JP4194430B2 - 同期化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置に用いられる同期化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザープリンタや複写機等の画像形成装置では、同期基準信号BD(例えば、ポリゴンミラーが特定の位置に来たことを示す信号)に同期したビデオデータ(画像データ)を生成する必要がある。この場合の同期精度は、印字品質に影響するため、特定の値以上になるようにする必要がある。そこで、ビデオ画素周波数の1/8の精度で同期合わせを行うために、ビデオ画素周波数の8倍の周波数のサンプリングクロックを用いて同期基準信号BDをサンプリングし、この同期化された同期基準信号BDをトリガーとして、ビデオデータの同期化を行うというようなことが行われている(例えば、下記特許文献1〜3を参照。)。しかしながら、画素周波数を高くすると、サンプリングクロックが極めて高い周波数となってしまうため、問題となっている。
【0003】
この問題を解決するために、下記特許文献4に開示されているような画像信号同期回路が提案されている。これは、ビデオデータに対して、遅延素子を使用して複数種類の遅延量を持つ遅延ビデオデータを生成するとともに、水平同期信号に対しても、遅延素子を使用して複数種類の遅延量を持つ遅延水平同期信号を生成し、この複数の遅延水平同期信号を使用して、水平同期信号と基本クロック信号との位相差を検知し、位相差に見合った遅延ビデオデータを選択するようにして、高速クロックを使用したのと同等の効果を得るというものである。
【0004】
しかしながら、特許文献4に開示された画像信号同期回路では、遅延素子を使用して基本クロックに対して位相差を持ったクロックを生成するため、温度、電源電圧、プロセスばらつき等の影響を受けやすく、精度が悪化してしまうという問題がある。
【0005】
この問題は、下記特許文献5に開示された技術によって解決できる。しかし、この技術では、前記遅延素子の代わりに、基準クロックのn倍のクロックを使用して位相差検出や出力遅延調整を行うため、高速のクロックを使用しなければならず、この結果動作が不安定になるおそれがある。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−250048号公報
【特許文献2】
特開平11−150638号公報
【特許文献3】
特開平11−216906号公報
【特許文献4】
特開平11−245447号公報
【特許文献5】
特開平11−245446号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速な画素周波数が供給される場合であっても、常に安定した動作を維持することが可能な同期化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかる同期化装置は、非同期に発生する基準トリガー信号に同期させ、データ出力を開始する同期化装置において、前記基準トリガー信号を位相の異なるクロックでサンプリングすることで、サンプリングクロックの1周期よりも細かい精度で前記基準トリガー信号のタイミングを検出し、この検出結果を前記サンプリングクロックとは位相の異なるクロックで動作する動作部に受け渡すときに、前記サンプリングクロックの1周期よりも長いタイミング遅延が許容される基準トリガータイミング検出手段を備え、前記基準トリガータイミング検出手段は、位相の異なるクロックでのサンプリング結果の一つについて、順番にサンプリング結果をラッチするための複数のラッチ手段にて構成される一時保持手段と、前記一時保持手段とは異なる動作クロックによって動作し、前記一時保持手段の出力を選択して受け取るセレクタ手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、高速な画素周波数が供給される場合であっても、常に安定した動作を維持することが可能になる。
【0012】
また、請求項2にかかる同期化装置は、請求項1に記載の発明において、前記基準トリガー信号の極性を反転させる極性制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
この請求項2に記載の発明によれば、基準トリガー信号の極性を反転させることができるので、基準トリガー信号の立上がりエッジ/立下がりエッジのどちらにも対応できる。
【0014】
また、請求項3にかかる同期化装置は、請求項1または2に記載の発明において、動作クロックの1周期よりも長いタイミング遅延を設定し、データの出力タイミングを前記動作クロックの1周期よりも細かいタイミングで制御して、前記データを前記動作クロックとは異なるクロックでの動作部へ出力する、データ出力タイミング制御手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
