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JP4149707B2 - 金属供給システム及び金属供給方法 - Google Patents
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JP4149707B2 - 金属供給システム及び金属供給方法 - Google Patents

金属供給システム及び金属供給方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアルミニウム、チタン、マグネシウム等の金属の溶湯をユースポイントまで供給する溶融金属の供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
多数のダイキャストマシーンを使ってアルミニウムの成型が行われる工場では、工場内ばかりでなく、工場外からアルミニウム材料の供給を受けることが多い。この場合、溶融した状態のアルミニウムを収容した取鍋等の容器を材料供給側の工場から成型側の工場へと搬送し、溶融した状態のままの材料を各ダイキャストマシーンへ供給することが行われている。
【0003】
こうような供給システムでは、容器に収容された溶融材料を融点以下としないように管理することが重要であり、例えば容器の構造を工夫したり、容器に加熱手段を設けたりすることが行われている。また、成型側の工場のタイムスケジュールに応じて予め決められた時間に材料供給側の工場から成型側の工場へ必要量に応じた数の容器を配送することも行われている。成型側の工場では、このように配送された容器を適宜各ダイキャストマシーンにフォークリフト等を用いて運搬している。
【0004】
溶湯を手元炉へ供給する際にはフォークリフトのフォーク部を回転させて取鍋を大きく傾ける方法が一般的である。金属溶湯は非常に高温であることから、このような傾動、回転動作は大きな危険が伴うので、より安全な溶融金属の給湯方法が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の供給システムでは、メンテナンスや故障等によりダイキャストマシーンが停止状態となってタイムスケジュールに狂いが生じた場合に成型側の工場で既に受け入れてしまった取鍋等の容器が待ち状態となり、加熱や再溶融の必要性が生じてエネルギ損失が非常に大きくなる場合がある。
【0006】
また、様々な型式のダイキャストマシーンが配備されているような工場では、今後ダイキャストマシーンに応じて容器の形態が異なることも予想され、そのような場合には単に決められた時間に必要数の容器を配送するだけでは対応できなくなる虞もある。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、溶融金属を収容した容器が待ち状態となることを極力減らし、エネルギ損失を抑えることができる金属供給システム及び金属供給方法を提供することを目的としている。
【0008】
また、本発明は、ユースポイントに応じた形態の容器を用いて溶融金属を配送することが可能な金属供給システム及び金属供給方法を提供することを目的としている。
【0009】
本発明は、効率的かつ安全に溶融金属をユースポイントまで供給することができる金属供給システム及び金属供給方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では溶融金属(溶湯)の給湯の一つの手段として、溶湯が入った密閉容器内を加圧して容器に接続された配管を介して溶湯を手元炉へ圧送する技術を採用している。この技術によれば、容器の回転操作を行うことなく溶湯を供給するため安全性が向上するという利点がある。
【0011】
本発明の主たる観点に係る金属供給システムは、圧力差により内部に収容した溶融金属を外部に送ることができる容器と、前記容器を昇降及び上下方向を回転軸として回転可能に保持する保持部と、前記保持部を昇降及び上下方向を回転軸として回転駆動する駆動部と、前記容器の内部を調圧する調圧機構と、前記保持部により保持された容器の重量を計測する手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記調圧機構による調圧を制御する手段とを備えた車両とを具備し、前記制御手段は、前記車両において操作されるものとして設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明では、このように構成された容器と車両を用いることで、ユースポイントに対して迅速に溶融金属を供給することが可能となる。これにより、溶融金属を収容した容器が待ち状態となることを極力減らし、エネルギ損失を抑えることができる。
【0013】
本発明の別の観点に係る金属供給システムは、ユースポイントを有する第1の工場と、金属を溶解して容器に収容する手段を有する第2の工場と、前記第2の工場と前記第1の工場との間で前記容器を配送する手段と、前記容器を昇降及び上下方向を回転軸として回転可能に保持する保持部に搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給する車両と、前記容器を前記保持部に搭載する手段とを具備し、前記車両は、前記保持部を昇降及び上下方向を回転軸として回転駆動する駆動部と、前記容器の内部を調圧する調圧機構と、前記保持部により保持された容器の重量を計測する手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記調圧機構による調圧を制御する手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】
