JP4186574B2 - 中古品見積システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザに提示する中古品見積システム、その方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザに提示するシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、コンピュータネットワークを用いたリサイクル支援方式が開示されており、ここでは、ユーザが見積入力画面で中古品を特定し見積金額の提示ボタンを選択した場合、サーバコンピュータがその中古品の見積金額を演算しユーザコンピュータへと送信する。また、非特許文献1には、新たに製品を購入するユーザを対象としたコンピュータ下取サービスが開示されており、ここでは、ユーザが情報入力画面にて中古コンピュータのCPU、メモリ、HDDなどの仕様に関する情報を入力したあと見積結果を要求すると、サーバ側からその中古コンピュータの下取見積金額が提示される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−215771
【非特許文献1】
“デルPC買取りサービス”、[online]、デルコンピュータ株式会社、[平成14年9月27日検索]、インターネット<URL:http://www.dell.com/jp/jp/dhs/topics/nnsegtopic_kaitori.htm>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザが業者に中古品を引き取ってもらいたい場合には、大きく分けて、新たに商品を購入するので今まで使っていた中古品が不要になる場合と、新たに商品を購入するわけではないが今まで使っていた中古品が不要になった場合とがあり、本明細書では前者における中古品の引取を「下取」、後者における中古品の引取を「買取」と称することとする。このように、中古品の引取には下取と買取の二つがあるが、特許文献1や非特許文献1ではこのうちのいずれか一方のみしか考慮されておらず、ユーザが下取をしてもらうか買取をしてもらうかを迷っているときの指標になりづらいという問題があった。また、中古品を引き取る側からすると、ユーザから中古品を引き取る機会を利用して商品購買意欲を喚起することが望ましい。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ユーザが中古品を引き取ってもらうときに下取に出すべきか買取に出すべきかの指標を提示可能な中古品見積システム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。また、ユーザから中古品を引き取る機会を利用して商品購買意欲を喚起できる中古品見積システム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上述の目的の少なくとも一つを達成するため、本発明は以下の手段を採用した。
【0007】
本発明の第1は、ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザコンピュータに提示する中古品見積システムであって、
前記ユーザコンピュータから前記中古品の見積要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、前記中古品の引取が商品の購入を伴う下取の場合の下取見積価格と前記中古品の引取が商品の購入を伴わない買取の場合の買取見積価格とを前記見積必要情報に基づいて決定する見積価格決定手段と、
前記見積価格決定手段によって決定された前記下取見積価格と前記買取見積価格とを含む見積情報を前記ユーザコンピュータに送信する見積情報送信手段と
を備えたものである。
【0008】
この中古品見積システムでは、ユーザコンピュータから中古品の見積要求とその中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古品の下取見積価格と買取見積価格とを見積必要情報に基づいて決定し、これら下取見積価格と買取見積価格とをユーザコンピュータに送信する。これにより、ユーザは下取見積価格と買取見積価格とを比較することができ、中古品を引き取ってもらうときに下取に出すべきか買取に出すべきかの指標とすることができる。
【0009】
なお、「中古品」とは、新品でない品物をいい、例えば新品を何度か使用した品物や新品を使用せず月日が経過した品物などをいう。また、見積価格決定手段は、中古品の見積要求と同時に見積必要情報を受信してもよいし、中古品の見積要求と見積必要情報とを別々に受信してもよい。
【0010】
本発明の中古品見積システムにおいて、前記見積価格決定手段は、前記下取見積価格が前記買取見積価格よりも有利になるように前記下取見積価格と前記買取見積価格とを決定してもよい。こうすれば、ユーザはできるだけ中古品を下取見積価格で引き取ってもらいたいと考えて商品の購入を検討することが期待される。つまり、ユーザから中古品を引き取る機会を利用して商品購買意欲を喚び起こすことができる。
