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JP4191399B2 - 基板処理装置管理システム - Google Patents
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JP4191399B2 - 基板処理装置管理システム - Google Patents

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に所定の処理を行う基板処理装置とコンピュータとを結合したネットワークシステムの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体や液晶ディスプレイなどの製品は、基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理などの一連の諸処理を施すことにより製造されている。従来、これらの諸処理はレジスト塗布処理ユニットや現像処理ユニット等を組み込んだ基板処理装置において行われている。基板処理装置に設けられた搬送ロボットが各処理ユニットに基板を順次搬送することによって該基板に一連の処理が行われるのである。
【0003】
このような基板の処理は自動制御がなされており、基板処理装置には、その自動制御を行うための制御プログラムや、設定情報などが記憶されている。すなわち、基板処理装置は、設定情報の内容にしたがって、制御プログラムによって制御されているのである。
【0004】
この基板処理装置が記憶している設定情報には、基板処理装置に共通して用いられる基本情報と、基板処理装置ごとに固有の情報とが含まれている。
【0005】
基本情報は、基板処理装置に初期状態において設定される情報であり、非常に多数の設定項目からなる情報である。ユーザあるいはサポート担当者は、基板処理装置に、まず、基本情報の設定を行う。これによって、基板処理装置に基本情報に従った動作をさせる。さらに、ユーザは、個々の基板処理装置に応じて、固有の情報を設定する。つまり、基本情報によって設定される基板処理装置の動作を、固有の情報で補正することにより最適な制御を行うようにしているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、基板処理装置に設定する必要のある基本情報は、非常に多数の設定項目からなる情報である。そして、これら多数の項目のうち、一部の項目について設定情報が誤っている場合においても、基板処理装置は予定されている動作を行うことができない。
【0007】
たとえば、複数の基板処理装置が配置された工場内において、複数の担当者が、それぞれ別の基板処理装置に基本情報を設定した場合などには、基板処理装置間で基本情報の設定内容が異なるといった人為的なミスが生じる場合もある。このような場合には、各基板処理装置において同一の処理を実行させた場合でも、同一のプロダクトを生産できないという問題が生じる。
【0008】
また、基板処理装置の動作結果より、各基板処理装置に設定された基本情報に設定ミスが存在することが判明した場合であっても、多数の設定項目の中から誤っている設定内容を発見することは非常に困難であった。
【0009】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ユーザ、サポート担当者の作業負担を軽減させながら、基板処理装置の初期動作設定を、容易かつ確実に行うためのネットワークシステムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数の基板処理装置とサポートコンピュータとを備える基板処理装置管理システムであって、前記複数の基板処理装置と前記サポートコンピュータとはネットワークを介して接続されており、前記サポートコンピュータは、a-1)基板処理装置の初期設定時に必要な初期設定情報であって基板処理装置の機構部および制御部の動作の設定値を規定した基本情報を格納する第1の記憶手段と、a-2)前記基本情報を前記ネットワークを介して前記複数の基板処理装置に送信する基本情報送信手段と、を備え、前記複数の基板処理装置のそれぞれは、b-1)前記サポートコンピュータより受信した基本情報を格納する第2の記憶手段、を備え、前記基本情報は、同一種類の基板処理装置について共通して設定される情報であって、基板処理装置を制御する制御プログラムのバージョンによって異なる情報であり、前記複数の基板処理装置のうち同一のバージョンの制御プログラムによって制御される基板処理装置は、前記第2の記憶手段に格納された基本情報によって、初期状態が同一に整備されることを特徴とする。
【0012】
