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JP4184095B2 - ブレーキ機構、ヒートシール装置及び薬剤分包装置 - Google Patents
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JP4184095B2 - ブレーキ機構、ヒートシール装置及び薬剤分包装置 - Google Patents

ブレーキ機構、ヒートシール装置及び薬剤分包装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺の熱溶着性シートが巻き回されてなる紙管体から該シートを繰り出して、個別に区画された包装体を形成するヒートシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒートシール装置は、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回してなる紙管体を相対回転不能に支持する紙管ドラムと、前記紙管体から熱溶着性シートを繰り出す駆動ローラ等の駆動手段と、前記駆動手段によって繰り出された熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシール手段とを備えており、前記熱溶着性シートから個々に区画された包装体を形成し得るように構成されている。
【0003】
斯かるヒートシール装置には、通常、ブレーキ機構が備えられており、該ブレーキ機構によって前記駆動手段によるシートの搬送が停止されている際に前記紙管ドラムが意に反して回転することを防止し得るようになっている。
【0004】
しかしながら、従来のブレーキ機構は電磁式とされていた為、構造が複雑で且つコスト高を招くという問題があった。
さらに、電磁式ブレーキ機構においては、ヒートシール装置の主電源OFF時に、前記紙管ドラムに制動力が付加されないという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術における問題点に鑑みなされたものであり、駆動手段による熱溶着性シートの搬送停止時に、紙管ドラムに対して確実に制動力を付加し得る構造簡単なブレーキ機構の提供を、一の目的とする。
又、本発明は、駆動手段による熱溶着性シートの搬送時においては該熱溶着性シートに作用する張力変動を防止でき、且つ、駆動手段による熱溶着性シートの搬送停止時においては紙管ドラムに対して制動力を付加し得る構造簡単なヒートシール装置の提供を、他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成する為に、架台部材に相対回転自在に装着された紙管ドラムであって、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回してなる紙管体を相対回転不能に支持する紙管ドラムと、該紙管ドラムに支持された紙管体から前記熱溶着性シートを繰り出す駆動手段と、前記紙管ドラムに近接する近接方向及び該紙管体から離間する離間方向に揺動し得るように前記架台部材に揺動自在に支持されたテンションアームと、前記テンションアームを前記近接方向に付勢するテンション付勢部材と、前記駆動手段によって繰り出される前記熱溶着性シートの搬送経路に介挿されるように前記テンションアームに支持されたテンションバーであって、前記駆動手段によって該熱溶着性シートに付加される引張力により前記テンションアームが前記テンション付勢部材の付勢力に抗して前記離間方向へ揺動されるように該熱溶着性シートと係合するテンションバーと、前記熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシール手段とを備え、前記熱溶着性シートから個々に区画された包装体を形成するヒートシール装置に適用されるブレーキ機構であって、前記紙管ドラムに相対回転不能に支持されたブレーキドラムと、前記ブレーキドラムに対して径方向に接離し得るように該ブレーキドラムの径方向に移動可能であり、且つ、該ブレーキドラムの周方向には移動不能となるように、前記架台部材に支持されており、該ブレーキドラムの外周面との対向面が該ブレーキドラムの外周面に応じた凹面とされる制動部材と、前記テンションアームが前記近接方向へ揺動される際に前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するように該テンションアームに支持された押動部材とを備えたブレーキ機構を提供する。
【0009】
好ましくは、前記制動部材を前記ブレーキドラムから離間する方向へ付勢する離間用付勢部材を、さらに備えることができる
