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JP4160182B2 - 空気調和用チャンバー - Google Patents
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JP4160182B2 - 空気調和用チャンバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給用ダクトから得た空気調和用気体を下流側の複数の吹出口等へ向けて複数の送出用ダクトを介して通風させる場合に、空気調和用気体の風量を各送出用ダクトへ適切に配分できる空気調和用チャンバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一箇所からまとめて送出される調和空気を、空気調和の対象となる部屋に配設された吹出口等の複数の機器にそれぞれ送込む場合には、いったん一つの供給用ダクトで天井内等に配設された空気調和用チャンバーに調和空気を送込み、このチャンバーから分岐された複数の送出用ダクトを介して前記各機器に調和空気を分配するのが一般的であった。
【0003】
こうした従来の供給用ダクトと送出用ダクトを連通させる空気調和用チャンバーの例を図7に示す。この図7は従来の空気調和用チャンバーの概略構成説明図である。
【0004】
前記図7において従来の空気調和用チャンバー100は、矩形の箱形体で形成され、供給用ダクト101に接続される入口側開口部100aが一側面に配設されると共に、送出用ダクト102を接続する出口側開口部100bが他の側面に複数配設され、上面に取付けられた吊り金具103を天井躯体(図示を省略)から吊下げられた吊りボルト104に固定して天井内に取付けられる構成である。
【0005】
上記した構成では、空気調和用チャンバー100内でダクト101から通風される調和空気が各送出用ダクト102へ分配され、分配された調和空気は各送出用ダクト102を通じ吹出口等のより下流側の機器(図示を省略)に送られることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和用チャンバーは以上のように構成されていたことから、空気調和用チャンバー100に複数の送出用ダクト102をそのまま並列に連通させて配設した場合、供給用ダクト101の接続位置(入口用開口部100a)から離れた位置の出口側開口部100bに取付けられた送出用ダクト102ほど分配される風量が多くなってしまうという課題を有していた。
【0007】
また、従来の空気調和用チャンバーは気流進入方向について寸法が大きくなり、使用箇所によっては寸法的な面で使用に制限が生じる他、コスト的にも不利になることから、入口側開口部100aと対向する側面にも出口側開口部100bを配設し、出口側開口部100bの数が同じ場合気流進入方向寸法を小さくできる形状としたもの(図1参照)も従来用いられた。しかし、この場合、入口側開口部100aから流入してくる調和空気は、動圧によりほとんどがそのまま入口側開口部100a正面側の出口側開口部100bから流出してしまい、他の出口側開口部へ調和空気が十分に供給されず、分配量がより一層不均一になるという課題を有した。
【0008】
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、容易に各送出用ダクトへの気流の分配を均一化、最適化できると共に、構造が簡単でチャンバー全体のコンパクト化も図れてコストダウンが実現する空気調和用チャンバーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空気調和用チャンバーは、中空の略箱状体で形成されるチャンバー本体と、当該チャンバー本体の一側壁に形成され、空気調和用の気体を供給する供給用ダクトが接続される入口側開口部と、前記チャンバー本体の少なくとも前記一側壁に対向する側壁を含む他の側壁に形成され、前記気体を空気調和対象空間側へ送出する送出用ダクトが接続される複数の出口側開口部とを備える空気調和用チャンバーにおいて、前記チャンバー本体の内部で上下方向に起立させて前記入口側開口部の正面位置に一又は複数配設され、少なくとも一又は複数の開口部分を形成されてなる板状の風量調整体を備え、当該風量調整体に所定の切込みを複数形成し、当該切込みに基づいて前記風量調整体の複数の所定部分を所定角度に曲げて傾斜させ、曲げにより生じた開放部分を前記開口部分とすると共に、前記傾斜させた部分を気流案内用の羽根とするものである。