請求項の発明は、請求項1に記載の基板処理装置管理システムにおいて、前複数の基板処理装置のそれぞれは、さらに、b-2)自己の装置にインストールされている制御プログラムのバージョンを前記サポートコンピュータに通知する手段、を備え、前記基本情報送信手段は、a-2-1)基板処理装置から通知されたプログラムのバージョンに応じて、対応する基本情報を基板処理装置に送信する手段、を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項の発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置管理システムにおいて、前記複数の基板処理装置のそれぞれは、さらに、b-3)前記サポートコンピュータに対する前記基本情報の送信要求を指示する手段、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の基板処理装置管理システムにおいて、前記サポートコンピュータは、さらに、a-3)前記複数の基板処理装置に対する前記基本情報の送信を指示する手段、を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0023】
{1.システム全体構成}
まず、本実施の形態に係る基板処理システム10全体の概略について説明する。図1は、基板処理システム10の概略構成を示す図である。図1に示すように基板処理システム10は、基板処理工場4に備えられた複数の基板処理装置1および装置管理サーバ2と、サポートセンター5に備えられたサポートコンピュータ3とが、ネットワーク6を介して接続される構成となっている。サポートセンター5には、基板処理装置1をリモート管理するリモート管理担当者が配置される。
【0024】
基板処理工場4において、基板処理装置1と装置管理サーバ2はLAN(Local Area Network)41を介して接続されている。LAN41は、ルータやファイアーウォール等の機能を有する接続装置42を介してインターネットなどの広域ネットワーク61に接続されている。また、サポートセンター5も、サポートコンピュータ3が接続されるLAN51を有しており、LAN51もルータやファイアーウォール等の機能を有する接続装置52を介して広域ネットワーク61に接続されている。これにより、基板処理装置1、装置管理サーバ2及びサポートコンピュータ3との相互間で各種データ通信が可能となっている。本明細書においてLAN41,51及び広域ネットワーク61を総称して単にネットワーク6とする。
【0025】
なお、図1において、基板処理工場4には複数の基板処理装置1が備えられているが基板処理装置1は1台であってもよく、同様にサポートセンター5には複数のサポートコンピュータ3が備えられているがサポートコンピュータ3は1台であってもよい。
【0026】
{2.基板処理装置}
次に、基板処理工場4に配置された基板処理装置1について説明する。図2は、基板処理装置1の概略平面図である。この基板処理装置1は、基板にレジスト塗布処理、現像処理およびそれらに付随する熱処理を行う装置である。基板処理装置1は、未処理の基板をキャリアから払い出すとともに処理済の基板を受け取ってキャリアに収納するインデクサIDと、基板を回転させつつその基板主面にフォトレジストを滴下してレジスト塗布処理を行う塗布処理ユニットSC(いわゆるスピンコータ)と、露光後の基板上に現像液を供給することによって現像処理を行う現像処理ユニットSD(いわゆるスピンデベロッパ)と、インデクサIDおよび各処理ユニット間で基板の搬送を行う搬送ロボットTRとを備えている。また、塗布処理ユニットSCおよび現像処理ユニットSDの上方には図示を省略する熱処理ユニットがファンフィルタユニットを挟んで配置されている。熱処理ユニットとしては、基板に加熱処理を行う加熱ユニット(いわゆるホットプレート)および加熱された基板を一定温度にまで冷却する冷却ユニット(いわゆるクールプレート)が設けられている。なお、本明細書においては、塗布処理ユニットSC、現像処理ユニットSDおよび熱処理ユニットを総称して基板に所定の処理を行う処理ユニット110とする。
【0027】
図3は、基板処理装置1の制御システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように基板処理装置1の制御システムは、装置全体を制御するシステム制御部100と、複数の処理ユニット110を個別に制御するユニット制御部115とにより構成されている。
【0028】
システム制御部100は装置全体を統括的に制御するものであり、マイクロコンピュータを備えて構成されている。具体的には、その本体部であるCPU101、基本プログラムなどを記憶する読み出し専用のメモリであるROM102、主として演算の作業領域となる読み書き自在のメモリであるRAM103、アプリケーションプログラムデータなどを記憶しておく固定ディスク等からなる記憶部104、および、外部装置との間でデータ通信を行う通信部105を備えており、それぞれをバスライン190によって接続した構成となっている。
【0029】
通信部105は、ネットワーク・インターフェイス(図示省略)を介してネットワーク6に接続されており、これにより基板処理装置1は装置管理サーバ2やサポートコンピュータ3などとの間で各種データの送受信が可能である。通信部105で行われるネットワーク6を介しての通信方式は有線でも無線でもよいが、本実施形態では有線による通信方式が採用されている。
