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JP4259364B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description

本発明は、調整端子を含む複数本の端子が設けられた、樹脂モールドされた半導体装置に関するものである。
近年、半導体装置の高密度に伴って、樹脂モールドされたパッケージから取り出される、半導体装置の端子の数も増大してきている。
複数本の端子が設けられた、樹脂モールドされた半導体装置が、例えば、特開昭62−158352号公報(特許文献1)、特開昭63−244658号公報(特許文献2)、実開平05−67000号公報(特許文献3)、実開平03−51853号公報(特許文献4)に開示されている。
図9〜12に、それぞれ特許文献1〜4に開示された半導体装置91〜94を示す。
図9の斜視図に示す特許文献1に開示された半導体装置91は、端子tが、樹脂封止体(パッケージ)pの側面の他に、上・下面からも取り出されてなる半導体装置である。これによって、半導体装置の高密度に伴う、多端子化への対応がなされている。
図10の透視図に示す特許文献2に開示された半導体装置92は、端子tが、平面形状が略矩形の樹脂パッケージpの長辺に平行かつ短辺側から露出するように設けられてなる半導体装置である。このように複数本の端子tを短辺側に集めることにより、パッケージの外形を小型化することができ、プリント基板等に対する高密度実装化を図ることができる。
図11の斜視図に示す特許文献3に開示された半導体装置93は、パッケージpのコーナーに、複数本の端子tよりも突出した凸部pcを有している。これにより、パッケージpの側面方向から外部の物体と接触することによる端子tの破損を避けることができる。
図12の上面図に示す特許文献4に開示された半導体装置94は、製造段階で電気特性の調整を行う集積回路を搭載した半導体装置である。図12の半導体装置94には、パッケージpの側面から取り出された、半導体装置94の使用時に使用される端子taと、パッケージpのコーナーから取り出された、前記電気特性を調整するための調整端子tbとが設けられている。調整端子tbは、電気特性を調整した後に切り落とされて、半導体装置94の端子数の削減が図られる。
特開昭62−158352号公報 特開昭63−244658号公報 実開平05−67000号公報 実開平03−51853号公報
図9〜12に示す半導体装置91〜94においては、いずれも、端子t,ta,tbの先端が、パッケージpの外部に突き出ている。
近年の樹脂モールドされた半導体装置においては、図12の半導体装置94で示したように、複数本ある端子のうちに、当該半導体装置の製造時に利用され、当該半導体装置の使用時には利用されない調整端子を含むものが多い。このような調整端子を有する半導体装置では、当該半導体装置の使用時に利用されない調整端子があると、外部の物体と接触して、破損や静電破壊が起きる要因となる。尚、図11の半導体装置93においては、コーナーに設けられた凸部pcにより、パッケージpの側面方向からの接触に対して端子tの保護が図られているが、上下面方向からの接触に対しては保護が不十分である。また、図12の半導体装置94で示したように、電気特性を調整した後に調整端子を切り落とすと、切り落としの工程追加によってコストアップすると共に、切り落としの際に外力が印加されて、パッケージ内部破壊が起きる恐れがある。
そこで本発明は、調整端子を含む複数本の端子が設けられた、樹脂モールドされた半導体装置であって、調整端子による破損や破壊が起き難く、安価に製造することができる半導体装置を提供することを目的としている。
請求項1〜9に記載の発明は、調整端子が、パッケージの表面に形成された溝の内部に配置されてなる半導体装置に関するものである。
請求項1に記載の発明は、複数本の端子が設けられ、樹脂モールドによりパッケージされた半導体装置であって、前記複数本の端子が、製造時に使用される当該半導体装置の電気特性調整用の調整端子を含んでなり、前記調整端子が、前記パッケージの表面に形成された溝の内部に配置されてなることを特徴としている。
これによれば、調整端子が溝の内部に配置されて、周りをモールド樹脂により保護されるため、調整端子が外部の物体と接触して起きる調整端子の破損や静電破壊を防止することができる。また、必要な最短長さの調整端子を溝の内部に配置することで、パッケージの大型化を抑制することができる。さらに、上記半導体装置では、製造時において電気特性を調整した後、調整端子の切断(除去)を必要としないため、切断時の外力によるパッケージ内部破壊や、切断工程の追加によるコストアップを防止することができる。尚、調整端子は切断されずに溝の内部に残されているため、当該半導体装置の使用中に再び電気特性を調整する必要が生じた場合には、これを用いて再調整することもできる。
