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JP4120450B2 - 電子回路の駆動方法、電子回路、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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JP4120450B2 - 電子回路の駆動方法、電子回路、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電子回路の駆動方法、電子回路、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路の駆動方法、電子回路、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電気光学装置としての表示ディスプレイの一つに、各画素回路に有機EL素子を制御する駆動トランジスタを備えた表示ディスプレイがある。
【0003】
前記各画素回路は、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路に接続され、前記走査線駆動回路から出力される走査信号によって画素回路が選択されるとともに、その選択された画素回路にデータ線駆動回路から出力されるデータ信号が供給される。そして、前記データ信号の大きさに応じた駆動電流を前記駆動トランジスタが有機EL素子に供給することで、有機EL素子が発光するようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
国際公開第WO98/36407号パンフレット
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
有機EL素子や液晶素子などの電気光学素子を備えた表示装置において、動画特性を向上させるために、1フレーム内で電気光学素子を駆動する駆動期間を短縮するいわゆるインパルス駆動方法が一つの有力な方法である。一方、静止画を表示する場合は、電気光学素子の駆動期間を短縮しないほうがよい場合がある。そこで、その目的は電気光学素子の駆動期間を切り換えて使用する場合に生じる輝度の変化を抑制することのできる電子回路の駆動方法、電子回路、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子回路の駆動方法は、電子素子と、前記電子素子に電気的に接続可能な第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを備え、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのうち少なくとも1つのトランジスタを介して前記電子素子に電流を供給する電子回路の駆動方法であって、前記第1のトランジスタを通過させ、前記第2のトランジスタを通過しないようにして、前記電子素子に第1電流を供給する第1の方法と、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタを介して前記電子素子に第2電流を供給する第2の方法と、が切り替え可能であり、前記第2の方法において前記第2電流を供給する期間の長さは、前記第1の方法において前記第1電流を供給する期間の長さよりも短く、所定のデータ信号に対する前記第1電流の1フレーム期間当たりの電流は、当該データ信号に対する前記第2電流の1フレーム期間当たりの電流と等しくなるように、前記第1のトランジスタの利得係数と前記第2のトランジスタの利得係数との比が設定されることを特徴とする。
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が1のデータ線に接続された第4のスイッチング素子とから構成されてもよい。
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が1のデータ線に接続された第5のスイッチング素子とから構成されてもよい。
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端 子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が1の一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とから構成されてもよい。
本発明の電子回路は、データ線を介して供給されるデータ信号に応じて電荷を蓄積する容量素子と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタと、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第1の電流を通過させる第1のスイッチング素子と、前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子がオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第1のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第2の電流を通過させる第2のスイッチング素子とを備え、前記第1のトランジスタの駆動能力をA、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力の和をB、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態にさせる期間をC、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態にさせる期間をDとしたとき、A:B=C:Dの関係を満たすように、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力が設定されていることを特徴とする。
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が1のデータ線に接続された第4のスイッチング素子とを備えてもよい。
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が1のデータ線に接続された第5のスイッチング素子とを備えてもよい。
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子 と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が1のデータ線に接続された第7のスイッチング素子とを備えてもよい。
この電子回路の駆動方法において、前記第8の端子には電子素子または電流駆動素子が接続されてもよい。
本発明の電気光学装置の駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差部に対応して配置された電気光学素子を有する複数の単位回路とを備えた電気光学装置の駆動方法であって、前記複数の単位回路の各々はさらに、容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを備え、前記複数の走査線のうち選択された走査線に接続された単位回路の前記容量素子に前記データ線を介して供給される画像データに応じた電荷を蓄積するステップと、前記画像データが動画表示を行うためのデータであるか静止画表示を行うためのデータであるかを判断し、前記画像データが静止画表示であると判断した場合は、前記電気光学素子と前記第2のトランジスタとを電気的に切断した状態で前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を所定期間において供給する、若しくは、前記画像データが動画表示であると判断した場合は、前記電気光学素子と前記第2のトランジスタとを電気的に接続した状態で前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記所定期間よりも短い期間において供給するステップと
を含むことを特徴とする。
この電気光学装置の駆動方法において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子とから構成されてもよい。
この電気光学装置の駆動方法において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチン グ素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とから構成されてもよい。
この駆動方法において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とから構成されてもよい。
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差部に対応して配置された電気光学素子を備えた複数の単位回路とを備えた電気光学装置であって、前記複数の単位回路の各々は、前記データ線を介して供給されるデータ信号に応じて電荷を蓄積する容量素子と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタと、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第1の電流を通過させる第1のスイッチング素子と、前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子とともにオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第1のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第2の電流を通過させ前記電気光学素子に供給する第2のスイッチング素子とを備え、前記第1のトランジスタの駆動能力をA、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力の和をB、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態にさせる期間をC、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態にさせる期間をDとしたとき、A:B=C:Dの関係を満たすように、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力が設定されていることを特徴とする。
この電気光学装置において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記 第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子とを備えてもよい。
この電気光学装置において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とを備えてもよい。
この電気光学装置において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とを備えてもよい。
本発明の電子回路の駆動方法は、電子素子と、前記電子素子に電気的に接続可能な第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを備えた電子回路の駆動方法であって、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのうち少なくとも1つのトランジスタを介して前記電子素子に電流を供給し、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタを介して前記電子素子に電流を供給する場合の期間と、前記第1のトランジスタを電流が通過し、前記第2のトランジスタを電流を通過しない場合の前記第1のトランジスタを介して前記電子素子に電流を供給する期間とは異なっている。
【0007】
これによれば、第2のトランジスタと電子素子とを電気的に切断した状態にすることで、第1のトランジスタにて生成された第1の電流のみを電子素子に供給する。若しくは、第2のトランジスタと電子素子とを電気的に接続した状態にすることで、前記第1の電流と第2のトランジスタにて生成された第2の電流とが合成された電流を電子素子に供給する。この結果、電子素子を第1の電流若しくは前記第1の電流と前記第2の電流とが合成された電流に応じて駆動させることができる。
【0008】
本発明の電子回路の駆動方法は、電子素子と、データ信号に応じた電荷を蓄積する容量素子と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流レベルを有する第1の電流を生成する第1のトランジスタとを含む電子回路の駆動方法であって、前記電子回路はさらに、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流レベルを有する第2の電流を生成する第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2の電流が通過する第1のスイッチング素子と、前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子とともにオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第2の電流を通過させる第2のスイッチング素子とを備え、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をそれぞれオフ状態にした状態で、前記容量素子にデータ信号に応じた電荷を蓄積する第1のステップと、前記第1のスイッチング素子をオン状態にした状態で、前記第2のスイッチング素子をオン状態またはオフ状態にする第2のステップとを含む。
【0009】
これによれば、第1のスイッチング素子をオフ状態、第2のスイッチング素子をオン状態にすることで第1のトランジスタにて生成された第1の電流のみを電子素子に供給する。若しくは、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を共にオン状態にすることで前記第1の電流と第2の電流とが合成された電流を電子素子に供給する。つまり、前記第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を前記電子素子に供給させることができる。
【0010】
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子とから構成されてもよい。
【0011】
これによれば、上記のように構成された電子回路において、その第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を前記電子素子に供給させることができる。
【0012】
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とから構成されていてもよい。
【0013】
これによれば、上記のように構成された電子回路において、その第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を前記電子素子に供給させることができる。
【0014】
この電子回路の駆動方法において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とから構成されていてもよい。
【0015】
