決めしているが、
d.この様な建築用パネルと、その部材は一般に、長尺品であり、その成形のバラツキや曲がり等は避けられず、
e.次のような嵌合不良の原因になり、
イ.差し込み困難や、
ロ.左右により嵌合状態のバラツキの発生等、
f.建築用パネルの差込片を薄くすると、
イ.厚さ方向には、位置決め出来ずに、施工後にガタツキが発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明によるスタート部材は、建築用パネルの差込溝の最奥と、その差込片の先端との、前面基部に平行な方向の距離が、スタート部材の、嵌合片の長さの取付片方向の距離以上で、嵌合片と嵌合底とを合わせた、取付片方向の距離以下であり、壁面の厚さ方向の厚さ位置決め機能を持つスタート部材とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
A.この発明による金属板は、
a.次に代表される塗装金属板や、
イ.塗装亜鉛メッキ鋼板
ロ.塗装アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.塗装ステンレス鋼板
ニ.塗装銅板
ホ.塗装アルミニウム合金板
ヘ.合成樹脂シート張り合わせ金属板
ト.塗装チタン・ニッケル合金板
チ.その他の塗装合金鋼等
b.次に代表される無塗装金属板、
イ.亜鉛メッキ鋼板
ロ.アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.ステンレス鋼板
ニ.銅板
ホ.アルミニウム合金板等
ヘ.チタン・ニッケル合金板
ト.その他の合金鋼等
c.それらの金属板に深いエンボス加工を加えた金属板、
【0006】
B.この発明に使用される釘打ち等の固定手段は、
a.次に代表される、固定用具を使用する。
イ.釘
ロ.タッピングビス
ハ.ホッチキス
ニ.木ネジ
ホ.ポップリベット等
【0007】
C.この発明に使用される裏打材は、
a.次に代表される発泡性樹脂に、
イ.硬質発泡ウレタン樹脂
ロ.硬質発泡ヌレート樹脂
ハ.発泡フェノール樹脂
ニ.発泡スチレン樹脂等
b.次に代表される裏面紙を積層している。
イ.はり合わせアルミニウム箔
ロ.スチールペーパー
ハ.ポリエチコートクラフト紙
ニ.アルミ蒸着紙
ホ.合成樹脂シート等
【0008】
【実施例】
発明の実施例について、次の、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、実施例9、及び実施例10により、図面を参照して説明する。
【0009】
実施例1
図1,図2,図3,図4,及び図5は、この発明の実施例1を示すものである。
【0010】
A.図3に示す、実施例1においての水切部材2は、
a.長尺の金属板5を成形して、
b.その一側端を表面側に折り返した、定置突起2bを持つ、ほぼ平坦な固定片2aを形成し、
c.その他側端をクランク状に表面側に折り曲げて、流水面2cを形成し、
d.その流水面2cを裏面側にくの字形に折り曲げて、さらに、くの字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返して、水切面2dを形成している。
【0011】
B.図4に示す、実施例1においてのスタート部材3は、
a.長尺の金属板5を成形し、
b.その一側端を裏面側に折り返した、嵌合端3aを持つ、嵌合片3bを形成し、
c.その嵌合片3bの他側端を、裏面側にくの字形に折り曲げて、嵌合底3cを形成し、
d.その嵌合底3cを鋭角的に裏面側に折り曲げて、次のような取付片3eを形成し、
イ.その取付片3eの途中を、低いクランク状に裏面側に折り曲げた、据置縁3fを形成し、
ロ.その据置縁3fから取付片3eに平行に延長して、低いクランク状に表面側に折り曲げて、覆突帯3gを形成し、
e.前記の、嵌合片3bと嵌合底3cと取付片3eとにより、嵌合間隙3dを形成する。
【0012】
C.図5に示す、実施例1においての建築用パネル1は、
a.金属板5による表面材1aを成形して、
b.ほぼ平坦な前面基部1bを構成し、
c.その前面基部1bの一側端を、
イ.裏面側に折り狭め、
ロ.さらに、クランク状に表面側に折り曲げて、前垂部1cを形成し、
ハ.その前垂部1cを、U字形に表面側に折り返し、次の差込底1eを形成し、○前垂部1c側の差込前底1kと、それに向かい合う差込後底11とからなり、
ニ.その差込底1eを延長して、その先端を裏面側に折り狭めた差込片1fを形成し、
