JP4280109B2 - 組立箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、板紙を折り曲げて組み立てられる組立箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一対の第1側板と、一対の第2側板とを備える直方体形状の包装箱であって、両第1側板の左右側縁に連設する一対の連結片の側縁に形成された一対の差込片の外面を互いに重ね合わせて、それぞれ第2側板に形成された切込部に挿通する組立箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
係る組立箱は、第2側板の上端縁に連設された桟板を、組立箱の底板と対向するように折目線を介して折り曲げる。このとき、桟板が差込片に支えられるため、積重強度が向上し、かつ、組立て易い組立箱を提供することができる。
【0004】
しかしながら、従来の組立箱の形状では、差込片が組立箱の内側へ突出した状態となっている。したがって、組立箱内に物品を収納するときに、差込片が邪魔となり、無駄なスペースが生じることがある。
【0005】
【特許文献1】
実開平03−84717号公報(第11頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、組立ての容易性、積重強度を維持したまま、内側に突出部分のない組立箱を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の組立箱は、矩形状の底板の前後側縁に連設する一対の第1側板と、前記底板の左右側縁に連設する一対の第2側板とをそれぞれ折目線を介して起立させ、各第1側板の左右の各側縁に連設される、第2側板の前後方向幅の4分の1の幅に略等しい幅の連結片を、起立された各第2側板の外面に重なるように折目線を介して折り曲げて、各連結片の側縁に連設した連結片と略同一幅の差込片を、折目線を介して内側に折り曲げて、各差込片を、各第2側板の各連結片の側縁に合致する位置に各第2側板の高さ方向全長にわたって形成されている切込部に差し込むと共に、差し込んだ各差込片を各第2側板の内面に重ねた状態で、各差込片の下縁先端部に下方に突出するように形成されている突片部を、底板に第2側板との間の折目線に接するように形成されている挿入孔へ差し込んで係止する。
【0008】
そして、各第1側板の上縁に連設される第1桟板を折目線を介して底板に対向させて折り曲げると共に、各第2側板の上縁に連設される第2桟板を折目線を介して底板に対向させて折り曲げ、第1桟板に第1側板との間の折目線に接するように形成されている係止孔へ、第2桟板の両側縁端に連設された係止片を挿通して係止することを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、前記突片部が挿入孔に差し込まれ、差込片が第2側板の内側に折り重なって配置されているため、組立箱の内側に突出するものがなく、組立箱内のスペースを無駄なく有効に活用して、物品を収納することができる。
【0010】
また、差込片の上縁が第2桟部の底面を支えているため、差込片の幅が長ければ長いほど、組立箱の積重強度が高くなる。ここで、積重強度のみを考慮すれば、各切込部は第2側板の左右の両側縁にそれぞれ近ければ近い程、差込片の前後方向幅を長く採ることができ、組立箱の積重強度を向上させることができる。しかしながら、組立の容易性について考慮すると、各切込部が第2側板の左右の両側縁に近ければ近いほど、連結片の前後方向幅が短くなり、差込片の前後方向幅が長くなるため、差込片を切込部に差し込みにくく、組立箱が組立て難くなる。
【0011】
これらのことを踏まえ、本発明の組立箱においては、連結片の前後方向幅を第2側板の前後方向幅の4分の1の幅と略等しい幅として、連結片の側縁に合致する第2側板の位置、すなわち、第2側板の側縁から第2側板の前後方向幅の4分の1の幅に略等しい距離だけ離れた位置に切込部を形成している。このため、上述の通り、差込片を第2側板の内側に折り重ね、組立箱の収納スペースを広く保つ構成としても、差込片の切込部への挿入の容易性を維持しつつ、積重強度も維持することができる。
【0012】
なお、第2側板を支える差込片の前後方向幅を長くし、組立箱の積重強度をより向上させるため、同一の第2側板へ差し込まれる差込片同士の側縁は、互いに突き合わせるようにすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1から図4を参照して説明する。図1は本実施形態の組立箱を一部切り欠いて示した斜視図、図2は本実施形態の組立箱の展開図、図3・図4は本実施形態の組立工程を示す説明図である。
【0014】
図1に示すように、本実施形態の組立箱1の外形は略直方体からなり、段ボール等の包装用板紙を図2に示す形状に打ち抜いて形成している。
【0015】
図2に示すように、矩形状の底板2の前後側縁には、一対の第1側板3が折目線aを介して連設され、また、底板2の左右側縁には、一対の第2側板4が折目線bを介して連設されている。底板2の左右側端中央部には、折目線bに接するように挿入孔5が形成されている。
【0016】
