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JP4246969B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を遊技媒体とし、該遊技球を機内部に取込み、遊技者の操作で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止させた際の図柄組み合わせに応じて遊技者に賞球を付与する遊技が行われる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技店に設置される遊技機としては、例えば、メダルを遊技媒体とするスロットマシン(所謂「パチスロ(回胴式遊技機)」)などが知られている。このスロットマシンは、メカ機構からなるドラム式の回転体を複数列備えた図柄表示装置を備え、遊技者の操作(スタートレバーの操作)で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止(ストップボタンの操作など)させた際の図柄組み合わせに応じて遊技者に所定枚数のメダルが払出されるようになっている。
【0003】
また、近時においては、遊技店におけるスロットマシンの設置導入費などを低減させるためにパチンコ遊技機の設置スペース(所謂パチンコ島)に設置可能なパチンコ球を遊技媒体としたスロットマシン(以下、「パチンコ式スロット」という)が考え出されている。このパチンコ式スロットによれば、パチンコ球を使用してスロットマシンと同様の遊技(前述した図柄組み合わせゲーム)を行うことができる。例えば、このようなパチンコ式スロットは、特開2000−325535号公報(以下、「従来構成」という)に開示されている。
【0004】
ところで、スロットマシンとパチンコ式スロットは、遊技者の操作で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止させた際の図柄組み合わせに応じて所定枚数のメダル(又は所定個数のパチンコ球)が払出される点で同一の遊技性となっている。その一方で、スロットマシンとパチンコ式スロットでは、遊技者が図柄組み合わせゲームを開始する前に行う賭率の選択に関する態様が相違している。この相違は、スロットマシンがメダルを遊技媒体としている一方で、パチンコ式スロットがパチンコ球を遊技媒体としていることから生じている。なお、「賭率」とは、1回の図柄組み合わせゲームにおいて導出される図柄組み合わせを有効とする組み合わせラインを定めるものであり、例えば、メダル1枚に1本の組み合わせライン、メダル2枚に3本の組み合わせライン、メダル3枚に5本の組み合わせラインが対応している。
【0005】
そして、スロットマシンで賭率を選択する場合、遊技者は、メダル投入口に賭率に応じたメダルを投入することにより、賭率を選択するようになっている。一方、パチンコ式スロットで賭率を選択する場合、遊技者は、取込ボタンを操作し、上球皿に貯留されているパチンコ球を機内部に取込ませることにより、賭率を選択するようになっている。
【0006】
ところで、一般的に、1球のパチンコ球の遊技価値は、メダル1枚の遊技価値よりも低く設定されているため、パチンコ式スロットでは、メダル1枚と同じ遊技価値となる複数個(例えば5個)のパチンコ球を取込んで賭率を選択する必要がある。そのため、パチンコ式スロットには、遊技者が取込ボタンを操作する毎に、上球皿から一定個数(例えば5個)のパチンコ球を機内部に取込むための取込装置が備えられている。従って、パチンコ式スロットにおいては、図柄表示装置を構成する回転体に関する制御、賞球の払出しに関する制御(払出装置の制御)など各種の制御に加えて、パチンコ球の取込みに関する制御(取込装置の制御)を行う必要があり、スロットマシンに比して制御が複雑となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そして、従来構成のパチンコ式スロットは、メイン制御装置に取込ボタンなどの各種の操作ボタンが接続されていると共に、図柄表示装置や賞球排出制御装置(パチンコ球の取込みと賞球の払出しの制御を行う)などが接続されて構成されている。即ち、従来構成では、各種の操作ボタンからの指示を受けたメイン制御装置が図柄表示装置や賞球排出制御装置に制御の指示を行って遊技を制御する構成となっている。そのため、従来構成のパチンコ式スロットでは、全ての制御をメイン制御装置が主体となって行っているため、メイン制御装置に負担を強いることになる。また、従来構成のパチンコ式スロットでは、パチンコ球の取込みと賞球の払出しに関する制御を単一の賞球排出制御装置で行っているため、取込装置又は払出装置の何れかが故障又は仕様変更が生じた場合には賞球排出制御装置自体を交換する必要があり、パチンコ式スロットのコスト高の要因となる。
【0008】
また、従来構成のパチンコ式スロットでは、スロットマシンと同一の遊技性となるように、パチンコ球を上球皿で実球として貯留するだけでなく、パチンコ式スロットの機内部で貯留データとして貯留記憶しておくクレジット機能が搭載されている。しかしながら、従来構成のパチンコ式スロットでは、クレジット数(貯留データ)の管理もメイン制御装置で行っており、メイン制御装置にさらに負担を強いることになる。
【0009】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、主制御基板に負担を強いることなく遊技球の取込み及び賞球の払出しに関する制御を行うと共に、コスト高を抑制することができる遊技機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技球を遊技媒体とし、該遊技球を機内部に取込み、遊技者の操作で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止させた際の図柄組み合わせに応じて遊技者に賞球を付与する遊技が行われる遊技機において、前記遊技を統括的に制御する主制御基板、前記遊技球を機内部に取込むための取込装置を制御する取込制御基板、及び前記賞球を機外部に払出すための払出装置を制御する払出制御基板を夫々独立分離させて構成し、前記主制御基板と前記取込制御基板は、前記取込制御基板側から前記主制御基板側へ一方向の信号出力が許容されるように所定の信号線を介して接続され、前記主制御基板と前記払出制御基板は、前記主制御基板側から前記払出制御基板側へ一方向の信号出力が許容されるように所定の信号線を介して接続され、前記取込制御基板と前記払出制御基板は、両基板間で双方向への信号の入出力が許容されるように所定の信号線を介して接続されており、さらに前記主制御基板と前記払出装置は、前記払出装置側から前記主制御基板側へ一方向の信号出力が許容されるように所定の信号線を介して接続されており、前記取込制御基板には、機内部に取込んだ遊技球及び付与された賞球のうち少なくともいずれか一方の球数を予め定めた上限値の範囲内で蓄積加算した貯留データとして貯留記憶するための記憶手段を設けると共に、遊技機の所定位置に設けられ、前記取込装置の制御により一の賭率を設定するために必要な個数単位で遊技球を機外部から機内部に取り込ませて賭率を選択させる、又は前記貯留データが貯留記憶されている場合に前記一の賭率を設定するために必要な個数と同一球数を前記貯留データから減算させて賭率を選択させるための取込操作手段が接続されており、前記主制御基板には、遊技機の所定位置に設けられ、機内部に取込んだ遊技球及び付与された賞球のうち少なくともいずれか一方の球数を前記貯留データとして貯留するか否かを選択するための選択手段が接続されており、前記貯留データとして貯留するか否かの選択状態を設定するに際して、前記主制御基板は、前記選択手段の操作に応じて該選択手段における選択状態を示す第1の選択信号を前記払出制御基板に出力し、前記第1の選択信号を入力した前記払出制御基板は、該第1の選択信号に示される選択状態による制御を実行すると共に、該第1の選択信号と同じ内容を示す第2の選択信号を前記取込制御基板に出力し、前記第2の選択信号を入力した前記取込制御基板は、該第2の選択信号に示される選択状態による制御を実行するようになっており、前記取込装置の制御により遊技球を機外部から機内部に取込むに際して、前記取込制御基板は、前記選択状態が貯留であって、前記取込操作手段の操作に応じて1回の遊技において有効とすることができる最大賭率分の最大個数を超える球数の遊技球を機外部から機内部に取込んだ場合、その超える球数分を前記貯留データに加算し、前記記憶手段に貯留記憶させ、前記球数を前記貯留データに加算した結果、前記貯留データが上限値を超えた場合、その超過球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御基板に対して超過球の払出しを指示する払出超過球払出信号を出力すると共に、前記超過球払出信号を入力した前記払出制御基板は、前記超過球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すようになっており、前記遊技の実行に際して、前記取込制御基板は、前記賭率が選択されたことを示す取込信号を、前記取込操作手段の操作に応じて前記最大賭率分の球数の遊技球を取込むまで、又は前記取込操作手段の操作に応じて前記最大賭率分の球数の遊技球と同一球数を前記貯留データから減算するまでの間、前記一の賭率が選択される毎に前記主制御基板に出力し、前記取込信号を入力した前記主制御基板は、該取込信号の入力を契機に選択された賭率に応じて前記遊技を開始可能とし、遊技者の操作で前記遊技を実行させた結果、遊技者に賞球を付与すべき図柄組み合わせが停止された場合には付与すべき賞球数を示す賞球信号を前記払出制御基板に出力するようになっており、前記賞球を遊技者に付与するに際して、前記払出制御基板は、前記賞球信号を入力すると、前記選択状態が貯留の場合に該賞球信号が示す賞球数を前記貯留データに加算して貯留記憶させるように前記取込制御基板に対して貯留を指示する貯留信号を出力すると共に、前記貯留信号を入力した前記取込制御基板は、その賞球数分を前記貯留データに加算し、前記記憶手段に貯留記憶させて前記貯留データとして記憶された球数を示す 