更に本発明の別の観点に係る金属供給方法は、第2の工場で金属を溶解して容器に収容し、前記容器をユースポイントを有する第1の工場へ配送し、前記容器を車両の当該容器を昇降及び上下方向を回転軸として回転可能に保持する保持部に移し、前記容器を前記保持部に搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給し、前記車両は、前記保持部を昇降及び上下方向を回転軸として回転駆動する駆動部と、前記容器の内部を調圧する調圧機構と、前記保持部により保持された容器の重量を計測する手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記調圧機構による調圧を制御する手段とを有し、前記溶融金属の供給は、前記計測する手段により前記保持部により保持された容器の重量が所定重量減少したか否かを検出し、前記所定重量の減少が検出された場合に前記調圧機構による加圧を停止するように制御するものであることを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明の別の観点に係る金属供給システムは、圧力差により内部に収容した溶融金属を外部に送ることができる容器と、前記容器を搭載するとともに前記容器の内部を調圧する調圧機構とを備えたパレットと、前記パレットを昇降する昇降機構を備えた車両と、を具備したことを特徴とする。
【0016】
また本発明の金属供給システムは、ユースポイントを有する第1の工場と、金属を溶解して容器に収容する手段を有する第2の工場と、前記第2の工場と前記第1の工場との間で前記容器を配送する手段と、前記容器を当該容器の内部を調圧する調圧機構を備えたパレットに搭載する手段と、前記容器を前記パレットに搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給する車両とを具備したことを特徴とする。
【0017】
また本発明の金属供給方法は、第2の工場で金属を溶解して容器に収容し、前記容器をユースポイントを有する第1の工場へ配送し、前記容器を当該容器の内部を調圧する調圧機構を備えたパレットに移し、前記容器を前記パレットに搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給することを特徴とする。
【0018】
すなわち本発明においては、圧力差により内部に収容した溶融金属を外部に送ることができる容器を採用し、この容器を、容器内部を調圧する調圧機構を備えた車両やパレットを媒介として、容器を昇降する昇降機構や回転する回転機構を備えた車両によりユースポイントまで供給するものである。
【0019】
前記容器としては、内面が断熱材に覆われた気密なフレームと、前記容器内の底部から外部へ連通した第1の配管と、前記容器の内部を加圧または復圧を行う第2の配管と、を具備したものを挙げることができる。
すなわちこの容器は気密構造を有する容器である。その内面には耐熱材を配設することが好ましい。容器内部は、気密に閉じることが可能な蓋などにより外部空間と隔てられる。したがって加圧機構により加圧されると、収容された溶融金属は加圧によって配管中を押し出され、外部に供給されるのである。
【0020】
また前記容器は内部に収容した溶融金属の液面レベルを検出する液面センサを具備するようにしてもよい。
【0021】
本発明で採用したパレットは、プレートと、前記プレートを下方から支持して持ち上げることができるように配置されたプレート支持部と、前記プレート上に配設され、加圧気体を送ることができる調圧機構と、を具備している。
【0022】
プレートは容器を搭載するための搭載面を備えた板状の構造を有している。プレートの機械強度を向上するためにハニカム構造などの補強構造を採用してもよい。プレート支持部は、プレートを下方から機械的に支持する脚、板などであり、プレート下面あるいは側面と機械的に接続されている。このプレート支持部は例えば荷台が上下動する車両やフォークリフトなどによってすくい上げることができるように配置されている。
【0023】
さらにパレットには、加圧気体を供給、リーク(復圧)を行うための加圧機構、または所定の空間を減圧、リークを行うことができる減圧機構などの調圧機構が搭載されている。加圧と減圧とを組み合わせることもできる。調圧機構は、例えば加圧タンク(加圧気体のリザーブタンク)、配管、バルブ、圧力コントローラなどをから構成される。減圧機構は例えば減圧タンク(内部が減圧されたリザーブタンク)、配管、バルブなどにより構成される。加圧タンクに代えてコンプレッサーを、また減圧タンクに変えて真空ポンプを採用することも可能であるが、電源アクセスを含めた可搬性の観点からはタンクを用いるほうが好ましい。
【0024】
このような構成を採用することにより、パレットに搭載する対象物を加圧したり、減圧したりすることができるようなる。例えばパレットに本発明の容器を搭載する場合を考える。本発明のパレットのようにあらかじめ加圧機構や減圧機構を搭載することで、容器のみを交換すれば容器からの溶融金属供給が行えるようになる。容器と調圧機構を固定することも可能である。しかしこの場合容器それぞれに対してパレット、調圧機構が必要になるのでコストが高くなる。このように本発明のパレットと容器とは例えばボルトとナットのように組み合わせることで別段の作用効果を発現する関係にあるといえる。
【0025】
このプレートには、前記プレートに搭載される容器(例えば本発明の容器)を回転することができる回転機構をさらに具備してもよい。これにより容器の取り扱いが容易になる。
【0026】
