JP4229488B2 - 搬送式取鍋の載置台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアルミニウム等の溶融金属を所定の使用箇所に搬送する際に、溶融金属が収容された取鍋を車両の荷台に載置固定するための搬送式取鍋の載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の取鍋を荷台に固定する装置としては、例えば特公平4−6464号公報に開示されている。この固定装置は、荷台上に所定の長さの一対の固定具を、荷台の幅方向に取鍋底面のフォーク差込用部材が係合するよう所定の間隔をもって平行に固定すると共に、荷台上面にフォーク差込用部材の端部を係止すべき固定具を前記固定具とコ字状をなすように着脱自在に取り付けて固定装置を形成し、該固定装置外側の荷台上の少なくとも3個所に取鍋緊締用の止具を固設する。
【0003】
そして、取鍋の本体上部の少なくとも3個所に等間隔に設けたリング状の係止部材と、荷台上に対応固定した止具間に、ターンバックル等の緊締具のフックを掛け止め装着すると共に、ターンバックルを回転させて緊張させることによって、取鍋を固定装置及び緊締具を介してトラックの荷台に固定するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この固定方法にあっては、取鍋をトラックの荷台に固定する際に、取鍋を荷台の固定装置上に載置し、その後、取鍋本体上部の係止部材と荷台の止具間にターンバックルのフックをそれぞれ係止させると共に、このターンバックルをそれぞれ適宜回数回転させることによって固定する方法であるため、固定作業自体が面倒となってその作業性が劣ると共に、固定装置と止具が別体で形成されているため、これらのトラックの荷台への取付作業も面倒であるという問題点があった。
【0005】
また、取鍋が固定装置に固定されず単に係合載置されているのみであり、この取鍋の固定点であるターンバックルの一方のフックが係止される係止部材が取鍋の本体上部に設けられているため、トラックの振動等に対して取鍋が固定具の長手方向の前方側に移動し易く、取鍋を安定支持することが難しい等の耐振動性や、車両事故に伴うトラックへの衝撃力に抗する耐衝撃性の面で劣るという問題点があった。
【0006】
さらに、トラックの荷台に止具や固定装置の固定具が上方に突出した状態で固定されているため、トラックを取鍋運搬に専用化する場合には良いものの、このトラックを一般的な物品の運搬に使用する場合には、固定装置や止具が邪魔となって、使いづらいという問題点があった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、請求項1または2記載の発明の目的は、取鍋の載置台への載置固定作業や載置台の荷台への取付作業が容易に行えると共に、耐振動性や耐衝撃性に優れ取鍋を安定支持し得る搬送用取鍋の載置台を提供することにある。また、請求項3記載の発明の目的は、載置台の車両荷台への積載作業がより容易に行える搬送用取鍋の載置台を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、溶融金属を収容した取鍋を車両の荷台に載置固定して搬送する際に使用される載置台であって、前記荷台に取り付けられるベース板の左右両側に沿って一対の固定部材を固定すると共に、該固定部材の前端部に、該固定部材からフォーク差込用部材の係合孔に係合して該フォーク差込用部材の差込孔を幅方向に貫通する貫通位置と非貫通位置とに操作可能な棒状部材からなる係合部材を配設し、前記固定部材の後端部に、前記フォーク差込用部材の差込孔の後端部側に開口する後端開口部に嵌合もしくは挿入されて係合する係合突起からなる係合部材を配設し、これら両係合部材によって取鍋を固定部材及びベース板を介して荷台に固定することを特徴とする。
【0009】
このように構成することにより、トラック等の車両の荷台に取り付けられるベース板には、一対の固定部材が固定されており、この固定部材上にフォークリフトを使用し取鍋底部に固定されたフォーク差込用部材を利用して、溶融金属が収容された取鍋を載置する。そして、載置台の所定位置に載置された取鍋の底部のフォーク差込用部材に、固定部材の前端部及び後端部の4個所に設けた棒状部材や係合突起からなる係合部材を係合させることによって、取鍋を固定部材に固定する。
【0010】
