JP4109128B2 - 画像形成装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク機能を備えた画像形成装置に関し、特に、ネットワーク上の機器をディスプレイ表示する画像形成装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、画像形成装置において、単に画像形成だけではなく、通信機能を有しており、印刷装置、ファクシミリ、スキャナ、複写機等の複数機能を有する複合型画像形成装置が開発され普及してきている。
【0003】
このような複合型画像形成装置においては、例えばイーサネット(Ethernet)を介して他の機器との通信を行うことにより、例えば、パソコンからの画像情報を受けて、印刷処理を行ったり、スキャナから取り込んだ画像情報をパソコンへと転送するなどの処理を行うことができる。このように通信機能を用いることで、ネットワーク上の機器と連携した処理を行うことができる。
【0004】
これに関連した従来技術として、動作モードを設定することができる画像形成装置を示す例がある(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置では、様々な動作モードを設定する際の項目として、データ転送を行う場合の転送先を設定することが可能であり、これにより画像形成装置本体の処理だけではなく、ネットワーク上の機器をも用いた処理を可能とする。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−133813号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来装置での設定処理においては、ネットワーク上の機器が多数となってきた場合、ネットワーク上の一つの機器の特定を直感的に行うことが困難であり、ネットワークの規模が拡大するにつれ、ネットワーク上の機器の設定がユーザの負担となるという問題がある。
【0007】
本発明は、ネットワーク上の機器の設定を設定画面上で直感的に行うことができる画像形成装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための一実施形態は、
原稿画像をスキャナで読み取り、読み取った画像情報に基づき記録媒体上に画像形成を行う画像形成装置において、
ネットワークに接続され、前記ネットワーク上の複数の機器と通信を行う通信部と、
画像情報に応じて画像を表示する表示部と、
前記通信部を介して、前記ネットワーク上の複数の機器の識別情報及び複数のファイル情報を収集し、前記収集した複数の機器の識別情報及び複数のファイル情報に基づいて前記複数の機器をツリー状に表示し前記複数のファイルを表示する画面を前記表示部に表示し、
前記複数のファイルから印刷すべき一つのファイルを特定し、
前記特定されたファイルに対する印刷条件を設定する入力手段を示す画面を前記表示部に表示し、
前記入力手段から設定された印刷条件に応じた印刷結果を示す画面を前記表示部に表示するべく前記画像情報を生成して前記表示部に供給する処理部を具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施形態である画像形成装置及び画像形成方法を図面を用いて詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に係る画像形成装置の表示機能の一例を示す説明図、図3は、本発明に係る画像形成装置のファイリング初期画面の一例を示す説明図、図4は、印刷設定プレビューポップアップ画面の一例を示す説明図、図5は、取り込み先設定選択画面の一例を示す説明図、図6は、取り込み先設定ポップアップ画面の一例を示す説明図、図7は、取り込みプレビューポップアップ画面の一例を示す説明図、図8は、本発明の画像形成装置に係るデジタルカラー複写機の構成を示す断面図、図9は、デジタルカラー複写機の概略構成を示すブロック図である。
【0012】
本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法は、操作パネルであるコントロールパネルにおいて、接続されるネットワーク上の複数の機器をツリー状に画像表示することで、ユーザは容易にネットワーク構造を知ることができ、又、直感的な操作によりネットワーク上の特定の機器を選択することができるものである。
【0013】
図1及び図2は、このネットワーク上の複数の機器をツリー状に画像表示する際の遷移画面の一例を示しており、図3乃至図7が具体的な操作画面の一例を示している。
【0014】
(本発明に係る画像形成装置)
初めに本発明に係る複合型画像形成装置の構成の一例を示す。図8は、本発明に係る複合型画像形成装置の一例であるデジタルカラー複写機の構成例を示すものである。デジタルカラー複写機は、読取機能としてのスキャナ部1と画像形成機能としてのプリンタ部2とから構成されている。
【0015】
