JP4282975B2 - Game board nail adjustment device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機などの遊技盤に打ち込まれた釘の姿勢を調整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技盤の釘調整装置は、遊技盤に遊技に使用される1個の球の直径よりも狭い間隔で打ち込まれた釘の釘間隔つまり釘の位置を測定し、測定した検出釘間隔と予め定めた基準釘間隔つまり基準位置との差により調整値を演算し、演算した調整値により上記釘を遊技盤に打ち込まれた根元部から横に傾けるように釘の姿勢を変更して、遊技盤に打ち込まれた釘の間隔を広げている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−116862号公報(第4頁、段落番号0019、0026、図4、図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例は釘の位置の測定と調整とを別々の手段で行う構成であるため、測定と調整との繰り返し作業で、生産効率が悪いという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は遊技盤に打ち込まれた釘の位置を測定しながら釘を遊技盤に打ち込まれた根元部から横に傾けるように釘の姿勢を変更することで、生産効率を向上することができる遊技盤の釘調整装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技盤の釘調整装置は、装置本体の上部に平面内の縦横方向に移動可能に設けられるテーブルと、テーブルの移動およびテーブルへの遊技盤の搭載に邪魔にならないように装置本体の上部に設けられた架台と、架台の上部に設けられた基盤と、テーブルの上面に対し所定角度で傾斜した基盤の上面に取り付けられた全体昇降機構と、基盤を上下方向に貫通するように全体昇降機構に設けられた全体昇降体と、全体昇降体の基盤から下方に突出した下端部に設けられたロータリーインデックスと、ロータリーインデックスにおける回転テーブルの下面に設けられた取付体と、ロータリーインデックスの回転中心と同軸上に存在する取付体の中心から左右両側に分かれて取付体の下部に設けられた左右の固定ベースと、左右の固定ベースに個別に移動可能に設けられた左右の可動ベースと、左右の固定ベースに個別に組み込まれて左右の可動ベースの移動距離を個別に測定する左右の測定機器と、左右の可動ベースに個別に設けられた左右の個別昇降機構と、左右の個別昇降機構に個別に設けられた左右の個別昇降体と、左右の個別昇降体に個別に設けられた左右の調整子とを備えたことを最も主要な特徴とする。本発明に係る遊技盤の釘調整装置によれば、遊技盤に打ち込まれた釘が上に向けられるように、遊技盤がテーブルに搭載され、テーブルが移動して遊技盤の調整対象位置が左右の調整子の下に停止された状態において、左右の調整子が全体昇降機構と左右の可動ベースと測定機器および左右の個別昇降機構の相互の動作に伴い釘の位置を測定しながら当該釘を遊技盤に打ち込まれた根元部から横に傾けることができ、ロータリーインデックスの動作で左右の調整子が遊技盤の前面に対し斜めに打ち込まれた調整対象たる釘と平行するようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1−図9は一実施形態であって、図1は釘調整装置の測定調整機構10を模式的に示し、図2は調整子27の外観を示し、図3は調整子27と釘12との関係を示し、図4は釘調整装置の外観を示し、図5−図7は調整動作を示し、図8および図9は再調整動作を示す。
【0008】
図4を参照し、釘調整装置について説明する。釘調整装置の制御装置1に格納されたコンピューターの記憶装置には作業データーが記憶されている。作業データーは遊技盤11の機種と調整対象位置と調整作業順序と基準距離との関係を規定したデーターマップやデーターテーブルのような調整知識である。釘調整装置の土台である装置本体2の上部にはテーブル3が図外のモーターを動力とするXY駆動機構で1つの平面の縦横であるXY方向に水平に移動可能に設けられる。テーブル3にはテーブル3に形成された図外の位置決めピンと遊技盤11に加工基準として形成された図外の位置決め孔とが互いに嵌め合わせられることで遊技盤11が位置決め搭載される。テーブル3に供給される遊技盤11には遊技盤11の前面である意匠盤面の球の飛び交う遊技領域に球の流れや球の飛び交いを作るための遊技釘や障害釘と呼ばれる多数本の釘12が既に所定寸法の高さに打ち込まれている。
