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JP4103312B2 - 電源装置 - Google Patents
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JP4103312B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインバータ・コンバータ回路を用いた電源装置は、交流電源を整流した整流出力を電解コンデンサにより平滑して、インバータ・コンバータ回路を介して負荷に電力を供給していた。このときに、インバータ・コンバータ回路に用いている半導体素子、コイル等構成部品の最大ピーク電流、最大ピーク電圧の制限及び突入電流の抑制等を行って、構成部品の最大定格の最適化を行い、部品の小型化及びコストの低減を図ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、交流電源を整流した整流出力をインバータ・コンバータ回路を介して負荷に電力を供給する電源装置は、整流出力を平滑するために電解コンデンサを用いているために、電源装置の力率が悪く、入力電流に高調波成分が多く含まれるという問題があった。
【0004】
前記問題を解決するために、平滑用のコンデンサとして電解コンデンサを用いない方法があるが、平滑していない整流出力をインバータ・コンバータ回路を介して負荷に電力供給すると、負荷には交流電源の周期に同期したピークを有する波形の電圧、電流、または電力がかかるため、構成部品の選定時には、出力のピークに合わせて選定しなければならず、部品の大型化、コストの上昇につながっていた。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで、損失が少なく、高い力率を有し、高調波対策を行い、制御性に優れた電源装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、交流電源を整流する第1の整流手段と、高周波でスイッチングすることで前記第1の整流手段の整流出力を高周波電力に変換するスイッチング素子と、前記高周波電力を供給される第1のインダクタと、前記第1のインダクタと磁気結合している第2のインダクタと、前記第2のインダクタに誘起される電圧を整流する第2の整流手段と、前記第2の整流手段の整流出力を平滑するチョークコイルと、前記チョークコイルの出力端側に接続される負荷とで構成されるインバータ・コンバータ回路からなり、前記負荷に供給される出力情報を検知するための出力情報検知手段と、前記出力情報検知手段の出力情報と所定の目標出力量とに基づいて前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるよう前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御して前記負荷に供給される出力のピークを抑制するスイッチング制御手段と、交流電源を整流する第3の整流手段、第3の整流手段の出力端間に接続されたコンデンサ、第3の整流手段の出力値の最低値未満の値と最大値を超える値とに切替えられるしきい値と第3の整流手段の出力値とを比較する比較器で構成された交流電源の電圧及び位相の検出手段とを備え、前記スイッチング制御手段は、負荷に供給する出力が大きい場合は前記スイッチング動作を周波数制御し、負荷に供給する出力が小さい場合は前記スイッチング動作をPWM制御し、比較器の出力に応じて、スイッチング素子のスイッチング動作の連続停止、もしくは連続動作を行うことを特徴とし、第1の整流手段の全波整流電圧を電解コンデンサで平滑しないことにより、力率の向上及び入力電流に含まれる高調波ノイズ成分の削減を行うことができ、電解コンデンサが回路の中に入っていないので電源装置の寿命を長くすることができる。また、負荷に供給される出力に生じるピーク電力を抑制することで、ダイオード、コンデンサ、チョークコイル等の第2の整流手段及びその周辺回路に用いる部品を選定するときに、電圧、電流の最大定格の低い部品を選定することができ、部品を小型化、低コスト化することができる。さらに、スイッチング素子のスイッチング動作を周波数制御とPWM制御とを組合せて制御することで幅広い制御を行うことができる。したがって、低コストで、損失が少なく、高い力率を有し、高調波対策を行い、制御性に優れた電源装置を提供することができる。さらに、第1の整流手段の全波整流出力の周期にスイッチング素子のスイッチングを同期させると、スイッチング素子のスイッチング停止時に全波整流出力がほぼ一定となって同期がとれなくなる場合があるが、交流電源の周期にスイッチングを同期させることにより、出力量の大小に関係なく安定した交流電源の電圧及び位相の検出を行うことができ、整流ブリッジのような第3の整流手段を設けることにより、交流電源の電圧及び位相の検出を安価に行うことができ、簡単な回路構成により、交流電源に同期してスイッチング素子のスイッチングの開始と停止とを行うことができ、さらには第3の整流手段の出力端間にコンデンサを接続することにより、交流電源の電圧信号を0Vより大きくして、簡単な回路構成にしてスイッチング動作の連続停止、連続動作を行うことができる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、負荷は、定電圧負荷であることを特徴とし、定電圧負荷はリプル電流の影響を受けにくく、出力側の整流回路を小型化、低コスト化することができる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、負荷は、二次電池であることを特徴とし、二次電池はリプル電流の影響を受けにくく、出力側の整流回路を小型化、低コスト化することができる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを生成することを特徴とし、負荷に供給される出力のピークを抑制し、且つ出力を調整することができる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの発明において、目標出力量は、電流値であることを特徴とし、制御回路を安価にすることができる。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1乃至4いずれかの発明において、目標出力量は、電圧値であることを特徴とし、制御回路を安価にすることができる。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを生成することを特徴とし、交流電源に同期させてスイッチングさせて、出力量を安定させることができる。
【0013】
請求項8の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点を挟む前後の区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせることを特徴とし、低電力を負荷に供給することができる。特に、負荷が電池であり充電するときには、出力に電池電圧以上の電圧を発生させなければ充電できない。このため、第1の整流手段の全波整流電圧をスイッチング素子が直接スイッチングして電池を充電するためには、第2のインダクタの第1のインダクタに対する巻数比を上げて、第1の整流手段の全波整流電圧が低いときでも充電できるようにする必要がある。このとき、非常に低い電流を電池に充電させたい場合、第1の整流手段の全波整流電圧が高いときにもスイッチング素子をスイッチングさせると、出力側には電池電圧に対して高すぎる電圧が発生し、この出力電圧と電池電圧との差が大きすぎて負荷である電池に大電流が流れて正確な制御ができなくなる。このため、交流電源の周期を検知し、そのゼロクロス地点近傍のみをスイッチングさせることにより、低電力を正確に取り出すことができる。
【0014】
請求項9の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点の近傍から前記スイッチング素子のスイッチングを開始させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを停止させることを繰り返すことを特徴とし、交流電源のゼロクロス地点近傍からスイッチング素子のスイッチングを開始させて、部品点数の少ない回路で低電力を負荷に供給することができる。
【0015】
請求項10の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点の近傍で前記スイッチング素子のスイッチングを停止させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを開始させることを繰り返すことを特徴とし、交流電源のゼロクロス地点近傍からスイッチング素子のスイッチングを停止させて、部品点数の少ない回路で低電力を負荷に供給することができる。
【0016】
請求項11の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、交流電源の電圧の最大絶対値地点を挟み、且つゼロクロス地点を含まない区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせることを特徴とし、高調波電流を少なくして、且つ低電力を負荷に供給することができる。
【0017】
請求項12の発明は、請求項7乃至11いずれかの発明において、スイッチング制御手段は交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作を所定の回数繰り返し行うことと、前記スイッチング素子をスイッチング停止させる動作を所定の回数行うこととを交互に繰り返すことを特徴とし、交流電源に同期させて、低電力を負荷に供給できる。例えばあるゼロクロス地点から次のゼロクロス地点までの期間、スイッチング素子をスイッチングさせるあるいは停止させることで出力を調整することにより、部品点数が少ない回路で低電力を負荷に供給することができる。ここで、負荷に流れる電流があるゼロクロス地点から次のゼロクロス地点まで平均10Aとすると、1回目のゼロクロス地点から2回目のゼロクロス地点までスイッチング素子にスイッチングをさせて前記電流を負荷に流し、2回目のゼロクロス地点から3回目のゼロクロス地点までスイッチング素子のスイッチングを停止させ、3回目のゼロクロス地点から5回目のゼロクロス地点までスイッチング素子にスイッチングをさせて前記電流を負荷に流し、5回目のゼロクロス地点から6回目のゼロクロス地点までスイッチング素子のスイッチングを停止させる動作を繰り返すことにより、6Aの平均電流を出力することができる。また、1回目のゼロクロス地点から2回目のゼロクロス地点までの期間のうちある期間のみスイッチングさせて、前記制御を行うこともできる。
【0018】
請求項13の発明は、請求項12の発明において、スイッチング制御手段は交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作を繰り返し行う回数と、前記スイッチング素子をスイッチング停止させる動作を行う回数とを可変して、前記負荷に供給される出力量を制御することを特徴とし、負荷に供給される出力量を調整することができる。