この請求項3に記載の発明によれば、高速な画素周波数が供給される場合であっても、常に安定した動作を維持することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の同期化装置の概略構成を示すブロック図であり、ビデオDMAコントローラ(レーザープリンタに用いるコントローラ)に組み込まれた例を示している。同期化装置100は、位相差クロック生成部101、基準トリガータイミング検出部102およびビデオ・データ出力タイミング制御部103を含み構成され、ビデオDMAコントローラ110内に組み込まれている。また、ビデオDMAコントローラ110は、ビデオDMA制御レジスタ111を備えている。
【0017】
フレームゲート(FGATE_N)信号は、1頁の領域内のデータをプロッタ(不図示)との間で受け渡しするタイミングかどうかを示す同期信号である。基準トリガー(BD_N)信号は、基準となる動作タイミングを規定する信号である。基準となるタイミングは、ローレベルからハイレベルへの変化が基準タイミングであったり、ハイレベルからローレベルへの変化が基準タイミングであったりする。このため、後述のビデオDMA制御レジスタ111に設けられている極性制御レジスタ112の設定によって、極性を切り替えられるようにしてある。ビデオデータ(VD)信号は、プロッタで出力する画像データとなる信号である。このVD信号は、1ビットの非同期インタフェース信号であって、BD_N信号のタイミングに精度良く合わせて出力しなければならない。この同期精度が悪いと、出力画像が1ライン毎にずれを起こした画像となってしまう。
【0018】
位相差クロック生成部101は、90度ずつ位相のずれたクロック(CLK[3:0])とその他各クロックに対応し、クロックの位相のずれ分、遅れてアサートされるスタート(START[3:0])信号を出力する。この信号は、基準トリガータイミング検出部102およびビデオ・データ出力タイミング制御部103に供給され、それぞれクロックおよび内部セレクタの初期化タイミングに使用される。基準トリガータイミング検出部102は、基準トリガー(BD_N)信号を受けて、90度ずつ位相のずれたクロックのうちのどの位相が最初に基準を検出したかを、ビデオDMA制御レジスタ111にSYNC_OUT[3:0]信号を送信して通知する。ビデオ・データ出力タイミング制御部103は、ビデオDMA制御レジスタ111から、ビデオデータ(VD_S)とどの位相で出力するかのタイミング情報(OUTTIM[3:0])を受け取り、その内容に応じたビデオデータをVD信号として出力する。ビデオDMA制御レジスタ111は、複数のビデオDMAの制御レジスタを備え、ビデオDMAコントローラ110全体のシーケンス制御を行う。また、内部の極性制御レジスタ112が基準トリガータイミング検出部102に対しINV信号を送り、基準トリガーの極性制御を行う。
【0019】
図2は、基準トリガータイミング検出部102の詳細構成を示すブロック図である。レジスタ201(REG[0]),レジスタ202(REG[1]),レジスタ203(REG[2]),レジスタ204(REG[3])には、基準トリガー(BD_N)信号が供給される。また、これらのレジスタには、位相差クロック生成部101から90度ずつ位相の遅れたクロック(CLK[0],CLK[1],CLK[2],CLK[3])がそれぞれ供給される。このため、1番位相の進んでいるCLK[0]が供給されるレジスタ201(REG[0])から順にBD_Nの状態をサンプリングしていく。
【0020】
まず、レジスタ202(REG[1]),レジスタ203(REG[2]),およびレジスタ204(REG[3])の後段の構成について説明する。レジスタ202(REG[1]),レジスタ203(REG[2]),レジスタ204(REG[3])の後段は同一構成であるため、ここではレジスタ202(REG[1])の後段の構成についてのみ説明する。
【0021】
レジスタ202(REG[1])の出力は、セレクタ205とセレクタ206に供給される。これらのセレクタは、レジスタ207,208に対し、自分自身の出力を供給するか、レジスタ202(REG[1])の出力を供給するかを選択する。セレクタ205とセレクタ206は、共にSEL[1]B信号によって制御される。そして、セレクタ205がレジスタ202(REG[1])の出力を選択しているときには、セレクタ206はレジスタ208の出力を選択するように、お互い逆の選択になるように構成されている。したがって、レジスタ207,208が更新されるタイミングは、互いに異なることになる。SEL[1]Bの信号は、1CLK[1]毎にトグルするので、レジスタ207,208は、2CLK[1]毎の互いに異なるタイミングで更新される。レジスタ207,208の出力は、セレクタ209に供給される。セレクタ209では、CLK[0]に同期して変化するSEL[0]B信号によってレジスタ207,208のどちらかの出力が選択されてレジスタ210(SREG[1])に供給される。レジスタ210(SREG[1])の出力はSYNC_OUT[1]として、CLK[0]の同期信号として、CLK[0]動作領域に供給される。
