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JP4248539B2 - 自動車用傘開閉装置 - Google Patents
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Description

本発明は、自動車の扉の上方に収容した傘を自動車の扉の開閉に連動して起倒及び開閉させる自動車用傘開閉装置に関するものである。
従来より、雨天時における自動車の乗降に際して乗降者や自動車内が雨で濡れてしまうのを防止するために、自動車の扉の上方に収容した傘を起立させるとともに開放させる自動車用傘開閉装置が提案されている。
たとえば、特許文献1に開示されている装置では、自動車の天井部に傘を収容したケーシングを配設するとともに、このケーシングに傘を起倒させる傘起倒機構と傘を開閉させる傘開閉機構とを配設して、運転席に設けた作動スイッチを操作することによって、傘を起立させるとともに開放させ、再び作動スイッチを操作することによって、傘を倒伏させるとともに閉塞させるように構成していた。
特開2004−34899号公報
ところが、上記従来の自動車用傘開閉装置では、運転席に設けた作動スイッチを操作しなければ傘の起倒及び開閉を行うことができなかったために、扉の開閉時に作動スイッチを操作するといった手間を要していた。
また、濡れた傘をケーシングの内部に収容していたために、ケーシングの内部に雨水が溜まってしまい、溜まった雨水によって傘起倒機構や傘開閉機構が故障してしまうおそれがあった。
また、傘を閉塞させながら倒伏させてケーシングの内部に収容する際に、傘布や傘骨がケーシングの内部に良好に収容されず、傘布や傘骨がケーシングに衝突して破損してしまうおそれがあった。
さらに、乗降時に自動車用傘開閉装置に装着した傘を着脱することができなかったために、乗降者が別個傘を用意する必要があり、乗降時にその傘を開閉操作しなければならず、しかも、その傘によって乗車時に自動車の内部を濡らしてしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、自動車用傘開閉装置において、自動車の扉の上方に傘を収容したケーシングを配設し、このケーシングの基端部に自動車の扉の開閉に連動して傘を起倒させる傘起倒機構と自動車の扉の開閉に連動して傘を開閉させる傘開閉機構とを配設するとともに、ケーシングの底を先端部が基端部よりも下方になるように傾斜させ、ケーシングの先端部に排水口を形成し、ケーシングの左右側壁の先端部を前方から後方へ向けて幅が徐々に広くなるように傾斜状に形成し、ケーシングに基端部よりも先端部が外方に位置して外方へ向けて直線状で傾斜状に開放する左右一対の蓋体を自動車の扉の開閉に連動して開閉するように形成することにした。

また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記ケーシングの左右側壁の上端部に前記蓋体を回動自在に取付けることにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記傘を着脱可能とすることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、自動車用傘開閉装置において、自動車の扉の上方に傘を収容したケーシングを配設し、このケーシングの基端部に自動車の扉の開閉に連動して傘を起倒させる傘起倒機構と自動車の扉の開閉に連動して傘を開閉させる傘開閉機構とを配設するとともに、ケーシングの底を先端部が基端部よりも下方になるように傾斜させ、ケーシングの先端部に排水口を形成しているために、自動車の扉の開閉に伴って傘が起倒及び開閉するので、自動車の扉の開閉操作以外に傘を開閉させるための別の操作を行う必要がなく、煩雑な操作を行うことなく晴天時と同様の通常の乗降動作によって雨天時であっても身体や車内を濡らすことなく自動車の乗降を行うことができる。

しかも、濡れた傘をケーシングの内部に収容しても、雨水が排水口から排水されるために、ケーシングの内部に雨水が溜まることがなく、雨水に起因する故障を未然に防止することができる。
また、本発明では、ケーシングに外方へ向けて傾斜状に開放する左右一対の蓋体を自動車の扉の開閉に連動して開閉するように形成しているために、ケーシングの内部に傘を収容する際に、傾斜状に開放した蓋体に沿って傘布や傘骨がケーシングの内部に収容されるので、傘布や傘骨とケーシングとの衝突を回避することができ、傘布や傘骨の破損を未然に防止することができる。

