JP4293402B2 - 配線用ボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、建築壁面の裏側の柱等に取り付けられ、内部にケーブルや配線器具が収容される配線用ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の配線用ボックスは合成樹脂材料により開口を有する四角箱状に形成されている。そして、その上側壁及び下側壁には、ケーブルを挿入可能な透孔が形成されている。また、配線用ボックスの一側面には所定厚さを有するとともに、四角形状をなす取付部が形成されるとともに、その取付部には取付孔が形成されている。
【0003】
そして、この取付孔において、取付ねじを使用して壁裏側に構築された柱に取付部を介して配線用ボックスが取り付けられる。この状態において、配線用ボックスの開口は壁表側に開口している。そして、この配線用ボックスの透孔にケーブルを上方から挿入して配線用ボックス内に配線し、さらにはそのケーブルに配線器具を接続していた。
【0004】
ところが、配線用ボックスに形成された透孔にケーブルをその先端から挿入する作業が非常に面倒であった。そこで、本発明者は、特開平9−289720号公報に開示される構成の配線用ボックスを提案した。図18に示すように、この配線用ボックス40は、その側壁41又は底壁に、それらの長さ方向全体にかけて、ケーブル42を配線用ボックス40内を貫通して挿入可能な切り欠き部43が形成されている。
【0005】
そして、柱44に取り付けられた配線用ボックス40内にケーブル42を配線する際は、ケーブル42の下方を把持し、配線用ボックス40の横側又は裏側から、ケーブル42を配線用ボックス40内を横切らせるようにして移動させて、ケーブル42全体を切り欠き部43から挿入する。その結果、透孔に上方からケーブル42の先端を挿入する場合と比較して、ケーブル42を容易かつ短時間で配線用ボックス40内に配線することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図18に示すように、例えば、木造建築の真壁内に配線用ボックス40を隠蔽設置する場合、まず、柱44間に格子状に架設された複数本のこまい竹45を切除して配線用ボックス40挿入用の孔46を形成する。そして、その孔46から配線用ボックス40をこまい竹45間に挿入して柱44に取り付ける。
【0007】
同様に、木造建築の大壁内に配線用ボックス40を設置する場合も、柱44間に架設された木ずりを切除し、さらに、木ずり内に充填される断熱材等を除去して配線用ボックス40挿入用の孔46を形成する。そして、その孔46から配線用ボックス40を木ずり内に挿入して柱44に取り付けていた。
【0008】
ところが、真壁の場合、図18に示すように、前記孔46の周囲には複数本のこまい竹45が格子状に組まれ、大壁の場合、孔46の周囲には木ずりが架設され、さらに、断熱材等が充填されている。そのため、柱44に取り付けられた配線用ボックス40の横側又は裏側に手を挿入し、ケーブル42を把持して切り欠き部43から配線用ボックス40内へ挿入する作業を行うのはこまい竹45、木ずり、断熱材等が障害となり、非常に困難であるという問題があった。
【0009】
また、建築物の壁形成前に、柱44に取り付けられた配線用ボックス40内に配線器具を予め設置したり、ケーブル42と配線器具とが一体形成されたプレハブケーブルを使用して配線用ボックス40内に配線器具を設置したりする場合がある。このとき、配線器具は切り欠き部43の幅より大きく形成されているため、ケーブル42と配線器具とを切り欠き部43から配線用ボックス40内に同時に挿入することができないという問題もあった。
【0010】
柱44に取り付けられた配線用ボックス40内へのケーブル42の挿入さらにはそのケーブル42に配線器具の接続を行う際には、まず、ケーブル42を配線用ボックス40の横側又は裏側の切り欠き部43から配線用ボックス40内に引き込む。そして、開口からケーブル42を所定長さ引き出した後、配線器具をケーブル42に接続して、開口から配線器具が接続されたケーブル42を配線用ボックス40内に戻していた。
【0011】
さらに、建築物の壁形成後、壁表側で配線用ボックス40内に挿入されたケーブル42に配線器具を接続する場合、配線用ボックス40内のスペースは狭いため、配線器具とケーブル42との接続作業は配線用ボックス40内からケーブル42を引き出して行われる。そのため、配線用ボックス40内に挿入されたケーブル42は予め所定長さの余長部を有するように巻回された状態で収容されている。
【0012】
ケーブル42を配線用ボックス40内に挿入する前に余長部を設けた場合、余長部は切り欠き部43より大きくなるため、余長部を有した状態でケーブル42を切り欠き部43を通過させて配線用ボックス40内に収容することができないという問題もあった。そのため、この余長部を設ける作業を行う際にも、ケーブル42を切り欠き部43から配線用ボックス40内に引き込んだ後、開口から所定長さ引き出し、余長部を有するように巻回する。そして、開口から余長部を配線用ボックス40内に収容していた。
【0013】
そのため、配線用ボックス40の横側又は裏側の切り欠き部43からのケーブル42の引き込みが困難であることに加え、ケーブル42の配線、配線器具の接続又は余長部を設ける作業、さらにケーブル42を配線用ボックス40内に戻す作業と複数回の作業を行わなければならず、非常に面倒であるという問題もあった。
【0014】
また、配線用ボックス40の側壁41又は底壁に形成された切り欠き部43から配線用ボックス40内にケーブル42を配線し、配線用ボックス40の開口を壁により閉鎖した後、前記切り欠き部43からケーブル42が抜け出てしまうことがあった。そのため、配線器具の接続時等に、ケーブル42を配線用ボックス40内に配線する作業を再度行わなければならず、非常に面倒であるという問題もあった。
【0015】
この発明は、このような従来技術に存在する問題に着目してなされたものである。その目的とするところは、ケーブルさらにはケーブルに接続された配線器具の挿入を容易に行うことができるとともに、その作業時間の短縮を図ることができる配線用ボックスを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の配線用ボックスは、前面に開口を有する有底箱状に形成されたボックス本体の側壁に、同側壁にケーブルを貫通させるための配線貫通部と、前記ボックス本体の開口側から前記配線貫通部内へのケーブルの貫通配線を可能とするように、前記ボックス本体の開口側に臨むとともに、前記配線貫通部に連通する連通部とを備えた配線用ボックスにおいて、前記連通部には、前記側壁と同じ面内に位置する平板状に形成され、且つ、基端部が前記連通部の対向する一対の内側面のうち少なくとも一方の内側面において前記連通部の延びる方向に沿って片持ち支持された閉鎖部が設けられ、前記閉鎖部は、前記基端部側を中心に前記ボックス本体の内方又は外方へ弾性変形可能に形成されて前記ボックス本体の開口側から前記配線貫通部内へのケーブルの通過を可能とされているとともに、前記連通部の延びる方向には弾性変形不能に形成されて前記配線貫通部内へ貫通配線されたケーブルの前記配線貫通部から前記ボックス本体の開口側への抜け出しを規制する抜け止め部材であることを特徴とするものである。
【0017】
請求項2に記載の配線用ボックスは、請求項1に記載の発明において、前記連通部の幅は配線貫通部の幅より狭く形成されているものである。
