JP4243086B2 - 折り畳み式携帯端末機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳み式携帯電話機の如く、操作側キャビネットと表示側キャビネットとがヒンジ機構を介して互いに開閉可能に連結された折り畳み式携帯端末機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6及び図7に示す如く操作側キャビネット(6)と表示側キャビネット(7)とがヒンジ機構(8)を介して互いに開閉可能に連結された折り畳み式携帯電話機が知られている(例えば非特許文献1参照)。
該折り畳み式携帯電話機においては、図6の如く、操作側キャビネット(6)の前面に、複数の操作キー(61)が配備されると共に、送話部(62)が設けられ、表示側キャビネット(7)の前面には、画像表示のためのスクリーン(71)が配備されると共に、受話部(72)が設けられている。又、図7に示す如く、操作側キャビネット(6)の背面には、画像撮影用のカメラ(9)が配備されている。
【0003】
上記折り畳み式携帯電話機においては、主たる回路基板が内蔵されている操作側キャビネット(6)にカメラ(9)が配備されているので、カメラ(9)から回路基板へ伸びる配線がヒンジ機構(8)を経由しなくなり、これによって、電話機の構造が簡易となり、組立も容易となる。
又、表示側キャビネット(7)にはダイバーシチ用のアンテナが内蔵されているが、カメラ(9)が操作側キャビネット(6)に配備されているので、カメラ(9)の信号が内蔵アンテナにノイズとして影響を与えることがない。
更に、表示側キャビネット(7)にカメラ(9)を配置する場合と比べて、表示側キャビネット(7)に大きなスペースが生まれるので、そのスペースを利用して例えばハンズフリー用の大型スピーカを配置することが可能となる。
【0004】
【非特許文献1】
意匠登録第1135623号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6及び図7に示す折り畳み式携帯電話機においては、図8に示す如く、カメラ(9)を搭載した基板(91)が操作側キャビネット(6)の前面と平行な姿勢に設置されていたため、操作側キャビネット(6)と表示側キャビネット(7)を開いた状態で、カメラ基板(91)の設置面C′とスクリーン(71)の設置面A′との間に、例えば20度の角度差が生じる。
従って、図9の如く、カメラ(9)によって前方の被写体を撮影し、その映像をスクリーン(71)に表示しながら、シャッター操作を行なう場合、カメラ(9)の撮影方向Y′とスクリーン(71)に対する視線X′との間に、例えば20度の角度差が生じることになり、視線X′の方向、即ち表示側キャビネット(7)の後方に肉眼で見える映像と、スクリーン(71)に映っている映像との間にずれが生じるため、カメラ(9)を被写体の方向に向けることが困難である問題があった。
【0006】
そこで本発明の目的は、操作側キャビネット(1)の背面にカメラ(4)が配備されている折り畳み式携帯端末機においてカメラ(4)による撮影を容易なものとすることである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る折り畳み式携帯端末機においては、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)とがヒンジ機構(3)を介して互いに開閉可能に連結され、閉じた状態で互いに対向すべき操作側キャビネット(1)の前面と表示側キャビネット(2)の前面にはそれぞれ、複数の操作キー(11)と画像表示のためのスクリーン(21)が配備されると共に、操作側キャビネット(1)の背面には、画像撮影用のカメラ(4)が配備されている。
ここで、操作側キャビネット(1)の背面に配備されたカメラ(4)は、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態での撮影方向が前記スクリーン(21)の向きと180度異なる姿勢に取り付けられている。
【0008】
上記本発明の折り畳み式携帯端末機においては、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態で、カメラ(4)によって前方の被写体を撮影し、その映像をスクリーン(21)に表示しながら、シャッター操作を行なう場合、カメラ(4)の撮影方向とスクリーン(21)の向きとが180度異なっているため、被写体の位置に拘わらず、カメラ(4)の撮影方向とスクリーン(21)に対する視線の方向とが一致することになる。この結果、表示側キャビネット(2)の後方に肉眼で見える映像が、スクリーン(21)に映っている映像と同じものとなるため、カメラ(4)を被写体の方向に向ける操作が容易となる。
【0009】
具体的構成において、操作側キャビネット(1)の背面は、ヒンジ機構(3)側の端部にてヒンジ機構(3)側に低く傾斜し、該傾斜部(13)にて前記カメラ(4)が露出している。
該具体的構成においては、操作側キャビネット(1)の傾斜部(13)の表面がカメラ(4)の撮影方向を向いているので、該表面の向きによってカメラ(4)の撮影方向を認識することが可能であり、これによってカメラ(4)の姿勢を被写体の方向へ向ける操作が容易なものとなる。
【0010】
更に具体的には、操作側キャビネット(1)の傾斜部(13)に、カメラ(4)と同じ向きにフラッシュ(5)が配備されている。
該具体的構成によれば、カメラ(4)による映像撮影時にフラッシュ(5)を発光させることにより、該フラッシュ(5)からの光は被写体へ向けて放射され、被写体が明るく照らされるので、例えば屋外における夜間の撮影が可能となる。
【0011】
【発明の効果】
本発明に係る折り畳み式携帯端末機によれば、操作側キャビネット(1)の背面に配備されたカメラ(4)による撮影が従来よりも容易なものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を折り畳み式携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る折り畳み式携帯電話機は、図1及び図2に示す如く、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)とがヒンジ機構(3)を介して互いに開閉可能に連結されている。
図1の如く、操作側キャビネット(1)の前面には、確定キー(14)を含む複数の操作キー(11)が配備されると共に、送話部(12)が設けられ、表示側キャビネット(2)の前面には、画像表示のためのメインスクリーン(21)が配備されると共に、受話部(22)が設けられている。又、操作側キャビネット(1)の側面にはシャッター釦(15)が配置されている。