記押動部材は、前記ブレーキドラムに対して径方向に移動可能となるように前記テンションアームに支持されたプッシュロッドであって、前記テンションアームの前記近接方向への揺動動作に基づき前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するプッシュロッドと、前記プッシュロッドを前記制動部材に向けて付勢する緩衝用付勢部材とを有する。
【0010】
さらに好ましくは、前記ブレーキドラム及び前記制動部材を囲繞するように前記架台部材に装着されるカバーを備えることができる。
前記カバーには、前記プッシュロッドによる前記制動部材への操作を許容する開口が設けられる。
さらに、前記制動部材は、前記ブレーキドラムとの対向面にブレーキパッドを有し得る。
【0011】
又、本発明は前記目的を達成する為に、支持壁を有する架台部材と、前記支持壁の一方面側及び他方面側に延びるように該支持壁に相対回転自在に装着された紙管ドラムであって、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回してなる紙管体を前記支持壁の一方面側で相対回転不能に支持する紙管ドラムと、前記紙管ドラムに支持された紙管体から前記熱溶着性シートを繰り出す駆動手段と、前記紙管ドラムに近接する近接方向及び該紙管体から離間する離間方向に揺動し得るように前記支持壁の他方面側において前記架台部材に揺動自在に支持されたテンションアームと、前記テンションアームを前記近接方向に付勢するテンション付勢部材と、前記駆動手段によって繰り出される前記熱溶着性シートの搬送経路に介挿されるように、前記支持壁に設けられた案内溝に挿通された状態で前記テンションアームに支持されたテンションバーであって、前記駆動手段によって該熱溶着性シートに付加される引張力により前記テンションアームが前記テンション付勢部材の付勢力に抗して前記離間方向へ揺動されるように該熱溶着性シートと係合するテンションバーと、前記熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシール手段と、前記支持壁の他方面側において前記紙管ドラムに相対回転不能に支持されたブレーキドラムと、前記ブレーキドラムに対して径方向に接離し得るように該ブレーキドラムの径方向に移動可能であり、且つ、該ブレーキドラムの周方向には移動不能となるように、前記支持壁の他方面に支持されており、該ブレーキドラムの外周面との対向面が該ブレーキドラムの外周面に応じた凹面とされる制動部材と、前記テンションアームが前記近接方向へ揺動される際に前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するように該テンションアームに支持された押動部材とを備えたヒートシール装置を提供する。
【0012】
ましくは、前記制動部材を前記ブレーキドラムから離間する方向へ付勢する離間用付勢部材が備えられる。
【0013】
記押動部材は、前記ブレーキドラムの径方向に移動可能となるように前記テンションアームに支持されたプッシュロッドであって、前記テンションアームの前記近接方向への揺動動作に基づき前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するプッシュロッドと、前記プッシュロッドを前記制動部材に向けて付勢する緩衝用付勢部材とを有し得る。
【0014】
より好ましくは、前記ブレーキドラム及び前記制動部材を囲繞するように前記支持壁の他方面に装着されるカバーを、さらに備えることができる。
前記カバーには、前記プッシュロッドによる前記制動部材への操作を許容する開口が設けられる。
【0015】
さらに、本発明は、前記何れかの態様に係るヒートシール装置と、薬剤を分割供給する薬剤分配装置とを備えた薬剤分包装置を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明に係るヒートシール装置の好ましい一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態においては、ヒートシール装置1が薬剤分包装置100に組み込まれて使用される場合を例に説明する。
図1は、薬剤分包装置100に組み込まれた状態のヒートシール装置1の部分斜視図である。
【0017】
前記薬剤分包装置100は、前記ヒートシール装置1と、散薬及び/又は錠剤を分配供給する薬剤分配装置200とを備えている。
前記ヒートシール装置1は、長尺の熱溶着性シート300をロール状に巻き回してなる紙管体310から該熱溶着性シート300を繰り出し、前記薬剤分配装置200から供給される所定量の薬剤を個別包装し得るように構成されている。
