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JP4190796B2 - 露光原版の作成方法 - Google Patents
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JP4190796B2 - 露光原版の作成方法 - Google Patents

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置の製造に用いるフォトマスク、レチクル等の露光原版の作成方法に関し、特に電子線(以下、EBと称する)露光により原版上に所要のパターンを形成する作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
EB露光技術によるフォトマスクやレチクル等の露光原版の作成は、透明基板上に形成されたEB感光レジストに対してEB露光装置によりEBを所要のパターンに照射することにより行われる。このEBを所要のパターンに照射する際には、1本または複数本のEBをEB感光レジストに対して走査させる技術や、ビーム形状を矩形に成形したEBをEB感光レジストに対して照射する技術が採用されているが、いずれの場合でも形成しようとするパターンに対応する露光データを作成し、この露光データに基づいてEB露光装置によるEBの走査や露光を行う必要がある。
【0003】
EB露光データの作成に際しては、露光原版のパターンを複数の矩形パターンに分割し、分割した個々の矩形パターンを認識してデータ処理を実行する。このデータ処理では、光の近接効果を考慮して各部のパターン形状を補正すること、ここでは光近接効果補正(OPC)と称する補正が行われており、例えば、バイアス法やインナーセリフ法による技術がある。これらの技術では、隣接するパターンの形状やパターン間寸法等の相関を求めて対象となるパターンの形状の一部を修正する技術である。例えば、バイアス法では図14(a)のように、一つの直線状の配線パターンP1の一部に近接パターンP2,P3が存在する場合には、露光原版上に形成するパターンにおいてこれらのパターンが短絡することを防止するために、図14(b)のようにOPCによって当該近接パターンP2,P3に近接する配線パターン1の辺の一部を削除してパターン幅を細くした配線パターンを作成し、このパターンに対応するEB露光データを発生させている。また、インナーセリフ法では、例えば図15(a)のように、MOSトランジスタのゲート電極としてソース・ドレイン領域SDの両側部においてコ字型に曲げられているゲート電極パターンP4の場合には、両端の曲げパターンP42,P43と中央の矩形パターンP41の接続部分において同図に破線で示すようにゲート電極寸法(ゲート電極長)が太くなることを防止するために、図15(b)のように接続部分の内側を削除して接続部分のゲート電極長を縮小したゲート電極パターンを作成し、このパターンに対応するEB露光データを発生させている。
【0004】
ところが、このようなOPCによるパターン形状の修正を行うと、修正後のパターンを矩形のパターンに分割したときに微小パターンが発生してしまうという問題が生じる。すなわち、図14(b)に示したバイアス法を行って近接パターンと近接する箇所を部分的に除去した配線パターンP1の場合には、図14(c)のように複数の矩形パターンP10,P11,P12に分割したときには、当該除去によって残された部分に幅方向の寸法が極めて小さな矩形パターンP10が発生することになり、これが微小パターンとなる。また、図15(b)に示したインナーセリフ法を行ってコ字型の曲げ部を除去したゲート電極パターンP4の場合には、図15(c)のように除去した部分を挟む領域にそれぞれ幅方向の寸法が極めて小さな矩形パターンP44,P45,P46が発生することになり、これが微小パターンとなる。
【0005】
このように、分割した個々の矩形パターンを認識した際に、微小パターンとして認識したパターンについてもこの微小パターンを独立したパターンとしてEB露光データを作成し、このEB露光データに基づいてEB露光を行っている。この場合、EB露光法のうちでも微小なビーム径のEBをマスク原版に対して連続的に走査しながら所要のパターンをEB露光するポイントビームラスタースキャン方式を用いた露光方法においては、EBのビーム径を0.08μm程度にすることが可能であるため、0.1μmの微小パターンを適正に露光することは可能である。しかしながら、バイアス法は0.004μm程度の単位で図形を削除するため、EBのビーム径の最小グリッドでは丸めが発生する。したがって、ポイントビームラスタースキャン方式はバイアス法では適用できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、EB露光法として可変成形ビーム・ベクタスキャン方式を用いた露光法(以下、可変成形ビーム露光法)を採用した場合には、最小グリッドが現在0.002μmのため丸めの問題は発生しないが、微小パターンを正常なパターンとしてEB露光することができなくなる場合がある。可変成形ビーム露光法は、EB線をアパーチャにより所要の寸法の矩形ビームに成形し、さらに縮小レンズにより微小な矩形をしたビーム束のEBに縮小し、この縮小したEBを露光原版に対して露光する技術である。そのため、EBの矩形光束の周囲における光近接効果によるビームボケが例えば0.1μm程度の幅で生じるとしたときに、微小パターンの少なくとも一方の辺寸法が0.1μmよりも小さくなると光近接効果によるパターンへの影響が避けられなくなり、微小パターンを正常に露光することができなくなってしまう。そのため、作成される露光原版のパターンにパターン欠陥が発生し、このようなパターン欠陥が生じた露光原版を用いて半導体装置を製造したときには、当該半導体装置の特性異常が発生することになる。