取鍋は、係合部材をフォーク差込用部材に係合させるだけで、固定部材及びベース板を介して荷台に容易かつ確実に載置固定されると共に、固定部材や係合部材がベース板に配設されていることから、このベース板を荷台に取り付けるだけで載置台が荷台に容易に積載される。また、固定部材や係合部材が配設されたベース板は、車両の荷台に面接触状態で載置されると共に、このベース板に取鍋が係合部材によって固定されることから、載置台上に取鍋が安定支持される。
【0011】
このとき、固定部材の前端部に配設される棒状部材(係合部材)を非貫通位置から貫通位置に操作するだけで、棒状部材が固定部材から進出して、取鍋のフォーク差込用部材の差込孔を幅方向(差込孔の長手方向と直交する方向)に貫通する。この貫通した棒状部材で固定部材の前端部とフォーク差込用部材とが係合固定され、取鍋の載置台への載置固定作業がより容易となる。また、取鍋を固定部材の前方側から後方側に移動すると、フォーク差込用部材の差込孔の後端開口部に係合突起(係合部材)が嵌合もしくは挿入して係合される。これにより、フォーク差込用部材の前後端部の4個所が固定部材に係合されて取鍋が載置台上に載置固定され、この載置固定作業時に、フォーク差込用部材の後端部は取鍋を後方に移動させるだけで係合状態とされ、取鍋の載置台への載置固定作業が一層容易となる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、固定部材の前端に外側方向に広がるテーパ部が形成されていることを特徴とする。このように構成することにより、取鍋底部に固定されている一対のフォーク差込用部材を、固定部材のテーパ部で案内しつつ固定部材間を移動させることができることから、取鍋の載置台への載置固定作業が一層容易となる。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、固定部材もしくはベース板に複数組の取付孔が設けられ、該取付孔を介して車両フレームにベース板が取り付けられることを特徴とする。このように構成することにより、固定部材や係合部材が一体化されたベース板を車両の荷台に載置し、固定部材等に設けられている取付孔を利用して、例えばUボルト等で車両フレームに固定することによって、ベース板が荷台に取り付けられ、載置台の荷台への積載作業が容易となる。また、ベース板を荷台から取り外すことによって、荷台を容易に通常状態とすることができて、車両が取鍋搬送以外にも使用される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる搬送式取鍋の載置台の一実施例を示し、図1がその斜視図、図2が平面図、図3が車両荷台への積載状態の一例を示す平面図、図4が取鍋の載置固定状態を示す正面図、図5が図4のA部の拡大断面図、図6が載置固定状態の一部破断した要部の平面断面図である。
【0016】
図1及び図2において、載置台1は、所定の面積と板厚(例えば9mm)を有する鉄板からなる平面視略長方形状のベース板2を有し、このベース板2上の左右両側には、左右対称形状に形成された一対の固定部材3、4が固定されている。固定部材3、4は、例えばL形鋼が使用され、その垂直壁部3a、4aが内側に位置して垂直壁部3a、4a間が所定の間隔W(図2参照)となるように、固定壁部3b、4bが多数のボルト22(もしくは溶接等)によってベース板2に固定されると共に、長手方向には三角形状の補強板5が複数枚それぞれ溶接固定されている。
【0017】
また、固定部材3、4は、その前端側に外側方向に向かって広がるテーパ部6、7が形成されると共に、後端側に内側直角方向に突出したストッパ部8、9が形成されている。さらに、固定部材3、4の前端側のテーパ部6、7のやや後方側には、直方体形状のブロック10、11が溶接固定され、このブロック10、11には、係合部材としての棒状部材12、13が進退(移動)及び回動可能に配設されている。
【0018】
棒状部材12、13は、所定長さのシャフト14、15と、このシャフト14、15の基端部14a、15aに固定された操作板16、17と、シャフト14、15の基端部14a、15aを支持する一対のシャフト支持板18、19をそれぞれ有している。シャフト14、15は、常時ブロック10、11の貫通孔10a、11a内に位置すると共に、この貫通孔10a、11a内に移動かつ回転自在な状態で配設されている。
【0019】
シャフト支持板18、19は台形形状に形成されて、その下辺がベース板2の左右前端部に部分的に突出形成された支持板固定部20、21に溶接固定されている。また、シャフト支持板18、19の略中心位置には、シャフト14、15が貫通する孔18a、19aが形成され、この孔18a、19aには、操作板16、17が移動し得るように上辺側に開口した溝18b、19bが連通して設けられている。