またプレートには、前記プレートに搭載される容器(例えば本発明の容器)の重量を測定する手段をさらに具備してもよい。重量測定の原理は、機械式でも、電磁式でも、また感圧式でもよい。このような構成を採用することにより容器内の溶融金属を外部へ供給する際など、供給量を適切に管理することができる。また供給量に応じた各種のフィードバック制御を行えるようになる。
【0027】
またプレートに配設され、前記プレートに搭載される搭載物を固定する固定機構をさらに具備することが好ましい。この固定機構は例えば複数点でプレートと容器などの搭載物をワイヤー接続してもよいし、プレートにベルト状の固定具を設け、この固定具により固定するようにしてもよい。
【0028】
本発明の金属供給システムで採用した車両は、容器をパレットに搭載したまま掬い上げてユースポイントまで移動できるものである。したがってこの車両はパレットを掬いあげることが可能な昇降機構が装備されている。また車両には、前記調圧機構または前記昇降機構を制御する制御盤を備えている。前記制御盤は、作業員が前記制御盤に対したとき前記容器側を向くように前記車両の運転室内に配設することが好ましい。高温の金属溶湯をダイキャストマシーンの保持炉などのユースポイントに供給する際には、作業員はこれを目視しながら作業を行うことが安全だからである。
【0029】
また溶融金属の圧送供給においては、調圧機構の加圧力等を容器内の金属の液面などに応じて能動的に制御することが好ましい。特に、圧送最終段階においては溶湯と気体の間欠吐出が発生しやすく、その場合に溶湯の温度が圧送気体に奪われて粘性が大きくなって、高温の溶湯が飛び散りやすい。本発明によれば加圧力を能動的に制御することで安全な給湯、停止ができる。また給湯停止に要する時間も短くすることができる。
このため例えば前記調圧機構と前記容器との間に介挿され、入力される設定値に応じて前記調圧機構の加圧力を調節する圧力コントローラを具備してもよい。また、検出した前記液面レベルに応じて前記調圧機構の加圧力を調節するようにしてもよい。
【0030】
本発明の金属供給システムは、ユースポイントを有する第1の工場と、金属を溶融する炉を有する第2の工場と、前記第1の工場のユースポイントからの要求に応じて、適宜(その都度)、前記炉から溶融した金属を容器に収容し、該容器を前記ユースポイントに配送する手段とを具備してもよい。上記ユースポイントとは、例えばダイキャストマシーンのように溶融金属を使用するポイントをいう。
【0031】
本発明では、第1の工場やユースポイントからの要求に応じて、適宜、炉から溶融した金属を容器に収容し、パレットをインターフェースとして、該容器をユースポイントに配送するように構成したので、容積や形状の異なる複数種の容器を単一のパレットでユースポイントまで配送できる。またパレットに調圧機構を搭載しているので、容器ごとに調圧機構や制御系を備える必要がなくなって生産性が向上する。さらに調圧機構の制御系を車両に搭載すればさらに生産性が向上する。調圧機構を使用するのは車両とパレットと容器とが組み合わさったときだけだからである。
【0032】
また、本発明によれば、ユースポイントからの要求に応じて、その都度、その要求に合致した例えば形態の容器を用いることができる。すなわち、ユースポイントに応じた形態の容器を用いて溶融金属を配送することができるようになる。要するに、本発明は、いわゆるオンデマンド方式を金属供給システムに適用することで、エネルギ損失を極力抑えつつユースポイントに応じた形態の容器を用いて溶融金属を配送することを可能としたものである。
【0033】
ここで、第1の工場で生じる要求としては、容器の形態、該ユースポイントにおける溶融金属の使用時期、該ユースポイントにおける溶融金属の使用量等がある。第1の工場から容器の形態を要求することで、ユースポイントに応じた形態の容器を用いて溶融金属を配送することができるようになる。容器の形態とは、例えば容器から供給用配管が配出されているような場合に、その配管の長さであったり、その配管の先端の高さであったり、或いは容器の大きさや形状等であったりする。
【0034】
また、第1の工場からユースポイントにおける溶融金属の使用時期を要求することで、最適な時間に第2の工場から第1の工場に容器を配送することが可能となり、エネルギ損失を極力少なくすることが可能となる。この場合には、例えば前記ユースポイントにおける前記溶融金属の温度を推定する手段と、前記推定した温度に応じて、前記容器に収容する前記溶融金属の温度を調節する手段とを具備するように構成すればよい。推定手段には、例えばユースポイントにおける溶融金属の温度を検出するための温度計及びその温度から第2の工場からユースポイントに至るまでの間に、どの程度溶融金属の温度が低下したかを算出する手段が含まれる。温度調節手段とは、例えば第2の工場における炉の温度を調節するものである。
【0035】
更に、第1の工場からユースポイントにおける溶融金属の使用量を要求することで、無駄に溶融金属を配送するような事態を回避することができるようになる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る金属供給システムの全体構成を示す図である。
【0037】
同図に示すように、第1の工場10と第2の工場20とは例えば公道30を介して離れた所に設けられている。
【0038】