【0011】
本発明の中古品見積システムにおいて、前記見積価格決定手段は、前記買取見積価格を決定したあと該買取見積価格に基づいて前記下取見積価格が前記買取見積価格よりも有利になるように前記下取見積価格を決定するか、前記下取見積価格を決定したあと該下取見積価格に基づいて前記下取見積価格が前記買取見積価格よりも有利になるように前記買取見積価格を決定してもよい。買取見積価格と下取見積価格とをいちいち個別に決定してもよいが、買取見積価格を決定したあとその買取見積価格に基づいて下取見積価格を決定するようにしたり、あるいは下取見積価格を決定したあとその下取見積価格に基づいて買取見積価格を決定するようにすれば、下取見積価格を買取見積価格よりも有利になるように簡単に決定することができる。具体的には、買取見積価格を決定したあと下取見積価格を買取見積価格の関数として演算したり、下取見積価格を決定したあと買取見積価格を下取見積価格の関数として演算したりしてもよく、例えば前者としては買取見積価格に所定のオフセット価格(>0)を加えたり所定の係数(>1)を乗じたりして下取見積価格を求めてもよく、後者としては下取見積価格に所定のオフセット価格(<0)を加えたり所定の係数(<1)を乗じたりして買取見積価格を求めてもよい。所定のオフセット価格や所定の係数は一定値としてもよいし価格に応じて決められた値としてもよい。
【0012】
本発明の中古品見積システムにおいて、前記見積価格決定手段は、前記買取見積価格の最低値と最高値及び前記下取見積価格の最低値と最高値を決定してもよい。こうすれば、ユーザは下取見積価格と買取見積価格とを比較する際に、両者の最低値同士あるいは最高値同士を比較することができるので指標としてより有用である
【0013】
本発明の中古品見積システムにおいて、前記見積情報送信手段は、前記見積情報として、前記買取見積価格と前記下取見積価格とに加えて前記ユーザが前記買取見積価格で買取を希望するときに選択する買取選択部と前記ユーザが前記下取見積価格で下取を希望するときに選択する下取選択部とを含む見積画面を前記ユーザコンピュータに送信してもよい。こうすれば、システム側は、買取選択部が選択されたときには商品を購入せず買取見積価格で引き取ってほしいというユーザの意思を認識でき、下取選択部が選択されたときには商品を購入するので下取見積価格で引き取ってほしいというユーザの意思を認識できる。例えば、買取選択部が選択されたときには中古品を買い取るために必要な情報をユーザに求めたりしてもよく、下取選択部が選択されたときには商品購入サイトへ移行したりしてもよい。
【0014】
このように前記見積情報送信手段が前記買取選択部と前記下取選択部とを含む前記見積情報を前記ユーザコンピュータに送信する場合において、前記ユーザコンピュータから前記ユーザが前記下取選択部を選択した旨を受信したとき、前記ユーザが下取を希望したときの前記見積必要情報と前記下取見積価格とを含む下取内容を記憶手段に保存する下取内容保存手段と、前記ユーザコンピュータから商品を購入する旨を受信したとき、前記記憶手段に保存された前記下取内容を読み出して送信し前記ユーザが前記下取内容での下取を行うか否かを確認する下取内容確認手段とを備えていてもよい。こうすれば、ユーザが商品を購入すると共に中古品の下取をしてもらう際には、以前見積要求したときの下取内容を確認するだけでよいため、再度中古品の見積要求をする手間がいらず、煩雑さがなくなる。
【0015】
本発明の中古品見積システムにおいて、前記見積必要情報に基づいて決定した前記買取見積価格が予め定めた買取可能価格帯にあるか否かを判定する買取判定手段を備え、前記見積情報送信手段は、前記買取判定手段によって前記買取見積価格が前記買取可能価格帯にないと判定されたときには前記買取見積価格を含まない前記見積情報を前記ユーザコンピュータに送信してもよい。つまり、中古品を単独で買い取る価値がない場合には買取見積価格を提示しないが、このような場合であっても商品の購入を伴う下取であればシステム側にとって意味があるから下取見積価格は提示する。こうすれば、ユーザは中古品を下取見積価格で引き取ってもらいたいと考え商品の購入を検討することが期待される。つまり、ユーザから中古品を引き取る機会を利用して商品購買意欲を喚起できる。
【0016】
上述のように前記見積情報送信手段が前記買取選択部と前記下取選択部とを含む前記見積画面を前記ユーザコンピュータに送信する場合、前記見積情報送信手段は、前記買取見積価格を含まない前記見積情報を前記ユーザコンピュータに送信する際、前記見積画面に前記買取選択部を含めずに送信するか又は前記見積画面に前記ユーザが選択できない状態の前記買取選択部を含めて送信してもよい。こうすれば、中古品の買取見積価格が提示されていないにもかかわらず、ユーザが誤って買取選択部を選択してしまうといった事態を回避できる。