【0018】
図2に図1におけるII矢視図を示す。図2は、下記駆動手段によって熱溶着性シート300が搬送されている状態を表している。
図1及び図2に示すように、前記ヒートシール装置1は、支持壁11を有する架台部材10と、前記支持壁11の一方面側11a及び他方面側11bに延びるように該支持壁11に相対回転自在に装着された紙管ドラム20と、前記紙管ドラム20に支持された紙管体310から前記熱溶着性シート300を繰り出す駆動手段(図示せず)と、前記紙管ドラム20に近接する揺動方向一方側の近接方向(図2においては時計回り方向)及び該紙管体から離間する揺動方向他方側の離間方向(図2においては反時計回り方向)に、前記紙管ドラム20の回転軸線と平行な揺動軸30a周り揺動し得るように前記支持壁11の他方面側11bにおいて前記架台部材10に支持されたテンションアーム30と、前記テンションアーム30を前記近接方向に付勢するテンション付勢部材40と、前記駆動手段によって繰り出される前記熱溶着性シート300の搬送経路に介挿されるテンションバー50と、前記熱溶着性シート300に対してヒートシールを行うヒートシール手段60とを備えている。
【0019】
なお、図中の符号91〜93は、前記紙管体310から繰り出された熱溶着性シート300を案内する案内バーであり、必要又は所望に応じて、前記ヒートシール装置1に備えられる。
又、図中の符号13は、前記テンションアーム30が前記揺動軸30aに沿った方向へ移動することを防止する為の案内部材であり、必要又は所望に応じて、前記ヒートシール装置1に備えられる。
【0020】
本実施の形態においては、前記紙管ドラム20は、前記紙管体310を前記支持壁11の一方面側11aで相対回転不能に支持するように構成されている。
そして、前記テンションバー50は、前記支持壁11に形成された案内溝15に挿通された状態で、基端部が前記支持壁11の他方面側11bにおいて前記テンションアーム30に連結され且つ自由端部が前記支持壁11の一方面側11aにおいて前記熱溶着性シート300と係合している。
【0021】
即ち、前記テンションバー50は、前記駆動手段によって熱溶着性シート300に付加される引張力により、前記テンションアーム30が前記テンション付勢部材40の付勢力に抗して前記離間方向へ揺動されるように該熱溶着性シート300と係合している。
【0022】
ここで、図2を参照しつつ、前記駆動手段の作動状態(駆動手段によって熱溶着性シートが搬送されている状態)における前記テンションバー50及びテンションアーム30の動作を説明する。
【0023】
前述の通り、前記駆動手段による前記熱溶着性シート300の搬送時には、該駆動手段によって熱溶着性シート300に付加される引張力が前記テンション付勢部材40の付勢力に抗して前記テンションアーム30に作動的に作用するようになっており、これにより、前記テンションアーム30及び前記テンションバー50は、図2に示す搬送位置に位置する。
【0024】
このように、本実施の形態に係るヒートシール装置1は、作動状態の駆動手段による引張力と前記テンション付勢部材40による付勢力とを釣り合わせた状態で、熱溶着性シート300の搬送動作を行うように構成されており、これにより、搬送中の熱溶着性シート300の張力変動を可及的に防止し、正確なシート送り動作を行えるようになっている。
【0025】
好ましくは、前記案内溝15は、前記テンションバー50及び前記テンションアーム30が前記搬送位置を越えて揺動方向他方側へ揺動し得るように構成される。
斯かる好ましい態様によれば、搬送中の熱溶着性シートの張力変動をより確実に防止できる。
【0026】
次に、前記駆動手段が搬送を停止している状態における前記テンションバー50及びテンションアーム30の動作を説明する。
図3に図1におけるII矢視図を示す。図3は、前記駆動手段による熱溶着性シート300の搬送が停止されている状態を表している。
【0027】
前記駆動手段による前記熱溶着性シート300の搬送が停止されている際には、該熱溶着性シート300には前記引張力が作用されない。
より詳しくは、搬送停止中においては、前記熱溶着性シート300は前記駆動手段によって引張されることはないが、該駆動手段(例えば搬送ローラ等)によって狭持されたままの状態となる。
即ち、搬送停止中において、前記テンションアーム30及び前記テンションバー50は、前記駆動手段によって狭持された熱溶着性シート300と係合した状態で、前記テンション付勢部材40の付勢力を受けることになり、その結果、図3に示す停止位置に位置する。
【0028】