【0009】
装置本体2の上部には架台4が固定される。架台4はテーブル3のXY方向への移動およびテーブル3への遊技盤11の搭載に邪魔にならないような空間を備える。空間の上部を覆う基盤5の前半部はテーブル3の上面(遊技盤11搭載面)に対し所定角度で傾斜した後傾状(装置本体2からの基盤5の高さが前側から後側に行くにしたがって徐々に高くなる状態)である。基盤5の前半部における上面には全体昇降機構6が取り付けられる。全体昇降機構6は測定調整機構10を全体的に基盤5の前半部における上面に対し直角に昇降するためのモーターを動力とする構造になっている。全体昇降機構6の出力部分である図外の全体昇降体は基盤5を上下方向に貫通し、全体昇降体の基盤5から下方に突出した下端部には電気エネルギーで回転角度割出動作するロータリーインデックス(回転テーブルアクチュエータ)7が設けられる。ロータリーインデックス7における回転テーブルの下面には横長な取付体9が固定される。取付体9の下部には測定調整機構10が設けられる。
【0010】
図1を参照し、測定調整機構10について説明する。測定調整機構10は電気エネルギーで動作する左右の測定移動体21を備える。左右の測定移動体21は例えば固定ベースと非鉄金属製の可動テーブルとの間にリニアサーボモーターおよび光学式リニアスケール(可動テーブルの直線的な移動距離を光で測定し、その測定距離を電気信号として出力する)のような測定機器22を組み込んだリニアモーターテーブルに構成されており、リニアモーターテーブルの固定ベースである測定移動体21の固定ベース23が図4のロータリーインデックス7の回転中心と同軸上に存在する取付体9の中心L1から左右両側に等距離の位置に固定される。リニアモーターテーブルの可動ベースである測定移動体21の可動ベース24のそれぞれには左右の調整子27を個別に昇降するための左右の個別昇降機構25が別々に設けられる。個別昇降機構25の出力部分である個別昇降体26には左右の調整子27が個別に固定される。この左右の調整子27の先端部に設けられた釘接触部31が調整対象である釘12の胴体13に接触する姿勢は、釘接触部31の下端縁31aまたは上端縁31bが釘12の遊技盤11から釘12の頭部14における頂点までの高さHの1/2の位置Pに接触する。釘の位置を調整する場合、釘接触部31の下端縁31aまたは上端縁31bは釘12と擦れるので、釘12に擦過傷が付かないように例えば弧状面のような形状になっている。
【0011】
図2を参照し、調整子27について説明する。調整子27は先端部の平面視弧状の釘接触部31、後端部の角棒状の取付基部32、釘接触部31と取付基部32との間に逃部33を備えた直線棒状である。釘接触部31は釘を調整する場合、図3のa図にも示すように釘接触部31が釘12における胴体13の外周面の一部を周方向中心部に接触し、図3のb図にも示すように釘接触部31が釘12における頭部14の外周縁の一部と全面的に接触する曲率(釘接触部31の曲率半径と頭部14の曲率半径とが同一寸法)を有する。また、釘接触部31は図7に示すように複数の釘12が互いに接近して打ち込まれた連釘における釘間隔に非接触に挿入される厚さである。取付基部32には調整子27を図1の個別昇降体26に取り付けるためのボルトを挿入する取付孔34が形成される。逃部33は図5に示すように釘12の胴体13が釘接触部31と接触した場合に釘12の頭部14を非接触に取り込む窪みである。
【0012】
本実施形態の調整動作について説明する。制御装置1が電力供給で起動した状態において、釘打ち込みの終了した遊技盤11がその釘12の打ち込まれた側を上に向けてテーブル3に位置決め搭載される。この遊技盤11の調整対象である所定位置には一対の釘12が1個の球の直径よりも狭い間隔に打ち込まれている。遊技盤11に打ち込まれた釘12は、釘打ち込みを実行する図外の釘打機により、遊技盤11にパチンコ店の島と呼ばれるような遊技機設置設備に設置される上の方に向けて図5に示すように約5度程度傾斜するように打ち込まれるが、図6に示すように遊技盤11を上方よりまたは下方より見た場合は遊技盤11に直角に打ち込まれている。
【0013】