これによれば、上記のように構成された電子回路において、その第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を前記電子素子に供給させることができる。
【0016】
本発明の電子回路は、データ線を介して供給されるデータ信号に応じて電荷を蓄積する容量素子と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタと、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第1の電流を通過させる第1のスイッチング素子と、前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子とともにオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第1のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第2の電流を通過させる第2のスイッチング素子とを備えた。
【0017】
これによれば、第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで第2のスイッチング素子に異なる電流レベルを有する電流を通過させることができる電子回路を提供することができる。
【0018】
この電子回路において、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力は、その第1のトランジスタの駆動能力と、同第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力の和との比が、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態にさせる期間と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態にさせる期間との比と同じになるように設定されていてもよい。
【0019】
これによれば、前記第1のスイッチング素子がオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子がオン状態での第2のスイッチング素子に流れる電流と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子がともにオン状態での第2のスイッチング素子に流れる電流の所定時間当たりの電流レベルを同じにすることができる。
【0020】
この電子回路において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子とを備えていてもよい。
【0021】
これによれば、上記のように構成された電子回路において、その第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで第2のスイッチング素子に異なる電流レベルを有する電流を通過させることができる電子回路を提供することができる。
【0022】
この電子回路において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とを備えていてもよい。
【0023】
これによれば、上記のように構成された電子回路において、その第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで第2のスイッチング素子に異なる電流レベルを有する電流を通過させることができる電子回路を提供することができる。
【0024】
この電子回路において、前記電子回路は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とを備えていてもよい。
【0025】
これによれば、上記のように構成された電子回路において、その第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで第2のスイッチング素子に異なる電流レベルを有する電流を通過させることができる電子回路を提供することができる。
【0026】
この電子回路において、前記第8の端子には電子素子または電流駆動素子が接続されていてもよい。
これによれば、第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を電子素子または電流駆動素子に供給することができる電子回路を提供することができる。
【0027】
本発明における電気光学装置の駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差部に対応して配置された電気光学素子を有する複数の単位回路とを備えた電気光学装置の駆動方法であって、前記複数の単位回路の各々はさらに、容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを備え、前記複数の走査線のうち選択された走査線に接続された単位回路の前記容量素子に前記データ線を介して供給される画像データに応じた電荷を蓄積するステップと、前記電気光学素子と前記第2のトランジスタとを電気的に切断した状態で前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する、若しくは前記電気光学素子と前記第2のトランジスタとを電気的に接続した状態で前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給するステップとを含む。
【0028】
これによれば、第1のスイッチング素子をオフ状態、第2のスイッチング素子をオン状態にすることで第1のトランジスタにて生成された第1の電流のみを電気光学素子に供給する。若しくは、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を共にオン状態にすることで前記第1の電流と第2の電流とが合成された電流を電気光学素子に供給する。つまり、前記第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を前記電気光学素子に供給させることができる。従って、1フレーム期間をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法で前記電気光学素子の発光を制御する場合、第1のスイッチング素子をオフ状態、第2のスイッチング素子をオン状態にして第1の電流のみを電気光学素子に供給する。また、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法で前記電気光学素子の発光を制御する場合、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を共にオン状態にして第1の電流及び第2の電流を電気光学素子に供給する。このようにすることで、ホールド型表示方法とインパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を駆動させることができる。
【0029】
この電気光学装置の駆動方法において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子とから構成されていてもよい。
【0030】
これによれば、上記のような単位回路を備えることで、全ての電気光学素子が駆動する期間(1フレーム期間)をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を駆動させることができる。
【0031】
この電気光学装置の駆動方法において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とから構成されてもよい。
【0032】
これによれば、上記のような単位回路を備えることで、全ての電気光学素子が駆動する期間(1フレーム期間)をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を駆動させることができる。
【0033】
この電気光学装置の駆動方法において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とから構成されてもよい。
【0034】
これによれば、上記のような単位回路を備えることで、全ての電気光学素子が駆動する期間(1フレーム期間)をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を駆動させることができる。
【0035】
本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差部に対応して配置された電気光学素子を備えた複数の単位回路とを備えた電気光学装置であって、前記複数の単位回路の各々は、前記データ線を介して供給されるデータ信号に応じて電荷を蓄積する容量素子と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタと、前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第1の電流を通過させる第1のスイッチング素子と、前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子とともにオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第1のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第2の電流を通過させ前記電気光学素子に供給する第2のスイッチング素子とを備えた。
【0036】
これによれば、第1のスイッチング素子をオフ状態、第2のスイッチング素子をオン状態にすることで第1のトランジスタにて生成された第1の電流のみを電気光学素子に供給する。若しくは、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を共にオン状態にすることで前記第1の電流と第2の電流とが合成された電流を電気光学素子に供給する。つまり、前記第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで異なる電流レベルを有する電流を前記電気光学素子に供給させることができる電気光学装置を提供することができる。
【0037】
この電気光学装置において、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力は、その第1のトランジスタの駆動能力と、同第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力の和との比が、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態にさせる期間と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態にさせる期間との比と同じになるように設定されていてもよい。
【0038】
これによれば、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態に設定した期間での電気光学素子の輝度と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態に設定した期間での電気光学素子の輝度を同じにすることができる。
【0039】
この電気光学装置において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子とを備えていてもよい。
【0040】
これによれば、上記のような単位回路を備えることで、全ての電気光学素子が駆動する期間(1フレーム期間)をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を提供することができる。
【0041】
この電気光学装置において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とを備えていてもよい。
【0042】
これによれば、上記のような単位回路を備えることで、全ての電気光学素子が駆動する期間(1フレーム期間)をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を提供することができる。
【0043】
この電気光学装置において、前記複数の単位回路の各々は、第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とを備えていてもよい。
【0044】
これによれば、上記のような単位回路を備えることで、全ての電気光学素子が駆動する期間(1フレーム期間)をほぼ前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用するまたはそれよりも短い時間を前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を供給する期間として使用する、所謂、ホールド型表示方法と、前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記電気光学素子に瞬時的に供給する、所謂、インパルス型表示方法とを切り換えてときに生じる電気光学素子の輝度の変化を抑制できる電気光学装置を提供することができる。
【0045】
この電気光学装置において、前記電気光学素子は、EL素子であってもよい。これによれば、上記したホールド型表示方法とインパルス型表示方法とを切り換えて画像を表示させるときに生じるEL素子の輝度の変化を抑制させることができる。
【0046】
この電気光学装置において、前記EL素子は、発光層が有機材料で構成されていてもよい。
これによれば、上記したホールド型表示方法とインパルス型表示方法とを切り換えて画像を表示させるときに生じる有機EL素子の輝度の変化を抑制させることができる。
【0047】
本発明における電子機器は、上記電子回路を備えている。
これによれば、上記した第1のスイッチング素子をオン・オフ制御することで第2のスイッチング素子に異なる電流レベルを有する電流を通過させることができる電子回路を備えた電子機器を提供することができる。また、このオン・オフ制御を行ったときの電子素子に供給される電流レベルの差を抑制することができる。
【0048】
本発明における電子機器は、上記電気光学装置を備えている。
これによれば、上記したホールド型表示方法とインパルス型表示方法とを切り換えて画像を表示させることができる電気光学装置を備えた電子機器において、その各表示方法を切り換えたときの電気光学素子の輝度の差を抑制することができる。この結果、表示品位の優れた電子機器を提供することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。図1は、有機ELディスプレイの電気的構成を示すブロック図である。図2は、表示パネル部及びデータ線駆動回路の電気的構成を示すブロック回路図である。図3は、本実施形態における画素回路の回路図である。
【0050】
有機ELディスプレイ10は、信号生成回路11、表示パネル部12、走査線駆動回路13、データ線駆動回路14及び表示制御回路15を備えている。有機ELディスプレイ10の信号生成回路11、走査線駆動回路13、データ線駆動回路14及び表示制御回路15は、それぞれが独立した電子部品によって構成されていてもよい。例えば、信号生成回路11、走査線駆動回路13、データ線駆動回路14及び表示制御回路15が、各々1チップの半導体集積回路装置によって構成されていてもよい。また、信号生成回路11、走査線駆動回路13、データ線駆動回路14及び表示制御回路15の全部若しくは一部がプログラマブルなICチップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウェア的に実現されてもよい。
