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JP4253752B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents
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JP4253752B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CPUボードと拡張ボードとからなるプログラマブルコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプログラマブルコントローラは、例えば、CPUモジュールと、制御対象の各種機器の制御点数に応じて用意されるI/Oモジュールと、これらのモジュールのベースとして、また、電気的に接続するためのマザーボードとで構成されている。このマザーボードには、電源が立ち上がったときCPUモジュールからの命令に応じて各I/OモジュールのIDコードを読み込んでCPUモジュールに伝達する手段、CPUモジュールと各I/Oモジュールとの間で送受する信号を相互に取り込めるように制御する手段等が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のプログラマブルコントローラでは、マザーボードが前記機能を備えているので不可欠なものであったが、各モジュールをマザーボードに取り付けられるように外形が箱状に形成されているため、個々のモジュールの外形寸法が大きくなり、しかもマザーボードの存在によって全体的に大きなものとなっていた。また、マザーボードの存在によって部品点数が多くなり、コスト高になっていた。
【0004】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、コントローラそのものを小形化し、かつ、コスト面でも安価なプログラマブルコントローラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るプログラマブルコントローラは、制御対象の各種機器が接続される1枚又は複数枚の拡張ボードを制御ボードに積層すると共に、シリーズに接続してなるプログラマブルコントローラであって、前記拡張ボードは、接続位置に対応した電位が与えられる複数本のモードピンを有し、その複数本のモードピンに与えられた電位に基づいて積層位置を認識する積層位置認識部と、IDコードを生成するIDコード生成部とを有し、前記制御ボードは、前記積層位置に基づいてその拡張ボードのIDコードをメモリに記憶し、その後、IDコードから拡張ボードのタイプを認識し、かつ、認識したタイプの拡張ボードの制御点数に基づいてメモリの割付作業を実行する拡張ボード判別部を有するものである。
【0006】
本発明の請求項2に係るプログラマブルコントローラは、前記積層位置認識部の各モードピンの電位は、拡張ボードの積層位置に基づいて制御ボード又は上段もしくは下段の拡張ボードにより与えられ、また、下段に拡張ボードが存在しない最下段の拡張ボードにあってはその拡張ボードに生成される電位が与えられるようになっている。
【0007】
本発明の請求項3に係るプログラマブルコントローラは、前記拡張ボードは、アドレスバス及びデータバスと、データバスと接続され、制御対象の各種機器の制御点数に応じて設けられた複数のI/O用ゲートアレイと、前記積層位置からアドレスバス上のアドレス信号の転送方向を設定すると共に、その積層位置からデータバス上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定する信号転送方向設定部と、積層される拡張ボードに対応して予め設定されたアドレスを有し、前記積層位置に基づいてアドレスを選択するアドレス解読部と、前記制御ボードから転送されたアドレス信号がアドレスバスを介して入力されると、前記アドレス解読部により選択されたアドレスかどうかを判別し、選択されたアドレスのときはそのアドレスに基づいてI/O用ゲートアレイを選択するゲートアレイ選択部とを有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの外観図、図2は入出力用拡張ボードの平面図、図3は入力用拡張ボードの平面図である。
図において、1は制御ボード(以下「CPUボード」という)で、一方の面に立設された拡張用コネクタ2を有し、また、図示していないがCPU、システムプログラムやシーケンスプログラム等が格納されたメモリ、制御対象の各種機器と接続するための入力用及び出力用コネクタ等が設けられている。
【0009】