【0030】
バスライン190には、システム制御部100および複数の処理ユニット110とともに、各種情報の表示を行う表示部130、オペレータからのレシピの入力およびコマンドの操作等を受け付ける操作部140、磁気ディスクや光磁気ディスクなどの記録媒体91から各種データの読み取りを行う読取装置150なども電気的に接続されている。これにより、システム制御部100の制御下において、基板処理装置1の各部間でバスライン190を介してデータの受け渡しが可能となっている。
【0031】
処理ユニット110は、実際に基板に処理を行う機構部(例えば、基板を回転させる機構、基板に処理液を吐出する機構、基板を加熱する機構等)となる基板処理部116とともに、ユニット制御部115を備えている。ユニット制御部115は、処理ユニット110を個別に制御するものであり、具体的にはそのユニット制御部115が組み込まれた処理ユニット110の基板処理部116の動作制御や動作監視を行う。つまり、上述したシステム制御部100は基板処理装置1の全体における統括的な制御を担い、ユニット制御部115は基板処理部116の処理内容に応じた制御を担うようにその役割を分担している。ユニット制御部115は、システム制御部100と同様にマイクロコンピュータを備えて構成され、具体的には、その本体部であるCPU111と、基本プログラムなどを記憶する読み出し専用のメモリであるROM112と、演算の作業領域となる読み書き自在のメモリであるRAM113と、各種データを記憶しておくバッテリーバックアップされたSRAMなどからなる記憶部114とを備えている。
【0032】
システム制御部100の記憶部104には、装置全体にかかわるシステム制御用のアプリケーションプログラムである制御プログラム152(図6参照)や、基板処理装置の動作を規定する設定情報151(図5参照)などが記憶されている。システム制御部100のCPU101がこの制御プログラム152および設定情報151に従って演算処理を実行することにより、基板処理装置1の全体としての動作制御やデータ処理が実現されることとなる。また、ユニット制御部115の記憶部114には、当該処理ユニット110の基板処理部116の処理内容に応じたユニット制御用のアプリケーションプログラムである制御プログラム153が記憶されている。ユニット制御部115のCPU111がこの制御プログラム153に従って演算処理を実行することにより、基板処理部116の動作制御やデータ処理が実現されることとなる。
【0033】
{3.装置管理サーバ及びサポートコンピュータ}
次に、基板処理工場4に配置された装置管理サーバ2およびサポートセンター5に配置されたサポートコンピュータ3について説明する。装置管理サーバ2およびサポートコンピュータ3は、ハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様の構成である。したがって、装置管理サーバ2およびサポートコンピュータ3の基本構成は同様であるため、同一の概略図面である図4を参照して説明する。装置管理サーバ2およびサポートコンピュータ3のそれぞれは図4に示すように、各種演算処理を行うCPU(装置管理サーバ2ではCPU21,サポートコンピュータ3ではCPU31、以下同様)、基本プログラムを記憶するROM(22,32)および各種情報を記憶するRAM(23,33)をバスラインに接続した構成となっている。また、バスラインには、アプリケーションプログラムなど各種情報を記憶する固定ディスク(24,34)、各種情報の表示を行うディスプレイ(25,35)、操作者からの入力を受け付けるキーボード(26a,36a)およびマウス(26b,36b)、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体91から各種データの読み取りを行う読取装置(27,37)、並びに、ネットワーク6を介して外部装置と通信を行う通信部(28,38)が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
【0034】
装置管理サーバ2とサポートコンピュータ3は、読取装置(27,37)を介して記録媒体91からデータを読出し、固定ディスク(24,34)に記憶することができる。また、他のサーバ等からネットワーク6を経由してダウンロードして固定ディスク(24,34)に記憶することもできる。そして、CPU(21,31)が固定ディスク(24,34)に記憶された各種プログラムに従って演算処理を実行することにより各種動作を行うようになっている。
【0035】
{4.基板処理装置の設定情報}
基板処理装置1は、あらかじめ記述されたフローレシピの処理順序に従い、記憶部104,114に格納された制御プログラム152,153によって、その動作が制御される。そして、制御プログラム152,153は、記憶部104に格納された設定情報151にしたがって基板処理装置1を制御する。図5は、記憶部104に格納された設定情報151の内容の一例を示した図である。
