JP4292001B2 - 保険加入支援サーバ、保険加入支援システム、および保険加入支援方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、保険加入支援サーバ、保険加入支援システム、および保険加入支援方法に関する。特に本発明は、顧客のリスクに応じた保険を提示する保険加入支援サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、保険会社は、インターネットショッピングサイトにおいて、保険商品を提供している(例えば、非特許文献1に記載)。インターネットショッピングサイトが保険商品を提供する場合は、顧客は、自らでリスクを判断しつつ、保険商品を選択する。
【0003】
【非特許文献1】
"AIUのオンライン契約サービス"、[online]、AIU保険会社、[2002年8月7日検索]、インターネット<URL:http://www.aiu.co.jp>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、顧客は、保険会社と比較してリスクを判断するための十分な知識を持たない。よって、顧客は、自らに想定されるリスクを適格に把握できず、そのリスクをカバーする保険を選択することができなかった。また、保険会社は、インターネットショッピングサイトにおいて、適切な保険を顧客に提示することが困難であった。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる保険加入支援サーバを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、保険加入支援サーバは、顧客と対応づけて、顧客の属性を格納する顧客属性格納部と、ネットワークを介して販売される商品の商品情報と対応づけて、商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを格納する行動リスク格納部と、顧客がネットワークを介して商品を選択した場合に、行動リスク格納部および顧客属性格納部を参照することにより、商品を選択した顧客の属性および選択された商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクに基づいて、顧客に関するリスクを出力するリスク出力部とを備える。
【0007】
保険加入支援サーバは、属性と対応づけて、属性について想定されるリスクである属性リスクを格納する属性リスク格納部をさらに備え、リスク出力部は、商品を選択した顧客について、属性リスク格納部の属性リスクと、行動リスク格納部の行動リスクとが一致しているか否かを判断し、一致していない場合には、一致しない行動リスクを顧客に関するリスクとして出力してもよい。
【0008】
保険加入支援サーバは、リスク出力部により一致していないと判断された属性リスクと関連付けられた属性を、顧客属性格納部において、行動リスクに相当する属性リスクに対応づけられた属性に書き換える属性書換部をさらに備えてもよい。
【0009】
保険加入支援サーバにおいて、属性書換部は、顧客属性格納部の属性を書き換えるかどうかを顧客に確認させてもよい。
【0010】
保険加入支援サーバは、商品情報に対応づけて、商品を選択した顧客に対する質問項目を格納する質問項目格納部と、顧客が商品を選択した場合に、質問項目格納部を参照して、顧客に対して商品に対応づけられた質問項目の回答を要求する質問回答要求部とをさらに備え、リスク出力部は、行動リスク格納部および顧客属性格納部を参照することにより、商品を選択した顧客の属性および選択された商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスク、ならびに回答に基づいて、顧客に関するリスクを出力してもよい。
【0011】
保険加入支援サーバは、選択された商品の商品情報を顧客と対応づけて格納する選択商品格納部をさらに備え、リスク出力部は、顧客が新たに商品を選択した場合に、顧客属性格納部、選択商品格納部および行動リスク格納部を参照することにより、新たな商品を選択した顧客の属性、新たな商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスク、および選択商品格納部に格納された商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクに基づいて、顧客に関するリスクを出力してもよい。
【0012】
保険加入支援サーバは、保険をリスクに対応づけて格納するリスク保険格納部と、リスク出力部により出力されたリスク基づいて、リスク保険格納部を参照することにより、保険を出力する保険出力部とをさらに備えてもよい。
