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JP4185709B2 - 塵芥収集車の動作プログラムの変更方法 - Google Patents
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JP4185709B2 - 塵芥収集車の動作プログラムの変更方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、塵芥収集車に、例えば積込や排出動作などをさせるための動作プログラムのうちの、例えば積込動作についての標準動作プログラムをオプション動作プログラムに変更する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
塵芥収集車は、コントローラによってメモリROMから読み出される動作プログラムが実行されて、例えば積込・排出動作を行うことができる。したがって、メモリROMには、塵芥収集車において実行される複数の動作プログラムのそれぞれについて、標準動作プログラム及びこれに対応するオプション動作プログラムが予め記憶されている。そして、これら動作プログラムのうちの、例えば積込動作についての標準動作プログラムをオプション動作プログラムに変更することを、ユーザなどから要求されることがある。かかる変更方法の一つが、本出願人に係る特願2001−334229において提案されている。
これに提案されている変更方法は、上述した積込動作についての標準動作プログラムをオプション動作プログラムに変更する場合には、操作盤に設けられている積込ボタンや逆転ボタン、押込ボタンなどの操作ボタンのうちの所定の操作ボタンを所定の順序に従って所定の操作のしかたで操作することで、コントローラの内臓メモリ内に書き込まれている、積込動作についての標準動作プログラムの読み出し指令値が、そのオプション動作プログラムの読み出し指令値に書き換えられ、プログラム変更がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような所定の操作ボタンの組合せで所定の操作のしかたによる変更では、上述した積込動作のように標準動作プログラムとオプション動作プログラムとのいずれかを選択でき、更には、選択できるオプション動作プログラムも多い場合には、あまりに煩雑になり過ぎ、また、操作ボタンの押し間違えや操作のしかたの間違いが生じ易くなって、使い勝手に欠け実用的でなくなる不具合がある。また、操作ボタンの押し間違えによっては、当該操作ボタンの動作プログラムが実行されてしまう事態も生じかねない。
また、操作ボタンの操作のしかたを知ってさえいれば変更できるので、完全には動作プログラムをユーザ側で変更できなくすることはできない。
【0004】
本発明の目的は、手数が掛からず簡単で、実用的な塵芥収集車の動作プログラムの変更方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る塵芥収集車の動作プログラムの変更方法は、塵芥収集車において実行される積込または排出動作などの動作プログラムのそれぞれについての、標準動作プログラム及び該標準動作プログラムとは異なる制御を行うオプション動作プログラムが予め記憶されているメモリROMを備え、このメモリROMからコントローラによって読み出される、前記積込または排出動作などの標準動作プログラムを前記オプション動作プログラムにプログラム変更する方法であって、前記コントローラの本体に記憶保持型メモリが設けられて動作プログラムを選択する読み出し指令値が記憶され、前記メモリROMを取り外して、前記コントローラの、前記標準動作プログラムの読み出し指令値を前記オプション動作プログラムの読み出し指令値に書き換えるための書換ROMを取り付け、該ROMを動作させることにより前記読み出し指令値を書き換えてプログラム変更を可能にしたものである。
