JP4195766B2 - 機能組込方法、機能組込システム及び情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に新たな機能を追加するためのソフトウェアやデバイスを情報処理装置に組み込むための組込システムと、このシステムを構成する情報処理装置と管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置は拡張ユニットを組み込むことで、その装置の機能を拡張または追加できるように設定されている。
【0003】
拡張ユニットとは、画像形成装置におけるオプションとして用意された周辺部品のことであり、画像形成装置の出荷段階には備えられていない機能を装置に付与することで機能を拡張して、ユーザが所望するシステムとして完成させることもできるものである。
【0004】
このような拡張ユニットとしては、例えば、カードを用いてコピー枚数を管理するカードカウンタやカードカウンタの集計を印字する機能を有するコマンダなどがある。また、画像形成処理や印刷処理用に新たな機能を追加するためのプログラムも、広い意味で拡張ユニットに相当する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般的に拡張ユニットは画像形成装置の種類毎に異なる規格を有している。つまり、類似した画像形成装置同士でも、製造業者や型番が異なれば、拡張ユニットの規格も異なるようになっている。
【0006】
そのため、画像形成位置の機能を拡張する際には、画像形成装置の製造業者及び型番に応じて正規の拡張ユニットを選択し、画像形成装置に組み込むことが好ましいといえる。
【0007】
しかしながら、正規品とは僅かに規格の異なる非正規品である類似品の拡張ユニットであっても、画像形成装置に装着して、限定的に使用することが可能である場合が多い。但し、このような類似品を使用すると、画像形成装置の故障や形成する画質の低下を招来し、画像形成装置の信頼性が低下するといった問題が生じる虞がある。また、製造業者の出張職員が類似品を装着して不具合が発生した場合、製造業者の信頼性が低下するといった問題が生じる虞がある。
【0008】
また、画像形成装置の機能を拡張するためのソフトウェアは、コピーが容易に行える場合が多い。そのため1つのソフトウェアパッケージを使用して複数の画像形成装置に使用される、いわゆる不正コピーの問題が生じる虞がある。
【0009】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものである。そして、その目的は、画像形成装置などの情報処理装置に拡張ユニットを組み込む際の装置、及びユニットの管理方法であって不正な使用を排除できる機能組込システムと、このシステムの一部となる情報処理装置及び管理装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0011】
(1) 複数の画像形成装置及び複数の拡張ユニットの利用状況をそれぞれ固有情報に基づいて管理する管理装置と、複数の画像形成装置と、を通信ネットワークを介して接続し、
画像形成装置に新たな拡張ユニットが接続されるとき、
この画像形成装置から管理装置へ、該画像形成装置の固有情報及び該画像形成装置に接続された拡張ユニットの固有情報を送信する工程と、
該画像形成装置及び該拡張ユニットの固有情報を受信した管理装置が、該固有情報を管理中であるか否かを判定し、
未管理の場合にその旨を示す情報として、受信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報を暗号化した暗号化情報を生成して、該画像形成装置に対して返送する工程と、
拡張ユニットの固有情報を既に管理中の場合には、暗号化情報の生成を拒否する工程と、
該管理装置が受信した画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を関連づけて管理するように追加する工程と、
前記暗号化情報を受信した画像形成装置が、この暗号化情報を解読して得た解読情報と、前記送信した画像形成装置または拡張ユニットの少なくとも一方の固有情報と、を比較し、この比較結果が一致したとき、該拡張ユニットを動作可能にする工程と、
を含むことを特徴とする。
【0012】