そして、遊技盤11がテーブル3に位置決め搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、または、当該遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動作される図外のマニュアルスイッチのいずれかが、遊技盤機種信号と作業開始信号とを制御装置1に出力すると、制御装置1が作業データーの調整対象位置と調整作業順序とによりテーブル3をX方向とY方向とに移動するようにXY駆動機構を制御し、遊技盤11の調整対象位置である所定位置が測定調整機構10における左右の調整子27の真下に位置決め停止される。左右の調整子27は釘接触部31が一対の釘12の釘間隔にそれぞれの釘12に非接触で上方から挿入されるように左右方向で互いに近づいた状態になる。この場合、調整子27の対向間隔の中心と取付体9の中心L1とが互いに同軸上に位置する。
【0014】
その後、前記テーブル3の移動停止に際して制御装置1が調整子27の対向間隔の中心と全体昇降装置の中心と一対の釘12の対向間隔中心と取付体9の中心L1とが互いに同軸上に位置するようにテーブル3を制御する。その状態において、制御装置1が全体昇降機構6及び左右の測定移動体21を制御することにより、全体昇降機構6が取付体9を下降する。この取付体9の下降は左右の調整子27の釘接触部31と釘12の胴体13とが左右方向で対向するとともに調整子27の逃部33と釘12の頭部14とが左右方向で対向する位置で停止する。その後、制御装置1が左右の測定移動体21を制御することにより、左右の調整子27が互いに離れる方向に移動する。
【0015】
図5および6を参照し、測定移動体21による調整動作について説明する。図5および図6では図1の個別昇降機構25および個別昇降体26の図示を省略してある。
【0016】
図5において、a図に示すように、遊技盤11に三角形における3つの頂点に釘12が個別に打ち込まれている状態において、三角形の底辺側で左右に相対峙する一対の釘12における釘間隔を調整する場合について説明する。この場合、取付体9はロータリーインデックス7の動作で調整対象たる一対の釘12と平行する方向に横長となるように配置される(取付体9は矢印Aと直交する方向に横長となる)。b図に示すように、取付体9の中心L1と調整対象である一対の釘12による釘間隔の中心とが同軸上となり、左右の調整子27の釘接触部31が双方の釘12に接触しないように一対の釘12の釘間隔に挿入されて釘12の胴体13と左右方向で対向し、左右の調整子27の逃部33が釘12の頭部14と左右方向で対向した状態になっている。
【0017】
その状態において、左右の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げない程度の力で矢印で示す互いに離れる方向に横移動するのに伴い、左右の測定機器22が取付体9の中心L1からの測定距離信号を制御装置1に出力し、左右の調整子27における釘接触部31が左右の釘12の胴体13に接触すると、上記可動ベース24の移動が停止する。この場合、図1に示す釘接触部31の下端縁31aが釘12の高さHの1/2の位置Pと対向している。その後、制御装置1は左右の調整子27が左右の釘12と接触したと判断して左右の測定機器22から制御装置1に入力されている測定距離信号に相当する測定距離を演算する。この演算される測定距離は左右の測定機器22ごとの前記中心L1からの距離として左右個別に演算される。その理由は遊技盤11の物性や釘12の物性あるいは機械の応答性などが遊技盤11や釘12および機械動作時の個々で異なることから、遊技盤11に打ち込まれている左右の釘12の中心からの距離が設計値と微妙に異なる場合があるからである。
【0018】
その後、左右の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げ得る力で再び矢印で示す互いに離れる方向に横移動するのに伴い、制御装置1が左右の測定機器22から制御装置1に入力されてくる測定距離信号に相当する中心L1からの測定距離を演算するとともに当該演算した測定距離を基準釘間隔の1/2の基準距離(中心L1からの基準距離)と左右個別に比較する。そして、演算した左右の測定距離と基準距離とが一致するごとに、制御装置1が上記左右の測定移動体21の矢印方向への移動を個別に停止する。この左右の可動ベース24の釘12を曲げ得る力による横移動によって、一対の釘12が左右の調整子27により仮想線で示すように遊技盤11に打ち込まれた根元部より外側に個別に傾けられる。つまり、一対の釘12が遊技盤11に打ち込まれた姿勢から基準位置となるように姿勢変更され、一対の釘12における釘間隔が基準間隔に調整される。このように一対の釘12における釘間隔が基準間隔に調整されたところで、前記左右の可動ベース24の矢印方向への移動が停止する。それから、制御装置1が左右の測定移動体21を矢印とは逆方向へ互いに近づく方向に移動し、左右の調整子27が最も接近した元の位置に復帰したら、制御装置1が前記左右の測定移動体21の逆方向への移動を停止した後、制御装置1が全体昇降機構6を上昇して次の調整作業位置への測定調整動作を準備する。