【0007】
例えば、図14(c)のように矩形パターンに分割した場合には、図14(d)のように微小パターンP10が正常に露光されなくなり、配線パターンP1の配線幅が中間部において細くなり、配線抵抗が増大し、あるいは断線してしまう。また、図15(b)のゲート電極パターンP4の場合には、図15(c)のように分割によって生じた微小パターンP44,P45,P46が正常に露光されなくなり、図15(d)のように、特にパターンP41における幅寸法、すなわちゲート電極長の小さいゲート電極が形成されてしまう。したがって、従来では、このような露光原版のパターン欠陥による半導体装置の特性異常を未然に防止するためにバイアス法やインナーセリフ法を実施した際に微小パターンが発生した場合には、当該微小パターンを解消すべくパターンの修正部分を撤回して、元のパターンに戻す処理を行っており、結果としてバイアス法やインナーセリフ法を有効活用できず、この点で前述したような露光原版の不具合を解消することができないものとなっている。
【0008】
なお、特開2000−323389号公報には、EB露光を分割して行う場合に、接続部においてパターンの不連続が発生することを防止するために、両パターンを接続部において平面的に重なるような領域を設けるようにパターンデータを設計する技術が提案されている。しかしながら、この技術はパターンの接続部についてのみ適用されるため、図15に示したようなインナーセリフ法によるOPCによってパターンの一部に生じた微小パターンのように他のパターンとの接続が行われることがない微小パターンについては適用されることがなく、このような微小パターンによる不具合を解消することはできない。
【0009】
また、特開平9−129531号公報には、パターンを矩形パターンに分割する場合に、微小パターンが生じないようにパターン分割の方向を考慮する技術が記載されているが、バイアス法やインナーセリフ法によって修正されたパターンは微細な凹凸が発生され易いものであるため、必ずしも微小パターンが発生することを防止することはできない。例えば、図14に示したような直線状の配線パターンに対して、互いに反対側の辺についてバイアス法によるOPCを施したような場合には、この公報に記載の技術を用いて配線パターンを縦方向或いは横方向のいずれの方向について矩形に分割しても微小パターンが発生することは避けられず、前述した問題を解消することは困難である。
【0010】
本発明の目的は、例えば光近接効果によるパターン修正を行なったパターンのように、パターンを矩形パターンに分割したときに微小パターンが発生した場合でも、当該微小パターンを適正にEB露光して露光原版上に正常なパターンを形成することを可能にした露光原版の作成方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の露光原版の作成方法は、露光原版を構成するパターンを複数の矩形パターンに分割する工程と、分割された個々の矩形パターンのうち辺寸法が所定寸法より小さい微小寸法辺を含む微小パターンを抽出する工程と、抽出した微小パターンに含まれる前記微小寸法辺の辺寸法を前記所定寸法より大きくなるように前記抽出した微小パターンに隣接するパターン側へ増大させて補正微小パターンを作成する工程と、前記隣接するパターンと前記補正微小パターンとが重ならないように前記隣接するパターンの辺のうちの前記抽出した微小パターンに接していた部分を後退させて補正隣接パターンを作成する工程と、前記補正微小パターン及び前記補正隣接パターンを含むパターンのEB露光データを求める工程と、前記求めたEB露光データに基づいて可変成形ビーム露光法によりEB露光を行う工程と、前記補正隣接パターンを複数の矩形パターンに分割する工程と、前記分割した個々の矩形パターンのうち辺寸法が前記所定寸法より小さい辺が存在するか否かを判定する工程と、前記判定する工程の結果前記所定寸法より小さい辺が存在すると判定された場合には前記補正微小パターン及び前記補正隣接パターンの生成を撤回する工程と、前記隣接するパターンの辺のうちの前記抽出した微小パターンに接していない部分を前記抽出した微小パターン側へ増大させて第1追加パターンを生成する工程と、前記微小寸法辺を前記第1追加パターンと重なる方向へ増大させて第2追加パターンを生成する工程と、前記第1追加パターンと前記第2追加パターンとの共通部分を第3追加パターンとして生成する工程と、を更に含み、前記抽出した微小パターンと前記第3追加パターンとを一体化したパターンを新たな矩形パターンとして、前記抽出する工程から前記EB露光を行う工程までを実行することを特徴とする。
【0014】
前記露光原版の作成方法において、微小パターンは矩形をした微小幅及び微小長のパターンであり、当該幅方向の両方の辺において隣接するパターンに接しており、前記補正微小パターンを作成する工程では当該微小パターンの幅方向の前記両方の辺に向けて及び長さ方向の両辺に向けてそれぞれ寸法を増大させる処理を行う。
【0016】