この構成においては、画像形成装置から管理装置へ、該画像形成装置及び該画像形成装置に接続された拡張ユニットの固有情報を送信し、画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を受信した管理装置が、この拡張ユニットがこの画像形成装置に対して正規品であるか否かを判定し、正規品である場合にさらに該固有情報を管理中であるか否かを判定し、未管理の場合にその旨を示す情報として、受信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報を暗号化した暗号化情報を生成して、該画像形成装置に対して返送する。そして、受信した画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を関連づけて管理し、前記暗号化情報を受信した画像形成装置が、この暗号化情報を解読して得た解読情報と、前記送信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報と、を比較し、この比較結果が一致したとき、該拡張ユニットを動作可能な状態とすることを決定する。また、機能拡張部の固有情報を既に管理中の場合には、暗号化情報の生成を拒否する。したがって、外部の管理装置において、拡張ユニットの組み込まれる画像形成装置を把握できる。また、管理装置において、拡張ユニットが正規品であるか否かを固有情報に基づいて判断することができる。さらに、画像形成装置に装着する拡張ユニットの固有情報と、画像形成装置の固有情報とが、管理装置によって確実に管理できる。
【0015】
(2) 画像形成装置と、複数の画像形成装置及び複数の拡張ユニットの固有情報を管理し、該画像形成装置から伝達された固有情報から暗号化情報を生成して該画像形成装置に伝達する管理装置と、を含む機能組込システムにおいて、
画像形成装置に拡張ユニットが接続されるときに、
該画像形成装置から該管理装置へ、該画像形成装置の固有情報及び該画像形成装置に接続された拡張ユニットの固有情報を送信し、
画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を受信した管理装置が、該固有情報を管理中であるか否かを判定し、未管理の場合にその旨を示す情報として、受信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報を暗号化した暗号化情報を生成して、該画像形成装置に対して返送し、受信した画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を関連づけて管理テーブルで管理し、該機能拡張部の固有情報を既に管理中の場合には、暗号化情報の生成を拒否し、
前記暗号化情報を受信した画像形成装置が、この暗号化情報を解読して得た解読情報と、前記送信した画像形成装置または拡張ユニットの少なくとも一方の固有情報と、を比較し、この比較結果が一致したとき、該拡張ユニットを動作可能にすることを特徴とする。
【0016】
この構成においては、(1)と同様の効果を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る機能組込システム(以下、本システムと称する。)の構成図である。本システムは、情報処理装置であるディジタル複合機11と、管理装置12と、によって構成されている。
【0028】
ディジタル複合機11は、複写機、プリンタ及びファクシミリ装置としての機能を有するものである。また、ディジタル複合機11は、オプションとして用意された機能拡張部である拡張ユニットを装着するための拡張スロット21やFD(floppy disc )やCD(compact disc)などの記録媒体に記録された情報を読み取るためのディスクドライブ22を備えている。
【0029】
また、ディジタル複合機11にはユーザの入力を受け付けるキー群や、ユーザに対して処理状況などの表示を行う表示パネルなどを設けた操作パネル23を備えている。さらに、ディジタル複合機11には、この装置における全動作を制御する制御部を備えている。
【0030】
管理装置12は、例えばディジタル複合機11の製造業者に帰属するサービスセンタに設置されているコンピュータである。なお、サービスセンタは、ディジタル複合機11のメンテナンスや、ユーザの依頼によるディジタル複合機11に装着するソフトウェアやハードウェアのバージョンアップなどを行う機関である。
【0031】
サービスセンタでは、管理装置12を利用して、製造業者が販売した全てのディジタル複合機11におけるデータを管理するようになっている。また、この管理装置12は、ディジタル複合機11から送信された例えば製造番号などの装置固有の情報に所定の処理を施して暗号を作成する機能を備えている。
【0032】