【0019】
図6は、a図に示すように、遊技盤11に三角形における3つの頂点に釘12が個別に打ち込まれている状態において、三角形の底辺側の左右に相対峙する一方の釘12と三角形の頂点の釘12とにおける釘間隔を調整する場合であって、取付体9はロータリーインデックス7の動作で調整対象たる一対の釘12と平行する方向に横長となるように配置される(取付体9は矢印Bと直交する方向に横長となる)。よって、b図に示すように、左右の調整子27および一対の釘12が取付体9の中心L1と一致する傾きである形態が図5のb図と相違する。図6の調整動作は前述した図5の調整動作と同じである。
【0020】
図5および図6では左右の調整子27で左右の釘12それぞれを傾けることで釘間隔を調整したが、いずれか一方の調整子27でいずれか一方の釘12を傾けて釘間隔を調整してもよい。
【0021】
図7は連釘を構成する右側の釘12を傾けることで当該右の釘12と左の釘12とによる釘間隔を調整する場合であって、図4の制御装置1が右の調整子27が左の調整子27よりも低くなるように右の個別昇降機構25を動作する。その後、右の釘接触部31が調整対象である右の釘12と左の釘12とに接触しないように一対の釘12の釘間隔に挿入されて右の釘12の頭部14と左右方向で対向した状態となる。その状態において、右の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げない程度の力で矢印で示す互いに離れる方向に横移動するのに伴い、右の測定機器22が取付体9の中心L1からの測定距離信号を制御装置1に出力し、右の調整子27の釘接触部31が右の釘12の頭部14に接触すると、上記可動ベース24の移動が停止し、制御装置1は右の測定機器22から制御装置1に入力されている測定距離信号に相当する中心L1からの測定距離を演算する。
【0022】
その後、右の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げ得る力で再び矢印で示す方向に移動し、右の測定機器22から制御装置1に入力されている測定距離が基準距離と一致すると、制御装置1が上記右の測定移動体21の矢印方向への移動を停止することによって、右の釘12が右の調整子27により仮想線で示すように遊技盤11に打ち込まれた根元部より外側に傾けられ、右の釘12と左の釘12とにおける釘間隔が基準釘間隔に調整された後、制御装置1が右の測定移動体21や右の個別昇降機構25および全体昇降機構6を右の調整子27が元の位置に復帰停止するように制御する。
【0023】
第1実施形態の構造によれば、遊技盤11に打ち込まれた釘12の釘間隔を測定しながら拡幅するので、生産効率を向上することができる。また、測定調整機構10が左右の調整子27を個別に移動するとともに左右の調整子の移動距離を個別に測定するので、遊技盤11に打ち込まれた釘12の釘間隔を測定しながら拡幅し、生産効率を向上することができる。また、測定調整機構10が左右の調整子27を個別に移動するとともに左右の調整子27の移動距離を個別に測定する左右の測定移動体21を備えるので、釘間隔を構成する一対の釘12それぞれを傾けて釘間隔を調整することができる。また、測定調整機構10が左右の測定移動体21と、左右の調整子27を左右の測定移動体21に対し個別に昇降する左右の個別昇降機構25とを備えれば、左右の調整子27のいずれか一方だけで釘間隔を調整することができる。また、調整子27が釘12の胴体13および頭部14の双方に接触可能な釘接触部31と、釘接触部31が釘12の胴体13と接触した場合に当該釘12の頭部14を逃げる逃部33とを備えたので、調整子27で釘12の胴体13または釘12の頭部14のいずれかを利用して釘間隔を調整することができる。また、釘接触部31が釘12の頭部14における外周縁の一部と全面的に接触する弧状に形成されているので、釘接触部31が傾ける釘12の胴体13または釘12の頭部14のいずれも適切に保持することができる。また、釘接触部31が遊技盤11に打ち込まれた釘12で構成された連釘の間に挿入し得る厚さに形成されているので、連釘での釘間隔も適切に調整することができる。