【0020】
そして、この棒状部材12、13は、その操作板16、17が図1の矢印イの如く回動操作されると共に、矢印ロの如くスライド移動操作されるように構成されている。また、シャフト14、15の先端部14b、15bは、操作板16、17が一対のシャフト支持板18、19間に位置する状態において、固定部材3、4の垂直壁部3a、4aの内面から内側方向に所定寸法突出し、操作板16、17がシャフト支持板19の外側に位置する状態において、ブロック10、11の貫通孔10a、11a内まで退去し得るように設定されている。
【0021】
一方、固定部材3、4の後端側に設けられるストッパ部8、9には、その垂直壁部8a、9aの内面側に係合突起23、24が突出する状態でボルト27(図6参照)もしくは溶接によって固定されている。この係合突起23、24は、その外形形状が後述するフォーク差込用部材25、26の差込孔25a、26aに係合するように設定されている。なお、固定部材3、4の固定壁部3b、4bとベース板2には、所定の幅を有するUボルト(図示せず)が貫通する取付孔28(図3参照)が上下方向に貫通する状態で複数組それぞれ穿設され、この取付孔28を利用して載置台1がトラックの荷台29に取り付けられる。
【0022】
この載置台1は、例えば図3に示すように、トラックの荷台29に3台並設しかつ同一方向を向いた状態で取り付けられる。すなわち、各載置台1のベース板2を荷台29の所定位置に載置し、トラックの例えば2本のフレーム30にUボルトのフック部を係止させると共に、Uボルトの両端部を荷台29に設けた孔(図示せず)及びベース板2、固定部材3、4の所定の取付孔28に貫通させて上方に突出させ、この突出したUボルトの両端部のネジ部にナットを締め付ける。この時、Uボルトは例えば合計4本使用し、固定部材3、4の2組の適宜の取付孔28にUボルトをそれぞれ取り付け、これにより、載置台1がトラックの荷台29に積載される。
【0023】
なお、載置台1の荷台29への取付台数は3台に限るものではなく、搬送する溶融金属の量(取鍋32の大きさ)やトラックの荷台29の大きさ、積載重量等に応じて適宜に増減される。また、固定部材3、4の取付孔28は、トラックのフレーム30の位置に応じて適宜増減されるし、場合によっては、取付孔28を固定部材3、4が固定されていないベース板2のみに設けることもできる。
【0024】
次に、このようにしてトラックの荷台29に取り付けられた載置台1への取鍋32の載置固定方法について説明する。先ず、図4に示すように、取鍋32の底部32aに、前記載置台1の固定部材3、4の間隔Wと略同一か若干小さい間隔W1と、少なくとも図2の長さLを有し、かつ長手方向の前端側の幅方向両側壁に係合孔33a、33b(図5参照)がそれぞれ穿設されたフォーク差込用部材25、26を溶接固定する。
【0025】
なお、係合孔33a、33bは、フォーク差込用部材25、26の後端面が固定部材3、4のストッパ部8、9の内面に当接した状態において、ブロック10、11の貫通孔10a、11aと一致する位置に穿設され、内側に位置する係合孔33bの外面側には、シャフト14、15の先端部14b、15bを確実に支持するための鉄板31が溶接固定される。
【0026】
そして、このフォーク差込用部材25、26が固定された取鍋32内にアルミニウム等の溶融金属を収容して、例えば蓋体34等で密閉し、この取鍋32のフォーク差込用部材25、26の差込孔25a、26aにフォークリフトのフォーク(図示せず)を差し込み、取鍋32を持ち上げてトラックの位置まで運搬する。次に、この取鍋32をトラックの荷台29に取り付けられている載置台1上に、フォーク差込用部材25、26が固定部材3、4間に位置する状態で、図1の矢印ハの如く、載置台1の前方側から後方側に徐々に移動させる。
【0027】
なお、この時載置台1の棒状部材12、13のシャフト14、15等は、図5の二点鎖線に示す位置(非貫通位置)に設定されており、また、金属からなるフォーク差込用部材25、26の移動は、固定部材3、4のテーパ部6、7によってガイドされつつ、かつフォーク差込用部材25、26の底面が、金属のベース板2上を移動する。そのため、仮にフォーク差込用部材25、26の底面がベース板2に接触しても金属同士の接触となって、例えば木製の荷台29に直接接触することがなくなり、荷台29の傷付き等が防止されることになる。
【0028】