第1の工場10には、ユースポイントとしてのダイキャストマシーン11が複数配置されている。各ダイキャストマシーン11は、溶融したアルミニウムを原材料として用い、射出成型により所望の形状の製品を成型するものである。その製品としては例えば自動車のエンジンに関連する部品等を挙げることができる。また、溶融した金属としてはアルミニウム合金ばかりでなくマグネシウム、チタン等の他の金属を主体とした合金であっても勿論構わない。各ダイキャストマシーン11の近くには、ショット前の溶融したアルミニウムを一旦貯留する保持炉(手元保持炉)12が配置されている。この保持炉12には、複数ショット分の溶融アルミニウムが貯留されるようになっており、ワンショット毎にラドル13或いは配管を介して保持炉12からダイキャストマシーン11に溶融アルミニウムが注入されるようになっている。また、各保持炉12には、容器内に貯留された溶融アルミニウムの液面を検出する液面検出センサ(図示せず)や溶融アルミニウムの温度を検出するための温度センサ(図示せず)が配置されている。これらのセンサによる検出結果は各ダイキャストマシーン11の制御盤もしくは第1の工場10の中央制御部16に伝達されるようになっている。
【0039】
第1の工場10の受け入れ部のパレット17に受け入れられた容器100は、配送車18に搭載される。容器100はこの配送車18により所定のダイキャストマシーン11まで配送され、容器100から保持炉12に溶融アルミニウムが供給されるようになっている。供給の終了した容器100は配送車18により再び受け入れ部のパレット17に戻されるようになっている。
【0040】
第1の工場10には、アルミニウムを溶融して容器100に供給するための第1の炉19が設けられており、この第1の炉19により溶融アルミニウムが供給された容器100も配送車18により所定のダイキャストマシーン11まで配送されるようになっている。
【0041】
第1の工場10には、各ダイキャストマシーン11において溶融アルミニウムの追加が必要になった場合にそれを表示する表示部15が配置されている。より具体的には、例えばダイキャストマシーン11毎に固有の番号が振られ、表示部15にはその番号が表示されており、溶融アルミニウムの追加が必要になったダイキャストマシーン11の番号に対応する表示部15における番号が点灯するようになっている。作業者はこの表示部15の表示に基づき配送車18を使って容器100をその番号に対応するダイキャストマシーン11まで運び溶融アルミニウムを順次供給する。表示部15における表示は、液面検出センサによる検出結果に基づき、中央制御部16が制御することによって行われる。
【0042】
第2の工場20には、アルミニウムを溶融して容器100に供給するための第2の炉21が設けられている。容器100は容量、配管長、高さ、幅等の異なる複数種が用意されている。例えば第1の工場10内のダイキャストマシーン11の保持炉12の容量等に応じて、容量の異なる複数種がある。この第2の炉21により溶融アルミニウムが供給された容器100は、フォークリフトにより搬送用のトラック32に載せられる。トラック32は公道30を通り第1の工場10の受け入れ部のパレット17の近くまで容器100を運び、これらの容器100はフォークリフトによりパレット17に一旦載せられ、パレット17に載せられた容器100は配送車18に搭載されるようになっている。また、受け入れ部のパレット17にある空の容器100はフォークリフトによりトラック32に搭載され、第2の工場20へ返送されるようになっている。
【0043】
第2の工場20には、第1の工場10における各ダイキャストマシーン11において溶融アルミニウムの追加が必要になった場合にそれを表示する表示部22が配置されている。表示部22の構成は第1の工場10内に配置された表示部15とほぼ同様である。表示部22における表示は、例えば通信回線33を介して第1の工場10における中央制御部16が制御することによって行われる。なお、第2の工場20における表示部22においては、溶融アルミニウムの供給を必要とするダイキャストマシーン11のうち第1の工場10における第1の炉19から溶融アルミニウムが供給されると決定されたダイキャストマシーン11はそれ以外のダイキャストマシーン11とは区別して表示されるようになっている。例えば、そのように決定されたダイキャストマシーン11に対応する番号は点滅するようになっている。これにより、第1の炉19から溶融アルミニウムが供給されると決定されたダイキャストマシーン11に対して第2の工場20側から誤って溶融アルミニウムを供給するようなことをなくすことができる。また、この表示部22には、上記の他に中央制御部16から送信されたデータも表示されるようになっている。
【0044】
次に、このように構成された金属供給システムの動作を説明する。
【0045】
中央制御部16では、各保持炉12に設けられた液面検出センサを介して各保持炉12における溶融アルミニウムの量を監視している。ここで、ある保持炉12で溶融アルミニウムの供給の必要性が生じた場合に、中央制御部16は、その保持炉12の「固有の番号」、その保持炉12に設けられた温度センサにより検出された保持炉12の「温度データ」、その保持炉12の形態(後述する。)に関する「形態データ」、その保持炉12から溶融アルミニウムがなくなる最終的な「時刻データ」、公道30の「トラフィックデータ」、その保持炉12で要求される溶融アルミニウムの「量データ」及び「気温データ」等を、通信回線33を介して第2の工場20側に送信する。第2の工場20では、これらのデータを表示部22に表示する。これらの表示されたデータに基づき作業者が経験的に上記保持炉12から溶融アルミニウムがなくなる直前に保持炉12に容器100が届き、且つその時の溶融アルミニウムが所望の温度となるように該第2の工場20からの容器100の発送時刻及び溶融アルミニウムの発送時の温度を決定する。或いはこれらのデータを例えばパソコン(図示せず)に取り込んで所定のソフトウェアを用いて上記保持炉12から溶融アルミニウムがなくなる直前に保持炉12に容器100が届き、且つその時の溶融アルミニウムが所望の温度となるように該第2の工場20からの容器100の発送時刻及び溶融アルミニウムの発送時の温度を推定してその時刻及び温度を表示するようにしてもよい。或いは推定された温度により第2の炉21を自動的に温度制御しても良い。容器100に収容すべき溶融アルミニウムの量についても上記「量データ」に基づき決定してもよい。