好ましくは、前記案内溝15は、前記テンションバー50及び前記テンションアーム30が前記停止位置を越えて揺動方向一方側へ揺動し得るように構成される。
斯かる好ましい態様によれば、停止中の熱溶着性シートの張力変動をより確実に防止できる。
【0029】
前記ヒートシール装置1は、前記構成に加えて、前記支持壁11の他方面側11bにおいて前記紙管ドラム20に相対回転不能に支持されたブレーキドラム70と、前記テンションアームの前記近接方向への揺動動作に基づき、前記ブレーキドラム70に対して制動力を付加する制動部材80とを有するブレーキ機構を備えており、これにより、以下の効果を奏するようになっている。
なお、図中の符号71は、前記ブレーキドラム70を前記紙管ドラム20に対して相対回転不能に連結する為の軸継手である。
【0030】
即ち、前述の通り、前記駆動手段による前記シート300の搬送が停止されると、前記テンションアーム30は前記搬送位置から前記停止位置へ向けて近接方向へ揺動する。
本実施の形態に係るヒートシール装置1は、斯かるテンションアーム30の近接方向への揺動動作に基づき、前記制動部材80が前記ブレーキドラム70と摩擦接触するように構成されている。
従って、前記シート300の搬送停止時において、前記紙管ドラム20が意に反して回転することを有効に防止でき、これにより、熱溶着性シート300の“たるみ”を防止できる。
【0031】
より詳しくは、図2に示す駆動手段の作動状態から、該駆動手段を停止させると、繰り出された熱溶着性シート300は該駆動手段に把持された状態で停止する。他方、前記紙管ドラム20は慣性力によって若干回転を続ける。
従って、斯かる紙管ドラム20の慣性回転を停止させないと、テンションバー30と紙管体310との間において熱溶着性シート300が“たるむ”ことになる。斯かる“たるみ”が存在すると、停止状態から駆動手段を作動させた直後において、熱溶着性シート300を所望テンションに維持することができず、その結果、シール不良等の不都合が生じる。
本実施の形態に係るヒートシール装置1は前記構成を備えることにより、駆動手段の搬送停止に連動して、前記制動部材80がブレーキドラム70に制動力を付加するようになっており、前記紙管ドラム20の慣性力による回転を有効に防止でき、前記“たるみ”を防ぐことができる。
【0032】
図2及び図3に示すように、本実施の形態においては、前記制動部材80は、前記ブレーキドラム70の回転軸線を基準にして径方向移動可能且つ周方向移動不能となるように前記支持壁11の他方面側11bに支持されており、さらに、前記テンションアーム30の前記近接方向への揺動動作に基づき前記ブレーキドラム70に向けて押動されるように構成されている。
【0033】
具体的には、前記制動部材80は、前記支持壁11の他方面側11bに備えられた制動部材カバー85に収容されている。
即ち、該制動部材カバー85は、前記ブレーキドラム70の回転軸線を基準にして該ブレーキドラム70の外周面に近接した内方壁85aと、該内方壁85aからブレーキドラム70の径方向外方に位置した外方壁85bと、前記内方壁85a及び外方壁85bの対応端部間に延びる一対の径方向壁85cとを有している。
【0034】
前記制動部材80は、制動部材カバー85の内部空間内に収容される基部81と、前記内方壁85aに設けられた開口86を介して該基部81から前記ブレーキドラム70の外周面へ向かって延びる制動部82とを有している。
【0035】
前記基部81は、前記ブレーキドラム回転軸線を基準にした周方向幅が前記一対の径方向壁85c間の距離と略同一とされ、且つ、前記ブレーキドラム回転軸線を基準にした径方向幅が前記内方壁85a及び外方壁85b間の距離よりも短くされており、これにより、前記制動部材80は、前記ブレーキドラム回転軸を基準にして周方向へは移動不能且つ径方向へは移動可能とされている。
【0036】
前記制動部82は、前記基部81から段部83を伴って小径とされている。
好ましくは、前記制動部82は、前記ブレーキドラム70の外周面との対向面が該ブレーキドラム外周面に応じた凹面とされる。
斯かる凹面を備えることにより、制動部82とブレーキドラム70の外周面との接触面積を拡大させることができる。
なお、本実施の形態においては、前記制動部82にブレーキパッド82aを設けている。
【0037】
より好ましくは、前記制動部材80の段部83と前記制動部材カバー85の内方壁85aとの間に、前記制動部材80を前記ブレーキドラム70の回転軸線を基準にして径方向外方へ付勢する離間用付勢部材88を備えることができる。
斯かる離間用付勢部材88を備えることにより、前記制動部材80に外部操作力が付加されない状態において、該制動部材80がブレーキドラム70と接触することを有効に防止できる。