【0051】
また、有機ELディスプレイ10は、ホールド型表示方法とインパルス型表示方法とを切り換えて使用することが可能なディスプレイである。ホールド型表示方法は、表示パネル部12に形成される後記する各有機EL素子OLED(図3参照)の発光期間が1フレーム期間(後記する全ての走査線Y1〜Ynが1巡して選択し終わる期間)とほぼ等しくなるように設定した表示方法である。
【0052】
また、インパルス型表示方法は、前記各有機EL素子OLEDの発光期間が瞬時的である設定した表示方法である。つまり、インパルス型表示方法は、後記する保持キャパシタCo(図3参照)に蓄積された電荷に応じた後記する駆動電流Iel(図3参照)を有機EL素子OLEDに供給する期間(発光期間)が、前記保持キャパシタCoにデータ信号Idataに応じた電荷を蓄積する期間(データ書き込み期間)に比べて短くなるようにした表示方法である。そして、本実施形態では、有機ELディスプレイ10は、静止画像を表示する場合には前記ホールド型表示方法で表示を行い、動画画像を表示する場合には前記インパルス型表示方法で表示を行うようになっている。また、本実施形態においては、前記インパルス型表示方法で画像を表示する場合の有機EL素子OLEDの発光期間は、前記ホールド型表示方法で画像を表示する場合の1/4になるように予め設定されている。
【0053】
信号生成回路11は、図示しない外部装置から供給される画像データDに基づいて表示パネル部12に画像を表示させるための走査線駆動信号SK及びデータ線駆動信号DKを作成する。そして、信号生成回路11は、前記走査線駆動信号SKを走査線駆動回路13に出力するとともに、前記データ線駆動信号DKをデータ線駆動回路14に出力する。
【0054】
また、信号生成回路11は、前記画像データDに基づいて表示パネル部12に表示される画像が静止画像であるかまたは動画画像であるかを判断する。そして、信号生成回路11は、表示パネル部12に表示される画像が静止画像であると判断した場合、その旨の表示制御信号GKを作成するとともに、その作成した表示制御信号GKを表示制御回路15に出力する。また、信号生成回路11は、表示パネル部12に表示される画像が動画画像であると判断した場合、その旨の表示制御信号GKを作成するとともに、その作成した表示制御信号GKを表示制御回路15に出力する。尚、表示パネル部12に表示される画像が静止画像であるかまたは動画画像であるかの判断は、前記表示パネル部12の1フレーム分の画像データに基づいて行ってもよい。また、後記するn本の走査線Y1〜Ynのうちの1本または複数本の走査線に対応して配置された画素回路に対する画像データに基づいて行ってもよい。
【0055】
表示パネル部12は、図2に示すように、マトリクス状に配置された複数の画素回路20を備えている。また、表示パネル部12は、そのマトリクス状に配置された前記画素回路20の列方向に沿って延設されたm本のデータ線X1〜Xm(mは自然数)と、行方向に沿って延設されたn本の走査線Y1〜Yn(nは自然数)とを備えている。そして、前記画素回路20は、各データ線X1〜Xmと走査線Y1〜Ynとの交差部に対応する位置に配置されている。各画素回路20は、対応するデータ線X1〜Xmと走査線Y1〜Ynとにそれぞれ接続されている。
【0056】
また、表示パネル部12は、複数の電源線VLを備えている。各電源線VLは、本実施形態においては、前記各走査線Y1〜Ynに平行してそれぞれ延設されている。そして、各電源線VLは対応する各画素回路20に接続されるとともに、前記表示パネル部12の右端側に配置された画素回路20の列方向に沿って延設された駆動電圧供給線Loに接続されている。前記駆動電圧供給線Loには駆動電圧Voelが供給されている。このことによって、各画素回路20には前記駆動電圧供給線Lo及び前記電源線VLを介して駆動電圧Voelが供給される。
【0057】
さらに、表示パネル部12は、複数の信号線LS1〜LSnを備えている。各信号線LS1〜LSnは、画素回路20の行方向に沿って平行して延設されている。そして、各信号線LS1〜LSnは対応する画素回路20にそれぞれ接続されるとともに、前記走査線駆動回路13にそれぞれ接続されている。信号線LS1〜LSnは、前記走査線駆動回路13から出力される後記するタイミング信号SY1〜SYnを対応する画素回路20に供給する。
【0058】
また、表示パネル部12は、複数の制御線LD1〜LDnを備えている。各制御線LD1〜LDnは、本実施形態においては、前記各走査線Y1〜Ynに平行して延設されている。また、前記制御線LD1〜LDnは、各画素回路20に接続されるとともに前記表示制御回路15に接続されている。そして、制御線LD1〜LDnは、前記表示制御回路15から出力される後記する制御信号DSを対応する画素回路20に供給する。
【0059】
走査線駆動回路13は、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、表示パネル部12に延設された走査線Y1〜Ynのうち、1本の走査線を選択し、その選択された走査線に走査信号SC1〜SCn(nは自然数)を出力する。
【0060】
また、走査線駆動回路13は、前記走査線駆動信号SKに基づいて各画素回路20内に形成された有機EL素子OLEDの発光期間を制御するタイミング信号SY1〜SYn(nは自然数)を作成するとともに、その作成したタイミング信号SY1〜SYnをそれぞれ対応する前記信号線LS1〜LSnを介して各画素回路20に出力する。
【0061】
データ線駆動回路14は、図2に示すように、複数の単一ラインドライバ23を備えている。各単一ラインドライバ23は、前記データ線X1〜Xmを介して対応する画素回路20にそれぞれ電気的に接続されている。また、各単一ラインドライバ23は、信号生成回路11から出力される前記データ線駆動信号DKに基づいて、各データ信号Idataをそれぞれ生成する。そして、各単一ラインドライバ23は、その生成されたデータ信号Idataを対応する前記データ線X1〜Xmを介して対応する画素回路20に出力する。本実施形態においては、前記各データ信号Idataは電流信号である。したがって、各単一ラインドライバ23は、前記データ線駆動信号DKに基づいた電流値を生成し、その生成した値の電流をデータ信号Idataとしてそれぞれ対応する前記データ線X1〜Xmを介して対応する画素回路20に出力する。
【0062】
表示制御回路15は、信号生成回路11から前記表示パネル部12に表示される画像が静止画像である旨の表示制御信号GKが供給されると、各画素回路20を構成する後記する制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にする制御信号DSを作成する。また、表示制御回路15は、前記信号生成回路11から前記表示パネル部12に表示される画像が動画画像である旨の表示制御信号GKが供給されると、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にする制御信号DSを作成する。さらに、表示制御回路15は、その作成した各制御信号DSを各制御線LD1〜LDnを介して各画素回路20にそれぞれ出力する。
【0063】
次に、このように構成された有機ELディスプレイ10の画素回路20について図3に従って説明する。尚、各画素回路20の回路構成は全て同じであるので、説明の便宜上、n番目の走査線Ynとm番目のデータ線Xmとの交差部に対応する位置に配置された画素回路20についてのみ説明する。
【0064】
図3に示すように、画素回路20は、第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxを備えている。また、画素回路20は、保持キャパシタCo及び有機EL素子OLEDを備えている。
【0065】
前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2は、それぞれ、電流を供給する電流源として機能するトランジスタである。また、第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxは、それぞれ、スイッチング素子として機能するトランジスタである。
【0066】
前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2の導電型は、本実施形態においては、それぞれp型である。また、前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxの導電型は、本実施形態においては、それぞれn型である。
【0067】
また、前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxは、それぞれ、通常はTFT(薄膜トランジスタ)で構成されている。
【0068】
詳述すると、第1の駆動トランジスタQd1は、そのドレインが開始トランジスタQstのドレインに接続されている。開始トランジスタQstのソースは、その発光層が有機材料で構成された有機EL素子OLEDの陽極に接続され、同有機EL素子OLEDの陰極は接地されている。また、開始トランジスタQstのゲートは、行方向に配置された他の画素回路20の開始トランジスタQstのゲートとともに前記信号線LSnに接続されている。つまり、前記開始トランジスタQstは、前記信号線LSnを介して前記走査線駆動回路13から出力されるタイミング信号SYnに応じてオン・オフ制御される。
【0069】
また、前記第1の駆動トランジスタQd1のドレインは、第1のスイッチングトランジスタQsw1のソースに接続されている。第1のスイッチングトランジスタQsw1のドレインは、列方向に配置された他の画素回路20の第1のスイッチングトランジスタQsw1のドレインとともにデータ線Xmに接続されている。
【0070】
さらに、前記第1の駆動トランジスタQd1のドレイン/ゲート間には、第2のスイッチングトランジスタQsw2が接続されている。前記第2のスイッチングトランジスタQsw2のゲートは、前記第1のスイッチングトランジスタQsw1のゲートに接続されるとともに走査線Ynに接続されている。従って、前記第1のスイッチングトランジスタQsw1及び前記第2のスイッチングトランジスタQsw2は走査線Ynを介して前記走査線駆動回路13から出力される走査信号SCnに応じて、同時にオン・オフ制御される。
【0071】
前記第1の駆動トランジスタQd1のゲートには保持キャパシタCoの第1接続端子E1が接続され、同保持キャパシタCoの第2接続端子E2には同第1の駆動トランジスタQd1のソースが接続されている。前記保持キャパシタCoは、前記データ信号Idataの電流レベルに応じた電荷を蓄積する。また、前記第1の駆動トランジスタQd1のソースは前記電源線VLに接続され、前記駆動電圧Voelが供給されるようになっている。
【0072】
また、前記第1の駆動トランジスタQd1には、該第1の駆動トランジスタQd1に対して並列に第2の駆動トランジスタQd2が接続されている。詳しくは、第1の駆動トランジスタQd1のゲートは、前記第2の駆動トランジスタQd2のゲートに接続されている。また、第1の駆動トランジスタQd1のソースは、前記第2の駆動トランジスタQd2のソースに接続されている。つまり、第2の駆動トランジスタQd2のゲート/ソース間には、前記保持キャパシタCoが接続されている。このことによって、前記保持キャパシタCoに蓄積された電荷は、第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2に等しく供給される。
【0073】
また、前記第2の駆動トランジスタQd2の駆動能力としての利得係数は、有機EL素子OLEDの、インパルス型表示方式で使用したときの発光期間に応じて設定される。例えば、本実施形態におけるインパルス型表示方式においては、前記有機EL素子OLEDの発光期間を1/4フレーム期間に設定し、第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を第1の駆動トランジスタQd1の利得係数の3倍になるように設定する。
【0074】
つまり、前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数と、同第1の駆動トランジスタQd1と前記第2の駆動トランジスタQd2とのそれぞれの利得係数との和との比が、1フレーム期間と有機EL素子OLEDの発光期間の比と同じになるように設定する。言い換えると、前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数と、同第1の駆動トランジスタQd1と前記第2の駆動トランジスタQd2とのそれぞれの利得係数との和との比が、前記ホールド駆動と前記インパルス駆動とのデューティ比と同じになるように設定する。このようにすることで、ホールド型表示方法使用時に開始トランジスタQstを通過する駆動電流Iel(図3参照)とインパルス型表示方法使用時に開始トランジスタQstを通過する駆動電流Ielの1フレーム期間当たりの電流レベルを同じにすることができる。この結果、ホールド型表示方法使用時の有機EL素子OLEDの輝度とインパルス型表示方法使用時の有機EL素子OLEDの輝度とを同じにすることができる。
【0075】
前記第2の駆動トランジスタQd2のドレインは、制御用スイッチングトランジスタQxのドレインに接続されている。制御用スイッチングトランジスタQxのソースは、前記開始トランジスタQstのドレインに接続されている。また、制御用スイッチングトランジスタQxのゲートは、行方向に沿って配置された他の画素回路20の制御用スイッチングトランジスタQxのゲートとともに前記制御線LDnに接続されている。
【0076】
このように構成された画素回路20は、前記第1のスイッチングトランジスタQsw1及び前記第2のスイッチングトランジスタQsw2を同時にオン状態にさせることで、前記データ線Xmを介して前記単一ラインドライバ23にて生成されたデータ信号Idataを同画素回路20に供給させる。そして、前記データ信号Idataの電流レベルに応じた電荷を前記保持キャパシタCoに蓄積させることができる。このことにより、前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2のソース/ドレイン間には、前記保持キャパシタCoに蓄積された電荷に応じた電流レベルを有する電流を流すことができる。このとき、前記開始トランジスタQstをオン状態にすることによって、前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流を駆動電流Ielとして有機EL素子OLEDに供給させることができる。
【0077】
また、前記開始トランジスタQstをオン状態にした状態で、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にさせることで、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流を前記有機EL素子OLEDに供給することができる。つまり、前記開始トランジスタQstをオン状態、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にすると、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流が駆動電流Ielとして供給される。また、前記開始トランジスタQst及び前記制御用スイッチングトランジスタQxを共にオン状態にすると、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流と、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流とが合成された合成電流が駆動電流Ielとして供給される。