前記CPUは、後述する拡張ボードにより認識された積層位置に基づいてIDコードを前記メモリに記憶し、運転開始時は、IDコードを読み込んでそのIDコードが正常かどうかを判定し、正常なときはそのIDコードから拡張ボードのタイプを認識し、かつ、認識したタイプの拡張ボードの制御点数に基づいてメモリの割付作業を実行して運転を開始し、IDコードが異常のときは運転の開始を禁止する機能を有している。運転時は、シーケンスプログラムを実行して解読し、その結果からCPUボード1や拡張ボードに接続された各種機器を制御する。
【0010】
11は入出力用拡張ボードで、例えば図2に示すようにボード本体(基板)の一方の面に立設された第1の拡張用コネクタ12と、同一面に横向きに設けられた専用ケーブル接続用の第2の拡張用コネクタ13と、制御対象の各種機器と接続するための入力用及び出力用コネクタ14,15とを有している。前述した第1の拡張用コネクタ12は、CPUボード1の拡張用コネクタ2や、後述する入力用拡張ボードの第1の拡張用コネクタと接続できるように配置されている。
【0011】
31は入力用拡張ボードで、例えば図3に示すように基板の一方の面に立設された第1の拡張用コネクタ32と、他方の面に横向きに設けられた専用ケーブル接続用の第2の拡張用コネクタ33と、制御対象の各種機器と接続するための入力用コネクタ34,35とを有している。
【0012】
前述した入出力用拡張ボード11と入力用拡張ボード31は、それぞれに設けられた第1の拡張用コネクタ12,32の配置から積層位置が定められている。例えば、CPUボード1に3枚積層する場合は、図1に示すように1段目と2段目に入出力用拡張ボード11を配置し、3段目に入力用拡張ボード31を配置し、それぞれの拡張ボード11,31はスペーサ51を介して固定されている。
【0013】
1段目に入出力用拡張ボード11を使用するのは、前述したように入出力用拡張ボード11の第1の拡張用コネクタ12がCPUボード1の拡張用コネクタ2と対向する位置に配置されているからであり、2段目に入出力用拡張ボード11、3段目に入力用拡張ボード31を使用するのは、各拡張ボード11,31を反転したときにそれぞれの第1の拡張用コネクタ12,32が対向するからである。
【0014】
そして、このように3枚積層した場合、1段目と2段目の入出力用拡張ボード11のそれぞれの第2の拡張用コネクタ13を専用ケーブル52で相互に接続してCPUボード1に連結させる。この専用ケーブル52を接続するときは図に示すように2箇所で折り曲げ、これは、それぞれの第2の拡張用コネクタ13のピンを合わせるためである。
【0015】
また、CPUボード1に1枚積層するときは前記の理由から入出力用拡張ボード11を使用し、2枚積層するときは、1段目に入出力用拡張ボード11を配置し、2段目に入出力用拡張ボード11又は入力用拡張ボード31の何れかを配置する。この場合も1段目と2段目は前記と同様に専用ケーブル52で接続する。
【0016】
次に、入出力用拡張ボード11と入力用拡張ボード31の回路構成を図4及び図5に基づいて説明する。図4は入出力用拡張ボードの回路構成を示すブロック図、図5は入力用拡張ボードの回路構成を示すブロック図である。
図において、16は本発明に係る積層位置認識部、IDコード生成部、信号転送方向設定部、アドレス解読部及びゲートアレイ選択部の各機能をハード構成して形成されたプログラマブル・ロジック・デバイス(以下「PLD」という)で、基板上に敷設されたアドレスバス20a,20b及びデータバス21に接続された多数のピン(図示せず)、バッファ17,18及び各ゲートアレイ19に基板上の各導体を介して接続された複数のピン(図示せず)、第1の拡張用コネクタ12に導体を介して接続された2本のモードピン23、さらに、1本のIDピン24等を有している。
【0017】
アドレスバス20aは第1の拡張用コネクタ12に接続され、アドレスバス20bは第2の拡張用コネクタ13に接続されたバッファ17に接続され、データバス21は分岐して第1の拡張用コネクタ12と第2の拡張用コネクタ13に接続されたバッファ18とに接続されていると共に、各ゲートアレイ19にそれぞれ接続されている。
【0018】
前述した2本のモードピン23は、第1の拡張用コネクタ12が何れにも接続されていないときは本拡張ボード11により生成された電位(ハイレベル)が印加し、第1の拡張用コネクタ12がCPUボード1の拡張用コネクタ2に接続されたときはその電位がローレベルになる。これは、各モードピン23と接続されるCPUボード1の拡張用コネクタ2側のピンがアースに接続されているためである。
【0019】
また、第1の拡張用コネクタ12が入力用拡張ボード31の第1の拡張用コネクタ32に接続されたときは、各モードピン23にはハイレベルの電位が印加されたままとなる。これは、2本のモードピン23のうち一方のピンが第1の拡張用コネクタ32側に接続されない状態で、もう一方のピンが、ハイレベルとなっている入力用拡張ボード31側のモードピンと接続されるためである。
【0020】
