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JP4134786B2 - ネットワークシステム - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なるネットワーク環境からインターネットに接続するためのネットワーク設定に関し、に無線LAN中継器と無線LAN通信装置を備える端末装置間の通信に用いて好適なインターネット設定情報自動切り替えシステムである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、端末装置からインターネットに接続を行う場合、使用するネットワーク環境に合わせて、IPアドレスやドメイン名、ホスト名、PROXYサーバアドレス等といった各種設定を行う必要がある。
【0003】
以前に接続されていたネットワーク環境と異なるネットワーク環境から、インターネットに接続を試みる場合には、以前に端末装置に入力・設定していたインターネット設定情報を変更する必要がある。複数の異なるネットワークからインターネット接続を行うユーザにとっては煩雑な設定切り替え作業が発生する。
【0004】
このために、例えば特許文献1では、使用する通信方式(通信装置)とその通信方式におけるインターネット設定情報を関連づけて、あらかじめインターネット設定情報として端末装置のデータベースに格納しておき、端末の位置情報および移動速度情報を元に最適と判断した設定情報情報を自動で選択・適用することで、インターネット接続の切り替えを自動で行う技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2001−309445号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の方法においては、あらかじめ使用する通信方式(通信装置)毎にインターネット設定情報をデータベースに登録しておく必要があるため、インターネット設定情報があらかじめ判っていない環境においては、即座にインターネット接続を開始することができない。例えば、ネットワーク管理者によってネットワーク接続環境自体が変更されためにインターネット設定情報が変更になった場合や、公共にネットワーク環境が設置されている場所(ホットスポット)のような、インターネット接続設定が不明な状況では、設定情報を別途入手し手動で設定するまではインターネットを開始できないため、利便性に欠ける。
【0007】
本発明の目的は、特に無線LANを利用した通信環境において、インターネット設定情報が既知でない環境においても、すみやかにインターネットを開始することができるインターネット設定情報自動切り替えシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、インターネット設定情報をネットワーク中継器である無線LANブリッジに設けられた設定格納部に保持する。無線LANブリッジは、通信有効範囲内に新規に入った無線LAN通信機能を備えた端末装置(以下無線LAN端末装置と略す)を検出すると、無線LAN端末装置に対して、予め保持されている該無線LAN 端末装置のインターネット設定情報を、インターネット設定情報通知専用のフレーム制御部で構成したインターネット設定情報通知フレームに、前記インターネット設定情報を埋め込んで送信する。無線LAN端末は、無線LANブリッジのフレームを受信する制御部を備え、前記インターネット設定情報通知フレームを受信すると、得た設定情報値を無線LAN端末に設定する。これにより無線LAN端末のインターネット設定情報の自動切り替えを実現する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるシステムブロック図である。図2は、本発明の実施形態における無線LANブリッジのブロック図である。図3は、本発明の実施形態における無線LAN端末装置の無線通信機能部分のブロック図である。図4は本発明の実施形態における無線LAN端末装置と無線LANブリッジの処理手順を示すフローチャートである。図5は本発明の実施形態における無線LAN端末の設定情報データベースに保持される設定情報の例を示す説明図である。図6は本発明の実施形態における設定情報通知フレームの構成図である。
【0010】
図1および図2、図3において、端末25は無線LAN端末装置である。無線LANブリッジ23は、無線LAN端末装置25と無線通信回線を介して無線通信を行うことができる無線LANブリッジであり、また、有線通信回線22、ルータ21から構成されるネットワーク2を介してインターネットに接続される。同様に、無線LANブリッジ33は、無線LAN端末装置25と無線通信回線を介して無線通信を行うことができる無線LANブリッジであり、また、有線通信回線32およびルータ31から構成されるネットワーク3を介してインターネットに接続される。
【0011】
本実施例では、無線LAN端末25は、無線LANブリッジ33の通信有効範囲36内から無線LANブリッジ23の通信有効範囲26内に移動を行うものとし、移動前に接続していたネットワークをネットワーク3、移動後に接続するネットワークをネットワーク2とする。
【0012】
無線LANブリッジ23・33は、インターネット設定情報を保持するメモリ233を備え、有線通信回線と接続するための有線インタフェース234を備え、MACフレームの制御を行うMAC回路235を備え、ディジタルアナログ変換を行うためのベースバンド回路237と周波数変換回路238とパワーアンプ239とアンテナ240を備える。また本発明に係る無線LANブリッジ23・33は、インターネット設定情報通知フレームを構成し制御を行うインターネット設定情報通知フレーム用制御部236を備える。また、メモリ233には、無線LAN端末装置が有するMACアドレスを保持しておくMACアドレステーブル231を備え、また本発明に係るインターネット設定情報のための各種設定値を保持しておくためのインターネット設定情報格納部232を備える。