本発明によれば、パターンを矩形パターンに分割し、分割した矩形パターンを可変成形ビーム露光装置を用いて露光原版にEB露光するに際し、微小パターンを抽出し、抽出した微小パターンの最小寸法を光近接効果の影響が生じない寸法以上に太らせ処理することにより、可変成形ビーム露光装置による各矩形パターンのEB露光に際して光近接効果による露光パターンへの影響を解消し、微小パターンを適正にEB露光して露光原版上に正常なパターンを形成することが可能になる。したがって、OPCにより得られるパターンをEB露光して露光原版を作成したときに、作成される露光原版のパターンにおけるパターン欠陥の発生を防止し、露光原版を用いて製造する半導体装置の特性異常の発生を防止することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1の実施形態のフローチャートである。マスクデータについてバイアス法、あるいはインナーセリフ法によるOPCを実行する(S101)。次いで、OPCにより得られたパターンを複数の矩形パターンに分割する(S102)。次いで、分割した矩形パターンのそれぞれについて各辺の寸法を検出し(S103)、最短の辺寸法が所定寸法、ここでは0.1μm以下の矩形パターンを微小パターンとして抽出する(S104)。微小パターンが抽出されない場合には、後述するステップS110に移行する。また、微小パターンが抽出された場合には、この微小パターンについて、短辺方向に隣接するパターンが接している長辺が片側辺のみであるか、両側辺であるかを判定する(S105)。片側辺とは、微小パターンが隣接する片側のパターンの一辺において突出状態にある場合であり、両側辺の場合とは、当該微小パターンが隣接する両側のパターンにそれぞれ接している場合である。
【0018】
次いで、微小パターンについて隣接するパターンと接している長辺について幅方向に太らせ処理を行い、短辺の寸法を0.1μmより大きい、好ましくは0.2μm以上とした補正微小パターンを生成する。この場合、微小パターンの片側辺の場合には微小パターンの一方の長辺についてのみ太らせ処理を行い(S106)、両側辺の場合には両方の長辺について太らせ処理を行う(S107)。次いで、太らせ処理を行った微小パターンの長辺に隣接する隣接パターンの辺について、太らせた幅寸法だけ当該隣接パターンの辺から差し引いて当該辺を後退させる処理を行う(S108)。以上の処理を全ての微小パターンについて実行し、微小パターンについては太らせ処理を施した補正パターンを作成し、隣接パターンについては辺の後退処理を行って補正隣接パターンを形成する(S109)。しかる後、補正微小パターン、補正隣接パターン及びその他の補正を行わないパターンに基づいてEB露光データを作成し(S110)、このEB露光データにより可変成形ビーム法によるEB露光を実行する(S111)。
【0019】
図2は第1の実施形態のパターンの具体例を示す図であり、図14で示したパターンに対応した例である。図2(a)のように、所定幅をした直線状の配線パターンP1が存在し、この配線パターンP1に近接した近接パターンP2,P3が存在しているものとする。バイアス法によるOPCを実行することにより、図2(b)のように、前記配線パターンP1は互いに異なる辺位置においてそれぞれ近接パターンP2,P3と反対側の辺が削除されることで、長さ方向の一部にクランク状の部分X1が発生されることになる。このOPCにより得られたパターンを矩形パターンに分割すると、図2(c)のように、クランク状の部分X1において長さ方向に延びる両側の矩形パターンP11,P12の間に微小幅の矩形パターンP10が生成される。そして、これら矩形パターンの幅寸法(横寸法:以下、図面の上下方向を縦、左右方向を横とする)が0.1μm以下の場合、ここでは微小幅の矩形パターンP10の横寸法が0.1μm以下のため、当該矩形パターンP10を微小パターンとして抽出する。
【0020】
次いで、この微小パターンP10について隣接パターンP11,P12との接続状態を見ると、微小パターンP10は両側辺においてそれぞれ隣接する矩形パターンP11,P12に接しているため、図2(d)のように、当該微小パターンP10の両側辺について太らせ処理を実行し、微小パターンP10の両側辺をそれぞれ0.1μmずつ両外側に拡幅し、全体で0.3μmの横寸法の補正微小パターンP10Cを形成する。また、前記微小パターンP10の太らせ処理に対応して、両側に隣接する各矩形パターンP11,P12の対応する辺をそれぞれ0.1μmの幅だけ差し引いて後退させ、補正隣接パターンP11C,P12Cを形成する。以上のようにして形成した補正微小パターンP10C、及び補正隣接パターンP11C,P12CのEB露光データを作成し、このEB露光データに基づいて可変成形ビーム露光装置による露光を行うことで、図2(e)のようなパターンに配線パターンP1CがEB露光される。
【0021】
図3は可変成形ビーム露光装置の概略構成図である。電子銃11から出射されるEBを照射レンズ12で集光し、第1アパーチャ13を通したEBを成形偏向器14、成形レンズ15により偏向かつ集束し、さらに第2アパーチャ16により所望の矩形ビーム束を成形する。そして、このEBを縮小レンズ17で微小な矩形ビーム束に縮小し、投影レンズ18及び偏向器19によりステージ20上に載置されたフォトマスクとなる露光原版21の所望箇所に投射する。ここで、前記成形偏向器14、成形レンズ15は制御部10に設定されるEB露光データに基づいて制御され、当該EB露光データに対応した矩形パターンのEBビームを成形する。そして、ステージ20のXY移動と協動して露光原版21に対してステップ&リピートにより順次露光する。この可変成形ビーム露光装置では、矩形ビームの周囲における光近接効果によるビームボケが0.1μm程度の幅で生じるため、微小パターンの短辺寸法が0.1μm以下になると光近接効果による描画パターンへの影響が避けられなくなり、微小パターンを正常に露光することができなくなってしまうことは前述した通りである。