【0017】
本発明の中古品見積システムにおいて、前記見積価格決定手段は、前記ユーザコンピュータから前記中古品の見積要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報として前記中古品に含まれる部品に関する情報を受信したとき、前記下取見積価格と前記買取見積価格とを前記部品に関する情報に基づいて決定してもよい。こうすれば、中古品に含まれる部品に応じて価値を判断することができる。
【0018】
本発明の第2は、ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザコンピュータに提示する中古品見積方法であって、
(a)サーバ側のコンピュータが、前記ユーザコンピュータから前記中古品の見積要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、前記中古品の引取が商品の購入を伴う下取の場合の下取見積価格と前記中古品の引取が商品の購入を伴わない買取の場合の買取見積価格とを前記見積必要情報に基づいて決定するステップと、
(b)前記サーバ側のコンピュータが、ステップ(a)で決定された前記下取見積価格と前記買取見積価格とを含む見積情報を前記ユーザコンピュータに送信するステップと
を含むものである。
【0019】
この中古品見積方法では、ユーザコンピュータから中古品の見積要求とその中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古品の下取見積価格と買取見積価格とを見積必要情報に基づいて決定し、これら下取見積価格と買取見積価格とをユーザコンピュータに送信する。これにより、ユーザは下取見積価格と買取見積価格との比較をすることができ、中古品を引き取ってもらうときに下取に出すべきか買取に出すべきかの指標とすることができる。なお、サーバ側のコンピュータは、1台であってもよいし、複数台であってもよい。
【0020】
本発明の第3は、ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザコンピュータに提示させるための中古品見積プログラムであって、
(a)前記ユーザコンピュータから前記中古品の見積要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、前記中古品の引取が商品の購入を伴う下取の場合の下取見積価格と前記中古品の引取が商品の購入を伴わない買取の場合の買取見積価格とを前記見積必要情報に基づいて決定するステップと、
(b)ステップ(a)で決定された前記下取見積価格と前記買取見積価格とを含む見積情報を前記ユーザコンピュータに送信するステップと
をサーバ側のコンピュータに実行させるための中古品見積プログラムである。
【0021】
この中古品見積プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムをサーバ側のコンピュータに実行させれば、サーバ側のコンピュータは、ユーザコンピュータから中古品の見積要求とその中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古品の下取見積価格と買取見積価格とを見積必要情報に基づいて決定し、これら下取見積価格と買取見積価格とをユーザコンピュータに送信する。これにより、ユーザは下取見積価格と買取見積価格との比較をすることができ、中古品を引き取ってもらうときに下取に出すべきか買取に出すべきかの指標とすることができる。なお、サーバ側のコンピュータは、1台であってもよいし、複数台であってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の中古品見積システム10の概略構成を表す説明図、図2はデータベースサーバのデータ記憶装置に記憶された各種データベースの説明図である。
【0023】
本実施形態の中古品見積システム10は、ウェブサーバ12と、データベースサーバ14とで構成され、それぞれネットワークケーブル18によって通信可能に接続されている。
【0024】
ウェブサーバ12は、ユーザが所有するパーソナルコンピュータの中古品を引き取る際の見積価格を提示する中古品見積サイトを開設するサーバである。このウェブサーバ12は、インターネット20を介して接続されたユーザコンピュータ40の要求窓口となるサーバであり、ユーザコンピュータ40から受信した要求内容に応じて自ら応答内容を作成してユーザコンピュータ40へ送信したり、ユーザコンピュータ40から受信した見積必要情報をデータベースサーバ14に渡してデータベースサーバ14に買取見積価格を演算させその演算結果を受け取りその演算結果から応答内容を作成してユーザコンピュータ40へ送信したりする機能などを有している。なお、見積必要情報とは、パーソナルコンピュータの中古品を構成する構成部品の種類や性能などに関する情報であるが、詳しくは後述する。
【0025】