【0022】
レジスタ201(REG[0])の後段の構成は、レジスタ202(REG[1])の後段の構成とは異なり、レジスタ211,212,213からなる3段分のシフトレジスタとして構成される。レジスタ201(REG[0])は、CLK[0]で同期して動作するため、CLK[0]に同期化させるための回路は必要ないが、他の回路構成とタイミングを合わせるために、3段分のシフトレジスタを構成している。これらの回路によって、SCLK[0]に同期したSYNC_OUT[0],SYNC_OUT[1],SYNC_OUT[2]のSYNC_OUT[3:0]信号を生成する。
【0023】
レジスタ214,215,216,217は、トグル信号を生成するためのレジスタであって、それぞれ入出力信号のビット番号が異なるだけで内容としては同じものである。これらは、それぞれ位相の異なるクロックで動作し、START信号がハイレベルになってから、クロック毎に状態を反転させ、SELB信号を出力する。
【0024】
図3は、図2に示した基準トリガータイミング検出部102の動作を説明するためのタイミングチャートである。CLK[0]は、位相差クロック生成部101から出力される位相遅れなしのクロックである。CLK[1],CLK[2],CLK[3]は、それぞれ、CLK[0],CLK[1],CLK[2]に対して90度の位相遅れのクロックである。START[0]は、CLK[0]に対応するスタート信号であり、回路全体へのリセット信号解除後、アサートする。START[1],START[2],START[3]は、それぞれCLK[1],CLK[2],CLK[3]に対応し、それぞれ90度ずつ位相が遅延してからアサートする。
【0025】
SEL[0]B,SEL[1]B,SEL[2]B,SEL[3]Bは、図2に示したレジスタ214,215,216,217の出力である。初期値はローレベルで、その後対応するSTART信号がハイレベルの時に、対応するクロック(番号の一致するクロック)の立上がりエッジを検出したところで状態を反転する。
【0026】
REG[0],REG[1],REG[2],REG[3]は、それぞれBD_N信号をサンプリングするレジスタ201(REG[0]),レジスタ202(REG[1]),レジスタ203(REG[2]),レジスタ204(REG[3])の出力信号である。例えば、2番目のデータの位相遅延ゼロレジスタの場合、D2_0と示している。REG_D1[0],REG_D2[0]は、レジスタ201(REG[0])の後段に構成されるレジスタ211,212の出力を示している。SYNC_OUT[0]は、レジスタ213の出力である。
【0027】
REG[1]は、90度位相の遅れたクロックであるCLK[1]で動作しているので、このクロックに同期して出力データが変化する。REG[1]_AOUTは、レジスタ207の出力を示しており、SEL[1]Bがローレベル時のCLK[1]の立上がりエッジで更新される。一方、REG[1]_BOUTは、レジスタ208の出力を示しており、SEL[1]Bがハイレベル時のCLK[1]の立上がりエッジで更新される。
【0028】
REG[1]_SELOUTは、セレクタ209の出力で、SEL[0]Bがハイレベル時にはレジスタ208の出力(REG[1]_BOUT)を選択し、それがローレベル時にはレジスタ207の出力(REG[1]_AOUT)を選択する。なお、この選択は、CLK[0]に同期する信号SEL[0]Bで行うため、REG[1]_SELOUTは、CLK[0]と同期している。SYNC_OUT[1]は、REG[1]_SELOUTをCLK[0]に同期するレジスタ210(SREG[1])で同期を取り直した結果である。なお、ここで注目すべき点は、レジスタ207,208により構成される「一時保持手段」を設けることにより、「一時保持手段」の各レジスタ207,208が内容を保持してから、SYNC_OUT[1]がそのデータを受け取るまでに、1クロック周期よりも長い時間が存在しているということである。これにより、位相の異なるクロック間でのデータ受け渡し時のタイミング制約が緩和されており、高速のクロックが供給されても安定した動作が維持される。CLK[2],CLK[3]系統についても同様である。
【0029】
また、SYNC_OUT[0]〜SYNC_OUT[3]には、同一タイミングにおいて、位相のみが異なるデータが示されており、このCLK[0]に同期化された信号により、どの位相のタイミングで基準トリガーが発生したかを認識することができる。
【0030】