【0046】
発送時刻に容器100を載せたトラック32が出発し、公道30を通り第1の工場10に到着すると、容器100がトラック32からフォークリフトにより受け入れ部のパレット17に受け入れられる。
【0047】
その後、受け入れられた容器100は、パレット17から配送車18に搭載され、所定のダイキャストマシーン11まで配送され、容器100から保持炉12に溶融アルミニウムが供給される。
【0048】
次に、このように構成されたシステムに好適な容器100について、図2及び図3に基づき説明する。図2は容器100の断面図、図3はその平面図である。
【0049】
容器100は、有底で筒状の本体50の上部開口部51に大蓋52が配置されている。本体50及び大蓋51の外周にはそれぞれフランジ53、54が設けられており、これらフランジ間をボルト55で締めることで本体50と大蓋51が固定されている。なお、本体50や大蓋51は例えば外側が金属であり、内側が耐火材により構成され、外側の金属と耐火材との間には断熱材が介挿されている。
【0050】
本体50の外周の1箇所には、本体50内部から配管56に連通する流路57が設けられた配管取付部58が設けられている。
【0051】
配管取付部58における流路57は、本体50内周の該容器本体底部50aに近い位置に設けられた開口57aを介し、該本体50外周の上部57bに向けて延在している。この配管取付部58の流路57に連通するように配管56が固定されている。そして、配管56の一端口59は下方を向いている。また、配管取付部58近傍の配管56の周囲には、この配管56を包囲するように、断熱部材56aが配設されている。
【0052】
上記の大蓋52のほぼ中央には開口部60が設けられ、開口部60には取っ手61が取り付けられたハッチ62が配置されている。ハッチ62は大蓋52上面よりも少し高い位置に設けられている。ハッチ62の外周の1ヶ所にはヒンジ63を介して大蓋52に取り付けられている。これにより、ハッチ62は大蓋52の開口部60に対して開閉可能とされている。また、このヒンジ63が取り付けられた位置と対向するように、ハッチ62の外周の2ヶ所には、ハッチ62を大蓋52に固定するためのハンドル付のボルト64が取り付けられている。大蓋52の開口部60をハッチ62で閉めてハンドル付のボルト64を回動することでハッチ62が大蓋52に固定されることになる。また、ハンドル付のボルト64を逆回転させて締結を開放してハッチ62を大蓋52の開口部60から開くことができる。そして、ハッチ62を開いた状態で開口部60を介して容器100内部のメンテナンスや予熱時のガスバーナの挿入が行われるようになっている。
【0053】
また、ハッチ62の中央、或いは中央から少しずれた位置には、容器100内の減圧及び加圧を行うための内圧調整用の貫通孔65が設けられている。この貫通孔65には加減圧用の配管66が接続されている。この配管66は、貫通孔65から上方に伸びて所定の高さで曲がりそこから水平方向に延在している。この配管66の貫通孔65への挿入部分の表面には螺子山がきられており、一方貫通孔65にも螺子山がきられており、これにより配管66が貫通孔65に対して螺子止めにより固定されるようになっている。
【0054】
この配管66の一方には、加圧用又は減圧用の配管が接続可能になっており、加圧用の配管には加圧気体に蓄積されたタンクや加圧用のポンプが接続されており、減圧用の配管には減圧用のポンプが接続されている。そして、減圧により圧力差を利用して配管56及び流路57を介して容器100内に溶融アルミニウムを導入することが可能であり、加圧により圧力差を利用して流路57及び配管56を介して容器100外への溶融アルミニウムの導出が可能である。
【0055】
ハッチ62の中央から少しずれた位置で前記の加減圧用の貫通孔65とは対向する位置には、圧力開放用の貫通孔68が設けられ、圧力開放用の貫通孔68には、リリーフバルブ(図示を省略)が取り付けられるようになっている。これにより、例えば容器100内が所定の圧力以上となったときには安全性の観点から容器100内が大気圧に開放されるようになっている。
【0056】
大蓋52には、液面センサとしての2本の電極69がそれぞれ挿入される液面センサ用の2つの貫通孔70が所定の間隔をもって配置されている。これらの貫通孔70には、それぞれ電極69が挿入されている。これら電極69は容器100内で対向するように配置されており、それぞれの先端は例えば容器100内の溶融金属の最大液面とほぼ同じ位置まで延びている。そして、電極69間の導通状態をモニタすることで容器100内の溶融金属の最大液面を検出することが可能であり、これにより容器100への溶融金属の過剰供給をより確実に防止できるようになっている。
【0057】
本体50の底部裏面には、例えばフォークリフトのフォーク(図示を省略)が挿入される断面口形状で所定の長さの脚部(チャンネル部材)71が例えば平行するように所定の間隔をおいて2本配置されている。
【0058】
図4は上記の配送車18の構成を示す斜視図、図5はその側面図、図6は平面図である。
【0059】
これらの図に示すように、配送車18は、運転部181とその背後に設けられた容器搭載部182と有する。
【0060】