【0019】
請求項14の発明は、請求項7乃至13いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを可変して、前記負荷に供給される出力量を制御することを特徴とし、負荷に供給される出力量を調整することができる。
【0020】
請求項15の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、交流電源の周期に同期させて、前記スイッチング素子を交流電源の電圧の第1のゼロクロス地点近傍から所定のゼロクロス地点の数後の第2のゼロクロス地点近傍までスイッチングさせ、前記第2のゼロクロス地点から所定のゼロクロス地点の数後の第3のゼロクロス地点近傍までスイッチング停止させる動作を繰り返すことを特徴とし、交流電源に同期させてゼロクロス地点近傍からスイッチング素子のスイッチングを行うあるいは停止させることで出力を調整して、部品点数が少ない回路で低電力を負荷に供給することができる。
【0021】
請求項16の発明は、請求項15の発明において、スイッチング制御手段は、前記各所定のゼロクロス地点の数を可変して、前記負荷に供給される出力量を制御することを特徴とし、負荷に供給する出力量を安定した低出力量に調整することができる。
【0022】
請求項17の発明は、請求項7乃至16いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチング停止状態からスイッチング開始させるときは、ソフトスタート制御を行うことを特徴とし、スイッチング開始時の瞬間的に大きな出力を抑制して負荷へのダメージを低減させることができる。特に、負荷が電池であって充電するときには、出力に電池電圧以上の電圧を発生させなければ充電できない。このため、第1の整流手段の出力である全波整流電圧をスイッチング素子が直接スイッチングして電池を充電するためには、第2のインダクタの第1のインダクタに対する巻数比を上げて、第1の整流手段の全波整流電圧が低いときでも充電できるようにする必要がある。しかしそうすると、この電池に充電電流を流していないときに、ソフトスタートを用いずにスイッチング素子のスイッチングを開始して、負荷に低電流を流そうとしても瞬間的に大きな電流が流れてしまう。この瞬間的に大きな電流をソフトスタートを用いることによって抑制しようとするものである。
【0023】
請求項18の発明は、請求項1乃至16いずれかの発明において、出力情報検知手段の出力情報をスイッチング制御手段にフィードバックし、スイッチング制御手段は、前記フィードバックされた出力情報と所定の目標出力量とに基づいて前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるよう前記スイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とし、正確な出力量を負荷に供給することができる。
【0024】
請求項19の発明は、請求項18の発明において、負荷の状況を検知する負荷状況検知手段を備え、前記負荷状況検知手段の検知状況により目標出力量を可変することを特徴とし、負荷の状況を検知して制御することで、負荷にダメージを与えることを無くすことができる。
【0025】
請求項20の発明は、請求項1乃至19いずれかの発明において、前記負荷に供給される出力量が所定の目標出力量になるように、前記しきい値は、出力情報検知手段の出力情報に応じて変更されることを特徴とし、出力情報検知手段の出力情報をフィードバックすることで低コストの回路構成で、低出力を負荷に供給することができる。
【0026】
請求項21の発明は、請求項1乃至20いずれかの発明において、前記比較器は、ヒステリシス特性を有することを特徴とし、ノイズに強く安定した出力を得ることができる。
【0027】
請求項22の発明は、請求項21の発明において、前記負荷に供給される出力量が所定の目標出力量になるように、前記比較器の有するヒステリシス特性は、出力情報検知手段の出力情報に応じてヒステリシス幅を可変できることを特徴とし、ノイズに強く安定した低出力を負荷に供給することができる。
【0028】
請求項23の発明は、請求項1乃至22いずれかの発明において、前記負荷に供給される出力量を所定の目標出力量にするために出力情報検知手段の出力情報をサンプリングで読み取るときは、交流電源の2倍の周期に同期しない周期でサンプリングすることを特徴とし、正確且つ安定した出力を得ることができる。
【0029】
請求項24の発明は、請求項1乃至23いずれかの発明において、前記第1のインダクタに並列にコンデンサが接続されて、共振型のインバータ回路を構成することを特徴とし、インバータの回路方式を共振型とすることにより損失の少ない低ノイズの電源装置にすることができる。なお、スイッチング素子2石を交互にオン・オフさせるハーフブリッジ方式またはプッシュプル方式では、一般的にデッドタイム一定の周波数制御が用いられるが、負荷の大小により共振周波数が合わなくなりスイッチング損失が大きくなるが、本発明では負荷が大きいときの共振周波数に合わせておけば、負荷が小さいときにおいても低損失を維持することができる。
【0030】
請求項25の発明は、請求項1乃至24いずれかの発明において、前記第1のインダクタと第2のインダクタとは、着脱可能、且つ互いに非接触であることを特徴とし、負荷を簡単に着脱でき、水まわりやほこりの多いところでも使用できる。
【0031】
請求項26の発明は、請求項1の発明において、スイッチング制御回路は、前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるように前記周波数制御およびPWM制御を行って前記負荷に供給される出力のピークを抑制する制御と、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作とスイッチング停止させる動作とを行う制御とを所定の目標出力量に応じて切替える機能を備えることを特徴とし、目標出力量に応じて制御方法を自動的に切替えることにより、部品点数が少なく、安価で、高調波電流が少なく、且つ広い制御性を有することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
参考例1
図1は、本参考例1の回路構成を示す。本参考例1は、交流電源ACと、交流電源ACの出力を全波整流する第1の整流手段を構成する整流ブリッジB1と、整流ブリッジB1の出力端間に接続されるセラミックコンデンサC1と、整流ブリッジB1の正出力に接続される第1のインダクタを構成するインダクタL1、L2と、インダクタL1、L2に各ドレインを接続され整流ブリッジB1の負出力に各ソースを接続されるスイッチング素子であるFETQ1、Q2と、インダクタL1、L2の直列回路に並列に接続されてインダクタL1、L2とで共振回路を構成する共振コンデンサC2と、インダクタL1、L2とでトランスを構成しインダクタL1、L2と磁気結合している第2のインダクタを構成するインダクタL3、L4の直列回路と、インダクタL3に一端を接続されるダイオードD1及びインダクタL4に一端を接続されダイオードD1とで第2の整流手段を構成するダイオードD2と、ダイオードD1、D2の各他端の接続中点に接続される平滑用チョークコイルL5と、チョークコイルL5の出力端とインダクタL3、L4の接続中点との間に接続される平滑用コンデンサC4と、平滑用コンデンサC4に並列に接続される負荷4と、負荷4に供給される電流、電圧または電力の出力情報を検知する出力情報検知手段を構成する出力検知回路3と、交流電源ACの電圧及び位相の検出手段を含み交流電源ACの周期に同期した同期情報を出力する入力電源同期検出回路6と、出力検知回路3の出力情報に基づいてFET制御回路1aにFETQ1、Q2を周波数制御させる周波数制御回路1bと、出力検知回路3の出力情報と入力電源同期検出回路6の同期情報とに基づいてFET制御回路1aにFETQ1、Q2をPWM制御させるPWM制御回路1cと、周波数制御回路1bとPWM制御回路1cとによってFETQ1、Q2のスイッチング動作を制御するFET制御回路1aとからなる。ここで、FET制御回路1aと周波数制御回路1bとPWM制御回路1cとでFETQ1、Q2のスイッチング動作を制御して負荷4に供給される出力のピークを抑制するスイッチング制御手段を構成する。
【0034】
交流電源ACの出力を第1の整流手段を構成する整流ブリッジB1により全波整流された全波整流電圧VC1は、整流ブリッジB1の出力端に接続されたセラミックコンデンサC1に入力される。しかし、十分な静電容量を得ることのできる電解コンデンサとは異なり、静電容量の小さいセラミックコンデンサC1では整流ブリッジB1の全波整流電圧VC1は十分に平滑されず、波形は全波整流波形となる。しかし、電解コンデンサで平滑した場合と比べて高い力率を得ることができ、入力電流Iinに含まれる高調波成分を低減させることができる。また比較的寿命の短い電解コンデンサを用いていないので、電源装置の寿命を長くすることができる。整流ブリッジB1から出力された全波整流電圧VC1は、インダクタL1、L2と共振コンデンサC2とFETQ1、Q2とから構成される共振型インバータ回路に入力され、FETQ1、Q2を高周波で交互にオン・オフさせることによりインダクタL1、L2に高周波電流を供給し、インダクタL3、L4の両端に電圧を誘起させ、ダイオードD1、D2で全波整流され、平滑用チョークコイルL5と平滑用コンデンサC4により平滑され、負荷4に出力が供給される。
【0035】
参考例1では、負荷4への出力を制御する制御系は2つの制御系からなり、出力検知回路3と周波数制御回路1bとFET制御回路1aとからなるフィードバックループは負荷4に供給する出力が大きい時に用いる高出力用の第1制御系を構成し、出力検知回路3とPWM制御回路1cとFET制御回路1aとからなるフィードバックループと入力電源同期検出回路6とは負荷4に供給する出力が小さい時に用いる低出力用の第2制御系を構成する。
【0036】
負荷4に高出力を供給する時は、全波整流電圧VC1に対して、FETQ1、Q2のスイッチング周波数を一定にしてスイッチング動作を行わせると、全波整流電圧VC1は周期的に大きさが変わるので、負荷4に供給される出力も周期的に大きさが変わり、インダクタL3、L4、ダイオードD1、D2、平滑用チョークコイルL5、平滑用コンデンサC4の各部品の選定時には出力のピークに合わせて選定しなければならず、部品の大型化、コストの上昇につながっていた。そこで、本参考例1の高出力用の第1制御系では、負荷4に供給される出力が大きいとき、即ち整流ブリッジB1から出力された全波整流電圧VC1が大きい時は、周波数制御回路1bはFETQ1、Q2のスイッチング周波数を上げるようにFET制御回路1aを制御することで、FET制御回路1aは負荷4に供給する出力を下げる方向に制御し、負荷4に供給される出力が小さいとき、即ち整流ブリッジB1から出力された全波整流電圧VC1が小さい時は、周波数制御回路1bはFETQ1、Q2のスイッチング周波数を下げるようにFET制御回路1aを制御することで、FET制御回路1aは負荷4に供給する出力を上げる方向に制御して、負荷4に供給する出力のピークを抑制している。このように負荷4に供給する出力のピークを抑制することで、部品の小型化、コストの低減を行うことができる。なお、このとき低出力用の第2制御系は動作させないようにしておく。
