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JP4209797B2 - トランスバーサルフィルタ - Google Patents
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Description

本発明は、トランスバーサルフィルタに関わり、特に、光ファイバー通信における波長分散や偏波モード分散を電気回路により補償する超高周波動作のトランスバーサルフィルタに関わる。
従来のトランスバーサルフィルタの例は、例えば下記特許文献1、特許文献2に記載されている。
図11に従来のトランスバーサルフィルタの例を示す。入力端子1から入力されるデータは入力バッファ11にてレベル調整され、縦続接続された第1〜第4の遅延回路21〜24に入力される。入力バッファ11の出力及び第1〜第4の遅延回路21〜24の出力は、それぞれ第1〜第5の乗算回路31〜35に入力される。第1〜第5の乗算回路31〜35の出力は、第1〜第4の加算回路42〜45により加算され、出力バッファ12を経由して出力端子2から出力される。
ここで、第1の乗算回路31を経由する信号経路をP1、第2の乗算回路32を経由する信号経路をP2、第3の乗算回路33を経由する信号経路をP3、第4の乗算回路34を経由する信号経路をP4、第5の乗算回路35を経由する信号経路をP5とする。
図12に従来のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す。横軸は信号経路を示し、縦軸はトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す。例えば、横軸に示すP1は第1の乗算回路31を経由する信号経路であり、これに対応する伝達時間のプロットは第1の乗算回路31に入力するタップ係数を1とし他のすべての乗算回路に入力するタップ係数をゼロとした場合のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す。図に示すように、従来のトランスバーサルフィルタの伝達時間は信号経路(P1〜P5)の選択により可変である。従って、従来のトランスバーサルフィルタは、適当なタップ係数を与えることにより、有限長インパルス応答回路(FIR)として機能する。
特開2003−087198号公報 特開2003−258606号公報
一般に有限長インパルス応答回路では、求められるフィルタ特性を実現するためのタップ係数の組合せをZ変換により演算する。この演算を実行するために、信号経路を順番に変更した場合の伝達時間の変化は常に一定であることが求められる。しかしながら、図11の従来のトランスバーサルフイルタでは、図12に示すように、信号経路を順番に変更した場合の伝達時間の変化は一定とはならない。すなわち、信号経路をP1からP2へ変更した場合が最も伝達時間の変化が大きく、P4からP5へ変更した場合が最も小さくなる。
伝達時間の変化(伝達時間差)が一定かどうかを調べるためには、縦軸を伝達時間差としたグラフを描画すれば明らかとなる。図13は従来のトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す。横軸は隣り合う二つの信号経路を示し、縦軸はトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す。例えば、横軸に示すP2−P1はP2とP1の二つの信号経路を示しており、縦軸は二つの信号経路の伝達時間差を示す。有限長インパルス応答回路では、隣同士の信号経路間の伝達時間差はすべて等しいことが求められる。しかしながら、従来のトランスバーサルフィルタではP2−P1とP5−P4が、それ以外よりも、それぞれ、大きくなり、小さくなっている。このような伝達時間差のばらつきは、特に高周波信号(概ね10GHz以上)を通す場合に顕著となる。
このように隣同士の信号経路間の伝達時間差が一定とならないのは、従来のトランスバーサルフィルタの入力端及び出力端に存在する不連続性のためである。すなわち、入力端においては、第1の乗算回路31出力のみが直接後段に相当する第1の加算器42に入力されるため、信号経路P1の伝達時間は他の信号経路よりも余計に短くなる。また、出力端においては、第4(一般にN)の遅延回路24出力はデータを送出する次の段の遅延回路が存在せず、負荷が第1〜第3の遅延回路21〜23よりも軽減されるため、信号経路P5の伝達時間は他の信号経路よりも短くなる。