【0036】
なお、設定情報151は、基板処理装置1の全体制御に関わる設定情報と、各処理ユニット110の制御に関わる設定情報とを含んでおり、本実施の形態においては、これらを含む設定情報151がシステム制御部100の記憶部104に一括して格納されているものとして説明する。ただし、処理ユニットごとの設定情報は、各ユニット制御部115の記憶部114に格納するようにしてもよい。
【0037】
設定情報151は、レシピデータ151a、装置基本データ151b、装置固有データ151cを含むデータである。これらのデータは、オペレータが操作部140を用いて入力操作することなどにより、必要に応じて修正を加えながら更新される。また、サポートコンピュータ3や装置管理サーバ2からリモート操作により設定情報151の入力操作を行うようにしてもよい。
【0038】
レシピデータ151aは、基板処理装置1の処理順序を規定するデータである。つまり、基板処理装置1の搬送ロボットTRは、レシピデータ151aに記述されている処理スケジュールにしたがって、基板を目的の処理ユニットに搬送するのである。
【0039】
たとえば、レシピデータ151aには、以下のような処理ステップが記述されている。
ステップ1:ホットプレートにて密着強化処理;
ステップ2:クールプレートにて冷却処理;
ステップ3:塗布処理ユニットSCにてレジスト塗布処理;
ステップ4:ホットプレートにてプリベーグ処理;
・・・。
【0040】
装置基本データ151bは、基板処理装置1に共通の設定情報である。言い換えれば、基板処理装置1のデフォルト設定情報である。基板処理装置1は、搬送ロボットTRや各処理ユニット110などの数多くの機構部や制御部を含んでいるが、それら各機構部や制御部がどのような設定値で動作するのかを規定したものが装置基本データ151bである。装置基本データ151bには、たとえば、ロボット基本データ、温度調節パラメータなどのデータが含まれる。
【0041】
ロボット基本データは、搬送ロボットTRの動作を規定するデータである。搬送ロボットTRは、基板を各処理ユニット110やインデクサID、熱処理ユニットなどに搬送するが、ロボット基本データは、このような搬送ロボットTRの動作の設定値(移動距離に関する設定値、アーム回転角の設定値など)を規定したデータである。温度調節データは、基板処理装置内において、熱処理ユニットなどの温度を設定するデータである。
【0042】
装置基本データ151bは、これら例で示したデータ以外にも、非常に多数のデータ種が存在する。これらは、基板処理装置ごとに初期設定される情報であるが、これら多数のデータのうち、一部のデータの内容が誤って設定された場合にも、基板処理装置が予定されている動作を行うことができない。後述する装置固有データ151cによって、基板処理装置の動作を補正することは可能であるが、基本情報としての装置基本データ151bが確実に設定されていない場合には、補正作業が非常に煩雑となるか、もしくは、補正が不可能となる。しがって、基板処理装置の導入時、再設定時などにおいては、まず、装置基本データ151bが正確に設定される必要がある。
【0043】
装置固有データ151cは、複数ある基板処理装置ごとに固有に設定される補正データである。基板処理装置1,1・・・が同一の装置構成である場合、基本的には、同一の設定情報、つまり、装置基本データ151bにより制御することが可能であるが、実際には、装置ごとに設定情報を補正する必要がある。これは、基板処理装置の装置構成が同一の場合でも、厳密には、各装置間で装置構成にばらつきがあるためであり、また、基板処理装置の設置場所や設置環境の違いから、環境に応じた調整が必要となるためである。つまり、基板処理装置が同一の処理を行うことにより、同一の処理結果を生むためには、装置ごとに設定情報を補正する必要がある。
【0044】
装置固有データ151cには、たとえば、ティーチングデータや温度調節補正データなどのデータが含まれる。
【0045】
ティーチングデータは、前述したロボット基本データを補正するデータである。搬送ロボットTRは、基板処理装置が同一の装置構成であれば、基本的には、同一の設定情報に従って同一の動作を行えばよい。しかし、多数の部材や可動部を含む搬送ロボットTRは、その構成に微妙な差があることにより、動作に誤差が生じる。そこで、搬送ロボットTRの動作が最適となるよう調整し、その調整時の設定情報をティーチングデータとして蓄積するのである。そして、ティーチングデータによって、ロボット基本データを補正することにより、搬送ロボットTRの制御を最適化することができるのである。
【0046】
また、温度調節補正データは、基板処理装置1の設置場所、設置環境の違いにより、デフォルトで設定されている温度調節データを補正するデータである。
【0047】
このように、基板処理装置1は、レシピデータ151aによって、その処理工程順序が決定され、その動作は、デフォルトとして設定される装置基本データ151bと装置ごとの補正データである装置固有データ151cを用いて制御されるのである。
【0048】