ここで、BD_Nの立上がりエッジを検出する場合を考えると、図3に示す破線部で、BD_Nがローレベルからハイレベルに変化している。これ以降で最初にハイレベルを検出できるのは、REG[0]ではD5_0の時である。また、REG[1]ではD5_90の時である。REG[2]ではD4_180の時である。REG[3]ではD4_270の時である。したがって、D4に対するSYNC_OUT[3:0]で、1100(bin)という結果が得られ、D4に対する180度位相遅れで、最初に検出したことが認識される。
【0031】
図4は、ビデオ・データ出力タイミング制御部103の詳細構成を示すブロック図である。図4において、VD_Sは、ビデオ出力の基データであり、CLK[0]と同一位相のクロックに同期している信号である。OUTTIM[3:0]は、ビデオ出力データのタイミング制御情報であり、OUTTIM[3:0]の4ビットのうちの1ビットのみが「1」となっており、「1」となっているビットに対応する位相のクロックに同期して出力する。なお、OUTTIM[0]は位相の遅延が0、OUTTIM[1]は位相の遅延が90度、OUTTIM[2]は位相の遅延が180度、OUTTIOM[3]は位相の遅延が270度である。
【0032】
セレクタ401,402は、それぞれ後段に構成されるレジスタ403,404の出力か、VD_S信号を選択するセレクタである。これは、レジスタ414の出力SEL[0]Bの内容によって制御される。セレクタ401,402は、同時にVD_S信号を選択することはなく、片方はVD_S信号を選択、もう一方はレジスタ403またはレジスタ404の出力を選択するように構成されている。レジスタ403,404は、VD_S信号の内容を保持するためのレジスタであり、2クロックに1回の割合で更新されるが、レジスタ403,404はそれぞれ異なるタイミングで更新される。
【0033】
レジスタ403とレジスタ404の出力は、セレクタ408,409,410に供給される。これらのセレクタは、レジスタ415,416,417の出力であるSEL[1]B,SEL[2]B,SEL[3]Bにより制御される。なお、これらの信号は、セレクタ408,409,410の後段に構成されるレジスタ411,412,413に供給されているそれぞれのクロックに同期している。レジスタ405は他の系統と異なり、VD_S信号と同一の位相のクロックでレジスタ406が動作しているため、位相間の受け渡しのための処理が必要なく、他の系統とのタイミング調整のために設けられているレジスタである。また、セレクタ407は、OUTTIM[3:0]の内容に応じて、入力を選択し、ビデオ出力信号(VD)として、図示しないプロッタへ送り出す。このとき、OUTTIM[0]が「1」の場合はレジスタ406の出力を、OUTTIM[1]が「1」の場合はレジスタ411の出力を、OUTTIM[2]が「1」の場合はレジスタ412の出力を、OUTTIM[3]が「1」の場合はレジスタ413の出力を選択し、それをVDとして出力する。
【0034】
位相差クロック生成部101は、90度ずつ位相の遅れたクロック(CLK[0],CLK[1],CLK[2],CLK[3])を供給する。また、レジスタ414,415,416,417はトグル信号を生成するためのレジスタである。これらは、それぞれ位相の異なるクロックで動作し、START信号がハイレベルになってから、クロック毎に状態を反転させ、SELB信号を出力する。
【0035】
図5は、図4に示したビデオ・データ出力タイミング制御部103の動作を説明するためのタイミングチャートである。CLK[0]は、位相差クロック生成部101から出力される位相遅れなしのクロックである。CLK[1],CLK[2],CLK[3]は、それぞれ、CLK[0],CLK[1],CLK[2]に対して90度の位相遅れのクロックである。START[0]は、CLK[0]に対応するスタート信号であり、回路全体へのリセット信号解除後、アサートする。START[1],START[2],START[3]は、それぞれCLK[1],CLK[2],CLK[3]に対応し、それぞれ90度ずつ位相が遅延してからアサートする。
【0036】
SEL[0]B,SEL[1]B,SEL[2]B,SEL[3]Bは、それぞれ、図4に示したレジスタ414,415,416,417の出力である。初期値はローレベルで、その後対応するSTART信号がハイレベルの時に、対応するクロック(番号の一致するクロック)の立上がりエッジを検出したところで状態を反転する。VD_Sは、ビデオ出力の基データであり、CLK[0]と同一位相のクロックに同期している信号である。VREG_AOUTは、SEL[0]Bがローレベル時に、CLK[0]の立上がりエッジで、VD_Sの内容を取込んだものである。VREG_BOUTは、SEL[0]Bがハイレベル時に、CLK[0]の立上がりエッジで、VD_Sの内容を取り込んだものである。
【0037】