請求項3に記載の配線用ボックスは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記配線貫通部の幅は、扁平形状をなす平形ケーブルの長辺側の幅より広く形成され、前記連通部の幅は前記平形ケーブルの短辺側の幅より広く、かつ長辺側の幅より狭く形成されているものである。
【0018】
請求項4に記載の配線用ボックスは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記配線貫通部及び連通部はそれぞれ相対向する側壁に対向して形成されているものである。
【0019】
請求項5に記載の配線用ボックスは、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記配線貫通部は電線管を挿入可能な電線管挿入孔として構成されているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の参考形態、実施形態について詳細に説明する。
(第1参考形態)
図1及び図2に示すように、合成樹脂製の配線用ボックス11は、前面に開口を有する有底四角箱状のボックス本体12に取付部13が一体形成されて構成されている。上記ボックス本体12は相対向する一対の短側壁14及び相対向する一対の長側壁15とより構成される周壁16と、周壁16の一端側を閉塞する底壁17とにより前面が開口されて構成されている。上記取付部13はボックス本体12の一方の長側壁15の外面に設けられている。
【0021】
前記ボックス本体12の一対の短側壁14には、ボックス本体12の開口側に臨むとともに、その開口側から底壁17方向へ所定長さだけ、幅が平形ケーブル18の短辺側の幅よりわずかに広く、かつ長辺側の幅より狭い連通部19が形成されている。その連通部19の内端縁からは円形状をなし、幅が平形ケーブル18の長辺側の幅より広く形成された配線貫通部20が形成されている。図2に示すように、前記平形ケーブル(以下ケーブルと略す)18は、2本又は3本の導線がポリ塩化ビニル等の絶縁材料により被覆され、扁平状に形成されたものである。
【0022】
そして、ボックス本体12の開口側の連通部19からケーブル18の短辺側を通過させ、配線貫通部20にケーブル18を貫通配線することができるようになっている。連通部19及び配線貫通部20は相対向する短側壁14において、それぞれ対向する位置に形成されている。
【0023】
図1及び図2に示すように、一対の短側壁14の内面において、対向する一方の配線貫通部20の外縁に沿ってほぼ円弧状に形成され、その開口部が幅狭に形成された管接続部21が、その開口部をボックス本体12の開口側に開口するようにボックス本体12の内方へ突出形成されている。その管接続部21の開口部の開口幅は連通部19の幅と対応し、管接続部21の内周面は配線貫通部20の内周面と面一になっている。また、管接続部21の内周面中央には突条22が形成されている。
【0024】
管接続部21が形成された側の長側壁15において、管接続部21の端面よりやや離れた位置には、その長側壁15に対して直交するようにボックス本体12内方向へ突出する電線管ストッパー23が形成されている。
【0025】
そして、図4に示すように、電線管24を配線貫通部20内に挿入し、さらに配線貫通部20内を介して管接続部21に、電線管24を挿入可能になっている。このとき、配線貫通部20は電線管挿入孔として機能するようになっている。
また、配線貫通部20は連通部19を介してボックス本体12の開口と連通しているため、配線貫通部20へ電線管24を挿入したとき、配線貫通部20は外方へ弾性変形して拡開する。従って、電線管24の配線貫通部20への挿入作業を容易に行うことができるようになっている。
【0026】
前記電線管24は合成樹脂材料により、外周面が蛇腹状に形成されている。そのため、管接続部21に電線管24を挿入したとき、電線管24の凹条25に前記突条22が係合して、電線管24の上方への抜け出しを防止するようになっている。さらに、電線管24の端部が電線管ストッパー23の上面に当接して、それ以上、電線管24がボックス本体12内に入り込むのが防止されるようになっている。
【0027】
図1に示すように、対向する他方の配線貫通部20内には、一対の折り取り部26により連結され、配線貫通部20を閉塞する閉鎖部のうちの変形防止部材としての円板状のノック部27が設けられている。このとき、折り取り部26は、ノック部27より幅が狭いとともに、厚みが薄く形成されている。また、折り取り部26としては、ノック部27の全周にわたって薄肉状に形成され、配線貫通部20内周面全体と連結されているものであってもよい。
【0028】
そして、このノック部27を打ち抜いて除去し、他方の配線貫通部20を開放することにより、その配線貫通部20を前記一方の配線貫通部20と同様に使用することができる。つまり、連通部19からケーブル18の短辺側を通過させて、ケーブル18を配線貫通部20に配線することができるようになっている。
【0029】
図1及び図2に示すように、前記取付部13は所定厚さを有する四角形状に形成され、その取付部13には長側壁15を貫通して横方向に延びる長孔状の取付孔28が所定間隔をおいて3箇所に形成されている。そして、図2及び図3に示すように、建築物を構築するための構造体としての柱29に対して、取付孔28からねじ30をねじ込むことにより、配線用ボックス11を取付部13を介して柱29に取り付けることができるようになっている。
【0030】
ボックス本体12の底壁17上において、一対の短側壁14の内面位置には円筒状をなす固定部31が、その先端部が開口に臨むように形成され、その中央には固定孔32が形成されている。そして、図示しない配線器具取付枠からねじを固定孔32にねじ込むことにより配線用ボックス11に配線器具取付枠を取り付けることができるようになっている。
【0031】
次に、木造建築の真壁内に配線用ボックス11を隠蔽設置し、さらにケーブル18を配線する方法及びその作用について説明する。
図2及び図3に示すように、真壁内は柱29間に複数本のこまい竹33を格子状に架設して形成されている。まず、配線用ボックス11の大きさに対応する大きさの孔34をこまい竹33を切除して形成する。そして、その孔34から配線用ボックス11をこまい竹33間に挿入し、取付孔28から柱29にねじ30をねじ込んで取付部13を介して配線用ボックス11を柱29に取り付ける。このとき、配線用ボックス11の開口は、後に形成される壁の表側に臨むように取り付けられるとともに、連通部19及び配線貫通部20が配線用ボックス11の上下に位置するように取り付けられる。
【0032】
次いで、前記配線用ボックス11の近傍に予め配線されたケーブル18を手で把持し、図3の2点鎖線に示すように、開口側に臨むとともに、その開口に連通して形成された連通部19からケーブル18の短辺側を通過させ配線貫通部20にケーブル18を配線する。このとき、連通部19を通過させることによりケーブル18を開口側から配線用ボックス11内に挿入し、配線貫通部20に配線することができる。従って、例えば、配線用ボックス11の底壁17や周壁16に、開口に連通しない切り欠き部が形成されている場合と異なり、ケーブル18を配線用ボックス11の裏側や横側に移動させる必要がなく、また、こまい竹33が障害とならずにケーブル18を配線用ボックス11内に容易に挿入することができる。
【0033】
また、配線貫通部20にケーブル18が配線された状態において、配線貫通部20より開口側の連通部19の幅はケーブル18の短辺側の幅よりわずかに広いとともに、ケーブル18の長辺側の幅より狭く形成されている。そのため、配線貫通部20から連通部19をケーブル18の短辺側が通過して連通部19からケーブル18が簡単に抜け出るのを防止することができる。
【0034】
