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JP4099152B2 - ベルト用バックル及びベルト - Google Patents
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JP4099152B2 - ベルト用バックル及びベルト - Google Patents

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本発明は装身具としてのベルト及びベルト用バックルに関する。
従来、ベルト用バックルとして、前面部と、該前面部裏側に設けられた係止部とを有し、係止部は、固定部とそれに対して回動可能に設けられた可動部とからなり、可動部に係止部材が設けられていて、該可動部を回動させて固定部に対して折り曲げた形とすることによって係止部材がベルトを押し付ける力が解放され、その状態でのみベルトをバックルに挿通できるようになっており、可動部が固定部に対して非折り曲げ状態でのみベルトを係止部材によって前面部との間に位置固定できるようになっているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来のバックルが設けられたベルトは、体に装着する際には、バックルにベルト本体を通す時に係止部によるベルトの係止力を解除するためにいちいちバックルの係止部を折り曲げてベルトを挿通しなければならず、手間が掛かると共に係止部を折り曲げるために、ベルトの巻き付き径を小さくして体を締め付けていた。また、体に装着したものを体から取り外す際も上記と同様、操作に手間が掛かると共に装着者に苦痛を与えるものであった。
そこで本願出願は、先に上記欠点を解消してなるベルト用バックルを用いたベルト提案している(特許文献2参照)。
実公昭43-9051号公報 特開平10-174606号公報
上記特許文献2に記載のベルトは、体に装着する際、ベルト本体をバックルに単に挿通するだけでよく、また取り外しの際は、操作用摘みを抑えてベルト本体を引き抜くだけでよ。従来の特許文献1等に記載されたベルトと比較して、バックルの係止部を折曲げたり、ベルトの巻き付き径を小さくする必要などがないという利点がある。しかし取り外しの際に、以下の問題点があることが判った。
特許文献2記載のベルトを外す際に、身体とベルトのバックルに設けられた操作用摘みとの間に、指を入れて該摘みを抑えてバックルからベルトを抜き取る操作を行なう必要がある。ところが、身体とベルトの間に指を入れる操作は、バックルと身体の間の隙間が小さいために、隙間に指を入れ難いという問題があった。また隙間を作って指を差し込むのは身体に指が食い込んで、使用者が不快な思いをする。また隙間を作るためにバックルを身体から離れるように引っ張ると、バックルとベルト本体の接合部分が身体に食い込んで締め付けられるという不具合があった。
本発明は、上記従来の欠点を解消するためになされたものであり、ベルトを装着や取り外しの際に、装着者の体を必要以上に締め付けることがないと共に操作が容易であるべルト用バックル及びベルトを提供することを目的とする。
本発明は、
(1)前面部と、該前面部裏側に所定間隔を隔てて配設されたベルト本体係止部を有し、該ベルト本体係止部と前面部との間に挿通させるベルト本体を所定位置に固定するための係止突起が設けられた係止部材とを有し、該係止部材はベルト本体に前記係止突起を付勢して係止状態となるように構成されていると共に、前記係止突起の係止状態を解除するための操作用摘みの先端が、前記前面部の裏側の範囲よりも外側に突出するように設けられているバックル本体と、
前記前面部の裏面に立設された立設縁の一部に対向して設けられたベルト本体係止部の支持部に延設して形成されたベルト本体取り付け部材支持部に、前記バックル本体が前面部に向かって回動するように設けられているベルト本体取り付け部材とから構成されていることを特徴とするベルト用バックル、
(2)上記(1)記載のベルト用バックルを帯状のベルト本体の端部に取り付けてなることを特徴とするベルト、
を要旨とする。
本発明は上記構成を採用したことにより、ベルトを装着や取り外しの際に、装着者の体を必要以上に締め付けることがないと共に操作が容易であるべルト用バックル及びベルトが得られる。
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明のベルト用バックルの一例を示す裏面側から見た斜視図、図2は上記ベルト用バックルの表面側を上にした中央横断面図である。ベルト用バックル1は、図1、図2に示すように、前面部2と、該前面部2の裏側に所定間隔を隔てて配設されたベルト本体係止部3とを有してなる。
図3はベルト本体係止部3を裏側方向から見た一部透視図、図4はベルト本体係止部3を表側方向から見た分解斜視図である。上記ベルト本体係止部3は、図3、図4に示すように、枢軸4と、係止突起6が設けられた係止部材5と、コイルバネ7と、操作用摘み付き被覆部材8とから構成されている。枢軸4は、前面部2の裏側における上下両端部付近から、前面部2の裏側に立設させられた立設縁9,9の一部に対向して設けられた支持部10,10の間に渡されて固定されている。また係止部材5はその両端部で上記枢軸4に枢支されている。なお、本発明において、「上下」とは実際に身体にベルトを装着した際の上下をいい、「前面」又は「裏面」とは、同様に実際にベルト装着した場合の身体側となる方を裏面と言い反対側の表面を前面と言う。