【0013】
保険加入支援サーバは、加入した保険を顧客と対応づけて格納する加入保険格納部をさらに備え、保険出力部は、出力した保険に顧客がすでに加入していたか否かを、加入保険格納部を参照することにより判断し、すでに加入していたと判断した場合には、保険の保険内容をさらに出力してもよい。
【0014】
保険加入支援サーバにおいて、保険出力部は、出力した保険に顧客がまだ加入していないと判断した場合には、保険に加入するための申込書をさらに出力してもよい。
【0015】
本発明の第2の形態によれば、保険加入支援サーバおよび保険加入サーバとネットワークを介して接続される保険支援端末を備える保険加入支援システムであって、保険加入支援サーバは、顧客と対応づけて、顧客の属性を格納する顧客属性格納部と、ネットワークを介して販売される商品の商品情報と対応づけて、商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを格納する行動リスク格納部と、顧客が商品を選択した旨を保険加入端末から入力した場合に、行動リスク格納部および顧客属性格納部を参照することにより、商品を選択した顧客の属性および選択された商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクに基づいて、顧客に関するリスクを保険支援端末へ出力するリスク出力部とを有する保険加入端末は、顧客がネットワークを介して販売される商品を選択した場合に、その旨を保険加入支援サーバに出力し、保険加入サーバから入力したリスクを表示する。
【0016】
本発明の第3の形態によれば、保険加入支援方法であって、顧客と対応づけて、顧客の属性を格納し、ネットワークを介して販売される商品の商品情報と対応づけて、商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを格納し、顧客がネットワークを介して商品を選択した場合に、行動リスク格納部および顧客属性格納部を参照することにより、商品を選択した顧客の属性および選択された商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクに基づいて、顧客に関するリスクを出力する。
【0017】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る保険加入支援システム100の構成を示す。保険加入支援システム100は、顧客端末40と、顧客端末40に接続されるネットワーク50と、ネットワーク50に接続されるインターネットショッピングサーバ60と、ネットワーク50に接続される保険加入支援サーバ10とを備える。保険加入支援サーバ10は、例えば保険会社が管理、および運用する。インターネットショッピングサーバ60は、例えばインターネットショッピングサイト運営者または保険会社が管理、および運用する。
【0020】
保険会社は、インターネットショッピングサイトにおいて保険商品を提供している。ところが、顧客は、保険会社と比較してリスクを判断するための十分な知識を持たないので、自らに想定されるリスクを適格に把握できず、そのリスクをカバーする保険を選択することができなかった。また、保険会社は、インターネットショッピングサイトにおいては、適切な保険を顧客に提示することが困難であった。
【0021】
そこで本実施形態に係る保険加入支援サーバ10は、顧客に想定されるリスクを適格に顧客へ提示し、さらに、そのリスクをカバーする保険を顧客へ提案することを目的とする。
【0022】
図2は、保険加入支援サーバ10の機能構成を示す。保険加入支援サーバ10は、顧客属性格納部12と、行動リスク格納部14と、属性リスク格納部16と、属性書換部18と、質問項目格納部20と、質問回答要求部22と、選択商品格納部24と、リスク出力部26と、リスク保険格納部28と、保険出力部30と、加入保険格納部32とを有する。
【0023】
顧客属性格納部12は、顧客と対応づけて顧客の属性を格納する。属性は、属性項目および属性値を含む。属性項目は、例えば年齢、性別、配偶者、子供の人数、住所、または住居形態などの属性における詳しい項目である。また、属性値は、各属性項目に関して顧客がとり得る可能性のある値である。顧客属性格納部12は、各属性項目に関して、対応づけられた顧客に当てはまる属性値を格納する。
【0024】
行動リスク格納部14は、ネットワーク50を介して販売される商品の商品情報と対応づけて、商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを格納する。顧客が商品を選択する場合、選択した商品の商品情報と対応づけて単数または複数の行動パターンが、その顧客に想定される。その行動パターンを顧客が実際に行動することにより、行動パターンにともなう行動リスクが生じる。そこで、行動リスク格納部14は、その行動リスクを商品情報と対応づけて格納する。