ホ.前垂部1cと差込底1eと差込片1fからなる、差込溝1dを形成し、
ヘ.その差込底1eの最奥と、その差込片1fの先端との、前面基部1bに平行な方向の距離が、
○前記のスタート部材3の嵌合片3bの長さ以上で、嵌合片3bと嵌合底3cとを合わせた、取付片3e方向の距離以下であり、
○差込底1e最奥と、前記の前垂部1cの先端との、前面基部1bに平行な方向の距離の半分程度であり、
d.前記、前面基部1bの他側端を、
イ.二段階のクランク状に裏面側に折り曲げ、
ロ.そして、U字形に裏面側に折り曲げて、
ハ.さらに、U字形に表面側に折り返した嵌合溝1gと、
ニ.その嵌合溝1gを延長し、先端を表面側に折り狭めた釘打片1hを形成し、
e.そして、その成形した表面材1aの裏面側に、
イ.裏面紙1jにより覆われた硬質発泡樹脂6による、裏打材1iを形成する。
【0013】
D.図1と図2に示す、実施例1においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.次のように施工された下地4に、
イ.基礎4aの上に、土台4bを水平に固定し、
ロ.その土台4bの上に、間隔を開けて柱4cを複数垂直に立てて、
b.水切部材2を、次のように水平に取付施工し、
イ.基礎4aから所定の間隔を開けた位置の、前記の土台4bの上に、水切部材2の固定片2aの下端を位置付けて、
ロ.その固定片2aを釘打ち等により固定し、
c.その水切部材2に前記のスタート部材3を、次のように取り付け、
イ.水切部材2の定置突起2bの下端に、スタート部材3の据置縁3fを合わせて、その定置突起2bを、スタート部材3の覆突帯3gにより覆い、
ロ.そのスタート部材3の取付片3eを釘打ち等により固定し、
d.次に、建築用パネル1を、
イ.固定したスタート部材3の嵌合間隙3dに、建築用パネル1の差込片1fを差し込み、
ロ.そのスタート部材3の嵌合端3aが、その建築用パネル1の差込後底11に当たり、
ハ.建築用パネル1を差し込む力と、その力の差込後底11に対して垂直な方向成分に対する反力が加わり、下方と下地側に向かう力が建築用パネル1に対して加わり、
ニ.その差込後底1lに沿って、建築用パネル1が下方と下地側方向に押しつけられ、
ホ.建築用パネル1の差込片1fの先端が、スタート部材3の嵌合底3cに当たり、
ヘ.スタート部材3の嵌合端3aと、その建築用パネル1の差込後底11の関係と同様に、その嵌合底3cに沿って建築用パネル1が下方と下地側方向に押しつけられ、
ト.建築用パネル1の裏打材1jが、スタート部材3の取付片3eに押しつけられ止まり、
チ.その建築用パネル1の釘打片1hを釘打ち等により固定し、施工する。
【0014】
実施例2
図3,図4,図6,図7,及び図8は、この発明の実施例2を示すものである。
【0015】
A.実施例2においての水切部材2は、図3に示す、実施例1においての水切部材2と同じ物を使用する。
【0016】
B.実施例2においてのスタート部材3は、図4に示す、実施例1においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0017】
C.図8に示す、実施例2においての建築用パネル1は、
a.金属板5による表面材1aを成形して、
b.ほぼ平坦な前面基部1bを構成し、
c.その前面基部1bの一側端を、
イ.裏面側に鋭角的に折り曲げて、
ロ.さらに、鋭角的に裏面側に折り曲げて、
ハ.そして、くの字形に表面側に、前垂部1cを形成し、
ニ.その前垂部1cを、U字形に表面側に折り返し、次の差込底1eを形成し、○前垂部1c側の差込前底1kと、それに向かい合う差込後底11とからなり、
ホ.その差込底1eを延長して、その先端を裏面側に折り狭めた差込片1fを形成し、
ヘ.前垂部1cと差込底1eと差込片1fからなる、差込溝1dを形成し、
ト.その差込溝1dの最奥と、その差込片1fの先端との、前面基部1bに平行な方向の距離が、
○前記のスタート部材3の嵌合片3bの長さ以上で、嵌合片3bと嵌合底3cとを合わせた、取付片3e方向の距離以下であり、
○差込底1e最奥と、前記の前垂部1cの先端との、前面基部1bに平行な方向の距離の8割程度であり、
d.前記、前面基部1bの他側端を、
イ.くの字形に裏面側に折り曲げて、次に、くの字形に表面側に折り曲げて、
ロ.そして、U字形に裏面側に折り狭めて、
ハ.さらに、U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1gと、