枢軸4には、係止部材5がその両端部で枢支されている。係止部材5の中央部には枢軸4に巻き付けられたコイルバネ7が収まる空間11があり、該空間11内にコイルバネ7が収まるようにして枢軸4に枢支されている。
枢軸4の周囲にはコイルバネ7が巻き付けられており、コイルバネの一端は折り曲げられており、該折り曲げ部分が、枢軸4にその軸方向に沿って設けられた溝12内に係止されている。また、コイルバネ7の他端は係止部材5に当接されている。
そして、コイルバネ7の回転方向の弾力により、係止部材5の係止突起6が、前面部2との間に通されるベルト本体13に常時押し付けられるように、係止部材5が付勢されている。この弾力的付勢方向は、図6中、矢印aで示されている。
係止部材5には、操作用摘み付き被覆部材8が設けられている。該被覆部材8は、係止部材5の両端部及びその間における枢軸4及びコイルバネ7を前面部2に対して裏側方向から覆い且つ両側が枢軸4に枢支されて設けられている。これにより、枢軸4とコイルバネ7は外部に露出しないので、係止部3を操作する際に指等を傷付ける虞れがなく、また衣服が挟まる虞れもない。
また、被覆部材8の、係止部材5とは反対側外周面は円柱の側表面状に形成されており、その表面は滑らかになっている。このようになっていると、係止突起6をベルト本体13から放したり元に戻したりすることを繰り返しても、被覆部材8の表面に当たる衣服を傷付けることなく、しかもスムーズに操作できる。
14は被覆部材8における操作用摘みであり、該操作用摘み8は、ベルト本体13を係止するための係止部材5の回転方向の弾力に抗って係止状態を解除するために用いるものであり、その先端が上記前面部2の裏側の範囲よりも外側に突出している。
本実施例においては、図1、図2に示すように、立設縁9,9における、前記支持部10,10とは別の位置には、前面部2と所定間隔を隔てるようにして配置された架橋部15が渡されている。該架橋部15は立設縁9,9と一体的に設けられている。上記架橋部15に対して係止部材5を挟んで略反対側位置(即ちベルト本体の取り付け側)には、支持部10,10から延設されてなる取り付け部材支持部16が設けられている。
図1に示すように本発明ベルト用バックルは、前面部2及びベルト本体係止部3からなるバックル本体30と、該バックル本体30のベルト側端部に回動可能に設けられたベルト取り付け部材20とから構成される。
ベルト本体取り付け部材20は、一端がベルト本体を支持するための支持杆21として形成され、他の端部側が取り付け部材支持部16に回動可能に支持されている。このベルト本体取り付け部材20が回動可能に支持されるとは、少なくとも図8に示すバックル1の前面部2とベルト本体係止部を含むバックル本体30がベルト本体13とほぼ直線状に位置する状態から、図9に示すバックル本体30の前面部2側(図中矢印Pで示す)に向かって回動するように形成されていれば良い。
また、上記ベルト本体取り付け部材に対するバックル本体の回動方向は、ベルト本体係止部の係止状態を解除するための操作用摘み14の押す方向と同一方向であることが好ましい。
ベルト本体取り付け部材20に対するバックル本体30の具体的な支持機構は、上記の様に回動可能なものであれば特に限定されないが、例えば、図1に示す態様のバックル1では、該バックル本体30の上下方向に設けられた取り付け部材支持部16、16に、それぞれを上下方向に貫通する貫通穴が設けられている。一方、ベルト本体取り付け部材20の対応する部分に上下方向端部が前記貫通穴に挿通可能に形成されたに支持杆22が設けられている。バックル本体30の支持部16、16を上下方向に広げた状態で上記支持杆22を貫通穴に挿通した後、支持部16、16の幅を狭めて支持杆22の上下端部が外れないように軸支して構成されている。
ベルト本体取り付け部材20の支持杆22とは反対側の端部には、ベルト本体13を取付けるための取り付け部21が設けられている。取り付け部21は、ベルト本体13を巻付けることが可能に形成されている。
バックル本体30では、前面部2とベルト本体係止部3との間、及び前面部2と架橋部15との間、及び前面部2と取り付け部材支持部16との間に形成されている空隙部が、ベルト本体挿通部17として構成されている。
以下、本発明のベルトについて説明する。本発明のベルトBは、図1に示すように、上記した如きベルト用バックル1のベルト本体取り付け部材20に、帯状のベルト本体13を取り付けて構成したものである。ベルト用バックル1の、ベルト本体への取り付け態様としては、例えば図1に示すように、ベルト本体13の先端をベルト本体取り付け部材20のベルト巻き付け部21に通して支持杆22に巻き付けて折り返し、先端をベルト本体13の内側に重ねて、この重ね合わせ部を縫着等の手段により結合して構成することができる。