図2は、ディジタル複合機11における制御部の構成を示すブロック図である。この図に示すように、CPU(central processing unit )24には、前記の拡張スロット21、ディスクドライブ22及び操作パネル23に加えて、RAM25、通信ボード26及びICU27などが接続されている。また、ICU27には、記憶装置であるHD(hard disk )28、29が接続されている。
【0033】
RAM(random access memory)25は、CPU24の利用する一時記憶装置である。そして、ディジタル複合機11の固有情報である製造番号を記憶する機能を有している。通信ボード26は、ディジタル複合機11と外部機器との通信に利用される通信インタフェースである。
【0034】
なお、固有情報は、一時的な記憶装置であるRAM以外の装置内に設けられたHD28、29や、後述するディスクドライブに装着されたFDやCDなどの記憶装置に記憶させることも可能である。
【0035】
拡張スロット21は、拡張ユニット31を装着するためのインタフェース21aを備えた装着部である。拡張ユニット31はオプションとして用意された周辺部品のことであり、ディジタル複合機11の出荷段階には備えられていない機能を付与するものである。
【0036】
なお、拡張ユニット31としては、例えば、カードを用いてコピー枚数を管理するカードカウンタやカードカウンタの集計を印字するコマンダ、外部機器から送られてくる画像情報に基づいて画像記録を行うためのプリンタボード、画像情報に特殊な加工・処理を施す画像処理拡張ボードなどを挙げることができる。
【0037】
ディスクドライブ22は、FDやCDなどの記憶媒体に記憶された情報を読み書きする機能を有している。このディスクドライブ22は、主にCPU24の利用する各種のコンピュータプログラムを、HD28、29などの記憶装置にインストールするために用いられる。また、記憶媒体に各種情報を記憶することができる。
【0038】
ICU27は画像処理ユニットであり、読取手段であるスキャナ32から入力された画像情報を1つの原稿画像としてページ単位での階調補正、変倍処理などの各種の画像処理を行う。そして、記録手段であるプリンタ33に処理された画像情報が転送され、画像が記録再現されるように処理するものである。
【0039】
CPU24は、ユーザの入力指示に従ってこれら各部を制御して、画像処理や通信を実行させるものである。例えば、CPU24は、操作パネル23を介して入力されるユーザの指示に基づいて、所望の原稿画像をスキャナ32に読み取らせ、RAM25や他の記憶装置に蓄積される機能を有している。また、CPU24は通信ボード26を介して、外部機器との間で画像データをやりとりすることもできる。
【0040】
そして、ユーザの入力指示に基づいて、ICU27及びプリンタ33などを制御して画像データを印刷させたり、通信ボード26を制御して外部機器との間でデータの送受信を行うようになっている。
【0041】
また、CPU24は、操作パネル23を介して入力されるユーザの指示に基づいて通信ボード26を制御し、インターネットまたはイントラネットなどの通信ネットワークにおける通信処理を行うことができるように設定されている。
【0042】
次に、本システムにおけるディジタル複合機11に対する拡張ユニット31の組込処理について説明する。ディジタル複合機11のユーザは、拡張ユニット31を組み込みたい場合、製造業者から拡張ユニット31を入手すると共に、サービスセンタにその旨を連絡する。連絡を受けたサービスセンタの出張職員(以下、サービス員と称する。)は、ディジタル複合機11の設置場所に赴き、組込作業を行う。また、ディジタル複合機11のユーザは、サービスセンタに連絡して拡張ユニット31の組込を希望する旨を伝えると、サービス員が拡張ユニット31を持参してディジタル複合機11の設置場所に赴き、拡張ユニット31の組込作業を行う。
【0043】
組込作業の際に、サービス員は拡張ユニット31を拡張スロット21に装着し、操作パネル23のキー群を介して、特定の操作手順により、CPU24に、ディジタル複合機11の固有情報である製造番号と、拡張ユニット31の固有情報である製造番号とを、表示するように指示する。
【0044】
CPU24は、この指示に基づいて、ディジタル複合機11のRAM25に管理されている装置自身の製造番号と、拡張スロット21に挿入されている拡張ユニット31の製造番号とを、読み出して表示パネルに表示させる。
【0045】
サービス員は、電話などの通信手段を用いて表示パネルに表示されたディジタル複合機11の製造番号と、拡張ユニット31の製造番号とを、サービスセンタの常駐職員に連絡する。常駐職員は、管理装置12にこれらの製造番号を入力して、伝達された製造番号から拡張ユニット31が正規品であるか否かなどを判定する。