前述したIDピン24はPLD16にIDコードを生成させるためのもので、この入出力用拡張ボード11においては、予め設定されたハイレベルの電位がそのIDピン24に印加するようになっている。
【0021】
この入出力用拡張ボード11のPLD16は、2本のモードピン23の電位がローレベルのときは1段目に積層されていると認識し、また、各モードピン23の電位がハイレベルのときは2段目に積層されていると認識し、IDピン24にハイレベルの電位が印加されたとき予め設定されたIDコード(例えばD5h)を生成する。
【0022】
そして、認識した積層位置からアドレスバス20a,20b上のアドレス信号の転送方向を固定する信号をバッファ17に出力し、前記積層位置からデータバス21上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定する。これは、データ信号が本拡張ボード11に転送されたときリード又はライトに応じてバッファ18を制御する。また、積層位置から本拡張ボード11に割り当てられたアドレスを選択し、CPUボード1から転送されたアドレス信号が入力されたときは自己のアドレスかどうかを判別し、自己のアドレスのときはそのアドレスに基づいてゲートアレイ19を選択するようになっている。
【0023】
36は前記と同様に本発明に係る積層位置認識部、IDコード生成部、信号転送方向設定部、アドレス解読部及びゲートアレイ選択部の各機能をハード構成して形成されたPLDで、基板上に敷設されたアドレスバス40a,40b及びデータバス41に接続された多数のピン(図示せず)、バッファ37,38及び各ゲートアレイ39に基板上の各導体を介して接続された複数のピン(図示せず)、第1の拡張用コネクタ32に導体を介して接続された2本のモードピン43、さらに、1本のIDピン44等を有している。
【0024】
アドレスバス40aは第1の拡張用コネクタ32に接続され、アドレスバス40bは第2の拡張用コネクタ33に接続されたバッファ37に接続され、データバス41は分岐して第1の拡張用コネクタ32と第2の拡張用コネクタ33に接続されたバッファ38とに接続されていると共に、各ゲートアレイ39にそれぞれ接続されている。
【0025】
前述した2本のモードピン43は、第1の拡張用コネクタ32が何れにも接続されていないときは本拡張ボード31により生成された電位(ハイレベル)が印加し、第1の拡張用コネクタ32が入出力用拡張ボード11の第1の拡張用コネクタ12と接続されたときはその電位がハイレベルとローレベルとになる。これは、2本のモードピン43のうち一方のピンが、ハイレベルとなっている入出力用拡張ボード11側のモードピン23と接続された状態で、もう一方のピンが、入出力用拡張ボード11の第1の拡張用コネクタ12側のピンがアースに接続されているためである。
【0026】
前述したIDピン44は前記と同様にPLD36にIDコードを生成させるためのもので、この入力用拡張ボード31においては、予め設定されたローレベルの電位がそのIDピン44に印加するようになっている。
【0027】
この入力用拡張ボード31のPLD36は、2本のモードピン43の電位がハイレベルのときは2段目に積層されていると認識し、また、2本のモードピン23のうち一方のピンがハイレベル、他方のピンがローレベルのときは3段目に積層されていると認識し、IDピン44にローレベルの電位が印加されたとき予め設定されたIDコード(例えば2Ah)を生成する。
【0028】
そして、認識した積層位置からアドレスバス40a,40b上のアドレス信号の転送方向を固定する信号をバッファ37に出力し、前記積層位置からデータバス41上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定する。この場合も前記と同様に本拡張ボード31にデータ信号が転送されたときはリード又はライトに応じてバッファ38を制御する。また、積層位置から本拡張ボード31に割り当てられたアドレスを選択し、CPUボード1から転送されたアドレス信号が入力されたときは自己のアドレスかどうかを判別し、自己のアドレスのときはそのアドレスに基づいてゲートアレイ39を選択するようになっている。
【0029】
ここで、図1に示すようにCPUボードに各拡張ボードを積層して電源を入れたときのPLDの動作及びCPUボード側の処理を説明する。
図1に示すようにCPUボード1に各拡張ボード11,31を積層し、そして、連続的に接続して電源を印加すると、1段目の入出力用拡張ボード11のPLD16の各モードピン23の電位はローレベルになり、IDピン24にハイレベルの電位が印加し、2段目の入出力用拡張ボード11のPLD16の各モードピン23の電位はハイレベルになり、IDピン24にハイレベルの電位が印加し、また、3段目の入力用拡張ボード31のPLD36の各モードピン43の電位はハイレベルとローレベルとになり、IDピン44にローレベルの電位が印加する。
【0030】
