JP4224392B2 - トイレ用自動ドア装置 - Google Patents
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Description
上記外側操作部は外開スイッチ及び外閉スイッチを有し、外開スイッチを操作するとその開信号によりドアが開き、外閉スイッチを操作するとその閉信号によりドアが閉じる。内側操作部も同様に内開スイッチ及び内閉スイッチを有し、内開スイッチの操作によりドアが開き、内閉スイッチの操作によりドアが閉じるように設定されている。
上記ロック機構は、内閉スイッチを操作して前記ドアを閉じた際に該ドアを自動的に施錠し、内開スイッチを操作して前記ドアを開ける際に自動的に解錠されるものである。
この電気錠は、ソレノイドにより可動するプランジャーに作動部材を介してロックピンを出没自在に取り付け、該ピンが突出してピン受けに係合したときに施錠され、ピン受けからロックピンが離脱したときに解錠される構造である。斯る電気錠は、その施錠時にロックピンがピン受けに嵌め合い掛止するので、ドアの全閉状態を確実に担保して利用者が安心できる利点がある。
しかしながら、電気錠は、その構成部品点数が多く高価であるとともに自動ドアの施工時に手数を要するのでトイレ用自動ドア装置のコストアップの要因になり、また、施錠時及び解錠時にロックピンの衝動音(ロック音)が発生して利用者に不快感を与える不具合がみられた。
それにより、トイレ使用中のドア全閉状態において、外部からドアを手動で開こうとしたときにモータの強力押し動作が作用するので、その手動開き操作によるドアの開動を阻止することができ、電気錠の装備を不要にすることができる。
その手段として、上記強力押し動作がタイマにより設定された時間継続するようにし、その設定時間が経過したときに前記モータを小さなトルクで閉じ側回転させ、その後にドアを全閉状態に復帰させることを特徴とする(請求項2)。
モータを小さなトルクで閉じ側回転させる動作はドア閉じの一次押し動作であり、それに続く二次押し動作によりドアが全閉状態となる。この全閉状態における二次押し動作は、モータを一次押し動作より軽微なトルク(ドアと突き当て面との間に隙間が生じない程度)で閉じ側回転力を与えるものである。
したがって、タイマの設定時間が経過するまで手動開き操作を持続させることにより、設定時間が経過した直後の一次押し動作になった時にはドアを手で開くことができる。
それによれば、タイマの設定時間が経過するまで手動開き操作を持続させることにより、設定時間が経過したときにモータのトルクが繋らないのでドアを軽い手動力で開くことができる。
また、請求項2又は3によれば、便房内で利用者が体調を悪くしているなどの緊急時又は非常時には、手動でドアを開くことも可能であって緊急・非常時に迅速な対応ができ、しかも、緊急・非常用の鍵スイッチや配線等を省略できればさらにコストアップの抑制を図ることができる。
便房1は、その間口1aに引き戸式のドア2を開閉自在に配置するとともに無目内にコントローラ3及び駆動手段4を配設し、室外側には押ボタン式の外開スイッチ5a及び外閉スイッチ5b、使用中ランプ5c等からなる外側操作部5を取り付け、室内側には押ボタン式の内開スイッチ6a及び内閉スイッチ6b等からなる内側操作部6を取り付けている。また、便房1の前記間口1aには、安全対策の一手段として光電センサを構成する投光部7aと受光部7bからなる補助光センサ7を取り付けている。
なお、便房1内には便器1bや洗面台1cが設置され、さらには図示しないが室内灯や換気扇などを適宜に装備される。
詳しくは、コントローラ3は、装置全体の動作を制御する制御部3aを有するとともにモータ4aの駆動回路であるモータ駆動部3bを備え、前記外側操作部5又は内側操作部6から制御部3aが開信号又は閉信号を受けたときに、モータ駆動部3bを介してモータ4aを起動・停止させるようにしている。
コントローラ3には、さらに閉忘れタイマ3cや長時間タイマ3d等を備え、その閉忘れタイマ3cにより、開いたドア2が比較的短い時間(例えば30秒)放置されたときに前記制御部3aがモータ駆動部3bへ閉信号を発信してドア2を閉動させるようにし、また、長時間タイマ3dにより、内閉スイッチ6bの操作でドア2が閉じたまま(便房1内が使用中)長時間(例えば20〜30分)継続されたときに前記制御部3aが開信号を発信してドア2を開動させるようにする。
なお、上記内側操作部6にも使用中ランプを設けることもよい。
便房1内に入った利用者が内閉スイッチ6bを押すと、閉忘れタイマ3cがストップし、外側操作部5の使用中ランプ5cが点灯し、外開スイッチ5aが無効となり、長時間タイマ3dがスタートし、ドア2が閉動する。この状態は、使用中ランプ5cが点灯してトイレが使用であることを外部から確認されるとともに外開スイッチ5aの無効により外部からのドア開きを禁止したドア2の全閉状態(以下、全閉使用状態という)である。