原稿の画像を読取るスキャナ部1は、その上部に原稿台カバー3を有し、閉じた状態にある原稿台カバー3に対向され、原稿Dがセットされる透明なガラスからなる原稿台4を有している。原稿台4の下方には、原稿台4に載置された原稿Dを照明する露光ランプ5、露光ランプ5からの光を原稿Dに集光させるためのリフレクター6、および原稿Dからの反射光を図中左方向に折曲げる第1ミラー7などが配設されている。なお、これらの露光ランプ5、リフレクター6、および第1ミラー7は、第1キャリッジ8に固設されている。第1キャリッジ8は、図示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモータに接続され、パルスモータの駆動力が伝達されて原稿台4に沿って平行に移動されるようになっている。
【0016】
第1キャリッジ8に対して図中左側、すなわち第1ミラー7により反射された反射光が案内される方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベルトならびにDCモータなどを介して原稿台4と平行に移動可能に設けられた第2キャリッジ9が配設されている。第2キャリッジ9には、第1ミラー7により案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミラー11、および第2ミラー11からの反射光を図中右方に折り曲げる第3ミラー12が互いに直角に配置されている。第2キャリッジ9は、第1キャリッジ8に従動されるとともに、第1キャリッジ8に対して1/2の速度で原稿台4に沿って平行に移動されるようになっている。
【0017】
第2キャリッジ9を介して折返された光の光軸を含む面内には、第2キャリッジ9からの反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズ13が配置され、結像レンズ13を通過した光の光軸と略直交する面内には、結像レンズ13により集束性が与えられた反射光を電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメージセンサ(光電変換素子)15が配置されている。
【0018】
しかして、露光ランプ5からの光をリフレクター6により原稿台4上の原稿Dに集光させると、原稿Dからの反射光が、第1ミラー7、第2ミラー11、第3ミラー12、及び結像レンズ13を介してCCDイメージセンサ15に入射され、ここで画像データに変換される。
【0019】
プリンタ部2は、周知の減色混合法に基づいて、各色成分毎に色分解された画像、即ち、イエロー (黄、以下、yと示す) 、マゼンタ (赤の一種、以下、mと示す) 、シアン (青みがかった紫、以下、cと示す) およびブラック (黒、以下、kと示す) の4色の画像をそれぞれ形成する第1乃至第4の画像形成部10y、10m、10c、10kを有している。
【0020】
各画像形成部10y、10m、10c、10kの下方には、各画像形成部により形成された各色毎の画像を図中矢印a方向に搬送する搬送ベルト21を含む搬送手段としての搬送機構20が配設されている。搬送ベルト21は、図示しないベルトモータにより矢印a方向に回転される駆動ローラ91と駆動ローラ91から所定距離離間された従動ローラ92との間に巻回されて張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。なお、各画像形成部10y、10m、10c、10kは、搬送ベルト21の搬送方向に沿って直列に配置されている。
【0021】
各画像形成部10y、10m、10c、10kは、それぞれ、搬送ベルト21と接する位置で外周面が同一の方向に回転可能に形成された像担持体としての感光体ドラム61y、61m、61c、61kを含んでいる。各感光体ドラムには、各感光体ドラムを所定の周速度で回転させるための図示しないドラムモータがそれぞれ接続されている。
【0022】
それぞれの感光体ドラム61y、61m、61c、61kの軸線は、搬送ベルト21により画像が搬送される方向と直交するよう配置され、各感光体ドラムの軸線が互いに等間隔に配置される。なお、以下の説明においては、各感光体ドラムの軸線方向を主走査方向(第2の方向)とし、感光体ドラムが回転される方向すなわち搬送ベルト21の回転方向(図中矢印a方向)を副走査方向(第1の方向)とする。
【0023】
各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの周囲には、主走査方向に延出された帯電手段としての帯電装置62y、62m、62c、62k、除電装置63y、63m、63c、63k、主走査方向に同様に延出された現像手段としての現像ローラ64y、64m、64c、64k、下撹拌ローラ67y、67m、67c、67k、上撹拌ローラ68y、68m、68c、68k、主走査方向に同様に延出された転写手段としての転写装置93y、93m、93c、93k、主走査方向に同様に延出されたクリーニングブレード65y、65m、65c、65k、および排トナー回収スクリュー66y、66m、66c、66kが、それぞれ、対応する感光体ドラムの回転方向に沿って順に配置されている。