次に、ケーブル18及びそのケーブル18に接続された配線器具35を配線用ボックス11内に収容する方法及びその作用について説明する。
まず、図5に示すように、取付孔28から柱29にねじ30をねじ込んで取付部13を介して配線用ボックス11を柱29に取り付ける。次いで、前記配線用ボックス11の近傍に予め配線されたケーブル18に、ケーブル18同士を電気的に接続する配線器具としての電線コネクタ35を接続する。そして、図5の2点鎖線に示すように、開口側に臨むとともに、その開口に連通して形成された連通部19からケーブル18の短辺側を通過させ、配線貫通部20にケーブル18を配線する。それと同時に、電線コネクタ35を開口から配線用ボックス11内に収容する。
【0035】
その結果、例えば、配線用ボックス11の底壁17や周壁16に、開口に連通しない切り欠き部が形成されている場合と異なり、ケーブル18を切り欠き部から配線用ボックス11内に挿入し、一度開口からケーブル18を引き出した後、そのケーブル18に電線コネクタ35を接続する作業を省略することができる。
従って、ケーブル18の配線、電線コネクタ35の接続及びケーブル18、電線コネクタ35の収容作業を短時間で行うことができる。
【0036】
同様に、ケーブル18に余長部36を有する状態で配線用ボックス11内にケーブル18を収容する場合も、図3に示すように、ケーブル18の短辺側を連通部19を通過させ、配線貫通部20にケーブル18を配線するとともに、巻回された状態の余長部36を開口から配線用ボックス11内に収容することができる。
【0037】
従って、例えば、配線用ボックス11の底壁17や周壁16に開口と連通しない切り欠き部が形成されている場合と異なり、ケーブル18を切り欠き部から配線用ボックス11内に挿入し、一度開口からケーブル18を引きだした後、そのケーブル18を巻回して余長部36を設ける作業を省略することができる。従って、ケーブル18の配線、収容作業を短時間で行うことができる。
【0038】
最後に、配線用ボックス11内にケーブル18又は配線器具35が接続されたケーブル18を収容し、配線用ボックス11の開口を壁により閉鎖する。このとき、配線貫通部20は連通部19を介して壁により閉鎖されるため、配線用ボックス11内に収容されたケーブル18又は配線器具35が接続されたケーブル18が配線貫通部20から抜け出るのが防止される。
【0039】
以上のように、この第1参考形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、一対の短側壁14には、開口側に臨む一対の連通部19と、それらの連通部19に連通する配線貫通部20がそれぞれ形成されている。そして、その連通部19からケーブル18を通過させて、ケーブル18を配線貫通部20に配線することができる。従って、配線用ボックス11の底壁17や周壁16に、開口と連通しない切り欠き部が形成されている場合と異なり、ケーブル18を配線用ボックス11の裏側や横側に移動させる必要がない。その結果、例えば、木造建築の真壁内に配線用ボックス11を隠蔽設置する場合、こまい竹33が障害にならず、ケーブル18を配線用ボックス11内に容易に挿入することができ、その作業時間の短縮を図ることができる。
【0040】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、一対の短側壁14には配線用ボックス11の開口側から底壁17方向へ所定長さだけ、幅がケーブル18の短辺側の幅よりわずかに広く、かつ長辺側の幅より狭く形成された連通部19と、前記連通部19の内端縁から円形状をなし、幅が連通部19より広く形成された配線貫通部20とが形成されている。そのため、配線貫通部20から連通部19をケーブル18が通過して連通部19からケーブル18が簡単に抜け出るのを防止することができる。
【0041】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、柱29に配線用ボックス11を取り付け、さらにケーブル18及びそのケーブル18に接続された電線コネクタ35を配線用ボックス11内に収容する際も、開口側に臨むとともに、その開口に連通して形成された連通部19からケーブル18を通過させることができる。従って、配線貫通部20にケーブル18を配線することができるとともに、電線コネクタ35を開口から配線用ボックス11内に収容することができる。その結果、ケーブル18の配線及び電線コネクタ35の接続、収容作業を短時間で行うことができる。
【0042】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、ケーブル18に余長部36を有するように巻回された状態で配線用ボックス11内にケーブル18を収容する場合も、ケーブル18を開口側に臨む連通部19を通過させることにより、配線貫通部20にケーブル18を配線することができる。また、それと同時に、余長部36を開口から配線用ボックス11内に収容することができる。従って、ケーブル18の配線、収容作業を短時間で行うことができる。
【0043】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、一対の短側壁14において、ケーブル18が配線されない他方の配線貫通部20内には一対の折り取り部26により連結され、配線貫通部20を閉塞するノック部27が設けられている。折り取り部26は、配線貫通部20の内周面と連結され、ノック部27より幅が狭いとともに、厚みが薄く形成されている。そのため、ノック部27を容易に打ち抜いて除去し、他方の配線貫通部20を開放することにより、一方の配線貫通部20と同様にケーブル18を配線して使用することができる。
【0044】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、配線用ボックス11内にケーブル18又は配線器具35が接続されたケーブル18を収容し、配線用ボックス11の開口を壁により閉鎖することにより、配線貫通部20は連通部19を介して壁により閉鎖される。そのため、一度配線用ボックス11内に収容されたケーブル18又は配線器具35が接続されたケーブル18が配線用ボックス11から抜け出るのを防止することができる。
【0045】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、管接続部21がボックス本体12内に突出形成されているため、配線用ボックス11を小型化することができる。そのため、例えば、真壁内に配線用ボックス11を設置するとき、こまい竹33を切除する量を少なくすることができるとともに、配線用ボックス11挿入用の孔34を小さくしてして、配線用ボックス11を孔34に容易に挿入することができる。
【0046】
・ この第1参考形態の配線用ボックス11によれば、配線貫通部20の内側面は折り取り部26を介してノック部27により連結されている。そのため、配線用ボックス11の運搬時に、長側壁15側から外力が作用した場合、ノック部27により配線用ボックス11が変形したり、連通部19及び配線貫通部20周辺が破損したりするのを防止することができる。
【0047】
(第2参考形態)
以下、各参考形態では、上記第1参考形態と異なる点について主に説明する。
図6に示すように、一対の短側壁14の外面において、前記配線貫通部20の外方位置には、その配線貫通部20に沿ってほぼ円弧状に形成された管接続部21が、その開口部をボックス本体12の開口側に開口するように突出形成されている。前記管接続部21の開口部の開口幅は電線管24の外径よりわずかに狭く形成され、管接続部21の内周面中央には突条22が形成されている。また、管接続部21の開口部は配線貫通部20及び連通部19を介して配線用ボックス11の開口と連通するようになっている。