運転部181は互いに隣り合う2つの運転席181a、181bを有する。一方の運転席181aは前方方向(運転部181側)にハンドル181cを有し、他方の運転席181bは後方方向にハンドル181dを有する。この他方の運転席181bのハンドル181dの近くには後述する容器搭載部182に搭載された容器100の昇降、回転等の操作を行うための操作スイッチ類が配置されている。また、運転部181の位置は運転部181の作業者の視線が容器搭載部182に搭載された容器100の上部よりも高くなるように設定されている。これにより、運転席181bの作業者が容器100の昇降や回転等の操作を容易に行えるようになっている。特に、容器100の配管56のサーバに対する位置合わせを正確にかつ迅速に行うことができる。
【0061】
容器搭載部182には、容器100を昇降及び回転可能に保持する保持台182aがそのほぼ中央に設けられている。この保持台182aは、円盤形状で、かつ、両端の間隔が脚部(チャンネル部材)71の間隔よりも少し大きくように一対の面取り部182bを有する。各面取り部182bの内側には各脚部(チャンネル部材)71の外方を案内する一対の案内レール182cが設けられている。
【0062】
保持台182aの下部には、この保持台182aに搭載された搭載物の重量を計測するためのロードセル182dが例えば4箇所に設けられている。更にその下には、保持台182aを回転駆動するための回転駆動機構182eが設けられている。回転駆動機構182eとしては、例えば歯車とモータとの組み合わせにより実現可能である。この回転駆動機構182eの下方には、保持台182aをこの回転駆動機構182e等とともに昇降駆動する昇降駆動機構182fが設けられている。昇降駆動機構182fとしては、油圧シリンダ等を用いることで実現可能である。本実施形態では、上記の回転駆動機構182e及び昇降駆動機構182fにより保持台182aの昇降及び回転駆動を実現している。例えば保持台182aは容器100と共に図中実線の位置から鎖線の位置まで昇降することができるようになっている。
【0063】
運転部181と容器搭載部182との間には、加圧気体を収容することができる円柱形状の加圧タンク183aが横置きされ、固定されている。この加圧タンク183aには容器100の加減圧用の配管66に接続されるホース183dが接続されている。そして、加圧タンク183aの加圧気体がホース183dを介して容器100に印加され、これにより容器100の配管56から溶融金属が外部に排出されるようになっている。加圧タンク183aと容器100との間には、加圧バルブ183eが設けられ、この加圧バルブ183eの制御は制御部183fによって行われるようになっている。例えば、運転部181側の操作スイッチ類で200kgの溶融金属を供給するように設定すると、制御部183fが加圧バルブ183eを開きロードセル182dの値から200kg減ったことを検出すると加圧バルブ183eを閉じるように制御する。これにより、容器100から自動的に所望量の溶融金属を供給することが可能となる。なお、この加圧タンク183aの下方には、上記の昇降駆動機構182fに用いられる油圧ユニット183bが配置され、更にその下にはこの配送車18の動力源となるバッテリ183cが配置されている。
【0064】
この配送車18の下部のほぼ両側には、前後2本の車軸184aが設けられ、各車軸184aにはタイヤ184bが取り付けられている。本実施形態では、容器100の重心が前記の車軸184a間の位置にくるように上記の保持台182aが配置されている。これにより、非常に重量の大きな容器100をバランスよく搬送することが可能となっている。
【0065】
図7は上記の第2のパレット17の斜視図、図8は第2のパレット17と配送車18との関係を示した図である。
【0066】
図7に示すように、第2のパレット17は断面逆L字状の一対の保持部材171を所定の間隔L1をもって配置して構成される。容器100はこの保持部材171上に搭載されるようになっている。
【0067】
ここで、図8に示すように、保持部材171間の間隔L1は、保持台182aにおける一対の面取り部182b間の間隔L2よりも大きく、容器100の直径Rよりも十分小さくなるように設定されている。これにより、保持部材171は、脚部71を保持するのではなく、各脚部71より外側の容器100の裏面を保持するようになっている。また、一対の案内レール182c間の間隔をL3、一対の脚部71の外側間の間隔をL4とすると、
L1>L2>L3>L4
となるように各部の寸法が設定されている。
【0068】
本実施形態では、まずフォークリフトのフォークを容器100の脚部71に挿入した状態で第2のパレット17の正面から図8に示す状態となるように容器100を搬入し、フォークを抜いて第2のパレット17上に容器100を搭載する。
【0069】
次に、配送車18が容器搭載部182側から当該容器搭載部182を第2のパレット17内に進入する。その際、保持台182aにおける面取り部182bと一対の保持部材171の対向面とが平行になるように、容器搭載部182を第2のパレット17内に進入させる。図8はこの状態を示している。
【0070】
次に、保持台182aを上昇させ、容器100を保持台182a上に搭載された状態として、配送車18を第2のパレット17から出す。
【0071】
本実施形態では、第2のパレット17と保持台182aと容器100の脚部71が垂直方向に互いに干渉しないようしつつ、すなわち直接的な受け渡しだけでフォークリフトと第2のパレット17と搬送車18との間で容器100の受け渡しを実現することができる。つまり、本実施形態によれば、受け入れバッファとしての第2のパレット17を介して非常に簡単な作業でフォークリフト(供給側)と配送車18(需要側)との間の容器100の受け渡しを実現することができる。
【0072】