また、本発明では、傘を着脱可能としているために、乗降者が別個傘を用意する必要がなくなり、乗降時に傘を開閉操作する必要がなくなるので、雨天時の乗降が容易なものとなるとともに、乗車時に車内に持ち込んだ濡れた傘によって車内を濡らしてしまうのを防止することができる。
以下に、本発明に係る自動車用傘開閉装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、自動車用傘開閉装置1は、自動車2の扉3の上方に配置しており、自動車2の天井4の内部に収容している。
この自動車用傘開閉装置1は、内部に収容した傘5が自動車2の扉3の開放動作に連動して起立するとともに開放し、また、扉3の閉塞動作に連動して倒伏するとともに閉塞して、乗降時に乗降者や自動車2の内部が雨水によって濡れてしまうのを防止できるようになっている。
なお、図1及び図2では、運転席側の扉3の上方に自動車用傘開閉装置1を装着した例を図示しているが、これに限られず、各扉3の上方に自動車用傘開閉装置1を装着してもよい。
自動車用傘開閉装置1は、図3〜図9に示すように、ケーシング6の内部に傘5を収容するとともに、ケーシング6に傘5を起倒させるための傘起倒機構7と傘5を開閉させるための傘開閉機構8とを収容している。
これら自動車用傘開閉装置1を構成する傘5、ケーシング6、傘起倒機構7、傘開閉機構8の構造について以下に順に説明する。
まず、傘5の構造について説明すると、傘5は、公知(たとえば、特開平7−171013号公報参照。)の自動開閉傘となっており、柄9の先端に支柱10を取付け、この支柱10の先端に複数本の傘骨11を開閉自在に取付け、この傘骨11に傘布12を取付けている。そして、柄9に設けた開閉ボタン13を押圧操作することによって傘骨11が開き、それに伴って傘布12が開き、さらに、開閉ボタン13を再度押圧操作することによって傘骨11が閉じ、それに伴って傘布12が閉じるように構成している。なお、傘5は、自動開閉式のものを用いる場合に限られず、通常の手動式のものを用い、後述する傘開閉機構8によって機械的に開閉を行えるようにすることもできる。また、傘5は、傘布12としてゴムなどの弾性素材を用いて、傘布12の弾性力によって容易に閉塞できるようにすることもできる。
次に、ケーシング6の構造について説明すると、ケーシング6は、先端部を基端部よりも下方に傾斜させた状態で自動車2に収容しており、上部を開口した有底箱型のケーシング本体14の上部に左右一対の蓋体15,16を開閉自在に取付け、ケーシング本体14と蓋体15,16との間に蓋体開閉機構17を介設している。
ケーシング本体14は、底壁18の前後に前後側壁19,20を形成するとともに、底壁18の左右に左右側壁21,22を形成し、前側壁19には、排水口23を形成し、この排水口23に排水管24を接続し、また、左右側壁21,22は、先端部を前方から後方へ向けて幅が徐々に広くなるように傾斜状に形成し、この左右側壁21,22の上端部に蓋体15,16を回動自在に取付けている。
蓋体15,16は、開放した状態では基端部よりも先端部が外方に位置して外方へ向けて傾斜状となるようにしている。
蓋体開閉機構17は、ケーシング6の前側壁19の外側面にアクチュエータ25を取付け、このアクチュエータ25の進退ロッド26の先端部に左右一対のリンク27,28の基端部を左右回動自在に取付け、このリンク27,28の先端部を蓋体15,16の先端上部に取付けている。
この蓋体開閉機構17は、図10に示すように、アクチュエータ25をコントローラ29に接続しており、コントローラ29によって自動車2の扉3の開閉に連動してアクチュエータ25が駆動され、進退ロッド26の進退動作に連動して蓋体15,16が開閉するようになっている。
なお、自動車用傘開閉装置1は、ケーシング6を全体的に先端部を下方に傾斜させた状態で自動車2に収容しているが、ケーシング6の底壁18だけを先端部が下方に位置するように傾斜させてもよい。
次に、傘起倒機構7の構造について説明すると、傘起倒機構7は、ケーシング6の基端部にモータ30を取付け、このモータ30の回動軸31の先端部にホルダー32の基端部を取付けている。
ホルダー32は、内部に中空部33を形成しており、この中空部33に傘5の柄9を着脱自在に装着できるようにしている。
この傘起倒機構7は、図10に示すように、モータ30をコントローラ29に接続しており、コントローラ29によって自動車2の扉3の開閉に連動してモータ30が駆動され、ホルダー32を起倒し、それに伴ってホルダー32に装着した傘5が起倒するようになっている。
次に、傘開閉機構8の構造について説明すると、傘開閉機構8は、ホルダー32の先端部にアクチュエータ34を収容し、このアクチュエータ34の進退ロッド35の先端部によって傘5の開閉ボタン13を押圧操作できるようにしている。
この傘開閉機構8は、図10に示すように、アクチュエータ34をコントローラ29に接続しており、コントローラ29によって自動車2の扉3の開閉に連動してアクチュエータ34が駆動され、進退ロッド35の進退動作によって開閉ボタン13が押圧操作され、傘5が開閉するようになっている。
コントローラ29には、図10に示すように、自動車2の扉3の開閉を検出するセンサー36とメインスイッチ37とが接続されており、メインスイッチ37がON状態の時だけセンサー36で扉3の開閉を検出するようにしている。これにより、晴天時にはメインスイッチ37をOFF状態としておくことで自動車用傘開閉装置1が動作しないようにすることができる。