【0037】
負荷4に低出力を供給する時は、FETQ1、Q2のスイッチング周波数が高くなりすぎるためノイズ及び制御性の問題が生じる。そこで、本参考例1の低出力用の第2制御系では、高出力用の第1制御系には一定に制御させておき、PWM制御回路1cは、入力電源同期検出回路6によって検出した交流電源ACの周期に同期させた所定の時間幅だけFETQ1、Q2のスイッチング動作を停止させて出力を調整し、負荷4に低出力を供給する。
【0038】
参考例2
図2は、本参考例2の回路構成を示す。前記参考例1の回路構成を示す図1と同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。図3(a)は、整流ブリッジB1の全波整流電圧VC1の波形を示す。この全波整流電圧VC1で、FETQ1、Q2が同時にオンすることのないように一定の周波数で交互にオン・オフスイッチングをしたときの入力電流Iinの波形と入力電圧Vinの波形とは図3(b)に示される。このとき、負荷4に供給される出力の波形は図3(c)に示されるようにピークを有しているために、部品をこの出力のピークに合わせて選定しなければならず、部品の大型化、コストの上昇につながっていた。
【0039】
そこで本参考例2ではまず、負荷4に供給している出力量がある目標出力量になるように、出力フィードバック回路2は、出力検知回路3で検知した出力情報に基づいて、スイッチング制御回路1がFETQ1、Q2のスイッチングを制御するための制御情報をスイッチング制御回路1に伝達する。即ち、出力量が目標出力量を超えると、出力フィードバック回路2はスイッチング制御回路1のスイッチング周波数を上げるようにする制御信号をスイッチング制御回路1に出力し、スイッチング制御回路1はFETQ1、Q2のスイッチング周波数を上げて、出力電流を抑制して、出力量を抑制する。逆に出力量が目標出力量未満のときは、出力フィードバック回路2はスイッチング制御回路1のスイッチング周波数を下げるようにする制御信号をスイッチング制御回路1に出力し、スイッチング制御回路1はFETQ1、Q2のスイッチング周波数を下げて、出力電流を増加させて、出力量を可能な限り目標出力量に近づけるようにする。このようにスイッチング制御回路1が周波数制御を行うと、負荷4に供給される出力は、図4(a)に示されるように出力のピークを抑制することができる。また、入力電流Iinの波形と入力電圧Vinの波形とは図4(b)に示されるようになり、入力電流Iinもピークを抑制された波形となる。またコンデンサC1がセラミックコンデンサであるので、コンデンサC1を電解コンデンサとした場合に比べて入力電圧Vinと入力電流Iinとの力率は高く、入力電流Iinに含まれる高調波電流は少なくなっている。
【0040】
なお、本参考例2では、スイッチング制御手段1がFETQ1、Q2を周波数制御しているが、出力量が目標出力量を超えると、出力フィードバック回路2はスイッチング制御回路1のスイッチング周波数を一定にして、スイッチング時のオン幅を小さくする制御信号をスイッチング制御回路1に出力し、スイッチング制御回路1はFETQ1、Q2のスイッチング時のオン幅を小さくして、出力電流を抑制して、出力量を抑制し、逆に出力量が目標出力量未満のときは、出力フィードバック回路2はスイッチング制御回路1のスイッチング周波数一定で、スイッチング時のオン幅を大きくする制御信号をスイッチング制御回路1に出力し、スイッチング制御回路1はFETQ1、Q2のスイッチング時のオン幅を大きくして、出力電流を増加させて、出力量を可能な限り目標出力量に近づけるようにするPWM制御を行っても前記周波数制御と同様の効果を得ることができる。
【0041】
また、負荷4に供給する出力が大きい場合はスイッチング制御手段1は周波数制御を行い、負荷4に供給する出力が小さい場合はPWM制御を行うことにより広範囲の出力制御を行うことができる。
【0042】
なお本参考例2では、インダクタL1、L2に並列に共振コンデンサC2、C3が各々接続されており、前記参考例1と同様に共振回路を構成している。
【0043】
参考例3
参考例3は、図5に示すように、前記参考例2を示す図2の負荷4を定電圧負荷4(a)としたもので、それ以外の構成は前記参考例2と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。
【0044】
参考例4
参考例4は、図6に示すように、前記参考例2を示す図2の負荷4を二次電池4(b)としたもので、それ以外の構成は前記参考例2と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。
【0045】
参考例5
参考例5は、図7に示すように、前記参考例2を示す図2の出力検知回路3を負荷4の両端電圧V2を検知する出力電圧検知回路3aとしたもので、それ以外の構成は前記参考例2と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本参考例5では、検知する出力情報として負荷4の両端電圧V2の値を用いて、前記参考例2と同様の制御を行って同様の効果を得ることができる。
【0046】
参考例6
参考例6は、図8に示すように、前記参考例2を示す図2の出力検知回路3を、負荷4を流れる出力電流I2を検知する出力電流検知回路3bとしたもので、それ以外の構成は前記参考例2と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本参考例6では、検知する出力情報として負荷4を流れる出力電流I2の値を用いて、前記参考例2と同様の制御を行って同様の効果を得ることができる。
【0047】
参考例7
参考例7は、図9に示すように、前記参考例2を示す図2にシステム制御回路5を付加したものであり、それ以外の構成は前記参考例2と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。前記参考例2の制御方法を保った状態でシステム制御回路5は、出力電流検知回路3bが検知した負荷4を流れる出力電流I2の値に応じて、FETQ1、Q2を所定の一定時間スイッチングさせ、また所定の一定時間スイッチングを停止させるようにスイッチング制御回路1に信号を送信することを繰り返すことにより、出力電流I2の一定の出力量を負荷4に供給することができる。
【0048】
このときの出力電流I2の波形は、図10に示すように、スイッチング期間中は図4(a)と同様の波形が出力され、スイッチング停止期間中には、出力電流I2は出力されない。このスイッチング期間とスイッチング停止期間との各時間を可変して、出力電流I2の所定の出力量を得ることができる。
【0049】
参考例8
参考例8は図11に示すように、前記参考例7を示す図9に交流電源ACの電圧及び位相の検出手段を含み交流電源ACの周期に同期した同期情報を出力する入力電源同期検出回路6を付加したものであり、それ以外の構成は前記参考例7と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。
【0050】
参考例8では、前記参考例2の制御方法を保った状態で、入力電源同期検出回路6が交流電源ACの電圧と位相とに応じた同期情報をシステム制御回路5に出力することで、システム制御回路5は交流電源ACの周期に同期させた所定の時間幅だけFETQ1、Q2のスイッチング動作を停止させて、負荷4に供給する出力量を制御することができる。
【0051】
例えば、システム制御回路5が交流電源ACの電圧のゼロクロス地点を挟む一定時間tのみFETQ1、Q2がスイッチングを行うようスイッチング制御回路1を制御した場合は、図12に示すような全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形を得ることができる。
【0052】
システム制御回路5が交流電源ACの電圧のゼロクロス地点の近傍から前記スイッチング素子のスイッチングを開始させて一定時間tのみスイッチングを行わせ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを停止させることを繰り返すようにスイッチング制御回路1を制御した場合は、図13(a)に示すような全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形を得ることができる。
【0053】
システム制御回路5が交流電源ACの電圧のゼロクロス地点の近傍で前記スイッチング素子のスイッチングを停止させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを開始させて一定時間tのみスイッチングを行わせることを繰り返すようにスイッチング制御回路1を制御した場合は、図13(b)に示すような全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形を得ることができる。
【0054】
また、システム制御回路5が交流電源ACの電圧の最大絶対値地点を挟み、且つ電圧のゼロクロス地点を含まない一定時間tの区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせるようにスイッチング制御回路1を制御した場合は、図13(c)に示すような全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形を得ることができ、ゼロクロス地点付近でスイッチングしないので高調波電流を低減させることができる。
【0055】
図12において入力電源同期検出回路6から得た同期情報によりシステム制御回路5が交流電源ACの電圧のゼロクロス地点を挟む一定時間tのみFETQ1、Q2をスイッチングさせるようにスイッチング制御回路1を制御しているが、このスイッチング動作を交流電源ACの電圧のゼロクロス地点毎に行うのではなく、例えばゼロクロス地点の1回毎に行うことにより図14に示すような全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形を得ることができ、前記図12に示す出力電流I2の出力量の約2分の1の出力量を得ることができる。また、このスイッチング動作をゼロクロス地点の3回に1回行うことにより図15に示すような全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形を得ることができ、前記図12に示す出力電流I2の出力量の約3分の1の出力量を得ることができる。このように交流電源ACの電圧のゼロクロス地点毎にスイッチング動作をさせる割合を変更することによって、出力電流I2の出力量を制御することができる。
【0056】