ニ.その嵌合溝1gを延長して、先端を表面側に折り狭めた、釘打片1hを形成し、
e.そして、その成形した表面材1aの裏面側に、
イ.裏面紙1jにより覆われた硬質発泡樹脂6による、裏打材1iを形成する。
【0018】
D.図6と図7に示す、実施例2においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例1と同様に施工された下地4に、
b.水切部材2を、実施例1と同様に取付施工し、
c.その水切部材2に前記のスタート部材3を、次のように取り付け、
イ.水切部材2の、流水面2cと固定片2aとのコーナーに、スタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーを乗せて、
ロ.水切部材2の定置突起2bを、スタート部材3の覆突帯3gにより覆い、
ハ.そのスタート部材3の取付片3eを釘打ち等により固定し、
d.次に、建築用パネル1を、
イ.固定したスタート部材3の嵌合間隙3dに、建築用パネル1の差込片1fを差し込み、
ロ.そのスタート部材3の嵌合端3aが、その建築用パネル1の差込前底1kに当たり、
ハ.その差込前底1kに沿って建築用パネル1が下方と外方側方向に押しつけられ、
ニ.建築用パネル1の差込片1fの先端が、スタート部材3の嵌合底3cに当たり、
ホ.その嵌合底3cに沿って建築用パネル1が下方と下地側方向に押しつけられ、
ヘ.建築用パネル1に働く、外方側方向と下地側方向との力が、バランスして止まり、
ト.その建築用パネル1の釘打片1hを釘打ち等により固定し、施工する。
【0019】
実施例3
図4,図5,図9,図10,及び図11は、この発明の実施例3を示すものである。
【0020】
A.図11に示す、実施例3においての水切部材2は、
a.長尺の金属板5を成形して、
b.その一側端を表面側に折り返した、定置突起2bを持つ、ほぼ平坦な固定片2aを形成し、
c.その固定片2aを、わずかに固定片2aに対して傾斜し、延長線が定置突起2b近辺で交差する堤前面2gを持つ、低いクランク状に表面側に折り曲げた、定置堤2eを形成し、
d.その堤前面2gをクランク状に表面側に折り曲げて、流水面2cを形成し、
e.その流水面2cを裏面側にくの字形に折り曲げて、さらに、くの字形に表面側に折り曲げて、その先端を表面側に折り返して、水切面2dを形成している。
【0021】
B.実施例3においてのスタート部材3は、図4に示す、実施例1においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0022】
C.図5に示す、実施例3においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0023】
D.図9と図10に示す、実施例3においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例1の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、
イ.水切部材2の、定置堤2eと固定片2aとのコーナーに、
ロ.スタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーを乗せて施工する事が異なる。
【0024】
実施例4
図4,図8,図11,図12,及び図13は、この発明の実施例4を示すものである。
【0025】
A.実施例4においての水切部材2は、図11に示す、実施例3においての水切部材2と同じ物を使用する。
【0026】
B.実施例4においてのスタート部材3は、図4に示す、実施例1においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0027】
C.図8に示す、実施例4においての建築用パネル1は、実施例2と同じものである。
【0028】
D.図12と図13に示す、実施例4においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例2の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、
イ.水切部材2の、堤前面2gと流水面2cとのコーナーに、
ロ.スタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーを乗せて施工する事が異なる。
【0029】
実施例5
図5,図14,図15,図16,及び図17は、この発明の実施例5を示すものである。
【0030】