取鍋底部のフォーク差込用部材25、26を後方側まで所定距離移動すると、図6に示すように、フォーク差込用部材25、26(図6では一方のフォーク差込用部材25のみを示す)の差込孔25a、26aの後端開口部25b、26b(26bは図示せず)に、固定部材3、4のストッパ部8、9の係合突起23、24が係合する。そして、フォーク差込用部材25、26は、その後端面がストッパ部8、9の垂直壁部8a、9a内面に当接した時点で移動が停止する。
【0029】
この状態で、フォーク差込用部材25、26の差込孔25a、26aからフォークを抜き取る。これにより、取鍋32が載置台1の所定位置に載置され、この状態で、固定部材3、4の前端側の棒状部材12、13を操作する。この操作は、先ず、図5の二点鎖線の位置から、操作板16を矢印イの如く上方に回動させて略垂直状態にし、操作板16を矢印ロの如く固定部材3方向に移動させて、シャフト14の先端部14bをフォーク差込用部材25の係合孔33a、33bに順に貫通させる。
【0030】
また、操作板16がシャフト支持板19の溝19bを通過した時点で、操作板16を手前側(固定部材3のテーパ部6側)に回動させてシャフト支持板18、19間に位置させる。これにより、操作板16はシャフト支持板18、19によって左右方向への移動が規制され、シャフト14の先端部14aがフォーク差込用部材25の係合孔33a、33bを貫通した貫通位置に設定される。
【0031】
そして、操作板16の操作によって、シャフト14を貫通位置に設定したら、他方の操作板17を同様に操作して、シャフト15を貫通位置に設定する。これにより、図6に示すように、一対のフォーク差込用部材25、26の前端側の係合孔33a、33bが、棒状部材12、13のシャフト14、15に係合すると共に、フォーク差込用部材25、26の差込孔25a、26aの後端開口部25b、26bが係合突起23、24に係合して、フォーク差込用部材25、26、すなわち取鍋32の底部32aが4個所で載置台1に載置固定されることになる。
【0032】
この状態で取鍋32が、トラックの運転により溶融金属を使用する工場等に運搬され、取鍋32内の溶融金属が使用される。なお、例えば載置台1が取り付けられたトラックを、通常のトラックとして使用する場合は、先ず前述したと逆の操作をすることによって、載置台1から取鍋32を取り外し、その後、Uボルトを取り外すことによって載置台1を荷台29から取り外す。これにより、荷台29が平坦となり、通常とトラックとして使用される。
【0033】
このように、上記実施例の載置台1にあっては、ベース板2上に固定部材3、4と棒状部材12、13を配設し、このベース板2をUボルトでトラックの荷台29に取り付け、取鍋底部の一対のフォーク差込用部材25、26の差込孔25a、26aの後端開口部25b、26bにストッパ部8、9の係合突起23、24を係合させると共に、前端部の係合孔33a、33bに固定部材3、4から棒状部材12、13のシャフト14、15をそれぞれ係合させることによって固定するため、取鍋底部の4個所を固定部材3、4の係合突起23、24や棒状部材12、13によって載置台1に係合して固定することができる。
【0034】
特に、取鍋32の移動方向の奥側となる後端部の係合が、係合突起23、24とフォーク差込用部材25、26の差込孔25a、26aとの嵌合(もしくは挿入)であることから、取鍋32を後方に移動させるだけで、後端側の係合状態が得られると共に、この後端側を係合状態とした後に、棒状部材12、13の操作板16、17の回動操作及びスライド操作によって前端部の係合状態を得ることができ、取鍋32の載置台1への載置固定作業自体が簡略化される。
【0035】
また、固定部材3、4の前端部にテーパ部6、7が設けられているため、このテーパ部6、7に沿って取鍋底部のフォーク差込用部材25、26をガイドしつつ固定部材3、4間を移動させることができ、取鍋32の載置台1上における移動作業が簡略化される。その結果、取鍋32の荷台29への載置固定時に、従来のようにターンバックルの両端部を係止させたり、ターンバックルを回転させる等の作業が不要となり、取鍋32の載置台1への載置固定作業を容易に行うことが可能になる。
【0036】
また、取鍋32の載置固定に必要な固定部材3、4や棒状部材12、13等が1枚のベース板2上に配設されているため、このベース板2をトラックの荷台29にUボルトで固定するだけで、載置台1を荷台29に取り付けることができ、載置台1の荷台29への積載作業を容易に行うことができる。この載置台1の積載作業や前述した載置台1への取鍋32の載置固定作業の容易化により、溶融金属の運搬を素早くかつ効率的に行うことが可能になる。
【0037】