【0024】
次に、図8および図9を参照し、遊技盤11の物性や釘12の物性あるいは機械の応答性などが遊技盤11や釘12および機械動作時の個々で異なることに起因し、実際の調整作業では調整時における釘の傾き不足や傾き過ぎが発生することがあるので、それに対処する再調整について説明する。
【0025】
この再調整は前述の図5−図7における調整動作とは別にまたは図5−図7における調整動作の後段に引き続いて実行することができる。ここでは、図5−図7における調整動作の後段に引き続いて再調整動作を行う場合を例として説明する。例えば、図5において、左右の調整子27が釘12を曲げ得る力で横移動した後、制御装置1が左右の測定移動体21を矢印の逆方向へと互いに近づく方向に移動し、左右の調整子27が一対の釘12から互いに離れたところで、制御装置1が左右の測定移動体21の逆方向への横移動を停止する。
【0026】
その状態において、再び、制御装置1が左右の測定移動体21の可動ベース24を釘12の曲がらない程度の力で矢印で示す互いに離れる方向に横移動し、左右の調整子27の釘接触部31が左右の釘12の胴体13に接触し、上記可動ベース24の移動が停止するのに伴い、制御装置1は左右の測定機器22から入力されている測定距離信号で測定距離を演算する。この再演算によって、図5での調整後における左右の釘12による弾性や機械の応答遅れが原因で中心L1からの調整された測定距離が不正確になっていないかを検証する。この検証の結果、調整後における左右の釘12の測定距離が基準距離と一致する場合は、再調整作業を行う必要がないので、制御装置1は左右の測定移動体21を矢印と逆方向へと互いに近づく方向に移動し、左右の調整子27が互いに最も接近した元の位置に復帰したところで、制御装置1が左右の測定移動体21の逆方向への移動を停止する。
【0027】
上記検証の結果、調整後における左右の釘12の測定距離が基準距離と不一致の場合は、次のように再調整を行う。具体的には、検証した測定距離が基準距離よりも小さい場合は、調整後における左右の釘12が図5の仮想線示位置から実線示位置の方へ少し戻った場合であるので、検証位置から左右の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げ得る力で再び矢印で示す互いに離れる方向に横移動するのに伴い、制御装置1が左右の測定機器22から入力されてくる測定距離信号による中心L1からの測定距離を演算するとともに当該演算した測定距離を中心L1からの基準距離と左右個別に比較する。そして、演算した左右の測定距離と基準距離とが一致するごとに、制御装置1が上記左右の測定移動体21の矢印方向への移動を個別に停止する。
【0028】
上記検証の結果、検証した測定距離が基準距離よりも大きい場合は、調整後における左右の釘12が仮想線示位置よりもさらに外側に傾いた場合である。このように調整後の釘間隔が広すぎた場合には、例えば図8や図9に示すような2通りの修正方法がある。
【0029】
図8において、点線で示した釘12は図5や図6に実線で示した釘12と同じ調整前の形態であり、仮想線で示した左の釘12は図5や図6に仮想線で示した釘12と同じ調整後の形態であり、実線で示した左の釘12は遊技盤11の物性や釘12の物性あるいは機械の応答性などが原因で基準距離よりも外側に傾き過ぎた形態である。図8に示す再調整は右の調整子27で左の釘12を再調整し、左の調整子27で右の釘12を再調整する方法である。この再調整法においては、左の釘12が広がり過ぎていることから、当該左の釘12を右の調整子27で調整する場合を例として説明する。前述した検証後において、制御装置1が全体昇降機構6を上昇し、左右の調整子27が左右の釘12を上方に超えたら上記全体昇降機構6の上昇を停止した後、制御装置1が左右の測定移動体21の可動ベース24を互いに左側に移動し、制御装置1が演算した測定距離から右の調整子27の釘接触部31が左の釘12の頭部14を左側に超える位置を把握し、その超える位置で制御装置1が上記左右の測定移動体21の左側への移動を停止する。
【0030】