A.図16に示す、実施例5においての水切部材2は、
a.実施例1においての水切部材2において、
イ.固定片2aと流水面2cとのコーナーの近辺に位置し、
ロ.固定片2aの表面側に突起する、断面小半円形の定置条2fを形成する。
【0031】
B.図17に示す、実施例5においてのスタート部材3は、
a.実施例1においてのスタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーの近辺の、取付片3eの途中を、低いクランク状に裏面側に折り曲げて、さらに、低いクランク状に表面側に折り曲げて、下突帯3hを形成する。
【0032】
C.図5に示す、実施例5においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0033】
D.図14と図15に示す、実施例5においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例1の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、
イ.水切部材2の、定置条2fと固定片2aとの、定置突起2b側のコーナーに、
ロ.スタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーを乗せて施工する事が異なる。
【0034】
実施例6
図8,図16,図17,図18,及び図19は、この発明の実施例6を示すものである。
【0035】
A.実施例6においての水切部材2は、図16に示す、実施例5においての水切部材2と同じ物を使用する。
【0036】
B.実施例6においてのスタート部材3は、図17に示す、実施例5においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0037】
C.図8に示す、実施例6においての建築用パネル1は、実施例2と同じものである。
【0038】
D.図18と図19に示す、実施例6においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例2の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、ほぼ同様で、
イ.水切部材2の定置条2fを、スタート部材3の下突帯3hが覆う。
【0039】
実施例7
図4,図5,図20,図21,及び図22は、この発明の実施例7を示すものである。
【0040】
A.図22に示す、実施例7においての水切部材2は、
a.実施例3においての水切部材2の定置堤2eを、
イ.その固定片2aからの堤前面2gの高さを、スタート部材3の嵌合片3bの取付片3eからの高さ程度に形成し、
ロ.堤前面2gが、固定片2aにほぼ平行している。
【0041】
B.実施例7においてのスタート部材3は、図4に示す、実施例1においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0042】
C.図5に示す、実施例7においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0043】
D.図20と図21に示す、実施例7においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例3の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、ほぼ同様で、
イ.水切部材2の、定置堤2eと固定片2aとのコーナーに、
ロ.スタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーを乗せて施工する事が異なる。
【0044】
実施例8
図4,図8,図22,図23,及び図24は、この発明の実施例8を示すものである。
【0045】
A.実施例8においての水切部材2は、図22に示す、実施例7においての水切部材2と同じ物を使用する。
【0046】
B.実施例8においてのスタート部材3は、図4に示す、実施例1においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0047】
C.図8に示す、実施例8においての建築用パネル1は、実施例2と同じものである。
【0048】
D.図23と図24に示す、実施例8においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例2の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、ほぼ同様で、