【0046】
この時、正規品である場合に限り、管理装置12にディジタル複合機11または拡張ユニット31のうち少なくとも一方の製造番号から所定の処理によって暗号を作成させる。そして、電話などの通信手段によってサービス員に、この暗号を伝達する。
【0047】
サービス員は、この暗号をディジタル複合機11のキー群を用いた特定の手順により、CPU24に伝達する。CPU24は、伝達された暗号を所定の方法で解読して得られた解読情報である解読番号と、ディジタル複合機11及び拡張ユニット31の製造番号とを比較する。そして、比較結果を操作パネル23の表示パネルに表示する。
【0048】
そして、解読番号と、ディジタル複合機11及び拡張ユニット31のうち少なくとも一方の製造番号とが、一致した場合に、CPU24は、拡張スロット21のインタフェース21aをON状態とし、拡張ユニット31を使用できるようにする。
【0049】
一方、解読番号と、ディジタル複合機11及び拡張ユニット31のうち少なくとも一方の製造番号とが、異なる場合、CPU24はインタフェース21aをOFF状態とし、拡張ユニット31の使用を不可能な状態とする。
【0050】
以上のように、本システムでは拡張ユニット31を取り付ける際に、ディジタル複合機11のCPU24によって、装置自身の固有情報である製造番号と、拡張ユニット31の固有情報である製造番号とを、取得するように設定されている。そして、サービス員は、これらの番号をサービスセンタに伝達し、サービスセンタに設置された管理装置12で暗号を作成させ、これをディジタル複合機11のCPU24に解読させるようになっている。また、CPU24は解読番号と、装置自身の製造番号及び拡張ユニット31の製造番号の少なくとも一方の番号とが、一致した場合に限り、拡張スロット21のインタフェースをON状態として、拡張ユニット31を利用できる状態とする。これにより本システムでは、どのディジタル複合機11において拡張ユニットが使用されているかというディジタル複合機11での拡張ユニット31の利用状況を、サービスセンタにおいて把握することが可能となる。
【0051】
なお、固有情報の暗号化についての処方としては、
1.ディジタル複合機自身の固有情報のみを暗号化する。
2.拡張ユニットの固有情報のみを暗号化する。
3.ディジタル複合機と拡張ユニットの固有情報を暗号化する。
などが考えられる。しかし、ディジタル複合機11の装置本体においては、どの拡張ユニット31が装着されるかまでを管理させると、装置自身に負荷がかかってしまう。そのため、装置本体の固有情報と拡張ユニット31の固有情報との2つをサービスセンタに伝達して、サービスセンタ側では、この2つのデータを関連づけて管理させておくとともに、拡張ユニット31の固有情報に問題がなければ、基本的に装置自身の固有情報のみを暗号化してディジタル複合機11に対して暗号化した装置自身の固有情報を返送する。そして、暗号化された装置自身の固有情報をディジタル複合機11側で解析して、固有情報が一致すれば拡張ユニット31の使用を許可するように管理する。
【0052】
また、管理装置12によって、ディジタル複合機11に対してセットされる拡張ユニット31は、二重登録を防止できるように設定されていることが好ましい。すなわち、管理装置12が、伝達されたディジタル複合機11の製造番号と拡張ユニット31の製造番号とを対応させて記憶しておき、既に記憶されている製造番号と同一の番号が伝達された場合には、暗号の作成を拒否するように設定するようにするのが好ましい。
【0053】
ディジタル複合機11では、ディスクドライブ22を介して新しい拡張プログラムをインストールする際にも、製造番号などの固有情報によるチェックを行うようになっている。
【0054】
この場合、サービス員は拡張プログラムをインストールする前に、ディジタル複合機11の製造番号と拡張プログラムの製造番号とをサービスセンタに伝達する。サービスセンタの常駐職員は、管理装置12を用いて、拡張ユニット31の場合と同様に、拡張プログラムが正規品であるか否かを判定する。そして、拡張プログラムが正規品である場合に限り、固有情報から暗号を作成して、この暗号をサービス員に伝達する。サービス員はこの暗号をディジタル複合機11に入力し、CPU24は、この暗号を解読して得られた解読情報と製造番号とを比較してこれらが一致する場合に限り、ディスクドライブ22のインタフェースをオンにしてインストール可能な状態にする。
【0055】