図9に示すように、この例では、レシーバタンク101から高圧空気を密閉された容器100内に送出することで容器100内に収容された溶融アルミニウムが配管102から吐出されて保持炉12内に供給されるようになっている。なお、図9において、103は加圧バルブ、104はリークバルブである。
【0073】
ここで、保持炉12の高さは各種のものがあり、配送車180に設けられた昇降機構により配管102の先端が保持炉12上の最適位置となるように調節可能になっている。しかし、保持炉12の高さによっては昇降機構だけでは対応できない場合がある。そこで、本システムにおいては、保持炉12の形態に関する「形態データ」として、保持炉12の高さや保持炉12までの距離に関するデータ等を予め第2の工場20側に送り、第2の工場20側ではこのデータに基づき最適な形態、例えば最適な高さの容器100を選択して配送している。なお、供給すべき量に応じて最適な大きさの容器100を選択して配送してもよい。
【0074】
このように本実施形態では、第1の工場10側からの要求に応じて、溶融アルミニウムを容器100に収容し、該容器100を要求のあった保持炉12に配送するように構成したので、最適な時刻に最適な温度で最適な量の溶融アルミニウムを最適な容器100を用いて配送することが可能となる。従って、エネルギ損失を極力抑えつつユースポイントに応じた形態の容器100を用いて溶融アルミニウムを配送することが可能となる。
【0075】
ここで、本実施形態に係るパレット170について説明する。このパレット17は容器100といわばボルトとナットのように組み合わせることで別段の作用効果を奏するものである。
【0076】
図10はこのパレット170を概略的に示す図である。このパレット170はプレート41と、プレート41を下方から支持して持ち上げることができるように配置された支持部42と、プレート41上に配設され、加圧気体を送るとともに容器をリーク(復圧)することができる調圧機構220とを具備している。この例では調圧機構220は加圧タンク223、加圧バルブ221、リークバルブ230を少なくとも備えている。221bは配管とのジョイント、223bは圧力計である。このような調圧機構の構成は任意であり、減圧タンク、真空ポンプなどを備えてもよい。
【0077】
またプレート41にはプレートに搭載する搭載物(例えば容器100)を回転することができる回転機構であるターンテーブル43を備えている。44はターンテーブルを回転するためのモータである。さらにターンテーブル43上には搭載物の重量を測定するための圧電性素子などの感圧センサ45を備えている。
【0078】
プレート41はパレット170に例えば容器100などの搭載物を搭載するための搭載面を備えた板状の構造を有している。プレート41の機械強度を向上するために、プレート内部に伸長方向がプレートの法線方向と平行なハニカム構造などの補強構造を採用してもよい。この例ではプレート41の支持部42は、プレート41を下方から機械的に支持する脚であるが、板状の支持部を採用してもよい。また支持部の配設個数は積載物の重量など必要に応じて定めればよい。
【0079】
この支持部は例えば荷台が上下動する車両やフォークリフトなどによってすくい上げることができるように、プレート下面と地面との間に所定の空間を保持するように、またこの空間に荷台を挿入することができるように配置されている。
【0080】
さらにプレート41には、加圧気体を供給するための調圧機構220が搭載されている。この例では加圧タンク223を搭載しているが、所定の空間を減圧することができる減圧機構を搭載してもよい。
【0081】
このような構成を採用することにより、パレット170に搭載する対象物を加圧したり、減圧したりすることができるようなる。
【0082】
図11はパレット170に容器100を搭載した様子を概略的に示す図である。また図12はパレット170を荷台51が昇降する配送車180により持ち上げた様子を示す図である。
【0083】
このパレット170のようにあらかじめ加圧機構や減圧機構などの調圧機構を搭載することにより、容器100のみを交換すれば容器100からの溶融金属供給が行えるようになる。この構成では容器100と調圧機構220とが固定されている場合に比べ生産性を向上することができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、溶融金属を収容した容器が待ち状態となることを極力減らし、エネルギ損失を抑えることができ、しかもユースポイントに応じた形態の容器を用いて溶融金属を配送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る金属供給システムの構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る容器の構成を示す断面図である。
【図3】図2に示した容器の平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る配送車の斜視図である。
【図5】図4に示した配送車の側面図である。
【図6】図4に示した配送車の平面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るパレットの斜視図である。
【図8】図7に示したパレットの正面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る容器と保持炉との関係を示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るパレットを概略的に示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係るパレットに容器を搭載した様子を概略的に示す図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係るパレット荷台が昇降する配送車により持ち上げた様子を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の工場