【0048】
そして、図7に示すように、開口部から管接続部21内へ、電線管24を嵌合することにより、電線管24を管接続部21に接続することができるようになっている。このとき、電線管24の凹条25に前記突条22が係合して、電線管24の上方への抜け出しを防止するようになっている。また、第1参考形態と同様に、ケーブル18のみを、その短辺側から連通部19を通過させ、配線貫通部20及び管接続部21内に配線してもよい。
【0049】
さて、第2参考形態の配線用ボックス11の使用の際には、図7に示すように、まず、取付孔28から柱29にねじ30をねじ込んで取付部13を介して配線用ボックス11を柱29に取り付ける。
【0050】
次いで、ケーブル18の端部が電線管24から突出するようにケーブル18が挿通された電線管24を管接続部21の開口部から嵌合する。それと同時に、ケーブル18の短辺側を配線用ボックス11の開口側に臨む連通部19を通過させて配線貫通部20に配線する。すると、管接続部21の突条22が電線管24の凹条25に係合して、電線管24が管接続部21から上方へ抜け出るのが防止される。
【0051】
従って、第2参考形態の配線用ボックス11によれば、管接続部21の開口部から電線管24を管接続部21に容易に接続することができるとともに、ケーブル18を配線用ボックス11内に容易に挿入することができる。このとき、ケーブル18の端部が電線管24から突出するようにケーブル18が電線管24内に予め挿通固定されたケーブル入り電線管又は施工現場において、ケーブル18の端部が電線管24から突出するようにケーブル18を電線管24内に挿通した電線管24を管接続部21に接続しても、同様の効果を発揮させることができる。
【0052】
また、ケーブル18の外面が電線管24により保護されているため、ケーブル18の配線作業時に損傷したり、切断されたりするのを防止することができる。
(第3参考形態)
図8及び図9に示すように、ボックス本体12の開口と連通部19を介した配線貫通部20との間を閉鎖する位置、この第3参考形態では各連通部19において、それらの対向する内側面のうち、一方の内側面からは他方の内側面に向かって延びるように基端部が片持ち支持された閉鎖部のうちの変形防止部材27が設けられている。それらの変形防止部材27の基端部は幅狭に形成されてヒンジ38となっている。
【0053】
そして、ボックス本体12の開口側から配線貫通部20内へのケーブル18の通過を可能とすべく、そのヒンジ38により変形防止部材27を配線貫通部20方向へ折曲げ可能になっている、また、曲げられた変形防止部材27を原形状に復帰することができるようになっている。変形防止部材27と対向する内側面との間には隙間を有し、その隙間により変形防止部材27の曲げ変形及び戻し変形の操作を補助する補助手段が構成されている。配線貫通部20のノック部27は省略した。
【0054】
配線用ボックス11の開口側の両短側壁14に沿う位置には、両長側壁15の端面及び固定部31の端面にかけて、帯状をなす被探知部としての被探知用フィルム(以下、単にフィルムと称す)39が貼着されている。各固定孔32の開口はこのフィルム39により閉塞されている。
【0055】
フィルム39は塩化ビニル樹脂層上にアルミニウム箔(以下、アルミ箔という)層、接着剤層及びポリエチレンテレフタレート層が積層されて厚さが40μmに形成されている。金属材料のアルミ箔層は剛性と可撓性を有しているため、例えばフィルム39が破断されて変形した後、元の位置に復帰するようになっている。また、壁の裏側に配線用ボックス11が配置されている場合、金属探知器によりフィルム39を探知して配線用ボックス11の位置を確認することができるようになっている。
【0056】
ケーブル18を各連通部19の開口に対応させたとき、そのケーブル18の軸線方向、つまり、連通部19の開口の中心線上に位置するフィルム39の幅方向の両側、図8において、フィルム39の上端縁及び下端縁には、フィルム39の内方へ延びる切込部39aが形成されている。
【0057】
さて、第3参考形態の配線用ボックス11の運搬時や保管時に、長側壁15側から外力が作用したり、その周辺温度が非常に高くなったりした場合、変形防止部材27の先端部が、連通部19の他方の内側面に当接して連通部19内の対向面同士を支持する。すると、ボックス本体12の連通部19周辺の変形が受け止められる。
【0058】
第3参考形態の配線用ボックス11の使用の際には、図9に示すように、前記配線用ボックス11の近傍に予め配線されたケーブル18を手で把持し、連通部19の開口の近傍に位置するフィルム39に対応させる。そして、上端側又は下端側の切込部39aをケーブル18により押圧する。又は切込部39a間のフィルム39の中央部をケーブル18により押圧する。
【0059】
すると、フィルム39には切込部39aが形成されているため、その部分だけフィルム39の他の部分よりフィルム39の幅方向への長さが短くなり、破断に対する強度が低くなっている。その結果、切込部39a間のフィルム39は容易に破断されるとともに、ボックス本体12の底壁17方向へ押し開かれてケーブル18は連通部19に挿入される。
【0060】
さらに、ケーブル18又は指により変形防止部材27を配線貫通部20方向へ押圧する。すると、図9の2点鎖線に示すように、変形防止部材27は配線貫通部20方向へ弾性変形して折曲げられて、変形防止部材27による連通部19の閉鎖が解除されるとともに、ボックス本体12の開口と配線貫通部20が連通される。このとき、変形防止部材27の基端部のヒンジ38及び変形防止部材27の先端部と連通部19の他方の内側面との間の隙間により変形防止部材27の曲げ変形操作を容易に行うことができる。
【0061】
次に、ケーブル18を変形防止部材27を通過させて配線貫通部20方向へ挿入すると、ケーブル18が配線貫通部20内に配線される。フィルム39の端部は配線用ボックス11の開口側へ臨むように復帰する。そのため、配線用ボックス11の開口側に壁が配置された後、壁表側からその配線用ボックス11の位置を金属探知器により探知するとき、フィルム39によりその位置を容易に探知することができる。
【0062】
さらに、配線貫通部20方向へ折曲げられた変形防止部材27を原形状に復帰させる。このときも、変形防止部材27のヒンジ38及び隙間により変形防止部材27の戻し変形操作を容易に行うことができる。その結果、変形防止部材27とフィルム39とにより、配線貫通部20に配線されたケーブル18が連通部19を通過して配線用ボックス11から抜け出るのを規制することができる。
【0063】
従って、第3参考形態の配線用ボックス11によれば、変形防止部材27により運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19周辺が変形したり破損したりするのを防止することができる。そのため、連通部19へのケーブル18の通過、さらに配線貫通部20へのケーブル18の貫通配線の作業等を容易に行うことができるとともに、ケーブル18の破損等を防止することができる。
【0064】
さらに、変形防止部材27の基端部のヒンジ38及び隙間とにより、ケーブル18の押圧又は指により変形防止部材27を配線貫通部20方向へ容易に折曲げることができる。従って、ケーブル18の連通部19の通過作業を容易に行うことができる。
【0065】
(第1実施形態)