データ記憶装置16は、データベースサーバ14に接続され、図2に示すように、パーソナルコンピュータの構成部品の部品名と種類と価格とをそれぞれ対応付けた部品価格テーブルを記憶している。パーソナルコンピュータの構成部品につき、部品名としてはCPU、メモリ、HDD、FDD、CD−ROM、LANカード、マニュアル、梱包箱などがあり、このうち、CPUはプロセッサ名とクロック周波数によって種類が決められその種類ごとに価格が決められており、メモリやHDDは容量によって種類が決められその種類ごとに価格が決められている。なお、図示しないが、CD−ROMは機能(DVDの読み取り可とか書き込み可など)によって種類が決められその種類ごとに価格が決められ、FDDやLANカードやマニュアルや梱包箱は種類の代わりに有か無に対応して価格が決められている。
【0026】
データベースサーバ14は、データ記憶装置16に接続され、ユーザコンピュータ40からウェブサーバ12を経由して受信したパーソナルコンピュータの見積必要情報に基づいてデータ記憶装置16を検索し、各構成部品の中古価格の総額を買取見積価格の最高値PAmaxとして演算し、ウェブサーバ12へ渡す機能などを有している。
【0027】
ユーザコンピュータ40は、個人又は法人が使用する周知の汎用パーソナルコンピュータであり、インストールされたウェブブラウザによりインターネット20を介してウェブサーバ12が開設する中古品見積サイトにアクセス可能である。また、ユーザコンピュータ40は、種々の画面情報をディスプレイ42に表示する。
【0028】
次に、本実施形態の中古品見積システム10の動作について説明する。図3は、ウェブサーバ12とデータベースサーバ14とユーザコンピュータ40の通信の様子を時系列的に表した説明図である。
【0029】
まず、ユーザがユーザコンピュータ40のウェブブラウザを立ち上げてウェブサーバ12が開設する中古品見積サイトのURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)を入力する。すると、ユーザコンピュータ40は、中古品見積サイトのトップページの取得要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS100)。これを受信したウェブサーバ12は、中古品見積サイトのトップページ画面をインターネット20を介してユーザコンピュータ40へ送信し(ステップS110)、これを受信したユーザコンピュータ40は図示しないトップページ画面をディスプレイ42に表示する。
【0030】
次いで、ユーザは、図示しないトップページ画面に設けられている見積要求ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、見積要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS120)。これを受信したウェブサーバ12は、見積必要情報入力画面をインターネット20を介してユーザコンピュータ40へ送信し(ステップS130)、これを受信したユーザコンピュータ40は、見積必要情報入力画面をディスプレイ42に表示する。ここで、見積必要情報とは、パーソナルコンピュータの中古品の見積に必要な情報であり、具体的にはパーソナルコンピュータの構成部品に関する情報である。図4は見積必要情報入力画面の一例である。ここでは、CPUについてはプロセッサ名とクロック周波数、メモリやHDDについては容量、CD−ROMについては機能(DVDの読み取り可とか書き込み可など)、FDDやLANカードやマニュアルや梱包箱についてはその有無を、プルダウンメニューによって選択し入力する。
【0031】
次いで、ユーザは、見積必要情報入力画面の各構成部品に関する情報を入力し、同画面に設けられた「OK」ボタン(図4参照)をクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、見積必要情報をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS140)。これを受信したウェブサーバ12は、データベースサーバ14に対して見積必要情報と共に買取見積価格の要求信号を送信する(ステップS150)。すると、これを受信したデータベースサーバ14は、見積必要情報に基づいてデータ記憶装置16に記憶された部品価格テーブル(図2参照)を参照して買取見積価格の最高値PAmaxを算出する。具体的には、CPUのプロセッサ名とクロック周波数に対応付けられた価格、メモリの容量に対応付けられた価格、HDDの容量に対応付けられた価格などを図2に例示した部品価格テーブルから読み出し、数1式に示すように、これらの部品価格の総額を買取見積価格の最高値PAmaxとして算出する。
【0032】
【数1】
PAmax=Σ(部品価格)
【0033】