本発明の目的は、入力端及び出力端、あるいは出力端における不連続性を補償し、隣同土の信号経路間の伝達時間差をすべて、あるいは入力端を除いてすべて等しくしたトランスバーサルフィルタを提供することにある。
本発明においては、上記目的を達成するために、請求項1に記載のように、入力データのレベル調整を行う入力バッファと、前記入力バッファの出力を入力し所定の時間遅延を施す第1から第N(Nは3以上の整数とする)までのN個の遅延回路と、前記入力バッファの出力を入力し外部から与えられるタップ係数を乗算して出力する第1の乗算回路と、前記N個の遅延回路の各出力をそれぞれ入力し外部から与えられるタップ係数を乗算して出力する第2から第N+1までのN個の乗算回路と、前記第K(Kは1からNまでの整数とする)の乗算回路の出力と前記第K+1の乗算回路の出力とを加算する第1から第NまでのN個の加算回路と、前記第Nの加算回路の出力を入力する出力バッファと、から構成されるトランスバーサルフィルタであって、前記第Nの遅延回路の出力を入力する第N+1の遅延回路を新たに設け、前記第Kの遅延回路と前記第K+1の遅延回路とを接続する配線長をすべて等しくしたことを特徴とするトランスバーサルフィルタを構成する。
また、本発明においては、請求項2に記載のように、前記第1から第NまでのN個の遅延回路は、各々が複数の遅延バッファの縦続接続により構成され、前記第N+1の遅延回路は、前記複数の遅延バッファの内の初段の遅延バッファのみで構成されることを特徴とする請求項1に記載のトランスバーサルフィルタを構成する。
また、本発明においては、請求項3に記載のように、前記第1の乗算回路の出力を入力し前記第1の加算回路にその出力を送出する前置加算回路と、前記前置加算回路の他方の入力にゼロに相当する信号を送出する信号発生回路と、を新たに設けることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスバーサルフィルタを構成する。
また、本発明においては、請求項4に記載のように、前記第1の遅延回路の遅延時間を、前記第2から第Nまでの遅延回路の遅延時間よりも前記第1の加算回路の伝達時間に相当する分だけ短くすることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスバーサルフィルタを構成する。
本発明の実施により、遅延回路の新設、信号発生回路と加算回路との組み合わせの新設、または初段遅延回路の遅延時間の短縮によって、入力端及び出力端、あるいは出力端における不連続性を補償し、隣同土の信号経路間の伝達時間差をすべて、あるいは入力端を除いてすべて等しくしたトランスバーサルフィルタを提供することが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は本発明第1の実施形態のトランスバーサルフィルタを示す。入力端子1から入力されるデータは入力バッファ11にてレベル調整され、縦続接続された第1〜第4の遅延回路21〜24に入力される。入力バッファ11の出力及び第1〜第4の遅延回路21〜24の出力は、それぞれ第1〜第5の乗算回路31〜35に入力される。第1〜第5の乗算回路31〜35の出力は、第1〜第4の加算回路42〜45により加算され、出力バッファ12を経由して出力端子2から出力される。ここで、第1の乗算回路31を経由する信号経路をP1、第2の乗算回路32を経由する信号経路をP2、第3の乗算回路33を経由する信号経路をP3、第4の乗算回路34を経由する信号経路をP4、第5の乗算回路35を経由する信号経路をP5とする。ここまでは、図11に示した従来のトランスバーサルフィルタの構成と同じである。本実施形態では、第5の遅延回路25が第4の遅延回路24の出力に新たに付加し、かつ第1から第5の遅延回路21〜25を接続する配線長をすべて等しくする点が従来と異なる。