【0025】
属性リスク格納部16は、属性と対応づけて、属性について想定されるリスクである属性リスクを格納する。顧客が特定の属性を持つ場合、顧客の持つ属性と対応づけて単数または複数の属性リスクが、その顧客に想定される。属性リスク格納部16は、各属性項目に関して顧客がとり得る可能性がある属性値について、この属性値を有する顧客に想定されるリスクである属性リスクを格納する。
【0026】
リスク出力部26は、顧客がネットワーク50を介してインターネットショッピングサーバ60により提供される商品を選択した場合に、行動リスク格納部14および顧客属性格納部12を参照することにより、商品を選択した顧客の属性および選択された商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクに基づいて、顧客に関するリスクを出力する。リスク出力部26は、商品を選択した顧客について、属性リスク格納部16の属性リスクと、行動リスク格納部14の行動リスクとが一致しているか否かを判断し、一致していない場合には、一致しない行動リスクを顧客に関するリスクとして出力してもよい。この場合、リスク出力部26は、想定される行動パターンの行動リスクについて順次、顧客に対応づけられた属性の属性リスクに同じリスクがあるか否かを判断する。そして、リスク出力部26は、属性リスクに同じリスクがない行動リスクを、選択した商品についての顧客に関するリスクとして出力する。
【0027】
顧客がネットワーク50を介して提供される商品を選択する1例は、代金を支払って商品を購入することである。リスク出力部26は、顧客が商品を代金を支払って購入した場合に、顧客に関するリスクを出力する。また、顧客がネットワーク50を介して提供される商品を選択する他の例は、顧客端末40の画面上で興味の対象として選択することである。リスク出力部26は、顧客が商品を顧客端末40の画面上で興味の対象として選択した場合に、顧客に関するリスクを出力してもよい。
【0028】
属性書換部18は、リスク出力部26により一致していないと判断された属性リスクと関連づけられた属性を、顧客属性格納部12において、行動リスクに相当する属性リスクに対応づけられた属性に書き換える。また、属性書換部18は、顧客属性格納部12の属性を書き換えるかどうかを顧客に確認させる。
【0029】
質問項目格納部20は、商品情報に対応づけて、商品を選択した顧客に対する質問項目を格納する。本実施形態においては、質問項目は、その質問項目に対する顧客の回答によって、選択した商品に関して顧客が実際に行動する可能性が高い行動パターンを抽出するための質問である。例えば、商品情報が「たんす」である場合、質問項目は、「マイホームを購入するご予定ですか?」および「結婚するご予定ですか?」である。
【0030】
質問回答要求部22は、顧客が商品を選択した場合に、選択された商品の商品情報をリスク出力部26から取得する。続いて、質問回答要求部22は、質問項目格納部20を参照して、その商品情報に対応づけられた質問項目を質問項目格納部20から読み出す。さらに、質問回答要求部22は、読み出した質問項目をネットワーク50を介して顧客端末40に送信して、商品情報に対応づけられた質問項目の回答を顧客に対して要求する。
【0031】
選択商品格納部24は、選択された商品の商品情報を顧客と対応づけて格納する。選択商品格納部24は、顧客が商品を選択するごとにリスク出力部26から商品情報を取得して、顧客と対応づけて格納することにより、顧客に関する過去の選択履歴を管理する。
【0032】
保険格納部28は、顧客に生じるリスクをカバーする保険を、リスクに対応づけて格納する。例えば、顧客に生じるリスクが損害額約百万円の火災である場合には、損害額約百万円の火災に対応づけて限度額百万円の火災保険を格納する。
【0033】
加入保険格納部32は、顧客が加入した保険を顧客と対応づけて格納する。
【0034】
保険出力部30は、リスク出力部26により出力されたリスクに基づいて、保険格納部28を参照することにより、顧客個人に関する保険を出力する。さらに、保険出力部30は、出力した保険に顧客がすでに加入していたか否かを、加入保険格納部32を参照することにより判断し、すでに加入していたと判断した場合には、顧客が加入している保険の保険内容を出力する。加えて、保険出力部30は、出力した保険に顧客がまだ加入していないと判断した場合には、保険に加入するための申込書を出力する。
【0035】