【0022】
しかしながら、このような可変成形ビーム露光装置を用いて図2(d)に示した補正微小パターンP10C及び補正隣接パターンP11C,P12CをEB露光することにより、補正微小パターンは0.1μm以下の寸法の矩形パターンを太らせ処理して0.1μmより大きい、ここでは0.2μm以上の矩形パターンとしているので、光近接効果による描画パターンへの影響を解消することができる。したがって、補正微小パターンと、これに隣接する補正隣接パターンを順次露光した場合には、両パターンが適正に連続した状態のパターンを形成することが可能になり、パターンの接続部分においてパターン不良が生じることを防止することが可能である。
【0023】
図4は本発明の第2の実施形態のフローチャートである。第1の実施形態と同様にマスクデータについてバイアス法、あるいはインナーセリフ法によるOPCを実行する(S201)。次いで、OPCにより得られたパターンを複数の矩形パターンに分割する(S202)。次いで、分割した矩形パターンのそれぞれについて縦方向と横方向のそれぞれの辺寸法を測定し(S203)、縦寸法と横方向の両方の寸法がいずれも所定寸法、ここでは0.1μm以下の矩形パターンを両辺微小パターンとして抽出する(S204)。ここで両辺微小パターンが抽出されない場合には、前記第1の実施形態における図1に示したフローチャートのステップS104の処理に移行し、微小パターンを抽出する。
【0024】
両辺微小パターンが抽出された場合には、〔L11−(Lh+0.11)〕≦0、及び/又は〔L12−(Lh+0.11)〕≦0について判断する。ここで、Lhは両辺微小パターンの幅寸法(長さ寸法はLwで表す)、L11,L12はそれぞれ当該両辺微小パターンに長さ方向に接する隣接パターンの幅寸法である。例えば、後述する具体例の図5(c)又は図7(a)を参照すると、隣接パターンP11,P12の各幅寸法をL11,L12とし、これらパターンに挟まれた両辺微小パターンP13の幅寸法がLhとなる。そして、この両辺微小パターンの幅寸法Lhに0.11を加算したものをL11,L12から引算することで隣接パターンが微小パターンでないことが判断される。そして、少なくとも一方について条件を満たす場合には、後述する図6のフローS300に移行する(S205)。条件を満たさない場合には、抽出された両辺微小パターンについては、接している隣接パターンの有無を検出することなく、各辺について縦方向及び横方向の太らせ処理を行い、各辺の寸法を0.1μmより大きい、好ましくは0.2μm以上とした補正両辺微小パターンを生成する(S206)。次いで、補正両辺微小パターンに隣接するパターンが存在する場合には、前記両辺微小パターンの太らせ処理に対応して、当該隣接するパターンと微小パターンの共通辺を0.1μmの幅だけ差し引いて後退させ、その後退させた辺に対しては隣接パターンの短辺方向に切り込みを入れる矩形分割を行い、補正隣接パターンを形成する(S207)。この処理を全ての両辺微小パターンについて実行し、補正両辺微小パターンを作成する(S208)。しかる後、補正両辺微小パターン、及び補正隣接パターンを含む他のパターンに基づいてEB露光データを作成し(S209)、このEB露光データにより可変成形ビーム法によるEB露光を実行する(S210)。
【0025】
図5は第2の実施形態のパターンの具体例を示す図である。ここでは、図5(a)に示すような、第1の実施形態と同様な直線状の配線パターンP1の両辺の各一部にバイアス法によるOPCを実行し、図5(b)のように当該配線パターンP1の長さ方向の一部に細幅部X5が発生した例である。このOPCが実行されたパターンを矩形パターンに分割すると、図5(c)のように、細幅部X5の部分に縦横寸法が小さい矩形パターンP13が生成される。そして、この矩形パターンP13の縦寸法Lhと横寸法Lwがそれぞれ0.1μm以下の場合には、当該矩形パターンP13を両辺微小パターンとして抽出する。次いで、この両辺微小パターンP13について隣接パターンP11,P12の幅寸法L11,L12との関係から図4のステップS205の判断を行い、この場合には同ステップS205の条件を満たさないため、図5(d)のように、当該両辺微小パターンP13の全ての辺に対して太らせ処理を実行し、両辺微小パターンP13の各辺を0.1μm拡幅し、全体で0.2μm程度の縦横寸法の補正両辺微小パターンP13Cを形成する。次いで、前記微小パターンP13の太らせ処理に対応して、両側の隣接パターンP11,P12の対応するP13の共通辺をそれぞれ0.1μmの幅だけ差し引いて後退させ、補正隣接パターンP11C,P12Cを形成する。以上のようにして形成した補正両辺微小パターンP13C、及び補正隣接パターンP11C,P12CのEB露光データP1C’を作成し、このEB露光データに基づいて可変成形ビーム露光装置による露光を行うことにより、図5(e)のパターンのEB露光が行われる。
【0026】