図10及び図11の(a)に示すように、ボックス本体12の開口と連通部19を介した配線貫通部20との間を閉鎖する位置、つまり、連通部19には閉鎖部としての抜け止め部材40が設けられている。この第1実施形態では、各抜け止め部材40は、それぞれ各連通部19において、それらの対向する内側面のうち、一方の内側面から連通部19の延びる方向に沿って基端部が片持ち支持されとともに、他方の内側面方向へ延びて形成されている。また、各抜け止め部材40は各短側壁14と同じ面内に位置する平板状に形成されている。そして、その抜け止め部材40は基端部側を中心に、ケーブル18の配線貫通部20への貫通配線方向、つまり、ボックス本体12の内又は外方へ弾性変形可能に形成されている。一方、各抜け止め部材40は配線貫通部20側からボックス本体12の開口側へ弾性変形不能に形成されている。
【0066】
さて、第1実施形態の配線用ボックス11の運搬時や保管時に、長側壁15側から外力が作用したり、その周辺温度が非常に高くなったりした場合、抜け止め部材40の先端側が連通部19の他方の内側面に当接して、連通部19内の対向面同士を支持する。その結果、抜け止め部材40が変形防止部材として作用して、ボックス本体12の連通部19周辺の変形が受け止められる。
【0067】
配線用ボックス11の使用の際は、図11(b)の2点鎖線に示すように、ケーブル18又は指により抜け止め部材40をボックス本体12の内方へ押圧して弾性変形させる。すると、抜け止め部材40による連通部19の閉鎖が解除されるとともに、ボックス本体12の開口と配線貫通部20が連通される。
【0068】
次に、ケーブル18を連通部19及び弾性変形された抜け止め部材40を通過させて配線貫通部20方向へ挿入すると、ケーブル18が配線貫通部20内に配線される。さらに、図11(c)に示すように、ボックス本体12内方向へ折曲げられた抜け止め部材40が、自身の弾性力により原形に復帰して元の状態に戻る。その結果、抜け止め部材40が、ボックス本体12の開口と連通部19を介した配線貫通部20との連通を閉鎖し、配線貫通部20に貫通配線されたケーブル18が連通部19を通過してボックス本体12の開口側へ抜け出るのが規制される。
【0069】
このとき、抜け止め部材40は連通部19の延びる方向に沿って片持ち支持されとともに、各短側壁14と同じ面内に位置する平板状に形成されている。そのため、その抜け止め部材40が配線貫通部20からボックス本体12の開口方向へ弾性変形するのが防止される。
【0070】
従って、第1実施形態の配線用ボックス11によれば、例えば、配線貫通部20に貫通配線されたケーブル18をボックス本体12の開口側へ引っ張ったとき、抜け止め部材40は、ボックス本体12の開口側へ変形しない。そのため、ケーブル18が配線貫通部20から連通部19を介して配線用ボックス11外へ抜け出るのを防止することができる。その結果、配線用ボックス11からケーブル18が勢いよく飛び出て、その開口側に設けられた壁にケーブル18が勢いよく当たってその壁が損傷を受けるのを防止することができる。
【0071】
尚、前記参考形態、実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1、第3参考形態又は第1実施形態において、電線管挿入孔としての配線貫通部20に、上方から電線管24の端部を挿入し、その電線管24内にケーブル18を挿通させること。このように構成した場合、電線管24の端部が電線管ストッパー23の上面に当接して、それ以上、電線管24がボックス本体12内に入り込むのが防止されるとともに、突条22が電線管24の凹条25に係合して、電線管24の管接続部21からの抜け出しが防止される。また、電線管24によりケーブル18の外面が保護される。
【0072】
・ 第1参考形態において、ノック部27を打ち抜いて配線貫通部20を開放し、その配線貫通部20にケーブル18を配線してもよい。また、第2又は第3参考形態においても、両方の配線貫通部20にケーブル18を配線してもよい。このように構成した場合、配線用ボックス11に接続される電線管24、ケーブル18等を増設させることができる。
【0073】
・ 第1、第3参考形態又は第1実施形態において、図4に示すように、電線管24内にケーブル18を予め挿通又は挿通固定し、ケーブル18の外面が電線管24により保護され、ケーブル18の端部が電線管24から突出した状態で、配線用ボックス11近傍に配線する。この状態において、第1参考形態の場合は、ケーブル18を配線用ボックス11の開口側から連通部19を通過させて配線貫通部20に配線する。第3参考形態の場合は、連通部19さらに曲げ変形された変形防止部材27を通過させて配線貫通部20に配線し、第1実施形態の場合は、弾性変形させた抜け止め部材40をケーブル18を通過させて配線貫通部20に配線する。次いで、電線管24を配線貫通部20から挿入し、電線管24の凹条25に前記突条22を係合させるとともに、電線管24の端部を電線管ストッパー23の上面に当接するまで押し込んで電線管24を配線用ボックス11に接続してもよい。
【0074】
このように構成した場合、ケーブル18を配線用ボックス11の配線貫通部20に容易に配線することができるとともに、電線管24を配線用ボックス11に接続することができる。また、ケーブル18の配線時に、ケーブル18が配線用ボックス11の周壁16等に当たって電線管24内に入り込むのを防止することができる。
【0075】
・ 各参考形態、実施形態において、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方に、図13に示すような変形防止部材27又は抜け止め部材40を架設してそれらを閉鎖し、その両端部を幅狭に形成してヒンジ38を形成する。さらに、変形防止部材27又は抜け止め部材40の中間部を幅狭に形成して、変形防止部材27の変形若しくは除去又は抜け止め部材40の弾性変形を補助する補助手段を構成してもよい。このように構成した場合も、運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19や配線貫通部20の周辺が変形したり破損したりするのを防止することができる。さらに、変形防止部材27又は抜け止め部材40の両端部のヒンジ38及び中間部の補助手段とにより、それらの中間部から配線貫通部20方向へ容易に曲げ変形又は除去することができるとともに、それらとボックス本体12の開口とを連通させることができる。また、元の状態に復帰した変形防止部材27又は抜け止め部材40によりケーブル18の配線貫通部20からの抜け出しを防止することができる。
【0076】
・ 各参考形態、実施形態において、図14に示すように、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の両側面から内方へ互いに対向するように延びる変形防止部材27又は抜け止め部材40を形成し、その両基端部を幅狭に形成してヒンジ38を形成する。さらに、両変形防止部材27又は抜け止め部材40の先端部間に、変形防止部材27の変形若しくは除去又は抜け止め部材40の弾性変形を補助する補助手段としての隙間を構成してもよい。このように構成した場合、運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19や配線貫通部20の周辺が変形したり破損したりするのを防止することができる。さらに、ケーブル18又は指の押圧により両変形防止部材27又は抜け止め部材40を配線貫通部20方向へ容易に曲げ変形又は除去することができる。また、ケーブル18の配線貫通部20からの抜け出しを防止することができる。
【0077】