なお、本実施の形態では、サービス員がディジタル複合機11及び拡張ユニット31の製造番号を電話などの通信手段によって、サービスセンタの常駐職員に伝達するとともに、常駐職員が管理装置に製造番号を入力して暗号を作成させ、同じく電話などの通信手段によってサービス員にその暗号を伝達するようになっていた。しかしながら、これに限らず、電話回線、インターネット及びイントラネットなどの通信ネットワークを利用して、製造番号及び暗号の授受を自動的に行うこともできる。
【0056】
図3は通信ネットワークを介して接続された機能組込システムの構成図である。また、図4は管理装置が接続されたディジタル複合機の制御部のブロック図である。この場合、CPU24は、通信ボード26を制御して、取得した製造番号を通信線を介して管理装置12に伝達させる。そして、同様に管理装置12も作成した暗号を通信線を介して、ディジタル複合機11の通信ボード26に送信する。その後、CPU24が送信された暗号を通信ボード26から取得するようにしている。
【0057】
なお、この時の操作は前記のようにサービス員によって操作指示されてもよいが、拡張ユニットの組込処理をサービス員ではなく、ディジタル複合機11のユーザが行うことも可能である。また、ユーザが拡張ユニットを挿入するだけで、製造番号や暗号の授受や、解読番号と製造番号との比較が自動的に行われるように設定することも可能である。
【0058】
図5は、管理テーブルの一例を示す図である。サービスセンタにおいて、拡張ユニット31の利用状況を管理するために、例えば図5に示したような管理テーブルを構築する。管理テーブルでは、ディジタル複合機の製造番号、顧客情報、拡張ユニットの製造番号の情報及び拡張ユニットの装着日時などが管理される。このように、サービスセンタにおいて管理テーブルを管理することにより、設置先における装置の動作環境などを把握でき、何らかの問題が発生した場合に、即対応ができ、顧客に対するサ−ビス性が向上する。
【0059】
次に、管理装置とディジタル複合機とが通信線などを介して接続されている場合の管理装置の処理手順を説明する。図6は、管理装置における処理の手順を示すフローチャートである。ディジタル複合機11からディジタル複合機11の製造番号及び拡張ユニット31の製造番号が、通信線を介して管理装置12に送られる。管理装置12は、送られてきた製造番号が正規の情報であるかどうかを判定する(s2)。製造番号が正規の情報でない場合は、メッセージを作成し(s8)、ディジタル複合機11に通信線を介して製造番号が正規の情報でない旨のメッセージを返送する(s7)。製造番号が正規の情報である場合は、製造番号は既に管理されているかどうかを確認する(s3)。製造番号が既に管理されていた場合は、前記s8及びs7の処理を行う。製造番号がまだ管理されていない場合は、製造番号を管理テーブルに追加する(s4)。
【0060】
そして、製造番号に対して暗号化処理を行う(s5)。次に、ディジタル複合機11に暗号を送信するために、通信線を介してディジタル複合機11と管理装置12とが接続される(s6)。そして、管理装置12はディジタル複合機11に対して暗号を返送する(s7)。このようにして、管理装置は固有情報と暗号との授受を行う。
【0061】
なお、本実施の形態では拡張ユニット31及びディジタル複合機11の固有情報として、製造番号を採用している。しかしながら、本システムにおいて固有情報として使用できるものは、製造番号に限らない。すなわち、拡張ユニット31及びディジタル複合機11を特定できるものがあればどのような情報でもかまわない。
【0062】
さらに、ディジタル複合機11に搭載されている他のユニット(HDなど)の固有情報を使用してもよい。
【0063】
また、ディジタル複合機11と拡張ユニット31との双方の情報を利用するようにすると、ディジタル複合機11と拡張ユニット31との情報を比較して、適切な組み合わせかどうかを調べることが可能となる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0065】