以上の構成により、保険加入支援サーバ10は、顧客の属性および顧客が選択した商品の商品情報に基づいて、顧客個人に関して想定される適格なリスクを顧客へ提示することができる。さらに、保険加入支援サーバ10は、顧客に想定されたリスクをカバーする適切な保険を、顧客へ提案することができる。
【0036】
図3は、顧客属性格納部12のデータフォーマットの一例を示す。顧客属性格納部12は、顧客と対応づけて顧客の属性を格納する。属性は、属性項目および属性値を含む。顧客属性格納部12は、図3に示す例では、顧客スミトモタロウの属性として属性項目「年齢」に関して属性値「45」と、「性別」に関して「男」と、「配偶者」に関して「有」と、「子供の人数」に関して「2」と、「住居形態」に関して「借家」と、「住所」に関して「神奈川」とを格納する。
【0037】
図4は、属性リスク格納部16のデータフォーマットの一例を示す。属性リスク格納部16は、属性と対応づけて、属性について想定されるリスクである属性リスクを格納する。属性は、属性項目および属性値を含む。図4に示す例では、属性項目の「配偶者」における属性値は「有」または「無」である。配偶者をもつ顧客には、家族の傷害のリスクが想定されるので、属性リスク格納部16は、属性項目「配偶者」において属性値が「有」と対応づけて、属性リスクとして「家族傷害」を格納する。また、配偶者をもたない顧客には、顧客本人の傷害のリスクが想定されるので、属性リスク格納部16は、属性項目「配偶者」において属性値が「無」と対応づけて、属性リスクとして「個人傷害」を格納する。
【0038】
以上のように、属性リスク格納部16が属性と対応づけて属性について想定されるリスクである属性リスクを格納するので、リスク出力部26は、顧客属性格納部12から読み出した顧客の属性について適格な属性リスクを、即時に属性リスク格納部16から読み出すことができる。これにより、リスク出力部26は、顧客の属性に基づいて、ある属性を対応づけられる顧客にどうのようなリスクが生じるかを、迅速に判断することができる。
【0039】
図5は、行動リスク格納部14のデータフォーマットの一例を示す。行動リスク格納部14は、ネットワーク50を介して販売される商品の商品情報と対応づけて、商品の顧客に想定される行動パターン、および行動パターンにともない生じる行動リスクを格納する。例えば、行動リスク格納部14は、商品情報「たんす」と対応づけて「マイホーム購入」および「結婚」を、顧客に想定される行動パターンとして格納する。顧客が実際に「マイホーム購入」する場合、マイホームの火災による高い損害額のリスクが生じるので、行動リスク格納部14は、行動パターン「マイホーム購入」と対応づけて、「損害額約一億円の火災」を行動リスクとして格納する。一方、顧客が実際に「結婚」する場合、家族ができることにより自分のみならずその家族にも傷害を受けるリスクが生じるので、行動リスク格納部14は、行動パターン「結婚」と対応づけて、「家族傷害」を行動リスクとして格納する。
【0040】
したがって、行動リスク格納部14は、顧客が選択した商品の商品情報と対応づけて、商品の顧客に想定される行動パターンの行動リスクを格納するので、リスク出力部26は、顧客が選択した商品の商品情報について適格な行動リスクを、行動リスク格納部14から読み出すことができる。これにより、リスク出力部26は、顧客が選択した商品の商品情報に基づいて、顧客がどのような行動をとるか、および行動にともない顧客にどうのようなリスクが生じるかを、迅速に判断することができる。
【0041】
図6は、保険加入支援サーバ10の動作の一例を示すフローチャートである。顧客属性格納部12は、顧客と対応づけて顧客の属性を格納する(S100)。顧客が、ネットワーク50を介してインターネットショッピングサーバ60により提供される商品を選択すると(S102)、リスク出力部26は、商品を選択した顧客に対応づけられた属性を、顧客属性格納部12から読み出す。続いて、リスク出力部26は、読み出した属性に対応づけられた属性リスクを、属性リスク格納部16から読み出す。さらに、リスク出力部26は、顧客が選択した商品の商品情報に対応づけられた行動パターン、および行動パターンに対応づけられた行動リスクを、行動リスク格納部14から読み出す。リスク出力部26は、読み出した行動リスクについて順次、読み出した属性リスクに同じリスクがあるか否かを判断する(S104)。読み出したすべての行動リスクについて属性リスクに同じリスクがある場合、その商品に関連して顧客に想定される新たなリスクは生じないとして、保険加入支援サーバ10の動作は終了する。属性リスクに同じリスクがない場合、その商品に関連して顧客に想定される新たなリスクが生じるとして、リスク出力部26は、属性リスクに同じリスクがない行動リスクを、顧客に関するリスクとして出力する(S106)。