請求項2に記載のように、前記半導体装置は、ヒートシンク上に半導体チップが搭載され、当該半導体チップと前記端子とがボンディングワイヤによって接続され、前記ヒートシンクにおける一方の面を外部に露出するようにして、パッケージされてなる半導体装置であってよい。
ヒートシンク上に半導体チップが搭載され、大きな電力を取り扱う半導体装置であっても、上記のように調整端子を溝の内部に配置することで、調整端子の破損や静電破壊を防止すると共に、パッケージの大型化を抑制することができる。
請求項3に記載のように、前記溝は、調整端子毎に独立して形成することができる。この場合には、各調整端子の分離とモールド樹脂による保護が確実になり、外部の物体と接触して起きる破損や静電破壊を確実に防止することができる。
また、請求項4に記載のように、前記溝は、複数本の調整端子に渡って共通して形成することもできる。この場合には、溝の個数が少ないため当該半導体装置の製造が容易になり、安価な半導体装置とすることができる。
請求項5に記載のように、前記パッケージの平面形状が略矩形の場合には、前記調整端子と前記調整端子以外の端子とが、前記パッケージにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置されることが好ましい。
電気特性の調整に使用される調整端子と、調整端子以外の端子(当該半導体装置の動作時に使用される駆動端子)は、上記のように、略矩形のパッケージの各辺に分離して配置することが好ましい。これによれば、調整端子と駆動端子を略矩形のパッケージの一辺に混在して配置する場合に較べて、駆動端子間の間隔を狭くすることができるため、当該駆動端子が接続する相手方の端子間隔も狭めることができ、当該半導体装置の周りの搭載密度を高めることができる。
請求項6に記載のように、前記調整端子は、前記ヒートシンクにおける外部に露出する面と反対側にある、前記パッケージの上面に配置することができる。また、請求項7に記載のように、前記調整端子は、前記ヒートシンクにおける外部に露出する面と交わる、前記パッケージの側面に配置することもできる。
調整端子をパッケージの上面もしくは側面のいずれに配置する場合でも、上記のように、調整端子は周りをモールド樹脂により保護されるため、調整端子が外部の物体と接触して起きる破損や静電破壊を防止することができる。パッケージにおける上面もしくは側面のいずれに調整端子を配置するかの選択は、調整端子への接続の容易さや外部の物体との接触が起き難い方向を考慮して行われる。
請求項8に記載のように、上記した調整端子が溝の内部に配置された半導体装置は、前記調整端子以外の端子が、当該半導体装置におけるコネクタの接続ピンとして使用される半導体装置に好適である。
これによれば、コネクタの接続ピンとして使用される調整端子以外の端子(当該半導体装置の動作時に使用される駆動端子)は、一般的に、使用時の相手方に接続した状態では、コネクタのケースによって保護される。従って、調整端子と駆動端子の全ての端子について、外部の物体と接触して起きる破損や静電破壊から当該半導体装置を保護することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(c)は、本実施形態における半導体装置の一例で、図1(a)は半導体装置101の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の半導体装置101の透視図である。また、図1(c)は、図1(b)におけるA−A断面図である。
半導体装置101は、図1(a)に示すように、複数本の端子ta,tb1が設けられ、樹脂モールドによってパッケージされた半導体装置である。端子tb1は、製造時に使用される半導体装置101の電気特性調整用の調整端子で、パッケージpの表面に形成された溝h1の内部に配置されている。端子taは、半導体装置101の動作時に使用される駆動端子で、パッケージpの側面から突き出ている。
半導体装置101は、車載用のECU(Electronic Control Unit)とアクチュエータの間に挿入されて用いられる半導体装置で、大きな電力を取り扱う半導体装置である。図1(b),(c)に示すように、半導体装置101では、半導体チップcがヒートシンクs上に搭載され、半導体チップcと端子ta,tb1とがボンディングワイヤwによって接続されている。ヒートシンクsにおける半導体チップcの搭載面と反対側の面は、外部に露出するようにしてパッケージされており、半導体チップcで発生する熱が、ヒートシンクsを介して外部に放熱される。