本変更方法は、従来のような操作ボタンの組合せ及びその操作のしかたによる方法とは異なり、書換ROMに書き込まれた書換プログラムによる方法なので、手数が掛からず簡単で、しかも、実用的で使い易いことに加え、上述した標準動作プログラムとは異なる制御を行うオプション動作プログラムが増えても、従来の操作ボタンの組合せ等による方法に比し容易に対応できる。また、本変更方法では、動作プログラムが記憶されたメモリROMを取り外し、この代わりに書換ROMを取り付けて書き換えが行われるので、書き換えしているときに動作プログラムが実行されてしまうようなことは生じない。また、本変更方法では、書換ROMをユーザ側に渡さなければユーザ側では動作プログラムを変更することができない。
【0006】
また、本発明の請求項2に係る塵芥収集車の動作プログラムの変更方法では、上述した書換ROMによる指令値の書換は、当該書換ROMに記憶されている書換プログラムが、積込または排出動作などの動作プログラム変更のために設定された所定操作ボタンのボタン操作に基づき実行されることにより行われるようにしたもので、所定の操作ボタンとは、塵芥収集車の操作盤に設けられている、例えば積込ボタンや排出ボタン等であり、これらボタン操作からの制御信号により、例えばコントローラが書換プログラムを実行させ、当該ボタン操作に対応する、ある動作の標準動作プログラムの読み出し指令値をそのオプション動作プログラムの読み出し指令値に書き換えるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の塵芥収集車の動作プログラムの変更方法に係る実施の形態を図1〜4を参照して説明する。
本変更方法は、図1に示すような回転板式の積込装置13を有する塵芥収集車1の動作プログラムに適用したものである。
最初に、塵芥収集車1の構成について図1,2を参照して説明する。
本塵芥収集車1は、その車両前方のキャブ2及びキャブ2の後方に配される塵芥収容箱3及び塵芥投入箱4で概略構成されている。このうちキャブ2には、運転席(図示せず)が設けられていることはもとよりであるが、内蔵メモリ5aを有する中央制御装置としてのコントローラ5が設けられており、このコントローラ5は、後に詳述する各種の動作プログラムが記憶されているメモリROM6との信号の送受を行うとともに、メインスイッチ7、PTOスイッチ8及び制御盤9に配された積込・排出切換スイッチ9aや、投入箱上下切換スイッチ9b、収容箱上下切換スイッチ9cの信号が入力される一方、後述の排出装置10や積込装置13等への制御信号が出力されるようになっている。
【0008】
これに対し、塵芥収容箱3は、車両前方に位置する部位が車両後方に位置する部位を支点に押上げられて傾斜するようになっており、この塵芥収容箱3内には、この中に積込まれた塵芥を排出するための排出装置10が設けられている。また、塵芥収容箱3の後部にその上端前部が支持された塵芥投入箱4は、塵芥収容箱3との間に架設されたリフトシリンダ11の伸縮により塵芥収容箱3に対し揺動可能になっており、かかる揺動により塵芥収容箱3の後部開口部が開閉されるようになる一方、塵芥投入箱4は、ロックシリンダ12aを備えた固縛装置12により塵芥収容箱3に係止されるようになっている。また、塵芥投入箱4内には、当該塵芥投入箱4に投入された塵芥を塵芥収容箱3に積込む積込装置13が設けられ、かかる積込装置13は、その押込板13aが押込シリンダ14の伸縮により矢印方向(図1)に揺動する一方、その回転板13bが油圧モータ(図示せず)により矢印方向(図1)に回転するようになっている。
そして、塵芥投入箱4の後面下部に操作盤15が設けられており、この操作盤15には、作業者が操作する、積込ボタン15aや、逆転ボタン15b、押込ボタン15c、戻りボタン15d、停止ボタン15e等が配されており、これらスイッチ15a〜15e等からの信号が、上記コントローラ5にそれぞれ入力されるようになっている(図2参照)。
【0009】
このような構成に係る塵芥収集車1でなされる動作の一例を、塵芥収容箱3に積込んだ塵芥を排出させるために塵芥投入箱4を上昇させる上昇動作で説明する。かかる上昇動作の標準動作は、動作A〜D(以下、標準動作A〜Dと称する)で構成され、これら標準動作A〜Dは、メモリROM6に記憶された当該標準動作A〜Dに対応する動作プログラムA〜D(以下、標準動作プログラムA〜Dと称する)がコントローラ5によって読み出されることにより行われる。即ち、これら標準動作A〜Dは、コントローラ5が、その内蔵メモリ5aのメモリ番地に書き込まれている標準動作プログラムA〜Dの各読み出し指令値を介してメモリROM6に記憶された標準動作プログラムA〜Dを順番に呼び出して実行することにより行われる。尚、内蔵メモリ5aは、電源を落としても記憶が保持される記憶保持型メモリである。