このようにして買取見積価格の最高値PAmaxを算出したあと、データベースサーバ14は、その買取見積価格の最高値PAmaxをウェブサーバ12へ送信する(ステップS160)。すると、これを受信したウェブサーバ12は、図5に示す見積画面作成処理ルーチンを実行する。即ち、ウェブサーバ12は、まず、データベースサーバ14から受け取った買取見積価格の最高値PAmaxに基づいて、買取見積価格の最低値PAminや下取見積価格の最高値PBmax・最低値PBminを算出する(ステップ210)。各値を求める算出式の一例を数2式に示す。
【0034】
【数2】
PAmin=PAmax×k
PBmax=PAmax+α
PBmin=PBmax×k’
(但し、k<1,k’<1,α>0)
【0035】
続いて、買取見積価格の最高値PAmaxが閾値P1を越えているか否かを判定する(ステップS220)。この閾値P1は、買取見積価格の最高値PAmaxがこの閾値P1以下のときに中古品見積システム20側にとってその中古品を単独で買い取る価値がないと判断される値に設定されている。そして、PAmaxがP1を越えているときには、その中古品は商品の購入を伴わない買取の価値があり、また、新たな商品の購入を伴う下取の価値もあると判断し、買取・下取説明文と、買取見積価格の最低値PAmin・最高値PAmaxと、下取見積価格の最低値PBmin・最高値PBmaxと、買取ボタン・下取ボタン・キャンセルボタンを含む見積画面を作成し(ステップS230)、その後このルーチンを終了する。このときの見積画面の一例を図6に示す。なお、買取・下取説明文とは、買取見積価格は新たな商品の購入を伴わない場合の見積価格であり下取見積価格は新たな商品の購入を伴う場合の見積価格であること、正常に動作しない中古品は買取・下取の対象外であること、最終的な買取価格や下取価格は中古品の査定をシステム側が行った上で最低値から最高値までの範囲内で決定されること、中古品の所有権はシステム側に到着した時点でシステム側に移転されること等の説明文をいう(図6の「※注意事項」参照)。
【0036】
一方、ステップS220で買取見積価格の最高値PAmaxが閾値P1以下のときには、その中古品は商品の購入を伴わない買取の価値がないが商品の購入を伴う下取の価値はあると判断し、続いて下取見積価格の最高値PBmaxが閾値P2を越えているか否かを判定する(ステップS240)。この閾値P2は、下取見積価格の最高値PBmaxがこの閾値P2以下のときに中古品見積システム20側にとってその中古品の下取見積価格を幅を持たせる必要がないと判断される値に設定されている。そして、PBmaxがP2を越えているときには、その中古品は、新たな商品の購入を伴う下取見積価格を幅を持って提示する必要があると判断し、下取説明文と、下取見積価格の最低値PBmin・最高値PBmaxと、下取ボタン・キャンセルボタンとを含む見積画面を作成し(ステップS250)、その後このルーチンを終了する。このときの見積画面の一例を図7に示す。なお、下取説明文とは、今回の中古品は低価値のため商品の購入を伴わない買取はできず商品の購入を伴う下取のみの対象となること、正常に動作しない中古品は下取の対象外であること、最終的な下取価格は中古品の査定をシステム側が行った上で最低値から最高値までの範囲内で決定されること、中古品の所有権はシステム側に到着した時点でシステム側に移転されること等の説明文をいう(図7の「※注意事項」参照)。
【0037】
一方、ステップS240で下取見積価格の最高値PBmaxが閾値P2以下のときには、中古品見積システム20側にとってその中古品の下取見積価格を幅を持たせる必要がないと判断し、下取見積価格を固定額P2(ステップS240における閾値)に設定し、下取説明文と、下取見積価格P2と、下取ボタン・キャンセルボタンとを含む見積画面を作成し(ステップS260)、その後このルーチンを終了する。このときの見積画面の一例を図8に示す。なお、このときの下取説明文とは、今回の中古品は低価値のため商品の購入を伴わない買取はできず商品の購入を伴う下取のみの対象となること、正常に動作しない中古品は下取の対象外であること、中古品の所有権はシステム側に到着した時点でシステム側に移転されること等の説明文をいう(図8の「※注意事項」参照)。この場合、中古品の査定を行うことなく一定の下取見積価格P2で中古品の下取を行うことになる。以上の見積画面作成処理ルーチンが終了したあと、図3に戻り、ウェブサーバ12は作成した見積画面をユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS170)。これを受信したユーザコンピュータ40はディスプレイ42にその見積画面を表示する。
【0038】