【0038】
本実施の形態に係るブレーキ機構は、さらに、前記テンションアーム30が前記近接方向へ揺動される際に前記制動部材80を前記ブレーキドラム70に向けて押動するように該テンションアーム30に支持された押動部材75を備えている。
【0039】
前記押動部材75は、前記ブレーキドラム回転軸線を基準にしてブレーキドラム70の径方向に移動可能となるように前記テンションアーム30に支持されたプッシュロッド76であって、前記テンションアーム30の前記近接方向への揺動動作に基づき前記制動部材80を前記ブレーキドラム70に向けて押動するプッシュロッド76と、前記プッシュロッド76を前記制動部材80に向けて付勢する緩衝用付勢部材77とを有している。
【0040】
斯かる押動部材75を備えることにより、前記テンションアーム30の近接方向への揺動動作に基づく前記制動部材80への操作力(押圧力)を漸増させることができ、該制動部材80と前記ブレーキドラム70との急激な接触を防止できる。
【0041】
本実施の形態においては、前記押動部材75は、前記テンションアーム30に装着される押動部材カバー78を有しており、前記プッシュロッド76は該押動部材カバー78に移動自在に収容されている。
【0042】
より好ましくは、前記ブレーキ機構に、前記ブレーキドラム70及び前記制動部材80を囲繞するブレーキカバー95を備えることができる。
斯かるブレーキカバー95を備えることにより、散薬等が制動部材80とブレーキドラム70との摩擦接触面に入り込むことを有効に防止できる。
なお、前記ブレーキカバー95には、前記プッシュロッド76による前記制動部材80への操作を許容する開口95aが設けられる。
【0043】
本実施の形態に係るヒートシール装置1は、前記構成に加えて、さらに紙切れ検出機構400を備えている。
図4に、前記紙管体310に巻き回されている熱溶着性シート300が使い果たされた際の前記テンションバー50及びテンションアーム30の状態を示す。
【0044】
前記熱溶着性シート300が使い果たされると、当然ながら前記テンションバー50は該熱溶着性シート300とは係合しなくなる。前述の通り、前記テンションアーム30は、前記テンション付勢部材40によって前記近接方向へ常時付勢されているから、熱溶着性シート300が使い果たされた状態においては前記テンションバー50及びテンションアーム30は、図4に示すように、前記案内溝15によって画される揺動可能範囲の揺動方向一方側端部位置(紙切れ位置)まで揺動される。
【0045】
前記紙切れ検出機構400は、斯かる前記テンションバー50及びテンションアーム30の揺動動作を検出し得るように構成されている。
具体的には、前記紙切れ検出機構400は、前記テンションアーム30が図4に示す紙切れ位置に位置する際にのみ該テンションアーム30と係合する紙切れスイッチ410を有している。
【0046】
このように、前記紙切れ検出機構400は、常時揺動方向一方側へ付勢されているテンションバー50及びテンションアーム30が、前記駆動手段による熱溶着性シート300の搬送時には揺動方向他方側の搬送位置(図2参照)に位置し、且つ、前記駆動手段による熱溶着性シート300の搬送停止時には揺動方向一方側の停止位置(図3参照)に位置するように構成されたヒートシール装置において、前記テンションバー50及びテンションアーム30が前記停止位置を越えてさらに揺動方向一方側へ揺動されたことを検出するように構成されている。
【0047】
斯かる前記テンションバー50及び前記テンションアーム30の停止位置を越えた揺動方向一方側への揺動は、熱溶着性シート300が使い果たされて該熱溶着性シート300と前記テンションバー50との係合が解除されたことを意味するから、前記紙切れ検出機構400を備えることにより、熱溶着性シート300の消尽を確実に検出することができ、これにより、熱溶着性シート300が既に存在しないにも拘わらず薬剤のみが供給される等の分包ミスを有効に防止できる。
【0048】
なお、本実施の形態においては、前記制動部材80を前記テンションアーム30とは別部材としたが、これに代えて、制動部材をテンションアーム30と一体化することも可能である。
即ち、テンションアーム30の前記近接方向への揺動動作に基づき前記ブレーキドラム70に制動力が付加される限り、制動部材は種々の態様をとり得る。
例えば、テンションアーム30のブレーキドラム70との対向面自体を前記制動部材として用いることもできるし、若しくは、テンションアーム30に装着されたブレーキパッド等を制動部材として用いることもできる。
【0049】
実施の形態2.