図1(a)〜(c)に示す半導体装置101の駆動端子taは、半導体装置101におけるコネクタの接続ピンとして使用される。このコネクタの接続ピンとして使用される駆動端子taは、使用時の相手方に接続した状態では、相手方のコネクタのケースによって保護される。
図1(a)〜(c)に示す半導体装置101の調整端子tb1は、ヒートシンクsにおける外部に露出する面と反対側にある、パッケージpの上面に配置されている。調整端子tb1は、パッケージpの上面に形成された溝h1の内部に配置されて、周りをモールド樹脂により保護される。溝h1は、調整端子tb1毎に独立して形成されており、各調整端子tb1の分離とモールド樹脂による保護が確実に行われる。このため、調整端子tb1が外部の物体と接触して起きる、調整端子tb1の破損や半導体チップcの静電破壊を確実に防止することができる。また、必要な最短長さの調整端子tb1を溝h1の内部に配置することで、パッケージpの大型化を抑制することができる。さらに、半導体装置101では、図12に示す従来の半導体装置94と異なり、製造時において電気特性を調整した後、調整端子tb1の切断(除去)を必要としない。このため、切断時の外力によるパッケージ内部破壊や、切断工程の追加によるコストアップを防止することができる。尚、調整端子tb1は切断されずに溝h1の内部に残されているため、半導体装置101の使用中に再び電気特性を調整する必要が生じた場合には、これを用いて再調整することもできる。
また、半導体装置101のパッケージpは平面形状が略矩形であり、調整端子tb1と駆動端子taとが、図1(a),(b)に示すように、パッケージpにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置されている。これによって、調整端子tb1と駆動端子taを略矩形のパッケージpの一辺に混在して配置する場合に較べて、駆動端子ta間の間隔を狭くすることができる。このため、駆動端子taが接続する相手方の端子間隔も狭めることができ、半導体装置101の周りの搭載密度を高めることができる。
図2(a)〜(c)に、調整端子tb1と駆動端子taの配置が異なる別の半導体装置102〜104の上面図を示す。尚、図2(a)〜(c)に示す半導体装置102〜104において、図1(b)に示す半導体装置101と同様の部分については同じ符号を付け、その説明は省略する。
図2(a)に示す半導体装置102では、駆動端子taが略矩形のパッケージpにおけ1つの短辺に沿って配置され、調整端子tb1が残る3つの辺に沿って配置されている。図2(b)に示す半導体装置103では、調整端子tb1が略矩形のパッケージpにおけ1つの短辺に沿って配置され、駆動端子taが残る3つの辺に沿って配置されている。図2(c)に示す半導体装置104では、調整端子tb1が略矩形のパッケージpにおけ1つの長辺に沿って配置され、駆動端子taが残る3つの辺に沿って配置されている。
図2(a)〜(c)に示すいずれの半導体装置102〜104も、図1(b)に示す半導体装置101と同様に、調整端子tb1と駆動端子taとが、パッケージpにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置された半導体装置である。従って、上記したように、調整端子tb1と駆動端子taを略矩形のパッケージpの一辺に混在して配置する場合に較べて、駆動端子ta間の間隔を狭くすることができ、半導体装置102〜104の周りの搭載密度を高めることができる。
図3(a)〜(c)は、調整端子の配置が異なる別の半導体装置の例で、図3(a)は半導体装置105の斜視図であり、図3(b)は、図3(a)の半導体装置105の透視図である。また、図3(c)は、図3(b)におけるB−B断面図である。尚、図3(a)〜(c)に示す半導体装置105において、図1(a)〜(c)に示す半導体装置101と同様の部分については同じ符号を付け、その説明は省略する。
図1(a)〜(c)に示す半導体装置101の調整端子tb1は、ヒートシンクsにおける外部に露出する面と反対側にある、パッケージpの上面に配置されていた。一方、図3(a)〜(c)に示す半導体装置105の調整端子tb2は、ヒートシンクsにおける外部に露出する面と交わる、パッケージpの側面に配置されている。