次に、図16(a)に示す全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形のようスイッチング時間tを小さくすれば出力電流I2の出力量を小さくすることができ、図16(b)に示す全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形のようスイッチングさせる時間tを大きくすれば出力電流I2の出力量を大きくすることができる。このようにスイッチングさせる時間tを変更することによっても、出力電流I2の出力量を制御することができる。
【0057】
また、入力電源同期検出回路6から得た情報によりシステム制御回路5が、交流電源ACの周期に同期させて、FET素子Q1、Q2を交流電源ACの電圧の第1のゼロクロス地点近傍から所定のゼロクロス地点の数後の第2ゼロクロス近傍までスイッチングさせ、前記第2のゼロクロス地点から所定のゼロクロス地点の数後の第3のゼロクロス地点近傍までスイッチング停止させる動作を繰り返すようスイッチング制御回路1を制御する場合、前記ゼロクロス地点の各所定の数を変更することで、出力電流I2の出力量を制御することができる。例えば図17に示す全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形のように、交流電源ACの周期に同期させて、FETQ1、Q2を交流電源ACの電圧の第1のゼロクロス地点Z1近傍から次のゼロクロス地点である第2ゼロクロス地点Z2近傍までスイッチングさせ、第2のゼロクロス地点Z2から次のゼロクロス地点である第3のゼロクロス地点Z3近傍までスイッチング停止させる動作を繰り返すと、図4(a)に示すスイッチングを停止させない出力電流I2の約2分の1の出力量になる。また、図18に示す全波整流電圧VC1の波形に対する出力電流I2の波形のように、FET素子Q1、Q2を交流電源ACの電圧の第1のゼロクロス地点近傍Z4から次のゼロクロス地点である第2ゼロクロスZ5近傍までスイッチングさせ、第2のゼロクロス地点Z5からゼロクロス地点2つ後の第3のゼロクロス地点Z6近傍までスイッチング停止させる動作を繰り返すと、図4(a)に示すスイッチングを停止させない出力電流I2の約3分の1の出力量になる。
【0058】
なお、本参考例8においてスイッチングの停止状態からスイッチングを開始する際には、スイッチング制御回路1はスイッチング周波数を上げた状態からスイッチングを始めるソフトスタート制御を行い、スイッチング開始時の過渡現象により流れる過渡電流を抑えることができ、本回路及び負荷4に悪影響を与えないことができる。ソフトスタート制御を行わないときと、ソフトスタートを行ったときとの各出力電流I2の波形を図19(a)、(b)に示す。図19(b)に示すソフトスタート制御を行ったときの出力電流I2の過渡電流は、図19(a)に示すソフトスタート制御を行わなかったときの出力電流I2の過渡電流よりも抑えられている。
【0059】
参考例9
参考例9は、図20に示すように、前記参考例8を示す図11に負荷4の温度及び電圧を検出する負荷情報検出回路7を付加したものであり、それ以外の構成は前記参考例8と同様であり同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本参考例9において、出力フィードバック回路2が、出力電流検知回路3bによって検知した出力電流I2の負荷4に対する平均出力電流量をシステム制御回路5に常に送信することにより、システム制御回路5は常に平均出力電流量を知ることができる。この平均出力電流量が、システム制御回路5が有している目標出力量に満たない場合は、システム制御回路5は出力フィードバック回路2に目標出力量に満たないことを伝達し、出力フィードバック回路2はスイッチング制御回路1へ出力電流I2の最大値を大きくするためにFETQ1、Q2のスイッチング周波数を低くするフィードバック信号100を送信する。逆に平均出力電流量が、システム制御回路5が有している目標出力量を超えている場合は、システム制御回路5は出力フィードバック回路2に目標出力量を超えていることを伝達し、出力フィードバック回路2はスイッチング制御回路1へ出力電流I2の最大値を小さくするためにFETQ1、Q2のスイッチング周波数を高くするフィードバック信号100を送信する。また、平均出力電流量がシステム制御回路5が有する目標出力量と同値の場合はそのままの状態を維持するために出力フィードバック回路2がスイッチング制御回路1に送信するフィードバック信号100に変更を与えない。このようなフィードバック制御を行うことで出力電流I2の平均出力電流量を目標出力量にすることができ、図21は、出力電流I2の平均出力電流量が目標出力量になるよう制御されていくときの出力電流I2の波形を示す。
【0060】
しかし、前記の制御方法では負荷4に供給する出力を低出力にする低出力制御の場合、FETQ1、Q2のスイッチング周波数が高くなりすぎるため、ノイズ及び制御性の問題が生じる。したがって低出力制御の場合は、フィードバック信号100のフィードバック量をある一定値に固定した状態で、入力電源同期検出回路6から得た同期情報によりシステム制御回路5が交流電源ACのゼロクロス地点を挟む所定の時間のみFETQ1、Q2をスイッチングさせるようにスイッチング制御回路1を制御する。そして、平均出力電流量がシステム制御回路5が有する目標出力量に満たない場合は、システム制御回路5はFETQ1、Q2をスイッチングさせる所定の時間を微小時間だけ増やすようにスイッチング制御回路1へフィードバック信号101を送信する。それでも平均出力電流量が目標出力量に満たない場合は同様の動作を行う。逆に平均出力電流量がシステム制御回路5が有する目標出力量を超えている場合は、システム制御回路5はFETQ1、Q2をスイッチングさせる所定の時間を微小時間だけ減らすようにスイッチング制御回路1へフィードバック信号101を送信する。それでも平均出力電流量が目標出力量を超えている場合は同様の動作を行う。また、平均出力電流量がシステム制御回路5が有する目標出力量と同値の場合は、そのままの状態を維持するためにシステム制御回路5はFETQ1、Q2をスイッチングさせる所定の時間を変更しないフィードバック信号101をスイッチング制御回路1に送信する。このようなフィードバック制御を行うことにより、低出力制御時の出力電流I2の平均出力電流量を目標出力量にすることができる。
【0061】
なお、負荷情報検出回路7から、負荷4の温度及び電圧の情報をシステム制御回路5が得ることにより、システム制御回路5が有する目標出力量を変更した場合においても本参考例9の制御方法により平均出力電流量を目標出力量にすることができる。
【0062】
参考例10
参考例10は、図22に示すように交流電源ACの電圧及び位相の検出手段を含み交流電源ACの周期に同期した同期情報を出力する入力電源同期検出回路6を、交流電源ACの電圧及び位相の検出手段であり交流電源ACを整流する第3の整流手段である整流ブリッジB3と、整流ブリッジB3の出力端に接続された抵抗R1、R2の直列回路と、反転入力端子を抵抗R1と抵抗R2との接続中点に接続し、非反転入力端子を定電圧源Eに接続したコンパレータ20とから構成し、コンパレータ20の出力をスイッチング制御回路1に接続している。スイッチング制御回路1は、コンパレータ20の出力がHighの期間のみ、FETQ1、Q2をスイッチングさせるよう制御する。このときのコンパレータ20の反転入力端子の電圧S1と、コンパレータ20のしきい値電圧S2と、コンパレータ20の出力S3と、出力電流I2との各波形を図23に示し、本参考例10ではコンパレータ20のしきい値電圧S2を適切に選ぶことによりFETQ1、Q2がスイッチングしている期間を調整して、低出力を負荷4に供給することができる。
【0063】
実施形態1
実施形態1は、図24に示すように前記参考例10を示す図22の整流ブロックB3の出力端間にコンデンサC5を接続することで、整流ブロックB3の出力電圧を平滑して、コンパレータ20の反転入力端子の電圧S1の最小値を0Vより大きくしたもので、電圧S1の最小値より小さい定電圧源E1の出力電圧(コンパレータ20のしきい値電圧S2)の生成を容易にしている。ここで図25(a)に示すように、定電圧源E1の出力電圧(コンパレータ20のしきい値電圧S2)を電圧S1の最大値より大きい値とすることで、コンパレータ20の出力S3はHighに保たれ、このHigh状態の出力S3を入力されている間スイッチング制御回路1はFETQ1、Q2をスイッチングさせて、出力電流I2を負荷4に供給する。次に図25(b)に示すように、定電圧源E1の出力電圧(コンパレータ20のしきい値電圧S2)を電圧S1の最小値より小さい値とすることで、コンパレータ20の出力S3はLowに保たれ、このLow状態の出力S3を入力されている間スイッチング制御回路1はFETQ1、Q2のスイッチングを停止させて、出力電流I2の負荷4への供給を停止する。このように本実施形態1では、FETQ1、Q2のスイッチングの連続動作、及び連続停止を行うことができる。
【0064】
実施形態2
実施形態2の回路構成を図26に示す。前記実施形態1を示す図24の具体回路例であり、図24と同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態2では、出力電流検知回路3bは、負荷である二次電池4bに直列に接続された抵抗R0で構成され、出力フィードバック回路2は、一端を抵抗R0に接続された抵抗R29と、抵抗R29の他端を反転入力端子に接続されたオペアンプ22と、オペアンプ22の出力と反転入力端子間に接続された抵抗R6とコンデンサC11との並列回路と、接続中点をオペアンプ22の非反転入力端子に接続された抵抗R4、R5の直列回路と、抵抗R5に並列に接続されたコンデンサC10と、オペアンプ22の出力を非反転入力端子に接続されたオペアンプ23と、オペアンプ23の反転入力端子に接続された抵抗R8とトランジスタT1との直列回路と、トランジスタT1のベースに一端を接続された抵抗R12と、抵抗R12の他端に接続された電解コンデンサC18と、オペアンプ23の出力に接続された抵抗R9、R10の直列回路と抵抗R11とツェナダイオードZD3とダイオードD3との直列回路とから構成される。システム制御回路5は、マイコン24と、マイコン24の入力端子に接続されたコンデンサC12と一端をオペアンプ22の出力に接続され他端をマイコン24の前記入力端子に接続された抵抗R7と、マイコン24の出力端子に接続された抵抗R13、R14と、マイコン24の別の出力端子に一端を接続された抵抗R15、R17と、抵抗R17の他端にベースを接続されたトランジスタT2と、トランジスタT2のベースに接続された電解コンデンサC13と、トランジスタT2のコレクタに接続された抵抗R16と、トランジスタT2のエミッタにフォトダイオードを接続されたフォトカプラFC2と、出力フィードバック回路2のダイオードD3にフォトダイオードを接続されたフォトカプラFC1とから構成される。スイッチング制御回路1は、スイッチングレギュレータIC21と、スイッチングレギュレータIC21と定電圧Vccとに接続されたコンデンサC14と、スイッチングレギュレータIC21の内部回路とで発振器を構成する抵抗R18とコンデンサC15との並列回路及び抵抗R21とコンデンサC17との並列回路と、フォトカプラFC1のトランジスタのコレクタとスイッチングレギュレータIC21の入力端子との間に接続された抵抗R19と、スイッチングレギュレータIC21に接続された抵抗R20、コンデンサC16と、スイッチングレギュレータIC21の出力端子に接続されたFETQ1、Q2の各ゲート抵抗である抵抗R22、R23とから構成される。入力電源同期検出回路6は、交流電源ACを整流する第3の整流手段である整流ブリッジB3と、整流ブリッジB3の出力端間に接続された抵抗R1、R2の直列回路、コンデンサC5及び抵抗R28と、反転入力端子を抵抗R1と抵抗R2との接続中点に接続され、非反転入力端子を抵抗R24と抵抗R25との接続中点に接続され、出力をプルアップ抵抗R27とスイッチングレギュレータIC21の入力に接続されたコンパレータ20と、抵抗R24と抵抗R25との接続中点に一端を接続され他端をフォトカプラFC2のトランジスタのコレクタに接続された抵抗R26とから構成される。