11 ダイキャストマシーン
12 保持炉
13 ラドル
16 中央制御部
17 パレット
18 配送車
19 第1の炉
20 第2の工場
21 第2の炉
30 公道
32 トラック
100 容器
182a 保持台
182b 面取り部
182d ロードセル
182e 回転駆動機構
182f 昇降駆動機構
183a 加圧タンク
183f 制御部
184a 車軸

Claims (9)

  1. 圧力差により内部に収容した溶融金属を外部に送ることができる容器と、
    前記容器を昇降及び上下方向を回転軸として回転可能に保持する保持部と、前記保持部を昇降及び上下方向を回転軸として回転駆動する駆動部と、前記容器の内部を調圧する調圧機構と、前記保持部により保持された容器の重量を計測する手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記調圧機構による調圧を制御する手段とを備えた車両と
    を具備し、
    前記制御手段は、前記車両において操作されるものとして設けられていることを特徴とする金属供給システム。
  2. 請求項1に記載の金属供給システムにおいて、
    前記調圧機構は加圧気体を収容することができる加圧タンクを備えたことを特徴とする金属供給システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の金属供給システムにおいて、
    前記容器は、
    内面が断熱材に覆われた気密なフレームと、
    前記容器内の底部から外部へ連通した第1の配管と、
    前記容器の内部を加圧または復圧を行う第2の配管と
    を具備したことを特徴とする金属供給システム。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の金属供給システムにおいて、
    前記容器を一時的に保持することができ、前記車両の保持部との間で直接的に容器の受け渡しを行うことができる第2のパレットを更に具備することを特徴とする金属供給システム。
  5. ユースポイントを有する第1の工場と、
    金属を溶解して容器に収容する手段を有する第2の工場と、
    前記第2の工場と前記第1の工場との間で前記容器を配送する手段と、
    前記容器を昇降及び上下方向を回転軸として回転可能に保持する保持部に搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給する車両と、
    前記容器を前記保持部に搭載する手段と
    を具備し、
    前記車両は、前記保持部を昇降及び上下方向を回転軸として回転駆動する駆動部と、前記容器の内部を調圧する調圧機構と、前記保持部により保持された容器の重量を計測する手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記調圧機構による調圧を制御する手段とを有することを特徴とする金属供給システム。
  6. 第2の工場で金属を溶解して容器に収容し、
    前記容器をユースポイントを有する第1の工場へ配送し、
    前記容器を車両の当該容器を昇降及び上下方向を回転軸として回転可能に保持する保持部に移し、
    前記容器を前記保持部に搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給し、
    前記車両は、前記保持部を昇降及び上下方向を回転軸として回転駆動する駆動部と、前記容器の内部を調圧する調圧機構と、前記保持部により保持された容器の重量を計測する手段と、前記計測手段による計測結果に基づき、前記調圧機構による調圧を制御する手段とを有し、
    前記溶融金属の供給は、前記計測する手段により前記保持部により保持された容器の重 量が所定重量減少したか否かを検出し、前記所定重量の減少が検出された場合に前記調圧機構による加圧を停止するように制御するものであることを特徴とする金属供給方法。
  7. 圧力差により内部に収容した溶融金属を外部に送ることができる容器と、
    前記容器の内部を調圧する調圧機構を備えたパレットと、
    前記パレットを昇降する昇降機構を備えた車両と
    を具備したことを特徴とする金属供給システム。
  8. ユースポイントを有する第1の工場と、
    金属を溶解して容器に収容する手段を有する第2の工場と、
    前記第2の工場と前記第1の工場との間で前記容器を配送する手段と、
    前記容器を当該容器の内部を調圧する調圧機構を備えたパレットに搭載する手段と、
    前記容器を前記パレットに搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給する車両と
    を具備したことを特徴とする金属供給システム。
  9. 第2の工場で金属を溶解して容器に収容し、
    前記容器をユースポイントを有する第1の工場へ配送し、
    前記容器を当該容器の内部を調圧する調圧機構を備えたパレットに移し、
    前記容器を前記パレットに搭載した状態で前記ユースポイントに配送して前記溶融金属を供給する
    ことを特徴とする金属供給方法。
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