その後、制御装置1が全体昇降機構6を下降し、右の調整子27の釘接触部31の上端縁31bが左の釘12の位置P(1/2H)と対向する位置で、制御装置1が上記全体昇降機構6の下降を停止する。その後、右の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げない程度の力で矢印で示す方向に横移動するのに伴い、右の測定機器22が取付体9の中心L1からの測定距離信号を制御装置1に出力し、右の調整子27における釘接触部31が左の釘12の胴体13に接触すると、上記可動ベース24の移動が停止する。この場合、釘接触部31の上端縁31bが釘12の高さHの1/2の位置Pと対向している。その後、制御装置1は右の調整子27が左の釘12と接触したと判断して右の測定機器22から制御装置1に入力されている測定距離信号に相当する中心L1からの測定距離を演算し、当該演算した測定距離と右の中心L1からの基準距離との差を演算する。その後、右の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの上記差の演算に基づく出力で左の釘12を曲げ得る力で再び矢印で示す方向に横移動するのに伴い、制御装置1が右の測定機器22から制御装置1に入力されてくる測定距離信号に相当する中心L1からの測定距離を演算するとともに当該演算した測定距離を中心L1からの基準距離と比較する。そして、演算した測定距離と基準距離とが一致すると、制御装置1が上記右の測定移動体21の矢印方向への移動を停止する。これによって、右の釘12が実線示位置から仮想線示位置へと内側に傾けられる。つまり、広がり過ぎた右の釘12が基準位置となるように姿勢変更される。このように広がり過ぎた右の釘12が正確に再調整されたら、前記右の可動ベース24の矢印方向への移動が停止する。それから、制御装置1が右の測定移動体21を矢印とは逆方向に移動し、左右の調整子27が最も接近した元の位置に復帰したら、制御装置1が前記右の測定移動体21の逆方向への移動を停止した後、制御装置1が全体昇降機構6を上昇して次の調整作業位置への測定調整動作を準備する。
【0031】
図9において、点線で示した釘12は図5や図6に実線で示した釘12と同じ調整前の形態であり、仮想線で示した左の釘12は図5や図6に仮想線で示した釘12と同じ調整後の形態であり、実線で示した左の釘12は遊技盤11の物性や釘12の物性あるいは機械の応答性などが原因で基準距離よりも外側に傾き過ぎた形態である。図9に示す再調整は右の調整子27で右の釘12を再調整し、左の調整子27で左の釘12を再調整する方法である。この再調整法においては、左の釘12が広がり過ぎていることから、当該左の釘12を左の調整子27で調整する場合を例として説明する。前述した検証後において、制御装置1が全体昇降機構6を上昇し、左右の調整子27が左右の釘12を上方に超えたら上記全体昇降機構6の上昇を停止した後、制御装置1が左右の測定移動体21の可動ベース24を互いに離れる方向に移動し、制御装置1が演算した測定距離から左右の調整子27の釘接触部31が左右の釘12の頭部14を左側または右側に超える位置を把握し、その超える位置で制御装置1が上記左右の測定移動体21の移動を停止する。
【0032】
その後、制御装置1が全体昇降機構6を下降し、左の調整子27の釘接触部31が左の釘12の胴体13と対向する位置で、制御装置1が上記全体昇降機構6の下降を停止する。その後、左の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの出力で釘12を曲げない程度の力で矢印で示す方向に横移動するのに伴い、左の測定機器22が取付体9の中心L1からの測定距離信号を制御装置1に出力し、左の調整子27における釘接触部31よりも上部背面が左の釘12の頭部14に接触すると、上記可動ベース24の移動が停止する。その後、制御装置1は左の調整子27が左の釘12と接触したと判断して左の測定機器22から制御装置1に入力されている測定距離信号に相当する測定距離(中心L1からの距離)を釘12の高さHの1/2の位置Pと釘12の頭部14との関係から補正演算し、当該補正演算した測定距離と右の中心L1からの基準距離との差を演算する。その後、左の測定移動体21の可動ベース24が制御装置1からの上記差の演算に基づく出力で左の釘12を曲げ得る力で再び矢印で示す方向に横移動するのに伴い、制御装置1が左の測定機器22から制御装置1に入力されてくる測定距離信号に相当する中心L1からの測定距離を補正演算するとともに当該補正演算した測定距離を中心L1からの基準距離と比較する。そして、補正演算した測定距離と基準距離とが一致すると、制御装置1が上記左の測定移動体21の矢印方向への移動を停止する。これによって、右の釘12が実線示位置から仮想線示位置へと内側に傾けられる。つまり、広がり過ぎた右の釘12が基準位置となるよう姿勢変更される。このように広がり過ぎた右の釘12が正確に再調整されたら、前記右の可動ベース24の矢印方向への移動が停止する。それから、制御装置1が右の測定移動体21を矢印とは逆方向に移動し、左右の調整子27が最も接近した元の位置に復帰したら、制御装置1が前記右の測定移動体21の逆方向への移動を停止した後、制御装置1が全体昇降機構6を上昇して次の調整作業位置への測定調整動作を準備する。