この時、1段目のPLD16は、2本のモードピン23の電位(ローレベル)に基づいて1段目に積層されていると認識すると共に、IDコード(D5h)を生成する。そして、認識した積層位置からアドレスバス20a,20b上のアドレス信号の転送方向を固定する信号をバッファ17に出力すると共に、前記積層位置からデータバス21上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定し、かつ、その積層位置から本拡張ボード11に割り当てられたアドレスを選択する。
【0031】
また、2段目のPLD16は、2本のモードピン23の電位(ハイレベル)に基づいて2段目に積層されていると認識すると共に、前記と同様のIDコード(D5h)を生成する。そして、認識した積層位置からアドレスバス20a,20b上のアドレス信号の転送方向を固定する信号をバッファ17に出力すると共に、前記積層位置からデータバス21上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定し、かつ、その積層位置から本拡張ボード11に割り当てられたアドレスを選択する。
【0032】
さらに、3段目のPLD36は、2本のモードピン43の電位(ハイレベルとローレベル)に基づいて3段目に積層されていると認識すると共に、IDコード(2Ah)を生成する。そして、認識した積層位置からアドレスバス40a,40b上のアドレス信号の転送方向を固定する信号をバッファ37に出力すると共に、前記積層位置からデータバス41上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定し、かつ、その積層位置から本拡張ボード31に割り当てられたアドレスを選択する。
【0033】
一方、CPUボード1のCPUは、各PLD16,36によって認識された積層位置に基づいて各拡張ボード11,31のIDコード(D5h,2Ah)をメモリに順に書き込む。
【0034】
なお、アドレス信号の転送方向とデータ信号のリード時及びライト時の転送方向については、1段目の入出力用拡張ボード11では、アドレス信号の転送方向は第1の拡張用コネクタ12→PLD16→バッファ17→第2の拡張用コネクタ13となり、リード時のデータ信号の転送方向は第2の拡張用コネクタ13→バッファ18→第1の拡張用コネクタ12となり、ライト時のデータ信号の転送方向はリード時の転送方向と逆になる。
【0035】
2段目の入出力用拡張ボード11では、アドレス信号の転送方向は第2の拡張用コネクタ13→バッファ17→PLD16→第1の拡張用コネクタ12となり、リード時のデータ信号の転送方向は第1の拡張用コネクタ12→バッファ18→第2の拡張用コネクタ13となり、ライト時のデータ信号の転送方向はリード時の転送方向と逆になる。
【0036】
3段目の入力用拡張ボード31では、アドレス信号の転送方向は第1の拡張用コネクタ32→PLD36→バッファ37→第2の拡張用コネクタ33となり、リード時のデータ信号の転送方向は第2の拡張用コネクタ33→バッファ38→第1の拡張用コネクタ32となり、ライト時のデータ信号の転送方向はリード時の転送方向と逆になる。
【0037】
なお、前記の説明ではCPUボード1に3枚まで積層した例を示したが、これに限ることなく何枚でもよい。その場合、各PLD16,36のモードピン23,43を3本以上とし、また、それぞれのIDピン24,44を2本以上にする。
【0038】
次に、運転に入る前の初期設定時のCPUボードの動作を図6、図7及び図8に基づいて説明する。図6、図7及び図8は運転に入る前の初期設定時のCPUボードの動作を示すフローチャートである。なお、CPUボード1には図1に示すように3枚の拡張ボード11,31が積層されていて、各拡張ボードのIDコードが積層順にメモリに記憶されているものとする。
【0039】
CPUボード1のCPUは、まず、CPUボード本体及び積層された各拡張ボード11,31に電源が正常に印加されているかどうかを各拡張ボード11,31に設けられた電源電圧検出手段(図示せず)を通して判定する(S1)。電源が異常のときはその旨を表示して運転を禁止し(S2,S3)、電源が正常のときはメモリにアクセスして1段目に積層された拡張ボードのIDコードを読み込み(S4)、パリティが奇数かどうかを判定する(S5)。
【0040】
パリティが偶数のときは異常と判断して未使用時のコードかどうかを判定し(S6)、未使用時のコードのときは拡張ボードが積層されていないと判断し(S7)、この判断を3回繰り返したかどうかを判定する(S8)。3回繰り返していないときは前記IDコードの読み込みに入るが(S4)、3回繰り返したときはCPUボード1のみで運転に入る(S9)。また、S6において未使用時のコードでないと判断したときはパリティチェックを3回繰り返したかどうかを判定し(S10)、3回繰り返していないときは前記と同様にS4に戻るが、3回繰り返したときはIDコードが異常である旨を表示して運転を禁止する(S11,S12)。