貯留記憶信号を前記主制御基板に出力し、前記球数を前記貯留データに加算した結果、前記貯留データが上限値を超えた場合、その超過球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御基板に対して超過球の払出しを指示する払出超過球払出信号を出力すると共に、前記貯留記憶信号を前記主制御基板に出力し、前記超過球払出信号を入力した前記払出制御基板は、前記超過球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すようになっており、遊技球を機外部に払出した前記払出装置は、機外部に払出した遊技球の球数を示す払出球数信号を前記主制御基板に出力し、前記貯留記憶信号及び前記払出球数信号を入力した前記主制御基板は、前記貯留記憶信号に示される貯留記憶された球数分と前記払出信号に示される機外部に払出された球数分の合計が、直前に出力した前記賞球信号で示した付与すべき賞球数に一致するか否かを判定するように構成されたことを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記取込制御基板には、前記貯留データとして貯留記憶されている貯留球数を表示する貯留球数表示部が接続されており、前記取込制御基板は、前記貯留データの内容を加算する毎に加算後の貯留球数を前記貯留球数表示部に表示させると共に、前記貯留データの内容を減算する毎に減算後の貯留球数を前記貯留球数表示部に表示させるように構成されたことを要旨とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記取込装置の制御により遊技球を機外部から機内部に取込むに際して、前記取込制御基板は、前記選択状態が貯留否であって、前記取込操作手段の操作に応じて1回の遊技において有効とすることができる前記最大個数を超える球数の遊技球を機外部から機内部に取込んだ場合、その超過球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御基板に対して超過球の払出しを指示する払出超過球払出信号を出力すると共に、前記超過球払出信号を入力した前記払出制御基板は、前記超過球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すように構成されたことを要旨とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記取込制御手段は、前記選択手段の操作に応じて選択状態が貯留から貯留否に切り換えられる場合、前記記憶手段に貯留記憶されている貯留データに対応する貯留球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御手段に対して貯留球の払出しを指示する貯留球払出信号を出力すると共に、前記貯留球払出信号を入力した前記払出制御手段は、前記貯留球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すように構成されたことを要旨とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記払出制御手段は、前記選択手段における選択状態が貯留否である場合、前記賞球信号を入力すると、該賞球信号に示された球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すように構成されたことを要旨とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその一種であるパチンコ球(以下、「遊技球」という。)を遊技媒体としたスロットマシン(以下、「パチンコ式スロット」という。)に具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「上」「下」「左」「右」「前(表)」「後(裏)」は、パチンコ式スロット10を機表側(遊技者側)から見た場合の「上」「下」「左」「右」「前(表)」「後(裏)」を示すものとする。
【0019】
図1には、パチンコ式スロット10の機表側が略示されており、パチンコ式スロット10は、遊技機の一種である既存のパチンコ遊技機の機台K(所謂パチンコ島であり、図1のみ図示する)に設置可能に構成されている。そして、パチンコ式スロット10は、機本体の外郭をなす縦長方形の外枠11を備え、当該外枠11が機台Kに対して装着されるようになっている。また、外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱可能に組み付けられている。この中枠12の略中央には、複数列(本実施形態では3列)の図柄を変動させて図柄組み合わせゲームを行う図柄表示装置Hが装着されている。
【0020】
前記図柄表示装置Hは、図2に示すように、第1のベルトユニット13、第2のベルトユニット14及び第3のベルトユニット15が、同一軸線上に複数列(本実施形態では3列)配設された、所謂、ベルト式の図柄表示装置Hとされている。そして、第1〜第3のベルトユニット13〜15は、夫々、図示しない複数のプーリ(駆動プーリ、従動プーリ及びガイドプーリなど)を備えている。また、第1〜第3のベルトユニット13〜15が備える複数のプーリ間には、夫々、無端状の第1の図柄ベルト13a、第2の図柄ベルト14a及び第3の図柄ベルト15aが掛け渡されている。これらの第1〜第3の図柄ベルト13a〜15aには、その外周面に沿って、複数種類の図柄(例えば、「7」などの数字図柄やフルーツなどの絵図柄(図2では○、×、△、□で示す))が等間隔で、かつ、所定の配列で表記(印刷など)されている。また、第1〜第3のベルトユニット13〜15は、夫々、図示しない駆動部(ステッピングモータ、制御基板など)を備え、該駆動部は各駆動プーリに連結されている。従って、第1〜第3のベルトユニット13〜15は、各駆動部によって駆動(回転及び停止)が制御されるようになっている。
【0021】
また、中枠12の前面側には、図1、図2に示すように、図柄表示装置Hを透視保護するための前枠16が中枠12に対して開閉可能に組み付けられている。前記前枠16の略中央には、各種の装飾模様が施されたガラス板17がセットされる窓口18が形成されていると共に、該窓口18に対応して、遊技に関連する各種情報(図柄表示装置Hに表示される図柄など)を表示する表示部19が設けられている。
【0022】
前記表示部19は、図柄表示装置Hを構成する第1〜第3のベルトユニット13〜15の各図柄ベルト13a〜15aに表記された図柄を機表側から透視可能(視認可能)とするための図柄表示窓20を備えている。この図柄表示窓20では、第1〜第3の図柄ベルト13a〜15aの回転時において、各列毎に複数種類の図柄が所定の変動方向に沿って所定の配列で変動する様子が透視可能とされている。本実施形態の変動方向は、表示部19(図柄表示窓20)の上下方向とされている。
【0023】
また、図柄表示窓20では、第1〜第3の図柄ベルト13a〜15aの停止時において、各列毎に複数(本実施形態では3つ)の図柄(上段、中段、下段に位置する)が透視可能とされている。このとき、図柄表示窓20では、透視可能とされた各列の図柄によって、全列の図柄による図柄組み合わせが形成されるようになっている。これらの図柄組み合わせは、図柄表示窓20において認識可能な複数(本実施形態では5本)の組み合わせライン上に形成されるようになっている。この組み合わせラインは、各列の上段図柄、各列の中段図柄及び各列の下段図柄による図柄組み合わせが形成される左右方向に延びる3本の組み合わせラインと、1列の上段図柄、1列の中段図柄及び1列の下段図柄による図柄組み合わせが形成される斜め方向に延びる2本の組み合わせラインとなっている。なお、本実施形態のパチンコ式スロット10は、5本の組み合わせラインが認識可能となっているが、組み合わせラインの本数は、任意に変更可能である。
【0024】
また、表示部19は、1回の遊技(図柄組み合わせゲーム)において、遊技者が選択した賭率(又は賭数)を機表側から透視可能(視認可能)とするための複数(本実施形態では5つ)の賭率表示窓21を備えている。前記各賭率表示窓21は、図柄表示窓20の左方側に配置されており、図柄表示窓20において認識可能な各組み合わせラインに対応付けられている。そして、前枠16の後面側には、各賭率表示窓21に対応して配置される複数(本実施形態では5つ)の発光体(ランプなど)を備えた賭率表示部55(図4に示す)が設けられている。この賭率表示部55は、賭率の選択に応じて所定の発光体を点灯させるようになっている。この発光体の点灯により、遊技者は、1回の図柄組み合わせゲームで有効とされた組み合わせラインの位置が認識できるようになっている。
【0025】
そして、パチンコ式スロット10では、賭率の選択によって有効とされた組み合わせライン上に形成された図柄組み合わせに応じて、遊技者に賞球が付与されるようになっている。例えば、図柄組み合わせが所定の賞態様(役)になった場合には、該賞態様毎に予め決められている個数の賞球が付与されるようになっている。このとき、図柄組み合わせが特定の図柄(例えば「7」など)によって形成された場合には、賞球の付与に加えて、多数の遊技球を獲得できるチャンス(ビックボーナスゲーム、レギュラーボーナスゲーム)が付与されるようになっている。
【0026】
また、本実施形態のパチンコ式スロット10では、賭率が3段階(以下、3段階の賭率を賭率「1」、賭率「2」、賭率「3」という)に選択可能に構成されている。そして、賭率「1」を選択した場合には1本の組み合わせラインが、賭率「2」を選択した場合には3本の組み合わせラインが、賭率「3」を選択した場合には5本の組み合わせラインが1回の図柄組み合わせゲームにおいて有効となるようになっている。これらの賭率を選択するためには、所定個数(例えば、賭率「1」では5個、賭率「2」では10個、賭率「3」では15個)の遊技球が必要とされており、賭率に応じて必要な遊技球の個数が一定の割合(前述の場合には5個単位)で増加するようになっている。
【0027】