自動車用傘開閉装置1は、以上のように構成しており、以下に説明するようにして自動車2の扉3の開閉に連動して傘5が起倒及び開閉するようにしている。
まず、自動車2の扉3を開いた場合について説明すると、自動車2の扉3を開くと、センサー36によって検出され、コントローラ29が自動車2の扉3が開かれたことを認識し、それによって、蓋体開閉機構17のアクチュエータ25を駆動して蓋体15,16を開き、その後、傘起倒機構7のモータ30を駆動して傘5を起立させるとともに、傘開閉機構8のアクチュエータ34を駆動して傘5を開放させる。
次に、自動車2の扉3を閉じた場合について説明すると、自動車2の扉3を閉じると、センサー36によって検出され、コントローラ29が自動車2の扉3が閉じられたことを認識し、それによって、傘開閉機構8のアクチュエータ34を駆動して傘5を閉塞させるとともに、傘起倒機構7のモータ30を駆動して傘5を倒伏させ、その後、蓋体開閉機構17のアクチュエータ25を駆動して蓋体15,16を閉じる。
以上に説明したように、上記自動車用傘開閉装置1では、自動車2の扉3の上方に傘5を収容したケーシング6を配設し、このケーシング6の基端部に自動車2の扉3の開閉に連動して傘5を起倒させる傘起倒機構7と自動車2の扉3の開閉に連動して傘5を開閉させる傘開閉機構8とを配設しているために、自動車2の扉3の開閉に伴って傘5が起倒及び開閉するので、自動車2の扉3の開閉操作以外に傘5を開閉させるための別の操作を行う必要がなく、煩雑な操作を行うことなく晴天時と同様の通常の乗降動作によって雨天時であっても身体や車内を濡らすことなく自動車2の乗降を行うことができる。
しかも、上記自動車用傘開閉装置1では、ケーシング6の底を先端部が基端部よりも下方になるように傾斜させ、ケーシング6の先端部に排水口23を形成しているために、濡れた傘5をケーシング6の内部に収容しても、雨水が排水口23から排水されるために、ケーシング6の内部に雨水が溜まることがなく、雨水に起因する傘起倒機構7や傘開閉機構8などの故障を未然に防止することができる。
また、上記自動車用傘開閉装置1では、ケーシング6に外方へ向けて傾斜状に開放する左右一対の蓋体15,16を自動車2の扉3の開閉に連動して開閉するように形成しているために、ケーシング6の内部に傘5を収容する際に、傾斜状に開放した蓋体15,16に沿って傘布12や傘骨11がケーシング6の内部に収容されるので、傘5を良好に閉じることができ、傘布12や傘骨11とケーシング6とが衝突してしまったり或いは傘布12や傘骨11がケーシング本体14と蓋体15,16との間に挟まれてしまうのを回避することができ、傘布12や傘骨11の破損を未然に防止することができる。
また、上記自動車用傘開閉装置1では、傘5を着脱可能としているために、乗降者が別個傘を用意する必要がなくなり、乗降時に傘5を開閉操作する必要がなくなるので、雨天時の乗降が容易なものとなるとともに、乗車時に車内に持ち込んだ濡れた傘によって車内を濡らしてしまうのを防止することができる。
本発明に係る自動車用傘開閉装置を装着した自動車を示す側面図。 同平面図。 自動車用傘開閉装置を示す平面図。 同左側断面図。 同右側断面図。 同正面図。 傘起倒機構を示す断面図。 傘開閉機構を示す断面図。 自動車用傘開閉装置の動作説明図。 自動車用傘開閉装置の回路説明図。
符号の説明
1 自動車用傘開閉装置 2 自動車
3 扉 4 天井
5 傘 6 ケーシング
7 傘起倒機構 8 傘開閉機構
9 柄 10 支柱
11 傘骨 12 傘布
13 開閉ボタン 14 ケーシング本体
15,16 蓋体 17 蓋体開閉機構
18 底壁 19,20 前後側壁
21,22 左右側壁 23 排水口
24 排水管 25 アクチュエータ
26 進退ロッド 27,28 リンク
29 コントローラ 30 モータ
31 回動軸 32 ホルダー
33 中空部 34 アクチュエータ
35 進退ロッド 36 センサー
37 メインスイッチ

Claims (3)

  1. 自動車の扉の上方に傘を収容したケーシングを配設し、このケーシングの基端部に自動車の扉の開閉に連動して傘を起倒させる傘起倒機構と自動車の扉の開閉に連動して傘を開閉させる傘開閉機構とを配設するとともに、ケーシングの底を先端部が基端部よりも下方になるように傾斜させ、ケーシングの先端部に排水口を形成し、ケーシングの左右側壁の先端部を前方から後方へ向けて幅が徐々に広くなるように傾斜状に形成し、ケーシングに基端部よりも先端部が外方に位置して外方へ向けて直線状で傾斜状に開放する左右一対の蓋体を自動車の扉の開閉に連動して開閉するように形成したことを特徴とする自動車用傘開閉装置。
  2. 前記ケーシングは、左右側壁の上端部に前記蓋体を回動自在に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用傘開閉装置。
  3. 前記傘を着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用傘開閉装置。

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