【0010】
これを図3に示す模式図で簡単に説明する。尚、標準動作A〜Dに対応するオプション動作A′〜D′が選択でき(説明の都合上、オプション動作は一つとする)、したがって、オプション動作A′〜D′に対応してオプション動作プログラムA′〜D′が設定されているものとする。そして、標準動作プログラムA〜Dの各読み出し指令値を論理「0」(以下、単に「0」と記す)とし、オプション動作プログラムA′〜D′の各読み出し指令値を論理「1」(以下、単に「1」と記す)とする。
図3に示すように、コントローラ5の内蔵メモリ5aのメモリK〜N番地には、標準動作プログラムA〜Dが呼び出されるように「0」が書き込まれている(但し、内蔵メモリ5aのK〜N番地には、動作A〜Dのための情報がそれぞれ書き込まれるようになっているものとする)。一方、メモリROM6のメモリK〜N番地には(理解を容易にするために、内蔵メモリ5aの番地と同じ記号を用いている)、指令値「0」に対応して標準動作プログラムA〜Dが、また、指令値「1」に対応してオプション動作プログラムA′〜D′がそれぞれ書き込まれている(メモリROM6のK〜N番地には、動作A〜Dのための情報がそれぞれ書き込まれるようになっていることはもちろんである)。
このような状態のときに、コントローラ5は、その内蔵メモリ5aのメモリK〜N番地の各指令値が「0」であることを判定し、メモリROM6のメモリK〜N番地に記憶された、指令値「0」に対応する標準動作プログラムA〜Dを順番に呼び出して実行する。これにより、塵芥収集車1では、標準動作A〜Dが行われる。
【0011】
ここで、具体的には、標準動作Aは、メインスイッチ7がONとなってエンジンが始動し、PTOスイッチ8がONのときに行われる積込・排出動作であり、また、標準動作Bは、制御盤9の投入箱上下切換スイッチ9bが上昇側にあるときに、塵芥投入箱4を上昇させる動作であり、また、標準動作Cは、塵芥投入箱4を上昇させるために、回転板13bを所定時間或いは所定角度逆転させ、その状態で押込板13aを後方に揺動させて戻す動作であり、また、標準動作Dは、ロックシリンダ12aを作動させて固縛装置12による塵芥投入箱4の固縛を解除し、その状態でリフトシリンダ11を作動させて塵芥収容箱3を上昇させる動作である。
【0012】
次に、本動作プログラムの変更方法を、図4を参照して説明する。尚、図4中、図3の構成要素と同一のものには、同一符号が付されている。
ここでは、標準動作Cの代わりにオプション動作C′を選択し、したがって、標準動作プログラムCに代わってオプション動作プログラムC′が実行されるようにする場合について説明する。
変更に際しては、メインスイッチ7をOFFにするなどしてからメモリROM6を取り外し、この代わりに書換ROM16を取り付け、しかる後、メインスイッチ7をONに戻すなどして書換ROM16の書換プログラム等が実行される環境をつくる。
そして、本実施の形態では、操作盤15の戻りボタン15dを操作し、かかるボタン操作からの制御信号に基づきコントローラ5により書換プログラムが実行され、内蔵メモリ5aのメモリM番地には、図4に示すように、読み出し指令値「1」が書き込まれる。即ち、当該ボタン操作に対応する、動作Cの標準動作プログラムCの読み出し指令値「0」が、オプション動作C′のオプション動作プログラムC′の読み出し指令値「1」に書き換えられる。これにより、本動作プログラムの変更が完了する。完了後は、エンジンを停止し、電源をOFFにしてから書換ROM16を取り外してメモリROM6を取り付けておく。
【0013】
これ以降は、標準動作プログラムCの代わりにオプション動作プログラムC′が実行され、したがって、標準動作Cに代わってオプション動作C′が行われる。即ち、コントローラ5は、その内蔵メモリ5aのメモリK〜N番地の各指令値を順次判定して行き、メモリK,L番地では指令値が「0」であると判定するので、上述同様に、メモリROM6のメモリK,L番地に記憶された、指令値「0」に対応する標準動作プログラムA,Bを順番に呼び出して実行する。しかるに、コントローラ5は、メモリM番地では指令値が「1」であると判定するので、メモリROM6のメモリM番地に記憶された、指令値「1」に対応するオプション動作プログラムC′を呼び出して実行する。そして、次のメモリN番地では指令値が「0」であると判定するので、上述同様に、メモリROM6のメモリN番地に記憶された、指令値「0」に対応する標準動作プログラムDを呼び出して実行する。これにより、塵芥収集車1において、標準動作A,標準動作B、オプション動作C′、標準動作Dの順に行われる。