図3(a)〜(c)に示す半導体装置105の調整端子tb2も、パッケージpの側面に形成された溝h2の内部に配置されて、周りをモールド樹脂により保護される。溝h2は、調整端子tb2毎に独立して形成されており、各調整端子tb2の分離とモールド樹脂による保護が、確実に行われる。このため、図1(a)〜(c)に示す半導体装置101の調整端子tb1と同様にして、調整端子tb2の破損や半導体チップcの静電破壊を、確実に防止することができる。また、必要な最短長さの調整端子tb2を溝h2の内部に配置することで、パッケージpの大型化を抑制することができる。さらに、製造時において電気特性を調整した後、調整端子tb2の切断(除去)を必要としないため、切断時の外力によるパッケージ内部破壊や、切断工程の追加によるコストアップを防止することができる。尚、調整端子tb2は切断されずに溝h2の内部に残されているため、半導体装置105の使用中に再び電気特性を調整する必要が生じた場合には、これを用いて再調整することもできる。
また、半導体装置105についても図1(a),(b)に示す半導体装置101と同様に、調整端子tb2と駆動端子taとが、図3(a),(b)に示すように、パッケージpにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置されている。従って、調整端子tb2と駆動端子taを略矩形のパッケージpの一辺に混在して配置する場合に較べて、駆動端子ta間の間隔を狭くすることができ、半導体装置105の周りの搭載密度を高めることができる。
図4(a)〜(c)に、図2(a)〜(c)に示す半導体装置102〜104と同様にして、調整端子tb2と駆動端子taの配置が異なる別の半導体装置106〜108の上面図を示す。
図4(a)〜(c)に示すいずれの半導体装置106〜108も、図3(b)に示す半導体装置105と同様に、調整端子tb2と駆動端子taとが、パッケージpにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置された半導体装置である。従って、上記したように、調整端子tb2と駆動端子taを略矩形のパッケージpの一辺に混在して配置する場合に較べて、駆動端子ta間の間隔を狭くすることができ、半導体装置106〜108の周りの搭載密度を高めることができる。
図1(a)〜(c)と図2(a)〜(c)に示す半導体装置101〜104、および図3(a)〜(c)と図4(a)〜(c)に示す半導体装置105〜108のように、パッケージpにおける上面もしくは側面のいずれに調整端子を配置するかの選択は、調整端子への接続の容易さや外部の物体との接触が起き難い方向を考慮して行われる。
図5(a)〜(c)と図6(a)〜(c)に、別の半導体装置の例を示す。
図5(a)は半導体装置109の斜視図であり、図5(b)は、図5(a)の半導体装置109の透視図である。また、図5(c)は、図5(b)におけるC−C断面図である。同様に、図6(a)は半導体装置110の斜視図であり、図6(b)は、図6(a)の半導体装置110の透視図である。また、図6(c)は、図6(b)におけるD−D断面図である。
図1〜図4に示す半導体装置101〜108では、溝h1,h2は、調整端子tb1,tb2毎に独立して形成されていた。一方、図5に示す半導体装置109と図6に示す半導体装置110では、それぞれ、溝h3,h4が複数本の調整端子tb3,tb4に渡って共通して形成されている。図5と図6に示す半導体装置109,110では、溝h3,h4の個数が少ないため製造が容易であり、安価な半導体装置とすることができる。尚、複数本の調整端子tb3,tb4に渡って共通の溝h3,h4が形成された図5と図6に示す半導体装置109,110についても、図1〜図4に示す半導体装置101〜108と同様にして、調整端子tb3,tb4の破損や半導体チップcの静電破壊を防止することができる。また、パッケージpの大型化を抑制でき、調整端子tb3,tb4の切断(除去)を必要としないため、切断時の外力によるパッケージ内部破壊や、切断工程の追加によるコストアップを防止することができる。さらに、調整端子tb3,tb4は切断されずに溝溝h3,h4の内部に残されているため、これを用いて再調整することもできる。また、調整端子tb3,tb4と駆動端子taとが、パッケージpの外周の各辺に沿って分離して配置されているため、半導体装置109,110の周りの搭載密度を高めることができる。
以上示したように、図1〜図6に示す半導体装置101〜110は、調整端子tb1〜tb4を含む複数本の端子ta,tb1〜tb4が設けられた、樹脂モールドされた半導体装置であって、調整端子tb1〜tb4による破損や破壊が起き難く、安価に製造することができる半導体装置となっている。尚、上記の図1〜図6に示した半導体装置101〜110においては、駆動端子taはパッケージpの表面から突き出ていた。しかしながらこれに限らず、調整端子tb1〜tb4と同様に、調整端子と駆動端子の全ての端子をモールド樹脂からなるパッケージの表面に形成された溝の内部に配置して、外部の物体と接触して起きる破損や静電破壊から当該半導体装置を保護するようにしてもよい。
参考例