【0024】
なお、各転写装置は、対応する感光体ドラムとの間で搬送ベルト21を狭持する位置、すなわち搬送ベルト21の内側に配設されている。また、後述する露光装置による露光ポイントは、それぞれ帯電装置と現像ローラとの間の感光体ドラムの外周面上に形成される。
【0025】
搬送機構20の下方には、各画像形成部10y、10m、10c、10kにより形成された画像を転写する被画像形成媒体としての記録紙Pを複数枚収容した用紙カセット22a,22bが配置されている。
【0026】
用紙カセット22a,22bの一端部であって、従動ローラ92に近接する側には、用紙カセット22a,22bに収容されている記録紙Pを (最上部から) 1枚ずつ取り出すポップアップローラ23a,23bが配置されている。ピックアップローラ23a,23bと従動ローラ92との間には、用紙カセット22a,22bから取り出された記録紙Pの先端と画像形成部10yの感光体ドラム61yに形成されたyトナー像の先端とを整合させるためのレジストローラ24が配置されている。なお、他の感光体ドラム11y、11m、11cに形成されたトナー像(m、c、k)は、搬送ベルト21上を搬送される記録紙Pの搬送タイミングに合せて各転写位置に供給される。
【0027】
レジストローラ24と第1の画像形成部10yとの間であって、従動ローラ92の近傍、実質的に、搬送ベルト21を挟んで従動ローラ92の外周上には、レジストローラ24を介して所定のタイミングで搬送される記録紙Pに、所定の静電吸着力を提供する吸着ローラ26が配置されている。なお、吸着ローラ26の軸線と従動ローラ92の軸線は、互いに平行に配置される。
【0028】
搬送ベルト21の一端であって、駆動ローラ91の近傍、実質的に、搬送ベルト21を挟んで駆動ローラ91の外周上には、搬送ベルト21上に形成された画像の位置を検知するための位置ずれセンサ96が、駆動ローラ91から所定距離離間して配置されている。位置ずれセンサ96は、透過型又は反射型の光センサにより構成される。
【0029】
駆動ローラ91の外周上であって位置ずれセンサ96の下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベルト21上に付着したトナー又は記録紙Pの紙かすなどを除去する搬送ベルトクリーニング装置95が配置されている。
【0030】
搬送ベルト21を介して搬送された記録紙Pが駆動ローラ91から離脱されてさらに搬送される方向には、記録紙Pを所定温度に加熱することにより記録紙Pに転写されたトナー像を溶融し、トナー像を記録紙Pに定着させる定着装置80が配置されている。定着器80は、ヒー卜ロ一ラ対81、オイル塗付ローラ82、83、ウェブ巻き取りローラ84、ウェブローラ85、ウェブ押し付けローラ86とから構成されている。記録紙P上に形成されたトナーを記録紙に定着させ、排紙ローラ対87により排出される。
【0031】
各感光体ドラムの外周面上にそれぞれ色分解された静電潜像を形成する露光装置50は、後述する画像処理装置にて色分解された各色毎の画像データ(y、m、c、k)に基づいて発光制御される半導体レーザ60を有している。半導体レーザ60の光路上には、レーザービームを反射、走査するポリゴンモータ54に回転されるポリゴンミラー51、およびポリゴンミラー51を介して反射されたレーザービームの焦点を補正して結像させるためのfθレンズ52、53が順に設けられている。
【0032】
fθレンズ53と各感光体ドラム61y、61m、61c、61kとの間には、fθレンズ53を通過された各色毎のレーザービームを各感光体ドラムの露光位置に向けて折り曲げる第1の折り返しミラー55(y、m、c、k)、および、第1の折り返しミラー55y、55m、55cにより折り曲げられたレーザービームを更に折り曲げる第2および第3の折り返しミラー56(y、m、c)、57(y、m、c)が配置されている。なお、黒用のレーザービームは、第1の折り返しミラー55kにより折り返された後、他のミラーを経由せずに感光体ドラム61kに案内される。
【0033】
図9には、図8におけるデジタルカラー複写機の電気的接続および制御のための信号の流れを概略的に表わすブロック図が示されている。図9によれば、デジタルカラー複写機において、主制御部30内のメインCPU31とスキャナ部1のスキャナCPU100とプリンタ部2のプリンタCPU110の3つのCPUで構成される。メインCPU31は、プリンタCPU110と共有RAM35を介して双方向通信を行うものであり、メインCPU31は動作指示をだし、プリンタCPU110は状態ステータスを返すようになっている。プリンタCPU110とスキャナCPU100はシリアル通信を行い、プリンタCPU110は動作指示をだし、スキャナCPU100は状態ステータスを返すようになっている。
【0034】
コントロールパネル40はメインCPU31に接続され、全体を制御するパネルCPU41、液晶表示器42、及びプリントキー43とから構成されている。このパネルCPU41と後述するメインCPU31の処理により、後述する本発明の特徴であるネットワークと複数の機器のツリー状の表示が行われる。