以下、本発明に係るヒートシール装置の他の実施の形態について、図5及び図6を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係るヒートシール装置は、前記紙切れ検出機構400に関連する部材以外は前記実施の形態1に係るヒートシール装置と同一構成である。
従って、本実施の形態において、前記実施の形態1におけると同一又は相当部材には同一符号を用いてその説明を省略する。
【0050】
図5及び図6に、図1におけるII矢視図に相当する図であって、前記紙切れ検出機構に関連する部材のみを抽出した概略図を示す。なお、図5及び図6は、それぞれ、前記駆動手段の停止状態及び熱溶着性シートが使い果たされた紙切れ状態を示している。
【0051】
図5及び図6に示すように、本実施の形態に係るヒートシール装置1’は、前記テンションアーム30に代えてテンションアーム30’を有している。
前記テンションアーム30’は、基端部が前記支持壁11に前記揺動軸30a周り揺動自在に支持されたアーム本体31’と、該アーム本体31’に対して一方向のみ揺動自在とされたアーム連結部35’とを有している。
【0052】
より詳しくは、前記アーム本体31’は、前記実施の形態1におけるテンションアーム30と同様、前記テンション付勢部材40によって常時揺動方向一方側(図5及び図6においては時計回り方向)へ付勢されている。
【0053】
前記アーム連結部35’は、前記テンションバー50を支持する部材であって、前記アーム本体31’とは別体とされている。
詳しくは、該アーム連結部35’は、前記揺動軸30aと平行な枢支軸30b’周りに前記揺動方向一方側へは揺動可能且つ前記揺動方向他方側へは揺動不能となるように前記アーム本体31’に連結されている。
【0054】
図7に、図5におけるVII-VII線断面図を示す。
具体的には、前記アーム連結部35’は、前記アーム本体31’の先端部に対して前記枢支軸30b’周り揺動自在に連結される基端部36’と、該基端部36’から先端側へ延び、前記テンションバー50を支持する先端部37’とを有している。
【0055】
前記基端部36’は、図7に示すように、前記枢支軸30b’に揺動自在に支持される一対の側面36a’と、テンションアーム30’の揺動方向他方側において該一対の側面36a’間を連結する当接面36b’とを有する断面コ状とされている。
【0056】
前記当接面36b’は前記アーム本体31’の先端部と当接するように構成されており、これにより、前記アーム連結部35’は前記アーム本体31’に対して揺動方向一方側へは揺動可能且つ揺動方向他方側へは揺動不能とされている。
【0057】
さらに、本実施の形態に係るヒートシール装置は、前記案内溝15に代えて、案内溝15’を有している。
該案内溝15’は、前記テンションアーム30’が前記搬送位置から前記停止位置の間を揺動する際に前記テンションバー50を案内する曲率部16’と、該曲率部16’から揺動方向一方側且つ下方へ偏向して延びる偏向部17’とを有している。
【0058】
斯かる構成のヒートシール装置は以下のように動作する。
即ち、前記駆動手段が熱溶着性シート300を狭持したまま搬送を停止した際には、前記テンションバー50及びテンションアーム30’は、前記停止位置に位置する。
この際、前記テンションバー50は、図5に示すように、前記案内溝15’の曲率部16’内に位置している。
【0059】
他方、熱溶着性シートが使い果たされた紙切れ状態の際には、前記テンションバー50及びテンションアーム30’は前記テンション付勢部材40の付勢力によって前記停止位置からさらに揺動方向一方側へ揺動する。
この際、前記テンションバー50は前記案内溝15’の曲率部16’から偏向部17’へ移行し、斯かるテンションバー50の移動によって、前記アーム連結部35’が前記アーム本体31’に対して前記枢支軸30b’周りに揺動方向一方側へ揺動する(図6)。
【0060】
より詳しくは、紙切れ状態が発生すると、前記アーム本体31’は実質的に前記停止位置に位置したまま、前記アーム連結部35’が該アーム本体31’に対して揺動方向一方側へ揺動しつつ前記テンションバー50が前記曲率部16’から偏向部17’へ移行する。
【0061】
従って、前記テンションバー50が前記偏向部17’へ移行されて前記アーム連結部35’が前記アーム本体31’に対して揺動された際にのみ、該アーム連結部35’と係合するように前記紙切れスイッチ410を配設することにより、前記テンションアーム30’の実質的な揺動範囲の拡大を招くことなく、搬送停止状態時のアーム連結部35’の位置と、紙切れ状態時のアーム連結部35’の位置との変位幅を大きくとることができる。