【0078】
このとき、本実施形態においては、前記したように、前記第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数の3倍になるように設定した。その結果、前記有機EL素子OLEDに供給される駆動電流Ielの電流レベルは、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にした場合と比較して4倍になる。このため、前記開始トランジスタQstをオン状態にし、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にすることで、前記有機EL素子OLEDを4倍の輝度で発光させることができる。
【0079】
以上のことから、前記信号生成回路11が、前記表示パネル部12に表示される画像を静止画像であると判断した場合、前記表示制御回路15が各制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にするLレベルの制御信号DSnを出力するように設定する。また、信号生成回路11が、前記表示パネル部12に表示される画像を動画画像であると判断した場合、前記表示制御回路15が各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にするHレベルの制御信号DSnを出力されるように設定する。
【0080】
言い換えると、ホールド型表示方法で静止画像を表示する場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にするLレベルの制御信号DSnが出力されるように設定する。また、インパルス型表示方法で動画画像を表示する場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にするHレベルの制御信号DSが出力されるように設定する。
【0081】
このようにすることによって、インパルス型表示方法での有機EL素子OLEDの発光期間が、ホールド型表示方法での有機EL素子OLEDの発光期間の1/4であっても、有機EL素子OLEDの輝度を4倍にすることができる。従って、インパルス型表示方法を使用した場合と、ホールド型表示方法を使用した場合の有機EL素子OLEDの1フレーム期間当たりの平均輝度を等しくすることができる。この結果、インパルス型表示方法で画像を表示する場合と、ホールド型表示方法で画像を表示する場合との有機EL素子OLEDの1フレーム期間当たりの平均輝度の差を抑制する有機ELディスプレイ10を提供することができる。
【0082】
しかも、本発明の有機ELディスプレイ10では、前記画像データDやデータ信号Idataの電流レベルを制御することで、インパルス型表示方法を使用した場合とホールド型表示方法を使用した場合とでの1フレーム当たりの平均輝度を等しくするのではなく、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン・オフ制御するだけで有機EL素子OLEDの輝度の変化を抑制させることができる。従って、インパルス型表示方法使用時とホールド型表示方法使用時との輝度の差を容易に抑制することができる。
【0083】
次に、前記有機ELディスプレイ10の駆動方法について、図4及び図5に従って説明する。
図4は、ホールド型表示方法を使用した場合の有機ELディスプレイ10の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。図5は、インパルス型表示方法を使用した場合の有機ELディスプレイ10の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【0084】
以下、説明の便宜上、ホールド型表示方法を使用した場合と、インパルス型表示方法を使用した場合の有機ELディスプレイ10の駆動方法をそれぞれ分けて説明する。
【0085】
(ホールド型表示方法)
まず、前記信号生成回路11が前記画像データDに基づいて表示パネル部12に表示される画像が静止画像であると判断した場合、その旨の表示制御信号GKが前記信号生成回路11から表示制御回路15に出力される。
【0086】
すると、前記表示制御回路15は、前記表示制御信号GKに基づいて、Lレベルの制御信号DSを作成し、その作成したLレベルの制御信号DSを各制御線LD1〜LDnを介して全ての画素回路20に出力する。この結果、全ての画素回路20の前記制御用スイッチングトランジスタQxはオフ状態になる。
【0087】
そして、前記表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを各画素回路20に出力した状態で、前記走査線駆動回路13が前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、走査線Y1を選択する。そして、前記走査線駆動回路13から前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2を同時にオン状態にするHレベルの走査信号SC1を出力する。この結果、前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2が同時にオン状態になるとともに、前記データ線X1〜Xmを介してデータ信号Idataがそれぞれの前記保持キャパシタCoに供給される。このことによって、前記保持キャパシタCoには前記データ信号Idataに応じた電荷が蓄積される。つまり、選択された走査線Y1上の各画素回路20へのデータの書き込みが行われる。
【0088】
また、このとき、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が出力される。このことによって、走査線Y1上の各画素回路20の開始トランジスタQstはオフ状態になる。従って、有機EL素子OLEDには駆動電流Ielが供給されず、同有機EL素子OLEDは未だ発光しない。
【0089】
その後、前記走査線駆動回路13からLレベルの走査信号SC1が供給される。この結果、前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオフ状態になるので、前記画素回路20にはデータ信号Idataが供給されなくなる。従って、画素回路20へのデータの書き込みが終了する。
【0090】
続いて、前記走査線駆動回路13からHレベルのタイミング信号SY1が出力される。このことによって、前記開始トランジスタQstはオン状態になり、有機EL素子OLEDと前記第1の駆動トランジスタQd1とが電気的に接続された状態になる。その結果、前記有機EL素子OLEDに前記第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流が駆動電流Ielとして供給され、同有機EL素子OLEDは第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルに応じて発光する。
【0091】
続いて、前記走査線駆動回路13が前記走査線駆動信号SKに基づいて、次の走査線Y2を選択し、その選択された走査線Y2上の画素回路20に、前記と同様にして、走査信号SC2及びタイミング信号SY2を順次供給する。そして、前記走査線Y2と接続された画素回路20の有機EL素子OLEDが第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルに応じて発光する。その後、前記と同様にして、前記走査線駆動回路13は前記走査線駆動信号SKに基づいて、順次、走査線を選択して、その選択された走査線に接続された画素回路20に走査信号及びタイミング信号を供給する。その結果、有機EL素子OLEDが、順次、第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルに応じて発光する。そして、最後の走査線Ynを選択し、データ信号Idataに基づいて発光させると、1フレーム分の画像が表示パネル部12に表示されることとなる。
【0092】
続いて、1フレーム期間終了後、前記走査線駆動回路13は前記走査線駆動信号SKに基づいて走査線Y1を選択し、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が前記信号線LS1を介して各画素回路20に供給される。このことによって、走査線Y1上の各画素回路20の開始トランジスタQstが全てオフ状態になり、走査線Y1上の各画素回路20の有機EL素子OLEDの発光が停止する。この結果、走査線Y1上の有機EL素子OLEDの発光期間が終了する。
【0093】
また、走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が供給されると同時に、前記走査線駆動回路13からHレベルの走査信号SC1が前記走査線Y1を介して各画素回路20に供給される。このことによって、走査線Y1上の画素回路20の第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオン状態になり、再度、データの書き込みが行われる。
【0094】
このように、1フレーム期間終了後、前記走査線駆動回路13は前記走査線駆動信号SKに基づいて、順次、走査線Y1〜Ynを選択して、前記と同様な動作が行われて画像が表示される。
【0095】
以上のように、ホールド型表示方法を使用して画像を表示する場合においては、前記表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを各画素回路20に出力する。そして、この状態で前記走査線駆動回路13が前記走査線駆動信号SKに基づいて、走査線Y1〜Ynを順次選択し、その選択された走査線と接続された画素回路20に走査信号及びタイミング信号を順次出力する。また、選択された走査線と接続された画素回路20にデータ信号Idataを供給し、データの書き込みを行う。このようにして、所望の画像(静止画像)を前記表示パネル部12に表示させる。
【0096】
(インパルス型表示方法)
前記信号生成回路11が、前記画像データに基づいて表示パネル部12に表示される画像が動画画像であると判断した場合、その旨の表示制御信号GKが前記信号生成回路11から表示制御回路15に出力される。
【0097】
すると、前記表示制御回路15は、前記表示制御信号GKに基づいて、Hレベルの制御信号DSを作成し、その作成したHレベルの制御信号DSを前記制御線LD1〜LDnを介して各画素回路20に出力する。この結果、全ての画素回路20の前記制御用スイッチングトランジスタQxはオン状態になる。
【0098】
そして、前記表示制御回路15からHレベルの制御信号DSを各画素回路20に出力した状態で、前記走査線駆動回路13が、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、まず、走査線Y1を選択する。そして、前記走査線駆動回路13からHレベルの走査信号SC1を出力する。この結果、前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2が同時にオン状態になるとともに、前記データ線X1〜Xmを介してデータ信号Idataがそれぞれの保持キャパシタCoに供給される。従って、前記各保持キャパシタCoには前記データ信号Idataに応じた電荷がそれぞれ蓄積される。つまり、走査線Y1上の各画素回路20へのデータの書き込みが行われる。
【0099】
また、このとき、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1を出力する。このことによって、前記開始トランジスタQstはオフ状態になる。従って、有機EL素子OLEDには駆動電流Ielが供給されず、同有機EL素子OLEDは未だ発光しない。
【0100】
その後、前記走査線駆動回路13からLレベルの走査信号SC1を出力する。この結果、前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2が同時にオフ状態になり、走査線Y1上の各画素回路20にはデータ信号Idataが供給されなくなる。従って、各画素回路20へのデータ書き込みが終了する。
【0101】
続いて、前記走査線駆動回路13から前記開始トランジスタQstをオン状態にするHレベルのタイミング信号SY1が出力される。このことによって、前記開始トランジスタQstはオン状態になり、有機EL素子OLEDと前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2とが電気的に接続された状態になる。その結果、前記有機EL素子OLEDに前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2にそれぞれ流れる電流の合成電流が駆動電流Ielとして供給される。そして、前記有機EL素子OLEDは、前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2にそれぞれ流れる電流の合成電流の電流レベルに応じて発光する。このとき、前記第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルは、前記第2の駆動トランジスタQd2に流れる電流の電流レベルの3倍なので、ホールド型表示方法を使用した場合と比較して4倍の輝度で有機EL素子OLEDを発光させることができる。
【0102】
その後、1/4フレーム期間が経過した後、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が前記信号線LS1を介して各画素回路20に供給される。この結果、走査線Y1上の各画素回路20の開始トランジスタQstがオフ状態になり、前記有機EL素子OLEDの発光が停止する。この結果、走査線Y1上の有機EL素子OLEDの発光期間が終了する。
【0103】
前記走査線駆動回路13が、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、次の走査線Y2を選択し、その選択された走査線Y2と接続された各画素回路20に、前記と同様に、走査信号SC2及びタイミング信号SY2を順次供給する。その後、1/4フレーム期間が経過した後、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY2が前記信号線LS2を介して各画素回路20に供給される。
【0104】
このように、インパルス型表示方法を使用して画像を表示する場合においては、前記表示制御回路15からは、Hレベルの制御信号DSを各画素回路20に出力する。この状態で、前記走査線駆動回路13が、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、走査線Y1〜Ynを順次選択し、その選択された走査線と接続された各画素回路20に、前記したように、走査信号及びタイミング信号を順次供給する。また、選択された走査線と接続された画素回路20にデータ信号Idataを供給する。その後、1/4フレーム期間が経過した後、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号が前記信号線LS1〜LSnを介して各画素回路20に供給される。このようにして、所望の画像(動画画像)を前記表示パネル部12に表示させることができる。
【0105】