【0035】
主制御部30は、メインCPU31、ROM32、RAM33、NVM34、共有RAM35、画像処理装置36、ページメモリ制御部37、ページメモリ38、プリンタコントローラ39、およびプリンタフォントROM121によって構成されている。
【0036】
メインCPU31は、主制御部30の全体を制御するものである。ROM32は、制御プログラムが記憶されている。RAM33は、一時的にデータを記憶するものである。
【0037】
NVM(持久ランダムアクセスメモリ:nonvolatile RAM)34は、バッテリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を切った時NVM34上のデータを保持するようになっている。
【0038】
共有RAM35は、メインCPU31とプリンタCPU110との間で、双方向通信を行うために用いるものである。
【0039】
ページメモリ制御部37は、ページメモリ38に画像データを記憶したり、読出したりするものである。ページメモリ38は、複数ページ分の画像データを記憶できる領域を有し、スキャナ部1からの画像データを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能に形成されている。
【0040】
プリンタフォントROM121には、プリントデータに対応するフォントデータが記憶されている。
【0041】
プリンタコントローラ39は、パーソナルコンピュータ等のネットワーク上の外部機器124−1〜124−nからのプリントデータをそのプリントデータに付与されている解像度を示すデータに応じた解像度でプリンタフォントROM121に記憶されているフォントデータを用いて画像データに展開するものである。
【0042】
通信部であるインタフェース122は、一例として、イーサネット(Ethernet)等を介してインターネットに接続されるインタフェースである。又、同様に、通信部であるインタフェース123は、イーサネット等の通信規約に準拠して、ネットワーク上の複数の機器124−1〜124−nと通信を行うためのインタフェースである。又、ここでの通信規約は、必ずしもイーサネットである必要はなく、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394やUSB(Universal Serial Bus)であってもかまわない。又、これら、イーサネット、IEEE1394、USB、又は、その他の通信規約上のネットワークを同時並行に行うための複数のインタフェースを全て有する場合も好適である。
【0043】
スキャナ部1は、スキャナ部1の全体を制御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶されているROM101、データ記憶用のRAM102、CCDイメージセンサ15を駆動するCCDドライバ103、露光ランプ5およびミラー7、11、12等を移動するモータの回転を制御するスキャンモータドライバ104、CCDイメージセンサ15からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路とCCDイメージセンサ15のばらつき又は周囲の温度変化などに起因するCCDイメージセンサ15からの出力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路とシェーディング補正回路からのシェーディング補正されたデジタル信号を一旦記憶するラインメモリからなる画像補正部105によって構成されている。
【0044】
プリンタ部2は、プリンタ部2の全体を制御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶されているROM111、データ記憶用のRAM112、半導体レーザ60による発光をオン/オフするレーザドライバ113、露光装置50のポリゴンモータ54の回転を制御するポリゴンモータドライバ114、搬送機構20による用紙Pの搬送を制御する紙搬送部115、帯電装置62y、62m、62c,62k、現像ローラ64y、64m、64c、64k、転写装置93y、93m、93c、93kを用いて帯電、現像、転写を行う現像プロセス部116、定着器80を制御する定着制御部117、およびオプション部118によって構成されている。
【0045】
また、画像処理装置36、ページメモリ38、プリンタコントローラ39、画像補正部105、レーザドライバ113は、画像データバス120によって接続されている。
【0046】
上述した構成を有する複合型画像形成装置は、スキャナ部1で取り込んだ原稿画像を、プリンタ部2を用いて、与えられた様々な仕様により、記録媒体である用紙上に画像形成するだけではなく、通信部であるインタフェース部122,123を介してファックス送受信を行ったり、Eメール送受信を行うことができる。更に、後述するように、ネットワーク上のツリー構造を表示し、ネットワーク上の機器から画像情報を取得して印刷したり、スキャナで取り込んだ画像情報を、特定したネットワーク上の機器へと転送し格納することができる。