図2は本発明第1の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す。横軸は信号経路を示し、縦軸はトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す。例えば、横軸に示すP1は第1の乗算回路31を経由する信号経路であり、これに対応する伝達時間のプロットは第1の乗算回路31に入力するタップ係数を1とし他のすべての乗算回路に入力するタップ係数をゼロとした場合のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す。図に示すように、本実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間は信号経路(P1〜P5)の選択により可変である。従って、本実施形態のトランスバーサルフィルタは、適当なタップ係数を与えることにより、有限長インパルス応答回路(FIR)として機能する。
図3は本発明第1の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す。横軸は二つの信号経路を示し、縦軸はトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す。例えば、横軸に示すP2−P1はP2とP1の二つの信号経路を示しており、縦軸は二つの信号経路の伝達時間差を示す。
例えば図11に示した従来のトランスバーサルフィルタでは、出力端における不連続性のため、信号経路P5と信号経路P4の伝達時間差(P5−P4)がそれ以外よりも小さい問題があった。本実施形態では、第4の遅延回路24の出力に第5の遅延回路25が新たに付加され、かつ第1から第5の遅延回路21〜25を接続する配線長がすべて等しく設計されたため、信号経路P5と信号経路P4の伝達時間差(P5−P4)がそれ以外(P3−P2、P4−P3)と完全に等しくなる。
上記の効果が得られたのは、第4の遅延回路の集中回路定数的な負荷が第1〜第3の遅延回路の集中回路定数的な負荷と等しくなっただけでなく、各遅延回路間を接続する配線長をすべて等しくしたことにより配線寄生による負荷もすべて等しくなり、出力端に存在する不連続性を完全に補償できたためである。
本実施形態は、請求項1に係る発明において、N=4としたときの一実施形態例となっている。Nが3以上で4とは異なる整数である場合にも、請求項1に係る発明が、本実施形態と同様の効果を奏することは明らかである。
(第2の実施形態)
図4は本発明第2の実施形態のトランスバーサルフィルタを示す。入力端子1から入力されるデータは入力バッファ11にてレベル調整され、縦続接続された第1〜第4の遅延回路21〜24に入力される。入力バッファ11の出力及び第1〜第4の遅延回路21〜24の出力は、それぞれ第1〜第5の乗算回路31〜35に入力される。第1〜第5の乗算回路31〜35の出力は、第1〜第4の加算回路42〜45により加算され、出力バッファ12を経由して出力端子2から出力される。さらに、第1の実施形態と同様に第5の遅延回路25Aが第4の遅延回路24の出力に新たに付加され、かつ第1から第5の遅延回路21〜24、25Aを接続する配線長がすべて等しく設計される。第1の実施形態と異なる点は、第1から第4の遅延回路21〜24が各々複数の遅延バッファの縦続接続により構成され、かつ第1の実施形態における第5の遅延回路25を、第1から第4までの遅延回路21〜24を構成する複数の遅延バッファの内初段の遅延バッファのみから構成される第5の遅延回路25Aとした点にある。
図5は第5の遅延回路25Aとその周辺の回路図を示す。第4の遅延回路24は所望の遅延時間を得るために複数の遅延バッファ(図では6段)により構成されるのに対して、第5の遅延回路25Aは初段の遅延バッファのみで構成される。このため、本実施形態は第1の実施形態と比較して低電力での動作が可能となり、第1の実施形態と同じ効果を低電力で実現するという効果が得られる。
一方で、第1の実施形態と同様に、第4の遅延回路の集中回路定数的な負荷が第1〜第3の遅延回路の集中回路定数的な負荷と等しくなり、かつ各遅延回路間を接続する配線長をすべて等しくしたことにより配線寄生による負荷もすべて等しくなり、出力端に存在する不連続性を完全に補償できる。本実施形態の動作は、第1の実施形態と同様に、図2に示す遅延時間、図3に示す遅延時間差の特性を示す。
なお、第1から第4の遅延回路21〜24は複数の遅延バッファから構成されるが、具体的な回路としては「エミッタフォロワ(コレクタ接地増幅器)+差動増幅器+エミッタフォロワ+差動増幅器・・・」または「ソースフォロワ+差動増幅器+ソースフォロワ+差動増幅器・・・」等が考えられる。この場合には、エミッタフォロワまたはソースフォロワを初段の遅延バッファすなわち第5の遅延回路とすればよい。