【0065】
出力電流I2は抵抗R0の両端電圧として検知され、オペアンプ22を介して抵抗R7とコンデンサC12との積分回路により平均された出力を平均出力電流量としてマイコン24と非反転増幅器を構成するオペアンプ23とに出力する。したがってマイコン24は常に平均出力電流量を検知することができる。マイコン24は平均出力電流量と目標出力量とを比較して、平均出力電流量が目標出力量に満たないときは、マイコン24はトランジスタT2をオフさせてフォトカプラFC2をオフさせる。そうして抵抗R26をグランドから切り離すことでコンパレータ20のしきい値電圧S2は、定電圧Vccを抵抗R24と抵抗R25とで分圧した値となる。平均出力電流量が目標出力量を超えているときは、マイコン24はトランジスタT2をオンさせてフォトカプラFC2をオンさせる。そうして抵抗R26を、フォトカプラFC2を介してグランドに接続することでコンパレータ20のしきい値電圧S2は、定電圧Vccを抵抗R24と抵抗R25、R26の並列回路とで分圧した値となり、平均出力電流量が目標出力量に満たないときのコンパレータ20のしきい値電圧S2は、平均出力電流量が目標出力量を超えているときのコンパレータ20のしきい値電圧S2よりも高くなる。図27(a)に平均出力電流量が目標出力量に満たないときのコンパレータ20の反転入力端子の電圧S1と、コンパレータ20のしきい値電圧S2と、コンパレータ20の出力S3と、出力電流I2との各波形を示し、出力電流量を増加させるために、コンパレータ20のしきい値電圧S2を高くし、コンパレータ20の出力S3がHighになっている時間を長くして、出力電流I2が出力される時間を長くしている。図27(b)に平均出力電流量が目標出力量を超えているときのコンパレータ20の反転入力端子の電圧S1と、コンパレータ20のしきい値電圧S2と、コンパレータ20の出力S3と、出力電流I2との各波形を示し、出力電流量を減少させるために、コンパレータ20のしきい値電圧S2を低くし、コンパレータ20の出力S3がHighになっている時間を短くして、出力電流I2が出力される時間を短くしている。
【0066】
また、オペアンプ22から平均出力電流量を入力されたオペアンプ23を含む非反転増幅回路は、マイコン24からの信号によってトランジスタT1がオン・オフすることで増幅率を切替えられ、トランジスタT1をオンさせると非反転増幅回路の増幅率が大きくなりフォトカプラFC1がオンして、フォトカプラFC1を介して信号を入力されたスイッチングレギュレータIC21はスイッチング周波数を高くして出力電流I2を減少させる。マイコン24がトランジスタT1をオフさせると非反転増幅回路の増幅率が小さくなりフォトカプラFC1がオフして、フォトカプラFC1を介して信号を入力されなくなったスイッチングレギュレータIC21はスイッチング周波数を低くして出力電流I2を増加させる。本実施形態2においては、フォトカプラFC1を介して一定量のフィードバックをかけるように固定された状態で、フォトカプラFC2を介してコンパレータ20のしきい値電圧S2を切替えてコンパレータ20の出力S3を制御することによってスイッチングレギュレータIC21がFETQ1、Q2のスイッチング動作時間とスイッチング停止時間とを制御して出力電流I2の平均出力電流量を制御している。
【0067】
なお本実施形態2においては、交流電源ACに直列にヒューズF1とインダクタL6a、L6bが接続され、ヒューズF1を介して交流電源ACに並列にバリスタH1、抵抗R3、コンデンサC6が接続され、インダクタL6a、L6bを介して交流電源ACに並列にコンデンサC7が接続され、コンデンサC7の両端が整流ブリッジB1の入力に接続される。また、ダイオードD1、D2に並列にコンデンサC8、C9が各々接続されており、インダクタL3、L4とで共振回路を構成している。そして、FETQ1、Q2の各ゲート−ソース間にはツェナダイオードZD1、ZD2が接続され各ゲートの過電圧保護を図っている。
【0068】
実施形態3
実施形態3の回路構成を図28に示す。前記実施形態2を示す図26と同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態3では、入力電源同期検出回路6のコンパレータ20の非反転入力端子と出力との間に抵抗R31を接続し、コンパレータ20の非反転入力端子と抵抗R24、R25の接続中点との間に抵抗R30を接続してコンパレータ20にヒステリシス特性を持たせたことにより、ノイズに強い安定した出力を得ることができる。
【0069】
図29(a)に平均出力電流量が目標出力量に満たないときのコンパレータ20の反転入力端子の電圧S1と、コンパレータ20のしきい値電圧S2と、コンパレータ20の出力S3と、出力電流I2との各波形を示し、前記実施形態2同様に、出力電流量を増加させるために、コンパレータ20のしきい値電圧S2を高くし、コンパレータ20の出力S3がHighになっている時間を長くして、出力電流I2が出力される時間を長くしている。図29(b)に平均出力電流量が目標出力量を超えているときのコンパレータ20の反転入力端子の電圧S1と、コンパレータ20のしきい値電圧S2と、コンパレータ20の出力S3と、出力電流I2との各波形を示し、出力電流量を減少させるために、コンパレータ20のしきい値電圧S2を低くし、コンパレータ20の出力S3がHighになっている時間を短くして、出力電流I2が出力される時間を短くしている。本実施形態3では、コンパレータ20の動作はヒステリシス幅を有しているのでノイズに強い安定した比較動作を行うことができ、出力を安定させることができる。
【0070】
実施形態4
実施形態4の回路構成を図30に示す。前記実施形態3を示す図28と同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態4では、ヒステリシス付コンパレータ20aを用い、ヒステリシス幅はマイコン24がトランジスタT2とフォトカプラFC2とを介してヒステリシス付コンパレータ20aに信号を入力することでヒステリシス幅を変更することができる。図31(a)に平均出力電流量が目標出力量に満たないときのヒステリシス付コンパレータ20aの反転入力端子の電圧S1と、ヒステリシス付コンパレータ20aのしきい値電圧S2と、ヒステリシス付コンパレータ20aの出力S3と、出力電流I2との各波形を示し、出力電流量を増加させるために、マイコン24がヒステリシス付コンパレータ20aに対して信号を出力してヒステリシス幅を大きくすることで、コンパレータ20の出力S3がHighになっている時間を長くして、出力電流I2が出力される時間を長くしている。図31(b)に平均出力電流量が目標出力量を超えているときのコンパレータ20の反転入力端子の電圧S1と、コンパレータ20のしきい値電圧S2と、コンパレータ20の出力S3と、出力電流I2との各波形を示し、出力電流量を減少させるために、マイコン24がヒステリシス付コンパレータ20aに対して信号を出力してヒステリシス幅を小さくすることで、コンパレータ20の出力S3がHighになっている時間を短くして、出力電流I2が出力される時間を短くしている。
【0071】
ここで、システム制御回路5のマイコン24がオペアンプ22から出力される平均出力電流量を示す信号を入力されて、所定のサンプリング間隔で前記平均出力電流量を示す信号のサンプリングを数回行い、その平均値を平均電流量とする場合に、所定のサンプリング間隔が交流電源ACの周波数の2倍に近い値であると、出力電流I2が交流電源ACと同期した波形であるため、マイコン24が算出する平均電流量に大きな誤差を生じてしまう。例えば図32に示すように、マイコン24に入力される平均出力電流量を示す信号である電圧VCRの波形は交流電源ACの周期と同じ周期を有し、交流電源ACの周波数が50Hzのとき、マイコン24が10msecのサンプリング間隔ts1でサンプリングを行った場合、平均出力電流量を示す電圧VCRの周期とサンプリング間隔ts1とは同期しているため、コンデンサC12と抵抗R7とで平均出力電流量を示す電圧VCRを平滑しきれないときはマイコン24で算出した平均電流量は実際の値と大きく変わってしまう。これを防ぐためにマイコン24のサンプリング間隔を交流電源ACの周期に同期しない例えば図32のサンプリング間隔ts2にする必要がある。
【0072】
実施形態5
実施形態5の回路構成を図33に示す。前記参考例1を示す図1と同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態5では、第1のインダクタを構成するインダクタL1、L2と、第2のインダクタを構成するインダクタL3、L4とは、図34に示すように着脱可能なトランス構造であり、インダクタL1、L2、インダクタL3、L4ともに外部とは絶縁物10a、10bにより絶縁された構造となっている。また、出力検知回路3で検知した出力情報は、非接触情報伝送回路8a、8bを介して周波数制御回路1b、PWM制御回路1cに送信される。ここで非接触情報伝送回路8aと8bとはインダクタを用いており、互いに磁気結合によって信号の送受信を行うため、非接触で情報の伝送を行うことができる。したがって、負荷4を含む2次側の回路を取り換えることで容易に負荷4を取り換えることができる。また、インダクタL1、L2、インダクタL3、L4ともに外部とは絶縁された構造となっているので水まわり及びほこりの多い場所での使用に適している。
【0073】
実施形態6
実施形態6の回路構成を図35に示す。前記実施形態3を示す図28と同一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態6では、比較器20の出力を分周し、分周した信号をスイッチングレギュレータIC21に出力する分周制御回路9を備え、マイコン24はフォトカプラFC3、FC4を介して分周制御回路9の入力端子X1、X2に信号を入力することで分周制御回路9の分周動作を制御している。マイコン24は、負荷である二次電池4bへの充電電流である出力電流I2が大電流の場合、中電流の場合、小電流の場合の各場合に応じてその制御方法を変えている。