・ 各参考形態、実施形態において、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方を図16(a)に示すような変形防止部材27により連結してもよい。このとき、変形防止部材27の両端と連通部19又は配線貫通部20の内側面との間は、幅が狭いとともに、厚みが薄く形成された一対の折り取り部26により連結されている。このように構成した場合、配線用ボックス11が変形したり、連通部19や配線貫通部20周辺が破損したりするのを防止することができる。また、配線用ボックス11の使用時には、折り取り部26により変形防止部材27を連通部19から容易に除去することができる。
【0078】
・ 各参考形態、実施形態において、図15に示すように、配線用ボックス11の全ての配線貫通部20に変形防止部材としてのノック部27を形成してもよい。又は、第1又は第2参考形態において、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方に第3参考形態の変形防止部材27、図13、図14及び図16(a)に示す変形防止部材27のいずれか1つを形成してもよい。このように構成した場合、ノック部27又は変形防止部材27により運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19や配線貫通部20の周辺が変形したり破損したりするのを防止することができる。
【0079】
・ 第3参考形態において、連通部19及び配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方に図13、図14及び図16(a)に示す変形防止部材27のいずれか1つを形成してもよい。このように構成した場合、両変形防止部材27により運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19や配線貫通部20の周辺が変形したり破損したりするのをより一層防止することができる。
【0080】
・ 第1又は第3参考形態において、図16(b)に示すように、配線貫通部20の形状を横長四角形状とし、連通部19の形状を縦長四角形状として、平面逆L字状に形成してもよい。また、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の内側面間に第3参考形態の変形防止部材27、図13、図14及び図16(a)に示す変形防止部材27のいずれか1つを形成しても良い。
【0081】
このように構成した場合も、ケーブル18が配線貫通部20に配線された場合、連通部19の幅はケーブル18の短辺側の幅よりわずかに広く形成され、長辺側の幅より狭く形成されているため、ケーブル18が配線貫通部20から連通部19を通過して簡単に抜け出るのを防止することができる。また、変形防止部材27により運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19や配線貫通部20の周辺が変形したり破損したりするのを防止することができる。
【0082】
・ 第1又は第3参考形態において、図16(c)に示すように、連通部19の内端縁から直角方向へ配線貫通部20を形成してもよい。このように構成した場合、ケーブル18が配線貫通部20に配線された場合、配線貫通部20は連通部19に対して折曲がっているため、ケーブル18が配線貫通部20から連通部19を通過して簡単に抜け出るのを防止することができる。また、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の内側面間を第3参考形態の変形防止部材27、図13、図14及び図16(a)に示す変形防止部材27のいずれか1つを形成しても良い。
【0083】
・ 第1実施形態において、図16(b)に示すように、配線貫通部20の形状を横長四角形状とし、連通部19の形状を縦長四角形状として、平面逆L字状に形成してもよい。また、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の内側面間に第1実施形態の抜け止め部材40、図13及び図14に示す抜け止め部材40のいずれか1つを形成しても良い。
【0084】
・ 第1実施形態において、図16(c)に示すように、連通部19の内端縁から直角方向へ配線貫通部20を形成してもよい。また、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の内側面間を第4実施形態の抜け止め部材40、図13及び図14に示す抜け止め部材40のいずれか1つを形成しても良い。
【0085】
・ 第1参考形態において、ノック部27を省略してもよい。又は第3実施形態において、変形防止部材27を省略しても良い。
・ 各参考形態、実施形態において、図17に示すように、複数の配線用ボックス11を柱29に対して上下に位置するように取り付け、ケーブル18を、上下の配線貫通部20及び配線用ボックス11内を貫通するように配線してもよい。また、ケーブル18に余長部36を持たせて配線してもよい。このように構成した場合も、開口側から連通部19を通過させてケーブル18を配線貫通部20に容易に配線することができる。
【0086】
・ 各参考形態、実施形態において、一方の短側壁14のみに少なくとも1箇所に連通部19及び配線貫通部20を形成し、他方の短側壁14の連通部19及び配線貫通部20を省略してもよい。又は一対の短側壁14の対向する位置に連通部19及び配線貫通部20を1箇所又は3箇所以上形成してもよい。
【0087】
・ 各参考形態、実施形態において、管接続部21を省略してもよい。
・ 各参考形態、実施形態において、配線用ボックス11の形状を正面円形状、三角形状等に変更し、開口側に臨む連通部19及びその連通部19に連通する配線貫通部20を形成してもよい。このように構成した場合も、ケーブル18の配線を容易に行うことができる。
【0088】
・ 各参考形態、実施形態において、配線器具35としてスイッチやヒューズ等をケーブル18に接続してもよい。
・ 各参考形態、実施形態において、管接続部21を省略し、配線貫通部20の内径を、電線管24の外径とほぼ同じに形成して、その配線貫通部20の内周縁に横方向へ延びる突条22を形成すること。このように構成した場合、ケーブル18が挿通され、電線管24からケーブル18が突出した状態の電線管24の端部を配線貫通部20の上方から嵌入することにより、配線貫通部20が撓んで外方へ拡がり、電線管24の嵌入を許容し、その後元の状態に戻って、電線管24の外周面を押圧する。さらに、突条22が電線管24の凹条25に係合する。その結果、電線管24の横方向及び上方への抜け出しを防止することができるとともに、電線管24を配線用ボックス11に接続することができる。また、ケーブル18を連通部19を通過させて配線貫通部20に容易に配線することができる。
【0089】
・ 第2参考形態において、管接続部21の開口部の幅を連通部19の幅とほぼ同じに形成してもよい。このように構成した場合、ケーブル18が電線管24から突出した状態の電線管24を配線用ボックス11に接続するとき、電線管24を管接続部21の上方から嵌入することにより、電線管24を管接続部21に接続することができると同時に、ケーブル18を連通部19を通過させて配線貫通部20に容易に配線することができる。
【0090】
・ 第2参考形態において、電線管24の端部を管接続部21の開口部から挿入し、管接続部21の開口部を粘着テープ、針金等により閉鎖する、又は電線管24の端部外周面や端面を接着材等により管接続部21の内周面や短側壁14上に接合してもよい。このように構成した場合も、電線管24が管接続部21から抜け出るのを防止することができる。
【0091】
・ 第1参考形態において、ノック部27が設けられた側の配線貫通部20の内径をやや縮径させて、電線管24を嵌入不能に構成してもよい。又は両配線貫通部20の内径をやや縮径させて、その配線貫通部20にノック部27を設けて両配線貫通部20を電線管24を嵌入不能に構成してもよい。