以上のように、ホールド型表示方法を使用して画像を表する場合は前記表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを、インパルス型表示方法を使用して画像を表する場合は前記表示制御回路15からHレベルの制御信号DSをそれぞれ出力する。このようにすることによって、インパルス型表示方法で画像を表示する場合と、ホールド型表示方法で画像を表示する場合との有機EL素子OLEDの1フレーム期間当たりの平均輝度の差を抑制することができる有機ELディスプレイ10を駆動させることができる。
【0106】
尚、特許請求の範囲に記載された第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子は、例えば、本実施形態における第1の駆動トランジスタQd1、第2の駆動トランジスタQd2、制御用スイッチングトランジスタQx及び開始トランジスタQstにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子及び容量素子は、例えば、本実施形態における第2のスイッチングトランジスタQsw2、第1のスイッチングトランジスタQsw1及び保持キャパシタCoにそれぞれ対応している。
【0107】
さらに、特許請求の範囲に記載された第1の端子、第2の端子及び第1の制御用端子は、例えば、本実施形態における第1の駆動トランジスタQd1のソース、第1の駆動トランジスタQd1のドレイン及び第1の駆動トランジスタQd1のゲートにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された第3の端子、第4の端子及び第2の制御用端子は、例えば、本実施形態における第2の駆動トランジスタQd2のソース、第2の駆動トランジスタQd2のドレイン及び第2の駆動トランジスタQd2のゲートにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された第5の端子、第6の端子及び第3の制御用端子は、例えば、本実施形態における制御用スイッチングトランジスタQxのドレイン、制御用スイッチングトランジスタQxのソース及び制御用スイッチングトランジスタQxのゲートにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された第7の端子、第8の端子及び第4の制御用端子は、例えば、本実施形態における開始トランジスタQstのドレイン、開始トランジスタQstのソース及び開始トランジスタQstのゲートにそれぞれ対応している。
【0108】
また、特許請求の範囲に記載された第9の端子、第10の端子及び第5の制御用端子は、例えば、本実施形態における第2のスイッチングトランジスタQsw2のドレイン、第2のスイッチングトランジスタQsw2のソース及び第2のスイッチングトランジスタQsw2のゲートにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された第11の端子、第12の端子及び第6の制御用端子は、例えば、本実施形態における第1のスイッチングトランジスタQsw1のドレイン、第1のスイッチングトランジスタQsw1のソース及び第1のスイッチングトランジスタQsw1のゲートにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された電子回路または単位回路は、例えば、本実施形態における画素回路に対応している。さらに、特許請求の範囲に記載された電子素子または電流駆動素子及び電気光学素子は、例えば、本実施形態における有機EL素子OLEDに対応している。
【0109】
前記実施形態の画素回路及び有機ELディスプレイによれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)前記実施形態では、第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2、開始トランジスタQst、制御用スイッチングトランジスタQx、保持キャパシタCo及び有機EL素子OLEDで画素回路20を構成した。そして、前記第1の駆動トランジスタQd1に対して並列に第2の駆動トランジスタQd2を接続した。また、前記第2の駆動トランジスタQd2と前記開始トランジスタQstとを制御用スイッチングトランジスタQxを介して接続した。そして、前記制御用スイッチングトランジスタQxのゲートを制御線LD1〜LDnを介して表示制御回路15に接続した。
【0110】
そして、インパルス型表示方法で画像を表示させる場合、前記表示制御回路15から前記制御用スイッチングトランジスタQxのオン状態にする制御信号DSを出力するように設定する。また、ホールド型表示方法で画像を表示させる場合、前記表示制御回路15から前記制御用スイッチングトランジスタQxのオフ状態にする制御信号DSを出力するように設定する。このようにすることによって、インパルス表示方法で画像を表示させる場合、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流と、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流とが合成された合成電流が駆動電流Ielとして供給される。つまり、インパルス表示方法で画像を表示させる場合の駆動電流Ielの電流レベルを、ホールド表示方法で画像を表示させる場合と比較して大きくした。従って、インパルス型表示方法で画像を表示する場合と、ホールド型表示方法で画像を表示する場合との有機EL素子OLEDの輝度の差を抑制することができる。その結果、有機ELディスプレイ10の表示品位を提供することができる。
【0111】
(2)前記実施形態では、前記第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を第1の駆動トランジスタQd1の利得係数の3倍となるように設定した。このようにすることによって、発光期間が1/4フレーム期間であっても、1フレーム期間当たりの有機EL素子OLEDの平均輝度の変化がない有機ELディスプレイを提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図6に従って説明する。この第2実施形態において、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
【0112】
図6は、有機ELディスプレイ10の表示パネル部12に配置される画素回路30の回路図である。
本実施形態における有機ELディスプレイ10においては、データ信号Vdataは、前記第1実施形態が電流信号であるのに対して電圧信号である。したがって、本実施形態における各単一ラインドライバ23は、前記データ線駆動信号DKに基づいて、電圧信号よりなるデータ信号Vdataを生成し、その生成したデータ信号Vdataを前記データ線X1〜Xmを介して対応する画素回路20にそれぞれ出力する。
【0113】
尚、各画素回路30の回路構成は全て同じであるので、説明の便宜上、n番目の走査線Ynとm番目のデータ線Xmとの交差部に対応する位置に配置された画素回路30についてのみ説明する。
【0114】
図6に示すように、画素回路30は、第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、スイッチングトランジスタQsw、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxを備えている。また、画素回路30は、保持キャパシタCo及び有機EL素子OLEDを備えている。
【0115】
前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2は、それぞれ、電流を供給する電流源として機能するトランジスタである。また、スイッチングトランジスタQsw、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxは、それぞれ、スイッチング素子として機能するトランジスタである。
【0116】
前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2の導電型は、本実施形態においては、それぞれp型である。また、前記スイッチングトランジスタQsw、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxの導電型は、本実施形態においては、それぞれn型である。
【0117】
詳述すると、第1の駆動トランジスタQd1は、そのドレインが開始トランジスタQstのドレインに接続されている。開始トランジスタQstのソースは、有機EL素子OLEDの陽極に接続され、同有機EL素子OLEDの陰極は接地されている。また、開始トランジスタQstのゲートは、行方向に配置された他の画素回路30の開始トランジスタQstのゲートとともに前記信号線LSnに接続されている。つまり、前記開始トランジスタQstは、前記信号線LSnを介して前記走査線駆動回路13から出力されるタイミング信号SYnに応じてオン・オフ制御される。
【0118】
前記第1の駆動トランジスタQd1のゲートには保持キャパシタCoの第1接続端子E1が接続され、同保持キャパシタCoの第2接続端子E2には同第1の駆動トランジスタQd1のソースが接続されている。また、前記第1の駆動トランジスタQd1のソースは電源線VLに接続され、前記駆動電圧Voelが供給されるようになっている。また、前記保持キャパシタCoは、スイッチングトランジスタQswを介して前記データ線Xmに接続されている。スイッチングトランジスタQswのゲートは、走査線Ynに接続されている。従って、前記スイッチングトランジスタQswは走査線Ynを介して前記走査線駆動回路13から出力される走査信号SCnに応じて、同時にオン・オフ制御される。
【0119】
また、前記第1の駆動トランジスタQd1には、該第1の駆動トランジスタQd1に対して並列に第2の駆動トランジスタQd2が接続されている。詳しくは、第1の駆動トランジスタQd1のゲートは、前記第2の駆動トランジスタQd2のゲートに接続されている。また、第1の駆動トランジスタQd1のソースは、前記第2の駆動トランジスタQd2のソースに接続されている。つまり、第2の駆動トランジスタQd2のゲート/ソース間には、前記保持キャパシタCoが接続されている。このことによって、前記保持キャパシタCoに蓄積された電荷は、第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2に等しく供給される。また、本実施形態においては、前記第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を、前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数と等しくなるように設定されている。
【0120】
前記第2の駆動トランジスタQd2のドレインは、制御用スイッチングトランジスタQxのドレインに接続されている。制御用スイッチングトランジスタQxのソースは、前記開始トランジスタQstのドレインに接続されている。また、制御用スイッチングトランジスタQxのゲートは、行方向に沿って配置された他の画素回路20の制御用スイッチングトランジスタQxのゲートとともに前記制御線LDnに接続されている。
【0121】
このように構成された画素回路30は、前記スイッチングトランジスタQswをオン状態にさせることで、前記データ線Xmを介して前記単一ラインドライバ23にて生成されたデータ信号Vdataを同画素回路30に供給させる。そして、前記データ信号Vdataの電圧レベルに応じた電荷を前記保持キャパシタCoに蓄積させることができる。また、前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2のソース/ドレイン間には、前記保持キャパシタCoに蓄積された電荷に応じた電流レベルを有する電流を流すことができる。そして、このとき、前記開始トランジスタQstをオン状態にすることによって、前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流を駆動電流Ielとして有機EL素子OLEDに供給させることができる。
【0122】
また、前記開始トランジスタQstをオン状態にした状態で、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にさせることで、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流を前記有機EL素子OLEDに供給することができる。つまり、前記開始トランジスタQstをオン状態、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にすると、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流が駆動電流Ielとして供給される。また、前記開始トランジスタQst及び前記制御用スイッチングトランジスタQxを共にオン状態にすると、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流と、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流とが合成された合成電流が駆動電流Ielとして供給される。
【0123】
また、本実施形態においては、前記したように、前記第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数の3倍となるように設定したので、前記有機EL素子OLEDに供給される駆動電流Ielの電流レベルは、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にした場合と比較して4倍になる。この結果、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にした場合、同制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にした場合と比較して有機EL素子OLEDを4倍の輝度で発光させることができる。
【0124】
以上のことから、前記信号生成回路11が、前記表示パネル部12に表示される画像が静止画像であると判断した場合、前記表示制御回路15が各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にするLレベルの制御信号DSを出力するように設定する。また、前記信号生成回路11が、前記表示パネル部12に表示される画像が動画画像であると判断した場合、前記表示制御回路15が各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にするHレベルの制御信号DSを出力されるように設定する。
【0125】
言い換えると、ホールド型表示方法で静止画像を表示する場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にするLレベルの制御信号DSnを出力されるように設定する。また、インパルス型表示方法で動画画像を表示する場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にするHレベルの制御信号DSを出力されるように設定する。
【0126】
このように構成された画素回路30の有機ELディスプレイ10においても、前記第1実施形態で説明したホールド型表示方法で静止画像を表示する場合には、前記図4で示すタイミングで走査線駆動回路13、データ線駆動回路14及び表示制御回路15から各信号を出力させることで、前記第1実施形態と同様にホールド型表示方法ができる。また、インパルス型表示方法で動画画像を表示する場合には、前記図5で示すタイミングで走査線駆動回路13、データ線駆動回路14及び表示制御回路15から各信号を出力させることで、前記第1実施形態と同様にインパルス型表示方法ができる。