本実施形態は、請求項2に係る発明において、N=4としたときの一実施形態例となっている。Nが3以上で4とは異なる整数である場合にも、請求項2に係る発明が、本実施形態と同様の効果を奏することは明らかである。
(第3の実施形態)
図6は本発明第3の実施形態のトランスバーサルフィルタを示す。入力端子1から入力されるデータは入力バッファ11にてレベル調整され、縦続接続された第1〜第4の遅延回路21〜24に入力される。入力バッファ11の出力及び第1〜第4の遅延回路21〜24の出力は、それぞれ第1〜第5の乗算回路31〜35に入力される。第1〜第5の乗算回路31〜35の出力は、第1〜第4の加算回路42〜45により加算され、出力バッファ12を経由して出力端子2から出力される。さらに、第1の実施形態と同様に第5の遅延回路25が第4の遅延回路24の出力に新たに付加され、かつ第1から第5の遅延回路21〜25を接続する配線長がすべて等しく設計される。本実施形態ではさらに、第1の乗算回路31と第1の加算回路42の間に新たに前置加算回路41が付加され、この前置加算回路41の他方の入力にゼロに相当する信号を送出する信号発生回路40が付加される。
図7は本発明第3の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示し、図8は本発明第3の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す。 例えば図11に示した従来のトランスバーサルフィルタでは、入力端における不連続性のため、信号経路P2と信号経路P1の伝達時間差(P2−P1)がそれ以外よりも大きい問題があった。本実施形態では、第1の乗算回路31と第1の加算回路42の間に新たに前置加算回路41が付加され、さらにこの前置加算回路41の他方の入力にゼロに相当する信号を送出する信号発生回路40が付加されるため、信号経路P2と信号経路P1の伝達時間差(P2−P1)がそれ以外(P3−P2、P4−P3、P5−P4)と完全に等しくなる。
上記の効果が得られたのは、他の信号経路(P2〜P5)と同様に信号経路P1に回路構造上対称となる前置加算回路41が付加されたことにより、入力端に存在する不達続性を完全に補償できたためである。
本実施形態は、請求項3に係る発明において、N=4としたときの一実施形態例となっている。Nが3以上で4とは異なる整数である場合にも、請求項3に係る発明が、本実施形態と同様の効果を奏することは明らかである。
(第4の実施形態)
図9は本発明第4の実施形態のトランスバーサルフィルタを示す。入力端子1から入力されるデータは入力バッファ11にてレベル調整され、縦続接続された第1〜第4の遅延回路21A、22〜24に入力される。入力バッファ11の出力及び第1〜第4の遅延回路21A、22〜24の出力は、それぞれ第1〜第5の乗算回路31〜35に入力される。第1〜第5の乗算回路31〜35の出力は、第1〜第4の加算回路42〜45により加算され、出力バッファ12を経由して出力端子2から出力される。さらに、第1の実施形態と同様に第5の遅延回路25が第4の遅延回路24の出力に新たに付加され、かつ第1から第5の遅延回路21A、22〜25を接続する配線長がすべて等しく設計される。本実施形態ではさらに、第1の遅延回路21Aの遅延時間を、第2から第4までの遅延回路22〜24の遅延時間よりも第1の加算回路42の伝達時間に相当する分だけ小さくする。ここに、加算回路の伝達時間とは、加算回路に信号が入力されてから出力されるまでの時間である。なお、第1〜第4の加算回路42〜45はすべて等しい伝達時間を有しているものとする。
図10は第1の遅延回路21Aとその周辺の回路図を示す。第2の遅延回路22は所望の遅延時間を得るために複数の遅延バッファ(図では6段)により構成されるのに対して、第1の遅延回路21Aは第1の加算回路42の遅延時間に相当する遅延バッファを削除して(図では5段で)構成される。
例えば図11に示した従来のトランスバーサルフィルタでは、入力端における不連続性のため、信号経路P2と信号経路P1の伝達時間差(P2−P1)がそれ以外よりも大きい問題があった。本実施形態では、第1の遅延回路21Aの遅延時間を、第2から第4までの遅延回路22〜24の遅延時間よりも第1の加算回路42の伝達時間に相当する分だけ小さくするため、入力端での不連続性を完全に補償することができ、信号経路P2と信号経路P1の伝達時間差(P2−P1)がそれ以外(P3−P2、P4−P3、P5−P4)と完全に等しくなる効果が得られる。また、第3の実施形態と比較して、前置加算回路41が不要であり、遅延回路21Aの素子数が減少できるため、低電力で実現できる効果が得られる。本実施形態の動作は、第3の実施形態と同様に、図7に示す遅延時間、図8に示す遅延時間差の特性を示す。
