JP4161666B2 - グリルパネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内の空気を車室外へ送り出す為のアウトレット開口部を覆うグリルパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車室内の空気を車室外へ送り出す際には、閉断面形状のピラーが利用されており、該ピラーには、空気を車室外へ逃がす為の排気口が開設されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この排気口が車両側面に設けられている場合、一般的に樹脂製のグリルパネルで覆われている。そして、このグリルパネルには、空気を排出する為の複数のスリットが設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−118260号公報(段落番号「0014」及び図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなグリルパネルにあっては、洗車時に噴射される高圧水がスリットから浸入する恐れがあった。
【0006】
また、グリルの強度を確保する為に、厚肉に形成する必要があった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、水の浸入を防止しつつ、薄肉化を図ることができるグリルパネルを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のグリルパネルにあっては、車両外面に開口したアウトレット開口部を覆うグリルパネルにおいて、取付状態で下方に開口する複数のグリル開口部が設けられたグリル本体と、該グリル本体の裏面に設けられた裏板とを備え、該裏板に、前記各グリル開口部と対を成す裏板側開口部を設けるとともに、少なくとも前記アウトレット開口部に位置する前記裏板側開口部を、当該裏板側開口部と対を成す前記グリル開口部より高位置に設定し、当該裏板側開口部の下部に前記グリル開口部からの浸入を遮蔽する遮蔽部を設け、前記アウトレット開口部に位置する前記裏板側開口部の部位に、前記アウトレット開口部側へ向けて、前記裏板に対して略直角となるよう延出する延出部を有したL字片を設けた。
【0009】
すなわち、グリル本体の裏面には、裏板が設けられており、この裏板によってグリル本体は補強される。
【0010】
そして、前記グリル本体のグリル開口部と前記裏板の裏板側開口部とは、対を成すように構成されており、アウトレット開口部に位置する裏板側開口部は、グリル開口部より高位置に設定され、前記裏板側開口部の下部には、前記グリル開口部からの浸入を遮蔽する遮蔽部が設定されている。このため、洗車時において、高圧水が下方に開口したグリル開口部へ向けて噴射された場合であっても、この高圧水は、裏板の遮蔽部で跳ね返され流入が防止される。
【0011】
さらに、アウトレット開口部に位置する裏板側開口部の部位には、前記アウトレット開口部側へ向けて、前記裏板に対して略直角となるよう延出する延出部を有したL字片が設けられているため、この裏板側開口部と対を成すグリル開口部から斜め上方へ向けて噴射された洗車用の高圧水を前記延出部で跳ね返すことができる。これにより、前記アウトレット開口部を縮径すること無く、該アウトレット開口部からの高圧水の直接浸入を防止することができる。
また、請求項2のグリルパネルにおいては、前記グリル本体の裏面に前記裏板を固定した。
【0012】
すなわち、グリル本体の裏面には、裏板が固定されており、この裏板によってグリル本体を補強し、グリルパネルの剛性を高めることができる。これにより、所定の強度を確保しつつ、グリル本体の薄肉化を図ることができ、コストダウンに寄与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるグリルパネル1を備えた車両2を示す要部の側面図であり、該車両2のサイドパネル3には、前席乗降口4と後席乗降口5とが設けられ、該後席乗降口5の車両後方R側に前記グリルパネル1が取り付けられている。
【0016】
すなわち、前記後席乗降口5の車両後方R側には、図2に示すように、閉断面形状のリアピラー11が形成されており、該リアピラー11より車室外O側には、サイドパネルアウタ12が設けられている。また、前記リアピラー11の車室内I側には、サイドパネルインナ13が設けられており、該サイドパネルインナ13と前記サイドパネルアウタ12との間には、ハット型断面のダクトパネル14が設けられている。これにより、該ダクトパネル14と前記サイドパネルアウタ12との間には、車室内Iの空気の排出経路を構成する閉断面形状のダクト15が形成されている。
【0017】
前記サイドパネルアウタ12には、凹部21が形成されており、該凹部21内に前記グリルパネル1を装着できるように構成されている。この凹部21の下部には、前記ダクト15に連通するアウトレット開口部22が開設されており、該アウトレット開口部22の下部には、前記ダクトパネル14下部が折曲され車室外O側に延出してなる底部23が連設されている。これにより、前記ダクト15内の空気を、前記アウトレット開口部22を介して、車室外Oへ排出できるように構成されている。
【0018】
このアウトレット開口部22を覆う前記グリルパネル1は、車室外O側を構成するグリル本体31と、車室内I側を構成する裏板32とからなり、両者は共に合成樹脂で形成されている。
【0019】
前記グリル本体31には、車室外O側へ膨出した横長の膨出部41,・・・が、上下方向に離間して複数設けられており、各膨出部41,・・・の下部には、車室内I側に後退した後退部42,・・・が形成されている。各膨出部41,・・・と対向した後退部42,・・・との間には、グリル開口部43,・・・が形成されており、当該グリルパネル1を取り付けた状態において、各グリル開口部43,・・・が、下方へ向けて開口するように構成されている。該グリル開口部43,・・・は、前記アウトレット開口部22より上方側に位置する総ての部位にも設けられており、当該グリル本体31の軽量化が図られている。
【0020】
このグリル本体31の裏面には、クリップ44,・・・が複数箇所に突設されており、各クリップ44,・・・が前記サイドパネルアウタ12の前記凹部21に設けられたグロメット45,・・・に係止された状態で、当該グリルパネル1は車両2に固定されている。
【0021】
前記裏板32は、前記グリル本体31の前記各後退部42,・・・に面接した部位が熱溶着されており、前記グリル本体31を裏面から補強している。なお、前記グリル本体31と前記裏板32との固定は、ねじ止め等によって行っても良い。この裏板32には、前記各グリル開口部43,・・・と対を成す裏板側開口部51,・・・が開設されており、前記アウトレット開口部22からの空気を、この裏板側開口部51,・・・及び前記グリル開口部43,・・・を介して、車室外Oへ排出できるように構成されている。
【0022】