このとき、図6に示す見積画面であったとすると、ユーザは、見積画面の買取見積価格と下取見積価格とを比較し、特に両価格の最低値同士や最高値同士を比較し、買取を希望する場合には「買取希望」ボタンをクリックし、下取を希望する場合には「下取希望」ボタンをクリックし、いずれも希望しない場合には「キャンセル」ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、「買取希望」ボタンがクリックされたときには買取要求を、「下取希望」ボタンがクリックされたときには下取要求を、「キャンセル」ボタンがクリックされたときにはキャンセル要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS180)。すると、これを受信したウェブサーバ12は、受信した信号が買取要求だったときには中古品の買取に必要な情報を入力するための図示しない買取必要情報入力画面をユーザコンピュータ40へ送信し、受信した信号が下取希望だったときには新たに商品を購入することのできる図示しない商品購入サイトへユーザコンピュータ40を接続し、受信した信号がキャンセル要求だったときには図示しないトップページ画面をユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS190)。ここで、買取必要情報とは、ユーザの住所、住所、電話番号、電子メールアドレスなどのほか、中古品のピックアップ先がユーザの住所と異なる場合にはそのピックアップ先の住所、担当者氏名、電話番号などである。
【0039】
また、図7や図8に示す見積画面であったとすると、ユーザは、注意事項を読むことにより今回の中古品は低価値のため買取の対象とならず下取の対象にしかならなかったことを認識した上で、下取を希望する場合には「下取希望」ボタンをクリックし、下取を希望しない場合には「キャンセル」ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、「下取希望」ボタンがクリックされたときには下取要求を、「キャンセル」ボタンがクリックされたときにはキャンセル要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS180)。すると、これを受信したウェブサーバ12は、受信した信号が下取希望だったときには新たに商品を購入することのできる商品購入サイトへユーザコンピュータ40を接続し、受信した信号がキャンセル要求だったときにはトップページ画面をユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS190)。
【0040】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のウェブサーバ12及びデータベースサーバ14が本発明の見積価格決定手段に相当し、ウェブサーバ12が見積画面送信手段及び買取判定手段に相当し、買取見積価格の最高値PAmaxにつき閾値P1を越える価格帯が買取可能価格帯に相当する。また、見積画面の内容が見積情報に相当し、買取ボタンが買取選択部に相当し、下取ボタンが下取選択部に相当する。
【0041】
以上詳述した本実施形態の中古品見積システム10では、ユーザコンピュータ40からパーソナルコンピュータの中古品の見積要求とその見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古品の買取見積価格の最低値PAmin・最高値PAmaxと下取見積価格の最低値PBmin・最高値PBmaxとを見積必要情報に基づいて決定し、買取見積価格が買取可能価格帯にあるときには、図6に示す見積画面をユーザコンピュータに送信する。これにより、ユーザは下取見積価格と買取見積価格とを比較することができ、中古品を引き取ってもらうときに下取に出すべきか買取に出すべきかの指標とすることができる。特に、ユーザは下取見積価格と買取見積価格とを比較する際に、両者の最低値同士あるいは最高値同士を比較することができるので指標としてより有用である。
【0042】
また、下取見積価格が買取見積価格よりも有利になるように設定されているため、ユーザはできるだけ中古品を下取見積価格で引き取ってもらいたいと考えて商品の購入を検討することが期待される。つまり、ユーザから中古品を引き取る機会を利用して商品購買意欲を喚び起こすことができる。
【0043】
更に、買取見積価格の最高値PAmaxを決定したあとこの買取見積価格の最高値PAmaxに基づいて買取見積価格の最低値PAmin、下取見積価格の最高値PBmax・最低値PBminを決定するため、下取見積価格を買取見積価格よりも有利になるように簡単に決定することができる。
【0044】
更にまた、中古品見積システム10は、図6の見積画面にて買取ボタンが選択されたときには商品を購入せず買取見積価格で引き取ってほしいというユーザの意思を認識でき、下取ボタンが選択されたときには商品を購入するので下取見積価格で引き取ってほしいというユーザの意思を認識できる。
【0045】