本実施形態は、請求項4に係る発明において、N=4としたときの一実施形態例となっている。Nが3以上で4とは異なる整数である場合にも、請求項4に係る発明が、本実施形態と同様の効果を奏することは明らかである。
本発明第1の実施形態のトランスバーサルフィルタを説明する図である。 本発明第1の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す図である。 本発明第1の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す図である。 本発明第2の実施形態のトランスバーサルフィルタを説明する図である。 第5の遅延回路25Aとその周辺の回路図である。 本発明第3の実施形態のトランスバーサルフィルタを説明する図である。 本発明第3の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す図である。 本発明第3の実施形態のトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す図である。 本発明第4の実施形態のトランスバーサルフィルタを説明する図である。 第1の遅延回路21Aとその周辺の回路図である。 従来のトランスバーサルフィルタを説明する図である。 従来のトランスバーサルフィルタの伝達時間を示す図である。 従来のトランスバーサルフィルタの伝達時間差を示す図である。
符号の説明
1…入力端子、2…出力端子、3〜7…タップ係数入力端子、11…入力バッファ、12…出力バッファ、21…第1の遅延回路、21A…第1の遅延回路、22…第2の遅延回路、23…第3の遅延回路、24…第4の遅延回路、25…第5の遅延回路、25A…第5の遅延回路、31…第1の乗算回路、32…第2の乗算回路、33…第3の乗算回路、34…第4の乗算回路、35…第5の乗算回路、40…信号発生回路、41…前置加算回路、42…第1の加算回路、43…第2の加算回路、44…第3の加算回路、45…第4の加算回路。

Claims (4)

  1. 入力データのレベル調整を行う入力バッファと、前記入力バッファの出力を入力し所定の時間遅延を施す第1から第N(Nは3以上の整数とする)までのN個の遅延回路と、
    前記入力バッファの出力を入力し外部から与えられるタップ係数を乗算して出力する第1の乗算回路と、
    前記N個の遅延回路の各出力をそれぞれ入力し外部から与えられるタップ係数を乗算して出力する第2から第N+1までのN個の乗算回路と、
    前記第K(Kは1からNまでの整数とする)の乗算回路の出力と前記第K+1の乗算回路の出力とを加算する第1から第NまでのN個の加算回路と、
    前記第Nの加算回路の出力を入力する出力バッファと、
    から構成されるトランスバーサルフィルタであって、
    前記第Nの遅延回路の出力を入力する第N+1の遅延回路を新たに設け、
    前記第Kの遅延回路と前記第K+1の遅延回路とを接続する配線長をすべて等しくしたことを特徴とするトランスバーサルフィルタ。
  2. 前記第1から第NまでのN個の遅延回路は、各々が複数の遅延バッファの縦続接続により構成され、
    前記第N+1の遅延回路は、前記複数の遅延バッファの内の初段の遅延バッファのみで構成されることを特徴とする請求項1に記載のトランスバーサルフィルタ。
  3. 前記第1の乗算回路の出力を入力し前記第1の加算回路にその出力を送出する前置加算回路と、
    前記前置加算回路の他方の入力にゼロに相当する信号を送出する信号発生回路と、
    を新たに設けることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスバーサルフィルタ。
  4. 前記第1の遅延回路の遅延時間を、前記第2から第Nまでの遅延回路の遅延時間よりも前記第1の加算回路の伝達時間に相当する分だけ短くすることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスバーサルフィルタ。
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