【0074】
まず、大電流の出力電流I2が必要な場合は、マイコン24はフォトカプラFC3、FC4を介して分周制御回路9の入力端子X1、X2共にLow信号を入力する。すると分周制御回路9はスイッチングレギュレータIC21への出力信号をHighに固定し、スイッチングレギュレータIC21はフォトカプラFC1を介して入力される信号に応じて、FETQ1、Q2を連続してスイッチングさせる。
【0075】
このときのスイッチングレギュレータIC21の動作について説明する。出力電流I2は抵抗R0の両端電圧として検知され、オペアンプ22を介して抵抗R7とコンデンサC12との積分回路で平均された平均出力電流量を、マイコン24と非反転増幅器を構成するオペアンプ23とに出力する。したがってマイコン24は常に平均出力電流量を検知することができる。オペアンプ22から平均出力電流量を入力されたオペアンプ23を含む非反転増幅回路は、平均出力電流量と目標出力量とを比較したマイコン24からの信号によってトランジスタT1がオン・オフすることで増幅率を切替えられる。平均出力電流量が目標出力量を超えているときは、マイコン24がトランジスタT1をオンさせることで非反転増幅回路の増幅率が大きくなりフォトカプラFC1がオンして、フォトカプラFC1を介して信号を入力されたスイッチングレギュレータIC21はスイッチング周波数を高くして出力電流I2を減少させる。平均出力電流量が目標出力量に満たないときは、マイコン24がトランジスタT1をオフさせることで非反転増幅回路の増幅率が小さくなりフォトカプラFC1がオフして、スイッチングレギュレータIC21はスイッチング周波数を低くして出力電流I2を増加させる。このときの出力電流I2を図36(b)に、コンパレータ20の非反転入力端子の電圧S1を図36(a)に示す。
【0076】
次に、低電流の出力電流I2が必要な場合は、マイコン24はフォトカプラFC3、FC4を介して分周制御回路9の入力端子X1にHigh信号、X2にLow信号を入力する。すると分周制御回路9は、コンパレータ20から入力された信号をそのままスイッチングレギュレータIC21へ出力し、スイッチングレギュレータIC21は分周制御回路9から入力された信号がHighのときのみFETQ1、Q2をスイッチングさせる。
【0077】
このときのスイッチングレギュレータIC21の動作について説明する。出力電流I2は抵抗R0の両端電圧として検知され、オペアンプ22を介して抵抗R7とコンデンサC12との積分回路で平均された平均出力電流量を、マイコン24と非反転増幅器を構成するオペアンプ23とに出力する。したがってマイコン24は常に平均出力電流量を検知することができる。マイコン24は平均出力電流量と目標出力量とを比較して、平均出力電流量が目標出力量に満たないときは、マイコン24はトランジスタT2をオフさせてフォトカプラFC2をオフさせる。そうして抵抗R26をグランドから切り離すことでコンパレータ20のしきい値電圧S2は、定電圧Vccを抵抗R24と抵抗R25とで分圧した値となる。平均出力電流量が目標出力量を超えているときは、マイコン24はトランジスタT2をオンさせてフォトカプラFC2をオンさせる。そうして抵抗R26を、フォトカプラFC2を介してグランドに接続することでコンパレータ20のしきい値電圧S2は、定電圧Vccを抵抗R24と抵抗R25、R26の並列回路とで分圧した値となり、平均出力電流量が目標出力量に満たないときのコンパレータ20のしきい値電圧S2は、平均出力電流量が目標出力量を超えているときのコンパレータ20のしきい値電圧S2よりも高くなり、平均出力電流量が目標出力量に満たないときにコンパレータ20の出力S3がHighである時間は、平均出力電流量が目標出力量を超えているときにコンパレータ20の出力S3がHighである時間よりも長くなり、平均出力電流量が目標出力量に満たないときには出力電流量を増加させ、平均出力電流量が目標出力量を超えているときは出力電流量を減少させる。このように低電流の出力電流I2が必要な場合は、フォトカプラFC1を介して一定量のフィードバックをかけるように固定された状態で、フォトカプラFC2を介してコンパレータ20のしきい値電圧S2を切替えてコンパレータ20の出力S3を制御することによってスイッチングレギュレータIC21がFETQ1、Q2のスイッチング動作時間とスイッチング停止時間とを制御して出力電流I2の平均出力電流量を制御している。このときの出力電流I2を図36(d)に示す。
【0078】
そして、中電流の出力電流I2が必要な場合は、マイコン24はフォトカプラFC3、FC4を介して分周制御回路9の入力端子X1にLow信号、X2にHigh信号を入力する。すると分周制御回路9は、コンパレータ20から入力された信号を2分の1に分周した信号をスイッチングレギュレータIC21へ出力し、スイッチングレギュレータIC21は分周制御回路9から入力された信号がHighのときのみFETQ1、Q2をスイッチングさせる。
【0079】
このときのスイッチングレギュレータIC21は前記出力電流I2が大電流の場合と同様に、フォトカプラFC1を介して入力された信号に応じてFETQ1、Q2のスイッチング周波数を制御する。このときの出力電流I2を図36(c)に示す。
【0080】
実施形態6は、時間によって自動的に目標出力量が変更される場合、及び負荷である二次電池4bからの負荷情報により目標出力量が変更される場合(負荷情報検出回路は図示なし)にマイコン24の指示によって自動的に前記3パターンの制御方法のうち目標出力量を達成できるいずれかの制御方法で制御される。
【0081】
また、マイコン24がフォトカプラFC3、FC4を介して分周制御回路9の入力端子X1、X2共にHigh信号を入力すると、分周制御回路9はスイッチングレギュレータIC21への出力信号をLowに固定し、スイッチングレギュレータIC21はFETQ1、Q2のスイッチング動作を停止させて出力電流I2は出力しなくなる。このときの出力電流I2を図36(e)に示す。
【0082】
【発明の効果】
請求項1の発明は、交流電源を整流する第1の整流手段と、高周波でスイッチングすることで前記第1の整流手段の整流出力を高周波電力に変換するスイッチング素子と、前記高周波電力を供給される第1のインダクタと、前記第1のインダクタと磁気結合している第2のインダクタと、前記第2のインダクタに誘起される電圧を整流する第2の整流手段と、前記第2の整流手段の整流出力を平滑するチョークコイルと、前記チョークコイルの出力端側に接続される負荷とで構成されるインバータ・コンバータ回路からなり、前記負荷に供給される出力情報を検知するための出力情報検知手段と、前記出力情報検知手段の出力情報と所定の目標出力量とに基づいて前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるよう前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御して前記負荷に供給される出力のピークを抑制するスイッチング制御手段と、交流電源を整流する第3の整流手段、第3の整流手段の出力端間に接続されたコンデンサ、第3の整流手段の出力値の最低値未満の値と最大値を超える値とに切替えられるしきい値と第3の整流手段の出力値とを比較する比較器で構成された交流電源の電圧及び位相の検出手段とを備え、前記スイッチング制御手段は、負荷に供給する出力が大きい場合は前記スイッチング動作を周波数制御し、負荷に供給する出力が小さい場合は前記スイッチング動作をPWM制御し、比較器の出力に応じて、スイッチング素子のスイッチング動作の連続停止、もしくは連続動作を行うので、第1の整流手段の全波整流電圧を電解コンデンサで平滑しないことにより、力率の向上及び入力電流に含まれる高調波ノイズ成分の削減を行うことができ、電解コンデンサが回路の中に入っていないので電源装置の寿命を長くすることができる。また、負荷に供給される出力に生じるピーク電力を抑制することで、ダイオード、コンデンサ、チョークコイル等の第2の整流手段及びその周辺回路に用いる部品を選定するときに、電圧、電流の最大定格の低い部品を選定することができ、部品を小型化、低コスト化することができる。さらに、スイッチング素子のスイッチング動作を周波数制御とPWM制御とを組合せて制御することで幅広い制御を行うことができる。したがって、低コストで、損失が少なく、高い力率を有し、高調波対策を行い、制御性に優れた電源装置を提供することができるという効果がある。さらに、第1の整流手段の全波整流出力の周期にスイッチング素子のスイッチングを同期させると、スイッチング素子のスイッチング停止時に全波整流出力がほぼ一定となって同期がとれなくなる場合があるが、交流電源の周期にスイッチングを同期させることにより、出力量の大小に関係なく安定した交流電源の電圧及び位相の検出を行うことができ、整流ブリッジのような第3の整流手段を設けることにより、交流電源の電圧及び位相の検出を安価に行うことができ、簡単な回路構成により、交流電源に同期して スイッチング素子のスイッチングの開始と停止とを行うことができ、さらには第3の整流手段の出力端間にコンデンサを接続することにより、交流電源の電圧信号を0Vより大きくして、簡単な回路構成にしてスイッチング動作の連続停止、連続動作を行うことができる。
【0083】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、負荷は、定電圧負荷であるので、定電圧負荷はリプル電流の影響を受けにくく、出力側の整流回路を小型化、低コスト化することができるという効果がある。
【0084】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、負荷は、二次電池であるので、二次電池はリプル電流の影響を受けにくく、出力側の整流回路を小型化、低コスト化することができるという効果がある。
【0085】
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを生成するので、負荷に供給される出力のピークを抑制し、且つ出力を調整することができるという効果がある。
【0086】
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの発明において、目標出力量は、電流値であるので、制御回路を安価にすることができるという効果がある。
【0087】
請求項6の発明は、請求項1乃至4いずれかの発明において、目標出力量は、電圧値であるので、制御回路を安価にすることができるという効果がある。
【0088】
請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを生成するので、交流電源に同期させてスイッチングさせて、出力量を安定させることができるという効果がある。
【0089】