【0041】
最初に読み込んだIDコードのパリティが奇数のときは正常と判断してそのIDコードがD5hかどうかを判定する(S13)。IDコードがD5hでないときはこの判定を3回繰り返したかどうかを判定し(S15)、3回繰り返していないときは前記と同様にS4に戻るが、3回繰り返したときは未対応のものとして運転を禁止する(S16)。また、IDコードがD5hのときは入出力用拡張ボード11と認識し(S14)、そのタイプの入力点数及び出力点数に応じてメモリの割付作業を実行する。
【0042】
次に、2番目のIDコードを読み込み(S17)、パリティが奇数かどうかを判定する(S18)。パリティが偶数のときは前記と同様に異常と判断して未使用時のコードかどうかを判定し(S19)、未使用時のコードのときは2段目には拡張ボードが積層されていないと判断し(S20)、この判断を3回繰り返したかどうかを判定する(S21)。3回繰り返していないときは再び2番目のIDコードの読み込みに入るが(S17)、3回繰り返したときは入出力用拡張ボード11のみが積層されていると判断して運転に入る(S22,S23)。また、S19において未使用時のコードでないと判断したときはパリティチェックを3回繰り返したかどうかを判定し(S24)、3回繰り返していないときは前記と同様にS17に戻るが、3回繰り返したときはIDコードが異常である旨を表示して運転を禁止する(S25,S26)。
【0043】
2番目に読み込んだIDコードのパリティが奇数のときは正常と判断してそのIDコードがD5hかどうかを判定する(S27)。IDコードがD5hのときは入出力用拡張ボード11と認識し(S28)、前記と同様にそのタイプの入力点数及び出力点数に応じてメモリの割付作業を実行する。また、IDコードがD5hでないときは2Ahかどうかを判定し(S29)、IDコードが2Ahのときは入力用拡張ボード31と認識し(S30)、入力点数に応じてメモリの割付作業を実行する。また、IDコードが何れでもないときはその確認を3回繰り返したかどうかを判定し(S31)、3回繰り返していないときは前記と同様にS17に戻るが、3回繰り返したときは未対応のものとして運転を禁止する(S32)。
【0044】
2段目の拡張ボードのタイプの確認が終了すると、3番目のIDコードを読み込んで前記と同様にパリティが奇数かどうかを判定する(S33,S34)。パリティが偶数のときは異常と判断して未使用時のコードかどうかを判定し(S35)、未使用時のコードのときは3段目には拡張ボードが積層されていないと判断し(S36)、この判断を3回繰り返したかどうかを判定する(S37)。3回繰り返していないときは再び3番目のIDコードの読み込みに入るが(S33)、3回繰り返したときは入出力用及び入力用拡張ボード11,31が積層されていると判断して運転に入る(S38,S39)。また、S35において未使用時のコードでないと判断したときはパリティチェックを3回繰り返したかどうかを判定し(S40)、3回繰り返していないときは前記と同様にS33に戻るが、3回繰り返したときはIDコードが異常である旨を表示して運転を禁止する(S41,S42)。
【0045】
3番目に読み込んだIDコードのパリティが奇数のときは正常と判断してそのIDコードが2Ahかどうかを判定する(S43)。IDコードが2Ahのときは入力用拡張ボード31と認識し(S44)、前記と同様にそのタイプの入力点数に応じてメモリの割付作業を実行して運転に入る(S45)。また、IDコードが2Ahでないときはその確認を3回繰り返したかどうかを判定し(S46)、3回繰り返していないときは前記と同様にS33に戻るが、3回繰り返したときは未対応のものとして運転を禁止する(S47)。
【0046】
以上のように本実施の形態においては、各PLDが、それぞれのモードピンの電位に基づいて積層位置を認識すると共に、IDコードをそれぞれ生成し、認識した積層位置からアドレスバス上のアドレス信号の転送方向を固定する信号を各バッファにそれぞれ出力すると共に、前記積層位置からデータバス上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定し、かつ、その積層位置から各拡張ボードに割り当てられたアドレスをそれぞれ選択し、CPUボード側は、各PLDによって認識された積層位置に基づいて各拡張ボードのIDコードをメモリに順に書き込み、その後は、IDコードから各拡張ボードのタイプを認識し、かつ、認識したタイプの拡張ボードの制御点数に基づいてメモりの割付作業を実行して運転を開始するようにしたので、従来必要であったマザーボードが不要になり、このため、部品点数が低減してコスト面で安価となり、また、前述のようにマザーボードが不要になったため、従来のように各モジュールを箱状に形成する必要がなくなり、サイズの小さなプログラマブルコントローラを提供できるという効果がある。