{5.システムの機能および処理内容}
以上、基板処理システム10およびそれを構成する基板処理装置1、装置管理サーバ2、サポートコンピュータ3のハードウェア構成、および、設定情報151の内容について説明したが、次に基板処理システム10の機能および処理内容について説明する。図6は、基板処理システム10の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0049】
図6において、基本データ要求部121、バージョン取得部122、基本データ登録部123はシステム制御部100のCPU101が保守プログラム154を実行することによって実現される処理部である。この保守プログラム154は、記憶部104に格納されている。
【0050】
また、図6において、基本データ要求部221は、装置管理サーバ2のCPU21が保守プログラム251を実行することによって実現される処理部である。この保守プログラム251は、固定ディスク24に格納されている。
【0051】
また、図6において、基本データ設定部321はサポートコンピュータ3のCPU31が保守プログラム351を実行することによって実現される処理部である。この保守プログラム351は、固定ディスク34に格納されている。
【0052】
基本データ要求部121は、基板処理装置1からサポートセンター5に対して装置基本データ151bの送信要求を送出する機能部である。ユーザは、基板処理装置1に設けられた操作部140において、装置基本データ151bの取得指示を行う。この指示入力に応答して、基本データ要求部121は、サポートコンピュータ321の基本データ設定部321に対して、装置基本データ151bの送信依頼を行うのである。
【0053】
なお、オペレータによる入力操作を容易にするために、表示部130には、装置基本データ151bを取得するためのメニューを表示するようにすればよい。そして、ガイダンスにしたがって入力操作を可能にすれば、オペレータの負担軽減を図ることができる。また、サポートセンター5に複数のサポートコンピュータ3が存在する場合であって、装置基本データ151bの送信依頼先が固定されていない場合には、オペレータは、入力操作によって装置基本データ151bの送信要求を行うサポートコンピュータ3を特定する。
【0054】
バージョン取得部122は、基板処理装置1全体を制御する制御プログラム152のソフトウェアバージョンを検出する機能部である。基板処理装置1は、サポートコンピュータ3に対して装置基本データ151bの送信要求を行うが、この装置基本データ151bは、基板処理装置1を制御する制御プログラム152のソフトウェアバージョンによって、異なる設定内容をもっている。そこで、自己の装置のソフトウェアバージョンをサポートコンピュータ3に通知することにより、ソフトウェアバージョンに対応した装置基本データ151bを送信要求するのである。
【0055】
装置管理サーバ2の備える基本データ要求部221も、基本的には、基板処理装置1の備える基本データ要求部121と同様の機能を備えている。装置管理サーバ2において、オペレータがキーボード26a、マウス26b等をもちいて基本データの要求指示入力を行うと、基本データ要求部221により装置基本データ151bの送信要求指示が送出される。
【0056】
ただし、装置管理サーバ2から装置基本データ151bの送信要求を行う場合には、装置基本データ151bの登録先である基板処理装置を特定する操作を行うものとする。これにより、基板処理工場4内に設置された全ての基板処理装置1,1・・・に対して、装置管理サーバ2から基本データの送信要求を送出することができるのである。なお、基本データ要求部221は、LAN41経由で、基板処理装置1のバージョン取得部122に対してソフトウェアバージョンの取得要求を行う。これにより、基本データ要求部221は、ソフトウェアバージョンを特定したうえで、サポートコンピュータ3に対して装置基本データ151bの送信要求を送出するのである。
【0057】
図7は、サポートコンピュータ3の固定ディスク34に蓄積されているバージョン別の装置基本データ151bを示している。各装置基本データ151bのバージョンは、基板処理装置1の制御部プログラム151bのソフトウェアバージョンに対応している。
【0058】
なお、本実施の形態においては、基板処理装置1の全体制御を行っている制御プログラム152のソフトウェアバージョンに対応して装置基本データ151bを管理するようにしているが、各処理ユニットを制御している制御プログラム153に対応した装置基本データもあわせて管理するようにしてもよい。この場合には、システム制御部100のバージョン取得部122は、ユニット制御部115の記憶部114に格納されている制御プログラム153のバージョン情報も検出するようにする。
【0059】
サポートコンピュータ3の基本データ設定部321は、基本データ要求部121(もしくは、基本データ要求部221)から装置基本データの送信要求指示を受けると、送信要求指示データに含まれている制御プログラム152のソフトウェアバージョンを取得し、このソフトウェアバージョンに対応した装置基本データ151bを固定ディスク34から抽出する。そして、抽出した装置基本データ151bを基板処理装置1に対して送信するのである。