イ.水切部材2の、定置堤2eと固定片2aとのコーナーに、
ロ.スタート部材3の、嵌合底3cと取付片3eとのコーナーを乗せて施工する事が異なる。
【0049】
実施例9
図5,図25,図26,図27,及び図28は、この発明の実施例9を示すものである。
【0050】
A.図27に示す、実施例9においての水切部材2は、
a.実施例5においての水切部材2の定置条2fを、
イ.その断面を底辺を欠いた小三角形とし、固定片2aに表面側に突起し、
ロ.その固定片2aと流水面2cとのコーナーからの位置を、実施例5の定置条2fの2倍以上とする。
【0051】
B.図28に示す、実施例9においてのスタート部材3は、
a.実施例1のスタート部材3においての、
イ.スタート部材3の嵌合底3cと取付片3eとのコーナーから、
ロ.この実施例の水切部材2の、流水面2cから定置条2fの距離以上の、位置に、
ハ.取付片3eの裏面側に突起する、断面が底片を欠いた小等脚台形の、覆突条3iを形成し、
ニ.また、その覆突条3iと嵌合底3cとの中程の位置に、
ホ.取付片3eの裏面側に突起する、断面が底片を欠いた小等脚台形の、下突条3jを形成する。
【0052】
C.図5に示す、実施例9においての建築用パネル1は、実施例1と同じ物である。
【0053】
D.図25と図26に示す、実施例9においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例1の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、
イ.水切部材2の定置条2fを、スタート部材3の下突条3jにより覆って施工する事が異なる。
【0054】
実施例10
図8,図27,図28,図29,及び図30は、この発明の実施例10を示すものである。
【0055】
A.実施例10においての水切部材2は、図27に示す、実施例9においての水切部材2と同じ物を使用する。
【0056】
B.実施例10においてのスタート部材3は、図28に示す、実施例9においてのスタート部材3と同じ物を使用する。
【0057】
C.図8に示す、実施例10においての建築用パネル1は、実施例2と同じものである。
【0058】
D.図29と図30に示す、実施例10においての、建築用パネル1とその部材の施工は、
a.実施例2の、建築用パネル1とその部材の施工に対して、
イ.水切部材2の定置条2fを、スタート部材3の覆突条3iにより覆って施工する事が異なる。
【0059】
【発明の効果】
上記のような、この発明によるスタート部材と壁構造には、次の様な効果がある。
【0060】
A.建築用パネルの差込溝の最奥と、その差込片の先端との、前面基部に平行な方向の距離が、スタート部材の、嵌合片の長さの取付片方向の距離以上で、嵌合片と嵌合底とを合わせた、取付片方向の距離以下であり、壁面の厚さ方向の厚さ位置決め機能を持つスタート部材とするため、
a.厚さ方向の、位置決めが可能になり、
b.スタータ部材の嵌合凹の隙間に対して、ほぼ一杯な厚みの建築用パネルの差込片を、嵌め込むことは不要になり、
c.建築用パネルと、その部材は一般に、長尺品のための、その成形のバラツキや曲がり等による、次のような嵌合不良が回避可能になり、
イ.差し込み困難や、
ロ.左右により嵌合状態のバラツキの発生等、
d.施工後にガタツキが発生することもなく、建築用パネルの差込片を薄くする事が可能になる。
【0061】
B.建築用パネルの差込溝の最奥と、その差込片の先端との、前面基部に平行な方向の距離が、スタート部材の、嵌合片の長さの取付片方向の距離以上で、嵌合片と嵌合底とを合わせた、取付片方向の距離以下とすることにより、嵌合片が建築用パネルの差込後底に当たるとき、建築用パネルに下地側方向に押しつける力が働き、建築用パネルの裏打材が厚い場合には、その裏打材が下地に当たり反力により位置決めが可能になり、
a.建築用パネルの差込後底と、スタート部材の嵌合片との接触個所と、建築用パネルの差込片と、スタート部材の嵌合底の接触個所との間に、空間を形成し毛細管現象による漏水を防止出来る。
【0062】