このように、補正両辺微小パターンは0.1μm以下の縦横寸法の矩形パターンを0.1μm以上太らせ処理して、ここでは0.2μm程度の縦横矩形パターンとしているので、光近接効果による描画パターンへの影響を解消することができる。したがって、補正両辺微小パターンと、これに隣接する隣接パターンを順次露光した場合には、両パターンが適正に連続した状態のパターンを形成することが可能になり、パターンの接続部分においてパターン不良が生じることを防止することが可能である。また、同時に微小パターンにおいて、隣接パターンと接する辺と垂直な方向におけるEB露光不良が生じることもなくなり、直線状パターンの断線等の不良を防止することも可能になる。
【0027】
ここで、第2の実施形態においては、ステップS207の処理、すなわち、補正両辺微小パターンに接する隣接パターンについて、補正両辺微小パターンに接する共通辺を後退させる処理を行わないようにしてもよく、補正両辺微小パターンと隣接パターンとが接する部分において太らせ処理した部分を2重露光するようにしてもよい。このようにしても作成されるパターンに特に問題が生じることはなく、また、隣接するパターンに対して補正両辺微小パターンに対応する辺を後退する処理を行っていないので、処理工程数を削減し、処理時間を短縮することが可能である。
【0028】
次に、第2の実施形態において、隣接パターンについて後退する処理を行う際の変形例を第3の実施形態として説明する。第2の実施形態では、図5(d)の隣接パターンP11,P12を後退処理しているため、補正両辺微小パターンP13Cの角部において微小パターンが残る場合がある。これを補正するための処理を実行する。図6はそのフローチャートS300である。第2の実施形態の図4のステップS204で両辺微小パターンを検出し、かつこの両辺微小パターンと隣接パターンP11,P12との間でステップS205の関係が満たされたとき、すなわち、得られた新たな新矩形パターンの元となる辺について縦横寸法を測定し、新たな微小パターンの元となる辺が存在するか否かを判定して新たな微小パターンの元となる辺が存在する場合は第3の実施形態のステップS300に移行することは前述の通りである。
【0029】
一方、ステップS205において新たな微小パターンの元となる辺が存在する場合は、隣接パターンでは新矩形パターンが生じた辺について微小パターンの辺に沿って太らせ処理を行い、本発明の第1追加パターンとしての第1の太らせパターンを生成する(S301)。また、微小パターンの四辺のうち、新矩形パターンが生じた側の辺について、当該新矩形パターンを含む領域まで太らせ処理を行ない、本発明の第2追加パターンとしての第2の太らせパターンを生成する(S302)。その上で、第1の太らせパターンと第2の太らせパターンの論理積(アンド)をとった共通部分のみのパターンからなる本発明の第3追加パターンとしての共通太らせパターンを生成し(S303)、これを微小パターンと一体化して微小パターンとする(S304)。以降は、第2の実施形態のステップS104に戻り、再度の補正片辺微小パターンを作成し、EB露光へと処理を実行する。
【0030】
図7は第3の実施形態のパターンの具体例を示す図である。図7(a)に示すように矩形パターンの分割処理を行い、両辺微小パターンP13と隣接パターンP11,P12が生成された後、図7(b)に示すように、両辺微小パターンP13について太らせた補正両辺微小パターンP13Cを形成する。そして、隣接パターンP11,P12と補正両辺微小パターンP13Cとの重なり部分P11x,P12xを隣接パターンP11,P12から除去した上で矩形分割を行うと、新たに張り出し形状の新矩形パターンP11A,P12Aが発生する。この新矩形パターンP11A,P12Aの縦寸法は、隣接パターンP11,P12の縦寸法をL11,L12とし、両辺微小パターンP13の縦横寸法をLh,Lwとすると、補正両辺微小パターンP13Cが0.11μmだけ太らせ処理した場合の縦横寸法は(Lh+0.11μm),(Lw+0.11)となるから、〔L11−(Lh+0.11)〕)×0.11μm、〔L12−(Lh+0.11)〕×0.11μmとなる。したがって、〔L11−(Lh+0.11)〕,〔L12−(Lh+0.11)〕がそれぞれ0.1μmよりも大きければ新矩形パターンP11A,P12Aは微小パターンとならず、独立した矩形パターンとしてEB露光が可能である。
【0031】
一方、図8(a)に示すように、新矩形パターンP11A,P12Aの縦寸法〔L11−(Lh+0.11)〕,〔L12−(Lh+0.11)〕がそれぞれ0.1μm以下の場合には新矩形パターンP11A,P12Aは微小パターンとなってしまう。そこで、両辺微小パターンP13についての太らせ処理は撤回して図7(a)の状態まで戻し、しかる上で図8(b)に示すように、隣接パターンP11,P12については両辺微小パターンP13に接する縦方向の辺のP13に重ならない辺について、両辺微小パターンP13の横辺方向に沿って0.11μmだけ太らせ処理をし、第1の太らせパターンP11a,P12aを生成する。また、これとは別に、図8(c)に示すように、両辺微小パターンP13について縦方向についてのみ太らせ処理を実行する。この太らせ処理では、〔L11−(Lh+0.11)〕,〔L12−(Lh+0.11)〕が0.1μmよりも大きくなるように、したがって、両辺微小パターンP13の縦方向について縦寸法を0.2μmずつ上下にそれぞれ太らせ処理をし、第2の太らせパターンP13a,P13bを生成する。しかる上で、第1の太らせパターンP11a,P12aと第2の太らせパターンP13a,P13bとの論理積(アンド)をとり、その結果図8(d)のように、共通太らせパターンP13A,P13Bを得る。そして、この共通太らせパターンP13A,P13Bを両辺微小パターンP13に一体化し、得られた片辺微小パターン(P13+P13A+P13B)について再度補正片辺微小パターンを生成し、以降はこれを独立した矩形パターンとしてEB露光を実行する。この第3の実施形態によれば、第2の実施形態に生じていた補正両辺微小パターンP13Cの角部におけるパターンの欠けが防止でき、より好ましいパターンの露光が可能になる。なお、図8では新たな矩形パターンP11A,P12Aがそれぞれ微小パターンの場合を示したが、いずれか一方のみが微小パターンの場合には、当該微小パターンについてのみ同様な太らせ処理を行えばよいことは言うまでもない。