さらに、取鍋底部のフォーク差込用部材25、26が、ベース板2に固着されている固定部材3、4に係合突起23、24や棒状部材12、13によって係合して固定されると共に、ベース板2を荷台29に面接触状態で固定することができるため、荷台29の振動や衝撃をベース板2に最も近い固定部材3、4や棒状部材12、13で確実に受け止めることができて、フォーク差込用部材25、26のベース板2上での移動が阻止され、耐振動性や耐衝撃性を向上させることができる。なお、実験によれば、前記載置台1の場合、従来構造に比較して耐振動性及び耐衝撃性を数倍以上高め得ることが確認されている。
【0038】
また、載置台1がUボルトによってトラックの荷台29に着脱できるため、例えば溶融金属を運搬したトラックを一般のトラックとして使用したい場合には、載置台1を荷台29から取り外すことによって、従来のような突出物の無い平坦な荷台として使用することができて、トラック自体の使い勝手を向上させることができる。
【0039】
またさらに、溶融金属が収容された重量ある取鍋32を載置台1に載置固定する際に、金属製のフォーク差込用部材25、26を木製等の荷台29に固定されている金属製のベース板2上で移動させることができるため、フオーク差込用部材25、26の底面がベース板2に接触した場合であっても金属同士の接触となって、取鍋32の移動をよりスムーズに行うことができると共に、フォーク差込用部材25、26の接触による荷台29の傷付きや損傷を確実に防止することができる。
【0040】
なお、上記実施例においては、左右対称形状の一対の固定部材3、4を使用したが、本発明はこれに限定されるものでもなく、例えば図2の二点鎖線aで示すように、固定部材3、4のストッパ部8、9を連結して平面視コ字状に形成しても良い。この場合は、固定部材3、4自体の剛性をより高めることができて、載置固定された取鍋32の耐振動性等をより向上させることができる。
【0042】
さらに、上記実施例においては、固定部材3、4の前端部及び後端部の4個所において固定するように構成したが、固定部材3、4に係合突起23、24と2個以上の棒状部材12、13をそれぞれ配設して、固定部材3、4とフォーク差込用部材25、26とを4個所以上で固定するように構成することもできる。また、上記実施例におけるベース板2及び支持板固定部20、21の形状、固定部材3、4や棒状部材12、13の構成、操作板16、17やシャフト支持板18、19の形状、ベース板2の荷台29への固定構造等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、トラック等の車両の荷台に、固定部材や係合部材が配設されているベース板を固定し、このベース板の固定部材間にフォーク差込用部材を位置させ、一対の固定部材の前端部及び後端部に設けた係合部材をフォーク差込用部材に係合させることによって、取鍋を固定部材に固定するため、取鍋の載置台への載置固定作業及び載置台の荷台への積載作業を容易に行うことができると共に、耐振動性等を向上させることができて、取鍋を載置台に安定支持することができる。
【0044】
また、固定部材の前端部に配設した係合部材としての棒状部材を非貫通位置から貫通位置に操作することにより、棒状部材が固定部材から進出して、取鍋底部のフォーク差込用部材の差込孔を幅方向(差込孔の長手方向と直交する方向)に貫通して係合するため、棒状部材の操作だけで固定部材とフォーク差込用部材を固定することができて、取鍋の載置台への載置固定作業をより容易に行うことができる。
【0045】
さらに、取鍋を固定部材の前方側から後方側に移動させることにより、フォーク差込用部材の差込孔の後端開口部に、固定部材の後端部に配設した係合部材としての係合突起が嵌合もしくは挿入されて係合するため、取鍋を後方に移動させるだけで取鍋の載置台への載置固定作業を一層容易に行うことができる。
【0046】
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、取鍋底部に固定されている一対のフォーク差込用部材を、固定部材のテーパ部でガイドしつつ固定部材間を移動させることができるため、取鍋の載置台への載置固定作業をより一層容易に行うことができる。
【0047】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加え、固定部材や係合部材が一体化されたベース板を車両の荷台に載置して、固定部材やベース板に設けられている取付孔を車両のフレームに例えばUボルト等で固定することによって、ベース板を荷台に取り付けることがてきるため、載置台の荷台への積載作業をより容易に行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる搬送式取鍋の載置台の一実施例を示す斜視図