【0013】
図3の如く、表示側キャビネット(2)の背面には、画像表示のためのサブスクリーン(23)が配備されると共に、操作側キャビネット(1)の背面には、ヒンジ機構(3)寄りの端部に、画像撮影のためのカメラ(4)とフラッシュ(5)が配備されている。
尚、図1の如く操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態で前記カメラ(4)によって画像撮影を行なう場合、シャッター釦(15)の押下によってシャッター操作が可能であるが、確定キー(14)の押下によってもシャッター操作が可能である。
【0014】
図4に示す如く、カメラ(4)及びフラッシュ(5)は、基板(41)上に搭載されて操作側キャビネット(1)内に傾斜させて設置されており、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態で、基板(41)の設置面Cとメインスクリーン(21)の設置面Aとは互いに平行な姿勢となる。この結果、カメラ(4)とフラッシュ(5)の光学軸は、メインスクリーン(21)の表面に対して直交することになる。
又、操作側キャビネット(1)は、カメラ(4)及びフラッシュ(5)の前方領域が操作側キャビネット(1)の内面に対してヒンジ機構(3)側に低く傾斜して、該傾斜部(13)の形成面Bが、基板(41)の設置面C及びメインスクリーン(21)の設置面Aと平行となっており、該傾斜部(13)に光学窓(図示省略)が設けられている。
【0015】
上記折り畳み式携帯電話機においては、図5に示す如く、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態で、カメラ(4)によって前方の被写体を撮影し、その映像をメインスクリーン(21)に表示しながら、シャッター操作を行なう場合、被写体の位置に拘わらず、カメラ(4)の撮影方向Yとメインスクリーン(21)に対するに対する視線Xの方向とが一致することになる。
この結果、表示側キャビネット(2)の後方に肉眼で見える映像が、メインスクリーン(21)に映っている映像と重複したものとなり、これによってカメラ(4)を被写体の方向へ容易に向けることが出来る。
【0016】
又、操作側キャビネット(1)の傾斜部(13)の表面がカメラ(4)の撮影方向を向いているので、該表面の向きによってカメラ(4)の撮影方向を認識することが可能であり、これによってカメラ(4)を被写体の方向へ更に容易に向けることが出来る。
この結果、カメラ(4)による撮影が従来よりも容易なものとなる。
【0017】
更に、操作側キャビネット(1)の背面に形成された傾斜部(13)にカメラ(4)が配置されているので、操作側キャビネット(1)の背面を下にして机上に載置したとき、傾斜部(13)は机の表面に接触しない。従って、カメラ(4)が机の表面と接触することはなく、これによってカメラ(4)の損傷が防止される。
【0018】
更に又、操作側キャビネット(1)の背面にカメラ(4)が傾斜した姿勢で取り付けられているので、図3に示す如く、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態でカメラ(4)によってユーザ自身を撮影する場合において、サブスクリーン(23)はカメラ(4)と同じ方向、即ちユーザの方向を向くことになる。従って、サブスクリーン(23)にユーザ自身の画像を映したとき、ユーザはその画像を容易に見ることが出来、これによってユーザ自身を映すための鏡の設置を省略することが出来る。尚、該撮影においては、操作側キャビネット(1)の側面に設けられたシャッター釦(15)によって容易にシャッター操作を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み式携帯電話機を前面側から見た斜視図である。
【図2】該折り畳み式携帯電話機を閉じた状態の斜視図である。
【図3】該折り畳み式携帯電話機を背面側から見た斜視図である。
【図4】該折り畳み式携帯電話機を構成する操作側キャビネット及び表示側キャビネットの断面図である。
【図5】該折り畳み式携帯電話機の側面図である。
【図6】従来の折り畳み式携帯電話機の斜視図である。
【図7】該折り畳み式携帯電話機を閉じた状態の斜視図である。
【図8】該折り畳み式携帯電話機を構成する操作側キャビネット及び表示側キャビネットの断面図である。
【図9】該折り畳み式携帯電話機の側面図である。
【符号の説明】
(1) 操作側キャビネット
(11) 操作キー
(12) 送話部
(13) 傾斜部
(2) 表示側キャビネット
(21) メインスクリーン
(22) 受話部
(23) サブスクリーン
(3) ヒンジ機構
(4) カメラ
(5) フラッシュ
Claims (3)
- 操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)とがヒンジ機構(3)を介して互いに開閉可能に連結され、閉じた状態で互いに対向すべき操作側キャビネット(1)の前面と表示側キャビネット(2)の前面にはそれぞれ、複数の操作キー(11)と画像表示のためのスクリーン(21)が配備されると共に、操作側キャビネット(1)の背面には、画像撮影用のカメラ(4)が配備され、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を開いた状態で送話部(12)と受話部(22)を用いた通話が可能な折り畳み式携帯端末機において、操作側キャビネット ( 1 ) の内部には、操作側キャビネット ( 1 ) の前面に対して傾斜する基板 (41) が設置され、該基板 (41) 上に前記カメラ ( 4 ) が搭載されて、操作側キャビネット(1)と表示側キャビネット(2)を通話時の開き角度まで開いた状態では、カメラ ( 4 ) の撮影方向が前記スクリーン(21)の向きと180度異なる姿勢に設定されることを特徴とする折り畳み式携帯端末機。
- 操作側キャビネット(1)の背面は、ヒンジ機構(3)側の端部にてヒンジ機構(3)側に低く傾斜し、該傾斜部(13)にて前記カメラ(4)が露出している請求項1に記載の折り畳み式携帯端末機。
- 前記操作側キャビネット(1)の傾斜部(13)には、前記カメラ(4)と同じ向きにフラッシュ(5)が配備されている請求項2に記載の折り畳み式携帯端末機。
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