【0032】
図9は本発明の第4の実施形態のフローチャートである。第1の実施形態と同様にマスクデータについてバイアス法、インナーセリフ法によるOPCを実行する(S401)。次いで、OPCにより得られたパターンを複数の矩形パターンに分割する(S402)。次いで、分割した矩形パターンのそれぞれについて各辺の寸法を検出し(S403)、最短の辺寸法が所定寸法、ここでは0.1μm以下の矩形パターンを微小パターンとして抽出する(S404)。微小パターンが抽出されない場合には、後述するステップS410に移行する。また、微小パターンが抽出された場合には、この微小パターンについて、短辺方向に隣接するパターンが接している長辺が片側辺のみであるか、両側辺であるかを判定する(S405)。片側辺の場合とは、微小パターンが隣接する片側のパターンの一辺において突出状態にある場合であり、両側辺の場合とは、当該微小パターンが隣接する両側のパターンにそれぞれ接している場合である。
【0033】
次いで、微小パターンについて隣接するパターンと接している長辺について幅方向に0.1μm以上の太らせ処理を行い、短辺の寸法を好ましくは0.2μm以上とした補正微小パターンを生成する。この場合、微小パターンの片側辺の場合には微小パターンの一方の長辺についてのみ太らせ処理を行い(S406)、両側辺の場合には両方の長辺について太らせ処理を行う(S407)。この処理を全ての微小パターンについて実行して補正微小パターンを作成する(S409)。しかる後、補正微小パターン、及び隣接パターンを含む他のパターンに基づいてEB露光データを作成し(S410)、このEB露光データにより可変成形ビーム法によるEB露光を実行する(S311)。
【0034】
図10は第4の実施形態のパターンの具体例を示す図であり、図15に示したパターンに対応する例である。ここでは、図10(a)のように、コ字型をしたゲート電極パターンP4にインナーセリフ法によるOPCを実行して、3つの各辺P41,P42,P43の内面側にそれぞれ突状部X2,X3,X4が発生した例である。このパターンを矩形パターンに分割すると、図10(b)のように、突状部X2,X3,X4にそれぞれ微小幅の矩形パターンP44,P45,P46が生成される。そして、ここではこれら矩形パターンP44,P45,P46の幅寸法が0.1μm以下のため、当該矩形パターンP44,P45,P46を微小パターンとして抽出する。次いで、この微小パターンP44,P45,P46について隣接パターンP41,P42,P43との接続状態を見ると、各微小パターンP44,P45,P46は片側辺においてのみ隣接する矩形パターンP41,P42,P43に接しているため、図10(c)のように、当該微小パターンP44,P45,P46の接している側の片側辺に対して太らせ処理を実行し、各微小パターンの片側辺を0.1μm拡幅し、全体で0.2μm程度の幅寸法の補正微小パターンP44C,P45C,P46Cを形成する。以上のようにして形成した補正微小パターンP44C,P45C,P46C、及び隣接パターンP41,P42,P43のEB露光データを作成し、このEB露光データに基づいて可変成形ビーム露光装置による露光を行うことにより図10(d)のようなゲート電極パターンP4CがEB露光される。
【0035】
このように、補正微小パターンは0.1μm以下の寸法の矩形パターンを太らせ処理して0.1μm以上、ここでは0.2μm以上の矩形パターンとしているので、光近接効果による描画パターンへの影響を解消することができる。したがって、補正微小パターンと、これに隣接する補正隣接パターンを順次露光した場合には、両パターンが適正に連続した状態のパターンを形成することが可能になり、パターンの接続部分においてパターン不良が生じることを防止することが可能である。なお、この実施形態では補正微小パターンは幅を増大した部分において隣接パターンと重なり、この部分でEB露光データが重なって、いわゆる2重露光が行われることになるが、作成されるパターンに特に問題が生じることはない。また、この実施形態では、隣接するパターンに対して補正微小パターンに対応する辺を後退する処理を行っていないので、第1の実施形態に比較して処理工程数を削減し、処理時間を短縮することが可能である。
【0036】
図11は第4の実施形態において隣接パターンに対して後退処理を行った第5の実施形態のフローチャートである。第4の実施形態と同様に光近接効果補正処理S501、矩形パターン分割S502、分割した矩形パターンの辺寸法測定S503、微小パターン検出S504を行なう。微小パターンが検出されない場合には図9の第4の実施形態のステップS410に移行する。前記分割した矩形パターンが微小パターンとして検出された場合には、当該新矩形パターンの辺E22の辺寸法を測定し、0.1μm以下であるか否かを判定する(S505)。当該辺E22の辺寸法が0.1μmより大きい場合には、微小パターンを太らせた後、新たに矩形分割した新矩形パターンは微小パターンには新たに微小パターンは生成されないため、微小パターンの片側辺について太らせ処理を行い(S506)、当該太らせた分だけ隣接パターンの後退処理を行なう(S507)。そして、全ての微小パターンについての処理が完了するまでステップS505からの処理を行い(S508)、その後、EB露光データ作成(S509)、EB露光(S510)を実行する。