また図1に示すように、ベルト本体13の折り返した重ね合わせ部を逢着せずに、ベルト固定金具41を取り付けて、ベルト固定金具41により重ね合わせ部を圧着することで固定しても良い。なお、図1のベルト固定金具41にはベルト抑え40が設けられている。
ベルト本体13としては、皮革製、合成皮革製、プラスチック製、布製等、従来公知のものを用いることができる。
また図8に示すように、ベルト本体13は、係止部材5の係止突起6に向く側の適当箇所に、適当深さの凹条18が適当間隔で複数個設けられているのが好ましい。このように構成されていると、係止突起6がより強力にベルト本体13に引っ掛かる。
次に、本発明のベルト用バックルの作用について説明する。
まず、本発明のベルト用バックルを設けたベルトを体に装着するに当たっては、図5に示すように、ベルト本体13をその先端側からベルト本体挿通部17の架橋部15側からベルト本体挿通部17に通していく。この時、操作用摘み14は、同図に示すように操作しなくとも、或いは図7に示すように、操作用摘み14を、弾力に逆らって前面部2側へ向けて押すことにより、ベルト本体13の位置を固定する力を解放する方向へ操作しても、どちらでもよい。
図6はベルト本体13が係止部材5によって位置固定された状態を示す図である。この状態では、係止突起6がベルト本体13を前面部2に、図中矢印a方向の力によって弾力的に押しつけており、それによってベルト本体13は前面部2と係止部材5とによって弾力的に挟まれた格好となり、ベルト本体13を引き抜く方向の力に対して確実に位置固定される。従って、故意に操作用摘み14を操作して上記弾力を解放しない限りベルト本体13はベルト用バックル1から引き抜けず、ベルトは体から取り外されることはない。
次に、体に装着したベルトを体から取り外すには、図7に示すように、操作用摘み14を弾力に逆らって前面部2側(図中、矢印b方向)へ向けて押しながら、ベルト本体13をベルト用バックル1から引き抜けばよい。
このとき図10(a)に示すように、ベルトBを身体Kに装着した状態ではベルトBと身体Kとの間は密着した状態であり隙間がほとんどないが、操作用摘み14を前面部側に押してベルト本体を引き抜く際、バックル本体30はベルト本体取り付け部材20から身体Kとは反対方向に回動可能であるから、操作用摘み14を押した初期の状態でバックル本体30が外側に回動する。そして、身体Kとバックル本体30との間に空隙が大きく形成される。そのため操作用摘み14の操作する際、指が身体に食い込んだりしないので、装着者の体を必要以上に締め付けず容易に行なうことができる。さらにベルト本体13を引き抜く場合に、角度が大きくなるために引き抜きが極めてスムーズに行なわれる。
また上記した様に、操作用摘み14の操作方向とバックル本体30のベルト本体取り付け部材20に対する回動方向とが、同一方向である場合、特にベルト本体の引き抜きが容易に行なえる。
本発明のベルトの一例を示す裏側から見た斜視図である。 本発明のベルト用バックルの表側を上にした中央横断面図である。 ベルト用バックルのベルト本体係止部を示す一部透視図である。 ベルト用バックルのベルト本体係止部を示す分解斜視図である。 本発明のベルトを体に装着する時の操作手順について説明するための説明図である。 本発明のベルトを体に装着した状態を示す図である。 本発明のベルトを体から取り外す時の操作手順について説明するための説明図である。 図1のベルトの表側を上にした中央横断面図である。 図8のベルトのバックル本体を回動させた状態を示す図である。 (a)、(b)は図1のベルトを装着する場合の説明図である。
符号の説明
B ベルト
1 ベルト用バックル
2 前面部
3 ベルト本体係止部
4 枢軸
5 係止部材
6 係止突起
7 コイルバネ
8 被覆部材
10 支持部
13 ベルト本体
14 操作用摘み
15 ベルト本体を係止するための係止部材
16 取り付け部材支持部
17 ベルト本体挿通部
18 凹条
20 ベルト本体取り付け部材
22 ベルト本体取り付け部材の支持杆
30 バックル本体

Claims (2)

  1. 前面部と、該前面部裏側に所定間隔を隔てて配設されたベルト本体係止部を有し、該ベルト本体係止部と前面部との間に挿通させるベルト本体を所定位置に固定するための係止突起が設けられた係止部材とを有し、該係止部材はベルト本体に前記係止突起を付勢して係止状態となるように構成されていると共に、前記係止突起の係止状態を解除するための操作用摘みの先端が、前記前面部の裏側の範囲よりも外側に突出するように設けられているバックル本体と、
    前記前面部の裏面に立設された立設縁の一部に対向して設けられたベルト本体係止部支持部に延設して形成されたベルト本体取り付け部材支持部に、前記バックル本体が前面部に向かって回動するように設けられているベルト本体取り付け部材とから構成されていることを特徴とするベルト用バックル。
  2. 請求項1記載のベルト用バックルを帯状のベルト本体の端部に取り付けてなることを特徴とするベルト。
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