また、本実施形態のパチンコ式スロット10には、クレジット機能が搭載されている。このクレジット機能は、機内部で遊技球を貯留データとして貯留記憶しておく機能である。このクレジット機能によれば、遊技球を機外部(上球皿28や下球皿41)で実球として貯留するだけでなく、遊技球を機内部でデータ化(個数化)した状態で貯留できるようになっている。そして、表示部19は、貯留データとして貯留記憶されている貯留球数(所謂クレジット数)を機表側から透視可能(視認可能)とするための貯留球数表示窓22を備えている。前記貯留球数表示窓22は、図柄表示窓20の右方側に配置されている。そして、前枠16の後面側には、貯留球数表示窓22に対応して配置され、貯留球数を数字表示するための貯留球数表示部56(図4に示す)が設けられている。なお、貯留データ(貯留球数)には、予め上限値(例えば250個)が定められており、この上限値の範囲内で遊技球が貯留球(クレジット)として貯留記憶可能となっている。
【0028】
また、表示部19は、図柄組み合わせに応じて付与される賞球数(所謂ペイアウト数)、及び遊技中の各種のエラーを機表側から透視可能(視認可能)とするための賞球/エラー表示窓23を備えている。前記賞球/エラー表示窓23は、図柄表示窓20の右方側であって、貯留球数表示窓22の下方側に配置されている。そして、前枠20の後面側には、賞球/エラー表示窓23に対応して配置され、賞球数を数字表示、及び各種のエラーを数字(又はアルファベット)表示するための賞球/エラー表示部57(図4に示す)が設けられている。
【0029】
また、前枠16の前面側(表示部19の上方側)には、遊技の状態に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光装飾を行う電飾ランプ24が設けられている。また、前枠16の前面側(表示部19の上方側)には、遊技の状態に応じて各種音声(効果音など)を出力するスピーカ25が設けられている。
【0030】
また、前枠16の前面側(表示部19の下方側)には、遊技者が遊技(図柄組み合わせゲーム)の進行に伴って各種の操作を行う操作部26が遊技者側に膨出した形態で配置されている。前記操作部26は、スロットマシンとしての遊技性(操作性)を維持(操作がしやすい、目線移動が少ない、疲労が少ないなど)するために、図柄表示装置Hの近傍(下方)に配置されている。そして、操作部26は、球払出し口27を通じて機内部から機外部に払出された遊技球(賞球など)を貯留し、該貯留された遊技球を機内部に取込むための図示しない球取込口に導く上球皿28を備えている。前記球払出し口27は、上球皿28の上流側に位置している一方で、球取込口は、上球皿28の下流側に位置している。なお、操作部26と上球皿28は、本実施形態のパチンコ式スロット10のように一体構成であっても良いし、分離構成であっても良い。
【0031】
また、操作部26の上面右方側には、上球皿28に貯留された遊技球を機内部に取込ませる操作を行うための取込ボタン29が設けられている。この取込ボタン29の操作によって、賭率の選択を行うことが可能である。そして、取込ボタン29が1回押下操作される毎に、機内部には、一定個数(例えば5個)の遊技球が機外部(上球皿28)から取込まれるようになっている。この1回の押下操作で取込まれる遊技球の個数は、1回押下操作する毎に一の賭率が選択可能な個数に設定されている。そのため、遊技者が希望する賭率に対応する回数(賭率「1」は1回、賭率「2」は2回、賭率「3」は3回)だけ取込ボタン29を押下操作すると、その回数に応じた個数(賭率「1」は5個、賭率「2」は10個、賭率「3」は15個)の遊技球が上球皿28(機外部)から機内部に取込まれるようになっている。なお、パチンコ式スロット10では、1回の遊技における最大の賭率(本実施形態では賭率「3」)が規定されており、この最大の賭率を選択するために必要な遊技球の個数が1回の遊技において有効とすることができる遊技球の最大個数(本実施形態の場合には15個)となっている。従って、この最大個数を超えて取込まれた遊技球は、1回の遊技においては無効にされるようになっている。
【0032】
また、取込ボタン29の左方側には、貯留データとして貯留記憶されている貯留球数(クレジット数)を用いて賭率の選択操作を行うための1BETボタン30が設けられている。この1BETボタン30の1回の押下操作は、取込ボタン29の1回の押下操作と同等であり、1BETボタン30の1回の押下操作により、貯留データ(貯留球数)から一定個数(例えば5個)の球数が差し引かれるようになっている。また、1BETボタン30の左方側には、貯留球数(クレジット数)を用いて最大の賭率を1回の操作で選択するためのMAXBETボタン31が設けられている。このMAXBETボタン31の1回の押下操作により、貯留データ(貯留球数)から最大の賭率を選択するために必要な個数(遊技球の最大個数)の球数が差し引かれるようになっている。
【0033】
また、操作部26の前面側には、図柄組み合わせゲームを開始させる(図柄の変動を開始させる)操作を行うためのスタートレバー35が設けられている。このスタートレバー35の操作は、賭率が選択された場合において有効となる。また、スタートレバー35の右方側には、図柄表示装置H(第1〜第3のベルトユニット13〜15)における図柄の変動を各列別に停止させる操作を行うための複数(本実施形態では3つ)のストップボタン36,37,38が設けられている。これらの各ストップボタン36〜38は、第1〜第3のベルトユニット13〜15に対応付けられている。より詳しくは、ストップボタン36によって第1のベルトユニット13における図柄の変動を、ストップボタン37によって第2のベルトユニット14における図柄の変動を、ストップボタン38によって第3のベルトユニット15における図柄の変動を停止させるようになっている。なお、図柄の変動は、ストップボタン36〜38の操作、又は図柄の変動開始後、所定時間の経過によって停止するようになっている。
【0034】
また、スタートレバー35の左方側には、クレジット機能を用いて遊技球を貯留するか否かの選択操作を行うための選択手段としてのクレジットボタン39が設けられている。このクレジットボタン39の押下操作により、遊技球の貯留(クレジット機能の有効)が選択された場合には、遊技球が貯留データとして貯留記憶されるようになっている。本実施形態において、遊技球の貯留が選択された場合には、取込ボタン29の押下操作によって最大個数を超えて機内部に取込まれた遊技球の球数及び付与された賞球の球数が累積加算され、貯留データとして貯留記憶されるようになっている。その一方で、クレジットボタン39の押下操作により、遊技球の貯留否(クレジット機能の無効)が選択された場合には、これらの遊技球の球数が累積加算されることなく、遊技球が貯留記憶されないようになっている。即ち、遊技球の貯留否が選択された場合、取込ボタン29の押下操作によって最大個数を超えて取込まれた遊技球及び付与された賞球は、機外部(上球皿28又は下球皿41)に払出されるようになっている。なお、貯留データ(貯留球数)が0(零)以上、上限値以下である場合(即ち、貯留球数が存在する場合)に、クレジットボタン39の押下操作により遊技球の貯留否が選択されると、その貯留球数分の遊技球が機外部(上球皿28又は下球皿41)に払出されるようになっている。従って、このような操作が行われた場合のクレジットボタン39は、精算ボタンとして機能することになる。
【0035】
また、前枠16(操作部26)の下方側には、球排出口40を通じて排出された遊技球を貯留するための下球皿41が設けられている。この下球皿41は、機内部(球払出し口27側)において、上球皿28に対し溢球通路42(中枠12に形成され、図2に示す)を介して連設されている。そして、上球皿28が遊技球によって満杯状態となった場合には、賞球として払出された遊技球が溢球通路42から球排出口40を通って下球皿41に排出されるようになっている。また、下球皿41は、機内部(取込み口側)において、上球皿28に対し球抜き通路(図示しない)を介して連設されている。そして、操作部26(ストップボタン36〜38の右方側)に設けられた球抜きボタン43(図1に示す)の押下操作により、上球皿28に貯留されている遊技球は、球抜き通路から球排出口40を通って下球皿41に排出されるようになっている。
【0036】
また、図2、図3に示すように、中枠12には、遊技の内容を統括的に制御するために各種の信号を出力する主制御手段としての主制御基板45が装着されている。この主制御基板45は、基板ケースC1内に収納された状態で、図柄表示装置Hの上方側に配置されている。また、中枠12には、遊技球の取込みに関する制御を実行可能な取込制御基板46が装着されている。そして、本実施形態では、取込制御基板46において、貯留データとして貯留記憶される貯留球数(クレジット数)が管理されるようになっている。また、中枠12には、遊技球の払出しに関する制御を実行可能な払出制御基板47が装着されている。これらの取込制御基板46と払出制御基板47は、基板ケースC2内に並列収納された状態で、図柄表示装置Hの上方側であって、主制御基板45の前方側に配置されている。
【0037】
そして、主制御基板45、取込制御基板46及び払出制御基板47は、夫々が独立分離して構成されている。そのため、これらの各制御基板45〜47は、該基板単位(基板毎)で中枠12に対して着脱可能な状態となっている。そして、各制御基板45〜47同士は、所定の信号線を介して接続されている。具体的には、取込制御基板46は、主制御基板45に対して所定の信号(取込信号SAなど)を出力可能な状態で主制御基板45に接続されている。即ち、主制御基板45と取込制御基板46は、取込制御基板46側から主制御基板45側へ一方向のデータ通信が許容されている。また、払出制御基板47は、主制御基板45から所定の信号(賞球信号としての賞球払出信号SBなど)を入力可能な状態で主制御基板45に接続されている。即ち、主制御基板45と払出制御基板47は、主制御基板45側から払出制御基板47側へ一方向のデータ通信が許容されている。また、取込制御基板46と払出制御基板47は、双方に所定の信号(球払出信号SC、貯留信号SD、第2の選択信号としての貯留選択信号SEaなど)を入出力可能な状態で接続されている。即ち、取込制御基板46と払出制御基板47は、双方向へのデータ通信が許容されている。
【0038】