【0127】
従って、本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、ホールド型表示方法を使用して画像を表する場合は前記表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを、インパルス型表示方法を使用して画像を表する場合は前記表示制御回路15からHレベルの制御信号DSnをそれぞれ出力する。このようにすることによって、インパルス型表示方法で画像を表示する場合と、ホールド型表示方法で画像を表示する場合との有機EL素子OLEDの1フレーム期間当たりの平均輝度の差を抑制することができる有機ELディスプレイ10を駆動させることができる。
【0128】
尚、特許請求の範囲に記載された第5のスイッチング素子、第13の端子、第14の端子及び第7の制御用端子は、例えば、本実施形態におけるスイッチングトランジスタQsw、スイッチングトランジスタQswのドレイン、スイッチングトランジスタQswのソース及びスイッチングトランジスタQswのゲートにそれぞれ対応している。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図7〜図9に従って説明する。この第3実施形態において、前記第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
【0129】
図7は、本実施形態における有機ELディスプレイ10の表示パネル部12に配置される画素回路の回路図である。図8は、ホールド型表示方法を使用した場合の本実施形態における有機ELディスプレイ10の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。図9は、インパルス型表示方法を使用した場合の本実施形態における有機ELディスプレイ10の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【0130】
本実施形態における有機ELディスプレイ10においては、データ信号Idataは、第1実施形態と同じ電流信号である。したがって、本実施形態における各単一ラインドライバ23は、前記データ線駆動信号DKに基づいて、データ信号Idataを生成し、その生成したデータ信号Idataを前記データ線Xmを介して対応する画素回路20にそれぞれ出力する。
【0131】
尚、各画素回路40の回路構成は全て同じであるので、説明の便宜上、n番目の走査線Ynとm番目のデータ線Xmとの交差部に対応する位置に配置された画素回路40についてのみ説明する。また、本実施形態における走査線Y1〜Ynは、第1の副走査線Y11〜Yn1と第2の副走査線Y12〜Yn2とから構成されている。そして、第1の副走査線Y11〜Yn1には第1の走査信号SC11〜SCn1が、第2の副走査線Y12〜Yn2には第2の走査信号SC12〜SCn2がそれぞれ走査線駆動回路13から供給されるようになっている。
【0132】
図7に示すように、画素回路40は、第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4、開始トランジスタQst、制御用スイッチングトランジスタQx及び変換トランジスタQcを備えている。また、画素回路40は、保持キャパシタCo及び有機EL素子OLEDを備えている。
【0133】
前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、及び、変換トランジスタQcは、それぞれ、電流を供給する電流源として機能するトランジスタである。また、第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxは、それぞれ、スイッチング素子として機能するトランジスタである。
【0134】
前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2、及び、変換トランジスタQcの導電型は、本実施形態においては、それぞれp型である。また、前記第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4、開始トランジスタQst及び制御用スイッチングトランジスタQxの導電型は、本実施形態においては、それぞれn型である。
【0135】
詳述すると、第1の駆動トランジスタQd1は、そのドレインが開始トランジスタQstのドレインに接続されている。開始トランジスタQstのソースは、有機EL素子OLEDの陽極に接続され、同有機EL素子OLEDの陰極は接地されている。また、開始トランジスタQstのゲートは、行方向に配置された他の画素回路40の開始トランジスタQstのゲートとともに前記信号線LSnに接続されている。つまり、前記開始トランジスタQstは、前記信号線LSnを介して前記走査線駆動回路13から出力されるタイミング信号SYnに応じてオン・オフ制御される。
【0136】
また、前記第1の駆動トランジスタQd1のゲートは、変換トランジスタQcのゲートに接続されている。また、前記第1の駆動トランジスタQd1のソースは、変換トランジスタQcのソースに接続されている。つまり、前記第1の駆動トランジスタQd1と前記変換トランジスタQcとでカレントミラー回路を構成している。また、変換トランジスタQcのゲートには保持キャパシタCoの第1接続端子E1が接続され、同保持キャパシタCoの第2接続端子E2には同変換トランジスタQcのソースが接続されている。
【0137】
前記変換トランジスタQcのドレインは、第3のスイッチングトランジスタQsw3のドレインに接続されている。第3のスイッチングトランジスタQsw3のソースは、データ線Xmに接続されている。第3のスイッチングトランジスタQsw3のゲートは、第1の副走査線Yn1に接続されている。従って、前記第3のスイッチングトランジスタQsw3は第1の副走査線Yn1を介して前記走査線駆動回路13から出力される第1の走査信号SCn1に応じてオン・オフ制御される。
【0138】
さらに、前記変換トランジスタQcのドレイン/ゲート間には、第4のスイッチングトランジスタQsw4が接続されている。前記第4のスイッチングトランジスタQsw4のゲートは第2の副走査線Yn2に接続されている。従って、前記第4のスイッチングトランジスタQsw4は第2の副走査線Yn2を介して前記走査線駆動回路13から出力される第2の走査信号SCn2に応じてオン・オフ制御される。
【0139】
また、前記第1の駆動トランジスタQd1及び変換トランジスタQcの各ソースは前記電源線VLに接続され、前記駆動電圧Voelが供給されるようになっている。
【0140】
また、前記第1の駆動トランジスタQd1には、該第1の駆動トランジスタQd1に対して並列に第2の駆動トランジスタQd2が接続されている。詳しくは、第1の駆動トランジスタQd1のゲートは、前記第2の駆動トランジスタQd2のゲートに接続されている。また、第1の駆動トランジスタQd1のソースは、前記第2の駆動トランジスタQd2のソースに接続されている。つまり、第2の駆動トランジスタQd2は、前記変換トランジスタQcとカレントミラー回路を構成している。
【0141】
また、本実施形態においては、前記第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を、前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数と等しくなるように設定されている。
【0142】
前記第2の駆動トランジスタQd2のドレインは、制御用スイッチングトランジスタQxのドレインに接続されている。制御用スイッチングトランジスタQxのソースは、前記開始トランジスタQstのドレインに接続されている。また、制御用スイッチングトランジスタQxのゲートは、行方向に沿って配置された他の画素回路40の制御用スイッチングトランジスタQxのゲートとともに前記制御線LDnに接続されている。
【0143】
このように構成された画素回路40は、前記第3のスイッチングトランジスタQsw3及び前記第4のスイッチングトランジスタQsw4を同時にオン状態にさせることで、前記データ線Xmを介して前記単一ラインドライバ23にて生成されたデータ信号Idataを同画素回路20に供給させる。そして、前記データ信号Idataの電流レベルに応じた電荷を前記保持キャパシタCoに蓄積させることができる。従って、前記変換トランジスタQc及び第1の駆動トランジスタQd1の各ソース/ドレイン間には、前記保持キャパシタCoに蓄積された電荷に応じた電流レベルを有する電流が流れる。
【0144】
そして、このとき、前記開始トランジスタQstをオン状態にすることによって、前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流を駆動電流Ielとして有機EL素子OLEDに供給させることができる。
【0145】
また、第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間には、前記保持キャパシタCoに蓄積された電荷に応じた電流レベルを有する電流を流すことができる。従って、前記開始トランジスタQstをオン状態にした状態で、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にさせることで、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流を前記有機EL素子OLEDに供給することができる。つまり、前記開始トランジスタQstをオン状態、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にすると、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流が駆動電流Ielとして供給される。また、前記開始トランジスタQst及び前記制御用スイッチングトランジスタQxを共にオン状態にすると、有機EL素子OLEDには前記第1の駆動トランジスタQd1のソース/ドレイン間に流れる電流と、前記第2の駆動トランジスタQd2のソース/ドレイン間に流れる電流とが合成された合成電流が駆動電流Ielとして供給される。
【0146】
本実施形態においては、前記したように、前記第2の駆動トランジスタQd2の利得係数を前記第1の駆動トランジスタQd1の利得係数の3倍になるように設定したので、前記有機EL素子OLEDに供給される駆動電流Ielの電流レベルは、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にした場合と比較して4倍になる。この結果、前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にした場合、同制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にした場合と比較して有機EL素子OLEDを4倍の輝度で発光させることができる。
【0147】
以上のことから、前記信号生成回路11が、前記表示パネル部12に表示される画像を静止画像であると判断した場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にするLレベルの制御信号DSを出力するように設定する。また、前記信号生成回路11が、前記表示パネル部12に表示される画像を動画画像であると判断した場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にするHレベルの制御信号DSを出力されるように設定する。
【0148】
つまり、ホールド型表示方法で静止画像を表示する場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオフ状態にするLレベルの制御信号DSを出力されるように設定する。また、インパルス型表示方法で動画画像を表示する場合、前記表示制御回路15は各前記制御用スイッチングトランジスタQxをオン状態にするHレベルの制御信号DSを出力されるように設定する。
【0149】
次に、前記有機ELディスプレイ10の駆動方法について、図8及び図9に従って説明する。
図8は、ホールド型表示方法を使用した場合の本実施形態における有機ELディスプレイ10の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。図9は、インパルス型表示方法を使用した場合の本実施形態における有機ELディスプレイ10の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【0150】
以下、説明の便宜上、ホールド型表示方法を使用した場合と、インパルス型表示方法を使用した場合の有機ELディスプレイ10の駆動方法をそれぞれ分けて説明する。
【0151】
(ホールド型表示方法)
まず、前記信号生成回路11が前記画像データDに基づいて表示パネル部12に表示される画像が静止画像であると判断した場合、その旨の表示制御信号GKが前記信号生成回路11から表示制御回路15に出力される。
【0152】
すると、前記表示制御回路15は、前記表示制御信号GKに基づいて、Lレベルの制御信号DSを作成し、その作成したLレベルの制御信号DSを前記制御線LDnを介して全ての画素回路40に出力する。この結果、全ての画素回路40の前記制御用スイッチングトランジスタQxはオフ状態になる。
【0153】
そして、前記表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを各画素回路40に出力した状態で、前記走査線駆動回路13が前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、走査線Y1を選択する。そして、前記走査線駆動回路13から、前記走査線Y1を構成する第1の副走査線Y11介して、前記第3のスイッチングトランジスタQsw3をオン状態にするHレベルの走査信号SC11を出力する。また、同時に、走査線駆動回路13から、前記走査線Y1を構成する第2の副走査線Y12介して、第4のスイッチングトランジスタQsw4をオン状態にするHレベルの走査信号SC12を出力する。この結果、前記第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4が同時にオン状態になるとともに、前記データ線X1〜Xmを介してデータ信号Idataがそれぞれの前記保持キャパシタCoに供給される。このことによって、前記保持キャパシタCoには前記データ信号Idataに応じた電荷が蓄積される。つまり、選択された走査線Y1上の各画素回路40へのデータの書き込みが行われる。
【0154】
また、このとき、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が出力される。このことによって、走査線Y1上の各画素回路40の開始トランジスタQstはオフ状態になる。従って、有機EL素子OLEDには駆動電流Ielが供給されず、同有機EL素子OLEDは未だ発光しない。
【0155】
その後、走査線駆動回路13から前記第1の副走査線Y11を介して前記第3のスイッチングトランジスタQsw3をオン状態にするLレベルの走査信号SC11を出力する。また、走査線駆動回路13から前記第2の副走査線Y12を介して第4のスイッチングトランジスタQsw4をオン状態にするLレベルの走査信号SC12を出力する。この結果、前記第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4がオフ状態になるので、前記画素回路40にはデータ信号Idataが供給されなくなる。従って、画素回路40へのデータの書き込みが終了する。