【0042】
例えば、顧客属性格納部12は、顧客スミトモタロウと対応づけて、住居形態「借家」および配偶者「有」を属性値として格納する。顧客がネットワーク50を介してたんすを選択した場合に、リスク出力部26は、顧客属性格納部12から顧客に対応づけられた属性値として住居形態「借家」および配偶者「有」を読み出す。続いて、リスク出力部26は、読み出した属性値に対応づけられた属性リスク「損害額約百万円の火災」および「家族傷害」を、属性リスク格納部16から読み出す。さらに、リスク出力部26は、商品情報「たんす」に対応づけられる行動パターン「マイホーム購入」および「結婚」、ならびに行動パターンに対応づけられる行動リスク「損害額約一億円の火災」および「家族傷害」を、行動リスク格納部14から読み出す。リスク出力部26は、読み出した行動リスク「損害額約一億円の火災」について、読み出した属性リスクに同じリスクがないと判断する。続いて、リスク出力部26は、読み出した行動リスク「家族傷害」については、属性リスクに同じリスクがあると判断する。そして、リスク出力部26は、行動リスク「損害額約一億円の火災」を新たに生じるリスクであると判断して、顧客に関するリスクとして出力する。
【0043】
属性書換部18は、リスク出力部26において属性リスクに同じリスクがないと判断された行動リスクに対して、属性リスク格納部16において同じ内容をもつ属性リスクを特定する。続いて、属性書換部18は、その特定された属性リスクに対応づけられる属性項目について、顧客属性格納部12において顧客に対応づけられた属性の属性項目に同じ項目があるか否かを判断する(S108)。同じ属性項目がない場合、顧客の属性に変化がないとして、保険加入支援サーバ10の動作はステップ114に進む。同じ属性項目がある場合、属性書換部18は、顧客に顧客属性格納部12おいて顧客に対応づけられた属性を書き換えるかどうかを顧客に確認させる(S110)。属性を書き換えない場合、保険加入支援サーバ10の動作はステップ114に進む。属性を書き換える場合、属性書換部18は、同じ項目があると判断された属性項目に関する属性値を、行動リスクと同じ内容の属性リスクに対応づけられる属性値に書き換える(S112)。
【0044】
例えば、属性書換部18は、リスク出力部26において属性リスクに同じリスクがないと判断された行動リスク「損害額約一億円の火災」に対して、属性リスク格納部16において同じ内容をもつ属性リスク「損害額約一億円の火災」を特定する。続いて、属性書換部18は、特定された属性リスクに対応づけられる属性項目「住居形態」について、顧客属性格納部12において顧客に対応づけられた属性に同じ属性項目「住居形態」があると判断する。よって、顧客が属性を書き換えることを希望する場合、属性書換部18は、顧客属性格納部12おいて顧客に対応づけられた属性である住居形態「借家」を、行動リスク「損害額約一億円の火災」と同じ内容の属性リスク「損害額約一億円の火災」に対応づけられる属性値である住居形態「持ち家」に書き換える。
【0045】
保険出力部30は、ネットワーク50を介して顧客端末40から顧客が加入した保険の情報を取得する。加入保険格納部32は、保険出力部30が取得した顧客が加入した保険を、顧客と対応づけて格納する。保険出力部30は、リスク出力部26が出力したリスクに対応づけられた保険を、リスク保険格納部28から読み出し、読み出した保険を出力する(S114)。続いて、保険出力部30は、リスクを出力された顧客に対応づけられる保険を加入保険格納部32から読み出し、出力した保険に顧客がすでに加入していたか否かを判断する(S116)。そして、出力した保険にすでに顧客が加入していたと保険出力部30が判断した場合は、保険出力部30は、出力した保険とともに、加入保険格納部32から読み出した顧客がすでに加入している保険の保険内容を合わせて出力する(S118)。出力した保険にまだ顧客が加入していないと保険出力部30が判断した場合は、保険出力部30は、出力した保険とともに、出力した保険に加入するための申込書を合わせて出力する(S120)。以上で本フローチャートは終了する。
【0046】
例えば、加入保険格納部32は、顧客が加入した保険として「限度額百万円の火災保険」を、顧客と対応づけて格納する。保険出力部30は、リスク出力部26が出力したリスク「損害額約一億円の火災」に対応づけられる「限度額一億円の火災保険」を、リスク保険格納部28から読み出し、読み出した保険を出力する。続いて、保険出力部30は、顧客が加入した保険として「限度額百万円の火災保険」を加入保険格納部32から読み出す。出力した「限度額一億円の火災保険」と読み出した「限度額百万円の火災保険」とは一致していないので、保険出力部30は、出力した保険にまだ顧客が加入していないと判断して、限度額一億円の火災保険に加入するための申込書を合わせて出力する。