前記主制御基板45(取込制御基板46及び払出し制御基板47)の上方側には、機内部から機外部(上球皿28)に払出す遊技球(賞球など)を実球として貯留する球タンク48が中枠12に対して装着されている(図3に示す)。この球タンク48には、島設備に設けられた球供給樋(図示しない)から遊技球が供給されるようになっている。また、球タンク48の球通路49の下流側には、球タンク48から受け入れた遊技球を流下案内する球供給経路部50が中枠12に対して装着されている(図2に示す)。この球供給経路部50は、図柄表示装置Hの左方側において上下方向へ延設されている。また、球供給経路部50の下流側には、払出装置51が中枠12に対して装着されている(図3に示す)。そして、球供給経路部50によって流下案内された遊技球は、払出装置51で通過検出された後、球払出し口27を通じて上球皿28へ払出されるようになっている。この払出装置51は、払出制御基板47に接続されており、該払出制御基板47によって駆動が制御されるようになっている。即ち、付与された賞球は、払出制御基板47が払出装置51を制御することにより機外部(上球皿28又は下球皿41)に払出されるようになっており、本実施形態では払出制御基板47が払出制御手段として機能する。
【0039】
また、前枠16の後面側には、電飾ランプ24の発光装飾、スピーカ25の音声出力、及び賭率表示部55の発光体の点灯に関する制御を行う音声ランプ制御基板52が装着されている(図2に示す)。この音声ランプ制御基板52は、基板ケースC3内に収納された状態で、表示部19(図柄表示窓20)の上方側に配置されている。また、前枠16の後面側には、表示部19(図柄表示窓20)の下方側に配置されるように、機外部(上球皿28)から機内部に一定個数ずつ遊技球を取込むための取込装置53が装着されている。この取込装置53は、取込制御基板46に接続されており、該取込制御基板46によって駆動が制御されるようになっている。即ち、機外部(上球皿28)の遊技球は、取込制御基板46が取込装置53を制御することにより機内部に取込まれるようになっており、本実施形態では取込制御基板46が取込制御手段として機能する。そして、取込装置53の駆動によって機内部に取込まれた遊技球は、取込装置53で通過検出された後、球回収口54を通って、島設備に設けられた球回収樋(図示しない)に導かれるようになっている。
【0040】
次に、主制御基板45、取込制御基板46及び払出制御基板47の具体的な構成及びこれらの各制御基板45〜47に対する前述した各種の遊技用構成部材の接続態様を図4に基づき説明する。
【0041】
前記主制御基板45は、遊技の内容を統括的に制御するために各種の処理を実行する主CPU45aを備えており、該主CPU45aにはROM45b及びRAM45cが接続されている。前記ROM45bには、主CPU45aが各種の処理を実行するための制御プログラムなどが記憶されている。前記RAM45cには、パチンコ式スロット10の動作中に適宜書き換えられる各種制御情報が記憶保持されるようになっている。
【0042】
そして、主CPU45aは、前記制御プログラムに基づき、例えば、図柄表示装置Hで行われる図柄組み合わせゲームに関する処理や、電飾ランプ24、スピーカ25及び賭率表示部55を音声ランプ制御基板52で制御させるための処理を実行するようになっている。また、主CPU45aは、払出制御基板47に対して付与すべき賞球数を指示するための処理を実行するようになっている。これらの各種の処理は、主CPU45aに対して入力される各種の信号が示す内容に基づいて実行されるようになっている。そして、主CPU45aは、処理結果に基づいて、所定の制御を指示するための各種の信号を出力するようになっている。
【0043】
前記主CPU45aには、スタートレバー35が接続されており、該スタートレバー35の操作によって、図柄組み合わせゲームの開始を指示する開始信号S1が入力されるようになっている。また、主CPU45aには、各ストップボタン36〜38が接続されており、該各ストップボタン36〜38の操作によって、図柄の変動の停止を指示する停止信号S2が入力されるようになっている。また、主CPU45aには、クレジットボタン39が接続されており、該クレジットボタン39の操作によって、クレジット機能の選択状態(貯留/貯留否)を示す選択状態信号S3が入力されるようになっている。
【0044】
一方、主CPU45aには、図柄表示装置Hが接続されており、主CPU45aは、図柄表示装置H(各駆動部)に対して、図柄組み合わせゲームに関する各種の指示を行うための図柄制御信号S4を出力するようになっている。この図柄制御信号S4が示す制御内容に基づいて、第1〜第3のベルトユニット13〜15の駆動が制御され、図柄組み合わせゲームが行われるようになっている。また、主CPU45aには、音声ランプ制御基板52(CPU)が接続されている。そして、主CPU45aは、音声ランプ制御基板52に対して、電飾ランプ24の発光装飾、スピーカ25の音声出力、及び賭率表示部55の発光体の点灯などに関する各種の指示を行うための音声ランプ制御信号S5を出力するようになっている。この音声ランプ制御信号S5が示す制御内容に基づいて、音声ランプ制御基板52は、電飾ランプ24、スピーカ25又は賭率表示部55の制御を行うようになっている。
【0045】
また、主CPU45aは、払出制御基板47の払出CPU47aに対して、図柄組み合わせ(賞態様)に応じて付与すべき賞球数を示す賞球払出信号SBを出力するようになっている。また、主CPU45aは、選択状態信号S3に基づき、払出CPU47aに対して、クレジットボタン39における選択結果(貯留/貯留否)を示す第1の選択信号としての貯留選択信号SEbを出力するようになっている。この貯留選択信号SEbは、選択状態信号S3の示す内容が貯留である場合、貯留を示す内容の信号となり、選択状態信号S3の示す内容が貯留否である場合、貯留否を示す内容の信号となる。
【0046】
前記取込制御基板46は、遊技球の取込みを制御するための各種の処理、及び貯留データとして貯留記憶される貯留球数(クレジット数)を管理するための各種の処理を実行する取込CPU46aを備えている。この取込CPU46aは、主CPU45a及び払出CPU47aに接続されている。また、取込CPU46aにはROM46b及びRAM46cが接続されている。前記ROM46bには、取込CPU46aが各種の処理を実行するための制御プログラムなどが記憶されている。前記RAM46cには、パチンコ式スロット10の動作中に適宜書き換えられる各種制御情報が記憶保持されるようになっている。本実施形態では、RAM46cに貯留データが記憶されるようになっており、RAM46cは記憶手段として機能する。そして、取込CPU46aは、前記処理の実行に応じて、貯留データに新たな遊技球の球数を加算し、又は貯留データから所定個数の球数を減算し、その加算結果又は減算結果をRAM46cに記憶させるようになっている。前記取込CPU46aは、前述した各種の処理を、取込CPU46aに対して入力される各種の信号が示す内容に基づいて実行し、該処理結果に基づいて、所定の制御を指示するための各種の信号を出力するようになっている。
【0047】
前記取込CPU46aには、1BETボタン30及びMAXBETボタン31が接続されており、該各BETボタン30,31の操作によって、貯留球数を用いて賭率の選択を指示するBET指示信号S6が入力されるようになっている。また、取込CPU46aには、取込ボタン29が接続されており、該取込ボタン29の操作によって、遊技球の取込みを指示する取込指示信号S7が入力されるようになっている。
【0048】
また、取込CPU46aには、主CPU45aが払出CPU47aに対して出力した貯留選択信号SEbと同じ内容を示す貯留選択信号SEaが入力されるようになっている。この貯留選択信号SEaは、払出CPU47aから出力されるようになっている。そして、取込CPU46aは、貯留選択信号SEaの示す内容が貯留を示す内容である場合、最大個数を超えて機内部に取込まれた遊技球の球数及び付与された賞球の球数を累積加算し、予め定めた上限値の範囲内で貯留データとして貯留記憶させるようになっている。また、取込CPU46aには、払出CPU47aから貯留信号SDが入力されるようになっている。この貯留信号SDを入力した取込CPU46aは、該貯留信号SDが示す球数(賞球数)を貯留データに加算し、貯留記憶させるようになっている。
【0049】
また、取込CPU46aには、遊技状態(図柄組み合わせゲーム中か否か、各種のボーナスゲーム中か否かなど)を示す遊技状態信号(図示しない)が入力されるようになっている。この遊技状態信号は、主CPU45aから遊技情報基板(図示しない)に出力され、該遊技情報基板から取込CPU46aに対して出力されるようになっている。
【0050】
また、取込CPU46aには、貯留球数表示部56が接続されており、取込CPU46aは、RAM46cに貯留データとして貯留記憶されている貯留球数の数字表示を指示する貯留球数表示信号S8を出力するようになっている。また、取込CPU46aには、取込装置53が接続されており、取込CPU46aは、取込装置53の駆動を制御するための取込制御信号S9を出力するようになっている。一方、取込装置53は、機外部(上球皿28)から遊技球を取込み、該取込んだ遊技球を検出する毎に、取込CPU46aに対して、取込球信号S10を出力するようになっている。
【0051】
また、取込CPU46aは、主CPU45aに対して、取込装置53の制御により、遊技球が機内部に取込まれたことを示す取込信号SAを出力するようになっている。この取込信号SAは、一の賭率を選択するために必要な個数(本実施形態では5個)の遊技球が機内部に取込まれる毎に出力されるようになっている。即ち、取込CPU46aは、取込装置53から出力される取込球信号S10をカウントし、該カウント数が一の賭率を選択するために必要な遊技球の個数に達すると、取込信号SAを主CPU45aに対して出力するようになっている。また、取込CPU46aは、BET指示信号S6の入力に基づいて、一定個数(又は最大個数)の球数を貯留データから差し引いた場合も、前述同様に取込信号SAを主CPU45aに対して出力するようになっている。この取込信号SAにより、主CPU45aは、賭率の選択に関する処理を行うようになっている。なお、取込CPU46aは、図柄組み合わせゲームが開始する前(スタートレバー35が操作される前)に、最大個数を超える遊技球を機内部に取込んだ場合、その超える球数分に基づく取込信号SAを主CPU45aに対して出力しないようになっている。