【0060】
基板処理装置1では、基本データ登録部123が、サポートコンピュータ3から送信された装置基本データ151bを受信するとともに、そのデータを記憶部104に格納する。このようにして、基板処理装置1には、当該基板処理装置1の制御プログラムに対応した初期設定が行われることになる。
【0061】
図7では、制御プログラム152のバージョン1.0がインストールされている基板処理装置1Aに装置基本データ(Ver1.0)が格納され、制御プログラム152のバージョン2.0がインストールされている基板処理装置1Bに装置基本データ(Ver2.0)が格納された状態を示している。
【0062】
このように、本実施の形態における基板処理システムにおいては、基板処理装置1を制御するための基本情報である装置基本データ152bをネットワークを介して容易に取得し、基板処理装置1に反映させることができるので、同一のソフトウェアバージョンで制御される同一の基板処理装置に対しては、常に、安定した初期設定操作が行えることとなる。同時に、同一のソフトウェアバージョンで制御される複数の基板処理装置に対して初期設定操作を行う場合にも、各基板処理装置には、同一の初期設定が行われる。つまり、複数の基板処理装置の初期設定状態をシンクロさせることができるのである。これにより、オペレータが手作業で装置基本データ151bをコピーしていた場合に生じていた装置間の設定のばらつきを完全に回避することが可能となるのである。
【0063】
なお、装置基本データ151bが、各基板処理装置1に登録された後は、各基板処理装置1において、装置ごとに固有のチューニング操作が行われる。そして、各基板処理装置1は、サポートコンピュータ3から受信した装置基本データ151bと、装置ごとで作成された装置固有データ151cにしたがって最適制御されることになる。
【0064】
{6.変形例}
上記実施の形態においては、サポートコンピュータ3では、基板処理装置1にインストールされている制御プログラムのソフトウェアバージョンを判断することによって、適切な装置基本データ151bを送信するようにしているが、基板処理装置1が自己の装置種別を情報としてサポートコンピュータ3に通知するようにすれば、異なる基板処理装置が混在している場合でも、各基板処理装置の装置種別に応じた装置基本データを送信するようにすることが可能である。
【0065】
また、上記実施の形態においては、基板処理装置1に共通して設定される装置基本データ151bをサポートコンピュータ3で管理するようにしているが、装置固有データ151cをサポートコンピュータ3で管理するようにしてもよい。装置固有データ151cは、前述のごとく、各装置において固有の情報であるため、そのデータを直接他の装置において利用することができるとは限らないが、ユーザが、ある基板処理装置において設定した装置固有データ151cをノウハウとして他の装置においても流用するといった目的で利用することが可能である。
【0066】
また、本実施の形態においては、システム制御部100が備えるバージョン取得部122により、自動的に制御プログラムのソフトウェアバージョンを検出するようにしているが、この機能部は必須のものではない。前述のごとく、ユーザが操作部140を用いて装置基本データ151bの送信要求指示を入力する際に、あわせて、自己の装置のソフトウェアバージョンを指定するようにしてもよい。ただし、人為的なミスを回避するためには、バージョン取得部122によりソフトウェアバージョンを自動検出することが、より好ましい。
【0067】
【発明の効果】
以上、説明したように請求項1の発明は、サポートコンピュータが、基板処理装置を制御するための基本情報を蓄積し、基板処理装置は、ネットワークで接続されたサポートコンピュータから、基板処理装置の機構部および制御部の動作の設定値を規定した初期設定情報である基本情報を受信し、この基本情報を登録するので、基板処理装置の導入時や再設定時において、正確、かつ、容易に、初期設定を行うことができる。
【0069】
請求項の発明は、基板処理装置から通知されたソフトウェアバージョンに対応した基本情報がサポートコンピュータから送信されるので、基板処理装置のメンテナンス性が格段に向上する。
【0070】
請求項の発明は、基板処理装置側から基本情報の送信要求を行うことを可能としており、利便性が高い。
【0071】
請求項の発明は、サポートコンピュータ側から基本情報の送信指示を行うことを可能としており、厚いユーザサポート体制を提供することができる。
【0072】
請求項6の発明は、基板処理装置は、ネットワークで接続されたコンピュータから、基板処理装置の機構部および制御部の動作の設定値を規定した初期設定情報である基本情報を受信し、この基本情報を登録するので、基板処理装置の導入時や再設定時において、正確、かつ、容易に、初期設定を行うことができる。
【0073】
