JP4292011B2 - 印影照合システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、印影を照合する印影照合システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本人を確認する手段としては、実印から認印までレベル差はあるが、日本では印鑑が一般的に使用されている。しかしながら、印鑑は印影さえあれば偽造が容易であり、また、印鑑証明書など不正防止策があるといっても偽造・不正取得等の問題があり、印鑑の使用者が本人か否かの確認に問題がある。
【0003】
また、電子印鑑等においても、印影とは別にシリアル番号等のセキュリティ情報を別に用意して電子印鑑の正当性をチェックするものがある(例えば、特許文献1参照)。しかし、これとてサーバ等を設置した大規模なシステムとして整合性をチェックする必要があり、印影そのものだけでは本人の印影か否かの確認ができない。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−143969号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
日本においては、いまだ印鑑による本人認証が主流であり、印鑑証明書等の発行などによるセキュリティ対策はあるものの、印鑑の偽造、証明書の不正取得、偽造等の問題は多く発生している。
【0006】
この発明は上述した点に鑑みてなされたもので、印影に生体情報を埋め込むことにより、容易に印影から本人照合を行えるようにした印影照合システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る印影照合システムは、生体情報を読み取る生体情報読み取り部と、前記生体情報読み取り部により読み取られた生体情報の特徴を抽出する特徴情報抽出部と、前記特徴情報抽出部により抽出された特徴に応じた変位情報に基づいて印影の文字または文字を囲む囲み部分における直線部の傾きまたは曲率の少なくともいずれかを変化させることで印影の形を変形させて生体情報を付加した印影を作成する印影作成部とを備え、作成された生体情報が付加された印影に基づいて照合を行うものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態に係る印影照合システムにおいては、次のような特徴を有する。
1)印鑑作成時、生体情報として指紋情報を用い、その特徴点情報を抽出し、印鑑の文字(本人の名前)をその特徴情報をもとに一部変形させる。照合時は印影の変形量から指紋の特徴情報を抽出し、本人の指紋情報と照合する。
2)文字ではなく周囲の円の部分の太さ、歪みとして記録する。
3)電子印鑑の印影においても使用できる。
4)生体情報として上記では指紋を使用しているが、音声・顔・光彩・静脈等他の生体情報を使用する。
【0009】
実施の形態1.
以下、具体的な実施の形態について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る印影照合システムの印影作成側の構成を示す図である。図1に示すように、指紋読み取り部1で読み取られた生体情報としての指紋データは、指紋特徴抽出部2で指紋の特徴が抽出される。これと印影情報3(通常は名字)をもとに新しい印影を作成するが、この時、抽出された指紋の特徴に応じた変位情報を変位作成機能部5から得て、その変位をもとに指紋+印影作成部4で指紋の特徴を付加した新しい印影6が作成され、印鑑が作成される。
【0010】
図2は、作成された印影を説明するための図である。図2(a)は、元の印影であり、図2(b)は、新たに作成された指紋情報を付加した印影である。ここでは、指紋情報を漢字の直線部の傾き、曲率変化に変換している。
【0011】
次に、図3は、この発明の実施の形態1に係る印影照合システムの印影照合側の構成を示す図である。図3に示すように、印影読み取り部10で読み取られた印影情報は変位情報抽出部11で処理され、印影から変位が抽出され、この変位から指紋情報抽出部12により指紋情報が抽出される。また、本人の指紋は指紋読み取り部1で読み取られ、指紋特徴抽出部2で指紋の特徴が抽出される。この指紋特徴抽出部2で抽出された本人の特徴情報と、指紋情報抽出部12で抽出された印影からの特徴情報をもとに特徴照合部13で本人か否かが照合される。その結果が判定出力装置14のディスプレイ等へ出力される。
【0012】
従って、実施の形態1によれば、印影に生体情報として指紋情報を埋め込むことにより、容易に印影から本人照合が行える。
【0013】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、印影情報(通常は名字)の字の部分を変化させたが、この実施の形態2では、図4に示すように、字を囲む丸の囲み部分を変位させる。この図4では、丸の囲み部分の曲率を変化させているが、線の太さを変化させてもよい。
【0014】
実施の形態3.