【0052】
また、取込CPU46aは、貯留信号SDが示す球数(賞球数)を貯留データに加算し、貯留記憶した場合、主CPU45aに対して、付与された賞球を貯留データとして貯留記憶したことを示す貯留記憶信号S11を出力するようになっている。この貯留記憶信号S11により、主CPU45aは、付与した賞球の管理(遊技者に付与した賞球が貯留されたか否かなど)を行うようになっている。
【0053】
また、取込CPU46aは、払出CPU47aに対して、遊技球の払出しを指示する球払出信号SCを出力するようになっている。この球払出信号SCは、貯留データに対して、所定の球数を新たに加算した結果、該貯留データが上限値を超えた場合に、その超過球数分の遊技球を機外部に払出す指示を行う際に出力されるようになっている。このとき、払出CPU47aに対して出力される球払出信号SCが超過球払出信号となる。また、球払出信号SCは、貯留データとして貯留記憶されている貯留球数分の遊技球を機外部に払出す指示を行う際に出力されるようになっている。このとき、払出CPU47aに対して出力される球払出信号SCが貯留球払出信号となる。また、球払出信号SCは、クレジットボタン39の押下操作により、遊技球の貯留否が選択されている状態で、最大個数を超えて遊技球が取込まれた場合に、その超える球数分の遊技球を機外部に払出す指示を行う際にも出力されるようになっている。
【0054】
前記払出制御基板47は、賞球などの遊技球の払出しに関する制御を行うために各種の処理を実行する払出CPU47aを備えている。この払出CPU47aは、主CPU45a及び取込CPU46aに接続されている。また、払出CPU47aにはROM47b及びRAM47cが接続されている。前記ROM47bには、払出CPU47aが各種の処理を実行するための制御プログラムなどが記憶されている。前記RAM47cには、パチンコ式スロット10の動作中に適宜書き換えられる各種制御情報が記憶保持されるようになっている。そして、払出CPU47aは、前述した各種の処理を、払出CPU47aに対して入力される各種の信号が示す内容に基づいて実行し、該処理結果に基づいて、所定の制御を指示するための各種の信号を出力するようになっている。
【0055】
前記払出CPU47aには、取込CPU46aから球払出信号SCが入力されるようになっている。この球払出信号SCを入力した払出CPU47aは、該球払出信号SCが示す球数分の遊技球を、払出装置51の駆動によって機外部(上球皿28又は下球皿41)に払出すための制御を実行するようになっている。
【0056】
前記払出CPU47aには、賞球/エラー表示部57が接続されており、払出CPU47aは、賞球/エラー表示部57に対して、賞球数又はエラーの表示を指示する表示信号S12を出力するようになっている。この表示信号S12は、払出CPU47aに賞球払出信号SBが入力された場合において、賞球数の数字表示を指示する信号となる。その一方で、表示信号S12は、払出CPU47aがエラー(例えば払出装置51のエラー)を検出した場合において、該エラーの数字(又はアルファベット)表示を指示する信号となる。
【0057】
また、払出CPU47aには、払出装置51が接続されており、払出CPU47aは、払出装置51の駆動を制御するための払出制御信号S13を出力するようになっている。一方、払出装置51は、主CPU45aとも接続されており、主CPU45a及び払出CPU47aに対して、遊技球を払出す毎(本実施形態では1個払出す毎)に、払出球信号S14を出力するようになっている。この払出球信号S14により、主CPU45a及び払出CPU47aは、付与した賞球の管理(遊技者に付与した賞球が払出されたか否かなど)を行うようになっている。即ち、払出球信号S14と貯留記憶信号S11は、賞球を管理するために用いられている。
【0058】
また、払出CPU47aは、取込CPU46aに対して、入力した貯留選択信号SEbと同じ内容を示す貯留選択信号SEaを出力するようになっている。この貯留選択信号SEaは、貯留選択信号SEbの示す内容が貯留である場合、貯留を示す内容の信号となり、貯留選択信号SEbの示す内容が貯留否である場合、貯留否を示す内容の信号となる。また、払出CPU47aは、取込CPU46aに対して、入力した賞球払出信号SBが示す賞球数を貯留データに加算して貯留記憶させるように、貯留を指示する貯留信号SDを出力するようになっている。この貯留信号SDは、払出CPU47aに入力された貯留選択信号SEbの示す内容が貯留である場合に、取込CPU46aに対して出力されるようになっている。
【0059】
次に、このように構成されたパチンコ式スロット10における各種の制御態様を説明する。
遊技者は、パチンコ式スロット10において図柄組み合わせゲームを開始する際、賭率を選択するために取込ボタン29を希望する賭率に応じた回数だけ押下操作する。この取込ボタン29の押下操作により、取込制御基板46の取込CPU46aは、取込指示信号S7を入力する。そして、取込CPU46aは、取込装置53に対して取込制御信号S9を出力し、取込装置53の駆動によって上球皿28に貯留されている遊技球が一定個数ずつ機内部に取込まれる。また、取込CPU46aは、取込球信号S10を入力し、主制御基板45の主CPU45aに対して取込信号SAを出力する。
【0060】
また、主CPU45aは、該取込信号SAを入力する毎に、音声ランプ制御基板52に対して音声ランプ制御信号S5を出力し、音声ランプ制御基板52は、賭率表示部55の発光体の点灯を制御する。その結果、賭率表示窓21では遊技者が選択した賭率によって有効となった組み合わせラインの位置が透視可能となる。この状態でスタートレバー35が操作されると、主CPU45aは開始信号S1を入力し、図柄表示装置Hに対して図柄制御信号S4を出力することにより、図柄組み合わせゲームが開始する。また、図柄組み合わせゲームの開始後、各ストップボタン36〜38が押下操作されると、主CPU45aは停止信号S2を入力し、図柄表示装置Hに対して図柄制御信号S4を出力することにより、図柄の変動が停止し、図柄表示窓20では図柄組み合わせが透視可能となる。
【0061】
また、図柄組み合わせが所定の賞態様(役)になったことに関連して、主CPU45aは、払出制御基板47の払出CPU47aに対して、賞球払出信号SBを出力する。また、払出CPU47aは、払出装置51に対して払出制御信号S13を、賞球/エラー表示部57に対して表示信号S12を夫々出力する。そして、払出装置51の駆動によって、上球皿28(又は下球皿41)には、賞球払出信号SBが示す賞球数に応じた遊技球(賞球)が払出される。また、賞球/エラー表示部57は、表示信号S12が示す球数を数字表示し、賞球/エラー表示窓23では賞球数が透視可能となる。
【0062】
一方、遊技者が、クレジット機能を用いて遊技球を機内部で貯留記憶させるためにクレジットボタン39を押下操作すると、主CPU45aは、選択状態信号S3(この場合には貯留を示す内容の信号)を入力する。また、主CPU45aは、払出CPU47aに対して、貯留を示す内容の貯留選択信号SEbを出力する。また、払出CPU47aは、貯留選択信号SEbの示す内容と同じ内容(貯留)を示す貯留選択信号SEaを取込CPU46aに対して出力する。その結果、取込CPU46aは、最大個数を超えて取込んだ遊技球の球数及び付与された賞球の球数を累積加算し、貯留データとして貯留記憶可能な状態となる。なお、貯留選択信号SEaを入力した取込CPU46a及び貯留選択信号SEbを入力した払出CPU47aは、貯留を示すフラグ(例えば「1」)を夫々のRAM46c,47cに設定する。
【0063】
前記貯留を示すフラグが設定された状態で、遊技者が、図柄組み合わせゲームを開始する前に、最大の賭率(本実施形態では賭率「3」)を選択するための回数を超えて取込ボタン29を押下操作した場合、取込CPU46aは、前述同様に取込指示信号S7を入力する。また、取込CPU46aは、取込装置53に対して取込制御信号S9を出力する。そして、取込装置53の駆動によって、上球皿28に貯留されている遊技球が取込ボタン29の押下操作回数に応じて、一定個数ずつ機内部に取込まれる。その一方で、取込CPU46aは、規定された最大個数を超える球数の遊技球が機内部に取込まれているため、取込球信号S10を入力する毎に、超える球数分を貯留データに加算し、RAM46cに貯留記憶する。即ち、貯留データには、最大個数を超える球数分が加算されることになる。また、取込CPU46aは、貯留データとして貯留記憶された貯留球数(クレジット数)を数字表示させるように、貯留球数表示部56に対して貯留球数表示信号S8を出力する。そして、貯留球数表示部56は、貯留球数表示信号S8が示す球数を数字表示し、貯留球数表示窓22では加算後の貯留球数が透視可能となる。
【0064】
例えば、貯留球数を100個とし、賭率が選択されていない状態で取込ボタン29が6回押下操作されると、機内部には、取込ボタン29の1回の押下操作で5個ずつ遊技球が取込まれ、合計30個の遊技球が取込まれたことになる。この取込まれた30個の遊技球のうち、15個の遊技球が最大の賭率を選択するために必要な個数(最大個数)となり、残り15個の遊技球は、最大個数を超える球数分となる。従って、取込CPU46aは、15個の遊技球を貯留データに加算し、RAM46cに貯留記憶する。その結果、貯留データとして貯留記憶される貯留球数は、100個から115個に増加する。
【0065】
また、貯留球数が存在する状態で、遊技者が、賭率を選択するために1BETボタン30又はMAXBETボタン31を押下操作すると、取込CPU46aは、BET指示信号S6を入力する。そして、1BETボタン30の操作によりBET指示信号S6を入力した取込CPU46aは、該BET指示信号S6を入力する毎に、一定個数(本実施形態では5個)の球数を貯留データ(貯留球数)から減算し、減算後の貯留データ(貯留球数)をRAM46cに記憶する。また、取込CPU46aは、一定個数の球数を貯留データから減算する毎に、主CPU45aに対して、取込信号SAを出力する。また、MAXBETボタン31の操作によりBET指示信号S6を入力した取込CPU46aは、該BET指示信号S6の入力によって、最大の賭率を選択するために必要な個数(本実施形態では15個)の球数を貯留データ(貯留球数)から減算し、減算後の貯留データ(貯留球数)をRAM46cに記憶する。そして、取込CPU46aは、主CPU45aに対して、取込信号SAを所定の回数(3回)出力する。