請求項7の発明は、基本情報は、同一種類の基板処理装置に共通して設定される情報であるので、複数の基板処理装置が存在する場合には、各基板処理装置の初期状態を確実に統一することができる。
【0074】
請求項8の発明は、基本情報は基板処理装置にインストールされる制御プログラムのソフトウェアバージョンごとに管理されており、基板処理装置は、自己の装置にインストールされているソフトウェアバージョンを通知する手段を有するので、ソフトウェアバージョンに対応した基本情報の送信要求を行うことが可能となる。
【0075】
請求項9の発明は、基板処理装置は基本情報の送信要求を行う手段を有するので、利便性が高い。
【0076】
請求項10の発明は、方法の発明であり、ネットワークを利用して容易、かつ、確実に、基板処理装置の初期設定を行うことが可能である。
【0077】
請求項11の発明は、プログラムの発明であり、基板処理装置の備えるコンピュータにインストールされることによって、初期設定操作が効率的に行える基板処理装置を実現することができる。
【0078】
請求項12の発明は、初期設定操作が効率的に行える基板処理装置を実現するプログラムを格納した記録媒体であり、記録媒体を頒布することにより、容易に、プログラムのインストールが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理システムの概略構成図である。
【図2】基板処理装置の概略平面図である。
【図3】基板処理装置の制御システムの構成を示すブロック図である。
【図4】装置管理サーバおよびサポートコンピュータの基本構成を示す図である。
【図5】設定情報の内容の一例を示す図である。
【図6】基板処理システムの機能構成を示すブロック図である。
【図7】サポートコンピュータにおいて管理されるバージョンごとの装置基本データを示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置
2 装置管理サーバ
3 サポートコンピュータ
4 基板処理工場
5 サポートセンター
6 ネットワーク
10 基板処理システム
100 システム制御部
121 基本データ要求部
122 バージョン取得部
123 基本データ登録部
104,114 記憶部
151 設定情報
151b 装置基本データ
152,153 制御プログラム
321 基本データ設定部

Claims (4)

  1. 複数の基板処理装置とサポートコンピュータとを備える基板処理装置管理システムであって、前記複数の基板処理装置と前記サポートコンピュータとはネットワークを介して接続されており、
    前記サポートコンピュータは、
    a-1)基板処理装置の初期設定時に必要な初期設定情報であって基板処理装置の機構部および制御部の動作の設定値を規定した基本情報を格納する第1の記憶手段と、
    a-2)前記基本情報を前記ネットワークを介して前記複数の基板処理装置に送信する基本情報送信手段と、
    を備え、
    前記複数の基板処理装置のそれぞれは、
    b-1)前記サポートコンピュータより受信した基本情報を格納する第2の記憶手段、
    を備え、
    前記基本情報は、同一種類の基板処理装置について共通して設定される情報であって、基板処理装置を制御する制御プログラムのバージョンによって異なる情報であり、
    前記複数の基板処理装置のうち同一のバージョンの制御プログラムによって制御される基板処理装置は、前記第2の記憶手段に格納された基本情報によって、初期状態が同一に整備されることを特徴とする基板処理装置管理システム。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置管理システムにおいて、
    前記複数の基板処理装置のそれぞれは、さらに、
    b-2) 自己の装置にインストールされている制御プログラムのバージョンを前記サポートコンピュータに通知する手段、
    を備え、
    前記基本情報送信手段は、
    a-2-1) 基板処理装置から通知されたプログラムのバージョンに応じて、対応する基本情報を基板処理装置に送信する手段、
    を含むことを特徴とする基板処理装置管理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置管理システムにおいて、
    前記複数の基板処理装置のそれぞれは、さらに、
    b-3) 前記サポートコンピュータに対する前記基本情報の送信要求を指示する手段、
    を備えることを特徴とする基板処理装置管理システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置管理システムにおいて、
    前記サポートコンピュータは、さらに、
    a-3) 前記複数の基板処理装置に対する前記基本情報の送信を指示する手段、
    を備えることを特徴とする基板処理装置管理システム。
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