ここで、オプション動作C′は、標準動作Cの動作のうち押込板13aを後方に揺動させて戻す動作を行わないようにしたものである。
【0014】
以上、本実施の形態では、標準動作Cの代わりにオプション動作C′が行われるようにプログラム変更する方法について説明したが、例えば標準動作Cの代わりにオプション動作C,C,Cのいずれかを選択できるようになっている場合には、例えば標準動作プログラムCの読み出し指令値を論理「00」とし、オプション動作プログラムC,C,Cの各読み出し指令値を論理「01」,「10」,「11」のようにして標準動作Cの代わりにオプション動作C,C,Cが行えるようにしてもよい。また、標準動作Cの代わりに全く別の標準動作Eが行われるようにプログラム変更することも、或いは、標準動作Cと標準動作Dとの間に新たな標準動作Fを追加するようにプログラム変更することも、本変更方法を用いれば、本変更方法が書換ROMに書き込まれた書換プログラムによる方法なので、従来の操作ボタンの組合せ等による方法に比し容易に対応できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の塵芥収集車の動作プログラムの変更方法によれば、従来のような操作ボタンの組合せ及びその操作のしかたによる方法とは異なり、書換ROMに書き込まれた書換プログラムによる方法なので、手数が掛からず簡単で、しかも、実用的で使い易いことに加え、上述した標準動作プログラムに対応するオプション動作プログラムが増えても、従来の操作ボタンの組合せ等による方法に比し容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る動作プログラムの変更方法が用いられる塵芥収集車の外観構成図である。
【図2】 図1の塵芥収集車の制御を示すブロック図である。
【図3】 図1の塵芥収集車で実行される標準動作プログラムの説明図である。
【図4】 図3の標準動作プログラムの一部を変更する場合の説明図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車
5 コントローラ
5a 内蔵メモリ(記憶保持型メモリ)
6 メモリROM
15a 積込ボタン(操作ボタン)
15b 逆転ボタン(操作ボタン)
15c 押込ボタン(操作ボタン)
15d 戻りボタン(操作ボタン)
15e 停止ボタン(操作ボタン)
16 書換ROM

Claims (2)

  1. 塵芥収集車において実行される積込または排出動作などの動作プログラムのそれぞれについての、標準動作プログラム及び該標準動作プログラムとは異なる制御を行うオプション動作プログラムが予め記憶されているメモリROMを備え、該メモリROMからコントローラによって読み出される、前記積込または排出動作などの標準動作プログラムを前記オプション動作プログラムにプログラム変更する方法であって、前記コントローラの本体に記憶保持型メモリが設けられて動作プログラムを選択する読み出し指令値が記憶され、前記メモリROMを取り外して、前記コントローラの、前記標準動作プログラムの読み出し指令値を前記オプション動作プログラムの読み出し指令値に書き換えるための書換ROMを取り付け、該ROMを動作させることにより前記読み出し指令値を書き換えてプログラム変更を行うことを特徴とする塵芥収集車の動作プログラムの変更方法。
  2. 前記書換ROMによる前記指令値の書換は、当該書換ROMに記憶されている書換プログラムが、前記積込または排出動作などの動作プログラム変更のために設定された所定操作ボタンのボタン操作に基づき実行されることにより行われることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車の動作プログラムの変更方法。
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