第1実施形態の半導体装置は、調整端子が、モールド樹脂からなるパッケージの表面に形成された溝の内部に配置されてなる半導体装置であった。本参考例の半導体装置は、本実施形態の半導体装置ではないが参考とする半導体装置で、調整端子が、パッケージ表面に沿って配置されてなる半導体装置である。
図7(a)〜(c)は、本参考例における半導体装置の一例で、図7(a)は半導体装置201の斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の半導体装置201の透視図である。また、図7(c)は、図7(b)におけるE−E断面図である。尚、図7(a)〜(c)に示す半導体装置201において、図1(a)〜(c)に示す半導体装置101と同様の部分については同じ符号を付け、その説明は省略する。
図7(a)〜(c)に示す半導体装置201も、図1(a)〜(c)に示す半導体装置101と同様に、複数本の端子ta,tb5が設けられ、樹脂モールドによってパッケージされた半導体装置である。図1(a)〜(c)に示す半導体装置101においては、調整端子tb1が、パッケージpの表面に形成された溝h1の内部に配置されていた。一方、図7(a)〜(c)に示す半導体装置201においては、調整端子tb5が、パッケージp表面に沿って配置されている。
図7(a)〜(c)に示す半導体装置201の調整端子tb5は、パッケージp表面に沿って配置されて、調整端子tb5の先端がパッケージpから突き出ていない。このため、先端がパッケージpから突き出た場合較べて、調整端子tb5が外部の物体と接触して起きる、破損や半導体チップcの静電破壊を防止することができる。また、調整端子tb5が占めるスペースはパッケージp周りにおいて調整端子tb5の厚みのみであり、調整端子tb5の配置によって、パッケージpが大型化することもない。さらに、半導体装置201では、第1実施形態に示した半導体装置101〜110と同様に、製造時において電気特性を調整した後、調整端子tb5を切断(除去)しないため、切断時の外力によるパッケージ内部破壊や、切断工程の追加によるコストアップを防止することができる。また、半導体装置201の使用中に再び電気特性を調整する必要が生じた場合には、これを用いて再調整することもできる。
また、第1実施形態に示した半導体装置101〜110と同様に、半導体装置201のパッケージpは平面形状が略矩形であり、調整端子tb5と駆動端子taとが、図7(a),(b)に示すように、パッケージpにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置されている。従って、調整端子tb5と駆動端子taを略矩形のパッケージpの一辺に混在して配置する場合に較べて、駆動端子ta間の間隔を狭くすることができ、半導体装置201の周りの搭載密度を高めることができる。
図8(a)〜(c)に、調整端子tb5と駆動端子taの配置が異なる別の半導体装置202〜204の上面図を示す。
図8(a)〜(c)に示すいずれの半導体装置202〜204についても、図7(b)に示す半導体装置201と同様にして、半導体装置202〜204の周りの搭載密度を高めることができる。
以上示したように、図7と図8に示す半導体装置201〜204は、調整端子tb5を含む複数本の端子ta,tb5が設けられた、樹脂モールドされた半導体装置であって、調整端子tb5による破損や破壊が起き難く、安価に製造することができる半導体装置となっている。
図7と図8に示す半導体装置201〜204では、調整端子tb5が、パッケージpの側面から外部に取り出されている。しかしながらこれに限らず、調整端子tb5を、パッケージpの上面や下面から取り出すようにしてもよい。また、半導体装置201では図7(a),(c)に示すように、調整端子tb5は、先端がパッケージpの下面に回り込むようにして、配置されている。しかしながらこれに限らず、調整端子を、先端がパッケージpの上面に回り込むようにして、配置してもよい。また、調整端子を、先端がパッケージpの側面にとどめて置くようにして、配置してもよい。上記のいずれの場合であっても、調整端子の先端は、駆動端子taのようにパッケージpから突き出ないため、調整端子が外部の物体と接触して起きる破損や静電破壊を防止することができる。尚、調整端子の取り出し面や先端の配置位置の選択は、調整端子への接続の容易さや外部の物体との接触が起き難い方向を考慮して行われる。また、駆動端子taが図7と図8に示す半導体装置201〜204におけるコネクタの接続ピンとして使用される場合には、駆動端子taは、相手方のコネクタのケースによって保護される。