【0013】
無線LAN端末25は、インターネット接続用の入力・設定情報および通信方式を示す情報等を格納したインターネット設定情報データベース251(以下、設定情報データベースと略す)を備える。設定情報データベース251は、インターネットに接続する際に必要となる各種設定値を保持する。例えば各種設定値は、接続先の無線LANブリッジの有するMACアドレスに対応させる。(以下、接続先無線LANブリッジの有するMACアドレスに対応して保存されたひとまとまりの設定情報をプロファイルと呼ぶ)。
【0014】
図5は本実施例におけるインターネット設定情報データベース251に保持されたインターネット設定情報の例である。本実施例においては、インターネット設定情報データベース251には、無線LANブリッジと無線端末装置間で初期段階の接続を行うことができるような設定値を保持した“初期プロファイル”を入れておく。例えば、通信方式が802.11bの場合は、ネットワークを識別するIDの値(一般にESSID)を“ANY”または空白に設定し、WEPと呼ばれる暗号化機能を“使用しない”に設定したプロファイルを初期プロファイルとする。本プロファイルを設定した無線LAN端末は、暗号化(WEP)やMACアドレスによる接続制限(フィルタリング)等の認証機能を使用しない、一般的な設定の無線LANブリッジとの間で、初期の通信を行うことができ、相互のMACアドレスを取得することが可能である。
【0015】
図4のフローチャートに基づいて、図1および図2、図3のブロック図で示される本実施形態におけるシステムの動作を説明する。開始時において無線LAN端末25は、無線LANブリッジ33の通信有効範囲内36にあり、無線LANブリッジ33を経由してインターネットに接続しているとする。この場合、無線LAN端末25のインターネット設定情報データベースには、ネットワーク3におけるインターネット設定情報値(図1にて“abc”と表記)が保持され適用されている。
【0016】
次に、ステップ11で、無線LAN端末25が無線LANブリッジ33の通信有効範囲を超えた範囲に移動する等によって、無線LAN端末が通信の切断を検知すると、あるいはユーザによるインターネット接続指令を受けると、無線LAN端末25は設定情報データベース251から前述の初期プロファイルを選択し、各設定値を設定する。無線LANブリッジは一定間隔でビーコンと呼ばれる信号を無線LAN端末に送信することで通信有効範囲内にある無線LAN端末を監視しており(ステップ21)、無線LAN端末はビーコン信号の電波強度を調べることで、無線LANブリッジとの通信の切断検知を行うことができる。
【0017】
ステップ12において初期プロファイルが選択・設定された無線LAN端末25は、無線LANブリッジ23の通信範囲内に入ると、無線LANブリッジ23が送信するビーコン信号を受信することにより無線LANブリッジ23と同期を行い、無線LAN端末25および無線LANブリッジ23は互いのMACアドレスを取得する(ステップ13、ステップ22)。
【0018】
次に、ステップ14において、無線LAN端末25は取得した無線LANブリッジ23のMACアドレス(図1にて“B”と表記)を、端末25の設定情報データベース251に保持している取得済みの無線LANブリッジのMACアドレス群から検索し、見つからなかった場合は無線LANブリッジ23を新規のブリッジと判断する。見つかった場合は以前に接続を行ったことのある無線LANブリッジと判断し、見つかったMACアドレスに対応するプロファイルの選択・設定を行うことにより、以前に接続を行ったことのある無線LANブリッジを使用する場合は、即座にインターネットに接続することができる。
【0019】
同様に、ステップ23において、無線LANブリッジ23は、取得した無線LAN端末のMACアドレス(図1にて“C”と表示)を、無線LANブリッジが持つMACアドレステーブル231に格納されている取得済みの無線LAN端末のMACアドレス群から検索し、見つからない場合は、新規に接続を行う無線LAN端末と判断する。見つかった場合は、以前に接続を行ったことのある無線LAN端末と判断して、処理を通常の無線LAN端末監視状態(ステップ21)に戻す。
【0020】
ステップ24において、無線LANブリッジ23が、前ステップ23で無線LAN端末25を新規の無線LAN端末であると判断した場合、ブリッジは設定情報格納部232からインターネット設定情報(図1において“xyz”と表記)を得たのち、設定情報をインターネット設定情報通知フレーム用制御部236にて、インターネット設定情報通知フレームを構成したのち、前記フレーム制御部236あるいはMAC回路235より、ステップ23にて入手した無線LAN端末25のMACアドレス(図1にて“C”と表示)を宛先アドレスとして無線LAN端末25に送信する。ここで、インターネット設定情報通知フレーム用制御部236は、本実施例では、図2で示すようにMAC回路とは別に設けられたハードウェアとして構成しているが、ファームウェアあるいはソフトウェアによって同様の機能をMAC回路で行うように構成しても良い。
【0021】