【0092】
・ 各参考形態、実施形態において、断面円形状のケーブル18を使用した場合、連通部19の幅をケーブル18の外径よりわずかに広く形成してもよい。このように構成した場合、ケーブル18が配線貫通部20に配線された場合、ケーブル18が配線貫通部20から連通部19を通過して簡単に抜け出るのを防止することができる。
【0093】
・ 図12に示すように、第2参考形態の配線用ボックス11の両短側壁14に沿う位置にフィルム39を貼着し、連通部19の開口の中心線上に位置するフィルム39の上端縁及び下端縁に切込部39aを形成してもよい。さらに、その配線用ボックス11の全ての配線貫通部20に変形防止部材としてのノック部27を形成してもよい。又は、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方に第3参考形態の変形防止部材27、第1実施形態の抜け止め部材40、図13、図14及び図16(a)に示す変形防止部材27又は抜け止め部材40のいずれか1つを形成してもよい。
【0094】
・ 第3参考形態において、少なくとも一方のフィルム39において、どちらか一方の連通部19のみに対応するように切込部39aを形成してもよい。
・ 第3参考形態において、少なくとも一方のフィルム39において、どちらか一方の短側壁14側の端縁のみに切込部39aを形成してもよい。
【0095】
・ 第3参考形態において、少なくとも一方のフィルム39において、どちらか一方の連通部19のみに対応するように、フィルム39の幅方向に延びるようにフィルム39の中心に切込部39aを形成してもよい。このように構成した場合も、フィルム39をケーブル18等により押圧したとき、フィルム39を容易に破断することができる。
【0096】
・ 第3参考形態において、少なくとも一方のフィルム39において、どちらか一方の連通部19のみに対応するように、フィルム39の幅方向全体に延びるようにフィルム39の中心にスリットを形成し、フィルム39を予め破断しておいてもよい。このように構成した場合も、ケーブル18がフィルム39を容易に通過することができる。
【0097】
・ 第3参考形態において、配線用ボックス11の両端部において、一対の長側壁15の端面の対向する位置から所定幅及び所定の厚みを有する被押圧部を延設し、その被押圧部の先端を短側壁14に沿って固定部31方向へ延長し、その他端を固定部31に接合しない。そして、被押圧部の長側壁15側の基端部において、その配線用ボックス11側を肉薄に形成して被押圧部にヒンジを設け、被押圧部を折り曲げ可能に構成する。さらに、被押圧部の配線用ボックス11の開口側に被探知用フィルム39、金属板等の被探知部材を設けて被探知部を構成しても良い。また、ヒンジを有する被押圧部を金属材料により形成し、その基端部を一対の長側壁15の端面の対向する位置に接合してもよい。
【0098】
・ 第1実施形態において、抜け止め部材40の基端部を、別体のヒンジにより、連通部19及び配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の内側面に取り付けて抜け止め部材40を変形可能に形成してもよい。
【0099】
・ 第1実施形態の配線用ボックス11の両短側壁14に沿う位置にフィルム39を貼着し、連通部19の開口の中心線上に位置するフィルム39の上端縁及び下端縁に切込部39aを形成してもよい。
【0100】
・ 第1実施形態において、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方において、抜け止め部材40を架設し、その基端部を幅狭に形成してヒンジ38を形成する。さらに、抜け止め部材40の先端側を基端部側より幅狭に形成する。そして、抜け止め部材40の先端部側を切断し、基端部のヒンジ38により抜け止め部材40を弾性変形させてもよい。このように構成した場合、運搬時や保管時の外的要因等により、ボックス本体12の連通部19や配線貫通部20の周辺が変形したり破損したりするのを防止することができる。さらに、ケーブル18の配線貫通部20からの抜け出しを防止することができる。
【0101】
・ 第1実施形態において、各連通部19及び各配線貫通部20のうち少なくともいずれか一方の両側面から内方へ互いに対向するように延びる抜け止め部材40を形成し、抜け止め部材40の先端部間に隙間を構成してもよい。このように構成した場合、ケーブル18の配線貫通部20からの抜け出しを防止することができる。
【0102】
さらに、前記実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
(1)前記配線貫通部の外方位置に、配線貫通部に沿ってほぼ円弧状に形成され、ボックス本体の開口側に開口するように、電線管を接続するための管接続部を突出形成した請求項1〜請求項5のいずれかに記載の配線用ボックス。
【0103】
このように構成した場合、ケーブルの外面を保護する電線管を管接続部の開口から嵌合することができる。また、その電線管内にケーブルを挿通することにより、ケーブルの外面を電線管により保護し、ケーブルが配線作業時に損傷を受けたり、切断されたりするのを防止することができる。
【0104】
また、ケーブルが予め挿通され、電線管から突出した状態の電線管を管接続部の開口部から嵌合し、ケーブルを連通部から通過させて配線貫通部に配線することができる。そのため、電線管を管接続部に容易に接続することができるとともに、ケーブルを配線用ボックス内に容易に挿入することができる
(2) 前記管接続部の内周面に沿って横方向へ延びる突条を形成した前記(1)に記載の配線用ボックス。
【0105】
このように構成した場合、外周面が蛇腹状に形成された電線管を管接続部に嵌合したとき、電線管の凹条に突条が係合して、電線管の上方への抜けを防止することができる。
【0106】
(3) 前記管接続部をボックス本体内方へ突出するように形成した前記(1)又は(2)に記載の配線用ボックス。
このように構成した場合、例えば、真壁内に配線用ボックスを配置するとき、こまい竹を切除する量を少なくすることができるとともに、配線用ボックス挿入用の孔を小さくして、配線用ボックスを孔に容易に挿入することができる。
【0107】
(4) 前記管接続部をボックス本体内方へ突出形成し、管接続部の先端付近のボックス本体の内周壁に、管接続部に接続された電線管の端部に当接する電線管ストッパーを形成した前記(1)〜(3)のいずれかに記載の配線用ボックス。
【0108】
このように構成した場合、管接続部に電線管を接続したとき、電線管の端部が電線管ストッパーに当接し、電線管がそれ以上ボックス本体内に入り込むのを防止することができる。
【0109】
(5) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載の配線用ボックスの開口が建築物の壁面の表側に臨むように、建築物を構築するための構造体に取り付け、開口側に臨み、かつその開口に連通する連通部からケーブルをボックス本体内の配線貫通部に配線する配線用ボックスの使用方法。
【0110】
このように構成した場合、配線用ボックスの底壁や周壁に開口と連通しない切り欠き部が形成されている場合と異なり、ケーブルを配線用ボックスの裏側や横側に移動させる必要がなく、ケーブルを配線用ボックス内に容易に挿入することができる。
【0111】