請求項8の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点を挟む前後の区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせるので、低電力を負荷に供給することができるという効果がある。特に、負荷が電池であり充電するときには、出力に電池電圧以上の電圧を発生させなければ充電できない。このため、第1の整流手段の全波整流電圧をスイッチング素子が直接スイッチングして電池を充電するためには、第2のインダクタの第1のインダクタに対する巻数比を上げて、第1の整流手段の全波整流電圧が低いときでも充電できるようにする必要がある。このとき、非常に低い電流を電池に充電させたい場合、第1の整流手段の全波整流電圧が高いときにもスイッチング素子をスイッチングさせると、出力側には電池電圧に対して高すぎる電圧が発生し、この出力電圧と電池電圧との差が大きすぎて負荷である電池に大電流が流れて正確な制御ができなくなる。このため、交流電源の周期を検知し、そのゼロクロス地点近傍のみをスイッチングさせることにより、低電力を正確に取り出すことができる。
【0090】
請求項9の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点の近傍から前記スイッチング素子のスイッチングを開始させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを停止させることを繰り返すので、交流電源のゼロクロス地点近傍からスイッチング素子のスイッチングを開始させて、部品点数の少ない回路で低電力を負荷に供給することができるという効果がある。
【0091】
請求項10の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点の近傍で前記スイッチング素子のスイッチングを停止させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを開始させることを繰り返すので、交流電源のゼロクロス地点近傍からスイッチング素子のスイッチングを停止させて、部品点数の少ない回路で低電力を負荷に供給することができるという効果がある。
【0092】
請求項11の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、交流電源の電圧の最大絶対値地点を挟み、且つゼロクロス地点を含まない区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせるので、高調波電流を少なくして、且つ低電力を負荷に供給することができるという効果がある。
【0093】
請求項12の発明は、請求項7乃至11いずれかの発明において、スイッチング制御手段は交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作を所定の回数繰り返し行うことと、前記スイッチング素子をスイッチング停止させる動作を所定の回数行うこととを交互に繰り返すので、交流電源に同期させて、低電力を負荷に供給できるという効果がある。例えばあるゼロクロス地点から次のゼロクロス地点までの期間、スイッチング素子をスイッチングさせるあるいは停止させることで出力を調整することにより、部品点数が少ない回路で低電力を負荷に供給することができる。ここで、負荷に流れる電流があるゼロクロス地点から次のゼロクロス地点まで平均10Aとすると、1回目のゼロクロス地点から2回目のゼロクロス地点までスイッチング素子にスイッチングをさせて前記電流を負荷に流し、2回目のゼロクロス地点から3回目のゼロクロス地点までスイッチング素子のスイッチングを停止させ、3回目のゼロクロス地点から5回目のゼロクロス地点までスイッチング素子にスイッチングをさせて前記電流を負荷に流し、5回目のゼロクロス地点から6回目のゼロクロス地点までスイッチング素子のスイッチングを停止させる動作を繰り返すことにより、6Aの平均電流を出力することができる。また、1回目のゼロクロス地点から2回目のゼロクロス地点までの期間のうちある期間のみスイッチングさせて、前記制御を行うこともできる。
【0094】
請求項13の発明は、請求項12の発明において、スイッチング制御手段は交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作を繰り返し行う回数と、前記スイッチング素子をスイッチング停止させる動作を行う回数とを可変して、前記負荷に供給される出力量を制御するので、負荷に供給される出力量を調整することができるという効果がある。
【0095】
請求項14の発明は、請求項7乃至13いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを可変して、前記負荷に供給される出力量を制御するので、負荷に供給される出力量を調整することができるという効果がある。
【0096】
請求項15の発明は、請求項7の発明において、スイッチング制御手段は、交流電源の周期に同期させて、前記スイッチング素子を交流電源の電圧の第1のゼロクロス地点近傍から所定のゼロクロス地点の数後の第2のゼロクロス地点近傍までスイッチングさせ、前記第2のゼロクロス地点から所定のゼロクロス地点の数後の第3のゼロクロス地点近傍までスイッチング停止させる動作を繰り返すので、交流電源に同期させてゼロクロス地点近傍からスイッチング素子のスイッチングを行うあるいは停止させることで出力を調整して、部品点数が少ない回路で低電力を負荷に供給することができるという効果がある。
【0097】
請求項16の発明は、請求項15の発明において、スイッチング制御手段は、前記各所定のゼロクロス地点の数を可変して、前記負荷に供給される出力量を制御するので、負荷に供給する出力量を安定した低出力量に調整することができるという効果がある。
【0098】
請求項17の発明は、請求項7乃至16いずれかの発明において、スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチング停止状態からスイッチング開始させるときは、ソフトスタート制御を行うので、スイッチング開始時の瞬間的に大きな出力を抑制して負荷へのダメージを低減させることができるという効果がある。特に、負荷が電池であって充電するときには、出力に電池電圧以上の電圧を発生させなければ充電できない。このため、第1の整流手段の出力である全波整流電圧をスイッチング素子が直接スイッチングして電池を充電するためには、第2のインダクタの第1のインダクタに対する巻数比を上げて、第1の整流手段の全波整流電圧が低いときでも充電できるようにする必要がある。しかしそうすると、この電池に充電電流を流していないときに、ソフトスタートを用いずにスイッチング素子のスイッチングを開始して、負荷に低電流を流そうとしても瞬間的に大きな電流が流れてしまう。この瞬間的に大きな電流をソフトスタートを用いることによって抑制しようとするものである。
【0099】
請求項18の発明は、請求項1乃至16いずれかの発明において、出力情報検知手段の出力情報をスイッチング制御手段にフィードバックし、スイッチング制御手段は、前記フィードバックされた出力情報と所定の目標出力量とに基づいて前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるよう前記スイッチング素子のスイッチングを制御するので、正確な出力量を負荷に供給することができるという効果がある。
【0100】
請求項19の発明は、請求項18の発明において、負荷の状況を検知する負荷状況検知手段を備え、前記負荷状況検知手段の検知状況により目標出力量を可変するので、負荷の状況を検知して制御することで、負荷にダメージを与えることを無くすことができるという効果がある。
【0101】
請求項20の発明は、請求項1乃至19いずれかの発明において、前記負荷に供給される出力量が所定の目標出力量になるように、前記しきい値は、出力情報検知手段の出力情報に応じて変更されるので、出力情報検知手段の出力情報をフィードバックすることで低コストの回路構成で、低出力を負荷に供給することができるという効果がある。
【0102】
請求項21の発明は、請求項1乃至20いずれかの発明において、前記比較器は、ヒステリシス特性を有するので、ノイズに強く安定した出力を得ることができるという効果がある。
【0103】
請求項22の発明は、請求項21の発明において、前記負荷に供給される出力量が所定の目標出力量になるように、前記比較器の有するヒステリシス特性は、出力情報検知手段の出力情報に応じてヒステリシス幅を可変できるので、ノイズに強く安定した低出力を負荷に供給することができるという効果がある。
【0104】
請求項23の発明は、請求項1乃至22いずれかの発明において、前記負荷に供給される出力量を所定の目標出力量にするために出力情報検知手段の出力情報をサンプリングで読み取るときは、交流電源の2倍の周期に同期しない周期でサンプリングするので、正確且つ安定した出力を得ることができるという効果がある。
【0105】
請求項24の発明は、請求項1乃至23いずれかの発明において、前記第1のインダクタに並列にコンデンサが接続されて、共振型のインバータ回路を構成するので、インバータの回路方式を共振型とすることにより損失の少ない低ノイズの電源装置にすることができるという効果がある。なお、スイッチング素子2石を交互にオン・オフさせるハーフブリッジ方式またはプッシュプル方式では、一般的にデッドタイム一定の周波数制御が用いられるが、負荷の大小により共振周波数が合わなくなりスイッチング損失が大きくなるが、本発明では負荷が大きいときの共振周波数に合わせておけば、負荷が小さいときにおいても低損失を維持することができる。
【0106】
請求項25の発明は、請求項1乃至24いずれかの発明において、前記第1のインダクタと第2のインダクタとは、着脱可能、且つ互いに非接触であるので、負荷を簡単に着脱でき、水まわりやほこりの多いところでも使用できるという効果がある。
【0107】
請求項26の発明は、請求項1の発明において、スイッチング制御回路は、前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるように前記周波数制御およびPWM制御を行って前記負荷に供給される出力のピークを抑制する制御と、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作とスイッチング停止させる動作とを行う制御とを所定の目標出力量に応じて切替える機能を備えるので、目標出力量に応じて制御方法を自動的に切替えることにより、部品点数が少なく、安価で、高調波電流が少なく、且つ広い制御性を有することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例1の回路構成を示す図である。
【図2】 本発明の参考例2の回路構成を示す図である。
【図3】 本発明の参考例2の動作を説明する図である。
【図4】 本発明の参考例2の動作を説明する図である。
【図5】 本発明の参考例3の回路構成を示す図である。
【図6】 本発明の参考例4の回路構成を示す図である。
【図7】 本発明の参考例5の回路構成を示す図である。
【図8】 本発明の参考例6の回路構成を示す図である。