REG[1]_SELOUTは、SEL[1]Bがハイレベル時にはVREG_AOUTを選択し、SEL[1]Bがローレベル時にはVREG_BOUTを選択する。REG[1]_OUTは、REG[1]_SELOUTをCLK[1]の立上がりエッジで取り込んだものである。同様に、REG[2]_SELOUTは、SEL[2]Bがハイレベル時にはVREG_AOUTを選択し、SEL[2]Bがローレベル時にはVREG_BOUTを選択する。REG[2]_OUTは、REG[2]_SELOUTをCLK[2]の立上がりエッジで取り込んだものである。REG[3]_SELOUT,REG[3]_OUTについても同様である。VD_S_D1はVD_Sの1CLK[0]遅れの信号であり、REG[0]_OUTはVD_S_D1の1CLK[0]遅れの信号である。
【0038】
ビデオ・データ出力タイミング制御部103は、このようにして、90度ずつ位相の異なるビデオデータを揃えることができるので、OUTTIM[3:0]の状態にしたがって1出力を選択し、VDとして出力することで、データ出力のタイミングを動作クロックの1周期よりも細かいタイミングで制御できる。また、VREG_AOUTおよびVREG_BOUTを出力してから、それを異なる位相のクロックで動作するレジスタが受け取るまでに、1クロック周期よりも長い時間が存在しており、このことにより、位相の異なるクロック間でのデータ受け渡し時のタイミング制約が緩和され、高速のクロックが供給される場合であっても、動作が不安定にならず、安定したタイミングでビデオデータを出力することができる。
【0039】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明した。しかしながら本発明はこの実施の形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良等が可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明の同期化装置は、基準トリガー信号のサンプリング結果をサンプリングクロックとは異なるクロックでの動作部分に受け渡すときに、サンプリングクロックの1周期よりも長いタイミング遅延が存在することが許容されるので、画素周波数が高速化しても動作が不安定にならず、常に安定した動作を維持できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期化装置の概略構成を示すブロック図であり、ビデオDMAコントローラに組み込まれた例を示す図である。
【図2】基準トリガータイミング検出部の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】基準トリガータイミング検出部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】ビデオ・データ出力タイミング制御部の詳細構成を示すブロック図である。
【図5】ビデオ・データ出力タイミング制御部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 同期化装置
101 位相差クロック生成部
102 基準トリガータイミング検出部
103 ビデオ・データ出力タイミング制御部
110 ビデオDMAコントローラ
111 ビデオDMA制御レジスタ
112 極性制御レジスタ
201〜204,207,208,210〜217,403〜406,411〜417 レジスタ
205,206,209,401,402,407〜410 セレクタ
Claims (3)
- 非同期に発生する基準トリガー信号に同期させ、データ出力を開始する同期化装置において、
前記基準トリガー信号を位相の異なるクロックでサンプリングすることで、サンプリングクロックの1周期よりも細かい精度で前記基準トリガー信号のタイミングを検出し、この検出結果を前記サンプリングクロックとは位相の異なるクロックで動作する動作部に受け渡すときに、前記サンプリングクロックの1周期よりも長いタイミング遅延が許容される基準トリガータイミング検出手段を備え、
前記基準トリガータイミング検出手段は、
位相の異なるクロックでのサンプリング結果の一つについて、順番にサンプリング結果をラッチするための複数のラッチ手段にて構成される一時保持手段と、
前記一時保持手段とは異なる動作クロックによって動作し、前記一時保持手段の出力を選択して受け取るセレクタ手段と、
を備えたことを特徴とする同期化装置。 - 前記基準トリガー信号の極性を反転させる極性制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の同期化装置。
- 動作クロックの1周期よりも長いタイミング遅延を設定し、データの出力タイミングを前記動作クロックの1周期よりも細かいタイミングで制御して、前記データを前記動作クロックとは異なるクロックでの動作部へ出力する、データ出力タイミング制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の同期化装置。
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