そしてまた、図5のステップS220で買取見積価格の最高値PAmaxが買取価格帯から外れているときには、ステップS250又はS260に進んで図7又は図8の見積画面のように買取見積価格を提示しないが、このような場合であっても商品の購入を伴う下取であれば中古品見積システム10側にとって意味があるから下取見積価格は提示するため、ユーザは中古品を下取見積価格で引き取ってもらいたいと考え商品の購入を検討することが期待される。つまり、ユーザから中古品を引き取る機会を利用して商品購買意欲を喚起できる。このとき、買取ボタンが表示されないため、誤って買取ボタンを選択してしまうおそれがない。
【0046】
そして更に、下取見積価格と買取見積価格とを中古品に含まれる部品に関する情報に基づいて決定してするため、中古品に含まれる部品に応じて価値を判断することができる。
【0047】
なお、本発明は上述した実施形態に何等限定されるものではなく、種々の形態で実施し得ることはいうまでもない。
【0048】
例えば、上述した実施形態では、パーソナルコンピュータの各構成部品の価格を部品価格テーブルから読み出しその部品価格の総額を買取見積価格の最高値PAmaxとしたが、部品価格の総額を買取見積価格の最低値PAminとし、この最低値PAminに基づいてPAmax,PBmax,PBminを求めてもよいし、あるいは、部品価格の総額を下取見積価格の最高値PBmaxとし、この最高値PBmaxに基づいてPAmax,PAmin,PBminを求めてもよいし、あるいは、部品価格の総額を下取見積価格の最低値PBminとし、この最低値PBminに基づいてPAmax,PAmin,PBmaxを求めてもよい。なお、各値を求める場合には、下取見積価格の最低値PBminから最高値PBmaxまでの価格帯が買取見積価格の最低値PAminから最高値PAmaxまでの価格帯よりも高額になるように、部品価格の総額にオフセット価格(>0)を足したり引いたりしてもよいし、部品価格の総額に1より大きい係数を乗じたり1より小さい係数を乗じたりしてもよいし、その他にどのような算出式を用いてもよい。
【0049】
また、上述した実施形態では、買取見積価格の最高値PAmaxと閾値P1とを比較しPAmaxがP1を越えたときに買取可能価格帯にあると判定したが、買取見積価格の最低値PAminと閾値P1’とを比較しPAminがP1’を越えたときに買取可能価格帯にあると判定してもよい。
【0050】
更に、上述した実施形態では、買取見積価格の最低値PAminと最高値PAmax、下取見積価格の最低値PBminと最高値PBmaxを求めたが、買取見積価格や下取見積価格を幅を持たせずに固定値として求めてもよい。
【0051】
更にまた、上述した実施形態のウェブサーバ12は、図3のステップS180において下取要求をユーザコンピュータ40から受信したとき、ステップS140で受信した見積必要情報と見積画面における下取見積価格の最低値PBmin・最高値PBmaxとを含む下取内容をウェブサーバ12に接続された図示しない下取内容記憶装置に保存し、ステップS190において商品購入サイトをユーザコンピュータ40に送信したあと、ユーザコンピュータ40からその商品購入サイトで商品を購入する旨を受信したとき下取内容記憶装置から保存した下取内容を読み出してその下取内容での下取を希望するか否かの画面をユーザコンピュータ40へ送信してもよい。こうすれば、こうすれば、ユーザが商品を購入すると共に中古品の下取をしてもらう際には、以前見積要求したときの下取内容を確認するだけでよいため、再度中古品の見積要求をする手間がいらず、煩雑さがなくなる。
【0052】
そしてまた、上述した実施形態では、買取見積価格の最高値PAmaxを部品価格テーブルから求めたあとこのPAmaxに基づいて下取見積価格の最高値PBmaxを算出したが、各部品ごとに買取時の価格の最高値と下取時の価格の最高値をテーブル化しておき、下取見積価格の最高値PBmaxも部品価格テーブルから求めてもよいし、更に各部品ごとに買取時の価格の最低値と下取時の価格の最低値をテーブル化しておき買取見積価格の最低値PAminや下取見積価格の最低値PBminについても部品価格テーブルから求めてもよい。
【0053】
そして更に、上述した実施形態では、パーソナルコンピュータの中古品について説明したが、ディスプレイやプリンタやスキャナなどのパーソナルコンピュータの周辺機器の中古品や、コピー機、ファクシミリ装置、シュレッダなどのOA機器の中古品や、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの一般家電製品の中古品や、自動車、自動二輪車、自転車、ボートなどの乗り物の中古品や、ゴルフクラブ、テニスラケット、スキー板、スノーボードなどのスポーツ品の中古品や、マンション、一戸建てなどの中古物件など種々の中古品についても本発明を適用し、見積要求に応じて買取見積価格と下取見積価格とを提示してもよい。
【0054】
そして更にまた、上述した実施形態では、中古品見積システム10をウェブサーバ12とデータベースサーバ14の2つのサーバで構成したが、データベースサーバ14の機能をウェブサーバ12に持たせることにより1つのサーバで構成してもよいし、あるいは、3つ以上のサーバで構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中古品見積システムの概略構成を表す説明図である。