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、拡張ボード側は、複数本のモードピンに与えられた電位に基づいて積層位置を認識すると共に、予め設定されたIDコードを生成し、その積層位置からアドレスバス上のアドレス信号の転送方向を設定すると共に、その積層位置からデータバス上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定し、さらに、積層位置に基づいて自己に割り当てられたアドレスを選択し、制御ボードから転送されたアドレス信号が入力されたときは自己のアドレスかどうかを判別し、選択したアドレスのときはそのアドレスに基づいてI/O用ゲートアレイを選択し、また、制御ボード側は、積層位置に基づいて拡張ボードのIDコードをメモリに記憶し、その後、IDコードから拡張ボードのタイプを認識し、かつ、認識したタイプの拡張ボードの制御点数に基づいてメモリの割付作業を実行するようにしたので、従来必要であったマザーボードが不要になり、このため、部品点数が低減してコスト面で安価となり、また、前述のようにマザーボードが不要になったため、従来のように各モジュールを箱状に形成する必要がなくなり、サイズの小さなプログラマブルコントローラを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの外観図である。
【図2】入出力用拡張ボードの平面図である。
【図3】入力用拡張ボードの平面図である。
【図4】入出力用拡張ボードの回路構成を示すブロック図である。
【図5】入力用拡張ボードの回路構成を示すブロック図である。
【図6】運転に入る前の初期設定時のCPUボードの動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に続くCPUボードの動作を示すフローチャートである。
【図8】図7に続くCPUボードの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPUボード、2 拡張用コネクタ、11 入出力用拡張ボード、
12,32 第1の拡張用コネクタ、13,33 第2の拡張用コネクタ、
31 入力用拡張ボード、16,36 プログラマブル・ロジック・デバイス、
51 スペーサ、52 専用ケーブル。

Claims (3)

  1. 制御対象の各種機器が接続される1枚又は複数枚の拡張ボードを制御ボードに積層すると共に、シリーズに接続してなるプログラマブルコントローラであって、
    前記拡張ボードは、接続位置に対応した電位が与えられる複数本のモードピンを有し、その複数本のモードピンに与えられた電位に基づいて積層位置を認識する積層位置認識部と、IDコードを生成するIDコード生成部とを有し、
    前記制御ボードは、前記積層位置に基づいてその拡張ボードのIDコードをメモリに記憶し、その後、IDコードから拡張ボードのタイプを認識し、かつ、認識したタイプの拡張ボードの制御点数に基づいてメモリの割付作業を実行する拡張ボード判別部を有することを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記積層位置認識部の各モードピンの電位は、拡張ボードの積層位置によって制御ボード又は上段もしくは下段の拡張ボードにより与えられ、また、下段に拡張ボードが存在しない最下段の拡張ボードにあってはその拡張ボードに生成される電位が与えられることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 前記拡張ボードは、アドレスバス及びデータバスと、データバスと接続され、制御対象の各種機器の制御点数に応じて設けられた複数のI/O用ゲートアレイと、前記積層位置からアドレスバス上のアドレス信号の転送方向を設定すると共に、その積層位置からデータバス上のデータ信号の転送方向をリード時及びライト時に応じて設定する信号転送方向設定部と、積層される拡張ボードに対応して予め設定されたアドレスを有し、前記積層位置に基づいてアドレスを選択するアドレス解読部と、前記制御ボードから転送されたアドレス信号がアドレスバスを介して入力されると、前記アドレス解読部により選択されたアドレスかどうかを判別し、選択されたアドレスのときはそのアドレスに基づいてI/O用ゲートアレイを選択するゲートアレイ選択部とを有することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のプログラマブルコントローラ。
JP33805699A 1999-11-29 1999-11-29 プログラマブルコントローラ Expired - Lifetime JP4253752B2 (ja)

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