C.建築用パネルの差込溝の最奥と、その差込片の先端との、前面基部に平行な方向の距離が、スタート部材の、嵌合片の長さの取付片方向の距離以上で、嵌合片と嵌合底とを合わせた、取付片方向の距離以下とすることにより、嵌合片が建築用パネルの差込後底に当たるとき、建築用パネルに下地側方向に押しつける力が働き、建築用パネルの裏打材が薄い場合には、嵌合片が建築用パネルの差込後底に当たり、建築用パネルに下地側反対方向に押しつける力が発生し、バランスして位置決めが可能になる。
a.建築用パネルの差込前底と、スタート部材の嵌合片との接触個所と、建築用パネルの差込片と、スタート部材の嵌合底の接触個所との間に、空間を形成し毛細管現象による漏水を防止出来る。
【0063】
D.建築用パネルの前垂部と差込片に応じた、前記の水切部材に対するスタート部材の高さ位置決め機能を持ち、建築用パネルの前垂部と水切部材の流水面により、スタート部材を掩蔽する事により、
a.スタート部材の色が建築用パネルの色と合わなくてもよくなり、
イ.材料と製品の種類が減少する。
ロ.在庫管理が容易になる。
【0064】
E.高さ位置決め機能が、前記の水切部材に形成した定置突起に、スタート部材に形成した浅い帯状の覆突帯に設置した据置縁を合わせる事により、
a.スタート部材の形状が簡単になり、
イ.製造が容易になり、
ロ.生産性が向上する。
【0065】
F.高さ位置決め機能が、水切部材に形成した固定片と流水面のコーナー部に、低いクランク状の定置堤を形成し、その定置堤の固定片とのコーナーか、あるいは、流水面とのコーナーに、前記のスタート部材の嵌合底と取付片とのコーナーを乗せる事により、
a.スタート部材の施工が上から乗せることになり、
イ.施工が容易になり、
ロ.施工性が向上する。
【0066】
G.位置決め機能が、水切部材に形成した細い紐状の定置条を形成し、その固定片とのコーナーに、前記のスタート部材の嵌合底と取付片とのコーナーを乗せる事により、
a.水切部材の構造が簡単で、施工が上から乗せることになり、
イ.製造が容易になり、
ロ.生産性が向上し、
ハ.施工が容易になり、
ニ.施工性が向上する。
【0067】
H.高さ位置決め機能が、前記のスタート部材に形成した浅い帯状の下突帯により、前記の水切部材に形成した細い紐状の定置条を覆う事をにより、
a.水切部材にスタート部材を安定して取付られ、
イ.施工の信頼性が向上する。
【0068】
I.高さ位置決め機能が、水切部材に形成した固定片と流水面のコーナー部に、スタート部材の取付片からの嵌合片の高さ程度の、クランク状の定置堤を形成し、その定置堤の固定片とのコーナーとのコーナーに、スタート部材の嵌合底と取付片とのコーナーを乗せる事により、
a.水切部材の構造が簡単で、施工が上から乗せることになり、
イ.製造が容易になり、
ロ.生産性が向上し、
ハ.施工が容易になり、
ニ.施工性が向上する。
【0069】
J.高さ位置決め機能が、水切部材に形成した細い紐状の定置条を形成し、スタート部材に複数形成した、覆突条や下突条とにより、その定置条を覆う事により、
a.水切部材にスタート部材を最適な位置に取付られ、
イ.施工の美観が向上する。
【0070】
K.この発明による、スタート部材を使用する壁構造とする場合は、
a.良好な施工性の壁構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の施工状態を示す一部省略端面図
【図2】実施例1の施工状態を示す一部省略斜視図
【図3】実施例1及び実施例2の水切部材を示す一部省略斜視図
【図4】実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例7、及び実施例8のスタート部材を示す一部省略斜視図
【図5】実施例1、実施例3、実施例5、実施例7、及び実施例9の建築用パネルを示す一部省略斜視図
【図6】実施例2の施工状態を示す一部省略端面図
【図7】実施例2の施工状態を示す一部省略斜視図
【図8】実施例2、実施例4、実施例6、実施例8、及び実施例10の建築用パネルを示す一部省略斜視図
【図9】実施例3の施工状態を示す一部省略端面図
【図10】実施例3の施工状態を示す一部省略斜視図
【図11】実施例3及び実施例4の水切部材を示す一部省略斜視図
【図12】実施例4の施工状態を示す一部省略端面図
【図13】実施例4の施工状態を示す一部省略斜視図
【図14】実施例5の施工状態を示す一部省略端面図
【図15】実施例5の施工状態を示す一部省略斜視図
【図16】実施例5及び実施例6の水切部材を示す一部省略斜視図
【図17】実施例5及び実施例6のスタート部材を示す一部省略斜視図
【図18】実施例6の施工状態を示す一部省略端面図
【図19】実施例6の施工状態を示す一部省略斜視図