【0047】
(本発明に係る複合型画像形成装置の処理動作)
このような構成を有する複合型画像形成装置おいて、以下に図面を用いて本発明に係る複合型画像形成装置の処理動作をフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0048】
初めに、図10のフローチャートにおいて、電源が投入された複合型画像形成装置であるデジタルカラー複写機は、コントロールパネル40のパネルCPU41の働きとして、液晶表示部42に図示しない初期画面を表示する(S31)。次に、この初期画面からファイリング(ネットワーク)の領域がユーザによるタッチパネル操作等により選択されれば(S32)、図1の遷移画面におけるステップS11のファイリング(ネットワーク)画面を表示するべく、例えば、インタフェース部122,123を用いて、ネットワーク上の各機器124−1〜124−nの識別情報が収集される(S33)。次に、メインCPU31及びコントロールパネル40のパネルCPU41の働きとして、収集した複数の識別情報に基づき、階層的なネットワークを示す画像情報を生成して、液晶表示部42にこれを表示する(S34)。
【0049】
この操作画面は、図1の操作画面S11が示すものであり、更に、図3のファイリング初期画面S21の一例が示すものである。ファイリング初期画面S21において、ネットワーク上の機器であるMFP_001と、共用ノートPCと、個人用のノートPCとが、ツリー状の構造として示されており、更に、それに続くネットワーク上の機器が、操作により参照可能な情報として用意されている。更に、この画面では、MFP_001が有するフォルダとして、『Aフォルダ』と、『Bフォルダ』、『VCIフォルダ』が示されている。更に、画面の中央から右半分には、『Bフォルダ』が有しているファイルの一部が画面表示されており、ここでは、『提案企画書.doc』、『提案プレゼンテーション.xls』、『製品イメージ.tif』、『MFPカタログ.pdf』、『第1回規格会議議事録.doc』、『規格会議議事録資料.ppt』、『ラフレンダリング.bmp』、『MFPについて.txt』、『操作画面説明.ppt』が示されており、更に、フォルダ内のファイルを操作により表示させることができる。
【0050】
又、ここでは、フォルダ内のファイルについて、画像形成装置でネットワークを介して読み込んで出力が可能なもののみを表示することが好適であるが、全て表示することも可能である。又、全てのファイルを表示した際には、読み込んで出力を行うことができないファイルについては、ユーザがこのファイルを印刷指示した場合には、『このファイルは直接出力することはできません』等の警告表示を行うことが好適である。
【0051】
次に、本発明に係る複合型画像形成装置によれば、少なくとも、ネットワーク上の機器に対して画像情報を取得して印刷するか、スキャナ部2で読み取った原稿画像をネットワーク上の機器に対して送信し格納することができる(S35)。
【0052】
すなわち、印刷の場合、ネットワーク上の一つの機器の一つのフォルダがユーザによるタッチパネル操作等により選択され、更に、一つのファイルが操作画面S12のように選択されると、次に、印刷のための様々なパラメータ、例えば、両面片面印刷、用紙サイズ、拡大縮小倍率、オートカラー・フルカラー・ブラック等の印字モード、4in1等の応用モード等のパラメータが設定画面S13のようにユーザによるタッチパネル操作等により又はデフォルトとして設定される。この際に設定画面S12では、印刷結果がメインCPU31及び又はパネルCPU41の働きにより予測されて画面表示される。このとき、図4が示す設定画面S22のように、印刷のためのパラメータをユーザによるタッチパネル操作等により変更すると、再び、この設定変更に応じた印刷結果がメインCPU31及び又はパネルCPU41の働きにより予測されて画面表示がなされる。
【0053】
図4においては、ユーザによりコントロールパネル上で選択されたネットワーク上の機器と通信を確立し(S36)、この機器に格納されている特定のファイル内の画像情報を取り込む(S37)。この時、図4に示すように、片面→片面として、4in1、ソート、ノンステープル、A4原稿をA4用紙に、50%の縮小率で印刷するべくパラメータが設定されている場合、4in1で印刷した場合の印刷結果がメインCPU31及び又はパネルCPU41の働きにより予測されて設定画面S22として表示される。
【0054】
すなわち、印刷結果は4in1として印刷する前に表示されるため、ユーザは印刷する以前に自分の設定したパラメータによる印刷結果を知ることにより、更に、パラメータ、例えば、印字モードをオートカラーからフルカラーに変更したり、縮小率を微調整する等の操作が可能である。そして、パラメータを変更する度に、変更後のパラメータに応じる印刷結果がメインCPU31及び又はパネルCPU41の働きにより予測されて設定画面S22として表示される。