なお、上記ドア2が開いた状態で利用者が入室せずに放置されたときは、閉忘れタイマ3cの設定時間が経過したときにブザーが所定時間(例えば、5秒)鳴った後にドア2が閉動して終了、すなわち全閉初期状態に戻る。
その後、退出した利用者が外閉スイッチ5bを押すと、ドア2が閉動するとともに閉忘れタイマ3cがストップして全閉初期状態に戻る。
なお、便房1から退出した利用者が外閉スイッチ5bを押さないときには、閉忘れタイマ3cの設定時間が経過したときにブザーが所定時間鳴った後にドア2が閉動して全閉初期状態に戻る。
その強力押し動作を図3のフローチャートにより説明する。
ドア2の全閉使用状態においては、ドア2と突き当て面との隙間をなくすために、モータ4aに軽微なトルクの閉じ側回転力をかけている二次押し動作中であるが(ST1)、手動により開き操作をしたときには、モータの開き側回転をパルスカウンタで計測し、ドア2が微少量(例えば、10mm程度;カウント2以上)開いた状態を前記カウンタで検出する(ST2)。このカウンタの検出信号を制御部3aが受けてモータ駆動部3bを介しモータ4aに電圧をかけ、手動でさらにそれ以上ドア2が開動しないよう閉じ方向の付勢力をかけて強力押し動作をさせる(ST3)。
上記タイマの設定時間は、ドア2が開けられない状態であることを認識させるに必要な時間、例えば、10秒〜20秒から選定した時間であり、さらに悪戯防止のために1分〜2分間から選定した時間とすることもよいが、緊急時又は非常時の手動開き操作を考慮した場合には20〜30秒程度が好ましい。なお、タイマの設定時間は可変的に変更できるようにする。
したがって、前記ST5からST1へ復帰する間の限られた時間内であれば、詳しくは、強力押し動作の停止(ST5)直後まで手動開き操作を持続させることにより、又は、設定時間が経過した直後の一次押し動作になった時(ST6)の短時間にドア2を手動開き操作をすることにより、モータ4aの回転トルクが小さいのでドア2を手で開けることができる。
それにより、便房1内で利用者が体調を悪くしている場合、長時間タイマ3dや内開スイッチ6aの故障が生じた場合などの緊急時や非常時には、全閉使用状態であっても外部からドア2を手動開き操作で開けることが可能となる。
なお、手動によりドア2を開けた場合には、ST6及びST7を経ずにドア2を開いた状態で保持し、その後は、外閉スイッチ5bの操作により閉動させて全閉初期状態に復帰させ、又は内閉スイッチ6bの操作により閉動させて全閉使用状態に復帰させればよい。
このST10における時間は、外部からの誤操作を防止するために必要最小限とし、手動開き操作がなくその設定時間が経過した後にはモータ4aを起動させることによって(ST11)、ドア2を閉動させ全閉使用状態へ復帰させるようにする(ST6,ST7,ST1)。また、ST10において、モータ4aのトルクを零にする手段は、ドア2の急激な開動を避けるために段階的にトルクを小さくしていくことが好ましい。
なお、ST10及びST11は、手動開き操作が検出されてからタイマの設定時間が経過するまで継続されている場合にのみ動作させることが好ましく、それによって、外部からの誤操作をさらに有効に防止することができる。
また、外側操作部5及び内側操作部6は、押ボタン式のスイッチについて説明したが、それに限定されるものではなく非接触方式のセンサを使用することも任意であり、また、外側操作部5には、利用者がドア2の前に立ったことを検出する赤外線などのセンサ、あるいはマットスイッチ等を包含するものである。
3b:モータ駆動部 4:駆動手段 4a:モータ
Claims (3)
- 便房の間口にドアを開閉自在に取り付け、コントローラで制御される駆動手段のモータ駆動により前記ドアを開閉動させるトイレ用自動ドア装置において、上記コントローラには、ドアを全閉状態から手動開き操作したときに、前記モータを大きなトルクで閉じ側回転させてドアを閉じ方向へ強力押し動作をさせるモータ駆動部を備えていることを特徴とするトイレ用自動ドア装置。
- 上記強力押し動作がタイマにより設定された時間継続するようにし、その設定時間が経過したときに前記モータを小さなトルクで閉じ側回転させ、その後にドアを全閉状態に復帰させることを特徴とする請求項1記載のトイレ用自動ドア装置。
- 上記強力押し動作がタイマにより設定された時間継続するようにし、その設定時間が経過したときに前記モータのトルクを一時的に零にすることを特徴とする請求項1記載のトイレ用自動ドア装置。
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