また、各第1側板3の左右の各側縁には、折目線cを介して連結片6が連設され、各連結片6には、折目線dを介して差込片7が連設されている。連結片6と差込片7とは、共に、第2側板4の前後方向幅の4分の1の幅に略等しい左右方向(起立状態での前後方向)幅に形成されている。さらに差込片7の先端縁には、略U字状の切欠部8が形成され、また、差込片7の内側縁(起立状態で下縁となる縁)の先端部には、内側(起立状態での下方)に向かって突出する突片部9が形成されている。
【0017】
各第1側板3の外側縁(起立状態で上縁となる縁)には、折目線eを介して第1桟板10が連設されている。両第1桟板10の左右の各側端部には、折目線eに接するように係止孔11が形成されている。
【0018】
また、各第2側板4には、前後側縁から前後方向幅の4分の1の幅に略等しい距離だけ離れた位置に左右方向(起立状態での高さ方向)全長にわたって切込部12が形成されている。各第2側板4の中央外側部には、取手孔13が形成されている。各第2側板4の外側縁(起立状態で上縁となる縁)には、折目線gを介して第2桟板15が連設されている。第2桟板15の前後の各側縁には、折目線hを介して係止片16が連設されている。
【0019】
つぎに、図2の展開状態からの組立を、順を追って説明する。
【0020】
図3に示すように、まず、第1、第2側板3,4をそれぞれ折目線a,bを介して垂直に折り曲げて起立させる。次いで、各連結片6を折目線cを介して第2側板4の外面に重ねるように折り曲げると共に、切込孔12に差込片7を折目線dを介して折り曲げて差し込む。次いで、図1に一部切り欠いて示すように、各突片部9を挿入孔5に差し込む。このとき、同一の第2側板4へ差し込まれる差込片7同士の側縁は、互いに突き合わされる。次いで、図4に示すように、第1桟板10を折目線eを介して底板2に対向するように折り曲げる。次いで、第2桟板15を折目線gを介して底板2に対向するように折り曲げると共に、係止片16を折目線hを介して内方に直角に折り曲げ、係止孔11に差し込む。
【0021】
このようにして、図1に示す組立箱1が組み立てられる。
【0022】
本実施形態の組立箱1によれば、突片部9が挿入孔5に差し込まれ、差込片7が第2側板4の内側に折り重なって配置されているため、組立箱1の内側に突出するものがなく、組立箱1内のスペースを無駄なく有効に活用して、物品を収納することができる。
【0023】
また、差込片7の上縁が第2桟部15の底面を支えているため、差込片7の前後方向幅が長ければ長いほど、組立箱1の積重強度が高くなる。ここで、各切込部12が第2側板の左右の各側縁にそれぞれ近ければ近い程、差込片7の前後方向幅を長く採ることができ、積重強度が向上する。しかし、これでは、差込片7を切込部12に差し込みにくく、組立箱1が組立て難くなる。
【0024】
これらのことを踏まえ、本実施形態の組立箱1においては、連結片6の前後方向幅を第2側板4の前後方向幅の4分の1の幅と略等しい幅として、連結片6の側縁に合致する第2側板4の位置、すなわち、第2側板4の側縁から第2側板4の前後方向幅の4分の1の幅に略等しい距離だけ離れた位置に切込部12を形成している。
【0025】
このため、上述の通り、差込片7を第2側板4の内側に折り重ね、組立箱1の収納スペースを広く保つ構成としても、差込片7の切込部12への挿入の容易性を維持しつつ、積重強度も維持することができる。また、同一の第2側板へ差し込まれる差込片7同士の側縁を、互いに突き合わせているため、第2側板4を支える部分が長くなり、本実施形態の組立箱1の積重強度をより向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の組立箱を一部切り欠いて示した斜視図。
【図2】本実施形態の組立箱の展開図。
【図3】本実施形態の組立工程を示す説明図。
【図4】本実施形態の組立工程を示す説明図。
【符号の説明】
1…組立箱、 2…底板、 3…第1側板、 4…第2側板、 5…挿入孔、 6…連結片、 7…差込片、 8…切欠部、 9…突片部、 10…第1桟板、11…係止孔、 12…切込部、 13…取手孔、 15…第2桟板、 16…係止片。
Claims (2)
- 矩形状の底板の前後側縁に連設する一対の第1側板と、前記底板の左右側縁に連設する一対の第2側板とをそれぞれ折目線を介して起立させ、
各第1側板の左右の各側縁に連設される、第2側板の前後方向幅の4分の1の幅に略等しい幅の連結片を、起立された各第2側板の外面に重なるように折目線を介して折り曲げ、
各連結片の側縁に連設した連結片と略同一幅の差込片を、折目線を介して内側に折り曲げて、
各差込片を、各第2側板の各連結片の側縁に合致する位置に各第2側板の高さ方向全長にわたって形成されている切込部に差し込むと共に、差し込んだ各差込片を各第2側板の内面に重ねた状態で、各差込片の下縁先端部に下方に突出するように形成されている突片部を、底板に第2側板との間の折目線に接するように形成されている挿入孔へ差し込んで係止し、
各第1側板の上縁に連設される第1桟板を折目線を介して底板に対向させて折り曲げると共に、各第2側板の上縁に連設される第2桟板を折目線を介して底板に対向させて折り曲げ、
第1桟板に第1側板との間の折目線に接するように形成されている係止孔へ、第2桟板の両側縁に連設された係止片を挿通して係止することを特徴とする組立箱。 - 前記差込片は、各切込部へ挿入し、各突片部を各挿入孔へ差し込んだ際に、同一の第2側板へ差し込まれる差込片同士の側縁が互いに突き合わされることを特徴とする請求項1記載の組立箱。
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