このように本発明においては、チャンバー本体内に風量調整体を配設し、チャンバー本体内に流入した気流を風量調整体に当てて気流の直進を防ぎ、入口側開口部正面側の出口側開口部にそのまま気流が進まないようにすることにより、チャンバー本体奥端部に集中していた気流の勢いを分散し、各側壁の出口側開口部に気流をより適切に分配することができる。また、簡単な構造の風量調整体をチャンバー本体内に配設するのみで問題なくチャンバー本体の気流進入方向寸法を小さくでき、コストダウンが図れる。
【0010】
また、風量調整体に開口部分を形成し、チャンバー本体内に流入した気流の進行方向を複数設定して入口側開口部から流入する気流の勢いを効果的に分散させられることにより、各側壁の出口側開口部に向けて気流を確実に均一にして分配できる。
【0017】
また、傾斜した案内羽根を有する風量調整体を配設し、チャンバー本体内に流入した気流を風量調整体に当てて気流の直進を防ぎつつ、開口部分を通る気流を案内羽根傾斜方向に導くことにより、案内羽根の傾斜方向への気流の拡散が行え、チャンバー本体奥端部に集中していた気流の勢いを効果的に分散し、調和空気が広がりをもった気流となって拡散性が向上し、各側壁の出口側開口部に気流をより均一に分配することができる。さらに、案内羽根を板状体である風量調整体の所定部分の曲げで形成していることにより、傾斜角度の調整が簡単に行え、分配バランスの調整が容易にできると共に、傾斜の向きが切込みの設定で自由に変えられることとなり、出口側開口部の配置状態に対応して案内羽根を最適なレイアウトとして確実に均一な分配状態を得ることができ、加えて、製造が容易でコストダウンも図れる。
【0018】
また、本発明に係る空気調和用チャンバーは必要に応じて、前記風量調整体の複数の羽根が、風量調整体の前記入口側開口部中心の正面位置を中心として左右対称に傾斜方向を異ならせて曲げられてなるものである。このように本発明においては、入口開口部中心正面位置を中心として案内羽根が互いに傾斜の向きを異ならせて配設され、各案内羽根が調和空気をそれぞれ所定の傾斜方向に導くことにより、入口側開口部に対し気流を斜め方向に左右均等に案内して、左右側壁の出口側開口部にも気流が向うこととなり、気流がチャンバー本体奥端部の出口側開口部に偏りにくく、各側壁の出口側開口部に均一に気流を分配できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る空気調和用チャンバーを図1及び図2に基づいて説明する。この図1は本実施の形態に係る空気調和用チャンバーの斜視図、図2は本実施の形態に係る空気調和用チャンバーの横断面図である。
【0020】
前記各図において本実施の形態に係る空気調和用チャンバー1は、中空の略箱状体で形成され、この略箱状体の一側壁に調和空気供給用の入口側開口部2aを配設されると共に、前記略箱状体の他の側壁に調和空気取出用の六つの出口側開口部2bを配設されてなるチャンバー本体2と、前記チャンバー本体2の上下面間にわたって所定角度をなす略V字状の配置で配設される略板状体の風量調整体3とを備えてなり、前記チャンバー本体2の入口側開口部2aには調和空気を供給する供給用ダクト4が接続されて連通し、また、出口側開口部2bには送出用ダクトとしてのフレキシブルダクト5が着脱自在に接続されて連通する構成である。
【0021】
前記風量調整体3は、吸音性を有するグラスウールを裏面に貼付けられた多孔板を90°の開き角のV字状に配置されてなり、V字状の閉じた尖端側を入口側開口部2aに向け、且つ他側の両端位置を入口側開口部2aの正面に位置する二つの出口側開口部2bのそれぞれの中心位置並びにチャンバー本体2側壁の中心にそれぞれ合わせてチャンバー本体2内に配設される構成である。
【0022】