【0055】
ここで、図4の操作画面S22上に示される“Nin1”とは、一枚の用紙(記録媒体)上に、例えば、4枚分の原稿画像を縮小して合成し印刷する印刷モードの一つをいう。これは、4in1に限らず、2in1、8in1等の設定が可能であり、更に、両面印刷を併せることにより、印刷用紙を非常に少なくすることが可能となる印刷モードである。
【0056】
その後、スタートボタンを押下することにより、取り込んだ画像情報を与えられた条件でプリンタ部2の働きにより用紙上に印刷し出力する(S38)。
【0057】
これにより、ユーザは、ネットワーク上のどこに格納されている画像情報に対しても、操作パネル上でネットワークのツリー構造を表示しながら、ネットワーク構造を容易に理解し、更に、直感的な操作によりネットワーク上の特定の機器及び特定のファイルを指定することができる。このように容易に操作したファイルの画像情報について、例えば、4in1等の所望の印刷仕様により、事前に印刷結果を確認した上で印刷することが可能となる。従って、ネットワーク上に存在する画像情報を自由に選択し、又、所望の印刷仕様により、印刷することができる。
【0058】
更に、ステップS35において、スキャナ部1で読み込んだ原稿画像を、ネットワーク上の機器に対して、所望の画像形式で格納することも可能である。すなわち、図1の操作画面S14において、『新規取り込み』がユーザのタッチパネル操作等により選択されると、図2の操作画面S15に示すように保存先をネットワーク上の所望の機器として選択し、機器が有するフォルダの内、原稿画像が供給され格納されるべきファイルが指定され、更に、操作画面S16に示すようにファイル名の入力が促される(S39)。図5の操作画面S23は、このときの操作画面S16を詳述している。なお、ここで、フォルダは、単数に限らず複数のフォルダをコントロールパネルのツリー状の表示画面から指定することも好適である。
【0059】
次に、スキャナ部2により原稿画像が読み込まれる際の仕様が操作画面S17により決定され、これを詳述した図6の操作画面S24に示すように、保存形式や解像度、原稿タイプや、原稿面(片面/両面)、オートカラー・フルカラー・ブラック等の画像モード、濃度等が設定される。ここで、スタートボタンがユーザにより押下されると、スキャナ部2により原稿画像が設定された仕様に応じて取り込まれる(S40)。取り込まれた画像情報は、操作画面S18及びこの詳細画面である図7の操作画面S25に示すように、画面表示される。
【0060】
その後、取り込まれた画像情報は、ステップS39で選択されたネットワーク上の機器に対して、インタフェース部122又は123を介して転送されて、指定されているフォルダ内のファイルに格納される(S41)。更に、画像情報の転送及び格納が完了したことを通知するべく、このネットワーク上の機器(画像形成装置)は、スキャナの読み取り画像を転送してきた画像形成装置のアドレスを格納しておき、転送及び格納が完了すると同時にその旨を、転送元の画像形成装置へとe−mailで報告することも好適である。このe−mailには、少なくともプリスキャンデータと保存先フォルダのアドレスを記載させることが好適である。
【0061】
なお、ここでの転送先は、ステップ36乃至ステップS38の時の画像情報の取得の場合と同様に、インターネットを介してアクセスが可能な装置であってもよく、更に、インターネットを介してアクセスできるLAN(Local Area Network)上に配置されている機器であってもよい。更に、このLANに設けられたファイアウォールに対しても自動的にこれを解除する設定を予め行っておき、これを用いて、複合型画像形成装置のコントロールパネルから、自在にアクセスするものであっても好適である。
【0062】
(複数の階層のネットワークの表示)
更に、本発明に係る複合型画像形成装置のツリー構造の表示機能は、図1や図3等に上述したように1階層だけではなく、複数階層をもつLANや、インターネットを介して他のネットワーク等にアクセスした場合のように、複数の階層のネットワークの表示にも対応するものである。図11は、この複数の階層のネットワークを表示した場合の表示画面の一例であり、(a)においては、ルートディレクトリ上のノード1a上に、複数のノード2a〜2dがあり、更に、ノード2dの下にノード3a等が存在し、その下にノード4a〜4d等が存在し、その下に、ファイル5a〜5c等が存在している。
【0063】
ここでのノードは、ネットワーク上のファイアウォールや、ネットワークの分岐や中継装置、サーバ、複合型画像形成装置、パソコン等の通信機能をもった機器である。更に、(b)に示す表示例のように、一つの機器等のノードが選択されると、例えば、参照している階層とその一つ上の階層だけを表示し、その他の階層の表示を省略することで、画面のスペースに余裕を得ることができるため、例えば、ファイル5a〜5cの内部情報を表示させることができる。又、参照している階層と、その一つ上の階層と、更にその一つ上の階層だけを表示させるという方法も好適である。