(1) 画像形成装置から管理装置へ、該画像形成装置及び該画像形成装置に接続された拡張ユニットの固有情報を送信し、画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を受信した管理装置が、この拡張ユニットがこの画像形成装置に対して正規品であるか否かを判定し、正規品である場合にさらに該固有情報を管理中であるか否かを判定し、未管理の場合にその旨を示す情報として、受信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報を暗号化した暗号化情報を生成して、該画像形成装置に対して返送する。そして、受信した画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を関連づけて管理し、前記暗号化情報を受信した画像形成装置が、この暗号化情報を解読して得た解読情報と、前記送信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報と、を比較し、この比較結果が一致したとき、該拡張ユニットを動作可能な状態とすることを決定する。また、機能拡張部の固有情報を既に管理中の場合には、暗号化情報の生成を拒否する。したがって、外部の管理装置において、拡張ユニットの組み込まれる画像形成装置を把握できる。また、管理装置において、拡張ユニットが正規品であるか否かを固有情報に基づいて判断することができる。さらに、画像形成装置に装着する拡張ユニットの固有情報と、画像形成装置の固有情報とが、管理装置によって確実に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る機能組込システムの構成図である。
【図2】ディジタル複合機における制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】通信ネットワークを介して接続された機能組込システムの構成図である。
【図4】管理装置が接続されたディジタル複合機の制御部のブロック図である。
【図5】管理テーブルの一例を示す図である。
【図6】管理装置における処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11−ディジタル複合機
12−管理装置
24−CPU
31−拡張ユニット
Claims (2)
- 複数の画像形成装置及び複数の拡張ユニットの利用状況をそれぞれ固有情報に基づいて管理する管理装置と、複数の画像形成装置と、を通信ネットワークを介して接続し、
画像形成装置に新たな拡張ユニットが接続されるとき、
この画像形成装置から管理装置へ、該画像形成装置の固有情報及び該画像形成装置に接続された拡張ユニットの固有情報を送信する工程と、
該画像形成装置及び該拡張ユニットの固有情報を受信した管理装置が、該固有情報を管理中であるか否かを判定し、
未管理の場合にその旨を示す情報として、受信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報を暗号化した暗号化情報を生成して、該画像形成装置に対して返送する工程と、
拡張ユニットの固有情報を既に管理中の場合には、暗号化情報の生成を拒否する工程と、
該管理装置が受信した画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を関連づけて管理するように追加する工程と、
前記暗号化情報を受信した画像形成装置が、この暗号化情報を解読して得た解読情報と、前記送信した画像形成装置または拡張ユニットの少なくとも一方の固有情報と、を比較し、この比較結果が一致したとき、該拡張ユニットを動作可能にする工程と、
を含むことを特徴とする機能組込方法。 - 画像形成装置と、複数の画像形成装置及び複数の拡張ユニットの固有情報を管理し、該画像形成装置から伝達された固有情報から暗号化情報を生成して該画像形成装置に伝達する管理装置と、を含む機能組込システムにおいて、
画像形成装置に拡張ユニットが接続されるときに、
該画像形成装置から該管理装置へ、該画像形成装置の固有情報及び該画像形成装置に接続された拡張ユニットの固有情報を送信し、
画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を受信した管理装置が、該固有情報を管理中であるか否かを判定し、未管理の場合にその旨を示す情報として、受信した画像形成装置または拡張ユニットの固有情報を暗号化した暗号化情報を生成して、該画像形成装置に対して返送し、受信した画像形成装置及び拡張ユニットの固有情報を関連づけて管理テーブルで管理し、該機能拡張部の固有情報を既に管理中の場合には、暗号化情報の生成を拒否し、
前記暗号化情報を受信した画像形成装置が、この暗号化情報を解読して得た解読情報と、前記送信した画像形成装置または拡張ユニットの少なくとも一方の固有情報と、を比較し、この比較結果が一致したとき、該拡張ユニットを動作可能にすることを特徴とする機能組込システム。
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