【0033】
前記再調整の考え方は調整子27の形状を変更することで遊技盤11の調整対象である所定位置に一対の釘12が1個の球の直径よりも広い間隔に打ち込まれている釘12を調整する場合にも適用できる。
【0034】
測定機器22は可動テーブルの直線的な移動距離をロードレルの歪として、その測定距離を電気信号として出力する構造であっても同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の測定調整機構を示す模式図。
【図2】 同実施形態の調整子を上下反転して示す斜視図。
【図3】 同実施形態であって、a図は調整子と釘の胴体との関係を示す平面図、b図は調整子と釘の頭部との関係を示す平面図。
【図4】 同実施形態の釘調整装置を示す斜視図。
【図5】 同実施形態の調整作業を示し、a図は平面図、b図はA矢視図。
【図6】 同実施形態の別の調整作業を示し、a図は平面図、b図はB矢視図。
【図7】 同実施形態のさらに別の調整作業を示す模式図。
【図8】 同実施形態の再調整作業を示す模式図。
【図9】 同実施形態の別の再調整作業を示す模式図。
【符号の説明】
10 測定調整機構
11 遊技盤
12 釘
13 胴体
14 頭部
21 測定移動体
22 測定機器
27 調整子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for adjusting the posture of a nail driven into a game board such as a pachinko machine.
[0002]
[Prior art]
A conventional nail adjustment device for a game board measures a nail interval of a nail that is driven at a distance narrower than a diameter of a single ball used in the game, that is, a position of the nail, An adjustment value is calculated based on a difference from a predetermined reference nail interval, that is, a reference position, and the position of the nail is changed by the calculated adjustment value so that the nail is tilted sideways from the root portion driven into the game board. The interval between the nails driven into the board is widened (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-116862 A (page 4, paragraph numbers 0019, 0026, FIGS. 4 and 5)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional example has a configuration in which the measurement and adjustment of the position of the nail are performed by separate means, there has been a problem that the production efficiency is poor due to repeated operations of measurement and adjustment.