図6に、本実施形態で使用するインターネット設定情報通知フレームの1構成例を示す。本構成例は、無線LANブリッジおよび無線LAN端末の通信方式が802.11bの場合のMACフレーム構成例である。MACヘッダー41には、宛先となる端末のMACアドレスが格納される。フレームボディ42にはインターネット設定情報を格納する。フレームボディの1構成例として、フレーム識別番号格納部43を備え、前記格納部43には本フレームがインターネット設定情報通知フレームであることをフレーム受信側が判別できる、識別番号を格納する。前記格納部43の後には、データ識別番号と一対にした各設定データを格納する。データ識別番号44は、後に続くデータ値45の示すデータの種類を識別するための識別番号である。
【0022】
ステップ16において、無線LAN端末25は、送付されたインターネット設定情報通知フレームをインターネット設定情報通知フレーム制御部にて識別し受信する。
【0023】
ステップ17において、受信した前記フレームから取り出したインターネット設定情報各値を、端末25の設定情報データベース内の各設定情報に対応した部分に設定する。全ての設定作業が完了すると端末の設定情報データベースには無線LANブリッジ23に対応する新しいプロファイルが一つ追加される。無線LAN端末25は新しいプロファイルの追加と同時にそのプロファイルを有効化する。以上のステップにより、ステップ18において、無線LAN端末25におけるインターネット接続設定の切り替えが完了する。
【0024】
上述の実施形態においては、インターネット設定情報データベース251を無線LAN端末のメモリ内部に設けているが、無線LAN端末装置の備えるHDDに設けても良い。
【0025】
また、設定情報データベース251における設定情報保存方法として、ある項目の値を参照した結果を元に、設定値の設定場所を変更したり、あるいは保存場所を共用させたりする等の処理を行ってもよい。あるいは縦軸および横軸にそれぞれアドレスを設け、各アドレスで決まるアドレス番地によって設定情報を管理しても良い。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、、インターネット設定情報が未知のネットワーク環境においても、すみやかにインターネットを開始することができるので、インターネットへの接続性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるシステムブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における無線LANブリッジのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における無線LAN端末装置の無線通信機能部分のブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における無線LAN端末装置と無線LANブリッジの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態における無線LAN端末の設定情報データベースに保持される設定情報の例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態における設定情報通知フレームの構成図である。
【符号の説明】
1…インターネット、2・3…ネットワーク、21・31…ルータ、
22・32…有線通信回線、23・33…無線LANブリッジ、
24…無線通信回線、25…無線LAN端末、
26・36…無線LANブリッジの通信有効範囲、
231・331…MACアドレステーブル、
232・332…設定情報格納部、251…設定情報データベース

Claims (1)

  1. 端末装置とネットワークを接続するネットワーク中継器とを有するネットワークシステムにおいて、
    ネットワーク中継器は、該ネットワーク中継器に無線接続する端末装置のMACアドレステーブルと端末装置に設定されるインターネット設定情報を格納するインターネット設定情報格納部と、端末装置が該ネットワーク中継器との間で通信可能となった場合に前記端末装置に前記インターネット設定情報を送信する送信手段とを備え、
    前記端末装置は、ネットワーク中継器との間のネットワーク識別 ID がANYであり暗号化機能を未使用に設定した初期プロファイルを含み、ネットワーク中継器のMACアドレスごとにインターネット接続設定情報を記録するインターネット設定情報データベースと、
    前記ネットワーク中継器から送信されたインターネット設定情報を受信する受信手段とを備え、
    前記端末装置は、無線通信の切断あるいはユーザのインターネット接続指令を受けると前記インターネット設定情報データベースに記録された初期プロファイルに従って無線LANを設定して前記ネットワーク中継器のMACアドレスを取得し、
    取得したMACアドレスが前記インターネット設定情報データベースに記録されていれば対応するインターネット設定情報により端末装置を設定し、
    取得したMACアドレスが前記インターネット設定情報データベースに記録されていなければ前記受信手段によりネットワーク中継器からインターネット設定情報を取得して端末装置を設定するともに前記インターネット設定情報データベースを更新し、
    前記ネットワーク中継器は、無線ネットワークに接続された前記端末装置のMACアドレスを取得し、
    取得したMACアドレスが前記インターネット設定情報格納部に記録されていなければ、前記インターネット設定情報格納部のインターネット設定情報を前記送信手段により端末装置に送付するとともに、取得したMACアドレスを前記インターネット設定情報格納部に記録し
    端末装置が新たなネットワーク中継器に無線接続したときに、自動的に前記ネットワーク中継器からインターネット設定情報を取得して当該設定情報により端末装置のネットワーク情報を設定することを特徴とするネットワークシステム。
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