【0037】
一方、ステップS505において新矩形パターンの辺E22の辺寸法が0.1μm以下のときには、当該辺E22を微小パターンに沿って太らせ処理を行い、第1の太らせパターンを形成する(S511)。また、微小パターンを微小パターンと判定された新矩形パターンの辺E22に沿って太らせ処理を行い、第2の太らせパターンを形成する(S512)。そして、第1の太らせパターンと第2の太らせパターンの論理積(アンド)を取り、共通太らせパターンを得る(S513)。その上で、共通太らせパターンを補正微小パターンと一体化した新たな微小パターンを作成する(S514)。したがって、この新たな微小パターンはステップS502で生じた微小パターンの矩形パターンを含むことになるため、第4の実施形態のステップS406に移行し、再度の補正微小パターンを作成する。
【0038】
図12は第5の実施形態のパターンの具体例を示す図である。ここでは、図12(a)に示すように、直線状の配線パターンP21にバイアス法によるOPCを実行し、当該配線パターンを矩形に分割したときにその一辺に微小パターンP22が生成された例を示している。生成された微小パターンP22を隣接パターンP21の片側辺について太らせ処理を行ない、補正微小パターンP22Cを形成する。そして、隣接パターンP21と補正微小パターンP22Cとの重なり部分を隣接パターンP21から削除し、残された隣接パターンP21について矩形分割をすると、図12(b)のように、隣接パターンP21の一部に新たに新矩形パターンP21A,P21Bが生成される。この新たに生成された新矩形パターンP21A,P21Bについて最小の辺E22の辺寸法を測定し、0.1μmより大きければ微小パターンとならず、露光が可能である。ここでは図12(c)のように、新矩形パターンP21A,P21Bはいずれも微小パターンにはなっておらず、したがってこれら補正微小パターンP22C、新矩形パターンP21A,P21Bは独立した矩形パターンとしてEB露光が可能である。
【0039】
一方、新矩形パターンの辺E22の辺寸法が0.1μm以下の場合にはこれらの新矩形パターンは微小パターンとなってしまう。図13(a)は新矩形パターンP21Bが微小パターンとして生成された例を示している。そこで、矩形分割を撤回した上で、図13(a)において認識された新たな矩形パターンP21Bの辺E22について、図13(b)に示すように、微小パターンP22の横辺に沿って太らせ処理して第1の太らせパターンP21aを生成する。また、微小パターンP22については、図13(c)に示すように、新矩形パターンP21Bの辺に沿って太らせ処理を行い、第2の太らせパターンP22aを生成する。しかる上で、第1の太らせパターンP21aと第2の太らせパターンP22aの論理積(アンド)をとり、図13(d)のように、共通太らせパターンP22Aを得る。そして、この共通太らせパターンP22Aを微小パターンP22に一体化し、これを新たな微小パターン(P22+P22A)として太らせ処理を行い、補正微小パターンを生成し、EB露光を実行する。この第5の実施形態によれば、補正微小パターンを生成したときに隣接パターンに新たに矩形パターンが生成される際、新たに微小パターンが生成されることが防止されることになる。
【0040】
なお、前記各実施形態は本発明の一例であり、本発明が適用されるパターンの具体例は前記第1ないし第3の実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。例えば、第1の実施形態で説明したパターンについて第2の実施形態の製造方法を適用することが可能であり、或いは第2の実施形態で説明したパターンについて第1の実施形態の製造方法を適用することが可能である。また、前記各実施形態はEB露光装置における光近接効果の影響が0.1μmの場合の例について説明したが、光近接効果がこれよりも大きい寸法、あるいは小さい寸法で生じるEB露光装置を用いて露光原版を作成する場合には、前記各実施形態の寸法が変化されるものであることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、パターンを矩形パターンに分割し、分割した矩形パターンを可変成形ビーム露光装置を用いて露光原版にEB露光するに際し、微小パターンを抽出し、抽出した微小パターンの最小寸法を光近接効果の影響が生じない寸法以上に太らせ処理することにより、可変成形ビーム露光装置による各矩形パターンのEB露光に際して光近接効果による露光パターンへの影響を解消し、微小パターンを適正にEB露光して露光原版上に正常なパターンを形成することが可能になる。これにより、OPCにより得られるパターンをEB露光して露光原版を作成したときに、作成される露光原版のパターンにおけるパターン欠陥の発生を防止し、露光原版を用いて製造する半導体装置の特性異常の発生を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の作成方法のフローチャートである。