[0005]
Therefore, the present invention can improve the production efficiency by changing the position of the nail so that the nail is tilted sideways from the root part driven into the game board while measuring the position of the nail driven into the game board. It is an object of the present invention to provide a game board nail adjustment device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A nail adjustment device for a game board according to the present invention,Provided at the top of the device body so that it can move vertically and horizontally in the plane.Table,Move table andDon't get in the way of the game board on the tableAt the top of the device bodyInstalled base and baseTop ofProvided inA base, a general lifting mechanism attached to the top surface of the base inclined at a predetermined angle with respect to the top surface of the table, a general lifting body provided in the general lifting mechanism so as to penetrate the base in the vertical direction, On the left and right sides of the rotary index provided at the lower end projecting downward from the base, the mounting body provided on the lower surface of the rotary table in the rotary index, and the center of the mounting body that is coaxial with the rotation center of the rotary index The left and right fixed bases provided separately at the bottom of the mounting body, the left and right movable bases individually movable on the left and right fixed bases, and the left and right movable bases individually incorporated into the left and right fixed bases Left and right measuring devices that individually measure the moving distance, left and right individual lifting mechanisms individually provided on the left and right movable bases, and left and right individual lifting mechanisms And individual lifting body right and left provided separately, provided separately in the left and right of the individual lifting bodyLeft and right adjusterAndThe most important feature is the provision. According to the game board nail adjusting device according to the present invention,When the game board is mounted on the table so that the nails driven into the game board are directed upward, the table is moved and the adjustment target position of the game board is stopped under the left and right adjusters. When the adjuster moves between the entire lifting mechanism, the left and right movable bases, the measuring device, and the left and right individual lifting mechanismsWhile measuring the position of the nail, the nail can be tilted sideways from the root of the game board. The rotary index is used to adjust the left and right adjusters diagonally to the front of the game board. Become parallel to the nail.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 9 show an embodiment, FIG. 1 schematically shows a
[0008]
The nail adjusting device will be described with reference to FIG. Work data is stored in the storage device of the computer stored in the
[0009]
A gantry 4 is fixed to the upper part of the apparatus
[0010]
The
[0011]
The
[0012]
The adjustment operation of this embodiment will be described. In a state in which the
[0013]
Then, either a gaming board sensor (not shown) that detects that the
[0014]
Thereafter, when the movement of the table 3 is stopped, the
[0015]
With reference to FIGS. 5 and 6, the adjustment operation by the
[0016]
In FIG. 5, as shown in FIG. 5A, when the
[0017]
In this state, as the
[0018]
After that, as the
[0019]
As shown in FIG. 6A, in the state where the
[0020]
5 and 6, the nail interval is adjusted by tilting the left and
[0021]
FIG. 7 shows a case where the nail interval between the
[0022]
Thereafter, the right
[0023]
According to the structure of 1st Embodiment, since it expands, measuring the nail space | interval of the
[0024]
Next, referring to FIG. 8 and FIG. 9, the physical properties of the
[0025]
This readjustment can be executed separately from the adjustment operation in FIG. 5 to FIG. 7 or subsequent to the subsequent stage of the adjustment operation in FIG. 5 to FIG. Here, a case where the readjustment operation is performed subsequent to the subsequent stage of the adjustment operation in FIGS. 5 to 7 will be described as an example. For example, in FIG. 5, after the left and
[0026]
In this state, the
[0027]
As a result of the verification, if the measured distance between the left and
[0028]
As a result of the verification, when the verified measurement distance is larger than the reference distance, the adjusted right and left
[0029]
In FIG. 8, the
[0030]
Thereafter, the
[0031]
In FIG. 9, the
[0032]
Thereafter, the
[0033]
The idea of readjustment is to change the shape of the
[0034]
The measuring
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a measurement adjustment mechanism according to an embodiment.
FIG. 2 is a perspective view showing the regulator of the same embodiment upside down.
3A is a plan view showing a relationship between the adjuster and a nail body, and FIG. 3B is a plan view showing a relationship between the adjuster and the head of the nail.
FIG. 4 is a perspective view showing the nail adjustment device of the embodiment.
FIGS. 5A and 5B show the adjustment work of the embodiment, wherein FIG. 5A is a plan view and FIG.
FIGS. 6A and 6B show another adjustment work of the embodiment, wherein FIG. 6A is a plan view and FIG.
FIG. 7 is a schematic diagram showing still another adjustment work of the embodiment.
FIG. 8 is a schematic diagram showing readjustment work of the embodiment.
FIG. 9 is a schematic diagram showing another readjustment work of the embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Measurement adjustment mechanism
11 Game board
12 Nails
13 torso
14 heads
21 Measurement mobile
22 Measuring equipment
27 Adjuster
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