【図2】同その平面図
【図3】同車両荷台への積載状態の一例を示す平面図
【図4】同取鍋の載置固定状態を示す正面図
【図5】同図4のA部の拡大断面図
【図6】同載置固定状態の一部破断した要部の平面断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・載置台
2・・・・・・・・・ベース板
3、4・・・・・・・固定部材
6、7・・・・・・・テーパ部
8、9・・・・・・・ストッパ部
10、11・・・・・ブロック
10a、11a・・・貫通孔
12、13・・・・・棒状部材
14、15・・・・・シャフト
16、17・・・・・操作板
18、19・・・・・シャフト支持板
20、21・・・・・支持板固定部
23、24・・・・・係合突起
25、26・・・・・フォーク差込用部材
25a、26a・・・差込孔
25b、26b・・・後端開口部
28・・・・・・・・取付孔
29・・・・・・・・荷台
30・・・・・・・・フレーム
32・・・・・・・・取鍋
32a・・・・・・・底部
33a、33b・・・係合孔
Claims (3)
- 溶融金属を収容した取鍋を車両の荷台に載置固定して搬送する際に使用される載置台であって、前記荷台に取り付けられるベース板の左右両側に沿って一対の固定部材を固定すると共に、該固定部材の前端部に、該固定部材からフォーク差込用部材の係合孔に係合して該フォーク差込用部材の差込孔を幅方向に貫通する貫通位置と非貫通位置とに操作可能な棒状部材からなる係合部材を配設し、前記固定部材の後端部に、前記フォーク差込用部材の差込孔の後端部側に開口する後端開口部に嵌合もしくは挿入されて係合する係合突起からなる係合部材を配設し、これら両係合部材によって取鍋を固定部材及びベース板を介して荷台に固定することを特徴とする搬送式取鍋の載置台。
- 前記固定部材の前端に外側方向に広がるテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送式取鍋の載置台。
- 前記固定部材もしくはベース板に複数組の取付孔が設けられ、該取付孔を介して車両フレームに前記ベース板が取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送式取鍋の載置台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17041698A JP4229488B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 搬送式取鍋の載置台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17041698A JP4229488B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 搬送式取鍋の載置台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000000653A JP2000000653A (ja) | 2000-01-07 |
| JP4229488B2 true JP4229488B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=15904529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17041698A Expired - Lifetime JP4229488B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 搬送式取鍋の載置台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4229488B2 (ja) |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP17041698A patent/JP4229488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000000653A (ja) | 2000-01-07 |
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