上記実施の形態1及び2では、生体情報として指紋を用いた実施の形態を示したが、その他音声・顔・光彩・静脈等の他の生体情報でもよい。この場合は、図1と図2に示す構成において、指紋をこれらの生体情報名に置きかえればよい。
【0015】
上述したように、印鑑のパターンに指紋等の生体情報を埋め込み、認証時に本人の生体情報と照合することにより、押印された印鑑が本人のものか否かを判定することができ、これにより、高いセキュリティ性が必要とされる場合にその印鑑が本人所有のものかどうかを正確に識別することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、印影に生体情報として指紋情報を埋め込むことにより、容易に印影から本人照合が行うことができ、高いセキュリティ性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る印影照合システムの印影作成側の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る印影照合システムにより作成された印影を説明するための図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る印影照合システムの印影照合側の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る印影照合システムにより作成された印影を説明するための図である。
【符号の説明】
1 指紋読み取り部、2 指紋特徴抽出部、3 印影情報、4 指紋+印影作成部、5 変位作成機能部、6 指紋+印影情報、10 印影読み取り部、11変位情報抽出部、12 指紋情報抽出部、13 特徴照合部、14 判定出力装置。
Claims (4)
- 生体情報を読み取る生体情報読み取り部と、
前記生体情報読み取り部により読み取られた生体情報の特徴を抽出する特徴情報抽出部と、
前記特徴情報抽出部により抽出された特徴に応じた変位情報に基づいて印影の文字または文字を囲む囲み部分における直線部の傾きまたは曲率の少なくともいずれかを変化させることで印影の形を変形させて生体情報を付加した印影を作成する印影作成部と
を備え、作成された生体情報が付加された印影に基づいて照合を行う印影照合システム。 - 生体情報の特徴に応じた変位情報に基づいて印影の文字または文字を囲む囲み部分における直線部の傾きまたは曲率の少なくともいずれかを変化させることで印影の形が変形されて生体情報が付加された印影を読み取る印影情報読み取り部と、
前記印影情報読み取り部により読み取られた印影から変位情報を抽出する変位情報抽出部と、
前記変位情報抽出部により抽出された変位情報に基づいて生体情報の特徴を抽出する第1の特徴情報抽出部と、
生体情報を読み取る生体情報読み取り部と、
前記生体情報読み取り部により読み取られた生体情報の特徴を抽出する第2の特徴情報抽出部と、
前記第1と第2の特徴情報抽出部によりそれぞれ抽出された特徴情報を照合して照合結果を判定する照合判定手段と
を備え、印影に付加された生体情報に基づいて照合を行う印影照合システム。 - 印影作成側に、
生体情報を読み取る生体情報読み取り部と、
前記生体情報読み取り部により読み取られた生体情報の特徴を抽出する特徴情報抽出部と、
前記特徴情報抽出部により抽出された特徴に応じた変位情報に基づいて印影の文字または文字を囲む囲み部分における直線部の傾きまたは曲率の少なくともいずれかを変化させることで印影の形を変形させて生体情報を付加した印影を作成する印影作成部と
を備えると共に、
生体情報が付加された印影に基づいて照合を行う照合側に、
前記印影作成部により作成された印影を読み取る印影情報読み取り部と、
前記印影情報読み取り部により読み取られた印影から変位情報を抽出する変位情報抽出部と、
前記変位情報抽出部により抽出された変位情報に基づいて生体情報の特徴を抽出する第1の特徴情報抽出部と、
生体情報を読み取る生体情報読み取り部と、
前記生体情報読み取り部により読み取られた生体情報の特徴を抽出する第2の特徴情報抽出部と、
前記第1と第2の特徴情報抽出部によりそれぞれ抽出された特徴情報を照合して照合結果を判定する判定手段と
を備えたことを特徴とする印影照合システム。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の印影照合システムにおいて、
前記生体情報として、指紋、音声、顔、光彩、静脈のいずれかの情報を用いる
ことを特徴とする印影照合システム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003021391A JP4292011B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 印影照合システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003021391A JP4292011B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 印影照合システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004234282A JP2004234282A (ja) | 2004-08-19 |
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Family
ID=32950734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003021391A Expired - Fee Related JP4292011B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 印影照合システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP4292011B2 (ja) |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003021391A patent/JP4292011B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP2004234282A (ja) | 2004-08-19 |
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