【0066】
また、取込CPU46aは、減算後の貯留データに対応する貯留球数(クレジット数)を数字表示させるように、貯留球数表示部56に対して貯留球数表示信号S8を出力する。そして、貯留球数表示部56は、貯留球数表示信号S8が示す球数を数字表示し、貯留球数表示窓22では各BETボタン30,31の押下操作に応じて減算された後の貯留球数が透視可能となる。
【0067】
そして、図柄組み合わせが所定の賞態様(役)になったことに関連して、払出CPU47aが賞球払出信号SBを入力すると、該払出CPU47aは、RAM47cに設定されたフラグ(貯留又は貯留否を示すフラグ)を確認する。この確認により、貯留を示すフラグが設定されている場合、払出CPU47aは、賞球払出信号SBが示す賞球数を貯留データに加算して貯留記憶させるように、取込CPU46aに対して貯留信号SDを出力する。そして、取込CPU46aは、該貯留信号SDが示す球数(=賞球数)を貯留データに加算し、加算後の貯留データをRAM46cに記憶する。
【0068】
このとき、取込CPU46aは、貯留データ(貯留球数)に対して貯留信号SDが示す球数を加算した結果、該貯留データが上限値を超えていない場合、加算後の貯留データに対応する貯留球数を数字表示させるための貯留球数表示信号S8を貯留球数表示部56に対して出力する。この場合、賞球/エラー表示部57に数字表示された賞球数分が貯留球数に加算された状態となる。また、取込CPU46aは、付与された賞球を貯留記憶したことを示す貯留記憶信号S11を主CPU45aに対して出力する。
【0069】
一方、取込CPU46aは、貯留データ(貯留球数)に対して貯留信号SDが示す球数を加算した結果、該貯留データが上限値を超えた場合、その超過球数分の遊技球の払出しを指示する球払出信号SCを払出CPU47aに対して出力する。また、取込CPU46aは、貯留データの上限値に対応する貯留球数を数字表示させるための貯留球数表示信号S8を貯留球数表示部56に対して出力する。また、取込CPU46aは、付与された賞球の球数分のうち、貯留データに加算された球数がある場合、該球数分を貯留記憶したことを示す貯留記憶信号S11を主CPU45aに対して出力する。そして、球払出信号SCを入力した払出CPU47aは、該球払出信号SCが示す球数分の遊技球を払出すための払出制御信号S13を払出装置51に対して出力する。その結果、払出装置51の駆動によって上球皿28(又は下球皿41)には、超過球数分の遊技球が払出される。また、払出装置51は、払出制御信号S13によって払出すべき遊技球を払出す毎に主CPU45a及び払出CPU47aに対して払出球信号S14を出力する。前記賞球払出信号SBを出力した主CPU45aは、貯留記憶信号S11の入力により貯留記憶された球数分を把握すると共に、払出球信号S14の入力により払出された球数分を把握する。そして、主CPU45aは、貯留記憶された球数分と払出された球数分の合計が、賞球払出信号SBで示した付与すべき賞球数に一致するか否かにより、賞球の管理を行う。
【0070】
例えば、貯留データの上限値を250個に設定し、貯留球数が245個の状態で、15個の賞球が付与された場合、加算後の貯留データは260個となる。この場合、10個分が超過球数分となり、取込CPU46aは、10個の遊技球の払出しを指示する球払出信号SCを払出CPU47aに対して出力する。また、取込CPU46aは、賞球数15個のうち、5個分を貯留データに加算したため、5個分を貯留記憶したことを示す貯留記憶信号S11を主CPU45aに対して出力する。そして、払出CPU47aは、10個の遊技球を機外部に払出すための払出制御信号S13を払出装置51に出力し、該払出装置51の駆動によって、10個の遊技球が上球皿28(又は下球皿41)に払出される。また、払出装置51は、主CPU45a及び払出CPU47aに対して、10個の遊技球を払出したことを示す払出球信号S14を出力する。
【0071】
この超過球数分の遊技球が払出される制御態様は、取込CPU46aが貯留データに対して、機内部に取込まれた最大個数を超える球数分を加算し、該貯留データが上限値を超えた場合も同様である。即ち、取込CPU46aは、超過球数分の遊技球の払出しを指示する球払出信号SCを払出CPU47aに対して出力する。また、払出CPU47aは、該球払出信号SCが示す球数分の遊技球を払出すための払出制御信号S13を払出装置51に対して出力する。そして、払出装置51の駆動によって、上球皿28(又は下球皿41)には、超過球数分の遊技球が払出される。
【0072】
また、遊技者が、クレジット機能を用いて遊技球を機内部で貯留記憶させないようにクレジットボタン39を押下操作すると、主CPU45aは、選択状態信号S3(この場合には貯留否を示す内容の信号)を入力する。そして、主CPU45aは、払出CPU47aに対して、貯留否を示す内容の貯留選択信号SEbを出力する。また、貯留選択信号SEbを入力した払出CPU47aは、貯留選択信号SEbの示す内容と同じ内容(貯留否)を示す貯留選択信号SEaを取込CPU46aに対して出力する。その結果、取込CPU46aは、遊技球を貯留データとして貯留記憶しない状態となる。なお、貯留選択信号SEaを入力した取込CPU46a及び貯留選択信号SEbを入力した払出CPU47aは、貯留否を示すフラグ(例えば「0」)を夫々のRAM46c,47cに設定する。
【0073】
一方、貯留球数が存在している状態で、取込CPU46aが貯留否を示す貯留選択信号SEaを入力した場合、該取込CPU46aは、貯留データとして貯留記憶されている貯留球数分の遊技球の払出しを指示する球払出信号SCを払出CPU47aに対して出力する。そして、球払出信号SCを入力した払出CPU47aは、該球払出信号SCが示す球数分の遊技球を払出すための払出制御信号S13を払出装置51に対して出力する。その結果、払出装置51の駆動によって上球皿28(又は下球皿41)には、貯留球数分の遊技球が払出される。
【0074】
例えば、貯留球数が150個の場合、取込CPU46aは、150個の遊技球の払出しを指示する球払出信号SCを払出CPU47aに対して出力する。そして、払出CPU47aは、150個の遊技球を機外部に払出すための払出制御信号S13を払出装置51に出力し、該払出装置51の駆動によって、150個の遊技球が上球皿28(又は下球皿41)に払出される。
【0075】
前記貯留否を示すフラグが設定された状態で、払出CPU47aが賞球払出信号SBを入力すると、払出CPU47aは、賞球払出信号SBが示す賞球数に応じた遊技球の払出しを指示するための払出制御信号S13を払出装置51に出力する。このとき、払出CPU47aは、取込CPU46aに対して貯留信号SDを出力しないため、貯留データは「0(零)」の状態(即ち、遊技球が貯留記憶されていない状態)を維持する。そして、払出装置51の駆動によって、上球皿28(又は下球皿41)には、賞球払出信号SBが示す賞球数に応じた遊技球が払出される。また、貯留否を示すフラグが設定された状態で、規定された最大個数を超える球数の遊技球が機内部に取込まれた場合、取込CPU46aは、その超える球数分の遊技球の払出しを指示するための球払出信号SCを払出CPU47aに出力する。このとき、取込CPU46aは、超える球数分を貯留データに加算しないため、貯留データは「0(零)」の状態(即ち、遊技球が貯留記憶されていない状態)を維持する。前記球払出信号SCを入力した払出CPU47aは、球払出信号SCが示す球数に応じた遊技球の払出しを指示するための払出制御信号S13を払出装置51に出力する。そして、払出装置51の駆動によって、上球皿28(又は下球皿41)には、球払出信号SCが示す球数に応じた遊技球が払出される。
【0076】
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)主制御基板45、取込制御基板46及び払出制御基板47を独立分離させて構成した。そして、取込制御基板46は、遊技球を機内部に取込むための取込装置53を制御し、払出制御基板47は、賞球を機外部に払出すための払出装置51を制御するようにした。そのため、各制御基板45〜47において、パチンコ式スロット10の制御を分担して行うことが可能であり、一の制御基板への負荷集中を抑制できる。従って、主制御基板45に対して過度の負担を強いることなく、遊技球の取込み及び賞球の払出しに関する制御を行うことができる。また、各制御基板45〜47の負担を軽減することで、より複雑な遊技性(ゲーム性)を付与し得るパチンコ式スロット10を提供することができる。
【0077】
(2)また、取込制御基板46と払出制御基板47を分離させて構成した。そのため、取込制御基板46と払出制御基板47の何れか一方に故障又は仕様変更が生じた場合には、その対象となる基板のみを変更すれば良く、パチンコ式スロット10のコスト高を抑制することができる。
【0078】
(3)また、近時においては、資源の有効利用が広く叫ばれており、パチンコ式スロット10などの遊技機においても、その機種変更時には機種に関係なく使用できる部品を再使用(流用)することが考えられている。そのため、各制御基板45〜47を独立分離させて構成することにより、各制御基板45〜47の汎用性を確保し、再利用に好適に対応可能なパチンコ式スロット10を提供することができる。従って、この点からもパチンコ式スロット10のコスト高の抑制に貢献することができる。
【0079】
(4)主制御基板45と取込制御基板46との間、及び主制御基板45と払出制御基板47との間を、夫々、一方向へのデータ通信(信号の通信)のみが許容されるように構成した。そのため、双方向へのデータ通信を許容した場合に比して制御を簡素化することができる。従って、各制御基板45〜47の負担軽減に貢献することができる。
【0080】