【図20】実施例7の施工状態を示す一部省略端面図
【図21】実施例7の施工状態を示す一部省略斜視図
【図22】実施例7及び実施例8のスタート部材を示す一部省略斜視図
【図23】実施例8の施工状態を示す一部省略端面図
【図24】実施例8の施工状態を示す一部省略斜視図
【図25】実施例9の施工状態を示す一部省略端面図
【図26】実施例9の施工状態を示す一部省略斜視図
【図27】実施例9及び実施例10の水切部材を示す一部省略斜視図
【図28】実施例9及び実施例10のスタート部材を示す一部省略斜視図
【図29】実施例10の施工状態を示す一部省略端面図
【図30】実施例10の施工状態を示す一部省略斜視図
【符号の説明】
1 建築用パネル
2 水切部材
3 スタート部材
4 下地
5 金属板
6 硬質発泡樹脂
Claims (11)
- 壁下地に施工する為の固定片と、壁下地から雨水を流し出す流水面を持つ、施工された水切部材に、
固定するための取付片と、その取付片から鋭角的に折れ曲がる、嵌合底を持ち、その先端を折り曲げた、嵌合片とからなる、嵌合間隙を持つ長尺のスタート部材を取り付けて、
金属板による表面材を成形し、ほぼ平坦な前面基部を構成し、その前面基部の一側端を折り返した前垂部と、その前垂部を折り返した差込底と、差込底を延長した差込片とによる、差込溝を形成した建築用パネルの差込片を、前記のスタート部材の嵌合間隙に差し込み施工する、スタート部材に関して、
建築用パネルの差込溝の最奥と、その差込片の先端との、前面基部に平行な方向の距離が、
前記のスタート部材の、嵌合片の長さの取付片方向の距離以上で、
嵌合片と嵌合底とを合わせた、取付片方向の距離以下であり、
建築用パネルの差込底にスタート部材の嵌合片の先端が当たり、
建築用パネルの差込片の先端がスタート部材の嵌合底に当たる、
壁面の厚さ方向の厚さ位置決め機能を持つ事を特徴とするスタート部材。 - 前記の厚さ位置決め機能が、建築用パネルの差込片に対して、スタート部材の嵌合底からの反力と、建築用パネルの裏打材への壁下地からの反力による事を特徴とする、特許請求の範囲第1項記載のスタート部材。
- 前記の厚さ位置決め機能が、建築用パネルに対して働く、スタート部材の嵌合底からの反力を含む、外方側方向と下地側方向との力のバランスによる事を特徴とする、特許請求の範囲第1項記載のスタート部材。
- 前記の建築用パネルの前垂部と差込片に応じた、前記の水切部材に対するスタート部材の高さ位置決め機能を持ち、建築用パネルの前垂部と水切部材の流水面により、スタート部材を掩蔽する事を特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項記載のスタート部材。
- 前記の高さ位置決め機能が、前記の水切部材に形成した定置突起に、スタート部材に形成した浅い帯状の覆突帯に設置した据置縁を合わせる事を特徴とする、特許請求の範囲第4項記載のスタート部材。
- 前記の高さ位置決め機能が、水切部材に形成した固定片と流水面のコーナー部に、低いクランク状の定置堤を形成し、その定置堤の固定片とのコーナーか、あるいは、流水面とのコーナーに、前記のスタート部材の嵌合底と取付片とのコーナーを乗せる事を特徴とする、特許請求の範囲第4項記載のスタート部材。
- 前記の高さ位置決め機能が、水切部材に形成した細い紐状の定置条を形成し、その固定片とのコーナーに、前記のスタート部材の嵌合底と取付片とのコーナーを乗せる事を特徴とする、特許請求の範囲第4項記載のスタート部材。
- 前記の高さ位置決め機能が、前記のスタート部材に形成した浅い帯状の下突帯により、前記の水切部材に形成した細い紐状の定置条を覆う事を特徴とする、特許請求の範囲第7項記載のスタート部材。
- 前記の高さ位置決め機能が、水切部材に形成した固定片と流水面のコーナー部に、スタート部材の取付片からの嵌合片の高さ程度の、クランク状の定置堤を形成し、その定置堤の固定片とのコーナーとのコーナーに、前記のスタート部材の嵌合底と取付片とのコーナーを乗せる事を特徴とする、特許請求の範囲第4項記載のスタート部材。
- 前記の高さ位置決め機能が、水切部材に形成した細い紐状の定置条を形成し、前記のスタート部材に複数形成した、覆突条や下突条とにより、その定置条を覆う事を特徴とする、特許請求の範囲第4項記載のスタート部材。
- 特許請求の範囲第1〜10項記載のスタート部材を使用する事を特徴とする壁構造。
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