【図2】第1の実施形態の処理の具体例を示すパターン図である。
【図3】可変成形ビーム露光装置の概念構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の作成方法のフローチャートである。
【図5】第2の実施形態の処理の具体例を示すパターン図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の作成方法のフローチャートである。
【図7】第3の実施形態の処理の具体例を示すパターン図のその1である。
【図8】第3の実施形態の処理の具体例を示すパターン図のその2である。
【図9】本発明の第4の実施形態の作成方法のフローチャートである。
【図10】第4の実施形態の処理の具体例を示すパターン図である。
【図11】本発明の第5の実施形態の作成方法のフローチャートである。
【図12】第5の実施形態の具体例を示すパターン図のその1である。
【図13】第5の実施形態の具体例を示すパターン図のその2である。
【図14】従来のバイアス法によるOPCとその問題点を説明するためのパターン図である。
【図15】従来のインナーセリフ法によるOPCとその問題点を説明するためのパターン図である。
【符号の説明】
10 制御部
11 電子銃
12 照射レンズ
13 第1アパーチャ
14 成形偏向器
15 成形レンズ
16 第2アパーチャ
17 縮小レンズ
18 投影レンズ
19 偏向器
20 ステージ
21 露光原版
P1 配線パターン
P10 微小パターン
P10C 補正微小パターン
P11,P12 隣接パターン
P13 両辺微小パターン
P13A,P13B 共通太らせパターン
P13C 補正両辺微小パターン
P21 配線パターン
P22 微小パターン
P21A,P21B 新矩形パターン
P22A 共通太らせパターン
P4 ゲート電極パターン
P41,P42,P43 矩形パターン
P44,P45,P46 微小パターン
P44C,P45C,P46C 補正微小パターン

Claims (5)

  1. 露光原版を構成するパターンを複数の矩形パターンに分割する工程と、
    分割された個々の矩形パターンのうち辺寸法が所定寸法より小さい微小寸法辺を含む微小パターンを抽出する工程と、
    抽出した微小パターンに含まれる前記微小寸法辺の辺寸法を前記所定寸法より大きくなるように前記抽出した微小パターンに隣接するパターン側へ増大させて補正微小パターンを作成する工程と、
    前記隣接するパターンと前記補正微小パターンとが重ならないように前記隣接するパターンの辺のうちの前記抽出した微小パターンに接していた部分を後退させて補正隣接パターンを作成する工程と、
    前記補正微小パターン及び前記補正隣接パターンを含むパターンのEB露光データを求める工程と、
    前記求めたEB露光データに基づいて可変成形ビーム露光法によりEB露光を行う工程と
    前記補正隣接パターンを複数の矩形パターンに分割する工程と、
    前記分割した個々の矩形パターンのうち辺寸法が前記所定寸法より小さい辺が存在するか否かを判定する工程と、
    前記判定する工程の結果前記所定寸法より小さい辺が存在すると判定された場合には前記補正微小パターン及び前記補正隣接パターンの生成を撤回する工程と、
    前記隣接するパターンの辺のうちの前記抽出した微小パターンに接していない部分を前記抽出した微小パターン側へ増大させて第1追加パターンを生成する工程と、
    前記微小寸法辺を前記第1追加パターンと重なる方向へ増大させて第2追加パターンを生成する工程と、
    前記第1追加パターンと前記第2追加パターンとの共通部分を第3追加パターンとして生成する工程と、を更に含み、前記抽出した微小パターンと前記第3追加パターンとを一体化したパターンを新たな矩形パターンとして、前記抽出する工程から前記EB露光を行う工程までを実行することを特徴とする露光原版の作成方法。
  2. 前記補正隣接パターンの作成は、前記判定する工程の結果、前記所定寸法より小さい辺が存在しないと判定された場合、前記補正隣接パターンの後退させた辺に対して、隣接パターンの短辺方向に終端まで延長させて切り込みを入れることを特徴とする請求項1に記載の露光原版の作成方法。
  3. 前記微小パターンは矩形をした微小幅及び微小長のパターンであり、当該幅方向の両方の辺において隣接するパターンに接しており、前記補正微小パターンを形成する工程では当該微小パターンの幅方向の前記両方の辺に向けて及び長さ方向の両辺に向けてそれぞれ寸法を増大させる処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光原版の作成方法。
  4. 前記補正隣接パターンを分割した複数の矩形パターンの辺寸法を判定する工程の結果、前記所定寸法より小さい辺が存在しないと判定された場合には、前記補正隣接パターンを分割した複数の矩形パターンを前記EB露光データに含めることを特徴とする請求項1に記載の露光原版の作成方法。
  5. 前記微小寸法辺を含む微小パターンを抽出する工程において抽出した微小パターンに前記微小寸法辺が複数含まれている場合には、複数の微小寸法辺の各々に対して、前記補正微小パターンを作成する工程を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光原版の作成方法。
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