(5)貯留データを取込制御基板46のRAM46cに記憶するようにした。そのため、貯留データ(貯留球数)の管理を取込制御基板46で行うことができる。従って、貯留データ(貯留球数)の管理に主制御基板45が関与しないため、主制御基板45に負担を強いることなく、クレジット機能を搭載することができる。また、遊技球の取込みに関する制御が加わる分、スロットマシン(所謂「パチスロ」)に比して制御が複雑化しても、スロットマシンに標準的に搭載されているクレジット機能を過度の負担を強いることなく搭載することができる。従って、スロットマシンと同一の遊技性(ゲーム性)を付与し得るパチンコ式スロット10を提供することができる。
【0081】
(6)クレジットボタン39を主制御基板45に接続した。そのため、遊技者の操作が許容されている外部装置(スタートレバー35、ストップボタン36〜38など)からの信号を主制御基板45で集中管理することができる。特に、遊技球の取込みや遊技球の払出しなどに関する操作を行う外部装置以外の外部装置を主制御基板45に接続することで、各制御基板45〜47の役割分担を明確にすると共に、各制御基板45〜47が制御に必要な信号を効率良く入力することができる。
【0082】
(7)主制御基板45は、クレジットボタン39からの選択状態信号S3に基づいて貯留選択信号SEbを払出制御基板47に出力し、払出制御基板47は、入力した貯留選択信号SEbと同じ内容を示す貯留選択信号SEaを取込制御基板46に出力するようにした。そのため、取込制御基板46及び払出制御基板47は、クレジットボタン39における選択結果(貯留するか否か)を確実に把握することができる。従って、貯留データを管理するための各種の処理を確実に行うことができる。また、主制御基板45と取込制御基板46との間、及び主制御基板45と払出制御基板47との間を、夫々、一方向へのデータ通信のみが許容された状態にすることができる。
【0083】
(8)クレジットボタン39の操作によって貯留が選択されている場合、払出制御基板47は、入力した賞球払出信号SBが示す賞球数を貯留するための貯留信号SDを取込制御基板46に対して出力するようにした。この付与された賞球を貯留データとして貯留記憶させる場合にも、主制御基板45が関与する必要がなく、払出制御基板47の制御によって付与された賞球を貯留データとして貯留記憶させることができる。そのため、主制御基板45は、クレジットボタン39における選択結果に関わらず、払出制御基板47に対して、常に同様に賞球払出信号SBを出力する処理を行うことができる。従って、クレジット機能を搭載した場合であっても、主制御基板45への負担増を抑制することができる。
【0084】
(9)クレジットボタン39の操作によって貯留が選択されている場合、取込制御基板46は、最大個数を超える球数の遊技球を機外部から機内部に取込むと、その超える球数分を貯留データに加算するようにした。そのため、最大個数を超える球数分を貯留データとして貯留記憶させる場合には、主制御基板45及び払出制御基板47が関与する必要がなく、取込制御基板46の制御によって最大個数を超える球数分を貯留データとして貯留記憶させることができる。従って、クレジット機能を搭載した場合であっても、主制御基板45及び払出制御基板47への負担増を抑制することができる。また、最大個数を超える球数を貯留データとして貯留記憶可能な場合には、その球数分の遊技球を機外部に実球として払出す必要がなく、この場合の制御を簡素化することができる。
【0085】
(10)クレジットボタン39の操作によって貯留が選択されている場合、取込制御基板46は、貯留データが上限値を超えると、その超過球数分の遊技球を機外部に払出すための球払出信号SCを払出制御基板47に対して出力するようにした。そのため、超過球数分の遊技球を機外部に払出す場合にも、主制御基板45が関与する必要がなく、取込制御基板46の制御によって超過球数分の遊技球の払出し指示を払出制御基板47に対して行うことができる。従って、クレジット機能を搭載した場合であっても、主制御基板45への負担増を抑制することができる。
【0086】
(11)クレジットボタン39の操作によって貯留否が選択されている場合、取込制御基板46は、貯留データに対応する貯留球数分の遊技球を機外部に払出すための球払出信号SCを払出制御基板47に対して出力するようにした。そのため、貯留球数分の遊技球を機外部に払出す場合にも、主制御基板45が関与する必要がなく、取込制御基板46の制御によって貯留球数分の遊技球の払出し指示を払出制御基板47に対して行うことができる。従って、クレジット機能を搭載した場合であっても、主制御基板45への負担増を抑制することができる。
【0087】
(12)主制御基板45、取込制御基板46及び払出制御基板47に加えて、電飾ランプ24やスピーカ25などを制御する音声ランプ制御基板52も独立分離させて構成した。そのため、一の制御基板への負荷集中をさらに抑制し、特に、主制御基板45に対して過度の負担を強いることを抑制することができる。また、パチンコ式スロット10のコスト高をさらに抑制することができる。
【0088】
(13)取込ボタン29、1BETボタン30及びMAXBETボタン31を取込制御基板46に接続した。これらの外部装置は、遊技球の取込み、及びクレジット機能に関わる外部装置であり、取込制御基板46は、これらの外部装置からの信号を効率良く入力することができる。
【0089】
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、取込制御基板46において貯留データを管理しているが、払出制御基板47において貯留データを管理しても良い。この場合、払出制御基板47のRAM47cに貯留データを記憶しても良いし、別途、記憶手段を設けても良い。このように構成した場合、払出制御基板47に各BETボタン30,31を接続することが好ましく、BET指示信号S6は、払出制御基板47の払出CPU47aに出力される。また、各制御基板45〜47に対する各種の信号の入出力態様は次のように変更される。前記払出CPU47aは、取込CPU46aに対して、貯留満杯信号、貯留記憶信号、及びBET信号を出力する。前記貯留満杯信号は貯留データが上限値に達したことを、貯留記憶信号は付与された賞球を貯留データに加算して貯留記憶したことを、BET信号は貯留球数(クレジット数)を用いて賭率が選択されたことを夫々示す信号である。そして、取込CPU46aは、貯留満杯信号を入力し、遊技球の取込みを禁止すると共に、貯留記憶信号を入力し、主CPU45aに対して貯留記憶信号S11を出力する。また、取込CPU46aは、BET信号を入力し、主CPU45aに対して取込信号SAを出力する。一方、取込CPU46aは、払出CPU47aに対して、貯留信号を出力する。この貯留信号は、規定された最大個数を超える球数の遊技球を機外部から機内部に取込んだ場合、その超える球数分を貯留データに加算し、貯留記憶させる指示を行うための信号である。そして、払出CPU47aは、貯留信号を入力し、該貯留信号が示す球数分を貯留データに加算し、貯留記憶する。また、払出CPU47aには、遊技状態を示す遊技状態信号が入力される。なお、前記実施形態における貯留選択信号SEa、球払出信号SC、及び貯留信号SDの入出力は省略される。その他の信号については、前記実施形態と同様に入出力される。
【0090】
・前記実施形態では、取込制御基板46のRAM46cに貯留データが貯留記憶されているが、貯留データのみが記憶される専用のRAMを別途、取込制御基板46に設けても良い。
【0091】
・前記実施形態では、クレジットボタン39の押下操作により、遊技球を貯留するか否かを選択するようになっているが、クレジットボタン39の押下操作による選択形態を次のように変更しても良い。即ち、常時、遊技球を貯留データとして自動的に貯留記憶するようにしておき、クレジットボタン39の押下操作により、貯留球(クレジット)を機外部に払出すようにしても良い。そして、貯留球の払出し終了後、再び、遊技球を貯留データとして自動的に貯留記憶するようにしても良い。このような選択形態であっても、クレジットボタン39は、遊技球を貯留するか否かを選択するための選択手段として機能する。
【0092】
・前記実施形態において、遊技球の貯留否が選択されている状態で、最大個数分の遊技球を機内部に取込んだ場合、それ以降(1回の図柄組み合わせゲームが終了する迄の間)、遊技球の取込みを禁止しても良い。
【0093】
・前記実施形態において、クレジットボタン39は、機表側であって、遊技者の操作が許容されていれば、その配置を任意に変更することができる。
・前記実施形態では、機内部に取込んだ遊技球の球数及び付与された賞球の球数が累積加算されているが、いずれか一方の球数のみを累積加算し、貯留データとして貯留記憶させても良い。なお、機内部に取込んだ遊技球の球数のみを累積加算する場合、貯留信号SDは省略される。
【0094】
・前記実施形態において、貯留データ(貯留球数)の上限値は、任意に変更することができる。また、貯留データ(貯留球数)の上限値が設定されていなくても良い。
【0095】
・前記実施形態において、各賭率を選択するために必要な遊技球の個数は、任意に変更することができる。なお、この変更に伴い、取込ボタン29(又は各BETボタン30,31)の1回の押下操作により、機内部に取込まれる遊技球の個数も変更される。また、この変更に伴い、1回の図柄組み合わせゲームにおいて有効とすることができる遊技球の最大個数も変更される。
【0096】
・前記実施形態において、中枠12に対する主制御基板45、取込制御基板46及び払出制御基板47の配置は、任意に変更することができる。即ち、各制御基板45〜47が、独立分離可能であれば、その配置は、前記実施形態に限定されない。また、同様に、中枠12及び前枠16に対する各種の遊技用構成部材の配置も任意に変更することができる。
【0097】
・前記実施形態では、賭率が3段階に選択可能とされているが、その段階数は任意に変更することができる。例えば、前記実施形態における賭数「3」のみを、常時選択可能としたパチンコ式スロット10でも前記実施形態と同様に適用することができる。このようなパチンコ式スロット10では、取込ボタン29の1回の押下操作で、1回の図柄組み合わせゲームにおいて有効とすることができる最大個数の遊技球が機内部に取込まれることになる。また、1種類のBETボタのみが設けられ、このBETボタンの押下操作で、最大個数分の球数が貯留データから差し引かれることになる。
【0098】