【0064】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、接続されたネットワーク上の機器から管理情報を収集し、コントロールパネル上の操作画面にネットワークをツリー状に複数の機器(又は更にファイル)と共に表示することにより、ユーザのネットワーク構造の理解を容易とし、更に、画像情報の取得先や転送先の特定を直感的に行うことができる複合型の画像形成装置及び画像形成方法を提供するものである。
【0065】
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、接続されたネットワーク上の機器から取得した管理情報に基づき、コントロールパネル上の操作画面にネットワークをツリー状に複数の機器と共に表示することにより、ユーザのネットワーク構造の理解を容易とし、更に、画像情報の取得先や転送先の特定を直感的に行うことができる複合型の画像形成装置及び画像形成方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の表示機能の一例を示す説明図。
【図2】 本発明に係る画像形成装置の表示機能の一例を示す説明図。
【図3】 本発明に係る画像形成装置のファイリング初期画面の一例を示す説明図。
【図4】 本発明に係る画像形成装置の印刷設定プレビューポップアップ画面の一例を示す説明図。
【図5】 本発明に係る画像形成装置の取り込み先設定選択画面の一例を示す説明図。
【図6】 本発明に係る画像形成装置の取り込み先設定ポップアップ画面の一例を示す説明図。
【図7】 本発明に係る画像形成装置の取り込みプレビューポップアップ画面の一例を示す説明図。
【図8】 本発明の画像形成装置に係るデジタルカラー複写機の構成を示す断面図。
【図9】 本発明の画像形成装置に係るデジタルカラー複写機の概略構成を示すブロック図。
【図10】 本発明に係る画像形成装置の処理動作の一例を示すフローチャート。
【図11】 本発明に係る画像形成装置の他の表示処理の一例を示す説明図。
【符号の説明】
40…コントロールパネル、41…パネルCPU、42…液晶表示部、43…プリントキー、122、123…インタフェース、124−1〜n…外部機器。
Claims (4)
- 原稿画像をスキャナで読み取り、読み取った画像情報に基づき記録媒体上に画像形成を行う画像形成装置において、
ネットワークに接続され、前記ネットワーク上の複数の機器と通信を行う通信部と、
画像情報に応じて画像を表示する表示部と、
前記通信部を介して、前記ネットワーク上の複数の機器の識別情報及び複数のファイル情報を収集し、前記収集した複数の機器の識別情報及び複数のファイル情報に基づいて前記複数の機器をツリー状に表示し前記複数のファイルを表示する画面を前記表示部に表示し、
前記複数のファイルから印刷すべき一つのファイルを特定し、
前記特定されたファイルに対する印刷条件を設定する入力手段を示す画面を前記表示部に表示し、
前記入力手段から設定された印刷条件に応じた印刷結果を示す画面を前記表示部に表示するべく前記画像情報を生成して前記表示部に供給する処理部を、
具備することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿の画像情報を読み取るスキャナ部を更に有し、
前記処理部は、前記表示部が表示する前記ツリー状の複数の機器の表示から一つの機器を特定してこの特定された機器の記憶領域へ、前記スキャナ部から読み取った前記画像情報を転送して保存することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 画像形成装置における画像処理方法であって、
画像形成装置からネットワーク上の複数の機器と通信を行なって、前記ネットワーク上の複数の機器の識別情報及び複数のファイル情報を収集し、
前記収集した複数の機器の識別情報及び複数のファイル情報に基づいて前記複数の機器をツリー状に表示し前記複数のファイルを表示する画面を前記画像形成装置が有する表示部に表示し、
前記複数のファイルから印刷すべき一つのファイルを特定し、
前記特定されたファイルに対する印刷条件を設定する入力手段を示す画面を前記表示部に表示し、
前記入力手段から設定された印刷条件に応じた印刷結果を示す画面を前記表示部に表示するべく前記画像情報を生成して前記表示部に表示することを特徴とする画像処理方法。 - 前記画像形成装置が有するスキャナ部を用いて原稿画像の画像情報を読み取り、
前記表示部が表示する前記ツリー状の複数の機器から一つの機器を特定し、
前記特定された機器へ前記読み取った前記画像情報を転送して、前記機器の記憶領域に保存することを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
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