また、上記の図7と図8に示した半導体装置201〜204においては、駆動端子taはパッケージpの表面から突き出ていた。しかしながらこれに限らず、駆動端子を半導体装置におけるコネクタの接続ピンとして使用しない場合には、調整端子tb5と同様に、調整端子と駆動端子の全ての端子をモールド樹脂からなるパッケージ表面に沿って配置して、外部の物体と接触して起きる破損や静電破壊から当該半導体装置を保護するようにしてもよい。
(他の実施形態)
図1〜図に示した半導体装置101〜11では、いずれも、各端子ta,tb1〜tbと半導体チップcとが、ボンディングワイヤwによって接続されていた。これに限らず、各端子ta,tb1〜tbと半導体チップcとが半田により直接接続されてなる半導体装置であってもよい。
また、図1〜図に示した半導体装置101〜11では、半導体チップcが、ヒートシンクs上に搭載されていた。これに限らず、半導体チップcが、リードフレーム上に搭載されてなる半導体装置であってもよい。
第1実施形態における半導体装置の一例で、(a)は半導体装置の斜視図であり、(b)は(a)の半導体装置の透視図であり、(c)は(b)におけるA−A断面図である。 (a)〜(c)は、調整端子と駆動端子の配置が異なる別の半導体装置の上面図である。 第1実施形態における調整端子の配置が異なる別の半導体装置の例で、(a)は半導体装置の斜視図であり、(b)は(a)の半導体装置の透視図であり、(c)は(b)におけるB−B断面図である。 (a)〜(c)は、調整端子と駆動端子の配置が異なる別の半導体装置の上面図である。 第1実施形態における別の半導体装置の例で、(a)は半導体装置の斜視図であり、(b)は(a)の半導体装置の透視図であり、(c)は(b)におけるC−C断面図である。 第1実施形態における別の半導体装置の例で、(a)は半導体装置の斜視図であり、(b)は(a)の半導体装置の透視図であり、(c)は(b)におけるD−D断面図である。 本実施形態の半導体装置ではないが参考とする半導体装置の一例で、(a)は半導体装置の斜視図であり、(b)は(a)の半導体装置の透視図であり、(c)は(b)におけるE−E断面図である。 (a)〜(c)は、調整端子と駆動端子の配置が異なる別の半導体装置の上面図である。 従来の半導体装置を示す斜視図である。 従来の半導体装置を示す透視図である。 従来の半導体装置を示す斜視図である。 従来の半導体装置を示す上面図である。
符号の説明
91〜94,101〜110,201〜204 半導体装置
tb1〜tb5 調整端子
h1〜h4 溝
ta 調整端子以外の端子(駆動端子)
p パッケージ
c 半導体チップ
s ヒートシンク
w ボンディングワイヤ

Claims (8)

  1. 複数本の端子が設けられ、樹脂モールドによりパッケージされた半導体装置であって、
    前記複数本の端子が、製造時に使用される当該半導体装置の電気特性調整用の調整端子を含んでなり、
    前記調整端子が、前記パッケージの表面に形成された溝の内部に配置されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体装置が、
    ヒートシンク上に半導体チップが搭載され、当該半導体チップと前記端子とがボンディングワイヤによって接続され、
    前記ヒートシンクにおける一方の面を外部に露出するようにして、パッケージされてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記溝が、調整端子毎に独立して形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記溝が、複数本の調整端子に渡って共通して形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記パッケージの平面形状が略矩形であり、
    前記調整端子と前記調整端子以外の端子とが、前記パッケージにおける略矩形の外周の各辺に沿って、分離して配置されてなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記調整端子が、前記ヒートシンクにおける外部に露出する面と反対側にある、前記パッケージの上面に配置されてなることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記調整端子が、前記ヒートシンクにおける外部に露出する面と交わる、前記パッケージの側面に配置されてなることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記調整端子以外の端子が、当該半導体装置におけるコネクタの接続ピンとして使用されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置
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