前記フレキシブルダクト5は、一端がチャンバー本体2の出口側開口部2bに着脱自在に接続されて連通し、他端が空気調和対象空間となる部屋の天井に配設された吹出口(図示を省略)に接続され、この吹出口にチャンバー本体2からの調和空気をそれぞれ送込むものである。
【0023】
次に、前記構成に基づく空気調和用チャンバーの風量調整状態について説明する。風量調整体3はチャンバー本体2内の入口側開口部2a正面に位置し、入口側開口部2aからチャンバー本体2に流入する調和空気の気流の直進を遮り、気流の動圧が入口側開口部2a正面側の出口側開口部2bにそのまま達しないようにすると共に、気流が風量調整体3にぶつかることでより入口側開口部2aに近い側の出口側開口部2bにも気流が向うこととなり、風量がチャンバー本体2奥端部の出口側開口部2bに偏りにくくなり、各側壁の出口側開口部2bに均一に気流を分配して風量を確実に均等化することができる。
チャンバー本体2内で風量調整された気流はフレキシブルダクト5に進み、吹出口に達して室内に吹出される。
【0024】
また、調和空気の気流が風量調整体3に接触する際には、風切り音が発生する場合もあるが、こうした騒音を吸音性の素材で構成された風量調整体3自身で吸音することができ、チャンバー本体2からフレキシブルダクト5など下流側への伝播を防げる。
【0025】
このように、本実施の形態に係る空気調和用チャンバーでは、チャンバー本体2内に配設した風量調整体3がチャンバー本体2の中間位置で前記入口側開口部2a正面側の出口側開口部2bをそれぞれ半分塞ぐと共に、チャンバー本体2内に流入した気流を風量調整体3で中央から両側に案内して、チャンバー本体2内に流入した気流の動圧が前記正面側の出口側開口部2bへそのまま加わるのを防ぐことから、チャンバー本体2端部に気流の動圧が集中するのを解消して各側壁の出口側開口部2bに気流をより均一に分配することができる。また、簡単な構造の風量調整体3をチャンバー本体2内に配設するのみでチャンバー本体2の短寸法化も問題なく実現できる。さらに、風量調整体3を多孔板と吸音性素材とからなる略板状体の組合わせ構造として吸音性を与えることにより、上流側から伝わる騒音を吸収できると共に、気流が風量調整体3と接触する際に発生する風切り音等の騒音に対しても十分な吸音効果を確保して、騒音による悪影響を少なくできる。
【0026】
なお、前記実施の形態に係る空気調和用チャンバーにおいて、風量調整体3はチャンバー本体2内の所定位置に固定する構成としているが、この他、チャンバー本体2内で風量調整体3を位置調整可能及び/又は拡開角度調整可能に配設する構成とすることもでき、空気調和の状況に応じて風量調整体3の位置及び/又は拡開角度を変えることでチャンバー本体2内における各出口側開口部2bへの風量バランスを調節できることとなり、チャンバー本体2からフレキシブルダクト5に分配される風量を下流側の空気調和条件の違いに合せてより厳密に細かく調整して分配の最適化を図ることができる。また、こうした風量調整体3の位置及び/又は拡開角度調整で、出口側開口部2b及びフレキシブルダクト5の配置や用いる数が変った場合においても分配を均等化できる一方、逆に各出口側開口部2bで異なる風量を要求されている場合においても、風量調整体3の調整により各出口側開口部2bへそれぞれ必要な風量を適切に分配することができる。
【0027】
また、前記実施の形態に係る空気調和用チャンバーにおいて、風量調整体3はチャンバー本体2内に一つ配設する構成としているが、この他、チャンバー本体2における出口側開口部2bの数に応じて風量調整体3を複数配設する構成とすることもでき、空気調和の状況に応じて複数の風量調整体3により各出口側開口部2bへの気流分配の程度をより細かく調節でき、分配の最適化を図れる。
【0028】
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る空気調和用チャンバーを図3及び図4に基づいて説明する。この図3は本実施の形態に係る空気調和用チャンバーの斜視図、図4は本実施の形態に係る空気調和用チャンバーの概略構成説明図である。
【0029】