前記各裏板側開口部51,・・・は、各裏板側開口部51,・・・と対を成すグリル開口部43,・・・より高位置に設定されており、各裏板側開口部51,・・・の下部には、各グリル開口部43,・・・からの浸入を遮蔽する遮蔽部61,・・・が形成されている。
【0023】
そして、最下部に設けられた前記裏板側開口部51の中間部には、車室内I方向へ延出する延出部71を有したL字片72が一体形成されており、最下部のグリル開口部43から斜め上方へ向けて噴射された洗車用の高圧水を前記延出部71で跳ね返すことによって、前記アウトレット開口部22を縮径すること無く、該アウトレット開口部22からの高圧水の直接浸入を防止できるように構成されている。
【0024】
以上の構成にかかる本実施の形態において、グリル本体31の裏面には、裏板32が固定されており、この裏板32によってグリル本体31を補強し、グリルパネル1の剛性を高めることができる。これにより、所定の強度を確保しつつ、グリル本体31の薄肉化を図ることができ、コストダウンに寄与することができる。
【0025】
また、前記グリル本体31のグリル開口部43,・・・と、前記裏板32の裏板側開口部51,・・・とは、対を成すように構成されており、各裏板側開口部51,・・・は、各グリル開口部43,・・・より高位置に設定され、各裏板側開口部51,・・・の下部には、前記グリル開口部43,・・・からの浸入を遮蔽する遮蔽部61,・・・が設定されている。このため、洗車時において、高圧水がグリル開口部43,・・・へ向けて噴射された場合であっても、この高圧水を、裏板32の遮蔽部61,・・・で跳ね返すことができる。
【0026】
したがって、各裏板側開口部51,・・・及び前記アウトレット開口部22からダクト15内への高圧水の浸入を確実に防止することができる。
【0027】
さらに、前記遮蔽部61,・・・は、前記各グリル開口部43,・・・を下方から覗き込んだ際の目隠しとして利用することもできる。これにより、グリルパネル1内部の露出を防止することができ、外観品質を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1のグリルパネルにあっては、裏板の裏板側開口部は、対を成すグリル本体のグリル開口部より高位置に設定されており、前記裏板側開口部の下部には、前記グリル開口部からの浸入を遮蔽する遮蔽部が設定されている。このため、洗車時において、高圧水がグリル開口部へ向けて噴射された場合であっても、この高圧水を、裏板に設定された前記遮蔽部によって、前記裏板側開口部からの浸入を確実に防止することができる。
【0029】
さらに、前記遮蔽部は、前記グリル開口部を下方から覗き込んだ際の目隠しとして利用することもできる。これにより、グリルパネル内部の露出を防止することができ、外観品質を高めることができる。
また、アウトレット開口部に位置する裏板側開口部の部位に、前記アウトレット開口部側へ向けて、前記裏板に対して略直角となるよう延出する延出部を有したL字片を設けることによって、この裏板側開口部と対を成すグリル開口部から斜め上方へ向けて噴射された洗車用の高圧水を、前記延出部で跳ね返すことができる。よって、前記アウトレット開口部を縮径すること無く、該アウトレット開口部からの高圧水の直接浸入を防止することができる。
【0030】
また、請求項2のグリルパネルにおいては、グリル本体の裏面に裏板を固定することで、グリル本体を補強しグリルパネルの剛性を高めることができる。これにより、所定の強度を確保しつつ、グリル本体の薄肉化を図ることができ、コストダウンに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部を示す側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 グリルパネル
2 車両
11 リアピラー
12 サイドパネルアウタ
13 サイドパネルインナ
15 ダクト
22 アウトレット開口部
31 グリル本体
32 裏板
43 グリル開口部
51 裏板側開口部
61 遮蔽部
71 延出部
72 L字片
Claims (2)
- 車両外面に開口したアウトレット開口部を覆うグリルパネルにおいて、
取付状態で下方に開口する複数のグリル開口部が設けられたグリル本体と、該グリル本体の裏面に設けられた裏板とを備え、
該裏板に、前記各グリル開口部と対を成す裏板側開口部を設けるとともに、少なくとも前記アウトレット開口部に位置する前記裏板側開口部を、当該裏板側開口部と対を成す前記グリル開口部より高位置に設定し、当該裏板側開口部の下部に前記グリル開口部からの浸入を遮蔽する遮蔽部を設け、
前記アウトレット開口部に位置する前記裏板側開口部の部位に、前記アウトレット開口部側へ向けて、前記裏板に対して略直角となるよう延出する延出部を有したL字片を設けたことを特徴とするグリルパネル。 - 前記グリル本体の裏面に前記裏板を固定したことを特徴とする請求項1記載のグリルパネル。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002293293A JP4161666B2 (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | グリルパネル |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002293293A JP4161666B2 (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | グリルパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004123033A JP2004123033A (ja) | 2004-04-22 |
| JP4161666B2 true JP4161666B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
ID=32284247
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002293293A Expired - Fee Related JP4161666B2 (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | グリルパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4161666B2 (ja) |
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2002
- 2002-10-07 JP JP2002293293A patent/JP4161666B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2004123033A (ja) | 2004-04-22 |
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