・前記実施形態において、組み合わせラインは図柄表示窓20全体に亘って示されている必要はなく、組み合わせラインが遊技者に認識可能であれば、組み合わせラインを示す形態は任意に変更することができる。例えば、図柄表示窓20の左右両縁近傍のみに組み合わせラインの位置を示しても良い。
【0099】
・前記実施形態では、取込ボタン29及び各BETボタン30,31が取込制御基板46に接続されているが、これらの各ボタン29〜31を主制御基板45又は払出制御基板47に接続しても良い。また、貯留球数表示部56を主制御基板45又は払出制御基板47に接続しても良い。また、賞球/エラー表示部57を主制御基板45又は取込制御基板46に接続しても良い。
【0100】
次に前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記取込制御手段又は前記払出制御手段には、機内部に取込んだ遊技球及び付与された賞球のうち少なくともいずれか一方の球数を累積加算した貯留データとして貯留記憶するための記憶手段が設けられている
【0101】
(ロ)前記主制御基板には、遊技機の所定位置に設けられ、前記球数を前記貯留データとして貯留するか否かを遊技者が選択するための選択手段が接続されている。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、主制御基板に負担を強いることなく遊技球の取込み及び賞球の払出しに関する制御を行うと共に、コスト高を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 機表側を示す斜視図。
【図2】 前枠が開放された状態を示す斜視図。
【図3】 機裏側を示す斜視図。
【図4】 主制御基板、取込制御基板及び払出制御基板の具体的な構成を示すブロック図。
【符号の説明】
SA…取込信号、SB…賞球払出信号(賞球信号)、SD…貯留信号、SC…球払出信号(超過球払出信号、貯留球払出信号)、SEa…貯留選択信号(第2の選択信号)、SEb…貯留選択信号(第1の選択信号)、10…パチンコ式スロット(遊技機)、39…クレジットボタン(選択手段)、45…主制御基板(主制御手段)、46…取込制御基板(取込制御手段)、46c…RAM(記憶手段)、47…払出制御基板(払出制御手段)、51…払出装置、53…取込装置。

Claims (5)

  1. 技球を遊技媒体とし、該遊技球を機内部に取込み、遊技者の操作で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止させた際の図柄組み合わせに応じて遊技者に賞球を付与する遊技が行われる遊技機において、
    前記遊技を統括的に制御する主制御基板、前記遊技球を機内部に取込むための取込装置を制御する取込制御基板、及び前記賞球を機外部に払出すための払出装置を制御する払出制御基板を夫々独立分離させて構成し、前記主制御基板と前記取込制御基板は、前記取込制御基板側から前記主制御基板側へ一方向の信号出力が許容されるように所定の信号線を介して接続され、前記主制御基板と前記払出制御基板は、前記主制御基板側から前記払出制御基板側へ一方向の信号出力が許容されるように所定の信号線を介して接続され、前記取込制御基板と前記払出制御基板は、両基板間で双方向への信号の入出力が許容されるように所定の信号線を介して接続されており、さらに前記主制御基板と前記払出装置は、前記払出装置側から前記主制御基板側へ一方向の信号出力が許容されるように所定の信号線を介して接続されており、
    前記取込制御基板には、機内部に取込んだ遊技球及び付与された賞球のうち少なくともいずれか一方の球数を予め定めた上限値の範囲内で蓄積加算した貯留データとして貯留記憶するための記憶手段を設けると共に、遊技機の所定位置に設けられ、前記取込装置の制御により一の賭率を設定するために必要な個数単位で遊技球を機外部から機内部に取り込ませて賭率を選択させる、又は前記貯留データが貯留記憶されている場合に前記一の賭率を設定するために必要な個数と同一球数を前記貯留データから減算させて賭率を選択させるための取込操作手段が接続されており、前記主制御基板には、遊技機の所定位置に設けられ、機内部に取込んだ遊技球及び付与された賞球のうち少なくともいずれか一方の球数を前記貯留データとして貯留するか否かを選択するための選択手段が接続されており、
    前記貯留データとして貯留するか否かの選択状態を設定するに際して、前記主制御基板は、前記選択手段の操作に応じて該選択手段における選択状態を示す第1の選択信号を前記払出制御基板に出力し、前記第1の選択信号を入力した前記払出制御基板は、該第1の選択信号に示される選択状態による制御を実行すると共に、該第1の選択信号と同じ内容を示す第2の選択信号を前記取込制御基板に出力し、前記第2の選択信号を入力した前記取込制御基板は、該第2の選択信号に示される選択状態による制御を実行するようになっており、
    前記取込装置の制御により遊技球を機外部から機内部に取込むに際して、前記取込制御基板は、前記選択状態が貯留であって、前記取込操作手段の操作に応じて1回の遊技において有効とすることができる最大賭率分の最大個数を超える球数の遊技球を機外部から機内部に取込んだ場合、その超える球数分を前記貯留データに加算し、前記記憶手段に貯留記憶させ、前記球数を前記貯留データに加算した結果、前記貯留データが上限値を超えた場合、その超過球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御基板に対して超過球の払出しを指示する払出超過球払出信号を出力すると共に、前記超過球払出信号を入力した前記払出制御基板は、前記超過球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すようになっており、
    前記遊技の実行に際して、前記取込制御基板は、前記賭率が選択されたことを示す取込信号を、前記取込操作手段の操作に応じて前記最大賭率分の球数の遊技球を取込むまで、又は前記取込操作手段の操作に応じて前記最大賭率分の球数の遊技球と同一球数を前記貯留データから減算するまでの間、前記一の賭率が選択される毎に前記主制御基板に出力し、前記取込信号を入力した前記主制御基板は、該取込信号の入力を契機に選択された賭率に応じて前記遊技を開始可能とし、遊技者の操作で前記遊技を実行させた結果、遊技者に賞球を付与すべき図柄組み合わせが停止された場合には付与すべき賞球数を示す賞球信号を前記払出制御基板に出力するようになっており、
    前記賞球を遊技者に付与するに際して、前記払出制御基板は、前記賞球信号を入力すると、前記選択状態が貯留の場合に該賞球信号が示す賞球数を前記貯留データに加算して貯留記憶させるように前記取込制御基板に対して貯留を指示する貯留信号を出力すると共に 、前記貯留信号を入力した前記取込制御基板は、その賞球数分を前記貯留データに加算し、前記記憶手段に貯留記憶させて前記貯留データとして記憶された球数を示す貯留記憶信号を前記主制御基板に出力し、前記球数を前記貯留データに加算した結果、前記貯留データが上限値を超えた場合、その超過球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御基板に対して超過球の払出しを指示する払出超過球払出信号を出力すると共に、前記貯留記憶信号を前記主制御基板に出力し、前記超過球払出信号を入力した前記払出制御基板は、前記超過球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すようになっており、遊技球を機外部に払出した前記払出装置は、機外部に払出した遊技球の球数を示す払出球数信号を前記主制御基板に出力し、前記貯留記憶信号及び前記払出球数信号を入力した前記主制御基板は、前記貯留記憶信号に示される貯留記憶された球数分と前記払出信号に示される機外部に払出された球数分の合計が、直前に出力した前記賞球信号で示した付与すべき賞球数に一致するか否かを判定するように構成された遊技機。
  2. 前記取込制御基板には、前記貯留データとして貯留記憶されている貯留球数を表示する貯留球数表示部が接続されており、
    前記取込制御基板は、前記貯留データの内容を加算する毎に加算後の貯留球数を前記貯留球数表示部に表示させると共に、前記貯留データの内容を減算する毎に減算後の貯留球数を前記貯留球数表示部に表示させるように構成された請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記取込装置の制御により遊技球を機外部から機内部に取込むに際して、前記取込制御基板は、前記選択状態が貯留否であって、前記取込操作手段の操作に応じて1回の遊技において有効とすることができる前記最大個数を超える球数の遊技球を機外部から機内部に取込んだ場合、その超過球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御基板に対して超過球の払出しを指示する払出超過球払出信号を出力すると共に、前記超過球払出信号を入力した前記払出制御基板は、前記超過球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すように構成された請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記取込制御手段は、前記選択手段の操作に応じて選択状態が貯留から貯留否に切り換えられる場合、前記記憶手段に貯留記憶されている貯留データに対応する貯留球数分の遊技球を機外部に払出させるように前記払出制御手段に対して貯留球の払出しを指示する貯留球払出信号を出力すると共に、前記貯留球払出信号を入力した前記払出制御手段は、前記貯留球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すように構成された請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記払出制御手段は、前記選択手段における選択状態が貯留否である場合、前記賞球信号を入力すると、該賞球信号に示された球数分の遊技球を前記払出装置の制御により機外部に払出すように構成された請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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