従って、前記紙切れスイッチ410による紙切れ検出をより確実に行うことができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るブレーキ機構によれば、簡単な構造でありながら、駆動手段による熱溶着性シートの搬送停止時に紙管ドラムに対して確実に制動力を付加することができる。
【0063】
又、本発明に係るヒートシール装置によれば、簡単な構造でありながら、駆動手段による熱溶着性シートの搬送時においては該熱溶着性シートに作用する張力変動を防止でき、且つ、駆動手段による熱溶着性シートの搬送停止時においては紙管ドラムに対して確実に制動力を付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に係るヒートシール装置が組み込まれた薬剤分包装置の斜視図である。
【図2】図2は、図1における矢印IIに沿って視た矢視図であり、駆動手段による熱溶着性シートの搬送状態を示している。
【図3】図3は、図1における矢印IIに沿って視た矢視図であり、駆動手段による熱溶着性シートの搬送が停止されている状態を示している。
【図4】図4は、図1における矢印IIに沿って視た矢視図であり、熱溶着性シートが使い果たされた紙切れ状態を示している。
【図5】図5は、本発明の他の実施の形態に係るヒートシール装置における紙切れ検出機構の動作説明図であり、熱溶着性シートの搬送停止状態を示している。
【図6】図6は、本発明の他の実施の形態に係るヒートシール装置における紙切れ検出機構の動作説明図であり、熱溶着性シートの紙切れ状態を示している。
【図7】図7は、図5におけるVII-VII線断面図である。
【符号の説明】
1 ヒートシール装置
10 架台部材
11 支持壁
15 案内溝
15’ 案内溝
16’ 曲率部
17’ 偏向部
20 紙管ドラム
30 テンションアーム
30’ テンションアーム
31’ アーム本体
35’ アーム連結部
40 テンション付勢部材
50 テンションバー
60 ヒートシール手段
70 ブレーキドラム
75 押動部材
76 プッシュロッド
77 緩衝用付勢部材
80 制動部材
88 離間用付勢部材
95 カバー
100 薬剤分包装置
410 紙切れスイッチ

Claims (10)

  1. 架台部材に相対回転自在に装着された紙管ドラムであって、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回してなる紙管体を相対回転不能に支持する紙管ドラムと、該紙管ドラムに支持された紙管体から前記熱溶着性シートを繰り出す駆動手段と、前記紙管ドラムに近接する近接方向及び該紙管体から離間する離間方向に揺動し得るように前記架台部材に揺動自在に支持されたテンションアームと、前記テンションアームを前記近接方向に付勢するテンション付勢部材と、前記駆動手段によって繰り出される前記熱溶着性シートの搬送経路に介挿されるように前記テンションアームに支持されたテンションバーであって、前記駆動手段によって該熱溶着性シートに付加される引張力により前記テンションアームが前記テンション付勢部材の付勢力に抗して前記離間方向へ揺動されるように該熱溶着性シートと係合するテンションバーと、前記熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシール手段とを備え、前記熱溶着性シートから個々に区画された包装体を形成するヒートシール装置に適用されるブレーキ機構であって、
    前記紙管ドラムに相対回転不能に支持されたブレーキドラムと、
    前記ブレーキドラムに対して径方向に接離し得るように該ブレーキドラムの径方向に移動可能であり、且つ、該ブレーキドラムの周方向には移動不能となるように、前記架台部材に支持されており、該ブレーキドラムの外周面との対向面が該ブレーキドラムの外周面に応じた凹面とされる制動部材と、
    前記テンションアームが前記近接方向へ揺動される際に前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するように該テンションアームに支持された押動部材とを備えていることを特徴とするブレーキ機構。
  2. 前記制動部材を前記ブレーキドラムから離間する方向へ付勢する離間用付勢部材を、さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ機構。