前記各図において本実施の形態に係る空気調和用チャンバー1は、前記第1の実施形態と同様に、チャンバー本体2の入口側開口部2aに供給用ダクト4が接続されて連通すると共に、出口側開口部2bにはフレキシブルダクト5が接続されて連通する一方、異なる点として、前記略V字状の風量調整体3の代りに、チャンバー本体2内に配設され、複数の傾斜した案内羽根6aを形成されてなる板状の風量調整体6を備える構成を有するものである。
【0030】
前記風量調整体6は、チャンバー本体2の入口側開口部2aに対する左右各側壁の二つの出口側開口部2bに挟まれた中間位置間に配設され、チャンバー本体2の内部開口断面の大きさに対応する一枚の鋼板に打抜き加工により横方向に複数の略コ字状及び略エ字状の所定幅の切込みを形成したものであり、この切込みに囲まれた所定の部分を所定の傾斜角度となるように曲げて複数の傾斜する案内羽根6aを形成されてなる構成である。この案内羽根6aの傾斜は、風量調整体6における入口側開口部2a中心位置の正面にあたる部分を中心として、傾斜の向きが左右対称となるようにそれぞれ設定される構成である。そして、風量調整体6の案内羽根6aを含む表面には、静電植毛が施される。
【0031】
次に、前記構成に基づく空気調和用チャンバーの風量調整状態について説明する。
前記第1の実施形態同様、風量調整体6はチャンバー本体2内の入口側開口部2a正面に位置し、入口側開口部2aからチャンバー本体2に流入する調和空気の気流の直進を遮り、気流の動圧が入口側開口部2a正面側の出口側開口部2bにそのまま達しないようにし、より入口側開口部2aに近い側の出口側開口部2bにも気流が向うようにすると共に、気流が風量調整体6の各開口部分6bを経て案内羽根6aに導かれて左右に分れて拡散することで左右側壁の出口側開口部2bにも気流が向うこととなり、風量がチャンバー本体2奥端部の出口側開口部2bに偏りにくくなり、各側壁の出口側開口部2bに均一に気流を分配して風量を確実に均等化することができる。
【0032】
また、調和空気の気流が風量調整体6及び案内羽根6aに接触しても、これら表面の植毛により風切り音等の騒音が発生することはなく、チャンバー本体2内部からフレキシブルダクト5など下流側への騒音の伝播を防げる。
【0033】
このように、本実施の形態に係る空気調和用チャンバーでは、複数の案内羽根6aが風量調整体6の中心に対し対称に傾斜の向きを設定されて配設され、気流を風量調整体6の開口部分6bから二つの斜め方向に導くことから、左右側壁の出口側開口部2bにも気流を確実に分配して、チャンバー本体2各側壁の出口側開口部2bに均一に気流を分配できる。
【0034】
なお、前記実施の形態に係る空気調和用チャンバーにおいては、風量調整体6をチャンバー本体2内に一つ配設する構成としているが、この他、チャンバー本体2における出口側開口部2bの数に応じて風量調整体6を複数配設する構成とすることもでき、図5に示すように、出口側開口部2bの数が増えた場合、チャンバー本体2の内部開口断面の大きさとなる風量調整体6をチャンバー本体2の左右各側壁における各出口側開口部2bの間に位置するようそれぞれ配設して、各風量調整体6の各案内羽根6aの調整で各出口側開口部2bへの気流分配を均一化できる。
【0035】
また、前記実施の形態に係る空気調和用チャンバーにおいては、風量調整体6をチャンバー本体2内略中央位置に配設する構成としているが、チャンバー本体2における出口側開口部2bの数が減った場合、図6に示すように、風量調整体6をチャンバー本体2の左右各側壁における各出口側開口部2bの手前側に位置するよう配設してもよく、入口側開口部2a正面に位置する風量調整体6の各案内羽根6aにより、チャンバー本体2に流入する気流の直進を遮り、気流の動圧がチャンバー本体2奥端部の出口側開口部2bにそのまま達しないようにし、且つ入口側開口部2aに近い側の出口側開口部2bにも気流が向うようにして、各側壁の出口側開口部2bに均一に気流を分配して風量を確実に均等化することができる。
【0036】