【0047】
以上の動作により、保険加入支援サーバ10は、商品を選択した顧客に対して、顧客の属性および顧客が選択した商品の商品情報から判断される属性リスクおよび行動リスクに基づいて、顧客個人に関するリスクを判断して提示することができる。また、属性リスクと行動リスクとが一致しない場合、保険加入支援サーバ10は、顧客の属性に変更の可能性があると判断し、顧客に対応づけられた属性を書き換えることができる。さらに、提示したリスクをカバーする保険を顧客に提案することができる。
【0048】
リスク出力部26は、行動リスク格納部14および顧客属性格納部12を参照することにより、商品を選択した顧客の属性および選択された商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスク、ならびに質問回答要求部22から読み出した質問項目に対する顧客の回答に基づいて、顧客に関するリスクを出力してもよい。
【0049】
例えば、質問回答要求部22は、顧客スミトモタロウが選択した商品の商品情報「たんす」について質問項目格納部20から読み出した質問項目である「マイホームを購入するご予定ですか?」および「結婚するご予定ですか?」に対する顧客の回答として、「はい。マイホームを購入する予定です。」および「いいえ。結婚は既にしています。」を取得する。この場合、リスク出力部26は、読み出した顧客の属性、行動パターン、および行動リスク、ならびに顧客の質問項目に対する回答から、顧客が実際に「マイホーム購入」すると判断する。よって、リスク出力部26は、読み出した行動リスク「損害額約一億円の火災」および「家族傷害」から、行動パターン「マイホーム購入」にともない生じるリスク「損害額約一億円の火災」を、顧客に関するリスクとして出力する。
【0050】
したがって、保険加入支援サーバ10は、顧客が選択した商品の商品情報に対応づけられた質問項目に対する顧客の回答に基づいて顧客個人に関してリスクを判断するので、保険加入支援サーバ10は、顧客にとってさらに適格なリスクを、顧客へ提示することができる。
【0051】
リスク出力部26は、顧客が新たに商品を選択した場合に、顧客属性格納部12、選択商品格納部24および属性リスク格納部16を参照することにより、新たな商品を選択した顧客の属性、新たな商品の商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクおよび選択商品格納部24に格納された商品情報に対応づけられた行動パターンの行動リスクに基づいて、顧客に関するリスクを出力してもよい。
【0052】
例えば、顧客スミトモタロウが以前、水中メガネを選択していた場合、選択商品格納部24は、選択された商品の商品情報「水中メガネ」を、顧客と対応づけて格納する。顧客が、新たにネットワーク50を介してウェットスーツを選択すると、リスク出力部26は、顧客が新たに選択した商品の商品情報「ウェットスーツ」に対応づけられた行動パターン「サーフィン」、「ダイビング」、および「ヨット」、ならびに行動パターンに対応づけられた行動リスク「個人傷害」、「サーフィン事故」、「ダイビング事故」、および「ヨット事故」を、行動リスク格納部14から読み出す。リスク出力部26は、選択商品格納部24に格納された商品情報「水中メガネ」に対応づけられた行動パターン「ダイビング」および「シュノーケリング」、ならびに行動パターンに対応づけられた行動リスク「個人傷害」、「ダイビング事故」、および「シュノーケリング事故」を、行動リスク格納部14からさらに読み出す。したがって、リスク出力部26は、「ダイビング」が、さらに読み出した行動パターンと顧客が新たに購入した商品の商品情報に対応づけられた行動パターンとにおいて、同じ行動パターンであると判断して、「ダイビング」にともない生じるリスク「個人傷害」および「ダイビング事故」を、顧客に関するリスクとして出力する。
【0053】
また、リスク出力部26は、顧客属性格納部12において顧客に対応づけられる属性である住所「山梨」を参照して、顧客の住居からダイビングする海へ移動する距離が長いと判断し、顧客が車で海まで移動すると想定して、さらに「自動車事故」を顧客に関するリスクとして出力する。
【0054】
したがって、顧客が過去に選択した商品の商品情報に対応づけられた行動パターンおよび行動リスクに基づいて顧客個人に関してリスクを判断するので、保険加入支援サーバ10は、さらに適格なリスクを、顧客へ提示することができる。
【0055】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る保険加入支援システム100の構成を示す概略図である。