(6) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載の配線用ボックスの開口が建築物の壁面の表側に臨むように、建築物を構築するための構造体に取り付け、予めケーブルに配線器具を接続した状態で、開口側に臨み、かつその開口に連通する連通部からケーブルを配線貫通部に配線するとともに、開口から配線器具をボックス本体内に収容する配線用ボックスの使用方法。
【0112】
このように構成した場合、配線用ボックスの底壁や周壁に開口に連通しない切り欠き部が形成されている場合と異なり、ケーブルを配線用ボックス内に挿入し、一度開口からケーブルを所定長さ引き出した後、そのケーブルに配線器具を接続する作業を省略してケーブルの配線、配線器具の接続及び配線器具の収容作業を短時間で行うことができる。
【0113】
(7) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載の配線用ボックスの開口が建築物の壁面の表側に臨むように、建築物を構築するための構造体に取り付け、ケーブルの先端部を所定長さ巻回してケーブルに余長部を設けた状態で、開口側に臨み、かつその開口に連通する連通部からケーブルを配線貫通部に配線するとともに、開口から余長部をボックス本体内に収容する配線用ボックスの使用方法。
【0114】
このように構成した場合、配線用ボックスの底壁や周壁に開口と連通しない切り欠き部が形成されている場合のように、ケーブルの配線用ボックス内への挿入作業、開口からのケーブルを引き出し作業、そのケーブルに余長部を設ける作業を省略して余長部を有するケーブルの配線作業を短時間で行うことができる。
【0115】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の配線用ボックスによれば、ケーブルさらにはケーブルに接続された配線器具の挿入を容易に行うことができるとともに、その作業時間の短縮を図ることができる。また、ケーブルが配線貫通部からボックス本体外へ抜け出るのを防止することができる。
【0116】
請求項2に記載の発明の配線用ボックスによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、連通部の幅を配線貫通部の幅より狭く形成し、例えば、連通部の幅をケーブルの外径よりわずかに広く設定することにより、配線貫通部に配線されたケーブルが連通部を通過して配線用ボックスから簡単に抜け出るのを防止することができる。
【0117】
請求項3に記載の発明の配線用ボックスによれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、平形ケーブルを配線貫通部に配線したとき、平形ケーブルが配線貫通部から連通部を通過して簡単に抜け出るのを確実に防止することができる。
【0118】
請求項4に記載の発明の配線用ボックスによれば、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、配線用ボックス内にケーブルを容易に配線することができるとともに、配線用ボックス内を貫通させて他の配線用ボックスにケーブルを配線することができる。
【0119】
請求項5に記載の発明の配線用ボックスによれば、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加え、電線管内にケーブルが挿通又は挿通固定され、ケーブルが電線管から突出した状態のケーブル入り電線管を電線管挿入孔に上方から挿入したとき、ケーブルは連通部を通過して配線用ボックス内に配線される。そのため、ケーブル入り電線管を配線用ボックスに容易に挿入配線することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1参考形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図2】配線用ボックスを柱に取り付けた状態を示す正面図。
【図3】配線用ボックス内にケーブルを配線した状態を示す斜視図。
【図4】配線用ボックスに電線管とケーブルを接続した状態を示す正面図。
【図5】電線コネクタを接続したケーブルを配線した状態を示す斜視図。
【図6】第2参考形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図7】第2参考形態の配線用ボックスの使用状態を示す正面図。
【図8】第3参考形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図9】配線用ボックス内にケーブルを配線した状態を示す斜視図。
【図10】第1実施形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図11】(a)は第1実施形態の配線用ボックスを示す部分正面図、(b)は抜け止め部材を弾性変形させた状態を示す部分正面図、(c)は第1実施形態の配線用ボックスにケーブルを配線した状態を示す平面図。
【図12】第2参考形態の配線用ボックスの別例を示す斜視図。
【図13】変形防止部材又は抜け止め部材の別例を示す平面図。
【図14】変形防止部材又は抜け止め部材の別例を示す平面図。
【図15】抜け止め部材の別例を示す平面図。
【図16】(a)は連通部間に変形防止部材を架設した状態を示す平面図、(b)は配線貫通部の別例を示す平面図、(c)は配線貫通部の別例を示す平面図。
【図17】複数の配線用ボックスにケーブルを配線した状態を示す正面図。
【図18】従来の配線用ボックスの使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11…配線用ボックス、12…ボックス本体、16…周壁、18…ケーブル、19…連通部、20…配線貫通部(電線管挿入孔)、24…電線管、27…閉鎖部のうちの変形防止部材(ノック部)、40…閉鎖部としての抜け止め部材。
Claims (5)
- 前面に開口を有する有底箱状に形成されたボックス本体の側壁に、同側壁にケーブルを貫通させるための配線貫通部と、前記ボックス本体の開口側から前記配線貫通部内へのケーブルの貫通配線を可能とするように、前記ボックス本体の開口側に臨むとともに、前記配線貫通部に連通する連通部とを備えた配線用ボックスにおいて、
前記連通部には、前記側壁と同じ面内に位置する平板状に形成され、且つ、基端部が前記連通部の対向する一対の内側面のうち少なくとも一方の内側面において前記連通部の延びる方向に沿って片持ち支持された閉鎖部が設けられ、
前記閉鎖部は、前記基端部側を中心に前記ボックス本体の内方又は外方へ弾性変形可能に形成されて前記ボックス本体の開口側から前記配線貫通部内へのケーブルの通過を可能とされているとともに、前記連通部の延びる方向には弾性変形不能に形成されて前記配線貫通部内へ貫通配線されたケーブルの前記配線貫通部から前記ボックス本体の開口側への抜け出しを規制する抜け止め部材であることを特徴とする配線用ボックス。 - 前記連通部の幅は配線貫通部の幅より狭く形成されている請求項1に記載の配線用ボックス。
- 前記配線貫通部の幅は、扁平形状をなす平形ケーブルの長辺側の幅より広く形成され、前記連通部の幅は前記平形ケーブルの短辺側の幅より広く、かつ長辺側の幅より狭く形成されている請求項1又は請求項2に記載の配線用ボックス。
- 前記配線貫通部及び連通部はそれぞれ相対向する側壁に対向して形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配線用ボックス。
- 前記配線貫通部は電線管を挿入可能な電線管挿入孔として構成されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の配線用ボックス。
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