【0156】
続いて、前記走査線駆動回路13からHレベルのタイミング信号SY1が出力される。このことによって、前記開始トランジスタQstはオン状態になり、有機EL素子OLEDと前記第1の駆動トランジスタQd1とが電気的に接続された状態になる。その結果、前記有機EL素子OLEDに前記第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流が駆動電流Ielとして供給され、同有機EL素子OLEDは第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルに応じて発光する。
【0157】
続いて、前記走査線駆動回路13が前記走査線駆動信号SKに基づいて、次の走査線Y2を選択し、その選択された走査線Y2上の画素回路40に、前記と同様にして、走査信号SC21,SC22及びタイミング信号SY2を順次供給する。そして、前記走査線Y2と接続された画素回路40の有機EL素子OLEDが第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルに応じて発光する。その後、前記と同様にして、前記走査線駆動回路13は前記走査線駆動信号SKに基づいて、順次、走査線を選択して、その選択された走査線に接続された画素回路40に走査信号及びタイミング信号を供給する。その結果、有機EL素子OLEDが、順次、第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルに応じて発光する。そして、最後の走査線Ynを選択し、データ信号Idataに基づいて発光させると、1フレーム分の画像が表示パネル部12に表示されることとなる。
【0158】
続いて、1フレーム期間終了後、前記走査線駆動回路13は前記走査線駆動信号SKに基づいて走査線Y1を選択し、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が前記信号線LS1を介して各画素回路20に供給される。このことによって、走査線Y1上の各画素回路20の開始トランジスタQstが全てオフ状態になり、走査線Y1上の各画素回路20の有機EL素子OLEDの発光が停止する。この結果、走査線Y1上の有機EL素子OLEDの発光期間が終了する。
【0159】
また、走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が供給されると同時に、前記走査線駆動回路13からHレベルの第1及び第2の走査信号SC1,SC2がそれぞれ前記第1及び第2の副走査線Y11,Y12を介して各画素回路20に供給される。このことによって、走査線Y1上の画素回路20の第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4がオン状態になり、再度、データの書き込みが行われる。
【0160】
このように、1フレーム期間終了後、前記走査線駆動回路13は前記走査線駆動信号SKに基づいて、順次、走査線Y1〜Ynを選択して、前記と同様な動作が行われて画像が表示される。
【0161】
以上のように、ホールド型表示方法を使用して画像を表示する場合においては、前記表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを各画素回路20に出力する。そして、この状態で前記走査線駆動回路13が前記走査線駆動信号SKに基づいて、走査線Y1〜Ynを順次選択し、その選択された走査線と接続された画素回路40に走査信号及びタイミング信号を順次出力する。また、選択された走査線と接続された画素回路40にデータ信号Idataを供給し、データの書き込みを行う。このようにして、所望の画像(静止画像)を前記表示パネル部12に表示させる。
【0162】
(インパルス型表示方法)
前記信号生成回路11が、前記画像データに基づいて表示パネル部12に表示される画像が動画画像であると判断した場合、その旨の表示制御信号GKが前記信号生成回路11から表示制御回路15に出力される。
【0163】
すると、前記表示制御回路15は、前記表示制御信号GKに基づいて、Hレベルの制御信号DSを作成し、その作成したHレベルの制御信号DSを前記制御線LD1〜LDnを介して各画素回路40に出力する。この結果、全ての画素回路40の前記制御用スイッチングトランジスタQxはオン状態になる。
【0164】
そして、前記表示制御回路15からHレベルの制御信号DSを各画素回路40に出力した状態で、前記走査線駆動回路13が、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、まず、走査線Y1を選択する。そして、前記走査線駆動回路13から走査線Y1を構成する第1の副走査線Y11を介してHレベルの走査信号SC11を出力する。また、同時に、前記走査線駆動回路13から走査線Y1を構成する第2の副走査線Y12を介してHレベルの走査信号SC12を出力する。この結果、前記第3のスイッチングトランジスタQsw3及び第4のスイッチングトランジスタQsw4が同時にオン状態になるとともに、前記データ線X1〜Xmを介してデータ信号Idataがそれぞれの保持キャパシタCoに供給される。従って、前記各保持キャパシタCoには前記データ信号Idataに応じた電荷がそれぞれ蓄積される。つまり、走査線Y1上の各画素回路20へのデータの書き込みが行われる。
【0165】
また、このとき、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1を出力する。このことによって、前記開始トランジスタQstはオフ状態になる。従って、有機EL素子OLEDには駆動電流Ielが供給されず、同有機EL素子OLEDは未だ発光しない。
【0166】
その後、前記走査線駆動回路13から前記第1の副走査線Y11を介してLレベルの走査信号SC11を出力する。また、前記第2の副走査線Y12を介してLレベルの走査信号SC12を出力する。この結果、前記第3及び第4のスイッチングトランジスタQsw3,Qsw4がオフ状態になり、走査線Y1上の各画素回路20にはデータ信号Idataが供給されなくなる。従って、各画素回路20へのデータ書き込みが終了する。
【0167】
続いて、前記走査線駆動回路13から前記開始トランジスタQstをオン状態にするHレベルのタイミング信号SY1が出力される。このことによって、前記開始トランジスタQstはオン状態になり、有機EL素子OLEDと前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2とが電気的に接続された状態になる。その結果、前記有機EL素子OLEDに前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2にそれぞれ流れる電流の合成電流が駆動電流Ielとして供給される。そして、前記有機EL素子OLEDは、前記第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2にそれぞれ流れる電流の合成電流の電流レベルに応じて発光する。このとき、前記第1の駆動トランジスタQd1に流れる電流の電流レベルは、前記第2の駆動トランジスタQd2に流れる電流の電流レベルの3倍になるので、ホールド型表示方法を使用した場合と比較して4倍の輝度で有機EL素子OLEDを発光させることができる。
【0168】
その後、1/4フレーム期間が経過した後、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が前記信号線LS1を介して各画素回路20に供給される。この結果、走査線Y1上の各画素回路20の開始トランジスタQstがオフ状態になり、前記有機EL素子OLEDは消灯する。
【0169】
続いて、前記走査線駆動回路13が、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、次の走査線Y2を選択する。そして、その選択された走査線Y2と接続された各画素回路40に、その走査線Y2を構成する第1の副走査線Y21及び第2の副走査線Y22を介して、前記と同様に、走査信号SC12,SC22及びタイミング信号SY2を順次供給する。その後、1/4フレーム期間が経過した後、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号SY1が前記信号線LS1を介して各画素回路20に供給される。
【0170】
このように、インパルス型表示方法を使用して画像を表示する場合においては、前記表示制御回路15からは、Hレベルの制御信号DSを各画素回路40に出力する。この状態で、前記走査線駆動回路13が、前記信号生成回路11から出力される走査線駆動信号SKに基づいて、走査線Y1〜Ynを順次選択し、その選択された走査線と接続された各画素回路40に、前記したように、走査信号及びタイミング信号を順次供給する。また、選択された走査線と接続された画素回路40にデータ信号Idataを供給する。その後、1/4フレーム期間が経過した後、前記走査線駆動回路13からLレベルのタイミング信号が前記信号線LS1〜LSnを介して各画素回路40に供給される。このようにして、所望の画像(動画画像)を前記表示パネル部12に表示させることができる。
【0171】
このようにすることによって、インパルス型表示方法で画像を表示する場合と、ホールド型表示方法で画像を表示する場合との有機EL素子OLEDの1フレーム期間当たりの平均輝度の差を抑制することができる有機ELディスプレイ10を駆動させることができる。
【0172】
尚、特許請求の範囲に記載された第3のトランジスタ、第15の端子、第16の端子及び第8の制御用端子は、例えば、本実施形態における変換トランジスタQc、変換トランジスタQcのソース、変換トランジスタQcのドレイン及び変換トランジスタQcのゲートにそれぞれ対応している。また、特許請求の範囲に記載された第6のスイッチング素子、第17の端子、第18の端子及び第9の制御用端子は、例えば、本実施形態における第4のスイッチングトランジスタQsw4、第4のスイッチングトランジスタQsw4のドレイン、第4のスイッチングトランジスタQsw4のソース及び第4のスイッチングトランジスタQsw4のゲートにそれぞれ対応している。さらに、特許請求の範囲に記載された第7のスイッチング素子、第19の端子、第20の端子及び第10の制御用端子は、例えば、本実施形態における第3のスイッチングトランジスタQsw3、第3のスイッチングトランジスタQsw3のドレイン、第3のスイッチングトランジスタQsw3のソース及び第3のスイッチングトランジスタQsw3のゲートにそれぞれ対応している。
(第4実施形態)
次に、第1〜第3実施形態で説明した電気光学装置としての有機ELディスプレイ10の電子機器の適用について図10に従って説明する。有機ELディスプレイ10は、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ、デジタル放送のテレビ等種々の電子機器に適用できる。
【0173】
図10は、モバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図を示す。図10において、パーソナルコンピュータ50は、キーボード51を備えた本体部52と、前記有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット53とを備えている。この場合においても、有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット53は前記第1〜3の実施形態と同様な効果を発揮する。この結果、表示品位の優れた有機ELディスプレイ10を備えたモバイル型パーソナルコンピュータ50を提供することができる。
【0174】
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
○上記第1〜第3の実施形態では、各画素回路20内に、同じ利得係数を有する第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2をそれぞれ1個ずつ設けた。これを、同じ利得係数を有する第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2を複数個設け、その複数個の第1及び第2の駆動トランジスタQd1,Qd2のうちのいくつかを適宜選択して使用するようにしてもよい。このようにすることで、パワーセーブモードを備えた有機ELディスプレイ10でのインパルス型表示方法で画像を表示する場合と、ホールド型表示方法で画像を表示する場合との有機EL素子OLEDの1フレーム期間当たりの平均輝度の差を抑制することができる。
【0175】
○上記第1〜第3の実施形態では、インパルス表示方式で画像を表示する場合、表示制御回路15からHレベルの制御信号DSを出力した状態で、走査線駆動回路13から出力されるタイミング信号SYnによって有機EL素子OLEDの発光期間を制御するようにした。これを、前記走査線駆動回路13から出力されるタイミング信号SYnに前記制御信号DSを同期させるようにしてもよい。即ち、前記タイミング信号SYnがHレベルの場合、表示制御回路15からHレベルの制御信号DSを出力し、前記タイミング信号SYnがLレベルの場合、表示制御回路15からLレベルの制御信号DSを出力するようにする。このようにすることによって、上記第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0176】
○上記第1〜第3の実施形態では、1色からなる有機EL素子OLEDの画素回路20,30,40を設けた有機ELディスプレイ10であったが、赤色、緑色及び青色の3色の有機EL素子OLEDに対して各色用の画素回路20,30,40を設けたELディスプレイに応用しても良い。
【0177】
○上記第1〜第3の実施形態では、画素回路20に具体化して好適な効果を得たが、有機EL素子OLED以外の例えばLEDやFED等の発光素子のような電流駆動素子を駆動する電子回路に具体化してもよい。RAM等(特にMRAM)の記憶装置に具体化してもよい。
【0178】
○上記第1〜第3の実施形態では、電流駆動素子として有機EL素子OLEDについて具体化したが、無機EL素子に具体化してもよい。つまり、無機EL素子からなる無機ELディスプレイに応用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 有機ELディスプレイの電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図2】 表示パネル部及びデータ線駆動回路の電気的構成を示すブロック回路図である。
【図3】 第1の実施形態における画素回路の回路図である。
【図4】 ホールド型表示方法を使用した場合の有機ELディスプレイの駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】 インパルス型表示方法を使用した場合の有機ELディスプレイの駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 第2の実施形態における画素回路の回路図である。
【図7】 第3の実施形態における画素回路の回路図である。