【図2】保険加入支援サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
【図3】顧客属性格納部12のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図4】属性リスク格納部16のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図5】行動リスク格納部14のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図6】保険加入支援サーバ10の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100...保険加入支援システム、10...保険加入支援サーバ、12...顧客属性格納部、14...行動リスク格納部、16...属性リスク格納部、18...属性書換部、20...質問項目格納部、22...質問回答要求部、24...選択商品格納部、26...リスク出力部、28...リスク保険格納部、30...保険出力部、32...加入保険格納部、40...顧客端末、50...ネットワーク、60...インターネットショッピングサーバ、100...保険加入支援システム
Claims (8)
- 保険加入支援サーバであって、
顧客の顧客名と対応づけて、前記顧客の属性を格納する顧客属性格納部と、
ネットワークを介して販売される商品の商品情報と対応づけて、前記商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを格納する行動リスク格納部と、
属性と対応づけて、前記属性について想定されるリスクである属性リスクを格納する属性リスク格納部と、
保険をリスクに対応づけて格納するリスク保険格納部と、
顧客がネットワークを介して前記商品を選択した場合に、前記商品を選択した前記顧客の顧客名に対応する属性を前記顧客属性格納部から読み出し、該読み出した属性に対応する属性リスクを前記属性リスク格納部から読み出し、さらに、前記顧客が選択した商品の商品情報に対応する行動リスクを前記行動リスク格納部から読み出して、前記読み出した行動リスクについて順次、前記読み出した属性リスクと同じリスクがあるか否かを判断し、同じリスクがない場合には、前記読み出した行動リスクを前記顧客に関するリスクとして出力するリスク出力部と、
前記リスク出力部により同じリスクがないと判断された前記行動リスクと同じ内容を持つ属性リスクに基づいて、前記属性リスク格納部から該属性リスクに対応する属性を読み出し、前記顧客属性格納部における前記顧客の属性のうち、該読み出した属性の属性項目と同じ属性項目を持つ属性を、該読み出した属性に書き換える属性書換部と、
前記リスク出力部により出力された前記リスクに基づいて、前記リスク保険格納部から前記リスクに対応する保険を出力する保険出力部と
を備える保険加入支援サーバ。 - 前記属性書換部は、前記顧客属性格納部の前記属性を書き換えるかどうかを顧客に確認させる請求項1に記載の保険加入支援サーバ。
- 商品の商品情報に対応づけて、前記商品を選択した顧客の行動パターンを抽出するための質問項目を格納する質問項目格納部と、
前記顧客がネットワークを介して前記商品を選択した場合に、前記質問項目格納部を参照してから、前記顧客が選択した前記商品の商品情報に対応する前記質問項目を読み出して、前記顧客に対して行動パターンの回答を要求する質問回答要求部と
をさらに備え、
前記リスク出力部は、顧客がネットワークを介して前記商品を選択した場合に、前記顧客が選択した商品の商品情報に対応する行動リスクを前記行動リスク格納部から読み出し、該読み出した行動リスクと、前記質問回答要求部に対する前記顧客の行動パターンの回答とに基づいて行動リスクを特定し、該特定した行動リスクについて順次、前記読み出した属性リスクと同じリスクがあるか否かを判断し、同じリスクがない場合には、前記特定した行動リスクを前記顧客に関するリスクとして出力する請求項1に記載の保険加入支援サーバ。 - 選択された前記商品の前記商品情報を前記顧客の顧客名と対応づけて格納する選択商品格納部をさらに備え、
前記リスク出力部は、顧客がネットワークを介して新たに商品を選択した場合に、前記顧客の顧客名に対応する商品情報を前記選択商品格納部から読み出し、該読み出した商品情報に対応する行動リスクを前記行動リスク格納部から読み出し、さらに、前記顧客が新たに選択した商品の商品情報に対応する行動リスクを前記行動リスク格納部から読み出して、前記選択商品格納部の商品情報に基づく前記行動リスクと、前記新たに選択された商品の商品情報に基づく前記行動リスクとのうちの同じ行動リスクについて順次、前記読み出した属性リスクと同じリスクがあるか否かを判断し、同じリスクがない場合には、前記同じ行動リスクを前記顧客に関するリスクとして出力する請求項1に記載の保険加入支援サーバ。 - 加入した保険を顧客の顧客名と対応づけて格納する加入保険格納部をさらに備え、