さらに、前記実施の形態に係る空気調和用チャンバーにおいて、風量調整体6の案内羽根6aは左右対称に傾斜させて配設する構成としているが、この他、各案内羽根6aの傾斜角度を適宜設定する構成とすることもでき、各案内羽根6aの傾斜角度調整でチャンバー本体2内における各出口側開口部2bへの風量バランスを調節できることとなり、各出口側開口部2bに分配される風量を下流側の空気調和条件の違いに合せてより厳密に細かく調整して分配の最適化を図ることができる。また、こうした各案内羽根6aの傾斜角度調整で、出口側開口部2b及びフレキシブルダクト5の配置や用いる数が変った場合においても分配を均等化できる一方、逆に各出口側開口部2bで異なる風量を要求されている場合においても、各案内羽根6aの調整により各出口側開口部2bへそれぞれ必要な風量を適切に分配することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、チャンバー本体内に風量調整体を配設し、チャンバー本体内に流入した気流を風量調整体に当てて気流の直進を防ぎ、入口側開口部正面側の出口側開口部にそのまま気流が進まないようにすることにより、チャンバー本体奥端部に集中していた気流の勢いを分散し、各側壁の出口側開口部に気流をより均一に分配することができるという効果を有する。また、簡単な構造の風量調整体をチャンバー本体内に配設するのみで問題なくチャンバー本体の気流進入方向寸法を小さくでき、コストダウンが図れるという効果を奏する。
また、本発明によれば、風量調整体に開口部分を形成し、チャンバー本体内に流入した気流の進行方向を複数設定して入口側開口部から流入する気流の勢いを効果的に分散させられることにより、各側壁の出口側開口部に向けて気流を確実に均一にして分配できるという効果を有する。
また、本発明によれば、チャンバー本体内に気流が進む向きへ拡開状となる風量調整体を配設し、チャンバー本体内に流入した気流をチャンバー本体中央から側方に案内し、入口側開口部正面側の出口側開口部にそのまま気流が直進しないようにすることにより、チャンバー本体奥端部に集中していた気流の勢いを効果的に分散し、各側壁の出口側開口部へ気流をより均一に分配できるという効果を有する。
また、本発明によれば、チャンバー本体のほぼ中間位置で前記入口側開口部正面側の出口側開口部を所定範囲塞ぎ、チャンバー本体内に流入した気流の動圧が前記正面側の出口側開口部へそのまま加わるのを防ぐことにより、入口側開口部寄りの出口側開口部へも気流の十分な流れ込みを可能にすることとなり、各側壁の出口側開口部に気流をより均一に分配することができるという効果を有する。
また、本発明によれば、風量調整体を位置調整可能に配設し、空気調和の状況に応じて風量調整体の位置を変えることにより、チャンバー本体内における風量調整体による各出口側開口部への気流分配の程度を調節できることとなり、チャンバーから送出用ダクトに分配される風量を送出用ダクト以降の空気調和条件の違いに合せてより厳密に細かく調整して分配の最適化を図ることができるという効果を有する。
また、本発明によれば、チャンバー本体内に風量調整体を配設し、チャンバー本体内に流入した気流を風量調整体で中央から両側に案内してチャンバー本体の入口側開口部正面側の出口側開口部にそのまま気流が進まないようにすることにより、チャンバー本体端部に気流の動圧が集中するのを解消でき、各側壁の出口側開口部に気流をより均一に分配することができるという効果を有する。また、風量調整体を簡略な構造にでき、一層のコストダウンが図れるという効果を有する。
また、本発明によれば、風量調整体を拡開角度調整可能に配設し、空気調和の状況に応じて風量調整体の拡開角度を変えることにより、チャンバー本体内における風量調整体による各出口側開口部への気流分配の程度を調節できることとなり、チャンバーから送出用ダクトに分配される風量を送出用ダクト以降の空気調和条件の違いに合せてより厳密に細かく調整して分配の最適化を図ることができるという効果を有する。
また、本発明によれば、風量調整体を吸音性材料からなる略板状体とし、所定の吸音性を与えることにより、上流側から伝わる騒音を吸収できると共に、気体が風量調整体と接触する際に発生する風切り音等の騒音を風量調整体自身で吸音して下流側への伝播を防げ、十分な吸音効果を確保して、騒音による悪影響を少なくできるという効果を有する。