【図8】 第3の実施形態の有機ELディスプレイの駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】 第3の実施形態の有機ELディスプレイの駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】 第4実施形態を説明するためのモバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
Qd1…第1のトランジスタとしての第1の駆動トランジスタ、Qst…第2のスイッチング素子としての開始トランジスタQst、Qsw1…第4のトランジスタとしての第1のスイッチングトランジスタ、Qsw2…第3のトランジスタとしての第2のスイッチングトランジスタ、Qd2…第2のトランジスタとしての第2の駆動トランジスタ、Qx…第1のスイッチング素子としての制御用スイッチングトランジスタ、Qsw…第5のスイッチング素子としてのスイッチングトランジスタ、Qc…第3のトランジスタとしての変換トランジスタ、Qsw3…第7のスイッチング素子としての第3のスイッチングトランジスタ、Qsw4…第6のスイチング素子としての第4のスイッチングトランジスタ、Co…容量素子としての保持キャパシタ、E1…第1接続端子、E2…第2接続端子、20…電子回路または単位回路としての画素回路、OLED…電子素子または電流駆動素子及び電気光学素子としての有機EL素子。

Claims (21)

  1. 電子素子と、前記電子素子に電気的に接続可能な第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを備え、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのうち少なくとも1つのトランジスタを介して前記電子素子に電流を供給する電子回路の駆動方法であって、
    前記第1のトランジスタを通過させ、前記第2のトランジスタを通過しないようにして、前記電子素子に第1電流を供給する第1の方法と、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタを介して前記電子素子に第2電流を供給する第2の方法と、が切り替え可能であり、
    前記第2の方法において前記第2電流を供給する期間の長さは、前記第1の方法において前記第1電流を供給する期間の長さよりも短く、
    所定のデータ信号に対する前記第1電流の1フレーム期間当たりの電流は、当該データ信号に対する前記第2電流の1フレーム期間当たりの電流と等しくなるように、前記第1のトランジスタの利得係数と前記第2のトランジスタの利得係数との比が設定されることを特徴とする電子回路の駆動方法。
  2. 請求項1に記載の電子回路の駆動方法において、
    前記電子回路は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、
    第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が1のデータ線に接続された第4のスイッチング素子とから構成されていることを特徴とする電子回路の駆動方法。
  3. 請求項1に記載の電子回路の駆動方法において、
    前記電子回路は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子がのデータ線に接続された第5のスイッチング素子とから構成されていることを特徴とする電子回路の駆動方法。
  4. 請求項1に記載の電子回路の駆動方法において、
    前記電子回路は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、
    第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、
    第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子がの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子とから構成されていることを特徴とする電子回路の駆動方法。
  5. データ線を介して供給されるデータ信号に応じて電荷を蓄積する容量素子と、
    前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタと、
    前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第1の電流を通過させる第1のスイッチング素子と、
    前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子がオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第1のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第2の電流を通過させる第2のスイッチング素子と
    を備え、
    前記第1のトランジスタの駆動能力をA、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力の和をB、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態にさせる期間をC、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態にさせる期間をDとしたとき、A:B=C:Dの関係を満たすように、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力が設定されていることを特徴とする電子回路。
  6. 請求項に記載の電子回路において、
    前記電子回路は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、
    第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子がのデータ線に接続された第4のスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電子回路。
  7. 請求項に記載の電子回路において、
    前記電子回路は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子がのデータ線に接続された第5のスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電子回路。
  8. 請求項に記載の電子回路において、
    前記電子回路は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、
    第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、
    第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子がのデータ線に接続された第7のスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電子回路。
  9. 請求項乃至のいずれか一つに記載の電子回路において、
    前記第8の端子には電子素子または電流駆動素子が接続されていることを特徴とする電子回路。
  10. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差部に対応して配置された電気光学素子を有する複数の単位回路とを備えた電気光学装置の駆動方法であって、
    前記複数の単位回路の各々はさらに、容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを備え、
    前記複数の走査線のうち選択された走査線に接続された単位回路の前記容量素子に前記データ線を介して供給される画像データに応じた電荷を蓄積するステップと、
    前記画像データが動画表示を行うためのデータであるか静止画表示を行うためのデータであるかを判断し、前記画像データが静止画表示であると判断した場合は、前記電気光学素子と前記第2のトランジスタとを電気的に切断した状態で前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を所定期間において供給する、若しくは、前記画像データが動画表示であると判断した場合は、前記電気光学素子と前記第2のトランジスタとを電気的に接続した状態で前記電気光学素子に前記容量素子に蓄積された電荷に応じた電流を前記所定期間よりも短い期間において供給するステップと
    を含むことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  11. 請求項10に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、
    第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子と
    から構成されていることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  12. 請求項10に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子と
    から構成されていることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  13. 請求項10に記載の電気光学装置の駆動方法において、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、
    第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、
    第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子と
    から構成されていることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  14. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差部に対応して配置された電気光学素子を備えた複数の単位回路とを備えた電気光学装置であって、
    前記複数の単位回路の各々は、
    前記データ線を介して供給されるデータ信号に応じて電荷を蓄積する容量素子と、
    前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第1のトランジスタと、
    前記容量素子に蓄積された電荷に応じて導通状態が設定される第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタと接続され、オン状態になることで前記第2のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第1の電流を通過させる第1のスイッチング素子と、
    前記第1のトランジスタ及び前記第1のスイッチング素子と接続され、前記第1のスイッチング素子とともにオン状態になることで前記第1の電流とともに前記第1のトランジスタの導通状態に応じたレベルの第2の電流を通過させ前記電気光学素子に供給する第2のスイッチング素子と
    を備え、
    前記第1のトランジスタの駆動能力をA、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力の和をB、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をともにオン状態にさせる期間をC、前記第1のスイッチング素子をオフ状態且つ前記第2のスイッチング素子をオン状態にさせる期間をDとしたとき、A:B=C:Dの関係を満たすように、前記第1のトランジスタの駆動能力と前記第2のトランジスタの駆動能力が設定されていることを特徴とする電気光学装置。
  15. 請求項14に記載の電気光学装置において、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第9の端子と第10の端子と第5の制御用端子とを備え、前記第9の端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第10の端子が前記第2の端子に接続された第3のスイッチング素子と、
    第11の端子と第12の端子と第6の制御用端子とを備え、前記第11の端子が前記第2の端子に接続されるとともに、前記第12の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第4のスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  16. 請求項14に記載の電気光学装置において、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第13の端子と第14の端子と第7の制御用端子とを備え、前記第13の端子が前記第1接続端子に接続され、前記第14の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第5のスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  17. 請求項14に記載の電気光学装置において、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1の端子と第2の端子と第1の制御用端子とを備えた前記第1のトランジスタと、
    第3の端子と第4の端子と第2の制御用端子とを備え、前記第3の端子が前記第1の端子に接続され、前記第2の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された前記第2のトランジスタと、
    第5の端子と第6の端子と第3の制御用端子とを備え、前記第5の端子が前記第4の端子に接続された前記第1のスイッチング素子と、
    第7の端子と第8の端子と第4の制御用端子とを備え、前記第7の端子が前記第2の端子及び前記第6の端子に接続された前記第2のスイッチング素子と、
    第1接続端子と第2接続端子とを備え、前記第1接続端子が前記第1の制御用端子に接続されるとともに、前記第2接続端子が前記第1の端子に接続された前記容量素子と、
    第15の端子と第16の端子と第8の制御用端子とを備え、前記第15の端子が前記第1の端子に接続され、前記第8の制御用端子が前記第1の制御用端子に接続された第3のトランジスタと、
    第17の端子と第18の端子と第9の制御用端子とを備え、前記第17の端子が前記第1接続端子に接続された第6のスイッチング素子と、
    第19の端子と第20の端子と第10の制御用端子とを備え、前記第18の端子及び前記第16の端子が前記第19の端子に接続され、前記第20の端子が前記複数のデータ線のうちの一つのデータ線に接続された第7のスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記電気光学素子は、EL素子であることを特徴とする電気光学装置。
  19. 請求項18に記載の電気光学装置において、
    前記EL素子は、発光層が有機材料で構成された有機EL素子であることを特徴とする電気光学装置。
  20. 請求項乃至のいずれか一つに記載の電子回路を備えたことを特徴とする電子機器。
  21. 請求項14乃至19のいずれか一つに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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