【図9】 本発明の参考例7の回路構成を示す図である。
【図10】 本発明の参考例7の動作を説明する図である。
【図11】 本発明の参考例8の回路構成を示す図である。
【図12】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図13】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図14】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図15】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図16】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図17】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図18】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図19】 本発明の参考例8の動作を説明する図である。
【図20】 本発明の参考例9の回路構成を示す図である。
【図21】 本発明の参考例9の動作を説明する図である。
【図22】 本発明の参考例10の回路構成を示す図である。
【図23】 本発明の参考例10の動作を説明する図である。
【図24】 本発明の実施形態1の回路構成を示す図である。
【図25】 本発明の実施形態1の動作を説明する図である。
【図26】 本発明の実施形態2の回路構成を示す図である。
【図27】 本発明の実施形態2の動作を説明する図である。
【図28】 本発明の実施形態3の回路構成を示す図である。
【図29】 本発明の実施形態3の動作を説明する図である。
【図30】 本発明の実施形態4の回路構成を示す図である。
【図31】 本発明の実施形態4の動作を説明する図である。
【図32】 本発明の実施形態4の動作を説明する図である。
【図33】 本発明の実施形態5の回路構成を示す図である。
【図34】 本発明の実施形態5の第1のインダクタと第2のインダクタとを示す図である。
【図35】 本発明の実施形態6の回路構成を示す図である。
【図36】 本発明の実施形態6の動作を説明する図である。
【符号の説明】
AC 交流電源
B1 整流ブリッジ
B2 整流ブリッジ
Q1 FET
Q2 FET
L1 インダクタ
L2 インダクタ
L3 インダクタ
L4 インダクタ
L5 チョークコイル
D1 ダイオード
D2 ダイオード
1a FET制御回路
1b 周波数制御回路
1c PWM制御回路
3 出力検知回路
4 負荷

Claims (26)

  1. 交流電源を整流する第1の整流手段と、高周波でスイッチングすることで前記第1の整流手段の整流出力を高周波電力に変換するスイッチング素子と、前記高周波電力を供給される第1のインダクタと、前記第1のインダクタと磁気結合している第2のインダクタと、前記第2のインダクタに誘起される電圧を整流する第2の整流手段と、前記第2の整流手段の整流出力を平滑するチョークコイルと、前記チョークコイルの出力端側に接続される負荷とで構成されるインバータ・コンバータ回路からなり、前記負荷に供給される出力情報を検知するための出力情報検知手段と、前記出力情報検知手段の出力情報と所定の目標出力量とに基づいて前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるよう前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御して前記負荷に供給される出力のピークを抑制するスイッチング制御手段と、交流電源を整流する第3の整流手段、第3の整流手段の出力端間に接続されたコンデンサ、第3の整流手段の出力値の最低値未満の値と最大値を超える値とに切替えられるしきい値と第3の整流手段の出力値とを比較する比較器で構成された交流電源の電圧及び位相の検出手段とを備え、前記スイッチング制御手段は、負荷に供給する出力が大きい場合は前記スイッチング動作を周波数制御し、負荷に供給する出力が小さい場合は前記スイッチング動作をPWM制御し、比較器の出力に応じて、スイッチング素子のスイッチング動作の連続停止、もしくは連続動作を行うことを特徴とする電源装置。
  2. 負荷は、定電圧負荷であることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 負荷は、二次電池であることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを生成することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の電源装置。
  5. 目標出力量は、電流値であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の電源装置。
  6. 目標出力量は、電圧値であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の電源装置。
  7. スイッチング制御手段は、交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを生成することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の電源装置。
  8. スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点を挟む前後の区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせることを特徴とする請求項7記載の電源装置。
  9. スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点の近傍から前記スイッチング素子のスイッチングを開始させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを停止させることを繰り返すことを特徴とする請求項7記載の電源装置。
  10. スイッチング制御手段は、前記負荷に供給される出力が低出力となるように、交流電源の電圧のゼロクロス地点の近傍で前記スイッチング素子のスイッチングを停止させ、次のゼロクロス地点までに前記スイッチングを開始させることを繰り返すことを特徴とする請求項7記載の電源装置。
  11. スイッチング制御手段は、交流電源の電圧の最大絶対値地点を挟み、且つゼロクロス地点を含まない区間のみ、前記スイッチング素子をスイッチングさせることを特徴とする請求項7記載の電源装置。
  12. スイッチング制御手段は交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作を所定の回数繰り返し行うことと、前記スイッチング素子をスイッチング停止させる動作を所定の回数行うこととを交互に繰り返すことを特徴とする請求項7乃至11いずれか記載の電源装置。
  13. スイッチング制御手段は交流電源の周期に同期して、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作を繰り返し行う回数と、前記スイッチング素子をスイッチング停止させる動作を行う回数とを可変して、前記負荷に供給される出力量を制御することを特徴とする請求項12記載の電源装置。
  14. スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチングさせる時間とスイッチング停止させる時間とを可変して、前記負荷に供給される出力量を制御することを特徴とする請求項7乃至13いずれか記載の電源装置。
  15. スイッチング制御手段は、交流電源の周期に同期させて、前記スイッチング素子を交流電源の電圧の第1のゼロクロス地点近傍から所定のゼロクロス地点の数後の第2のゼロクロス地点近傍までスイッチングさせ、前記第2のゼロクロス地点から所定のゼロクロス地点の数後の第3のゼロクロス地点近傍までスイッチング停止させる動作を繰り返すことを特徴とする請求項7記載の電源装置。
  16. スイッチング制御手段は、前記各所定のゼロクロス地点の数を可変して、前記負荷に供給される出力量を制御することを特徴とする請求項15記載の電源装置。
  17. スイッチング制御手段は、前記スイッチング素子をスイッチング停止状態からスイッチング開始させるときは、ソフトスタート制御を行うことを特徴とする請求項7乃至16いずれか記載の電源装置。
  18. 出力情報検知手段の出力情報をスイッチング制御手段にフィードバックし、スイッチング制御手段は、前記フィードバックされた出力情報と所定の目標出力量とに基づいて前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるよう前記スイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とする請求項1乃至16いずれか記載の電源装置。
  19. 負荷の状況を検知する負荷状況検知手段を備え、前記負荷状況検知手段の検知状況により目標出力量を可変することを特徴とする請求項18記載の電源装置。
  20. 前記負荷に供給される出力量が所定の目標出力量になるように、前記しきい値は、出力情報検知手段の出力情報に応じて変更されることを特徴とする請求項1乃至19いずれか記載の電源装置。
  21. 前記比較器は、ヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項1乃至20いずれか記載の電源装置。
  22. 前記負荷に供給される出力量が所定の目標出力量になるように、前記比較器の有するヒステリシス特性は、出力情報検知手段の出力情報に応じてヒステリシス幅を可変できることを特徴とする請求項21記載の電源装置。
  23. 前記負荷に供給される出力量を所定の目標出力量にするために出力情報検知手段の出力情報をサンプリングで読み取るときは、交流電源の2倍の周期に同期しない周期でサンプリングすることを特徴とする請求項1乃至22いずれか記載の電源装置。
  24. 前記第1のインダクタに並列にコンデンサが接続されて、共振型のインバータ回路を構成することを特徴とする請求項1乃至23いずれか記載の電源装置。
  25. 前記第1のインダクタと第2のインダクタとは、着脱可能、且つ互いに非接触であることを特徴とする請求項1乃至24いずれか記載の電源装置。
  26. スイッチング制御回路は、前記負荷に供給される出力量が前記目標出力量になるように前記周波数制御およびPWM制御を行って前記負荷に供給される出力のピークを抑制する制御と、前記スイッチング素子をスイッチングさせる動作とスイッチング停止させる動作とを行う制御とを所定の目標出力量に応じて切替える機能を備えることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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