  3. 前記押動部材は、前記ブレーキドラムに対して径方向に移動可能となるように前記テンションアームに支持されたプッシュロッドであって、前記テンションアームの前記近接方向への揺動動作に基づき前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するプッシュロッドと、
    前記プッシュロッドを前記制動部材に向けて付勢する緩衝用付勢部材とを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のブレーキ機構。
  4. 前記ブレーキドラム及び前記制動部材を囲繞するように前記架台部材に装着されるカバーを、さらに備え、
    前記カバーには、前記プッシュロッドによる前記制動部材への操作を許容する開口が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のブレーキ機構。
  5. 前記制動部材は、前記ブレーキドラムとの対向面にブレーキパッドを有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のブレーキ機構。
  6. 支持壁を有する架台部材と、
    前記支持壁の一方面側及び他方面側に延びるように該支持壁に相対回転自在に装着された紙管ドラムであって、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回してなる紙管体を前記支持壁の一方面側で相対回転不能に支持する紙管ドラムと、
    前記紙管ドラムに支持された紙管体から前記熱溶着性シートを繰り出す駆動手段と、
    前記紙管ドラムに近接する近接方向及び該紙管体から離間する離間方向に揺動し得るように前記支持壁の他方面側において前記架台部材に揺動自在に支持されたテンションアームと、
    前記テンションアームを前記近接方向に付勢するテンション付勢部材と、
    前記駆動手段によって繰り出される前記熱溶着性シートの搬送経路に介挿されるように、前記支持壁に設けられた案内溝に挿通された状態で前記テンションアームに支持されたテンションバーであって、前記駆動手段によって該熱溶着性シートに付加される引張力により前記テンションアームが前記テンション付勢部材の付勢力に抗して前記離間方向へ揺動されるように該熱溶着性シートと係合するテンションバーと、
    前記熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシール手段と、
    前記支持壁の他方面側において前記紙管ドラムに相対回転不能に支持されたブレーキドラムと、
    前記ブレーキドラムに対して径方向に接離し得るように該ブレーキドラムの径方向に移動可能であり、且つ、該ブレーキドラムの周方向には移動不能となるように、前記支持壁の他方面に支持されており、該ブレーキドラムの外周面との対向面が該ブレーキドラムの外周面に応じた凹面とされる制動部材と、
    前記テンションアームが前記近接方向へ揺動される際に前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するように該テンションアームに支持された押動部材とを備えていることを特徴とするヒートシール装置。
  7. 前記制動部材を前記ブレーキドラムから離間する方向へ付勢する離間用付勢部材を、さらに備えていることを特徴とする請求項6に記載のヒートシール装置。
  8. 前記押動部材は、前記ブレーキドラムの径方向に移動可能となるように前記テンションアームに支持されたプッシュロッドであって、前記テンションアームの前記近接方向への揺動動作に基づき前記制動部材を前記ブレーキドラムに向けて押動するプッシュロッドと、
    前記プッシュロッドを前記制動部材に向けて付勢する緩衝用付勢部材とを有していることを特徴とする請求項6又は7に記載のヒートシール装置。
  9. 前記ブレーキドラム及び前記制動部材を囲繞するように前記支持壁の他方面に装着されるカバーを、さらに備え、
    前記カバーには、前記プッシュロッドによる前記制動部材への操作を許容する開口が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のヒートシール装置。
  10. 請求項6から9の何れかに記載のヒートシール装置と、
    薬剤を分割供給する薬剤分配装置とを備えていることを特徴とする薬剤分包装置。
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