【図2】 データ記憶装置に記憶された部品価格テーブルである。
【図3】 通信の様子を時系列的に表した説明図である。
【図4】 見積必要情報入力画面の説明図である。
【図5】 見積画面作成処理ルーチンの説明図である。
【図6】 見積画面の説明図である。
【図7】 見積画面の説明図である。
【図8】 見積画面の説明図である。
【符号の説明】
10 中古品見積システム、12 ウェブサーバ、14 データベースサーバ、16 データ記憶装置、18 ネットワークケーブル、20 インターネット、40 ユーザコンピュータ、42 ディスプレイ、P1 閾値、P2 閾値、PAmax 買取見積価格の最高値、PAmin 買取見積価格の最低値、PBmax 下取見積価格の最高値、PBmin 下取見積価格の最低値。
Claims (3)
- ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザコンピュータに提示する中古品見積システムであって、
前記中古品に含まれる部品に関する情報と価格とを対応づけた部品価格テーブルを記憶する記憶手段と、
前記ユーザコンピュータから前記中古品の見積要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報としての前記中古品に含まれる部品に関する情報とを受信した場合、前記部品に関する情報を前記部品価格テーブルに照らして各部品の価格を読み出し、該読み出した価格に基づいて前記中古品の引取が商品の購入を伴わない買取の場合の買取見積価格と前記中古品の引取が商品の購入を伴う下取の場合の見積価格であって前記買取見積価格より高価な下取見積価格とを決定する見積価格決定手段と、
前記見積価格決定手段によって決定された前記下取見積価格と前記買取見積価格とユーザが前記下取見積価格での下取を希望するときに選択する下取選択部とユーザが前記買取見積価格での買取を希望するときに選択する買取選択部とを含む見積画面に関する情報を前記ユーザコンピュータに送信する見積情報送信手段と、
を備え、
前記見積情報送信手段は、
前記買取見積価格が前記中古品を単独で買い取る価値があるとして予め定められた買取価格帯に入る場合には、前記見積画面に、前記下取見積価格と前記買取見積価格とユーザが選択可能な状態の前記買取選択部とユーザが選択可能な状態の前記下取選択部とを含ませ、
前記買取見積価格が前記買取価格帯を下方に外れている場合には、前記見積画面に、前記下取見積価格とユーザが選択不能な状態の前記買取選択部とユーザが選択可能な状態の前記下取選択部とを含ませるが前記買取見積価格を含ませない、
中古品見積システム。 - ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザコンピュータに提示する中古品見積方法であって、
(a)サーバ側のコンピュータが、前記ユーザコンピュータから前記中古品の見積要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報としての前記中古品に含まれる部品に関する情報とを受信した場合、前記部品に関する情報を前記部品価格テーブルに照らして各部品の価格を読み出し、該読み出した価格に基づいて前記中古品の引取が商品の購入を伴わない買取の場合の買取見積価格と前記中古品の引取が商品の購入を伴う下取の場合の見積価格であって前記買取見積価格より高価な下取見積価格とを決定するステップと、
(b)前記サーバ側のコンピュータが、前記ステップ(a)で決定された前記下取見積価格と前記買取見積価格とユーザが前記下取見積価格での下取を希望するときに選択する下取選択部とユーザが前記買取見積価格での買取を希望するときに選択する買取選択部とを含む見積画面に関する情報を前記ユーザコンピュータに送信するステップと、
を含み、
前記ステップ(b)では、前記サーバ側のコンピュータは、
前記買取見積価格が前記中古品を単独で買い取る価値があるとして予め定められた買取価格帯に入る場合には、前記見積画面に、前記下取見積価格と前記買取見積価格とユーザが選択可能な状態の前記買取選択部とユーザが選択可能な状態の前記下取選択部とを含ませ、
前記買取見積価格が前記買取価格帯を下方に外れている場合には、前記見積画面に、前記下取見積価格とユーザが選択不能な状態の前記買取選択部とユーザが選択可能な状態の前記下取選択部とを含ませるが前記買取見積価格を含ませない、
中古品見積方法。 - ユーザから中古品を引き取る際の見積価格をユーザコンピュータに提示させるための中古品見積プログラムであって、請求項2記載の中古品見積方法の各ステップをサーバ側のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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