また、本発明によれば、傾斜した案内羽根を有する風量調整体を配設し、チャンバー本体内に流入した気流を風量調整体に当てて気流の直進を防ぎつつ、開口部分を通る気流を案内羽根傾斜方向に導くことにより、案内羽根の傾斜方向への気流の拡散が行え、チャンバー本体奥端部に集中していた気流の勢いを効果的に分散し、調和空気が広がりをもった気流となって拡散性が向上し、各側壁の出口側開口部に気流をより均一に分配することができるという効果を有する。さらに、案内羽根を板状体である風量調整体の所定部分の曲げで形成していることにより、傾斜角度の調整が簡単に行え、分配バランスの調整が容易にできると共に、傾斜の向きが切込みの設定で自由に変えられることとなり、出口側開口部の配置状態に対応して案内羽根を最適なレイアウトとして確実に均一な分配状態を得ることができ、加えて、製造が容易でコストダウンも図れるという効果を有する。
また、本発明によれば、入口開口部中心正面位置を中心として案内羽根が互いに傾斜の向きを異ならせて配設され、各案内羽根が調和空気をそれぞれ所定の傾斜方向に導くことにより、入口側開口部に対し気流を斜め方向に左右均等に案内して、左右側壁の出口側開口部にも気流が向うこととなり、気流がチャンバー本体奥端部の出口側開口部に偏りにくく、各側壁の出口側開口部に均一に気流を分配できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの横断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの斜視図である。
【図4】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの風量調整体の正面図である。
(B)は本発明の第2の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの横断面図である。
【図5】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの第1の他例を示す平面図である。
(B)は本発明の第2の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの第2の他例を示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る空気調和用チャンバーの第3の他例を示す平面図である。
【図7】従来の空気調和用チャンバーの斜視図である。
【符号の説明】
1、100 空気調和用チャンバー
2 チャンバー本体
2a、100a 入口側開口部
2b、100b 出口側開口部
3、6 風量調整体
4、101 供給用ダクト
5 フレキシブルダクト
6a 案内羽根
6b 開口部分
102 送出用ダクト
103 吊り金具
104 吊りボルト

Claims (2)

  1. 中空の略箱状体で形成されるチャンバー本体と、当該チャンバー本体の一側壁に形成され、空気調和用の気体を供給する供給用ダクトが接続される入口側開口部と、前記チャンバー本体の少なくとも前記一側壁に対向する側壁を含む他の側壁に形成され、前記気体を空気調和対象空間側へ送出する送出用ダクトが接続される複数の出口側開口部とを備える空気調和用チャンバーにおいて、
    前記チャンバー本体の内部で上下方向に起立させて前記入口側開口部の正面位置に一又は複数配設され、少なくとも一又は複数の開口部分を形成されてなる板状の風量調整体を備え
    当該風量調整体に所定の切込みを複数形成し、当該切込みに基づいて前記風量調整体の複数の所定部分を所定角度に曲げて傾斜させ、曲げにより生じた開放部分を前記開口部分とすると共に、前記傾斜させた部分を気流案内用の羽根とすることを
    特徴とする空気調和用チャンバー。
  2. 前記請求項1に記載の空気調和用チャンバーにおいて、
    前記風量調整体の複数の羽根が、風量調整体の前記入口側開口部中心の正面位置を中心として左右対称に傾斜方向を異ならせて曲げられてなることを
    特徴とする空気調和用チャンバー。
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