前記保険出力部は、出力した前記保険に前記顧客がすでに加入していたか否かを、前記加入保険格納部を参照することにより判断し、すでに加入していたと判断した場合には、前記顧客が加入している保険の保険内容をさらに出力する請求項1から4のいずれかに記載の保険加入支援サーバ。 - 前記保険出力部は、出力した前記保険に前記顧客がまだ加入していないと判断した場合には、前記保険に加入するための申込書をさらに出力する請求項5に記載の保険加入支援サーバ。
- 保険加入支援サーバおよび前記保険加入支援サーバとネットワークを介して接続される保険加入端末を備える保険加入支援システムであって、
前記保険加入支援サーバは、
顧客の顧客名と対応づけて、前記顧客の属性を格納する顧客属性格納部と、
前記ネットワークを介して販売される商品の商品情報と対応づけて、前記商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを格納する行動リスク格納部と、
属性と対応づけて、前記属性について想定されるリスクである属性リスクを格納する属性リスク格納部と、
保険をリスクに対応づけて格納するリスク保険格納部と、
顧客がネットワークを介して前記保険加入端末から前記商品を選択した場合に、前記商品を選択した前記顧客の顧客名に対応する属性を前記顧客属性格納部から読み出し、該読み出した属性に対応する属性リスクを前記属性リスク格納部から読み出し、さらに、前記顧客が選択した商品の商品情報に対応する行動リスクを前記行動リスク格納部から読み出して、前記読み出した行動リスクについて順次、前記読み出した属性リスクと同じリスクがあるか否かを判断し、同じリスクがない場合には、前記読み出した行動リスクを前記顧客に関するリスクとして出力するリスク出力部と、
前記リスク出力部により同じリスクがないと判断された前記行動リスクと同じ内容を持つ属性リスクに基づいて、前記属性リスク格納部から該属性リスクに対応する属性を読み出し、前記顧客属性格納部における前記顧客の属性のうち、該読み出した属性の属性項目と同じ属性項目を持つ属性を、該読み出した属性に書き換える属性書換部と、
前記リスク出力部により出力された前記リスクに基づいて、前記リスク保険格納部から前記リスクに対応する保険を出力する保険出力部と
を有し、
前記保険加入端末は、前記顧客が前記ネットワークを介して販売される前記商品を選択した場合に、その旨を前記保険加入支援サーバに出力し、前記保険加入支援サーバから入力した前記リスクと保険とを表示することを特徴とする保険加入支援システム。 - 顧客属性格納部と、行動リスク格納部と、属性リスク格納部と、リスク保険格納部とを有する保険加入支援サーバを用いた保険加入支援方法であって、
前記保険支援サーバが、顧客の顧客名と対応づけて、前記顧客の属性を前記顧客属性格納部に格納し、
前記保険加入支援サーバが、ネットワークを介して販売される商品の商品情報と対応づけて、前記商品の顧客に想定される行動パターンに基づく行動リスクを行動前記リスク格納部に格納し、
前記保険支援サーバが、属性と対応づけて、前記属性について想定されるリスクである属性リスクを前記属性リスク格納部に格納し、
前記保険支援サーバが、保険をリスクに対応づけて格納するリスク保険格納部に格納し、
顧客がネットワークを介して前記商品を選択した場合に、前記保険支援サーバが、前記商品を選択した前記顧客の顧客名に対応する属性を前記顧客属性格納部から読み出し、該読み出した属性に対応する属性リスクを前記属性リスク格納部から読み出し、さらに、前記顧客が選択した商品の商品情報に対応する行動リスクを前記行動リスク格納部から読み出して、前記読み出した行動リスクについて順次、前記読み出した属性リスクと同じリスクがあるか否かを判断し、同じリスクがない場合には、前記読み出した行動リスクを前記顧客に関するリスクとして出力し、
前記保険支援サーバが、同じリスクがないと判断された前記行動リスクと同じ内容を持つ属性リスクに基づいて、前記属性リスク格納部から該属性リスクに対応する属性を読み出し、前記顧客属性格納部における前記顧客の属性のうち、該読み出した属性の属性項目と同じ属性項目を持つ属性を、該読み出した属性に書き換え、
前記保険支援サーバが、前記出力されたリスクに基づいて、前記リスク保険格納部から前記リスクに対応する保険を出力する保険加入支援方法。
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